JP2001048526A - シアン化水素の製造方法 - Google Patents

シアン化水素の製造方法

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JP2001048526A
JP2001048526A JP2000209305A JP2000209305A JP2001048526A JP 2001048526 A JP2001048526 A JP 2001048526A JP 2000209305 A JP2000209305 A JP 2000209305A JP 2000209305 A JP2000209305 A JP 2000209305A JP 2001048526 A JP2001048526 A JP 2001048526A
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hydrogen cyanide
nitric oxide
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アブラハム・ベンダリー
Michel Stanley Decourcy
マイケル・スタンレー・デコーシー
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    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01CAMMONIA; CYANOGEN; COMPOUNDS THEREOF
    • C01C3/00Cyanogen; Compounds thereof
    • C01C3/02Preparation, separation or purification of hydrogen cyanide
    • C01C3/0208Preparation in gaseous phase
    • C01C3/0212Preparation in gaseous phase from hydrocarbons and ammonia in the presence of oxygen, e.g. the Andrussow-process
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流出ガス中のアンモニアの量を最低限にし、
公知の触媒の分解という問題のない商業的に実行可能な
触媒を用いる、商業的に実行可能な新規なHCN生成方
法の提供。 【解決手段】 酸化窒素、炭化水素ガス、および任意に
アンモニアを、シアン化水素に転化することができる触
媒を提供すること;酸化窒素、炭化水素ガス、および任
意にアンモニアを、触媒に供給すること;ならびに触媒
の存在下、大気圧および大気圧より高い圧力から選択さ
れる圧力で、酸化窒素、炭化水素ガス、および任意のア
ンモニアを反応させ、シアン化水素を生成することを含
む方法であって、酸化窒素供給流れの温度を180℃よ
り高く保つ方法、Oを最低限にする方法、水を最低限
にする方法、およびそれらの組み合わせから選択される
方法で、硝酸の生成が最低限にされている方法

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、酸化窒素(「NO」)、メタン
(「CH」)、および任意のアンモニアからシアン化
水素(「HCN」)を生成する方法に関する。特に、本
発明は、触媒およびフレーム化学(flame che
mistry)を用いる方法であり、商業的に実行可能
で経済的な方法を得ることに関する。
【0002】HCNは、ナイロン、メチルメタアクリレ
ート、シアン化ナトリウム、農薬および医薬、ならびに
特殊なアミン(specialty amine)を生
成するのに用いられる。それゆえに、HCNの需要は大
きく、例えば米国だけで、HCNの需要は毎年20億ポ
ンドを超える。
【0003】HCN生成の既知の方法には、それらに関
連したいくつかの問題がある。これらの方法に関連した
問題には、残留アンモニアを除去する必要および触媒の
失活が含まれる。それゆえ、残留アンモニアの除去を必
要とせず、触媒有効寿命の長い、商業的に実行可能なH
CN生成方法が必要である。
【0004】商業的には、HCNは一般に、アンドリュ
ッソー法(Andrussow process)で生
成される。アンドリュッソー法(米国特許第1,93
4,838号参照)において、アンモニア、空気といっ
た酸素含有ガス、およびメタンといった炭化水素ガス
を、周囲温度又は昇温下、反応系に供給する。その後、
Pt含有触媒の存在下、1000℃から1400℃の温
度で、反応体を反応させ、シアン化水素を生成する。
【0005】アンドリュッソー法に関連した1つの問題
は、流出ガスにおける残留アンモニアのレベル(lev
el)が高いことである。残留アンモニアは、HCNの
重合を引き起こすので、除去されなければならない。流
出ガス中の低レベルのアンモニアは、精製工程内で、酸
の添加を通して中和されることができる。アンドリュッ
ソー法の流出ガス中のアンモニアのレベルは、HCNを
直接、精製工程に送るには高すぎる。それゆえ、残留ア
ンモニアを含む流出ガスは、アンモニアの大部分を除去
するため、分離工程に送られ、その後、精製工程に送ら
れなければならない。
【0006】残留アンモニアを除去する2つの既知の方
法がある。第1の方法は、アンモニウム塩を生成するた
めに、硫酸といった酸の添加を必要とする。生成するア
ンモニウム塩は、ほとんど価値がなく、廃棄問題をもた
らす。硫酸の添加コストおよびアンモニウム塩の廃棄コ
ストゆえに、この方法は望ましくない。
【0007】残留アンモニアを除去する第2の方法は、
アンモニアの錯体をつくるために、硝酸、リン酸、また
はホウ酸といった鉱酸の使用を必要とする。アンモニア
/酸錯体は、その後、該方法にリサイクルされるアンモ
ニアを放出するために熱分解される。高い資本経費(c
apital cost)およびアンモニウム/酸錯体
の熱分解の高い操作コストゆえに、この方法は望ましく
ない。
【0008】米国特許第2,083,824号は、メタ
ンおよび酸化窒素から、HCNを生成する方法を開示し
ている。白金およびロジウムといった白金属元素で被覆
された非孔質の耐熱(refractory)物質が、
該方法の触媒として用いられた。開示された唯一の非孔
質の耐熱物質には、シリカが含まれていた。
【0009】前記の方法に関する1つの問題は、触媒が
支持されており、支持された触媒は、工業的にスケール
アップするのが困難であることにある。シリカで支持さ
れた触媒も、HCN反応器内の還元性雰囲気のため、寿
命が短い。この方法に用いられる触媒は、硝酸の攻撃
(attack)および触媒表面上の炭素析出のため、
触媒有効寿命が短い。
【0010】これらの文献の開示にもかかわらず、流出
ガス中のアンモニアの量を最低限にし、公知の触媒の分
解という問題のない商業的に実行可能な触媒を用いる、
商業的に実行可能なHCN生成方法が引き続き必要であ
る。
【0011】本発明は、酸化窒素、炭化水素ガス、およ
び任意にアンモニアを、シアン化水素に転化することが
できる触媒を提供すること;酸化窒素、炭化水素ガス、
および任意にアンモニアを、触媒に供給すること;なら
びに触媒の存在下、大気圧および大気圧より高い圧力か
ら選択される圧力で、酸化窒素、炭化水素ガス、および
任意のアンモニアを反応させ、シアン化水素を生成する
ことを含む方法であって;反応系の温度を180℃より
高く保つ方法、Oを最低限にする方法、水を最低限に
する方法、およびそれらの組み合わせから選択される方
法を用いて、硝酸の生成を最低限にする方法を提供す
る。
【0012】上記のように、本発明方法の第1段階は、
触媒を供給することである。触媒は、遷移金属、周期表
(periodic chart)のランタニド系列の
元素、周期表のアクチニウム系列の元素、およびそれら
の混合物から選択されることができる。触媒が、白金、
ロジウム、パラジウム、ニッケル、スズ、セリウム、ア
ンチモン、マグネシウム、マンガン、鉄、コバルト、
金、イリジウム、銀、亜鉛、ジルコニウム、トリウム、
およびそれらの混合物から選択されるのが好ましい。よ
り好ましい態様において、触媒は、白金、ロジウム、パ
ラジウム、ニッケル、スズ、およびそれらの混合物から
選択されることができる。
【0013】触媒は、ワイヤに形成された純粋な触媒で
あることができる。好ましくは、ワイヤは、細目網(g
auze)に形成される。別法では、触媒は、基体上に
被覆されることができる。好ましくは、基体は多孔質で
ある。触媒で被覆された基体は、好ましくは、細目網に
形成される。
【0014】触媒が基体上に被覆されている際に、基体
上に被覆される触媒の量は、0.5重量%から20重量
%、好ましくは0.5重量%から10重量%の範囲であ
ることができる。基体は、以下:二酸化ケイ素(シリカ
−SiO)、炭化ケイ素(SiC)、窒化ケイ素(S
)、ホウ化ケイ素、シリコンボロナイトライド
(silicon boronitride)、酸化ア
ルミニウム(アルミナ−Al)、アルミノケイ酸
塩(ムライト−3Al−2SiO)、アルミノ
ボロシリケート(aluminoborosilica
te)、炭素繊維、耐熱繊維(refractory
fiber)、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化イ
ットリウム(Y)、酸化カルシウム(CaO)、
酸化マグネシウム(MgO)、およびコルダイト(Mg
O−Al−SiO)の1つ以上から選択される
ことができるが、これらに限定されるものではない。
【0015】本発明方法の第2段階において、NO、炭
化水素ガス、および任意にアンモニアを、触媒に供給す
る。NOの供給源は、NOのタンク、または1つ以上の
空気、酸素、N、もしくはNOといった希釈剤と、
NOの混合物であることができる。これらの物質は、商
業的に入手できる。
【0016】好適な炭化水素ガスとしては、メタン、エ
タン、プロパン、ブタン、アセチレン、エチレン、メタ
ノール、エーテル、および揮発性のアルコールが挙げら
れるがこれらに限定されるものではない。メタンを含む
天然ガスが、好ましい。これらの物質は、商業的に入手
できる。
【0017】別の態様において、本発明方法は、連続方
法であり、HANDBOOK OFCHEMICALS
PRODUCTION PROCESSES、McG
raw−Hill Book Company、198
6、chapters3.4、3.5および3.6に開
示されているUhde GmbH and BAMAG
processesまたはそれの変法によって教示さ
れている様に、NOは、アンモニア酸化法(「AO
P」)のような方法における、アンモニアおよび酸素含
有ガスから製造されることができ、その後、触媒に供給
されるか、または炭化水素ガスと混合され、HCNが生
成する触媒に供給される、かかる開示は本明細書に組み
込まれ参照される。AOP工程からの生成物流れを18
0℃より高い温度に維持するなら、硝酸の生成は最低限
にされる。NO生成物流れを他の流れと混合する際に
は、混合された流れの温度も180℃より高く維持され
なければならない。
【0018】一般に、AOP方法は、アンモニアの高い
転化率を確実にするために、わずかに酸素過剰で操作さ
れる。しかしながら、もしアンモニアが過剰に供給され
るなら、流出中に残留アンモニアは存在するが、AOP
工程における酸化白金の生成は最低限にされ、およびH
CN生成工程における硝酸の生成は最低限にされる。H
CNへの反応はNOおよび任意のアンモニアの供給で有
利に進むので、アンモニア酸化法の化学量論は、AOP
触媒の保護または高いNH転化率が望まれるかどうか
によって、OまたはNHを過剰にするというように
変えられることができる。
【0019】白金回収フィルター(recovery
filter)および/またはパラジウム、金、銅、
銀、他の金属もしくはそれらの混合物でできているスク
リーンといった「キャッチメント細目網(catchm
ent gauze)」は、商業的に入手でき、AOP
方法において、白金の損失を最低限にするために用いら
れることができる。
【0020】別の態様において、NO製造方法は、酸素
富化によって促進される。酸素富化には、21体積%よ
り多く100体積%までの酸素含有流れを生成するため
に、純酸素および空気を使用することが含まれる。該方
法の化学量論は、触媒の保護および硝酸の回避、または
高いNH転化率が望まれるかどうかによって、上記の
ように変えられることができる。酸素富化は、改良され
たキャパシティー(capacity)または生産量を
提供することができる。
【0021】酸化窒素方法は、800℃から1000
℃、好ましくは820℃から950℃で行われることが
できる。限定されないがアンモニアおよび/または酸素
含有ガスを含む供給混合物は、室温でまたは任意にプレ
ヒートされて供給されることができる。触媒は、白金、
ロジウム、パラジウム、およびそれらの混合物をはじめ
とする貴金属から選択されることができる。操作圧力
は、大気圧から1500kPa、好ましくは大気圧から
600kPaの範囲であることができる。反応は、典型
的には、0から10%酸素モル過剰で行われる。流出す
るNOは、任意に、1つ以上の廃熱回収交換器(was
te heat recovery exchange
r)で30℃から300℃、好ましくは180℃から3
00℃に冷却されることができる。
【0022】NO、炭化水素ガス、および任意のアンモ
ニアを、任意にプレヒートし、HCNを生成するために
反応させることができる。反応は、1000℃から14
00℃、好ましくは1050℃から1250℃、より好
ましくは1100℃から1250℃の範囲の温度で起こ
ることができる。
【0023】炭化水素ガスとNOのモル比は、0.5:
1から2:1、好ましくは0.8:1から1.8:1、
より好ましくは1.2:1から1.6:1の範囲にある
ことができる。アンモニアを用いる際には、NOの量は
モル基準で1:1に減じられ、添加されるアンモニア1
モルごとに0.5モルのOを加える。酸素の供給源
は、空気、純酸素、メタノールといった酸素含有炭化水
素、窒素の酸化物、炭素の酸化物、またはそれらの組み
合わせであることができる。炭化水素ガス、NO、およ
び任意のアンモニアは、触媒に供給する前または間に、
希釈剤の量が0体積%から75体積%の範囲になるよう
に希釈されることができる。好適な希釈剤は不活性ガス
であり、例えば窒素、アルゴン、ヘリウム、空気、水蒸
気、二酸化炭素、およびそれらの混合物が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0024】HCN反応工程における、硝酸の生成は、
NO供給流れの温度を180℃より高く保つ方法、O
を排除する方法、水を排除する方法、およびそれらの組
み合わせ、から選択される方法を用いて、最低限にされ
る。NO供給中の水は、公知の方法、例えば分縮器の使
用が挙げられるがこれに限定されない方法を通して、最
低限にされることができる。HCN反応器への水は、ア
ンモニアの精製といった、他の供給流れ中の水を最低限
にすることで、さらに制限されることができる。硝酸の
生成が最低限にされない場合には、触媒は、硝酸の生成
が最低限にされる場合より速く分解されるであろう。
【0025】本発明方法において、残留アンモニアは最
低限にされる。そしてその上、二酸化白金は生成されな
い。それゆえ、本発明方法は、生成物ガスから除去され
る必要がある残留アンモニアの量を減じ、精製の前に中
間のアンモニア除去工程を必要としない。本発明方法
は、触媒が、炭素析出または二酸化白金の生成(白金の
損失)によって不活性化されないので、商業的に実行可
能である。このようにして、商業的に入手できる白金含
有細目網触媒を、本発明方法において用いることができ
る。
【0026】HCNが生成した後、クエンチング(qu
enching)および精製といった公知の手段で処理
されることができる。クエンチングには、分解または重
合を防ぐためのHCNの冷却が含まれる。これは、一般
に、直接または間接冷却方法を用いることで行われる。
もし、生成物HCNが求められるなら、HCNは水に吸
収され、蒸留といった公知の手段でさらに精製されるこ
とができる。もし、シアン化ナトリウム生成物が求めら
れるなら、同様に、苛性アルカリへの吸収を用いること
ができる。
【0027】本明細書及び請求項では、他に示されない
限り、パーセントはモル体積基準であり、すべての温度
は摂氏度である。
【0028】本明細書及び請求項の目的のため、本明細
書で挙げられる、範囲及び比の限度は組み合わせて理解
されうる。例えば、もし、1−20及び5−15の範囲
が、特別なパラメーターとして挙げられるなら、範囲1
−15又は5−20も意図されていると理解される。
【0029】以下の実施例は、本発明方法を例示するも
のとして示されるが、本発明の範囲を制限するように解
釈されるべきではない。
【0030】実施例1 反応器は、90重量%白金/10重量%ロジウム細目網
触媒を含む直径18mmの石英チューブ反応器であっ
た。供給流れは、表1に記載したとおりである。すべて
のパーセントはモルパーセントであり、比はモル比であ
る。供給は、全反応体が1分当たり0.6リットル(標
準状態)になるように維持された。実験は、最初に窒素
を希釈剤として用いて行われ、その後、アルゴンを希釈
剤として用いて繰り返された。2つの実験をガスクロマ
トグラフィーを用いて比較し、反応中にどれ程の窒素が
生成されるかを決定した。アルゴンを用いた実験の窒素
のピーク面積を、窒素を用いた実験のピーク面積から引
いた。これにより、窒素はガスクロマトグラフィーの標
準になることができる。水の量は、酸素モルバランスに
基づいて計算された。NOまたはOとして反応に供給
された酸素のモルは合計され、その後、CO、CO
NO、NO、およびOの生成物モルが引かれた。残
ったモルは、HOのものとした。結果は、表1に示
す。
【0031】
【表1】
【0032】上記の実施例は、アンドリュッソー法への
NOの添加により、HCNの優れた収率が得られること
を示している。実施例は、酸素の消費量が、公知のアン
ドリュッソーHCN反応において用いられる約半分にま
で減じられることも示している。
【0033】実施例2 実施例2A、2B、2C、および2Dは、供給にNH
が入っていない以外は実施例1に記載された手順に従っ
て行われた。CHとNOの比、および反応温度を変え
た。モル比、反応温度、および結果を、表2Aから2D
に示す。
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】
【表5】
【0038】実施例2A、2B、2C、および2Dは、
CH/NO方法を通して、優れたHCN収率を得られ
ることを示している。実施例が、同じ触媒上で連続して
行われた際に、触媒は実験の間よく作用し、触媒を攻撃
する化合物が有意な量で生成していないことは明らかで
ある。CHとNOの比、および反応温度は、本方法の
収率に影響を及ぼす。白金/ロジウム細目網触媒は、上
記の実験の間、約44時間用いられた。触媒の分解は、
観察されなかった。
【0039】実施例3 実施例3は、反応器が、アルミナ(92パーセントAl
/8パーセントSiO、1インチ当たり45個
の孔を有する)フォーム(foam)支持体上の4重量
%白金を含む直径18mmの石英チューブ反応器であっ
た以外は先の実施例と同じ手順に従って行われた。供給
は、全反応体が1分当たり0.6リットル(標準状態)
になるように維持された。モル比、反応温度、および結
果を、表3に示す。
【0040】
【表6】
【0041】実施例3は、触媒が多孔質の基体上にロー
ド(load)されている場合も、本発明方法が作用す
ることを示している。
【0042】伝統的に、重大な輸送安全リスクをともな
う、外部で生成したHCNに依存している、HCNの少
量の消費者(例えば、農薬、製薬、および特殊化学物質
の会社)にとって、この新しい方法は、原料HCNの自
己供給(self−supplying)という経済的
に魅力的なオプション(option)を提供する。本
発明方法の利点には、精製の前にアンモニアを除去する
必要がなくなったこと、および反応器に供給される全モ
ルの減少による生成物のキャパシティーが増大すること
が含まれる。生成物のキャパシティーが増大すること
で、所定のキャパシティーのためにはより小さな反応器
のサイズを用いることができ、また既存の装置では増大
した生産量が得られる。メタンおよびNOのみの態様に
おいて、潜在的な生産量は、純(100%)O供給を
用いるアンドリュッソー法で得られる生産量を越えるこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル・スタンレー・デコーシー アメリカ合衆国テキサス州77059,ヒュー ストン,ヘザーベンド・コート・16414

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化窒素、炭化水素ガス、および任意に
    アンモニアを、シアン化水素に転化することができる触
    媒を提供すること;酸化窒素、炭化水素ガス、および任
    意にアンモニアを、触媒に供給すること;ならびに触媒
    の存在下、大気圧および大気圧より高い圧力から選択さ
    れる圧力で、酸化窒素、炭化水素ガス、および任意のア
    ンモニアを反応させ、シアン化水素を生成することを含
    む方法であって、酸化窒素供給流れの温度を180℃よ
    り高く保つ方法、Oを最低限にする方法、水を最低限
    にする方法、およびそれらの組み合わせから選択される
    方法で、硝酸の生成が最低限にされている方法。
  2. 【請求項2】 触媒が、遷移金属、周期表のランタニド
    系列、周期表のアクチニウム系列、およびそれらの混合
    物からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 遷移金属が、白金、ロジウム、パラジウ
    ム、ニッケル、スズ、セリウム、アンチモン、マグネシ
    ウム、マンガン、鉄、コバルト、金、イリジウム、銀、
    亜鉛、およびそれらの混合物からなる群から選択され
    る、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 遷移金属が、白金、ロジウム、パラジウ
    ム、ニッケル、およびスズからなる群から選択される、
    請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 触媒が、多孔質の基体上に被覆されてい
    る、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 基体上に被覆されている触媒の量が、
    0.5重量%から20重量%であり、基体がアルミナお
    よびアルミノケイ酸塩からなる群から選択される、請求
    項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 反応が800℃から1400℃で起こ
    る、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 酸化窒素、炭化水素ガス、および任意の
    アンモニアが、窒素、アルゴン、ヘリウム、空気、水蒸
    気、二酸化炭素、およびそれらの混合物からなる群から
    選択される不活性ガスで希釈される、請求項1に記載の
    方法。
  9. 【請求項9】 前記方法は、連続方法であり、酸化窒素
    は、アンモニア酸化法において、アンモニアおよび酸素
    含有ガスを含む供給混合物から製造され、その後、触媒
    へ供給される、請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 アンモニア酸化法が、酸素富化されて
    いる、請求項9に記載の方法。
JP2000209305A 1999-07-12 2000-07-11 シアン化水素の製造方法 Withdrawn JP2001048526A (ja)

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