JP2001038485A - レーザ加工方法及びその装置 - Google Patents
レーザ加工方法及びその装置Info
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Abstract
反射させレーザ加工ヘッド7内の集光レンズ9で集光せ
しめてワークWにピアス加工と切断加工を行う際、ピア
ス加工時は、曲率可変ミラー5の反射面Mの曲率をワー
クWの板厚に応じて予め設定したピアス加工設定曲率値
PSに変更するだけで、アシストガスの圧力に関わらず
にレーザビームの焦点位置が切断加工時のビーム焦点長
さLfSに対して長くする方向のピアス加工に最適な位
置にすばやく変更される。しかも、この焦点位置の変更
と同時にレーザビームLBのスポット径dLの大きさが
小さく変更されるので、パワー密度が上がることにな
り、ワークの溶融速度がアップする。
Description
びその装置に関する。
るワークの板厚方向と焦点位置の関係は重要であるが、
切断加工時とピアス加工時におけるその最適値は異なる
ものである。
時間である。要するに、速くワークの下面までピアス穴
が貫通すれば良いのであるので、より高いパワー密度の
レーザビームを効率よくワークに照射することが求めら
れる。レーザ発振器を高出力化したり、パルスピークを
高くしたりすることはその一例である。
トガスとして用いられている。この場合、レーザ出力は
出力指令によって一定であるが周波数やデューティー比
は段階的に上昇変化するのが一般的である。また、アシ
ストガスの圧力は一定であり、レンズ焦点位置は一定で
ある。
ームの焦点との位置関係も重要である。ワークが鉄材の
SS材の場合では板厚が大きくなるほどピアス加工時間
が長くなり、そのバラツキは広がるが、その原因の一つ
に焦点位置が切断加工用に設定された位置に合わせてい
ることにある。
切断加工時には焦点位置がワーク表面に対して上方へ離
れた位置にあるので、この状態でのピアス加工時のビー
ムエネルギーは分散しているものと考えられる。
ーク表面もしくはワーク中まで下げられることにより、
より効率良くビームエネルギーをワークに伝えることが
可能となる。そこで、ワークに対するレーザビームの焦
点位置を変化させるために、集光レンズの位置はメカ的
にワークに対して相対的に移動させている。
ストガスの圧力の影響が大きいので、ピアス加工から切
断加工への移行時に集光レンズを移動することは不可能
ではないが難しいものであり、また、集光レンズの動作
時間を多く必要とするという問題点があった。
れたもので、その目的は、ピアス加工時の時間短縮と安
定化を図り得るレーザ加工方法及びその装置を提供する
ことにある。
に請求項1によるこの発明のレーザ加工方法は、レーザ
ビームを曲率可変ミラーで反射させレーザ加工ヘッド内
の集光レンズで集光せしめてワークにピアス加工と切断
加工を行う際、ピアス加工時は、切断加工時のビーム焦
点長さに対して長くする方向に変化せしめるべく前記曲
率可変ミラーの反射面の曲率をワークの加工条件に応じ
てピアス加工曲率値に変更することを特徴とするもので
ある。
ラーの反射面の曲率が切断加工曲率値より凸面側のピア
ス加工曲率値に変更されるだけで、アシストガスの圧力
に関わらずにレーザビームの焦点位置がすばやく変更さ
れる。しかも、この焦点位置の変更と同時にレーザビー
ムのスポット径の大きさが小さく変更されるので、パワ
ー密度が上がることになり、ワークの溶融速度がアップ
するためにより一層ピアス加工に適する状態になる。そ
の結果として、レーザ加工中の集光レンズのメカ的な焦
点制御よりも高速にしかもアシストガスの圧力に影響を
受けることなく確実に、変更され、ピアス加工時間は短
縮されピアス加工のバラツキも減少し安定する。
は、レーザビームをレーザ加工ヘッド内の集光レンズに
入射すべく反射せしめる反射面を備えると共にこの反射
面の曲率を自在に変更調整する曲率可変ミラーを設け、
ピアス加工時と切断加工時に前記曲率可変ミラーの反射
面の曲率をワークの加工条件に応じて変更する指令を与
え、特にピアス加工時は切断加工時のビーム焦点長さに
対して長くする方向に変化せしめるべく前記反射面の曲
率をピアス加工曲率値に変更する指令を与える制御装置
を設けてなることを特徴とするものである。
あり、ピアス加工時には曲率可変ミラーの反射面の曲率
が切断加工曲率値より凸面側のピアス加工曲率値に変更
されるだけで、アシストガスの圧力に関わらずにレーザ
ビームの焦点位置がすばやく変更される。しかも、この
焦点位置の変更と同時にレーザビームのスポット径の大
きさが小さく変更されるので、パワー密度が上がること
になり、ワークの溶融速度がアップするためにより一層
ピアス加工に適する状態になる。その結果として、レー
ザ加工中の集光レンズのメカ的な焦点制御よりも高速に
しかもアシストガスの圧力に影響を受けることなく変更
され、ピアス加工時間は短縮されピアス加工のバラツキ
も減少し安定する。
びその装置の実施の形態について、図面を参照して説明
する。
レーザ加工装置1は、加工装置本体に内蔵されているレ
ーザ発振器3から発振されたレーザビームLBが光制御
装置としての曲率可変ミラー5を経てレーザ加工ヘッド
7の内部に設けられた集光レンズ9に導かれる。この集
光レンズ9で集光されたレーザビームLBは、レーザ加
工ヘッド7の先端に設けられた加工ノズル11を通過し
てワークWに照射される。例えば数値制御のワーク移送
位置決め装置で移送位置決めされたワークWのレーザ加
工点に、レーザビームLBの焦点を結ばせて、所望の形
状に切断するなどのレーザ加工が行なわれる。
設けられた加工ヘッド移動装置としての例えば加工ヘッ
ド用駆動モータ13により回転駆動されるボールねじ1
5を介して昇降自在に換言すれば加工ノズル11をワー
クWに接離するように移動自在に設けられている。
7に設けられた集光レンズ移動装置としての例えば集光
レンズ用駆動モータ17により回転駆動されるボールね
じ19を介してレーザ加工ヘッド7の内部で上下動自在
に設けられている。なお、加工ヘッド用駆動モータ13
及び集光レンズ用駆動モータ17はそれぞれ、図2に示
されている制御装置21に電気的に接続されている。
るために、一様なビーム径で進行するのではなく図1に
示されているように徐々に広がっていくものである。そ
のためにレーザ加工点におけるレーザビームLBのスポ
ット径はレーザ発振器3から集光レンズ9までの距離の
違いにより変化することになる。
ムLBのスポット径は、集光レンズ9に入射するレーザ
ビームLBのビーム径の大きさに左右されるものであ
り、集光レンズ9におけるレーザビームLBの焦点長さ
は集光レンズ9自体の焦点距離に対して入射するレーザ
ビームLBの発散角の影響が付加されるものである。つ
まり、入射するレーザビームLBのビーム径とレーザ発
振器3から集光レンズ9までの距離が異なるとスポット
径と焦点長さは変化する。
ービームLBの焦点位置(焦点長さf)は、集光レンズ
9の焦点距離f0とレーザービームLBの光伝搬波面の
曲率R(z)との関係式、つまりf=f0+(f0)2/R
(z)に基づいて変化する。
の大きさとスポット径dの関係は、d=1.27λM2
f/Dで表されるので、ビーム径Dが大きくなればスポ
ット径dが小さくなる。したがって、レーザ出力が同じ
レーザ発振器3もしくは加工条件でもパワー密度に変化
をつけることが可能である。
ザビームLBのビーム径DLが大きい場合は図1の実線
で示されているように長い焦点長さLfLで小さいスポ
ット径dLが得られるが、この同じ集光レンズ9に入射
するビーム径DSが小さい場合は図1の点線で示されて
いるように短い焦点長さLfSで大きいスポット径dSが
得られる。
集光レンズ9に入射するレーザビームLBのビーム径D
を自在に変更調整することによりワークWの材質及び板
厚とその加工方法の違いに応じてレーザビームLBの焦
点長さとスポット径を切断加工時とピアス加工時に適し
た大きさに変更調整するものである。
厚、加工方法に適するレーザ加工点におけるスポット径
d(dLやdSなどの)および焦点長さf(LfLやLfS
などの)を得るために、レーザ加工ヘッド7内の集光レ
ンズ9に入射するレーザビームLBのビーム径D(DL
やDSなどの)を変化させる装置である。
ミラー5は、三角ブロックやデルタマウントなどの図示
せざるミラー固定ブラケットに装着されており、図1に
示されているようにレーザ発振器3の側からのレーザビ
ームLBを集光レンズ9の方向へ反射するもので、反射
面Mの曲率を自在に変更調整可能に設けられている。
ラー23は反射面Mに該当する底面が薄肉の円筒形状
で、しかも厚みが内側、外側に関係なくほぼ一定をなし
ており、前記反射面Mを外側にして円柱形状のミラーベ
ースブロック25に装着されボルトBTで一体的に固定
されている。このミラーベースブロック25には接合部
より冷却せしめるための冷却水路27が備えられてい
る。反射面Mの背面とミラーベースブロック25の端面
との間には気体圧を封じ切って気体圧力を維持可能な気
密式の加圧室29が設けられている。なお、ミラー23
とミラーベースブロック25との接触面にはOリング3
1が嵌挿されて加圧室29内が気密状態に保たれてい
る。
は常時非線形の凹面状態にある。例えば、ミラー23は
製造過程において反射面Mの背面から一定のガス圧力を
加えて反射面Mを凸状に変形させた状態で上記の反射面
Mを平面加工すると、上記の加圧力をなくしたときに反
射面Mは通常では非線形の凹面形状となる。
室29に圧力気体としての制御用ガスを供給するために
流入せしめて、この気体圧を加圧室29に封じ切って気
体圧力を維持可能な気密式の気体供給路としての例えば
ガス供給路33と、加圧室29内の圧力を確認するため
の圧力検出用流路35との少なくとも2つの流路が、加
圧室29を構成する端面に連通して設けられている。
ト37並びにガス供給管路39を介して空気圧または他
のガス等の圧力気体を供給する圧力気体供給源としての
例えば圧縮ガス供給源41に連通されており、上記のガ
ス供給管路39には圧縮ガスGの圧力を制御するための
圧力制御システム43が設けられている。なお、圧力制
御システム43の詳細は後述する。また、圧力検出用流
路35には圧力検出手段としての圧力計などの圧力表示
器45もしくは圧力センサが設けられている。なお、圧
力表示器45もしくは圧力センサは検出された圧力が制
御装置21にフィードバックされるべく、制御装置21
に電気的に接続されている。
ているように底面に開口部47を設けた円筒形状のアタ
ッチメントプレート49に着脱自在に、しかもミラー2
3の反射面Mが開口部47に臨むように装着されてい
る。なお、アタッチメントプレート49は上述したミラ
ー固定ブラケット(図示省略)に取り付けられている。
としては、圧縮ガスGの圧力を調整するための圧力調整
装置としての例えば電空レギュレータ51がガス供給管
路39に介設されている。この電空レギュレータ51は
電気信号により圧縮ガスGを任意に加減圧可能であり、
レーザ加工条件に応じて曲率可変ミラー5の反射面Mの
曲率を変更調整すべく曲率可変ミラーコントローラとし
ての例えば電空レギュレータコントローラ53により電
気的に接続されている。また、電空レギュレータコント
ローラ53は制御装置21としての例えばNC制御装置
に電気的に接続されている。
より圧力制御された圧縮ガスGの制御ガスは、0kgf/cm
2以上の正圧領域で行われる。ミラー23の反射面Mは
制御ガスが0kgf/cm2で図2の点線のように凹面形状と
なり、それから加圧していくに伴って凹面の曲率は大き
くなっていき、ミラー23の製造過程における指定圧力
にて図2の実線のように平面となり、さらに加圧される
と図2の一点鎖線のように凸面形状へと自在に変化され
ていく。
内部には例えば酸素等のアシストガスが供給されるよう
にアシストガス供給路55が連通されており、このアシ
ストガス供給路55はアシストガス減圧弁57並びにア
シストガス供給路55を開閉せしめるアシストガス用ソ
レノイドバルブ59を介してアシストガス供給源61に
連通されている。アシストガス減圧弁57は制御装置2
1から与えられる圧力指令を受けて減圧弁コントローラ
63により制御されるように構成されている。また、ア
シストガス用ソレノイドバルブ59は制御装置21から
の指令によりバルブの開閉が制御されるように構成され
ている。
は、例えば中央処理装置としてのCPU65に、ワーク
Wの材質、板厚、加工方法等の情報、加工点座標、曲率
可変ミラー5の曲率の変化量と焦点長さのデータ等を入
力するための入力装置67と表示装置69と、入力され
たデータを記憶するメモリ71が接続されている。な
お、このメモリ71にはワークWの板厚、材質等の加工
条件に応じてピアス加工時並びに切断加工時のビーム焦
点長さを得るための曲率可変ミラー5の反射面Mの曲率
がそれぞれ、予めピアス加工設定曲率値PS並びに切断
加工設定曲率値CSとして設定されている。
に伴う曲率可変ミラー5の曲率の変化量と焦点長さとの
関係式又はワークWの板厚と焦点長さ、スポット径との
関係を式あるいは実験により求めたデータテーブルに基
づいてレーザビームLBのスポット径dやスポット位置
(焦点長さLf)並びに曲率可変ミラー5の曲率の変化
量を演算する演算装置73が接続されている。
材質、板厚、加工方法等の情報に基づいて得た曲率可変
ミラー5の曲率の変化量と集光レンズ9における焦点長
さに合わせるべく曲率可変ミラー5の曲率を変化させる
ように電空レギュレータコントローラ53に指令を発生
すると共に圧力発生器で検出された圧力と、ピアス加工
曲率値としての例えば予め設定されたピアス加工設定曲
率値PS並びに切断加工設定曲率値CSと圧力との関係
式又はデータテーブルで得られた圧力とを比較判断する
比較判断装置75が接続されている。
工設定曲率値CSに対して、ピアス加工時のビーム焦点
長さが切断加工時のビーム焦点長さより長くする方向に
変化せしめるものである。
射面Mの曲率の所望の変形量を得るためのガス圧力の圧
力指令が、予め入力され記憶されている2つのパラメー
タ(圧力設定値)の間を、ワークWのレーザ加工条件と
レーザ加工領域を判断するワークWのX,Y,Z座標値
(ワークWの平面での前後左右方向並びに垂直方向の座
標値)の変化に合わせて、直線的に補間変化させて電空
レギュレータ51に電気信号を与える。しかも、加圧室
29並びにガス供給路33は、気体圧を封じ切り可能な
気密式であるので、圧力表示器45もしくは圧力センサ
で検出された気体圧力が維持される。
用について説明する。
工時におけるワークWの板厚方向と焦点位置の関係が重
要で、その最適値は異なっている。例えば、SS材の場
合は図5に示されているように切断加工時の焦点位置は
ワークWの表面に対して上方の+側に位置しており、ピ
アス加工時の焦点位置はワークWの表面に対して下方の
−側に位置している。
ス加工時におけるレーザービームLBの焦点位置の変更
が、従来のように集光レンズ9を上下動せしめるなどの
ようにメカ的に行われるのではなく(従って、図1にお
ける制御装置21から集光レンズ駆動モータ17への接
続はなし)、曲率可変ミラー5の反射面Mの曲率を変更
することにより集光レンズ9に入射するレーザービーム
LBの光波面曲率R(z)を変化せしめて行われるもので
ある。
反射面Mの曲率が切断加工時に適した切断加工設定曲率
値CSに設定されたものであり、集光レンズ9に入射す
るビーム径DSが小さいので焦点長さLfSが短くスポッ
ト径dSが大きい。一方、図3(B)は曲率可変ミラー
5の反射面Mの曲率が切断加工設定曲率値CSより凸面
方向に変更してピアス加工時に適したピアス加工設定曲
率値PSに設定されたものである。この場合はビーム径
DLが大きくなるので焦点長さLfLが長く変更されてピ
アス加工時は切断加工に適した焦点位置よりも差Δfの
分だけ1〜3mm下方位置へ変更される。しかもスポッ
ト径dLが小さくなる。
置の状態で、図5に示されているように曲率可変ミラー
5の反射面Mの曲率が凹面側に変化させることによりレ
ーザービームLBの焦点位置が切断加工時に適した位置
となり、反射面Mの曲率が凸面側に変化させることによ
りレーザービームLBの焦点位置がピアス加工に適した
位置に変更される。
曲率に対するスポット径は、図6に示されているように
反射面Mの曲率が凸面方向へ変更されるにつれて小さく
なる。つまり、ピアス加工時にはスポット径が小さくな
るのでパワー密度が上がることになり、ワークWの材料
の溶融速度がアップするためにより一層ピアス加工に適
する状態になる。
でのピアス加工時間は切断加工に適した焦点位置でピア
ス加工が行われる場合より、短縮されバラツキも減少す
る。ちなみに、酸素がアシストガスとして用いられるレ
ーザ加工によりワークWが鉄材の厚板にピアス加工する
場合では、5〜10%の時間短縮が可能となる。
クWの材質や板厚などの加工条件によって異なるので、
切断加工設定曲率値CSと光路長との関係は図4の実線
に示されているようにワークWに応じて異なる。したが
って、各ワークWに応じたピアス加工時の最適な焦点位
置は2点鎖線に示されているように上記の各ワークWに
応じた切断加工設定曲率値CSに対して一定量だけ凸面
方向へシフトするように設定されるものである。
加工時には曲率可変ミラー5の反射面Mの曲率が切断加
工設定曲率値CSより凸面側に変化させるだけで、アシ
ストガスの圧力に関わらずにレーザービームLBの焦点
位置がすばやく変更され、しかも焦点位置の変更と同時
にスポット径の大きさが小さく変更されるので、レーザ
加工中の集光レンズ9のメカ的な焦点制御よりも高速に
しかもアシストガスの圧力に影響を受けることなく変更
でき、ピアス加工時の時間短縮と安定化が図られる。
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、ピアス
加工時には曲率可変ミラーの反射面の曲率を切断加工曲
率値より凸面側のピアス加工曲率値に変更するだけで、
アシストガスの圧力に関わらずにレーザビームの焦点位
置をすばやく変更できる。しかも、この焦点位置の変更
と同時にレーザビームのスポット径の大きさを小さく変
更できるので、パワー密度が上がることになり、ワーク
の溶融速度がアップし、より一層ピアス加工に適する状
態に変更できる。その結果、レーザ加工中の集光レンズ
のメカ的な焦点制御よりも高速にしかもアシストガスの
圧力に影響を受けることなく変更でき、ピアス加工時間
を短縮できピアス加工のバラツキも減少でき安定化を図
ることができる。
効果と同様であり、ピアス加工時には曲率可変ミラーの
反射面の曲率を切断加工曲率値より凸面側のピアス加工
曲率値に変更するだけで、アシストガスの圧力に関わら
ずにレーザビームの焦点位置をすばやく変更できる。し
かも、この焦点位置の変更と同時にレーザビームのスポ
ット径の大きさを小さく変更できるので、パワー密度が
上がることになり、ワークの溶融速度がアップし、より
一層ピアス加工に適する状態に変更できる。その結果、
レーザ加工中の集光レンズのメカ的な焦点制御よりも高
速にしかもアシストガスの圧力に影響を受けることなく
変更でき、ピアス加工時間を短縮できピアス加工のバラ
ツキも減少でき安定化を図ることができる。
レーザ加工装置の部分的な概略説明図である。
及びその制御回路図ある。
を示し、(B)はピアス加工時のレーザビームの焦点位
置を示す状態説明図図である。
ス加工設定曲率値とレーザビームの光路長の関係を示す
グラフである。
る焦点位置との関係を示すグラフ図である。
のスポット径との関係を示すグラフ図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 レーザビームを曲率可変ミラーで反射さ
せレーザ加工ヘッド内の集光レンズで集光せしめてワー
クにピアス加工と切断加工を行う際、 ピアス加工時は、切断加工時のビーム焦点長さに対して
長くする方向に変化せしめるべく前記曲率可変ミラーの
反射面の曲率をワークの加工条件に応じたピアス加工曲
率値に変更することを特徴とするレーザ加工方法。 - 【請求項2】 レーザビームをレーザ加工ヘッド内の集
光レンズに入射すべく反射せしめる反射面を備えると共
にこの反射面の曲率を自在に変更調整する曲率可変ミラ
ーを設け、 ピアス加工時と切断加工時に前記曲率可変ミラーの反射
面の曲率をワークの加工条件に応じて変更する指令を与
え、特にピアス加工時は切断加工時のビーム焦点長さに
対して長くする方向に変化せしめるべく前記反射面の曲
率をピアス加工曲率値に変更する指令を与える制御装置
を設けてなることを特徴とするレーザ加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11210763A JP2001038485A (ja) | 1999-07-26 | 1999-07-26 | レーザ加工方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11210763A JP2001038485A (ja) | 1999-07-26 | 1999-07-26 | レーザ加工方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001038485A true JP2001038485A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=16594737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11210763A Pending JP2001038485A (ja) | 1999-07-26 | 1999-07-26 | レーザ加工方法及びその装置 |
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Country | Link |
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