JP2001046831A - 気体の除湿装置 - Google Patents

気体の除湿装置

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JP2001046831A
JP2001046831A JP11223146A JP22314699A JP2001046831A JP 2001046831 A JP2001046831 A JP 2001046831A JP 11223146 A JP11223146 A JP 11223146A JP 22314699 A JP22314699 A JP 22314699A JP 2001046831 A JP2001046831 A JP 2001046831A
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adsorbent
cylinder
gas
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Toru Tsukada
亨 塚田
Makoto Nishijima
信 西島
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Orion Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、吸着剤の粉化を防止できるように
した気体の乾燥装置を提供することにある。 【解決手段】 吸着剤17が収容された一対の吸着筒
3,4を有し、一方の吸着筒で気体の除湿を行い、除湿
された気体の一部を他方の吸着筒に流してこの他方の吸
着筒の吸着剤の再生を行う気体の除湿装置において、上
記吸着筒をヘッダーに固定すると共に、吸着筒の軸方向
端部には、吸着筒の内部に収容された吸着剤を保持する
ための通気性を有し、かつ少なくとも軸方向内方に移動
可能な保持部材が設けられており、さらにヘッダーと保
持部材間に両者間を広げる方向に押圧力を生じる弾性部
材を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸着剤が収容され
た吸着筒に気体を流してその気体に含まれた湿気を取り
除く除湿装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、気体の除湿装置においては、除湿
された空気(気体)を連続して供給するため、活性アル
ミナ、シリカゲルあるいは合成ゼオライトなどの粒状の
吸着剤を充填した吸着筒が少なくとも2基用意される。
【0003】一方の吸着筒に湿った圧縮空気を導いて吸
着乾燥を行い、所定の供給先に供給する。同時に、得ら
れた乾燥空気の一部を他方の吸着筒に導き、前段階で吸
湿して吸湿能力の低下した吸着剤から湿分を除去し、さ
らにこの湿分を吸着筒からパージする再生をなす。この
再生工程では、得られた乾燥空気の約20%もの量を大
気に放出していた。
【0004】このような一方の吸着筒における圧縮空気
の除湿と、他方の吸着筒における吸着剤の再生は同時に
並行して行われるとともに、所定時間経過後に両吸着筒
間に設けられた切換え弁を切換え、各吸着筒における除
湿と再生とを変換することで、連続的に乾燥空気を供給
できるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】吸着筒に設けられた吸
着剤による除湿と再生とを繰り返して行うと、吸着工程
時に下方から上方に圧縮空気を流す場合に、粒間に隙間
のあいた状態から急激に上方に巻き上げられるため、吸
着剤が擦過して摩耗したり、小さく破壊することがある
(粉化)。次に再生工程の開始時に圧縮空気が急激に吸
着筒内から外部に流出されるため、下方に流出する場合
には、吸着工程でゆるやかな状態で充填されていた吸着
剤が押し下げられて吸着剤同士又は吸着筒と擦過する。
この場合、吸着剤そのものの性能が低下したり、弁の駆
動部に吸着剤の粉による詰まりが生じて作動不良を起す
等の問題を発生する虞がある。
【0006】吸着剤はカートリッジに詰めてアウトレッ
トヘッドに取り付けるが、カートリッジ内に吸着剤を確
実に満杯に充填することは困難である。また充填したと
しても、擦過等による粉化によって隙間ができる。一度
隙間ができると、吸着剤は圧縮空気の流れに応じてカー
トリッジ内で舞い上がるように動くため、ますます粉化
が促進されることになる。
【0007】本発明は、吸着筒の大きさや形状に係らず
に、吸着剤の粉化を減少させるようにした気体の除湿装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、吸着
剤が収容された一対の吸着筒を有し、一方の吸着筒で気
体の除湿を行い、除湿された気体の一部を他方の吸着筒
に流してこの他方の吸着筒の吸着剤の再生を行う気体の
除湿装置において、上記吸着筒をヘッダーに固定すると
共に、吸着筒の軸方向端部には、吸着筒の内部に収容さ
れた吸着剤を保持するための通気性を有し、かつ少なく
とも軸方向内方に移動可能な保持部材が設けられてお
り、さらにヘッダーと保持部材間に両者間を広げる方向
に押圧力を生じる弾性部材を設けたことを特徴とする気
体の除湿装置にある。
【0009】請求項2の発明は、上記ヘッダーと保持部
材間に両者間を広げる方向に押圧力を生じる弾性部材
を、圧縮コイルばねで形成したことを特徴とする請求項
1記載の気体の除湿装置にある。
【0010】請求項3の発明は、上記吸着筒の軸方向端
部の内周面には周方向全長にわたる係合溝が形成され、
この係合溝には上記保持部材を保持するためのC形止め
輪が着脱自在に設けられることを特徴とする請求項1記
載の気体の除湿装置にある。
【0011】このような課題を解決するための手段を採
用することにより、吸着剤が常時押さえられていて浮遊
や移動がほとんどなくなるため、吸着剤が擦過せず、摩
耗や粉砕による粉化が減少する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面にもとづいて説明する。図1に、圧縮気体の除湿装置
の外観を斜視図として示す。この除湿装置は、下部側の
架台1と、この架台1の一側部上に取付けられる電気部
品箱2と、架台1の他側部上に取付けられる一対、この
実施の形態では2基の吸着筒(説明の都合上、以下、図
の左側吸着筒をA筒と呼び、図の右側吸着筒をB筒と呼
ぶ)3,4と、これらA,B筒3,4の上端部に亘って
載設され該A,B筒3,4を挟持固定するアウトレット
ヘッド5、およびA,B筒下端部に亘って取付けられる
ここでは図示しないインレットヘッドとから構成され
る。
【0013】このアウトレットヘッド5は、複数本の支
柱ボルト6…とナット7…を介して架台1に取付け固定
され、よってA,B両筒3,4の架台1に着脱可能に固
定保持されている。上記インレットヘッドは、上記架台
1に取付けられる蓋板8によって遮蔽されている。
【0014】上記アウトレットヘッド5の一側面には、
装置内で吸着乾燥した気体を所定の供給先に給出案内す
るための給出口9が設けられ、かつ架台1の一側面には
湿った圧縮気体を装置内へ導入案内するための導入口1
0が開口される。
【0015】また、アウトレットヘッド5の中央部には
湿度インジケータ11が設けられていて、吸着乾燥した
気体と接触し、この気体が所定の相対湿度を越えた状態
で変色する部材が収容されている。すなわち、湿度イン
ジケータ11はA,B両筒3,4内に収容される吸着剤
の劣化の程度を検出するものである。
【0016】さらに、アウトレットヘッド5にはA,B
両筒3,4上端部と互いに連通するパージオリフィス1
2が設けられている。このパージオリフィス12とは反
対側の側部に、後述するパージ弁を接続するための一対
の接続口体13が設けられている。
【0017】図2と、図3は、圧縮気体の除湿装置の断
面を概略的に示しており、互いに作用が異なる状態であ
る。上記A,B両筒3,4は、上下端面が開口する筒体
からなっていて、上端開口部はアウトレットヘッド5下
面に設けられた凹部5aに挿嵌され、下端開口部は先に
述べたインレットヘッド15上面に設けられた凹部15
aに挿嵌される。
【0018】そして、各A,B筒3,4の上端開口と下
端開口からそれぞれ軸方向内方へ所定間隔を存した位置
に後述するように保持部材16が着脱自在に設けられて
いて、これら保持部材16間に吸着剤17が充填され
る。吸着剤17として、活性アルミナ、シリカゲル、ゼ
オライトなどが用いられる。
【0019】図4(a)に示すように、各A,B筒3,
4の軸方向両端部である、上端開口部分と下端開口部分
の内周面には、それぞれ係合溝51が全長にわたって形
成されている。
【0020】上記保持部材16は、図4(b)に示すよ
うにA、B筒内に入る直径の不織布53を挟んだ樹脂製
あるいは金属製の一対の多孔板54が重合されてなり、
この重合体は上記係合溝51に着脱自在に係合されたC
形止め輪52によって各A,B筒3,4の両端開口部か
ら外方へ脱落することがないよう保持されている。反
面、保持部材16は、吸着剤が入れられた軸方向内方に
は、動くことができる。
【0021】したがって、上記C形止め輪52を縮径方
向に弾性変形させて係合溝51から取り外せば、このC
形止め輪52によって保持された上記不織布53と多孔
板54との重合体からなる保持部材16を各A,B筒
3,4から除去することができるようになっている。
【0022】上記アウトレットヘッド5における各A,
B筒3,4の中央部と対向する位置に逆止弁18A,1
8Bを収容する弁室19がアウトレットヘッド5内のパ
ージ室上面22aから突出形成される。これら逆止弁1
8A,18Bは、下部側である筒3,4内から上方への
気体の流れを許容し、上部から筒3,4内への気体の流
れを阻止するものである。そして、逆止弁18A、18
Bの弁室19の突出部19Aをガイドとしてアウトレッ
トヘッド5のパージ室上面22aと保持部材16間に弾
性部材として圧縮コイルばね60を挟み設けられてい
る。
【0023】さらに、アウトレットヘッド5には、上記
給出口9と、各弁室19とを連通する給出路20が設け
られていて、逆止弁18A,18Bを開放して弁室19
を出た気体を給出口9へ導くようになっている。なお、
この給出路20には上記湿度インジケータ11と連通す
る分岐路21が分岐して設けられている。
【0024】各弁室19の周囲でA,B両筒3,4が挿
嵌される範囲内は凹陥形成されていて、先に説明したパ
ージオリフィス(ここではアウトレットヘッド5に設け
られるよう描いている)12と連通するパージ室22と
なっている。換言すれば、互いのパージ室22,22は
パージオリフィス12によって連通される。
【0025】上記給出路20における給出口9とは反対
側の端部は閉塞されていて、センサ23が貫通して取付
けられている。図2のみに示すように、上記電気部品箱
2内に制御装置25が収容されていて、上記センサ23
と電気的に接続される。このセンサ23は、給出路20
における乾燥空気の温度と湿度を検知して、その検知信
号を上記制御装置25へ送るようになっている。制御装
置25は、センサ23からの検知信号によって乾燥空気
の露点を算出するようになっている。
【0026】なお、センサ23としてこの実施の形態で
は、温度検出部と湿度検出部とが1つのシース内に設け
られた一体型のものを示しているが、温度センサと湿度
センサとが別体のものであってもよい。
【0027】上記インレットヘッド15の下面には切換
え手段である切換え弁26が取付けられている。インレ
ットヘッド15の一側部には上記導入口10が設けら
れ、他側部にはパージ弁27とサイレンサ28が直列に
接続される。
【0028】上記切換え弁26には、図の左側から右側
へ第1のポートa,第2のポートb,第3のポートc,
第4のポートd,第5のポートeが順次設けられてい
て、弁体fが移動することにより各ポートa〜e相互の
連通切換えがなされる。
【0029】すなわち、図2に示す弁体f位置では、第
1のポートaと第2のポートbとを連通するとともに、
第3のポートcと第4のポートdとを連通する。また、
図3に示す弁体f位置では、第2のポートbと第3のポ
ートcを連通するとともに、第4のポートdと第5のポ
ートeとを連通する。
【0030】上記弁体fはソレノイド26Sによって駆
動される。このソレノイド26Sは上記制御装置25と
電気的に接続されていて、後述するように駆動制御され
るようになっている。
【0031】上記インレットヘッド15には、導入口1
0と切換え弁26の第3のポートcとを連通する導入路
30と、A筒3の下部開口端と第2のポートbとを連通
するA筒連通路31と、B筒4の下部開口端と第4のポ
ートdとを連通するB筒連通路32と、第1のポートa
と第5のポートeとを連通する逆U字状のポート連通路
33および、このポート連通路33の中途部から分岐し
て上記パージ弁27に連通するパージ分岐路34が設け
られている。
【0032】上記パージ弁27は、通常構成の電磁開閉
弁であって、上記制御装置25と電気的に接続される。
パージ弁27は、制御装置25からの制御信号、つまり
乾燥空気の露点温度に応じて開閉し、パージ分岐路34
から導かれるパージ気体の排出もしくは遮断をなす。こ
こから導出されるパージ気体はサイレンサ28に導かれ
て消音されたあと、外部へ放出されるようになってい
る。
【0033】このように構成された吸着装置は、以下に
述べるような作用をなす。なお、圧縮気体として圧縮空
気を適用して説明する。
【0034】切換え弁26の弁体fが図2に示す位置に
あるとき、B筒4で乾燥工程をなし、A筒3で昇圧工程
もしくは再生工程をなす。すなわち、除湿装置へ供給さ
れる湿った圧縮空気は、インレットヘッド15の導入口
10から導入路30を介して切換え弁26の第3のポー
トcに導かれ、さらに第4のポートdを介してB筒連通
路32からB筒4内へ導かれる。
【0035】湿った圧縮空気がB筒4内を下部から上部
に亘って通過する間に、ここに充填される吸着剤17に
よって吸着除湿して乾燥化する、乾燥工程が行われる。
そして、この上部に設けられた逆止弁18Bを押し上げ
てアウトレットヘッド5の給出路20に導かれ、さらに
給出口9から所定の供給先に給出される。このとき、ば
ね60がアウトレットヘッド5のパージ室上面22aを
基点にして、吸着筒内の吸着剤17と保持部材16を下
方に押圧している。
【0036】また、B筒4上端開口部から出た乾燥空気
の一部はパージ室22に導かれ、さらにパージオリフィ
ス12によって流量を絞られ、A筒3上部のパージ室2
2を介してA筒3内に案内される。そして、A筒3内に
充填される吸着剤17を通過して、前段階の乾燥工程に
おいて吸着剤17が吸着した湿分を除去する。
【0037】この湿分を除去した空気であるパージ空気
は、A筒連通路31から第2のポートbを介して第1の
ポートaから導出され、ポート連通路33に導かれる。
第5のポートeが閉塞状態にあるところから、パージ空
気はポート連通路33からパージ分岐路34に導かれ
る。
【0038】パージ弁27が閉成状態にあるとき、パー
ジ空気はここで遮断され、したがってA筒3内が圧力上
昇する昇圧工程となる。パージ弁27が開放状態にある
とき、パージ空気はパージ弁27を通過してサイレンサ
28に導かれ、ここで消音されてから外部へ放出される
再生工程となる。
【0039】切換え弁26の弁体fが図3に示す位置に
あるとき、A筒3で乾燥工程をなし、B筒4で昇圧工程
もしくは再生工程をなす。すなわち、除湿装置へ供給さ
れる湿った圧縮空気は、インレットヘッド15の導入口
10から導入路30を介して切換え弁26の第3のポー
トcに導かれ、さらに第2のポートbを介してA筒連通
路31からA筒3内へ導かれる。
【0040】湿った圧縮空気がA筒3内を下部から上部
に亘って通過する間に、ここに充填された吸着剤17に
よって吸着除湿され乾燥化する乾燥工程となる。そし
て、上部に設けられる逆止弁18Aを押し上げてアウト
レットヘッド5の給出路20に導かれ、さらに給出口9
から所定の供給先に給出される。
【0041】また、A筒3上端開口部から導出される乾
燥空気の一部はパージ室22に導かれ、パージオリフィ
ス12によって流量を絞られて、B筒4上部のパージ室
22を介してB筒4内に案内される。
【0042】この乾燥空気はB筒4内に充填される吸着
剤17を通過して、前段階の乾燥工程において吸着剤1
7が吸着した湿分を除去する。この湿分を除去した空気
であるパージ空気は、B筒連通路32から第4のポート
dを介して第5のポートeから導出され、さらにポート
連通路33に導かれる。
【0043】第1のポートaが閉塞状態にあるところか
ら、パージ空気はポート連通路33からパージ分岐路3
4に導かれる。パージ弁27が閉成状態にあるとき、パ
ージ空気はここで遮断され、B筒4内が圧力上昇する昇
圧工程となす。パージ弁27が開放状態にあるとき、パ
ージ空気はパージ弁27を通過してサイレンサ28に導
かれ、ここで消音されてから外部へ放出される再生工程
となす。
【0044】A,B筒3,4における除湿運転と再生運
転とが繰り返して所定期間行われると、各筒3,4に収
容された吸着剤17が劣化するから、そのような場合に
は吸着剤17を交換する必要がある。
【0045】各筒3,4に収容された吸着剤17は、通
常、同時に交換される。交換に際しては、まず、支柱ボ
ルト6…に螺合されたナット7…を取り外し、この支柱
ボルト6…からアウトレットヘッド5およびばね60を
取り除く。それによって、各筒3,4はインレットヘッ
ド15の凹部15aから取り外し可能な状態となる。組
立時には、この逆の工程で行う。
【0046】昇圧工程が開始されると、A筒又はB筒内
に急激に圧縮空気が流入することになる。このとき圧縮
空気は吸着剤17や保持部材16を上方へ押し上げよう
とするが、ばね60がアウトレットヘッド5から下方に
押し下げるため、粒状の吸着剤17が充填された上端よ
りも上方に押し上げられることがない。さらに、再生工
程開始時に、急激に下向きに圧縮空気が抜けたり、再生
用空気が流れても、常時所定の力で下方に押されている
ため、吸着剤が空気の流れで移動することがない。この
ため、吸着剤同士や吸着筒に沿って移動することがな
く、擦過やつぶれによる破損が発生し難い。
【0047】なお、本発明は上記一実施の形態に限定さ
れるものでなく、アウトレットヘッドと保持部材間の弾
性部材は、圧縮コイルばねを用いる手段に限られず、た
とえばS字状の板ばねを着脱自在に取り付けるなどの手
段を用いても差し支えない。
【0048】また本実施例では、アウトレットヘッドと
吸着筒の上側の保持部材16間に弾性部材(圧縮コイル
ばね60)を取付けたが、インレットヘッドの上面15
bと吸着筒下側の保持部材16間に弾性部材を取り付け
て、保持部材16を上方へ押すようにしても同様であ
る。
【0049】また、実施例では各筒の軸方向両端に設け
られる保持部材をそれぞれ着脱できるようにしたが、ど
ちらか一方の保持部材だけを着脱できるようにしても、
着脱可能な側に弾性部材を取り付ければ本目的が達成で
きること、勿論である。
【0050】さらに、吸着筒の数は二基に限定されず、
吸着乾燥と再生とを行う各グループの吸着筒をそれぞれ
2つ以上としてもよく、要は運転状態に応じて吸着乾燥
グループあるいは再生グループとなる、それぞれ吸着剤
が収容された一対の吸着筒を備えていればよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
ウトレットヘッドまたはインレットヘッドと吸着筒間の
保持部材にばね等の弾性部材を入れることにより、保持
部材を介して吸着剤が常に内方に押圧されており、圧縮
空気の流れによって吸着剤が動くことがなくなる。
【0052】そのため、吸着剤の摩耗による吸着剤その
ものの性能低下や、粉化によって発生した吸着剤の粉に
よる弁の摺動部が詰まるなどの障害が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す、除湿装置の外観
斜視図。
【図2】同実施の形態を示す、除湿装置の概略の断面
図。
【図3】同実施の形態を示す、一対の吸着筒の除湿運転
と再生運転とを切り替えた状態の除湿装置の概略の断面
図。
【図4】(a)は同実施の形態を示す、吸着筒の一部省
略した断面図、(b)は同じく図4(a)のX部分とY
部分の拡大図。
【符号の説明】
17…吸着剤 3…吸着筒(A筒) 4…吸着筒(B筒) 5…アウトレットヘッド 15…インレットヘッド 16…保持部材 22…パージ室 26…切換え弁(切換え手段) 51…係合溝 52…C形止め輪 53…不織布 54…多孔板 60…弾性部材(ばね)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸着剤が収容された一対の吸着筒を有
    し、一方の吸着筒で気体の除湿を行い、除湿された気体
    の一部を他方の吸着筒に流してこの他方の吸着筒の吸着
    剤の再生を行う気体の除湿装置において、 上記吸着筒をヘッダーに固定すると共に、吸着筒の軸方
    向端部には、吸着筒の内部に収容された吸着剤を保持す
    るための通気性を有し、かつ少なくとも軸方向内方に移
    動可能な保持部材が設けられており、さらにヘッダーと
    保持部材間に両者間を広げる方向に押圧力を生じる弾性
    部材を設けたことを特徴とする気体の除湿装置。
  2. 【請求項2】 上記ヘッダーと保持部材間に両者間を広
    げる方向に押圧力を生じる弾性部材を、圧縮コイルばね
    で形成したことを特徴とする請求項1記載の気体の除湿
    装置。
  3. 【請求項3】 上記吸着筒の軸方向端部の内周面には周
    方向全長にわたる係合溝が形成され、この係合溝には上
    記保持部材を保持するためのC形止め輪が着脱自在に設
    けられることを特徴とする請求項1記載の気体の除湿装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104143409A (zh) * 2014-08-13 2014-11-12 国家电网公司 一种无油杯自干燥呼吸器
CN104143408A (zh) * 2014-08-13 2014-11-12 国家电网公司 一种无油杯免维护式吸湿器

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CN104143409A (zh) * 2014-08-13 2014-11-12 国家电网公司 一种无油杯自干燥呼吸器
CN104143408A (zh) * 2014-08-13 2014-11-12 国家电网公司 一种无油杯免维护式吸湿器

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