JP2001042541A - 感光又は感熱性画像形成材料 - Google Patents
感光又は感熱性画像形成材料Info
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- Y10S430/00—Radiation imagery chemistry: process, composition, or product thereof
- Y10S430/145—Infrared
Abstract
画像が得られ、保存安定性に優れた感光又は感熱性画像
形成材料を提供する。 【解決手段】 支持体上に、光又は熱の作用により、水
又はアルカリ水に対する可溶性が変化する組成物からな
る記録層を設けてなり、該支持体と記録層との間に、記
録層と同じ機能を有し、且つ、該記録層より光又は熱の
作用に対する感度が高い中間層を設けることを特徴とす
る。この画像形成材料は赤外線吸収剤を含有すること
が、赤外線レーザによる高感度記録が可能となるという
観点から好ましい。
Description
カラープルーフ、フォトレジスト及びカラーフィルター
として使用できる感光又は感熱性画像形成材に関する。
特に、コンピュータ等のデジタル信号に基づいて赤外線
レーザを走査することにより直接製版できる、いわゆる
ダイレクト製版可能な平版印刷用版材として使用可能な
ネガ型あるいはポジ型の感光又は感熱性画像形成材料に
関する。
く、特に波長760nmから1200nmの赤外線を放
射する固体レーザおよび半導体レーザ(以下、「赤外線
レーザ」という場合がある。)は、高出力かつ小型のも
のが容易に入手できるようになった。これらの赤外線レ
ーザは、コンピュータ等のデジタルデータにより直接印
刷版を製版する際の記録光源として非常に有用である。
従って、このような赤外線記録光源に対し、感応性の高
い感光性樹脂組成物、即ち、赤外線照射により光化学反
応等が起こり、現像液に対する溶解性が大きく変化する
感光性樹脂組成物への要望が近年高まっている。
ついては種々研究されており、代表的なものとして、感
光波長760nm以上の赤外線レーザで記録可能な材料
としては、米国特許第4708925号記載のポジ型記
録材料、特開平8−276558号に記載されている酸
触媒架橋型のネガ型記録材料等がある。また、300n
m〜700nmの紫外光または可視光レーザ対応型の記
録材料としては、米国特許2850445号及び特公昭
44−20189号公報に記載されている如き、ラジカ
ル重合型のネガ型記録材料等が多数ある。このような、
ラジカル重合を利用した記録材料は高感度化を達成する
ことができるが、酸素の重合阻害により大きく低感度化
する問題もあった。
ニウム等の支持体上に単一の組成を有する1層の記録層
を形成してなるものである。均一な組成物からなる単層
の記録層では、感光物質の影響で光源からのエネルギー
線の作用が感光層の表面から支持体に向かって深部に進
むほど低下し、支持体界面近傍では最小となる傾向があ
る。また、露光に赤外線を用いる場合には、支持体裏面
への熱拡散の問題も関与して、この傾向はより一層強く
なる。この傾向を緩和するためには、記録層自体の感度
を向上させる手段をとることができるが、極端な高感度
化は高湿環境下での保存安定性の低下をまねき、実用上
問題となるため、高画質であり保存安定性の良好な画像
形成材料が望まれていた。
線により記録可能な材料は、特にフォトレジスト材料と
して重要である。近年では集積回路がその集積度をます
ます高め、超LSIなどの半導体基板の製造でもハーフ
ミクロン以下の線幅からなる超微細パターンの加工が必
要とされており、その必要性を満たすためにフォトリソ
グラフィーに用いられる露光装置の使用波長は益々短波
化し、遠紫外光やエキシマレーザ光(XeCl、Kr
F、ArFなど)が検討され、さらに電子線による超微
細パターンの形成が検討されるに至っている。特に電子
線は次世代のパターン形成技術の光源として有望しされ
ている。これらの画像形成材料全てに共通の課題として
は、上述の各種エネルギー照射部及び未照射部、即ち、
画像部、非画像部における、画像のON−OFFをいか
に拡大できるかであり、この点に関しては、先に述べた
単一の組成を有する記録層に関しては、例えば、ネガ型
の画像形成材料においては、支持体と画像部との密着性
不足の問題となり、ポジ型の画像形成材料においては画
像部現像性不足に起因する支持体への残膜の問題とな
る。これらの点に関しては十分に満足なものは得られて
おらず、従来にはない新たな技術が求められていた。
線を照射する固体レーザ及び半導体レーザーを用いて、
直接コンピュータ等のデジタルデータから製版すること
ができ、ネガ型においては画像密着性に優れ、ポジ型に
おいては非画像部の支持体への残膜のない、高画質の画
像を形成することができ、かつ、保存安定性の良好な感
光又は感熱性画像形成材料を提供することにある。
材料の記録層の層構成に着目して鋭意検討した結果、露
光面近傍には、通常の感度を有する記録層を設け、該記
録層と支持体との間に、露光光源に対してより高感度な
記録層を配置することにより、赤外線レーザによる記録
で高画質の画像を形成することができ、また、保存安定
性の問題を解決し得ることを見出し、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明の感光又は感熱性画像形成材料
は、支持体上に、光又は熱の作用により、水又はアルカ
リ水に対する可溶性が変化する組成物からなる記録層を
設けてなり、該支持体と記録層との間に、記録層と同じ
機能を有し、且つ、該記録層より光又は熱の作用に対す
る感度が高い中間層を設けることを特徴とする。ここ
で、前記感光又は感熱性画像形成材料に赤外線吸収剤を
添加することで、赤外線レーザにより高感度な記録が可
能となる。
画像形成材料では、支持体と記録層の間の中間層とし
て、記録層と同様の機能を有するより高感度な層を設け
ることにより、支持体界面近傍における物性変化を大き
くすることができ、いわゆる高画質(ネガ型では高い密
着性が、ポジ型では高い残膜解消性)が発現された。ま
た、通常、高感度な記録層を設けると高湿保存時の安定
性が低下する問題が生じるが、この保存安定性の低下
は、実際には記録層表面からの湿度即ち、記録層への水
分浸透の影響に由来するところが大きいため、環境と直
接接する記録層として通常の感度を有する安定性の良好
な記録層を配置することで、高感度層が結果的に保護さ
れ、高湿度下においても、良好な保存安定性を維持する
ことができた。従って、本層構成により高画質と高湿保
存安定性の両立を達成した。なお、本発明において感光
又は感熱性画像形成材料(以下、適宜、単に画像形成材
料と称する)は、光と熱の双方に感応する画像形成材料
をも包含するものである。
する。本発明の画像形成材料は、支持体上に、記録に用
いる光又は熱に対する感度の異なる2層の記録層を積層
してあればよく、記録層の構成には特に制限はない。本
発明の画像形成材料において、好適に用い得る記録層の
例としては、ネガ型の記録層としては、公知のラジカル
重合系、酸触媒架橋系(カチオン重合も含む)記録層が
挙げられる。これらは、光照射や加熱により発生するラ
ジカル或いは酸が開始剤や触媒となり、記録層を構成す
る化合物が重合反応、架橋反応を生起し、硬化して画像
部を形成するものである。また、ポジ型の記録層として
は、公知の酸触媒分解系、相互作用解除系(感熱ポジ)
が挙げられる。これらは、光照射や加熱により発生する
酸や熱エネルギーそのものにより、層を形成していた高
分子化合物の結合が解除されるなどの働きにより水やア
ルカリ水に可溶性となり、現像により除去されて非画像
部を形成するものである。本発明は記録層相互間の感度
(反応性)の差異を利用した原理的なものであり記録層
を構成する感光或いは感熱材料の種類による影響を受け
ない。
いて具体的に説明する。本発明の画像形成材料は、支持
体上に、光又は熱の作用により、水又はアルカリ水に対
する可溶性が変化する組成物からなる記録層を設けてな
るが、この記録層は、通常、水不溶性、且つ、アルカリ
水可溶性の高分子を含有してなり、光又は熱の作用によ
りこの層を構成する高分子の結合が切れ、或いは結合が
強化或いは新規に形成されて硬化することで、アルカリ
現像液に対する溶解性が増大或いは減少する層である。
なお、本発明においては、水不溶性、且つ、アルカリ水
可溶性の高分子を、適宜、単に「アルカリ水可溶性高分
子」と称する。本発明の画像形成材料およびこれを用い
た画像形成方法により、ネガ型の記録を行う場合には、
記録層は光又は熱の作用によりアルカリ現像液に対する
溶解性が減少する構成となり、上記アルカリ水可溶性高
分子に、さらに、酸により架橋する化合物と、熱により
酸を発生する化合物と、を含有すればよい。また、ポジ
型の記録を行なう場合には、光又は熱の作用によりアル
カリ現像液に対する溶解性が増大する構成となり、前記
アルカリ水可溶性高分子の可溶化を促進するという観点
から、赤外線吸収剤として、オニウム塩型の赤外線吸収
剤が好適に用いられる。
は、ネガ型またはポジ型のそれぞれの場合に適した公知
の高分子化合物を使用することができる。この場合、ネ
ガ型、ポジ型のそれぞれの場合に応じて、以下の高分子
化合物を使用することができる。ネガ型の画像形成材料
の記録層に使用できる好ましい高分子としては、ヒドロ
キシ基またはアルコキシ基が直接結合した芳香族炭化水
素環を側鎖又は主鎖に有するポリマーが挙げられる。ア
ルコキシ基としては、感度の観点から、炭素数20個以
下のものが好ましい。また、芳香族炭化水素環として
は、原料の入手性から、ベンゼン環、ナフタレン環また
はアントラセン環が好ましい。これらの芳香族炭化水素
環は、ヒドロキシ基またはアルコキシ基以外の置換基、
例えば、ハロゲン基、シアノ基等の置換基を有していて
も良いが、感度の観点から、ヒドロキシ基またはアルコ
キシ基以外の置換基を有さない方が好ましい。
るバインダーポリマーは、下記一般式(III )で表され
る構成単位を有するポリマー、又はノボラック樹脂等の
フェノール樹脂である。
環またはアントラセン環を示す。R 4 は、水素原子また
はメチル基を示す。R5 は、水素原子または炭素数20
個以下のアルコキシ基を示す。X1 は、単結合または、
C、H、N、O、Sより選ばれた1種以上の原子を含
み、かつ炭素数0〜20個の2価の連結基を示す。k
は、1〜4の整数を示す。
一般式(III )で表される構成単位の例([BP−1]
〜[BP−6])を以下に挙げるが、本発明はこれに制
限されるものではない。
応するモノマーを用い、従来公知の方法によりラジカル
重合することにより得られる。
一般式(III )で表される構成単位のみから成る単独重
合体を用いても良いが、この特定構成単位とともに、他
の公知のモノマーより誘導される構成単位を有する共重
合体を用いても良い。この際用いられる他の公知のモノ
マーとしては、例えば、メチルアクリレート、エチルア
クリレート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、シクロヘキシル
アクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、ベ
ンジルアクリレート等のアクリル酸エステル類;メチル
メタクリレート、エチルメタクリレート、プロピルメタ
クリレート、ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシ
ルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、2
−ヒドロキシエチルメタクリレート、ベンジルメタクリ
レート等のメタクリル酸エステル類;スチレン、アクリ
ロニトリル、および、アクリル酸、メタクリル酸等の酸
性基を有するモノマー;さらにp−スチレンスルホン酸
のナトリウム塩、2−アクリルアミド−2−メチルプロ
パンスルホン酸のアルカリ金属塩、テトラアルキルアン
モニウム塩、3−スルホプロピルアクリレートのカリウ
ム塩等の強酸の塩を含有するモノマー等が挙げられる。
式(III )で表される構成単位の割合は、50〜100
重量%であることが好ましく、さらに好ましくは60〜
100重量%である。また、本発明で使用されるポリマ
ーの重量平均分子量は好ましくは5000以上であり、
さらに好ましくは1万〜30万の範囲であり、数平均分
子量は好ましくは1000以上であり、さらに好ましく
は2000〜25万の範囲である。多分散度(重量平均
分子量/数平均分子量)は1以上が好ましく、さらに好
ましくは1.1〜10の範囲である。
ブロックポリマー、グラフトポリマー等のいずれでもよ
いが、ランダムポリマーであることが好ましい。
に用いられる溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラ
ン、エチレンジクロリド、シクロヘキサノン、メチルエ
チルケトン、アセトン、メタノール、エタノール、エチ
レングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコー
ルモノエチルエーテル、2−メトキシエチルアセテー
ト、ジエチレングリコールジメチルエーテル、1−メト
キシ−2−プロパノール、1−メトキシ−2−プロピル
アセテート、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−
ジメチルアセトアミド、トルエン、酢酸エチル、乳酸メ
チル、乳酸エチル、ジメチルスルホキシド、水等が挙げ
られる。これらの溶媒は単独で又は2種以上混合して用
いられる。
に用いられるラジカル重合開始剤としては、アゾ系開始
剤、過酸化物開始剤等公知の化合物が使用できる。
明で好適に用いられるノボラック樹脂は、フェノールノ
ボラック、o−、m−、p−の各種クレゾールノボラッ
ク、及びその共重合体、ハロゲン原子、アルキル基等で
置換されたフェノールを利用したノボラックが挙げられ
る。これらのノボラック樹脂の重量平均分子量は、好ま
しくは1000以上であり、さらに好ましくは2000
〜2万の範囲であり、数平均分子量は好ましくは100
0以上であり、さらに好ましくは2000〜15000
の範囲である。多分散度は1以上が好ましくは、さらに
好ましくは1.1〜10の範囲である。
きるノボラック樹脂としては、フェノールノボラック、
o−、m−、p−の各種クレゾールノボラック、及びそ
の共重合体、ハロゲン原子、アルキル基等で置換された
フェノールを利用したノボラックが挙げられる。これら
のノボラック樹脂の重量平均分子量は、1000以上で
あることが好ましく、2000〜200000万の範囲
にあることがより好ましい。数平均分子量は1000以
上であることが好ましく、2000〜150000の範
囲であることがより好ましい。多分散度は1以上が好ま
しく、1.1〜10の範囲であることがより好ましい。
高分子化合物としては、高分子中の主鎖および/または
側鎖に酸性基を含有する単独重合体、これらの共重合体
またはこれらの混合物を包含する。中でも、下記(1)
〜(6)に挙げる酸性基を高分子の主鎖および/または
側鎖中に有するものが、アルカリ性現像液に対する溶解
性の点、溶解抑制能発現の点で好ましい。
基」という。) 〔−SO2 NHCOR、−SO2 NHSO2 R、−CO
NHSO2 R〕 (4)カルボン酸基(−CO2 H) (5)スルホン酸基(−SO3 H) (6)リン酸基(−OPO3 H2 )
していてもよい2価のアリール連結基を表し、Rは、置
換基を有していてもよい炭化水素基を表す。
有するアルカリ水可溶性高分子の中でも、(1)フェノ
ール基、(2)スルホンアミド基および(3)活性イミ
ド基を有するアルカリ水可溶性高分子が好ましく、特
に、(1)フェノール基または(2)スルホンアミド基
を有するアルカリ水可溶性高分子が、アルカリ性現像液
に対する溶解性、現像ラチチュード、膜強度を十分に確
保する点から最も好ましい。
有するアルカリ水可溶性高分子としては、例えば、以下
のものを挙げることができる。 (1)フェノール基を有するアルカリ水可溶性高分子と
しては、例えば、フェノールとホルムアルデヒドとの縮
重合体、m−クレゾールとホルムアルデヒドとの縮重合
体、p−クレゾールとホルムアルデヒドとの縮重合体、
m−/p−混合クレゾールとホルムアルデヒドとの縮重
合体、フェノールとクレゾール(m−、p−、またはm
−/p−混合のいずれでもよい)とホルムアルデヒドと
の縮重合体等のノボラック樹脂、およびピロガロールと
アセトンとの縮重合体を挙げることができる。さらに、
フェノール基を側鎖に有する化合物を共重合させた共重
合体を挙げることもできる。或いは、フェノール基を側
鎖に有する化合物を共重合させた共重合体を用いること
もできる。
ェノール基を有するアクリルアミド、メタクリルアミ
ド、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、また
はヒドロキシスチレン等が挙げられる。
は、5.0×102〜2.0×104 で、数平均分子量が
2.0×102 〜1.0×104 のものが、画像形成性
の点で好ましい。また、これらの高分子を単独で用いる
のみならず、2種類以上を組み合わせて使用してもよ
い。組み合わせる場合には、米国特許第4123279
号明細書に記載されているような、t−ブチルフェノー
ルとホルムアルデヒドとの縮重合体や、オクチルフェノ
ールとホルムアルデヒドとの縮重合体のような、炭素数
3〜8のアルキル基を置換基として有するフェノールと
ホルムアルデヒドとの縮重合体を併用してもよい。
水可溶性高分子としては、例えば、スルホンアミド基を
有する化合物に由来する最小構成単位を主要構成成分と
して構成される重合体を挙げることができる。上記のよ
うな化合物としては、窒素原子に少なくとも一つの水素
原子が結合したスルホンアミド基と、重合可能な不飽和
基と、を分子内にそれぞれ1以上有する化合物が挙げら
れる。中でも、アクリロイル基、アリル基、またはビニ
ロキシ基と、置換あるいはモノ置換アミノスルホニル基
または置換スルホニルイミノ基と、を分子内に有する低
分子化合物が好ましく、例えば、下記一般式1〜5で表
される化合物が挙げられる。
O−または−NR27−を表す。R21、R24は、それぞれ
独立に水素原子または−CH3 を表す。R22、R25、R
29、R 32及びR36は、それぞれ独立に置換基を有してい
てもよい炭素数1〜12のアルキレン基、シクロアルキ
レン基、アリーレン基またはアラルキレン基を表す。R
23、R27及びR33は、それぞれ独立に水素原子、置換基
を有していてもよい炭素数1〜12のアルキル基、シク
ロアルキル基、アリール基またはアラルキル基を表す。
また、R26、R37は、それぞれ独立に置換基を有してい
てもよい炭素数1〜12のアルキル基、シクロアルキル
基、アリール基、アラルキル基を表す。R 28、R30及び
R34は、それぞれ独立に水素原子または−CH3 を表
す。R31、R 35は、それぞれ独立に単結合、または置換
基を有していてもよい炭素数1〜12のアルキレン基、
シクロアルキレン基、アリーレン基またはアラルキレン
基を表す。Y3 、Y4 は、それぞれ独立に単結合、また
は−CO−を表す。〕
発明のポジ型平版印刷用材料では、特に、m−アミノス
ルホニルフェニルメタクリレート、N−(p−アミノス
ルホニルフェニル)メタクリルアミド、N−(p−アミ
ノスルホニルフェニル)アクリルアミド等を好適に使用
することができる。
溶性高分子としては、例えば、活性イミド基を有する化
合物に由来する最小構成単位を主要構成成分として構成
される重合体を挙げることができる。上記のような化合
物としては、下記構造式で表される活性イミド基と、重
合可能な不飽和基と、を分子内にそれぞれ1以上有する
化合物を挙げることができる。
ル)メタクリルアミド、N−(p−トルエンスルホニ
ル)アクリルアミド等を好適に使用することができる。
溶性高分子としては、例えば、カルボン酸基と、重合可
能な不飽和基と、を分子内にそれぞれ1以上有する化合
物に由来する最小構成単位を主要構成成分とする重合体
を挙げることができる。 (5)スルホン酸基を有するアルカリ可溶性高分子とし
ては、例えば、スルホン酸基と、重合可能な不飽和基
と、を分子内にそれぞれ1以上有する化合物に由来する
最小構成単位を主要構成単位とする重合体を挙げること
ができる。 (6)リン酸基を有するアルカリ水可溶性高分子として
は、例えば、リン酸基と、重合可能な不飽和基と、を分
子内にそれぞれ1以上有する化合物に由来する最小構成
単位を主要構成成分とする重合体を挙げることができ
る。
溶性高分子を構成する、前記(1)〜(6)より選ばれ
る酸性基を有する最小構成単位は、特に1種類のみであ
る必要はなく、同一の酸性基を有する最小構成単位を2
種以上、または異なる酸性基を有する最小構成単位を2
種以上共重合させたものを用いることもできる。
る、グラフト共重合法、ブロック共重合法、ランダム共
重合法等を用いることができる。
(6)より選ばれる酸性基を有する化合物が共重合体中
に10モル%以上含まれているものが好ましく、20モ
ル%以上含まれているものがより好ましい。10モル%
未満であると、現像ラチチュードを十分に向上させるこ
とができない傾向がある。本発明の画像形成材料を、赤
外線レーザを用いて書き込みを行なう場合には、記録層
に赤外線吸収剤を含有することが感度の観点から好まし
い。赤外線吸収剤は吸収した赤外線を熱に変換する機能
を有しており、この際、ネガ型の記録材料では、発生し
た熱により後述の酸発生剤が分解して酸を発生し、記録
層内において架橋反応を生起させ、また、ポジ型の記録
材料では、レーザ走査により光化学反応等が起こり、現
像液に対する溶解性が大きく増加する。本発明において
使用される赤外線吸収剤は、波長760nmから120
0nmの赤外線を有効に吸収する染料又は顔料である。
好ましくは、波長760nmから1200nmに吸収極
大を有する染料又は顔料である。
録層を有する場合に好適に使用できる赤外線吸収剤につ
いて詳述する。染料としては、市販の染料及び例えば
「染料便覧」(有機合成化学協会編集、昭和45年刊)
等の文献に記載されている公知のものが利用できる。具
体的には、アゾ染料、金属錯塩アゾ染料、ピラゾロンア
ゾ染料、ナフトキノン染料、アントラキノン染料、フタ
ロシアニン染料、カルボニウム染料、キノンイミン染
料、メチン染料、シアニン染料、スクワリリウム色素、
ピリリウム塩、金属チオレート錯体等の染料が挙げられ
る。
8−125246号、特開昭59−84356号、特開
昭59−202829号、特開昭60−78787号等
に記載されているシアニン染料、特開昭58−1736
96号、特開昭58−181690号、特開昭58−1
94595号等に記載されているメチン染料、特開昭5
8−112793号、特開昭58−224793号、特
開昭59−48187号、特開昭59−73996号、
特開昭60−52940号、特開昭60−63744号
等に記載されているナフトキノン染料、特開昭58−1
12792号等に記載されているスクワリリウム色素、
英国特許434,875号記載のシアニン染料等を挙げ
ることができる。
載の近赤外吸収増感剤も好適に用いられ、また、米国特
許第3,881,924号記載の置換されたアリールベ
ンゾ(チオ)ピリリウム塩、特開昭57−142645
号(米国特許第4,327,169号)記載のトリメチ
ンチアピリリウム塩、特開昭58−181051号、同
58−220143号、同59−41363号、同59
−84248号、同59−84249号、同59−14
6063号、同59−146061号に記載されている
ピリリウム系化合物、特開昭59−216146号記載
のシアニン色素、米国特許第4,283,475号に記
載のペンタメチンチオピリリウム塩等や特公平5−13
514号、同5−19702号に開示されているピリリ
ウム化合物も好ましく用いられる。
国特許第4,756,993号明細書中に式(I)、
(II)として記載されている近赤外吸収染料を挙げるこ
とができる。
ては、シアニン色素、スクワリリウム色素、ピリリウム
塩、ニッケルチオレート錯体が挙げられる。
市販の顔料及びカラーインデックス(C.I.)便覧、
「最新顔料便覧」(日本顔料技術協会編、1977年
刊)、「最新顔料応用技術」(CMC出版、1986年
刊)、「印刷インキ技術」CMC出版、1984年刊)
に記載されている顔料が利用できる。
料、オレンジ色顔料、褐色顔料、赤色顔料、紫色顔料、
青色顔料、緑色顔料、蛍光顔料、金属粉顔料、その他、
ポリマー結合色素が挙げられる。具体的には、不溶性ア
ゾ顔料、アゾレーキ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ
顔料、フタロシアニン系顔料、アントラキノン系顔料、
ペリレン及びペリノン系顔料、チオインジゴ系顔料、キ
ナクリドン系顔料、ジオキサジン系顔料、イソインドリ
ノン系顔料、キノフタロン系顔料、染付けレーキ顔料、
アジン顔料、ニトロソ顔料、ニトロ顔料、天然顔料、蛍
光顔料、無機顔料、カーボンブラック等が使用できる。
これらの顔料のうち好ましいものはカーボンブラックで
ある。
く、表面処理を施して用いてもよい。表面処理の方法に
は、樹脂やワックスを表面コートする方法、界面活性剤
を付着させる方法、反応性物質(例えば、シランカップ
リング剤、エポキシ化合物、ポリイソシアネート等)を
顔料表面に結合させる方法等が考えられる。上記の表面
処理方法は、「金属石鹸の性質と応用」(幸書房)、
「印刷インキ技術」(CMC出版、1984年刊)及び
「最新顔料応用技術」(CMC出版、1986年刊)に
記載されている。
囲にあることが好ましく、0.05μm〜1μmの範囲
にあることがさらに好ましく、特に0.1μm〜1μm
の範囲にあることが好ましい。顔料の粒径が0.01μ
m未満のときは分散物の画像記録層塗布液中での安定性
の点で好ましくなく、また、10μmを越えると画像記
録層の均一性の点で好ましくない。
やトナー製造等に用いられる公知の分散技術が使用でき
る。分散機としては、超音波分散器、サンドミル、アト
ライター、パールミル、スーパーミル、ボールミル、イ
ンペラー、デスパーザー、KDミル、コロイドミル、ダ
イナトロン、3本ロールミル、加圧ニーダー等が挙げら
れる。詳細は、「最新顔料応用技術」(CMC出版、1
986年刊)に記載されている。これらの染料又は顔料
の添加量としては、記録層塗布液の全固形分に対して、
0.01〜30重量%程度であることが好ましい。
録層を有する場合に使用できる赤外線吸収剤について説
明する。ポジ型記録層に赤外線吸収剤を用いる場合に
は、特定の官能基を有するバインダーポリマーとの相互
作用によりポジ作用(未露光部は現像抑制され、露光部
では解除され、現像促進する。)を生じさせる必要があ
るため、その点でオニウム塩型構造のものが特に好まし
く、具体的には、前記のネガ型の場合に使用できる赤外
線吸収剤のうち、特にシアニン色素、ピリリウム塩が好
ましい。シアニン色素、ピリリウム塩の詳細については
前述の通りである。
載のアニオン性赤外線吸収剤も好適に使用することがで
きる。このアニオン性赤外線吸収剤は、実質的に赤外線
を吸収する色素の母核にカチオン構造が無く、アニオン
構造を有するものを指す。例えば、(a−1)アニオン
性金属錯体、(a−2)アニオン性カーボンブラック、
(a−3)アニオン性フタロシアニンが挙げられる。こ
こで、(a−1)アニオン性金属錯体とは、実質的に光
を吸収する錯体部の中心金属および配位子全体でアニオ
ンとなるものを指す。 (a−2)アニオン性カーボンブラックは、置換基とし
てスルホン酸、カルボン酸、ホスホン酸基等のアニオン
基が結合しているカーボンブラックが挙げられる。これ
らの基をカーボンブラックに導入するには、カーボンブ
ラック便覧第三版(カーボンブラック協会編、1995
年4月5日、カーボンブラック協会発行)第12頁に記
載されるように、所定の酸でカーボンブラックを酸化す
る等の手段をとればよい。 (a−3)アニオン性フタロシアニンは、フタロシアニ
ン骨格に、置換基として先に(a−2)の説明において
挙げたアニオン基が結合し、全体としてアニオンとなっ
ているものを指す。さらに特願平10−237634号
の[0014]ないし[0105]に記載の[Ga-−
M−Gb]mXm+で示されるアニオン性赤外線吸収剤
〔Ga - はアニオン性置換基を表し、Gb は中性の置換
基を表す。Xm+は、プロトンを含む1〜m価のカチオン
を表し、mは1ないし6の整数を表す。〕を挙げること
ができる。
好適な例として、以下に、示す如きオニウム塩構造を有
する赤外線吸収剤が挙げられる。このような赤外線吸収
剤の具体例(A−1〜A−56)を示すが、本発明は、
これらに限られるものではない。
1価の対アニオンを表し、好ましくは、ハロゲンアニオ
ン(F-、Cl-、Br-、I-)、ルイス酸アニオン(B
F4 -、PF6 -、SbCl6 -、ClO4 -)、アルキルスル
ホン酸アニオン、アリールスルホン酸アニオンである。
ここでいうアルキルとは、炭素原子数が1から20まで
の直鎖状、分岐状、又は環状のアルキル基を意味し、具
体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、
トリデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、エイ
コシル基、イソプロピル基、イソブチル基、s−ブチル
基、t−ブチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、
1−メチルブチル基、イソヘキシル基、2−エチルヘキ
シル基、2−メチルヘキシル基、シクロヘキシル基、シ
クロペンチル基、2一ノルボルニル基を挙げることがで
きる。これらの中では、炭素原子数1から12までの直
鎖状、炭素原子数3から12までの分岐状、ならびに炭
素原子数5から10までの環状のアルキル基がより好ま
しい。また、ここでいうアリールとは、1個のベンゼン
環からなるもの、2又は3個のベンゼン撮が縮合環を形
成したもの、ベンゼン環と5員不飽和環が縮合環を形成
したものを表し、具体例としては、フェニル基、ナフチ
ル基、アントリル基、フェナントリル基、インデニル
基、アセナブテニル基、フルオレニル基、を挙げること
ができ、これらの中でも、フェニル基、ナフチル基がよ
り好ましい。
る場合にも、上記の赤外線吸収剤の添加量はネガ型の画
像形成材料において述べたのと同様の方法で決定するこ
とができる。
感度および現像ラチチュードを向上させる目的で、上記
のシアニン色素、ピリリウム塩、アニオン系色素以外の
他の染料または顔料等(前述したネガ型の感光性樹脂組
成物に使用できる赤外線吸収剤)を含有させることもで
きる。
射により画像形成に必要な程度に、アルカリ現像液に対
する溶解性が減少するネガ型の記録材料として用いる場
合には、記録層としては、厚み及び赤外線吸収剤の含有
量を除いた他の構成においては、公知のネガ型記録材料
に用いられるものが特に制限なく使用できる。
リ水可溶高分子化合物のアルカリ水溶解性を低下させる
ために、光または熱により分解して酸を発生する酸発生
剤及び発生した酸により架橋反応を生起させ、バインダ
ー高分子を硬化させる酸架橋剤、或いは、光または熱に
よりラジカルを発生させる化合物及び発生したラジカル
により重合し、硬化する化合物等、を含有させる。
波長の光照射又は100℃以上の加熱により酸を発生す
る化合物を意味し、光カチオン重合の光開始剤、光ラジ
カル重合の光開始剤、色素類の光消色剤、光変色剤、あ
るいはマイクロレジスト等に使用されている公知の酸発
生剤等、公知の熱分解して酸を発生する化合物、及びそ
れらの混合物等が挙げられる。発生する酸としては、ス
ルホン酸、塩酸等のpKaが2以下の強酸であることが
好ましい。
としては、ヨードニウム塩、スルホニウム塩、ホスホニ
ウム塩、ジアゾニウム塩等のオニウム塩が挙げられる。
具体的には、米国特許4,708,925号や特開平7
−20629号に記載されている化合物を挙げることが
できる。特に、スルホン酸イオンを対イオンとするヨー
ドニウム塩、スルホニウム塩、ジアゾニウム塩が好まし
い。ジアゾニウム塩としては、米国特許第3,867,
147号記載のジアゾニウム化合物、米国特許第2,6
32,703号明細書記載のジアゾニウム化合物や特開
平1−102456号及び特開平1−102457号の
各公報に記載されているジアゾ樹脂も好ましい。また、
米国特許5,135,838号や米国特許5,200,
544号に記載されているベンジルスルホナート類も好
ましい。さらに、特開平2−100054号、特開平2
−100055号及び特願平8−9444号に記載され
ている活性スルホン酸エステルやジスルホニル化合物類
も好ましい。他にも、特開平7−271029号に記載
されている、ハロアルキル置換されたS−トリアジン類
も好ましい。これらの化合物は単独で使用してもよく、
また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
録層全固形分に対し0.01〜50重量%、好ましくは
0.1〜25重量%、より好ましくは0.5〜20重量
%の割合で添加される。添加量が0.01重量%未満の
場合は、画像が得られず、また、添加量が50重量%を
超える場合は、印刷時に非画像部に汚れが発生するた
め、いずれも好ましくない。
4406号に記載のメチロール化合物、或いは、アルコ
キシメチル化合物、レゾール樹脂等のほか、特願平11
−151412号に記載の以下のものが挙げられる。 (i)アルコキシメチル基もしくはヒドロキシメチル基
で置換された芳香族化合物 (ii)N−ヒドロキシメチル基、N−アルコキシメチル
基もしくはN−アシルオキシメチル基を有する化合物 (iii)エポキシ化合物 (i)アルコキシメチル基もしくはヒドロキシメチル基
で置換された芳香族化合物としては、例えば、ヒドロキ
シメチル基、アセトキシメチル基、もしくはアルコキシ
メチル基でポリ置換されている芳香族化合物及び複素環
化合物が挙げられる。同出願の[化14]および[化1
5]に記載のものが好ましく挙げられる。前記化学式
中、L1〜L8は、それぞれ独立にメトキシメチル、エト
キシメチル等のように炭素数18以下のアルコキシ基で
置換されたヒドロキシメチル基又はアルコキシメチル基
を表す。
コキシメチル基もしくはN−アシルオキシメチル基を有
する化合物としては、欧州特許公開(以下、EP−Aと
記載する)第0,133,216号、西独特許第3,6
34,671号、同第3,711,264号に開示され
た単量体及びオリゴマー−メラミン−ホルムアルデヒド
縮合物並びに尿素−ホルムアルデヒド縮合物、EP−A
第0,212,482号明細書に開示されたアルコキシ
置換化合物等が挙げられる。更に好ましい例としては、
例えば、少なくとも2個の遊離N−ヒドロキシメチル
基、N−アルコキシメチル基もしくはN−アシルオキシ
メチル基を有するメラミン−ホルムアルデヒド誘導体が
挙げられ、中でもN−アルコキシメチル誘導体が特に好
ましい。
上のエポキシ基を含む、モノマー、ダイマー、オリゴマ
ー、ポリマー状のエポキシ化合物を挙げることができ
る。例えば、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンと
の反応生成物、低分子量フェノール−ホルムアルデヒド
樹脂とエピクロルヒドリンとの反応生成物等が挙げられ
る。その他、米国特許第4,026,705号、英国特
許第1,539,192号の各明細書に記載され、使用
されているエポキシ樹脂を挙げることができる。
ことのできる架橋剤は、ネガ型記録層全固形分に対し、
5〜80重量%、好ましくは10〜75重量%、より好
ましくは20〜70重量%の範囲である。架橋剤の添加
量が5重量%未満であると、得られる平版印刷版用原版
の感光層の耐久性が悪化し、また、80重量%を超える
と、保存時の安定性の観点から好ましくない。
−151412号の[0078]ないし[0084]に
示されるフェノール誘導体が挙げられる。
に必要に応じてこれら以外に種々の化合物を添加しても
よい。例えば、可視光域に大きな吸収を持つ染料を画像
の着色剤として使用することができる。具体的には、オ
イルイエロー#101、オイルイエロー#103、オイ
ルピンク#312、オイルグリーンBG、オイルブルー
BOS、オイルブルー#603、オイルブラックBY、
オイルブラックBS、オイルブラックT−505(以上
オリエント化学工業(株)製)、ビクトリアピュアブル
ー、クリスタルバイオレット(CI42555)、メチ
ルバイオレット(CI42535)、エチルバイオレッ
ト、ローダミンB(CI145170B)、マラカイト
グリーン(CI42000)、メチレンブルー(CI5
2015)、アイゼンスピロンブルーC−RH(保土ヶ
谷化学(株)製)等、及び特開昭62−293247号
に記載されている染料を挙げることができる。
形成後、画像部と非画像部の区別が明瞭となるため、添
加する方が好ましい。なお、添加量は、記録層全固形分
に対し0.01〜10重量%の範囲が好ましい。
対する処理の安定性を広げるため、特開昭62−251
740号や特開平3−208514号に記載されている
ような非イオン界面活性剤や特開昭59−121044
号、特開平4−13149号に記載されているような両
性界面活性剤を添加することができる。
ルビタントリステアレート、ソルビタンモノパルミテー
ト、ソルビタントリオレート、ステアリン酸モノグリセ
リド、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等が
挙げられる。
ルジ(アミノエチル)グリシン、アルキルポリアミノエ
チルグリシン塩酸塩、2−アルキル−N−カルボキシエ
チル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイ
ン、N−テトラデシル−N,N−ベタイン型(例えば、
商品名アモーゲンK、第一工業(株)製)等が挙げられ
る。
記録層中に占める割合は、0.05〜15重量%が好ま
しく、より好ましくは0.1〜5重量%である。
には、必要に応じ塗膜の柔軟性等を付与するために可塑
剤が加えられる。例えば、ポリエチレングリコール、ク
エン酸トリブチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチ
ル、フタル酸ジヘキシル、フタル酸ジオクチル、リン酸
トリクレジル、リン酸トリブチル、リン酸トリオクチ
ル、オレイン酸テトラヒドロフルフリル等が用いられ
る。
記各成分を溶媒に溶かして、後述するより高感度な記録
層(中間層)を形成した適当な支持体上に塗布すること
により記録層を形成する。ここで使用する溶媒として
は、エチレンジクロライド、シクロヘキサノン、メチル
エチルケトン、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、エチレングリコールモノメチルエーテル、1−メト
キシ−2−プロパノール、2−メトキシエチルアセテー
ト、1−メトキシ−2−プロピルアセテート、ジメトキ
シエタン、乳酸メチル、乳酸エチル、N,N−ジメチル
アセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラ
メチルウレア、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホ
キシド、スルホラン、γ−ブチルラクトン、トルエン、
水等を挙げることができるがこれに限定されるものでは
ない。これらの溶媒は単独又は混合して使用される。溶
媒中の上記成分(添加剤を含む全固形分)の濃度は、1
〜50重量%であることが好ましい。本発明に係る記録
層の塗布量(固形分)は用途によって異なるが、0.0
1〜3.0g/m2の範囲に調整される。塗布する方法
としては、種々の方法を用いることができるが、例え
ば、バーコーター塗布、回転塗布、スプレー塗布、カー
テン塗布、ディップ塗布、エアーナイフ塗布、ブレード
塗布、ロール塗布等を挙げることができる。塗布量が少
なくなるにつれて、見かけの感度は大になるが、画像記
録膜の被膜特性は低下する。
するための界面活性剤、例えば、特開昭62−1709
50号に記載されているようなフッ素系界面活性剤を添
加することができる。好ましい添加量は、全記録層固形
分中0.01〜1重量%、さらに好ましくは0.05〜
0.5重量%である。
れる、記録層と同じ機能を有し、且つ、該記録層より光
又は熱の作用に対する感度が高い中間層(以下、適宜、
中間層と称する)について説明する。この中間層は所望
により下塗を行なった支持体上に直接形成されることが
好ましい。本発明の中間層には、前記記録層と同じ基本
画像形成原理を用いている記録材料系をより高感度化し
たものを利用してもよく、例えば、記録層として、より
高感度なラジカル重合系からなる中間層を支持体上に形
成し、ラジカル重合系に比べれば感度の低い酸触媒架橋
系の記録層をその上層に設ける構成などの、異種記録材
料系を組み合わせたものを使用してもよい。界面での融
合性や製造適性の点では、中間層には、記録層と同じ記
録材料系ののものを用いることが好ましい。また、記録
層と中間層との光又は熱に対する感度の差は少なくとも
1.3倍程度あることが好ましい。感度の差異が1.3
倍未満であると、積層構造を構成した効果が不充分とな
る。記録層及び中間層の感度は、単独の層を形成し、そ
れぞれ同じ条件で感度を測定して求めることができる。
間層における一般的な高感度化法を述べる。方法として
は、例えば、中間層を構成するバインダーの現像性を、
導入する親水性基、疎水性基の変更や分子量の変更など
の手段によって調整し、より高感度化する方法、中間層
中に含まれる感光又は感熱性の化合物の濃度を調整し
(増加させ)、より高感度化する方法、中間層内で、光
又は熱の作用により生じる反応あるいは物性変化を促進
するような、赤外線吸収剤等の如きいわゆる増感助剤を
添加し、より高感度化する方法などが挙げられる。本発
明に係る中間層の塗布量(固形分)は用途によって異な
るが、0.01〜3.0g/m2の範囲に調整される。
支持体としては、寸度的に安定な板状物であり、例え
ば、紙、プラスチック(例えば、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリスチレン等)がラミネートされた紙、金
属板(例えば、アルミニウム、亜鉛、銅等)、プラスチ
ックフィルム(例えば、二酢酸セルロース、三酢酸セル
ロース、プロピオン酸セルロース、酪酸セルロース、酢
酸酪酸セルロース、硝酸セルロース、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピ
レン、ポリカーボネート、ポリビニルアセタール等)、
上記のような金属がラミネート若しくは蒸着された紙又
はプラスチックフィルム等が挙げられる。
ィルム又はアルミニウム板が挙げられ、その中でも寸法
安定性がよく、比較的安価であるアルミニウム板は特に
好ましい。好適なアルミニウム板は、純アルミニウム
板、及びアルミニウムを主成分とし、微量の異元素を含
む合金板であり、さらにアルミニウムがラミネート又は
蒸着されたプラスチックフィルムでもよい。アルミニウ
ム合金に含まれる異元素には、ケイ素、鉄、マンガン、
銅、マグネシウム、クロム、亜鉛、ビスマス、ニッケ
ル、チタン等がある。合金中の異元素の含有量は総量で
10重量%以下である。本発明において特に好適なアル
ミニウムは、純アルミニウムであるが、完全に純粋なア
ルミニウムは精錬技術上製造が困難であるので、僅かに
異元素を含有するものでもよい。このように本発明に適
用されるアルミニウム板は、その組成が特定されるもの
ではなく、従来より公知公用の素材のアルミニウム板を
適宜に利用することができる。本発明で支持体として用
いられるアルミニウム板の厚みはおよそ0.1mm〜
0.6mm程度、好ましくは0.15mm〜0.4m
m、特に好ましくは0.2mm〜0.3mmである。
望により、表面の圧延油を除去するための、例えば、界
面活性剤、有機溶剤又はアルカリ性水溶液等による脱脂
処理が行われる。アルミニウム板の表面の粗面化処理
は、種々の方法により行われるが、例えば、機械的に粗
面化する方法、電気化学的に表面を溶解粗面化する方法
及び化学的に表面を選択溶解させる方法により行われ
る。機械的方法としては、ボール研磨法、ブラシ研磨
法、ブラスト研磨法、バフ研磨法等の公知の方法を用い
ることができる。また、電気化学的な粗面化法としては
塩酸若しくは硝酸電解液中で交流又は直流により行う方
法がある。また、特開昭54−63902号に開示され
ているように両者を組み合わせた方法も利用することが
できる。
は、必要に応じてアルカリエッチング処理及び中和処理
された後、所望により表面の保水性や耐摩耗性を高める
ために陽極酸化処理が施される。アルミニウム板の陽極
酸化処理に用いられる電解質としては、多孔質酸化被膜
を形成する種々の電解質の使用が可能で、一般的には硫
酸、リン酸、シュウ酸、クロム酸又はそれらの混酸が用
いられる。それらの電解質の濃度は電解質の種類によっ
て適宜決められる。
種々変わるので一概に特定し得ないが、一般的には、電
解質の濃度が1〜80重量%溶液、液温は5〜70℃、
電流密度5〜60A/dm2 、電圧1〜100V、電解
時間10秒〜5分の範囲であれば適当である。陽極酸化
被膜の量は1.0g/m2 より少ないと耐膜性が不十分
であったり、非画像部に傷が付き易くなって、特に平版
印刷用原版の場合、印刷時に傷の部分にインキが付着す
る、いわゆる「傷汚れ」が生じ易くなる。
表面は必要により親水化処理が施される。本発明で使用
可能な親水化処理としては、米国特許第2,714,0
66号、同第3,181,461号、同第3,280,
734号及び同第3,902,734号に開示されてい
るようなアルカリ金属シリケート(例えば、ケイ酸ナト
リウム水溶液)法がある。この方法においては、支持体
がケイ酸ナトリウム水溶液で浸漬処理されるか、又は電
解処理される。他に、特公昭36−22063号に開示
されているフッ化ジルコン酸カリウム、米国特許第3,
276,868号、同第4,153,461号、同第
4,689,272号に開示されているようなポリビニ
ルホスホン酸で処理する方法等が用いられる。
支持体上に下塗層を設けることができる。下塗層成分と
しては種々の有機化合物が用いられ、例えば、カルボキ
シメチルセルロース、デキストリン、アラビアガム、2
−アミノエチルホスホン酸等のアミノ基を有するホスホ
ン酸類;置換基を有してもよいフェニルホスホン酸、ナ
フチルホスホン酸、アルキルホスホン酸、グリセロホス
ホン酸、メチレンジホスホン酸及びエチレンジホスホン
酸等の有機ホスホン酸;置換基を有してもよいフェニル
リン酸、ナフチルリン酸、アルキルリン酸及びグリセロ
リン酸等の有機リン酸;置換基を有してもよいフェニル
ホスフィン酸、ナフチルホスフィン酸、アルキルホスフ
ィン酸及びグリセロホスフィン酸等の有機ホスフィン
酸;グリシンやβ−アラニン等のアミノ酸類;及びトリ
エタノールアミンの塩酸塩等のヒドロキシル基を有する
アミンの塩酸塩等から選ばれるが、2種以上混合して用
いてもよい。また、前述したジアゾニウム化合物を下塗
りすることも好ましい。有機下塗層の被覆量は、2〜2
00mg/m2 が適当であり、好ましくは5〜100m
g/m2 である。上記の被覆量が2mg/m2 よりも少
ないと十分な膜性が得られず、200mg/m2 より大
きくても同様である。
ることができる。水またはメタノール、エタノール、メ
チルエチルケトンなどの有機溶剤もしくはそれらの混合
溶剤に上記の有機化合物を溶解させた溶液をアルミニウ
ム板上に塗布、乾燥して設ける方法と、水またはメタノ
ール、エタノール、メチルエチルケトンなどの有機溶剤
もしくはそれらの混合溶剤に上記の有機化合物を溶解さ
せた溶液に、アルミニウム板を浸漬して上記化合物を吸
着させ、その後水などによって洗浄、乾燥して有機下塗
層を設ける方法である。前者の方法では、上記の有機化
合物の0.005〜10重量%の濃度の溶液を種々の方
法で塗布できる。また、後者の方法では、溶液の濃度は
0.01〜20重量%、好ましくは0.05〜5重量%
で、浸漬温度は20〜90℃、好ましくは25〜50
℃、さらに、浸漬時間は0.1秒〜20分、好ましくは
2秒〜1分である。これに用いる溶液は、アンモニア、
トリエチルアミン、水酸化カリウムなどの塩基性物質
や、塩酸、リン酸などの酸性物質によりpH1〜12の
範囲に調整することもできる。また、本発明の記録層を
平版印刷用原版として用いる場合には、調子再現性改良
のために黄色染料を添加することもできる。
は、平版印刷用原版として用いることができる。この画
像形成材料は赤外線レーザで記録することが好ましく、
前述のように、ビーム1本当たりのエネルギー密度が1
5000mJ/s cm2以上、さらには20000m
J/s cm2以上の高出力赤外線レーザーにより記録
されることが好ましい。具体的には、波長760nmか
ら1200nmの赤外線を放射する固体レーザ及び半導
体レーザにより画像露光されることが好ましい。エネル
ギー密度はビーム1本当たりの画像形成材料表面での出
力と、そのビームの記録層表面での面積により決定され
る値であり、例えば、38mWのエネルギー強度で、
1.5μm四方の版面面積のレーザーのエネルギー密度
は、17000mJ/s cm2である。
ネガ型の記録層を有する場合には、露光後に水又はアル
カリ現像液による現像処理が行なわれる。現像処理は露
光後すぐに行ってもよいが、露光工程と現像工程の間に
加熱処理を行ってもよい。加熱処理をする場合その条件
は、60℃〜150℃の範囲内で5秒〜5分間行うこと
が好ましい。加熱方法としては、従来公知の種々の方法
を用いることができる。例えば、パネルヒーターやセラ
ミックヒーターにより記録材料と接触しつつ加熱する方
法、及びランプや温風による非接触の加熱方法等が挙げ
られる。この加熱処理により、レーザ照射時、記録に必
要なレーザエネルギーを減少させることができる。
び補充液としては従来より知られているアルカリ水溶液
が使用できる。例えば、ケイ酸ナトリウム、同カリウ
ム、第3リン酸ナトリウム、同カリウム、同アンモニウ
ム、第2リン酸ナトリウム、同カリウム、同アンモニウ
ム、炭酸ナトリウム、同カリウム、同アンモニウム、炭
酸水素ナトリウム、同カリウム、同アンモニウム、ほう
酸ナトリウム、同カリウム、同アンモニウム、水酸化ナ
トリウム、同アンモニウム、同カリウム及び同リチウム
等の無機アルカリ塩が挙げられる。また、モノメチルア
ミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、モノエチル
アミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノイソ
プロピルアミン、ジイソプロピルアミン、トリイソプロ
ピルアミン、n−ブチルアミン、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノ
イソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、
エチレンイミン、エチレンジアミン、ピリジン等の有機
アルカリ剤も用いられる。
組み合わせて用いられる。これらのアルカリ剤の中で特
に好ましい現像液の一例は、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸
カリウム等のケイ酸塩水溶液である。その理由はケイ酸
塩の成分である酸化珪素SiO2 とアルカリ金属酸化物
M2 O(Mは、アルカリ金属を表す)の比率と濃度によ
って現像性の調節が可能となるためであり、例えば、特
開昭54−62004号、特公昭57−7427号に記
載されているようなアルカリ金属ケイ酸塩が有効に用い
られる。
には、現像液よりもアルカリ強度の高い水溶液(補充
液)を現像液に加えることによって、長時間現像タンク
中の現像液を交換することなく、多量の記録層を処理で
きることが知られている。本発明においてもこの補充方
式が好ましく適用される。
像処理された記録層は、水洗水、界面活性剤等を含有す
るリンス液、アラビアガムや澱粉誘導体を含む不感脂化
液で後処理される。本発明の記録層を印刷用版材として
使用する場合の後処理としては、これらの処理を種々組
み合わせて用いることができる。
版作業の合理化及び標準化のため、印刷用版材用の自動
現像機が広く用いられている。この自動現像機は、一般
に現像部と後処理部からなり、印刷用版材を搬送する装
置と各処理液槽とスプレー装置とからなり、露光済みの
印刷版を水平に搬送しながら、ポンプで汲み上げた各処
理液をスプレーノズルから吹き付けて現像処理するもの
である。また、最近は処理液が満たされた処理液槽中に
液中ガイドロール等によって印刷用版材を浸漬搬送させ
て処理する方法も知られている。このような自動処理に
おいては、各処理液に処理量や稼働時間等に応じて補充
液を補充しながら処理することができる。
る、いわゆる使い捨て処理方式も適用できる。
平版印刷版として用いる場合には、所望により不感脂化
ガムを塗布したのち、印刷工程に供することができる。
より一層耐刷力を向上させる目的でバーニング処理が施
してもよい。平版印刷版をバーニングする場合には、バ
ーニング前に特公昭61−2518号、同55−280
62号、特開昭62−31859号、同61−1596
55号の各公報に記載されているような整面液で処理す
ることが好ましい。
要に応じて乾燥された後バーニングプロセッサー(例え
ば、富士写真フイルム(株)より販売されているバーニ
ングプロセッサー:BP−1300)等で高温に加熱さ
れる。この場合の加熱温度及び時間は、画像を形成して
いる成分の種類にもよるが、180〜300℃の範囲で
1〜20分の範囲が好ましい。
に応じて適宜、水洗、ガム引き等の従来より行われてい
る処理を施こすことができるが、水溶性高分子化合物等
を含有する整面液が使用された場合にはガム引きなどの
いわゆる不感脂化処理を省略することができる。
版はオフセット印刷機等にかけられ、多数枚の印刷に用
いられる。
るが、本発明はこれらに制限されるものではない。 (実施例1〜5、比較例1〜2:ポジ型) 〔支持体の作製〕厚さ0.30mmのアルミニウム板
(材質1050)をトリクロロエチレン洗浄して脱脂し
た後、ナイロンブラシと400メッシュのパミストン−
水懸濁液を用いその表面を砂目立てし、よく水で洗浄し
た。このアルミニウム板を45℃の25%水酸化ナトリ
ウム水溶液に9秒間浸漬してエッチングを行い水洗後、
さらに2%HNO3 に20秒間浸漬して水洗した。この
時の砂目立て表面のエッチング量は約3g/m2 であっ
た。次に、この板を7%H2 SO4 を電解液として電流
密度15A/dm2 で3g/m2 の直流陽極酸化被膜を
設けた後、水洗乾燥した。次にこのアルミニウム板に下
記下塗り液を塗布し、80℃で30秒間乾燥した。乾燥
後の被覆量は10mg/m2 であった。 <下塗り液> ・β−アラニン ・・・・0.10g ・メタノール ・・・40.0 g ・純水 ・・・60.0 g
記支持体の上に、下記に示す組成のネガ型中間層形成溶
液を塗布し、100℃で3分間乾燥した。乾燥後の重量
は0.5g/m2であった。続いて、下記に示す組成の
ネガ型記録層(酸触媒架橋層)形成溶液を塗布し、13
0℃で30秒間乾燥してネガ型の画像形成材料を得て、
実施例1〜5とした。乾燥後の重量はトータルで2.0
g/m2であった。
様の上記下塗済み支持体の上に、前記記録層(酸触媒架
橋層)形成溶液1において架橋剤、高分子、赤外線吸収
剤などを下記表2に記載の処方としたものを塗布し、10
0℃で3分間乾燥して、支持体上に単一組成の記録層の
みを形成した画像形成材料を得て比較例1〜5とした。
乾燥後の重量は1.5g/m2であった。
同様の上記下塗済み支持体の上に、前記中間層形成溶液
1において架橋剤、高分子、赤外線吸収剤などを下記表
3に記載の処方としたものを塗布し、100℃で3分間乾
燥して、支持体上に比較例1〜5における記録層より
も、より高感度な単一組成の記録層のみを形成した画像
形成材料を得て比較例6から10とした。乾燥後の重量
は0.5g/m2であった。
上記実施例1で用いたのと同様の下塗済み支持体上に、
下記のポジ型中間層形成溶液2を塗布し、100℃で3
分間乾燥した。乾燥後の重量は0.5g/m2であっ
た。続いて、下記の感熱ポジ型記録層形成溶液2を塗布
し、130℃で30秒間乾燥してた。乾燥後の重量はト
ータルで2.0g/m2であった。 (ポジ型中間層形成溶液2) ・表4の高分子[Q] 2.0g ・表4の赤外線吸収剤[R] (表4記載の量(g)) ・表4の添加剤[S] (表4記載の量(g)) ・フッ素系界面活性剤 0.06 g (メカ゛ファックF-177:大日本インキ化学工業(株)製) ・メチルエチルケトン 10.0g ・γ−ブチロラクトン 10.0g ・1−メトキシ−2−プロパノール 7.0g
と同様の上記下塗済み支持体の上に、前記感熱ポジ型記
録層形成溶液2において架橋剤、高分子、赤外線吸収剤
などを下記表5に記載の処方としたものを塗布し、100
℃で3分間乾燥して、支持体上に単一組成の記録層のみ
を形成した画像形成材料を得て比較例11〜15とし
た。乾燥後の重量は1.5g/m2であった。
と同様の上記下塗済み支持体の上に、前記ポジ型中間層
形成溶液2において架橋剤、高分子、赤外線吸収剤など
を下記表6に記載の処方としたものを塗布し、100℃で
3分間乾燥して、支持体上に比較例11〜15における
記録層よりも、より高感度な単一組成の記録層のみを形
成した画像形成材料を得て比較例16〜20とした。乾
燥後の重量は0.5g/m2であった。
>得られたネガ型画像形成材料実施例1〜5及び比較例
1〜10を波長830nm〜850nm程度の赤外線を
発生する半導体レーザで走査露光し、1%網点(ハイラ
イト)を形成し、露光後パネルヒーターにて120℃で
60秒間加熱処理したのち、続いて富士写真フィルム
(株)製現像液、DP−4(1:8の水希釈液)にて現
像した。この際得られた感光材料を印刷版として用いハ
イデルKOR−D機で印刷後、刷了枚数を密着性の指標
として相対比較した。製造上指標が100以上のものが
良好であり好ましい。
汚れ>得られたポジ型画像形成材料実施例6〜10及び
比較例11〜20を波長830nm〜850nm程度の
赤外線を発生する半導体レーザで走査露光した。99%網
点(シャドー)を形成し、続いて富士写真フィルム
(株)製現像液、DP−4(1:8の水希釈液)にて現
像した。この際得られた感光材料を印刷版として用いハ
イデルKOR−D機で印刷時の非画像部の汚れを調査し
た。
料について、レーザ露光前に高湿条件下(85%RH、
35℃)に3日間放置し、その後、この保存後の画像形
成材料を前記と同様にレーザ露光して記録に必要なエネ
ルギー量を算出し、高湿保存前後のエネルギー比(高湿
保存後のエネルギー/高湿保存前のエネルギー)を求め
た。このエネルギー比が1.1以下であることが製造上
好ましく保存安定性においても良好といえる。これらの
評価結果を表7、8に示す。
像形成材料は、ネガ型は画像部の密着性に優れ、ポジ型
では非画像部に汚れがなく、いずれも高画質の画像が得
られた。また、高湿度下の環境においても感度の低下が
見られず、保存安定性に優れていることがわかった。
する固体レーザまたは半導体レーザーを用いてコンピュ
ータ等のデジタルデータから直接記録することができ、
高画質の画像が得られるとともに、保存安定性に優れ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 支持体上に、光又は熱の作用により、水
又はアルカリ水に対する可溶性が変化する組成物からな
る記録層を設けてなり、該支持体と記録層との間に、記
録層と同じ機能を有し、且つ、該記録層より光又は熱の
作用に対する感度が高い中間層を設けることを特徴とす
る感光又は感熱性画像形成材料。 - 【請求項2】 前記感光又は感熱性画像形成材料が赤外
線吸収剤を含有し、赤外線レーザにより記録が可能であ
ることを特徴とする請求項1に記載の感光又は感熱性画
像形成材料。
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