JP2000154371A - 自動車用非石綿ディスクブレーキパッド - Google Patents

自動車用非石綿ディスクブレーキパッド

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JP2000154371A
JP2000154371A JP10330339A JP33033998A JP2000154371A JP 2000154371 A JP2000154371 A JP 2000154371A JP 10330339 A JP10330339 A JP 10330339A JP 33033998 A JP33033998 A JP 33033998A JP 2000154371 A JP2000154371 A JP 2000154371A
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brake pad
disc brake
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zeolite
asbestos disc
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Yasuhiro Hara
泰啓 原
Takeshi Oyama
武 大山
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Showa Denko Materials Co Ltd
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランスファーフィルムに水分を寄せ付け
ず、さらに吸着した水分によって引き起こされる錆の発
生を抑制し、クリープグローンの音圧を低くすることが
可能な自動車用非石綿ディスクブレーキパッドを提供す
る。 【解決手段】 繊維基材、結合剤及び摩擦調整剤を含む
自動車用非石綿ディスクブレーキパッドにおいて、結合
剤の一部又は全部にシリコーン変性樹脂並びに摩擦調整
剤の一部に炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、酸化カ
ルシウムの1種以上及びゼオライトを用いてなる自動車
用非石綿ディスクブレーキパッド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用非石綿デ
ィスクブレーキパッド(以下ディスクブレーキパッドと
する)に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の制動装置としてディス
クブレーキが使用されており、その制動部材としてディ
スクブレーキパッドがある。従来のディスクブレーキパ
ッドは、特開昭49−21544号公報、潤滑第19巻
9号(1974年)等に示されるように、金属繊維、無
機繊維、有機繊維等の繊維基材、結合剤としてフェノー
ル樹脂などの熱硬化性樹脂を含む結合剤、さらに摩擦調
整剤として黒鉛、三硫化アンチモン等の潤滑剤、鉄、
銅、黄銅等の金属粉、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等
の充填剤、カシューダスト、NBR、SBR等の有機摩
擦調整剤等を含む混合物を加熱加圧成形したディスクブ
レーキパッドが一般に知られている。
【0003】しかしながら、上記に示す従来のディスク
ブレーキパッドを用いた自動車は、クリープグローン
(グー音)と称するノイズの発生がある。このノイズ
は、自動変速機のクリープトルクがディスクブレーキに
加わったときにスティックスリップ振動が発生し、それ
が共振してノイズになるものとされている。またこのノ
イズの振動数は通常約200〜300Hzであり、長時間
自動車を駐車した後、特に温度や湿度の変化の大きい夜
間一晩駐車(放置)した後、再運転する際運転初期時に
このクリープグローンが突然大きくなる現象があり、運
転者に不安と不快の念を与えていた。
【0004】この主原因は、自動車を夜間一晩駐車する
ことによりディスクロータ表面に生成されるトランスフ
ァーフィルムに水分が吸着し、この水分がディスクロー
タとトランスファーフィルム間に錆を発生させ、再運転
する際運転初期時にトランスファーフィルムが剥離し、
クリープグローンのノイズレベルを増大させているもの
と考えられる。
【0005】図1は、発進回数とクリープグローンの音
圧との関係を示すグラフであり、詳しくは夜間一晩駐車
した自動車と制動前温度130℃、制動初速度60km/h
及び制動減速度0.3Gで200回制動後(以下数時間
走行直後とする)の自動車をそれぞれゆっくり発進させ
ながらブレーキペダルを緩め、その後停止、次いで再度
ゆっくり発進させながらブレーキペダルを緩めるという
工程を10回繰り返し、ブレーキペダルを緩めたとき発
生するクリープグローンの音圧を騒音計で測定した結果
(一例)を示したものである。
【0006】その結果、夜間一晩駐車した自動車は、発
進2回目のクリープグローンの音圧は75dBと高い値を
示した。これに対し数時間走行直後の自動車は、クリー
プグローンの音圧は最大音圧においても63dBと低い値
であった。一般に、夜間一晩駐車後にはクリープグロー
ンの音圧は高く、数時間走行直後には低くなる。
【0007】クリープグローンの起振源は車両発進間際
のディスクロータ摺動面でのスティックスリップ振動に
起因するとされている。そこで本発明者らは夜間一晩駐
車して水分を吸着したディスクロータ摺動面と数時間走
行直後のディスクロータ摺動面におけるディスクブレー
キパッドのテストピースによるトルク変動(静摩擦係数
と動摩擦係数の差)を測定した。その結果(一例)を図
2の(a)及び(b)に示す。図2の(a)及び(b)
から明らかなように夜間一晩駐車して水分を吸着したデ
ィスクロータ摺動面はトルク変動が大きくなり、これが
原因でスティックスリップ振動が発生するものと推定さ
れる。また夜間一晩駐車して水分を吸着したディスクロ
ータ摺動面には微小な錆が多数観察された。これに対
し、数時間走行直後のディスクロータ摺動面はトルク変
動が小さかった。一般に、夜間一晩駐車後にはトルク変
動が大きくなり、数時間走行直後には小さくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】請求項1記載の発明
は、トランスファーフィルムに水分を寄せ付けず、さら
に吸着した水分によって引き起こされる錆の発生を抑制
し、クリープグローンの音圧を低くすることが可能なデ
ィスクブレーキパッドを提供するものである。請求項2
記載の発明は、請求項1記載の発明に加えて、熱フェー
ド現象に優れるディスクブレーキパッドを提供するもの
である。請求項3及び4記載の発明は、請求項1記載の
発明に加えて、成形性に優れるディスクブレーキパッド
を提供するものである。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明に加えて、摩擦係数に優れるディスクブレーキパッド
を提供するものである。請求項6記載の発明は、請求項
1記載の発明のうち、特に水分の除去に優れるディスク
ブレーキパッドを提供するものである。請求項7記載の
発明は、請求項1記載の発明に加えて、2000〜10
000Hz程度のスキール音と称するブレーキ鳴きの発生
防止に顕著なディスクブレーキパッドを提供するもので
ある。請求項8記載の発明は、請求項1記載の発明のう
ち、特に水分の除去に優れるディスクブレーキパッドを
提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、繊維基材、結
合剤及び摩擦調整剤を含むディスクブレーキパッドにお
いて、結合剤の一部又は全部にシリコーン変性樹脂並び
に摩擦調整剤の一部に炭酸カルシウム、水酸化カルシウ
ム、酸化カルシウムの1種以上及びゼオライトを用いて
なるディスクブレーキパッドに関する。また、本発明
は、シリコーン変性樹脂を全組成物中に3〜30体積%
含有してなるディスクブレーキパッドに関する。また、
本発明は、シリコーン変性樹脂が、シリコーン油又はシ
リコーンゴムと反応させたノボラック型フェノール樹脂
であるディスクブレーキパッドに関する。また、本発明
は、シリコーン変性樹脂が、シリコーン油又はシリコー
ンゴムを微分散させたノボラック型フェノール樹脂であ
るディスクブレーキパッドに関する。
【0011】また、本発明は、炭酸カルシウム、水酸化
カルシウム、酸化カルシウムの1種以上を全組成物中に
2〜10体積%含有してなるディスクブレーキパッドに
関する。また、本発明は、ゼオライトの吸湿率が5%以
上であるディスクブレーキパッドに関する。また、本発
明は、ゼオライトを全組成物中に0.5〜20体積%含
有してなるディスクブレーキパッドに関する。さらに、
本発明は、ゼオライトの平均粒径が1〜50μmである
ディスクブレーキパッドに関する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるシリコーン変
性樹脂としては、シリコーン油又はシリコーンゴムと反
応させたノボラック型フェノール樹脂或いはシリコーン
油又はシリコーンゴムを微分散させたノボラック型フェ
ノール樹脂を用いることが好ましい。シリコーン油又は
シリコーンゴムとノボラック型フェノール樹脂の配合割
合は、シリコーン油又はシリコーンゴム1〜15重量%
に対しノボラック型フェノール樹脂99〜85重量%で
あることが好ましく、シリコーン油又はシリコーンゴム
3〜7重量%に対しノボラック型フェノール樹脂97〜
93重量%であることがさらに好ましい。なお、シリコ
ーン変性樹脂の含有量は、全組成物中に3〜30体積%
含有することが好ましく、10〜25体積%含有するこ
とがさらに好ましい。
【0013】本発明において、シリコーン油又はシリコ
ーンゴムとノボラック型フェノール樹脂を反応させるに
は、加熱したノボラック型フェノール樹脂にシリコーン
油又はシリコーンゴムを添加して反応するまで十分に混
合すればよく、またシリコーン油又はシリコーンゴムを
ノボラック型フェノール樹脂に微分散させるには、ノボ
ラック型フェノール樹脂にシリコーン油又はシリコーン
ゴムを添加して該ノボラック型フェノール樹脂とシリコ
ーン油又はシリコーンゴムが反応しない程度に撹拌する
か又は反応してもごくわずかな程度に撹拌すればよい。
【0014】本発明に用いられる摩擦調整剤において、
その一部に炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、酸化カ
ルシウムの1種以上を全組成物中に2〜10体積%含有
すれば摩擦係数に優れ、クリープグローンの音圧を低く
できるので好ましく、5〜10体積%含有することがさ
らに好ましい。
【0015】また、本発明に用いられる摩擦調整剤にお
いて、その一部に上記成分の他にゼオライトを用いれば
水分除去性に優れるので好ましい。このゼオライトの吸
水率は、5%以上が好ましく、12%以上であることが
さらに好ましい。ここでいう吸水率とは、摂氏600℃
で1時間熱処理したゼオライトを標準条件(摂氏21
℃、相対湿度65%)中に放置してゼオライトの温度を
摂氏50℃以下に冷却すると同時に重量(A)を測定す
る。この測定後摂氏50℃、相対湿度90%の環境下に
6時間放置した後重量(B)を測定し、数1に示す式に
より求めた。
【0016】
【数1】
【0017】ゼオライトの含有量は、全組成物中に0.
5〜20体積%含有することが好ましく、2〜10体積
%含有することがさらに好ましい。ゼオライトの形状に
ついては特に制限はないが、平均粒径が1〜50μmの
範囲が好ましく、1〜10μmの範囲であることがさら
に好ましい。
【0018】本発明に用いられる結合剤は、上記のシリ
コーン変性樹脂の他に、フェノール樹脂、フェノール変
性樹脂、ポリイミド樹脂、フラン樹脂等を併用して用い
ることができる。併用して用いる場合その含有量は、全
組成物中に10〜30体積%含有することが好ましく、
15〜25体積%含有することがさらに好ましい。
【0019】繊維基材は、アラミド繊維、アクリル繊
維、フェノール繊維等の有機繊維、ガラス繊維、セラミ
ック繊維、ロックウール、ウォラストナイト、炭素繊
維、チタン酸カリウム繊維等の無機繊維、スチール繊
維、銅繊維、黄銅繊維、黄銅繊維等の金属繊維の1種類
又は2種類以上を混合したものが用いられる。繊維基材
の含有量は、全組成物中に20〜45体積%含有するこ
とが好ましく、25〜45体積%含有することがさらに
好ましい。繊維基材の長さは種類により異なるが、一般
的には0.1〜10mmの範囲であることが好ましく、
0.5〜5mmの範囲であることがさらに好ましい。
【0020】摩擦調整剤は、上記の炭酸カルシウム、水
酸化カルシウム、酸化カルシウムの1種以上及びゼオラ
イトの他に、黒鉛、三硫化アンチモン、二硫化モリブデ
ン、硫酸バリウム、炭酸マグネシウム等の無機質摩擦調
整剤、カシューダスト、アクリルゴム、イソプレンゴ
ム、NBR、SBR等の有機質摩擦調整剤、鉄、黄銅、
錫、亜鉛等の金属粉末、マイカ、アルミナ、シリカ、ジ
ルコン、ムライト、タルク、クレー等の研削材の1種類
又は2種類以上を併用して用いることができる。併用し
て用いる場合その含有量は、全組成物中に20〜70体
積%含有することが好ましく、35〜55体積%含有す
ることがさらに好ましい。これらの成分は、全組成物が
100体積%となるように配合される。なお本発明にお
いて体積%とは、重量を密度で除して算出した値であ
る。
【0021】本発明になるディスクブレーキパッドは、
繊維基材、結合剤及び摩擦調整剤を含む組成物を均一に
混合した後、予備成形し、次いで金型内に裏金及び予備
成形体を挿入した後、加熱加圧成形法で成形し、その後
熱処理を行って得られる。なお成形する際の加熱温度は
130〜170℃が好ましく、140〜160℃がさら
に好ましい。圧力は20〜60MPaが好ましく、30〜
50MPaがさらに好ましい。熱処理温度は100〜30
0℃が好ましく、150〜250℃がさらに好ましい。
【0022】
【実施例】以下本発明の実施例を説明する。 実施例1〜3、比較例1〜3 表1に示す成分を配合し、混合機内で均一に混合した
後、予備成形し、次いで金型内に裏金及び予備成形体を
挿設した後、温度140℃、圧力40MPaの条件で10
分間加熱加圧成形し、その後200℃で6時間熱処理し
てディスクブレーキパッドを得た。なお表1に示す成分
において、シリコーン変性樹脂は、シリコーンゴムと反
応させたノボラック型フェノール樹脂(三井化学(株)
製、商品名RS2210MB)を用い、ゼオライトは、
吸湿率が9%で平均粒径が10μmの人造ゼオライトを
用いた。
【0023】
【表1】
【0024】次に本発明になる実施例1、2及び3のデ
ィスクブレーキパッドと比較例1、2及び3のディスク
ブレーキパッドを自動車に組み込み、夜間一晩駐車(放
置)してクリープグローンの音圧レベルの比較試験を行
った。なおクリープグローンの評価は、上記の自動車を
それぞれゆっくり発進させながらブレーキペダルを緩
め、その後停止、次いで再度ゆっくり発進させながらブ
レーキペダルを緩めるという工程を10回繰り返し、ブ
レーキペダルを緩めたとき発生するクリープグローンの
音圧を騒音計で測定した。
【0025】その結果、本発明になる実施例1、2及び
3のディスクブレーキパッドは、それぞれ最大68dB、
68dB及び70dBと低い値であるのに対して、比較例
1、2、3及び4のディスクブレーキパッドは、それぞ
れ最大75dB、73dB、76dB及び73dBと高い値を示
した。
【0026】また夜間一晩駐車して水分を吸着したディ
スクロータ摺動面における本発明になる実施例1のディ
スクブレーキパッドと比較例1のディスクブレーキパッ
ドのテストピースによるトルク変動を測定した。その結
果、本発明になる実施例1のディスクブレーキパッドを
用いたディスクロータ摺動面のトルク変動は23Nmと小
さく、比較例1のディスクブレーキパッドを用いたディ
スクロータ摺動面のトルク変動は35Nmと大きかった。
【0027】
【発明の効果】請求項1におけるディスクブレーキパッ
ドは、トランスファーフィルムに水分を寄せ付けず、さ
らに吸着した水分によって引き起こされる錆の発生を抑
制し、クリープグローンの音圧を低くすることが可能
で、工業的に極めて好適なディスクブレーキパッドであ
る。請求項2におけるディスクブレーキパッドは、請求
項1におけるディスクブレーキパッドの効果を奏し、さ
らに熱フェード現象に優れる。請求項3及び4における
ディスクブレーキパッドは、請求項1におけるディスク
ブレーキパッドの効果を奏し、さらに成形性に優れる。
【0028】請求項5におけるディスクブレーキパッド
は、請求項1におけるディスクブレーキパッドの効果を
奏し、さらに摩擦係数に優れる。請求項6におけるディ
スクブレーキパッドは、請求項1におけるディスクブレ
ーキパッドの効果のうち、特に水分の除去に優れる。請
求項7におけるディスクブレーキパッドは、請求項1に
おけるディスクブレーキパッドの効果を奏し、さらに2
000〜10000Hz程度のスキール音と称するブレ
ーキ鳴きの発生防止に顕著である。請求項8におけるデ
ィスクブレーキパッドは、請求項1におけるディスクブ
レーキパッドの効果のうち、特に水分の除去に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】夜間一晩駐車した自動車と数時間走行直後の自
動車の発進回数とクリープグローンの音圧との関係を示
すグラフである。
【図2】(a)は、夜間一晩駐車して水分を吸着したデ
ィスクロータ摺動面とディスクブレーキパッドのテスト
ピースによるトルク変動を測定した結果を示すグラフ及
び(b)は、数時間走行直後のディスクロータ摺動面と
ディスクブレーキパッドのテストピースによるトルク変
動を測定した結果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 3/20 C08K 3/20 3/26 3/26 3/34 3/34 C08L 61/14 C08L 61/14 83/00 83/00 F16D 69/02 F16D 69/02 C K Fターム(参考) 3J058 AA41 BA21 BA23 BA26 BA34 BA61 BA74 BA76 FA01 GA02 GA07 GA22 GA26 GA33 GA34 GA35 GA45 GA51 GA54 GA55 GA62 GA64 GA65 GA73 GA82 GA92 4F071 AA09 AA41 AA67 AB17 AB21 AB25 AD06 AE02 AE12 AG05 AH07 DA01 DA05 DA12 4J002 BG10W CC03W CC07X CC10W CL06W CP03Y DA027 DE186 DE237 DG027 DJ007 DL006 FA04W FA046 FD206 FD207 GM03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維基材、結合剤及び摩擦調整剤を含む
    自動車用非石綿ディスクブレーキパッドにおいて、結合
    剤の一部又は全部にシリコーン変性樹脂並びに摩擦調整
    剤の一部に炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、酸化カ
    ルシウムの1種以上及びゼオライトを用いてなる自動車
    用非石綿ディスクブレーキパッド。
  2. 【請求項2】 シリコーン変性樹脂を全組成物中に3〜
    30体積%含有してなる請求項1記載の自動車用非石綿
    ディスクブレーキパッド。
  3. 【請求項3】 シリコーン変性樹脂が、シリコーン油又
    はシリコーンゴムと反応させたノボラック型フェノール
    樹脂である請求項1又は2記載の自動車用非石綿ディス
    クブレーキパッド。
  4. 【請求項4】 シリコーン変性樹脂が、シリコーン油又
    はシリコーンゴムを微分散させたノボラック型フェノー
    ル樹脂である請求項1又は2記載の自動車用非石綿ディ
    スクブレーキパッド。
  5. 【請求項5】 炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、酸
    化カルシウムの1種以上を全組成物中に2〜10体積%
    含有してなる請求項1、2、3又は4記載の自動車用非
    石綿ディスクブレーキパッド。
  6. 【請求項6】 ゼオライトの吸湿率が5%以上である請
    求項1、2、3、4又は5記載の自動車用非石綿ディス
    クブレーキパッド。
  7. 【請求項7】 ゼオライトを全組成物中に0.5〜20
    体積%含有してなる請求項1、2、3、4、5又は6記
    載の自動車用非石綿ディスクブレーキパッド。
  8. 【請求項8】 ゼオライトの平均粒径が1〜50μmで
    ある請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の自動車
    用非石綿ディスクブレーキパッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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