JP2001043901A - 密閉形鉛蓄電池の使用方法 - Google Patents
密閉形鉛蓄電池の使用方法Info
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- JP2001043901A JP2001043901A JP11218547A JP21854799A JP2001043901A JP 2001043901 A JP2001043901 A JP 2001043901A JP 11218547 A JP11218547 A JP 11218547A JP 21854799 A JP21854799 A JP 21854799A JP 2001043901 A JP2001043901 A JP 2001043901A
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- Japan
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- lead acid
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ペースト式正極板、ペースト式負極板及びリテ
ーナを用いた密閉形鉛蓄電池において、電解液の成層化
現象を抑制することによって寿命性能を向上させる。 【解決手段】密閉形鉛蓄電池の上下の位置を反転させて
使用する。上下の位置を反転させる頻度は、50〜200サ
イクルごとにする。
ーナを用いた密閉形鉛蓄電池において、電解液の成層化
現象を抑制することによって寿命性能を向上させる。 【解決手段】密閉形鉛蓄電池の上下の位置を反転させて
使用する。上下の位置を反転させる頻度は、50〜200サ
イクルごとにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉形鉛蓄電池の
使用方法に関するものである。
使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】密閉形鉛蓄電池は安価で信頼性が高いと
いう特徴を有するため、無停電電源装置や電力貯蔵用に
使用されている。最近、これらに用いられる密閉形鉛蓄
電池の長寿命化が強く要求されている。これらの密閉形
鉛蓄電池は、一般的にペースト式正極板及びペースト式
負極板を用い、リテーナを介して積層して極板群を作製
し、該極板群を電槽に挿入して作成するものである。そ
して、密閉形鉛蓄電池は、ペースト式正極板、ペースト
式負極板及びリテーナのそれぞれに、希硫酸電解液を染
み込ませた状態で使用している。
いう特徴を有するため、無停電電源装置や電力貯蔵用に
使用されている。最近、これらに用いられる密閉形鉛蓄
電池の長寿命化が強く要求されている。これらの密閉形
鉛蓄電池は、一般的にペースト式正極板及びペースト式
負極板を用い、リテーナを介して積層して極板群を作製
し、該極板群を電槽に挿入して作成するものである。そ
して、密閉形鉛蓄電池は、ペースト式正極板、ペースト
式負極板及びリテーナのそれぞれに、希硫酸電解液を染
み込ませた状態で使用している。
【0003】しかしながら、このような密閉形鉛蓄電池
の使用を続けると、極板群が垂直に配置されている場合
に限らず、極板群が水平に配置されている場合でも、当
該極板群の上部に染み込んでいる希硫酸電解液の濃度に
比べて、下部に染み込んでいる希硫酸電解液の濃度が高
くなる現象、すなわち、電解液の成層化現象が認められ
る。そして、この成層化現象が起こると、密閉形鉛蓄電
池の特性が低下して、寿命が短くなることが知られてい
る。そして、上下方向の寸法が長いほど、また使用する
電極板やリテーナが厚いほど、電解液の成層化現象が起
こりやすいことが知られている。
の使用を続けると、極板群が垂直に配置されている場合
に限らず、極板群が水平に配置されている場合でも、当
該極板群の上部に染み込んでいる希硫酸電解液の濃度に
比べて、下部に染み込んでいる希硫酸電解液の濃度が高
くなる現象、すなわち、電解液の成層化現象が認められ
る。そして、この成層化現象が起こると、密閉形鉛蓄電
池の特性が低下して、寿命が短くなることが知られてい
る。そして、上下方向の寸法が長いほど、また使用する
電極板やリテーナが厚いほど、電解液の成層化現象が起
こりやすいことが知られている。
【0004】なお、特開平4-366546号公報では、使用す
るリテーナの孔径を規定し、毛管現象を利用することに
よって電解液の成層化現象を抑え、密閉形鉛蓄電池を長
寿命化する試みがされている。しかしながら、大型の密
閉形鉛蓄電池では、リテーナの孔径を最適化するのみで
は電解液の成層化現象の防止には十分でないことが明ら
かになってきた。
るリテーナの孔径を規定し、毛管現象を利用することに
よって電解液の成層化現象を抑え、密閉形鉛蓄電池を長
寿命化する試みがされている。しかしながら、大型の密
閉形鉛蓄電池では、リテーナの孔径を最適化するのみで
は電解液の成層化現象の防止には十分でないことが明ら
かになってきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、密閉
形鉛蓄電池において、電解液の成層化現象を抑制するこ
とによって、長寿命化する方法を提供することにある。
形鉛蓄電池において、電解液の成層化現象を抑制するこ
とによって、長寿命化する方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、第一の発明は、ペースト式正極板、ペースト式
負極板及びリテーナを積層して作成する極板群より構成
される密閉形鉛蓄電池の使用方法において、前記密閉形
鉛蓄電池の上下の位置を反転させながら使用することを
特徴とし、第二の発明は、前記密閉形鉛蓄電池は、前記
極板群が水平になるように配置されていることを特徴と
し、第三の発明は、前記密閉形鉛蓄電池の上下の位置
を、50〜200サイクルごとに反転させて使用することを
特徴としている。
ために、第一の発明は、ペースト式正極板、ペースト式
負極板及びリテーナを積層して作成する極板群より構成
される密閉形鉛蓄電池の使用方法において、前記密閉形
鉛蓄電池の上下の位置を反転させながら使用することを
特徴とし、第二の発明は、前記密閉形鉛蓄電池は、前記
極板群が水平になるように配置されていることを特徴と
し、第三の発明は、前記密閉形鉛蓄電池の上下の位置
を、50〜200サイクルごとに反転させて使用することを
特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、従来から使用されてい
る密閉形鉛蓄電池の上下の位置を、反転させながら使用
するものである(図1)。従来から使用されている電圧
が2V、定格容量が200Ahの密閉形鉛蓄電池を用い、極板
群1が水平になるように配置して実施した。なお、密閉
形鉛蓄電池では、放電量の105〜110%を充電すると長寿
命化できることが知られている。そこで、本実施例で
は、放電量の約109%を充電することにした。
る密閉形鉛蓄電池の上下の位置を、反転させながら使用
するものである(図1)。従来から使用されている電圧
が2V、定格容量が200Ahの密閉形鉛蓄電池を用い、極板
群1が水平になるように配置して実施した。なお、密閉
形鉛蓄電池では、放電量の105〜110%を充電すると長寿
命化できることが知られている。そこで、本実施例で
は、放電量の約109%を充電することにした。
【0008】前記した密閉形鉛蓄電池の試験は、すべて
周囲温度が25℃の雰囲気でした。作製した密閉形鉛蓄電
池を、35Aで理論容量の300%を充電して電槽化成をした
後、35Aで放電(放電終止電圧:1.6V)して、初期の放
電容量を測定する。そして、初期の放電容量を測定した
後に、以下の条件で寿命試験をした。
周囲温度が25℃の雰囲気でした。作製した密閉形鉛蓄電
池を、35Aで理論容量の300%を充電して電槽化成をした
後、35Aで放電(放電終止電圧:1.6V)して、初期の放
電容量を測定する。そして、初期の放電容量を測定した
後に、以下の条件で寿命試験をした。
【0009】すなわち、前記密閉形鉛蓄電池は、満充電
をした後に35Aで4時間放電し、その後、35Aで4時間充電
し、さらに4Aで3時間充電する充放電パターンをして、1
サイクルの充放電として繰り返した。そして、50サイク
ルごとに、35Aで放電(放電終止電圧:1.6V)して放電
容量を測定し、該放電容量が前記初期の放電容量の70%
になった時点をもって、密閉形鉛蓄電池の寿命とした。
をした後に35Aで4時間放電し、その後、35Aで4時間充電
し、さらに4Aで3時間充電する充放電パターンをして、1
サイクルの充放電として繰り返した。そして、50サイク
ルごとに、35Aで放電(放電終止電圧:1.6V)して放電
容量を測定し、該放電容量が前記初期の放電容量の70%
になった時点をもって、密閉形鉛蓄電池の寿命とした。
【0010】
【実施例】(比較例)前記密閉形鉛蓄電池の上下の位置
を反転させないで、上記した条件で寿命試験をした。
を反転させないで、上記した条件で寿命試験をした。
【0011】(実施例1〜4)前記密閉形鉛蓄電池の上
下の位置を、それぞれ50、100、200、500サイクルごと
に反転させて、上記した条件で寿命試験をした。
下の位置を、それぞれ50、100、200、500サイクルごと
に反転させて、上記した条件で寿命試験をした。
【0012】表1に、密閉形鉛蓄電池のサイクル寿命試
験結果を示す。表1より、本発明を用いると密閉形鉛蓄
電池のサイクル寿命を向上させることができる。すなわ
ち、本発明を用いると、成層化現象を抑制できるため、
サイクル寿命が向上したものと考えられる。また、前記
密閉形鉛蓄電池の上下を反転させる頻度は、50〜200サ
イクルごとに行うことが好ましいことがわかる。なお、
密閉形鉛蓄電池の上下を反転させることによる寿命特性
向上の効果は、極板群が水平になるように配置されてい
る場合のほか、極板群が水直になるように配置されてい
る場合にも認められた。
験結果を示す。表1より、本発明を用いると密閉形鉛蓄
電池のサイクル寿命を向上させることができる。すなわ
ち、本発明を用いると、成層化現象を抑制できるため、
サイクル寿命が向上したものと考えられる。また、前記
密閉形鉛蓄電池の上下を反転させる頻度は、50〜200サ
イクルごとに行うことが好ましいことがわかる。なお、
密閉形鉛蓄電池の上下を反転させることによる寿命特性
向上の効果は、極板群が水平になるように配置されてい
る場合のほか、極板群が水直になるように配置されてい
る場合にも認められた。
【0013】
【表1】
【0014】
【発明の効果】本発明により、密閉形鉛蓄電池の上下方
向を反転させて使用することによって、その寿命性能を
大幅に向上させることができる。したがって、本発明
は、密閉形鉛蓄電池の構造を変えることなく、長寿命化
できるため優れたものである。
向を反転させて使用することによって、その寿命性能を
大幅に向上させることができる。したがって、本発明
は、密閉形鉛蓄電池の構造を変えることなく、長寿命化
できるため優れたものである。
【図1】密閉形鉛蓄電池の使用方法の概略図である。
1:極板群、 2:電槽
Claims (3)
- 【請求項1】ペースト式正極板、ペースト式負極板及び
リテーナを積層して作成する極板群より構成される密閉
形鉛蓄電池の使用方法において、前記密閉形鉛蓄電池の
上下の位置を反転させながら使用することを特徴とする
密閉形鉛蓄電池の使用方法。 - 【請求項2】前記密閉形鉛蓄電池は、前記極板群が水平
になるように配置されていることを特徴とする請求項1
記載の密閉形鉛蓄電池の使用方法。 - 【請求項3】前記密閉形鉛蓄電池の上下の位置を、50〜
200サイクルごとに反転させて使用することを特徴とす
る請求項1又は2記載の密閉形鉛蓄電池の使用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11218547A JP2001043901A (ja) | 1999-08-02 | 1999-08-02 | 密閉形鉛蓄電池の使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11218547A JP2001043901A (ja) | 1999-08-02 | 1999-08-02 | 密閉形鉛蓄電池の使用方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001043901A true JP2001043901A (ja) | 2001-02-16 |
Family
ID=16721657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11218547A Pending JP2001043901A (ja) | 1999-08-02 | 1999-08-02 | 密閉形鉛蓄電池の使用方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001043901A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020013663A (ja) * | 2018-07-17 | 2020-01-23 | 株式会社エンビジョンAescエナジーデバイス | 蓄電池管理方法、蓄電池管理装置及び蓄電池管理プログラム |
-
1999
- 1999-08-02 JP JP11218547A patent/JP2001043901A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020013663A (ja) * | 2018-07-17 | 2020-01-23 | 株式会社エンビジョンAescエナジーデバイス | 蓄電池管理方法、蓄電池管理装置及び蓄電池管理プログラム |
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