JP2001040802A - 防水シートおよび外壁パネル - Google Patents

防水シートおよび外壁パネル

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JP2001040802A JP11217953A JP21795399A JP2001040802A JP 2001040802 A JP2001040802 A JP 2001040802A JP 11217953 A JP11217953 A JP 11217953A JP 21795399 A JP21795399 A JP 21795399A JP 2001040802 A JP2001040802 A JP 2001040802A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種類の外壁本体に対してもコストがかから
ず取付作業を容易にすることが出来る防水シート、この
防水シートを用いて各種の部材の取付が容易な外壁パネ
ルを提供する。 【解決手段】 請求項1記載の発明は、例えば、図1〜
図6に示すように、建物を構築する際に使用される外壁
本体(例えば、外壁パネル)2の少なくとも一方の面に
張設される防水シート1であって、シート表面には、当
該シート1を前記外壁本体2に張設した後に、前記シー
ト表面上から前記外壁本体2に取り付けられるべき所定
の部材(例えば、胴縁)3…の第1の取付位置表示がな
されるとともに、当該シートを180度上下方向に反転
させて前記外壁本体2に張設した後に、前記シート表面
上から前記外壁本体2に取り付けられるべき所定の部材
の第2の取付位置表示がなされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物を構築する際
に使用される外壁本体に張設される防水シートおよびこ
の防水シートが張設された外壁パネルに関する。
【0002】
【背景の技術】近年、建物の構築についてはその工業化
が進み、例えば壁や床、屋根といった構成要素を予め工
場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを
組み立てることにより、建物を構築するといったパネル
工法が一部に採用されている。このようなパネル工法に
用いられる外壁パネルとして、例えば、図7に示すよう
なパネルが知られている。
【0003】図7に示す外壁パネル100は、縦框材1
01,101と横框材102,102とが矩形状に組み
立てられるとともに、この矩形枠の内部に補強芯材10
3…が縦横に組まれて枠体104が形成され、枠体10
4の両面に合板等の面材105、105が貼設されたも
のである。そして、この外壁パネルの側端部どうしを連
結させることにより、建物の外壁が構築されるようにな
っている。
【0004】また、この外壁パネルには、例えば、特開
平7−158181号公報に示すように、外側の面に防
水シートが張設され、その上から横胴縁が取り付けられ
る。そして、前記防水シートの側端部或いは下端部は、
外壁パネルの端部からはみ出るようにして設けられ、当
該外壁パネルを他の外壁パネル等の部材と接合させる
際、このはみ出た部分を他の部材と重ねるように張設し
て、接合部の防水性を高めている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記防水シ
ートの外壁パネルからのはみ出し長さは、一階用の外壁
パネルと二階用の外壁パネルとでは異なるため、異なる
位置での下端合わせが必要であった。また、防水シート
張設の作業性を向上させるため、例えば、一階或いは二
階用のそれぞれの外壁パネル仕様の防水シートにする
と、他階の外壁パネルには使用出来なくなるので、防水
シートの種類が増えることとなって、防水シートの在庫
管理が容易でなく、また、コストも増大する。
【0006】本発明は上記問題点を解決するために為さ
れたものであって、多種類の外壁本体に対してもコスト
がかからず取付作業を容易にすることが出来る防水シー
ト、この防水シートを用いて各種の部材の取付が容易な
外壁パネルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1〜図6に示す
ように、建物を構築する際に使用される外壁本体(例え
ば、外壁パネル)2の少なくとも一方の面に張設される
防水シート1であって、シート表面には、当該シート1
を前記外壁本体2に張設した後に、前記シート表面上か
ら前記外壁本体2に取り付けられるべき所定の部材(例
えば、胴縁)3…の第1の取付位置表示がなされるとと
もに、当該シートを180度上下方向に反転させて前記
外壁本体2に張設した後に、前記シート表面上から前記
外壁本体2に取り付けられるべき所定の部材の第2の取
付位置表示がなされていることを特徴としている。
【0008】請求項1記載の発明によれば、シート表面
には、取り付けられるべき所定の部材3の第1の取付位
置表示がなされていると同時に、上下方向に180度反
転させても同様に取り付けられるべき所定の部材3の第
2の取付位置表示がなされているので、一枚の防水シー
ト1を用いて異なる取付場所の取付位置表示が可能とな
る。即ち、例えば、一階用の外壁本体2に防水シート1
を張設する場合には、そのまま第1の取付位置表示に従
って所定の部材3を取り付けることが出来、また、二階
用の外壁本体2に防水シート1を張設する場合には、防
水シート1を180度上下方向に反転させて第2の取付
位置表示に従って所定の部材3を取り付けることが出来
ることとなって、一枚の防水シート1を1階用と2階用
とで兼用出来て、防水シート1の在庫コストを増大する
ことがない。特に、防水シート1の上縁部1a或いは下
縁部1bを予め折り返した場合には、折り返し量によっ
て防水シート1の取付場所が制約されるが、上下方向に
反転させても同様に取付位置表示がされるので、従来一
ヶ所以外は使いにくい防水シート1を少なくとも二ヶ所
で使える。
【0009】ここで、外壁本体2は、在来工法によって
構築されたものであってもよいし、或いは複数の外壁パ
ネルを連結してなるものであってもよい。外壁パネルと
しては、例えば、図7に示すような、縦框材101,1
01と横框材102,102とが矩形状に組み立てられ
るとともに、この矩形枠の内部に補強芯材103…が縦
横に組まれて枠体104が形成され、枠体104の一方
の面に合板等の面材105が貼設されたものでもよい
し、或いは単なる板材であってもよい。所定の部材と
は、例えば、横胴縁3、外壁材取付用金具或いは外部フ
ードなどであるが、これに限らず外壁本体2に取り付け
られる部材であればどのようなものであってもよい。各
所定の部材の取付は、現場で行ってもよいし、或いは予
め工場で艤装してもよい。防水シート1は、防水性を有
するものであればどのようなものでもよいが、防水性と
同時に透湿性を有するものであってもよい。防水シート
1への表示は、例えば、線や記号或いは文字で行う。
【0010】請求項2記載の発明は、建物を構築する際
に使用される外壁本体2の少なくとも一方の面に張設さ
れる防水シート1であって、シート表面には、当該シー
ト1が前記外壁本体2に張設される時の上端部或いは下
端部2aの位置合わせ用の第1の基準線(例えば、1F
壁パネル下端合わせ位置)が表示されているとともに、
当該シートを180度上下方向に反転させて前記外壁本
体2に張設させる時の上端部或いは下端部2aの位置合
わせ用の第2の基準線(例えば、2F壁パネル下端合わ
せ位置)が表示されていることを特徴としている。
【0011】請求項2記載の発明によれば、シート表面
には、シート1が外壁本体2に張設される時の上端部或
いは下端部2aの位置合わせ用の第1の基準線が表示さ
れているとともに、シート1を180度上下方向に反転
させて外壁本体2に張設させる時の上端部或いは下端部
2aの位置合わせ用の第2の基準線が表示されているの
で、一枚の防水シート1を用いて異なる取付場所の取付
位置合わせが可能となる。即ち、例えば、一階用の外壁
本体2に防水シート1を張設する場合には、そのまま第
1の基準線表示に従って防水シート1を取り付けること
が出来、また、二階用の外壁本体2に防水シート1を張
設する場合には、防水シート1を180度上下方向に反
転させて第2の基準線表示に従って防水シート1を取り
付けることが出来ることとなって、一枚の防水シート1
を1階用と2階用とで兼用出来て、防水シート1の在庫
コストが増大することがない。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の防水シート1において、シート表面に表示されてい
る各表示は、前記外壁本体2の設置場所或いは取り付け
られる部材の種類に応じて、異なる表示手段(例えば、
線や文字)でなされていることを特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明と同等の効果が得られることは無論のこ
と、特に、シート表面の各表示は、外壁本体2の設置場
所或いは取り付けられる部材の種類に応じて異なる表示
手段でなされているので、より多くの種類の部材を取り
付けたり、また防水シート1自体の取付場所の種類も増
えることとなって、防水シート1のコスト低減や在庫の
削減が図れる。即ち、一枚の防水シート1が使用可能な
外壁本体2の設置場所や取り付けられる部材の種類のバ
リエーションを増やすことが出来て、より防水シート1
のコストの削減や在庫の増加を抑制が可能となる。
【0014】ここで、異なる表示手段とは、例えば、線
で表示する場合には、線種を変えたり、線の太さを変え
たり、或いは線の色を変えたりすることである。また、
記号で表示する場合には、記号の種類を変えたり、或い
は記号の色を変えたりすることである。また、文字によ
って表示してもよいし、文字や記号と線とを組み合わせ
て使用してもよい。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項3記載の防
水シート1において、前記表示手段は文字を含み、前記
第2の取付位置表示および前記第2の基準線表示の文字
は、第1の取付位置表示および第1の基準線表示の文字
と上下方向に180度反転されて逆さにされていること
を特徴としている。
【0016】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、2の取付位置表示および第2の基準線表示の文字
は、第1の取付位置表示および第1の基準線表示の文字
と上下方向に180度反転されて逆さにされているの
で、防水シート1を180度上下方向に反転した場合で
も見やすくなる。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何
れかに記載の防水シート1において、前記外壁本体2に
張設される前に、予め当該防水シート1の上縁部1a或
いは下縁部1bのうち、少なくとも一方が所定幅、表面
側に折り返されていることを特徴としている。
【0018】請求項5記載の発明によれば、請求項1〜
4の何れかに記載の発明と同様の効果が得られることは
無論のこと、特に、外壁本体2に張設される前に、予め
防水シート1の上縁部1a或いは下縁部1bのうち、少
なくとも一方が所定幅、表面側に折り返されているの
で、外壁本体2の上縁部或いは下縁部2aから防水シー
ト1をはみ出すように張設する場合においても、はみ出
した部分を外壁本体2の内側に折り返す作業が不要とな
ることとなって作業の効率化が図れる。即ち、従来の防
水シートでは、外壁本体よりもはみ出るように防水シー
トを外壁本体に張設した場合には、輸送時或いは施工時
の傷防止のため、はみ出た部分を折り返す作業を行う必
要があったが、予め所定幅折り返された防水シート1と
することにより、折り返し作業を省略することが出来
る。また、防水シート1の端部が外壁本体2の上端部或
いは下端部2aからはみ出るように防水シート1を取り
付けようとした場合であっても、予め防水シート1を折
り返しているので、折り返し部1a、1bの端部が外壁
本体2の上端部或いは下端部2aよりはみ出ない位置に
つけることが出来ることとなって、防水シート1の位置
合わせが容易となる。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何
れかに記載の防水シート1が張設されてなることを特徴
としている。請求項6記載の発明によれば、外壁パネル
2は、請求項1〜5の何れかに記載の防水シート1が張
設されてなるので、この外壁パネル2を用いることによ
り、この外壁パネル2に取り付けられるべき所定の部材
3の取付が容易となることとなって、外壁パネル2への
所定の部材3の取付作業を効率的に行うことが出来る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
防水シート、外壁パネルの実施の形態について詳細に説
明する。図1は、本発明に係る防水シートの正面図であ
り、図2は、図1の防水シートがロール状に巻かれた状
態を示す斜視図である。図1に示す本発明に係る防水シ
ート1は、建物の外壁を構成する外壁パネル(外壁本
体)2(図3)の外面に張設される防水性および透湿性
のシートであり、例えば、タイベック(商品名:デュポ
ン社製)などを使用する。
【0021】前記防水シート1は、例えば、上下方向が
3000mmで左右に長尺な帯状のシートであって、上
下方向を軸としてロール状に巻かれている。前記防水シ
ート1には、長手方向の一方の縁部1aが200mm、
他方の縁部1bが250mmそれぞれ表面側に折り返さ
れた折り返し部となっている。前記折り返し部1a、1
bは、そのまま折り返された状態でロール状に巻かれて
いる。
【0022】次に、前記防水シート1の表面に表示され
る取付位置表示について説明する。前記防水シート1の
表面には、縦横に線が設けられている。縦線は、太実線
V1…と、細破線V2…と、細二点鎖線V3…と、細破
線V2よりも間隔の大きい細破線V4…の異なる4種類
の線種(表示手段)からなる。太実線V1の間隔は、例
えば、1モジュール=910mmとした場合に、とも
に、1/4モジュールとなっている。2つの太実線V1
の間には、2つの細破線V2が対向配置されて表示され
ている。同様に、2つの細二点鎖線V3および2つの細
破線V4がそれぞれ対向配置されて表示されている。
【0023】対向する2つの細破線V2(V21とV2
2)は、隣接する各々の太実線V1から45mm離れた
位置に表示され、細二点鎖線V3(V31とV32)
は、隣接する各々の太実線V1から75mm離れた位置
に表示され、細破線V4(V41とV42)は、隣接す
る各々の太実線V1から90mm離れた位置に表示され
ている。また、対向配置された各線には、互いに逆向き
の文字によって各線の説明表示a、b、cがなされてい
る。具体的には、取り付けられる外壁パネルの種類に応
じた端部合わせ位置が表示されている。前記縦線V1〜
V3は、1モジュールを基本単位として構築される住宅
の基準となる。
【0024】横線は、実線H11〜H13と、破線H2
1、H22と、一点鎖線H31、H32と、破線H2
1、H22よりも間隔の大きい破線H41、H42の4
種類の線種(表示手段)からなり、各横線には、各横線
の説明表示が文字によってなされている。また、各説明
表示用の文字は、防水シートの長手方向縁部が200m
m折り返された方を下向きとして使用する場合と、防水
シートを上下方向に180度反転させて使用する場合
(即ち、防水シートの長手方向縁部が250mm折り返
された方を下向きとした場合)とで、見やすいように上
下逆さまの文字表示がなされている。実線H11〜H1
3は、第2の取付位置表示として、2階(2F)の胴縁
合わせ位置を示しており、H11とH12には、H11
を下側とした場合の「2F胴縁合わせ位置」の文字表示
がなされ、H13には、防水シートを180度上下方向
に反転させてH11を上側とした場合の「2F胴縁合わ
せ位置」の文字表示がなされている。
【0025】破線H21,H22は、第1の取付位置表
示として、1階(1F)の胴縁合わせ位置を示してお
り、H21には、H21を下側とした場合の「1F胴縁
合わせ位置」の文字表示がなされ、H22には、防水シ
ートを180度上下方向に反転させてH21を上側とし
た場合の「1F胴縁合わせ位置」の文字表示がなされて
いる。一点鎖線H31、H32は、第2の基準線とし
て、2階(2F)の外壁パネル下端合わせ位置を示して
おり、H31には、H31を下側とした場合の「2Fの
壁パネル下端合わせ位置」の文字表示がなされ、H32
には、防水シートを180度上下方向に反転させてH3
1を上側とした場合の「2F壁パネル下端合わせ位置」
の文字表示がなされている。破線H41、H42は、第
1の基準線として、1階(1F)の胴縁合わせ位置を示
しており、H41には、H41を下側とした場合の「1
F壁パネル下端合わせ位置」の文字表示がなされ、H4
2には、防水シートを180度上下方向に反転させてH
41を上側とした場合の「1F壁パネル下端合わせ位
置」の文字表示がなされている。
【0026】なお、表示手段として、線種を変える以外
に、例えば、一階用は黒色、二階用は赤色のように線の
色を変えてもよい。
【0027】次に、上記防水シート1を張設した外壁パ
ネル2について、図2〜5を用いて説明する。図2は、
図1の防水シートが張設される外壁パネルを示す斜視図
であり、図3は、図1の防水シートが取り付けられた一
階用の外壁パネルの正面図であり、図4は、図1の防水
シートが取り付けられた二階用の外壁パネルの正面図で
ある。ここで、図3、図4に示した防水シート1のシー
ト表面における各表示用線についての図示は、省略す
る。
【0028】図2に示した外壁パネル2は、縦框材21
と横框材22とが矩形状に組み立てられるとともに、こ
の矩形枠の内部に補強芯材(図示省略)が縦横に組まれ
て枠体23が形成され、枠体23の一方の面に合板等の
面材24が貼設されたものである。外壁パネル2どうし
は、端面部で接合され、そして、この外壁パネル2の一
方の面には、図3、図4に示すように前記防水シート1
が張設される。防水シート1の外壁パネル2への張設
は、例えば、ステープル打ちでもよいし、或いは接着剤
でもよい。そして、外壁パネル2が一階の外壁として使
用される場合には、図3に示すように、折り返し部が2
00mmの縁部1aが下側に位置するように防水シート
1が配置され、外壁パネル2の下端部2aから90mm
となる位置に折り返し部1a(斜線部)の下端部が位置
するように防水シート1が張設されている。
【0029】また、外壁パネル2が二階の外壁として使
用される場合には、図4に示すように、折り返し部1
a、1bが250mmの縁部1bが下側に位置するよう
に防水シート1を配置させ、外壁パネル2の下端部2a
から90mmとなる位置に折り返し部1b(斜線部)の
下端部が位置するように防水シート1が張設されてい
る。
【0030】なお、防水シート1の左端部は、外壁パネ
ルの寸法種類によって、切断される位置はV2、V3、
V4の何れかとなる。また、防水シートが折り返されて
いない場合、当該防水シートを一階の外壁パネルに張設
するときは、H41に外壁パネル2の下端部を合わせて
行う。一方、当該防水シートを二階の外壁パネルに張設
するときは、防水シートを上下方向に180度反転させ
てH32に外壁パネル2の下端部を合わせて行う。そし
て、外壁パネル2が一階の外壁として使用される場合に
は、例えば、図4に示すように、破線H21に合わされ
て横胴縁3…が取り付けられるようになっている。
【0031】外壁パネル2が二階の外壁として使用され
る場合には、防水シート1の長手方向縁部が250mm
折り返された方を下向きとして外壁パネル2の下端部2
aが破線H41に合わされて張設される。そして、実線
H11、H12に合わされて横胴縁3…が取り付けられ
るようになっている。
【0032】次に、上記防水シート1の外壁パネル2へ
の張設方法および外壁パネル2への横胴縁取付方法につ
いて説明する。長手方向の縁部が折り返されている防水
シートの場合には、外壁パネル2が一階の外壁として使
用されるときには、折り返し部が200mmの縁部1a
が下側に位置するように防水シート1を配置し、外壁パ
ネル2の下端部2aから90mmとなる位置に折り返し
部1a(斜線部)の下端部が位置するように防水シート
1を張設する。また、外壁パネル2が二階の外壁として
使用されるときには、折り返し部1a、1bが250m
mの縁部1bが下側に位置するように防水シート1を上
下方向に180度反転させて配置し、外壁パネル2の下
端部2aから90mmとなる位置に折り返し部1b(斜
線部)の下端部が位置するように防水シート1を張設す
る。
【0033】一方、長手方向の縁部が折り返されていな
い防水シートの場合には、まず、外壁パネル2の種類に
応じて防水シート1の下端合わせを行う。即ち、一階の
外壁パネル2の場合、外壁パネル2の下端部2aを防水
シート1の破線H41に合わせて張設し、二階の外壁パ
ネル2の場合、防水シートを180度上下方向に回転さ
せて外壁パネル2の下端部2aを防水シート1のH32
に合わせて張設する。
【0034】以上説明した本発明に係る防水シート1に
よれば、一階用の外壁パネル2に防水シート1を張設す
る場合には、そのまま1F胴縁合わせ位置に従って胴縁
3…を取り付けることが出来、また、二階用の外壁パネ
ル2に防水シート1を張設する場合には、防水シート1
を180度上下方向に反転させて2F胴縁合わせ位置に
従って胴縁3…を取り付けることが出来る。同様に、一
階用の外壁パネル2に防水シート1を張設する場合に
は、そのまま1F壁パネル下端合わせ位置に従って防水
シート1を取り付けることが出来、また、二階用の外壁
パネル2に防水シート1を張設する場合には、防水シー
ト1を180度上下方向に反転させて2F壁パネル下端
合わせ位置に従って防水シート1を取り付けることが出
来る。従って、一枚の防水シート1を1階用と2階用と
で兼用出来て、防水シート1の在庫コストを増大するこ
とがない。特に、防水シート1の縁部1a、1bを予め
折り返した場合には、折り返し量によって防水シート1
の取付場所が制約されるが、上下方向に反転させても同
様に取付位置表示がされるので、従来一ヶ所以外は使い
にくい防水シート1を少なくとも二ヶ所で使える。
【0035】また、シート表面の各表示は、外壁パネル
2の設置場所或いは取り付けられる部材の種類に応じて
異なる線種で表示されているので、より多くの種類の部
材を取り付けたり、また防水シート1自体の取付場所の
種類も増えることとなって、防水シート1のコスト低減
や在庫の削減が図れる。特に、180度反転した場合に
は、必要な線上にある文字が予め逆さとされているの
で、反転しても文字が見づらくなることない。加えて、
外壁パネル2に張設される前に、予め防水シート1の縁
部1a、1bのうち、少なくとも一方が所定幅、表面側
に折り返されているので、外壁パネル2の上縁部或いは
下縁部2aから防水シート1をはみ出すように張設する
場合においても、はみ出した部分を外壁パネル2の内側
に折り返す作業が不要となることとなって作業の効率化
が図れる。即ち、従来の防水シートでは、外壁パネルよ
りもはみ出るように防水シートを外壁パネルに張設した
場合には、輸送時或いは施工時の傷防止のため、はみ出
た部分を折り返す作業を行う必要があったが、予め所定
幅折り返された防水シート1とすることにより、折り返
し作業を省略することが出来る。
【0036】また、防水シート1の端部が外壁パネル2
の上端部或いは下端部2aからはみ出るように防水シー
ト1を取り付けようとした場合であっても、予め防水シ
ート1を折り返しているので、折り返し部1a、1bの
端部が外壁パネル2の上端部或いは下端部2aよりはみ
出ない位置につけることが出来ることとなって、防水シ
ート1の位置合わせが容易となる。さらに、本発明の外
壁パネル2には、本発明の防水シート1が張設されてい
るので、この外壁パネル2を用いることにより、この外
壁パネル2に取り付けられるべき所定の部材3の取付が
容易となることとなって、外壁パネル2への所定の部材
3の取付作業を効率的に行うことが出来る。
【0037】なお、防水シート1の外壁パネル2への張
設は現場で行ってもよいし、或いは予め工場で艤装して
もよい。また、防水シートの折り返し部は、折り返すだ
けであるとしたが、折り返し部を粘着テープ等の剥がす
ことが出来る貼着手段によって粘着してもよい。防水シ
ートの折り返し量は、設計事項であり、適宜変更してよ
い。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、シート表
面には、取り付けられるべき所定の部材の第1の取付位
置表示がなされていると同時に、上下方向に180度反
転させても同様に取り付けられるべき所定の部材の第2
の取付位置表示がなされているので、一枚の防水シート
を用いて異なる取付場所の取付位置表示が可能となる。
特に、防水シートの上縁部或いは下縁部を予め折り返し
た場合には、折り返し量によって防水シートの取付場所
が制約されるが、上下方向に反転させても同様に取付位
置表示がされるので、従来一ヶ所以外は使いにくい防水
シートを少なくとも二ヶ所で使える。
【0039】請求項2記載の発明によれば、シート表面
には、シートが外壁本体に張設される時の上端部或いは
下端部の位置合わせ用の第1の基準線が表示されている
とともに、シートを180度上下方向に反転させて外壁
本体に張設させる時の上端部或いは下端部の位置合わせ
用の第2の基準線が表示されているので、一枚の防水シ
ートを用いて異なる取付場所の取付位置合わせが可能と
なる。
【0040】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明と同等の効果が得られることは無論のこ
と、特に、シート表面の各表示は、外壁本体の設置場所
或いは取り付けられる部材の種類に応じて異なる表示手
段でなされているので、より多くの種類の部材を取り付
けたり、また防水シート自体の取付場所の種類も増える
こととなって、防水シートのコスト低減や在庫の削減が
図れる。即ち、一枚の防水シートが使用可能な外壁本体
の設置場所や取り付けられる部材の種類のバリエーショ
ンを増やすことが出来て、より防水シートのコストの削
減や在庫の増加を抑制が可能となる。
【0041】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、第2の取付位置表示および第2の基準線表示の文字
は、第1の取付位置表示および第1の基準線表示の文字
と上下方向に180度反転されて逆さにされているの
で、防水シートを180度上下方向に反転した場合でも
見やすくなる。
【0042】請求項5記載の発明によれば、請求項1〜
4の何れかに記載の発明と同様の効果が得られることは
無論のこと、特に、外壁本体に張設される前に、予め防
水シートの上縁部或いは下縁部のうち、少なくとも一方
が所定幅、表面側に折り返されているので、外壁本体の
上縁部或いは下縁部から防水シートをはみ出すように張
設する場合においても、はみ出した部分を外壁本体の内
側に折り返す作業が不要となることとなって作業の効率
化が図れる。
【0043】請求項6記載の発明によれば、外壁パネル
2は、請求項1〜5の何れかに記載の防水シートが張設
されてなるので、この外壁パネルを用いることにより、
この外壁パネルに取り付けられるべき所定の部材の取付
が容易となることとなって、外壁パネルへの所定の部材
の取付作業を効率的に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防水シートの正面図である。
【図2】図1の防水シートがロール状に巻かれた状態を
示す斜視図である。
【図3】図1の防水シートが張設される外壁パネルを示
す斜視図である。
【図4】図1の防水シートが取り付けられた一階用の外
壁パネルの正面図である。
【図5】図1の防水シートが取り付けられた二階用の外
壁パネルの正面図である。
【図6】胴縁が取り付けられた一階の外壁パネルの斜視
図である。
【図7】従来の外壁パネルの斜視図である。
【符号の説明】
1 防水シート 1a 上縁部 1b 下縁部 2 外壁パネル(外壁本体) 2a 下端部 3 横胴縁(所定の部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DA01 DB04 FA03 GA24 GA46 HF01 HF05 KA01 LA04 LA12 MA01 2E002 EA01 FA09 FB07 FB11 FB16 HA03 HB01 HB06 JC02 JC03 JD01 JD06 MA04 MA22 MA52 2E162 BB08 CC03 CE09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物を構築する際に使用される外壁本体
    の少なくとも一方の面に張設される防水シートであっ
    て、 シート表面には、 当該シートを前記外壁本体に張設した後に、前記シート
    表面上から前記外壁本体に取り付けられるべき所定の部
    材の第1の取付位置表示がなされるとともに、当該シー
    トを180度上下方向に反転させて前記外壁本体に張設
    した後に、前記シート表面上から前記外壁本体に取り付
    けられるべき所定の部材の第2の取付位置表示がなされ
    ていることを特徴とする防水シート。
  2. 【請求項2】 建物を構築する際に使用される外壁本体
    の少なくとも一方の面に張設される防水シートであっ
    て、 シート表面には、 当該シートが前記外壁本体に張設される時の上端部或い
    は下端部の位置合わせ用の第1の基準線が表示されてい
    るとともに、当該シートを180度上下方向に反転させ
    て前記外壁本体に張設させる時の上端部或いは下端部の
    位置合わせ用の第2の基準線が表示されていることを特
    徴とする防水シート。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の防水シートにおい
    て、 シート表面に表示されている各表示は、前記外壁本体の
    設置場所或いは取り付けられる部材の種類に応じて、異
    なる表示手段でなされていることを特徴とする防水シー
    ト。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の防水シートにおいて、 前記表示手段は文字を含み、前記第2の取付位置表示お
    よび前記第2の基準線表示の文字は、第1の取付位置表
    示および第1の基準線表示の文字と上下方向に180度
    反転されて逆さにされていることを特徴とする防水シー
    ト。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかに記載の防水シー
    トにおいて、 前記外壁本体に張設される前に、予め当該防水シートの
    上縁部或いは下縁部のうち、少なくとも一方が所定幅、
    表面側に折り返されていることを特徴とする防水シー
    ト。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかに記載の防水シー
    トが張設されてなることを特徴とする外壁パネル。
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