JP2001044483A - 光半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

光半導体装置及びその製造方法

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JP2001044483A JP11217339A JP21733999A JP2001044483A JP 2001044483 A JP2001044483 A JP 2001044483A JP 11217339 A JP11217339 A JP 11217339A JP 21733999 A JP21733999 A JP 21733999A JP 2001044483 A JP2001044483 A JP 2001044483A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光検出感度を向上しうる光半導体装置及びそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】 基板16上に形成された第1のコンタク
ト層28と、第1のコンタクト層上に形成された第1の
量子井戸層34と、第1の量子井戸層上に形成された第
2のコンタクト層36と、第2のコンタクト層上に、ス
トライプ状に形成された光結合層44と、光結合層表面
から第1のコンタクト層に達し、その上部がストライプ
状にエッチングされた第1の導電性プラグ50と、光結
合層の上面及び側面、並びに、ストライプ状にエッチン
グされた領域の第1の導電性プラグの上面及び側面に形
成され、基板側から入射する光を反射する反射層64と
を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光半導体装置及び
その製造方法に係り、特に、検出感度を向上しうる光半
導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、二波長の赤外線に対応した量
子井戸型の赤外線センサが知られている。
【0003】従来の赤外センサ、即ち従来の光半導体装
置を図19を用いて説明する。図19(b)は、従来の
光半導体装置のセンサ素子基板側の一画素を示す平面図
であり、図19(a)は、図19(b)のA−A′線断
面図である。
【0004】図19(a)に示すように、センサ素子基
板側の基板116上には、画素分離絶縁層118が形成
されており、画素分離絶縁層118上にはコンタクト層
120が形成されている。コンタクト層120上には、
MQW(Multi Quantum Well)層126が形成されてお
り、MQW層126上にはコンタクト層128が形成さ
れている。
【0005】コンタクト層128上には、MQW層12
6と光吸収特性が異なるMQW層134が形成されてお
り、MQW層134上には、コンタクト層136が形成
されている。
【0006】コンタクト層136上には、絶縁層140
が形成されており、絶縁層140上には、光結合層14
4がストライプ状に形成されている。
【0007】ストライプ状に形成された光結合層144
の上面及び側面には、ミラー電極164が形成されてい
る。このミラー電極164と光結合層144とにより光
結合器が構成されており、基板116側から入射する光
は、光結合器により散乱してMQW層126、134に
吸収される。
【0008】このような光半導体装置では、ミラー電極
164の上面からコンタクト層120、128に達する
開口部200、202がそれぞれ形成されており、この
開口部200、202はコンタクト層120、128側
からミラー電極164側に向かって徐々に広がってい
る。また、各画素を分離する画素分離溝166が、画素
分離絶縁層118に達するように形成されている。そし
て、全面に絶縁膜168が形成されている。
【0009】開口部200、202の底面には、それぞ
れコンタクト層120、128に達するコンタクトホー
ルが更に形成されており、このコンタクトホール内のコ
ンタクト層120、128上には、それぞれオーミック
電極162c、162aが形成されている。
【0010】開口部200、202の外側には、図19
(b)に示すように3つの接続電極114a、114
b、114cが円柱状に形成されている。これら接続電
極114a、114b、114cは、検出信号を読み出
すための読出回路基板(図示せず)に接続するためのも
のである。
【0011】接続電極114aは、配線206によりコ
ンタクト層128上に形成されたオーミック電極162
aに接続されている。また、接続電極114cは、配線
204によりコンタクト層120上に形成されたオーミ
ック電極162cに接続されている。また、接続電極1
14bは、コンタクト層136上に形成されたオーミッ
ク電極162bに接続されている。
【0012】なお、ミラー電極164は、全面に形成さ
れているが、接続電極114a、114b、114cど
おしの短絡を回避すべく、接続電極114a、114
b、114cの周囲で分離されている。
【0013】このような光半導体装置では、読出回路基
板側から接続電極114aを介して直流バイアスが加え
られる。そして、接続電極114bを介してMQW層1
34からの出力が読出回路基板に出力され、接続電極1
14cを介してMQW層126からの出力が読出回路基
板に出力される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光半導体装置は、開口部200、202が大きく形成さ
れており、殊に下側のMQW層126に達する開口部2
00は極めて大きく形成されているため、これにより光
結合器の面積やMQW層126、134の面積が小さく
なってしまっていた。即ち、このような構造の光半導体
装置では、受光面積が極めて狭くなってしまい、十分な
感度が得られなかった。
【0015】本発明の目的は、光検出感度を向上しうる
光半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は、基板上に形
成された第1のコンタクト層と、前記第1のコンタクト
層上に形成された第1の量子井戸層と、前記第1の量子
井戸層上に形成された第2のコンタクト層と、前記第2
のコンタクト層上に、ストライプ状に形成された光結合
層と、前記光結合層表面から前記第1のコンタクト層に
達し、その上部がストライプ状にエッチングされた第1
の導電性プラグと、前記光結合層の上面及び側面、並び
に、ストライプ状にエッチングされた領域の前記第1の
導電性プラグの上面及び側面に形成され、前記基板側か
ら入射する光を反射する反射層とを有することを特徴と
する光半導体装置により達成される。これにより、導電
性プラグを用いてコンタクト層と接続電極とがそれぞれ
接続されており、導電性プラグの断面積が極めて小さい
ので、十分に広い面積の量子井戸層を確保することがで
き、高い感度を得ることができる。また、導電性プラグ
の上部も、光結合層と同様にストライプ状にエッチング
されているので、光結合器として機能することができ、
これにより光を散乱することが可能となるので、更に高
い感度を実現することが可能となる。また、導電性プラ
グがコンタクトホール内に埋め込まれているので、導電
性プラグ上に接続電極を形成することができる。したが
って、接続電極の配置位置について、設計上の自由度を
向上することができる。
【0017】また、上記の光半導体装置において、前記
基板上、前記第1のコンタクト層下に形成された第3の
コンタクト層と、前記第3のコンタクト層上、前記第1
のコンタクト層下に形成された、前記第1の量子井戸層
と光吸収特性が異なる第2の量子井戸層と、前記光結合
層表面から前記第3のコンタクト層に達し、その上部が
ストライプ状にエッチングされた第2の導電性プラグと
を更に有し、前記反射層は、ストライプ状にエッチング
された領域の前記第2の導電性プラグの上面及び側面に
も形成されていることが望ましい。
【0018】また、上記目的は、基板上に、第1のコン
タクト層を形成する工程と、前記第1のコンタクト層上
に、第1の量子井戸層を形成する工程と、前記第1の量
子井戸層上に、第2のコンタクト層を形成する工程と、
前記第2のコンタクト層上に、光結合層を形成する工程
と、前記第1のコンタクト層に達する第1のコンタクト
ホールを形成する工程と、前記第1のコンタクトホール
の内壁に第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶
縁膜が形成された前記第1のコンタクトホール内に、前
記第1のコンタクト層に接続する第1の導電性プラグを
形成する工程と、前記第1の導電性プラグの上部及び前
記光結合層をストライプ状にエッチングする工程と、前
記光結合層の上面及び側面、並びに、ストライプ状に形
成された領域の前記第1の導電性プラグの上面及び側面
に、反射層を形成する工程とを有することを特徴とする
光半導体装置の製造方法により達成される。これによ
り、導電性プラグを用いてコンタクト層と接続電極とが
それぞれ接続され、導電性プラグの断面積が極めて小さ
いので、十分に広い面積の量子井戸層を確保することが
でき、高い感度を得ることができる。また、導電性プラ
グの上部も、光結合層と同様にストライプ状にエッチン
グされるので、光結合器として機能することができ、こ
れにより光を散乱することが可能となるので、更に高い
感度を実現することが可能となる。また、導電性プラグ
がコンタクトホール内に埋め込まれているので、導電性
プラグ上に接続電極を形成することができる。したがっ
て、接続電極の配置位置について、設計上の自由度を向
上することができる。
【0019】また、上記の光半導体装置の製造方法にお
いて、前記第1のコンタクト層を形成する工程前に、前
記基板上に第3のコンタクト層を形成する工程と、前記
第3のコンタクト層上に前記第1の量子井戸層と光吸収
特性が異なる第2の量子井戸層を形成する工程とを更に
有し、前記第1のコンタクトホールを形成する工程で
は、前記第1のコンタクト層に達する第2のコンタクト
ホールをも形成し、前記第1の絶縁膜を形成する工程で
は、前記第2のコンタクトホールの底面及び内壁に前記
第1の絶縁膜を形成し、前記第1の導電性プラグを形成
する工程後、前記エッチング工程前に、前記第2のコン
タクトホールに接続された第3のコンタクトホールを前
記第3のコンタクト層に達するように形成する工程と、
前記第3のコンタクトホールの内壁に第2の絶縁膜を形
成する工程と、前記第3のコンタクトホール内に、前記
第3のコンタクト層に接続する第2の導電性プラグを形
成する工程とを更に有し、前記エッチング工程では、前
記第2の導電性プラグの上部をもストライプ状にエッチ
ングし、前記反射層を形成する工程では、前記第2の導
電性プラグの上面及び側面にも前記反射層を形成するこ
とが望ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態による光半導
体装置を図1乃至図17を用いて説明する。図1は、本
実施形態による光半導体装置のセンサ素子基板の一画素
を示す断面図及び平面図である。なお、図1(a)は、
図1(b)のA−A′線断面図である。図2は、本実施
形態による光半導体装置を示す斜視図である。図3は、
センサ素子基板と信号読出基板との接続状態を示す概念
図である。図4乃至図17は、本実施形態による光半導
体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【0021】図2に示すように、本実施形態による光半
導体装置は、読出回路基板10上に、センサ素子基板1
2が実装された構成となっている。センサ素子基板12
には、一画素に対応して3個ずつ接続電極14a、14
b、14cが設けられており、この接続電極14a、1
4b、14cにより、センサ素子基板12の各画素が読
出回路基板10に接続されている。
【0022】まず、本実施形態による光半導体装置のセ
ンサ素子基板について図1を用いて説明する。
【0023】図1に示すように、(100)のGaAs
基板16上には、膜厚900nmのi形GaAsより成
る画素分離絶縁層18が形成されている。
【0024】画素分離絶縁層18上には、膜厚100n
mのn形GaAs層より成るコンタクト層20が形成さ
れている。このコンタクト層20は、後述する導電性プ
ラグ58とMQW層26の下側とを電気的に接続するた
めのものである。
【0025】コンタクト層20上には、膜厚30nmの
n形InGaP層より成るストッパ層22が形成されて
いる。このストッパ層22は、コンタクト層20に達す
るコンタクトホール54を形成する際に、エッチングス
トッパとして機能するものである。
【0026】ストッパ層22上には、膜厚50nmのn
形GaAs層24が形成されている。
【0027】n形GaAs層24上には、膜厚40nm
のi形AlGaAs層と膜厚4nmのn形GaAs層と
が交互に20周期積層されて成る、厚さ920nmのM
QW層26が形成されている。なお、このMQW層26
を構成するi形AlGaAs層のAl組成比は、0.3
となっている。
【0028】MQW層26上には、膜厚400nmのn
形GaAs層より成るコンタクト層28が形成されてい
る。このコンタクト層28は、後述する導体プラグ50
とMQW層26の上側とを電気的に接続し、また、導体
プラグ50とMQW層34の下側とを電気的に接続する
ためのものである。
【0029】コンタクト層28上には、膜厚30nmの
n形InGaP層より成るストッパ層30が形成されて
いる。このストッパ層30は、コンタクト層28に達す
るコンタクトホール46を形成する際に、エッチングス
トッパとして機能するものである。
【0030】ストッパ層30上には、膜厚50nmのn
形GaAs層32が形成されている。
【0031】n形GaAs層32上には、膜厚40nm
のi形AlGaAs層と膜厚5nmのn形GaAs層と
が交互に20周期積層されて成る、厚さ940nmのM
QW層34が形成されている。なお、このMQW層34
を構成するi形AlGaAs層のAl組成比は、0.2
4となっている。
【0032】MQW層34上には、膜厚300nmのn
形GaAs層より成るコンタクト層36が形成されてい
る。このコンタクト層36は、後述する接続電極14b
とMQW層34の上側とを接続するためのものである。
【0033】コンタクト層36上には、膜厚5nmのi
形AlGaAs層より成るストッパ層38が形成されて
いる。このストッパ層38は、後述する表面絶縁層40
をエッチングする際のエッチングストッパとして機能す
るものである。
【0034】ストッパ層38上には、膜厚400nmの
i形GaAs層より成る表面絶縁層40が形成されてい
る。
【0035】表面絶縁層40上には、膜厚5nmのi形
AlGaAs層より成るストッパ層42が形成されてい
る。このストッパ層42は、後述する光結合層44をス
トライプ状にパターニングする際の、エッチングストッ
パとして機能するものである。
【0036】ストッパ層42上には、膜厚600nmの
i形GaAs層より成る光結合層44が形成されてい
る。光結合層44は、2.8μmの幅でストライプ状に
設けられており、そのピッチは3.5μmとなってい
る。
【0037】接続電極14aが形成されている領域の下
方には、光結合層44の上面からコンタクト層28に達
するコンタクトホール46が形成されている。コンタク
トホール46の内壁には、SiN膜より成る絶縁膜48
が形成されている。こうして内壁に絶縁膜48が形成さ
れたコンタクトホール46内には、光結合層44の上面
からコンタクト層28に達する導電性プラグ50が埋め
込まれている。
【0038】また、接続電極14cが形成されている領
域の下方には、光結合層44の上面からコンタクト層2
8に達するコンタクトホール52が形成されている。コ
ンタクトホール52の内壁には、SiN膜より成る絶縁
膜48が形成されている。そして、更に、コンタクト層
28の上面からコンタクト層20に達するコンタクトホ
ール54が延在している。絶縁膜48が形成されたコン
タクトホール52の内壁及びコンタクトホール54の内
壁には、SiN膜より成る絶縁膜56が形成されてい
る。内壁に絶縁膜48、56が形成されたコンタクトホ
ール52、54内には、光結合層44の上面からコンタ
クト層20に達する導電性プラグ58が埋め込まれてい
る。
【0039】本実施形態による光半導体装置は、光結合
層44の上面からコンタクト層28に達する導電性プラ
グ50が形成されており、また、光結合層44の上面か
らコンタクト層20に達する導電性プラグ58が形成さ
れていることに主な特徴がある。図19に示す従来の光
半導体装置では、コンタクト層120、128から光結
合層144に向かって開口部200、202の面積が徐
々に広くなっており、これによりMQW層126、13
4の面積が狭くなっていたため、高い感度を得ることが
できなかった。これに対し、本実施形態では、導電性プ
ラグ50、58を用いて、コンタクト層28、20と接
続電極14a、14cとがそれぞれ接続されており、導
電性プラグ50、58の断面積は極めて小さい。このた
め、本実施形態では、十分に広い面積のMQW層26、
34を確保することができ、高い感度を得ることができ
る。
【0040】具体的には、図19に示す従来の光半導体
装置の開口部200の径を18μm、開口部202の径
を10μmとし、本実施形態による光半導体装置の導電
性プラグ50、58の径を3μmとし、1画素を40μ
mとすると、本実施形態による光半導体装置では、従来
の光半導体装置に比べて検出電流を約40%増加するこ
とが可能となる。
【0041】また、本実施形態によれば、導電性プラグ
50、58がコンタクトホール46、52、54内に埋
め込まれているので、導電性プラグ50、58上に接続
電極14a、14cを形成することができる。したがっ
て、本実施形態によれば、接続電極14a、14cの配
置位置について、設計上の自由度を向上することができ
る。
【0042】また、接続電極14bが形成される領域の
下方には、光結合層44の上面からコンタクト層36に
達するコンタクトホール60が形成されている。コンタ
クトホール60内の、コンタクト層36上には、オーミ
ック電極62bが形成されている。また、導電性プラグ
50、58の上面にも、それぞれオーミック電極62
a、62cが形成されている。
【0043】更に、全面に、Au/Ti/Au構造の積
層膜より成るミラー電極64が形成されている。ミラー
電極64は、ストライプ状にパターニングされた光結合
層44の上面及び側面のみならず、ストライプ状にパタ
ーニングされた領域の導電性プラグ50、58の上面及
び側面にも形成されている。ミラー電極64と光結合層
44とにより光結合器が構成されており、GaAs基板
16側から入射する赤外線は、光結合器によって散乱さ
れ、MQW層26、34で吸収される。また、ストライ
プ状にパターニングされた領域の導電性プラグ50、5
8とミラー電極64とによっても、光結合器が構成され
ている。本実施形態によれば、導電性プラグ50、58
の上部も、光結合層44と同様にストライプ状にエッチ
ングされているので、光結合器として機能することがで
き、これにより光を散乱することが可能となるので、更
に高い感度を実現することが可能となる。
【0044】なお、ミラー電極64は、センサ素子基板
12のほぼ全面に形成されているが、接続電極14a、
14b、14cが互いに短絡することがないよう、適宜
分離され絶縁されている。
【0045】また、センサ素子基板12の各画素の周囲
には、隣接する画素との絶縁を図るべく、画素分離溝6
6が形成されている。
【0046】更に、全面に、膜厚500nmのSiON
膜より成る絶縁膜68が形成されている。この絶縁膜6
8は、画素分離溝66内にも形成されている。
【0047】接続電極14a、14b、14cが形成さ
れている領域の下方の絶縁膜68には、ミラー電極64
に達するコンタクトホール70が形成されている。接続
電極14a、14b、14cは、このコンタクトホール
70を介してミラー電極64に接続されている。
【0048】このようなセンサ回路基板12は、図3に
示すように、接続電極14a、14b、14cを介して
信号読出基板10に接続される。
【0049】信号読出基板10に設けられたバイアス電
源72からは、バイアス電圧が接続電極14aを介して
センサ素子基板12側に供給される。また、MQW層3
4から出力される信号は、接続電極14bを介して信号
読出基板10の信号蓄積部74に出力される。また、M
QW層26から出力される信号は、導電性プラグ58と
接続電極14cとを介して信号読出基板10の信号蓄積
部76に出力される。信号蓄積部74、76に蓄積され
た信号は、それぞれ読出回路78を介して、信号出力端
子80(図2参照)から外部に出力される。
【0050】このように、本実施形態によれば、導電性
プラグを用いてコンタクト層と接続電極とがそれぞれ接
続されており、導電性プラグの断面積が極めて小さいの
で、十分に広い面積のMQW層を確保することができ、
高い感度を得ることができる。
【0051】また、本実施形態によれば、導電性プラグ
の上部も、光結合層と同様にストライプ状にエッチング
されているので、光結合器として機能することができ、
これにより光を散乱することが可能となるので、更に高
い感度を実現することが可能となる。
【0052】また、本実施形態によれば、導電性プラグ
がコンタクトホール内に埋め込まれているので、導電性
プラグ上に接続電極を形成することができる。したがっ
て、本実施形態によれば、接続電極の配置位置につい
て、設計上の自由度を向上することができる。
【0053】(光半導体装置の製造方法)次に、本実施
形態による光半導体装置の製造方法を図4乃至図17を
用いて説明する。
【0054】まず、GaAs基板16上に、図4(a)
に示すような複数の層を、MOVPE法により順次形成
する。これらの層を形成する際の原料ガスとしては、T
EGa(TriEthyl Gallium、(C253Ga)、TM
In(TriMethyl Indium、(CH33In)、As
3、PH3を適宜用いることができる。また、ドーパン
ト原料として、SiH4を用いることができる。
【0055】まず、(100)のGaAs基板16上
に、膜厚900nmのi形GaAsより成る画素分離絶
縁層18を形成する。
【0056】次に、画素分離絶縁層18上に、膜厚10
0nmのn形GaAs層より成るコンタクト層20を形
成する。なお、ドーパント不純物としては例えばSiを
用いことができ、不純物濃度は例えば5×1017cm-3
とすることができる。
【0057】次に、コンタクト層20上に、膜厚30n
mのn形InGaP層より成るストッパ層22を形成す
る。ドーパント不純物としては、例えばSiを用いこと
ができ、不純物濃度は、例えば5×1017cm-3とする
ことができる。
【0058】次に、ストッパ層22上に、膜厚50nm
のn形GaAs層24を形成する。ドーパント不純物と
しては、例えばSiを用いことができ、不純物濃度は、
例えば5×1017cm-3とすることができる。
【0059】次に、n形GaAs層24上に、膜厚40
nmのi形AlGaAs層と膜厚4nmのn形GaAs
層とを交互に20周期形成することにより、厚さ920
nmのMQW層26を形成する。なお、このMQW層2
6に用いるi形AlGaAs層のAl組成比は、例えば
0.3とする。また、n形GaAs層に導入するドーパ
ント不純物としては、例えばSiを用いことができ、不
純物濃度は、例えば5×1017cm-3とすることができ
る。
【0060】次に、MQW層26上に、膜厚400nm
のn形GaAs層より成るコンタクト層28を形成す
る。ドーパント不純物としては、例えばSiを用いこと
ができ、不純物濃度は、例えば5×1017cm-3とする
ことができる。
【0061】次に、コンタクト層28上に、膜厚30n
mのn形InGaP層より成るストッパ層30を形成す
る。ドーパント不純物としては、例えばSiを用いこと
ができ、不純物濃度は、例えば5×1017cm-3とする
ことができる。
【0062】次に、ストッパ層30上に、膜厚50nm
のn形GaAs層32を形成する。ドーパント不純物と
しては、例えばSiを用いことができ、不純物濃度は、
例えば5×1017cm-3とすることができる。
【0063】次に、n形GaAs層上に、膜厚40nm
のi形AlGaAs層と膜厚5nmのn形GaAs層と
を交互に20周期形成して成る、厚さ940nmのMQ
W層34を形成する。なお、このi形AlGaAs層の
Al組成比は、例えば0.24とする。また、n形Ga
As層に導入するドーパント不純物としては、例えばS
iを用いことができ、不純物濃度は、例えば5×1017
cm-3とすることができる。
【0064】次に、MQW層34上に、膜厚300nm
のn形GaAs層より成るコンタクト層36を形成す
る。ドーパント不純物としては、例えばSiを用いこと
ができ、不純物濃度は、例えば5×1017cm-3とする
ことができる。
【0065】次に、コンタクト層36上に、膜厚5nm
のi形AlGaAs層より成るストッパ層38を形成す
る。
【0066】次に、ストッパ層38上に、膜厚400n
mのi形GaAs層より成る表面絶縁層40を形成す
る。
【0067】次に、表面絶縁層40上に、膜厚5nmの
i形AlGaAs層より成るストッパ層42を形成す
る。
【0068】次に、ストッパ層42上に、膜厚600n
mのi形GaAs層より成る光結合層44を形成する。
【0069】こうして、図4(a)に示すように、Ga
As基板上16に各層がエピタキシャル成長されること
となる。
【0070】次に、全面に、スピンコート法により、フ
ォトレジスト膜(図示せず)を形成する。次に、フォト
リソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜にプロセス
マーカの形状のパターンを形成する。これによりフォト
レジストマスク(図示せず)が形成される。
【0071】次に、フォトレジストマスクをマスクとし
て、光結合層44の表面から100nmの深さまでウエ
ットエッチングを行う。エッチング液としては、HFと
22とH2Oとを混合したエッチング液を用いること
ができる。
【0072】次に、フォトレジストマスクを除去する。
こうして、光結合層44にプロセスマーカ(図示せず)
が形成されることとなる。
【0073】次に、全面に、スピンコート法により、フ
ォトレジスト膜を形成する。次に、フォトリソグラフィ
技術を用い、コンタクトホール46、52を形成するた
めのパターンをフォトレジスト膜に形成する。こうし
て、フォトレジストマスク82が形成される。
【0074】次に、フォトレジストマスク82をマスク
とし、ストッパ層30をエッチングストッパとして、ド
ライエッチングを行う。エッチングガスとしては、例え
ば、SiCl4を用いることができる。これにより、ス
トッパ層30に達するコンタクトホール46、52が形
成される。
【0075】次に、コンタクトホール46、52内に露
出しているストッパ層28を、ウエットエッチングによ
りエッチングする。エッチング液としては、HClを用
いることができる(図4(b)参照)。この後、フォト
レジストマスク82を除去する。
【0076】次に、全面に、プラズマCVD法により、
膜厚200nmのSiN膜より成る絶縁膜48を形成す
る。原料ガスとしては、SiH4とNH3とを用いること
ができる。これにより、コンタクトホール46、52内
にも絶縁膜48が形成される(図5(a)参照)。
【0077】次に、全面に、スピンコート法により、フ
ォトレジスト膜を形成する。次に、フォトリソグラフィ
技術を用い、コンタクトホール46が形成された領域が
開口するフォトレジストマスク86を形成する(図5
(b)参照)。
【0078】次に、フォトレジストマスク86をマスク
として、コンタクトホール46の底部の絶縁膜48をド
ライエッチングする。エッチングガスとしては、CHF
3とC26とを用いることができる。この後、フォトレ
ジストマスク86を除去する。
【0079】次に、コンタクトホール46内に、MOV
PE法により、n形GaAs層より成る導電性プラグ5
0を選択成長する(図6(a)参照)。
【0080】次に、異方性エッチングにより、絶縁膜4
8をエッチングする。これにより、光結合層44上の絶
縁膜48と、コンタクトホール52の底部の絶縁膜48
とがエッチングされる(図6(b)参照)。
【0081】次に、全面に、スピンコート法により、フ
ォトレジスト膜を形成する。次に、フォトリソグラフィ
技術を用い、コンタクトホール52が形成された領域が
開口されたフォトレジストマスク88を形成する。
【0082】次に、フォトレジストマスク88をマスク
とし、ストッパ層22をエッチングストッパとして、ド
ライエッチングを行う。これにより、ストッパ層22に
達するコンタクトホール54が形成される。エッチング
ガスとしては、例えば、SiCl4を用いることができ
る。
【0083】次に、コンタクトホール54内に露出して
いるストッパ22層を、ウエットエッチングによりエッ
チングする。エッチング液としては、HClを用いるこ
とができる(図7(a)参照)。この後、フォトレジス
トマスクを除去する。
【0084】次に、プラズマCVD法により、膜厚20
0nmのSiN膜より成る絶縁膜56を形成する。原料
ガスとしては、SiH4とNH3とを用いることができ
る。これにより、コンタクトホール54内にも絶縁膜5
6が形成される(図7(b)参照)。
【0085】次に、全面に、スピンコート法により、フ
ォトレジスト膜を形成する。次に、フォトリソグラフィ
技術を用い、コンタクトホール54が形成された領域を
開口するフォトレジストマスク90を形成する。
【0086】次に、フォトレジストマスク90をマスク
として、コンタクトホール54の底部の絶縁膜56をド
ライエッチングする。エッチングガスとしては、CHF
3とC26とを用いることができる(図8(a)参
照)。この後、フォトレジストマスクを除去する。
【0087】次に、絶縁膜48、56が形成されたコン
タクトホール52、54内に、MOVPE法により、n
形GaAs層より成る導電性プラグ58を選択成長する
(図8(b)参照)。
【0088】次に、ドライエッチングにより、表面の絶
縁膜56をエッチングする(図9(a)参照)。
【0089】次に、全面に、スピンコート法により、フ
ォトレジスト膜を形成する。次に、フォトリソグラフィ
技術を用い、ストライプ状にパターニングし、これによ
りフォトレジストマスク92を形成する(図9(b)参
照)。
【0090】次に、フォトレジストマスク92をマスク
とし、ストッパ層42をエッチングストッパとして、光
結合層44をドライエッチングする。エッチングガスと
しては、例えばSiCl4とSF6とを用いることができ
る。
【0091】次に、ウエットエッチングにより、ストッ
パ層42をエッチングする。エッチング液としては、例
えば、NH4OHとH2Oとを混合したエッチング液を用
いることができる(図10(a)参照)。この後、フォ
トレジストマスク92を除去する。
【0092】次に、スピンコート法により、フォトレジ
スト膜を形成する。次に、フォトリソグラフィ技術を用
い、コンタクトホール60を形成するためのパターンを
フォトレジスト膜に開口する。これにより、フォトレジ
ストマスク94が形成される。次に、フォトレジストマ
スク94をマスクとし、ストッパ層38をエッチングス
トッパとして、ドライエッチングを行う。エッチングガ
スとしては、SiCl 4とSF6とを用いることができ
る。
【0093】次に、ウエットエッチングにより、ストッ
パ層38をエッチングする。エッチング液としては、例
えば、NH4OHとH2Oとを混合したエッチング液を用
いることができる(図10(b)参照)。この後、フォ
トレジストマスクを除去する。
【0094】次に、スピンコート法により、フォトレジ
スト膜を形成する。次に、フォトリソグラフィ技術を用
い、オーミック電極62a、62b、62cを形成する
ためのパターンをフォトレジスト膜に開口する。これに
より、フォトレジストマスク96が形成される(図11
(a)参照)。
【0095】次に、フォトレジストマスク96をマスク
として、全面に、蒸着法により、膜厚50nmのAuG
e/Ni/Auより成る積層膜98を形成する(図11
(b)参照)。
【0096】次に、リフトオフを行う。こうして、積層
膜98より成るオーミック電極62a、62b、62c
が形成される(図12(a)参照)。
【0097】次に、スピンコート法により、フォトレジ
スト膜を形成する。次に、フォトリソグラフィ技術を用
い、ミラー電極64を形成するためのパターンをフォト
レジスト膜に開口する。これにより、フォトレジストマ
スク100が形成される(図12(b)参照)。
【0098】次に、フォトレジストマスクをマスクとし
て、全面に、蒸着法により、膜厚200nmのAu膜、
膜厚200nmのTi膜、膜厚100nmのAu膜を順
次積層し、これによりAu/Ti/Au構造の積層膜1
02を形成する(図13(a)参照)。
【0099】次に、リフトオフを行う。こうして、積層
膜102より成るミラー電極64が形成される(図13
(b)参照)。
【0100】次に、スピンコート法により、フォトレジ
スト膜を形成する。次に、フォトリソグラフィ技術を用
い、画素分離溝66を形成するためのパターンをフォト
レジスト膜に開口する。これにより、フォトレジストマ
スク104が形成される(図14(a)参照)。
【0101】次に、フォトレジストマスク104をマス
クとし、ストッパ層30をエッチングストッパとして、
ドライエッチングを行う。エッチングガスとしては、S
iCl4を用いることができる。これにより、ストッパ
層30に達する画素分離溝66が形成される。
【0102】次に、フォトレジストマスク104をマス
クとして、ウエットエッチングによりストッパ膜30を
エッチングする。エッチング液としては、HClを用い
ることができる。
【0103】次に、フォトレジストマスク104をマス
クとし、ストッパ層22をエッチングストッパとして、
ドライエッチングを行う。エッチングガスとしては、S
iCl4を用いることができる。これにより、ストッパ
層22に達する画素分離溝66が形成される。
【0104】次に、フォトレジストマスク104をマス
クとして、ウエットエッチングによりストッパ膜22を
エッチングする。エッチング液としては、HClを用い
ることができる。
【0105】次に、フォトレジストマスク104をマス
クとして、ウエットエッチングを行う。エッチング液と
しては、HFとH22とH2Oより成るエッチング液を
用いることができる。こうして、画素分離絶縁層18の
表面から所定の深さまで、画素分離溝66が形成され
る。この後、フォトレジストマスク104を除去する
(図14(b)参照)。
【0106】次に、全面に、プラズマCVD法により、
膜厚500nmのSiON膜より成る絶縁膜68を形成
する。これにより、画素分離溝66内にも絶縁膜68が
形成される(図15(a)参照)。
【0107】次に、スピンコート法により、フォトレジ
スト膜を形成する。次に、フォトリソグラフィ技術を用
い、オーミック電極が形成された位置に対応するよう
に、フォトレジスト膜に開口部を形成する。これによ
り、フォトレジストマスク106が形成される(図15
(b)参照)。
【0108】次に、フォトレジストマスク106をマス
クとして、絶縁膜68をドライエッチングする。エッチ
ングガスとしては、CHF3とC26とを用いることが
できる。こうして、オーミック電極62a、62b、6
2cに対応して、ミラー電極64に達するコンタクトホ
ール70が形成される(図16(a)参照)。
【0109】次に、スピンコート法により、フォトレジ
スト膜を形成する。次に、フォトリソグラフィ技術を用
い、接続電極14a、14b、14cの形状の開口部を
形成する。これにより、フォトレジストマスク108が
形成される(図16(b)参照)。
【0110】次に、全面に、膜厚7μmのIn膜を蒸着
する。この後、リフトオフを行う。こうして、In膜よ
り成る接続電極14a、14b、14cが形成されるこ
ととなる(図17参照)。
【0111】(変形例)次に、本実施形態の変形例によ
る光半導体装置を図18を用いて説明する。図18は、
本実施形態の本変形例による光半導体装置を示す平面図
である。
【0112】本変形例による光半導体装置は、オーミッ
ク電極62a、62cが配線110、112を介して、
それぞれ接続電極14a、14cに接続されていること
に主な特徴がある。
【0113】図1に示す第1実施形態による光半導体装
置では、オーミック電極62a、62cの上方に位置す
るように接続電極14a、14cを形成していたが、本
変形例によれば、接続電極14a、14cをオーミック
電極62a、62cが形成された位置から離間して形成
することができる。
【0114】[変形実施形態]本発明は上記実施形態に
限らず種々の変形が可能である。
【0115】例えば、上記実施形態では、MQW層を2
つ形成した光半導体装置を例に説明したが、更に多くの
MQW層を有する光半導体装置にも適用することができ
る。
【0116】また、上記実施形態では、赤外線に反応す
る光半導体装置を例に説明したが、あらゆる波長の光に
反応する光半導体装置に適用することができる。
【0117】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、導電性プ
ラグを用いてコンタクト層と接続電極とがそれぞれ接続
されており、導電性プラグの断面積が極めて小さいの
で、十分に広い面積のMQW層を確保することができ、
高い感度を得ることができる。
【0118】また、本発明によれば、導電性プラグの上
部も、光結合層と同様にストライプ状にエッチングされ
ているので、光結合器として機能することができ、これ
により光を散乱することが可能となるので、更に高い感
度を実現することが可能となる。
【0119】また、本発明によれば、導電性プラグがコ
ンタクトホール内に埋め込まれているので、導電性プラ
グ上に接続電極を形成することができる。したがって、
本実施形態によれば、接続電極の配置位置について、設
計上の自由度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による光半導体装置のセン
サ素子基板の一画素を示す断面図及び平面図である。
【図2】本発明の一実施形態による光半導体装置を示す
斜視図である。
【図3】センサ素子基板と信号読出基板との接続状態を
示す概念図である。
【図4】本発明の一実施形態による光半導体装置の製造
方法(その1)を示す工程断面図である。
【図5】本発明の一実施形態による光半導体装置の製造
方法(その2)を示す工程断面図である。
【図6】本発明の一実施形態による光半導体装置の製造
方法(その3)を示す工程断面図である。
【図7】本発明の一実施形態による光半導体装置の製造
方法(その4)を示す工程断面図である。
【図8】本発明の一実施形態による光半導体装置の製造
方法(その5)を示す工程断面図である。
【図9】本発明の一実施形態による光半導体装置の製造
方法(その6)を示す工程断面図である。
【図10】本発明の一実施形態による光半導体装置の製
造方法(その7)を示す工程断面図である。
【図11】本発明の一実施形態による光半導体装置の製
造方法(その8)を示す工程断面図である。
【図12】本発明の一実施形態による光半導体装置の製
造方法(その9)を示す工程断面図である。
【図13】本発明の一実施形態による光半導体装置の製
造方法(その10)を示す工程断面図である。
【図14】本発明の一実施形態による光半導体装置の製
造方法(その11)を示す工程断面図である。
【図15】本発明の一実施形態による光半導体装置の製
造方法(その12)を示す工程断面図である。
【図16】本発明の一実施形態による光半導体装置の製
造方法(その13)を示す工程断面図である。
【図17】本発明の一実施形態による光半導体装置の製
造方法(その14)を示す工程断面図である。
【図18】本発明の一実施形態による光半導体装置の変
形例を示す平面図である。
【図19】従来の光半導体装置を示す断面図及び平面図
である。
【符号の説明】
10…読出回路基板 12…センサ素子基板 14a、14b、14c…接続電極 16…GaAs基板 18…画素分離絶縁層 20…コンタクト層 22…ストッパ層 24…n形GaAs層 26…MQW層 28…コンタクト層 30…ストッパ層 32…n形GaAs層 34…MQW層 36…コンタクト層 38…ストッパ層 40…表面絶縁層 42…ストッパ層 44…光結合層 46…コンタクトホール 48…絶縁膜 50…導電性プラグ 52…コンタクトホール 54…コンタクトホール 56…絶縁膜 58…導電性プラグ 60…コンタクトホール 62…オーミック電極 64…ミラー電極 66…画素分離溝 68…絶縁膜 70…コンタクトホール 72…バイアス電源 74…信号蓄積部 76…信号蓄積部 78…読出回路 80…信号出力端子 82…フォトレジストマスク 86…フォトレジストマスク 88…フォトレジストマスク 90…フォトレジストマスク 92…フォトレジストマスク 94…フォトレジストマスク 96…フォトレジストマスク 98…積層膜 100…フォトレジストマスク 102…積層膜 104…フォトレジストマスク 106…フォトレジストマスク 108…フォトレジストマスク 110…配線 112…配線 114a、114b、114c…接続電極 116…GaAs基板 118…画素分離絶縁層 120…コンタクト層 126…MQW層 128…コンタクト層 134…MQW層 136…コンタクト層 140…表面絶縁層 144…光結合層 162a、162b、162c…オーミック電極 164…ミラー電極 166…画素分離溝 168…絶縁膜 200…開口部 202…開口部 204…配線 206…配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 均 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 横山 満徳 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5F049 MA04 MB07 MB12 NA01 NB03 PA04 PA14 QA06 QA07 QA16 RA04 SE05 SE12 SE16 SS04 SZ12 WA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された第1のコンタクト層
    と、 前記第1のコンタクト層上に形成された第1の量子井戸
    層と、 前記第1の量子井戸層上に形成された第2のコンタクト
    層と、 前記第2のコンタクト層上に、ストライプ状に形成され
    た光結合層と、 前記光結合層表面から前記第1のコンタクト層に達し、
    その上部がストライプ状にエッチングされた第1の導電
    性プラグと、 前記光結合層の上面及び側面、並びに、ストライプ状に
    エッチングされた領域の前記第1の導電性プラグの上面
    及び側面に形成され、前記基板側から入射する光を反射
    する反射層とを有することを特徴とする光半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光半導体装置において、 前記基板上、前記第1のコンタクト層下に形成された第
    3のコンタクト層と、 前記第3のコンタクト層上、前記第1のコンタクト層下
    に形成された、前記第1の量子井戸層と光吸収特性が異
    なる第2の量子井戸層と、 前記光結合層表面から前記第3のコンタクト層に達し、
    その上部がストライプ状にエッチングされた第2の導電
    性プラグとを更に有し、 前記反射層は、ストライプ状にエッチングされた領域の
    前記第2の導電性プラグの上面及び側面にも形成されて
    いることを特徴とする光半導体装置。
  3. 【請求項3】 基板上に、第1のコンタクト層を形成す
    る工程と、 前記第1のコンタクト層上に、第1の量子井戸層を形成
    する工程と、 前記第1の量子井戸層上に、第2のコンタクト層を形成
    する工程と、 前記第2のコンタクト層上に、光結合層を形成する工程
    と、 前記第1のコンタクト層に達する第1のコンタクトホー
    ルを形成する工程と、 前記第1のコンタクトホールの内壁に第1の絶縁膜を形
    成する工程と、 前記第1の絶縁膜が形成された前記第1のコンタクトホ
    ール内に、前記第1のコンタクト層に接続する第1の導
    電性プラグを形成する工程と、 前記第1の導電性プラグの上部及び前記光結合層をスト
    ライプ状にエッチングする工程と、 前記光結合層の上面及び側面、並びに、ストライプ状に
    形成された領域の前記第1の導電性プラグの上面及び側
    面に、反射層を形成する工程とを有することを特徴とす
    る光半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の光半導体装置の製造方法
    において、 前記第1のコンタクト層を形成する工程前に、前記基板
    上に第3のコンタクト層を形成する工程と、前記第3の
    コンタクト層上に前記第1の量子井戸層と光吸収特性が
    異なる第2の量子井戸層を形成する工程とを更に有し、 前記第1のコンタクトホールを形成する工程では、前記
    第1のコンタクト層に達する第2のコンタクトホールを
    も形成し、 前記第1の絶縁膜を形成する工程では、前記第2のコン
    タクトホールの底面及び内壁に前記第1の絶縁膜を形成
    し、 前記第1の導電性プラグを形成する工程後、前記エッチ
    ング工程前に、前記第2のコンタクトホールに接続され
    た第3のコンタクトホールを前記第3のコンタクト層に
    達するように形成する工程と、前記第3のコンタクトホ
    ールの内壁に第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第3
    のコンタクトホール内に、前記第3のコンタクト層に接
    続する第2の導電性プラグを形成する工程とを更に有
    し、 前記エッチング工程では、前記第2の導電性プラグの上
    部をもストライプ状にエッチングし、 前記反射層を形成する工程では、前記第2の導電性プラ
    グの上面及び側面にも前記反射層を形成することを特徴
    とする光半導体装置の製造方法。
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