JP2000208948A - 機器筐体の構造 - Google Patents

機器筐体の構造

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JP2000208948A
JP2000208948A JP11003465A JP346599A JP2000208948A JP 2000208948 A JP2000208948 A JP 2000208948A JP 11003465 A JP11003465 A JP 11003465A JP 346599 A JP346599 A JP 346599A JP 2000208948 A JP2000208948 A JP 2000208948A
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housing
pressure
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outside
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Masanori Koseki
正典 古関
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NEC Fukushima Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器筐体としての機能を高めるとともに、コ
ストの低廉化を図る。 【解決手段】 筐体内外に開口する貫通孔7を有する機
器筐体2と、この機器筐体2に装着され筐体内外の圧力
差によって内容積が可変する圧力調整部材3とを備え、
この圧力調整部材3に貫通孔7に連通する第一開口部3
aおよびこの第一開口部3aに対応する第二開口部3b
を設け、これら両開口部3a,3bのうち開口部3bを
通気抵抗が高い多孔質膜からなるフィルタ8で閉塞した
構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば屋外に設置
される通信機に使用して好適な機器筐体の構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、通信機等の電子機器において
は、使用時に発熱する複数の電子部品が機器筐体によっ
て保護されている。従来、この種の機器筐体は、一方に
開口する箱体と、この箱体の開口部を閉塞する蓋体と、
この蓋体と箱体との間に介在するパッキンとを備えたも
のが採用されている。
【0003】このような機器筐体においては、筐体内外
の圧力差の発生を抑制する目的から、筐体内外に開口す
る通気孔を有している。これは、電子機器の使用時に電
子部品の発熱によって機器筐体内の温度が上昇するが、
通気孔の無い構造である場合に機器筐体内の温度上昇に
伴う空気の膨張によって急激な気圧変化が生じると、筐
体内外の圧力差によって機器筐体の溶接部分あるいはパ
ッキン面圧の低い部分におけるピンホールから水等が機
器筐体内に浸入してしまうことから、機器筐体に通気孔
を設けることにより機器筐体の内外間に圧力差が生じな
い構造とし、機器筐体内への水等の浸入を阻止して電子
部品等に悪影響を及ぼさないようにする必要があるから
である。
【0004】また、この種機器筐体の構造においては、
パッキンの面圧を高めるとともに、機器筐体の溶接後に
発生するピンホールをシール部材によって封止すること
により、機器筐体を通気孔の無い気密構造とし、急激な
気圧変化による機器筐体内への水等の浸入を阻止するも
のも提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者(通気孔
が有る構造)にあっては、通気孔から機器筐体内に雨水
および塵埃等が風の吹き付け方向によって入り込んでし
まい、通気孔の無い構造と同様に機器筐体内の電子部品
に悪影響を及ぼし、機器筐体としての機能が低下すると
いう問題があった。
【0006】一方、後者(通気孔が無い構造)にあって
は、パッキンの面圧を高める場合には機器筐体を剛性の
高い形状にする必要があり、また機器筐体の溶接後に発
生するピンホールをシール部材によって封止する場合に
はピンホールを見つけ出して行う必要があった。この結
果、機器筐体の形状が複雑になるばかりか、製造が煩雑
になり、コストが嵩むという問題があった。
【0007】なお、特開平4−61316号公報および
特開平7−123883号公報に先行技術が開示されて
いるが、これらはそれぞれレンズ空間とフロートにおけ
る内外の圧力差に応じて変形する伸縮部材を有するもの
であるため、前述した課題を解決することはできない。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、コストの低廉化を図ることができるとともに、
機器筐体としての機能を高めることができる機器筐体の
構造の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の機器筐体の構造は、筐体内
外に開口する貫通孔を有する機器筐体と、この機器筐体
に装着され筐体内外の圧力差によって内容積が可変する
圧力調整部材とを備え、この圧力調整部材に貫通孔に連
通する第一開口部およびこの第一開口部に対応する第二
開口部を設け、これら両開口部のうちいずれか一方の開
口部を通気抵抗が高い多孔質膜からなるフィルタで閉塞
した構成としてある。したがって、通常時においてはフ
ィルタによって機器筐体の通気性が確保されるととも
に、機器筐体内への雨水や塵埃等の入り込みが阻止され
る。また、機器筐体の内外間に急激な圧力差が発生する
と、この圧力差が圧力調整部材によって吸収される。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の機
器筐体の構造において、圧力調整部材が機器筐体内に配
置されている構成としてある。したがって、機器筐体の
内外間に圧力差が発生すると、圧力調整部材の内容積が
機器筐体内において可変する。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の機器筐体の構造において、圧力調整部材が複数の
圧力調整部材からなる構成としてある。したがって、通
常時においては各フィルタによって機器筐体の通気性が
確保されるとともに、機器筐体内への雨水や塵埃等の入
り込みが阻止される。また、機器筐体の内外間に急激な
圧力差が発生すると、この圧力差が各圧力調整部材によ
って吸収される。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1,2また
は3記載の機器筐体の構造において、圧力調整部材がベ
ローによって形成されている構成としてある。したがっ
て、機器筐体の内外間に急激な圧力差が発生すると、こ
の圧力差がベローの伸縮によって吸収される。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1,2また
は3記載の機器筐体の構造において、圧力調整部材がシ
リンダおよびピストンによって形成されている構成とし
てある。したがって、機器筐体の内外間に急激な圧力差
が発生すると、この圧力差がシリンダ内におけるピスト
ンの進退によって吸収される。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項1,2また
は3記載の機器筐体の構造において、圧力調整部材が袋
状部材によって形成されている構成としてある。したが
って、機器筐体の内外間に急激な圧力差が発生すると、
この圧力差が袋状部材の膨張・収縮によって吸収され
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
図面を参照して説明する。図1は本発明の第一実施形態
に係る機器筐体の構造の要部を示す断面図、図2(a)
および(b)は同じく本発明の第一実施形態に係る機器
筐体の構造の全体を示す斜視図である。これら図におい
て、符号1で示す通信機器筐体の構造は、機器筐体2お
よび圧力調整部材3を備えている。
【0016】機器筐体2は、箱体4と、蓋体5およびパ
ッキン6とを有し、内部に通信機部品(図示せず)が収
納されており、全体が金属材料によって形成されてい
る。箱体4は、それぞれが互いに対向する二対の側面板
4a,4bおよびこれら各対の側面板4a,4bに連接
する底面板4cからなり、全体が一方に開口する有底角
形箱によって形成されている。各対の側面板4a,4b
のうち一方の側面板4bには、機器筐体2の内外に開口
する貫通孔7が設けられている。
【0017】蓋体5は、箱体4と同様に、それぞれが互
いに対向する二対の側面板5a,5bおよびこれら各側
面板5a,5bに連接する上面板5cからなり、全体が
一方に開口する有頭角形箱によって形成されている。
【0018】なお、蓋体5の各側面板5a,5bと箱体
4の各側面板4a,4bとは、長手方向寸法を同一の寸
法とするとともに、短手方向寸法を異なる寸法とする矩
形板によって形成されている。また、蓋体5の上面板5
cと箱体4の底面板4cとは、長短両手方向寸法を同一
の寸法とする矩形板によって形成されている。
【0019】そして、箱体4は側面板4a,4bおよび
底面板4cを、また蓋体5は側面板5a,5bおよび底
面板5cを溶接等によって組み付けることにより製造さ
れる。パッキン6は、箱体4の開口端面と蓋体5の開口
端面との間に介装されており、全体がゴム等によって形
成されている。
【0020】圧力調整部材3は、貫通孔7に連通する第
一開口部3aおよびこの第一開口部3aに対向する第二
開口部3bを有し、全体が空気および水を遮断する例え
ばプラスチック材料によって形成されている。そして、
圧力調整部材3は、比較的微小な圧力によって各開口部
3a,3bの接近・離間方向(軸線方向)に伸縮するベ
ローからなり、箱体4内に収納されている。第一開口部
3aの周縁部は貫通孔7の開口周縁に密封して装着され
ており、第二開口部3bはフィルタ8で閉塞されてい
る。これにより、機器筐体2の内外間に急激な圧力差P
が発生すると、圧力調整部材3が機器筐体2内で軸線方
向に伸縮し、圧力差Pが吸収される。
【0021】フィルタ8は、通気抵抗が高い例えば「ゴ
アテックス(商品名)」あるいは「ミクロテックス(商
品名)」等の四弗化エチレン系樹脂からなる多孔質膜に
よって形成されている。これにより、通常時においては
機器筐体2内外の通気性が確保されるとともに、機器筐
体2内への雨水や塵埃等の入り込みが阻止される。
【0022】このような機器筐体の構造においては、通
信機器の使用時に電子部品の発熱によって機器筐体2内
の温度が上昇し、機器筐体2内の温度上昇に伴う空気の
膨張によって急激な気圧変化が生じても、すなわち機器
筐体2内の圧力が機器筐体2外の圧力より大きくなる
と、圧力調整部材3が機器筐体2内で図3(b)に示す
状態から同図(a)に示すように収縮して機器筐体2内
外の圧力差が吸収される。
【0023】一方、機器筐体2内の圧力が機器筐体2外
の圧力より小さくなると、圧力調整部材3が機器筐体2
内で図3(a)に示す状態から同図(b)に示すように
伸張して機器筐体2内外の圧力差が吸収される。なお、
圧力調整部材3による圧力調整範囲は、機器筐体2の内
容積に対する圧力調整部材3の最大内容積の割合で決定
される。
【0024】したがって、本実施形態においては、従来
のようにパッキンの面圧を高めるために機器筐体2を剛
性の高い形状にしたり、あるいはピンホールをシール部
材によって封止するためにピンホールを見つけ出したり
する必要がないから、機器筐体2の形状および製造を簡
素化することができる。
【0025】また、通常時にはフィルタ8を介して機器
筐体2内外の空気が出入りし、機器筐体2内外における
圧力差の発生が抑制される。この場合、フィルタ8によ
って機器筐体2内に対する機器筐体2外からの雨水およ
び塵埃の入り込みが阻止される。したがって、本実施形
態においては、従来のように雨水および塵埃等によって
機器筐体2内の電子部品に悪影響を及ぼすことがない。
【0026】次に、本発明の第二実施形態につき、図4
を用いて説明する。図4は本発明の第二実施形態に係る
機器筐体の構造の要部を示す断面図で、同図において図
1〜図3と同一の部材については同一の符号を付し、詳
細な説明は省略する。同図において、符号41で示す通
信機器筐体の構造は、機器筐体2および圧力調整部材4
2を備えている。
【0027】圧力調整部材42は、貫通孔7に連通する
第一開口部43aおよびこの第一開口部43aに対向す
る第二開口部43bを有するシリンダ43と、このシリ
ンダ43内を比較的微小な圧力によって進退するピスト
ン44とからなり、箱体4内に収納されている。これに
より、機器筐体2の内外間に急激な圧力差Pが発生する
と、シリンダ43内のピストン44が軸線方向に進退
し、圧力差Pが吸収される。
【0028】シリンダ43は、第一開口部43aの開口
端面を貫通孔7の開口周縁に密封して装着されており、
全体が空気および水を遮断するプラスチック材料からな
る円筒体によって形成されている。ピストン44は、シ
リンダ43の内周面を摺接可能な円環状体44aおよび
この円環状体44aの開口部44a1を閉塞するフィル
タ44bによって形成されている。
【0029】フィルタ44bは、通気抵抗が高い例えば
「ゴアテックス(商品名)」あるいは「ミクロテックス
(商品名)」等の四弗化エチレン系樹脂からなる多孔質
膜によって形成されている。これにより、通常時におい
ては機器筐体2内外の通気性が確保されるとともに、機
器筐体2内への雨水や塵埃等の入り込みが阻止される。
なお、ピストン44を初期位置すなわちシリンダ43内
の軸線方向中央位置に配置するために、引張用コイルス
プリングあるいは圧縮用コイルスプリング(ともに図示
せず)によってピストン44が弾性保持されている。
【0030】このような機器筐体の構造においては、通
信機器の使用時に電子部品の発熱によって機器筐体2内
の温度が上昇し、機器筐体2内の温度上昇に伴う空気の
膨張によって急激な気圧変化が生じても、すなわち機器
筐体2内の圧力が機器筐体2外の圧力より大きくなる
と、ピストン44がシリンダ43内の初期位置から図4
に二点鎖線で示すように移動して機器筐体2内外の圧力
差Pが吸収される。
【0031】一方、機器筐体2内の圧力が機器筐体2外
の圧力より小さくなると、ピストン44がシリンダ43
内の初期位置から図4に実線で示すように移動して機器
筐体2内外の圧力差Pが吸収される。なお、圧力調整部
材3による圧力調整範囲は、機器筐体2の内容積に対す
るシリンダ43の最大内容積の割合で決定される。
【0032】したがって、本実施形態においては、第一
実施形態と同様に、パッキンの面圧を高めるために機器
筐体2を剛性の高い形状にしたり、あるいはピンホール
をシール部材によって封止するためにピンホールを見つ
け出したりする必要がないから、機器筐体2の形状およ
び製造を簡素化することができる。
【0033】また、通常時にはフィルタ44bを介して
機器筐体2内外の空気が出入りし、機器筐体2内外にお
ける圧力差の発生が抑制される。この場合、フィルタ4
4bによって機器筐体2内に対する機器筐体2外からの
雨水および塵埃の入り込みが阻止される。したがって、
本実施形態においては、第一実施形態と同様に、従来の
ように雨水および塵埃等によって機器筐体2内の電子部
品に悪影響を及ぼすことがない。
【0034】次に、本発明の第三実施形態につき、図5
を用いて説明する。図5は本発明の第三実施形態に係る
機器筐体の構造を示す断面図で、同図において図1〜図
3と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説
明は省略する。同図において、符号51で示す通信機器
筐体の構造は、機器筐体2および圧力調整部材52を備
えている。
【0035】圧力調整部材52は、貫通孔7に連通する
第一開口部52aおよびこの第一開口部52aに対向す
る第二開口部52bを有し、全体が空気および水を遮断
するゴム等によって形成されている。そして、圧力調整
部材52は、比較的微小な圧力によって膨張・収縮する
袋状部材からなり、箱体4内に収納されている。第一開
口部52aの周縁部は貫通孔7の開口周縁に密封して装
着されており、第二開口部52bはフィルタ53で閉塞
されている。これにより、機器筐体2の内外間に急激な
圧力差Pが発生すると、圧力調整部材52が機器筐体2
内で膨張・収縮し、圧力差Pが吸収される。
【0036】フィルタ53は、通気抵抗が高い例えば
「ゴアテックス(商品名)」あるいは「ミクロテックス
(商品名)」等の四弗化エチレン系樹脂からなる多孔質
膜によって形成されている。これにより、通常時におい
ては機器筐体2内外の通気性が確保されるとともに、機
器筐体2内への雨水や塵埃等の入り込みが阻止される。
【0037】このような機器筐体の構造においては、通
信機器の使用時に電子部品の発熱によって機器筐体2内
の温度が上昇し、機器筐体2内の温度上昇に伴う空気の
膨張によって急激な気圧変化が生じても、すなわち機器
筐体2内の圧力が機器筐体2外の圧力より大きくなる
と、圧力調整部材52が機器筐体2内で図5に実線で示
す状態から同図に二点鎖線で示すように収縮して機器筐
体2内外の圧力差Pが吸収される。
【0038】一方、機器筐体2内の圧力が機器筐体2外
の圧力より小さくなると、圧力調整部材52が機器筐体
2内で図5に二点鎖線で示す状態から同図に実線で示す
ように膨張して機器筐体2内外の圧力差Pが吸収され
る。なお、圧力調整部材3による圧力調整範囲は、機器
筐体2の内容積に対する圧力調整部材52の最大内容積
の割合で決定される。
【0039】したがって、本実施形態において、パッキ
ンの面圧を高めるために機器筐体2を剛性の高い形状に
したり、あるいはピンホールをシール部材によって封止
するためにピンホールを見つけ出したりする必要がない
から、機器筐体2の形状および製造を簡素化できること
は、第一実施形態と同様である。
【0040】また、通常時にはフィルタ53を介して機
器筐体2内外の空気が出入りし、機器筐体2内外におけ
る圧力差の発生が抑制される。この場合、フィルタ53
によって機器筐体2内に対する機器筐体2外からの雨水
および塵埃の入り込みが阻止される。したがって、本実
施形態において、従来のように雨水および塵埃等によっ
て機器筐体2内の電子部品に悪影響を及ぼさないこと
は、第一実施形態と同様である。
【0041】なお、各実施形態においては、圧力調整部
材を機器筐体内に配設する場合について説明したが、本
発明はこれに限定されず、機器筐体外に配設しても各実
施形態と同様の効果を奏する。
【0042】また、各実施形態においては、圧力調整部
材が単数である場合について説明したが、本発明はこれ
に限定されず、第四実施形態として図6に示すように複
数の圧力調整部材61を用いてもよい。
【0043】この他、各実施形態においては、通信機器
に適用する場合について説明したが、本発明はこれに限
定されず、他の電子機器にも各実施形態と同様に適用可
能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、圧
力調整部材に機器筐体の貫通孔に連通する第一開口部お
よびこの第一開口部に対応する第二開口部を設け、これ
ら両開口部のうちいずれか一方の開口部を通気抵抗が高
い多孔質膜からなるフィルタで閉塞したので、通常時に
おいてはフィルタによって機器筐体内外の通気性が確保
されるとともに、機器筐体内への雨水や塵埃等の入り込
みが阻止される。したがって、従来のように雨水および
塵埃等によって機器筐体内の電子部品に悪影響を及ぼす
ことがないから、機器筐体としての機能を高めることが
できる。
【0045】また、機器筐体の内外間に急激な圧力差が
発生すると、この圧力差が圧力調整部材によって吸収さ
れるから、従来のようにパッキンの面圧を高めるために
機器筐体を剛性の高い形状にしたり、あるいはピンホー
ルをシール部材によって封止するためにピンホールを見
つけ出したりすることを必要とせず、機器筐体の形状お
よび製造を簡素化することができ、コストの低廉化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る機器筐体の構造の
要部を示す断面図である。
【図2】(a)および(b)は本発明の第一実施形態に
係る機器筐体の構造の全体を示す斜視図である。
【図3】(a)および(b)は本発明の第一実施形態に
係る機器筐体の構造の圧力調整部材の動作状態を説明す
るために示す斜視図である。
【図4】本発明の第二実施形態に係る機器筐体の構造の
要部を示す断面図である。
【図5】本発明の第三実施形態に係る機器筐体の構造の
要部を示す断面図である。
【図6】本発明の第四実施形態に係る機器筐体の構造の
要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 機器筐体の構造 2 機器筐体 3 圧力調整部材 3a 第一開口部 3b 第二開口部 4 箱体 5 蓋体 6 パッキン 7 貫通孔 8 フィルタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内外に開口する貫通孔を有する機器
    筐体と、 この機器筐体に装着され、筐体内外の圧力差によって内
    容積が可変する圧力調整部材とを備え、 この圧力調整部材に前記貫通孔に連通する第一開口部お
    よびこの第一開口部に対応する第二開口部を設け、 これら両開口部のうちいずれか一方の開口部を通気抵抗
    が高い多孔質膜からなるフィルタで閉塞したことを特徴
    とする機器筐体の構造。
  2. 【請求項2】 前記圧力調整部材が前記機器筐体内に配
    置されていることを特徴とする請求項1記載の機器筐体
    の構造。
  3. 【請求項3】 前記圧力調整部材が複数の圧力調整部材
    からなることを特徴とする請求項1または2記載の機器
    筐体の構造。
  4. 【請求項4】 前記圧力調整部材がベローによって形成
    されていることを特徴とする請求項1,2または3記載
    の機器筐体の構造。
  5. 【請求項5】 前記圧力調整部材がシリンダおよびピス
    トンによって形成されていることを特徴とする1,2ま
    たは3記載の機器筐体の構造。
  6. 【請求項6】 前記圧力調整部材が袋状部材によって形
    成されていることを特徴とする請求項1,2または3記
    載の機器筐体の構造。
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