JP2001038442A - 鍛造用アルミニウム合金製ビレットの製造方法 - Google Patents
鍛造用アルミニウム合金製ビレットの製造方法Info
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Abstract
当たりアルミニウム合金の損耗を少なくでき、又、各部
を出来る限り均一な性状のアルミニウム合金とすること
によって鍛造品に十分高い強度を確保することができる
鍛造用アルミニウム合金製ビレットを製造する方法を提
供すること。 【構成】 アルミニウム合金粉末を下型(型)51内に
収容してこれを押圧することによって該粉末を密着固化
した金属塊52とする第1押圧工程と、前記金属塊52
を押圧してこれを塑性変形させる第2押圧工程とを経て
鍛造前素材である鍛造用アルミニウム合金製ビレット5
7を得る。
Description
粉末を用いた鍛造前素材である鍛造用アルミニウム合金
製ビレットの製造方法に関する。
アルミニウム合金製ビレットを製造する方法が提案され
ているが、この方法を図13に示す。
合金粉末100をアルミニウム容器101内に収容して
これを真空脱気し、真空脱気されたアルミニウム合金粉
末100をアルミニウム容器101と共に炉102に入
れて加熱押し出しすることによって棒状の半製品104
を得た後、この半製品104を切断して所望の鍛造用ア
ルミニウム合金製ビレット105を得る。尚、この鍛造
用アルミニウム合金製ビレット105を熱間鍛造等する
ことによって例えば内燃エンジン用ピストン、シリンダ
スリーブ、コンロッド、4サイクルエンジンのバルブリ
フタ、ロッカーアーム或はコンプレッサのスクロールプ
レート等の鍛造品を得る。
来の方法によって製造された鍛造用アルミニウム合金製
ビレットにおいては、切断による損耗が発生してしま
い、材料を無駄に消費することによってコストアップを
招くことになってしまう。又、鍛造用アルミニウム合金
製ビレットの側部表面にアルミニウム容器が伸展してで
きるアルミニウム層が形成されるため、そのまま製造し
て得られる鍛造品は内部にこのアルミニウム層を巻き込
んだものとなったり、鍛造品が十分高い強度を確保する
ことができない場合がある。
で、その目的とする処は、鍛造用アルミニウム合金製ビ
レットの製造に当たりアルミニウム合金の損耗を少なく
でき、又、各部を出来る限り均一な性状のアルミニウム
合金とすることによって鍛造品に十分高い強度を確保す
ることができる鍛造用アルミニウム合金製ビレットを製
造する方法を提供することにある。
め、本発明は、アルミニウム合金粉末を型内に収容して
これを押圧することによって該粉末を密着固化した金属
塊とする第1押圧工程と、前記金属塊を押圧してこれを
塑性変形させる第2押圧工程とを経て鍛造前素材である
鍛造用アルミニウム合金製ビレットを得ることを特徴と
する。
内に収容してこれを押圧型にて常温で押圧して第1半製
品を得る冷間押圧工程と、該冷間押圧工程で得られた前
記第1半製品を型内に収容してこれを押圧型にて200
℃〜600℃の熱間でプレスして第2半製品を得る第1
熱間プレス工程と、該第1熱間プレス工程で得られた前
記第2半製品を床型上に載置してこれを押圧型にて20
0℃〜600℃の熱間でプレスする第2熱間プレス工程
を経て鍛造用アルミニウム合金製ビレットを得ることを
特徴とする。
図面に基づいて説明する。
2はビレットの強度とL1/L2(第2半製品の高さL
1と鍛造用アルミニウム合金製ビレットの高さL2との
比)との関係を示す図である。
ニウム合金粉末5を型内に収容してこれを押圧型にて常
温で押圧して第1半製品6を得る冷間押圧工程と、該冷
間押圧工程で得られた前記第1半製品6を型内に収容し
てこれを押圧型にて200℃〜600℃の熱間でプレス
して第2半製品7を得る第1熱間プレス工程と、該第1
熱間プレス工程で得られた前記第2半製品7を床型上に
載置してこれを押圧型にて200℃〜600℃の熱間で
プレスする第2熱間プレス工程を経て所望の鍛造用アル
ミニウム合金ビレット8を得る方法である。
プレス工程及び第2熱間プレス工程を経て得られる鍛造
用アルミニウム合金製ビレット8の強度は、第1熱間プ
レス工程で得られる第2半製品7の高さL1と当該ビレ
ット8の高さL2との比L1/L2に依存する。尚、図
2においては図13に示した従来の押し出し法によって
製造されたビレット105の本体(アルミニウム容器部
が伸展してできる表層を除く内部の部分)の強度を1と
している。
ス工程で得られる第2半製品7の高さL1と第2熱間プ
レス工程で得られるビレット8の高さL2との比L1/
L2を1.5以上(L1/L2≧1.5)に設定する
と、本発明方法によって得られる鍛造用アルミニウム合
金製ビレット8の強度を図13に示した従来の押し出し
法によって製造されたビレット105のアルミニウム表
層を除く本体の強度と同等に保持することができる。
用のアルミニウム合金製ビレットの製造方法とこのアル
ミニウム合金製ビレットを用いて鍛造ピストンを製造す
る方法を図3〜図6に基づいて説明する。
を図3に基づいて説明する。
の基材に対してシリコン(Si)、鉄(Fe)及びその
他の成分を含有するアルミニウム合金のインゴット1を
準備し、このインゴット1を温度約700℃以上に加熱
して溶解させた後、これを霧状に散布して冷却速度70
0℃/sec以上で急冷して凝固させることによってア
ルミニウム合金の急冷凝固粉末(パウダーメタル)3と
し、必要に応じて更に炭化シリコン(SiC)等の粉末
4を混合することによって鍛造ピストン用のアルミニウ
ム合金製ビレット8を製造するためのアルミニウム合金
粉末5を得る。
は例えば初晶シリコンの平均粒径が10μm以下である
シリコンの(Si)を5〜22重量%の範囲で含むアル
ミニウム合金の急冷凝固粉末が使用されるが、その平均
粒径は300μm以下が望ましい。
ては、アルミニウム(Al)を基材とし、全体中にシリ
コン(Si)を5〜25重量%、鉄(Fe)を1〜3重
量%、銅(Cu)を0.5〜5重量%、マグネシウム
(Mg)を0.5〜5重量%、マンガン(Mn)を1重
量%以下、ニッケル(Ni)を1重量%以下、クロム
(Cr)を1重量%以下、ジルコニウム(Zr)を1重
量%以下、モリブデン(Mo)を1重量%以下含むもの
が使用される。
粉末の含有成分において、シリコン(Si)は金属組織
中に硬質の初晶や共晶のシリコン粒を晶出させることに
よって耐摩耗性と耐焼付性を高めるために添加され、鉄
(Fe)は金属組織を分散強化して200℃以上で高い
強度を得るために添加され、銅(Cu)とマグネシウム
(Mg)は200℃以下での強度を高めるために添加さ
れるものである。
シリコン(Si)よりも硬い成分である炭化シリコン
(SiC)、酸化アルミニウム(Al2 O3 )、窒化ア
ルミニウム(AlN)を1〜10重量%の範囲で単独或
は複数組み合わせて添加しても良い。この場合、急冷凝
固の前の溶解したアルミニウム合金にこれら硬い成分の
微細粉末(望ましくは平均粒径50μm以下のもの)を
混入してから急冷凝固させるか、或はアルミニウム合金
の急冷凝固粉末に硬い成分の微細粉末を混入させるよう
にする。
ウム合金粉末5を用いた本発明に係るアルミニウム合金
製ビレット8の製造方法を図4に基づいて説明する。
図であり、本発明方法においては、図4(a)に示すよ
うにアルミニウム合金粉末5を所定量(ビレット1個の
重量に相当する量)だけ下型11の直径φD0 の円柱状
凹部内に収容し、これを上型12にて常温で押圧して高
さL0の円柱状の第1半製品6を得る(冷間押圧工
程)。
製品6を図4(b)に示すように下型13の直径φD1
の円柱状凹部内に収容し、これをヒータ14,15にて
200℃〜600℃に加熱しながら上型16にて熱間で
プレスして直径φD1 、高さL1の第2半製品7を得る
(第1熱間プレス工程)。尚、このときの第1半製品6
の圧縮量(上型のストローク)は(L0−L1)とな
る。
記第1熱間プレス工程で得られた第2半製品7を床型
(下型)17上に載置し、これをヒータ18,19にて
200℃〜600℃に加熱しながら上型20にて熱間で
プレスして図4(d)に示すような直径φD2 、高さL
2の円板状の鍛造用アルミニウム合金製ビレット8を得
る(第2熱間プレス工程)。尚、このときの第2半製品
7の圧縮量(上型のストローク)は(L1−L2)とな
る。
料からビレットを形成するに際し、粉末材料を型内で押
圧し、その後、押圧による塑性変形工程を経てビレット
を製造しており、ビレットを製造する過程において第1
半製品及び第2半製品を切断カッターで分割するような
切断工程を経ないため、冷間押圧工程においてビレット
重量より大きな重量のアルミニウム合金粉末を使用する
必要がない。
りビレットを製造するため、ビレット表面にカッター傷
に起因するクラックが発生することはなく、又、アルミ
ニウム容器を使用しないため、アルミニウム合金粉末に
由来する均一な内部組織とすることができ、ビレットを
使った鍛造品に高い強度を確保することができる。
とによって共通の型を使用することができる。尚、別型
を使用する場合はφD0<φD1とする。φD1とφD
2の関係はφD1<φD2とすると良い。L0,L1,
L2の相互の関係はL0>L1>L2となるとともに、
前述のようにL1/L2を1.5以上に設定すると十分
な強度を得ることができる。
ウム合金製ビレットの比重量の95%以上(望ましくは
99%以上)にすると、第2熱間プレス工程の塑性変形
においてクラックが発生することがない。これはクラッ
クの起点となり易い空隙部が形成されにくくなるためで
ある。表面にクラックのあるビレットを使って鍛造によ
り製品を成形すると、クラックが拡大して不良品となっ
てしまうが、本実施の形態のものではそのようなことは
ない。
半製品の外周又は床型17或は上型20に押圧させる面
のみ鉱物油そのもの或は平均粒径10μm以下の黒鉛を
含有する鉱物油(以下、単に鉱物油と称する)を塗布す
ると、塑性変形をより効果的に実施することができる。
第2熱間プレス工程の全て或は両熱間プレス工程におい
て、金型側に鉱物油を塗布しておいても良い。又、全て
の工程或は第1熱間プレス工程、第2熱間プレス工程に
おける金型の上下の押圧面の表面粗さはRa10以下
(望ましくはRa2.2程度)、下型の周方向側面の表
面粗さはRa7以下(望ましくはRa1.6程度)とす
ると、鍛造用アルミニウム合金製ビレットの表面がRa
10以下の滑らかさとなり、後工程である鍛造において
クラックが発生する等の可能性を減らすことができる。
に加熱炉で200℃〜600℃に加熱した第1半製品6
を、加熱した下型13の円柱状凹部に収容した後、直ち
に200℃〜600℃に加熱保持した上型16でプレス
するようにしても良い。同様に、第2熱間プレス工程に
おいて、事前に加熱炉で200℃〜600℃に加熱した
第2半製品7を、加熱した下型17の上に載置した後、
直ちに200℃〜600℃に加熱保持した上型20でプ
レスするようにしても良い。
め、アルミニウム合金粉末が溶融して再び凝固するとき
形成される結晶粒が粗大化し、結晶粒内の析出物も粗大
化してしまうことはない。結晶粒内の析出物が粗大化す
ると、大きな応力が作用するときにクラックが発生し易
いのため、ビレットは表面或は内部に亀裂の発生したも
のとなってしまう。この結果、ビレットを使用した鍛造
による製品の強度が低下してしまう。
ニウム合金の融点以下にしか加熱しないため、アルミニ
ウム合金粉末内に形成される結晶粒は、当初の平均粒径
(例えば、0.01〜10μm)が第1熱間プレス工程
及び第2熱間プレス工程においても維持されるため、結
晶粒内に大きな析出物が形成されることはなく、各工程
において発生する応力によってクラックが発生すること
はない。
10μmのアルミニウム合金粉末(平均粒径が10〜3
00μm)を原料として冷間押圧工程及び第1熱間プレ
ス工を経て第2熱間プレス工を実施しているため、鍛造
前アルミニウム合金ビレットは強度が高いものとなる。
即ち、図11(a)は第1熱間プレス工を終了して得ら
れる密度の高い金属塊となったものの任意の部位につい
て微視的に見たアルミニウム合金粉末を示す図であり、
図11(b)は第2熱間プレス工程を終了して得られる
ビレットの任意の部位について微視的に見たアルミニウ
ム合金粉末を示す図である。
粒が0.01〜10μmの場合には、結晶粒の結晶構造
が破壊されることなく結晶粒はその形状を維持しつつ結
晶粒界で滑りが発生し、アルミニウム合金粉末の形が比
較的丸いものから偏平或は或は細長い形状になる塑性変
形が起こる。一般的に球形の表面積が最も小さく、形が
扁平又は長方形状或は更に凹凸のある複雑なものになる
程表面積が増加する。即ち、アルミニウム合金粉末表面
の酸化皮膜の面積が増大し、酸化皮膜が破れてアルミニ
ウム合金粉末同士が金属結合するため、ビレットの強度
が十分なものとなる。この場合、アルミニウム合金粉末
同士の境界は無くなるか不明確なものとなるが、当初の
アルミニウム合金粉末とアルミニウム合金粉末との境界
部にあって、分散している微細(平均粒径1〜50μ
m)な炭化シリコン(SiC)等は破壊されないで当初
の形を保ちつつ前記境界部の伸長によって僅かに移動す
るのみで分散状態は維持されるため、微細(平均粒径
0.01〜10μm)なアルミニウム合金結晶粒の集合
から成るアルミニウム合金中に均一に分散することにな
り、ビレットの強度を高めるように作用する。
くなると、押圧により結晶構造そのものが破壊され易く
なり、たとえ塑性変形で酸化皮膜の破壊ができたとして
もビレットの強度を十分なものにすることができなくな
る。このビレットを使った鍛造品も十分な強度を保つこ
とができなくなる可能性が高い。
1を加熱溶解した後、冷却気体(例えば、空気、窒素、
アルゴン等の不活性ガス)中に霧状に散布するとき、冷
却気体がアルミニウム合金粒子中に溶解し、アルミニウ
ム合金粒子中に析出する結晶組織内に冷却気体元素が浸
透保持される。温度が増加する程、この冷却気体の溶解
量(冷却気体元素の組織内に浸透保持される量)が減少
するため、溶解する気体元素が結晶組織内から遊離して
結晶粒界に現れて気泡が発生してしまう。
ニウム合金製ビレットの製造方法、更には以下の実施の
形態において示す鍛造方法と製品の使用方法において、
融点(例えば、570℃〜600℃)>第1熱間プレス
工程における加熱温度(例えば、540℃〜570℃)
>第2熱間プレス工程における加熱温度(例えば、50
0℃〜520℃)>ビレットを使った鍛造における加熱
温度(例えば、440℃〜480℃)>製品使用環境温
度となるように各温度を設定している。このため、工程
中押圧により高い応力下にあり、結晶粒界に気泡が発生
すると、これらの工程中に気泡部を起点としてアルミニ
ウム合金の各半製品や鍛造中のビレットにクラックが発
生することになってしまう第1熱間プレス工程中、第2
熱間プレス工程中、更にはビレットを使った鍛造工程
中、溶解する気体元素が結晶組織内から遊離して結晶粒
界に現れて気泡が発生することがないため、鍛造用アル
ミニウム合金製ビレットにも、鍛造後のアルミニウム合
金部品にも高い強度を維持させることができる。又、第
1半製品6及び第2半製品7を加熱することにより、こ
れらの半製品6,7を工程中大きく変形させることがで
き、アルミニウム合金粒子表面の酸化皮膜をより破り易
くしている。
ニウム合金製ビレット8を用いて鍛造ピストンを製造す
る方法を図5に基づいて説明する。
金型による鍛造を経て鍛造ピストン10を製造する工程
を示す断面図であり、本実施の形態では、鍛造後のヘッ
ド部10a(図5(d)参照)の肉厚よりも厚い円板状
のビレット8を、その外表面に離型剤を塗布してから、
図5(a)に示すように下型21と上型22とで構成さ
れた鍛造用金型内に収容し、図5(b)に示すようにビ
レット8を鍛造用金型の下型21と上型22とで挟圧し
て鍛造することによって、図5(c)に示すようにヘッ
ド部9aとピンボス部9b及びスカート部9cを備えた
略ピストン形状の鍛造済み成形素材9を得る。
み成形素材9に対して強度を高めるための熱処理を施し
た後、図5(d)に示すように、鍛造済み成形素材9に
リング溝10dやピン孔10eを形成したり、不要な部
分を切除する等の機械加工を行い、更に、必要に応じて
スカート部10cの側面にメッキ等の表面処理を施すこ
とによって所望の鍛造ピストン10を得る。
て、円板状のビレット8を略ピストン形状の鍛造済み成
形素材9に鍛造成形する工程では、ヒータを備えた下型
の凹部内にビレットを収容して400℃〜500℃(溶
解温度以下)に加熱した状態で、上型(パンチ)によっ
てビレットをプレスして略ピストン形状の鍛造済み成形
素材9を得る熱間鍛造を採用することによって、アルミ
ニウム合金の延性を十分利用して寸法精度良く鍛造済み
成形素材9を鍛造成形することができる。
明方法によってアルミニウム合金粉末5に冷間押圧工程
と第1熱間プレス工程及び第2熱間プレス工程を施して
得られるビレット8を鍛造して得られる略ピストン状の
鍛造済み成形素材9を機械加工することによって得られ
るが、鍛造前のビレット8は必要成分を粉末の状態で含
有するアルミニウム合金粉末5を固化するよって得られ
るため、鋳造によってピストンを製造する場合のように
アルミニウム合金中の含有成分の結晶粒が凝固の際に成
長するようなことがなく、ビレット8中の含有成分をそ
の粒径を小さく保ったまま金属組織中に分散させること
ができる。このため、このようなビレット8から製造さ
れる鍛造ピストン10においては、鍛造金型(下型21
と上型22)による鍛造で略ピストン形状の鍛造済み成
形素材9を得る際にスカート部9cで材料が薄く引き延
ばされても、含有されたシリコン(Si)の粒子が割れ
てクラックが発生することがなく、スカート部9cの疲
労強度が高められる。
成分を微細化した状態でアルミニウム合金組織中に均等
に分散させることができるため、鍛造ピストン10に高
い耐摩耗性を確保することができるとともに、他の含有
成分についてもアルミニウム合金粉末5中に微細な粉末
として含有され、これらが成形固化や鍛造を経て緻密な
結晶組織となるため、結晶粒境での応力集中による強度
低下を招くことがなく、これによっても鍛造ピストン1
0の疲労強度が高められる。
ように、アルミニウム合金粉末5に冷間押圧工程と第1
熱間プレス工程及び第2熱間プレス工程を施して得られ
るため、図6(a),(b)に示すように、該ビレット
8の内部に上型22によって押圧された上面と下型22
によって押圧された底面及び側面の3つの外面に沿って
外面に平行な方向のファイバーフローが中心軸の周りに
放射状に形成される。そして、このようなビレット8を
図6(c)に示すような略ピストン形状の鍛造済み成形
素材9に鍛造成形することによって該鍛造済み成形素材
9のヘッド部9aの中心部から周辺部に向かう方向のフ
ァイバーフローを形成することができる。この結果、鍛
造ピストン10のヘッド部10aからスカート部10c
への熱伝導が良好となるとともに、内燃エンジンの爆発
工程において大きな応力が発生する鍛造ピストン10の
ヘッド部10aとスカート部10cの間の部位の強度を
高めることができ、爆発力に対するヘッド部10aの強
度を十分高く保つことができる。尚、図6(b)は同図
(a)のA−A線断面図である。
アルミニウム合金製ビレットの製造方法とこのアルミニ
ウム合金製ビレットを用いて鍛造スリーブを製造する方
法を図7〜図10に基づいて説明する。
3の断面図であり、該シリンダブロック23のシリンダ
孔には鍛造スリーブ(ライナー)30が鋳込み或は圧入
され、この鋳造スリーブ30の内面は不図示のピストン
が摺動する摺接面を構成している。
方法によって製造される鍛造用アルミニウム合金製ビレ
ットを鍛造することによって得られるが、鍛造用アルミ
ニウム合金製ビレットの製造方法を図8に基づいて説明
する。
は、図4(a)に示す冷間押圧工程と図4(b)に示す
第1熱間プレス工程を経て得られた図8(a)に示す高
さL1の円柱状の第2半製品27を床型(下型)37上
に載置し、これをヒータ38,39にて200℃〜60
0℃に加熱しながら図8(b)に示すように上型40に
よって熱間でプレスして図8(c)に示すような外径φ
D2 、内径φD3 、高さL2のリング状の鍛造用アルミ
ニウム合金製ビレット28を得る(第2熱間プレス工
程)。
ニウム合金製ビレット28を用いて鍛造スリーブ30を
製造する方法を図9に基づいて説明する。
ら金型による鍛造を経て鍛造スリーブ30を製造する工
程を示す断面図であり、本実施の形態では、図9(a)
に示すように厚いリング状のビレット28を、その外表
面に離型剤を塗布してから、下型41と上型42とで構
成される鍛造用金型に収容し、図9(b)に示すように
ビレット28を鍛造用金型の下型41と上型42とで挟
圧して鍛造することによって、図9(c)に示すように
底部29aに孔29bを有する鍛造済み成形素材29を
得る。
み成形素材29の底部29aを機械加工によって切除し
た後、その内外周面を機械加工することによって図9
(d)に示すように薄肉円筒状の鍛造スリーブ30を得
る。
明方法によってアルミニウム合金粉末5に冷間押圧工程
と第1熱間プレス工程及び第2熱間プレス工程を施して
得られるビレット28を鍛造して得られる略円筒状の鍛
造済み成形素材29を機械加工することによって得られ
るが、鍛造前のビレット28は必要成分を粉末の状態で
含有するアルミニウム合金粉末5を固化するよって得ら
れるため、アルミニウム合金中の含有成分の結晶粒が凝
固の際に成長するようなことがなく、ビレット28中の
含有成分をその粒径を小さく保ったまま金属組織中に分
散させることができ、鍛造により緻密な金属組織の鍛造
スリーブ30を得ることができる。このため、このよう
な鍛造スリーブ30を図7に示すシリンダブロック23
のシリンダ孔に鋳込み又は圧入したとき、ピストンの摺
動面を成す鍛造スリーブ30の内周面に大きな結晶粒が
露出することがなく、該鍛造スリーブ30の内周面やピ
ストンの外周面が荒れることがなく、そのような荒れに
起因するピストンの焼き付きが防がれる。
ルミニウム合金粉末5を冷間押圧工程で押圧した後に第
1及び第2熱間プレス工程によって熱間プレスされるた
め、その中心部での材料の充填率が低く、外面に沿った
方向に弱いファイバーフローが形成されたものとなって
おり、このようなビレット28から鍛造によって成形さ
れる図10(b)に示す鍛造済み成形素材29には底部
29aに円筒部の軸線に沿った方向のファイバーフロー
が多数の層を成して強力に形成される。このため、鍛造
済み成形素材29の底部29aを機械加工によって切除
して得られる図10(c)に示す鍛造スリーブ30には
円筒部の軸線方向に沿ったファイバーフローが多数の層
を成して形成される。このため、鍛造スリーブ30自体
の剛性と強度が高められ、エンジン運転中のピストンか
ら側圧荷重により鍛造スリーブ30の内周面が軸方向に
おいて湾曲変形することがなく、エンジンの円滑で安定
した運転が可能となる。
で押圧して固化した金属塊とする第1工程と、この金属
塊を押圧して塑性変形させる工程を経て鍛造前素材であ
る鍛造用アルミニウム合金ビレットを得る別の実施の形
態を示す図である。
示すように、事前に加熱炉でアルミニウム合金粉末の融
点以下(例えば、200〜600℃、望ましくは550
〜580℃)に加熱した所定重量のアルミニウム合金粉
末を下型51の中に収容して加圧する第1押圧工程と、
該第1押圧工程によりアルミニウム合金粉末が密着固化
した金属塊52をその融点以下の温度(例えば、200
〜600℃、望ましくは500〜530℃)に加熱して
これを下型56の上に載置し、これを上型55で押圧す
る第2押圧工程を経てビレット57を製造するようにし
ている。この場合、上型50、下型51をそれぞれアル
ミニウム合金粉末と同程度の温度に加熱しておくと良
い。又、プレス速度は冷間押圧工程を省略しない場合の
第1熱間プレス工程におけるプレス速度よりも遅くする
と良い。
は別の第2押圧工程を示す。
外形より押圧方向と直角となる方向において余裕のある
下型61内に例えば200〜600℃(望ましくは50
0〜530℃)に加熱した金属塊52を収納した後に押
圧し、金型の内矩形状の鍛造前素材を得るものである。
レス工程に代えて実施しても良い。このようにすること
により、外形が円形であるピストンのみでなく、多種の
外形形状の例えばコンロッド、4サイクルエンジンのバ
ルブリフタ、ロッカーアーム、コンプレッサのスクロー
ルプレートのための鍛造前素材を製造することが可能と
なる。
して第1押圧工程、第2押圧工程を実施するものを示
す。
末を収容した後、上型70で押圧固化して金属塊として
第1押圧工程としている。このとき、移動型72は所定
の上位置にある。この後、移動型72は所定の下位置に
移動した後、更に上型70の金属塊を押圧するか、上型
70の押圧移動に合わせて移動型72を所定の下位置ま
で移動させる第2押圧工程を実施して鍛造前素材(ビレ
ット)57を製造するようにしている。この場合、アル
ミニウム合金粉末を加熱しておくのが望ましい。
金型を使って複数個分を同時に押圧する第1と押圧工程
で複数個分の金属塊80を製造する方法を示す。金属塊
80を切断して各々のビレットに対応した金属塊81を
製造し、それぞれの金属塊81を独立の第2押圧工程を
経てビレット57を製造するか、複数個分の金属塊80
を複数の押圧部を有する金型を使って押圧する第2押圧
工程で複数個分のビレット素材82を製造し、切断して
個々のビレットを製造するようにする。この場合には、
切断部80a及び82aの断面積を他の部位の断面積よ
りも小さくすることが金型形状により容易に可能であ
り、図13に示す押し出したものを切断するものに比べ
てアルミニウム合金の損耗量を小さく抑えることができ
る。
の部位の断面積よりも小さくすることができるため、切
断による切断傷の発生の頻度を低く抑えることができ、
その後の押圧或は鍛造におけるクラックの発生頻度を低
く抑えて歩留りを向上させることができる。
の急冷凝固において空気中に溶融合金を噴霧して急冷凝
固する場合、できる粉末は複雑な形状となり易く、これ
を使う場合には粉末を固化して密度の高い金属塊を得る
ために複数の押圧工程を経るようにし、その後、塑性変
形のための押圧工程を実施すると、不良品の発生を抑え
ることができる。
ガス中に噴霧して急冷凝固させたときは、楕円形の表面
が比較的滑らかな粉末を形成することができるため、こ
の粉末を使用する場合には、1回だけの押圧工程を実施
するだけで粉末を固着して密度の高い金属塊を得ること
が可能となる。
って鍛造品を製造する場合であって、鍛造後T6処理を
行う場合には、T6処理の温度を第2熱間プレス工程に
おけるアルミニウム合金の融点で且つT6処理の温度以
上に設定し、鍛造品を製造する鍛造工程における加熱温
度をT6処理の温度以下に設定すると良い。尚、T6処
理の温度は実績に基づいた推奨値がJISにおいて規定
されているアルミニウム合金製品のT6処理温度とする
と良い。
よれば、アルミニウム合金粉末を型内に収容して押圧す
ることによって粉末を密着固化した金属塊とする第1押
圧工程と、この金属塊を押圧して塑性変形させる第2押
圧工程を経て鍛造前素材である鍛造用アルミニウム合金
製ビレットを得るようにしているため、切断による損耗
無くすか或は少なくすることができ、材料を無駄に消費
することによるコストアップを招くことはない。又、ア
ルミニウム容器を使用しないため、アルミニウム合金粉
末に由来する均一な内部組織とすることができ、ビレッ
トを使った鍛造品に高い強度を確保することができる。
押圧工程とをそれぞれ別型を使用して実施するようにし
たため、第2押圧工程における塑性変形を確実に実施す
ることができ、アルミニウム合金粉末外周の酸化皮膜を
確実に破り、十分な強度を得ることができる。
型内で押圧して固化した密度の低い金属塊とする第1A
押圧工程と、型内で固化した密度の低い金属塊を押圧し
て密度の高い金属塊とする第1B工程とで構成し、前記
第2押圧工程は前記密度の高い金属塊を押圧するように
したため、第2押圧工程における塑性変形においてクラ
ックの発生を抑えて歩留りを向上させることができる。
第1B押圧工程とを同一の型を使用して実施する一方、
前記第2押圧工程を別型を使用して実施するようにした
ため、型製造費を節約することができる。
2押圧工程の一方或は双方において、アルミニウム合金
粉末或は金属塊の一方或は双方を融点よりも低い所定温
度まで加熱した状態で押圧するようにしたため、押圧荷
重が小さくてもアルミニウム合金粉末を固化した金属塊
ができ、或は固化した金属塊を押圧荷重が小さくても塑
性変形可能となる。
第1B押圧工程及び第2押圧工程の少なくとも1つ又は
2つ或は全てにおいて、アルミニウム合金の粉末又は金
属塊を融点よりも低い温度まで加熱した状態で押圧する
ようにしたため、押圧荷重を低く抑えることができる。
属塊の温度を前工程におけるアルミニウム合金の粉末或
は金属塊の温度と同等或はそれ以上とした状態で押圧す
るようにしたため、アルルミニウム合金を形成する結晶
中に溶解するガス成分が温度の低い後工程の方が溶解度
が高いことになるため、高い応力下となる後工程の押圧
中に結晶粒界に気泡化しにくくなり、後工程の押圧中に
クラックの発生が起きにくくすることができる。
て得られる中間半製品の比重量を第2押圧工程を経て得
られる鍛造用アルミニウム合金製ビレットの比重量の9
5%以上となるように第1押圧工程においてアルミニウ
ム合金粉末を密着させるようにしたため、塑性変形させ
る第2押圧工程でクラックの発生を抑えることができ
る。
くとも第2押圧工程において押圧される面に鉱物油を塗
布するか、第2押圧工程における押圧型の表面に鉱物油
を塗布するかの少なくとも一方を実施した後、第2押圧
工程を実施するようにしたため、前記中間半製品の全領
域で塑性変形させることができ、ビレットの強度を高
め、結果的にその後の工程で得られる鍛造品の強度を高
めることができる。
第1押圧工程を経て得られる中間半製品を床型上に載置
してこれを押圧する側面拘束のない自由押圧工程で構成
したため、型製作費を節約することができる。
第1押圧工程を経て得られる中間半製品を内周が該中間
半製品の外周より大きな型内に収容載置し、これを前記
外周より大きな型内に嵌合する押圧型で押圧する側面拘
束のある押圧工程で構成したため、外形が円形となる単
純なもののみでなく、コンロッドやロッカーアーム等の
外形が複雑な形状の鍛造品の鍛造前素材として使用可能
となる。そして、この鍛造前素材をそのまま或は必要最
小限の切断等を実施した上で鍛造型に収納して鍛造品を
得ることができるため、材料の無駄を省くことができ
る。
粉末を型内に収容してこれを押圧型にて常温で押圧して
第1半製品を得る冷間押圧工程と、該冷間押圧工程で得
られた前記第1半製品を型内に収容してこれを押圧型に
て200℃〜600℃の熱間でプレスして第2半製品を
得る第1熱間プレス工程と、該第1熱間プレス工程で得
られた前記第2半製品を床型上に載置してこれを押圧型
にて200℃〜600℃の熱間でプレスする第2熱間プ
レス工程を経て鍛造用アルミニウム合金製ビレットを製
造するようにしたため、該アルミニウム合金製ビレット
を鍛造することによって得られる鍛造品に高さ方向のフ
ァイバーフローを形成することができ、該鍛造品に十分
高い強度を確保することができる。
さL1と鍛造用アルミニウム合金製ビレットの高さL2
との比)との関係を示す図である。
に示す説明図である。
ルミニウム合金製ビレットの製造方法をその工程順に示
す説明図である。
造を経て鍛造ピストを製造する工程を示す断面図であ
る。
材に形成されたファイバーフローを示す図である。
ルミニウム合金製ビレットの製造方法をその工程順に示
す説明図である。
造を経て鍛造スリーブを製造する工程を示す断面図であ
る。
たファイバーフローを示す図である。
る。
ウム合金ビレットの製造方法をその工程順に示す図であ
る。
製造方法をその工程順に示す説明図である。
Claims (15)
- 【請求項1】 アルミニウム合金粉末を型内に収容して
これを押圧することによって該粉末を密着固化した金属
塊とする第1押圧工程と、前記金属塊を押圧してこれを
塑性変形させる第2押圧工程とを経て鍛造前素材である
鍛造用アルミニウム合金製ビレットを得ることを特徴と
する鍛造用アルミニウム合金製ビレットの製造方法。 - 【請求項2】 前記第1押圧工程と前記第2押圧工程と
をそれぞれ別型を使用して実施するようにしたことを特
徴とする請求項1記載の鍛造用アルミニウム合金製ビレ
ットの製造方法。 - 【請求項3】 前記第1押圧工程を、アルミニウム合金
粉末を型内で押圧してこれを固化した密度の低い金属塊
とする第1A押圧工程と、前記密度の低い金属塊を押圧
してこれを密度の高い金属塊とする第1B押圧工程で構
成し、前記第2押圧工程において前記密度の高い金属塊
を押圧してこれを塑性変形させることを特徴とする請求
項1記載の鍛造用アルミニウム合金製ビレットの製造方
法。 - 【請求項4】 前記第1A押圧工程と前記第1B押圧工
程とを同一の型を使用して実施する一方、前記第2押圧
工程を別型を使用して実施するようにしたことを特徴と
する請求項3記載の鍛造用アルミニウム合金製ビレット
の製造方法。 - 【請求項5】 前記第1押圧工程と前記第2押圧工程の
一方或は双方において、アルミニウム合金粉末或は金属
塊の一方或は双方を融点よりも低い所定温度まで加熱し
た状態で押圧するようにしたことを特徴とする請求項1
又は2記載の鍛造用アルミニウム合金製ビレットの製造
方法。 - 【請求項6】 前記第1A押圧工程と前記第1B押圧工
程及び前記第2押圧工程の少なくとも1つ又は2つ或は
全てにおいて、アルミニウム合金の粉末或は金属塊を融
点よりも低い温度まで加熱した状態で押圧するようにし
たことを特徴とする請求項3又は4記載の鍛造用アルミ
ニウム合金製ビレットの製造方法。 - 【請求項7】 前記第1A押圧工程を、アルミニウム合
金粉末を型内に収容してこれを常温状態で押圧する冷間
押圧工程とするとともに、前記第1B押圧工程と前記第
2押圧工程の少なくとも一方或は双方において、アルミ
ニウム合金の粉末或は金属塊を融点よりも低い温度まで
加熱した状態で押圧するようにしたことを特徴とする請
求項3又は4記載の鍛造用アルミニウム合金製ビレット
の製造方法。 - 【請求項8】 後工程における金属塊の温度を前工程に
おけるアルミニウム合金の粉末或は金属塊の温度と同等
或はそれ以上とした状態で押圧するようにしたことを特
徴とする請求項5,6又は7記載の鍛造用アルミニウム
合金製ビレットの製造方法。 - 【請求項9】 前記第1押圧工程を経て得られる中間半
製品の比重量が前記第2押圧工程を経て得られる鍛造用
アルミニウム合金製ビレットの比重量の95%以上とな
るように、第1押圧工程においてアルミニウム合金粉末
を密着させるようにしたことを特徴とする請求項1〜7
又は8記載の鍛造用アルミニウム合金製ビレットの製造
方法。 - 【請求項10】 前記中間半製品の少なくとも前記第2
押圧工程において押圧される面への鉱物油を塗布と第2
押圧工程における押圧型の表面への鉱物油の塗布の少な
くとも一方を実施した後、第2押圧工程を実施するよう
にしたことを特徴とする鍛造用アルミニウム合金製ビレ
ットの製造方法。 - 【請求項11】 前記第2押圧工程を、前記第1押圧工
程を経て得られる中間半製品を床型上に載置してこれを
押圧する側面拘束のない自由押圧工程としたことを特徴
とする請求項1〜9又は10記載の鍛造用アルミニウム
合金製ビレットの製造方法。 - 【請求項12】 前記第2押圧工程を、前記第1押圧工
程を経て得られる中間半製品を内周が該中間半製品の外
周よりも大きな型内に収容載置し、該中間半製品を前記
型内に嵌合する押圧型で押圧する側面拘束のある押圧工
程としたことを特徴とする請求項1〜10又は11記載
の鍛造用アルミニウム合金製ビレットの製造方法。 - 【請求項13】 アルミニウム合金粉末を型内に収容し
てこれを押圧型にて常温で押圧して第1半製品を得る冷
間押圧工程と、該冷間押圧工程で得られた前記第1半製
品を型内に収容してこれを押圧型にて200℃〜600
℃の熱間でプレスして第2半製品を得る第1熱間プレス
工程と、該第1熱間プレス工程で得られた前記第2半製
品を床型上に載置してこれを押圧型にて200℃〜60
0℃の熱間でプレスする第2熱間プレス工程を経て鍛造
用アルミニウム合金製ビレットを得ることを特徴とする
鍛造用アルミニウム合金製ビレットの製造方法。 - 【請求項14】 前記第1熱間プレス工程で得られる第
2半製品の高さL1と前記第2熱間プレス工程で得られ
る鍛造用アルミニウム合金製ビレットの高さL2との比
L1/L2を1.5以上に設定したことを特徴とする請
求項13記載の鍛造用アルミニウム合金製ビレットの製
造方法。 - 【請求項15】 前記アルミニウム合金粉末の平均粒径
を300μm以下としたことを特徴とする請求項13記
載の鍛造用アルミニウム合金製ビレットの製造方法。
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