JP2001049242A - 摩擦材組成物及び摩擦材組成物を用いた摩擦材 - Google Patents

摩擦材組成物及び摩擦材組成物を用いた摩擦材

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JP2001049242A JP11224944A JP22494499A JP2001049242A JP 2001049242 A JP2001049242 A JP 2001049242A JP 11224944 A JP11224944 A JP 11224944A JP 22494499 A JP22494499 A JP 22494499A JP 2001049242 A JP2001049242 A JP 2001049242A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶対湿度が高いとき並びに夜間一晩駐車した
ときのグー音の発生及び音圧を低減することが可能な摩
擦材に適した摩擦材組成物及び摩擦材組成物を用いた摩
擦材を提供する。 【解決手段】 繊維状物質、結合剤、有機質摩擦調整剤
及び無機質摩擦調整剤を含む摩擦材組成物において、有
機質摩擦調整剤の一部として用いられるカシューダスト
が、架橋材を使用せずに硬化させたものであり、かつカ
シューダストの表面にカシューダストに対してシリコン
ゴムを0.5〜20.0重量%被覆してなる摩擦材組成
物並びに上記の摩擦材組成物を加熱加圧成形後、熱処理
してなる摩擦材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、特に乗用
車、各種産業機械等の制動に用いられるディスクブレー
キパッド、ブレーキライニング等の摩擦材に適した摩擦
材組成物及び摩擦材組成物を用いた摩擦材に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用車、各種産業機械等には、その制動
のためディスクブレーキパッド、ブレーキライニング等
の摩擦材が使用されている。従来の摩擦材、例えばディ
スクブレーキパッドは、特開昭49−21544号公
報、特開平2−132175号公報等に示されるように
補強繊維として、スチール繊維、黄銅繊維、銅繊維等の
金属繊維、アクリル繊維、アラミド繊維、フェノール繊
維等の有機繊維、ロックウール、チタン酸カリウム繊
維、アルミナシリカ繊維、カーボン繊維等の無機繊維を
基材とし、これに結合剤としてフェノール樹脂、メラミ
ン樹脂等の熱硬化性樹脂、摩擦調整剤として、ゴムダス
ト、カシューダスト等の有機質摩擦調整剤、硫酸バリウ
ム、黒鉛、三硫化アンチモン、マイカ、ジルコニア、シ
リカ、アルミナ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等
の無機質摩擦調整剤、鉄、銅、黄銅等の金属粉などを含
む混合物を加熱加圧成形したものが一般的に知られてい
る。
【0003】しかしながら、従来のディスクブレーキパ
ッドは、例えば乗用車の場合、ブレーキペダルを踏んで
ディスクブレーキが制動したときの止まり際又はそれか
ら発進するためブレーキペダルの踏力を弱めたとき、即
ち揺り戻し時などにグー音と称する200〜300Hz
付近の異音が発生し、グー音の音圧が高い場合ユーザー
にとっては、故障の前兆とみなすことがある。このグー
音は、ディスクブレーキパッドと相手材のディスクロー
ター間のスティックスリップを起振源とし、サスペンシ
ョン部品を共振系として発生し、特に絶対湿度が高いと
き及び夜間一晩駐車した場合に大きくなる。
【0004】この主原因は、絶対湿度の高いとき及び夜
間一晩駐車したときに、ディスクロータ表面に生成され
るトランスファーフィルムに水分が吸着し、この水分が
原因でディスクロータとトランスファーフィルム間に錆
を発生させ、再運転する際運転初期時にトランスファー
フィルムが剥離することで静動μ低下比が大きくなって
グー音の音圧を大きくしていると考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】請求項1記載の発明
は、絶対湿度が高いとき並びに夜間一晩駐車したときの
グー音の発生及び音圧を低減することが可能な摩擦材に
適した摩擦材組成物を提供するものである。請求項2記
載の発明は、請求項1記載の発明に加えて、フェード性
能を向上する摩擦材に適した摩擦材組成物を提供するも
のである。請求項3記載の発明は、絶対湿度が高いとき
並びに夜間一晩駐車したときのグー音の発生及び音圧を
低減することが可能な摩擦材を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、繊維状物質、
結合剤、有機質摩擦調整剤及び無機質摩擦調整剤を含む
摩擦材組成物において、有機質摩擦調整剤の一部として
用いられるカシューダストが、架橋材を使用せずに硬化
させたものであり、かつカシューダストの表面にカシュ
ーダストに対してシリコンゴムを0.5〜20.0重量
%被覆してなる摩擦材組成物に関する。また、本発明
は、無機質摩擦調整剤の一部にゼオライトを用いてなる
前記の摩擦材組成物に関する。さらに、本発明は、上記
の摩擦材組成物を加熱加圧成形後、熱処理してなる摩擦
材に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において用いられるカシュ
ーダストは、架橋材を使用せずに硬化させたものである
ことが必要とされ、架橋材を使用して硬化させると架橋
材を使用せずに硬化させたカシューダストに対して、軟
化開始温度が高くなるためトランスファフィルムが形成
し難くくなると共に架橋密度が大きいため、ディスクロ
ータ表面のトランスファフィルムが硬質になり、ディス
クブレーキパッドとディスクロータ表面の凝着力が向上
するため静摩擦係数が高くなり、またディスクブレーキ
とディスクロータの接触面積が小さくなるため動摩擦係
数が低下する。これによって静動μ低下比が大きくな
り、グー音の音圧が大きくなるという欠点が生じる。
【0008】また、本発明におけるカシューダストは、
その表面にシリコンゴムが被覆されていることを必要と
するが、このシリコンゴムの被覆量は、カシューダスト
に対して0.5〜20重量%、好ましくは1.0〜15
重量%、さらに好ましくは2.0〜10重量%の範囲と
され、0.5重量%未満であるとディスクロータとトラ
ンスファフィルム間に錆が発生し、グー音の音圧低下が
なく、一方、20重量%を越えるとディスクブレーキパ
ッドにクラックが発生する。
【0009】カシューダストの含有量については特に制
限はないが、例えば全組成物中に1〜12重量%とする
ことが好ましく、2〜10重量%とすることがより好ま
しく、3〜8重量%とするこがさらに好ましい。1重量
%未満であるとスキールノイズが発生する傾向があり、
12重量%を越えるとフェード性能が悪化する傾向があ
る。
【0010】カシューダストの平均粒径は、100〜7
00μmが好ましく、150〜500μmがより好まし
く、200〜400μmがさらに好ましい。平均粒径が
100μm未満であるとスキールノイズが発生する傾向
があり、700μmを越えるとクラックが発生する傾向
がある。
【0011】本発明において、無機摩擦調整剤の一部に
ゼオライトを用い、該ゼオライトを全組成物中に0.1
〜10重量%、好ましくは0.5〜8重量%、さらに好
ましくは1.0〜6重量%含有すれば、クラック発生の
防止、フェード性能の向上の点で好ましい。
【0012】ゼオライトの平均粒径は、30μm以下が
好ましく、20μm以下がより好ましく、10〜0.1
μmの範囲のものを用いることがさらに好ましい。平均
粒径が30μmを越えるとスキールノイズが発生する傾
向がある。ゼオライト吸着性能を支配する細孔径の大き
さは、3.5〜10Åの範囲が好ましく、3.5Å未満
であるとカシューダストの分解物の吸着量が少なくなる
ためフェード性能の向上が小さくなる傾向があり、一
方、10Åを越えるとゼオライトが高価になるため、得
られる摩擦材がコスト高になる。
【0013】本発明における摩擦材の材質は、セミメタ
リック系、ノンスチール系のいずれにも適用でき特に制
限はない。摩擦部材の材料は、上記の材料の他に一般に
公知の材料が用いられ、例えばスチール繊維、黄銅繊
維、銅繊維、アラミド繊維、アクリル繊維、フェノール
繊維、セラミック繊維、ロックウール、チタン酸カリウ
ム繊維、カーボン繊維等の繊維状物質、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、カシュー樹脂等の熱
硬化性樹脂やNBR、SBR、IR等のゴム組成物を含
む結合剤、ゴムダストなどの有機質摩擦調整剤、硫酸バ
リウム、黒鉛、三硫化アンチモン、マイカ、ジルコニ
ア、シリカ、アルミナ炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム等の無機質摩擦調整剤等が用いられ、さらに必要に応
じて黄銅、真鍮、銅等の金属粉が添加される。
【0014】上記における繊維状物質の含有量は全組成
物中に30〜60重量%とすることが好ましく、40〜
50重量%とすることがより好ましい。結合剤の含有量
は全組成物中に3〜20重量%とすることが好ましく、
5〜12重量%とすることがより好ましい。カシューダ
ストを含む有機質摩擦調整剤の含有量は全組成物中に1
〜15重量%とすることが好ましく、2〜12重量%と
することがより好ましい。また無機質摩擦調整剤の含有
量は全組成物中に20〜50重量%とすることが好まし
く、25〜45重量%とすることがより好ましい。な
お、必要に応じて添加する金属粉の含有量は、全組成物
中に1〜20重量%含有することが好ましく、3〜15
重量%含有することがさらに好ましい。これらの成分
は、全組成物が100重量%となるように配合される。
【0015】本発明になる摩擦材は、特定のカシューダ
ストを含む有機質摩擦調整剤、無機質摩擦調整剤、繊維
状物質、結合剤、必要に応じて金属粉を含む材料を均一
に混合してから予備成形し、次いで金型内に裏金及び予
備成形体を挿設した後、加熱加圧法で一体成形し、熱処
理を行い、必要に応じて表面の有機成分を除去するため
スコーチ処理を行うことにより得られる。
【0016】なお成形する際の加熱温度は130〜17
0℃が好ましく、140〜160℃がより好ましい。圧
力は30〜60MPaが好ましく、40〜50MPaがより好
ましい。熱処理温度は100〜350℃が好ましく15
0〜300℃がより好ましい。必要に応じて行うスコー
チ処理は、摩擦部材に熱板を押し当てる方法、ガスの炎
などの直火で加熱する方法、遠赤外線などの輻射熱で加
熱する方法等があり特に制限はない。また、スコーチ処
理の条件は、その材質に合った条件を選定して処理すれ
ばよい。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。 実施例1 架橋材を使用せずに硬化させたカシューダストに対して
5.0重量%のシリコンゴムを表面に被覆したカシュー
ダスト6重量%及びゼオライト4重量%を含む表1に示
す成分を秤量し、混合機で3000r/minの回転速度で
4分間混合し、摩擦材組成物Aを得た。
【0018】実施例2 架橋材を使用せずに硬化させたカシューダストに対して
0.5重量%のシリコンゴムを表面に被覆したカシュー
ダスト6重量%及びゼオライト4重量%を含む表1に示
す成分を秤量し、混合機で3000r/minの回転速度で
4分間混合し摩擦材組成物Bを得た。
【0019】実施例3 架橋材を使用せずに硬化させたカシューダストに対して
20.0重量%のシリコンゴムを表面に被覆したカシュ
ーダスト6重量%及びゼオライト4重量%を含む表1に
示す成分を秤量し、混合機で3000r/minの回転速度
で4分間混合し摩擦材組成物Cを得た。
【0020】比較例1 架橋材を使用せずに硬化させたカシューダストに対して
0.1重量%のシリコンゴムを表面に被覆したカシュー
ダスト6重量%及びゼオライト4重量%を含む表1に示
す成分を秤量し、混合機で3000r/minの回転速度で
4分間混合し摩擦材組成物Dを得た。
【0021】比較例2 架橋材を使用せずに硬化させたカシューダストに対して
22.0重量%のシリコンゴムを表面に被覆したカシュ
ーダスト6重量%及びゼオライト4重量%を含む表1に
示す成分を秤量し、混合機で3000r/minの回転速度
で4分間混合し摩擦材組成物Eを得た。
【0022】比較例3 表面にシリコンゴムを被覆することなく、架橋材を使用
せずに硬化させたカシューダスト6重量%及びゼオライ
ト4重量%を含む表1に示す成分を秤量し、混合機で3
000r/minの回転速度で4分間混合し摩擦材組成物F
を得た。
【0023】比較例4 ホルムアルデヒドを架橋材として用いて硬化させたカシ
ューダストに対して5.0重量%のシリコンゴムを被覆
したカシューダスト6重量%及びゼオライト4重量%を
含む表1に示す成分を秤量し、混合機で3000r/min
の回転速度で4分間混合し摩擦材組成物Gを得た。
【0024】比較例5 ホルムアルデヒドを架橋材として用いて硬化させたカシ
ューダスト(シリコンゴムの被覆無し)6重量%及びゼ
オライト4重量%を含む表1に示す成分を秤量し、混合
機で3000r/minの回転速度で4分間混合し摩擦材組
成物Hを得た。
【0025】参考例 ゼオライトを含まず、架橋材を使用せずに硬化させたカ
シューダストに対して5.0重量%のシリコンゴムを表
面に被覆したカシューダスト6重量%を含む表1に示す
成分を秤量し、混合機で3000r/minの回転速度で4
分間混合し摩擦材組成物Iを得た。
【0026】次に実施例1〜3及び比較例1〜5並びに
参考例で得られた摩擦材組成物A、B、C、D、E、
F、G、H及びIを各々予備成形し、次いで金型内にデ
ィスクブレーキパッドの裏金及び予備成形体を挿設し、
その後150.0±2.5℃、圧力49MPaの条件で5
分間加熱加圧成形した。さらに200℃で5時間熱処理
を行い、冷却後研磨し、470±10℃で5分間の表面
スコーチ処理を行って端部から端部までの長さが127
mmのディスクブレーキパッドA、B、C、D、E、F、
G、H及びIを得た。
【0027】
【表1】
【0028】次に上記で得られたディスクブレーキパッ
ドA、B、C、D、E、F、G、H及びIについて比較
試験を行った。その試験結果を表2に示す。なおグー音
の評価方法については、車両重量:1600kg、ブレー
キ型式:コレットタイプ(シリンダ面積:28cm2)、
2000ccオートマチック車で、市街地走行(1000
km)を行い、下記の3条件のときのグー音の音圧を騒音
計を用いてそれぞれ測定し、その測定結果を表2に示
す。また外観(クラック発生の有無)及びフェード性能
について調べた結果も表2に示す。なおフェード性能
は、JASO C406に従って試験を行い評価した。
【0029】測定条件1:絶対湿度が2〜5g/m3の環境
条件下で、制動前温度130℃で50km/hの速度から
0.3Gで制動し、揺り戻し時のグー音を10回測定
し、その平均値を求めた。 測定条件2:絶対湿度が15〜18g/m3の環境条件下
で、制動前温度130℃で50km/hの速度から0.3G
で制動し、揺り戻し時のグー音を10回測定し、その平
均値を求めた。 測定条件3:走行後に夜間一晩駐車し、翌朝エンジン始
動直後に20km/hの速度から0.3Gで制動し、揺り戻
し時のグー音を5回測定し、その平均値を求めた。
【0030】
【表2】
【0031】表2に示されるように、本発明の実施例に
なる摩擦材組成物を用いたディスクブレーキパッドは、
グー音の音圧が低く、クラックの発生も認められず、フ
ェード性能も良好であった。これに対し、比較例1、
3、4及び5の摩擦材組成物を用いたディスクブレーキ
パッドは、グー音の音圧が高く、また比較例2の摩擦材
組成物を用いたディスクブレーキパッドは、クラックが
発生した。なお参考例の摩擦材組成物を用いたディスク
ブレーキパッドは、グー音の音圧が低く、クラックの発
生も認められなかったが、フェード性能において多少劣
っていることを確認した。
【0032】
【発明の効果】請求項1における摩擦材組成物は、絶対
湿度が高いとき並びに夜間一晩駐車したときのグー音の
発生及び音圧を低減するこが可能で、クラックの発生の
ない摩擦材を提供することができる。請求項2における
摩擦材組成物は、請求項1記載の効果を奏し、さらにフ
ェード性能を向上させた摩擦材を提供することができ
る。請求項3における摩擦材は、絶対湿度が高いとき並
びに夜間一晩駐車したときのグー音の発生及び音圧を低
減することが可能で、クラックの発生もなく、工業的に
極めて好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16D 69/02 F16D 69/02 C Fターム(参考) 3J058 BA21 BA34 EA37 FA01 FA11 GA12 GA15 GA20 GA22 GA26 GA28 GA37 GA45 GA55 GA65 GA68 GA92 4F071 AA01 AA41 AA67 AB30 AD01 AE12 AE17 AF28 AG27 AH17 DA09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維状物質、結合剤、有機質摩擦調整剤
    及び無機質摩擦調整剤を含む摩擦材組成物において、有
    機質摩擦調整剤の一部として用いられるカシューダスト
    が、架橋材を使用せずに硬化させたものであり、かつカ
    シューダストの表面にカシューダストに対してシリコン
    ゴムを0.5〜20.0重量%被覆してなる摩擦材組成
    物。
  2. 【請求項2】 無機質摩擦調整剤の一部にゼオライトを
    用いてなる請求項1記載の摩擦材組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の摩擦材組成物を加
    熱加圧成形後、熱処理してなる摩擦材。
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