JP2001039738A - 導電膜付きガラス板とその製造方法、およびこれを用いた光電変換装置 - Google Patents
導電膜付きガラス板とその製造方法、およびこれを用いた光電変換装置Info
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Abstract
ズ率とを兼ね備えた導電膜を成膜したガラス板を提供す
る。 【解決手段】 有機錫化合物の蒸気と酸素と水蒸気とを
含み、有機錫化合物に含まれる錫原子1モルに対し、酸
素および水蒸気の合計量が14モル以上の範囲にある混
合ガスを熱分解して、ガラス板上またはガラスリボン上
に、酸化錫を主成分とする膜厚400nm以上の導電膜
を成膜する。この導電膜上に光電変換ユニット、裏面電
極を形成すれば、光電変換装置の光電変換効率を改善で
きる。
Description
板とその製造方法およびこのガラス板を用いた光電変換
装置に関し、さらに詳しくは、光電変換装置に好適な光
透過率およびヘイズ率を有する導電膜をガラス板上に成
膜する方法に関する。
上に、酸化錫を主成分とする透明導電膜、光電変換層を
含む光電変換ユニット、アルミニウムなどからなる裏面
電極を、この順に形成した構成を有する。このような構
成において、光電変換層に光を取り込む窓側に位置する
透明導電膜には、高い光透過性能が要求される。また、
透明導電膜の表面に凸凹が形成されていると、いわゆる
「光閉じこめ効果」により、取り込んだ光を有効に活用
できることも知られている。透明導電膜の表面に形成さ
れた凸凹の程度は、ヘイズ率により表示することができ
る。
酸化錫(以下、「SnO2:F」という)膜が多用され
ている。この膜は、錫をドープした酸化インジウム(I
TO)膜よりも耐プラズマ性能などの化学的安定性に優
れており、プラズマCVD法が適用されるシリコン系光
電変換層の成膜時にも劣化が少ない。SnO2:F膜
は、熱分解酸化反応を伴う方法、特にCVD法により成
膜されている。
用いられてきた代表的な原料の一つは、テトラメチル錫
である。例えば、特開昭55−56041号公報には、
テトラメチル錫と酸素とを含む混合ガスを熱分解して酸
化錫膜を成膜する方法が開示されている。この混合ガス
には、テトラメチル錫が1%、酸素が20%程度含まれ
ている。テトラメチル錫は反応性が高いため、成膜の制
御が容易ではない。
表平8−508006号公報には、四塩化錫と乾燥空気
とを含む混合ガスから酸化錫膜を成膜する方法が開示さ
れている。四塩化錫は水との反応性が高いため、四塩化
錫を酸化するためのガスとしては乾燥空気が用いられて
いる。また、特開昭56−24708号公報では、四塩
化錫と水との反応を抑制するために、還元剤として水素
を添加することが記載されている。
料としては、ジメチル錫ジクロライド、モノブチル錫ト
リクロライド等の有機錫塩化物がある。例えば、特表平
4−502305号公報ではジメチル錫ジクロライドを
用いた成膜方法が開示されている。この公報には、ジメ
チル錫ジクロライド、酸素、水および窒素からなる混合
ガスが記載されている。この混合ガスは、体積比により
表示して、ジメチル錫ジクロライド:酸素:水:窒素=
50:50:23:250である。
は、ジメチル錫ジクロライドと水とのモル比を調整する
ことにより、酸化錫膜のヘイズ率を変化させた例が記載
されている。これらの公報では、酸素は同時に添加され
ていない。
く均一なシート抵抗値を得るために、トリフルオロ酢酸
などではなく、フッ化水素により酸化錫膜にフッ素をド
ープする方法が記載されている。開示されている混合ガ
スには、ジメチル錫ジクロライド、酸素、水、フッ化水
素、ヘリウムが含まれている。酸素濃度および水蒸気濃
度は、それぞれ、10〜60モル%、2〜50モル%で
ある。また、実施例および比較例において、ジメチル錫
ジクロライド(蒸気)の濃度は2.5モル%程度とされ
ている。しかし、ここで開示されているSnO2:F膜
の膜厚(320nm)では、結晶粒の大きさが制限され
て膜表面の凹凸が大きくならない。このため、高いヘイ
ズ率が得られない。
置では、光電変換層に欠陥準位が形成されて光電変換特
性が劣化するという問題があるため、光電変換層が薄膜
化される傾向にある。光電変換層が薄くなると透明導電
膜による光閉じこめ効果がより重要となる。このため、
透明導電膜には、高い光透過率を実現するための低い吸
収率と高いヘイズ率との両立が特に強く望まれている。
ヘイズ率を高くするためには膜厚を増せばよいが、単に
厚膜化したのでは膜の吸収も増大してしまう。
イズ率とを兼ね備えた導電膜付きガラス板とその製造方
法を提供することを目的とする。また、本発明は、この
ガラス板を用いた光電変換装置を提供することを目的と
する。
に、鋭意検討した結果、本発明者は、透明導電膜を相対
的に厚く(膜厚400nm以上)形成する場合、低い光
吸収率と高いヘイズ率とを両立するためには、混合ガス
の熱分解反応から考えて、混合ガス中における錫原子に
対する酸素および水蒸気の合計量の比率が重要であるこ
とを見出した。
上の酸化錫を主成分とする導電膜がガラス板上に形成さ
れた導電膜付きガラス板の製造方法であって、有機錫化
合物の蒸気と酸素と水蒸気とを含み、前記有機錫化合物
に含まれる錫原子(Sn)1モルに対し、酸素(O2)
および水蒸気(H2O)の合計量が14モル以上の混合
ガスを熱分解することにより、ガラス板上またはガラス
板製造工程におけるガラスリボン上に、前記導電膜を成
膜することを特徴とする導電膜付きガラス板の製造方法
を提供する。
含まれるという条件が満たされる限りにおいて、上記混
合ガスでは、有機錫化合物の蒸気に対する酸素および水
蒸気合計体積比(モル比)は14以上となる。以下の説
明では、通常用いられる有機錫化合物には錫原子1個の
みが含まれることを考慮し、簡単のため、上記条件が満
たされるとして、酸素などガス成分の濃度については、
有機錫化合物の蒸気に対する当該ガス成分の体積比を用
いて(例えばO2/Snと表示して)説明する。
を主成分とする導電膜がガラス板上に形成された導電膜
付きガラス板であって、有機錫化合物の蒸気と酸素と水
蒸気とを含み、前記有機錫化合物に含まれる錫原子1モ
ルに対し、酸素および水蒸気の合計量が14モル以上の
範囲にある混合ガスを熱分解することにより、ガラス板
上またはガラス板製造工程におけるガラスリボン上に、
波長域400nm〜800nmにおける吸収率の平均値
が4.5%以下である前記導電膜を成膜して得たことを
特徴とする導電膜付きガラス板も提供する。
0nmにおけるヘイズ率が2.0%以上であることが好
ましい。
た光電変換装置も提供する。この光電変換装置は、上記
ガラス板の導電膜上に、少なくとも1つの光電変換ユニ
ットおよび裏面電極がこの順に積層されていることを特
徴とする。この光電変換装置は、ガラス板側を光線入射
側として使用される。
態について説明する。導電膜中の結晶粒の大きさには、
混合ガス中の酸素と水とが大きく影響する。酸素が少な
すぎると、有機錫化合物(錫原料)が酸化不足となって
酸化錫の結晶粒が十分に成長しない。また、低すぎる酸
素濃度は、導電膜の光透過率を低下させる。このため、
酸素濃度は、O2/Sn≧10とすることが好ましい。
O2/Sn≧10とすると、吸収率を低く保ったままヘ
イズ率を高め、さらに色ムラも抑制できる。以下の実施
例に示すように、(H2O+O2)/Sn≧14およびO
2/Sn≧10とすれば、ヘイズ率5%以上としながら
全光透過率が80%以上となる程度にまで吸収率を抑制
した導電膜付きガラス板も製造できる。
膜の成膜初期にガラス板上に発生する結晶核が過多とな
り、個々の結晶粒が大きく成長し難くなる場合がある。
このため、酸素濃度は、O2/Sn≦40、さらにO2/
Sn≦35が好ましい。
の分解が進行しにくくなる。錫原料の分解を促進するた
めに、水蒸気濃度は、酸素濃度との合計量により表示し
て、(H2O+O2)/Sn≧14、好ましくは(H2O
+O2)/Sn≧30となるように調整する。
H結合が生成し、酸化錫の結晶粒の成長を阻害するおそ
れがある。このため、(H2O+O2)/Sn≦70、特
に(H2O+O2)/Sn≦50とすることが好ましい。
四塩化錫、テトラメチル錫、テトラブチル錫などを用い
てもよいが、塩素を含む有機錫塩化物が好ましい。有機
錫塩化物としては、ジメチル錫ジクロライド(DM
T)、ジブチル錫ジクロライド、ジオクチル錫ジクロラ
イド、モノブチル錫トリクロライド(MBTC)などを
挙げることができる。
向上させるために、好ましくは、フッ素、アンチモンな
どがドープされた酸化錫膜として形成される。フッ素源
として混合ガスに添加する原料としては、フッ化水素、
トリフルオロ酢酸、ブロモトリフルオロメタン、クロロ
ジフルオロメタンなどが挙げられる。また、アンチモン
を添加する場合には、五塩化アンチモン、三塩化アンチ
モンなどを用いることができる。
成分と添加してもよい。このような微量成分としては、
シリコン、アルミニウム、亜鉛、銅、インジウム、ビス
マス、ガリウム、ホウ素、バナジウム、マンガン、ジル
コニウムなどが挙げられる。ただし、これら微量成分は
導電膜中の濃度が0.02重量%以下となるように添加
することが好ましい。また、混合ガス中には、低級アル
コールなど他の成分を本発明の目的が阻害されない範囲
で添加してもよい。
板の温度は、高いほうがよい。具体的には、酸化錫を主
成分とする導電膜を成膜するときの好ましいガラス板の
温度は600℃以上、さらに好ましくは620℃以上で
ある。
切断したガラス板上で行ってもよいが、フロート法によ
るガラス製造工程における高温のガラスリボン上で行う
ことが好ましい。この好ましい例によれば、ガラス成形
時の熱エネルギーを利用できる。また、大面積の導電膜
の形成には有利であり、屋根材用などとして大面積のガ
ラス板への成膜も求められる太陽電池用導電膜の成膜に
は特に適している。また、CVD法を錫フロート槽空間
で行えば、軟化点以上の温度を有する高温のガラス表面
で成膜が行える。高温での成膜により、導電膜の表面の
凸凹を大きくなり、成膜反応速度や成膜反応効率も向上
する。さらに、導電膜中のピンホール(膜抜け)などの
欠点も抑制される。
するための装置の一形態を図1に示す。図1に示したよ
うに、この装置では、溶融炉(フロート窯)11から錫
フロート槽12内に流れ出し、錫浴15上を帯状に移動
するガラスリボン10の表面から所定距離を隔て、所定
個数のコータ16(図示した形態では3つのコータ16
a,16b,16c)が配置されている。コータの数や
配置は、形成する被膜の種類や厚さに応じて適宜選択さ
れる。これらのコータからは、混合ガスが被膜形成原料
として供給され、ガラスリボン10上に連続的に被膜が
形成されていく。また、複数のコータを利用すれば、ガ
ラスリボン10上に、下地膜と導電膜とをCVD法によ
り連続的に形成することもできる。導電膜を含む被膜が
形成されたガラスリボン10は、ローラ17により引き
上げられて、徐冷窯13へと送り込まれる。なお、徐冷
窯13で徐冷されたガラス板は、図示を省略する切断装
置により切断され、所定の大きさのガラス板となる。
法とスプレー法とを併用して行ってもよい。例えば、C
VD法とスプレー法とをこの順に実施することにより
(例えば、錫フロート槽空間内においてCVD法による
成膜を実施し、錫フロート槽空間よりガラスリボン進行
方向下流側においてスプレー法による成膜を実施するこ
とにより)、所定の積層構造を実現してもよい。
ガラスの成形とガラス表面への成膜とを同時に実施する
製造効率上優れた方法である。しかし、例えば成膜する
導電膜を厚膜化するためにガラスリボンの搬送速度を低
下させると、ガラス成形の生産性自体を制限してしま
う。したがって、混合ガスの調整のみにより導電膜の特
性を改善できる本発明の方法は、特にガラスリボン上へ
の成膜に適している。
ラスリボンの表面に、予め、下地膜を成膜してもよい。
特に、アルカリ成分を含有するガラス板を用いる場合に
は、ガラス板から導電膜へと侵入したアルカリ成分が導
電膜の導電性を劣化させないように、ガラス板と導電膜
との間に下地膜を形成することが好ましい。好ましい下
地膜としては、酸化シリコンや酸化アルミニウムを主成
分とする膜が挙げられる。 下地膜は、例えばSiSn
Oのように2以上の金属を含む酸化物を主成分としてい
てもよい。下地膜の別の好ましい例としては、例えばS
iOCのような上記金属の酸炭化物や酸窒化物を主成分
とする膜が挙げられる。下地膜の膜厚は、5nm以上1
00nm以下が好ましい。
い。下地膜を複層とする場合には、例えば、ガラス板側
から順に、酸化錫を主成分とする第1の下地層と、上記
に例示した金属の酸化物を主成分とする第2の下地層を
形成した構成が好ましい。このような2層構成の下地膜
を含む導電膜付きガラス板の断面図を図2に示す。ガラ
ス板5上に形成された、第1の下地層1(例えば酸化錫
膜)の好ましい膜厚は5nm以上100nm以下であ
り、第2の下地層2(例えば酸化シリコン膜)の好まし
い膜厚は5nm以上100nm以下であり、導電膜3
(例えばSnO2:F膜)の好ましい膜厚は400nm
以上1200nm以下である。
D法で成膜する場合のシリコン原料としては、モノシラ
ン、ジシラン、トリシラン、モノクロロシラン、ジクロ
ロシラン、1,2-ジメチルシラン、1,1,2-トリメチルジシ
ラン、1,1,2,2-テトラメチルジシラン、テトラメチルオ
ルソシリケート、テトラエチルオルソシリケートなどが
挙げられる。また、この場合の酸化原料としては、酸
素、水蒸気、乾燥空気、二酸化炭素、一酸化炭素、二酸
化窒素、オゾンなどが挙げられる。なお、シランを使用
した場合にガラス表面に到達するまでにシランの反応を
防止する目的で、エチレン、アセチレン、トルエンなど
の不飽和炭化水素ガスを併用しても構わない。
ム膜をCVD法で成膜する場合のアルミニウム原料とし
ては、トリメチルアルミニウム、アルミニウムトリイソ
ポプロポキサイド、塩化ジエチルアルミニウム、アルミ
ニウムアセチルアセトネート、塩化アルミニウムなどが
挙げられる。また、この場合の酸化原料としては、酸
素、水蒸気、乾燥空気などが挙げられる。
光電変換装置用基板として好適である。本発明の導電膜
付きガラス板を用いた薄膜シリコン系光電変換装置の一
形態の断面を図3に示す。
ラス板55上に下地膜(第1、第2の下地層51,5
2)および導電膜53がこの順に形成された光電変換装
置用基板(導電膜付きガラス板)50上に、光電変換ユ
ニット57が形成され、さらに裏面電極59が形成され
ている。
してもよいが、複数層を積層してもよい。光電変換ユニ
ットとしては、非晶質シリコン系薄膜や結晶質シリコン
系薄膜を光電変換層としたユニット(以下、各ユニット
を「非晶質シリコン系薄膜光電変換ユニット」、「結晶
質シリコン系薄膜光電変換ユニット」のように光電変換
層の種類を引用して表記する)が挙げられる。
は、pin型の順にプラズマCVD法により各半導体層
を堆積して形成される。具体的には、例えば、導電型決
定不純物原子であるボロンが0.01原子%以上ドープ
されたp型微結晶シリコン系層、光電変換部となる真性
非晶質シリコン層、および導電型決定不純物原子である
リンが0.01%以上ドープされたn型微結晶シリコン
系層をこの順に堆積すればよい。しかし、これら各層は
上記に限定されるものではなく、例えばp型微結晶シリ
コン系層において不純物原子をアルミニウムなどとして
もよく、p型層として非晶質シリコン系層を用いてもよ
い。また、p型層として、非晶質または微結晶のシリコ
ンカーバイド、シリコンゲルマニウムなどの合金材料を
用いてもよい。
ン系層の膜厚は、3nm以上100nm以下が好まし
く、5nm以上50nm以下がさらに好ましい。
法によって下地温度を450℃以下として形成すること
が好ましい。この層は、導電型決定不純物原子の密度が
1×1018cm-3以下である実質的に真性半導体である
薄膜として形成される。真性非晶質シリコン層の膜厚は
0.05μm以上0.5μm以下が好ましい。ただし、
非晶質シリコン系薄膜光電変換ユニットでは、真性非晶
質シリコン層に代えて、合金材料である非晶質シリコン
カーバイド層(例えば10原子%以下の炭素を含有する
非晶質シリコンからなる非晶質シリコンカーバイド層)
や非晶質シリコンゲルマニウム層(例えば30原子%以
下のゲルマニウムを含有する非晶質シリコンからなる非
晶質シリコンゲルマニウム層)を形成してもよい。
も、非晶質シリコン系薄膜光電変換ユニットと同様の手
順でpin型各半導体層をこの順にプラズマCVD法に
より堆積して形成されうる。
u,PtおよびCrから選ばれる少なくとも1つの材料
からなる少なくとも1層の金属層をスパッタリング法ま
たは蒸着法により形成することが好ましい。また、光電
変換ユニットと金属電極との間に、ITO、SnO2、
ZnOなどの導電性酸化物からなる層を形成しても構わ
ない。
系薄膜光電変換ユニットを含むことが好ましい。このユ
ニットは、非晶質シリコン系光電変換ユニットと比較し
て発生する開放端電圧が低く、発生する短絡電流密度が
高いため、ガラス板上の導電膜のシート抵抗値よりも光
線透過率が光電変換効率により大きく寄与するからであ
る。
んでいても体積結晶化分率50%以上であれば「結晶
質」に相当するものとする。また、「シリコン系」の材
料には、非晶質または結晶質のシリコンに加え、非晶質
シリコンゲルマニウムなどシリコンを50原子%以上含
む半導体材料も該当するものとする。
明するが、本発明は以下の実施例により制限されるもの
ではない。まず、以下の実施例により得た導電膜付きガ
ラス板の光透過率、ヘイズ率、成膜時のガラスリボン温
度などの測定方法について説明する。
球を備えた分光光度計を用いて、波長550nmにおけ
る全光透過率を測定した。また、同様に、波長550n
mにおける拡散光透過率を測定し、全光透過率との比か
ら、ヘイズ率(曇率)を算出した。なお、光線は、膜を
形成した面とは反対側のガラス板表面から入射させた。
スリボンの温度を、パイロメーターを用い、膜が形成さ
れる部分よりもややガラス搬送上流側の位置で測定し
た。
導電膜上に、屈折率が1.79のヨウ化メチレンを塗布
し、さらにその上に厚さ1mmのカバーガラス(コーニ
ング社製#7059)を密着させて導電膜の表面凹凸に
よる散乱ロスを解消したサンプルを作製した。このサン
プルの可視光域における透過率および反射率を分光光度
計を用いて測定し、その結果から吸収率を求めた。一
方、導電膜を形成しない上記ガラス板にヨウ化メチレン
を塗布し、その上から上記カバーガラスを密着させて参
照用サンプルとし、この参照用サンプルについても上記
と同様に可視光域における吸収率を求めた。なお、下地
膜を介して導電膜を形成した場合は、参照用サンプルに
は同条件で下地膜を形成したものを用いた。サンプルの
吸収率から参照用サンプルの吸収率を差し引いた値を吸
収率とした。この吸収率を、波長400〜800nmま
で10nmごとに測定し、この測定値の平均を導電膜の
吸収率とした。
した装置と同様の装置を用い、CVD法により、ガラス
リボン上に導電膜を含む膜を成膜した。なお、成膜中、
錫フロート槽内が槽外よりもやや高圧に維持されるよう
に、錫フロート槽空間内には98体積%の窒素と2体積
%の水素とを供給し、槽内を非酸化性雰囲気に保持し
た。また、この錫フロート槽内には、溶融窯で溶融した
通常の板ガラス組成のソーダライムシリカガラスを流し
込んだ。成膜後、徐冷窯で徐冷したガラスリボンは、さ
らに下流側に配置した切断装置により切断した。なお、
ガラスリボンまたはガラス板の厚さは、いずれも4mm
とした。また、ガラス組成は、通常の板ガラス組成(ソ
ーダライムシリカガラス)とした。SnO2:F膜の成
膜時のガラスリボン温度はすべて650℃程度とした。
以下、具体的な成膜法について説明する。
ら、ジメチル錫ジクロライド(蒸気)、酸素、ヘリウム
および窒素からなる混合ガスを供給し、ガラスリボン上
に膜厚30nmの酸化錫膜を形成した。続いて、下流側
のコータから、モノシラン、エチレン、酸素および窒素
からなる混合ガスを供給し、酸化錫膜上に、膜厚30n
mの酸化シリコン膜を成膜した。引き続いて、さらに下
流側のコータから、ジメチル錫ジクロライド(蒸気)、
酸素、水蒸気、窒素およびフッ化水素からなる混合ガス
を供給し、酸化シリコン膜上に、膜厚720nmのSn
O2:F膜を成膜した。SnO2:F膜を成膜するために
用いた混合ガスにおいて、ジメチル錫ジクロライド(蒸
気)に対する酸素の体積比(O2/Sn)、ジメチル錫
ジクロライド(蒸気)に対する水蒸気の体積比(H2O
/Sn)は、それぞれ4.1、15.4とした。
て、O2/Sn、H2O/Snを種々変更した点を除いて
は、実施例1と同様にして、ガラスリボン上に、実施例
1と同じ膜厚を有する各膜を順次成膜した。
3では、酸素濃度、水蒸気濃度および窒素濃度の合計が
同一となるように窒素濃度を調整した。また、その他各
成分の濃度は、変更せずに同一とした。
り得た導電膜付きガラス板の成膜ガス条件および特性を
表1および表2に示す。
行い、膜中にヘイズムラが観察されないものを○、ヘイ
ズムラが観察されたものを×とした。実施例1〜7で
は、ヘイズムラが観察されず、膜(膜厚720nmのS
nO2:F膜)の吸収率を4.4%以下とすることがで
きた。特にO2/Snを10以上とした実施例4〜7で
は、膜の吸収率を3.5%以下にまで抑制することがで
きた。また、上記各実施例では、ヘイズ率を5.0%以
上とすることもできた。
類やSnO2:F膜の膜厚を変化させた導電膜付きガラ
ス板を製造した。
ら、ジメチル錫ジクロライド(蒸気)、酸素、ヘリウ
ム、窒素および水蒸気からなる混合ガスを供給し、ガラ
スリボン上に膜厚45nmの酸化錫膜を形成した。続い
て、下流側のコータから、モノシラン、エチレン、酸素
および窒素からなる混合ガスを供給し、酸化錫膜上に、
膜厚10nmのSiOC膜を成膜した。ここでは、エチ
レンの含有率を増やして膜に炭素を導入した。引き続い
て、さらに下流側のコータから、モノブチル錫トリクロ
ライド(蒸気)、酸素、水蒸気、窒素、ヘリウムおよび
トリフルオロ酢酸からなる混合ガスを供給し、SiOC
膜上に、膜厚600nmのSnO2:F膜を成膜した。
SnO2:F膜を成膜するために用いた混合ガスにおい
て、モノブチル錫トリクロライド(蒸気)に対する酸素
の体積比(O2/Sn)、モノブチル錫トリクロライド
(蒸気)に対する水蒸気の体積比(H2O/Sn)は、
それぞれ22.5、17.4とした。
ら、モノブチル錫トリクロライド(蒸気)、酸素、ヘリ
ウム、窒素および水蒸気からなる混合ガスを供給し、ガ
ラスリボン上に膜厚45nmの酸化錫膜を形成した。続
いて、下流側のコータから、テトラエトキシシラン、酸
素、窒素およびモノブチル錫トリクロライド(蒸気)か
らなる混合ガスを供給し、酸化錫膜上に、膜厚7nmの
SiSnO膜を成膜した。引き続いて、さらに下流側の
コータから、ジメチル錫ジクロライド(蒸気)、酸素、
水蒸気、窒素およびトリフルオロ酢酸からなる混合ガス
を供給し、SiOC膜上に、膜厚540nmのSn
O2:F膜を成膜した。SnO2:F膜を成膜するために
用いた混合ガスにおいて、ジメチル錫ジクロライド(蒸
気)に対する酸素の体積比(O2/Sn)、ジメチル錫
ジクロライド(蒸気)に対する水蒸気の体積比(H2O
/Sn)は、それぞれ15.8、23.8とした。
から、ジメチル錫ジクロライド(蒸気)、酸素、ヘリウ
ムおよび窒素からなる混合ガスを供給し、ガラスリボン
上に膜厚25nmの酸化錫膜を形成した。続いて、下流
側のコータから、モノシラン、エチレン、酸素および窒
素からなる混合ガスを供給し、酸化錫膜上に、膜厚30
nmのSiO 2膜を成膜した。引き続いて、さらに下流
側のコータから、ジメチル錫ジクロライド(蒸気)、酸
素、水蒸気、窒素およびフッ化水素からなる混合ガスを
供給し、SiO2膜上に、膜厚850nmのSnO2:F
膜を成膜した。SnO2:F膜を成膜するために用いた
混合ガスにおいて、ジメチル錫ジクロライド(蒸気)に
対する酸素の体積比(O2/Sn)、ジメチル錫ジクロ
ライド(蒸気)に対する水蒸気の体積比(H2O/S
n)は、それぞれ34.5、18.5とした。
から、モノブチル錫トリクロライド(蒸気)、酸素、ヘ
リウム、窒素およびテトラエトキシシランからなる混合
ガスを供給し、ガラスリボン上に膜厚55nmのSnS
iO膜を形成した。続いて、下流側のコータから、テト
ラエトキシシラン、酸素、窒素およびモノブチル錫トリ
クロライド(蒸気)からなる混合ガスを供給し、酸化錫
膜上に、膜厚35nmのSiSnO膜を成膜した。引き
続いて、さらに下流側のコータから、ジメチル錫ジクロ
ライド(蒸気)、酸素、水蒸気、窒素およびトリフルオ
ロ酢酸からなる混合ガスを供給し、SiOC膜上に、膜
厚480nmのSnO2:F膜を成膜した。SnO2:F
膜を成膜するために用いた混合ガスにおいて、ジメチル
錫ジクロライド(蒸気)に対する酸素の体積比(O2/
Sn)、ジメチル錫ジクロライド(蒸気)に対する水蒸
気の体積比(H2O/Sn)は、それぞれ10.6、1
3.5とした。なお、SnSiO膜では、錫原子が珪素
原子よりも多く、SiSnO膜では、その逆となるよう
に、原料比を調整した。
きガラス板の成膜ガス条件および特性を表3および表4
に示す。
O2:F膜の膜厚を変化させても、実施例1〜7と同
様、高いヘイズ率と低い吸収率とが得られた。
ス板に非晶質シリコン光電変換ユニットからなる薄膜光
電変換装置をプラズマCVD法により形成した。非晶質
シリコン光電変換ユニットに含まれるpin接合におい
て、用いたp型非晶質シリコンカーバイド層の厚さは1
5nm、n型非晶質シリコン層の厚さは30nmとし
た。また、真性非晶質シリコン層(i型)はRFプラズ
マCVD法により形成した。成膜条件としては、シラン
の反応ガス、約40Paの反応室内圧力、15mW/c
m2のRFパワー密度、および150℃の成膜温度を用
いた。このような成膜条件と同じ条件でガラス基板上に
直接300nmの厚さまで堆積された真性非晶質シリコ
ン膜の暗導電率は5×10-10S/cmであった。な
お、真性非晶質シリコン層の膜厚は300nmとした。
最後に、裏面電極として厚さ80nmのITO膜と厚さ
300nmのAg膜とをこの順にスパッタリング法によ
り堆積した。
変換面積1cm2)に入射光としてAM1.5の光を1
00mW/cm2の光量で照射したときの出力特性を測
定した。その結果、開放端電圧が0.89V、短絡電流
密度が16.1mW/cm2、曲線因子が72.5%、
そして変換効率が10.4%であった。さらに48℃に
おいてAM1.5の光を100mW/cm2の光量で照
射して光劣化試験を行ったところ、550時間の照射後
に変換効率が8.6%まで劣化した。
酸化錫を主成分とし、高い光透過率と高いヘイズ率とを
兼ね備えた導電膜を有する導電膜付きガラス板を製造す
ることができる。この導電膜付きガラス板を用いた本発
明の光電変換装置は、高い光透過率のみならず、高いヘ
イズ率による光閉じこめ効果により、光電変換特性に優
れたものとなる。もっとも、本発明の導電膜付きガラス
板は、例えば画像表示装置、複写機、冷蔵ショーケース
の扉などの部品として、あるいは窓ガラスなどとして
も、用いることができる。
に用い得る装置の構成を示す図である。
断面図である。
である。
Claims (7)
- 【請求項1】 膜厚が400nm以上の酸化錫を主成分
とする導電膜がガラス板上に形成された導電膜付きガラ
ス板の製造方法であって、有機錫化合物の蒸気と酸素と
水蒸気とを含み、前記有機錫化合物に含まれる錫原子1
モルに対し、酸素および水蒸気の合計量が14モル以上
の範囲にある混合ガスを熱分解することにより、ガラス
板上またはガラス板製造工程におけるガラスリボン上
に、前記導電膜を成膜することを特徴とする導電膜付き
ガラス板の製造方法。 - 【請求項2】 有機錫化合物に含まれる錫原子1モルに
対し、酸素が10モル以上の混合ガスを熱分解する請求
項1に記載の導電膜付きガラス板の製造方法。 - 【請求項3】 ガラス板上またはガラス板製造工程にお
けるガラスリボン上に下地膜を成膜し、前記下地膜上に
酸化錫を主成分とする導電膜を成膜する請求項1または
2に記載の導電膜付きガラス板の製造方法。 - 【請求項4】 膜厚が400nm以上の酸化錫を主成分
とする導電膜がガラス板上に形成された導電膜付きガラ
ス板であって、有機錫化合物の蒸気と酸素と水蒸気とを
含み、前記有機錫化合物に含まれる錫原子1モルに対
し、酸素および水蒸気の合計量が14モル以上の範囲に
ある混合ガスを熱分解することにより、ガラス板上また
はガラス板製造工程におけるガラスリボン上に、波長域
400nm〜800nmにおける吸収率の平均値が4.
5%以下である前記導電膜を成膜したことを特徴とする
導電膜付きガラス板。 - 【請求項5】 波長550nmにおけるヘイズ率が2.
0%以上である請求項4に記載の導電膜付きガラス板。 - 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかに記載の製造方
法により得た導電膜付きガラス板を含み、導電膜上に、
少なくとも1つの光電変換ユニットおよび裏面電極がこ
の順に積層されていることを特徴とする光電変換装置。 - 【請求項7】 請求項4または5に記載の導電膜付きガ
ラス板を含み、導電膜上に、少なくとも1つの光電変換
ユニットおよび裏面電極がこの順に積層されていること
を特徴とする光電変換装置。
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