JP2001042599A - 帯電装置及び帯電方法 - Google Patents

帯電装置及び帯電方法

Info

Publication number
JP2001042599A
JP2001042599A JP21427199A JP21427199A JP2001042599A JP 2001042599 A JP2001042599 A JP 2001042599A JP 21427199 A JP21427199 A JP 21427199A JP 21427199 A JP21427199 A JP 21427199A JP 2001042599 A JP2001042599 A JP 2001042599A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrodes
charging device
electrode
discharge
protruding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21427199A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Sato
達哉 佐藤
Tomoaki Sugawara
智明 菅原
Kazuhiko Umemura
和彦 梅村
Hiroshi Kondo
浩 近藤
Masaharu Tanaka
正治 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP21427199A priority Critical patent/JP2001042599A/ja
Publication of JP2001042599A publication Critical patent/JP2001042599A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、オゾンやNOxが多く発生し、
帯電が不均一になりやすく、帯電装置に起因する不良画
像が生じるという課題を解決しようとするものである。 【解決手段】 この発明は、放電により被帯電体を帯電
させる帯電装置において、互いに対向する誘電体3、4
と、この互いに対向する誘電体3、4の間に、複数の対
をなして配列されるとともに少なくとも一方の端部が誘
電体3、4に保持される突起状電極1、2とを有し、こ
の対をなす突起状電極1、2の間に電圧を印加して放電
を発生させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の電子写真装置において感光体等の
被帯電体を帯電させるのに使用されたり、転写用帯電器
や除電用帯電器などとして使用されたりする帯電装置及
び帯電方法に関する。
【0002】
【従来の技術】帯電装置にはコロナ帯電器、ローラ帯電
器、ブラシ帯電器、固体帯電器があり、コロナ帯電器は
最も多く利用されている帯電方式である。しかし、コロ
ナ帯電器は非常に多くのオゾンを発生するという不具合
がある。この不具合に対して、例えば、特開平9−11
4192号公報には、オゾンの発生量を低減する手段が
記載されている。この手段は、非常に細い、40〜50
ミクロンのワイヤを用いて放電を行うことにより、オゾ
ン発生量を50%以下に低減している。
【0003】また、特開平6−324556号公報に
は、ワイヤの3方を囲むように金属筺体を配置してその
開放部近傍に金属メッシュ電極を配置し、ワイヤから発
生したオゾンについて、振動電場で閉じ込められた荷電
粒子で、オゾン分子の衝突確率を高めることにより、放
出されるオゾン量の低減を計ったものが記載されてい
る。
【0004】ローラ帯電器は、古くは、特開昭56−9
1253号公報に開示され、近年、盛んに検討されてい
る帯電方式である。ブラシ帯電器は特開昭55−298
37号公報などに記載されている。固体帯電器は、古く
は、特開昭54−53537号公報に記載されている。
【0005】特開平5−94077号公報には、絶縁部
材上に放電電極を、微小間隔を介して多数併設する装置
が記載されている。特開平6−75457号公報には、
帯電器と被記録体との間隔を500〜3000μmに設
定することにより、イオンの飛距離を短くしてオゾンの
拡散を抑制すると共にトナーなどの付着を防止するもの
が記載されている。
【0006】特開平9−244350号公報には、板状
基板上の放電電極と、その外周に配設した沿面グロー放
電手段と、帯電器全体を覆うカバーを備えた放電装置が
記載されている。特開平9−115646号公報には、
平面型固体放電装置の電極材料に特定の仕事関数の材料
を用いることによりNOxを低減することが記載されて
いる。
【0007】また、帯電装置で用いるオゾン吸着剤とし
て、発生したオゾンを活性炭などの触媒機能により酸化
したり、表面に吸着するものがある。Conf.Re
c.of IEEE/IAS Annual Meet
ing,pp131−138(1979)には、平面上
に並んだ複数の電極からなる高周波放電型ボクサーチャ
ージャが記載されている。この高周波放電型ボクサーチ
ャージャは、逆電離を起こす高抵抗ダストの荷電用に考
案されたものであり、電子写真装置において像担持体な
どを帯電させる目的で考案されたものではない。そのた
め、荷電粒子自体はもっぱらチャージャ内の電極に吸い
寄せられており、チャージャ外の物体を帯電させること
はない。また、放電空間はダスト導入用に気流が通過可
能となっているため、オゾン、NOxのチャージャ外へ
の飛散を防止することができない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年の社会動向とし
て、環境意識の向上がある。UL規格、TUV規格、B
AM規格など、多数の国、地域で複数の団体により電子
写真方式の画像形成装置に対して、発生するオゾン量を
規制するための規格が設定されているが、これらの規格
をクリアできない点がる。上記コロナ放電器は、非常に
多くのオゾンを発生する。また、上記特開平9−114
192号公報記載のものや上記特開平6−324556
号公報記載のものでは、せいぜい50%程度のオゾン量
の低減しかできず、オゾン吸着剤等の併用が必要であっ
た。
【0009】上記ローラ帯電器では、オゾンの発生を非
常に少なくでき、有望視されている。しかし、被帯電体
の帯電が不均一になりやすい。しかも、ローラ表面のト
ナー汚染、印加するバイアス交流分による振動が生じ、
画像にモワレなどが生じやすい。更に、回転体であり、
ローラ表面のクリーニングが必要になるため、部材が多
い他にも、被帯電体としての感光体の感光層が絶縁破壊
されてピンホールが発生しやすく、振動音、帯電ローラ
跡(可塑剤)、ローラの永久変形等が生じやすい。
【0010】上記ブラシ帯電器では、筋状帯電むら、環
境変動、低温ストリーマ放電、白斑点、感光体磨耗、磨
耗感光体の蓄積、ブラシの抜け、感光体傷に対する異常
放電に起因するブラシの溶融などが生じる。上記オゾン
吸着剤は、経時劣化が生じるため、オゾンフィルタの交
換、メンテナンスが必要であった。
【0011】上記固体帯電器では、装置を小型化できる
などの利点はあるものの、放電面積が広く、期待するほ
どオゾンやNOxなどの不快物質の低減ができない。本
発明は、発生、拡散するオゾンやNOxの低減を図るこ
とができ、被帯電体表面の均一な帯電を行うことができ
て、帯電装置に起因する不良画像をなくすことができる
帯電装置及び帯電方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、放電により被帯電体を帯電
させる帯電装置において、互いに対向する誘電体と、こ
の互いに対向する誘電体の間に、複数の対をなして配列
されるとともに少なくとも一方の端部が前記誘電体に保
持される突起状電極とを有し、この対をなす突起状電極
の間に電圧を印加して放電を発生させるものである。
【0013】請求項2に係る発明は、放電により被帯電
体を帯電させる帯電装置において、互いに対向する2つ
の誘電体からなる支持体を有し、この2つの支持体上に
それぞれ複数の突起状電極を配置し、この複数の突起状
電極を対をなすように噛み合わせて配列したものであ
る。
【0014】請求項3に係る発明は、請求項2記載の帯
電装置において、前記対をなす突起状電極の間に交流成
分を含む電圧を印加して放電を発生させるものである。
【0015】請求項4に係る発明は、請求項3記載の帯
電装置において、前記対をなす突起状電極の少なくとも
一方を被覆する誘電体を有し、前記突起状電極を対をな
すように噛み合わせて近接もしくは接触させたものであ
る。
【0016】請求項5に係る発明は、放電により被帯電
体を帯電させる帯電装置において、第1の誘電体からな
る支持体と、この支持体上に複数の対をなして配列され
た突起状電極と、前記支持体に対向して配置され前記突
起状電極に当接される第2の支持体とを有し、前記対を
なす突起状電極の間に電圧を印加して放電を発生させる
ものである。
【0017】請求項6に係る発明は、請求項5記載の帯
電装置において、前記対をなす突起状電極の間に交流成
分を含む電圧を印加して放電を発生させるものである。
【0018】請求項7に係る発明は、請求項6記載の帯
電装置において、前記対をなす突起状電極の少なくとも
一方は誘電体で被覆された導電体とし、前記対をなす突
起状電極同士を近接もしくは接触させたものである。
【0019】請求項8に係る発明は、請求項1〜7のい
ずれかに記載の帯電装置において、前記突起状電極の形
状を局所的に電気力線が集中する個所を有する形状とし
たものである。
【0020】請求項9に係る発明は、請求項1〜8のい
ずれかに記載の帯電装置において、前記被帯電体側のみ
が開放されるように筐体により前記突起状電極を取り囲
む構成としたものである。
【0021】請求項10に係る発明は、請求項1〜9の
いずれかに記載の帯電装置において、前記突起状電極と
前記被帯電体の表面との間に前記被帯電体の表面と平行
に配置され、荷電粒子が通過し得る引き出し電極を有
し、この引き出し電極と前記突起状電極との間に電圧を
印加して荷電粒子を引き出すものである。
【0022】請求項11に係る発明は、請求項1〜10
のいずれかに記載の帯電装置の前記突起状電極が見える
位置に被帯電体を配置し、該帯電装置と被帯電体との間
に電圧を印加して被帯電体を帯電させる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施例を示
す。この第1実施例は、請求項1に係る発明の一実施例
である。第1実施例の帯電装置は、突起状電極1、2、
薄い平板状誘電体3、4、薄い平板状電極5、6、放電
用電源7を有する。誘電体3、4は、互いに対向して略
平行に配置され、それぞれ突起状電極1、2が内面側に
配置されて固定される。
【0024】図3に示すように、突起状電極1、2は対
をなすように噛み合わせて配列された例えば長さが略等
しい複数の円柱状の電極からなり、突起状電極1が誘電
体3上に行列状に配置されて垂直に保持されるととも
に、突起状電極2が誘電体4上に行列状に配置されて垂
直に保持される。誘電体3、4の外面には電極5、6が
それぞれ一体に形成され、突起状電極1が誘電体3を介
して電極5に接続されて突起状電極2が誘電体4を介し
て電極6に接続される。放電用電源7の両端子は電極
5、6にそれぞれ接続される。突起状電極1、2は、所
定の間隔で接触しないように配置され、かつ先端部が誘
電体3、4に当接される。
【0025】突起状電極1、2の数については、多いほ
ど荷電粒子の発生量が大きく且つ発生したオゾン、NO
xが電極1、2間の空間に残留し浮遊して外部に飛散し
にくくなるが、実際には帯電装置全体のサイズ、像担持
体等の被帯電体の大きさ、製作の容易性等の要請から適
宜に決定される。突起状電極1、2を構成する材料は、
金属(ニッケル、クロム、鉄、銅、タングステン、アル
ミニウム、金、白金、インジウム、チタン等)や、それ
らの合金等の導電性材料が用いられる。
【0026】誘電体3、4を構成する材料は、セラミッ
ク(Al23、AlN、SiN等)、ガラス、耐熱性樹
脂(ポリエチレンナフタレート、ポリイミド、、ポリエ
ーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルホン等)など
の誘電体が用いられる。突起状電極1、2の太さは、突
起状電極同士の短絡を防止するため、電極が自重でたわ
まない強度を保てる範囲であれば特に制限はないが、よ
り細い方が、電極に電界を集中させて放電電圧を低下さ
せることができる。突起状電極1、2の太さは、5〜
0.5mm程度であれば問題はない。
【0027】突起状電極1、2の長さは、突起状電極同
士の短絡を防止するため、電極が自重でたわまない長さ
であれば特に制限はないが、帯電装置の小型化に対して
は10mm以下が望ましい。突起状電極同士の間隔は、
特に制限はないが、間隔が狭い方が、電極間の電界を大
きくできて放電電圧を低下でき、さらに放電空間内に発
生したオゾン、NOxを外部に飛散しにくくできる。突
起状電極同士の間隔は、帯電装置の小型化と電極位置決
めの容易性から、5mm〜100μmが望ましい。
【0028】この実施例の作用を説明すると、放電用電
源7から電極5、6及び誘電体3、4を介して突起状電
極1と突起状電極2との間に電圧を印加して突起状電極
1、2間に放電を発生させる。突起状電極1、2の間隔
が小さいほど突起状電極1、2間の放電空間が小さくな
る。これにより、オゾン、NOxの発生を抑制すること
ができる。また、この実施例の構成では、発生したオゾ
ン、NOxは誘電体3、4と突起状電極1、2に包囲さ
れた空間に残留し浮遊して外部に飛散しにくくなってい
る。そのため、放電空間内のオゾン、NOxは放電によ
り分解されやすくなる。このように、第1実施例によれ
ば、オゾン、NOxの低減を図ることができる。
【0029】図2は本発明の第2実施例を示す。この第
2実施例は、請求項1に係る発明の他の実施例である。
第2実施例は、上記第1実施例と同様な放電部を複数個
並列に設けたものである。すなわち、突起状電極11
1、薄い平板状誘電体31、41、薄い平板状電極51
1は第1実施例の突起状電極1、2、薄い平板状誘電
体3、4、薄い平板状電極5、6からなる放電部と同様
な放電部であり、突起状電極12、22、薄い平板状誘電
体32、42、薄い平板状電極51、62は第1実施例の突
起状電極1、2、薄い平板状誘電体3、4、薄い平板状
電極5、6からなる放電部と同様な放電部であり、これ
らの放電部が並列に設けられる。放電用電源7の両端子
は電極51、61に接続されるとともに、電極51、62
接続される。
【0030】図4は本発明の第3実施例を示す。この第
3実施例は請求項2に係る発明の一実施例である。第3
実施例は、上記第1実施例において、図4(a)に示す
ように突起状電極1、支持体としての誘電体3、電極5
を基本単位として一体に構成して放電部構成体Aとし、
突起状電極2、支持体としての誘電体4、電極6を基本
単位として一体に構成して放電部構成体Bとして放電部
構成体A、Bの組み合わせで構成される。この放電部構
成体A、Bは図4(b)に示すように突起状電極1、2
が噛み合って配列されるように組み合わされる。
【0031】第3実施例における突起状電極1、2の
数、突起状電極1、2を構成する材料、突起状電極1、
2の太さ、突起状電極1、2の長さ、突起状電極同士の
間隔については、第1実施例と同様であり、第3実施例
の作用は第1実施例の作用と同様である。支持体3、4
を構成する材料は、セラミック(Al23、AlN、S
iN等)、ガラス、耐熱性樹脂(ポリエチレンナフタレ
ート、ポリイミド、、ポリエーテルエーテルケトン、ポ
リエーテルスルホン等)などの誘電体が用いられる。こ
のように、第3実施例によれば、第1実施例と同様にオ
ゾン、NOxの低減を図ることができる。また、放電部
構成体A、Bは同一のものを使用できるため、部品種の
少量化が可能で非常に生産性に優れ、生産性の向上を図
ることができる。
【0032】図5は本発明の第4実施例を示す。この第
4実施例は、請求項3に係る発明の一実施例である。第
4実施例は、上記第1実施例において、放電用電源7と
して交流電源8を用いたものであり、交流電源8の両端
子が電極5、6にそれぞれ接続される。
【0033】第4実施例の作用を説明すると、交流電源
8から電極5、6及び誘電体3、4を介して突起状電極
1と突起状電極2との間に交流電圧を印加して突起状電
極1、2間に放電を発生させる。突起状電極1と突起状
電極2との間隔が小さいほど突起状電極1、2間の放電
空間が小さくなる。これにより、オゾン、NOxの発生
を抑制することができる。また、この実施例の構成で
は、発生したオゾン、NOxは誘電体3、4と突起状電
極1、2に包囲された空間に残留し浮遊して外部に飛散
しにくくなっている。
【0034】さらに、第4実施例では、特に荷電粒子
は、交流電界を受けて振動するため、直流放電が行われ
る場合に比べて、オゾンやNOxとの衝突頻度が増し、
放電空間内のオゾン、NOxは放電により分解されやす
くなる。なお、第4実施例は交流電源8のみにより放電
を行うが、もちろんバイアス用の直流電圧が重畳されて
いる交流電圧を電極5、6間に印加して放電を行うよう
にしても上記作用が同様に行われる。このように、第4
実施例によれば、オゾン、NOxの低減効果を増大させ
ることができる。
【0035】図6は本発明の第5実施例の一部を示す。
この第5実施例は請求項4に係る発明の一実施例であ
る。第5実施例では、上記第4実施例において、突起状
電極1、2の一方の電極、例えば電極1が誘電体9で被
覆された導電体からなり、突起状電極1、2が対をなす
ように噛み合って近接している。第5実施例の帯電装置
は、被帯電体例えば電子写真装置における感光体等の像
担持体10の表面に対して誘電体3、4が垂直になるよ
うに設置され、像担持体10の表面を帯電させる。
【0036】図7は本発明の第6実施例の一部を示す。
この第6実施例は請求項4に係る発明の他の実施例であ
る。第6実施例では、上記第4実施例において、突起状
電極1、2の一方の電極、例えば電極1が誘電体9で被
覆された導電体からなり、突起状電極1、2が対をなす
ように噛み合って接触している。第6実施例の帯電装置
は、被帯電体例えば電子写真装置における感光体等の像
担持体10の表面に対して誘電体3、4が垂直になるよ
うに設置され、像担持体10の表面を帯電させる。
【0037】図8は本発明の第7実施例の一部を示す。
この第7実施例は請求項4に係る発明の別の実施例であ
る。第7実施例では、上記第4実施例において、突起状
電極1、2がそれぞれ誘電体9で被覆された導電体から
なり、突起状電極1、2が対をなすように噛み合って接
触している。第7実施例の帯電装置は、被帯電体例えば
電子写真装置における感光体等の像担持体10の表面に
対して誘電体3、4が垂直になるように設置され、像担
持体10の表面を帯電させる。
【0038】第5実施例乃至第7実施例における突起状
電極1、2を構成する材料は、金属(ニッケル、クロ
ム、鉄、銅、タングステン、アルミニウム、金、白金、
インジウム、チタン等)や、それらの合金等の導電性材
料に酸化物系無機薄膜(Al23、SiO2等)や金属
窒化物系無機薄膜(AlN、SiN等)などの誘電体膜
をコーティングしたものが用いられる。
【0039】突起状電極1、2の作製方法としては、真
空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング、CV
D、陽極酸化等の既知の方法を用い、導電性材料に誘電
体膜をコーティングする。誘電体膜の厚さは、0.1μ
m以上あればよい。突起状電極1、2の太さは、突起状
電極同士が接触しても短絡しないため特に制限はない
が、より細い方が、電極に電界を集中させて放電電圧を
低下させることができる。突起状電極1、2の太さは、
5〜0.5mm程度であれば問題はない。
【0040】突起状電極1、2の長さは、突起状電極同
士が接触しても短絡しないため特に制限はないが、帯電
装置の小型化に対しては10mm以下が望ましい。突起
状電極同士の間隔は、突起状電極同士が接触しても短絡
しないため特に制限はないが、間隔が狭い方が、電極間
の電界を大きくできて放電電圧を低くでき、さらに放電
空間内に発生したオゾン、NOxを外部に飛散しにくく
できる。突起状電極同士の間隔は、帯電装置の小型化と
電極位置決めの容易性から、5mm以下が望ましい。
【0041】この第5実施例乃至第7実施例の作用を説
明すると、交流電源8から電極5、6及び誘電体3、4
を介して突起状電極1と突起状電極2との間に交流電圧
を印加して突起状電極1、2間で放電を発生させる。突
起状電極1、2間に誘電体9が介在しているため、スト
リーマが発生しても誘電体9で遮蔽され、アーク放電に
移行することがなく、突起状電極1、2の損傷を防ぎ、
突起状電極1、2の寿命を長くすることができる。
【0042】また、突起状電極1、2同士が接触してい
ても短絡することがないため、一部もしくは全部の電極
が接触するまで電極1、2間隔を小さくできる。突起状
電極1、2の間隔が小さいほど電極1.2間の放電空間
が小さくなる。これにより、電極1、2間の放電空間を
最小にすることができる。したがって、オゾン、NOx
の発生を抑制することができる。また、この実施例の構
成では、発生したオゾン、NOxは誘電体3、4と突起
状電極1、2に包囲された空間に残留し浮遊して外部に
飛散しにくくなっている。
【0043】さらに、荷電粒子は、交流成分を含む電圧
により交流電界を受けて振動するため、オゾンやNOx
との衝突頻度が増し、空間内のオゾン、NOxは放電に
より分解されやすくなる。なお、交流電圧にバイアス用
の直流電圧が重畳されていても上記作用は同様に得られ
る。このように、第5実施例乃至第7実施例によれば、
オゾン、NOxの低減効果を増すことができ、突起状電
極の寿命を長くすることができる。
【0044】図9は本発明の第8実施例を示す。この第
8実施例は、請求項5に係る発明の一実施例である。第
8実施例では、上記第1実施例において、突起状電極
1、2、薄い平板状誘電体からなる支持体3が一体に構
成されて放電部構成体Cとされ、薄い平板状電極5は支
持体3の外面上における突起状電極1と対向する位置を
含む部分に一体に形成される。
【0045】薄い平板状電極6は支持体3における外面
上の突起状電極2と対向する位置を含む部分に一体に形
成され、且つ、電極5、6は互いに接触しないように形
成される。突起状電極1、2は支持体3上に対をなすよ
うに配列される。気体の拡散を防止するための薄い平板
状誘電体11は、支持体3に対向して突起状電極1、2
の先端部に当接するように放電部構成体Cに取り付けら
れる。放電用電源7の両端子は電極5、6にそれぞれ接
続される。
【0046】突起状電極1、2の数、突起状電極1、2
を構成する材料、突起状電極1、2の太さ、突起状電極
1、2の長さ、突起状電極1、2同士の間隔については
第1実施例と同様であり、支持体3及び誘電体11を構
成する材料については第1実施例の誘電体3、4と同様
である。この第8実施例の作用は第1実施例の作用と同
様である。
【0047】このように、第8実施例によれば、オゾ
ン、NOxの低減を図ることができる。また、同一の支
持体3上に対をなすように突起状電極1、2を配置して
固定してあるため、組み立て時の電極位置決めが不要で
あり、製作が容易になる。このため、生産性が向上す
る。
【0048】図10は本発明の第9実施例を示す。この
第9実施例は、請求項6に係る発明の一実施例である。
第9実施例では、上記第8実施例において、放電用電源
7として交流電源12を用いたものであり、交流電源1
2の両端子が電極5、6にそれぞれ接続される。
【0049】第9実施例の作用を説明すると、交流電源
12から電極5、6及び誘電体3を介して突起状電極1
と突起状電極2との間に交流電圧を印加して突起状電極
1、2間で放電を発生させる。突起状電極1と突起状電
極2との間隔が小さいほど電極間の放電空間が小さくな
る。これにより、オゾン、NOxの発生を抑制すること
ができる。また、この実施例の構成では、発生したオゾ
ン、NOxは支持体3、誘電体11と突起状電極1、2
に包囲された空間に残留し浮遊して外部に飛散しにくく
なっている。
【0050】さらに、第9実施例では、特に荷電粒子
は、交流電界を受けて振動するため、直流放電が行われ
る場合に比べて、オゾンやNOxとの衝突頻度が増し、
空間内のオゾン、NOxは放電により分解されやすくな
る。なお、第9実施例は交流電源12のみにより放電を
行うが、もちろんバイアス用の直流電圧が重畳されてい
る交流電圧を電極5、6間に印加して放電を行うように
しても上記作用が同様に行われる。このように、第9実
施例によれば、オゾン、NOxの低減効果を増大させる
ことができる。また、第8実施例と同様に、同一の支持
体3上に対をなすように突起状電極1、2を配置して固
定してあるため、組み立て時の電極位置決めが不要であ
り、製作が容易になる。このため、生産性が向上する。
【0051】図11は本発明の第10実施例の一部を示
す。この第10実施例は請求項7に係る発明の一実施例
である。第10実施例では、上記第9実施例において、
突起状電極1、2の一方の電極、例えば電極1が誘電体
9で被覆された導電体からなり、突起状電極1、2が対
をなすように噛み合って近接している。第10実施例の
帯電装置は、被帯電体例えば電子写真装置における感光
体等の像担持体10の表面に対して支持体3、誘電体1
1が垂直になるように設置され、像担持体10の表面を
帯電させる。
【0052】図12は本発明の第11実施例の一部を示
す。この第11実施例は請求項7に係る発明の他の実施
例である。第11実施例では、上記第9実施例におい
て、突起状電極1、2の一方の電極、例えば電極1が誘
電体9で被覆された導電体からなり、突起状電極1、2
が対をなすように噛み合って接触している。第11実施
例の帯電装置は、被帯電体例えば電子写真装置における
感光体等の像担持体10の表面に対して支持体3、誘電
体11が垂直になるように設置され、像担持体10の表
面を帯電させる。
【0053】図13は本発明の第12実施例の一部を示
す。この第12実施例は請求項7に係る発明の別の実施
例である。第12実施例では、上記第9実施例におい
て、突起状電極1、2がそれぞれ誘電体9で被覆された
導電体からなり、突起状電極1、2が対をなすように噛
み合って接触している。第12実施例の帯電装置は、被
帯電体例えば電子写真装置における感光体等の像担持体
10の表面に対して支持体3、誘電体11が垂直になる
ように設置され、像担持体10の表面を帯電させる。
【0054】第10実施例乃至第12実施例における突
起状電極1、2を構成する材料、突起状電極1、2の作
製方法、誘電体9の膜厚、突起状電極1、2の太さ、突
起状電極1、2の長さ、突起状電極同士の間隔について
は、第5実施例乃至第7実施例と同様である。
【0055】第10実施例乃至第12実施例の作用を説
明すると、交流電源8から電極5、6及び支持体3を介
して突起状電極1と突起状電極2との間に交流電圧を印
加し突起状電極1、2間に放電を発生させる。電極1、
2間に誘電体9が介在しているため、ストリーマが発生
しても誘電体9で遮蔽され、アーク放電に移行すること
がなく、突起状電極1、2の損傷を防ぎ、突起状電極の
寿命を長くすることができる。
【0056】また、突起状電極1、2同士が接触してい
ても短絡することがないため、一部もしくは全部の電極
が接触するまで電極1、2間隔を小さくできる。突起状
電極1、2の間隔が小さいほど電極1、2間の放電空間
が小さくなる。これにより、電極1、2間の放電空間を
最小にすることができる。したがって、オゾン、NOx
の発生を抑制することができる。また、この実施例の構
成では、発生したオゾン、NOxは支持体3、誘電体1
1と突起状電極1、2に包囲された空間に残留し浮遊し
て外部に飛散しにくくなっている。
【0057】さらに、荷電粒子は、交流成分を含む電圧
により交流電界を受けて振動するため、オゾンやNOx
との衝突頻度が増し、空間内のオゾン、NOxは放電に
より分解されやすくなる。なお、交流電圧にバイアス用
の直流電圧が重畳されていても上記作用は同様に得られ
る。このように、第10実施例乃至第12実施例によれ
ば、オゾン、NOxの低減効果を増すことができる。ま
た、同一の支持体3上に対をなすように突起状電極1、
2を配置して固定してあるため、組み立て時の電極位置
決めが不要であり、製作が容易になる。このため、生産
性が向上する。さらに、突起状電極の寿命を長くするこ
とができる。
【0058】本発明の第13の各実施例は、請求項8に
係る発明の各実施例であり、上記第1実施例乃至第12
実施例において、それぞれ、突起状電極1、2の形状を
局所的に電気力線が集中する個所を有する形状、例えば
図14に示すような多角柱状としたものである。また、
本発明の第14の各実施例は、請求項8に係る発明の各
実施例であり、上記第1実施例乃至第12実施例におい
て、それぞれ、突起状電極1、2の形状を局所的に電気
力線が集中する個所を有する形状、例えば図15に示す
ような多角錐状としたものである。
【0059】この第13の実施例及び第14の実施例で
は、突起状電極1、2の角の部分に電気力線が集中して
強電界となる。第13の実施例及び第14の実施例は、
請求項8に係る発明の実施例であるが、請求項8に係る
発明は突起状電極の形状を電気力線が集中する効果が得
られる、角を持たない楕円柱のような形状などにしても
よい。
【0060】第13の実施例及び第14の実施例では、
突起状電極の全体を細くしなくても強電界の領域を作り
出して低電圧でも放電を発生させることができ、安定な
放電動作が行える。このように、第13の実施例及び第
14の実施例によれば、突起状電極の全体を細くしなく
てもよいので、突起状電極の強度を保ったまま放電動作
の安定化ができる。
【0061】本発明の第15の各実施例は、上記第1実
施例乃至第14の実施例において、それぞれ、図16に
示すように、被帯電体例えば電子写真装置における感光
体等の像担持体の側のみが開放されるように筐体13に
より突起状電極1、2を取り囲むように誘電体3、4の
外周部に筐体13を取り付けたものである。筐体13を
構成する材料は、セラミック(Al23、AlN、Si
N等)、ガラス、耐熱性樹脂(ポリエチレンナフタレー
ト、ポリイミド、、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ
エーテルスルホン等)などの誘電体が用いられる。
【0062】この第15の実施例は、請求項9に係る発
明の一実施例であり、発生したオゾン、NOxは筐体1
3によりさらに外部へ飛散しにくくなっている。そのた
め、空間内のオゾン、NOxは放電により一層分解され
やすくなる。このように、第15の実施例によれば、オ
ゾン、NOxの低減効果を増大させることができる。
【0063】本発明の第16の各実施例は、請求項10
に係る発明の各実施例であり、上記第1実施例乃至第1
5の実施例において、それぞれ、図17に示すように、
突起状電極1、2と被帯電体例えば電子写真装置におけ
る感光体等の像担持体10の表面との間に像担持体10
の表面と平行に、荷電粒子が通過し得る引き出し電極1
4を配置し、この引き出し電極14と突起状電極1、2
の一方との間にバイアス電源15を接続したものである。
【0064】バイアス電源15は、像担持体10の表面
を正帯電する場合には引き出し電極14が突起状電極
1、2の一方に対して負電位となるように引き出し電極
14と突起状電極1、2の一方との間に接続し、像担持
体10の表面を負帯電する場合には図17に示すように
引き出し電極14が突起状電極1、2の一方に対して正
電位となるように引き出し電極14と突起状電極1、2
の一方との間に接続する。
【0065】引き出し電極14の形状は格子状、網状な
ど、荷電粒子が像担持体10に到達することを妨げない
形状であればよい。バイアス電源15から引き出し電極
14と突起状電極1、2の一方との間に電圧を印加する
と、引き出し電極14と突起状電極1、2の一方との間
に生じた電界により、帯電装置内の放電空間で発生した
荷電粒子が効率良く引き出されて像担持体10へ向か
う。引き出し電極14が像担持体10の表面と平行であ
るため、突起状電極1、2の配列や形状によらず、均一
な電界内を荷電粒子が飛行するため、像担持体10の帯
電が均一化されて帯電ムラが防止され、帯電装置に起因
する不良画像をなくすことができる。このように、第1
6の実施例によれば、帯電ムラを防止することができ
る。
【0066】本発明の第17の各実施例は、請求項11
に係る発明の各実施例であり、それぞれ上記第1実施例
乃至第15の実施例の帯電装置を用い、図18に示すよ
うにその突起状電極1、2が見える位置に被帯電体例え
ば電子写真装置における像担持体としての感光体10を
配置し、該帯電装置の突起状電極1、2の一方と感光体
10の電極10aとの間にバイアス電源16を接続す
る。
【0067】バイアス電源16は、感光体10における
感光層10bの表面を正帯電する場合には感光体10の
電極10が突起状電極1、2の一方に対して負電位とな
るように突起状電極1、2の一方と感光体10の電極1
0aとの間に接続し、感光体10の表面を負帯電する場
合には図18に示すように感光体10の電極10が突起
状電極1、2の一方に対して正電位となるように突起状
電極1、2の一方と感光体10の電極10aとの間に接
続する。
【0068】バイアス電源16から突起状電極1、2の
一方と感光体10の電極10aとの間に直流電圧が印加
されると、突起状電極1、2の一方と感光体10の電極
10aとの間に生じた電界により、帯電装置内で発生し
た荷電粒子が感光体10側に到達して感光体10の表面
を帯電させる。この第17の実施例によれば、オゾン、
NOxを少なくできる。
【0069】本発明の第18の各実施例は、請求項11
に係る発明の他の各実施例であり、それぞれ上記第17
の実施例の帯電装置を用い、図19に示すようにその突
起状電極1、2が見える位置に被帯電体例えば電子写真
装置における像担持体としての感光体10を配置し、該
帯電装置の引き出し電極14と感光体10の電極10a
との間にバイアス電源16を接続する。
【0070】バイアス電源16は、感光体10における
感光層10bの表面を正帯電する場合には感光体10の
電極10が引き出し電極14に対して負電位となるよう
に引き出し電極14と感光体10の電極10aとの間に
接続し、感光体10の表面を負帯電する場合には図19
に示すように感光体10の電極10が引き出し電極14
に対して正電位となるように引き出し電極14と感光体
10の電極10aとの間に接続する。
【0071】バイアス電源15から引き出し電極14と
突起状電極1、2の一方との間に電圧を印加してバイア
ス電源16から引き出し電極14と感光体10の電極1
0aとの間に引き出し電圧を印加すると、突起状電極
1、2の一方と感光体10の電極10aとの間に生じた
電界により、帯電装置内で発生した荷電粒子が感光体1
0側に到達して感光体10の表面を帯電させる。この第
18の実施例によれば、オゾン、NOxを少なくでき
る。
【0072】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、上記構成により、オゾン、NOxの低減を図ること
ができる。請求項2に係る発明によれば、上記構成によ
り、オゾン、NOxの低減を図ることができ、部品種の
少量化が可能で生産性の向上を図ることができる。請求
項3に係る発明によれば、上記構成により、オゾン、N
Oxの低減効果を増大させることができる。
【0073】請求項4に係る発明によれば、上記構成に
より、オゾン、NOxの低減効果を増すことができ、突
起状電極の長寿命化を図ることができる。請求項5に係
る発明によれば、上記構成により、オゾン、NOxの低
減を図ることができ、生産性の向上を図ることができ
る。請求項6に係る発明によれば、上記構成により、オ
ゾン、NOxの低減効果を増大させることができ、生産
性の向上を図ることができる。
【0074】請求項7に係る発明によれば、上記構成に
より、オゾン、NOxの低減効果を増すことができ、生
産性の向上及び突起状電極の長寿命化を図ることができ
る。請求項8に係る発明によれば、上記構成により、放
電動作の安定化を図ることができる。請求項9に係る発
明によれば、上記構成により、オゾン、NOxの低減効
果を増大させることができる。
【0075】請求項10に係る発明によれば、上記構成
により、帯電ムラを防止することができる。請求項11
に係る発明によれば、上記構成により、オゾン、NOx
を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図3】上記実施例の一部を示す側面図である。
【図4】本発明の第3実施例の組み立て前後を示す斜視
図である。
【図5】本発明の第4実施例を示す斜視図である。
【図6】本発明の第5実施例の一部を示す側面図であ
る。
【図7】本発明の第6実施例の一部を示す側面図であ
る。
【図8】本発明の第7実施例の一部を示す側面図であ
る。
【図9】本発明の第8実施例を示す斜視図である。
【図10】本発明の第9実施例を示す斜視図である。
【図11】本発明の第10実施例の一部を示す側面図で
ある。
【図12】本発明の第11実施例の一部を示す側面図で
ある。
【図13】本発明の第12実施例の一部を示す側面図で
ある。
【図14】本発明の第13の実施例の突起状電極を示す
斜視図である。
【図15】本発明の第14の実施例の突起状電極を示す
斜視図である。
【図16】本発明の第15の実施例を示す斜視図であ
る。
【図17】本発明の第16の実施例を示す斜視図であ
る。
【図18】本発明の第17の実施例を示す斜視図であ
る。
【図19】本発明の第18の実施例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1、11、12、2、21、22 突起状電極 3、31、32、4、41、42 誘電体 5、51、6、61、62、9、11 電極 7 放電用電源 8、12 交流電源 13 筐体 14 引き出し電極 15、16 バイアス電源
フロントページの続き (72)発明者 梅村 和彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 近藤 浩 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 田中 正治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H003 AA18 CC00 EE09 EE12 EE16 EE18 2H032 AA01 BA01 BA23 2H035 AA00 AZ01 AZ03 AZ07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放電により被帯電体を帯電させる帯電装置
    において、互いに対向する誘電体と、この互いに対向す
    る誘電体の間に、複数の対をなして配列されるとともに
    少なくとも一方の端部が前記誘電体に保持される突起状
    電極とを有し、この対をなす突起状電極の間に電圧を印
    加して放電を発生させることを特徴とする帯電装置。
  2. 【請求項2】放電により被帯電体を帯電させる帯電装置
    において、互いに対向する2つの誘電体からなる支持体
    を有し、この2つの支持体上にそれぞれ複数の突起状電
    極を配置し、この複数の突起状電極を対をなすように噛
    み合わせて配列したことを特徴とする帯電装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の帯電装置において、前記対
    をなす突起状電極の間に交流成分を含む電圧を印加して
    放電を発生させることを特徴とする帯電装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の帯電装置において、前記対
    をなす突起状電極の少なくとも一方を被覆する誘電体を
    有し、前記突起状電極を対をなすように噛み合わせて近
    接もしくは接触させたことを特徴とする帯電装置。
  5. 【請求項5】放電により被帯電体を帯電させる帯電装置
    において、第1の誘電体からなる支持体と、この支持体
    上に複数の対をなして配列された突起状電極と、前記支
    持体に対向して配置され前記突起状電極に当接される第
    2の支持体とを有し、前記対をなす突起状電極の間に電
    圧を印加して放電を発生させることを特徴とする帯電装
    置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の帯電装置において、前記対
    をなす突起状電極の間に交流成分を含む電圧を印加して
    放電を発生させることを特徴とする帯電装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の帯電装置において、前記対
    をなす突起状電極の少なくとも一方は誘電体で被覆され
    た導電体とし、前記対をなす突起状電極同士を近接もし
    くは接触させたことを特徴とする帯電装置。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載の帯電装置
    において、前記突起状電極の形状を局所的に電気力線が
    集中する個所を有する形状としたことを特徴とする帯電
    装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかに記載の帯電装置
    において、前記被帯電体側のみが開放されるように筐体
    により前記突起状電極を取り囲む構成としたことを特徴
    とする帯電装置。
  10. 【請求項10】請求項1〜9のいずれかに記載の帯電装
    置において、前記突起状電極と前記被帯電体の表面との
    間に前記被帯電体の表面と平行に配置され、荷電粒子が
    通過し得る引き出し電極を有し、この引き出し電極と前
    記突起状電極との間に電圧を印加して荷電粒子を引き出
    すことを特徴とする帯電装置。
  11. 【請求項11】請求項1〜10のいずれかに記載の帯電
    装置の前記突起状電極が見える位置に被帯電体を配置
    し、該帯電装置と被帯電体との間に電圧を印加して被帯
    電体を帯電させることを特徴とする帯電方法。
JP21427199A 1999-07-28 1999-07-28 帯電装置及び帯電方法 Pending JP2001042599A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21427199A JP2001042599A (ja) 1999-07-28 1999-07-28 帯電装置及び帯電方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21427199A JP2001042599A (ja) 1999-07-28 1999-07-28 帯電装置及び帯電方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001042599A true JP2001042599A (ja) 2001-02-16

Family

ID=16652977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21427199A Pending JP2001042599A (ja) 1999-07-28 1999-07-28 帯電装置及び帯電方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001042599A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6314176A (ja) 制御スクリ−ン付コロナ放電装置
JP2001357961A (ja) 電荷発生装置及び帯電装置及び画像形成装置
JP2002237368A (ja) イオン発生装置とその製造方法
JPH118042A (ja) イオン発生基板および電子写真記録装置
JP2001042599A (ja) 帯電装置及び帯電方法
US5412213A (en) Charger for performing a corona discharge
JP2004004334A (ja) コロナ放電装置及び画像形成装置
US5974296A (en) Fixing device having plural trigger electrodes
US20110129257A1 (en) Charging device, cartridge for image forming apparatus, and image forming apparatus
JPS60232570A (ja) 放電器
JP3379197B2 (ja) コロナ放電装置
JP2001075336A (ja) 帯電方法及び帯電装置
US7421222B2 (en) Electrophotographic device with contaminant-resistant photoconductor and charger
JP2555641B2 (ja) 帯電除電用の放電装置
JP2001143849A (ja) 帯電装置及び帯電方法及び画像形成装置
JP3328856B2 (ja) 放電器及びそれを用いた記録ヘッド
JP2002207348A (ja) コロナ放電装置及び画像形成装置
JPH10294163A (ja) イオン発生装置および電子写真記録装置
JP4653329B2 (ja) 放電装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2001022157A (ja) 帯電器
JP2012053248A (ja) 荷電粒子発生装置、帯電装置及び画像形成装置
JP2002040757A (ja) イオン発生器および帯電方法および帯電装置並びに画像形成装置
JPH0635299A (ja) 帯電装置
JP2001022161A (ja) 帯電装置及び電子写真装置
JPS6353882A (ja) イオン発生装置