JP2001049128A - 金属含有重合体エマルジョン、金属含有高分子重合体及びそれらの製造方法 - Google Patents

金属含有重合体エマルジョン、金属含有高分子重合体及びそれらの製造方法

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JP2001049128A
JP2001049128A JP11222384A JP22238499A JP2001049128A JP 2001049128 A JP2001049128 A JP 2001049128A JP 11222384 A JP11222384 A JP 11222384A JP 22238499 A JP22238499 A JP 22238499A JP 2001049128 A JP2001049128 A JP 2001049128A
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polymer
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polymer emulsion
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JP11222384A
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English (en)
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Koji Nishida
耕二 西田
Masaharu Fujimoto
雅治 藤本
Hideaki Kuwano
英昭 桑野
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高分子重合体の着色範囲が広く、しかも重合
後に高温での加熱処理を必要としない簡略な方法で耐光
性に優れた着色高分子材料を得る。 【解決手段】 遷移金属元素を含む金属化合物または遷
移金属が重合体中に均一に含有されている金属含有重合
体エマルジョンの製造方法において、界面活性剤を含む
水系媒体中に金属錯体あるいは金属イオンを生成する金
属化合物を添加した後、この水系媒体中でモノマーを乳
化重合する。その後、得られたエマルジョン中の媒体を
除去して着色高分子重合体を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属含有重合体エ
マルジョン、金属含有高分子重合体及びそれらの製造方
法に関するものである。さらに詳しくいえば、本発明
は、装飾用有機ガラス、光学フィルター、遮光材などと
して建築、光学機器、電気製品、日用雑貨、塗料などの
分野に用いられる着色高分子材料を得るための金属含有
重合体エマルジョン、金属含有高分子重合体及びそれら
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アクリル樹脂などの重合体は着色
して用いられることも多く、その着色方法としては通常
有機染料や顔料を混合する方法が行われている。しか
し、このような方法により着色した高分子重合体は耐光
性に劣り、特に赤色系統の色の場合は顕著である。
【0003】一方、金属の微細粒子はその金属に特有の
光を吸収することが知られており、これを利用してガラ
スの着色が行われている。このガラスの着色は通常、金
属の塩をガラス等と共に溶融した後、還元処理または再
加熱処理することによって発色させるものであり、例え
ば金塩や銅塩を用いた場合には赤色に、銀塩を用いた場
合には黄色に着色する。このような色調は含有される金
属の微細粒子によるものであり、耐光性に優れている。
【0004】金属の微細粒子を高分子重合体に分散させ
る方法としては、特開昭61−133202号公報に、
触媒の形成を目的として、媒体に溶解した貴金属塩を還
元して金属コロイドを形成させ、その分散媒をモノマー
と置換したのちに重合する方法が開示されている。しか
し、この方法においてはロジウム、ルテニウム、パラジ
ウムおよび白金の場合に適用が限られ、しかも高分子重
合体では黒色に近い色しか得られないという欠点があっ
た。
【0005】また、特開平1−113464号公報に
は、着色高分子重合体の製造方法として、液状モノマー
に貴金属の可溶性塩を溶解させたのち、これを重合、固
化し、次いで該貴金属のコロイド形成温度以上の温度で
加熱処理する方法が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
1−113464号公報に記載の方法に適用できる金属
塩は、その公報にも記載されているように、モノマーに
溶解し、かつ重合中は還元されないが重合後の加熱処理
により還元されて金属コロイドを形成するものに限られ
る。その結果、目的とする着色高分子材料の色の種類が
制限される。
【0007】また、この製造方法では、重合時には発色
せず、発色させるためには重合により固化した後に加熱
処理が必要である。この加熱処理は、通常、熱変形温度
以上で行う必要があり、重合後に、このような高温での
加熱処理が必要であることは、生産性の点で問題があ
る。
【0008】そこで本発明の目的は、高分子重合体の着
色範囲が広く、しかも重合後に高温での加熱処理を必要
としない簡略な方法で金属含有重合体エマルジョン及び
金属含有高分子重合体を形成できる方法を提供すること
にある。また、耐光性に優れた着色高分子材料を形成で
きる金属含有重合体エマルジョン及び金属含有高分子重
合体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、遷移金属元素
を含む金属化合物または遷移金属が重合体中に均一に含
有されていることを特徴とする金属含有重合体エマルジ
ョンに関する。
【0010】また本発明は、遷移金属元素を含む金属化
合物または遷移金属が重合体中に金属イオンとして均一
に溶解してあるいは重合体中に微粒子として均一に分散
して含有されていることを特徴とする金属含有重合体エ
マルジョンに関する。
【0011】また本発明は、金属超微粒子が重合体中に
均一に分散して含有されていることを特徴とする金属含
有重合体エマルジョンに関する。
【0012】また本発明は、上記の金属含有重合体エマ
ルジョンから媒体を除去して得られる金属含有高分子重
合体に関する。
【0013】また本発明は、上記の金属含有重合体エマ
ルジョンの製造方法であって、界面活性剤を含む水系媒
体中に金属錯体あるいは金属イオンを生成する金属化合
物を添加した後、該水系媒体中でモノマーを乳化重合す
ることを特徴とする金属含有重合体エマルジョンの製造
方法に関する。
【0014】また本発明は、上記の製造方法により得ら
れた金属含有重合体エマルジョンから水系媒体を除去し
て重合体を得る工程を有する金属含有高分子重合体の製
造方法に関する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について説明する。
【0016】本発明の金属含有重合体エマルジョンに含
有される「遷移金属元素を含む金属化合物」とは、元素
の周期表中のIIIA〜VIIA族元素、VIII族元素およびI
B族元素を含む金属化合物をいい、好ましくは、Sc、
Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Y、
Zr、Nb、Mo、Tc、Ru、Rh、Pd、Ag、H
f、Ta、W、Re、Os、Ir、Pt、Auから選ば
れる遷移金属元素を含む金属化合物である。
【0017】これらの遷移金属元素を含む金属化合物と
しては、Ni(acac)2、Cu(acac)2、Rh
(acac)2等のアセチルアセトナートの金属錯体、
硫化銅等の金属硫化物、塩化パラジウム等の金属塩化物
等が挙げられる。
【0018】また、本発明の金属含有重合体エマルジョ
ンに含有される「遷移金属」とは、上記のいずれか一種
類の遷移金属元素からなる金属単体のことをいう。
【0019】本発明の金属含有重合体エマルジョンにお
いて、遷移金属元素を含む金属化合物または遷移金属
は、重合体中に均一に含有されていることが必要であ
り、その形態としては、重合体中に金属イオンとして均
一に溶解している状態あるいは重合体中に微粒子として
均一に分散している状態がある。
【0020】ここで、「微粒子として均一に分散してい
る状態」の「微粒子」の大きさは1μm以下であること
が好ましい。
【0021】本発明において「均一に含有、溶解または
分散」している状態とは、目視において金属含有高分子
重合体に色斑が認められない状態である。
【0022】本発明の金属含有重合体エマルジョンにお
いて、重合体中に均一に分散して含有される「金属超微
粒子」とは、金属原子が集合して粒子を形成しているも
のであり、その粒子径は50nm以下、好ましくは樹脂
の透明性を低下させないために20nm以下の粒子であ
ることが望ましい。さらに好ましくは10nm以下の粒
子である。下限としては1nm以上であることが好まし
い。これらの金属超微粒子は粒子表面のプラズマ振動に
より発色することが知られている。
【0023】また本発明における「金属超微粒子」を構
成する金属元素としては、元素の周期表中のIIIA〜VII
A族元素、VIII族元素およびIB族元素、好ましくは、
Sc、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、C
u、Y、Zr、Nb、Mo、Tc、Ru、Rh、Pd、
Ag、Hf、Ta、W、Re、Os、Ir、Pt、Au
等の遷移金属元素、Ce、Nd等の内遷移元素、Zn、
Al等の典型金属元素などが挙げられる。また、「金属
超微粒子」は、これらの金属元素からなる合金であって
もよい。
【0024】本発明の金属含有重合体エマルジョン中の
「遷移金属元素を含む金属化合物」、「遷移金属」、
「金属超微粒」の含有量は、重合体に対して0.001
〜10重量%の範囲であることが好ましい。
【0025】本発明の金属含有重合体エマルジョン中の
重合体としては、ポリメタクリル酸メチルやポリメタク
リル酸2−エチルヘキシル等のポリメタクリル酸エステ
ル、ポリアクリル酸ブチル等のポリアクリル酸エステ
ル、ポリスチレン等が挙げられる。これらの中でもポリ
メタクリル酸メチルやポリメタクリル酸2−エチルヘキ
シル等のポリメタクリル酸エステルが透明性、耐候性の
点で好ましい。
【0026】本発明の金属含有重合体エマルジョンは、
界面活性剤を含む水系媒体中に、金属錯体または金属イ
オンを生成する金属化合物を添加した後、この水系媒体
中でモノマーを乳化重合することにより製造することが
できる。
【0027】本発明の製造方法によれば、乳化重合にお
いてモノマーの重合と重合体への金属化合物の分散また
は溶解が同時に行われ、その結果、遷移金属元素を含む
金属化合物または遷移金属が重合体中に均一に含有され
た、あるいは金属超微粒子が重合体中に均一に分散して
含有された金属含有重合体エマルジョンを得ることがで
きる。 特に、モノマーの重合と還元された金属の重合
体への分散とが同時に起こる場合には、得られた金属含
有重合体エマルジョンは重合体中に分散した金属超微粒
子のプラズマ振動による発色を呈する。したがって、金
属含有重合体を発色させるための再加熱処理を行わなく
てもよい。
【0028】本発明の製造方法に用いられる金属錯体ま
たは金属イオンを生成する金属化合物としては、金属イ
オンハロゲン錯体の酸またはアルカリ金属塩や金属イオ
ンのアセチルアセトナート塩などがあり、具体的には塩
化金(III)酸、テトラクロロパラジウム(II)酸ナト
リウム、パラジウム(II)または白金(II)のアセチル
アセトナート塩などを挙げることができる。さらに、金
属錯体イオンと四級アンモニウムイオンのイオン対、例
えばテトラクロロ金(III)イオン又はジシアノ銀
(I)イオンとステアリルトリメチルアンモニウムイオ
ンのイオン対なども用いることができる。これらの金属
錯体または金属錯体を生成する金属化合物は、それぞれ
単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いて
もよい。
【0029】また、これらの金属錯体あるいは金属イオ
ンを生成する金属化合物の使用量は、通常、モノマーの
重量に対し0.001〜10重量%の範囲であることが
好ましい。
【0030】本発明の製造方法において用いられるモノ
マーとしては、メタクリル酸メチルやメタクリル酸2−
エチルヘキシル等のメタクリル酸エステル、アクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル等のアク
リル酸エステル、スチレン、α−メチルスチレン等の芳
香族アルケニル化合物、アクリロニトリルやメタクリロ
ニトリル等のシアン化ビニル化合物、ブタジエン、イソ
プレン、クロロプレン等のオレフィン、酢酸ビニル等の
ビニル化合物、エポキシ化合物などの環状化合物、ジイ
ソシアネート類などが挙げられ、これらのモノマーは単
独または2種以上を混合して用いることができる。これ
らの中でもメタクリル酸メチルやメタクリル酸2−エチ
ルヘキシル等のメタクリル酸エステルが、その重合物の
透明性、耐候性の点で好ましい。
【0031】本発明において用いられる界面活性剤とし
ては、通常乳化重合で使用される陰イオン界面活性剤、
陽イオン界面活性剤もしくは非イオン性界面活性剤が使
用できる。具体例として、陰イオン界面活性剤として
は、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル
硫酸ナトリウム、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸ナ
トリウム、アルケニルカルボン酸カリウム、N−ラウロ
イルザルコシンナトリウム、オレイン酸カリウムなどの
界面活性剤などが使用できる。陽イオン界面活性剤とし
ては、アルキルトリメチルアンモニウムクロライドなど
の第四級アンモニウム塩が使用できる。非イオン性界面
活性剤としては、ポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテルなどが使
用できる。
【0032】金属錯体または金属イオンを形成する金属
化合物が界面活性剤と類似の構造を含んでいる場合に
は、その構造と類似の構造を有する界面活性剤を用いる
ことが好ましい。具体例として、金属化合物としてテト
ラクロロ金(III)ステアリルトリメチルアンモニウム
を用いる場合には、界面活性剤としてステアリルトリメ
チルアンモニウムクロライドのような四級アンモニウム
塩の界面活性剤を用いて乳化重合を行うことが好まし
い。その理由は、金属化合物が界面活性剤のミセル中に
取り込まれ、重合体中に均一に分散するためである。
【0033】本発明において用いられる重合開始剤とし
ては通常の乳化重合に用いられるものを使用することが
でき、過酸化物やアゾ系化合物、酸化剤と還元剤を組み
合わせたレドックス開始剤等を使用することができる。
これらの中でも、レドックス開始剤が好ましい。
【0034】本発明で得られた金属含有重合体エマルジ
ョンは一般に行われているような凝固工程、乾燥工程を
経て、エマルジョン中の重合体を粉体として回収するこ
とができる。また、エマルジョンを噴霧乾燥して重合体
の粉体を得ることもできる。さらに、得られた重合体の
粉体は溶融押し出し工程を経てペレット状にしてから成
形材料として使用することもできる。
【0035】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。
【0036】実施例1 温度計、攪拌器、窒素導入管および還流冷却管を備えた
反応器内にステアリルトリメチルアンモニウムクロライ
ド4g、蒸留水1550gを投入した。そこにテトラク
ロロ金(III)ステアリルトリメチルアンモニウム0.
1gを加えた。窒素気流下で50℃に加温したのち硫酸
第一鉄4mg、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム1
2mg、ソジウムホルムアルデヒドスルホキシレート
2.9gを50gの水に溶解したものを加え、そこに2
gのt−ブチルハイドロパーオキサイドを含むメタクリ
ル酸メチル400gを3時間かけて滴下しながら重合反
応を行った。添加終了後1時間保持することにより、遷
移金属が金属超微粒子として均一に分散して含有されて
いる薄赤紫色のPMMAエマルジョンを得た。
【0037】得られたエマルジョンを凝固、脱水乾燥し
て薄赤紫色の粉体を得た。プレス成形により赤紫色の透
明な厚さ6mmのPMMA板が得られた。
【0038】実施例2 実施例1において、テトラクロロ金(III)ステアリル
トリメチルアンモニウム0.1gを加える代わりに、C
u(acac)2を0.1g加えた以外は実施例1と同
様にして重合反応を行い、遷移金属元素を含む金属化合
物が金属イオンとして均一に溶解している薄青緑色のP
MMAエマルジョンを得た。
【0039】得られたエマルジョンを凝固、脱水乾燥し
て薄青緑色の粉体を得た。プレス成形により薄黄色の透
明な厚さ6mmのPMMA板が得られた。
【0040】
【発明の効果】本発明によって得られる金属含有高分子
重合体エマルジョンから分離した高分子重合体は着色高
分子材料としてシート状やフィルム状に容易に加工でき
る。加工されたシートやフィルムは透明でかつ赤色、黄
色、褐色等の鮮やかな色調を呈し、屋外で長期間日光に
照射されても退色することがないなどの優れた特徴を有
している。それらは例えば装飾用有機板ガラス、光学フ
ィルター、遮光材などとして建築、光学機器、電気製
品、日用雑貨などの分野において好適に用いられる。
【0041】また、本発明の製造方法によれば、赤色、
黄色、褐色等の種々の色の鮮やかな色調を有し且つ耐光
性に優れた上記着色高分子材料を簡略に製造することが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08J 3/075 CEY C08L 33/10 C08K 3/08 C08J 3/03 CEY C08L 33/10 (72)発明者 桑野 英昭 広島県大竹市御幸町20番1号 三菱レイヨ ン株式会社中央技術研究所内 Fターム(参考) 4F070 AA32 AB09 AC06 AC07 AE04 CA01 CB01 CB12 4J002 AC031 AC061 AC091 BC031 BC091 BF021 BG041 BG051 BG061 BG101 CH052 DA076 DA086 DA096 DA106 DA116 DC006 EG027 EN137 EV187 EV257 FD312 FD317 GH01 GL00 GP00 GQ00 HA07 4J011 KA02 KA04 KA06 KA08 KA10 PA03 PA05 PB08 PB25 PC02 4J100 AB02P AB03P AG04P AL03P AL04P AM02P AS02P AS03P AS07P CA01 FA20 GC07 JA32 JA67

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遷移金属元素を含む金属化合物または遷
    移金属が重合体中に均一に含有されていることを特徴と
    する金属含有重合体エマルジョン。
  2. 【請求項2】 遷移金属元素を含む金属化合物または遷
    移金属が重合体中に金属イオンとして均一に溶解してあ
    るいは重合体中に微粒子として均一に分散して含有され
    ていることを特徴とする金属含有重合体エマルジョン。
  3. 【請求項3】 前記遷移金属元素あるいは遷移金属が、
    Sc、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、C
    u、Y、Zr、Nb、Mo、Tc、Ru、Rh、Pd、
    Ag、Hf、Ta、W、Re、Os、Ir、Pt、Au
    から選ばれる請求項1又は2記載の金属含有重合体エマ
    ルジョン。
  4. 【請求項4】 前記重合体がポリメタクリル酸エステル
    である請求項1、2又は3記載の金属含有重合体エマル
    ジョン。
  5. 【請求項5】 エマルジョン中に含有される金属含有重
    合体が着色高分子材料として用いられる請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の金属含有重合体エマルジョン。
  6. 【請求項6】 金属超微粒子が重合体中に均一に分散し
    て含有されていることを特徴とする金属含有重合体エマ
    ルジョン。
  7. 【請求項7】 前記重合体がポリメタクリル酸エステル
    である請求項6記載の金属含有重合体エマルジョン。
  8. 【請求項8】 エマルジョン中に含有される金属含有重
    合体が着色高分子材料として用いられる請求項6又は7
    記載の金属含有重合体エマルジョン。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の金
    属含有重合体エマルジョンから媒体を除去して得られる
    金属含有高分子重合体。
  10. 【請求項10】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の
    金属含有重合体エマルジョンの製造方法であって、界面
    活性剤を含む水系媒体中に金属錯体あるいは金属イオン
    を生成する金属化合物を添加した後、該水系媒体中でモ
    ノマーを乳化重合することを特徴とする金属含有重合体
    エマルジョンの製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の製造方法により得ら
    れた金属含有重合体エマルジョンから水系媒体を除去し
    て重合体を得る工程を有する金属含有高分子重合体の製
    造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007308725A (ja) * 2007-09-03 2007-11-29 Yunimatekku Kk 含フッ素共重合体の製造方法
JP2015501373A (ja) * 2011-10-28 2015-01-15 インディアン インスティテュート オブ テクノロジー マドラス 分子拘束下で金属量子クラスターを調製する方法
CN113956519A (zh) * 2021-10-29 2022-01-21 常州大学 一种温敏性细乳液涂膜表面丰度金属元素的方法

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