JP2001040031A - ポリマー溶液の濃縮方法及びその装置 - Google Patents
ポリマー溶液の濃縮方法及びその装置Info
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Abstract
安定して連続運転可能でかつ、ポリマーの溶液から揮発
成分を効率的に濃縮できる方法を提供すること。 【解決手段】 溶剤、未反応モノマー及び/又は副生成
物からなる揮発成分を含有するポリマー溶液から、揮発
成分をフラッシュ濃縮するにあたり、該揮発成分の揮発
に必要な熱量を与えた後、気相部のジャケット温度をフ
ラッシュ後の液相部の滞留ポリマー溶液温度より高く保
持し、かつ液相部のジャケット温度をフラッシュ後の滞
留ポリマー溶液温度より低く保持したフラッシュドラム
に導入しフラッシュ濃縮して該揮発成分除去する事を特
徴とするポリマー溶液の濃縮方法。
Description
揮発成分を濃縮し、除去する方法に関する。
懸濁重合、乳化重合、溶液重合等の重合法が用いられて
いる。一般にスチレン系樹脂は塊状連続重合法又は溶液
連続重合法により生産されているが、これらの方法では
重合終了時に、モノマーあるいは二量体等の副生成物、
及び/または溶媒が含まれている。また、バッチ式によ
る溶液重合の場合には、ポリマー溶液中にモノマー、二
量体等の副生成物、及び溶剤等の揮発性物質が多く含ま
れている場合が多い。従って、これらの重合法で最終的
に目的のポリマーを得るには、ポリマー溶液を更に精製
しなければならないという問題がある。
分を含むポリマー溶液から、揮発性物質を分離回収ある
いは除去する方法、すなわち脱揮工程としては、スチー
ムストリッピングによる方法、脱揮押出機による方法、
あらかじめポリマー溶液を予熱してからフラッシュ濃縮
させる方法、フラッシュ濃縮を二段階又は三段階以上に
分けて脱揮を行う方法やフラッシュ濃縮した後に脱揮押
出機でさらに脱揮をする方法等が用いられる。
グは、大量の蒸気を使用し、かつその後に乾燥工程が必
要であり、ランニングコストがかかるという問題点があ
る。重合により得られたポリマー溶液を直接脱揮押出機
によって脱揮する方法は、多量のモノマーや溶媒を脱揮
押出機で脱揮しなければならないため、大型の脱揮押出
機が必要であり、装置的に高価なものとなってしまう問
題点がある。これに対し、フラッシュ濃縮を用いた脱揮
方法やフラッシュ濃縮した後に脱揮押出機で脱揮する方
法では、ランニングコストや装置コストが安価ですむ場
合が多く、プロセスも比較的シンプルであるためさまざ
まなプロセスに採用されている。
にも、いくつかの問題点があり、様々な技術的改良がな
されてきた。例えば、フラッシュ濃縮の際、フラッシュ
した後のポリマー溶液は、フラッシュドラム内での粘度
の上昇、及び発泡がおきる。その結果、脱揮がある程度
以上になると進まなくなったり、フラッシュドラム内壁
にポリマーが飛散し付着しやすくなる。また、フラッシ
ュ前においても、ポリマー溶液にフラッシュするのに十
分な熱量を与える際、加熱時間が長くなるとポリマーが
熱劣化してしまう等の問題がある。
の技術的改良がなされてきた。例えばフラッシュした後
のポリマー溶液の粘度の上昇に伴う脱揮の促進阻害に関
しては、特公昭45−31678号公報に示されている
様に、フラッシュドラム内に発熱体を設置し、それにフ
ラッシュしたポリマーを吹き付けたり、あるいは特公昭
47−28691号公報の様にフラッシュを二段階に分
け、二段目のフラッシュの前に発泡剤を添加して脱揮を
促進するものもある。
に対しては、特開昭55−56103号公報では瞬間加
熱器を用いることで対応している。
ては、さまざまな技術改良がなされてきた。ところが、
未だ満足できるものではなく、特に一般的に用いられる
フラッシュドラムを使用したフラッシュ濃縮において、
フラッシュドラム壁面の温度制御に関しては何ら注意が
払われていなかったのが現状である。
調節を目的としたジャケットが一つ設置されているだけ
にすぎない。また、フラッシュドラムを用いてフラッシ
ュ濃縮を行う際、フラッシュドラム下部には、フラッシ
ュしたポリマーを抜き出すためのポンプが設置してあ
る。その際、ポンプの間欠運転を防ぐため、フラッシュ
したポリマーは、適当量フラッシュドラム下部に滞留さ
せて運転する。抜き出しが安定しないと、以降のプロセ
スも安定した運転が困難になる。このようなフラッシュ
ドラムを運転する場合、フラッシュドラム壁面温度が低
過ぎる場合、蒸発した溶剤がフラッシュドラム壁面で凝
縮し還流してしまい、濃縮効率が低下したり、濃縮ムラ
により抜き出しが不安定となることがある。また、フラ
ッシュドラム壁面温度が高過ぎる場合、フラッシュドラ
ム下部に滞留するポリマー溶液が沸騰して抜き出し困難
となったり、壁面でのポリマーの熱劣化を引き起こす問
題点がある。
おこるとフラッシュドラム内に滞留しているポリマー溶
液濃度を不均一にしてしまい、抜き出しポンプの安定運
転を妨げる原因となるものであり、これらを同時に解決
することは非常に困難であった。これらの現象は、溶剤
を多量に使用する溶液重合の濃縮操作、及び溶剤を比較
的少量しか使用しないスチレン系樹脂の連続塊状/溶液
重合方法においてもスタートアップ/シャットダウン操
作時や特開昭61−228012号公報のような未反応
モノマーまたは溶剤を数%含む脱揮操作において顕著で
ある。
したような従来のポリマー溶液からフラッシュ濃縮する
にあたり、抱えているフラッシュドラム運転の問題点を
克服し、簡便にフラッシュドラム内部のポリマー溶液濃
度を均一に保ち、連続的に安定運転を可能にすることが
できることを目的として、ポリマー溶液から揮発成分を
効率的に濃縮できる方法を提供することである。
フラッシュ濃縮する際に、フラッシュドラムの安定運転
を可能にすべくジャケットの制御等について鋭意検討を
重ねた結果、気相部のジャケット温度をフラッシュ後の
液相部の滞留ポリマー溶液温度より高く保持し、かつ液
相部のジャケット温度をフラッシュ後の滞留ポリマー溶
液温度より低く保持したフラッシュドラムに、揮発成分
を含有するポリマー溶液に揮発に必要な熱量を与えた後
に導入しフラッシュ濃縮して該揮発成分を除去すること
で、溶剤の凝縮と、滞留ポリマーの沸騰及び壁面でのポ
リマーの熱劣化を同時に防げることを見いだし、本発明
をなすに至ったものである。
は、溶剤、未反応モノマー及び/又は副生成物からなる
揮発成分を含有するポリマー溶液から揮発成分をフラッ
シュ濃縮するにあたり、該ポリマー溶液の揮発成分の揮
発に必要な熱量を与えた後、気相部のジャケット温度を
フラッシュ後の液相部の滞留ポリマー溶液温度より高く
保持し、かつ液相部のジャケット温度をフラッシュ後の
滞留ポリマー溶液温度より低く保持したフラッシュドラ
ムに導入しフラッシュ濃縮して該揮発成分を除去するポ
リマー溶液の濃縮方法である。
あたり、各々独立に温度制御が可能な少なくとも二つ以
上のジャケットを有し、かつ該ジャケットで気相部のジ
ャケット温度をフラッシュ後の液相部の滞留ポリマー溶
液温度より高く保持し、液相部のジャケット温度をフラ
ッシュ後の滞留ポリマー溶液温度より低く保持したフラ
ッシュドラムに導入しフラッシュ濃縮して該揮発成分を
除去するポリマー溶液の濃縮方法である。
ャケット温度をフラッシュ後の液相部の滞留ポリマー溶
液温度より10℃以上高く保持し、液相部のジャケット
温度をフラッシュ後の滞留ポリマー溶液温度より5℃以
上低く保持したフラッシュドラムに導入しフラッシュ濃
縮して該揮発成分を除去するポリマー溶液の濃縮方法で
ある。
未反応モノマー及び/又は副生成物の揮発成分を含有す
るポリマー溶液に適用できるものである。フラッシュす
る方法は、特に限定されるものではなく、ポリマー溶液
に適用される一般的な方法で行うことができる。例え
ば、揮発成分が揮発するのに十分な熱量を与えた後に、
フラッシュバルブを介して圧力を制御したフラッシュド
ラムにフイードする方法や、特開昭61−97302号
公報、特開昭61−228012号公報に記載されてい
るようにフラッシュドラムに直接接続したプレートフイ
ン型熱交換器や竪型の多管式熱交換器にポリマー溶液を
フイードして、加熱しつつ揮発分を発泡させて予熱させ
る方法もあげられる。また、特開昭51−134781
号公報に記載されているように予め発泡させて予熱させ
る方法もあげられる。
るのに十分な熱量としては、用いるモノマー、溶剤、重
合体などによって異なるが、分解や着色等のポリマー本
来の特性を損なわない範囲で、揮発成分を目標量蒸発さ
せる量の熱量を与える必要がある。例としてフラッシュ
バルブを介して圧力を制御したフラッシュドラムにフイ
ードする方法においては、例えば、後述するSBS(ス
チレン−ブタジエンブロック共重合体)を主成分とした
ポリマー溶液の場合には、フラッシュするに十分な温度
100〜200℃、好ましくは150〜180℃の温度
を与えることが必要である。また、ポリスチレン系樹脂
の場合には、180〜300℃、好ましくは200〜2
50℃の温度を与えることが必要である。
分を除去する場合、フラッシュドラムの気相部のジャケ
ット温度をフラッシュ後の液相部の滞留ポリマー溶液温
度より高く保持し、かつ液相部のジャケット温度をフラ
ッシュ後の滞留ポリマー溶液温度より低く保持して行う
ことが必要である。例えば、壁面の温度調節を目的とし
たジャケットが一つ設置されているだけにすぎないフラ
ッシュドラムを運転する際には、フラッシュドラムのジ
ャケット温度が低過ぎる場合には、蒸発した溶剤がフラ
ッシュドラム壁面で凝縮し還流してしまい、また、フラ
ッシュドラムの壁面温度が高過ぎる場合には、フラッシ
ュドラム下部に滞留するポリマー溶液が沸騰したり、壁
面でポリマーが熱劣化を引き起こしてしまう。そこで、
上記で述べたように、フラッシュドラムを二分割しそれ
ぞれ温度制御することが必要である。
ケット温度をフラッシュ後の液相部の滞留ポリマー溶液
温度より10℃以上高く保持し、かつ液相部のジャケッ
ト温度をフラッシュ後の滞留ポリマー溶液温度より5℃
以上低く保持したフラッシュドラムに導入しフラッシュ
濃縮して該揮発成分を除去することが好ましい。ただ
し、液相部のジャケット温度は滞留ポリマー溶液温度よ
り5℃以上低く保持することが好ましいが、フラッシュ
ドラム壁面でのポリマー付着を防止するために、ポリマ
ー溶液の流動性が確保できる程度の温度以上とする必要
がある。
ャケット温度は、各々独立に温度制御が可能な少なくと
も二つ以上のジャケットを有し、該ジャケットで温度制
御することである。特に、フラッシュドラムの気相部に
設けたジャケットと液相部に設けたジャケットで上記で
述べたように温度制御することである。
剤中にてモノマー等の(共)重合を行い、重合終了時に
ポリマーを主成分とし、溶剤、未反応モノマー及び/又
は副生成物の揮発成分を含有するポリマー溶液であれば
よい。(共)重合反応の型式はラジカル重合、リビング
アニオン重合及び配位重合があげられるがこの限りでは
ない。例えば、有機溶剤、芳香族ビニル炭化水素、ビニ
ル系化合物、共役ジエン、ゴム状重合体、重合開始剤、
連鎖移動剤、安定剤等を使用して塊状重合、溶液重合等
を行って得たポリマー溶液に適用される。
タン、ペンタン、ヘキサン、イソペンタン、ヘプタン、
イソオクタン等の脂肪族炭化水素、シクロペンタン、メ
チルシクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘ
キサン等の脂環式炭化水素、或いはベンゼン、トルエ
ン、エチルベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素等が
使用できるが、この限りではない。
ン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−t
ert−ブチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、
2,5−ジメチルスチレン、α―メチルスチレン、ビニ
ルナフタレン、ビニルアントラセン等があるが、とくに
一般的なものとしてはスチレンがあげられる。
ル、メチルメタアクリレートあるいはエチレン等があげ
られるがこの限りではない。
ン、2−メチル−1,3−ブタジエン(イソプレン)、
2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペン
タジエン、1,3−ヘキサジエン等であるが、特に一般
的なものは、1,3−ブタジエン、イソプレン等があげ
られる。
状を呈しておればよく、例えばポリブタジエンゴム、ス
チレン−ブタジエン共重合体ゴム、ブロックスチレン−
ブタジエン共重合体ゴム、エチレン−プロピレン系共重
合体ゴム、アクリル系ゴム、ブタジエン−アクリロニト
リル共重合体ゴム等があげられ、これらは1種あるいは
2種以上の組み合わせで用いられる。
おこなうこともできる。また、重合開始剤を用いる場合
に、ラジカル重合の場合には、メチルエチルケトンパー
オキサイド、1,1−ビス(t−へキシルパーオキシ)
3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス
(t−へキシルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1ビ
ス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1−
ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロドデカン、2,2
−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタン、n−ブチル
4,4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレート、
2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルパーオキシシク
ロへキシル)プロパン、α、α’−ビス(t−ブチルパ
ーオキシ)ジイソプロピルベンゼン、2,5−ジメチル
−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、
2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキシン−3、トリス(t−ブチルパーオキシ)ト
リアジン、α、α’−ビス(ネオデカノイルパーオキ
シ)ジイソプロピルベンゼン、2,5−ジメチル−2,
5−ビス(2−エチルヘキサノイルパーオキシ)ヘキサ
ン、2,5−ジメチル−2,5−ビス(m−トルイルパ
ーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ビス
(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、ビス(t−ブチル
パーオキシ)イソフタレート、ビス(t−ブチルパーオ
キシ)ヘキサハイドロテレフタレート、ビス(t−ブチ
ルパーオキシ)トリメチルアジぺート、2,5−ジメチ
ルヘキサン−2,5−ジハイドロパーオキサイド、1,
6−ビス(t−ブチルパーオキシカーボニロキシ)ヘキ
サン、ジエチレングリコール−ビス(t−ブチルパーオ
キシカーボネート)、3,3’,4,4’−テトラ(t
−ブチルパーオキシカルボニルベンゾフェノン等があげ
られるがこの限りではない。リビングアニオン重合の場
合にはノルマルブチルリチウム、sec−ブチルリチウ
ム、オリゴスチルリチウム、オリゴブタジエニルリチウ
ム、1,3−ビス(1−リシオ−1、3−ジメチルペン
チル)ベンゼン、トリブチル錫リチウム、N−リチウム
ジへキシルアミド等があげられるがこの限りではない。
配位重合の場合には、いわゆる不均一系Zieglar
−Natta触媒、可溶性Zieglar−Natta
触媒、メチルアルミノキサンや硼素化合物等で活性化さ
れた遷移金属化合物触媒(いわゆるメタロセン触媒やハ
ーフメタロセン触媒、CGCT触媒等)があげられるが
この限りではない。
マー溶液の例としては、下記をあげることができる。た
とえば、有機溶剤としてシクロヘキサン、芳香族ビニル
炭化水素としてスチレンモノマー、共役ジエンとしてブ
タジエン、及び重合開始剤としてノルマルブチルリチウ
ムを使用してリビングアニオン重合によりSBS(スチ
レン−ブタジエンブロック共重合体)を主成分としたポ
リマー溶液があげられる。
ンの存在下又は非存在下で、モノマーとしてスチレン、
溶剤としてエチルベンゼン、重合開始剤としてベンゾイ
ルパーオキサイドを用いて、塊状重合を行うと、HIP
S(耐衝撃性ポリスチレン)を主成分としたポリマー溶
液が得られる。例えば約7重量部のポリブタジエンを約
75重量部のスチレンモノマーと約25重量部のエチル
ベンゼン溶剤に溶解し、重合開始剤としてベンゾイルパ
ーオキサイドを0.01重量部添加した後、塊状重合を
行うと、HIPSを主成分としたポリマー溶液が得られ
る。
い、溶剤の存在下又は非存在下で、熱重合又は重合開始
剤による塊状重合を行うと、ポリスチレンを主成分とし
たポリマー溶液が得られる。ゴム状重合体としてポリブ
タジエンの存在下で、モノマーとしてスチレンを用い、
溶剤の存在下又は非存在下で、熱重合又は重合開始剤に
よる塊状重合を行うと、HIPSを主成分としたポリマ
ー溶液が得られる。例えば約7重量部のポリブタジエン
を約75重量部のスチレンモノマーと約25重量部のエ
チルベンゼン溶剤に溶解し、重合開始剤としてベンゾイ
ルパーオキサイドを0.01重量部添加した後、温度7
0〜180℃の範囲で塊状重合を行うとHIPSを主成
分としたポリマー溶液が得られる。
ロニトリル、溶剤としてエチルベンゼンを用い、熱重合
を行うことでAS(アクリロニトリル−スチレン共重合
体)を主成分としたポリマー溶液が得られる。例えば、
モノマーとして約60重量部のスチレンと約20重量部
のアクリロニトリル、及び溶剤として約20重量部のエ
チルベンゼンをバッチ式重合缶に仕込み、熱重合を行う
ことでアクリロニトリル−スチレン共重合体を主成分と
したポリマー溶液が得られる。
み限定されるものでななく、溶剤、未反応モノマー及び
/又は副生成物の揮発成分を含有するポリマー溶液であ
れば適用されるものである。
ュ濃縮方法を説明する。ただし、本発明は下記の装置及
びフラッシュ濃縮方法に限定されるものではない。ま
ず、本発明の装置について、図1をもって説明する。
呼ばれるものであり、フラッシュドラム1の上部は円筒
形で、下部はコーン型であることが好ましい。ポリマー
溶液をフラッシュドラム内に導入するフィードノズル3
の先端は、配管内における溶剤の沸騰を防止するのに十
分な圧力を保つため、圧力損失を持たせる必要があり、
細孔状の構造を有していなければならないが、孔の数及
び形状は問わない。なお、フィードノズルの代わりに任
意の差圧を制御できる自動制御弁を用いてもよい。ま
た、フラッシュドラム1は、蒸発した溶剤を排気するラ
イン4を有していなければならない。排気ライン4は少
なくとも1本以上なくてはならず、2本以上が望まし
い。更に、排気ライン4へのポリマー飛沫同伴を防ぐた
めに、ポリマー溶液導入部の周囲に邪魔板(スカート)
16を取り付けた方が好ましい。邪魔板の取り付け位置
は、図1のようにフラッシュドラム1の天井部に密接
し、円筒形のものが良い。邪魔板16の水平断面により
形成される内部面積はフラッシュドラム1の円筒部の水
平断面により形成される内部面積の5〜60%の範囲が
好ましく、10〜50%が更に好ましく、15〜40%
が最も好ましい。5%より小さいと邪魔板16の内側に
フラッシュしたポリマー溶液の付着が激しく、80%を
越えると飛沫同伴を防止させる効果が小さい。邪魔板1
6の長さは、フラッシュドラム1の円筒部の長さの10
〜100%が好ましく、20〜90%が更に好ましく、
30〜80%最も好ましい。10%より小さいと飛沫同
伴を減少させる効果が小さく、100%を越えるとギア
ポンプ14の不具合により一時的にポリマー排出を止め
た場合に、フラッシュドラム1の内部に滞留したポリマ
ー溶液の液面が接触しやすいことになり、飛沫同伴防止
効果も増大しない。更に、下部には滞留したポリマーを
抜き出す装置が設置されていなければならず、一般的に
はギアポンプ14を採用するが、この限りではない。ま
た、ポリマー溶液は、フラッシュドラム1に導入される
前に、フラッシュドラム1内でフラッシュするに十分な
熱量を与える必要があり、十分な温度に加熱される。そ
の加熱方法は、熱交換器2を通して加熱する方法が一般
的である。
熱、保温あるいは冷却する為に設けられ、気相部のジャ
ケット温度をフラッシュ後の液相部の滞留ポリマー溶液
温度より高く保持し、かつ液相部のジャケット温度をフ
ラッシュ後の滞留ポリマー溶液温度より低く保持するよ
うに制御するものであり、少なくとも二つ以上、上下に
わかれて設置することが好ましい。一方は、滞留ポリマ
ー溶液10に接する壁面の温度を制御することができ、
もう一方はポリマー溶液が滞留しておらず、気相部に接
している壁面の温度を制御することができる構造をとっ
ている。ジャケットの数は、上下二つでも効果は得られ
るが、それ以上設置してもよい。なお、フラッシュドラ
ム内部には濃縮されたポリマー溶液が少量滞留するが、
液相部の界面は液相部のジャケット上端より低いところ
にあるのが望ましい。液相部界面が液相部のジャケット
上端より低いところにある場合には気相部の一部は滞留
ポリマー溶液温度より低いジャケットが存在することに
なるが、実質的に気相部のジャケット温度が滞留ポリマ
ー溶液温度より高ければ問題ない。
温度は、ポリマー溶液中の溶剤の沸点より高くなるよう
にジャケットの温度を設定する。好ましくは、フラッシ
ュ後の滞留ポリマー溶液温度より、10℃以上高い温度
に制御する。下部ジャケット11、すなわち滞留ポリマ
ー溶液10にふれる壁面の表面温度は、滞留ポリマー溶
液温度よりも低く、好ましくは5℃以上低くなるよう
に、ジャケット温度を制御する。なお、ジャケットの温
度制御に使用する熱媒もしくは冷媒は、ホットオイル、
スチーム、加熱水、水、エアー、チラー水等があげられ
る。
る。ただし、本発明は以下の実施例によってなんら制限
を受けるものではない。
ノルマルブチルリチウムを触媒とし、シクロヘキサンを
溶媒としてリビングアニオン重合を行って得られたスチ
レン−ブタジエンのブロック共重合体30重量%溶液
を、添加触媒の10倍のモル数にあたる水を添加して活
性末端を失活させた後、炭酸ガスを吸収させて触媒残渣
の中和を行い、更に安定剤を添加し初期処理を施した。
この溶液を熱交換器2に通すことにより、温度70℃か
ら180℃まで加熱し、配管内を1.0MPaに保ちな
がら連続的に0.1MPaに保たれた500Lのフラッ
シュドラム1に200L/hrで導入した。 (2)フラッシュドラム1は、排気ライン4が設けられ
その先には真空ポンプが設置されており、内圧0.1M
Paに保たれている。ジャケットは気相部とポリマー溶
液が滞留する液相部の各々に接触する壁面の温度を制御
できるように8,11の様に二つ設置されている。上部
ジャケット8(熱媒出口6と熱媒入口7を備えている)
は温度115℃、下部ジャケット11(熱媒出口12と
熱媒入口13を備えている)は温度80℃にホットオイ
ル温度を制御し、フラッシュドラム1の下部におよそ5
0Lポリマー溶液を滞留させ、滞留ポリマー溶液10の
量が一定に保たれるようにギアポンプ14で抜き出し
た。 (3)フラッシュしたポリマー溶液をサンプルの抜き出
し口15から抜き出しポリマー濃度を測定したところ、
58重量%であった。滞留しているポリマー溶液10の
温度は、温度90℃であった。なお、温度は液相部温度
測定用温度計9で測定した。 (4)フラッシュドラム1の内部状況をのぞき窓5から
目視にて観察したところ、気相部槽壁での蒸発溶剤の凝
縮、還流は見られず、滞留ポリマー溶液10の沸騰は観
察されなかった。ギアポンプ14による抜き出しも安定
して行うことができた。
外は、実施例1と同じ条件で実験を行った。フラッシュ
後のポリマー濃度は58重量%、滞留ポリマー溶液10
の温度は90℃であった。フラッシュドラム1の内部を
のぞき窓5より目視で観察したところ、滞留ポリマー溶
液10の沸騰は起こっていなかった。気相部に接してい
る壁面で溶剤の凝縮、還流がほとんど認められず、抜き
出しギアポンプ14による抜き出しにも影響することな
く安定して行うことができた。
0重量部及び1,1−ビス(t−へキシルパーオキシ)
3,3,5−トリメチルシクロヘキサンを0.01重量
部を混合した混合液を原料とし、内部の液温が各々13
0℃、150℃となるよう制御した直列に接続した完全
混合槽2基に72kg/hrの割合で連続的に供給し、
スチレンの連続溶液重合を行った。完全混合槽群の出口
でのポリマー濃度は70重量%であった。 (2)この重合液を実施例1の構成であるフラッシュ濃
縮装置に連続的に供給した。この供給ポリマー溶液を熱
交換器2で温度220℃まで加熱し、配管内を5MPa
に保ちながら連続的に内部圧が67KPaに保たれ、上
部ジャケットのホットオイル温度は200℃、下部ジャ
ケットのホットオイル温度は170℃に制御したフラッ
シュドラム1へ供給した。フラッシュ後のポリマー溶液
はフラッシュドラム1へ約50L滞留させギヤポンプ1
4で連続的に抜き出し、二軸脱揮押出機へ供給しペレッ
トを得た。 (3)フラッシュしたポリマー溶液10を抜き出し口1
5からサンプリングしてポリマー濃度を測定したところ
91重量%であった。滞留しているポリマー溶液10の
温度は181℃であった。 (4)フラッシュドラム1の内部のぞき窓5から目視に
て観察したところ、気相部壁での蒸発モノマー及び溶剤
の凝縮、還流は見られず、滞留ポリマー溶液10の沸騰
は観察されなかった。ギアポンプ14による抜き出しも
安定して行うことができた。
外は、実施例1と同じ条件で実験を行った。フラッシュ
後のポリマー濃度は55重量%、滞留ポリマー溶液10
の温度は89℃であった。フラッシュドラム1の内部を
のぞき窓5より目視で観察したところ、滞留ポリマー溶
液10の沸騰は起こっていなかったが、気相部に接して
いる壁面で溶剤の凝縮、還流がおこっていることが確認
された。同時に抜き出しポンプの吐出圧が乱れ、ギアポ
ンプ14による抜き出しが安定しなくなり、以降のプロ
セスの運転状態が不安定になった。
した以外は、実施例1と同じ条件で実験を行った。フラ
ッシュ後のポリマー濃度は59重量%、滞留ポリマー溶
液10の温度は96℃であった。フラッシュドラム1の
内部をのぞき窓5より目視にて観察したところ、気相部
に接する壁面で溶剤の凝縮は起こらなかったものの、滞
留ポリマー溶液10の沸騰が起こっていた。同時にギア
ポンプ14による抜き出し不良が発生した。
以外は実施例3と同じ条件で実験を行った。フラッシュ
後のポリマー濃度は89重量%、滞留ポリマー溶液10
の温度は178℃であった。フラッシュドラム1の内部
をのぞき窓5より目視にて観察したところ、滞留ポリマ
ー溶液10の沸騰は起こっていなかったが、気相部に接
している壁面で溶剤の凝縮、還流がおこっていることが
確認された。同時に抜き出しポンプの吐出圧が乱れ、ギ
アポンプ14による抜き出しが安定しなくなり、以降の
プロセスの運転状態が不安定になった。
リマー溶液からフラッシュ濃縮するにあたり、従来抱え
ているフラッシュドラムの運転の問題点を克服し、簡便
にフラッシュドラム内部のポリマー溶液濃度を均一に保
ち、連続的に安定運転を可能にすることができ、ポリマ
ー溶液から揮発成分を効率的に濃縮できるものである。
Claims (9)
- 【請求項1】 溶剤、未反応モノマー及び/又は副生成
物からなる揮発成分を含有するポリマー溶液から揮発成
分をフラッシュ濃縮するにあたり、該ポリマー溶液に揮
発成分の揮発に必要な熱量を与えた後、気相部のジャケ
ット温度をフラッシュ後の液相部の滞留ポリマー溶液温
度より高く保持し、かつ液相部のジャケット温度をフラ
ッシュ後の滞留ポリマー溶液温度より低く保持したフラ
ッシュドラムに導入しフラッシュ濃縮して該揮発成分を
除去することを特徴とするポリマー溶液の濃縮方法。 - 【請求項2】 溶剤、未反応モノマー及び/又は副生成
物からなる揮発成分を含有するポリマー溶液から揮発成
分をフラッシュ濃縮するにあたり、該ポリマー溶液に揮
発成分の揮発に必要な熱量を与えた後、各々独立に温度
制御が可能な少なくとも二つ以上のジャケットを有し、
かつ該ジャケットで気相部のジャケット温度をフラッシ
ュ後の液相部の滞留ポリマー溶液温度より高く保持し、
液相部のジャケット温度をフラッシュ後の滞留ポリマー
溶液温度より低く保持したフラッシュドラムに導入しフ
ラッシュ濃縮して該揮発成分を除去することを特徴とす
るポリマー溶液の濃縮方法。 - 【請求項3】 フラッシュドラムの気相部のジャケット
温度をフラッシュ後の液相部の滞留ポリマー溶液温度よ
り10℃以上高く保持し、液相部のジャケット温度をフ
ラッシュ後の滞留ポリマー溶液温度より5℃以上低く保
持したフラッシュドラムに導入しフラッシュ濃縮して該
揮発成分を除去することを特徴とする請求項1又は2記
載のポリマー溶液の濃縮方法。 - 【請求項4】 ポリマー濃度が20〜40重量%のポリ
マー溶液を50〜90重量%まで濃縮することを特徴と
する請求項1乃至3のいずれか1項記載のポリマー溶液
の濃縮方法。 - 【請求項5】 溶剤として炭化水素を用いた芳香族ビニ
ル−共役ジエン系共重合体又はその水添物であるポリマ
ー溶液から該揮発成分を除去することを特徴とする請求
項1乃至4のいずれか1項記載のポリマー溶液の濃縮方
法。 - 【請求項6】 芳香族ビニル−共役ジエン系共重合体が
スチレン−ブタジエンブロック共重合体であることを特
徴とする請求項5記載のポリマー溶液の濃縮方法。 - 【請求項7】 フラッシュドラムの気相部のジャケット
温度をフラッシュ後の液相部の滞留ポリマー溶液温度よ
り高く保持し、かつ液相部のジャケット温度をフラッシ
ュ後の滞留ポリマー溶液温度より低く保持するよう制御
するために、フラッシュドラムに、ジャッケトを少なく
とも二つ以上設置することを特徴とするポリマー溶液の
濃縮装置。 - 【請求項8】 フラッシュドラムが上部は円筒形であ
り、下部はコーン型であることを特徴とする請求項7記
載のポリマー溶液の濃縮装置。 - 【請求項9】 フラッシュドラムのポリマー溶液導入部
の周囲に邪魔板を取り付けたことを特徴とする請求項7
記載のポリマー溶液の濃縮装置。
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---|---|---|---|
JP21472699A JP4067240B2 (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | ポリマー溶液の濃縮方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21472699A JP4067240B2 (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | ポリマー溶液の濃縮方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001040031A true JP2001040031A (ja) | 2001-02-13 |
JP4067240B2 JP4067240B2 (ja) | 2008-03-26 |
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ID=16660611
Family Applications (1)
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JP21472699A Expired - Lifetime JP4067240B2 (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | ポリマー溶液の濃縮方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4067240B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012508800A (ja) * | 2008-11-14 | 2012-04-12 | ポリメーリ エウローパ ソシエタ ペル アチオニ | エラストマーをそのポリマー溶液から開始して固相で得るためのプロセス |
JP2012229414A (ja) * | 2011-04-26 | 2012-11-22 | Chi Mei Corp | 防湿絶縁塗料及びその使用 |
KR101494831B1 (ko) * | 2011-05-27 | 2015-02-23 | 주식회사 엘지화학 | 휘발성 유기화합물 제거용 scc |
JP2016044276A (ja) * | 2014-08-26 | 2016-04-04 | 日本ゼオン株式会社 | 重合体溶液の濃縮方法 |
CN114058398A (zh) * | 2020-08-07 | 2022-02-18 | 国家能源投资集团有限责任公司 | 费托反应产物的在线分相采集装置和方法 |
-
1999
- 1999-07-29 JP JP21472699A patent/JP4067240B2/ja not_active Expired - Lifetime
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US9136038B2 (en) | 2011-04-26 | 2015-09-15 | Chi Mei Corporation | Moisture-proof and insulating coating material and uses thereof |
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