JP2001048332A - 搬送用プーリ - Google Patents

搬送用プーリ

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JP2001048332A
JP2001048332A JP11256078A JP25607899A JP2001048332A JP 2001048332 A JP2001048332 A JP 2001048332A JP 11256078 A JP11256078 A JP 11256078A JP 25607899 A JP25607899 A JP 25607899A JP 2001048332 A JP2001048332 A JP 2001048332A
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JP
Japan
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pulley
belt
guide
diameter portion
obtaining
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Application number
JP11256078A
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English (en)
Inventor
Minoru Yokosuka
稔 横須賀
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Nitta Corp
Original Assignee
Nitta Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現行の、プーリ側に突設されてなるガイド付搬
送ベルトを、より長持ちさせるプーリを提供すること。 【解決手段】 プーリのガイド勘合部の表面の摩擦係数
を大径部に比して低い摩擦係数の表面部材を採用するこ
とにより、ベルトのガイド部がプーリ溝部から逸脱しな
いようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動プーリと被動
プーリとの間に張設されなるガイド機能を有する搬送用
プーリに関し、詳しくはベルト基材のプーリ側の面にガ
イドを突設して、プーリの溝部と勘合させることで、プ
ーリの溝部からの逸脱を防止することをより高めた搬送
用プーリに関するものである。
【0002】
【従来の技術】駆動プーリと被動プーリとの間にベルト
が巻回されてなる搬送装置において、従来のプーリでは
ベルトを安定走行させるために、プーリにクラウン(中
高)を設けて対応していたが、プーリ径が小さい場合と
か高荷重が作用する場合には安定して走行させることが
難しいという欠点があった。そこで、例えば、実開平1
−126317号公報に開示されているように、蛇行防
止ガイド付きベルトが提案されている。このベルトは、
ベルト基材と、該ベルト基材のプーリ側のプーリ側の面
に突設されたガイドとを有するもので、プーリに設けた
溝部内にベルトのガイドを勘合させることによってベル
トのプーリからの逸脱を防止しているところが、このよ
うなベルトでは以下に示すような欠点があった。 (1)特に、小径のプーリを装着した搬送装置では、ベ
ルトの蛇行、偏行時にガイドプーリの溝部から逸脱し、
ガイド及びベルトが損傷することがある。 (2)ベルトの蛇行、偏向時に、ガイドプーリの溝部か
ら抑制力を受けるのでガイドがそのベルト基材への接着
部の側面近傍部から剥離することがある。 上記欠点を解消する為に、本発明者らは、ガイドの硬度
を下げ、かつ曲げ抵抗を抑えるようガイドの底部に縦溝
やノッチを設け、ガイドの耐屈曲性の向上を試みたが、
ガイドの硬度を下げることにより摩擦係数が上がりプー
リ溝部からの乗り上げ事故が発生したりして、ガイドの
剥離し易い状況はかわらない。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点を
解消するためになされたものであり、その目的とすると
ころは、ベルトの蛇行、偏行時に、ガイドがプーリの溝
部から逸脱し、ガイド及びベルトが損傷する不具合を改
善する搬送用プーリを提供することにある。本発明の他
の目的は、ベルトの蛇行、偏向時に、ガイドがプーリ溝
部からスラスト力を受けた場合でも、ガイドの接着部の
側面近傍からの剥離不具合を改善する搬送用プーリを提
供することにある。
【課題を解決する為の手段】本発明の搬送用プーリは、
駆動プーリと被動プーリとの間に張設されてなる ガイド機能を有する搬送用ベルトにおいて、少なくとも
1つ以上のプーリのベルト当たり面が、複数の摩擦係数
が得られる手段を構じてあり、そのことにより上記目的
が達成される。
【0003】一つの実施態様では、前記複数の摩擦係数
を得る手段が、プーリの大径若しくは、ガイド溝部の表
面のいずれかに異なる部材を被着させている。
【0004】一つの実施態様では、前記複数の摩擦係数
を得る手段が、プーリの大径若しくは、ガイド勘合部の
表面どちらか一方に異なる部材を固着してある。
【0005】一つの実施態様では、前記複数の摩擦係数
を得る手段が、プーリの小径部に複数の有欠リング部材
を回動出来る構造にしてある。
【0006】一つの実施態様では、前記複数の摩擦係数
を得る手段が、プーリの小径部外周面より圧縮空気を噴
出させるか、プーリの大径部外周面より真空引きをさせ
るかのどちらか一方の構造を有することとしてある。
【0007】一つの実施態様では、前記複数の摩擦係数
を得る手段が、プーリの幅方向を中心として左右の大径
プーリが、対向する対応で両側面が付勢される手段を有
することとしてある。
【発明の実施形態】次に本発明に係わるガイド機能を有
する搬送ベルトに巻回される搬送用プーリについて図1
〜図6を用いて説明する。図6は現行の搬送ベルト及び
搬送用プーリの断面及び正面図を示す。概要としては、
搬送用プーリが(直径25mm以下)で、ガイド機能付
き(V型)搬送ベルトとして、プーリに嵌合させて、用
いる。 [搬送ベルトについて] ガイド機能付きベルトとは ベルト本体10はポリエステル繊維、その他伸びの少な
い繊維で構成され、且つ熱可塑性樹脂、例えばポリウレ
タン、PVC樹脂が含浸あるいはコーテイングされた芯
体帆布層1と熱可塑性樹脂、PVC等からなるカバー層
9を芯体帆布層1の両面又は片面に被覆した積層体をも
って形成されている。尚、ベルト本体10の下面中央部
には、ベルト長手方向に沿い断面V形のガイド機能を固
着し、且つガイド部6の底面中央部には、搬送用プーリ
との密着力を確保する為(変形による浮き上がり防止)
適宜の断面形状、(半円形、U形)等の縦溝3がガイド
全長に渡って設けられている。 [本願発明の内容について] 本発明搬送用プーリについて 上記現行のガイド機能付きベルトに使用されるプーリ
は、基本的にプーリ自身に複数(2つ)の摩擦係数を付
与する為、プーリの大径部7と小径部8(ガイドに勘合
する大径部以外のテーパ面も含む)に前者には摩擦係数
を大きく、後者には摩擦係数を小さく生ずる手段を講じ
ている。 (実施形態1)図1は、プーリ本体(金属)の小径部に
低摩擦素材(四フッカエチレンテレフタレート樹脂)や
フッソ系塗装でプーリ大径部よりも低摩擦係数を付与し
てある。即ち、摩擦係数μはA>Bとなっている。 (実施形態2)図2は、プーリ本体を、樹脂で挽き出す
か、若しくは熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂で成形する
かして、プーリ小径部の摩擦係数を素材そのものとして
得る一方大径部にはこの小径部に、被覆又は固着するリ
ング状の高摩擦部材(金属、樹脂又は、ゴム)を固着し
てある。 (実施形態3)図3は、プーリ小径部から大径部に広が
る円錐に対してほぼ平行にリング部材が回転出来る様
に、プーリ小径部に、一定幅(2mm程度)の溝を2個
形成すると共に、この溝部で回動可能な有欠リング(C
形止め輪)が、2個組みつけられている。有欠リング部
材は、取り付けの際、永久歪みを来し難い、ナイロン樹
脂、ポリアセタール樹脂、リン青銅等が適する。 (実施形態4)図4は、プーリ小径部11に放射状の穴
8aを複数明けると共に、この放射状の穴に連通する流
体通路Rをプーリのどちらか一端より具設し、Oリング
を介して、外部より陽圧空気を流入させる構造としてあ
る。こうすることにより陽圧空気の作用で、搬送ベルト
のガイド機能部は、やや浮上し、低摩擦状態を得られ
る。又、更にプーリ大径部7(2箇所)に放射状の穴7
aを複数明けると共に、この放射状の穴に連通する流体
通路Rをプーリのどちらか一端より具設し、Oリングを
介して、外部より陰圧空気を流入させる構造としてあ
る。こうすることにより陰圧空気の作用で、大径部と搬
送ベルトの吸引作用が発生し、高摩擦状態を得られる。 (実施形態5)図5は、搬送用プーリの小径部11と軸
を一体ものとして、左右にスプライン軸25を設け大径
部7が小径部端末左右の延長上に瞬間的に離れる構造と
なるよう大径部端末両側面より付勢手段を用いて、突発
的な、搬送ベルトの逸脱力を逃がせる構造としてある。
上記付勢力を得る手段の一つとしては、リングマグネッ
ト21及び22にて(反発力を利用)するか、他の方法
としては、ボールプランジャを用いる方法が代表的であ
る。どちらも円滑に回転移動出来るように、大径プーリ
の移動幅を制限する為、両サイドにスラストベライング
を用いている。
【発明の効果】本発明の搬送プーリは、搬送ベルトのガ
イド機能にラジアルに方向にのみ作用される様、構造、
摩擦係数の選択を行っている為、これまでの搬送用プー
リの様に蛇行力が加わり始めると、ガイド部の摩擦力が
悪く作用してベルトの蛇行、偏向時に、ガイドプーリの
溝部から逸脱するようなことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のプーリ説明図である。
【図2】実施形態2のプーリ説明図である。
【図3】実施形態3のプーリ説明図である。
【図4】実施形態4のプーリ説明図である。
【図5】実施形態5のプーリ説明図である。
【図6】本発明と搬送ベルトとを示す説明図である A
【符号の説明】
1 ベルト基材 2 ガイド 3 縦溝 4 プーリ 5 溝部 6 ガイド部材 7 大径 8 小径 9 接合端 10 搬送ベルト 11 低摩擦部材 12 高摩擦部材 13 低摩擦処理(樹脂) 14 高摩擦処理(金属リング・ローレット仕上げ 15 中空軸 16 軸受け 17 シール部材 18 フレーム 19 ニップル 20 有欠リング(C型止め輪)
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月23日(2000.2.2
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動プーリと被動プーリとの間に張設され
    てなるガイド機能を有する搬送用ベルト10において、
    少なくとも1つ以上のプーリ当たり面が、複数の摩擦係
    数が得られる手段を有することを特徴とする搬送用プー
    リ。
  2. 【請求項2】前記複数の摩擦係数を得る手段が、プーリ
    の大径若しくは、ガイド勘合部の表面どちらか一方に異
    なる部材を付与させたことを特徴とする請求項1記載の
    搬送用プーリ。
  3. 【請求項3】前記複数の摩擦係数を得る手段が、プーリ
    の大径を構成する2つのリング部材とプーリの小径を構
    成する部材とを固着してなることを特徴とする請求項1
    記載の搬送用プーリ。
  4. 【請求項4】前記複数の摩擦係数を得る手段が、プーリ
    の小径部に複数の有欠リング部材を回動出来る構造であ
    ることを特徴とする請求項1記載の搬送用ププーリ。
  5. 【請求項5】前記複数の摩擦係数を得る手段が、プーリ
    の小径部外周面より陽圧空気を噴出させるか、プーリの
    大径部外周面より陰圧空気でベルトを吸い込ませるかの
    どちらか一方の構造を有することを特徴とする請求項1
    記載の搬送用プーリ。
  6. 【請求項6】前記複数の摩擦係数を得る手段が、プーリ
    の幅方向を中心として左右の大径プーリが、対向する対
    応で両側面が付勢される手段を有することを特徴とする
    請求項1記載の蛇行防止プーリ
JP11256078A 1999-08-05 1999-08-05 搬送用プーリ Pending JP2001048332A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101429640B1 (ko) * 2012-06-27 2014-08-13 주식회사 포스코 풀리
CN106276125A (zh) * 2016-09-28 2017-01-04 中国神华能源股份有限公司 牵引滚筒、牵引滚筒装置以及牵引系统
EP3414192B1 (de) * 2017-03-02 2021-11-10 Interroll Holding AG Zuführvorrichtung
WO2024032445A1 (zh) * 2022-08-11 2024-02-15 杭州金瀚能源科技有限公司 一种复合传动系统用带轮

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