JP2001047139A - 変形型屋根材の製造装置及び製造方法と、この変形型屋根材で構成する屋根 - Google Patents

変形型屋根材の製造装置及び製造方法と、この変形型屋根材で構成する屋根

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JP2001047139A
JP2001047139A JP11228330A JP22833099A JP2001047139A JP 2001047139 A JP2001047139 A JP 2001047139A JP 11228330 A JP11228330 A JP 11228330A JP 22833099 A JP22833099 A JP 22833099A JP 2001047139 A JP2001047139 A JP 2001047139A
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蕃 奥山
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来は、湾曲状屋根であり、地面(GL)から直
接曲面状の建家となり、その隅部空間のたちが低くなる
ので、隅部空間の有効利用が図れない課題がある。壁に
別の板材を利用して、隅部空間のたちを高くすることも
可能であるが、施工の複雑化・長期化を招来する。 【解決手段】 本発明は、数個の成形ロール及び軸端一方
にフランシ゛成形ロールを備えた移動可能な一方ロール3と、一方ロー
ルに対峙する数個の成形ロール及び軸端他方にフランシ゛成形ロール
を備えた対の他方ロール4を設け、一方ロールの成形ロールと他方
ロールの成形ロール、及び一方ロールのフランシ゛成形ロールを介して一
方向に湾曲した変形型屋根材を成形し、他方ロールの成形ロ
ールと一方ロールの成形ロール、及び他方ロールのフランシ゛成形ロールを
介して他方向に湾曲した変形型屋根材を成形する構成で
ある。変形型屋根材を、確実かつ正確に成形できる。変
形型屋根材で構築された建屋の空間を有効利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は変形型屋根材の製造
装置及び製造方法と、この変形型屋根材で構成する屋根
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スチールハウスは、構造物骨組みと湾曲
状屋根素材(建築用板、金属板)でなる構成であり、簡
易、低コスト建物として重宝されている。この湾曲状屋根
素材及び湾曲状屋根としては、特公平4-30503号(文献
(1))がある。この発明は、長尺の金属板の中央部を円
弧状に形成するとともに、当該長尺の金属板の長手方向
の両端に折曲締結部と折曲屈曲部を形成し、当該長尺の
金属板を長手方向において湾曲状に形成する。この湾曲
状の長尺の金属板でト゛ーム形建家を構築する際に、前記締
結部と屈曲部とを嵌合し、この締結部の端片を折曲締結
する構成である。
【0003】またスチールハウスであるが、湾曲度を変更でき
る特異な形状の屋根ができる屋根材としては、特開平10
-249443号(文献(2))がある。この発明は、導入用の対
のヒ゜ンチロールと、屋根材の長手方向に小波形状を形成する
対のササ゛ナミロールと、傾斜角度の変更と左右方向に移動でき
る対のアーチ曲げロールと、アーチ曲げの支点となる受けロールと、
成形品に円弧をつける二組の押えロールでなり、前記アーチ曲
げロールの傾斜角度の変更と左右方向への移動を利用して
湾曲度を変更できる特異な形状でハセ゛部を有する長手方
向の両端の屋根材を提供することにある。
【0004】次に長尺物等を曲げるロールヘ゛ンタ゛ーでは、特
開昭61-229424号(文献(3))がある。特開平3-124320号
(文献(4))がある。文献(3)は、左右移動する1本の上ロ
ールと、対の下ロールとで構成され、鋼板の後退前進と、前
記上ロールの移動とを利用して鋼板の曲げロスをなくし、歩
留りがよく、かつ高精度の鋼製ハ゜イフ゜を提供することに
ある。また文献(4)では、1本の上ロールと、対の下ロールを配
備し、ランナーフ゜レート(被加工物)の妄動防止を図るために
上ロールの両端にフランシ゛押えロールを設ける構成であり、前記
の如く、妄動及び波打現象防止を図ることにある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】文献(1)は湾曲状屋根
であり、地面(GL)から直接曲面状の建家となり、その
隅部空間のたちが低くなる。これにより、当該隅部空間
の有効利用が図れない課題がある。尚、壁に別の板材を
利用して、前記隅部空間のたちを高くすることも可能で
あるが、施工の複雑化・長期化を招来すること、接続部
の水密性・接続等に工夫及び作業を要し問題があるこ
と、価格が上昇すること、等の課題がある。
【0006】文献(2)は湾曲状屋根用の屋根材の範疇で
あり、かつ当該屋根材は、ルーフ専用を目的とすることか
ら、建家を一体的に構成する屋根材の構成には不向であ
る。またこの発明は、平板状の屋根素材(鋼板)より折
板屋根材を構成する一連の成形機である。従って、本発
明の曲げ機械(変形型屋根材の製造装置)とは相違す
る。
【0007】文献(3)、(4)は、ともにロールヘ゛ンタ゛ーであ
り、前記文献(2)と同様一連の成形機であるので、本発
明の曲げ機械(変形型屋根材の製造装置)とは相違す
る。また文献(3)は精緻な制御を目的としており、本発
明には採用できないと思われる。また文献(4)も略同様
に考えられる。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、直線
状屋根素材と湾曲状屋根素材又は湾曲方向を異にする湾
曲状屋根素材とで変形型屋根材を、確実かつ正確に成形
すること、この変形型屋根材の提供を介して、建屋の空
間を有効利用すること、等を目的とする。
【0009】請求項1は、フレームに移動可能に設けた数個
の成形ロール及び軸端一方にフランシ゛成形ロールを備えた一方ロール
と、このフレームに設けた前記一方ロールに対峙する数個の成
形ロール及び軸端他方にフランシ゛成形ロールを備えた正逆転する
他方ロールと、この軸端一方及び軸端他方のフランシ゛成形ロール
を区々に使用する構成の変形型屋根材の製造装置であっ
て、前記一方ロールの成形ロールと他方ロールの成形ロール、及び一
方ロールのフランシ゛成形ロールを介して一方向に湾曲した変形型
屋根材を成形し、前記他方ロールの成形ロールと一方ロールの成
形ロール、及び他方ロールのフランシ゛成形ロールを介して他方向に湾
曲した変形型屋根材を成形し、前記軸端一方及び軸端他
方のフランシ゛成形ロールを区々に使用して、湾曲方向異にする
変形型屋根材を製造する変形型屋根材の製造装置であ
る。
【0010】請求項2の発明は、変形型屋根材を成形す
る際、狭い場所又は限られた場所等を利用して行うこと
ができること、例えば、多くの現場で簡便かつ他に迷惑
を掛けることなく成形できることを目的とする。
【0011】請求項2は、フレームが、ヘ゛ース上に旋回自在に
設けられている構成の変形型屋根材の製造装置である。
【0012】請求項3は、前述の請求項1と略同じ目的を
達成することにある。
【0013】請求項3は、既製の折板屋根材を、移動位
置にある成形ロール及び軸端一方のフランシ゛成形ロールでなる一
方ロールと、成形ロール及び軸端他方のフランシ゛成形ロールでなる対
の正逆転する他方ロール間に供給し、所定長さ通過させて
一方の直線状屋根素材を設け、その後移動位置にある一
方ロールを復帰し、この原位置の一方ロールと前記他方ロールが
接近し、この一方及び他方ロール間で前記折板屋根材を曲
面状に折曲げていき湾曲状屋根素材を設け、その後、原
位置にある一方ロールを移動し、この移動位置にある一方ロ
ールと前記他方ロール間に供給し、所定長さ通過させて他方
の直線状屋根素材を設け、前記少なくとも一方又は他方
の直線状屋根素材と前記湾曲状屋根素材を形成する変形
型屋根材の製造方法である。
【0014】請求項4の発明は、建屋の空間を有効利用
できる構造とすること、及び有効利用を介して収容物の
確保、スヘ゜ースの拡充を図ること、等を目的とする。
【0015】請求項4は、鋼材柱とアーチ型の鋼材トラスで枠
組構成した建造物骨組みに、変形型屋根材を被覆固止
し、この変形型屋根材を順次並設するとともに、当該変
形型屋根材相互間を締結部と屈曲部で緊締結合し、前記
変形型屋根材の取付け及び緊締結合を介して構成される
変形型屋根材で構成する屋根である。
【0016】
【発明の実施の形態】図6(イ)、(ロ)、(ニ)、(ホ)の場合に
は、変形型屋根材の製造装置の前後には、例えば、折板
屋根材を供給する供給装置と、成形された一方の直線状
屋根素材等を誘導するカ゛イト゛装置とが設置されている
(以下同じ)。この変形型屋根材の製造装置の一方ロール
は移動位置にあって、他方ロールとの間に隙間が形成され
ている。この隙間に折板屋根材を供給するとともに、締
結部を軸端一方(又は軸端他方)の一方(又は他方)の
フランシ゛成形ロールを利用して妄動することなく搬送できる特
徴があり、かつこの搬送で、一方の直線状屋根素材が成
形される。この折板屋根材を所定長さ通過させた段階で
(一方の直線状屋根素材を所定長さ成形した段階で)、
少なくとも他方ロールの回転を止め移動位置にある一方ロール
を復帰し、他方ロールとの間で折板屋根材を圧接する。こ
の操作により、締結部を備えた一方の直線状屋根素材の
成形が終了する。
【0017】この状態において、順次他方ロールを回転す
ると、この他方ロールの回転と一方ロールの抑制とにより折板
屋根材は順次湾曲に折り曲げられることで、湾曲屋根材
が成形される。この操作を所定時間行って湾曲状屋根素
材を成形した段階で、他方ロールの回転を停止し、かつ一
方ロールを移動して移動位置に到らしめる。この操作によ
り、直線状屋根素材と湾曲状屋根素材の成形が終了す
る。
【0018】この一方ロールが移動位置にあり、かつ他方ロ
ールとの間に隙間が形成されている状態で、この隙間に折
板屋根材を供給するとともに、締結部を軸端一方のフランシ
゛成形ロールを利用して妄動することなく搬送することで、
前述と同様に他方の直線状屋根素材が成形される。この
折板屋根材を所定長さ通過させた段階で、少なくとも他
方ロールの回転を止める。この操作により、締結部を備え
た他方の直線状屋根素材の成形が終了する。
【0019】最後に、この他方の直線状屋根素材を切断
することにより、この例では、締結部を備えた一方・他
方の直線状屋根素材と、湾曲状屋根素材とで略トンネル形の
屋根(明かり取り窓を設けることもできる)が成形され
る。
【0020】図6(ハ)の場合には、この変形型屋根材の製
造装置の一方ロールは移動位置にあって、他方ロールとの間に
隙間が形成されている。この隙間に折板屋根材を供給す
るとともに、締結部を軸端一方の一方のフランシ゛成形ロールを
利用して妄動することなく搬送できる特徴があり、かつ
この搬送で、一方の直線状屋根素材が成形される。この
折板屋根材を所定長さ通過させた段階で(一方の直線状
屋根素材を所定長さ成形した段階で)、少なくとも他方
ロールの回転を止め移動位置にある一方ロールを復帰し、他方
ロールとの間で折板屋根材を圧接する。この操作により、
締結部を備えた一方の直線状屋根素材の成形が終了す
る。
【0021】この状態において、順次他方ロールを回転す
ると、この他方ロールの回転と一方ロールの抑制とにより折板
屋根材は順次湾曲に折り曲げられることで、一方向に湾
曲した湾曲屋根材が成形される。この操作を所定時間行
って一方向に湾曲した湾曲状屋根素材を成形した段階
で、他方ロールの回転を停止し、かつ一方ロールを移動して移
動位置に到らしめる。この操作により、直線状屋根素材
と一方向に湾曲した湾曲状屋根素材の成形が終了する。
【0022】その後、他方ロールを逆回転し、この他方ロール
の逆回転と一方ロールの抑制とにより一方向に湾曲した湾
曲屋根材を順次戻す。そして、この一方向に湾曲した湾
曲屋根材が戻された段階で、他方ロールを停止し、かつ一
方ロールを復帰して原位置に戻し、他方ロールとの間に隙間が
形成されるので、前記一方の直線状屋根素材を引き抜
き、本装置から一方の直線状屋根素材及び一方向に湾曲
した湾曲屋根材でなる加工途中の素材を引き抜く。
【0023】続いて、加工途中の素材を一方ロールと他方ロ
ールとの間に隙間(場合により挾持でもよい)に供給する
とともに、締結部を軸端他方(又は軸端一方)の他方
(又は一方)のフランシ゛成形ロールを利用して妄動することな
く順次搬送し、この加工途中の素材の一方向に湾曲した
湾曲屋根材が到達した段階で、一方ロールを復帰し、原位
置に移動し、この他方ロールを回転すると、この他方ロールの
回転と一方ロールの抑制とにより折板屋根材は順次逆方向
に湾曲に折り曲げられることで、他方向に湾曲した湾曲
屋根材が成形される。この操作を所定時間行って他方向
に湾曲した湾曲状屋根素材を成形した段階で、他方ロール
の回転を停止し、かつ一方ロールを移動して移動位置に到
らしめる。この操作により、直線状屋根素材と一方向及
び他方向に湾曲した湾曲状屋根素材の成形が終了する。
【0024】その後は、前記の引き抜く作業及び一方向
に湾曲した湾曲屋根材の成形と略同様な操作により次の
一方向に湾曲した湾曲屋根材が成形される。
【0025】そして、一方ロールが移動位置にあり、かつ
他方ロールとの間に隙間が形成されている状態で、この隙
間に折板屋根材を供給するとともに、締結部を軸端他方
のフランシ゛成形ロールを利用して妄動することなく搬送するこ
とで、前述と同様に他方の直線状屋根素材が成形され
る。この折板屋根材を所定長さ通過させた段階で、少な
くとも他方ロールの回転を止める。この操作により、締結
部を備えた他方の直線状屋根素材の成形が終了する。
【0026】最後に、この他方の直線状屋根素材を切断
することにより、この例では、締結部を備えた一方・他
方の直線状屋根素材と、一方向及び他方向等に湾曲され
た湾曲状屋根素材とで略波形の屋根が成形される。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。
【0028】1は軸200及び転子201を介してヘ゛ース2に略36
0°の範囲で旋回可能に設けられたフレームで、このフレーム1に
は一方ロール3(図面では右側ロール)と、対の他方ロール4(図
面では左側ロール)が回転自在に設けられている。図中5は
フレーム1に設けた駆動部で、この駆動部5により前記対の他
方ロール4は正逆回転される。この例では、減速機モーター51と
ヘ゛ルト52で構成されているが限定されない。
【0029】一方ロール3は、前記フレーム1に移動自在(図面
では、左右方向)に設けられており、フレーム1に差渡した
回転軸300と、この回転軸300に設けた算盤球状(一例で
ある)の成形ロール301と、回転軸300の軸端一方300a(軸
端上側)に設けたフランシ゛成形ロール302(一例である)で構
成されており、前記他方ロール4に追従して回転する構成で
ある。そして、この軸端一方300aに設けたフランシ゛成形ロール
302は、一方向に湾曲した湾曲屋根材を成形するときに
使用する。尚、一方ロール3は、フレーム1に蟻溝嵌合を利用し
て移動する移動枠板303と、この移動枠板303の移動を司
るハント゛ル304で構成されており、このハント゛ル304により移動
する。この一方ロール3の移動は、垂直(水平)状態で確実か
つスムース゛に行われる。このハント゛ル304に代えて自動コントロール
する構成も可能である。また一方ロール3の移動距離を利用
して、例えば、一方向又は他方向に湾曲した湾曲屋根材
の湾曲角度の調整ができる。従って、この湾曲角度を変
更し、多種多様な形状・形態の屋根が構築できること
と、汎用性の向上と、販路の拡充等が期待できる。
【0030】他方ロール4は、前記フレーム1に設けられてお
り、フレーム1に差渡した回転軸400と、この回転軸400に設
けた算盤球状の成形ロール401と、回転軸400の軸端他方400
a(軸端下側)に設けたフランシ゛成形ロール402で構成されてお
り、駆動部5を利用して回転される。そして、この他方ロ
ール4の回転により前記一方ロール3が追従して回転する。ま
たこの軸端他方400aに設けたフランシ゛成形ロール402は、一方
向又は他方向に湾曲した湾曲屋根材を成形するときに使
用する。尚、この他方ロール4の本数は限定されない。また
この他方ロール4の一本又は数本を移動できる構成として、
この他方ロール4の移動を利用して、例えば、一方向又は他
方向に湾曲した湾曲屋根材の湾曲角度の調整ができる。
従って、前述と同じ効果が期待できる。またこの湾曲角
度の調整を、前記の一方ロール3の場合と合わせて行うこと
もできる。
【0031】尚、図示しないが、前記一方ロール3と他方ロー
ル4を、フレーム1に垂設し、この一方ロール3をフレーム1に昇降可能
に設ける構成として、この一方ロール3と他方ロール4の近接を
利用して、前記直線状・湾曲状屋根素材を成形すること
も可能である。また他方ロール4の一方を、ハント゛ル及び螺軸
等を利用して移動する構成も可能である。
【0032】図中10は折板屋根材(形状、寸法は一例で
ある)、11は折板屋根材10の締結部、12は折板屋根材10
の屈曲部を示す。また13は直線状屋根素材14、14aと湾
曲状屋根素材15で構成される変形型屋根材を示す。この
変形型屋根材13の締結部11と他の変形型屋根材(図示せ
ず)の屈曲部(図示せず)を緊締結合(締結部11で屈曲
部を挾持)し、この変形型屋根材13を緊締する。尚、15
aは一方向に湾曲した湾曲状屋根素材、15bは他方向に湾
曲した湾曲状屋根素材をそれぞれ示す。
【0033】図中20は建屋Hの鋼材柱、21は建屋Hのアーチ
型の鋼材トラスを示しており、この鋼材柱20及び/又は柱ア
ーチ型の鋼材トラス21には、緩衝材、断熱材等を介して変形
型屋根材13が設けられる。そして、この鋼材柱20及び/
又は柱アーチ型の鋼材トラス21は図6(イ)〜(ホ)の建屋Hの形状に
より変更される。また同図(ホ)は従来例を示すが、本発
明においても成形可能である。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明は、数個の成形ロール及び軸
端一方にフランシ゛成形ロールを備えた移動可能な一方ロールと、
この一方ロールに対峙する数個の成形ロール及び軸端他方にフラ
ンシ゛成形ロールを備えた対の他方ロールを設け、一方ロールの成形
ロールと他方ロールの成形ロール、及び一方ロールのフランシ゛成形ロールを
介して一方向に湾曲した変形型屋根材を成形し、他方ロー
ルの成形ロールと一方ロールの成形ロール、及び他方ロールのフランシ゛成
形ロールを介して他方向に湾曲した変形型屋根材を成形す
る構成である。従って、直線状屋根素材と湾曲状屋根素
材とでなる変形型屋根材を、確実かつ正確に成形できる
こと、又はこの変形型屋根材で構築された建屋の空間を
有効利用できること、等の特徴がある。
【0035】請求項2の発明は、フレームが、ヘ゛ース上に旋回
自在に設けられている構成である。従って、変形型屋根
材を成形する際、狭い場所又は限られた場所等を利用し
て行うことができること、又は多くの現場で簡便かつ他
に迷惑を掛けることなく成形できること、等の特徴があ
る。
【0036】請求項3は、既製の折板屋根材を、移動位
置にある成形ロール及び軸端一方のフランシ゛成形ロールでなる一
方ロールと、成形ロール及び軸端他方のフランシ゛成形ロールでなる対
の他方ロール間に供給し、所定長さ通過させて一方の直線
状屋根素材を設け、その後、移動位置にある一方ロールを
復帰し、この復帰位置の一方ロールと他方ロールが接近し、こ
の一方及び他方ロール間で折板屋根材を曲面状に折曲げて
いき湾曲状屋根素材を設け、その後、復帰位置にある一
方ロールを移動し、この移動位置にある一方ロールと他方ロール
間に供給し、所定長さ通過させて他方の直線状屋根素材
を設ける構成である。従って、請求項1と略同じ特徴が
期待できる。
【0037】請求項4の発明は、屋根を、鋼材柱とアーチ型
の鋼材トラスでなる建造物骨組みを、変形型屋根材で被覆
固止し、この変形型屋根材を順次並設するとともに、変
形型屋根材相互間を締結部と屈曲部で緊締結合し、変形
型屋根材の取付け及び緊締結合を介して構成される。従
って、建屋の空間を有効利用できること、及び有効利用
を介して収容物の確保、スヘ゜ースの拡充が図れること、等
の特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】変形型屋根材の製造装置の正面図である。
【図2】変形型屋根材の製造装置の平面図である。
【図3】一方及び他方ロールの関係を示す展開図である。
【図4】一方及び他方ロールと、折板屋根材及び一方及び他
方の直線状屋根素材等との関係を説明する模式図であ
り、(イ)は折板屋根材の供給時、(ロ)は一方の直線状屋根
素材の成形を、(ハ)は湾曲状屋根素材の成形初期、(ニ)は
湾曲状屋根素材の成形過程、(ホ)は湾曲状屋根素材の成
形過程、(ヘ)は他方の直線状屋根素材の成形を、それぞ
れ示す。
【図5】一方向及び他方向に湾曲した湾曲状屋根素材を
拡大して示した図であり、(イ)は一方向に湾曲した湾曲
状屋根素材、(ロ)は他方向に湾曲した湾曲状屋根素材、
をそれぞれ示す。
【図6】変形型屋根材で構築される各種建屋の外観の一
部欠截の模式図であり、(イ)は略トンネル形の屋根、(ロ)は変
形トンネル形の屋根、(ハ)は波形の屋根、(ニ)は山形屋根、
(ホ)はアーチ形の屋根、を示す。
【符号の説明】
1 フレーム 2 ヘ゛ース 200 軸 201 転子 3 一方ロール 300 回転軸 300a 軸端一方 301 成形ロール 302 フランシ゛成形ロール 303 移動枠板 304 ハント゛ル 4 他方ロール 400 回転軸 400a 軸端他方 401 成形ロール 402 フランシ゛成形ロール 5 駆動部 51 減速機モーター 52 ヘ゛ルト 10 折板屋根材 11 締結部 12 屈曲部 13 変形型屋根材 14 一方の直線状屋根素材 14a 他方の直線状屋根素材 15 湾曲状屋根素材 15a 一方向に湾曲した湾曲状屋根素材 15b 他方向に湾曲した湾曲状屋根素材 20 鋼材柱 21 鋼材トラス H 建屋

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに移動可能に設けた数個の成形ロール
    及び軸端一方にフランシ゛成形ロールを備えた一方ロールと、このフ
    レームに設けた前記一方ロールに対峙する数個の成形ロール及び
    軸端他方にフランシ゛成形ロールを備えた正逆転する他方ロール
    と、この軸端一方及び軸端他方のフランシ゛成形ロールを区々に
    使用する構成の変形型屋根材の製造装置であって、 前記一方ロールの成形ロールと他方ロールの成形ロール、及び一方ロー
    ルのフランシ゛成形ロールを介して一方向に湾曲した変形型屋根
    材を成形し、前記他方ロールの成形ロールと一方ロールの成形ロー
    ル、及び他方ロールのフランシ゛成形ロールを介して他方向に湾曲し
    た変形型屋根材を成形し、前記軸端一方及び軸端他方の
    フランシ゛成形ロールを区々に使用して、湾曲方向異にする変形
    型屋根材を製造する変形型屋根材の製造装置。
  2. 【請求項2】 上記のフレームが、ヘ゛ース上に旋回自在に設け
    られている請求項1に記載の変形型屋根材の製造装置。
  3. 【請求項3】 既製の折板屋根材を、移動位置にある成
    形ロール及び軸端一方のフランシ゛成形ロールでなる一方ロールと、成
    形ロール及び軸端他方のフランシ゛成形ロールでなる対の正逆転す
    る他方ロール間に供給し、所定長さ通過させて一方の直線
    状屋根素材を設け、その後移動位置にある一方ロールを復
    帰し、この原位置の一方ロールと前記他方ロールが接近し、こ
    の一方及び他方ロール間で前記折板屋根材を曲面状に折曲
    げていき湾曲状屋根素材を設け、その後、原位置にある
    一方ロールを移動し、この移動位置にある一方ロールと前記他
    方ロール間に供給し、所定長さ通過させて他方の直線状屋
    根素材を設け、前記少なくとも一方又は他方の直線状屋
    根素材と前記湾曲状屋根素材を形成する変形型屋根材の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 鋼材柱とアーチ型の鋼材トラスで枠組構成した
    建造物骨組みに、変形型屋根材を被覆固止し、この変形
    型屋根材を順次並設するとともに、当該変形型屋根材相
    互間を締結部と屈曲部で緊締結合し、前記変形型屋根材
    の取付け及び緊締結合を介して構成される変形型屋根材
    で構成する屋根。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100358403B1 (ko) * 2001-10-30 2002-10-25 유병섭 이형 선재의 교정 및 절단장치

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