JP2001044954A - 番組制作送出装置及び記録媒体 - Google Patents

番組制作送出装置及び記録媒体

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JP2001044954A
JP2001044954A JP11219121A JP21912199A JP2001044954A JP 2001044954 A JP2001044954 A JP 2001044954A JP 11219121 A JP11219121 A JP 11219121A JP 21912199 A JP21912199 A JP 21912199A JP 2001044954 A JP2001044954 A JP 2001044954A
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time
program
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Tsutomu Gohara
強 郷原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CG素材の送出タイミングの設定を事前に行
えるようにする。 【解決手段】 放送素材およびCG素材を蓄積するデー
タ蓄積手段(6c)、放送素材とCG素材の関連付けを
行う関連付け手段(21)、関連付け手段によって関連
付けられたCG素材の関連付け先の放送素材に対するO
N時間およびOFF時間またはその一方を指定する指定
手段(21)、データ蓄積手段の蓄積データの情報、関
連付けの情報、ON時間およびOFF時間の情報を保持
する情報保持手段(5)、情報保持手段に保持された情
報から放送素材の送出タイムテーブルを生成し送出タイ
ムテーブルに従って放送素材およびCG素材を送出する
送出手段(7a)を備える。放送素材とCG素材との関
連付けを行うことができるとともに、CG素材のON時
間とOFF時間の設定を送出前に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、番組制作送出装置
に関し、詳しくは、不特定多数の公衆を対象とす放送通
信もしくは特定多数の相手を対象とする同報通信を行う
放送局(例えば、放送事業者の放送局、社内放送局また
は校内放送局等)に設置する番組制作送出装置に係り、
特に、映像と音声による報道番組の送出に用いて好適な
番組制作送出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】報道(ニュースともいう)番組は、即時
性と突発性の点で、その他の放送番組(娯楽番組や教養
番組等)と大きな違いがある。図23は、報道番組送出
の概略的な流れを示す図であり、報道番組は、まず、番
組構成表100を作成し、その番組構成表100に基づ
いて取材原稿101aの起稿や放送素材(以下「ニュー
ス素材」という)101bの取材101を行い、次い
で、番組構成表100および取材101の結果に基づい
てキューシート102を作成し、最後に、このキューシ
ート102に従って取材原稿101aのアナウンスやニ
ュース素材101bの再生を行って送出(放送)103
を実行するという大まかな流れで捉えることができる。
【0003】映像と音声による報道番組では、ニュース
素材101bの再生映像とアナウンサの解説音声とによ
って視聴者に所要の情報を伝達するが、音声による情報
伝達に比べて映像による情報の伝達効果が格段に高いこ
とから、近年、ニュース素材101bの再生画像にテロ
ップやCG(コンピュータ・グラフィックス)などを重
ね合わせて表示するテクニックが多用されるようになっ
てきた。すなわち、番組構成表100に基づいて局内の
CG部門などで適宜のテロップやCG画像(以下「CG
素材104」という)を制作し、そのCG素材104を
キューシート102に従って送出103するということ
が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
番組制作送出装置にあっては、CG素材104の送出タ
イミング(いわゆる「ON時間/OFF時間」)の設定
を人為的かつライブ(リハーサルなしのぶっつけ本番)
で行っていたため、設定ミスをした場合は訂正がきか
ず、しかも、専任の操作員を配置しなければならないと
いった問題点があり、送出タイミング設定の確実性と人
員省力化の点で改善すべき余地があった。したがって、
本発明が解決しようとする課題は、CG素材の送出タイ
ミングの設定を事前に行えるようにし、以って設定ミス
の回避を図るとともに、専任の操作員を不要にして人員
の省力化を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の番組制作
送出装置は、放送素材およびCG素材を蓄積するデータ
蓄積手段と、前記放送素材と前記CG素材の関連付けを
行う関連付け手段と、前記関連付け手段によって関連付
けられたCG素材の関連付け先の放送素材に対するON
時間およびOFF時間またはその一方を指定する指定手
段と、前記データ蓄積手段の蓄積データの情報、前記関
連付けの情報、前記ON時間およびOFF時間の情報を
保持する情報保持手段と、前記情報保持手段に保持され
た情報から前記放送素材の送出タイムテーブルを生成し
該送出タイムテーブルに従って前記放送素材およびCG
素材を送出する送出手段と、を備えたことを特徴とす
る。これによれば、放送素材とCG素材との関連付けを
行うことができるとともに、当該CG素材のON時間と
OFF時間の設定を送出前に行うことができる。請求項
2記載の番組制作送出装置は、放送素材を選択するため
の第1のコントロールと、選択放送素材に関連付けられ
たCG素材の一覧を表示するための第2のコントロール
とを有する第1のGUI画面を表示するGUI画面表示
手段を備えたことを特徴とする。これによれば、第1の
コントロールによって任意の放送素材を選択でき、か
つ、第2のコントロールによって、当該選択素材に関連
付けられたCG素材の一覧を表示できる。請求項3記載
の番組制作送出装置は、CG素材を選択するための第3
のコントロールと、選択CG素材に対するON時間およ
びOFF時間またはその一方を設定するための第4のコ
ントロールとを有する第2のGUI画面を表示するGU
I画面表示手段を備えたことを特徴とする。これによれ
ば、第3のコントロールによって任意のCG素材を選択
でき、かつ、第4のコントロールによって、選択CG素
材に対するON時間やOFF時間の設定を行うことがで
きる。請求項4記載の番組制作送出装置は、CG素材に
対するON時間を入力するための第5のコントロール
と、前記CG素材に対するOFF時間を入力するための
第6のコントロールとを有する第3のGUI画面を表示
するGUI画面表示手段を備えたことを特徴とする。こ
れによれば、第5のコントロールまたは第6のコントロ
ールによって、CG素材のON時間やOFF時間を入力
することができる。請求項5記載の番組制作送出装置
は、請求項4記載の番組制作送出装置において、前記第
3のGUI画面は、外部から送信された所定のデータを
前記CG素材に対するON時間およびOFF時間または
その一方として取り込み、前記第5のコントロールおよ
び前記第6のコントロールまたはその一方にセットする
データセット手段を有することを特徴とする。これによ
れば、データセット手段によって、CG素材のON時間
やOFF時間の入力を自動化できる。請求項6記載の番
組制作送出装置は、請求項5記載の番組制作送出装置に
おいて、前記所定のデータの送信元は、放送素材および
CG素材のプレビュー操作手段を備えていることを特徴
とする。これによれば、CG素材のプレビュー画面を見
ながら当該CG素材に対するON時間やOFF時間を設
定できる。請求項7記載の記録媒体は、請求項1記載の
関連付け手段および指定手段を実現するためのプログラ
ムを格納したことを特徴とする。これによれば、マイク
ロコンピュータを含むハードウェア・リソースと該プロ
グラムとの有機的結合によって請求項1記載の関連付け
手段および指定手段を実現することができる。請求項8
記載の記録媒体は、請求項2記載のGUI画面表示手段
を実現するためのプログラムを格納したことを特徴とす
る。これによれば、マイクロコンピュータを含むハード
ウェア・リソースと該プログラムとの有機的結合によっ
て請求項2記載のGUI画面表示手段を実現することが
できる。請求項9記載の記録媒体は、請求項3記載のG
UI画面表示手段を実現するためのプログラムを格納し
たことを特徴とする。これによれば、マイクロコンピュ
ータを含むハードウェア・リソースと該プログラムとの
有機的結合によって請求項3記載のGUI画面表示手段
を実現することができる。請求項10記載の記録媒体
は、請求項4記載のGUI画面表示手段を実現するため
のプログラムを格納したことを特徴とする。これによれ
ば、マイクロコンピュータを含むハードウェア・リソー
スと該プログラムとの有機的結合によって請求項4記載
のGUI画面表示手段を実現することができる。請求項
11記載の記録媒体は、請求項5記載のデータセット手
段を実現するためのプログラムを格納したことを特徴と
する。これによれば、マイクロコンピュータを含むハー
ドウェア・リソースと該プログラムとの有機的結合によ
って請求項5記載のGUI画面表示手段を実現すること
ができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、放
送事業者の放送局に設置する番組制作送出装置を例にし
て、図面を参照しながら説明する。図1は、番組制作送
出装置の概略的な全体構成図である。なお、この構成図
は、実際の番組制作送出装置の全体像を正確に表すもの
ではない。本発明の思想を理解する上で必要となる構成
要素を代表的かつ概念的に模式化して示すものである。
図において、番組制作送出装置1は、ニュース番組制作
支援系2、ニュース原稿制作系3、CG制作系4、デー
タベース5(発明の要旨に記載の情報保持手段に相
当)、ニュース素材作成管理系6、送出機器制御系7お
よび各系を接続するネットワーク系8などに分けること
ができる。
【0007】<制作>各系ごとに説明すると、まず、ニ
ュース番組制作支援系2は、取材スタッフの勤務予定を
管理する勤務管理端末2a、取材計画(取材企画および
取材単位毎の人員配置ならびに車両等資器材の割り当
て)を管理する取材管理端末2b、ニュース番組の構成
表(番組構成表)を作成管理するデスク端末2cを含
み、ニュース原稿制作系3は、ニュース原稿作成用の複
数台の記者端末3a〜3cを含み、CG制作系4は、C
G素材を制作するCG端末4aを含む。
【0008】これらの各端末2a〜2c、3a〜3c、
4aは、ネットワーク対応で、かつ、GUI(グラフィ
カル・ユーザ・インターフェース)環境をサポートし
た、例えば、Windows95/98/NT(Mic
rosoft社の登録商標;以下同様)などの汎用オペ
レーティング・システム(以下「OS」と略す)と、同
OS上で動作する所定のアプリケーション・プログラム
・ソフト(以下「AP」と略す)とを搭載したパーソナ
ル・コンピュータやワークステーション(以下「パソコ
ン」という)で構成され、OSやAPなどのソフトウェ
ア・リソースとハードウェア・リソースとの有機的結合
によって自己に割り当てられた管理作業に必要な様々な
機能を実現する。
【0009】すなわち、勤務管理端末2aには、勤務予
定表を作成するためのAPがインストールされており、
このAPは、OSの機能ならびに勤務管理端末2aのハ
ードウェア・リソースを利用して適宜にデータベース5
をアクセスし、データベース5の内部に保持されたテー
ブルを開いて勤務予定情報の新規作成または参照もしく
は更新等を行う。また、取材管理端末2bには、取材管
理表を作成するためのAPがインストールされており、
このAPは、OSの機能ならびに取材管理端末2bのハ
ードウェア・リソースを利用して適宜にデータベース5
をアクセスし、データベース5の内部に保持されたテー
ブルを開いて取材管理情報の新規作成または参照もしく
は更新等を行う。
【0010】また、デスク端末2cには、番組構成表を
作成するためのAPがインストールされており、このA
Pは、OSの機能ならびにデスク端末2cのハードウェ
ア・リソースを利用して適宜にデータベース5をアクセ
スし、データベース5の内部に保持されたテーブルを開
いて番組構成情報の新規作成または参照もしくは更新等
を行う。また、記者端末3a〜3cには、取材原稿を作
成するためのAPがインストールされており、このAP
は、OSの機能ならびに記者端末3a〜3cのハードウ
ェア・リソースを利用して適宜にデータベース5をアク
セスし、データベース5の内部に保持されたテーブルを
開いて取材原稿情報の新規作成または参照もしくは更新
等を行う。
【0011】また、CG端末4aには、CG素材を作成
するためのAPがインストールされており、このAP
は、OSの機能ならびにCG端末4aのハードウェア・
リソースを利用して適宜にデータベース5や後述のAV
サーバ6cをアクセスし、データベース5の内部に保持
されたテーブルを開いてCG属性情報(CG素材の管理
番号や素材名等の情報)の新規作成または参照もしくは
更新等を行うとともに、AVサーバ6cに格納(収録)
されたCG素材データ(CG素材の実体データ;例え
ば、テロップ用の文字情報や画像データ)ファイルをオ
ープンしてCG素材データの新規作成または参照もしく
は更新等を行う。
【0012】<データベース>次に、データベース5
は、ネットワーク対応の汎用OSとデータベース・エン
ジン(例えば、SQLデータベース・エンジン:SQL
はStructuredQuery Language
の略)を搭載したパソコン(好ましくは高信頼性のサー
バ用パソコン)で構成され、報道番組制作に必要な各種
情報、すなわち、上述の各情報(勤務予定情報、取材管
理情報、番組構成情報、取材原稿情報およびCG属性情
報)や後述のAVサーバ6cに格納(収録)された放送
素材(以下「ニュース素材」)の管理情報などを含むデ
ータベーステーブルを内部に保持する。
【0013】図2は、本実施の形態におけるデータベー
ステーブルの要部構造を示す図であり、この図では、リ
レーショナル構造を有するデータベーステーブルの例を
示している。図において、代表的に示された四つのデー
タベーステーブルは、それぞれ番組テーブル11、項目
テーブル12、構成テーブル13およびCGテーブル1
4である。各テーブルの細長の矩形はそれぞれデータフ
ィールドを模式的に表し、幾つかのフィールドで一つの
データレコードを構成する。各テーブルの先頭フィール
ドはレコードを識別するための情報フィールド(「キー
フィールド」ともいう)であり、この例では“No.”
という名称が付されている。No.フィールド11a、
12a、13a、14aには各レコード毎にユニークな
情報(例えば、一連番号)が格納されるようになってお
り、このNo.フィールド11a、12a、13a、1
4aをリレーションフィールドとして、各テーブル間の
リレーショナル属性(リレーションシップともいう)が
定義されている。
【0014】すなわち、番組テーブル11の項目No.
フィールド11cと項目テーブル12のNo.フィール
ド12aとの間に「1対多」のリレーショナル属性が定
義され、また、項目テーブル12の素材No.フィール
ド12cと構成テーブル13のNo.フィールド13a
との間に「1対多」のリレーショナル属性が定義され、
さらに、構成テーブル13のCG_No.フィールド1
3kとCGテーブル14のNo.フィールド14aとの
間に「1対多」のリレーショナル属性が定義されてい
る。
【0015】1対多のリレーショナル属性とは、1側の
レコードに対して多側のレコードの複数存在を許容する
という属性であり、リレーショナルデータベースで多用
される属性である。例えば、ある集合Aについて、その
集合Aに属する複数の要素a、b、c、……が他の集合
に属さないとした場合、集合Aのレコードを1側、要素
a、b、c、……のレコードを多側として1対多のリレ
ーショナル属性を設定する。因みに、各要素a、b、
c、……が複数の集合に属する場合は「多対多」のリレ
ーショナル属性となり、または、一つの集合に一つの要
素しか属さない場合は「1対1」のリレーショナル属性
となる。
【0016】適切なリレーショナル属性が設定されたテ
ーブルは、テーブルの正規化作業(少なくとも、非正規
化テーブルから繰り返しデータを削除した第1正規化テ
ーブルを生成し、かつ、第1正規化テーブルから部分依
存性のデータを削除した第2正規化テーブルを生成する
までの作業;さらに第2正規化テーブルから中間依存デ
ータを削除した第3正規化を行うこともある)に必要で
あるばかりか、たとえそれが複数のテーブルに分かれて
いたとしても、あたかも一つのテーブルのように取り扱
うことができ、レコードの検索、抽出、新規作成、削除
および更新等を効率よく行うことができるというメリッ
トがあるので、かかる番組制作送出装置のような比較的
規模の大きいデータベース構造に欠かせない技術であ
る。
【0017】図示のテーブル(番組テーブル11、項目
テーブル12、構成テーブル13およびCGテーブル1
4)を用いて、例えば、上述のデスク端末2cやCG端
末4aで必要とされる各情報(番組構成情報およびCG
属性情報)のクエリーテーブルを新たに生成することが
できる。それには、番組テーブル11、項目テーブル1
2、構成テーブル13およびCGテーブル14の各フィ
ールドの中から番組構成情報やCG属性情報に必要なフ
ィールドを選び出し、選び出したフィールド名を含むS
QL文字列と、新規のクエリーテーブルを生成するため
のSQLコマンド(例えば、SELECT...INTO
ステートメント)とをデスク端末2cやCG端末4aで
生成してデータベース5のデータベース・エンジンに引
き渡せばよい。データベース・エンジンは、当該SQL
コマンド文字列を解釈して所望のクエリーテーブルを生
成し、そのクエリーテーブルに対して、コマンド発行元
端末からのアクセスを受け付ける。クエリーテーブルは
実体のない一時的なテーブルであるが、クエリーテーブ
ルに対して行われた新規レコード作成または更新もしく
は削除の操作は、そのクエリーテーブルの元になるテー
ブル(実体のあるテーブルであって例えば図示の番組テ
ーブル11、項目テーブル12、構成テーブル13およ
びCGテーブル14などである)に対する操作とみなさ
れるので、元テーブルの新規レコード作成および更新な
らびに削除を支障なく行うことができる。
【0018】なお、図示の各テーブルは、キーフィール
ド(No.フィールド11a、12a、13a、14
a)やリレーショナルフィールド(項目No.フィール
ド11c、素材No.フィールド12c、CG_No.フ
ィールド13k)以外のデータフィールドについて、そ
の一部しか示していないが、各々のデータフィールドの
使用目的を列挙すれば以下のとおりである。まず、番組
テーブル11の番組名フィールド11bには番組名が格
納される。番組名は報道番組ごとに付与される名前であ
り、例えば、「朝のニュース」のような分かりやすい文
字列である。次に、項目テーブル12の項目名フィール
ド12bには項目名が格納される。一般に項目は取材単
位で分けられることが多い。
【0019】次に、構成テーブル13の素材名フィール
ド13bにはニュース素材の名前が格納される。なお、
構成テーブル13の構成時間フィールド13cにはニュ
ース素材に与えられた構成枠の時間が格納され、素材尺
フィールド13dにはニュース素材の実際の長さが格納
され、収録尺フィールド13eにはニュース素材の後述
のAVサーバ6cへの収録時間が格納され、進捗フィー
ルド13fにはニュース素材の後述のAVサーバ6cへ
の収録状況(収録済/収録中/未収録)の情報が格納さ
れ、オンエアフィールド13gにはニュース素材の送出
(オンエア)状況(送出中/送出完了/未送出)の情報
が格納され、区分フィールド13hにはニュース素材の
用途(番組素材/プール素材/汎用素材/先撮素材)の
情報が格納され、一本化フィールド13iには送出完了
後のニュース素材の一本化テープへのバックアップ状況
(一本化済/一本化未)の情報が格納され、ファイル名
フィールド13jにはニュース素材の後述のAVサーバ
6cへの収録ファイル名が格納される。なお、図3は、
ニュース素材の構造を示す図であり、収録開始点から収
録終了点までをAVサーバ6cに収録する(その収録長
を収録尺という)。収録尺には、素材本編と、その前後
に付加された前カットおよび捨てカットとが含まれ、素
材本編の先頭をPGM(PGMはProgramの略)
開始点、PGM開始点から所定時間(再生の開始を指示
してから実際に画像が再生されるまでの遅れ時間;一般
に1秒程度)前をCue Up点、素材本編の最終点を
PGM終了点という。また、PGM開始点の画像(素材
本編先頭のフレーム画像)をスタンプ画といい、このス
タンプ画で素材本編の画像内容を代表する。
【0020】最後に、CGテーブル14の文字列フィー
ルド14bにはCG素材の名前(またはCG素材のデー
タ内容から取り出された文字列)が格納される。なお、
CGテーブル14のTフィールド14cにはタイトルの
ON/OFFフラグが格納され、Atフィールド14d
には音声アタックのON/OFFフラグが格納され、O
Nフィールド14eにはCG素材のON時間(送出予定
時間)が格納され、OFFフィールド14fにはCG素
材のOFF時間(送出完了予定時間)が格納され、Fa
deフィールド14giにはFadeのトランジション
タイムが格納され、ファイル名フィールド14hにはC
G素材の後述のAVサーバ6cへの収録ファイル名が格
納される。
【0021】<素材管理>再び図1において、次に、ニ
ュース素材作成管理系6は、AVオンエアサーバ管理端
末6a(発明の要旨に記載のGUI画面表示手段に相
当)、サーバリモコン6b、AVサーバ6c(発明の要
旨に記載のデータ蓄積手段に相当)および素材機6dを
含む。AVオンエアサーバ管理端末6aは、前述の各端
末と同様に、ネットワーク対応で、かつ、GUI環境を
サポートした、例えば、Windows95/98/N
Tなどの汎用OSと同OS上で動作する所定のAPとを
搭載したパソコン(少なくともネットワークボードやハ
ードディスクを有する本体および表示装置ならびにキー
ボードやマウス等の入力装置を備えたパソコン)で構成
され、OSやAPなどのソフトウェア・リソースとハー
ドウェア・リソースとの有機的結合によって、CG素材
の送出タイミングの事前設定を可能にするための各種機
能(詳細は後述する)を実現する。
【0022】サーバリモコン6bは、AVサーバ6cの
動作を遠隔操作するためのものである。図4はサーバリ
モコン6bの外観図であり、操作パネル80の前面に
は、パネル操作の有効(IN USE)/無効(OF
F)を切り換えるIN_USE/OFFスイッチ81、
SHUTTLE機能(AVサーバの画像再生速度を変更
可能な機能)の選択を指定するSHUTTLEスイッチ
82、SHUTTLE機能の選択中にSHUTTLEの
向きや大きさを表示する発光ダイオード群82a、JO
G機能(AVサーバの画像を1コマずつ再生操作する機
能)の選択を指定するJOGスイッチ83、JOG機能
とSHUTTLE機能の選択および選択中のJOGやS
HUTTLEの方向と大きさを指定するSEARCHダ
イアル84、タイムコード(TC)やラップタイム(L
AP)を表示する表示器85、表示器85の表示モード
をTCにするTCスイッチ86、表示器85の表示モー
ドをLAPにするLAPスイッチ87、素材に対するP
GM開始点(図3参照)を決めるPGM_Sスイッチ8
8、素材に対するPGM終了点(図3参照)を決めるP
GM_Eスイッチ89、素材に対する捨てカット終了点
(収録終了点;図3参照)を決めるCUT_Eスイッチ
90、オンエア時のスタンバイ点(Cue Up点;図
3参照)でCue Upを行うCUE_UPスイッチ9
1、PGM開始点でCue Upを行うPGM_Sスイ
ッチ92、PGM終了点でCue Upを行うPGM_
Eスイッチ93、捨てカット終了点でCue Upを行
うCUT_Eスイッチ94、AVサーバ6cの再生を静
止するSTOPスイッチ95、AVサーバ6cの再生を
開始するPLAYスイッチ96(発明の要旨に記載のプ
レビュー操作手段に相当)、CG素材の送出開始タイミ
ングを指定するONスイッチ97、および、CG素材の
送出終了タイミングを指定するOFFスイッチ98が設
けられている。
【0023】上記各スイッチ81、82、83、86、
87、88、89、90、91、92、93、94、9
5、96、97、98はランプ付きのスイッチであり、
スイッチが押されたときにランプが点灯するようになっ
ている。但し、IN_USE/OFFスイッチ81はI
N_USEとOFFの二つの点灯部を有するモーメンタ
リースイッチであり、スイッチを押す度にIN_USE
とOFFの点灯を交互に繰り返す。また、パネル上で
“TIME”、“MARK”、“SUPER”および
“CUE UP”の文字表示でグループ化された各スイ
ッチは、当該グループ内で一つのスイッチだけが選択で
きる(点灯する)ようになっている。
【0024】操作パネル80の各スイッチ81、82、
83、86、87、88、89、90、91、92、9
3、94、95、96、97、98の中で、本発明にと
って重要なスイッチは、ONスイッチ97とOFFスイ
ッチ98の二つである。これらのスイッチ97、98
は、上述のとおり、CG素材の送出完了タイミングと送
出終了タイミングを指定するためのスイッチであるが、
さらに、ONスイッチ97とOFFスイッチ98の操作
に応答して、それぞれ所定の信号(便宜的に「SUPE
R_ON信号」および「SUPER_OFF信号」とい
う)を発生し、かつ、その信号と一緒に、そのときのタ
イムコードTC(収録開始点を0としてカウントとされ
る時間;図3参照)をAVオンエアサーバ管理端末6a
に送出するようになっているからである。
【0025】AVサーバ6cは、例えば、RAID(R
edundant Array of Inexpen
sive Disk)技術によって構築された大容量の
ハードディスクアレイであり、大量のニュース素材とC
G素材をファイル単位にランダムアクセス可能に記憶
(収録)する。AVサーバ6cの動作は前述のとおり、
サーバリモコン6bから遠隔制御されるとともに、特定
の端末(例えば、AVオンエアサーバ管理端末6aや後
述の送出制御端末7aなど)からも遠隔制御が可能にな
っている。素材機6dは、AVサーバ6cに収録するニ
ュース素材をセットするためのものであり、この素材機
6dはローカル制御または、例えば、AVオンエアサー
バ管理端末6aからの遠隔制御で、セットされたニュー
ス素材をAVサーバ6cに再生出力する。なお、ニュー
ス素材作成管理系6には、以上の構成要素のほかにも、
例えば、AVサーバ6cに収録された送出済みのニュー
ス素材を読み出して一本化テープに記録するカセットオ
ートチェンジャーなども備えられる。
【0026】<送出制御>次に、送出機器制御系7は、
送出制御端末7a(発明の要旨に記載の送出手段に相
当)、送出卓7b、スイッチャ/ミキサ7c、VTR
(ビデオテープレコーダ)7dおよびスタジオカメラ
(以下、単に「カメラ」という)7eなどを含み、送出
制御端末7は、データベース5のテーブルから番組の送
出タイムテーブル(いわゆるキューシート)を読み出
し、このキューシートに従ってAVサーバ6cやVTR
7dの再生動作を制御したり、報道スタジオに設けられ
たカメラ7eを制御したりしながら、スイッチャ/ミキ
サ7cの切り換え動作を制御して所要の映像データおよ
び音声データを適宜のタイミングでマスタ室に送出す
る。送出卓7bは、例えば、CG素材の送出開始タイミ
ングや送出完了タイミングを手動で指示するための操作
悍(フェダーレバー)を備える。
【0027】<GUI画面>図5は、ニュース素材作成
管理系6のAVオンエアサーバ管理端末6aに表示する
AVオンエアサーバ管理端末ウィンドウ21(発明の要
旨に記載の関連付け手段、指定手段または第1のGUI
画面に相当)を示す図である。このAVオンエアサーバ
管理端末ウィンドウは、Visual BasicやV
isualC++(いずれもMicrosoft社の登
録商標)などのVisual系の開発環境を用いて設計
されたものであり、以下の構成を有している。すなわ
ち、タイトルバー22の右端に閉じるボタン23、最大
化ボタン24および最小化ボタン25をまとめて配置す
るとともに、左端に適宜に図案化されたイメージアイコ
ン26を配置し、さらに、フォーム上に、タブボタン群
27を有するタブコントロール28を配置し、かつ、フ
ォームの下端付近にファンクションキー用のコマンドボ
タン群33を配置する。そして、タブコントロール28
の上端付近から順に、メニュー用のコマンドボタン群2
9、番組名等を表示するためのテキストボックス群3
0、番組の詳細情報を表示するためのデータシートコン
トロール31(発明の要旨に記載の第1のコントロール
に相当)、AVサーバ6cの残容量を表示するための領
域34およびAVサーバ6cの収録状況を表示するため
の拡張データシートコントロール32を配置して構成す
る。
【0028】ここで、“コントロール”とは、再利用可
能なプログラムモジュールの一種であって、特に、Vi
sual系のプログラム開発ツールにあらかじめ付属す
る(または別売される)GUI画面設計用の様々な部品
のことをいう。例えば、VBX(Visual Bas
ic Extension)、OCX(OLEカスタム
コントロール)、クラスライブラリ、リモートOLE、
ActiveXコントロールなどが代表例である。GU
Iを設計する際に、用途に応じた適切なコントロールを
選択し、そのコントロールを画面(フォーム)に貼り付
けるだけで画面をレイアウトできるので、開発工数を大
幅に短縮できる。あらゆるコントロールは、プロパテ
ィ、メソッドまたはイベントと呼ばれるプログラミング
インターフェース(のすべてまたは一部)を持つ。これ
らのプログラミングインターフェースはオブジェクト指
向におけるスケルトン(骨格)に相当するものである。
プロパティはそのコントロールの静的な属性、メソッド
はそのコントロールの動作、イベントはそのコントロー
ルの外的要因に対応する動作を規定する。
【0029】例えば、一般的なコマンドボタンコントロ
ールはプロパティとイベントの二つを持つので、フォー
ム上またはコード上でこれらのインターフェースに所望
の値をセットすることにより、そのコマンドボタンコン
トロールの静的な属性と外的要因に対応する動作を任意
にプログラミングできる。具体的には、コマンドボタン
コントロールの使用可能(Enabled)プロパティ
に“True”(真値;例えば−1)をセットすると、
そのコマンドボタンコントロールを使用可能にして、ク
リックやダブルクリックを受け付けることができ、クリ
ックイベントやダブルクリックイベントに登録した任意
のプロシージャー(プログラム)を実行できる。あるい
は、“False”(偽値;例えば0)をセットする
と、そのコマンドボタンコントロールを使用不可(タイ
トル表示が薄くなる)にして、プロシージャーの実行を
禁止できる。
【0030】図6、図7、図8および図9は、各部の詳
細図であり、図6(a)はタブボタン群27の詳細配置
図、図6(b)はメニュー用のコマンドボタン群29の
詳細配置図、図7(a)は番組名等を表示するためのテ
キストボックス群30の詳細配置図、図7(b)は残容
量を表示するための領域34の詳細配置図、図7(c)
はファンクションキー用のコマンドボタン群33の詳細
配置図、図8は番組の詳細情報を表示するためのデータ
シートコントロール31の詳細構成図、図9は拡張デー
タシートコントロール32の各セルに共通の詳細構成図
である。
【0031】図6(a)において、タブボタン群27
は、それぞれ“収録”、“送出”、“一本化”、“素材
管理”、“事前管理”と命名された五つのタブボタン2
7a〜27eからなり、任意のタブボタンをクリックす
ることによって、タブコントロール28のレイアウトが
その名前に適合した内容に切り替わるようになってい
る。図5のタブコントロール28のレイアウトは、収録
タブボタン27をクリックしたとき(以下、便宜的に
「収録作業モード」という)のものである。なお、送出
タブボタン27bは送出制御を行うときにクリックさ
れ、一本化タブボタン27cは送出完了後のニュース素
材を一本化テープに記録するときにクリックされ、素材
管理タブボタン27dはニュース素材のプレビュー等を
行うときにクリックされ、事前管理タブボタン27eは
ニュース素材に対する事前管理(例えば、素材の前カッ
ト時間の指定)を行うときにクリックされる。
【0032】図6(b)において、メニュー用のコマン
ドボタン群29は、複数個(図では12個)のコマンド
ボタンコントロール29a、29b、29c、29d、
29e、29f、29g、29h、29i、29j、2
9k、29mからなり、各ボタンのクリックイベント
に、収録作業モードに必要なプロシージャが登録されて
いるとともに、そのボタンのタイトルプロパティに同プ
ロシージャを適切に表す文字列がセットされている。例
えば、左から3番目のコマンドボタンコントロール29
cのタイトルプロパティには“新規入力”がセットさ
れ、同4番目のコマンドボタンコントロール29dのタ
イトルプロパティには“収録”がセットされ、同5番目
のコマンドボタンコントロール29eのタイトルプロパ
ティには“番組素材”がセットされ、同6番目のコマン
ドボタンコントロール29fのタイトルプロパティには
“プール素材”がセットされ、同7番目のコマンドボタ
ンコントロール29gのタイトルプロパティには“汎用
素材”がセットされ、同8番目のコマンドボタンコント
ロール29hのタイトルプロパティには“先撮素材”が
セットされ、同10番目のコマンドボタンコントロール
29jのタイトルプロパティには“残容量”がセットさ
れ、同11番目のコマンドボタンコントロール29kの
タイトルプロパティには“プレビュー”がセットされ、
同12番目(右端)のコマンドボタンコントロール29
m(発明の要旨に記載の第2のコントロールに相当)の
タイトルプロパティには“CG”がセットされ、てい
る。
【0033】これらのタイトル文字列は、以下の作業を
意味するとともに、当該作業に必要な適宜のプロシージ
ャがそのボタンのクリックイベントに登録されている。
すなわち、“新規入力”はニュース素材の属性情報をデ
ータベース5に新規に登録(入力)する作業を表し、
“収録”はニュース素材をAVサーバ6cに登録(収
録)する作業を表し、“番組素材”はデータシートコン
トロール31の選択行のニュース素材を番組用途に指定
する作業を表し、“プール素材”はデータシートコント
ロール31の選択行のニュース素材をプール用途に指定
する作業を表し、“汎用素材”はデータシートコントロ
ール31の選択行のニュース素材を汎用用途に指定する
作業を表し、“先撮素材”はデータシートコントロール
31の選択行のニュース素材を先撮用途に指定する作業
を表し、“残容量”はAVサーバ6cの収録可能な記憶
容量の詳細情報を調べる作業を表し、“プレビュー”は
AVサーバ6cに収録済みのニュース素材のプレビュー
(素材個々の画質や音質チェックのためのマザープレビ
ューならびに送出リハーサルのためのオンエアプレビュ
ー)作業を表し、“CG”はAVサーバ6cに収録済み
のニュース素材に対して所要のCG素材を割り付けると
ともに割り付けたCG素材の送出開始タイミング(ON
時間)と送出終了タイミング(OFF時間)を指定する
作業を表す。最後の作業(CG作業)に関するクリック
イベントプロシージャは、本発明にとって重要なプロシ
ージャの一つであり、後で詳述することにする。
【0034】なお、メニュー用コマンドボタン群29の
左から1番目(左端)のコマンドボタンコントロール2
9a、同2番目のコマンドボタンコントロール29bお
よび同9番目のコマンドボタンコントロール29iは、
収録作業モードでは未使用であり、各々のタイトルプロ
パティおよびクリックイベントには何も登録されていな
い(これらのボタンをクリックしても何の反応もな
い)。あるいは、収録作業モード時には、これらの未使
用ボタンの使用可能プロパティにFalseをセットし
て、クリック操作を受け付けないようにしておいてもよ
い。
【0035】図7(a)において、番組名答を表示する
ためのテキストボックス群30は、複数個(図では4
個)のテキストボックスコントロール30a〜30dを
備え、左から1番目のテキストボックスコントロール3
0aを番組名(図では“○×ニュース”)表示用、同2
番目のテキストボックスコントロール30bを放送時間
枠(図では当年7月13日の19時38分0秒から同5
8分0秒まで)表示用、同3番目のテキストボックスコ
ントロール30cを放送区分(全国ネットまたは地方
版)表示用、右端のテキストボックスコントロール30
dを運用区分(TAKE運用または自動TAKE運用サ
ーバサポートもしくは放送予定なし)表示用としてい
る。
【0036】テキストボックス群30に表示される番組
名は、図2の番組テーブル11における任意レコード
(便宜的に「レコードA」とする)の番組名フィールド
11bに格納された情報であり、後述のデータシートコ
ントロール31には、レコードAにリレーションされた
項目テーブル12の各レコード(便宜的に「レコードA
1、A2」とする)の情報およびレコードA1、A2の
それぞれにリレーションされた構成テーブル13の各レ
コード(便宜的に「A1_1、A1_2、A2_1、A
2_2」とする)の情報がリスト表示される。ここに、
前述のとおり、番組テーブル11と項目テーブル12は
1対多のリレーションシップにあり、また、項目テーブ
ル12と構成テーブル13も1対多のリレーションシッ
プにあるので、上記例示の各レコードのリレーション関
係は、「A→A1→A1_1」、「A→A1→A1_
2」、「A→A2→A2_1」および「A→A2→A2
_2」となり、結局、この例示の場合、レコードAの番
組名に対応して、4つのレコード(A1_1、A1_
2、A2_1、A2_2)のニュース素材情報がデータ
シートコントロール31にリスト表示されることにな
る。
【0037】なお、番組名等表示用のテキストボックス
群30を構成する各テキストボックスコントロール30
a〜30dは、データの表示のみを行い、データの入力
や更新ができないようになっており、例えば、各テキス
トボックスコントロール30a〜30dの使用可能プロ
パティにFalseがセットされているとともに、編集
ロックプロパティにTrueがセットされている。
【0038】図7(b)において、残容量表示領域34
は、プログレスバーコントロール34aと、テキストボ
ックスコントロール34bとを含み、プログレスバーコ
ントロール34aの横棒の長さ(ハッチング部分)でA
Vサーバ6cの使用サイズを表示し、テキストボックス
コントロール34bにAVサーバ6cの空き容量を時間
換算(図では9時間22分2秒の収録時間に相当する空
き容量)で表示する。プログレスバーコントロール34
aの両端付近に表示された“E”および“F”の文字は
それぞれEmptyとFullの頭文字であり、横棒の
長さが左端(E)に近づいたときにAVサーバ6cの空
き容量が少なくなったことを直感的に表す。
【0039】図7(c)において、ファンクションキー
用のコマンドボタン群33は、複数個(図では12個)
のコマンドボタンコントロール33a、33b、33
c、33d、33e、33f、33g、33h、33
i、33j、33k、33mからなり、各ボタンのクリ
ックイベントには、キーボード上のF1からF12まで
のファンクションキーのキーダウンイベントプロシージ
ャが割り付けられている。例えば、左から1番目(左
端)のコマンドボタンコントロール33aにはファンク
ションキーF1のキーダウンイベントプロシージャ(削
除)が割り付けられており、同5番目のコマンドボタン
コントロール33eにはファンクションキーF5のキー
ダウンイベントプロシージャ(移動)が割り付けられて
おり、同7番目のコマンドボタンコントロール33gに
はファンクションキーF7のキーダウンイベントプロシ
ージャ(アンドゥ)が割り付けられており、同11番目
のコマンドボタンコントロール33kにはファンクショ
ンキーF11のキーダウンイベントプロシージャ(ロッ
ク)が割り付けられており、同12番目(右端)のコマ
ンドボタンコントロール33mにはファンクションキー
F12のキーダウンイベントプロシージャ(ロック解
除)が割り付けられている。
【0040】因みに、F1の“削除”を選択すると、デ
ータシートコントロール31の選択行(図2の構成テー
ブル13のカレントレコード;以下同様)を削除でき、
F5の“移動”を選択すると、データシートコントロー
ル31の選択行を任意行に移動でき、F7の“アンド
ゥ”を選択すると、直前の削除または移動を元に戻すこ
とができ、F11の“ロック”を選択すると、拡張デー
タシートコントロール32の選択セルのPLAY/ST
OP、CueUpなどをGUI画面上から操作不可能と
することができ、F12の“ロック解除”を選択する
と、拡張データシートコントロール32の選択セルのP
LAY/STOP、CueUpなどのをGUI画面上か
ら操作可能とすることができる。
【0041】なお、ファンクションキー用コマンドボタ
ン群33の左から2番目のコマンドボタンコントロール
33b、同3番目のコマンドボタンコントロール33
c、同4番目のコマンドボタンコントロール33d、同
6番目のコマンドボタンコントロール33f、同8番目
のコマンドボタンコントロール33h、同9番目のコマ
ンドボタンコントロール33iおよび同10番目のコマ
ンドボタンコントロール29jは、未使用であり、各々
のタイトルプロパティおよびクリックイベントには何も
登録されていない(これらのボタンをクリックしても何
の反応もない)。あるいは、これらの未使用ボタンの使
用可能プロパティにFalseをセットして、クリック
操作を受け付けないようにしておいてもよい。
【0042】図8において、データシートコントロール
31は、複数の列と行からなる表形式のコントロールで
ある。データシートコントロール31の各列には、例え
ば、“No.”、“項目No./項目名”、“構成N
o./構成名”、“構成時間”、“素材尺”、“収録
尺”、“進捗”、“オンエア”、“区分”、“一本化”
および“番組名”などの名前が付けられており、データ
ベース5に格納されたデータベーステーブル(図2参
照)の同一名称のフィールドデータが表示されるように
なっている。例えば、図示のデータコントロール31の
1行目(この行は現在選択状態にある;以下、選択行を
白黒反転で示すことにする)に注目すると、“番組名”
列には番組テーブル11の番組名フィールド11bのデ
ータ(“○×ニュース”)が表示されており、“項目N
o./項目名”列には項目テーブル12のNo.フィー
ルド12aのデータ(“1”)と項目名フィールド12
bのデータ(“ヘッドライン”)が表示されており、
“構成No./素材名”列には構成テーブル13のN
o.フィールド13aのデータ(“1”)と素材名フィ
ールド13bのデータ(“相模川鮎解禁”)が表示され
ており、“構成時間”列には構成テーブル13の構成時
間フィールド13cのデータ(“00:30”)が表示
されており、“素材尺”列には構成テーブル13の素材
尺フィールド13dのデータ(“00:11”)が表示
されており、“収録尺”列には構成テーブル13の収録
尺フィールド13eのデータ(“00:30”)が表示
されており、“進捗”列には構成テーブル13の進捗フ
ィールド13fのデータ(“収録済”)が表示されてお
り、“オンエア”列には構成テーブル13のオンエアフ
ィールド13gのデータ(空白または長さゼロの文字列
もしくはNULL値)が表示されており、“区分”列に
は構成テーブル13の区分フィールド13hのデータ
(“番組”)が表示されており、“一本化”列には構成
テーブル13の一本化フィールド13iのデータ(空白
または長さゼロの文字列もしくはNULL値)が表示さ
れている。なお、各列の表示データ(“○×ニュース”
や“相模川鮎解禁”など)は言うまでもなく便宜値であ
る。
【0043】データシートコントロール31の各行の表
示データは、“項目No./項目名”と“番組名”の二
つの列について同一である。上記のとおり番組名は番組
テーブル11の番組名フィールド11bのデータであ
り、また、項目No.(または項目名)は項目テーブル
12のNo.フィールド(または項目名フィールド)の
データであり、かつ、番組テーブル11と項目テーブル
12および項目テーブル12と構成テーブル13はそれ
ぞれ1対多のリレーショナル関係にあるから、結局、デ
ータシートコントロール31の各行の表示データは、番
組名と項目名を同一とする一つの集合に属するレコード
(構成テーブル13のレコード)の各データである。
【0044】図9において、拡張データシートコントロ
ール(正確には、拡張データシートコントロール32の
各セル;以下、説明の便宜上、拡張データシートコント
ロールとする)32は、AVサーバ6cの現況を表示し
たり、また、その動作を制御したりするための各種コン
トロールを備えている。すなわち、拡張データシートコ
ントロール32は、タイトルバー33にAVサーバ6c
の使用チャネルを示す文字列(図では“F_PV1”)
を表示するとともに、その下に、ニュース素材のスタン
プ画を表示するためのイメージオブジェクトコントロー
ル34、タイムコード表示用のテキストボックスコント
ロール35、残り時間表示用のテキストボックスコント
ロール36、ボタンコントロール群37、ニュース素材
の素材名を表示するためのテキストボックスコントロー
ル38、動作状況表示用のテキストボックスコントロー
ル39を配置して構成する。後述のCG操作モードで
は、ボタンコントロール群37のすべてが使用不可とな
り、実質的にこの拡張データシートコントロール32が
使用されることはない。言い換えれば、後述のCG操作
モードでは、この拡張データシートコントロール32は
単に表示されているだけである。
【0045】<ポップアップウィンドウ>後の説明から
も明らかになるが、本実施の形態においては、AVオン
エアサーバ管理端末ウィンドウ21のCGコマンドボタ
ンコントロール29m(図5および図6参照)のクリッ
クイベントに応答して、二つのポップアップウィンドウ
(「CG貼り付け一覧」ウィンドウと「Shot Li
st」ウインドウ)がオープンするようになっている。
“ポップアップウィンドウ”とは、他のウィンドウにフ
ォーカスを移動しても、常に最前面への表示を維持し続
けるウィンドウのことであり、具体的には、当該ウィン
ドウのポップアッププロパティにTrueがセットされ
たウィンドウのことである。
【0046】図10は、CG貼り付け一覧ウィンドウ4
0(発明の要旨に記載の第2のGUI画面に相当)のレ
イアウト図である。図において、CG貼り付け一覧ウィ
ンドウ40は、タイトルバー41に適宜の文字列(図で
は“CG貼り付け一覧”)を表示するとともに、フォー
ム上に、“CG1”と“CG2”のタイトルを持つ二つ
のコマンドボタンコントロール42、43と、項目N
o.表示用のテキストボックスコントロール44と、項
目名表示用のテキストボックスコントロール45と、
“貼り付け”のタイトルを持つコマンドボタンコントロ
ール46と、“ON/OFF”のタイトルを持つコマン
ドボタンコントロール47(発明の要旨に記載の第4の
コントロールに相当)と、データシートコントロール4
8(発明の要旨に記載の第3のコントロールに相当)
と、各々“最後へ”、“削除”、“移動”、“複写”
“アンドゥ”のタイトルを持つ5つのコマンドボタンコ
ントロール49〜53と、“閉じる”のタイトルを持つ
コマンドボタンコントロール54とを配置して構成す
る。
【0047】CG1ボタンコントロール42とCG2ボ
タンコントロール43は、CG素材の供給リソースを選
択するためのものであり、ここでは2系統(CG1とC
G2)であるが、3系統またはそれ以上であってもよ
い。CG1ボタンコントロール42とCG2ボタンコン
トロール43はオプショングループ化されており、いず
れか一方をクリックすると、クリックした方のタイトル
に選択マーク(図では黒丸)が表示されるとともに、他
方のタイトルに非選択マーク(図では白丸)が表示され
るようになっている。なお、CG1ボタンコントロール
42とCG2ボタンコントロール43にトグルボタンコ
ントロールを用い、それらをオプショングループ化して
もよい。トグルボタンコントロールを使用すると、選択
側が押し込まれた状態(ON状態)を維持するので、上
記の選択マークや非選択マークを使用せずに、選択側を
視覚的に表示することができる。
【0048】二つのテキストボックスコントロール4
4、45は、AVオンエアサーバ管理端末ウィンドウの
データシートコントロール31の選択行に対応した項目
テーブル12のレコードデータ(同レコードのNo.フ
ィールド12aのデータと項目名フィールド12bのデ
ータ;図では“1”と“ヘッドライン”)を表示する。
なお、これら二つのテキストボックスコントロール4
4、45はデータの表示だけを行うようになっている
(使用可能プロパティにFalseをセットし、編集ロ
ックプロパティにTrueをセットしている)。
【0049】貼り付けコマンドボタンコントロール46
は、CG端末4aによって制作されたすべてのCG素材
の中から所望のCG素材を選択し、その選択CG素材を
CGテーブル14に新規に登録するためのボタンであ
る。例えば、このボタンコントロール46をクリックし
て不図示のCG素材一覧ウィンドウを表示し、このCG
素材一覧ウィンドウにリスト表示されたすべてのCG素
材の中から必要なCG素材を選択してCG素材一覧ウィ
ンドウのOKボタンを押すことにより、選択CG素材を
CGテーブル14に登録してもよい。登録完了後に、C
G素材一覧ウィンドウをクローズするとともにデータシ
ートコントロール48の表示を更新することにより、デ
ータシートコントロール48に新規に登録されたCG素
材のレコードデータを表示することができる。
【0050】ON/OFFボタンコントロール47は、
スーパーON/OFFウィンドウをポップアップ表示さ
せるためのコマンドボタンである。スーパーON/OF
Fウィンドウは、データシートコントロール48の選択
行のCG素材のON時間とOFF時間を指定するための
ものであり、その詳細な説明は後述する。
【0051】データシートコントロール48は、“ヘッ
ドライン”に対応する項目テーブル12のレコードにリ
レーションされたCGテーブル14のレコードデータを
リスト表示する。例えば、図では、項目テーブル12の
所定レコード(No.フィールド12aに“1”が格納
されたレコード)にリレーションされたCGテーブル1
4の二つのレコードデータがリスト表示されている。デ
ータシートコントロール48は“No.”、“構成”、
“文字列”、“T”、“At”、“ON”、“OFF”
および“Fade”の各列を有し、各々の列にCGテー
ブル14の該当レコードの同一名フィールドのデータを
表示する。例えば、1行目の“構成”列には“2”が表
示され、同“文字列”列には“相模川の鮎師達”が表示
され、同“T”列には空白または長さゼロの文字列もし
くはNULL値が表示され、同“At”列には空白また
は長さゼロの文字列もしくはNULL値が表示され、同
“ON”列には“00:04.10“が表示され、同
“OFF”列には“00:04.10”が表示され、同
“Fade”列には空白または長さゼロの文字列もしく
はNULL値が表示されている。また、1行目(現在の
選択行)の“構成”列には“2”が表示され、同“文字
列”列には“釣果は?”が表示され、同“T”列には空
白または長さゼロの文字列もしくはNULL値が表示さ
れ、同“At”列には空白または長さゼロの文字列もし
くはNULL値が表示され、同“ON”列には“――:
――.――“(時間の表示書式;以下同様)が表示さ
れ、同“OFF”列には“――:――.――”が表示さ
れ、同“Fade”列には空白または長さゼロの文字列
もしくはNULL値が表示されている。
【0052】“構成”列のデータは、構成テーブル13
の対応レコードのNo.フィールド13aのデータであ
り、“文字列”、“T”、“At”、“ON”、“OF
F”および“Fade”の各列のデータは、構成テーブ
ル13の対応レコードにリレーションされたCGテーブ
ル14の各レコードのデータ(同一名フィールドのデー
タ)である。
【0053】フォーム最下段付近の5つのコマンドボタ
ン49〜53は、データシートコントロール48の選択
行の編集ボタンである。例えば、最後へコマンドボタン
49をクリックすると選択行を最終行へ移動でき、削除
コマンドボタン50をクリックすると選択行を削除で
き、移動コマンドボタン51をクリックしてから任意行
をクリックすると任意行に移動でき、複写コマンドボタ
ン52をクリックしてから任意行をクリックすると任意
行に複写でき、アンドゥコマンドボタン53をクリック
すると移動や削除および複写を元に戻すことができる。
【0054】閉じるコマンドボタン54は、CG貼り付
け一覧ウィンドウ40をクローズするためのボタンであ
る。なお、この閉じるコマンドボタン54をクリックす
ると、次に説明するShot Listウィンドウ60
も同時にクローズするようになっている。
【0055】図11は、Shot Listウィンドウ
60のレイアウト図である。Shot Listウィン
ドウ60は、前述のとおり、ポップアップ式のウィンド
ウであり、かつ、AVオンエアサーバ管理端末ウィンド
ウのCGコマンドボタンコントロール29m(図5およ
び図6参照)のクリックイベントに応答して、CG貼り
付け一覧ウィンドウ40と一緒にオープンする。図にお
いて、Shot Listウィンドウ60は、タスクバ
ー61に適宜の文字列(図では“Shot Lis
t”)を表示するとともに、フォーム上にデータシート
コントロール62を配置する。データシートコントロー
ル62は、“No.”列と“構成データ”列を有し、
“No.”列に一連番号を表示し、“構成データ”列に
イメージオブジェクトを表示する。イメージオブジェク
トは、AVオンエアサーバ管理端末ウィンドウのデータ
シートコントロール31の選択行に対応するニュース素
材のスタンプ画またはカメラアングル指示アイコン画で
ある。例えば、図示の例では、データシートコントロー
ル62の1行目に人間の上半身を図案化したアイコン画
と文字列(例えば“C1A1”)が表示されており、2
行目(現在の選択行)にニュース素材のスタンプ画が表
示されている。なお、1行目のアイコン画(および文字
列)は、その構成データが報道スタジオのカメラ7eを
用いてオンエア時に撮影される一人のアナウンサの上半
身画像であることを示している。アイコン画としてはこ
の他にも二人または二人以上の人間の上半身を図案化し
たものなどがある。
【0056】図12は、スーパーON/OFFウィンド
ウ70(発明の要旨に記載の第3のGUI画面に相当)
のレイアウト図である。スーパーON/OFFウィンド
ウ70は、前述のとおり、ポップアップ式のウィンドウ
であり、かつ、CG貼り付け一覧ウィンドウ40のON
/OFFコマンドボタン47(図10参照)のクリック
イベントに応答してオープンする。スーパーON/OF
Fウィンドウ70は、タイトルバー71に適宜の文字列
(図では“スーパーON/OFF”)を表示するととも
に、フォーム上に、二組のテキストボックスコントロー
ル群72、73(発明の要旨に記載の第5のコントロー
ルおよび第6のコントロールに相当)および三つのコマ
ンドボタンコントロール74〜76を配置して構成す
る。
【0057】上側のテキストボックスコントロール群7
2は、CG素材のON時間を入力するためのものであ
り、分入力用のテキストボックスコントロール72a、
秒入力用のテキストボックスコントロール72bおよび
フレーム番号入力用のテキストボックスコントロール7
2cを有する。また、下側のテキストボックスコントロ
ール群73は、CG素材のOFF時間を入力するための
ものであり、分入力用のテキストボックスコントロール
73a、秒入力用のテキストボックスコントロール73
bおよびフレーム番号入力用のテキストボックスコント
ロール73cを有する。これらのテキストボックスコン
トロール72a、72b、72c、73a、73b、7
3cへのデータ入力は、キーボードからの直接入力も可
能であるが、サーバリモコン6bのSUPERグループ
のONスイッチ97やOFFスイッチ98(図4参照)
の押し下げ操作に応答した自動入力も可能になっている
(詳細は後述する)。
【0058】三つのコマンドボタンコントロール74〜
76のタイトルプロパティには、それぞれ“OK”、
“キャンセル”および“クリア”の文字列がセットされ
ている。OKコマンドボタンコントロール74をクリッ
クすると、二組のテキストボックスコントロール群7
2、73に入力されたON時間およびOFF時間のデー
タを、CG貼り付け一覧ウィンドウ40のデータシート
コントロール48の選択行に対応したレコード(CGテ
ーブル14のレコード)に登録した後、スーパーON/
OFFウィンドウ70をクローズする。また、キャンセ
ルコマンドボタンコントロール75をクリックすると、
登録を行わずにスーパーON/OFFウィンドウ70を
クローズし、さらに、クリアコマンドボタンコントロー
ル76をクリックすると、二組のテキストボックスコン
トロール群72、73の入力データを消去する。
【0059】<イベントプロシージャ>次に、AVオン
エアサーバ管理端末ウィンドウ、CG貼り付け一覧ウィ
ンドウ40、Shot Listウィンドウ60および
スーパーON/OFFウィンドウ70に関係する重要な
イベントプロシージャについて説明する。
【0060】図13は、CGボタンクリックイベントプ
ロシージャの概略的なフローチャートである。このプロ
シージャは、AVオンエアサーバ管理端末ウィンドウの
CGコマンドボタンコントロール29m(図5および図
6参照)のクリックイベントに応答して実行される。プ
ロシージャを実行すると、まず、ステップS101でC
Gコマンドボタンコントロール29m以外のメニューボ
タン、すなわち、図6(b)の“新規入力”、“収
録”、“番組素材”、“プール素材”、“汎用素材”、
“先撮素材”、“残容量”および“プレビュー”の各コ
マンドボタンコントロール29c、29d、29e、2
9f、29g、29h、29j、29kの使用可能プロ
パティにFalseをセットして使用不可にする。次い
で、ステップS102でCG貼り付け一覧ウィンドウ4
0をポップアップ表示するとともに、ステップS103
でShot Listウィンドウ60をポップアップ表
示した後、プロシージャを終了する。
【0061】したがって、このプロシージャを有するこ
とにより、AVオンエアサーバ管理端末ウィンドウのC
Gコマンドボタンコントロール29mをクリックするだ
けで、CG貼り付け一覧ウィンドウ40とShot L
istウィンドウ60をポップアップ表示することがで
きる。
【0062】図14は、Shot Listウィンドウ
60のクリックイベントプロシージャの概略的なフロー
チャートである。このプロシージャは、Shot Li
stウィンドウ60のデータシートコントロール62の
行を選択したときに実行される。プロシージャを実行す
ると、まず、ステップS111でデータシートコントロ
ール62の選択行の構成データに対応した、構成テーブ
ル13のNo.フィールドデータを取得する。次いで、
ステップS112で当該データを持つ構成テーブル13
の特定レコードにリレーションされたCGテーブル14
のレコードを抽出し、ステップS113で抽出レコード
のデータを用いてCG貼り付け一覧ウィンドウ40のデ
ータシートコントロール48の表示を更新した後、プロ
シージャを終了する。この処理を具体的に説明すると、
例えば、ステップS111で“x”が取得されたとする
と、ステップS112で、構成テーブル13のNo.フ
ィールドに“x”が格納されているレコードを特定す
る。そして、そのレコードのCG_No.フィールドに
リレーションされたCGテーブル14のレコードが、例
えば、レコードy1、y2の二つであったと仮定する
と、この二つのレコードy1、y2のデータをデータシ
ートコントロール48に表示する。したがって、このプ
ロシージャを有することにより、Shot Listウ
ィンドウ60のデータシートコントロール62の任意行
を選択するだけで、CG貼り付け一覧ウィンドウ40の
データシートコントロール48に特定の構成データに関
連付けられたすべてのCG素材の情報をリスト表示する
ことができる。
【0063】図15は、ON/OFFボタンクリックイ
ベントプロシージャの概略的なフローチャートである。
このプロシージャは、CG貼り付け一覧ウィンドウ40
のON/OFFコマンドボタンコントロール47のクリ
ックイベントに応答して実行される。プロシージャを実
行すると、ステップS121でスーパーON/OFFウ
ィンドウ70をポップアップ表示した後、プロシージャ
を終了する。したがって、このプロシージャを有するこ
とにより、CG貼り付け一覧ウィンドウ40のON/O
FFコマンドボタンコントロール47をクリックするだ
けで、スーパーON/OFFウィンドウ70をポップア
ップ表示することができる。
【0064】図16は、OKボタンクリックイベントプ
ロシージャの概略的なフローチャートである。このプロ
シージャは、スーパーON/OFFウィンドウ70のO
Kコマンドボタンコントロール74のクリックイベント
に応答して実行される。プロシージャを実行すると、ス
テップS131でCG貼り付け一覧ウィンドウ40のデ
ータシートコントロール48を参照し、選択行のCG素
材のNo.データを取得する。次いで、ステップS13
2で取得データを用いてCGテーブル14のレコードを
検索し、検索レコードのONフィールド14eとOFF
フィールド14fにON時間とOFF時間のデータ(テ
キストボックスコントロール群72、73に入力された
データ)をセットする。次いで、ステップS133でC
G貼り付け一覧ウィンドウ40のデータシートコントロ
ール48の表示を更新し、ステップS134でスーパー
ON/OFFウィンドウ70をクローズした後、プロシ
ージャを終了する。したがって、このプロシージャを有
することにより、スーパーON/OFFウィンドウ70
のOKコマンドボタンコントロール74をクリックする
だけで、CGテーブル14の該当レコードのONフィー
ルド14eとOFFフィールド14fに、スーパーON
/OFFウィンドウ70のテキストボックスコントロー
ル群72、73に入力されたON時間およびOFF時間
のデータをセットした後、そのレコードデータを用いて
CG貼り付けウィンドウ40のデータシートコントロー
ル48の表示を更新することができる。
【0065】図17は、TC受領イベントプロシージャ
の概略的なフローチャートである。このプロシージャ
は、以上の各プロシージャと異なり、GUIのイベント
を利用しないプロシージャであり、その起動は、特定の
API(アプリケーションプログラミングインターフェ
ース)を介して取得したOSのイベントを利用して行わ
れる。特定のAPIとは、少なくとも通信関係のAPI
であり、例えば、Windowsであれば割り込み駆動
型の通信サポート関数などである。AVオンエアサーバ
管理端末6aのCOMMポートとサーバリモコン6bの
COMMポートの間をシリアル通信で接続する。そし
て、図18に示すように、サーバリモコン6bでSUP
ER_ON信号またはSUPER_OFF信号が発生し
たとき(すなわち、ONスイッチ97またはOFFスイ
ッチ98が押されたとき)に、SUPER_ON信号ま
たはSUPER_OFF信号と一緒に、そのときのタイ
ムコード(TC)をAVオンエアサーバ管理端末6aに
送信する。AVオンエアサーバ管理端末6aのOSは、
自己のCOMMポート(正確にはそのCOMMポートに
接続された受信キューの状態)をモニタし、データの受
信を検出すると割り込み型のイベント(図では便宜的に
TC受領イベントと表記)を発生する。
【0066】図17のTC受領イベントプロシージャ
は、この割り込み型のイベントに応答して実行される。
プロシージャを実行すると、まず、ステップS31で、
受信したTCを時間形式(分:秒.フレーム)に変換し
てテンポラリ変数Tmpにセットする。次いで、ステッ
プS32で受信信号の種別を判定し、信号種別毎の処理
に分岐する。例えば、SUPER_ON信号であれば、
ステップS33に分岐して変数Tmpの内容をスーパー
ON/OFFウィンドウ70のON時間(上側のテキス
トボックスコントロール群72)にセットした後、プロ
シージャを終了し、または、SUPER_OFF信号で
あればステップS34に分岐して変数Tmpの内容をス
ーパーON/OFFウィンドウ70のOFF時間(下側
のテキストボックスコントロール群73)にセットした
後、プロシージャを終了する。以上のステップS31〜
ステップS34は発明の要旨に記載のデータセット手段
に相当する。したがって、このプロシージャを有するこ
とにより、サーバリモコン6bのONスイッチ97また
はOFFスイッチ98の押し下げ操作に応答して、スー
パーON/OFFウィンドウ70にON時間またはOF
F時間を自動的に入力することができ、手入力を回避し
て入力ミスの防止および入力効率の向上を図ることがで
きる。また、サーバリモコン6bのONスイッチ97や
OFFスイッチ98の押し下げ操作は、不図示のモニタ
ー装置に表示されたプレビュー画面を見ながら行うこと
ができるので、CG素材のON/OFF点設定を正確か
つ確実に行うことができる。
【0067】<作業手順>次に、作用を説明する。図1
9〜図21は、CG素材の送出開始タイミング(ON時
間)および送出終了タイミング(OFF時間)の設定手
順を示す流れ図である。この流れ図は操作員の操作手順
と幾つかのシステム動作を時間の流れに沿って図式化し
たものである。なお、本実施の形態においては、この流
れ図に沿った一連の操作のことを便宜的に“CG操作モ
ード”という。
【0068】操作員は、まず、AVオンエアサーバ管理
端末6aで所定のアプリケーションソフトを起動し、図
5のAVオンエアサーバ管理端末ウィンドウをオープン
する(ステップS1)。次いで、AVオンエアサーバ管
理端末ウィンドウの収録タブ27aをクリックし(ステ
ップS2)、タブコントロール28のデータシートコン
トロール31の任意行をクリックしてニュース素材を選
択する(ステップS3)。次いで、メニュー用コントロ
ールボタン群29のCGコマンドボタンコントロール2
9mをクリックし(ステップS4)、CG貼り付け一覧
ウィンドウ40とShot Listウィンドウ60を
表示する(ステップS5)。次いで、Shot Lis
tウィンドウ60のデータシートコントロール62の任
意行をクリックして構成データを選択し(ステップS
6)、CG貼り付け一覧ウィンドウ40のデータシート
コントロール48に、その構成データに関連付けられた
CG素材をリスト表示する(ステップS6)。
【0069】そして、CG貼り付け一覧ウィンドウ40
のデータシートコントロール48を見て、ON時間およ
びOFF時間の設定対象のCG素材が表示されているこ
とを確認し、表示されていない場合は、CG貼り付け一
覧ウィンドウ40の貼り付けコマンドボタン46をクリ
ックして(ステップS7)、不図示のCG素材一覧ウィ
ンドウをポップアップ表示し(ステップS8)、その表
示リストの中から所望のCG素材を選択して、CG貼り
付け一覧ウィンドウ40のデータシートコントロール4
8に貼り付けた後(ステップS9)、CG素材一覧ウィ
ンドウをクローズする(ステップS10)。
【0070】次いで、CG貼り付け一覧ウィンドウ40
のデータシートコントロール48の任意行を選択して、
ON時間およびOFF時間の設定対象となるCG素材を
選択し(ステップS11)、そして、ON/OFFコマ
ンドボタンコントロール47をクリックして(ステップ
S12)、スーパーON/OFFウィンドウ70を表示
する(ステップS13)。次いで、スーパーON/OF
Fウィンドウ70の二つのテキストボックスコントロー
ル群72、73にそれぞれ適切なON時間とOFF時間
をキーボードから入力し、または、サーバリモコン6b
のONスイッチ97とOFFスイッチ98を適切なタイ
ミングで押し下げて、スーパーON/OFFウィンドウ
70の二つのテキストボックスコントロール群72、7
3にそれぞれサーバリモコン6bから取得したON時間
とOFF時間を自動入力する(ステップS14、ステッ
プS15)。次いで、スーパーON/OFFウィンドウ
70の二つのテキストボックスコントロール群72、7
3の入力データを確認し(ステップS16)、訂正する
場合はクリアコマンドボタン76をクリックし(ステッ
プS17)、中止する場合はキャンセルコマンドボタン
75をクリックし(ステップS18)、登録する場合は
OKコマンドボタン74をクリックする(ステップS2
0)。
【0071】クリアコマンドボタン76をクリックした
場合は、スーパーON/OFFウィンドウ70の二つの
テキストボックスコントロール群72、73の入力デー
タを消去した後、ステップS14以降を繰り返し、キャ
ンセルコマンドボタン75をクリックした場合は、スー
パーON/OFFウィンドウ70をクローズし(ステッ
プS19)、OKコマンドボタン74をクリックした場
合はスーパーON/OFFウィンドウ70の二つのテキ
ストボックスコントロール群72、73の入力データを
CGテーブル14の該当レコードのONフィールド14
eとOFFフィールド14fに登録して(ステップS2
1)、CG貼り付け一覧ウィンドウ40のデータシート
コントロール48の表示を更新した後(ステップS2
2)、スーパーON/OFFウィンドウ70をクローズ
する(ステップS19)。次いで、他のCG素材のON
時間およびOFF時間の設定を継続して行う場合は、ス
テップS7またはステップS11以降を繰り返し、継続
しない場合はCG貼り付け一覧ウィンドウ40の閉じる
コマンドボタン54をクリックして、CG貼り付け一覧
ウィンドウ40とShot Listウィンドウ60を
クローズし(ステップS23)、作業を終了する。
【0072】<まとめ>以上のとおり、本実施の形態に
よれば、AVオンエアサーバ管理端末ウィンドウ、CG
貼り付け一覧ウィンドウ40、Shot Listウィ
ンドウ60およびスーパーON/OFFウィンドウ70
を操作しながら、所望のCG素材の送出開始タイミング
(ON時間)と送出終了タイミング(OFF時間)を事
前に、かつ、容易に設定することができ、その設定デー
タをデータベース5のCGテーブル14に登録すること
ができる。したがって、データベース5のテーブル情報
(特にニュース素材とCG素材の関連付け情報およびそ
のCG素材のON時間とOFF時間の情報)をキューシ
ート(電子化されたキューシートである;以下同様)に
組み込んでおけば、このキューシートに基づいて行われ
る送出制御において、各ニュース素材に関連付けられた
CG素材が事前に設定された適切なON時間およびOF
F時間で送出されることとなり、CG素材の送出を自動
化して人為的ミスの絶無化および専任操作員の配置を不
要にできる。その結果、CG素材の送出タイミングの確
実性向上と人員省力化を共に達成することができるとい
う格別有益な効果が得られる。しかも、サーバリモコン
6bのONスイッチ97およびOFFスイッチ98の押
し下げ操作に応答して、そのときのタイムコード(T
C)を取得し、そのタイムコードを所定の時間書式
(分:秒.フレーム)に変換してCG素材のON時間お
よびOFF時間とすることができるので、キーボードか
らの直接入力のような入力ミスを発生せず、CG素材の
送出タイミングの確実性をより一層向上することができ
る。また、サーバリモコン6bのONスイッチ97およ
びOFFスイッチ98の押し下げ操作は、プレビュー画
面を見ながら実行できるので、この点においても、CG
素材の送出タイミングの確実性向上を図ることができ
る。
【0073】<送出制御の例>図22は、CG素材送出
制御プログラムの概略的なフローチャートである。この
プログラムは送出機器制御系7の例えば送出制御端末7
aで実行される。プログラムを実行すると、まず、ステ
ップS41でキューシートを読み込む。このキューシー
トには、上記のとおり、データベース5のテーブル情報
(特にニュース素材とCG素材の関連付け情報およびそ
のCG素材のON時間とOFF時間の情報)が組み込ま
れている。次いで、ステップS42でループ変数iに1
をセットし、ステップS43でキューシートのi行目の
ニュース素材再生をAVサーバ6cに指示するととも
に、ステップS44でそのニュース素材にCG素材が関
連付けられているか否かを判定する。そして、関連付け
されていない場合は、再生すべきCG素材がないので、
ステップS46でループ変数iをカウントアップし、ス
テップS47で変数iがキューシートの最終行数ima
xを超えたか否かを判定して、超えていなければステッ
プS43以降を繰り返し、越えていた場合はプログラム
を終了する。
【0074】一方、ステップS44でY判定、すなわ
ち、ニュース素材に関連付けられたCG素材“あり”が
判定された場合は、ステップS45で当該CG素材の送
出タイミング制御を実行した後、ステップS46に進
む。すなわち、まず、ステップS45aで当該CG素材
の再生準備をAVサーバ6cに指示し、ステップS45
bで操作卓7bのフェダーレバーの操作を判定する。操
作されていない場合はステップS45dで当該CG素材
についてON時間が指定されているか否かを判定し、指
定されていない場合はステップS45bに戻り、指定さ
れている場合は、ステップS45eで指定されたON時
間か否かを判定し、ON時間になっていないときはステ
ップS45bに戻り、ON時間になったときにステップ
S45cでCGをオンにする。次いで、ステップS45
fで操作卓7bのフェダーレバーの操作を判定し、操作
されていない場合はステップS45hで当該CG素材に
ついてOFF時間が指定されているか否かを判定し、指
定されていない場合はステップS45fに戻り、指定さ
れている場合は、ステップS45iで指定されたOFF
時間か否かを判定し、OFF時間になっていないときは
ステップ45fに戻り、OFF時間になったときにステ
ップS45gでCGをオフにする。
【0075】このように、データベース5のテーブル情
報(特にニュース素材とCG素材の関連付け情報および
そのCG素材のON時間とOFF時間の情報)を組み込
んだキューシートを用いて送出制御を行うので、事前に
設定されたON時間とOFF時間に従ってCG素材の送
出開始タイミングと送出終了タイミングを自動的に制御
することができる。なお、図22のフローチャートにお
いては、操作卓7bのフェダーレバーによる手動操作
を、事前に設定されたON時間とOFF時間による自動
操作よりも優先させている。これは、突発的なタイミン
グ変更の要求にも即座に対応できるようにするための対
策である。
【0076】<付記>本実施の形態は、放送事業者の放
送局に設置する番組制作送出装置を例にしているが、こ
れに限定されない。例えば、社内放送局や校内放送局等
に設置する番組制作送出装置であってもよく、要は、不
特定多数の公衆を対象とす放送通信もしくは特定多数の
相手を対象とする同報通信を行う放送局に設置する番組
制作送出装置であればよい。また、報道(ニュース)素
材を例にしたが、かかる素材に限定されない。文字列や
画像等のCG素材を併用する放送素材であればよい。
【0077】本実施の形態の主要な機能は、マイクロコ
ンピュータを含むハードウェア資産と、OSや各種プロ
グラムなどのソフトウェア資産との有機的結合によって
機能的に実現されるものであるが、ハードウェア資産お
よびOSは汎用のものを利用できるから、本発明にとっ
て欠くことのできない必須の事項は、実質的に、前記A
Vオンエアサーバ管理端末ウィンドウ等を表示するため
のプログラム(AP)に集約されているということがい
える。したがって、本発明は、前記AVオンエアサーバ
管理端末ウィンドウ等を表示するためのプログラム(A
P)のすべてまたはその要部を格納した、フロッピィデ
ィスク、光ディスク、コンパクトディスク、磁気テー
プ、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記憶媒体
もしくはこれらの記憶媒体を含む構成品(ユニット品や
完成品または半完成品)を包含する。なお、上記記憶媒
体または構成品は、それ自体が流通経路にのるものはも
ちろんのこと、ネットワーク上にあって記録内容だけを
提供するものも含まれる。
【0078】
【発明の効果】請求項1記載の番組制作送出装置によれ
ば、放送素材およびCG素材を蓄積するデータ蓄積手段
と、前記放送素材と前記CG素材の関連付けを行う関連
付け手段と、前記関連付け手段によって関連付けられた
CG素材の関連付け先の放送素材に対するON時間およ
びOFF時間またはその一方を指定する指定手段と、前
記データ蓄積手段の蓄積データの情報、前記関連付けの
情報、前記ON時間およびOFF時間の情報を保持する
情報保持手段と、前記情報保持手段に保持された情報か
ら前記放送素材の送出タイムテーブルを生成し該送出タ
イムテーブルに従って前記放送素材およびCG素材を送
出する送出手段と、を備えたので、放送素材とCG素材
との関連付けを行うことができるとともに、当該CG素
材のON時間とOFF時間の設定を送出前に行うことが
できる。したがって、CG素材の送出タイミングの設定
を事前に行うことができるようになり、以って設定ミス
の回避を図るとともに、専任の操作員を不要にして人員
の省力化を図ることができる。請求項2記載の番組制作
送出装置によれば、放送素材を選択するための第1のコ
ントロールと、選択放送素材に関連付けられたCG素材
の一覧を表示するための第2のコントロールとを有する
第1のGUI画面を表示するGUI画面表示手段を備え
たので、第1のコントロールによって任意の放送素材を
選択でき、かつ、第2のコントロールによって、当該選
択素材に関連付けられたCG素材の一覧を表示できる。
したがって、放送素材の選択と関連付け先のCG素材の
確認を容易に行うことができる。請求項3記載の番組制
作送出装置によれば、CG素材を選択するための第3の
コントロールと、選択CG素材に対するON時間および
OFF時間またはその一方を設定するための第4のコン
トロールとを有する第2のGUI画面を表示するGUI
画面表示手段を備えたので、第3のコントロールによっ
て任意のCG素材を選択でき、かつ、第4のコントロー
ルによって、選択CG素材に対するON時間やOFF時
間の設定を行うことができる。したがって、CG素材の
選択とON時間やOFF時間の設定を容易に行うことが
できる。請求項4記載の番組制作送出装置によれば、C
G素材に対するON時間を入力するための第5のコント
ロールと、前記CG素材に対するOFF時間を入力する
ための第6のコントロールとを有する第3のGUI画面
を表示するGUI画面表示手段を備えたので、第5のコ
ントロールまたは第6のコントロールによって、CG素
材のON時間やOFF時間を入力することができる。し
たがって、ON時間やOFF時間の入力作業の効率化を
図ることができる請求項5記載の番組制作送出装置によ
れば、請求項4記載の番組制作送出装置において、前記
第3のGUI画面は、外部から送信された所定のデータ
を前記CG素材に対するON時間およびOFF時間また
はその一方として取り込み、前記第5のコントロールお
よび前記第6のコントロールまたはその一方にセットす
るデータセット手段を有するので、データセット手段に
よって、CG素材のON時間やOFF時間の入力を自動
化できる。したがって、入力ミスを回避して設定の確実
性向上を図ることができる。請求項6記載の番組制作送
出装置によれば、請求項5記載の番組制作送出装置にお
いて、前記所定のデータの送信元は、放送素材およびC
G素材のプレビュー操作手段を備えているので、CG素
材のプレビュー画面を見ながら当該CG素材に対するO
N時間やOFF時間を設定できる。したがって、フレー
ム単位の微妙な設定を行うことができ、設定の精度向上
を図ることができる。請求項7記載の記録媒体によれ
ば、請求項1記載の関連付け手段および指定手段を実現
するためのプログラムを格納したので、マイクロコンピ
ュータを含むハードウェア・リソースと該プログラムと
の有機的結合によって請求項1記載の関連付け手段およ
び指定手段を実現することができる。請求項8記載の記
録媒体によれば、請求項2記載のGUI画面表示手段を
実現するためのプログラムを格納したので、マイクロコ
ンピュータを含むハードウェア・リソースと該プログラ
ムとの有機的結合によって請求項2記載のGUI画面表
示手段を実現することができる。請求項9記載の記録媒
体によれば、請求項3記載のGUI画面表示手段を実現
するためのプログラムを格納したので、マイクロコンピ
ュータを含むハードウェア・リソースと該プログラムと
の有機的結合によって請求項3記載のGUI画面表示手
段を実現することができる。請求項10記載の記録媒体
によれば、請求項4記載のGUI画面表示手段を実現す
るためのプログラムを格納したので、マイクロコンピュ
ータを含むハードウェア・リソースと該プログラムとの
有機的結合によって請求項4記載のGUI画面表示手段
を実現することができる。請求項11記載の記録媒体に
よれば、請求項5記載のデータセット手段を実現するた
めのプログラムを格納したので、マイクロコンピュータ
を含むハードウェア・リソースと該プログラムとの有機
的結合によって請求項5記載のGUI画面表示手段を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】番組制作送出装置の概略的な全体構成図であ
る。
【図2】本実施の形態におけるデータベーステーブルの
要部構造図である。
【図3】ニュース素材の構造図である。
【図4】サーバリモコンの外観図である。
【図5】AVオンエアサーバ管理端末に適用するGUI
画面のレイアウト図である。
【図6】タブボタン群およびメニュー用コマンドボタン
群の詳細配置図である。
【図7】番組名等表示用テキストボックス群および残容
量表示領域ならびにファンクションキー用コマンドボタ
ン群の詳細配置図である。
【図8】番組の詳細情報表示用データシートコントロー
ルの詳細構成図である。
【図9】拡張データシートコントロールの各セル共通の
詳細構成図である。
【図10】CG貼り付け一覧ウィンドウのレイアウト図
である。
【図11】Shot Listウィンドウのレイアウト
図である。
【図12】スーパーON/OFFウィンドウのレイアウ
ト図である。
【図13】CGボタンクリックイベントプロシージャの
概略的なフローチャートである。
【図14】Shot Listウィンドウのクリックイ
ベントプロシージャの概略的なフローチャートである。
【図15】ON/OFFボタンクリックイベントプロシ
ージャの概略的なフローチャートである。
【図16】OKボタンクリックイベントプロシージャの
概略的なフローチャートである。
【図17】TC受領イベントプロシージャの概略的なフ
ローチャートである。
【図18】サーバリモコンとAVオンエアサーバ管理端
末との間の通信タイムラン図である。
【図19】CG素材の送出開始タイミングおよび送出終
了タイミングの設定手順を示す流れ図(1/3)であ
る。
【図20】CG素材の送出開始タイミングおよび送出終
了タイミングの設定手順を示す流れ図(2/3)であ
る。
【図21】CG素材の送出開始タイミングおよび送出終
了タイミングの設定手順を示す流れ図(3/3)であ
る。
【図22】CG素材送出制御プログラムの概略的なフロ
ーチャートである。
【図23】報道番組送出の概略的な流れ図である。
【符号の説明】
S31〜S34……ステップ(データセット手段)、1
……番組制作送出装置、5……データベース(情報保持
手段)、6a……AVオンエアサーバ管理端末(GUI
画面表示手段)、6c……AVサーバ(データ蓄積手
段)、7a……送出制御端末(送出手段)、21……A
Vオンエアサーバ管理端末ウィンドウ(関連付け手段、
指定手段、第1のGUI画面)、29m……コマンドボ
タンコントロール(第2のコントロール)、31……デ
ータシートコントロール(第1のコントロール)、40
……CG貼り付け一覧ウィンドウ(第2のGUI画
面)、47……コマンドボタンコントロール(第4のコ
ントロール)、48……データシートコントロール(第
3のコントロール)、70……スーパーON/OFFウ
ィンドウ(第3のGUI画面)、72……テキストボッ
クスコントロール群(第5のコントロール)、73……
テキストボックスコントロール群(第6のコントロー
ル)、96……PLAYスイッチ(プレビュー操作手
段)。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送素材およびCG素材を蓄積するデー
    タ蓄積手段と、 前記放送素材と前記CG素材の関連付けを行う関連付け
    手段と、 前記関連付け手段によって関連付けられたCG素材の関
    連付け先の放送素材に対するON時間およびOFF時間
    またはその一方を指定する指定手段と、 前記データ蓄積手段の蓄積データの情報、前記関連付け
    の情報、前記ON時間およびOFF時間の情報を保持す
    る情報保持手段と、 前記情報保持手段に保持された情報から前記放送素材の
    送出タイムテーブルを生成し該送出タイムテーブルに従
    って前記放送素材およびCG素材を送出する送出手段
    と、 を備えたことを特徴とする番組制作送出装置。
  2. 【請求項2】 放送素材を選択するための第1のコント
    ロールと、 選択放送素材に関連付けられたCG素材の一覧を表示す
    るための第2のコントロールとを有する第1のGUI画
    面を表示するGUI画面表示手段を備えたことを特徴と
    する番組制作送出装置。
  3. 【請求項3】 CG素材を選択するための第3のコント
    ロールと、 選択CG素材に対するON時間およびOFF時間または
    その一方を設定するための第4のコントロールとを有す
    る第2のGUI画面を表示するGUI画面表示手段を備
    えたことを特徴とする番組制作送出装置。
  4. 【請求項4】 CG素材に対するON時間を入力するた
    めの第5のコントロールと、 前記CG素材に対するOFF時間を入力するための第6
    のコントロールとを有する第3のGUI画面を表示する
    GUI画面表示手段を備えたことを特徴とする番組制作
    送出装置。
  5. 【請求項5】 前記第3のGUI画面は、外部から送信
    された所定のデータを前記CG素材に対するON時間お
    よびOFF時間またはその一方として取り込み、前記第
    5のコントロールおよび前記第6のコントロールまたは
    その一方にセットするデータセット手段を有することを
    特徴とする請求項4記載の番組制作送出装置。
  6. 【請求項6】 前記所定のデータの送信元は、放送素材
    およびCG素材のプレビュー操作手段を備えていること
    を特徴とする請求項5記載の番組制作送出装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の関連付け手段および指定
    手段を実現するためのプログラムを格納したことを特徴
    とする記録媒体。
  8. 【請求項8】 請求項2記載のGUI画面表示手段を実
    現するためのプログラムを格納したことを特徴とする記
    録媒体。
  9. 【請求項9】 請求項3記載のGUI画面表示手段を実
    現するためのプログラムを格納したことを特徴とする記
    録媒体。
  10. 【請求項10】 請求項4記載のGUI画面表示手段を
    実現するためのプログラムを格納したことを特徴とする
    記録媒体。
  11. 【請求項11】 請求項5記載のデータセット手段を実
    現するためのプログラムを格納したことを特徴とする記
    録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8156532B2 (en) 2002-07-15 2012-04-10 Sony Corporation Video program creation system, table providing device, terminal device, terminal processing method, program, recording medium
JP2019050443A (ja) * 2017-09-07 2019-03-28 株式会社東芝 トリガー信号出力装置、トリガー信号出力方法、放送マスターシステム、およびプログラム

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