JP2001045597A - 光マイクロホンとその製造方法 - Google Patents

光マイクロホンとその製造方法

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JP2001045597A
JP2001045597A JP11214421A JP21442199A JP2001045597A JP 2001045597 A JP2001045597 A JP 2001045597A JP 11214421 A JP11214421 A JP 11214421A JP 21442199 A JP21442199 A JP 21442199A JP 2001045597 A JP2001045597 A JP 2001045597A
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克彦 野口
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  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動膜と反射型光センサを組み合わせた構成
により、音波を光の変化として検出する光マイクロホン
は、従来原理的に検討されてきたものの、具体的構造に
ついては見るべき提案に乏しかった。本発明は光ファイ
バーを用いた高性能の光マイクロホンを、簡単な構造と
能率的な製造方法で実現する。 【解決手段】 基板9に発光素子2と受光素子3を実装
して遮光板41で隔て、透光性の封止樹脂11を充填し
て光素子を封入し、その上に樹脂43に光ファイバー4
4、45を封入したセンサヘッド42を積層し、さらに
振動板72を接合してハウジング75で覆った構造であ
る。製造は集合基板上に多数の発光素子と受光素子を実
装し、集合遮光板を接着し、封止樹脂を充填して各素子
を封入し、その上にセンサヘッド、振動板、ハウジング
その他の部品を集合部品の形で積層し、この集合体を縦
横に切断して光マイクロホンを多数個取りする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動膜の振動を光
学的に検出してこれを電気信号に変換する光マイクロホ
ンとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光マイクロホンは振動膜に光を照射し、
表面からの反射光を受けてこれを電気信号に変換するも
ので、反射光の特性が振動膜の振動に応じて変化するこ
とを利用して音波等を検出することが可能である。振動
板に可動コイルを付属させた構造のマイクロホンでは、
振動部の重量が増して応答が鈍くなったり、コイルがノ
イズを拾ったりすることがあるが、光マイクロホンでは
そのようなことがなくて感度のよい広帯域のものが得ら
れる。光マイクロホンについての先行技術文献として
は、特開昭61−100715号、特開昭63−302
328号、特開平6−125599号、特開平8−29
7011号等がある。
【0003】図8は特開平8−297011号に例示さ
れた光ファイバーセンサで、光マイクロホンとしても用
いられるものである。このセンサはハウジング32を有
し、ハウジング32は一対の光ファイバー25と26を
取り付けるようにした基部22を含むセンサヘッド21
を収容するとともに、媒体31が取り付けられている。
媒体31は光マイクロホンにおいては振動膜に当たる。
光ファイバー25は出力端部27を有し、他端が光源2
9に接続され、一方、光ファイバー26は入力端部28
を備えていて、他端が光強度検出手段30に接続され、
光強度検出手段30は測定/計算手段33に接続され
る。
【0004】光源29から出た光は光ファイバー25を
通って出力端部27から出射され、媒体31の表面で反
射して入力端部28に入り、光ファイバー26を通って
光強度検出手段30に伝わり、光強度検出手段30で電
気信号に変換されて測定/計算ユニット33に伝えら
れ、音波の特性が抽出される。図8における光源29、
光強度検出手段30、光ファイバー25、26、センサ
ヘッド21等からなる部分は、いわゆる反射型光センサ
を構成している。すなわち光マイクロホンは、反射型光
センサと振動膜(媒体31相当)を組み合わせた構成の
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】光マイクロホンに関す
る前掲の参考文献は大部分が原理的発明を主眼とするも
のであって、光マイクロホンの実際構造についてほとん
ど言及していない。その中で、最後の文献がやや具体的
に図8のような光ファイバーセンサを示しているが、こ
れもそれほど実際的なものではなく、基部22の貫通穴
に光ファイバー25、26を挿入するなどしてセンサヘ
ッド21を構成した上で、これをハウジング32に取り
付けねばならず、また光ファイバー25、26の他端を
光源29や光強度検出手段30に連結する構造も必要で
あって、1個ずつ個別に作るほかなくコスト高になる。
本発明はこれらの問題を解決して、光ファイバーを用い
た構造簡単で高性能の光マクロホンと、集合基板を用い
てこれを多数個取りにより廉価に製作する方法を実現す
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の光マイクロホン
は、基板上に発光素子と受光素子を実装して透光性の封
止樹脂中に封入し、その上に発光側と受光側の2本の光
ファイバーを樹脂中に封入したセンサヘッドを積層し、
さらにその上に振動板を接合して、これらをハウジング
で覆った構造である。両光素子が直接作用し合うことを
防ぐために、基板上、両素子の間に遮光板を置いて上記
の封止樹脂を分離してある。樹脂に封入した2本の光フ
ァイバーは樹脂の上下面を貫通していて、光ファイバー
の上下端面がセンサヘッド上下面の一部になっている。
【0007】前記2本の光ファイバーの端面は、センサ
ヘッドの表面では接近しており、反対側である前記封止
樹脂との接合面では互いに離れていて、それぞれ前記発
光素子および受光素子に面している。従って、両光ファ
イバーの軸線をそれぞれ含む互いに平行な2平面の方向
への両軸線の投影がある角度で交わっている。そして、
これら平行な2平面間の距離は少なくとも両光ファイバ
ーの半径の和以上である。すなわち、かりに両光ファイ
バーをそれらの端面以上に延長した場合、両光ファイバ
ーは互いに突き当たらずにすれ違う配置である。
【0008】必要に応じて上記の基本構造に付加的な構
造を加える。例えば振動板が自由に振動することを保証
するために、センサヘッドの上面と振動板の間にスペー
サを介在させたり、振動板の保護や防塵のために、ハウ
ジングの上面にフィルターを貼付するなどである。
【0009】このような光マイクロホンの製造は、大型
の集合基板であって縦横に分割すると多数の光マイクロ
ホンの基板になるもの、例えば100〜200mm角の
集合基板を用いて行う。集合基板の導電パターン面に多
数の発光素子と受光素子を実装し、発光素子と受光素子
の間の基板上に遮光板を土手状に接着する。そして集合
基板の全面に、透光性の封止樹脂を遮光板とほぼ同じ高
さに充填して、これらの素子群を封入する。この上に発
光素子、受光素子と位置を合わせて、光ファイバーを封
入した樹脂のセンサヘッドを接着するが、このセンサヘ
ッドも光センサ1個分のものを多数配置するのでなく、
何個分も1列につながった集合センサヘッドを必要な数
だけ並べて用いる。さらに集合センサヘッドの上に振動
板を接着するが、これもまた多くの振動板となる領域を
含む集合振動板である。なおセンサヘッドと振動板の間
にスペーサを配置する場合は、やはり集合スペーサを用
いる。
【0010】こうしてできた中間的な集合体に、集合基
板の上面側からカッターで格子状に縦横の切り込みを入
れる。切り込みの深さはほぼ集合基板の上面に達するま
でのハーフ・ダイシングである。これによって集合基板
上の積層構造は、発光素子と受光素子、および発光側光
ファイバーと受光側光ファイバーが対になった領域別
に、切り込みによる溝で分割される。
【0011】上記の集合体に、次にハウジングを接着す
る。個々のハウジングは四方の壁と天板からなり、下方
は開口し、天板には音波取り入れ用の穴が開いている
が、製造時に用いるのは多くのハウジングが縦横につな
がった形で一体になっている集合ハウジングである。集
合体をハーフ・ダイシングしてできた溝に接着剤を塗布
し、集合ハウジングの壁の部分を溝にはめて接合する。
フィルターを設けるものにおいてはハウジングの上にフ
ィルターを貼付するが、この場合もフィルターは多数個
分に相当する集合フィルターを集合ハウジングの上面に
接着する。こうしてできた集合体を集合ハウジンングの
壁の中心を通る線に沿って縦横に切断すれば、各小片が
それぞれ光マイクロホンの完成品になる。
【0012】上記のように、集合基板による光マイクロ
ホンの製造においては、センサヘッドが何個分も1列に
つながった集合センサヘッドを用いるが、本発明ではこ
のような集合センサヘッドを次の方法で能率よく製作す
る。すなわち樹脂の成形用の型あるいは容器に、1個の
センサヘッドの封入長さの何倍もの長さの光ファイバー
を複数本ずつ2列に取り付ける。取り付け方は各列内で
光ファイバーが互いに平行で所定の一定間隔をとり、列
間では光ファイバーが前記一定の角度で交差しながら互
いにほぼ接するようにしたもので、これに樹脂を注入し
て固化する。従って、多くの光ファイバーが筋交い状に
封入された樹脂板が得られる。この樹脂板を光ファイバ
ー同士の交点を結んで通る平行線群、およびこれらの平
行線群の中間を通る平行線群に沿ってカッターで短冊状
に切断、分割すれば、短冊状の各片が集合基板への取り
付け用の集合センサヘッドになる。これらの方法によ
り、光マイクロホンを多数個取りで能率よく製造でき
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。図1は本発明の光マイクロホンの分
解斜視図で、透視的に描いてある。基板9上に発光素子
2(例えば赤外LED)と受光素子3(例えばフォト・
トランジスタ)をそれぞれ実装し、両素子の間に遮光板
41を設けて両素子が直接影響し合うことを防ぎ、これ
らを透光性の封止樹脂11中に封入してある。導電部1
2は基板側面の円弧状の窪みの表面に導電層を設けたも
ので、基板9の上下面の導電パターンを接続している。
封止樹脂11上にセンサヘッド42を接合して積層して
あり、センサヘッド42は樹脂43中に発光側の光ファ
イバー44と受光側の光ファイバー45を封入したもの
で、光ファイバー44、45は樹脂43を貫通して両端
面が樹脂43の上下面の一部として露出している。
【0014】この上にさらにスペーサ71と振動板72
が積層してある。スペーサ71は中央に穴のある薄いシ
ート状である。振動板72は穴を開けた開口板73と極
薄の振動膜74の積層部品で、振動膜74にはアルミニ
ウム、金、チタン等の金属箔を用いる。センサヘッド4
2上にこれらの部品を積層したものに、ハウジング75
をかぶせて接着してある。ハウジング75はアルミニウ
ムや合成樹脂製で、底のない箱状であり、天板には音の
取り入れ用の穴が開いている。ハウジング75の四方の
壁は基板9上の封止樹脂11の側面を覆い、ここから光
が漏れないので光の利用効率や検出感度が上がり、他の
部品との干渉がなくなる。ハウジング75の天板上に不
織布などのフィルタ76を貼付して、振動膜74の保護
と防塵を行う。
【0015】図2(A)は図1の光マイクロホンの上面
図であるが、図1のフィルター76、ハウジング75の
天板、振動板72、スペーサ45を省いて透視的に描い
てある。ただし、これらの部品にある丸穴を想像線で示
してある。図2(B)は図1の光マイクロホンの左手前
から見た正面図で、これも透視的に描いてある。これら
の図に見るように、基板9の導電パターン15に発光素
子2と受光素子3をダイボンドし、金属線13でワイヤ
ボンドしてある。16は基板上面の端子電極であるが、
基板側面の導電部12により、図では見えないが基板9
の下面に設けた端子電極に接続されている。基板下面の
端子電極は、光マイクロホンを他の機器の回路基板に実
装するためのもので、このように本発明の光マイクロホ
ンは回路基板への表面実装に適する形式である。導電部
12は基板9の縁部に設けた円弧状の窪みの表面を導電
膜で覆ったものであるが、製造工程ではこの部分は全円
のスルーホールだったのである。
【0016】図1、図2に見るように、光ファイバー4
4と45は一定の角度で交差しており、センサヘッド4
2と封止樹脂11の接合面では光ファイバー44、45
の端面が発光素子2と受光素子3にそれぞれ面してい
て、センサヘッド42の上面では光ファイバーの端面が
互いに接近している。これにより、発光素子2から出た
光が光ファイバー44を通って振動膜74の下面を照射
し、反射光が隣接する光ファイバー45の端面から入
り、基板9側に戻って受光素子3により検出されるので
ある。従って、図1の最下部に示した基板9と封止樹脂
11およびセンサヘッド42の積層構造は、反射型光セ
ンサを構成していることが理解される。
【0017】本発明の特徴として、2本の光ファイバー
44、45を次のように配置する。すなわち図2(A)
に見るように、光ファイバー44と45の軸線をそれぞ
れ通る互いに平行な二つの平面を想定した時、この2平
面間の距離aが2本の光ファイバーのそれぞれの半径の
和と同等以上であり、従って両光ファイバーの直径が同
じならaが直径と同寸法以上であることで、簡単に言え
ば、両光ファイバーを延長したとき、互いに突き当たら
ずにすれ違うことである。2本の光ファイバーの交差角
は、焦点距離や光変換効率等を考慮して任意に決定す
る。この構成を取ることにより、後述するように極めて
便利な製造方法が可能になる。
【0018】次に、図3以下を参照しながら本発明の光
マイクロホンの製造方法を説明する。図3にて、まず大
型の集合基板51を用意する。これは完成時に個々の光
マイクロホンとなる多数の領域を縦横に行列状に配列し
て、導電パターン15やスルーホール52を設けたもの
で、縦横の分割線53、54によって区分される1区画
が1個の光マイクロホンに相当する。そして発光素子2
群と受光素子3群を導電パターン15にダイボンドし、
金属線13でワイヤボンドする。集合基板の材質は黒色
素を混合したガラス繊維入りエポキシ樹脂などであっ
て、例えば寸法が100〜200mm角の集合基板であ
れば、1,000個前後の光マイクロホンに分割するこ
とができる。
【0019】次に、集合遮光板55を集合基板51に接
着する。集合遮光板51は遮光性樹脂の成形品で何本も
の横棒55aがある枠状であり、横棒55aの部分が後
に図1の遮光板41になる。集合基板51上に2点鎖線
56で示したのは、集合遮光板55の合わせ位置であ
る。集合基板51上の1区画には発光素子2と受光素子
3が1個ずつ含まれて、集合遮光板55の横棒55aで
隔てられた配置となる。
【0020】次に、集合基板51上に接着した集合遮光
板55の横棒55aの間にエポキシ樹脂等の透光性樹脂
を注入し、集合遮光板55の上面とほぼ同じ高さに充填
する。集合遮光板55は、ワイヤボンドした発光素子2
や受光素子3の金属線13を含めた高さよりも高いもの
を用いるので、このように樹脂を充填することにより各
素子は金属線も含めて完全に樹脂中に封入される。こう
して充填した樹脂が図1の封止樹脂11となる。封止樹
脂注入の際、集合基板51のスルーホール52から樹脂
が流れ出たりしないよう、必要に応じてスルーホールを
テープ材で塞ぐなどの処理をしておく。
【0021】次に、このように集合遮光板55の横棒5
5a間に封止樹脂を充填した上に集合センサヘッド57
を接着する。集合センサヘッド57は、図1に見られる
センサヘッド42を何個分も横に1列につないだ形の直
方体である。従って集合センサヘッド57は1対の発光
側光ファイバー44と受光側光ファイバー45を何対も
含んでいる。集合基板55に封止樹脂を充填した上に接
着剤を塗布し、光ファイバー44、45の下端面を発光
素子2と受光素子3に合わせながら、集合センサヘッド
57を何個も並べて接着する。光ファイバー44、45
の下端面には接着剤がつかないように、封止樹脂上面へ
の接着剤の塗布は発光素子2や受光素子3から平面的に
離れた位置に行う。接着剤の塗布は任意の方法によれば
よいが、不要箇所に接着剤がつかないように封止樹脂面
上にマスク材をあてがって塗布するのが便利である。ス
クリーン印刷によるのもよい。分割線53a、54aで
区分される集合センサヘッド57の1区画が、図1にお
ける1個のセンサヘッド42になる。
【0022】上記に続く工程を図4に示す。同図の最下
部にあるのが、前述のように集合基板51と集合遮光板
55と集合センサヘッド57を、中間に封止樹脂11の
充填工程を設けて積層したものであるが、この上にさら
に集合スペーサ81と集合振動板82を順次積層する。
これらも多くの個別部品となる領域を含むものであっ
て、それぞれ分割線53b、54bおよび53c、54
cで区分される箇所が製品1個分に相当する。集合振動
板82は、図1の振動板72の集合体であるから集合開
口板83と振動膜74の積層体である。これらの集合部
品の接合は、集合センサヘッド57の上面に現れている
光ファイバーの端面や、集合スペーサ81や集合開口板
83の穴から見える振動膜74に接着剤がつかないよう
にして行うのはいうまでもない。
【0023】次に、上記の各部品を積層した中間集合体
に、図5に示すように分割線53c、54c等に沿って
カッターで縦横に切り込みを入れる。切り込みの深さは
中間集合体の上面から集合基板51のほぼ表面に達する
までのハーフ・ダイシングであり、集合基板51上に積
層された集合部品は溝によって個々の製品領域に分割さ
れ、それぞれの領域は図1に示す各部分のうち、封止樹
脂11、遮光板41、センサヘッド42、スペーサ7
1、振動板72を含むものとなる。基板表面までのハー
フ・ダイシングであるから、集合基板51はまだ分割さ
れず一体のままである。なお、図3に見るように、集合
センサヘッド57は隣り合うものとの間に分割線53a
に沿って隙間があるので、図5のようにハーフ・ダイシ
ングする際、分割線53cに沿ってはセンサヘッド層は
切削されないことになる。
【0024】次に、ハーフ・ダイシングした中間集合体
の縦横の溝の底面と側面に接着剤を塗布し、図6に示す
ように集合ハウジング85を接着する。集合ハウジング
85は図1のハウジング75を行列状に並べたものを一
体的に作った集合部品である。分割線53d、54dで
囲まれる領域がハウジングの1個分であり、これを波線
で示してある。集合ハウジング85の隔壁部分がハーフ
・ダイシングした中間集合体の溝に納まって、集合基板
51やセンサヘッド42に接着される。集合ハウジング
86の上面に、さらに集合フィルター86を接着する。
これも分割線53e、54eで囲まれるのが1個分であ
る。
【0025】このようにしてできた集合体を分割線5
3、54に沿って完全に切断するフル・ダイシングを行
えば、得られる各小片がそれぞれ光マイクロホンの完成
品になる。図3の集合基板51に設けてあったスルーホ
ール52は、図1の完成品では窪みに導電材が被覆され
た導電部12となる。このようにして、本発明の光マイ
クロホンは多数個取りにより極めて能率よく製作するこ
とができる。
【0026】図1および図2に見るように、本発明の光
マイクロホンのセンサヘッド42は、サイコロ状の樹脂
43に光ファイバー44、45がインサートされたもの
であるが、図3、図4に見るように、集合基板51によ
る製造工程で用いるのは、センサヘッドが何個もつなが
った集合センサヘッド57である。発明者らはこのよう
な集合センサヘッド57の便利な製造方法を開発した
が、これについては別に出願を行っているので、ここで
は簡単に説明するに止める。まず、図7のような、樹脂
43中に光マイクロホンの完成品に含まれる光ファイバ
ーの何倍もの長さの光ファイバー44群と45群をイン
サート成形した集合センサヘッド板59を製作する。同
図(A)は上面図、同図(B)は正面図である。
【0027】光ファイバー44同士と光ファイバー45
同士はそれぞれ平行で間隔一定であり、そして光ファイ
バー44群と光ファイバー45群は一定の角度で交差し
ている。交差の角度は図2(B)における光ファイバー
44と光ファイバー45の交差角と同じである。図7
(B)に分割線60を描いてあるが、これは正面から見
て光ファイバー群の交点を通る平行線群とその中間の平
行線群で、分割線60の間隔は一様である。分割線60
に沿った平行な光ファイバー群のピッチは、図3の集合
基板51の分割線54の間隔に等しくする。
【0028】図7(A)に現れている集合センサヘッド
板59の厚さは、図2(A)における光マイクロホンの
ハウジング75の内側の上下幅に等しい。図7(A)の
距離aは光ファイバー44群の軸線を含む平面と光ファ
イバー45群の軸線を含む平面間の距離であるが、これ
は図2(A)のaと同じであって両光ファイバーの半径
の和にほぼ等しく、光ファイバー44群と光ファイバー
45群は互いにほぼ接して交差している。このような集
合センサヘッド板59は、光ファイバー44群と光ファ
イバー45群を交差させて取り付けた成形用の型または
容器に樹脂を注入、固化して製作する。
【0029】次いで集合センサヘッド板59を分割線6
0に沿ってカッターで切断する。この切断は切断面に現
れる光ファイバー端面の仕上げ加工を兼ねるので精密に
行う。集合センサヘッド板59を何枚も重ねて固定した
ものを切断すれば、能率よく切断することができる。こ
うして得られる直方体片に、図7にて上から順に1、
2、3、...と番号をつけ、奇数番目のものを上下裏
返せば、各直方体がそれぞれ図3の集合センサヘッド5
7になる。
【0030】図7の集合センサヘッド板59の考えをさ
らに進めて、集合センサヘッド板59を何枚も重ねて一
体化したような形で光ファイバー44、45を何列もイ
ンサートした集合センサヘッド・ブロックを製作するこ
ともできる。これは図7の分割線60に沿って分割する
とともに、紙面に平行な方向にも分割することによって
図3のような集合センサヘッド57を大量に得るもので
ある。
【0031】このような集合センサヘッド・ブロックを
作って進める場合、集合基板工程に用いるセンサヘッド
の集合部品としては、ブロックを図7(B)の分割線6
0に沿って分割しただけで、紙面に平行な面に沿っては
分割してない板状のものを、前述のように1枚置きに上
下裏返しにして用いることができる。その場合、図3と
図4における集合センサヘッド57はつながった1枚板
になり、分割線53aに沿った隙間はなくなる。従って
図5のように中間集合体をハーフ・ダイシングする際、
分割線53aに沿う方向にもセンサヘッド層の切断が行
われる。
【0032】ブロック状の集合センサヘッドによれば、
1回の成形で非常に多くのセンサヘッドを含む集合部品
が得られるが、それとともに成形用の型あるいは容器が
複雑化し、これに光ファイバーを取り付ける手間も増え
るので、一概にこの方法が有利とは限らない。図7のよ
うな板状のものによるかそれともブロック状のものによ
るかは、実状に応じて決めるのがよい。
【0033】以上、本発明の一つの実施形態について説
明したが、実際的には細部を種々に変えることが可能で
ある。例えば図1の実施形態では、振動膜74がセンサ
ヘッド42に密着して自由に振動できなくなることがな
いよう、両者の間にスペーサ71を配置してあるが、ス
ペーサ71は必ずしも独立した部品として設けなくとも
よい。すなわちセンサヘッド42の上面に、スペーサの
穴に相当する領域の外側に接着剤を塗布して振動板72
を接合すれば、接着剤層によって振動膜74とセンサヘ
ッド42の間に隙間を生じるのがむしろ普通である。振
動膜74の振幅は僅かであって、両者の間に20〜30
μmの隙間があれば足りる。確実に隙間を生じるようビ
ーズを含有させた接着剤を用いてもよい。あるいはスペ
ーサ71を省いて、振動板72の開口板73の厚さをス
ペーサ71と同程度に薄くし、図とは裏返しに用いて隙
間を確保することもできる。
【0034】また、集合基板51を用いた図3以下の製
造方法において、集合基板51に積層する部品には多数
の個別部品を一体化した集合部品を用いるのが基本であ
るが、適宜、個別部品を用いることもできる。例えば図
1のハウジング75を、成形品でなく金属薄板のプレス
加工でばね部を持つものに作り、基板9やセンサヘッド
42を挟みつけるようにして組み付けることもあり、そ
の場合は図6のような集合ハウジング85は用いず、図
5のようにハーフ・ダイシングで分割された各部分に個
別のハウジング75をはめる。これらの派生的な方法
も、集合基板を用いて工程を進め、最後にダイシングし
て完成部品を得るものであって本発明の範囲内に属す
る。
【0035】集合基板上に集合部品を積層し、最後にダ
イシングして一度に多数の製品を得るのが最も効果的な
製造方法であるが、集合部品をそれぞれダイシングして
個別部品にしたものを積層して光マイクロホンの単品を
作ることももとより可能である。例えば図3の集合基板
51に集合遮光板55を接合し、図4のように封止樹脂
11を注入、固化した段階でこれをダイシングし、以
後、図4と図5に現れている集合センサヘッド57、集
合スペーサ81、集合振動板82、集合ハウジング8
5、集合フィルター86等をそれぞれダイシングして個
別部品にし、それらの部品を1個ずつ積層すれば図1の
光マイクロホンが得られる。あるいは図4のように、集
合基板51、集合遮光板55、封止樹脂11、集合セン
サヘッド57の積層までを終えたものをダイシングし、
以後、個別部品によって組み立ててもよい。集合部品か
ら個別部品への製作の切り替えをどの段階で行うかは任
意である。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によって得ら
れる光マイクロホンは光ファイバーで光路を形成するの
で、光の利用効率が向上して高性能のものが得られる。
しかも構造簡単であって小型、薄型化に適し、また、製
造に関しては集合基板を始めとする集合部品を用いて製
造を進め、最後に切断して分割し、一度に多数の製品を
得るので極めて生産性が高く、製造コストを低減でき
る。このように本発明によれば、超小型、高性能で信頼
性が高く、表面実装に適する光マイクロホンを廉価に提
供できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光マイクロホンの分解して透視的に示
す斜視図である。
【図2】本発明の光マイクロホンを透視的に示す図で、
(A)は上面図、(B)は正面図である。
【図3】本発明の光マイクロホンの製造方法を示す斜視
図である。
【図4】本発明の光マイクロホンの製造方法の続きを示
す斜視図である。
【図5】本発明の光マイクロホンの製造方法にて、中間
集合体をハーフ・ダイシングした状態を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明の光マイクロホンの製造方法の続きを示
す斜視図である。
【図7】本発明の光マイクロホンの製造に用いる集合セ
ンサヘッド板を示し、(A)は上面図、(B)は正面図
である。
【図8】従来の光マイクロホンの一例である。
【符号の説明】
2 発光素子 3 受光素子 9 基板 11 封止樹脂 12 導電部 15 導電パターン 16 端子電極 21、42 センサヘッド 25、26、44、45 光ファイバー 32、75 ハウジング 41 遮光板 43 樹脂 51 集合基板 52 スルーホール 55 集合遮光板 57 集合センサヘッド 59 集合センサヘッド板 71 スペーサ 72 振動板 73 開口板 74 振動膜 76 フィルター 81 集合スペーサ 82 集合振動板 83 集合開口板 85 集合ハウジング 86 集合フィルター

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板に発光素子、受光素子および両
    光素子を隔てる遮光板を搭載して両光素子を封止樹脂中
    に封入し、その上に、樹脂中に発光側光ファイバーと受
    光側光ファイバーを該樹脂の上下面を貫通して埋設した
    センサヘッドと振動板とを積層し、これに音の通る穴の
    あるハウジングをかぶせた構造であって、 前記2本の光ファイバーの端面がセンサヘッドの表面で
    は接近し、反対側の前記封止樹脂との接合面では互いに
    離れていてそれぞれ前記発光素子および受光素子に面し
    ており、両光ファイバーの軸線をそれぞれ含む平行な2
    平面方向への両軸線の投影が一定の角度をなしていて、
    かつ、これら2平面間の距離が両光ファイバーの半径の
    和以上であることを特徴とする光マイクロホン。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光マイクロホンにおい
    て、センサヘッド上面と振動板の間にスペーサを配置し
    たことを特徴とする光マイクロホン。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光マイクロホンにおい
    て、ハウジング上面にフィルターを貼付したことを特徴
    とする光マイクロホン。
  4. 【請求項4】 光マイクロホンの製造方法であって、 多数の製品領域を行列状に含む集合基板に発光素子群と
    受光素子群を実装し、 同一製品領域にある発光素子と受光素子を隔てる遮光板
    の部分を集合的に有する集合遮光板を集合基板上に接着
    し、 集合基板上に上記集合遮光板とほぼ同高さに透光性の封
    止樹脂を充填して前記発光素子群および受光素子群を封
    入し、 上記集合遮光板と封止樹脂上に、反射型光センサ1個当
    たり2本の光ファイバーを樹脂に封入したセンサヘッド
    の複数個分を含む集合センサヘッドを所要の数だけ接着
    し、 その上に個別の振動板となる部分を集合的に含む集合振
    動板を接着し、 こうして得た集合体にほぼ基板表面に達するまで縦横に
    切り込みを入れるハーフ・ダイシングを行い、 これに個別のハウジングとなる部分を集合的に含む集合
    ハウジングをかぶせて接着するか、あるいは多数の個別
    のハウジングを取り付け、 こうして得た集合体を縦横に切断して製品を多数個取り
    することを特徴とする光マイクロホンの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の反射型光センサの製造
    方法において、 集合センサヘッドの接着の次に、集合スペーサを接着す
    る工程を追加して、集合振動板の接着を行うことを特徴
    とする光マイクロホンの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の反射型光センサの製造
    方法において、 集合ハウジングの接着あるいは多数の個別のハウジング
    の取り付けの次に、これらの上面に集合フィルターを接
    着する工程を追加して、集合体を縦横に切断することを
    特徴とする光マイクロホンの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項4ないし請求項6に記載の反射型
    光センサの製造方法において、 集合基板上に発光素子群と受光素子群を実装し、集合遮
    光板を接合して封止樹脂を充填する工程以後の任意の段
    階における集合体を縦横に切断し、 以後は集合部品を分割して個別部品としたものを順次積
    層して単品ごとに完成することを特徴とする光マイクロ
    ホンの製造方法。
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