JP2001048771A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP2001048771A
JP2001048771A JP11224216A JP22421699A JP2001048771A JP 2001048771 A JP2001048771 A JP 2001048771A JP 11224216 A JP11224216 A JP 11224216A JP 22421699 A JP22421699 A JP 22421699A JP 2001048771 A JP2001048771 A JP 2001048771A
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整 瀧口
Seiichi Miyanaga
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐水性、耐油性、耐摩擦性及び塗膜柔軟性に
優れ、化粧成分の濡れ、よれ、消失を防止して化粧持ち
が良く、しかも安定性に優れた化粧料を提供する。 【解決手段】 一般式(1) 【化1】 〔式中、m個のXは同一又は異なって、一般式(X)で
表わされる基を示し、 【化2】 (R1 、R2 及びR3 は同一又は異なって水素原子、メ
チル基又はエチル基を示す。aは1又は2の数を示す。
f は炭素数1〜32の炭化水素基の水素原子の一部又
は全部がフッ素原子で置換された基を示す。n個のYは
同一又は異なって、一般式(Y1)、(Y2)又は
(Y3)で表わされる基を示し、 【化3】 (R4 は水素原子又は炭素数1〜32の炭化水素基を示
す。R5 、R6 、R7 、R8 及びR9 は同一又は異なっ
て水素原子、メチル基又はエチル基を示す。R10及びR
11は同一又は異なって水素原子、カルボキシル基、カル
ボキシメチル基又はそれらの塩を示す。bは1又は2の
数を示す。eは3〜6の数を示す。)m及びnはm/
(m+n)=0.2〜1及びm+n≧10を満足する数
を示す。〕で表わされるポリエーテルを含有する化粧
料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】薬効成分や顔料等の化粧成分の消失、経
時による顔面のテカリ、油浮き、色くすみ、よれ等の化
粧くずれは、汗、涙、皮脂等の人体分泌物の作用による
内的要因と、皮膚の動き、手又は衣類との接触、雨
(水)との接触等の外的要因とに依る。このような要因
に起因する問題を改善するために、耐皮脂性を有するフ
ッ素系の合成樹脂(特開平7−233027号公報)の
化粧料への配合が提案されているが、皮膜の柔軟性が低
いために顔の表情に連動した動きができず、肌への違和
感や、塗膜の破損がおこるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、耐水
性、耐油性、耐摩擦性及び塗膜柔軟性に優れ、化粧成分
の濡れ、よれ、消失を防止して化粧持ちが良く、しかも
安定性に優れた化粧料を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は一般式(1)
【0005】
【化4】
【0006】〔式中、m個のXは同一又は異なって、一
般式(X)で表わされる基を示し、
【0007】
【化5】
【0008】(R1 、R2 及びR3 は同一又は異なって
水素原子、メチル基又はエチル基を示す。aは1又は2
の数を示す。Rf は炭素数1〜32の炭化水素基の水素
原子の一部又は全部がフッ素原子で置換された基を示
す。n個のYは同一又は異なって、一般式(Y1)、
(Y2)又は(Y3)で表わされる基を示し、
【0009】
【化6】
【0010】(R4 は水素原子又は炭素数1〜32の炭
化水素基を示す。R5 、R6 、R7 、R8 及びR9 は同
一又は異なって水素原子、メチル基又はエチル基を示
す。R10及びR11は同一又は異なって水素原子、カルボ
キシル基、カルボキシメチル基又はそれらの塩を示す。
bは1又は2の数を示す。eは3〜6の数を示す。)m
及びnはm/(m+n)=0.2〜1及びm+n≧10
を満足する数を示す。〕で表わされるポリエーテルを含
有する化粧料を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】一般式(1)中、繰り返し単位X
及びYを表す一般式(X)、(Y1)及び(Y2)におい
て、R1-3 及びR5-9 は、水素原子、メチル基及びエチ
ル基から選択することができるが、なかでも水素原子が
好ましい。一般式(X)においてR f としては炭素数1
〜32のフルオロアルキル基が好ましく、炭素数2〜2
4のフルオロアルキル基がより好ましい。aは1が特に
好ましい。一般式(Y1)においてR4 としては水素原
子又は炭素数1〜32のアルキル基が好ましく、水素原
子又は炭素数1〜24のアルキル基がより好ましい。一
般式(Y2)においてR10及びR11としては水素原子、
カルボキシル基又はその塩が好ましい。一般式(Y2
で表わされる基としては、R8 及びR9 が水素原子で、
10及びR11がカルボキシル基又はその塩であるものが
好ましい。
【0012】一般式(1)においてXで表わされる繰り
返し単位としては、例えば以下のものが挙げられる。
【0013】
【化7】
【0014】一般式(1)において、Yで表わされる繰
り返し単位としては、例えば以下のものが挙げられる。
【0015】
【化8】
【0016】一般式(1)において、m/(m+n)は
0.2〜1であるが0.5〜1が好ましい。m+nは1
0以上であるが、10〜100万が好ましい。
【0017】かかるポリエーテル(1)は、例えば次の
反応式A又はBに従って製造することができる。
【0018】
【化9】
【0019】〔式中、R1 〜R3 、Rf 及びaは、前記
と同じ意味を示す。Zは、置換エポキシド(x)と共重
合して一般式(Y1)、(Y2)又は(Y3)で表わされ
る基を与えるモノマーを示す。〕
【0020】すなわち、基(X)に対応するエポキシド
(x)を重合触媒を用いて重合させることにより一般式
(1)においてn=0であるポリエーテル(1)が得ら
れ、エポキシド(x)とモノマーZとを、重合触媒を用
いて共重合させることにより一般式(1)においてn≠
0であるポリエーテル(1)が得られる。
【0021】ここで、Zとしては基(Y1)又は(Y2
に対応するエポキシド、基(Y3)に対応するアルキレ
ンオキシド、テトラヒドロフラン又はテトラヒドロピラ
ンが挙げられる。また、重合触媒としては、サマトリウ
ムトリス(テトラメチルヘプタンジオネート)等が用い
られる。
【0022】ポリエーテル(1)は、従来の既知のパー
フルオロポリエーテルとは異なり、ポリエーテル主鎖に
フッ素置換炭化水素基が側鎖として結合している構造
〔一般式(x1)〕を有しており、これを配合した本発
明化粧料は従来の化粧料に比べて化粧持ち、油浮き、耐
摩擦色移り性、よれにくさ及び使用感において優れてい
る。
【0023】ポリエーテル(1)は1種以上用いること
ができ、本発明化粧料中に0.01〜90重量%含有さ
れることが好ましく、特に0.1〜70重量%、さらに
0.5〜30重量%含有される場合、特に化粧持ちに優
れ、使用感も良好である。
【0024】本発明の化粧料には、前記成分のほか、化
粧料常用成分、例えば油剤、固形・半固形油、水溶性及
び油溶性ポリマー、無機及び有機顔料、シリコーン処理
顔料、色材、界面活性剤、水、防腐材、酸化防止剤、色
素、増粘剤、pH調整剤、香料、紫外線吸収剤、保湿剤、
血行促進剤、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤など
を、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合できる。
【0025】本発明の化粧料は、油性化粧料、油中水型
乳化化粧料、水中油型乳化化粧料、水性化粧料、固形化
粧料、油性固形化粧料等とできる。特にファンデーショ
ン、おしろい、口紅、頬紅、アイシャドー等のメイクア
ップ化粧料;スキンケアクリーム、乳液、スキンローシ
ョン、サンスクリーン剤等の皮膚保護化粧料などが好適
である。
【0026】
【発明の効果】本発明の化粧料は、耐水性、耐油性、耐
摩擦性及び塗膜柔軟性に優れ、良好な使用感を有し、化
粧成分の濡れ、よれ、消失を防止して化粧持ちが良く、
安定性に優れる。特に、目尻や口元といった皮膚の大き
い動きに対しても柔軟に追従し、塗布された皮膜に違和
感を感じないため、初期の化粧効果を長時間持続でき
る。
【0027】
【実施例】合成例1:ポリエーテル1の合成(一般式
(1)においてm=1430,n=0,Xは一般式
(X)においてR1=R2=R3=H、Rf=−CH2(C
24H,a=1) サマトリウムトリス(テトラメチルヘプタンジオネー
ト)7.00gを秤量し、トルエン450mLを加えて加
熱溶解した。室温まで放冷後、メチルアルモキサン溶液
17.83mLを滴下した。20分後、3−(1H,1
H,5H−オクタフルオロペンチロキシ)−1,2−エ
ポキシプロパン192.2gを加え、容器を封栓し、攪
拌しながら130℃で3時間重合を行った後、開封し、
希塩酸で重合を停止させた。室温まで冷却後、析出した
固体を濾取し、トルエンでよく洗浄した後、減圧乾燥し
た。これをエタノール4Lに加熱溶解させた後、グラス
フィルターで濾過し、濾液をイオン交換水に投じた。析
出した固体を80℃で24時間減圧乾燥し、無色ゴム状
固体ポリエーテル1を得た。収率94%。GPC分析
(25℃、50mmol/L酢酸/THF、ポリスチレン換
算)によればMn=41万、Mw=142万であった。
【0028】合成例2 サマリウムトリイソプロポキシド0.9296gを秤量
し、ベンゼン23.83mLを加え攪拌した。攪拌下に室
温でメチルアルモキサン溶液5.06mL(6当量)を滴
下し、触媒A〔Sm/Al(モル比)=1/6〕を調製
した。
【0029】合成例3 窒素気流下、2−(パーフルオロオクチル)エタノール
50.0gとエピクロロヒドリン20.0gにテトラア
ンモニウムトリプロミド1.74gを加え、ヘキサン6
5mL中、40℃で10分間反応させた。液温を45℃以
下に保ったまま、48%NaOH水溶液13gを滴下
し、さらに5時間加熱攪拌した。放冷後、反応液をイオ
ン交換水で洗浄し、乾燥、これを減圧下に留去して、3
−(1H,1H,2H,2H−ヘプタデカフルオロデシ
ロキシ)−1,2−エポキシプロパンを得た。
【0030】合成例4:ポリエーテル2の合成(一般式
(1)において、m≧5,000、n=0、Xは一般式
(X)においてR1=R2=R3=H、Rf=−CH28
14CF 3、a=1) 合成例3で得た3−(1H,1H,2H,2H−ヘプタ
デカフルオロデシロキシ)−1,2−エポキシプロパン
5.202gを窒素置換した容器に取り、トルエン5.
7mLを加え溶解させる。これに触媒A1.00mLを添加
した後、容器を封栓し、攪拌しながら130℃で3時間
重合し、ポリエーテル2を得た。収率95%。GPC分
析によればMn=110万、Mw=500万であった。
【0031】合成例5:ポリエーテル3の合成(一般式
(1)において、m≧3400、m/(m+n)=0.
3、Xは一般式(X)においてR1=R2=R3=H、R5
=−(CH2)(CF27CF3、a=1,Yは一般式
(Y1)においてR5=R6=R7=H、R4 =セチル,b
=1) 合成例3で得た3−(1H,1H,2H,2H−ヘプタ
デカフルオロデシロキシ)−1,2−エポキシプロパン
1.561gとセチルグリシジルエーテル2.095g
を窒素置換した容器に取り、トルエン5.7mLを加え溶
解させた。これに、触媒A1.00mLを添加した後、容
器を封栓し、攪拌しながら130℃で3時間重合した。
容器を開封し、希塩酸で重合を停止させ、室温まで冷却
後、析出した固体を濾取し、トルエンで洗浄した。これ
を80℃で24時間減圧乾燥し、微黄色固体のポリエー
テル3を得た。収率100%。GPC分析によればMn
=68万、Mw=205万であった。
【0032】合成例6:ポリエーテル4の合成(一般式
(1)において、m≧1300、n=0、Xは一般式
(X)においてR1=R2=R3=H、R5=CH2CH2
613、a=1) (トリデカフルオロ−1,1,2,2−テトラヒドロオ
クチル)グリシジルエーテル5.0gを窒素置換した容
器に取り、トルエン12.0mlを加え溶解させた。これ
に、触媒A2.00mLを添加した後、容器を封栓し、攪
拌しながら130℃で6時間重合した。以後は合成例5
と同様の方法でポリエーテル4を得た。収率93%であ
った。
【0033】顔料のフッ素化合物処理例 フラスコに顔料150gを入れ、混合しながら60℃ま
で加熱した。これに、(C613CH2CH2O)2
(O)OHの13gをイソプロピルエーテル1500g
に溶解加温(50℃)しておいたものを加え、60℃で
4時間混合した。その後、50〜60℃でイソプロピル
エーテルを減圧留去し、乾燥して、フッ素化合物処理顔
料157gを得た。
【0034】実施例1〜7、比較例1〜6(二層型液状
ファンデーション) 表1及び表2に示す組成の二層型液状ファンデーション
を製造し、化粧持ち、油浮き、耐摩擦色移り性、よれに
くさ及び使用感を評価した。結果を表3に示す。
【0035】(製法)油相成分を70〜80℃で溶解/
分散したのち、顔料を添加し、ディスパーで分散させ
た。次に、これを20〜30℃に降温した後、水相を攪
拌しながら添加して乳化させ、二層型液状ファンデーシ
ョンを得た。
【0036】(評価方法) (1)化粧持ち及び油浮き:12人の専門パネラーによ
り、各ファンデーションを使用したときの化粧持ち、油
浮きを官能評価し、次の基準で5段階評価した。 5:10〜12人が良いと判断した。 4:8〜9人が良いと判断した。 3:6〜7人が良いと判断した。 2:4〜5人が良いと判断した。 1:3人以下が良いと判断した。
【0037】(2)耐摩擦色移り性:ファンデーション
の一定量を人工皮革に均一に塗布し、木綿布で塗布した
部分を200g/cm2 の圧力下、表面性試験器を用いて
3往復摩擦させた。そのとき移行したファンデーション
による木綿布の着色度合いにより、以下の基準で評価し
た。 ◎:ほとんど着色していない。 ○:やや着色している。 △:着色している。 ×:かなり着色している。
【0038】(3)よれにくさ:表情を変えることによ
って目尻にしわのできる男性10人の顔面にファンデー
ションの一定量を塗布し、その後、強いまばたきを5回
繰り返す。専門パネラーにより目尻のしわの部分を塗布
直後と比較し、次の基準で3段階評価した。結果は10
人の平均で示す。 5:まったく変化がない。 3:しわの部分にわずかな変化がある。 1:ファンデーションがしわにたまったり、しわの部分
で割れて、線ができる。
【0039】(4)使用感:10人の専門パネラーによ
り、各ファンデーションを使用したときの使用感を官能
評価し、次の基準で評価した。 ○:8人以上が良いと判断した。 △:4〜7人が良いと判断した。 ×:3人以下が良いと判断した。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】表3の結果から明らかな通り、本発明の化
粧料はいずれも、化粧持ち、油浮き、耐摩擦色移り性、
よれにくさ及び使用感のすべてにおいて優れていた。ま
た安定性も良好であった。
【0044】実施例6(乳液) 下記組成の乳液を常法により製造した。 (組成) (重量%) (1)ジメチルポリシロキサン(信越化学社製,KF-96A 6cs) 10.0 (2)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 (3)ポリエーテル3 20.0 (4)ジメチルポリシロキサンポリオキシアルキレン共重合体 (東レ・ダウコーニング・シリコーン社製) 5.0 (5)グリセリン 2.0 (6)メチルフェニルポリシロキサン(信越化学社製) 3.0 (7)キサンタンガム 0.2 (8)エデト酸四ナトリウム 0.1 (9)L−アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩 3.0 (10)クエン酸ナトリウム 1.0 (11)水 残量 (12)香料 微量
【0045】実施例7(クリーム状ファンデーション) 実施例1と同様にして、下記組成のクリーム状ファンデ
ーションを製造した。 (組成) (重量%) (1)フッ素化合物処理顔料(製造例1と同様にして製造) 酸化チタン 6.0 セリサイト 8.0 酸化鉄(赤、黄、黒) 1.2 (2)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 (3)ポリエーテル2 25.0 (4)ジメチルポリシロキサンポリオキシアルキレン共重合体 (東レ・ダウコーニング・シリコーン社製) 5.0 (5)グリセリン 2.0 (6)水 残量 (7)香料 微量
【0046】 実施例8(パウダーファンデーション) (組成) (重量%) (1)フッ素化合物処理顔料(製造例1と同様にして製造) 酸化チタン 10.0 セリサイト 25.0 タルク 30.0 カオリン 5.0 酸化鉄(赤、黄、黒) 4.6 ポリエチレン粉末 4.0 (2)スクワラン 2.0 (3)ポリエーテル1 7.0 (4)防腐剤 適量 (5)香料 微量
【0047】(製法)まず顔料を混合し、粉砕機を通し
て粉砕した。これを高速ブレンダーに移し、結合剤等を
混合し、均一にしたものを顔料に加えてさらに混合して
均一にした。これを粉砕機で処理し、ふるいを通して粒
度を揃えたのち、金皿容器中で圧縮成形し、パウダーフ
ァンデーションを得た。
【0048】実施例9(頬紅) 実施例10と同様にして、以下に示す組成の頬紅を製造
した。 (組成) (重量%) (1)フッ素化合物処理顔料(製造例1と同様にして製造) カオリン 40.0 マイカ 13.0 酸化チタン 18.0 酸化鉄(赤、黄、黒) 5.0 (2)有機顔料(赤色202号) 2.4 (3)ポリエーテル2 10.0 (4)防腐剤 0.1 (5)香料 適量
【0049】実施例10(パウダーアイシャドウ) 雲母チタン以外の顔料を先に混合、粉砕したのち、雲母
チタンを混合した。その他は実施例10と同様にして、
以下に示す組成のパウダーアイシャドウを製造した。 (組成) (重量%) (1)フッ素化合物処理顔料(製造例1と同様にして製造) 雲母チタン 5.0 セリサイト 26.0 マイカ 24.0 酸化鉄(赤、黄、黒) 2.0 群青 10.0 紺青 6.0 (2)ポリエーテル4 7.0 (3)ポリエチレン粉末 4.0 (4)スクワラン 3.0 (5)防腐剤 適量 (6)香料 微量
【0050】実施例11(サンスクリーン乳液) 実施例1と同様にして、以下に示す組成のサンスクリー
ン乳液を製造した。 (組成) (重量%) (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0 (2)ポリエーテル3 5.0 (3)ジメチルポリシロキサンポリオキシアルキレン共重合体 (東レ・ダウコーニング・シリコーン社製) 3.0 (4)グリセリン 2.0 (5)エタノール 5.0 (6)水 残量 (7)フッ素化合物処理微粒子酸化チタン (製造例1と同様にして製造) 7.4 (8)酸性多糖類 0.4 (9)メトキシ桂皮酸オクチル 2.0 (10)香料 微量
【0051】実施例12(保湿クリーム) 下記組成の保湿クリームを常法により製造した。 (組成) (重量%) (1)酸性多糖類 0.5 (2)オクタメチルシクロテトラシロキサン 7.0 (3)メチルフェニルポリシロキサン 5.0 (4)ポリエーテル3 7.0 (5)ブチルパラベン 0.2 (6)グリセリン 5.0 (7)クエン酸ナトリウム 1.0 (8)L−アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩 3.0 (9)メチルパラベン 0.2 (10)精製水 残量
【0052】実施例13(口紅) 下記組成の口紅を常法により製造した。 (組成) (重量%) (1)パラフィンワックス 10.0 (2)キャンデリラワックス 20.0 (3)カルナバワックス 10.0 (4)イソパルミチン酸イソブチル 4.0 (5)イソノナン酸イソノニル 2.0 (6)リンゴ酸ジイソステアリル 3.7 (7)ポリエーテル3 45.0 (8)フッ素化合物処理顔料(製造例1と同様にして製造) 赤色201号 1.0 赤色202号 2.0 黄色4号AIレーキ 1.0 酸化チタン 1.0 (9)抗酸化剤 0.1
【0053】実施例6〜13で得られた化粧料はいずれ
も、耐水性、耐油性、耐摩擦性及び塗膜柔軟性に優れ、
良好な使用感を有し、化粧成分の濡れ、よれ、消失を防
止して化粧持ちが良く、しかも安定性に優れたものであ
った。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 織田 卓 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 Fターム(参考) 4C083 AA122 AB232 AB242 AB432 AB442 AC012 AC022 AC102 AC122 AC302 AC342 AC352 AC372 AC532 AC792 AC852 AD022 AD041 AD042 AD092 AD152 AD162 AD172 AD212 AD352 AD642 CC01 CC05 CC12 CC13 CC14 CC19 DD17 DD31 EE01 EE07

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 〔式中、m個のXは同一又は異なって、一般式(X)で
    表わされる基を示し、 【化2】 (R1 、R2 及びR3 は同一又は異なって水素原子、メ
    チル基又はエチル基を示す。aは1又は2の数を示す。
    f は炭素数1〜32の炭化水素基の水素原子の一部又
    は全部がフッ素原子で置換された基を示す。n個のYは
    同一又は異なって、一般式(Y1)、(Y2)又は
    (Y3)で表わされる基を示し、 【化3】 (R4 は水素原子又は炭素数1〜32の炭化水素基を示
    す。R5 、R6 、R7 、R8 及びR9 は同一又は異なっ
    て水素原子、メチル基又はエチル基を示す。R10及びR
    11は同一又は異なって水素原子、カルボキシル基、カル
    ボキシメチル基又はそれらの塩を示す。bは1又は2の
    数を示す。eは3〜6の数を示す。)m及びnはm/
    (m+n)=0.2〜1及びm+n≧10を満足する数
    を示す。〕で表わされるポリエーテルを含有する化粧
    料。
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