JP2001042587A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001042587A
JP2001042587A JP11212661A JP21266199A JP2001042587A JP 2001042587 A JP2001042587 A JP 2001042587A JP 11212661 A JP11212661 A JP 11212661A JP 21266199 A JP21266199 A JP 21266199A JP 2001042587 A JP2001042587 A JP 2001042587A
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support shaft
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forming apparatus
photoconductor
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Junichi Maekawa
純一 前川
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置の本体フレームに対する、感光
体ドラムの着脱作業や、装着時の位置決めを容易に行え
るようにすること。 【解決手段】 画像形成装置の本体フレームに後端部が
回転可能に片持ち支持されて、前端部から感光体ドラム
Pkが装着可能な感光体支持軸9と、前記感光体支持軸
9の前端部に装着され且つ感光体支持軸9前端面に固定
ネジ57により固定され前側位置決めスリーブ56と、
前側位置決めスリーブ56の位置決め用円筒部56a
を、ベアリング60を介して回転および前後にスライド
移動可能に支持する前側支持プレート20であって、画
像形成装置の本体フレームF3bに着脱可能に連結される
とともに前面にハンドル67が設けられた前側支持プレ
ート20とを備えた画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置の本
体フレームに対して着脱可能な感光体ドラムを容易に画
像形成装置外部に取り出せるように構成された画像形成
装置(着脱式感光体ドラムを有する画像形成装置)に関
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置として従来次の技
術(J01)が知られている。 (J01)図18に示す技術(例えば、実開平8−286
561号公報等に記載の技術) 図18は従来の回転可能に片持支持された感光体支持軸
に対する感光体ドラムの着脱構造および方法の説明図
で、図18Aは感光体支持軸上に感光体ドラムが装着さ
れた状態を示す図、図18Bは前記図18Aの状態から
感光体ドラムを感光体支持軸の自由端側に移動させた状
態を示す図、図18Cは前記図18Bの状態から感光体
ドラムを前記自由端側にさらに移動させた状態を示す図
である。なお、図18において、矢印X方向を前方と
し、−X方向を後方ということにする。
【0003】図18に示す画像形成装置の感光体支持軸
01は、後端部(−X端部)が本体フレーム(図示せ
ず)に回転可能に片持ち支持され、前記感光体支持軸0
1の後端部と反対側の自由端部である前端部(X端部)
から、感光体ドラム02、円錐状のテーパ面03aを有
する前側位置決めスリーブ03、およびベアリング04
が着脱可能である。前記ベアリング04を支持する前側
支持プレート05は、ベアリング04が感光体支持軸0
1上の所定位置に装着された状態で、本体フレーム(図
示せず)に着脱可能である。感光体ドラム02を感光体
支持軸01上の所定位置(装着位置)で移動不能に装着
する場合、感光体支持軸01上で、ベアリング04およ
び前側支持プレート05を後方に移動させて、感光体ド
ラム02、前側位置決めスリーブ03を後方に押圧す
る。そして、感光体ドラム02を感光体支持軸01上の
感光体ドラム02の後方移動を規制するストッパ(図示
せず)に押しつける。その状態で前記前側支持プレート
05を本体フレーム(図示せず)に固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】(前記(J01)の問題
点)前記従来技術(J01)ではメンテナンス作業時等
に、前記感光体支持軸01上に装着された感光体ドラム
02を感光体支持軸01上から前方(X方向)に取り出
す場合、前記前側支持プレート05を本体フレーム(図
示せず)から離脱させて前方に移動させ、さらに前側位
置決めスリーブ03の円錐状のテーパ面03aを感光体
ドラム02前端から離脱させなければ、感光体ドラム0
2を移動させることは不可能であった。すなわち、感光
体支持軸01上で感光体ドラム02を移動可能とするた
めには、前記前側位置決めスリーブ03を感光体ドラム
02前端から前方にスライド移動させる必要があり、ま
た、前記前側位置決めスリーブ03を前方に移動させる
ためには前記前側支持プレート05を本体フレーム(図
示せず)から離脱させて前方に移動させる必要がある。
メンテナンス作業時(保守、点検作業時)に感光体支持
軸01に対して前記前側支持プレート05の本体フレー
ム(図示せず)に対する着脱作業を行うことは面倒であ
った。このため、画像形成装置の感光体支持軸01に対
する、感光体ドラムの着脱作業が面倒であるという問題
点があった。
【0005】本発明は、前述の事情に鑑み、次の記載内
容(O01),(O02)を課題とする。 (O01)感光体支持軸上で前記位置決め部材を容易にス
ライド移動できるようにすること。 (O02)画像形成装置の本体フレームに対する、感光体
ドラムの着脱作業や、装着時の位置決めを容易に行える
ようにすること。
【0006】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決し
た本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施
例の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符
号をカッコで囲んだものを付記する。また、本発明を後
述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明
の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例
に限定するためではない。
【0007】(本発明)前記課題を解決するために、本
発明の画像形成装置は、次の要件(A01)〜(A05)を
備えたことを特徴とする、(A01)画像形成装置(U)
の本体フレーム(F3)に後端部が回転可能に片持ち支
持されて、前記後端部と反対側の自由端部である前端部
から感光体ドラム(Py〜Pk)が着脱可能な感光体支持
軸(9)、(A02)前記感光体支持軸(9)が貫通する
支持軸貫通孔(23b,24b)を有し前記感光体支持軸
(9)上に装着される装着円筒部(23a,24a)を有
する感光体ドラム(Py〜Pk)、(A03)前記感光体支
持軸(9)の前端部に着脱可能に装着される前側位置決
めスリーブ(56)、(A04)前記前側位置決めスリー
ブ(56)の後端部および前記感光体ドラム(Py〜P
k)の装着円筒部(23a)の前端部のうちの一方が円錐
状のテーパ面(56c)を有し他方が前記テーパ面(5
6c)に当接した状態で前記感光体支持軸(9)上に装
着される前記前側位置決めスリーブ(56)および前記
感光体ドラム(Py〜Pk)、(A05)前記感光体支持軸
(9)に沿って前記感光体ドラム(Py〜Pk)と共に前
後移動可能に支持され且つ前記前側位置決めスリーブ
(56)をベアリング(60)を介して回転可能且つス
ライド可能に支持する前側支持プレート(20)であっ
て、画像形成装置の本体フレーム(F3)に着脱可能に
連結される前記前側支持プレート(20)。
【0008】前記本発明において、前記「前側位置決め
スリーブ(56)をベアリング(60)を介して回転可
能且つスライド可能に支持する前側支持プレート(2
0)」に対応する構成としては、次の構成を採用するこ
とが可能である。 (1)前側支持プレート(20)に対してベアリング
(60)を固定し、前記ベアリング(60)により前側
位置決めスリーブ(56)を回転可能且つスライド可能
に支持する構成。 (2)前側支持プレート(20)に対してベアリング
(60)をスライド移動可能に支持し、前記ベアリング
(60)により前側位置決めスリーブ(56)を回転可
能に支持する構成、または回転可能且つスライド可能に
支持する構成。
【0009】(本発明の作用)前記構成を備えた本発明
の画像形成装置では、画像形成装置の本体フレーム(F
3)に後端部が回転可能に片持ち支持された感光体支持
軸(9)は、前端部から感光体ドラム(Py〜Pk)が着
脱可能である。感光体ドラム(Py〜Pk)は、装着円筒
部(23a)の支持軸貫通孔(23b)を貫通する前記感
光体支持軸(9)により着脱可能に支持される。前側位
置決めスリーブ(56)は前記感光体支持軸(9)の前
端部に着脱可能に装着される。前記前側位置決めスリー
ブ(56)および前記感光体ドラム(Py〜Pk)は、前
記前側位置決めスリーブ(56)の後端部および前記感
光体ドラム(Py〜Pk)の装着円筒部(23a)の前端
部のうちの一方が円錐状のテーパ面(56c)を有し他
方が前記テーパ面(56c)に当接した状態で前記感光
体支持軸(9)上に位置決めされ装着される。
【0010】また、画像形成装置の本体フレーム(F
3)に着脱可能に連結される前側支持プレート(20)
は、前記前側位置決めスリーブ(56)を、ベアリング
(60)を介して回転可能且つスライド可能に支持す
る。前記前側位置決めスリーブ(56)を前方にスライ
ドさせると、前記前側位置決めスリーブ(56)の後端
部および前記感光体ドラム(Py〜Pk)の装着円筒部
(23a)の前端部の当接状態(前記一方が円錐状のテ
ーパ面(56c)を有し他方が前記テーパ面(56c)に
当接した状態)が解除されるため、感光体支持軸(9)
上で感光体ドラム(Py〜Pk)の前方への移動が自由と
なる。このため、前記前側位置決めスリーブ(56)を
前方にスライドさせた状態では、前記前側位置決めスリ
ーブ(56)、前側支持プレート(20)および感光体
ドラム(Py〜Pk)を前方に移動させて感光体支持軸
(9)上から抜き出すことが可能となる。また、前記前
側位置決めスリーブ(56)、前側支持プレート(2
0)および感光体ドラム(Py〜Pk)を感光体支持軸
(9)前端側から装着することが可能である。したがっ
て、感光体ドラム(Py〜Pk)の感光体支持軸(9)上
への着脱作業が容易となる。また、感光体支持軸(9)
上に感光体ドラム(Py〜Pk)が装着された状態で、前
側位置決めスリーブ(56)の感光体支持軸(9)上へ
の着脱を行うことも可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1の画像形成装置は、前記本発明において次の要件
(A06)を備えたことを特徴とする、(A06)前記感光
体支持軸(9)の外周面および前側位置決めスリーブ
(56)の内周面が円周方向の円形の接触線上で線接触
するように、前記感光体支持軸(9)の外周面または前
側位置決めスリーブ(56)の内周面に形成された線接
触用リング状突出部(9c)。
【0012】(実施の形態1の作用)前記構成を備えた
本発明の実施の形態1の画像形成装置では、前記感光体
支持軸(9)の外周面または前側位置決めスリーブ(5
6)の内周面に形成された線接触用リング状突出部(9
c)は、前記感光体支持軸(9)の外周面および前側位
置決めスリーブ(56)の内周面が円周方向の円形の接
触線上で線接触する。したがって、前記前側位置決めス
リーブ(56)は、感光体支持軸(9)上で前記線接触
用リング状突出部(9c)を支点として回動できるの
で、前側位置決めスリーブ(56)および感光体支持軸
(9)の間のかじりの発生を防止することができる。
【0013】(実施の形態2)本発明の実施の形態2の
画像形成装置は、前記本発明または本発明の実施の形態
1において次の要件(A07)を備えたことを特徴とす
る、(A07)前記前側位置決めスリーブ(56)の外周
面およびベアリング(60)の内周面が円周方向の円形
の接触線上で線接触するように、前記前側位置決めスリ
ーブ(56)の外周面またはベアリング(60)の内周
面に形成された線接触用リング状突出部(56d)。
【0014】(実施の形態2の作用)前記構成を備えた
本発明の実施の形態2の画像形成装置では、前記前側位
置決めスリーブ(56)の外周面またはベアリング(6
0)の内周面に形成された線接触用リング状突出部(5
6d)は、前記前側位置決めスリーブ(56)の外周面
およびベアリング(60)の内周面が円周方向の円形の
接触線上で線接触する。したがって、前記前側位置決め
スリーブ(56)は、ベアリング(60)内面に対して
前記線接触用リング状突出部(56d)を支点として回
動できるので、前側位置決めスリーブ(56)およびベ
アリング(60)の間のかじりの発生を防止することが
できる。
【0015】(実施の形態3)本発明の実施の形態3の
画像形成装置は、前記本発明または本発明の実施の形態
1もしくは2において次の要件(A08),(A09)を備
えたことを特徴とする、(A08)前記前側支持プレート
(20)の前面に対して所定範囲で前後に移動可能に支
持されたハンドル(67)、(A09)前記ハンドル(6
7)が前方に移動したときに前記前側位置決めスリーブ
(56)を前方に移動させるとともに前記前側支持プレ
ート(20)に接近する方向に移動したときに前記前側
位置決めスリーブ(56)を後方に移動させるように前
記ハンドル(67)および前記前側位置決めスリーブ
(56)を連結するハンドル・スリーブ連結構造(66
+58)。
【0016】(実施の形態3の作用)前記構成を備えた
本発明の実施の形態3の画像形成装置では、前側支持プ
レート(20)に設けた前記ハンドル(67)を前方に
引っ張ると、ハンドル(67)は前記前側支持プレート
(20)から前方に離れる。このとき、ハンドル・スリ
ーブ連結構造(66+58)により、前記前側位置決め
スリーブ(56)は前方に移動する。このとき、感光体
ドラム(Py〜Pk)が感光体支持軸(9)上で移動可能
となる。また、前記前方に引っ張った前記ハンドル(6
7)を後方に押すと、ハンドル(67)の自由端が前記
前側支持プレート(20)に接近する方向に回転する。
このとき、ハンドル・スリーブ連結構造(66+58)
により、前記前側位置決めスリーブ(56)は感光体支
持軸(9)上で後方に移動するので、感光体支持軸
(9)上の感光体ドラム(Py〜Pk)の前端に当接す
る。
【0017】(実施の形態4)本発明の実施の形態4の
画像形成装置は、前記本発明または本発明の実施の形態
1ないし3のいずかにおいて次の要件(A010),(A0
11)を備えたことを特徴とする、(A010)前記感光体
支持軸(9)の後端部外周面に装着された後側位置決め
スリーブ(10)、(A011)前記後側位置決めスリー
ブ(10)の前端部および前記感光体ドラム(Py〜P
k)の装着円筒部(24a)の後端部のうちの一方が円錐
状のテーパ面(10a)を有し他方が前記テーパ面(1
0a)に当接した状態で前記感光体支持軸(9)上に装
着される前記後側位置決めスリーブ(10)および前記
感光体ドラム(Py〜Pk)。
【0018】(実施の形態4の作用)前記構成を備えた
本発明の実施の形態4の画像形成装置では、後側位置決
めスリーブ(10)は、前記感光体支持軸(9)の後端
部に装着される。前記後側位置決めスリーブ(10)お
よび前記感光体ドラム(Py〜Pk)は、前記後側位置決
めスリーブ(10)の前端部および前記感光体ドラム
(Py〜Pk)の装着円筒部(24a)の後端部のうちの
一方が円錐状のテーパ面(10a)を有し他方が前記テ
ーパ面(10a)に当接した状態で前記感光体支持軸
(9)上に装着される。すなわち、感光体支持軸(9)
上に装着された後側位置決めスリーブ(10)の前方に
感光体ドラム(Py〜Pk)を装着し、その前方に装着し
た前側位置決めスリーブ(56)を前後にスライドさせ
ることにより、感光体支持軸(9)上に感光体ドラム
(Py〜Pk)および前側位置決めスリーブ(56)を容
易に着脱させることが可能となる。
【0019】(実施の形態5)本発明の実施の形態5の
画像形成装置は、前記本発明または本発明の実施の形態
1もしくは4のいずれかにおいて次の要件(A012)を
備えたことを特徴とする、(A012)前記ベアリングに
スライド移動可能に支持された前記前側位置決めスリー
ブ(56)。
【0020】(実施の形態5の作用)前記構成を備えた
本発明の実施の形態5の画像形成装置では、前記前側位
置決めスリーブ(56)は、前記ベアリング(60)に
スライド移動可能に支持される。したがって、前記前側
位置決めスリーブ(56)は、ベアリング(60)とは
独立に、前記感光体支持軸(9)でスライド移動する。
前記前側位置決めスリーブ(56)を感光体支持軸
(9)上で後方に移動させると、前記前側位置決めスリ
ーブ(56)の後端部および前記感光体ドラム(Py〜
Pk)の装着円筒部(23a)の前端部のうちの一方が円
錐状のテーパ面(56c)を有し他方が前記テーパ面
(56c)に当接した状態で前記感光体支持軸(9)上
に位置決めされ装着される。またその状態で、前記前側
位置決めスリーブ(56)を前方にスライドさせると、
前記前側位置決めスリーブ(56)の後端部および前記
感光体ドラム(Py〜Pk)の装着円筒部(23a)の前
端部の当接状態(前記一方が円錐状のテーパ面(56
c)を有し他方が前記テーパ面(56c)に当接した状
態)が解除されるため、感光体支持軸(9)上で感光体
ドラム(Py〜Pk)の前方への移動が自由となる。した
がって、前側支持プレート(20)およびベアリング
(60)を移動させることなく、前記前側位置決めスリ
ーブ(56)のみを移動させることにより、感光体ドラ
ム(Py〜Pk)を感光体支持軸(9)上で移動可能な状
態にしたり移動不可能な状態とすることができる。
【0021】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の実施の形
態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実
施例に限定されるものではない。なお、以後の説明の理
解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸
方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、
矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示
す側をそれぞれ、前方、後方、左方、右方、上方、下
方、または、前側、後側、左側、右側、上側、下側とす
る。また、図中、「○」の中に「・」が記載されたもの
は紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に
「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印
を意味するものとする。
【0022】(実施例1)図1は本発明の実施例1の画
像形成装置(タンデム式デジタルカラー複写機)の全体
説明図である。図2は画像形成装置本体の説明図であ
る。図1において、画像形成装置Uは、UI(ユーザイ
ンタフェース)、イメージ入力装置U1、給紙装置U2、
画像形成装置本体U3、および後処理装置U4を有してい
る。
【0023】(ユーザインタフェースUI):UIは、
コピースタートキー、コピー枚数設定キー、テンキー等
の入力キーおよびディスプレイUIdを有している。 (イメージ入力装置U1):イメージ入力装置U1は、自
動原稿搬送装置およびイメージスキャナ等により構成さ
れている。 (給紙装置U2):給紙装置U2は複数の給紙トレイTR
1〜TR3、前記各給紙トレイTR1〜TR3に収容された
画像記録用のシートを取り出して画像形成装置本体U3
に搬送する給紙路SH1等を有している。
【0024】(画像形成装置本体U3)画像形成装置本
体U3は、前記給紙装置から搬送されたシートに画像記
録を行う画像記録部(詳細は後述)、トナーディスペン
サー装置U3a、およびシート搬送路SH2、シート循環
路SH3等を有している。 (後処理装置U4)後処理装置U4は、前記画像形成装置
本体U3から搬送される画像記録されたシートを排紙ト
レイ(図示せず)に排出するシート排出路SH4および
前記シートを反転させるシート反転路SH5を有してい
る。反転したシートは前記シート循環路SH3から前記
シート搬送路SH1、シート搬送路SH2を通って画像形
成装置本体U3の2次転写領域Q4に再送される。
【0025】図1のイメージ入力装置U1では、照明さ
れた原稿(図示せず)からの反射光は、露光光学系を介
して、CCD(固体撮像素子)でR(赤)、G(緑)、
B(青)の電気信号に変換される。前記RGBの電気信
号はY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、
K(黒)の画像データに変換され、濃度補正、拡大、縮
小等の画像処理が行われた後、所定のタイミングで画像
形成装置本体U3に入力される。
【0026】図1、図2において、画像形成装置本体U
3のレーザ駆動装置DL(図2参照)は、前記イメージ入
力装置U1から入力されたY(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)、K(黒)の画像データに応じたレ
ーザ駆動信号を所定のタイミングで、各色のトナー像形
成装置UY,UM,UC,UKの潜像形成装置ROS
y,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。なお、前記
各色のトナー像形成装置UY,UM,UC,UKは、画
像形成装置本体U3の前方に引き出された引出位置と画
像形成装置本体U3内部に装着された装着位置との間で
移動可能に支持されている。
【0027】図1において、K(黒)のトナー像形成装
置UKの感光体ドラムPkの周囲には、帯電器CCk、現
像器Gk、クリーナCLk等が配置されている。そして、
他のトナー像形成装置UY,UM,UCの前記感光体ド
ラムPy,Pm,Pcの周囲にもそれぞれ前記感光体ドラ
ムPkの周囲と同様の帯電器CCy,CCm,CCc、現像
器Gy,Gm,Gc、クリーナCLy,CLm,CLc等が配
置されている。
【0028】図1において、感光体ドラムPy,Pm,P
c,Pkは、それぞれ帯電器CCy,CCm,CCc,CCk
により一様に帯電された後、前記潜像形成装置ROS
y,ROSm,ROSc,ROSkの出力するレーザビーム
Ly,Lm,Lc,Lk(図2参照)によりその表面に静電
潜像が形成される。前記感光体ドラムPy,Pm,Pc,
Pk表面の静電潜像は、現像器Gy,Gm,Gc,Gkによ
りY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K
(黒)の色のトナー像に現像される。
【0029】感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk(図1参
照)表面上のトナー像は、前記1次転写器T1y,T1m,
T1c,T1kにより中間転写ベルト(転写材)B上に順次
重ねて転写され、中間転写ベルトB上にカラー画像が形
成される。中間転写ベルトB上に形成されたカラートナ
ー像は、2次転写領域Q4に搬送される。なお、黒画像
データのみの場合はK(黒)の感光体ドラムPkおよび
現像器Gkのみが使用され、黒のトナー像のみが形成さ
れる。1次転写後、感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表
面の残留トナーは感光体ドラム用のクリーナCLy,C
Lm,CLc,CLkによりクリーニングされる。
【0030】図2において、前記各色の感光体ドラムP
y,Pm,Pc,Pkの下方には左右一対のスライドレール
SR,SR(図2参照)によりスライドフレームF1(図
2の2点鎖線参照)が前後(紙面に垂直な方向)にスラ
イド移動可能に支持されている。スライドフレームF1
にはベルトモジュールBMのベルトフレームF2が昇降
可能に支持されている。このような、スライドフレーム
F1を前後移動させる構成およびベルトモジュールBM
を昇降させる構成は、従来公知(例えば、特開平8−1
71248号公報参照)であり、従来公知の種々の構成
を採用することが可能である。前記ベルトモジュールB
Mは、前記中間転写ベルトBと、ベルト駆動ロールR
d、テンションロールRt、ウォーキングロールRw、複
数のアイドラロール(フリーロール)Rfおよびバック
アップロールT2aを含むベルト支持ロール(Rd,Rt,
Rw,Rf,T2a)と、前記1次転写ロールT1とを有し
ている。そして、前記中間転写ベルトBは前記ベルト支
持ロール(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)により矢印Ya
方向に回転移動可能に支持されている。
【0031】前記バックアップロールT2aの下方には2
次転写ユニットUtが配置されている。2次転写ユニッ
トUtの2次転写ロールT2bは、前記中間転写ベルトB
を挟んでバックアップロールT2aに離隔および圧接可能
(離接可能)に配置されており、前記2次転写ロールT
2bが中間転写ベルトBと圧接する領域(ニップ)により
2次転写領域Q4が形成されている。また、前記バック
アップロールT2aにはコンタクトロールT2cが当接して
おり、前記ロールT2a〜T2cにより2次転写器T2が構
成されている。前記コントクトロールT2cにはコントロ
ーラCにより制御される電源回路(図示せず)から所定
のタイミングでトナーの帯電極性と同極性の2次転写電
圧が印加される。
【0032】前記ベルトモジュールBM下方にはシート
搬送路SH2が配置されその下方にはシート循環路SH3
が配置されている。前記給紙装置U2の給紙路SH1から
給紙されたシートは、前記シート搬送路SH2のレジロ
ールRrに搬送されて、カラートナー像が2次転写領域
Q4(図2参照)に搬送されるのにタイミングを合わせ
てレジ側シートガイドSGr、転写前シートガイドSG1
を通って2次転写領域Q4に搬送される。なお、レジ側
シートガイドSGrはレジロールRrとともに、画像形成
装置本体に固定されている。前記中間転写ベルトB上の
カラートナー像は、前記2次転写領域Q4を通過するす
る際に前記2次転写器T2により前記記録シートSに転
写される。なお、フルカラー画像の場合は中間転写ベル
トB表面に重ねて1次転写されたトナー像が一括して記
録シートSに2次転写される。
【0033】2次転写後の前記中間転写ベルトBは、ベ
ルトクリーナCLBによりクリーニングされる。なお、
前記2次転写ロールT2bおよびベルトクリーナCLB
は、中間転写ベルトBと離接自在(離隔および接触自
在)に配設されており、カラー画像が形成される場合に
は最終色の未定着トナー像が中間転写ベルトBに1次転
写されるまで、中間転写ベルトBから離隔している。前
記トナー像が2次転写された記録シートSは、転写後シ
ートガイドSG2、シート搬送ベルトBHを通って定着
装置Fの一対の定着用回転部材Fh,Fpが互いに圧接す
る領域(定着領域)Q5に搬送される。前記定着領域Q5
では前記記録シートS上の前記トナー像が加熱定着さ
れ、加熱定着された記録シートSは、排出ローラRhか
ら後処理装置U4に搬送される。
【0034】図3はトナー像形成装置の感光体支持軸の
説明図である。図3において、画像形成装置本体の後部
(−X側部分)には支持壁1およびその前方側に設けら
れた位置決め用基準壁2が設けられており、前記位置決
め用基準壁2にはモータハウジング3が支持されてい
る。支持壁1、前記位置決め用基準壁2および前記モー
タハウジング3の後壁3aにはそれぞれベアリング4,
5,6が装着されている。前記モータハウジング3内部
には、モータケース7が収容されており、モータケース
7は回り止め部材7aにより前記モータハウジング3に
回転不能に係止されている。前記モータケース7の前壁
および後壁にはベアリング8,8が支持されている。前
記各ベアリング4〜6,8,8によりX軸方向(前後方
向)に延びる感光体支持軸9が回転可能に支持されてい
る。前記感光体支持軸9は前記モータケース7内の回転
子7bと一体的に回転する。
【0035】前記感光体支持軸9には、前端部分に回転
力伝達用ピン9aが設けられ、また、前端には雌ねじ孔
9bが形成されており、前端部には線接触用リング状突
出部9cが形成されている。線接触用リング状突出部9c
はその周囲の感光体支持軸9表面部分よりも大径のリン
グ状部分であり、その機能については図12、図13に
より後述する。また、前記感光体支持軸9の後端部で前
記位置決め用基準壁2より前側に円筒状の後側位置決め
スリーブ10が装着されている。後側位置決めスリーブ
10の前端部には前方に行くに従って先細りとなる円錐
状のテーパ面10aが形成されている。前記感光体支持
軸9は、前述の各色のトナー像形成装置UY,UM,U
C,UKの感光体ドラムPy〜Pkを支持するために、4
本設けられている。
【0036】図4は前記図2に示す画像形成装置本体の
要部拡大説明図である。図5は前記図4のトナー像形成
ユニットの前側支持プレートを除いた状態を示す図であ
る。図6は前記図4の要部拡大斜視図であり、トナー像
形成装置の前面斜視図である。図7は前記図5の要部拡
大図であり、トナー像形成装置の前側支持プレートの図
示を省略した前面図である。図8はトナー像形成装置の
要部分解斜視図である。図9はトナー像形成装置要部の
平断面分解図であり、感光体ドラム支持軸と感光体ドラ
ム駆動軸とが連結する前の状態を示す図である。図10
はトナー像形成装置の平断面図であり、感光体ドラム支
持軸と感光体ドラム駆動軸とが連結した状態を示す図で
ある。図11はトナー像形成装置の側面部分断面図であ
る。
【0037】前述の各色のトナー像形成装置UY,U
M,UC,UKの前記各色の感光体ドラム、帯電器、現
像器、クリーナ等は全て同じ構成を有しているので、以
下、K(黒)のトナー像形成装置UKについて記載す
る。 (トナー像形成装置UKの説明)図4、図5、図11に
おいて、本体フレームF3は枠状のフレームであり、前
面側に水平な上下2本の本体前側フレームF3a,F3bお
よび複数の鉛直フレーム等を有している。また、後面側
にも同様な上下2本の本体後側フレームF3a,F3b(図
示せず)および複数の垂直な鉛直フレーム等を有してい
る。また、前記本体前側フレームF3aの前面にはフロン
トパネルPA1(図4、図5参照)が固定されており、
フロントパネルPA1の下端は本体前側フレームF3bの
上端の上方に接近して配置されている。
【0038】図11において画像形成装置本体U3の本
体フレームF3bにハンガーピン支持部材11を介して固
定支持されたハンガーピン12は前方(X方向)に突出
するように配置されている。図7、図10、図11にお
いて、画像形成装置本体U3の本体フレームF3には、
固定ねじ13(図11参照)により前後(X軸方向)に
延びる左右一対の固定レール支持部材14,14が固定
されており、図7に示すように、固定レール支持部材1
4には上下方向に細長い貫通孔14aが形成されてい
る。前記貫通孔14aを貫通する連結ピン15は上下方
向に移動可能であり、図7、図11に示すように前後2
個設けられている。そして、前記各連結ピン15の外端
部は引張バネ16により上方に引っ張られている。
【0039】前記連結ピン15の内端には固定側スライ
ドレール17が支持されている。前記固定側スライドレ
ール17(図7参照)は左右2個設けられている。前記
左右の固定側スライドレール17,17により可動側ス
ライドレール18,18が前後にスライド移動可能に支
持されている。図6〜図8、図11において、前記可動
側スライドレール18,18には前後に延びるスライド
部材19,19が連結されている。前記スライド部材1
9の前端には前側支持プレート20が連結されている。
前記前側支持プレート20には、貫通孔(ドラム支持軸
貫通孔)20a(図9〜図11参照)、位置決め孔20b
(図6〜図8参照)、固定用ねじ孔20cおよび切起し
により形成された左右一対のレバー支持部材20d,2
0d(図6参照)が設けられている。前記スライド部材
19,19の後端には貫通孔21a(ドラム支持軸貫通
孔)を有する後側支持プレート21(図11参照)が連
結されている。したがって、前記前側支持プレート20
および後側支持プレート21は前記スライド部材19,
19(図7、図11参照)と共に前後にスライド移動可
能である。
【0040】(感光体ドラムユニットUa)図8〜図1
0において、感光体ドラムユニットUa(図7、図8参
照)は、前記感光体支持軸9上に装着され、前記感光体
支持軸9と一体的に回転する。前記感光体ドラムPk
は、感光体スリーブ22と、前記感光体スリーブ22の
前端を支持する前端フランジ部材23と、前記感光体ス
リーブ22の後端を支持する後端フランジ部材24とを
有している。前記前端フランジ部材23は、前後に延び
る装着円筒部23a(図9〜図11参照)を有し、前記
装着円筒部23aは支持軸貫通孔23bを有している。支
持軸貫通孔23bはその後端に形成された係合用凹凸2
3cを有する。また、前記感光体ドラムPkが前記感光体
支持軸9に装着された状態で、前記支持軸貫通孔23b
の前端部内周面と前記感光体支持軸9外周面との間には
円筒状空間(後述の前側位置決めスリーブ56の後端部
のテーパ面56cが挿入される空間)が形成される。
【0041】前記後端フランジ部材24は、装着円筒部
24aを有し、前記装着円筒部24aは支持軸貫通孔24
bを有している。前記感光体ドラムPkが前記感光体支持
軸9に装着された状態で、前記支持軸貫通孔24bの後
端部内周面と前記感光体支持軸9外周面との間には円筒
状空間(前記円筒状の後側位置決めスリーブ10の前端
部のテーパ面10aが挿入される空間)が形成される。
前記感光体支持軸9は回転力伝達用ピン9aの支持部分
がその後側部分よりも小径に形成されており、前記回転
力伝達用ピン9aは前記後端フランジ部材24の支持軸
貫通孔24aを貫通可能に形成されている。前記感光体
支持軸9の前記回転力伝達用ピン9a(図10参照)は
前記係合用凹凸23cと係合しており、感光体支持軸9
の回転を前端フランジ部材23に伝達する。また、前記
後端フランジ部材24の外周面にはギヤG1が装着され
ている。
【0042】前記装着円筒部23aにはベアリング26
を介して前側円筒部材27が回転自在に支持されてい
る。前記後端フランジ部材24の装着円筒部24aの後
端外周面はベアリング29を介して後側円筒部材30が
装着されている。前記後側円筒部材30の後部内周面に
はベアリング31が装着されている。前記ベアリング3
1の内孔は、前記感光体支持軸9の後端部の後側位置決
めスリーブ10が挿入可能に形成されている。前記符号
22〜31,ギヤG1で示された要素により前記感光体
ドラムユニットUa(図9参照)が構成されている。
【0043】(クリーナユニットUb)図7、図8に示
すクリーナユニットUbは、帯電器CCkと、クリーニン
グブラシCLK1を有するクリーナCLkとそれらを支持
する支持枠32とを有している。図10において前記支
持枠32はその後端に後方に突出する連結ピン33を有
している。前記連結ピン33は、前記後側支持プレート
21の外周に形成されたU字型のピン嵌合溝(図示せ
ず)に嵌合している。
【0044】図8〜図11において、クリーナユニット
Ubの支持枠32は前端壁34および後端壁35を有し
ている。前記前端壁34にはU字型の前側円筒部材嵌合
溝34a(図8参照)が形成されている。前端壁34に
は、ねじ36(図10〜図11参照)により、前記前側
円筒部材嵌合溝34aに挿入嵌合された前側円筒部材2
7が固定される。前記後端壁35にはU字型の後側円筒
部材嵌合溝35a(図9〜図10参照)が形成されてい
る。後端壁35には、ねじ37(図10〜図11参照)
により、前記後側円筒部材嵌合溝35aに挿入嵌合され
た前記後側円筒部材30が固定される。前記クリーナユ
ニットUbは、前記符号CCk,CLk,32〜37で示
された要素により構成されており、前記感光体ドラムユ
ニットUaと一体的に連結されている。
【0045】(現像ユニットUc)図8、図10におい
て、現像ユニットUcは、現像器Gkを有し、前記現像器
Gkは連結枠41に連結されている。前記連結枠41は
前後に延びる中央連結プレート42と前端連結プレート
43と後端連結プレート44を有している。連結枠41
の前記前端連結プレート43にはU字型の前側円筒部材
嵌合溝43a(図8参照)が形成されている。前記前側
円筒部材嵌合溝43aは前記前側円筒部材27の外周面
に軸方向(前後方向に)スライド可能に嵌合する。ま
た、前記後端連結プレート44に形成されたU字型の後
側円筒部材嵌合溝44a(図10参照)は、前記後側円
筒部材30外周面と軸方向(前後方向)にスライド可能
に嵌合している。
【0046】前記現像ユニットUcの前記U字型の前側
円筒部材嵌合溝43aおよび後側円筒部材嵌合溝44a
と、前記感光体ドラムユニットUaの前記前側円筒部材
27および後側円筒部材30の外周面とが嵌合した状態
で、前記現像ユニットUcおよび感光体ドラムユニット
Uaは、感光体ドラムPkおよび現像ロール46が図示し
ない弾性部材により互いに圧接するように構成されてい
る。また、前記現像ユニットUcおよび感光体ドラムユ
ニットUaの前後方向の位置は、それらを感光体支持軸
9上に装着した状態で、図示しない押圧部材により感光
体ドラムユニットUaを後方に押圧することにより位置
決めされる。
【0047】現像ユニットUcの現像器Gkは現像容器V
を有し、現像容器Vには上下一対の前方突出部Va,Va
(図9〜図10参照)が設けられている。前記現像器G
kは、前記現像容器V内部に収容された現像ロール4
6、上下一対の現像剤攪拌搬送部材47,47(図9、
図10参照)を有している。前記上下一対の現像剤攪拌
搬送部材47,47の前端部は前記上下一対の前方突出
部Va,Va内に延びており、現像容器V内の現像剤を攪
拌しながら循環させる。図9、図10において、前記現
像ロール46の回転軸および前記現像剤攪拌搬送部材4
7,47の回転軸は前記現像容器Vの前壁および後壁に
より回転可能に支持されており、それらの回転軸の後端
部(−X端部)は前記現像容器Vの後壁を貫通して後方
に延びている。そして、前記現像ロール46および前記
現像剤攪拌搬送部材47,47の回転軸の後端部には順
次噛み合うギヤG3およびG4,G5が装着されている。
【0048】前記連結枠41には前後に延びる現像剤排
出筒48が固定されており、現像剤排出筒48の前端部
と前記前方突出部Vaとの間には、前方突出部Vaから排
出される排出現像剤を前記現像剤排出筒48前端部に排
出させる排出用連通路形成部材49が設けられている。
前記現像剤排出筒48内には排出現像剤を後方に搬送す
る排出現像剤搬送軸51を有する図示しない排出現像剤
搬送部材(オーガ)が配置されている。前記排出現像剤
搬送軸(オーガ軸)51の後端にはギヤG6が装着され
ており、前記ギヤG6はギヤG7を介して前記ギヤG5に
接続されている。前記現像剤排出筒48内を後方に搬送
された排出現像剤は現像剤排出筒48の後端部に接続さ
れた現像剤回収タンクTに排出される。
【0049】図6〜図8において、前記上下一対の前方
突出部Va,Vaのうちの上側の前方突出部Va上面に
は、現像剤流入口形成部材52が設けられている。前記
現像剤流入口形成部材52の上端にはユニット側補給用
搬送路形成部材53(図6、図7参照)の下端が接続さ
れており、前記ユニット側補給用搬送路形成部材53は
前記前側支持プレート20に支持されている。前記ユニ
ット側補給用搬送路形成部材53の上端の左右にはシャ
ッタ作動部材54,54が設けられており、前記シャッ
タ作動部材の後端は前記前側支持プレート20の後方に
突出(図14参照)している。前記符号Gk、G3〜G
7、41〜53等で示された要素により前記現像ユニッ
トUcが構成されている。
【0050】図10において、前記後端連結プレート4
4は後側支持プレート21に固定されたガイドピン54
により前後方向にスライド移動可能に連結される。な
お、前述したように、前記後側支持プレート21は前記
可動側スライドレール18,18に連結されたスライド
部材19,19(図11、図7参照)に連結されてい
る。
【0051】図12は感光体ドラムユニットの前端部分
の拡大説明図で、感光体ドラムユニットが感光体支持軸
上に装着された状態を示す図である。図13は前記図1
2と同一部分の異なる状態の説明図である。図12、図
13において、前記感光体支持軸9の前端部に装着され
る前側位置決めスリーブ56はその内周面が、感光体支
持軸9の前記線接触用リング状突出部9cと円形の接触
線上で線接触する。したがって、図13の状態では、前
側位置決めスリーブ56は、感光体支持軸9上で前記線
接触用リング状突出部9cを支点として回動できるの
で、前側位置決めスリーブ56および感光体支持軸9の
間のかじりの発生を防止することができる。
【0052】前記前側位置決めスリーブ56は、前記前
端フランジ部材23の支持軸貫通孔23b前端部および
前記感光体支持軸9外周面に形成される円筒状空間に前
側から挿入される位置決め用円筒部56aと、前記位置
決め用円筒部56aの前端部に設けた固定部56bとを有
している。前記前側位置決めスリーブ56の位置決め用
円筒部56aの後端部には円錐状のテーパ面56cおよび
抜止防止用突起56dが形成されている。前記テーパ面
56cが前記支持軸貫通孔23bの前端内側に挿入された
状態で、前記固定部56bを貫通して前記感光体支持軸
9前端面の雌ねじ9bに螺合する固定ねじ57を締付け
ると、前記前側位置決めスリーブ56は前記感光体支持
軸9上で後方に移動し、それに伴って感光体ドラムPk
も後方に移動する。
【0053】そして、前記後端フランジ部材24の装着
円筒部24aの後端が前記感光体支持軸9上に固定され
た円筒状の後側位置決めスリーブ10のテーパ面10a
に当接し、且つ、前記前端フランジ部材23の装着円筒
部23a前端と前側位置決めスリーブ56の前記テーパ
面56cとが当接した状態で、前記前側位置決めスリー
ブ56は前記感光体支持軸9上に固定される。前記前側
位置決めスリーブ56の前端部外周には円板状のスリー
ブ移動用プレート58がEクリップ59により固定され
ている。前記前側位置決めスリーブ56は前記前側支持
プレート20にベアリング60を介して回転可能且つス
ライド可能に支持されている。前側位置決めスリーブ5
6は、前記Eクリップ59を外した状態で前記ベアリン
グ60に後方から着脱可能である。
【0054】前記前側位置決めスリーブ56の抜止防止
用突起56dはその周囲の前側位置決めスリーブ56表
面部分よりも大径のリング状部分であり、前記ベアリン
グ60の内周面に円形の接触線上で線接触する線接触用
リング状突出部56dと兼用に構成されている。したが
って、図13の状態では、前側位置決めスリーブ56
は、ベアリング60に装着された状態で前記抜止防止用
突起(線接触用リング状突出部)56dを支点として回
動できるので、前側位置決めスリーブ56およびベアリ
ング60間のかじりの発生を防止することができる。
【0055】図6〜図8、図12、図13において、前
記前側支持プレート20の位置決め孔20bには円筒状
のブシュ61が装着されており、前記ブシュ61は抜止
用Cリング61aにより前側支持プレート20に固定さ
れている。前記ブシュ61は前記ハンガーピン12に着
脱可能に嵌合する部材であり、前側支持プレート20の
前記ハンガーピン支持部材11に対する位置決めを行う
部材である。また、前側支持プレート20は前記固定用
ねじ孔20cを貫通する固定ねじ62により前記ハンガ
ーピン支持部材11に着脱可能に固定されている。前側
支持プレート20の前面には互いに接近して配置された
一対の弾性係止部材63,63(図6〜図8参照)が前
方に突出して形成されている。
【0056】前記前側支持プレート20の前面の切り起
こしにより形成された前記左右一対のレバー支持部材2
0d,20dにより、回動可能なプレート状のハンドルサ
ポート64の上端部が回転自在に支持されている。前記
ハンドルサポート64には前記弾性係止部材63,63
(図7、図8参照)により係止される被係止開口64a
が形成されている。ハンドルサポート64を前側支持プ
レート20の前面に押し付けたときに前記一対の弾性係
止部材63,63の先端部が互いに接近するように弾性
変形して前記被係止開口64aから前方に突出し、突出
した後に弾性変形により互いに離れる状態(元の状態)
となって、ハンドルサポート64が係止される。
【0057】前記ハンドルサポート64の下端部には左
右一対の引掛部材66,66が設けられている。前記引
掛部材66,66はそれぞれ、前記スリーブ移動用プレ
ート58を前後から挟むように配置された一対の係止部
66a,66bを有している。前記ハンドルサポート64
の前面にはハンドル67が固定されている。前記ハンド
ル67を図12の状態から所定以上の力で前方に引き出
すと、スリーブ移動用プレート58および前側位置決め
スリーブ56が前方に引っぱられてハンドルサポート6
4の下端部が外方に回動し、被係止開口64aが弾性係
止部材63,63から自動的に離脱する。前記前側位置
決めスリーブ56が感光体支持軸9上で前方に移動した
とき、前記係止部66aがベアリング60に引っ掛か
る。このとき、前側支持プレート20が前方に引っ張ら
れる。
【0058】このとき、前記固定ねじ62(前記前側支
持プレート20を前記ハンガーピン支持部材11に固定
するねじ)を外した状態であれば、前記ハンドル67を
さらに前方に引き出すと、感光体ドラムユニットUa、
クリーナユニットUbおよび現像ユニットUcは、前記可
動側スライドレール18,18、スライド部材19,1
9(図11、図7参照)および後側支持プレート21と
ともに、外方(前方)に引き出される。
【0059】前記感光体ドラムユニットUa、クリーナ
ユニットUbおよび現像ユニットUc等によりトナー像形
成ユニットUTが構成されている。前記符号1〜19,
54〜67で示された要素により、前記トナー像形成ユ
ニットUTを、前記画像形成装置本体U3の内部に装着
した装着位置と外部に引き出した引出位置との間で移動
可能に支持するトナー像形成ユニット支持装置(1〜1
9,54〜67)が構成されている。前記符号66,5
8等で示された要素により構成されたハンドル・スリー
ブ連結構造(66+58)は、前記ハンドル67の自由
端部(下端部)が前記前側支持プレート20から前方に
離れる方向に回転したときに前記前側位置決めスリーブ
56を前方に移動させるとともに、前記自由端部(下端
部)が前記前側支持プレート56に接近する方向に回転
したときに前記前側位置決めスリーブ56を後方に移動
させるように、前記ハンドル67の自由端部および前記
前側位置決めスリーブ56を連結する。
【0060】図14はトナー像形成ユニットが画像形成
装置本体内部の装着位置に移動したときのユニット側補
給用搬送路形成部材および本体側補給用搬送路形成部材
の関連を説明する図で、図14Aはトナー像形成ユニッ
トが装着位置に接近した状態を示す図、図14Bは装着
位置に移動したときの状態を示す図である。図14にお
いて、画像形成装置本体U3の本体前側フレームF3aに
固定支持されたフロントパネルPA1により本体側補給
用鉛直搬送路形成部材71が支持され、その下端に隣接
して補給用搬送路開閉シャッタ68が前後移動可能に支
持されている。前記補給用搬送路開閉シャッタ68はバ
ネ69により常時閉塞位置(前方突出位置)に保持され
ている。前記本体側補給用鉛直搬送路形成部材71内部
に形成された鉛直な現像剤搬送路下端は前記補給用搬送
路開閉シャッタ68により開閉される。
【0061】トナー像形成ユニットUTが図14Aの位
置(前記装着位置に接近した位置)から、図14Bの位
置(前記装着位置)に移動すると、シャッタ作動部材5
4により前記補給用搬送路開閉シャッタ68が開放され
て、前記本体側補給用鉛直搬送路形成部材71内部に形
成される本体側補給用搬送路と、前記ユニット側補給用
搬送路形成部材53内部のユニット側補給用搬送路とは
接続される。この接続状態では本体側補給用鉛直搬送路
形成部材71からユニット側補給用搬送路形成部材53
内に現像剤が補給可能であり、前記補給用搬送路開閉シ
ャッタ68が閉塞状態では、前記本体側補給用鉛直搬送
路形成部材71内の現像剤の飛散を防止することができ
る。
【0062】図4、図5において、前記フロントパネル
PA1により上流側本体側補給用搬送路形成部材72が
支持されており、その下流端は前記本体側補給用鉛直搬
送路形成部材71に接続されている。前記本体側補給用
鉛直搬送路形成部材71および上流側本体側補給用搬送
路形成部材72はそれぞれY(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン),K(黒)の現像剤を搬送するため
に4個づつ設けられている。前記上流側本体側補給用搬
送路形成部材72の内部には、補給用現像剤を搬送する
補給用搬送部材72h(図4、図5参照)が設けられて
おり、前記補給用搬送部材72hは回転駆動されたとき
に補給用現像剤を搬送する。前記本体側補給用鉛直搬送
路形成部材71および上流側本体側補給用搬送路形成部
材72により本体側補給用搬送路形成部材(71+7
2)が構成されている。また、前記ユニット側補給用搬
送路形成部材53および本体側補給用搬送路形成部材
(71+72)により補給用搬送路形成部材(53+7
1+72)が構成されている。また、前記補給用搬送路
形成部材(53+71+72)および前記補給用搬送部
材72h(図5参照)により補給現像剤搬送装置(53
+71+72+72h)が構成されている。
【0063】図4、図5においてトナーディスペンサー
装置U3aは、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シ
アン),K(黒)の各色のトナーディスペンサーTN
y,TNm,TNc,TNkおよびアーチ型のケースカバー
KBを有している。前記ケースカバーKBは上面中央部
が上方に突出した形状を有している。前記トナーディス
ペンサーTNy,TNm,TNc,TNkは、補給現像剤収
容容器73、および前記補給現像剤収容容器73内の補
給用現像剤を前記本体側補給用搬送路形成部材(71+
72)の上流端(すなわち、上流側本体側補給用搬送路
形成部材72の上流端)に送出する補給現像剤送出装置
74を有している。
【0064】前記補給現像剤送出装置74は前記補給現
像剤収容容器73から搬送された補給現像剤が流入する
攪拌循環容器75と、前記攪拌循環容器75から前記本
体側補給用搬送路形成部材(71+72)の上流端に現
像剤を送出する筒状の補給用送出路形成部材76と、前
記補給用送出路形成部材76から前記本体側補給用搬送
路形成部材(71+72)に補給現像剤を送出する送出
用搬送部材(図示せず)を有する。なお、前記トナーデ
ィスペンサー装置U3aは、前部および後部に設けられた
左右に延びるスライドレール(図示せず)により左右方
向にスライド移動可能である。また、図4、図5におい
て、前記トナーディスペンサー装置U3aは画像形成装置
本体U3の上面の右側部分のカバーとしても使用されて
おり、その左側部分には着脱可能なカバー77が設けら
れている。
【0065】図4、図5において、補給現像剤収容容器
73内から補給現像剤送出装置74の攪拌循環容器75
に送出された補給現像剤は、攪拌循環容器75で攪拌搬
送されて、筒状の補給用送出路形成部材76内を送出用
搬送部材(図示せず)により前方(X方向)に送出され
る。前記補給用送出路形成部材76内を前方(X方向)
に送出された補給現像剤は前記本体側補給用搬送路形成
部材(71+72)の上流端(すなわち、上流側本体側
補給用搬送路形成部材72の上流端)に送出される。
【0066】前記図4、図5において、補給現像剤送出
装置74により上流側本体側補給用搬送路形成部材72
の上流端に送出された補給現像剤は、上流側本体側補給
用搬送路形成部材72を通って、前記本体側補給用鉛直
搬送路形成部材71に搬送される。前記搬送された補給
現像剤は、前記本体側補給用鉛直搬送路形成部材71の
下端の前記補給用搬送路開閉シャッタ68が開放してい
るとき(トナー像形成ユニットUTが図14Bに示す装
着位置に移動しているとき)には、ユニット側補給用搬
送路形成部材53から現像容器Vの前方突出部Vaに供
給される。
【0067】(実施例1の作用)前記構成を備えた本発
明の画像形成装置の実施例1では、画像形成装置の本体
フレームF3に後端部が回転可能に片持ち支持された感
光体支持軸9は、前端部から感光体ドラムユニットU
a、クリーナユニットUbおよび現像ユニットUc等によ
り構成されるトナー像形成ユニットUTが装着可能であ
る。前記円筒状の後側位置決めスリーブ10は、前記感
光体支持軸9の後端部に装着され且つテーパ面10aが
前記円筒状空間(前記支持軸貫通孔24bの後端部内周
面と前記感光体支持軸9外周面との間の円筒状空間)に
後側から挿入されて、前記感光体支持軸9外周面に固定
される。
【0068】感光体ドラムユニットUaの感光体ドラム
Py〜Pkは、円筒状の感光体スリーブ22と、前記感光
体支持軸9が貫通する支持軸貫通孔23bが形成された
装着円筒部23aを有し且つ前記感光体スリーブ22の
前端部を支持する前端フランジ部材23と、前記感光体
支持軸9が貫通する支持軸貫通孔24bが形成された装
着円筒部24aを有し且つ前記感光体スリーブ22の後
端部を支持する後端フランジ部材24とを有する。前記
感光体ドラムPy〜Pkが前記感光体支持軸9に装着され
た状態で前記後端フランジ部材24の前記支持軸貫通孔
24bはその後端部内周面と前記感光体支持軸9外周面
との間に円筒状空間(後側位置決めスリーブ10のテー
パ面10aが挿入される空間)が形成される。
【0069】前記感光体支持軸9に装着された状態で前
記前端フランジ部材23の前記支持軸貫通孔23bは、
その前端部内周面と前記感光体支持軸9外周面との間に
円筒状空間が形成される。前側位置決めスリーブ56の
前記位置決め用円筒部56aは前記感光体支持軸9の前
端部に装着され且つ前記円筒状空間に前側から挿入され
る。前記前側位置決めスリーブ56を後方に移動させる
と、前記前側位置決めスリーブ56の位置決め用円筒部
56aの後端部に形成された円錐状のテーパ面56cは、
前記感光体ドラムPy〜Pkの前端フランジ部材23の前
端部に当接する。その状態でさらに前側位置決めスリー
ブ56を後方に移動させると、前記感光体ドラムPy〜
Pkの後端フランジ部材24はその後端が、前記円筒状
の後側位置決めスリーブ10の前端部のテーパ面10a
に当接する。
【0070】その状態で、前記前側位置決めスリーブ5
6の固定部56bを、前記感光体支持軸9前端面に固定
ねじ57により固定すると、前記感光体ドラムPy〜Pk
は、前記円錐状のテーパ面10aおよび56cにより、感
光体支持軸9上に感光体支持軸9と回転軸線が同一の状
態で固定される。
【0071】また、画像形成装置の本体フレームに着脱
可能に連結されるとともに前面にハンドル67が設けら
れた前側支持プレート20は、前記前側位置決めスリー
ブ56の位置決め用円筒部56aを、ベアリング60を
介して回転および前後にスライド移動可能に支持する。
【0072】したがって、前記位置決めスリーブ56を
前記感光体支持軸9前端面に固定する前記固定ねじ57
を外すと、前側位置決めスリーブ56は前方にスライド
可能となる。前記前側位置決めスリーブ56を前方にス
ライドさせた状態(図13参照)では、感光体支持軸9
上で感光体ドラムPy〜Pkの前方への移動が自由とな
る。このため、前記前側位置決めスリーブ56を前方に
スライドさせた状態では、前記前側位置決めスリーブ5
6、前側支持プレート20、感光体ドラムPy〜Pk、ス
ライド部材19,19(図11、図7参照)後端に固定
した後側支持プレート21を同時に前方に移動させて感
光体支持軸9上から抜き出すことが可能となる。また、
前記前側位置決めスリーブ56、前側支持プレート20
および感光体ドラムPy〜Pkを感光体支持軸9前端側か
ら容易に装着することが可能である。したがって、感光
体ドラムPy〜Pkの感光体支持軸9上への着脱作業が容
易となる。また、感光体支持軸9上に感光体ドラムPy
〜Pkが装着されたままの状態で、前側位置決めスリー
ブ56の感光体支持軸9上への着脱を行うことができ
る。
【0073】前記図12に示す状態(感光体支持軸9上
にトナー像形成ユニットUTを装着した状態)で、前側
支持プレート20に設けた前記ハンドル67を前方に引
っ張ると、ハンドル67は上端側(一端側)の連結端部
の周りに回動し、ハンドル67の下側(他端側)の自由
端部が前記前側支持プレート20から前方に離れる。こ
のとき、ハンドル・スリーブ連結構造(66+58)に
より、前記前側位置決めスリーブ56は前方に移動す
る。前記前側位置決めスリーブ56の抜止防止用突起5
6dは、前側位置決め用円筒部56aを、前記ベアリング
60から前方に抜け出し不可能なので、前記ハンドル6
7を前方に引っ張ると感光体支持軸9上の前側位置決め
スリーブ56、ベアリング60および前側支持プレート
20が前方に移動する。このとき、感光体ドラムPy〜
Pkが感光体支持軸9上で移動可能となる。また、前記
前方に引っ張った前記ハンドル67を後方に押すと、ハ
ンドル67の自由端が前記前側支持プレート20に接近
する方向に回転する。このとき、ハンドル・スリーブ連
結構造(66+58)により、前記前側位置決めスリー
ブ56は感光体支持軸9上で後方に移動するので、感光
体支持軸9上の感光体ドラムPy〜Pkを位置決めするこ
とができる。
【0074】すなわち、感光体支持軸9上に固定された
後側位置決めスリーブ10の前方に感光体ドラムPy〜
Pkを装着し、その前方に装着した前側位置決めスリー
ブ56を前後にスライドさせることにより、感光体支持
軸9上に感光体ドラムPy〜Pkおよび前側位置決めスリ
ーブ56を容易に着脱させることが可能となる。
【0075】また、前記トナー像形成ユニットUTが前
記引出位置に移動したときに本体側補給用搬送路形成部
材(71+72)と前記ユニット側補給用搬送路形成部
材53との接続部は、前記補給用搬送路開閉シャッタ6
8により閉塞されるので、前記接続部から現像剤の飛散
が生じるのを防止することができる。
【0076】前記実施例1によれば、次の効果を奏する
ことができる。 (a)感光体支持軸9と感光体ドラムPy〜Pkとのガタ
を少なくすることができ、良好な画質を提供することが
できる。 (b)前側支持プレート20を外すことなく、感光体ド
ラムPy〜Pkを交換できるので、メンテナンス作業が容
易になる。 (c)ハンドル67を引くだけで、前側位置決めスリー
ブ56が感光体ドラムユニットUaを押付けている状態
を解除する動作と前側支持プレート20を本体フレーム
F3から引き離す動作とを同時に行うことができるの
で、メンテナンス作業数を低減することができる。
【0077】(d)感光体支持軸9および前側位置決め
スリーブ56間を円形の接触線上で線接触させる線接触
用リング状突出部9cと、前側位置決めスリーブ56お
よびベアリング60間の線接触用リング状突出部(抜止
防止用突起)56dとにより、それらの間のかじりの発
生を防止することができるので、前側支持プレート20
を取り出す操作力を軽減することができる。 (e)一体的に連結された感光体ドラムユニットUaおよ
びクリーニングユニットUbを、現像ユニットUcから離
脱させるときは、前側位置決めスリーブ56が感光体ド
ラムユニットUaを押付けている状態が解除されている
ため、誤操作による感光体ドラムユニットの破損を防止
することができる。
【0078】(実施例2)図15はトナー像形成装置の
前面斜視図であり、前記実施例1の図6に対応する図で
ある。図16は本発明の画像形成装置の感光体ドラムユ
ニットの前端部分の拡大説明図で、感光体ドラムユニッ
トが感光体支持軸上に装着された状態を示す図であり、
前記実施例1の図12に対応する図である。図17は前
記図16と同一部分の異なる状態の説明図で、前記実施
例1の図13に対応する図である。なお、この実施例2
の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構
成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略
する。この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違
しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成され
ている。
【0079】図15、図16、図17において、前記実
施例1の図6、図12、図13に示す感光体支持軸9前
端面の雌ねじ9bおよびそれに螺合する固定ねじ57が
省略されており、その代わりに係止部66bの先端部が
図16においてスリーブ移動用プレート58の前面を後
方に押圧するように構成されている。スリーブ移動用プ
レート58に連通された前記前側位置決めスリーブ56
は後方に押圧され、前側位置決めスリーブ56の後端部
に形成された円錐状のテーパ面56cは、前記感光体ド
ラムPy〜Pkの前端フランジ部材23の前端部に当接す
る。その状態でさらに前側位置決めスリーブ56を後方
に移動させると、前記感光体ドラムPy〜Pkの後端フラ
ンジ部材24はその後端が、前記円筒状の後側位置決め
スリーブ10の前端部のテーパ面10aに当接する。し
たがって、前記感光体ドラムPy〜Pkは、前記円錐状の
テーパ面10aおよび56cにより、感光体支持軸9上に
感光体支持軸9と回転軸線が同一の状態で固定される。
【0080】(実施例2の作用)この実施例2は前記固
定ねじ57および雌ねじ9bが不要であるので製造コス
トを節約することができる。また、この実施例2では前
記実施例1の固定ねじ57の着脱作業が不要であるため
製造時およびメンテナンス作業時の作業効率が向上す
る。また、この実施例2は、前記実施例1同様に前記ハ
ンドル67の前後移動操作により前側位置決めスリーブ
56を図16の位置と図17の位置との間で移動させる
ことができる。
【0081】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。 (H01)本発明はタンデム型以外の画像形成装置に適用
可能である。 (H02)前側位置決めスリーブ56および前端フランジ
部材23の当接部は、前側位置決めスリーブ56にテー
パ面56cを設ける代わりに、前端フランジ部材23の
側にテーパ面を設けることが可能である。 (H03)前記各実施例において、帯電器としては帯電ロ
ールを使用可能である。 (H04)前記各実施例においてハンドル67は省略可能
である。ハンドル67を省略した場合には前記前側位置
決めスリーブ56を、その後端が感光体ドラムPy〜Pk
の装着円筒部23aの前端に押圧する手段は、前側支持
プレート20に設けることが可能である。
【0082】
【発明の効果】前述の本発明の回転連結構造および回転
連結構造を有する画像形成装置は、下記の効果を奏する
ことができる。 (E01)画像形成装置の本体フレームに対する、感光体
ドラムの着脱作業や、装着時の位置決めを容易に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施例1の画像形成装置(タ
ンデム式デジタルカラー複写機)の全体説明図である。
【図2】 図2は画像形成装置本体の説明図である。
【図3】 図3はトナー像形成装置の感光体支持軸の説
明図である。
【図4】 図4は前記図2に示す画像形成装置本体の要
部拡大説明図である。
【図5】 図5は前記図4のトナー像形成ユニットの前
側支持プレートを除いた状態を示す図である。
【図6】 図6は前記図4の要部拡大図であり、トナー
像形成装置の前面斜視図である。
【図7】 図7は前記図5の要部拡大図であり、トナー
像形成装置の前側支持プレートの図示を省略した前面図
である。
【図8】 図8はトナー像形成装置の要部分解斜視図で
ある。
【図9】 図9はトナー像形成装置要部の平断面分解図
であり、感光体ドラム支持軸と感光体ドラム駆動軸とが
連結する前の状態を示す図である。
【図10】 図10はトナー像形成装置の平断面図であ
り、感光体ドラム支持軸と感光体ドラム駆動軸とが連結
した状態を示す図である。
【図11】 図11はトナー像形成装置の側面部分断面
図である。
【図12】 図12は感光体ドラムユニットの前端部分
の拡大説明図で、感光体ドラムユニットが感光体支持軸
上に装着された状態を示す図である。
【図13】 図13は前記図12と同一部分の異なる状
態の説明図である。
【図14】 図14はトナー像形成ユニットが画像形成
装置本体内部の装着位置に移動したときのユニット側補
給用搬送路形成部材および本体側補給用搬送路形成部材
の関連を説明する図で、図14Aはトナー像形成ユニッ
トが装着位置に接近した状態を示す図、図14Bは装着
位置に移動したときの状態を示す図である。
【図15】 図15はトナー像形成装置の前面斜視図で
あり、前記実施例1の図6に対応する図である。
【図16】 図16は本発明の画像形成装置の感光体ド
ラムユニットの前端部分の拡大説明図で、感光体ドラム
ユニットが感光体支持軸上に装着された状態を示す図で
あり、前記実施例1の図12に対応する図である。
【図17】 図17は前記図16と同一部分の異なる状
態の説明図で、前記実施例1の図13に対応する図であ
る。
【図18】 図18は従来の回転可能に片持支持された
感光体支持軸に対する感光体ドラムの着脱構造および方
法の説明図で、図18Aは感光体支持軸上に感光体ドラ
ムが装着された状態を示す図、図18Bは前記図18A
の状態から感光体ドラムを感光体支持軸の自由端側に移
動させた状態を示す図、図18Cは前記図18Bの状態
から感光体ドラムを前記自由端側にさらに移動させた状
態を示す図である。
【符号の説明】
F3…本体フレーム、Py〜Pk…感光体ドラム、U…画
像形成装置、9…感光体支持軸、9c…線接触用リング
状突出部、10…後側位置決めスリーブ、10a…テー
パ面、20…前側支持プレート、23a…装着円筒部、
23b…支持軸貫通孔、24a…装着円筒部、24b…支
持軸貫通孔、56…前側位置決めスリーブ、56c…テ
ーパ面、56d…線接触用リング状突出部、60…ベア
リング、67…ハンドル、(66+58)…ハンドル・
スリーブ連結構造、

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の要件(A01)〜(A05)を備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置、(A01)画像形成装置の
    本体フレームに支持される側の端部である後端部が回転
    可能に片持ち支持されて、前記後端部と反対側の自由端
    部である前端部から感光体ドラムが着脱可能な感光体支
    持軸、(A02)前記感光体支持軸が貫通する支持軸貫通
    孔を有し前記感光体支持軸上に装着される装着円筒部を
    有する感光体ドラム、(A03)前記感光体支持軸の前端
    部に着脱可能に装着される前側位置決めスリーブ、(A
    04)前記前側位置決めスリーブの後端部および前記感光
    体ドラムの装着円筒部の前端部のうちの一方が円錐状の
    テーパ面を有し他方が前記テーパ面に当接した状態で前
    記感光体支持軸上に装着される前記前側位置決めスリー
    ブおよび前記感光体ドラム、(A05)前記感光体支持軸
    に沿って前記感光体ドラムと共に前後移動可能に支持さ
    れ且つ前記前側位置決めスリーブをベアリングを介して
    回転可能且つスライド可能に支持する前側支持プレート
    であって、画像形成装置の本体フレームに着脱可能に連
    結される前記前側支持プレート。
  2. 【請求項2】 次の要件(A06)を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置、(A06)前記感光体
    支持軸の外周面および前側位置決めスリーブの内周面が
    円周方向の円形の接触線上で線接触するように、前記感
    光体支持軸の外周面または前側位置決めスリーブの内周
    面に形成された線接触用リング状突出部。
  3. 【請求項3】 次の要件(A07)を備えたことを特徴と
    する請求項1または2記載の画像形成装置、(A07)前
    記前側位置決めスリーブの外周面および前側ベアリング
    の内周面が円周方向の円形の接触線上で線接触するよう
    に、前記前側位置決めスリーブの外周面またはベアリン
    グの内周面に形成された線接触用リング状突出部。
  4. 【請求項4】 次の要件(A08),(A09)を備えたこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載の画像
    形成装置、(A08)前記前側支持プレートの前面に対し
    て所定範囲で前後に移動可能に支持されたハンドル、
    (A09)前記ハンドルが前方に移動したときに前記前側
    位置決めスリーブを前方に移動させるとともに前記前側
    支持プレートに接近する方向に移動したときに前記前側
    位置決めスリーブを後方に移動させるように前記ハンド
    ルおよび前記前側位置決めスリーブを連結するハンドル
    ・スリーブ連結構造。
  5. 【請求項5】 次の要件(A010),(A011)を備えた
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記載の画
    像形成装置、(A010)前記感光体支持軸の後端部外周
    面に装着された後側位置決めスリーブ、(A011)前記
    後側位置決めスリーブの前端部および前記感光体ドラム
    の前記装着円筒部の後端部のうちの一方が円錐状のテー
    パ面を有し他方が前記テーパ面に当接した状態で前記感
    光体支持軸上に装着される前記感光体ドラム。
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