JP2001041334A - パイロットチェック弁 - Google Patents

パイロットチェック弁

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JP2001041334A
JP2001041334A JP11211280A JP21128099A JP2001041334A JP 2001041334 A JP2001041334 A JP 2001041334A JP 11211280 A JP11211280 A JP 11211280A JP 21128099 A JP21128099 A JP 21128099A JP 2001041334 A JP2001041334 A JP 2001041334A
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JP
Japan
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check valve
pilot
pilot check
poppet
cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP11211280A
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English (en)
Inventor
Eiji Shibahara
英二 芝原
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シリンダのハイドロロック状態という緊急事態
にも対応できるパイロットチェック弁を提供する。 【解決手段】パイロットチェック弁15のポペット3の
外周に突起部3dを設け、この突起部3dを引っかけて
ポペット3をシート部2cから機械的に引き離す調節ね
じ5を設けたものである。この調節ねじの作動によりポ
ペット3をシート部2cから引き離すと通路9aと9b
が連通しハイドロロック状態を解除できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、逆止機能をパイロ
ット圧力以外の手段で外部より機械的に解除できるよう
にしたパイロットチェック弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパイロットチェック弁の構造は、
その縦断面をあらわす図3に示すとおりである。なお、
図4から図6はこのパイロットチェック弁を使用した液
圧回路例を示している。
【0003】図3において、101は両端に突起部10
1a、101bを有する円筒状のパイロットピストンで
ある。102は中心を通る断面の形状がコの字形の円筒
状スリーブであり、底部102aの軸心に通路102b
が穿孔されている。103は一端を円錐状または球状に
成形した先端部103aを有し、他端にスプリング10
4の受け部103cを設けた円筒状のポペットであり、
スリーブ102の内径にスライド可能に嵌合されてい
る。先端部103aはスプリング104に付勢されて、
通路102bを閉塞している。105はスプリング押え
である。前記スリーブ102、ポペット103、スプリ
ング104及びスプリング押え105とで第1のチェッ
ク弁106を構成している。107はチェック弁106
と同じ構成の第2のチェック弁である。第1チェック弁
106と第2チェック弁107は、パイロットピストン
101の両側にスリーブの底部102a、108aを対
向して同一中心軸線上に配列しケース111内に設けら
れている。ケース111には第1チェック弁106、第
2チェック弁107のパイロットピストン101側に外
部と連通する通路110a、111aと、ポペット10
3のスプリング側と外部に連通する通路110b、11
1bが設けられている。このようにケース111、第1
チェック弁106、第2チェック弁107及びパイロッ
トピストン101の有機的な組合せによってパイロット
チェック弁115が構成されている。
【0004】図4は前記パイロットチェック弁115を
組込んだシリンダ駆動液圧回路例である。図4におい
て、方向切替弁202のaポート及びbポートに前記パ
イロットチェック弁115の通路110aと111aが
接続されている。またパイロットチェック弁115の通
路110bと111bは流量調整弁203、204を通
してシリンダ205のヘッド側及びロッド側に接続され
ている。
【0005】方向切替弁202をPポートとaポートを
連通させる側に切替えると、ポンプ201からの圧液は
パイロットチェック弁115の通路110aに送られ、
ポペット103を押し開いて通路110bを通ってシリ
ンダ205のヘッド側に流入する。同時にポンプ201
からの圧液はパイロットチェック弁115のパイロット
ピストン101をチェック弁107側に押し、通路11
1aと111bを連通させてシリンダ205のロッド側
からの圧液をタンク206に戻す。方向切替弁202を
前記の逆方向に切替えれば圧液は通路111bを通って
ロッド側に送られ、ヘッド側はタンク206に連通して
シリンダ205のロッドは縮む。方向切替弁202が中
立位置にあるときは、ポンプ201からの圧液はこの方
向切替弁202で遮断され、シリンダ205はパイロッ
トチェック弁115によってハイドロロックされる。
【0006】図5は方向切替弁202が中立位置で電気
的故障などにより作動しなくなったとき、シリンダ20
5のハイドロロック状態を解除するためにパイロットチ
ェック弁115とシリンダ205の通路間にストップバ
ルブ207及び208を設け、シリンダ205のヘッド
側及びロッド側の圧液を外部に排出するようにした回路
例である。図6はポンプ201が故障し圧液を送り出せ
なくなった場合、方向切替弁202を動作させても通路
110aや111aに圧力を立てることができないので
シリンダ205のハイドロロック状態を解除できない。
そのために補助ポンプ209をポンプ201と並列に設
置した回路例である。
【0007】
【発明が解決しょうとする課題】図4の回路例では、電
気的故障を生じた場合やポンプに故障を生じた場合パイ
ロットチェック弁の通路110a、111aに圧力を立
てることができず、シリンダがハイドロロック状態にな
り緊急事態に対応できない。図5及び図6の回路例では
緊急事態用の補助手段を備えているが大掛かりで部品点
数も多く経済的にも不利である。本発明は、このような
課題を解決するパイロットチェック弁を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明が提供するパイロ
ットチェック弁は、上記課題を解決するために、チェッ
ク弁のポペットの外周に突起部を設けるとともに、この
突起部を引っかけてポペットをシートから機械的に引き
離す機構を設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1と
図2a及び図2bにしたがって説明する。図1は本発明
によるパイロットチェック弁を組込んだシリンダ駆動液
圧回路例を示しており、また図2a及び図2bはその作
動状態を示している。図1において、1は両端に突起部
1a、1bを有する円筒状のパイロットピストンであ
り、2は軸心を通る断面形状がコの字形であって、その
底部2aの軸心部に通路2bを設けてシート部2cを形
成し側壁部にも通路2dを有する円筒状スリーブであ
る。また3は一端を円錐又は球状に成形した先端部3a
を有し、他端にスプリング4の受け部3cと円周方向の
突起部3dを設けた円筒状ポペットであり、スリーブ2
の内径にスライド可能に嵌合されている。先端部3aは
スプリング4に付勢されてシート部2cに着座し、通路
2bを閉塞している。5は一端を前記ポペット3の突起
部3dに嵌合し、ポペット3をシート部2cから引き離
すための内側突起部5aを有する円筒状の調節ねじであ
る。6はスプリング押え、7はスリーブ2を固定し調節
ねじ5を内包するスリーブ押え、そして8は調節ねじ5
のロックナットである。
【0010】以上の構成において、スリーブ2、ポペッ
ト3、スプリング4、調節ねじ5、スプリング押え6、
スリーブ押え7及びロックナット8との組合せによって
第1のチェック弁9を構成している。10はこの第1チ
ェック弁9と同じ構成の第2のチェック弁である。第1
チェック弁9と第2チェック弁10は、パイロットピス
トン1の両側にスリーブ側を対向して同一中心軸線上に
配列し、ケース11内に設けられている。ケース11に
はチェック弁9、10のパイロットピストン1側に外部
と連通する通路9a、10aとポペット3、12のスプ
リング側と外部に連通する通路9b、10bが設けられ
ている。ケース11、チェック弁9、10及びパイロッ
トピストン1とでパイロットチェック弁15を構成して
いる。パイロットチェック弁15の通路9aと10aに
は、方向切替弁20のa及びbポートが接続されてお
り、通路9b、10bには流量調整弁21、22を通し
てシリンダ23のヘッド側24及びロッド側25に接続
されている。
【0011】いま、方向切替弁20をPポートとaポー
トを連通させる側に切替えると、図2aに示すようにポ
ンプ26からの圧液はパイロットチェック弁15の通路
9aに送られスリーブ2の通路2bを通って、ポペット
3を押し開き通路2d、9bを通ってシリンダ23のヘ
ッド側24に流入する。同時にポンプ26からの圧液は
パイロットチェック弁15のパイロットピストン1をチ
ェック弁10側に押し、ポペット12を押し開いて通路
10aと10bを連通させシリンダ23のロッド側25
からの流体をタンク27に戻す。方向切替弁20を前記
の逆方向に切替えればパイロットチェック弁15は前述
と逆の動作をし、ポンプ26からの圧液は通路10a、
10bを通ってロッド側25に送られ、ヘッド側24の
液体は通路9b、9aを通ってタンク27に戻りシリン
ダ23のロッドは縮む。方向切替弁20が中立位置にあ
るときはポンプ26からの圧液が方向切替弁20で遮断
されシリンダ23はパイロットチェック弁15によって
保持される。以上は方向切替弁20やポンプ26が正常
に動作しているときのパイロットチェック弁15の通常
の動作である。
【0012】図2bは方向切替弁20やポンプ26が故
障して動作しなくなったときに、調節ねじ5を使ってシ
リンダ23の保持状態を解除するため、ポペット3及び
12を機械的にシートから引き離した状態を示す。調節
ねじ5はスリーブ押え7との間に設けられたねじ7aに
より反時計方向に回転させることにより、スリーブ押え
7に対し外部方向にスライドする。調節ねじ5の先端に
は、ポペット3が突起部3dにおいてスライド可能に連
結されており、調節ねじ5と一体的にポペット3がシー
トから引き離され、通路9aと9bが連通状態となり、
ヘッド側24の流体をタンク27へ戻すことができる。
なお、同様に第2チェック弁においてもポペット12を
シートから引き離し、通路10aと10bを連通するこ
とができる。したがってこの各通路9aと9b、10a
と10bでは図示のように自在に圧液が流れることがで
きる。
【0013】
【発明の効果】方向切替弁20が中立位置で電気的故障
などにより作動しなくなったり、ポンプの故障で圧が立
たなくなっても、調節ねじ5を作動させるのみでポペッ
ト3をシート部2cから引き離すことで、シリンダ23
の伸縮を手動で行うことができる。しかもこのような機
構を部品点数少なく、コンパクトに低コストで提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパイロットチェック弁縦断面図を組込
んだシリンダ駆動液圧回路例である。
【図2】本発明のパイロットチェック弁の動作を示した
状態図である。
【図3】従来のパイロットチェック弁の縦断面図であ
る。
【図4】従来のパイロットチェック弁を組込んだシリン
ダ駆動回路例である。
【図5】従来のパイロットチェック弁を組込んだシリン
ダ駆動回路にストップバルブを用いた回路例である
【図6】従来のパイロットチェック弁を組込んだシリン
ダ駆動回路に補助ポンプを用いた回路例である
【符号の説明】
1・・・・・・パイロットピストン 2・・・・・・スリーブ 3・・・・・・ポペット 4・・・・・・スプリング 5・・・・・・調節ねじ 6・・・・・・スプリング押え 7・・・・・・スリーブ押え 9、10・・・・・・第1、第2チェック弁 9a、10a・・・・・・チェック弁入口側に連通する通路 9b、10b・・・・・・チェック弁出口側に連通する通路 11・・・・・・ケース 15・・・・・・パイロットチェック弁 20・・・・・・方向切替弁 23・・・・・・シリンダ 26・・・・・・ポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通路を遮断しているポペットをパイロッ
    ト圧力により開閉するパイロットチェック弁において、
    ポペットを外部より機械的に開閉する機構を具備したこ
    とを特徴とするパイロットチェック弁。
JP11211280A 1999-07-26 1999-07-26 パイロットチェック弁 Pending JP2001041334A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11211280A JP2001041334A (ja) 1999-07-26 1999-07-26 パイロットチェック弁

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JP11211280A JP2001041334A (ja) 1999-07-26 1999-07-26 パイロットチェック弁

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JP2001041334A true JP2001041334A (ja) 2001-02-13

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ID=16603323

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JP11211280A Pending JP2001041334A (ja) 1999-07-26 1999-07-26 パイロットチェック弁

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8297589B2 (en) 2006-04-12 2012-10-30 Waters Technologies Corp Active valve and methods of operation thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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