JP2001042720A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001042720A
JP2001042720A JP11218147A JP21814799A JP2001042720A JP 2001042720 A JP2001042720 A JP 2001042720A JP 11218147 A JP11218147 A JP 11218147A JP 21814799 A JP21814799 A JP 21814799A JP 2001042720 A JP2001042720 A JP 2001042720A
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英次 志村
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淳憲 北澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体の表面およびこれと当接しているブ
レードの先端縁が紙粉等で削られてしまうことがないよ
うにする。 【解決手段】 トナー像を担持する回転体である像担持
体10の表面に接触して像担持体上のトナー像が転写さ
れた後に像担持体上に残留しているトナーを掻き取るブ
レード21と、像担持体とブレードとの接触部Cよりも
下方において像担持体に接触しブレードで掻き取られた
トナーをすくうすくいシート22とを備え、ブレードで
掻き取られたトナーを像担持体の表面11に摺接可能に
堆積させる堆積用部材23bがすくいシートと一体的に
設けられた薄板状部材で構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術を用
いて画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機
等の画像形成装置に関する。特に、そのトナー像を担持
する像担持体上の残留トナーを除去するクリーニングブ
レード(以下、単にブレードともいう)を用いたクリー
ニング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真技術を用いた画像形成
装置は、外周面に感光層を有する感光体(像担持体の一
例)と、この感光体の外周面を一様に帯電させる帯電手
段と、この帯電手段により一様に帯電させられた外周面
を選択的に露光して静電潜像を形成する露光手段と、こ
の露光手段により形成された静電潜像に現像剤であるト
ナーを付与して可視像(トナー像)とする現像手段と、
この現像手段により現像されたトナー像を用紙等の転写
媒体に転写させる転写手段と、感光体の表面に接触し
て、転写後に感光体の外周面に残存しているトナー(残
留トナー)を掻き取って除去するクリーニングブレード
を用いたクリーニング装置とを有している。なお、転写
手段としては、感光体上のトナー像を用紙等の記録媒体
に転写するために、感光体上に形成されたトナー像が転
写(一次転写)されてこれを担持し、このトナー像をさ
らに記録媒体に転写(二次転写)する中間転写体(像担
持体の一例)を備えたものも知られており、この中間転
写体にも、トナー像転写後にその表面に残存しているト
ナー(残留トナー)を掻き取って除去するクリーニング
ブレードが設けられる。
【0003】従来のクリーニング装置として、図4
(a)あるいは(b)に示すように、矢印A方向へ回転
する像担持体1とクリーニングブレード3との接触部C
の下方のスペースSにトナーを堆積させ、この堆積した
トナー像担持体1の表面に摺接させることによって、紙
から析出した各種異物を除去しようとしたものが知られ
ている(特開平1−161288号公報)。この従来の
クリーニング装置によれば、堆積されたトナーが像担持
体1の表面と摺接することで各種異物が除去されるの
で、像担持体の表面に付着してすくいシート4をすり抜
けた紙粉等も、堆積されたトナーで捕捉されるようにし
て除去されることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のクリー
ニング装置では、図4(a)(b)から明らかなよう
に、トナーを堆積させるための滞留壁5は、比較的肉厚
であり、あるいはまたすくいシート4と離間した状態で
設けられているので振動し難い。したがって、堆積され
たトナーがその堆積領域内において移動し難いため、堆
積されたトナーで捕捉された紙粉等も移動し難く、捕捉
された位置すなわち像担持体1の表面に接する位置にと
どまりやすい。このため、この紙粉等によって像担持体
1の表面が削られてしまうおそれがあった。また、堆積
されたトナーがその堆積領域内において振動し難いた
め、捕捉された紙粉等と像担持体表面との間にトナーが
入り込み難い。したがって、堆積されたトナーで一旦捕
捉された紙粉は、上述したように移動し難い状態であり
ながらも徐々に像担持体表面に沿って(像担持体の表面
に付着したような状態となって)移動し、最終的にはこ
れがクリーニングブレードと像担持体との接触部に達し
て、像担持体の表面およびこれと当接しているブレード
の先端縁が紙粉等で削られてしまうおそれがあった。
【0005】本発明の目的は、以上のような問題を解決
し、像担持体の表面およびこれと当接しているブレード
の先端縁が紙粉等で削られてしまうおそれが少ない画像
形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の画像形成装置は、トナー像を担持する
回転体である像担持体と、この像担持体の表面に接触し
て、像担持体上のトナー像が転写された後に像担持体上
に残留しているトナーを掻き取るクリーニングブレード
と、像担持体とクリーニングブレードとの接触部よりも
下方において像担持体に接触し、前記クリーニングブレ
ードで掻き取られたトナーをすくうすくいシートとを備
えた画像形成装置であって、前記クリーニングブレード
で掻き取られたトナーを前記像担持体の表面に摺接可能
に堆積させる堆積用部材が設けられており、この堆積用
部材が前記すくいシートと一体的に設けられた薄板状部
材で構成されていることを特徴とする。請求項2記載の
画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置におい
て、前記堆積用部材は、上方に向かって徐々に像担持体
表面との間隔が大きくなるように構成されていることを
特徴とする。請求項3記載の画像形成装置は、請求項1
または2記載の画像形成装置において、前記堆積用部材
の表面粗さRzが、トナー粒径の1/5以下であること
を特徴とする。なお、「トナー粒径」とは、この画像形
成装置で使用されるトナーの個数平均粒径という意味で
ある。請求項4記載の画像形成装置は、請求項1,2,
または3記載の画像形成装置において、前記すくいシー
トの表面粗さRzが、トナー粒径の1/5以下であるこ
とを特徴とする。請求項5記載の画像形成装置は、請求
項1,2,3,または4記載の画像形成装置において、
前記堆積用部材が、トナーを所定帯電極性に帯電させる
材料で構成されていることを特徴とする。請求項6記載
の画像形成装置は、請求項1,2,3,4,または5記
載の画像形成装置において、前記すくいシートが、トナ
ーを所定帯電極性に帯電させる材料で構成されているこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用効果】請求項1記載の画像形成装置によれば、ト
ナー像を担持する回転体である像担持体上のトナー像が
転写された後に像担持体上に残留しているトナーが、像
担持体の表面に接触するクリーニングブレードによって
掻き取られて除去され、この掻き取られたトナーがすく
いシートですくわれる。また、前記クリーニングブレー
ドで掻き取られたトナーを前記像担持体の表面に摺接可
能に堆積させる堆積用部材が設けられているので、この
堆積用部材によって堆積されたトナーによって、像担持
体の表面に付着している紙粉等がブレードとの接触部に
達する前に捕捉されるようにして除去されることとな
る。そして、この請求項1記載の画像形成装置によれ
ば、前記堆積用部材が前記すくいシートと一体的に設け
られた薄板状部材で構成されているので、次のような作
用効果が得られる。すなわち、すくいシートは像担持体
に接触しているので、像担持体の回転に応じて微振動す
る。この微振動は、すくいシートに一体的に設けられて
いる堆積用部材にも伝達される。そして、堆積用部材は
薄板状部材で構成されているので、堆積用部材も微振動
することとなる。堆積用部材の作用で堆積されたトナー
は、像担持体の表面に摺接可能となっているので、像担
持体の回転方向に応じて循環移動可能であるが、この
際、上記すくいシートおよび堆積用部材の微振動の作用
によって、堆積されたトナーも微振動し、これら微振動
の作用でトナーの循環移動が促進されるとともに、捕捉
された紙粉等と像担持体表面との間にトナーが入り込み
易くなる。したがって、堆積されたトナーで捕捉された
紙粉等も、像担持体表面との間にトナーが入り込むこと
で移動し易くなり、捕捉された位置すなわち像担持体の
表面に接する位置から離れやすくなる。よって、この紙
粉等で像担持体の表面が削られてしまうおそれが少なく
なる。また、捕捉された紙粉等と像担持体表面との間に
トナーが入り込み易くなるので、堆積されたトナーで一
旦捕捉された紙粉等が、像担持体表面に沿って(像担持
体の表面に付着したような状態となって)移動するとい
う事態が生じ難くなる。したがって、一旦捕捉された紙
粉等がクリーニングブレードと像担持体との接触部に達
するという事態が生じ難くなり、結果として、像担持体
の表面およびこれと当接しているブレードの先端縁が削
られてしまうおそれが少なくなる。以上のように、この
請求項1記載の画像形成装置によれば、像担持体の表面
およびこれと当接しているブレードの先端縁が紙粉等で
削られてしまうおそれが少なくなる。しかも、堆積され
たトナーのうち、余剰のトナー(堆積用部材によって堆
積されきれなくなったトナー)は、堆積用部材を乗り越
えるようにして溢れ出すこととなるが、堆積されたトナ
ーが微少振動しつつ循環移動することで、堆積されたト
ナーの上部には、概してトナーよりも大粒径の紙粉等が
集まりやすくなるため、この紙粉等が優先的に溢れ出す
こととなる。したがって、紙粉等が、像担持体の表面と
接する頻度および、クリーニングブレードと像担持体と
の接触部に達するおそれが一層少なくなり、結果とし
て、像担持体の表面およびこれと当接しているブレード
の先端縁が削られてしまうおそれが一層少なくなる。
【0008】請求項2記載の画像形成装置によれば、請
求項1記載の画像形成装置において、前記堆積用部材
が、上方に向かって徐々に像担持体表面との間隔が大き
くなるように構成されているので、前述したトナーの循
環移動が効率よくなされることとなる。したがって、紙
粉等が、像担持体の表面と接する頻度および、クリーニ
ングブレードと像担持体との接触部に達するおそれがよ
り一層少なくなり、結果として、像担持体の表面および
これと当接しているブレードの先端縁が削られてしまう
おそれがより一層少なくなる。しかも、堆積用部材が、
上方に向かって徐々に像担持体表面との間隔が大きくな
るように構成されている結果として、下方においては像
担持体表面との間隔が小さくなっており、その分、画像
形成装置の使用初期においてトナーが速やかに堆積され
ることとなる。請求項3記載の画像形成装置によれば、
請求項1または2記載の画像形成装置において、前記堆
積用部材の表面粗さRzが、トナー粒径の1/5以下と
なっているので、堆積用部材の表面をトナーが移動し易
くなり、堆積されたトナーの循環効率がさらに向上す
る。したがって、紙粉等が、像担持体の表面と接する頻
度および、クリーニングブレードと像担持体との接触部
に達するおそれがより一層少なくなり、結果として、像
担持体の表面およびこれと当接しているブレードの先端
縁が削られてしまうおそれがより一層少なくなる。請求
項4記載の画像形成装置によれば、請求項1,2,また
は3記載の画像形成装置において、前記すくいシートの
表面粗さRzが、トナー粒径の1/5以下となっている
ので、すくいシートの表面をトナーが移動し易くなり、
堆積されたトナーの循環効率がさらに向上する。したが
って、紙粉等が、像担持体の表面と接する頻度および、
クリーニングブレードと像担持体との接触部に達するお
それがより一層少なくなり、結果として、像担持体の表
面およびこれと当接しているブレードの先端縁が削られ
てしまうおそれがより一層少なくなる。請求項5記載の
画像形成装置によれば、請求項1,2,3,または4記
載の画像形成装置において、前記堆積用部材が、トナー
を所定帯電極性に帯電させる材料で構成されているの
で、さらに次のような作用効果が得られる。すなわち、
像担持体上のトナー像が転写された後に像担持体上に残
留しているトナー(残留トナー)は、ある極性に帯電さ
れたものと、それとは逆極性となったものとが混在した
状態となっている。したがってこれを放置した場合に
は、トナー同士の吸着力によって、上述したようにして
堆積されたトナーの循環効率が低下するおそれがある。
これに対し、この請求項5記載の画像形成装置によれ
ば、前記堆積用部材が、トナーを所定帯電極性に帯電さ
せる材料で構成されているので、堆積されたトナーが堆
積用部材と接触しあるいは摺接することによって、同極
性にそろえられることとなる。したがって、堆積された
トナーの循環効率がさらに向上し、紙粉等が、像担持体
の表面と接する頻度および、クリーニングブレードと像
担持体との接触部に達するおそれがより一層少なくな
り、結果として、像担持体の表面およびこれと当接して
いるブレードの先端縁が削られてしまうおそれがより一
層少なくなる。請求項6記載の画像形成装置によれば、
請求項1,2,3,4,または5記載の画像形成装置に
おいて、前記すくいシートが、トナーを所定帯電極性に
帯電させる材料で構成されているので、像担持体表面に
付着している残留トナーがすくいシートとの間をすり抜
ける際に、また、堆積された後にすくいシートと(請求
項5の構成と組み合わせた場合には堆積用部材にも)接
触しあるいは摺接することによって、同極性にそろえら
れることとなる。したがって、堆積されたトナーの循環
効率がさらに向上し、紙粉等が、像担持体の表面と接す
る頻度および、クリーニングブレードと像担持体との接
触部に達するおそれがより一層少なくなり、結果とし
て、像担持体の表面およびこれと当接しているブレード
の先端縁が削られてしまうおそれがより一層少なくな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 <第1の実施の形態>図1は本発明に係る画像形成装置
の第1の実施の形態を示す概略正断面図、図2(a)は
その要部の拡大図、図2(b)はすくいシートおよび堆
積用部材の拡大図である。
【0010】この画像形成装置は、イエロー(Y)、シ
アン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色の
トナーによる現像器を用いてフルカラー画像を形成する
ことのできる装置である。
【0011】図1において、10は像担持体としての感
光体であり、図示しない適宜の駆動手段によって図示矢
印方向に回転駆動される。感光体10の周りには、その
回転方向に沿って、帯電手段としての帯電ローラ12、
現像手段としての現像ローラ13(Y,C,M,K)、
中間転写装置30、およびクリーニング装置20が配置
されている。
【0012】帯電ローラ12は、感光体10の外周面に
当接して外周面を一様に帯電させる。一様に帯電した感
光体10の外周面には、図示しない露光ユニットによっ
て所望の画像情報に応じた選択的な露光Lがなされ、こ
の露光Lによって感光体10上に静電潜像が形成され
る。この静電潜像は、現像ローラ13でトナーが付与さ
れて現像される。この実施の形態では、現像ローラとし
て、イエロー用の現像ローラ13Y、シアン用の現像ロ
ーラ13C、マゼンタ用の現像ローラ13M、およびブ
ラック用の現像ローラ13Kが設けられている。これら
現像ローラ13Y,13C,13M,13Kは、選択的
に感光体10に当接し得るようになっており、当接した
とき、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのうちの
いずれかのトナーを感光体10の表面に付与して感光体
10上の静電潜像を現像する。現像されたトナー像は、
後述する中間転写体としての中間転写ベルト36上に転
写(一次転写部Tr1参照)される。
【0013】クリーニング装置20は、上記転写後に、
感光体10の外周面に残留し付着しているトナー(残留
トナー)を掻き取る感光体用ブレード(クリーニングブ
レード)21と、このブレード21によって掻き取ら
れ、落下するトナー(T)をすくうすくいシート22
と、落下するトナーを堆積させる堆積部23と、この堆
積部23から溢れ出したトナーを受ける受け部24と、
この受け部24内のトナーを図示しない廃トナーボトル
に搬送するスクリュー25と、ケース26とを備えてい
る。
【0014】ブレード21は、その上部がブレードホル
ダ27に固定されている。ブレードホルダ27は、その
両端(紙面と直交する方向における両端)が軸27a,
27a(一方のみ図示)によってケース26の側部26
a,26a(一方のみ図示)に対して揺動可能に取り付
けられている。ケース26とブレードホルダ27との間
には、ブレード付勢バネ(圧縮コイルバネ)28が設け
られており、このブレード付勢バネ28の付勢力および
ブレード21自身の弾性力によってブレード21の先端
部(縁部)21aが感光体10の表面に接触するように
なっている。すくいシート22は、ブレード21と感光
体10との接触部Cよりも下方において感光体10に接
触し、ブレード21で掻き取られたトナーをすくうよう
になっている。
【0015】図2に明示するように、この実施の形態に
おける堆積部23は、感光体10の表面11と、前記す
くいシート22と、このすくいシート22に対して一体
的に設けられた薄板状の堆積用部材23bとで形成され
ており、この堆積部23によって、クリーニングブレー
ド21で掻き取られたトナーTを感光体10の表面11
に摺接可能に堆積させるようになっている。すくいシー
ト22および堆積用部材23bは紙面と直交する方向に
伸びており、堆積部23は感光体10とブレード21と
の接触部Cの下方全長に亘って設けられている。堆積用
部材23bの上端23cとブレード21との間には間隔
23dが形成されており、この間隔23dを通じて、前
記堆積部23に堆積されたトナーTのうち余分なトナー
が前記受け部24へと溢れ出すようになっている。
【0016】この実施の形態における堆積用部材23b
は、図2(b)にも示すように、その下部23b1が、
すくいシート22の下部22aに対して接着層(例えば
接着剤)29aで一体的に設けられており、これらすく
いシート22および堆積用部材23bが、前記接着層2
9aよりも短い(図2の上下方向(像担持体10の回転
方向)において短い)接着層29bでケース26の取付
面26bに固着されている。ケース26に対する接着層
29bが、すくいシート22と堆積用部材23bとを固
着している接着層29aよりも短く構成されていること
で、すくいシート22と堆積用部材23bとの固着部の
うちの一部は、ケース26によってはバックアップされ
ていない部分となる。すなわち、接着層29aの長さを
H1,接着層29bの長さをH2とすると、すくいシー
ト22と堆積用部材23bとの固着部のうちの一部であ
るH3(=H1−H2)部分は、ケース26によっては
バックアップされていない部分となる。このH3部分
は、図2(a)に示すようにすくいシート22および堆
積用部材23bがケース26に固着され、すくいシート
22が感光体10と接触して感光体10の回転に応じて
微振動した際、その振動を堆積用部材23bに伝達する
振動伝達部を形成する。すなわち、すくいシート22の
微振動は、振動伝達部H3を通じて堆積用部材23bに
も伝達され、堆積用部材23bも微振動することとな
り、結果として堆積されたトナーTも微振動することと
なる。堆積用部材23bの作用で堆積されたトナーT
は、図2(a)に矢印aで示すように、感光体10の回
転方向(図2(a)において反時計方向)に応じて時計
方向に循環移動することとなるが、この際、上記微振動
の作用によって、トナーが循環移動しやすくなる。ま
た、堆積したトナーTが循環する過程で、堆積部23に
収容されきれなくなった余剰のトナーは、矢印a1で示
すように前記受け部24へと溢れ出すこととなるが、感
光体10,すくいシート22,堆積用部材23b、およ
び堆積されたトナーが上述したように微振動しているこ
とによって、堆積部23の上部には、概してトナーより
も大径である紙粉等の異物が集まりやすくなる。したが
って、矢印a1で示したように受け部24へと溢れ出す
トナーとともに、紙粉等の異物が優先的に溢れ出すこと
となる。
【0017】この実施の形態の堆積用部材23bは、上
方に向かって徐々に感光体表面との間隔が大きくなるよ
うに構成されており、すくいシート22と堆積用部材2
3bとの一体部品は略Y字型を呈している。また、この
実施の形態におけるすくいシート22および堆積用部材
23bの表面粗さRzは、トナー粒径の1/5以下とな
るように構成してある。さらに、すくいシート22およ
び堆積用部材23bの摩擦帯電系列は、トナーを所定帯
電極性に帯電させる方向となるように、その材料を選択
してある。すなわち、すくいシート22および堆積用部
材23bは、トナーを所定帯電極性に帯電させる材料で
構成されている。なお、ケース26は、硬質材料、例え
ば硬質の合成樹脂で構成されている。
【0018】以上のようなクリーニング装置は、ケース
26によってユニットとして構成されており、画像形成
装置本体の図示しないフレームに着脱可能に取り付けら
れている。
【0019】中間転写装置30は、駆動ローラ31と、
4本の従動ローラ32,33,34,35と、これら各
ローラに張架された中間転写体としての無端状の中間転
写ベルト36と、二次転写ローラ37と、クリーニング
手段38とを有している。
【0020】駆動ローラ31は、その端部に固定された
図示しない歯車が、感光体10の駆動用歯車(図示せ
ず)と噛み合うことによって、感光体10と略同一の周
速で回転駆動され、したがって中間転写ベルト36が感
光体10と略同一の周速で図示矢印方向に循環駆動され
る。従動ローラ35は、一次転写ローラであり、中間転
写ベルト36を介して感光体10に圧接されていて、こ
の圧接部において感光体10と中間転写ベルト36との
間に一次転写部Tr1を形成している。駆動ローラ31
には、中間転写ベルト36を介して図示しない電極ロー
ラが配置され、その電極ローラを介して、中間転写ベル
ト36に一次転写電圧が印加されるようになっている。
従動ローラ32はテンションローラであり、図示しない
付勢手段によって中間転写ベルト36をその張り方向に
付勢している。従動ローラ33は、二次転写部Tr2を
形成するバックアップローラである。このバックアップ
ローラ33には、中間転写ベルト36を介して二次転写
ローラ37が対向配置される。二次転写ローラ37は、
図示しない接離機構により中間転写ベルト36に対して
接離可能である。二次転写ローラ37には、二次転写電
圧が印加される。従動ローラ34は、クリーニング手段
38のためのバックアップローラである。クリーニング
手段38は、中間転写ベルト36と接触してその外周面
に残留し付着しているトナー(二次転写残留トナー)を
掻き取る中間転写体用ブレードで構成されている。この
中間転写体用ブレードは図示しない接離機構によって中
間転写ベルト36に対して接離可能となっている。な
お、中間転写体用ブレード38によって掻き落とされた
トナーは、図示しない受け部によって受けられ、図示し
ないスクリューで廃トナーボトルへと搬送される。
【0021】中間転写ベルト36が循環駆動される過程
で、一次転写部Tr1において、感光体10上のトナー
像が中間転写ベルト36上に転写され、中間転写ベルト
36上に転写されたトナー像は、二次転写部Tr2にお
いて、二次転写ローラ37との間に供給される転写対象
である用紙等の記録媒体Pに転写される。記録媒体P
は、図示しない給紙装置から給送され、所定のタイミン
グで二次転写部Tr2に供給される。
【0022】以上のような画像形成装置全体の作動は次
の通りである。 (i)図示しないホストコンピュータ等(パーソナルコ
ンピュータ等)からの印字指令信号(画像形成信号)が
画像形成装置の制御部に入力されると、テンションロー
ラ32の作動で中間転写ベルト36が張架状態となり、
図示しない駆動手段によって感光体10、現像ローラ1
3、および中間転写ベルト36が回転駆動される。 (ii)感光体10の外周面が帯電ローラ12によって
一様に帯電される。 (iii)一様に帯電した感光体10の外周面に、図示
しない露光ユニットによって第1色目(例えばマゼンタ
(M))の画像情報に応じた選択的な露光Lがなされ、
マゼンタ用の静電潜像が形成される。 (iv)感光体10には、第1色目(例えばマゼンタ)
用の現像ローラ13Mのみが接触し、これによって上記
静電潜像が現像され、第1色目(例えばマゼンタ)のト
ナー像が感光体10上に形成される。 (v)中間転写ベルト36には上記トナーの帯電極性と
逆極性の一次転写電圧が印加され、感光体10上に形成
されたトナー像が、一次転写部Tr1すなわち、感光体
10と中間転写ベルト36との圧接部Tr1において中
間転写ベルト36上に転写される。このとき、二次転写
ローラ37およびクリーニング手段38は、中間転写ベ
ルト36から離間している。 (vi)感光体10上に残留しているトナー(一次残留
トナー)が感光体用ブレード21によって除去された
後、図示しない除電手段からの除電光によって感光体1
0が除電される。 (vii)上記(ii)〜(vi)の動作が必要に応じ
て繰り返される。すなわち、上記印字指令信号の内容に
応じて、第2色目、第3色目、第4色目、と繰り返さ
れ、上記印字指令信号の内容に応じたトナー像が中間転
写ベルト36上において重ね合わされて中間転写ベルト
36上に形成される。 (viii)所定のタイミングで記録媒体Pが供給さ
れ、記録媒体Pの先端が二次転写部Tr2に達する直前
にあるいは達した後に(要するに記録媒体P上の所望の
位置に、中間転写ベルト36上のトナー像が転写される
タイミングで)二次転写ローラ37が中間転写ベルト3
6に押圧されるとともに二次転写電圧が印加され、中間
転写ベルト36上のトナー像(基本的にはフルカラー画
像)が記録媒体P上に転写される。また、中間転写体用
ブレード38が中間転写ベルト36に当接し、二次転写
後に中間転写ベルト36上に残留しているトナー(二次
残留トナー)が除去される。 (ix)記録媒体Pが図示しない定着装置を通過するこ
とによって記録媒体P上にトナー像が定着し、その後、
記録媒体Pが装置外に排出される。 (x)上記(i)〜(ix)の作動がなれた後、上記画
像形成信号が所定時間入力されないかあるいは装置の電
源が切られると、テンションローラの作動により中間転
写ベルト36の張架状態が解除される。
【0023】以上のような画像形成装置によれば、次の
ような作用効果が得られる。 (a)トナー像を担持する回転体である像担持体10上
のトナー像が転写された後に像担持体10上に残留して
いるトナーが、像担持体10の表面に接触するクリーニ
ングブレード21によって掻き取られて除去され、この
掻き取られたトナーがすくいシート22ですくわれる。
また、クリーニングブレード21で掻き取られたトナー
を像担持体10の表面11に摺接可能に堆積させる堆積
用部材23が設けられているので、この堆積用部材23
によって堆積されたトナーTによって、像担持体10の
表面11に付着している紙粉等がブレード21との接触
部Cに達する前に捕捉されるようにして除去されること
となる。そして、この画像形成装置によれば、堆積用部
材23がすくいシート22と一体的に設けられた薄板状
部材で構成されているので、次のような作用効果が得ら
れる。すなわち、すくいシート22は像担持体10に接
触しているので、像担持体10の回転に応じて微振動す
る。この微振動は、すくいシート22に一体的に設けら
れている堆積用部材23にも伝達される。そして、堆積
用部材23は薄板状部材で構成されているので、堆積用
部材23も微振動することとなる。堆積用部材23の作
用で堆積されたトナーTは、像担持体10の表面11に
摺接可能となっているので、像担持体の回転方向に応じ
て循環移動可能であるが、この際、上記すくいシート2
2および堆積用部材23の微振動の作用によって、堆積
されたトナーも微振動し、これら微振動の作用でトナー
Tの循環移動が促進されるとともに、捕捉された紙粉等
と像担持体表面11との間にトナーが入り込み易くな
る。したがって、堆積されたトナーTで捕捉された紙粉
等も、像担持体表面11との間にトナーTが入り込むこ
とで移動し易くなり、捕捉された位置すなわち像担持体
の表面11に接する位置から離れやすくなる。よって、
この紙粉等で像担持体の表面11が削られてしまうおそ
れが少なくなる。また、捕捉された紙粉等と像担持体表
面11との間にトナーTが入り込み易くなるので、堆積
されたトナーTで一旦捕捉された紙粉等が、像担持体表
面11に沿って(像担持体の表面11に付着したような
状態となって)移動するという事態が生じ難くなる。し
たがって、一旦捕捉された紙粉等がクリーニングブレー
ド21と像担持体10との接触部Cに達するという事態
が生じ難くなり、結果として、像担持体の表面11およ
びこれと当接しているブレード21の先端縁21aが削
られてしまうおそれが少なくなる。以上のように、この
画像形成装置によれば、像担持体10の表面11および
これと当接しているブレード21の先端縁21aが紙粉
等で削られてしまうおそれが少なくなる。しかも、堆積
されたトナーのうち、余剰のトナー(堆積用部材23に
よって堆積されきれなくなったトナー)は、堆積用部材
23を乗り越えるようにして溢れ出すこととなるが、堆
積されたトナーTが微少振動しつつ循環移動すること
で、堆積されたトナーTの上部には、概してトナーより
も大粒径の紙粉等が集まりやすくなるため、この紙粉等
が優先的に溢れ出すこととなる。したがって、紙粉等
が、像担持体の表面11と接する頻度および、クリーニ
ングブレード21と像担持体10との接触部Cに達する
おそれが一層少なくなり、結果として、像担持体10の
表面11およびこれと当接しているブレード21の先端
縁21aが削られてしまうおそれが一層少なくなる。
【0024】(b)堆積用部材23bが、上方に向かっ
て徐々に像担持体10表面との間隔が大きくなるように
構成されているので、前述したトナーTの循環移動が効
率よくなされることとなる。したがって、紙粉等が、像
担持体の表面11と接する頻度および、クリーニングブ
レード21と像担持体10との接触部Cに達するおそれ
がより一層少なくなり、結果として、像担持体の表面1
1およびこれと当接しているブレード21の先端縁21
aが削られてしまうおそれがより一層少なくなる。しか
も、堆積用部材23bが、上方に向かって徐々に像担持
体表面11との間隔が大きくなるように構成されている
結果として、下方においては像担持体表面11との間隔
が小さくなっており、その分、画像形成装置の使用初期
においてトナーが速やかに堆積されることとなる。 (c)堆積用部材23bの表面粗さRzが、トナー粒径
の1/5以下となっているので、堆積用部材23bの表
面をトナーが移動し易くなり、堆積されたトナーの循環
効率がさらに向上する。したがって、紙粉等が、像担持
体の表面11と接する頻度および、クリーニングブレー
ド21と像担持体10との接触部Cに達するおそれがよ
り一層少なくなり、結果として、像担持体の表面11お
よびこれと当接しているブレード21の先端縁21aが
削られてしまうおそれがより一層少なくなる。 (d)すくいシート22の表面粗さRzが、トナー粒径
の1/5以下となっているので、すくいシート22の表
面をトナーが移動し易くなり、堆積されたトナーの循環
効率がさらに向上する。したがって、紙粉等が、像担持
体の表面11と接する頻度および、クリーニングブレー
ド21と像担持体10との接触部Cに達するおそれがよ
り一層少なくなり、結果として、像担持体の表面11お
よびこれと当接しているブレード21の先端縁21aが
削られてしまうおそれがより一層少なくなる。 (e)堆積用部材23bが、トナーを所定帯電極性に帯
電させる材料で構成されているので、さらに次のような
作用効果が得られる。すなわち、像担持体10上のトナ
ー像が転写された後に像担持体10上に残留しているト
ナー(残留トナー)は、ある極性に帯電されたものと、
それとは逆極性となったものとが混在した状態となって
いる。したがってこれを放置した場合には、トナー同士
の吸着力によって、上述したようにして堆積されたトナ
ーの循環効率が低下するおそれがある。これに対し、こ
の実施の形態の画像形成装置によれば、堆積用部材23
bが、トナーを所定帯電極性に帯電させる材料で構成さ
れているので、堆積されたトナーが堆積用部材23bと
接触しあるいは摺接することによって、同極性にそろえ
られることとなる。したがって、堆積されたトナーの循
環効率がさらに向上し、紙粉等が、像担持体の表面11
と接する頻度および、クリーニングブレード21と像担
持体10との接触部Cに達するおそれがより一層少なく
なり、結果として、像担持体10の表面11およびこれ
と当接しているブレード21の先端縁21aが削られて
しまうおそれがより一層少なくなる。 (f)すくいシート22が、トナーを所定帯電極性に帯
電させる材料で構成されているので、像担持体10表面
に付着している残留トナーがすくいシート22との間
(図2(a)の符号C1参照)をすり抜ける際に、ま
た、堆積された後にすくいシート22と接触しあるいは
摺接することによって、同極性にそろえられることとな
る。したがって、堆積されたトナーの循環効率がさらに
向上し、紙粉等が、像担持体の表面11と接する頻度お
よび、クリーニングブレード21と像担持体10との接
触部Cに達するおそれがより一層少なくなり、結果とし
て、像担持体の表面11およびこれと当接しているブレ
ード21の先端縁21aが削られてしまうおそれがより
一層少なくなる。
【0025】<第2の実施の形態>図3(a)は本発明
に係る画像形成装置の第2の実施の形態におけるすくい
シート22および堆積用部材23bを示す拡大図であ
る。同図において、上記第1の実施の形態と同一部分な
いし相当する部分には同一の符号を付してある。
【0026】この実施の形態が上記第1の実施の形態と
異なる点は、すくいシート22の下部22aと堆積用部
材23bの下部23b1とが、堆積用部材23bの下部
23b1の下方において接着層(例えば両面接着テー
プ)29aが露出する状態で固着されている点にあり、
その他の点に変わりはない。この実施の形態では、接着
層29aの前記露出部(H4部分)ですくいシート22
および堆積用部材23bがケース26に固着されること
となる。この実施の形態によっても、上記第1の実施の
形態による作用効果と同様な作用効果が得られる。
【0027】<第3の実施の形態>図3(b)は本発明
に係る画像形成装置の第3の実施の形態におけるすくい
シート22および堆積用部材23bを示す拡大図であ
る。同図において、上記第1の実施の形態と同一部分な
いし相当する部分には同一の符号を付してある。
【0028】この実施の形態が上記第1の実施の形態と
異なる点は、堆積用部材23bがすくいシート22に対
して略平行に構成されている点にあり、その他の点に変
わりはない。この実施の形態によっても、上記(b)の
作用効果を除いて、第1の実施の形態による作用効果と
同様な作用効果が得られる。
【0029】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものでは
なく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能
である。例えば、 上記実施の形態では、像担持体が感光体である場合に
ついて説明したが、像担持体が中間転写体である場合に
も本発明は適用可能である。また、上記実施の形態では
像担持体(感光体)が円筒状である場合について説明し
たが、像担持体がベルト状である場合にも本発明は適用
可能である。 上記実施の形態では、すくいシート22と堆積用部材
23bとを接着層29aで一体に構成したが、溶着で一
体に構成することもできるし、一体成形ではじめから一
体に構成することもできる。接着層29bについても同
様である。
【0030】
【発明の効果】請求項1〜6記載のいずれの画像形成装
置によっても、像担持体の表面およびこれと当接してい
るブレードの先端縁が紙粉等で削られてしまうおそれが
少なくなる。さらに、請求項2記載の画像形成装置によ
れば、像担持体の表面およびこれと当接しているブレー
ドの先端縁が削られてしまうおそれがより一層少なくな
る。しかも、画像形成装置の使用初期においてトナーが
速やかに堆積されることとなる。請求項3記載の画像形
成装置によれば、像担持体の表面およびこれと当接して
いるブレードの先端縁が削られてしまうおそれがより一
層少なくなる。請求項4記載の画像形成装置によれば、
像担持体の表面およびこれと当接しているブレードの先
端縁が削られてしまうおそれがより一層少なくなる。請
求項5記載の画像形成装置によれば、像担持体の表面お
よびこれと当接しているブレードの先端縁が削られてし
まうおそれがより一層少なくなる。請求項6記載の画像
形成装置によれば、像担持体の表面およびこれと当接し
ているブレードの先端縁が削られてしまうおそれがより
一層少なくなる。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の第1の実施の形態
を示す概略正断面図。
【図2】(a)は第1の実施の形態の要部の拡大図、
(b)はすくいシートおよび堆積用部材の拡大図。
【図3】(a)は本発明に係る画像形成装置の第2の実
施の形態におけるすくいシート22および堆積用部材2
3bを示す拡大図、(b)は本発明に係る画像形成装置
の第3の実施の形態におけるすくいシート22および堆
積用部材23bを示す拡大図。
【図4】(a)(b)は従来技術の説明図。
【符号の説明】
T トナー 10 感光体(像担持体) 11 表面 21 クリーニングブレード 22 すくいシート 23b 堆積用部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 将宏 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H034 AA01 AA07 BF00 BF01 BF07 BF11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を担持する回転体である像担持
    体と、この像担持体の表面に接触して、像担持体上のト
    ナー像が転写された後に像担持体上に残留しているトナ
    ーを掻き取るクリーニングブレードと、像担持体とクリ
    ーニングブレードとの接触部よりも下方において像担持
    体に接触し、前記クリーニングブレードで掻き取られた
    トナーをすくうすくいシートとを備えた画像形成装置で
    あって、 前記クリーニングブレードで掻き取られたトナーを前記
    像担持体の表面に摺接可能に堆積させる堆積用部材が設
    けられており、この堆積用部材が前記すくいシートと一
    体的に設けられた薄板状部材で構成されていることを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記堆積用部材は、上方に向かって徐々
    に像担持体表面との間隔が大きくなるように構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記堆積用部材の表面粗さRzが、トナ
    ー粒径の1/5以下であることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記すくいシートの表面粗さRzが、ト
    ナー粒径の1/5以下であることを特徴とする請求項
    1,2,または3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記堆積用部材が、トナーを所定帯電極
    性に帯電させる材料で構成されていることを特徴とする
    請求項1,2,3,または4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記すくいシートが、トナーを所定帯電
    極性に帯電させる材料で構成されていることを特徴とす
    る請求項1,2,3,4,または5記載の画像形成装
    置。
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