JP2001046274A - トイレットペーパーホルダー - Google Patents

トイレットペーパーホルダー

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JP2001046274A
JP2001046274A JP11228313A JP22831399A JP2001046274A JP 2001046274 A JP2001046274 A JP 2001046274A JP 11228313 A JP11228313 A JP 11228313A JP 22831399 A JP22831399 A JP 22831399A JP 2001046274 A JP2001046274 A JP 2001046274A
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JP
Japan
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paper
toilet paper
cover
wall
holder
Prior art date
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JP11228313A
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Kaoru Sato
薫 佐藤
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Original Assignee
Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トイレットペーパーの端部が、常時、カバー
の先端部付近の下方(或いは切断部付近)に位置してお
り、ペーパー端部を探すための煩雑な作業を要しないト
イレットペーパーホルダーを提供する。 【解決手段】 本発明のトイレットペーパーホルダー1
は、壁面に取り付けるための壁面取付部2と、壁面取付
部2の両端付近にそれぞれ対向して設けられた側壁部
3,4と、壁面取付部2との間にペーパー端部を外方に
導出可能とする間隙5を形成すると共に、側壁部3,4
の上部付近に架設され上面にてペーパー端部を載置可能
とするペーパー載置部6とを有するホルダー本体7と、
側壁部3,4の内側にそれぞれ対向して設けられロール
型トイレットペーパーを回転可能に保持するためのトイ
レットペーパー保持手段8と、側壁部3,4に対して側
壁部3,4の先端側から基端側に向かって差し込み可能
に形成されたカバー9とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール型トイレッ
トペーパーをトイレ室壁面の所要位置に引き出し可能な
状態で保持するためのトイレットペーパーホルダーに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より一般的に使用されているトイレ
ットペーパーホルダーは、壁面に取り付けるための壁面
取付部と、壁面取付部の両端付近にそれぞれ対向して設
けられた側壁部とを有するトイレットペーパーホルダー
本体と、側壁部の内側にそれぞれ対向して設けられロー
ル型トイレットペーパーを回転可能に保持するためのト
イレットペーパー保持手段と、壁面取付部の上端付近に
回動可能に取り付けられたカバーとから構成されてい
る。
【0003】ところで、この種のトイレットペーパーホ
ルダーを用いてトイレットペーパーを引き出す場合、ト
イレットペーパーの端部を把持して所要長のペーパーを
引き出し、かつカバーを下方に押圧した状態でトイレッ
トペーパーを上方に押し上げることによりペーパーを切
断使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のトイレ
ットペーパーホルダーでは、トイレットペーパーの端部
がカバーの先端部付近に位置しないことがあり、そのよ
うな場合は、カバーを上方に持ち上げ、トイレットペー
パーを回転させて端部を探した後、引き出さなければな
らなかった。特にこのよう状態はトイレットペーパーの
残量が少なくなった場合に顕著に現れる傾向があった。
【0005】そこで、本発明の課題は、トイレットペー
パーの端部が、常時、カバーの先端部付近の下方(或い
は切断部付近)に位置しており、ペーパー端部を探すた
めの煩雑な作業を要しないトイレットペーパーホルダー
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するもの
は、壁面に取り付けるための壁面取付部と、該壁面取付
部の両端付近にそれぞれ対向して設けられた側壁部と、
前記壁面取付部との間にペーパー端部を外方に導出可能
とする間隙を形成すると共に、前記側壁部の上部付近に
架設され上面にてペーパー端部を載置可能とするペーパ
ー載置部とを有するホルダー本体と、前記側壁部の内側
にそれぞれ対向して設けられロール型トイレットペーパ
ーを回転可能に保持するためのトイレットペーパー保持
手段と、前記側壁部に対して該側壁部の先端側から基端
側に向かって差し込み可能に形成されたカバーとを有す
ることを特徴とするトイレットペーパーホルダーであ
る。
【0007】また、上記課題を解決するもの(本願第1
の発明)は、壁面に取り付けるための壁面取付部と、該
壁面取付部の両端付近にそれぞれ対向して設けられた側
壁部とを有するホルダー本体と、基端側が前記壁面取付
部の上部付近に取り付けられ回動可能に設けられた第1
カバーと、前記第1カバーとは異なる軸を中心として回
動するように前記側壁部間に基端側が架設されて前記第
1カバーとの間にペーパー端部を外方に導出可能とする
間隙が形成されると共に、上面にてペーパー端部を載置
するためペパー載置部とを備えた第2カバーと、該第2
カバーを略水平位置に保持するための第2カバー保持手
段と、前記側壁部の内側にそれぞれ対向して設けられロ
ール型トイレットペーパーを回転可能に保持するための
トイレットペーパー保持手段とを有していることを特徴
とするトイレットペーパーホルダーである。
【0008】さらに上記課題を解決するもの(本願第2
の発明)は、壁面に取り付けるための壁面取付部と、該
壁面取付部の両端付近にそれぞれ対向して設けられた側
壁部と、基端側が前記壁面取付部の上部付近に取り付け
られ回動可能に設けられたカバーと、前記壁面取付部か
ら離間した位置に設けられてペーパー端部を外方に導出
可能とする間隙が形成されると共に、基端側が前記側壁
部の上部付近に取り付けられ、側壁部の内外に回動可能
で、かつ上面にてペーパー端部を載置可能とするために
略水平位置に保持可能なペーパー載置部と、前記側壁部
の内側にそれぞれ対向して設けられロール型トイレット
ペーパーを回転可能に保持するためのトイレットペーパ
ー保持手段とを有していることを特徴とするトイレット
ペーパーホルダーである。
【0009】さらに、上記課題を解決するもの(本願第
3の発明)は、壁面に取り付けるための壁面取付部と、
該壁面取付部の両端付近にそれぞれ対向して設けられた
側壁部と、ペーパー端辺を外方に導出可能とする間隙を
有するカバー部とが一体成形されたホルダー本体と、前
記側壁部の内側にそれぞれ対向して設けられロール型ト
イレットペーパーを回転可能に保持するためのトイレッ
トペーパー保持手段とを有していることを特徴とするト
イレットペーパーホルダーである。
【0010】さらに、上記課題を解決するもの(本願第
4の発明)は、壁面に取り付けるための壁面取付部と、
該壁面取付部の両端付近にそれぞれ対向して設けられた
側壁部とを有するホルダー本体と、前記側壁部の内側に
それぞれ対向して設けられロール型トイレットペーパー
を回転可能に保持するためのトイレットペーパー保持手
段と、該側壁部の上部付近に配置されるカバーとを有す
るトイレットペーパーホルダーであって、前記カバー
は、上板部と、該上板部の側部より下方に延出した後、
内側に向かって延出しその上面にてペーパー端部を載置
可能なペーパー載置部とを有していることを特徴とする
トイレットペーパーホルダーである。
【0011】さらに、上記課題を解決するもの(本願第
5の発明)は、壁面に取り付けるための壁面取付部と、
該壁面取付部の両端付近にそれぞれ対向して設けられた
側壁部とを有するホルダー本体と、前記壁面取付部の上
部付近に回動可能に設けられたカバーと、前記側壁部の
内側にそれぞれ対向して設けられロール型トイレットペ
ーパーを回転可能に保持するためのトイレットペーパー
保持手段とを有するトイレットペーパーホルダーであっ
て、前記カバーは、前記壁面取付部との間でペーパー端
部を外方に導出可能とする間隙を形成すると共に前記基
端側より下方に位置し上面にてペーパー端部を載置可能
とするペーパー載置部と、該ペーパー載置部を略水平位
置に保持するためのカバー保持部とを有することを特徴
とするトイレットペーパーホルダーである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のトイレットペーパ
ーホルダーを図面に示した実施例を用いて説明する。ま
ず、図1ないし図5に示した本願第1の発明のトイレッ
トペーパーホルダーの各実施例について順次説明する。
【0013】図1に示した実施例のトイレットペーパー
ホルダー1は、壁面に取り付けるための壁面取付部2
と、壁面取付部2の両端付近にそれぞれ対向して設けら
れた側壁部3,4と、壁面取付部2との間にペーパー端
部を外方に導出可能とする間隙5を形成すると共に、側
壁部3,4間の上部付近に架設され上面にてペーパー端
部を載置可能とするペーパー載置部6とを有するホルダ
ー本体7と、側壁部3,4の内側にそれぞれ対向して設
けられロール型トイレットペーパーを回転可能に保持す
るためのトイレットペーパー保持手段8と、側壁部3,
4に対して側壁部3,4の先端側から基端側に向かって
差し込み可能に形成されたカバー9とを有している。以
下、各構成について順次説明する。
【0014】壁面取付部2は、トイレ室内の所要位置壁
面に取り付けるための部位であり、この部位が図示しな
い周知の取付手段によりトイレ室壁面に取り付けられ
て、このトイレットペーパーホルダー1が使用に供され
る。壁面取付部2の両側付近には、側壁部3,4がそれ
ぞれ対向して設けられており、この側壁部3,4間にお
いて後述するトイレットペーパー保持手段8にトイレッ
トペーパーが保持され装備される。
【0015】ペーパー載置部6は、ペーパー端部を常時
載置するための部位であり、本発明のトイレットペーパ
ー1はこのようなペーパー載置部6をホルダー本体7が
有していることによりペーパー端部を探すための煩雑な
作業を回避できる。
【0016】ペーパー載置部6は、側壁部3,4と壁面
取付部2との間にペーパー端部を外方に導出可能とする
間隙5を形成すると共に、側壁部3,4の上部付近に架
設されて形成されている。そして、その上面にてペーパ
ー端部を載置可能に構成されている。
【0017】ペーパー載置部6は、壁面取付部2の上端
部より下方に位置するように設けられていることが好ま
しく、これにより間隙5からペーパー端部を導出させる
作業がより容易なものとなる。また、この実施例のペー
パー載置部6は、間隙5側が下がるように斜めに設けら
れているが、これによってもペーパー端部の導出作業が
より容易なものとなる。ただし、ペーパー載置部6が水
平方向に架設されたものも本発明の範疇に包含される。
さらに、ペーパー載置部6は配置するトイレットペーパ
ーの外形に対応して、配置されるトイレットペーパーと
同軸的な略円弧部を有する湾曲面に形成されていてもよ
い。このような形態に形成されることによりペーパー端
部の導出作業がさらに容易なものとなる。
【0018】また、ペーパー載置部6の先端中央付近に
は、切り欠き部6aが設けられており、ペーパー使用時
に、ペーパー載置部6上に位置するペーパーをこの切り
欠き部6a付近で把持すればより容易にペーパーを把持
できるよう構成されている。
【0019】なお、この実施例のペーパー載置部6は樹
脂材料にて側壁部3,4と一体成形されており、別部材
として形成された壁面取付部2が側壁部3,4の基端側
に固着されてホルダー本体7が形成されている。ただ
し、本願第1の発明のトイレットペーパー1は、ホルダ
ー本体7が上述したよう壁面取付部2、側壁部3,4お
よびペーパー載置部6を有するものを広く包含するもの
であり、例えばこれらが一体成形されたもの、或いは樹
脂以外の材料にて形成されたものなども本発明の範疇に
包含される。
【0020】トイレットペーパー保持手段8は、ロール
型トイレットペーパーを回転可能に保持するためのもの
であり、トイレットペーパーホルダー1がこのようなト
イレットペーパー保持手段8を有することにより、トイ
レットペーパーが引き出し可能に装備される。
【0021】具体的には、この実施例のトイレットペー
パー保持手段8は、側壁部3,4の内側にそれぞれ対向
して設けられており、内側に向かってそれぞれ突出する
と共に上方に向かって回動可能かつ下方に向かって付勢
されて水平方向に立設された突出部8aを有している。
そして、トイレットペーパーを保持させる場合は、下方
からトイレットペーパーを押圧すると、突出部8aが上
方に回動した後、下方への付勢力によりトイレットペー
パーの軸部材内に侵入して保持する、周知のトイレット
ペーパー保持手段により構成されている。
【0022】なお、本発明で使用されるトイレットペー
パー保持手段は、この種のものに限定されるものではな
く、トイレットペーパーを回転可能に保持するものであ
ればどのようなものでもよく、例えば、側方からトイレ
ットペーパーを挿入するタイプのもの、或いは、軸部材
をトイレットペーパー内に挿入しその軸部材を装着保持
する凹部などの装着部を側壁部内側にそれぞれ設けたタ
イプのものであってもよい。ただし、ペーパー載置部6
が存在することから、この実施例のように下方からトイ
レットペーパーを装着可能とするものがより好ましい。
【0023】カバー9はホルダー本体7を上方から部分
的に被包すると共に、ペーパー切断時にその先端辺部9
aがペーパーと接触して片手で切断可能とするためのも
のであり、側壁部3,4に対して側壁部3,4の先端側
から基端側に向かって差し込み可能に形成されている。
【0024】具体的には、この実施例のカバー9は、図
5に示すような形態に形成されており、その先端側両内
壁面には、2本の凸条部9bがそれぞれ先端側から基端
側に向かって延在するように形成されている。他方、側
壁部3,4の外壁面には、この凸条部9bと係合可能な
2つ凹部6bがそれぞれ形成されており、カバー9を側
壁部3,4の基端側(図5中矢印側)に向かって差し込
むと、凸条部9bと凹部6bとが係合して、カバー9が
上方へは離脱しないように係止されるよう構成されてい
る。そして、これにより、ペーパーを上方に向かって引
き上げ切断する際、カバー9の先端辺部9aがペーパー
の切断部付近を一時的に係止して片手でペーパーを切断
できるようになっている。ただし、カバー9と側壁部
3,4との係合部の形態はこれに限定されるものではな
く、カバー9を側壁部3,4に差し込んだ際、カバー9
が上方へは離脱しないように係止される構造を広く包含
する。
【0025】なお、カバー9の先端辺9aの中央付近に
も、切り欠き部9cが設けられており、ペーパー端部を
把持する際に、この切り欠き部9c付近で把持すること
によりより容易にペーパーを把持できるよう構成されて
いる。また、片手でより確実に切断可能とするために
は、この実施例のように、ペーパー載置部6の先端辺部
6cより、カバー9の先端辺部9cが下方に位置してい
ることが好ましく、これによりペーパーはペーパー載置
部6上面とカバー9の先端辺部9cの双方に当接するた
め、切断時にトイレットペーパーが回転して切断不能と
なることをより防止できる。
【0026】カバー9を形成する材料としては、どのよ
うなものを使用してもよいが、この実施例のように、成
形性に富んだ透明性樹脂材料或いは半透明性樹脂材料が
好ましい。このように、カバー9が透明性樹脂材料或い
は半透明性樹脂材料にて形成されることにより、ペーパ
ーを外部より目視することができ、使用時により容易に
ペーパー端部を把持できる。
【0027】そして、このように形成されたトイレット
ペーパーホルダー1を使用する場合は、まず、ホルダー
本体7の下方よりトイレットペーパーを側壁部3,4間
に挿入してトイレットペーパー保持部8に回転可能に装
着する。つぎに、ペーパー端部を間隙5から導出し引き
出してペーパー載置部6上に載置しておく。そして、ペ
ーパー使用時には、ペーパー端部を片手で把持して所要
長引き出した後、上方に引き上げることにより、ペーパ
ーの切断部付近がカバー9の先端辺部9aに当接して一
時的に係止され切断される。
【0028】つぎに、図2に示したトイレットペーパー
ホルダー10は、本願第1の発明の第2実施例であり、
前述したトイレットペーパーホルダー1との相違は、こ
の実施例のトイレットペーパーホルダー10のホルダー
本体7が、側壁部3,4に回転可能に架設され、ペーパ
ーと当接して間隙5からの導出を容易とするローラー部
11を有している点のみであり他は同じである。同一構
成部分については同一符号を付し説明を省略する。
【0029】具体的には、このローラー部11は、ロー
ラー11aと軸部11bとから構成されており、軸部1
1bが側壁部3,4の内壁面にそれぞれ設けられた軸受
け孔(図示しない)に挿入され回転可能となっている。
そして、トイレットペーパーを間隙5内でかつローラー
11aの壁面取付部2側より導出してこのローラー11
aに掛装させて引き出すことにより、トイレットペーパ
ーをより円滑に引き出すことができるように構成されて
いる。
【0030】図3に示したトイレットペーパーホルダー
20は、本願第1の発明の第3実施例であり、前述した
トイレットペーパーホルダー1との相違は、この実施例
のトイレットペーパーホルダー20のペーパー載置部2
1が着脱可能にホルダー本体7に取り付けられている点
のみであり他は同じである。同一構成部分については同
一符号を付し説明を省略する。
【0031】具体的には、この実施例のペーパー載置部
21は、側壁部2,3の内壁面の対向する位置にそれぞ
れ設けられたペーパー載置部挿入溝22内に挿入可能に
構成されており、ペーパー載置部21をこのペーパー載
置部挿入溝22内に側壁部3,4の先端側から基端側に
向かって差し込むこと、または引き抜くことによってホ
ルダー本体7に着脱可能となっている。このように、こ
の実施例のトイレットペーパーホルダー20は、ペーパ
ー載置部21がホルダー本体7より外れる構造となって
いるため、ペーパーをペーパー載置部21上に配置する
際にペーパー載置部21が邪魔になることがなく、ペー
パーを導出した後、その下方にペーパー載置部21を差
し込んで装着すればよく、ペーパー導出作業がより容易
なものとなる。
【0032】図4に示したトイレットペーパーホルダー
30は、本願第1の発明の第4実施例であり、前述した
トイレットペーパーホルダー1との相違は、上記トイレ
ットペーパーホルダー20と同様、ペーパー載置部31
が着脱可能にホルダー本体7に取り付けられている点の
みであり他は同じである。同一構成部分については同一
符号を付し説明を省略する。
【0033】具体的には、この実施例のペーパー載置部
31は、側壁部2,3の内壁面の対向する位置にそれぞ
れ設けられたペーパー載置部架設用凸条部32内に載置
可能に構成されており、ペーパー載置部31をこのペー
パー載置部架設用凸条部32に載置すること、または除
去することによってホルダー本体7に着脱可能となって
いる。このように、この実施例のトイレットペーパーホ
ルダー30も、ペーパー載置部31がホルダー本体7よ
り外れる構造となっているため、ペーパーをペーパー載
置部31上に配置する際にペーパー載置部31が邪魔に
なることがなく、ペーパーを導出した後、その下方にペ
ーパー載置部31を載置して装着すればよく、ペーパー
導出作業がより容易なものとなる。
【0034】つぎに、図6および図7に示した本願第2
の発明を図面に示した実施例を用いて説明する。この実
施例のトイレットペーパーホルダー40は、壁面に取り
付けるための壁面取付部41と、壁面取付部41の両端
付近にそれぞれ対向して設けられた側壁部42a,42
bとを有するホルダー本体43と、基端側が壁面取付部
41の上部付近に取り付けられ回動可能に設けられた第
1カバー44と、第1カバー44とは異なる軸を中心と
して回動するように側壁部42a,42b間に基端側が
架設されて第1カバー44との間にペーパー端部を外方
に導出可能とする間隙45が形成されると共に、上面に
てペーパー端部を載置するためペパー載置部46とを備
えた第2カバー47と、第2カバー47を略水平位置に
保持するための第2カバー保持手段48と、側壁部42
a,42bの内側にそれぞれ対向して設けられロール型
トイレットペーパーを回転可能に保持するためのトイレ
ットペーパー保持手段49とを有している。以下、各構
成について順次説明する。
【0035】壁面取付部41と壁面取付部41の両端付
近にそれぞれ対向して設けられた側壁部42a,42b
の機能は、前述したトイレットペーパーホルダー1と同
様であり説明を省略する。また、この実施例のホルダー
本体43は、壁面取付部41と側壁部42a,42bと
が樹脂材料にて一体成形されている。
【0036】第1カバー44は透明性樹脂材料にて形成
されており、基端側が壁面取付部41の上部付近に取り
付けられ回動可能に構成されている。なお、この第1カ
バーが回動可能となる構造はどのようなものであっても
よいが、この実施例では、第1カバーの基端側に設けら
れた取付部44aが軸部材44bに貫通され側壁部42
a,42bに取り付けられることにより回動可能となっ
ている。
【0037】また、第1カバー44は、図6に示すよう
に側壁部42a,42b上にその両側部がそれぞれ載置
されるように構成されており、この両側部の先端付近に
は、図7に示すように、側壁部42a,42bと係合す
るための係合部44cがそれぞれ設けられている。具体
的には、この係合部44cは略半円柱状に形成された凸
部に形成されており、この凸部が側壁部42a,42b
の先端付近に設けられこの凸部に対応した形状に形成さ
れた凹部42c内に挿入されることにより第1カバー4
4が側壁部42a,42bに係止される構造となってい
る。そして、この係合により、ペーパー切断時において
ペーパーを上方に引き上げても、それに伴って第1カバ
ー44が浮上することなく、ペーパーを片手で切断可能
に構成されている。
【0038】第2カバー47は、ペーパー載置部46を
その上面に備えており、このペーパー載置部46上にト
イレットペーパーの端部を常時載置可能とするためのも
のであり、第2カバー47がこのようなペーパー載置部
46を備えていることにより、ペーパー端部が常時切断
部付近に位置し、ペーパー端部を探すための煩雑な作業
が不要となる。
【0039】また、第2カバー47は、第1カバー44
とは異なる軸を中心として回動するように側壁部42
a,42b間に基端側が架設されて第1カバー44との
間にペーパー端部を外方に導出可能とする間隙45が形
成されるように取り付けられている。このように、第1
カバー44と第2カバー47の回動軸が離間しているこ
とにより、軸間にてペーパー導出用の間隙45が形成さ
れると共に、両者(第1カバー44と第2カバー47)
間が離間するため、両者間へのペーパー挿入がより容易
となる。
【0040】より具体的には、第2カバー47は、側壁
部42a,42bの内壁面に設けられた挿入孔(図示し
ない)にそれぞれ回動軸部47aが挿入されて回動可能
に構成されている。さらに、この実施例のように、第2
カバー47の回動軸は第1カバー44の回動軸より下方
に取り付けられることが好ましく、これにより間隙45
をより大きく形成でき、第1カバー44と第2カバー4
7間へのペーパー挿入がより容易となる。
【0041】第2カバー保持手段48は、第2カバー4
7を略水平位置に保持するための部位であり、この実施
例では、側壁部42a,42b内壁面に対向してそれぞ
れ設けられた凸条部により形成され、第2カバー47が
その上部に載置されて略水平位置に保持される構造とな
っている。ただし、第2カバー保持手段はこのような構
造に限定されるものではなく、第2カバー47が略水平
位置に保持される構造であればどのようなものであって
もよく、例えば第2カバーが両側部に側壁部42a,4
2b上に載置可能な延出部を備えるものなどであっても
よい。なお、トイレットペーパー保持手段49は、前述
した周知のもののいずれでもよく詳述は省略する。
【0042】そして、このトイレットペーパーホルダー
40を使用する場合は、まず、図7に示すように第1カ
バー44および第2カバー47を開いて上方に持ち上げ
てトイレットペーパーを側壁部3,4間に挿入してトイ
レットペーパー保持手段49に回転可能に装着する。つ
ぎに、第2カバー47のみ回動させて下げながらトイレ
ットペーパー端部を間隙45から導出し引き出してペー
パー載置部46上に載置する。そして、ペーパー使用時
には、ペーパー端部を片手で把持して所要長引き出した
後、上方に引き上げることにより、ペーパーの切断部付
近が第1カバー44の先端辺部に当接して切断される。
【0043】つぎに、図8に示した本願第3の発明の一
実施例であるトイレットペーパーホルダー50について
説明する。このトイレットペーパーホルダー50は、壁
面に取り付けるための壁面取付部51と、壁面取付部5
1の両端付近にそれぞれ対向して設けられた側壁部52
a,52bと、基端側が壁面取付部51の上部付近に取
り付けられ回動可能に設けられたカバー53と、壁面取
付部51から離間した位置に設けられてペーパー端部を
外方に導出可能とする間隙54が形成されると共に、基
端側が側壁部52a,52bの上部付近に取り付けら
れ、側壁部52a,52bの内外に回動可能で、かつ上
面にてペーパー端部を載置可能とするために略水平位置
に保持可能なペーパー載置部55,56と、側壁部52
a,52bの内側にそれぞれ対向して設けられロール型
トイレットペーパーを回転可能に保持するためのトイレ
ットペーパー保持手段57とを有している。以下、各構
成について順次説明する。
【0044】壁面取付部51、側壁部52a,52b、
カバー53およびトイレットペーパー保持手段57は、
それぞれ、前述したトイレットペーパーホルダー40に
おける壁面取付部41、側壁部42a,42b、第1カ
バー44およびトイレットペーパー保持手段49と同一
であるため説明を省略する。
【0045】この発明のトイレットペーパーホルダー5
0と前述したトイレットペーパーホルダー40とを対比
した場合の特徴的相違は、ペーパー載置部55,56の
構造のみであり、以下、このペーパー載置部55,56
について詳述する。
【0046】ペーパー載置部55,56は、これまで説
明した各種トイレットペーパーホルダーと同様、その上
面にてペーパー端部を常時載置させておくためのもので
あり、これにより、ペーパー端部を探すための煩雑な作
業を不要とするためのものである。
【0047】ペーパー載置部55,56は、壁面取付部
51から離間した位置に設けられてペーパー端部を外方
に導出可能とする間隙54が形成されると共に、その基
端側が側壁部52a,52bの上部付近にそれぞれ取り
付けられ、側壁部52a,52bの内外に回動可能で、
かつ上面にてペーパー端部を載置可能とするために略水
平位置に保持可能に形成されている。
【0048】より具体的には、ペーパー載置部55,5
6は、その基端部内に軸部材58が側壁部52a,52
bの延在方向に向かってそれぞれ挿通されており、この
軸部材58が側壁部52a,52bの内壁面上部付近に
それぞれ対向して設けられたペーパー載置部取付部59
に回動可能に取り付けられ、側壁部52a,52bの内
外に(具体的には略水平方向から略垂直方向に約90
゜)回動可能に構成されている。
【0049】また、ペーパー載置部55,56は、その
上面にてペーパー端部を載置可能とするために、ペーパ
ー載置部取付部59の底面上と面当接して略水平位置に
係止され保持されるよう形成されている。
【0050】このように、本発明のトイレットペーパー
50は、ペーパー載置部55,56がペーパー側壁部5
2a,52bの内外に回動可能に設けられているため、
ペーパー端部をペーパー載置部上に載置する場合に、ペ
ーパー載置部55,56をそれぞれ外側に開いて(具体
的には垂直方向に起立させた状態として)、ペーパー端
部を引き出し、その後、ペーパー載置部55,56を内
側に(水平方向)に戻して載置することができ、ペーパ
ーの引き出しおよび載置作業に際してペーパー載置部が
邪魔になることがなくより容易に載置することができ
る。
【0051】さらに、図9ないし図12に示した本願第
4の発明の各実施例について順次説明する。まず、図9
および図10に示した第1実施例であるトイレットペー
パーホルダー60について説明する。
【0052】このトイレットペーパーホルダー60は、
壁面に取り付けるための壁面取付部61と、壁面取付部
61の両端付近にそれぞれ対向して設けられた側壁部6
2a,62bと、ペーパー端部を外方に導出可能とする
間隙63を有するカバー部64とが一体成形されたホル
ダー本体65と、側壁部62a,62bの内側にそれぞ
れ対向して設けられロール型トイレットペーパーを回転
可能に保持するためのトイレットペーパー保持手段66
とを有している。以下、各構成について順次説明する。
【0053】壁面取付部61と側壁部62a,62bお
よびトイレットペーパー保持手段66の機能は、これま
で説明した各種トイレットペーパーホルダーと同じであ
り詳述を省略する。
【0054】カバー部64は、トイレットペーパーの上
方を被包すると共に、ペーパー端部を外方に導出可能と
する間隙63を有し、この間隙63より先端側がペーパ
ー載置部64aとして機能する。これにより、ペーパー
端部は常時ペーパー載置部64aの上面に位置するた
め、ペーパー端部を探すための煩雑な作業を要しない。
【0055】なお、この実施例では、カバー部64の間
隙63より先端側の部位(ペーパー載置部64a)が、
配備されたトイレットペーパーと略同軸の円弧に沿って
形成された湾曲部となるように構成されているが、この
ような形態に限定されるものではなく、例えばカバー部
64が平板状に形成されていてもよい。
【0056】また、カバー部64の先端部付近64b
(先端辺部)は、上方に向かって起立しており、この起
立部にてペーパーを切断可能に構成されていることが好
ましい。これにより、ペーパー切断を行う場合はペーパ
ーを下方に向かって引張すればこの起立部によりペーパ
ーを切断できる。
【0057】なお、このトイレットペーパーホルダー6
0の特徴は、壁面取付部61と側壁部62a,62b、
カバー部64とを有するホルダー本体65が樹脂材料に
て一体成形されていることであり、これにより、構造が
極めて簡素となって作製容易かつ低廉にトイレットペー
パーホルダーを形成できる。
【0058】そして、このトイレットペーパー60よ
り、所要長さのペーパーを取り出す場合は、図10に示
したように、トイレットペーパーの端部を間隙63より
導出して引き出し、ペーパー載置部64a上に載置す
る。そして、ペーパー載置部64a上にあるペーパーを
押圧し、他方の手でペーパーを下方に引張することによ
り起立部64bによって切断される。
【0059】さらに、図11に示した本願第4の発明の
第2実施例であるトイレットペーパーホルダー70につ
いて説明する。この実施例と前述したトイレットペーパ
ーホルダー60との相違は、側壁部に回動可能に架設さ
れ自重または/および材質に起因する摩擦力にて間隙よ
り導出されたペーパーを押圧するだめのペーパー押圧手
段71を有していることのみであり他は同じである。同
一部分には同一符号を付し説明を省略する。
【0060】この実施例のペーパー押圧手段71は、ペ
ーパー載置部64aを横断するように延在しペーパー載
置部64a上面を押圧するための押圧部71aと、押圧
部71aの両端において側壁部62a,62bの外側壁
に沿ってそれぞれ延出する延出部71bと、延出部71
bの先端付近に設けられ側壁部62a,62bの外壁面
に回動可能に取り付けるための取付部71cとから構成
されている。
【0061】なお、このペーパー押圧手段71の形成材
料としてはどのようなものでもよく、例えば金属材料、
樹脂材料、繊維材料など、或いはこれらが複合的に使用
されて形成されていてもよい。
【0062】そして、このトイレットペーパーホルダー
70を使用する場合は、トイレットペーパーをトイレッ
トペーパー保持手段66に装着し、ペーパー押圧手段7
1を図中矢印方向に持ち上げて起立させる。この状態で
トイレットペーパーの端部を間隙63から導出しペーパ
ー載置部64a上に載置しペーパー使用が可能な状態と
する。
【0063】ペーパーを取り出す場合は、所要長さのペ
ーパーを引き出し、図に示す状態にトイレットペーパー
保持手段66を戻した後、下方に引張する。この時、ペ
ーパー保持手段66がペーパーを押圧しているため片手
で切断できる。
【0064】図12に示した本願第4の発明の第3実施
例であるトイレットペーパーホルダー80は、上記トイ
レットペーパーホルダー70との対比において、ペーパ
ー押圧手段81が透明性樹脂材料にて形成されており、
押圧状態で間隙63を被覆している点のみ異なり他は同
じである。このようなものも本願第4の発明の範疇に包
含される。
【0065】さらに、図13および図14に示した本願
第5の発明の一実施例であるトイレットペーパーホルダ
ー90について説明する。この実施例のトイレットペー
パーホルダー90は、壁面に取り付けるための壁面取付
部91と、壁面取付部91の両端付近にそれぞれ対向し
て設けられた側壁部92a,92bとを有するホルダー
本体93と、側壁部92a,92bの内側にそれぞれ対
向して設けられロール型トイレットペーパーを回転可能
に保持するためのトイレットペーパー保持手段94と、
側壁部92a,92bの上部付近に配置されるカバー9
5とを有するトイレットペーパーホルダーであって、カ
バー95は、上板部96と、上板部96の側部より下方
に延出した後、内側に向かって延出しその上面にてペー
パー端部を載置可能なペーパー載置部97a,97bと
を有している。以下、各構成について順次説明する。
【0066】壁面取付部91と側壁部92a,92bと
からなるホルダー本体93は、樹脂材料にて横断面略コ
の字型に形成されており、上述した各種トイレットペー
パーホルダーの壁面取付部および側壁部と同様の機能を
奏する。また、トイレットペーパー保持手段94は上述
した周知のものであればどのようなものであってもよく
詳述は省略する。
【0067】カバー95は透明性樹脂材料にて形成され
ており、ホルダー本体93の上方を被包するように側壁
部92a,92bの上部付近に配置されている。より具
体的にはこの実施例ののカバー95は壁面取付部91の
上端付近に回動可能に設けられている。
【0068】この本願第5の発明の特徴は、このカバー
95が、上板部96と、上板部96の側部より下方に延
出した後、内側に向かって延出しその上面にてペーパー
端部を載置可能なペーパー載置部97a,97bを有し
ている点にある。このように、この発明では、トイレッ
トペーパーは、カバー95に設けられたペーパー載置部
97a,97b上に配置できるため、ペーパー端部は常
時切断部付近に位置しており、ペーパー端部を探すため
の煩雑な作業を要しない。また、ペーパー載置部97
a,97bをカバー95の下方に一体的に設けること
で、構造を簡素化できかつ低廉に上記効果を奏するトイ
レットペーパーホルダーを作製できる。
【0069】なお、この実施例のペーパー載置部は、カ
バー95の両側から下方に延出した後、それぞれ内側に
延出する2つのペーパー載置部97a,97bから構成
されているが、本発明はカバー95の下方に設けられた
ペーパー載置部を備えるものを広く包含するものであ
り、例えば、カバー95の一側部のみからその下方にお
いて延在するもの、或いは両側部から延出し一体として
形成されたものなどであってもよい。
【0070】また、カバーは、この実施例のように、基
端側が壁面取付部91或いは側壁部92a,92bの上
部付近に回動可能に取り付けられて、開閉自在に構成さ
れていることが好ましい。これにより、ペーパー端部を
ペーパー載置部97a,97b上に載置する場合、図1
4に示すようにカバー95を開いて上板部96とペーパ
ー載置部97a,97bの間隙に挿入すればよく、カバ
ー95の下方に設けられたペーパー載置部97a,97
b上へのペーパー配置がより容易となる。
【0071】さらに、この実施例のトイレットペーパー
ホルダー90は、側壁部92a,92b間に回動可能に
設けられたローラー98を有しており、このローラー9
8をペーパー引張時に、ある程度の抵抗となるよう回動
可能に設け、さらに、カバー95を閉じた状態で図13
に示すようにカバー95の先端辺部95aがこのローラ
ー98より下方に位置するように形成することによって
片手でペーパーを切断できる。すなわち、ペーパーはロ
ーラー98の上面と当接し、さらにペーパー載置部97
a,97bに載置された後、カバー95の先端辺部95
aの下方に導出されるため、ペーパー切断時には、ペー
パーを把持して上方に引き上げることによりペーパーが
ローラー98の摩擦力にて軽く係止された状態となって
片手で切断できる。
【0072】最後に図15に示した本願第6の発明の一
実施例であるトイレットペーパーホルダー100につい
て説明する。このトイレットペーパーホルダー100
は、壁面に取り付けるための壁面取付部101と、壁面
取付部101の両端付近にそれぞれ対向して設けられた
側壁部102a,102bとを有するホルダー本体10
3と、壁面取付部101の上部付近に回動可能に設けら
れたカバー104と、側壁部102a,102bの内側
にそれぞれ対向して設けられロール型トイレットペーパ
ーを回転可能に保持するためのトイレットペーパー保持
手段105とを有するトイレットペーパーホルダーであ
って、カバー104は、壁面取付部101との間でペー
パー端部を外方に導出可能とする間隙106を形成する
と共に基端側より下方に位置し上面にてペーパー端部を
載置可能とするペーパー載置部107と、ペーパー載置
部107を略水平位置に保持するためのカバー保持部1
08とを有している。以下、各構成について順次説明す
る。
【0073】壁面取付部101と側壁部102a,10
2bとからなるホルダー本体103は、樹脂材料にて横
断面略コの字型に形成されており、上述した各種トイレ
ットペーパーホルダーの壁面取付部および側壁部と同様
の機能を有する。また、トイレットペーパー保持手段1
05は上述した周知のものであればどのようなものであ
ってもよく詳述は省略する。
【0074】そして、この発明の特徴は、カバー104
が、壁面取付部101との間でペーパー端部を外方に導
出可能とする間隙106を形成すると共に基端側より下
方に位置し上面にてペーパー端部を載置可能とするペー
パー載置部107を有している点である。本発明のトイ
レットペーパーホルダーは、カバー104がこのような
ペーパー載置部107を有しているため、トイレットペ
ーパーを間隙106より導出してペーパー載置部107
上に常時配置できるため、ペーパー端部を探すための煩
雑な作業を要しない。また、ペーパー載置部107は側
壁部102a,102b間においてカバー104の基端
側より下方に位置するため、間隙106からペーパー端
部を導出する作業がより容易となり、極めて簡素な構造
でかつ低廉に前記効果を奏するトイレットペーパーホル
ダーを作製できる。
【0075】また、この実施例は、カバー104自体が
ペーパー載置部107を略水平位置に保持するためのカ
バー保持部108(ペーパー載置部107の側部側に延
出して設けられ側壁部102a,102b上面に載置可
能な延出部が一体成形され形成されている。)を有して
いるため、より簡素な構造にてペーパーを略水平位置に
保持可能なペーパー載置部を形成できる。ただし、この
カバー保持部108はこれに限定されるものではなく、
例えばトイレットペーパーホルダー40における第2カ
バー保持手段48のようなものであってもよい。
【0076】そして、このトイレットペーパーホルダー
100を使用する場合は、トイレットペーパー保持手段
105にトイレットペーパーを装着した後、カバー10
4を開いて間隙106よりペーパー端部を導出する。導
出したペーパーはペーパー載置部107上に載置してペ
ーパー使用可能な状態とする。ペーパーを使用する場合
は、ペーパー端部を把持して引き出し、他方の手でペー
パーをペーパー載置部107上から押圧し下方或いは上
方に引き上げて切断して使用する。
【0077】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、トイ
レットペーパーは、間隙より導出されペーパー載置部上
に配置できるため、ペーパー端部は常時切断部付近に位
置しており、ペーパー端部を探すための煩雑な作業を要
しない。また、カバーは側壁部の基端側に向かって差し
込まれており上方へは離脱しないように係止されている
ため、ペーパーを上方に向かって引き上げ切断する際、
カバーの先端部がペーパーの切断部付近を係止して片手
でペーパーを切断できる。請求項2に記載した発明によ
れば、請求項1の効果に加え、トイレットペーパーの端
部を間隙より導出してペーパー載置部上に配置させる作
業をより円滑なものとすることができる。請求項3に記
載した発明によれば、請求項1の効果に加え、ペーパー
載置部がホルダー本体より外れる構造となるため、ペー
パーをペーパー載置部上に配置する際してペーパー載置
部が邪魔になることがなく、ペーパーを導出した後、そ
の下方にペーパー載置部を装着すればよく、ペーパー導
出作業がより容易なものとなる。請求項4に記載した発
明によれば、トイレットペーパーは、間隙より導出され
ペーパー載置部上に配置できるため、ペーパー端部は常
時切断部付近に位置しており、ペーパー端部を探すため
の煩雑な作業を要しない。また、第1カバーと第2カバ
ーとは異なる軸を中心としてそれぞれ回動するため、軸
間にてペーパー導出用の間隙を形成できると共に、軸が
離間して両者間も離間しているため、両者間へのペーパ
ー挿入がより容易となる。請求項5に記載した発明によ
れば、トイレットペーパーは、間隙より導出されペーパ
ー載置部上に配置できるため、ペーパー端部は常時切断
部付近に位置しており、ペーパー端部を探すための煩雑
な作業を要しない。また、ペーパー載置部は側壁部の内
外に回動可能に設けられているため、ペーパー端部をペ
ーパー載置部上に載置する場合は、ペーパー載置部を側
壁部の外側に開いた状態でペーパー端部を引き出し、そ
の後、ペーパー端部を側壁部の内側に戻して載置するこ
とができ、ペーパーの引き出しおよび載置作業に際して
ペーパー載置部が邪魔になることがなくより容易に載置
できる。請求項6に記載した発明によれば、トイレット
ペーパーは、間隙より導出されカバー部上に配置できる
ため、ペーパー端部は常時切断部付近に位置しており、
ペーパー端部を探すための煩雑な作業を要しない。ま
た、ホルダー本体は一体成形されているため、作製容易
かつ極めて低廉にトイレットペーパーホルダーを形成で
きる。請求項7に記載した発明によれば、請求項6の効
果に加え、カバー部の先端部が上方に向かって起立して
いるため、ペーパー切断を行う場合はペーパーを下方に
向かって引張すればより容易にペーパーを切断できる。
請求項8に記載した発明によれば、請求項6の効果に加
え、ペーパー押圧手段にてペーパーを押圧できるため、
片手でペーパーを切断できる。請求項9に記載した発明
によれば、トイレットペーパーは、カバーに設けられた
ペーパー載置部上に配置できるため、ペーパー端部は常
時切断部付近に位置しており、ペーパー端部を探すため
の煩雑な作業を要しない。また、ペーパー載置部をカバ
ーの下方に一体的に設けることで、構造を簡素化できか
つ低廉に上記効果を奏するトイレットペーパーホルダー
を作製できる。請求項10に記載した発明によれば、請
求項9の効果に加え、カバーが回動することで、カバー
下方に設けられたペーパー載置部上へのペーパー配置が
より容易にできる。請求項11に記載した発明によれ
ば、トイレットペーパーは間隙より導出されペーパー載
置部上に配置できるため、ペーパー端部は常時切断部付
近に位置しており、ペーパー端部を探すための煩雑な作
業を要しない。また、ペーパー載置部はカバーの基端側
より下方に位置するため、間隙からペーパー端部を導出
する作業がより容易となり、極めて簡素な構造でかつ低
廉に上記効果を奏するトイレットペーパーホルダーを作
製できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1の発明のトイレットペーパーホルダー
の一実施例の斜視図である。
【図2】本願第1の発明のトイレットペーパーホルダー
の他の実施例の斜視図である。
【図3】本願第1の発明のトイレットペーパーホルダー
の他の実施例の斜視図である。
【図4】本願第1の発明のトイレットペーパーホルダー
の他の実施例の斜視図である。
【図5】図1に示したトイレットペーパーホルダーの作
用を示す斜視図である。
【図6】本願第2の発明のトイレットペーパーホルダー
の一実施例の斜視図である。
【図7】図6に示したトイレットペーパーホルダーの作
用を示す斜視図である。
【図8】本願第3の発明のトイレットペーパーホルダー
の一実施例の斜視図である。
【図9】本願第4の発明のトイレットペーパーホルダー
の一実施例の斜視図である。
【図10】図9に示したトイレットペーパーホルダーの
作用を示す斜視図である。
【図11】本願第4の発明のトイレットペーパーホルダ
ーの他の実施例の斜視図である。
【図12】本願第4の発明のトイレットペーパーホルダ
ーの他の実施例の斜視図である。
【図13】本願第5の発明のトイレットペーパーホルダ
ーの一実施例の斜視図である。
【図14】図13に示したトイレットペーパーホルダー
の作用を示す斜視図である。
【図15】本願第6の発明のトイレットペーパーホルダ
ーの一実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1 トイレットペーパーホルダー 2 壁面取付部 3 側壁部 4 側壁部 5 間隙 6 ペーパー載置部 7 ホルダー本体7 8 トイレットペーパー保持手段 9 カバー

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面に取り付けるための壁面取付部と、
    該壁面取付部の両端付近にそれぞれ対向して設けられた
    側壁部と、前記壁面取付部との間にペーパー端部を外方
    に導出可能とする間隙を形成すると共に、前記側壁部の
    上部付近に架設され上面にてペーパー端部を載置可能と
    するペーパー載置部とを有するホルダー本体と、前記側
    壁部の内側にそれぞれ対向して設けられロール型トイレ
    ットペーパーを回転可能に保持するためのトイレットペ
    ーパー保持手段と、前記側壁部に対して該側壁部の先端
    側から基端側に向かって差し込み可能に形成されたカバ
    ーとを有することを特徴とするトイレットペーパーホル
    ダー。
  2. 【請求項2】 前記ホルダー本体は、前記側壁部に回転
    可能に架設され、ペーパーと当接して前記間隙からの導
    出を容易とするローラーを有している請求項1に記載の
    トイレットペーパーホルダー。
  3. 【請求項3】 前記ペーパー載置部は着脱可能に前記ホ
    ルダー本体に取り付けられている請求項1または2に記
    載のトイレットペーパーホルダー。
  4. 【請求項4】 壁面に取り付けるための壁面取付部と、
    該壁面取付部の両端付近にそれぞれ対向して設けられた
    側壁部とを有するホルダー本体と、基端側が前記壁面取
    付部の上部付近に取り付けられ回動可能に設けられた第
    1カバーと、前記第1カバーとは異なる軸を中心として
    回動するように前記側壁部間に基端側が架設されて前記
    第1カバーとの間にペーパー端部を外方に導出可能とす
    る間隙が形成されると共に、上面にてペーパー端部を載
    置するためペパー載置部とを備えた第2カバーと、該第
    2カバーを略水平位置に保持するための第2カバー保持
    手段と、前記側壁部の内側にそれぞれ対向して設けられ
    ロール型トイレットペーパーを回転可能に保持するため
    のトイレットペーパー保持手段とを有していることを特
    徴とするトイレットペーパーホルダー。
  5. 【請求項5】 壁面に取り付けるための壁面取付部と、
    該壁面取付部の両端付近にそれぞれ対向して設けられた
    側壁部と、基端側が前記壁面取付部の上部付近に取り付
    けられ回動可能に設けられたカバーと、前記壁面取付部
    から離間した位置に設けられてペーパー端部を外方に導
    出可能とする間隙が形成されると共に、基端側が前記側
    壁部の上部付近に取り付けられ、側壁部の内外に回動可
    能で、かつ上面にてペーパー端部を載置可能とするため
    に略水平位置に保持可能なペーパー載置部と、前記側壁
    部の内側にそれぞれ対向して設けられロール型トイレッ
    トペーパーを回転可能に保持するためのトイレットペー
    パー保持手段とを有していることを特徴とするトイレッ
    トペーパーホルダー。
  6. 【請求項6】 壁面に取り付けるための壁面取付部と、
    該壁面取付部の両端付近にそれぞれ対向して設けられた
    側壁部と、ペーパー端辺を外方に導出可能とする間隙を
    有するカバー部とが一体成形されたホルダー本体と、前
    記側壁部の内側にそれぞれ対向して設けられロール型ト
    イレットペーパーを回転可能に保持するためのトイレッ
    トペーパー保持手段とを有していることを特徴とするト
    イレットペーパーホルダー。
  7. 【請求項7】 前記カバー部の先端部付近は上方に向か
    って起立しており、該起立部にてペーパーを切断可能に
    構成されている請求項6に記載のトイレットペーパーホ
    ルダー。
  8. 【請求項8】 前記トイレットペーパーホルダーは、前
    記側壁部に回動可能に架設され自重または/および材質
    に起因する摩擦力にて前記間隙より導出されたペーパー
    を押圧するペーパー押圧手段を有している請求項6また
    は7に記載のトイレットペーパーホルダー。
  9. 【請求項9】 壁面に取り付けるための壁面取付部と、
    該壁面取付部の両端付近にそれぞれ対向して設けられた
    側壁部とを有するホルダー本体と、前記側壁部の内側に
    それぞれ対向して設けられロール型トイレットペーパー
    を回転可能に保持するためのトイレットペーパー保持手
    段と、該側壁部の上部付近に配置されるカバーとを有す
    るトイレットペーパーホルダーであって、前記カバー
    は、上板部と、該上板部の側部より下方に延出した後、
    内側に向かって延出しその上面にてペーパー端部を載置
    可能なペーパー載置部とを有していることを特徴とする
    トイレットペーパーホルダー。
  10. 【請求項10】 前記カバーは、前記壁面取付部或いは
    前記側壁部の上部付近に回動可能に取り付けられている
    請求項9に記載のトイレットペーパーホルダー。
  11. 【請求項11】 壁面に取り付けるための壁面取付部
    と、該壁面取付部の両端付近にそれぞれ対向して設けら
    れた側壁部とを有するホルダー本体と、前記壁面取付部
    の上部付近に基端側が回動可能に取り付けられたカバー
    と、前記側壁部の内側にそれぞれ対向して設けられロー
    ル型トイレットペーパーを回転可能に保持するためのト
    イレットペーパー保持手段とを有するトイレットペーパ
    ーホルダーであって、前記カバーは、前記壁面取付部と
    の間でペーパー端部を外方に導出可能とする間隙を形成
    すると共に前記基端側より下方に位置し上面にてペーパ
    ー端部を載置可能とするペーパー載置部と、該ペーパー
    載置部を略水平位置に保持するためのカバー保持部とを
    有することを特徴とするトイレットペーパーホルダー。
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