JP2001047670A - 印字装置並びに印字装置の解像度変換印字方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

印字装置並びに印字装置の解像度変換印字方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JP2001047670A
JP2001047670A JP2000152930A JP2000152930A JP2001047670A JP 2001047670 A JP2001047670 A JP 2001047670A JP 2000152930 A JP2000152930 A JP 2000152930A JP 2000152930 A JP2000152930 A JP 2000152930A JP 2001047670 A JP2001047670 A JP 2001047670A
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Sanae Ikeda
早苗 池田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主走査方向および副走査方向が共に低解像度
に設定された場合よりも高品位な画質を、主走査方向お
よび副走査方向が共に高解像度に設定された場合よりも
早い印字速度で出力すること。 【解決手段】 CPU104が印字速度倍速数をエンジ
ン107に対して設定するとともに、主走査方向の印字
解像度を所定の解像度で展開されRAM106に記憶さ
れるラスタデータの解像度に設定し、副走査方向の印字
解像度を前記ラスタデータの解像度の前記印字速度倍速
数による商に設定し、前記ラスタデータの副走査方向に
同列に並ぶ前記印字速度倍速数個の画素で構成される領
域を1画素に統合したビデオ信号をエンジン107に出
力する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字装置、印字装
置の解像度変換印字方法、画像処理方法およびコンピュ
ータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザビームプリンタやインクジ
ェットプリンタなどのドットマトリクス式ページプリン
タ等の印字装置では、図形や文字などのベクトルデータ
を画素(ドット)の集合で構成されるラスタデータに変
換し、1ページ分の内部メモリ空間に展開する。このラ
スタデータを、印字メディア上の特定位置(各画素面積
に相当する範囲)にトナーやインクを付着させることに
より印字を行う。
【0003】以下、この印字機構をレーザビーム型プリ
ンタを例に説明する。
【0004】ホストコンピュータから送られた印字デー
タは、プリンタコントローラによって画素データの集合
であるラスタデータに展開される。この時、単位面積当
たりに存在すると想定されているラスタデータの構成画
素数を「データ解像度」と呼ぶ。
【0005】上記ラスタデータを基にビデオ信号が作ら
れ、レーザ光のON/OFFを制御するレーザ駆動信号
に変換される。このレーザ駆動信号(ビデオ信号)に基
づいて発射されるレーザ光が予め負の電荷により帯電し
ている感光ドラムに照射される。
【0006】レーザビームが帯電感光ドラム上を走査す
ると、ビームが照射された部分の電荷が消えるために照
射されなかった部分との間に電位差が生じ、ラスタデー
タと同じ形の潜像が感光ドラム上に形成される。このよ
うな潜像を持つ感光ドラム上に、正の電荷を持つトナー
を付着させることによって、可視像が形成される。
【0007】このような特徴を持つ印字装置において
は、レーザ光の走査方向は用紙の搬送方向に対して水平
方向と垂直方向の2種類存在する。まず、感光ドラム上
をドラムの軸方向に対して水平な方向にレーザ光で走査
する(主走査)。このラインの走査が終了すると、次の
ラインを走査する。一方、感光ドラムは回転駆動されて
おり、主走査の開始位置は感光ドラムの軸方向に対して
垂直な方向へずれる(副走査)。これにより用紙上の2
次元領域に潜像が形成される。
【0008】この時、ドラム上の単位面積あたりに表現
できる画素数を「エンジン解像度」と呼ぶ。主走査の速
度が一定であり、レーザ光が画素ごとにON/OFFさ
れる場合、レーザ光がON/OFFされる間隔によって
主走査方向のエンジン解像度が決定され、感光ドラムの
回転速度により副走査方向のエンジン解像度が決定され
る。
【0009】ところで、一般に、ラスタデータは、各画
素に対して1ビット又は複数ビットの情報を有してい
る。
【0010】通常、モノクロ印字装置では、1画素につ
き1ビット(「0(OFF)」または「1(ON)」)
の情報(2値情報)を有している場合が多い。この場
合、このようなラスタデータに基づいて変調されるレー
ザ光は、画素ごとに「ON」または「OFF」のみに変
調される。従って、ホストから受け取る印字データが多
値情報である場合、このようなモノクロ印字装置では面
積階調法等を用いて2値データに変換したラスタデータ
を生成する必要がある。このような印字装置では、印字
される画像の解像度が高いほど印字品位が向上する傾向
がある。
【0011】また、多くのカラー印字装置のように、ラ
スタデータが1画素ごとに複数ビットの情報で中間調を
あらわす場合、中間濃度を表現する方法として、濃度に
応じてレーザ光の一画素あたりのオン時間を変化させる
方法と、濃度に応じて帯電レベルを変化させる方法等が
ある。いずれの方法でも、ホストから受け取る印字デー
タの階調数と、印字装置で表現可能な階調数とが異なる
場合には、2値の場合と同様、受け取った印字データを
印字装置が表現できる階調数に変換する必要がある。こ
のような印字装置では、印字される画像の解像度と共に
表現可能な段階数が高いほど印字品位が向上する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】通常の印字では、デー
タ解像度に合ったエンジン解像度で出力された場合に最
適な印字品位が保たれる。
【0013】上述したように、レーザ光が画素ごとにO
N/OFFされる場合、印字品位を向上させるためには
データ解像度とエンジン解像度を共に上げる必要があ
る。
【0014】また、通常のデータは主走査方向と副走査
方向で同じ解像度であるので、データ解像度とエンジン
解像度は、主走査方向と副走査方向の双方を上げなけれ
ばならない。
【0015】この時、主走査方向のエンジン解像度はレ
ーザ光のON/OFF間隔の制御により電気的に変更可
能であるので、主走査方向のエンジン解像度を上げる場
合はエンジンスピードに対する影響は比較的小さいが、
副走査方向のエンジン解像度を上げる場合、ドラム回転
角度を小さくするため、エンジンスピード(印字速度)
が遅くなり印字時間に大きく影響を及ぼすという問題点
があった。
【0016】また、エンジンスピード(印字速度)を倍
速等に設定した場合、上述のようにデータ解像度が主走
査方向と副走査方向で同じであるため、副走査方向のエ
ンジン解像度のみならず主走査方向のエンジン解像度も
低解像度として印字しなければならず、極端に印字品位
を落としてしまうという問題点もあった。
【0017】本発明の目的は、上記の問題点を解決する
ことである。
【0018】本発明の他の目的は、主走査方向と前記主
走査方向と垂直な副走査方向とを異なる解像度で印字可
能な印字部を有する印字装置において、主走査方向およ
び副走査方向が共に低解像度に設定された場合よりも高
品位な画質を、主走査方向および副走査方向が共に高解
像度に設定された場合よりも早い印字速度で出力するこ
とができる印字装置、印字装置の解像度変換印字方法、
画像処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプロ
グラムを格納した記憶媒体を提供することである。
【0019】本発明の他の目的は、副走査方向の印字速
度を変更可能な印字部を有する印字装置において、主走
査方向および副走査方向が共に低解像度に設定された場
合よりも高品位な画質を、主走査方向および副走査方向
が共に高解像度に設定された場合よりも早い印字速度で
出力することができる印字装置、印字装置の解像度変換
印字方法、画像処理方法およびコンピュータが読み出し
可能なプログラムを格納した記憶媒体を提供することで
ある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に従う印字装置
は、主走査方向と前記主走査方向と垂直な副走査方向と
を異なる解像度で印字可能な印字部(図1に示す描画部
(エンジン)107)を有する印字装置(図1に示すプ
リンタ102)において、所定の解像度で第1の画素値
(ON(「1」)),第2の画素値(OFF
(「0」))の2値データに展開されたラスタデータを
記憶する記憶手段(図1に示すRAM106)と、標準
の印字速度に対して何倍の速度で印字するかを示す印字
速度倍速数を前記印字部に対して設定する第1の設定手
段(図1に示すホストコンピュータ101からの指示に
よりCPU104がROM105又は図示しない記憶媒
体に格納されたプログラムに基づいて描画部(エンジ
ン)107に対して設定処理する)と、前記印字部に対
して主走査方向の印字解像度を前記記憶手段に記憶され
るラスタデータの解像度に設定し、副走査方向の印字解
像度を前記ラスタデータの解像度の前記印字速度倍速数
による商に設定する第2の設定手段(図1に示すCPU
104がROM105又は図示しない記憶媒体に格納さ
れたプログラムに基づいて描画部(エンジン)107に
対して設定処理する)と、前記記憶手段に記憶されるラ
スタデータの副走査方向に同列に並ぶ前記印字速度倍速
数個の画素で構成される領域を1画素に統合したビデオ
信号を前記印字部に出力する解像度変換出力手段(図1
に示すCPU104がROM105又は図示しない記憶
媒体に格納されたプログラムに基づいて、図3,図7に
示すように画素統合して描画部(エンジン)107に対
して出力処理する)とを有する。
【0021】好適には、前記解像度変換出力手段は、前
記領域を1画素に統合した画素の値を、前記領域内に存
在する前記第1の画素値の画素数または第2の画素値の
画素数に基づいて決定する、或いは、前記領域内に存在
する前記第1の画素値の画素数と第2の画素値の画素数
とが同数の場合、前記領域を1画素に統合した画素の値
を、前記領域内での第1の画素値を有する画素の分布位
置または第2の画素値を有する画素の分布位置に基づい
て決定する。
【0022】本発明に従う印字装置の解像度変換印字方
法は、主走査方向と前記主走査方向と垂直な副走査方向
とを異なる解像度で印字可能な印字部を有する印字装置
の解像度変換印字方法において、印字情報を所定の解像
度のラスタデータとしてメモリ上に展開する展開工程
(図4のステップ(3))と、標準の印字速度に対して
何倍の速度で印字するかを示す印字速度倍速数を前記印
字部に対して設定する第1の設定工程(図4のステップ
(4))と、前記印字部に対して主走査方向の印字解像
度を前記メモリ上に展開されたラスタデータの解像度に
設定し、副走査方向の印字解像度を前記ラスタデータの
解像度の前記印字速度倍速数による商に設定する第2の
設定工程(図4のステップ(5)〜(9),図5のステ
ップ(10)〜(17))と、前記メモリ上に展開され
たラスタデータの副走査方向に同列に並ぶ前記印字速度
倍速数個の画素で構成される領域を1画素に統合したビ
デオ信号を前記印字部に出力する出力工程(図6のステ
ップ(20)〜(32),図8のステップ(51)〜
(64),図9のステップ(65)〜(69))とを有
する。
【0023】本発明に従う記憶媒体は、主走査方向と前
記主走査方向と垂直な副走査方向とを異なる解像度で印
字可能な印字部を有する印字装置を制御するコンピュー
タが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体にお
いて、印字情報を所定の解像度のラスタデータとしてメ
モリ上に展開する展開工程(図4のステップ(3))
と、標準の印字速度に対して何倍の速度で印字するかを
示す印字速度倍速数を前記印字部に対して設定する第1
の設定工程(図4のステップ(4))と、前記印字部に
対して主走査方向の印字解像度を前記メモリ上に展開さ
れたラスタデータの解像度に設定し、副走査方向の印字
解像度を前記ラスタデータの解像度の前記印字速度倍速
数による商に設定する第2の設定工程(図4のステップ
(5)〜(9),図5のステップ(10)〜(17))
と、前記メモリ上に展開されたラスタデータの副走査方
向に同列に並ぶ前記印字速度倍速数個の画素で構成され
る領域を1画素に統合したビデオ信号を前記印字部に出
力する出力工程(図6のステップ(20)〜(32),
図8のステップ(51)〜(64),図9のステップ
(65)〜(69))とを有するコンピュータが読み出
し可能なプログラムを記憶媒体に格納したものである。
【0024】また、本発明に従う他の印字装置は、印字
速度を変えることにより、主走査方向と前記主走査方向
と垂直な副走査方向とを異なる解像度で印字可能な印字
部(図1に示す描画部(エンジン)107)を有する印
字装置において、上位装置からの印字データを所定の解
像度でラスタデータに展開する展開手段(図1に示すC
PU104)と、展開されたラスタデータを記憶する記
憶手段(図1に示すRAM106)と、前記印字部が前
記所定の解像度に対応する印字速度に対してN倍(Nは
2以上の整数)の速度で印字する場合、前記記憶手段に
記憶されるラスタデータの副走査方向に同列に並ぶN個
の画素のラスタデータに基づいて、当該N個の画素で構
成される領域を1画素に統合したラスタデータを発生す
るラスタデータ変換手段(図1に示すCPU104)
と、前記変換手段によって変換されたラスタデータを前
記印字部に出力する出力手段と、を有する。
【0025】本発明に従う他の印字装置は、印字速度を
変えることにより、主走査方向の解像度と副走査方向の
解像度とを異ならせて印字可能な印字部(図1に示す描
画部(エンジン)107)を有する印字装置(図1に示
すプリンタ102)において、上位装置からの印字デー
タを所定の解像度でラスタデータに展開する展開手段
(図1に示すCPU104)と、展開されたラスタデー
タを記憶する記憶手段(図1に示すRAM106)と、
前記印字部が前記所定の解像度に対応する印字速度に対
してN倍(Nは2以上の整数)の速度で印字する場合、
前記記憶手段に記憶されるラスタデータの副走査方向に
同列に並ぶN個の画素のラスタデータに基づいて、当該
N個の画素で構成される領域を1画素に統合したラスタ
データを発生するラスタデータ変換手段(図1に示すC
PU104)と、前記変換手段によって変換されたラス
タデータを前記印字部に出力する出力手段(図6ステッ
プ(28)等)と、を有する。
【0026】好適には、前記ラスタデータ変換手段は、
前記1画素に統合したラスタデータの画素値を、前記N
個の画素のうち画素値が所定値である画素の数に基づい
て、前記N個の画素のうち画素値が所定値である画素の
数及び前記領域内での所定の画素値を有する画素の分布
位置に基づいて、前記N個の画素の画素値の合計に基づ
いて、又は前記N個の画素のうち画素値が所定値である
画素の数及び当該領域に隣接する領域に対応する画素の
画素値に基づいて、決定する。
【0027】本発明に従う他の印字装置は、少なくとも
所定方向の解像度を変更可能な印字部(図1に示す描画
部(エンジン)107)を有する印字装置(図1に示す
プリンタ102)において、前記印字部が前記所定方向
に関して所定の解像度の1/N倍(Nは2以上の整数)
の解像度で印字する場合であっても、上位装置からの印
字データを前記所定の解像度でラスタデータに展開する
展開手段(図1に示すCPU104)と、展開されたラ
スタデータを記憶する記憶手段(図1に示すRAM10
6)と、前記印字部が前記所定方向に関して前記所定の
解像度の1/N倍の解像度で印字する場合、前記記憶手
段に記憶されるラスタデータの前記所定方向に同列に並
ぶN個の画素の画素値に基づいて、1画素の画素値を発
生することにより前記ラスタデータの前記所定方向の解
像度を変換するラスタデータ変換手段(図1に示すCP
U104)と、前記変換手段によって変換されたラスタ
データを前記印字部に出力する出力手段(図6ステップ
(28)等)と、を有する。
【0028】本発明に従う画像処理方法は、少なくても
所定方向の解像度を変更可能な印字部(図1に示す描画
部(エンジン)107)を有する印字装置(図1に示す
プリンタ102)における画像処理方法において、前記
印字部が所定の解像度の1/N倍(Nは2以上の整数)
の速度で印字する場合であっても、上位装置からの印字
データを前記所定の解像度でラスタデータに展開する展
開工程(図4のステップ(3)等)と、展開されたラス
タデータを記憶手段に記憶する記憶工程(図4のステッ
プ(3)等)と、前記印字部が前記所定方向に関して前
記所定の解像度の1/N倍の解像度で印字する場合、前
記記憶手段に記憶されるラスタデータの前記所定方向に
同列に並ぶN個の画素の画素値に基づいて、1画素の画
素値を発生することにより前記ラスタデータの前記所定
方向の解像度を変換するラスタデータ変換工程(図6の
ステップ(20)〜(27)等)と、前記変換工程によ
って変換されたラスタデータを前記印字部に出力する出
力工程(図6ステップ(28)等)と、を有する。
【0029】好適には、前記N個の画素のうち画素値が
所定値である画素の数に基づいて、前記N個の画素のう
ち画素値が所定値である画素の数及び前記画素値が前記
所定値である画素の位置に基づいて、前記N個の画素の
画素値の合計に基づいて、又は前記N個の画素のうち画
素値が所定値である画素の数及び前記N個の画素に隣接
する画素の画素値に基づいて、発生すべき1画素の画素
値が決定される。
【0030】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、本発明
の第1実施形態を示す印字装置の構成を説明するブロッ
ク図である。
【0031】図において、102は印字装置(プリン
タ)で、描画解析部(コントローラ)103と描画部
(エンジン)107により構成される。
【0032】ホストコンピュータ101から送られた描
画命令(印字データ)は、コントローラ103によって
画素データの集合であるラスタデータにホストコンピュ
ータ101により指定された解像度で展開(後述する図
2(a)〜(c)に示す)されるとともに、このラスタ
データに基づいてレーザ光のON/OFFを制御するレ
ーザ駆動信号(ビデオ信号)が生成され、エンジン10
7に出力される。
【0033】104はCPUでROM105または図示
しない記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて、ホ
ストコンピュータ101から送られた印字データをホス
トコンピュータ101により指定された解像度で2値の
ラスタデータに展開し、該ラスタデータよりビデオ信号
を生成してエンジン107に出力するとともに、プリン
タ102の全体を統括制御する。
【0034】また、106はRAMで、CPU104の
作業領域,CPU104により展開されるラスタデータ
の展開領域等に使用される。
【0035】エンジン107は、コントローラ103か
ら入力されるレーザ駆動信号(ビデオ信号)に基づいて
レーザ光を予め負の電荷により帯電している感光ドラム
に照射する。
【0036】なお、エンジン107は、電子写真方式で
も、インクジェット、昇華式でもその他の印字方式であ
ってもよい。
【0037】図2は、図1に示したコントローラ103
が印字データからラスタデータへ展開する際のデータ変
遷の一例を示す図である。
【0038】図において、(a)は印字データを示すも
ので、描画座標上の直線に対応する印字データとして、
開始点(図中(3,1))、終了点(図中(1,4))
及び線幅を指定するデータが含まれる。
【0039】(b)はランレングスデータで、(a)に
示された印字データを主走査毎に主走査方向の左点x
L,右点xRで表現するランレングス形式のデータに変
換したものである。
【0040】(c)はラスタデータで、(b)に示され
たランレングスデータを画素(ドット)の集合で構成さ
れるデータに展開したものである。
【0041】図3は、本発明の印字装置の第1の画素変
換(統合)概念を示す模式図である。
【0042】図において、(a)は印字速度の倍速数を
「2」とした場合の画素統合規則を示し、副走査方向に
同列に並ぶ2画素を1画素に変換(統合)する場合、変
換後の画素値は抽出領域内に半数以上を示す画素の値に
準ずるとした場合に対応する。
【0043】この時、変換後の画素値を決定するための
閾値(抽出領域内の半数)は(2画素×(1/2)=)
1画素なので、2画素とも「OFF」であれば信号は
「OFF」、1画素でも「ON」があれば信号は「O
N」となる。この(a)の画像統合規則に従ってラスタ
データを変換することにより、副走査方向の解像度は
「1/2」となる。
【0044】(b)は、(a)に示した画素統合規則に
従って副走査方向の解像度を「1/2」に変換する場合
の印字結果を示す模式図である。
【0045】以下、図4〜図6を参照して、本発明の印
字装置による解像度変換印字処理について説明する。
【0046】図4〜図6は、本発明の印字装置の第1の
制御プログラムを示すフローチャートであり、本発明の
印字装置による第1の解像度変換印字処理に対応し、図
1に示したCPU104がROM105に格納されたプ
ログラムに基づいて実行する。なお、(1)〜(32)
は各ステップを示す。
【0047】まず、ステップ(1)において、ホストコ
ンピュータ101から印字データを受け取ると、ステッ
プ(2)において、印字装置102内の描画解析部10
3では、印字データを解析し、ステップ(3)におい
て、ホストコンピュータ101から指定された解像度で
ラスタデータに展開し、このラスタデータをRAS_S
〔x〕〔y〕に格納する(xは主走査方向の画素番号、
yは副走査方向の画素番号を示す)。
【0048】次に、ステップ(4)において、ステップ
(3)で展開したラスタデータの解像度を取得し、D_
rslに格納する。
【0049】また、ステップ(5)において、エンジン
107が取り得る主走査方向のエンジン解像度をROM
105より取得し、P_rslX〔K〕に格納する(K
は取り得る値の数で、データは昇順で格納)。
【0050】次に、ステップ(6)において、変数nを
初期化し、ステップ(7)において、設定可能なエンジ
ン解像度P_rslX〔n〕とデータ解像度D_rsl
を比較し、データ解像度D_rslの方が設定可能なエ
ンジン解像度P_rslX〔n〕より大きいと判定され
た場合は、次に設定可能なエンジン解像度を取り出すた
め、ステップ(8)において変数nをインクリメントし
ステップ(7)に戻る。
【0051】一方、ステップ(7)でデータ解像度D_
rslが設定可能なエンジン解像度P_rslX〔n〕
より大きくない(データ解像度D_rslが設定可能な
エンジン解像度P_rslX〔n〕と同じ、またはデー
タ解像度D_rslが設定可能なエンジン解像度P_r
slX〔n〕より小さい)と判定された場合は、ステッ
プ(9)において主走査方向のエンジン解像度E_rs
lXに設定可能なエンジン解像度P_rslX〔n〕を
セットし、エンジン107に対して設定する。
【0052】次に、ステップ(10)において、主走査
方向と異なる解像度を副走査方向に設定可能か否かを判
断し、設定不可能と判定された場合は、ステップ(1
1)において主走査方向の解像度E_rslXと同じ値
を副走査方向の解像度E_rslYとしてエンジン10
7に対して設定するとともに、ステップ(12)におい
て印字速度の倍速値SPCntを「1」(速度向上な
し)としてエンジン107に対して設定し、ステップ
(18)に移行する。
【0053】一方、ステップ(10)で主走査方向と異
なる解像度を副走査方向に設定可能であると判定された
場合は、ステップ(13)において、ユーザの希望する
印字速度倍速値(ホストコンピュータ101より指定)
をSPCntに設定する。
【0054】次に、ステップ(14)において変数nを
初期化し、ステップ(15)において設定可能なエンジ
ン解像度P_rslY〔n〕とデータ解像度D_rsl
の印字速度倍速値SPCntによる商)すなわち「デー
タ解像度D_rsl/印字速度倍速値SPCnt」とを
比較し、「データ解像度D_rsl/印字速度倍速値S
PCnt」の方が設定可能なエンジン解像度P_rsl
Y〔n〕より大きいと判定された場合は、次に可能な解
像度を取り出すため、ステップ(16)において変数n
をインクリメントし、ステップ(15)に戻る。
【0055】一方、ステップ(15)で設定可能なエン
ジン解像度P_rslY〔n〕が「データ解像度D_r
sl/印字速度倍速値SPCnt」より大きくない(設
定可能なエンジン解像度P_rslY〔n〕が「データ
解像度D_rsl/印字速度倍速値SPCnt」と同
じ、または設定可能なエンジン解像度P_rslY
〔n〕が「データ解像度D_rsl/印字速度倍速値S
PCnt」より小さい)と判定された場合は、ステップ
(17)において設定可能なエンジン解像度P_rsl
Y〔n〕を副走査方向のエンジン解像度E_rslYに
セットする。
【0056】次にステップ(18)において、展開され
ているラスタデータの幅(RAS_wd)と高さ(RA
S_ht)を取得し、ステップ(19)において、ラス
タデータの画素位置指定に使用する変数h(主走査方
向)、v(副走査方向)、及び現在処理中の副走査線位
置を格納するcrtVを初期化する。
【0057】次に、ステップ(20)において、画素抽
出領域内の「ON」画素数を格納する変数bitCnt
を初期化する。
【0058】ステップ(21)において、主走査方向を
x座標(位置h)、副走査方向をy座標(位置v)と
し、この時の画素値RAS_S〔h〕〔v〕が「ON」
(即ち、RAS_S〔h〕〔v〕=1)か否かを判定
し、画素値RAS_S〔h〕〔v〕が「OFF」(即
ち、RAS_S〔h〕〔v〕=1でない)と判定された
場合は、そのままステップ(23)に進み、画素値RA
S_S〔h〕〔v〕が「ON」(即ち、RAS_S
〔h〕〔v〕=1)と判定された場合は、ステップ(2
2)において、画素抽出領域内「ON」画素数bitC
ntをインクリメントする。
【0059】次に、印字速度倍速値がSPCntであれ
ば、ビデオ信号の1信号につきSPCnt分の副走査線
上の画素値を数えるので、ステップ(23)において、
何ライン目かを判断し、画素抽出領域内をカウント中、
即ち「v<crtV+SPCnt-1」であるか否かを
判定し、画素抽出領域内をカウント中(v<crtV+
SPCnt-1)であると判定された場合は、ステップ
(24)において副走査方向の画素位置を示すvをイン
クリメントして次の副走査線上の画素位置をvにセット
し、ステップ(21)に戻る。
【0060】一方、ステップ(23)で副走査方向のS
PCnt分(画素抽出領域内)のカウントが終了した
(「v<crtV+SPCnt-1」でない)と判定さ
れた場合は、ステップ(25)において、「ON」画素
数が画素抽出領域の全画素数の半数を越えたか否か、即
ち「bitCnt<(SPCnt/2)」か否かを判定
し、「ON」画素数が画素抽出領域の全画素数の半数を
越えていない(「bitCnt<(SPCnt/
2)」)と判定された場合は、ステップ(26)におい
て、画素抽出領域を1つの画素とみなした画素値を「O
FF」とし、即ち副走査方向の複数画素を1画素に統合
したラスタデータRAS_Dに「0」をセットし、ステ
ップ(28)に移行する。
【0061】一方、ステップ(25)で、「ON」画素
数が画素抽出領域の全画素数の半数を越えた(「bit
Cnt<(SPCnt/2)」でない)と判定された場
合は、ステップ(27)において、画素抽出領域を1つ
の画素とみなした画素値を「ON」とし、即ち副走査方
向の複数画素を1画素に統合したラスタデータRAS_
Dに「1」をセットし、ステップ(28)に移行する。
【0062】次に、ステップ(28)において、副走査
方向の複数画素を1画素に統合したラスタデータRAS
_Dをビデオ信号としてエンジン107に送信する。
【0063】次に、ステップ(29)において、主走査
方向の最終位置まで処理したか否か、即ち「h<RAS
_wd」か否かを判断し、まだ途中(「h<RAS_w
d」)の場合は、ステップ(30)において、主走査方
向の画素位置を示す変数hをインクリメントして次の主
走査線上の画素位置をhにセット、副走査方向の画素位
置を示す変数vを次の領域内のために先頭位置に戻し
(v=v-(SPCnt-1)とし)、即ち、画素抽出領
域を主走査方向に1画素ずらして、ステップ(20)に
戻り、次の画素抽出領域のカウントを繰り返す。
【0064】一方、ステップ(29)において、主走査
方向の最終位置まで処理した(「h<RAS_wd」で
ない)と判定された場合は、ステップ(31)におい
て、副走査方向の最終位置まで処理したか否か、即ち
「(v+SPCnt)<RAS_ht」か否かを判断
し、まだ途中(「(v+SPCnt)<RAS_h
t」)の場合は、ステップ(32)において、現在処理
中の副走査線位置を次の画素抽出領域の先頭に移動し
(「crtV=curV+SPCnt」とし)、それに
伴い主走査方向,副走査方向の画素位置を示す変数h,
vを「h=0,v=crtV」と初期化してステップ
(20)に戻る。
【0065】一方、ステップ(31)において、副走査
方向の最終位置まで処理した、即ち「(v+SPCn
t)<RAS_ht」でないと判定された場合は、処理
を終了する。
【0066】なお、上記ステップ(10)〜(32)
は、エンジンスピードの倍速数「N」に応じて、副走査
方向解像「Y=X/N」とし、副走査方向に同列に並ぶ
「N」画素を1画素とみなして、ビデオ信号をエンジン
107に送出する副走査方向解像度変換出力処理に対応
する。
【0067】また、ステップ(20)〜(32)は、展
開されたラスタデータの「1×N」の領域内に存在する
「ON」(または「OFF」)画素の数から、当該画素
の「ON」(または「OFF」)を決定する第1の画素
統合処理に対応する。
【0068】以上の処理により、主走査方向と副走査方
向を異なる解像度で印字することが可能なモノクロ印字
装置において、「X」という解像度指定されたデータに
対し、印字速度倍速数「N」を希望する場合に、高解像
度データとして展開されたラスタデータをビデオ信号と
してエンジンに送る際に、主走査方向はデータ解像度と
同じ「X」とし、エンジンスピードの倍速数「N」に応
じて、副走査方向の解像度「Y=X/N」とするととも
に、副走査方向に同列に並ぶ「N」画素を1画素とみな
して、展開されたラスタデータの、「l×N」の領域内
に存在する「ON」(または「OFF」)画素の数か
ら、当該画素の「ON」(または「OFF」)を決定し
たビデオ信号をエンジンに送ることにより、主走査/副
走査が共に低解像度の場合よりも高品位な画質を、主走
査/副走査が共に高解像度の場合よりも早い印字速度で
出力することができる。
【0069】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
副走査方向の複数画素を1画素とみなした変換後の画素
値を抽出領域内に半数以上を占める画素の値に準じる場
合について説明したが、さらに、抽出領域内のON/O
FF画素が同数の場合、抽出領域の画素分布位置によっ
て変換後の画素値を決定するように構成してもよい。
【0070】図7は、本発明の印字装置の第2の画素変
換(統合)概念を示す模式図である。
【0071】図において、(a)は印字速度の倍速数を
「2」とした場合の画素統合規則を示し、副走査方向に
同列に並ぶ2画素を1画素に変換する場合、変換後の画
素値は抽出領域内に半数以上を示す画素の値に準じ、O
N/OFF画素が同数の場合、抽出領域の画素分布位置
によって変換後の画素値を決定するとした場合に対応す
る。
【0072】変換後の画素値を抽出領域内に半数以上を
示す画素の値に準じて決定する場合、ここでは画素数の
閾値(抽出領域内の半数)は(2画素×(1/2)=)
1画素なので、2画素とも「OFF」であれば信号は
「OFF」、1画素でも「ON」があれば信号は「O
N」となるが、ON/OFF画素が同数の場合、信号を
常にどちらか一方(「ON」または「OFF」)に変換
してしまうと、変換後の画像と元画像との濃度差が大き
くなってしまう可能性がある。
【0073】そこで、抽出領域の上位半分の範囲の「O
N」(または「OFF」)画素が下位半分の「ON」
(または「OFF」)画素よりも多い場合は信号を「O
N」(または「OFF」)、抽出領域の上位半分の範囲
の「ON」(または「OFF」)画素が下位半分の「O
N」(または「OFF」)画素よりも少ない場合は「O
FF」(または「ON」)として、抽出領域の画素分布
位置によって信号を決定する。この(a)に示した画像
統合規則に従ってラスタデータを変換することにより、
副走査方向の解像度は「1/2」となる。
【0074】(b)は、(a)に示した画素統合規則に
従って変換副走査方向の解像度を「1/2」に変換する
場合の印字結果を示す模式図である。
【0075】以下、図8,図9を参照して、本発明の印
字装置による解像度変換印字処理について説明する。
【0076】図8,図9は、本発明の印字装置の第2の
制御プログラムを示すフローチャートであり、本発明の
印字装置による第2の解像度変換印字処理に対応し、図
4のステップ(1)〜図5のステップ(19)の主走査
解像度および副走査解像度の設定処理、ラスタデータの
幅(RAS_wd)、高さ(RAS_ht)の取得処
理、ラスタデータの画素位置指定に使用する変数h(主
走査方向)、v(副走査方向)、及び現在処理中の副走
査線位置を格納するcrtVの初期化処理に続いて実行
されるものである。なお、図8,図9に示すプログラム
は、図1に示したCPU104がROM105に格納さ
れたプログラムに基づいて実行する。また、(51)〜
(69)は各ステップを示す。
【0077】図4のステップ(1)〜図5のステップ
(19)の主走査方向のエンジン解像度設定処理、印字
倍数設定処理、副走査方向のエンジン解像度の設定処
理、ラスタデータの幅(RAS_wd)、高さ(RAS
_ht)の取得処理、ラスタデータの画素位置指定に使
用する変数h(主走査方向)、v(副走査方向)、及び
現在処理中の副走査線位置を格納するcrtVの初期化
処理が終了すると、次に、ステップ(51)において、
画素抽出領域内の「ON」画素数を格納する変数bit
Cntを初期化する。
【0078】次に、ステップ(52)において、抽出領
域の上位半分の範囲(上位範囲)の「ON」画素数を格
納する変数upSide,抽出領域の下位半分の範囲
(下位範囲)の「ON」画素数を格納する変数dwnS
ideを初期化する。
【0079】ステップ(53)において、主走査方向を
x座標(位置h)、副走査方向をy座標(位置v)と
し、この時の画素値RAS_S〔h〕〔v〕が「ON」
(即ち、RAS_S〔h〕〔v〕=1)か否かを判定
し、画素値RAS_S〔h〕〔v〕が「OFF」(即
ち、RAS_S〔h〕〔v〕=1でない)と判定された
場合は、そのままステップ(58)に進み、画素値RA
S_S〔h〕〔v〕が「ON」(即ち、RAS_S
〔h〕〔v〕=1)と判定された場合は、ステップ(5
4)において、画素抽出領域内「ON」画素数を示す変
数bitCntをインクリメントする。
【0080】続いて、ステップ(55)において、現在
の位置が抽出領域内の上位範囲(v<crtV+(SP
Cnt/2))にあるか下位範囲にあるかを判断し、上
位範囲にある(v<crtV+(SPCnt/2))と
判定された場合は、ステップ(57)において、上位範
囲の「ON」画素数を示す変数upSideをインクリ
メントして、ステップ(58)に進み、下位範囲にある
(v<crtV+(SPCnt/2)でない)と判定さ
れた場合は、ステップ(56)において、下位範囲の
「ON」画素数を示すdwnSideをインクリメント
して、ステップ(58)に進む。
【0081】印字速度倍速値がSPCntであれば、ビ
デオ信号の1信号につきSPCnt分の副走査線上の画
素値を数えるので、ステップ(58)において、何ライ
ン目かを判断し、画素抽出領域内をカウント中、即ち
「v<crtV+SPCnt-1」であるか否かを判定
し、画素抽出領域内をカウント中である(「v<crt
V+SPCnt-1」)と判定された場合は、ステップ
(59)において、副走査方向の位置を示す変数vをイ
ンクリメントして次の副走査線上の画素位置をvにセッ
トし、ステップ(53)に戻る。
【0082】一方、ステップ(58)で副走査方向のS
PCnt分(画素抽出領域内)のカウントが終了した
(「v<crtV+SPCnt-1」でない)と判定さ
れた場合は、ステップ(60)において、「ON」画素
数が画素抽出領域の全画素数の半数を越えたか否か、即
ち「bitCnt<(SPCnt/2)」か否かを判定
し、「ON」画素数が画素抽出領域の全画素数の半数を
越えていない(「bitCnt<(SPCnt/
2)」)と判定された場合は、ステップ(61)におい
て、画素抽出領域を1画素とみなした画素値を「OF
F」、即ち副走査方向の複数画素を1画素に統合したラ
スタデータRAS_Dに「0」をセットし、ステップ
(65)に進む。
【0083】一方、ステップ(60)で、「ON」画素
数が画素抽出領域の全画素数の半数を越えた(「bit
Cnt<(SPCnt/2)」でない)と判定された場
合は、ステップ(62)において、画素抽出領域の「O
N」画素数と「OFF」画素数とが同数であるか否か、
即ち「bitCnt=(SPCnt/2)」か否かを判
定し、「ON」画素数と「OFF」画素数とが同数であ
る(bitCnt=(SPCnt/2))と判定された
場合は、ステップ(64)において、画素抽出領域を1
画素とみなした画素値を「ON」とし、即ち副走査方向
の複数画素を1画素に統合したラスタデータRAS_D
に「1」をセットし、ステップ(65)に進む。
【0084】一方、ステップ(62)で、画素抽出領域
の「ON」画素数と「OFF」画素数とが同数でないと
判定された場合は、ステップ(63)において、「O
N」画素数が抽出領域内の下位範囲に多い(upSid
e<dwnSide)か、上位範囲に多いかを判断し、
下位範囲に多い(upSide<dwnSide)と判
定された場合は、ステップ(61)において、抽出領域
を1画素とみなした画素値を「OFF」とし、即ち副走
査方向の複数画素を1画素とみなしたラスタデータRA
S_Dに「0」をセットし、ステップ(65)に進む。
【0085】一方、ステップ(63)で、「ON」画素
数が抽出領域内の上位範囲に多い(「upSide<d
wnSide」でない)と判定された場合は、ステップ
(64)において、抽出領域を1画素とみなした画素値
を「ON」とし、即ち副走査方向の複数画素を1画素と
みなしたラスタデータRAS_Dに「1」をセットし、
ステップ(65)に進む。
【0086】次に、ステップ(65)において、副走査
方向の複数画素を1画素とみなしたラスタデータRAS
_Dをビデオ信号としてエンジン107に送信する。
【0087】次に、ステップ(66)において、主走査
方向の最終位置まで処理したか否か、即ち「h<RAS
_wd」か否かを判断し、まだ途中(「h<RAS_w
d」)の場合は、ステップ(67)において、主走査方
向の位置を示す変数hをインクリメントして次の主走査
線上の画素位置をhにセット、副走査方向の位置を示す
変数vを次の領域内のために先頭位置に戻し(v=v-
(SPCnt-1)とし)、即ち、画素抽出領域を主走
査方向に1画素ずらして、ステップ(51)に戻り、次
の領域のカウントを繰り返す。
【0088】一方、ステップ(66)において、主走査
方向の最終位置まで処理した(「h<RAS_wd」で
ない)と判定された場合は、ステップ(68)におい
て、副走査方向の最終位置まで処理したか否か、即ち
「(v+SPCnt)<RAS_ht」か否かを判断
し、まだ途中(「(v+SPCnt)<RAS_h
t」)の場合は、ステップ(69)において、現在処理
中の副走査線位置を次の画素抽出領域の先頭に移動し
(「crtV=curV+SPCnt」とし)、それに
伴いh,vを「h=0,v=crtV」と初期化してス
テップ(51)に戻る。
【0089】一方、ステップ(68)において、副走査
方向の最終位置まで処理した、即ち「(v+SPCn
t)<RAS_ht」でないと判定された場合は、処理
を終了する。
【0090】なお、上記ステップ(52)〜(64)
は、「ON」(または「OFF」)画素数が同数の場
合、各「ON」(または「OFF」)画素の領域内での
位置により変換後の解像度における1画素の「ON」
(または「OFF」)を決定する、濃度偏よりを防止し
た第2の画素統合処理に対応する。
【0091】以上の処理により、主走査方向と副走査方
向を異なる解像度で印字することが可能なモノクロ印字
装置において、「X」という解像度指定されたデータに
対し、印字速度倍速数「N」を希望する場合に、高解像
度データとして展開されたラスタデータをビデオ信号と
してエンジンに送る際に、主走査方向はデータ解像度と
同じ「X」とし、エンジンスピードの倍速数「N」に応
じて、副走査方向の解像度「Y=X/N」とするととも
に、副走査方向に同列に並ぶ「N」画素を1画素とみな
して、展開されたラスタデータの、「l×N」の領域
(副走査方向に同列に並ぶN画素により構成される領
域)内に存在する「ON」(または「OFF」)画素の
数、さらに「ON」(または「OFF」)画素数が同数
の場合、各ON(またはOFF)画素の領域内での位置
により変換後の解像度における1画素の「ON」(また
は「OFF」)を決定することにより、主走査/副走査
が共に低解像度の場合よりも高品位でかつ濃度の片寄り
のない画像を、主走査/副走査が共に高解像度の場合よ
りも早い印字速度で出力することができる。
【0092】上記図3,図7では、設定される印字速度
倍速数を「2」として、副走査方向に同列に並ぶ2画素
を1画素とみなしてビデオ信号をエンジン107に送出
する場合について説明したが、印字速度倍速数を「3」
以上の値として、副走査方向に同列に並ぶ3画素以上の
画素を1画素とみなしてビデオ信号をエンジン107に
送出するように構成してもよい。
【0093】〔第3実施形態〕上記第1、第2実施形態
では、最終的な出力画像が1画素ごとに2値である場合
について説明したが、画素ごとに多値の画像を出力する
可能な印字装置に本発明を適用する第3実施形態を以下
に説明する。
【0094】図10は、本発明の印字装置の第3の画素
変換(統合)概念を示す模式図である。画素変換前の画
像データ(以下,元画像という)はディザ法/誤差拡散
法などにより2値化されているものとして説明する。
【0095】印字倍速数をSPCnt、印字装置が1画
素当りに表現可能な階調数をdepth、元画像の単位
領域内(1×A)の画素数をCとし、元画像濃度(領域内
の点灯(黒)画素数)Sと変換後の濃度Dを対応させる。
具体的な例としては、STH= SPCnt/depth
(以下、STHを、分割基準値という)としたとき、S
TH×n≦S<STH×(n+1)となるnの値をDと
する。ただし、S=Cのとき(領域内のすべての画素が
点灯(黒)のとき)は、D=B−1(最大濃度)とす
る。
【0096】図10(a)は,SPCnt=2、dep
th=4、C=2の例を示す。この時、DとSの対応は以
下の通りである。 S=0ならば、0≦S<0.5(n=0)の範囲に入るの
で、 → D=0 S=1ならば、1.0≦S<1.5(n=2)の範囲に入
るので、 → D=2 S=2ならば、S=Cなので、 → D=3(最大濃度) と対応づけられる。図10(b)は,上記規則に従って
副走査方向の解像度を1/2にした場合の印字結果を示
す図である。
【0097】図11〜図13は,第3実施形態のアルゴ
リズムを示すフローチャートである。
【0098】本実施形態は、第1実施形態で説明したス
テップの一部分を含んでおり、新たに追加となる部分の
み説明する(図では、点線で囲まれた部分)。
【0099】図11のステップS71からステップS79
までは、図5(第1実施形態)のステップ(11)から
ステップ(9)までと同様である。ステップS80で、
1画素当りの表現階調数を取得し、depthに格納す
る。また、図12のステップS81からステップS90ま
では,図6(第1実施形態)のステップ(10)からス
テップ(19)までと同様である。
【0100】ステップS91で、分割基準値 STH =
SPCnt/depthを計算する。単位領域あたりの
画素数は、印字速度倍速値と同じSPCntであるの
で、単位領域内の画素点灯数による濃度の段階は(SP
Cnt+1)個となる。図13のステップS92からステ
ップS96までは、図7(第1実施形態)のステップ
(30)からステップ(34)までと同様である。
【0101】ステップS97で、分割基準値STHの倍
数を示す変数 n を初期化する。ステップS98以降、閾
値は n×STH で計算される。ステップS98で、単位領
域内の画素点灯数 bitCntと閾値を比較し、閾値
と同じかもしくは大きい場合は、ステップS100でnを
インクリメントしてステップS98へ戻る。閾値よりも
小さい場合は、現在のn から 1 引いた値が変換後の画
素濃度レベルとなるので、ステップS99で RAS_D
に (n−1) を格納してステップS101へ移る。ス
テップS101からステップS105までは、図7(第1
実施形態)のステップ(38)からステップ(42)ま
でと同様である。
【0102】以上の処理により、単位領域内の2値デー
タは、変換後その点灯数に応じた中間濃度を持つ1つの
画素となる。
【0103】〔第4実施形態〕次に、第4実施形態を説
明する。図14(a)は,倍速数「2」で,変換後の画
素値は抽出領域内に半数以上を占める画素数が半分より
小さい場合は「0」、半分より大きい場合は「1」、同
数の場合は直前の変換後画素値と同じとする画素変換規
則を表したものである。この変換規則では、画素数の閾
値は(2/2=)1画素なので,2画素ともOFFであ
れば信号はOFF,2画素ともONであれば信号はO
N,1画素ONの場合は、直前画素と同じとなる。図1
4(b)は,上記規則に従って副走査方向の解像度を1
/2にした場合の印字結果図である。
【0104】図15は,第4実施形態のアルゴリズム示
すフローチャートである。第1実施形態と相違する点
(図の点線で囲まれた部分)について説明する。ステッ
プステップS110以前は、図4〜図6のステップ
(1)〜ステップ(29)までのアルゴリズムと同様で
ある。図15のステップS110で、当該画素の直前画
素レベルを格納する変数 RAS_D−b を、ステップS11
1でbitCntを初期化する。主走査方向をx座標
(位置h),副走査方向をy座標(位置v)とすると,こ
の時の画素値RAS_S(h)(v)がONの場合,ステップ
S113でbitCntをインクリメントする。OFF
の場合は何もせずステップS114に移る。印字速度倍
速値がSPCntであれば,1信号につきSPCnt分
の副走査線上の画素値を数えるので,ステップS114
で何ライン目かを判断し,カウント中であればステップ
S115で次の副走査線上の画素位置をvにセットし,ス
テップS112に戻る。
【0105】SPCnt分のカウントが終了したら,ス
テップS116でON画素数が(SPCnt/2)より
少ないか否かを判断し,少ない場合はステップS119
で画素値をOFFとする。少なくない場合は、ステップ
S117で(SPCnt/2)より多いか否かを判断
し,多い場合はステップS120で画素値をONとす
る。いずれでもない場合、単位領域内の点灯画素数と非
点灯画素数は同じなので、ステップS118で直前画素
(変換後)の値と同じ値を当該画素値(RAS_D)とす
る。
【0106】図16のステップS121で、上記画素値
をビデオ信号としてエンジンに送り、ステップS122
で主走査方向の最終位置まで処理したか否かを判断し,
まだ途中の場合は,ステップS123でhをインクリメン
トし,vを次の領域内のために先頭位置に戻し、ステッ
プS124で当該画素値を直前画素値に更新して、ステ
ップS111へ戻りカウントを繰り返す。最終位置まで
来ている場合は、ステップS125で副走査方向の最終
位置まで処理したか否かを判断する。来ていない場合
は,ステップS126で現在処理中の副走査線位置を次
の領域の先頭に移動し,それに伴いh,vを初期化してス
テップS110に戻る。ステップS125で副走査方向の
最終位置まで処理したものと判断されれば,処理を終了
する。
【0107】本発明に係る情報処理装置で読み出し可能
な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体には、
記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例
えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プロ
グラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプロ
グラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もあ
る。
【0108】さらに、各種プログラムに従属するデータ
もディレクトリに管理されている。また、インストール
するプログラムやデータが圧縮されている場合に、解凍
するプログラム等も記憶される場合もある。
【0109】本実施形態における図4〜6,図8,図
9,図11〜13,図15,図16に示す機能が外部か
らインストールされるプログラムによって、ホストコン
ピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場
合、CD-ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒
体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒
体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給され
る場合でも本発明は適用されるものである。
【0110】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0111】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0112】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,C
D-ROM,CD-R,磁気テープ,不揮発性のメモリカ
ード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0113】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0114】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0115】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適応できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0116】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
主走査方向と前記主走査方向と垂直な副走査方向とを異
なる解像度で印字可能な印字部を有する印字装置におい
て、主走査方向および副走査方向が共に低解像度に設定
された場合と同等の印字速度で、主走査方向および副走
査方向が共に低解像度に設定された場合よりも高品位な
画像を出力することができる。
【0118】本発明によれば、前記解像度変換出力手段
は、前記領域内に存在する前記第1の画素値の画素数と
第2の画素値の画素数とが同数の場合、前記領域を1画
素に統合した画素の値を、前記領域内での第1の画素値
を有する画素の分布位置または第2の画素値を有する画
素の分布位置に基づいて決定するので、濃度の片寄りの
ない高品位な画像を出力することができる。
【0119】さらに、本発明によれば、中間濃度を表現
することが可能な印字装置においては、展開されたラス
タデータの,1×N の領域内に存在する画素の合計濃度
から,当該画素の濃度を決定することにより、元データ
の単位領域内の濃度を保存したまま副走査方向の解像度
を引き下げることが可能となる。
【0120】また、本発明によれば、当該画素のON/
OFFまたは濃度を決定する際、直前画素の状態を監視
して、変換後の解像度における当該画素の状態を決定す
ることにより、電子写真プロセスにおいて画素再現性の
劣化要因となる孤立画素を防ぎ、元画像の濃度分布をよ
り忠実に再現した印字結果を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す印字装置の構成を
説明するブロック図である。
【図2】図1に示したコントローラが印字データからラ
スタデータへ展開する際のデータ変遷を示す図である。
【図3】本発明の印字装置の第1の画素変換(統合)概
念を示す模式図である。
【図4】本発明の印字装置の第1の制御プログラムを示
すフローチャートである。
【図5】本発明の印字装置の第1の制御プログラムを示
すフローチャートである。
【図6】本発明の印字装置の第1の制御プログラムを示
すフローチャートである。
【図7】本発明の印字装置の第2の画素変換(統合)概
念を示す模式図である。
【図8】本発明の印字装置の第2の制御プログラムを示
すフローチャートである。
【図9】本発明の印字装置の第2の制御プログラムを示
すフローチャートである。
【図10】本発明の印字装置の第3の画素変換(統合)
概念を示す模式図である。
【図11】本発明の印字装置の第3の制御プログラムを
示すフローチャートである。
【図12】本発明の印字装置の第3の制御プログラムを
示すフローチャートである。
【図13】本発明の印字装置の第3の制御プログラムを
示すフローチャートである。
【図14】本発明の印字装置の第4の画素変換(統合)
概念を示す模式図である。
【図15】本発明の印字装置の第4の制御プログラムを
示すフローチャートである。
【図16】本発明の印字装置の第4の制御プログラムを
示すフローチャートである。
【符号の説明】
102 印字装置(プリンタ) 103 描画解析部(コントローラ) 104 CPU 105 ROM 106 RAM

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向と前記主走査方向と垂直な副
    走査方向とを異なる解像度で印字可能な印字部を有する
    印字装置において、 所定の解像度で第1の画素値,第2の画素値の2値デー
    タに展開されたラスタデータを記憶する記憶手段と、 標準の印字速度に対して何倍の速度で印字するかを示す
    印字速度倍速数を前記印字部に対して設定する第1の設
    定手段と、 前記印字部に対して主走査方向の印字解像度を前記記憶
    手段に記憶されるラスタデータの解像度に設定し、副走
    査方向の印字解像度を前記ラスタデータの解像度の前記
    印字速度倍速数による商に設定する第2の設定手段と、 前記記憶手段に記憶されるラスタデータの副走査方向に
    同列に並ぶ前記印字速度倍速数個の画素で構成される領
    域を1画素に統合したビデオ信号を前記印字部に出力す
    る解像度変換出力手段と、を有することを特徴とする印
    字装置。
  2. 【請求項2】 前記解像度変換出力手段は、前記領域を
    1画素に統合した画素の値を、前記領域内に存在する前
    記第1の画素値の画素数または第2の画素値の画素数に
    基づいて決定することを特徴とする請求項1記載の印字
    装置。
  3. 【請求項3】 前記解像度変換出力手段は、前記領域内
    に存在する前記第1の画素値の画素数と第2の画素値の
    画素数とが同数の場合、前記領域を1画素に統合した画
    素の値を、前記領域内での第1の画素値を有する画素の
    分布位置または第2の画素値を有する画素の分布位置に
    基づいて決定することを特徴とする請求項2記載の印字
    装置。
  4. 【請求項4】 主走査方向と前記主走査方向と垂直な副
    走査方向とを異なる解像度で印字可能な印字部を有する
    印字装置の解像度変換印字方法において、 印字情報を所定の解像度のラスタデータとしてメモリ上
    に展開する展開工程と、 標準の印字速度に対して何倍の速度で印字するかを示す
    印字速度倍速数を前記印字部に対して設定する第1の設
    定工程と、 前記印字部に対して主走査方向の印字解像度を前記メモ
    リ上に展開されたラスタデータの解像度に設定し、副走
    査方向の印字解像度を前記ラスタデータの解像度の前記
    印字速度倍速数による商に設定する第2の設定工程と、 前記メモリ上に展開されたラスタデータの副走査方向に
    同列に並ぶ前記印字速度倍速数個の画素で構成される領
    域を1画素に統合したビデオ信号を前記印字部に出力す
    る解像度変換出力工程と、を有することを特徴とする印
    字装置の解像度変換印字方法。
  5. 【請求項5】 主走査方向と前記主走査方向と垂直な副
    走査方向とを異なる解像度で印字可能な印字部を有する
    印字装置を制御するコンピュータが読み出し可能なプロ
    グラムを格納した記憶媒体において、 印字情報を所定の解像度のラスタデータとしてメモリ上
    に展開する展開工程と、 標準の印字速度に対して何倍の速度で印字するかを示す
    印字速度倍速数を前記印字部に対して設定する第1の設
    定工程と、 前記印字部に対して主走査方向の印字解像度を前記メモ
    リ上に展開されたラスタデータの解像度に設定し、副走
    査方向の印字解像度を前記ラスタデータの解像度の前記
    印字速度倍速数による商に設定する第2の設定工程と、 前記メモリ上に展開されたラスタデータの副走査方向に
    同列に並ぶ前記印字速度倍速数個の画素で構成される領
    域を1画素に統合したビデオ信号を前記印字部に出力す
    る解像度変換出力工程と、を有することを特徴とするコ
    ンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶
    媒体。
  6. 【請求項6】 印字速度を変えることにより、主走査方
    向の解像度と副走査方向の解像度とを異ならせて印字可
    能な印字部を有する印字装置において、 上位装置からの印字データを所定の解像度でラスタデー
    タに展開する展開手段と、 展開されたラスタデータを記憶する記憶手段と、 前記印字部が前記所定の解像度に対応する印字速度に対
    してN倍(Nは2以上の整数)の速度で印字する場合、
    前記記憶手段に記憶されるラスタデータの副走査方向に
    同列に並ぶN個の画素のラスタデータに基づいて、当該
    N個の画素で構成される領域を1画素に統合したラスタ
    データを発生するラスタデータ変換手段と、 前記変換手段によって変換されたラスタデータを前記印
    字部に出力する出力手段と、を有することを特徴とする
    印字装置。
  7. 【請求項7】 前記ラスタデータ変換手段は、前記1画
    素に統合したラスタデータの画素値を、前記N個の画素
    のうち画素値が所定値である画素の数に基づいて決定す
    ることを特徴とする請求項6記載の印字装置。
  8. 【請求項8】 前記ラスタデータ変換手段は、前記1画
    素に統合したラスタデータの画素値を、前記N個の画素
    のうち画素値が所定値である画素の数及び前記領域内で
    の所定の画素値を有する画素の分布位置に基づいて決定
    することを特徴とする請求項7記載の印字装置。
  9. 【請求項9】 前記ラスタデータ変換手段は、前記1画
    素に統合したラスタデータの画素値を、前記N個の画素
    の画素値の合計に基づいて決定することを特徴とする請
    求項6記載の印字装置。
  10. 【請求項10】 前記ラスタデータ変換手段は、前記1
    画素に統合したラスタデータの画素値を、前記N個の画
    素のうち画素値が所定値である画素の数及び当該領域に
    隣接する領域に対応する画素の画素値に基づいて決定す
    ることを特徴とする請求項6記載の印字装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも所定方向の解像度を変更可
    能な印字部を有する印字装置において、 前記印字部が前記所定方向に関して所定の解像度の1/
    N倍(Nは2以上の整数)の解像度で印字する場合であ
    っても、上位装置からの印字データを前記所定の解像度
    でラスタデータに展開する展開手段と、 展開されたラスタデータを記憶する記憶手段と、 前記印字部が前記所定方向に関して前記所定の解像度の
    1/N倍の解像度で印字する場合、前記記憶手段に記憶
    されるラスタデータの前記所定方向に同列に並ぶN個の
    画素の画素値に基づいて、1画素の画素値を発生するこ
    とにより前記ラスタデータの前記所定方向の解像度を変
    換するラスタデータ変換手段と、 前記変換手段によって変換されたラスタデータを前記印
    字部に出力する出力手段と、を有することを特徴とする
    印字装置。
  12. 【請求項12】 前記ラスタデータ変換手段は、前記N
    個の画素のうち画素値が所定値である画素の数に基づい
    て、発生すべき1画素の画素値を決定することを特徴と
    する請求項11記載の印字装置。
  13. 【請求項13】 前記ラスタデータ変換手段は、前記N
    個の画素のうち画素値が所定値である画素の数及び前記
    画素値が前記所定値である画素の位置に基づいて、発生
    すべき1画素の画素値を決定することを特徴とする請求
    項12記載の印字装置。
  14. 【請求項14】 前記ラスタデータ変換手段は、前記N
    個の画素の画素値の合計に基づいて、発生すべき1画素
    の画素値を決定することを特徴とする請求項11記載の
    印字装置。
  15. 【請求項15】 前記ラスタデータ変換手段は、前記N
    個の画素のうち画素値が所定値である画素の数及び前記
    N個の画素に隣接する画素の画素値に基づいて、発生す
    べき1画素の画素値を決定することを特徴とする請求項
    11記載の印字装置。
  16. 【請求項16】 少なくても所定方向の解像度を変更可
    能な印字部を有する印字装置における画像処理方法にお
    いて、 前記印字部が所定の解像度の1/N倍(Nは2以上の整
    数)の速度で印字する場合であっても、上位装置からの
    印字データを前記所定の解像度でラスタデータに展開す
    る展開工程と、 展開されたラスタデータを記憶手段に記憶する記憶工程
    と、 前記印字部が前記所定方向に関して前記所定の解像度の
    1/N倍の解像度で印字する場合、前記記憶手段に記憶
    されるラスタデータの前記所定方向に同列に並ぶN個の
    画素の画素値に基づいて、1画素の画素値を発生するこ
    とにより前記ラスタデータの前記所定方向の解像度を変
    換するラスタデータ変換工程と、 前記変換工程によって変換されたラスタデータを前記印
    字部に出力する出力工程と、を有することを特徴とする
    画像処理方法。
  17. 【請求項17】 前記ラスタデータ変換工程では、前記
    N個の画素のうち画素値が所定値である画素の数に基づ
    いて、発生すべき1画素の画素値を決定することを特徴
    とする請求項16記載の画像処理方法。
  18. 【請求項18】 前記ラスタデータ変換工程では、前記
    N個の画素のうち画素値が所定値である画素の数及び前
    記画素値が前記所定値である画素の位置に基づいて、発
    生すべき1画素の画素値を決定することを特徴とする請
    求項17記載の画像処理方法。
  19. 【請求項19】 前記ラスタデータ変換手段は、前記N
    個の画素の画素値の合計に基づいて、発生すべき1画素
    の画素値を決定することを特徴とする請求項16記載の
    画像処理方法。
  20. 【請求項20】 前記ラスタデータ変換手段は、前記N
    個の画素のうち画素値が所定値である画素の数及び前記
    N個の画素に隣接する画素の画素値に基づいて、発生す
    べき1画素の画素値を決定することを特徴とする請求項
    16記載の画像処理方法。
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