JP2001038602A - ポリッシング装置 - Google Patents

ポリッシング装置

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JP2001038602A
JP2001038602A JP21095199A JP21095199A JP2001038602A JP 2001038602 A JP2001038602 A JP 2001038602A JP 21095199 A JP21095199 A JP 21095199A JP 21095199 A JP21095199 A JP 21095199A JP 2001038602 A JP2001038602 A JP 2001038602A
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Japan
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polishing
dressing
dresser
unit
polished
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JP21095199A
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Kenji Kamimura
健司 上村
Norio Kimura
憲雄 木村
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウエハの研磨に用いる研磨クロスの研
磨性能を良好に保ち半導体ウエハの歩留まり及び生産性
を高めることができるドレッシングユニットを備えたポ
リッシング装置及び該ポリッシング装置における研磨ク
ロスのドレッシング方法を提供する。 【解決手段】 研磨面を有するターンテーブル1とトッ
プリングと3を有し、ターンテーブル1とトップリング
3との間に半導体ウエハ2を介在させて、所定の圧力で
押圧することによって半導体ウエハ2を研磨するポリッ
シング装置において、研磨クロス5の表面に接触して研
磨面のドレッシングを行う少なくとも2個のドレッシン
グユニット8,14を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ表
面、特に半導体ウエハ上面に形成されたデバイスパター
ンを研磨クロス面に接触させて研磨して平坦化するポリ
ッシング装置に係り、特にポリッシング装置におけるタ
ーンテーブル上面に貼られた研磨クロス表面のドレッシ
ングを行うドレッシングユニットを備えたポリッシング
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスの高集積化が進む
につれて回路の配線が微細化し、配線間距離もより狭く
なりつつある。特に0.5μm以下の光リソグラフィの
場合、焦点深度が浅くなるためステッパの結像面の平坦
度を必要とする。この平坦化の1手段として所定成分の
研磨液を供給しながら機械的研磨を行う化学的機械的研
磨処理(CMP)などが行われている。
【0003】半導体ウエハ表面、特に半導体ウエハの上
面に形成されたデバイスパターンを研磨し平坦化するポ
リッシング装置においては、ターンテーブル上面に貼ら
れた研磨クロスには、従来、不織布からなる研磨クロス
を用いていた。しかし、近年、ICやLSIの集積度が
高くなるに従って、研磨後のデバイスパターン研磨面の
段差をより小さくすることが要望されている。デバイス
パターン研磨面における段差の小さな研磨の要望に応え
るため、研磨クロスには硬い材質のもの、例えば発泡ポ
リウレタンからなる研磨クロスを用いるようになってき
た。
【0004】研磨クロスに半導体ウエハを接触させて、
ターンテーブルを回転することによりポリッシングを行
うと、研磨クロスには、砥粒や研磨くずが付着し、研磨
クロスの特性が変化して研磨性能が劣化してくる。この
ため、同一の研磨クロスを用いて半導体ウエハの研磨を
繰り返すと、研磨速度の低下、又は研磨ムラが生じる等
の問題がある。そこで、半導体ウエハの研磨前後、又は
最中に研磨クロスの表面状態を回復するドレッシングと
称するコンディショニングが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のポリッシング装
置における研磨クロスのドレッシングに関して、ポリッ
シング装置は、ダイヤモンド粒子を有する接触型のダイ
ヤモンドドレッサー、ブラシを有する接触型のブラシド
レッサー及び研磨クロスの表面に流体ジェットを吹き付
けてドレッシングを行う非接触型のドレッサーからなる
群から選択された一つのドレッサーを研磨クロスの性状
に応じて備えていた。
【0006】しかし、研磨クロスのドレッシングにおい
て、研磨に使用する前の初期表面調整には、研磨クロス
表面を薄く削り取るためのドレッサーを用い、ポリッシ
ング途中では研磨クロスに詰まったスラリー(砥液)の
凝集物、又は研磨くずを除去するためのドレッサーを用
いるというように、別々のドレッサーを用いる必要が出
てきた。研磨クロスに詰まったスラリー(砥液)の凝集
物、又は研磨くずを除去しないと、研磨クロスに砥粒や
研磨くずが付着し研磨機能が低下したり、半導体ウエハ
の研磨面にスクラッチが入り、歩留まりを悪化させる可
能性が高い。このため、従来のポリッシング装置におい
ては、異なるドレッシング部材を備えた2つ以上のドレ
ッサーを必要に応じて取り替えなければならず、その作
業が煩雑であり、ひいては半導体ウエハのスループット
を低下させるという問題点があった。
【0007】また、従来のポリッシング装置において、
配置上の制約からトップリングユニットとドレッシング
ユニットが近接している場合や、1つのテーブル上で複
数のトップリングユニットとドレッシングユニットが干
渉する配置となる場合に、トップリングが研磨を行わず
に待避位置に待避しているときにしかドレッシングがで
きず、結果的にドレッシング中は研磨ができず、単位時
間当たりに研磨できる半導体ウエハの枚数が少ないとい
う問題点があった。
【0008】本発明は上述の事情に鑑みなされたもの
で、半導体ウエハの研磨に用いる研磨クロスの研磨性能
を良好に保ち半導体ウエハの歩留まり及び生産性を高め
ることができるドレッシングユニットを備えたポリッシ
ング装置及び該ポリッシング装置における研磨クロスの
ドレッシング方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明は、研磨面を有するターンテーブルとトッ
プリングとを有し、前記ターンテーブルとトップリング
との間にポリッシング対象物を介在させて、所定の圧力
で押圧することによってポリッシング対象物を研磨する
ポリッシング装置において、研磨クロスの表面に接触し
て前記研磨面のドレッシングを行う少なくとも2個のド
レッシングユニットを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0010】また、本発明は、ポリッシング装置におけ
る研磨クロスのドレッシングを行うドレッシング方法に
おいて、研磨クロスを研磨に使用する前の初期表面調整
には、ダイヤモンドドレッサー又はSiCドレッサーを
有する第1ドレッシングユニットを用い、ポリッシング
対象物をポリッシングするポリッシング工程間に行うド
レッシングには、ブラシドレッサーを有する第2ドレッ
シングユニットを用いることを特徴とするものである。
【0011】さらに、本発明は、ポリッシング装置にお
ける研磨クロスのドレッシングを行うドレッシング方法
において、研磨クロスを研磨に使用する前の初期表面調
整には、ダイヤモンドドレッサー又はSiCドレッサー
を有する第1ドレッシングユニットを用い、ポリッシン
グ対象物をポリッシングするポリッシング工程間に行う
ドレッシングには、初めに前記第1ドレッシングユニッ
トを用い、その後、ブラシドレッサーを有する第2ドレ
ッシングユニットを用いることを特徴とするものであ
る。
【0012】本発明によれば、ダイヤモンド粒子を有す
る接触型のダイヤモンドドレッサー、ブラシを有する接
触型のブラシドレッサーの取り替え作業を必要とせず、
適宜組み合わせて研磨クロスのドレッシングを行うこと
が可能になる。
【0013】また、本発明は、研磨対象物より径の大き
なドレッサーを備えたドレッシングユニットを少なくと
も1個と、研磨対象物より径の小さなドレッサーを備え
たドレッシングユニットを少なくとも1個備えているこ
とを特徴とする。
【0014】更に、前記研磨対象物より径の小さなドレ
ッサーを備えたドレッシングユニットにおいて、ドレッ
シング中に揺動することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
および図2に基づいて説明する。図1および図2は本発
明のポリッシング装置の全体構成を示す図であり、図1
は平面図、図2は図1のII−II線矢視図である。図1お
よび図2に示すように、ポリッシング装置は、ターンテ
ーブル1と、半導体ウエハ2を保持しつつターンテーブ
ル1に押しつけるトップリング3を有したトップリング
ユニット4とを備えている。前記ターンテーブル1はモ
ータ15に連結されており、矢印で示すようにその軸心
回りに回転可能になっている。またターンテーブル1の
上面には研磨クロス5が貼られている。
【0016】トップリングユニット4は揺動可能になっ
ており、トップリング3を半導体ウエハ2を受け渡すた
めのプッシャー16の上方の受け渡し位置と、ターンテ
ーブル1上の研磨位置と、待機又は待避位置とに配置す
るようになっている。トップリング3は、モータ及び昇
降シリンダに連結されている(図示せず)。これによっ
て、トップリング3は矢印で示すように昇降可能かつそ
の軸心回りに回転可能になっており、半導体ウエハ2を
研磨クロス5に任意の圧力で押圧することができる。ま
た、半導体ウエハ2は、トップリング3の下端面で真空
等によって吸着されるようになっている。なお、トップ
リング3の下部外周部には、半導体ウエハ2の外れ止め
を行うガイドリング6が設けられている。また、ターン
テーブル1の上方には砥液供給ノズル(図示せず)が設
置されており、砥液供給ノズルによってターンテーブル
1上の研磨クロス5に研磨砥液が供給されるようになっ
ている。
【0017】ポリッシング装置は、ダイヤモンドドレッ
サー7を備えた第1ドレッシングユニット8と、ブラシ
ドレッサー11を備えた第2ドレッシングユニット14
とを備えている。第1ドレッシングユニット8および第
2ドレッシングユニット14は、ともに揺動可能になっ
ており、ドレッサー7,11をターンテーブル1上のド
レッシング位置と、待機又は待避位置に配置するように
なっている。ドレッサー7は回転用のモータ17と昇降
用のシリンダ18とに連結されており、矢印で示すよう
に昇降可能かつその軸心回りに回転可能になっている。
ドレッサー11もドレッサー7と同様の機構により昇降
可能かつその軸心回りに回転可能になっている。
【0018】図3は第1ドレッシングユニットにおける
ダイヤモンドドレッサーの詳細構造を示す図であり、図
3(A)は底面図、図3(B)は図3(A)のa−a線
断面図、図3(C)は図3(B)のb部分の拡大図であ
る。図3(A)乃至図3(C)に示すように、ダイヤモ
ンドドレッサー7は円板状で、下面の周縁部に所定の幅
で微粒のダイヤモンドを電着させる帯状の凸部9aが形
成されてなるドレッサー本体9を備え、凸部9aの表面
に微粒のダイヤモンドを電着させて形成したダイヤモン
ド電着リング10を設けている。ターンテーブル1およ
びドレッサー7を回転させ、さらに純水等のドレッシン
グ液、場合によっては研磨砥液を図示しないノズルから
研磨クロス5の回転中心付近に向けて供給した状態で、
ダイヤモンド電着リング面を研磨クロス面に接触させ、
研磨クロス表面を薄く削り取りドレッシングを行う。ダ
イヤモンド電着リング10は凸部9aの表面に微粒のダ
イヤモンドを付着させ、ダイヤモンド付着部にニッケル
メッキを施すことにより、ニッケルメッキ層により微粒
のダイヤモンドを固着した構造である。
【0019】本ドレッサーの寸法構成は、一例としてド
レッサー本体の直径が250mmで、その下面の周縁部
に幅8mmのダイヤモンドが電着された扇形の部材を複
数個(図では8個)配設し、リング状に形成したもので
ある。ドレッサー本体の直径は、研磨対象物である半導
体ウエハの直径(200mm)に対して大きくなってお
り、半導体ウエハの研磨時は、研磨クロスのドレッシン
グされた面が半導体ウエハの研磨中に用いられる研磨面
の領域よりも大きくなるように、テーブル半径方向の内
周側及び外周側に余裕を持つようになっている。なお、
ダイヤモンド電着リングを備えたダイヤモンドドレッサ
ーに代えて複数のSiCセクターからなるリングを使用
したSiCドレッサーとしてもよい。この場合、SiC
ドレッサーは、図3に示す構造と同様のものであり、表
面に数十μmの角錐状の多数の突起を有するものであ
る。
【0020】図4は第2ドレッシングユニットにおける
ブラシドレッサーの詳細構造を示す図であり、図4
(A)は底面図、図4(B)は図4(A)のb−b線断
面図である。ブラシドレッサー11は円板状で、下面全
面にブラシ12を備えるドレッサー本体13を備えてい
る。ターンテーブル1及びドレッサー11を回転させ、
さらに純水等のドレッシング液、場合によっては研磨砥
液を図示しないノズルから研磨クロス5の回転中心付近
に向けて供給した状態で、ブラシ面を研磨クロス面に接
触させ、研磨クロス上のスラリー(砥液)の凝集物、及
び研磨くずを取り除くドレッシングを行う。
【0021】本ドレッサーの寸法構成は、一例としてド
レッサー本体の直径が238mmで、その下面全面に毛
足各7mmのナイロンブラシを備えたものである。ドレ
ッサー本体の直径は、研磨対象物である半導体ウエハの
直径(200mm)に対して大きくなっており、半導体
ウエハの研磨時は、研磨クロスのドレッシングされた面
が半導体ウエハの研磨中に用いられる研磨面の領域に対
してテーブル半径方向の内周側及び外周側に余裕を持つ
ようになっている。
【0022】図5(A)および図5(B)は図1に示す
構成のポリッシング装置を使用して半導体ウエハを処理
する一連のポリッシング工程とドレッシング工程につい
ての時系列上の動作関係を示す図である。図5(A)に
示す例においては、研磨クロスの研磨に使用する前の初
期表面調整には、ダイヤモンドドレッサー7を有した第
1ドレッシングユニット8(図1参照)を用いて研磨ク
ロス表面を薄く削り取ることによる目粗しを行い、その
後、半導体ウエハ2のポリッシングをトップリング3を
用いて行う(図2参照)。そして、ポリッシング工程間
にはブラシドレッサー11を有した第2ドレッシングユ
ニット14(図1参照)を用いてドレッシングを行う。
【0023】図5(B)に示す例においては、研磨クロ
スの研磨に使用する前の初期表面調整には、第1ドレッ
シングユニット8を用いて研磨クロス表面を薄く削り取
ることによる目粗しを行い、その後、半導体ウエハ2の
ポリッシングをトップリング3を用いて行う。そして、
ポリッシング工程間には2段階のドレッシングを行う。
即ち、初めに第1ドレッシングユニット8を用いてドレ
ッシングを行い、次に第2ドレッシングユニット14を
用いてドレッシングを行う。
【0024】図5(A)および図5(B)に示すよう
に、本発明のポリッシング装置によれば、研磨クロスの
研磨に使用する前の初期表面調整には、第1ドレッシン
グユニット8を用いて研磨クロス表面を薄く削り取るこ
とによる目粗しを行い、その後、半導体ウエハ2のポリ
ッシングをトップリング3を用いて行う(図2参照)。
そして、ポリッシング工程間には第1ドレッシングユニ
ット8を用いたドレッシングと第2ドレッシングユニッ
ト14を用いたドレッシングを適宜組み合わせることも
できる。
【0025】実施例の説明において、第1、第2ドレッ
シングユニットに用いるドレッサーとして、ダイヤモン
ド粒子を有する接触型のダイヤモンドドレッサー、ブラ
シを有する接触型のブラシドレッサーを示したが、さら
に研磨クロスの表面に流体ジェットを吹き付けてドレッ
シングを行う非接触型のドレッサーをも含む群から選択
されたドレッサーを各々使用することも可能である。さ
らに、3個のドレッシングユニット又はドレッサーを備
えることも可能である。また、本実施例における第1、
第2のドレッシングユニット各々に用いるドレッシング
液として純水を適用したが、機械的ドレッシング作用の
他に化学的なドレッシング効果を得るために、酸、アル
カリ又は界面活性剤等の薬液を使用してもよい。さら
に、ターンテーブル1の研磨面は研磨クロス又は砥石で
もよい。
【0026】図6および図7は、本発明の第2の実施の
形態を示す図であり、図6は平面図、図7は図6のVII
−VII線矢視図である。図6および図7において、符号
101はターンテーブル、符号103はトップリング1
02を有するトップリングユニット、符号105は研磨
対象物の半導体ウエハ111より径の大きなドレッサー
104を備えた第1ドレッシングユニット、符号107
は研磨対象物の半導体ウエハ111より径の小さなドレ
ッサー106を備えた第2ドレッシングユニットであ
る。ドレッサー106はガイドレール108に沿って往
復移動可能になっている。ターンテーブル101に隣接
してトップリング102へ半導体ウエハを受け渡すため
のプッシャー109が設置されている。ここでドレッサ
ー104は、トップリング102を用いた半導体ウエハ
111のポリッシング中におけるドレッシングを行えな
いが、ドレッサー106は、トップリング102を用い
た半導体ウエハ111のポリッシング中におけるドレッ
シングを行うようになっている。すなわち、ドレッサー
106の稼働範囲はトップリング102の稼働範囲と干
渉しないようになっている。また、ターンテーブル10
1の研磨面は研磨クロス又は砥石でもよい。
【0027】図6および図7において、第1ドレッシン
グユニット105は回動可能になっており、ドレッサー
104をターンテーブル101上のドレッシング位置と
待機位置とに配置するようになっている。ドレッサー1
04は回転用モータ115と昇降用シリンダ116とに
連結されており、矢印で示すように昇降可能かつその軸
心回りに回転可能になっている。トップリング102は
回転用モータ及び昇降用シリンダに連結されており(図
示せず)、矢印で示すように昇降可能かつその軸心回り
に回転可能になっている。これによって半導体ウエハ1
11を任意の圧力で押圧するようになっている。また、
研磨対象物である半導体ウエハ111はトップリング1
02の下端面に真空等によって吸着されるようになって
いる。なお、トップリング102の下部外周部には、半
導体ウエハ111の外れ止めを行うガイドリング112
が設けられている。また、ターンテーブル101の上方
には砥液供給ノズル(図示せず)が設置されており、砥
液供給ノズルによってターンテーブル101上の研磨ク
ロス110に研磨砥液が供給されるようになっている。
図7において、符号113,114は、それぞれダイヤ
モンド電着リングであり、すなわち、ドレッサー10
4,106はいずれもダイヤモンドドレッサーで構成さ
れている。しかし、ドレッサー104,106にブラシ
ドレッサーを用いてもよい。
【0028】第2ドレッシングユニット107はガイド
レール108に沿って往復動することによってターンテ
ーブル101上で揺動可能になっており、研磨クロス表
面の半導体ウエハ研磨面を揺動してドレッシングするよ
うになっている。ドレッサー106は回転用モータ11
7及び昇降用シリンダ118に連結されており、矢印で
示すように昇降可能かつその軸心回りに回転可能になっ
ている。
【0029】図8は、図6に示す構成のポリッシング装
置を使用して半導体ウエハを処理する一連のポリッシン
グ工程とドレッシング工程についての時系列上の動作関
係を示す図である。研磨クロス110の研磨に使用する
前の初期表面調整は、ダイヤモンド粒子を有しかつ研磨
対象物より径の大きなダイヤモンドドレッサー104を
備えた第1ドレッシングユニット105を用いて行う。
研磨クロス初期表面調整終了後、トップリング102は
プッシャー(ウエハ受け渡し装置)109で半導体ウエ
ハを受け取り、ターンテーブル101上の研磨位置に移
動する。半導体ウエハ111のポリッシング中にドレッ
シングを行う場合、ターンテーブル101が小さいた
め、ダイヤモンド粒子を有しかつ研磨対象物より径の小
さなダイヤモンドドレッサー106を備えた第2ドレッ
シングユニット107を揺動させながらドレッシングを
行う。ポリッシング終了後、トップリング102はプッ
シャー(ウエハ受け渡し装置)109の上方へ揺動後、
ダイヤモンド粒子を有しかつ研磨対象物より径の大きな
ダイヤモンドドレッサー104を備えた第1ドレッシン
グユニット105を用いて研磨クロス110のドレッシ
ングを行う。なお、半導体ウエハ111のポリッシング
中における第2ドレッシングユニット107のドレッシ
ング時間は任意に選択できる。
【0030】図9は、大小のドレッサーが設けられた図
6乃至図7に示す実施例の変形例を示す正面図である。
図9においては、小径のダイヤモンドドレッサーのみが
示されている。図9に示すように、ターンテーブル10
1の中心を通り、直径方向にのびる小径のドレッサー1
06の先端に接触センサ120が取り付けられている。
小径のドレッサー106をターンテーブル101の直径
に沿って往復動させることにより、接触センサ120に
より、研磨面(研磨クロス110の上面)の半径方向の
凹凸である研磨クロスのプロファイル(表面のうねり)
が測定できる。測定されたターンテーブルの半径方向に
おける研磨クロスの凹凸を修正するように、小径のダイ
ヤモンドドレッサー106で局部的にドレッシングを行
うことができる。小径のダイヤモンドドレッサー106
で研磨面の平坦化を行った後、図7に示すダイヤモンド
電着リング113をブラシに代えた大径のブラシドレッ
サー104で、研磨面表面の研磨くず及び残留した砥粒
を除去する。もしくは、大径のドレッサー104を図7
と同様に研磨面の平坦化のためにダイヤモンドドレッサ
ーで構成し、小径のドレッサー106を研磨くず及び残
留した砥粒除去用のブラシドレッサーとしてもよい。ま
た、ターンテーブル101の研磨面は研磨クロス又は砥
石でもよい。
【0031】図9においては、第2ドレッシングユニッ
ト107を往復動させる機構が示されている。即ち、第
2ドレッシングユニット107は、ボールネジ121を
ドレッサースライダ用モータ122により正逆回転する
ことにより往復動するように構成されている。符号12
3は、第2ドレッシングユニット107の往復動を制御
するとともにドレッサー106の押圧力を制御する制御
部である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次に列挙する優れた効果が得られる。 1)研磨クロス表面のドレッシングに用いるドレッサー
として、ダイヤモンド粒子を有する接触型のドレッサー
及びブラシを有する接触型のドレッサーを備え、即ち、
ドレッシングユニットを少なくとも2個備えるため、こ
れらの取り替え作業を必要とせず、選択された少なくと
も2個のドレッサーを適宜組み合わせて最適な研磨クロ
スのドレッシングを行うことが可能である。 2)研磨対象物より径の小さなドレッサーを少なくとも
1個と、研磨対象物より径の大きなドレッサーを少なく
とも1個備えることによって、小さなドレッサーを用い
て研磨中にドレッシングを行うことができ、単位時間当
たりに研磨できる半導体ウエハの枚数が増える。したが
って、半導体デバイスの製造に本発明を適用した場合に
は、製造の歩留まりが良く、かつ生産性が向上する。さ
らに1個の小さなドレッサーを備えることにより、大き
なドレッサーの個数が減少し、装置の省スペース化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るポリッシング装置の全体構成を示
す平面図である。
【図2】図1のII−II線矢視図である。
【図3】第1ドレッシングユニットにおけるドレッサー
の詳細構造を示す図であり、図3(A)は底面図、図3
(B)は図3(A)のa−a線断面図、図3(C)は図
3(B)のb部分の拡大図である。
【図4】第2ドレッシングユニットにおけるドレッサー
の詳細構造を示す図であり、図4(A)は底面図、図4
(B)は図4(A)のb−b線断面図である。
【図5】図1における本発明のポリッシング工程とドレ
ッシング工程の一連の工程を示すタイミングチャートで
ある。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るポリッシング
装置の全体構成を示す平面図である。
【図7】図6のVII−VII線矢視図である。
【図8】図6における本発明のポリッシング工程とドレ
ッシング工程の一連の工程を示すタイミングチャートで
ある。
【図9】大小のドレッサーが設けられた図6乃至図7に
示す実施例の変形例を示す正面図である。
【符号の説明】
1,101 ターンテーブル 2,111 半導体ウエハ 3,102 トップリング 4,103 トップリングユニット 5,110 研磨クロス 6,112 ガイドリング 7,11,104,106 ドレッサー 8,105 第1ドレッシングユニット 9,13 ドレッサー本体 10,113,114 ダイヤモンド電着リング 12 ブラシ 14,107 第2ドレッシングユニット 15 ターンテーブル駆動用モータ 16,109 プッシャー(ウエハ受け渡し装置) 17,115,117 回転用モータ 18,116,118 昇降用シリンダ 108 ガイドレール 120 接触センサ 121 ボールネジ 122 ドレッサースライド用モータ 123 制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研磨面を有するターンテーブルとトップ
    リングとを有し、前記ターンテーブルとトップリングと
    の間にポリッシング対象物を介在させて、所定の圧力で
    押圧することによってポリッシング対象物を研磨するポ
    リッシング装置において、研磨クロスの表面に接触して
    前記研磨面のドレッシングを行う少なくとも2個のドレ
    ッシングユニットを備えたことを特徴とするポリッシン
    グ装置。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも2個のドレッシングユニ
    ットのドレッサーは、それぞれ異なるドレッシング部材
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のポリッシン
    グ装置。
  3. 【請求項3】 研磨対象物より径の大きなドレッサーを
    備えたドレッシングユニットを少なくとも1個と、研磨
    対象物より径の小さなドレッサーを備えたドレッシング
    ユニットを少なくとも1個備えていることを特徴とする
    請求項1又は2に記載のポリッシング装置。
  4. 【請求項4】 ポリッシング装置における研磨クロスの
    ドレッシングを行うドレッシング方法において、研磨ク
    ロスを研磨に使用する前の初期表面調整には、ダイヤモ
    ンドドレッサー又はSiCドレッサーを有する第1ドレ
    ッシングユニットを用い、ポリッシング対象物をポリッ
    シングするポリッシング工程間に行うドレッシングに
    は、ブラシドレッサーを有する第2ドレッシングユニッ
    トを用いることを特徴とするドレッシング方法。
  5. 【請求項5】 ポリッシング装置における研磨クロスの
    ドレッシングを行うドレッシング方法において、研磨ク
    ロスを研磨に使用する前の初期表面調整には、ダイヤモ
    ンドドレッサー又はSiCドレッサーを有する第1ドレ
    ッシングユニットを用い、ポリッシング対象物をポリッ
    シングするポリッシング工程間に行うドレッシングに
    は、初めに前記第1ドレッシングユニットを用い、その
    後、ブラシドレッサーを有する第2ドレッシングユニッ
    トを用いることを特徴とするドレッシング方法。
  6. 【請求項6】 ポリッシング装置におけるポリッシング
    対象物のポリッシング中に行うドレッシングにおいて、
    研磨対象物より径の小さなドレッサーを備えたドレッシ
    ングユニットを揺動させながらドレッシングを行い、ト
    ップリング待避後、研磨対象物より径の大きなドレッサ
    ーを備えたドレッシングユニットを用いてドレッシング
    を行うことを特徴とするドレッシング方法。
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