JP2001037978A - 戻り防止具 - Google Patents

戻り防止具

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JP2001037978A
JP2001037978A JP11213796A JP21379699A JP2001037978A JP 2001037978 A JP2001037978 A JP 2001037978A JP 11213796 A JP11213796 A JP 11213796A JP 21379699 A JP21379699 A JP 21379699A JP 2001037978 A JP2001037978 A JP 2001037978A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘導路から遊技領域に飛び込む際の遊技球の
軌道を安定させること。 【解決手段】 弾性薄片25は、張出部33によって片
持ちされた状態で誘導路16の進行方向に沿って延出さ
れており、張出部33側(誘導路16側)では遊技盤1
0の表面との間隔が大きく、平面部29の先端29aと
遊技盤10の表面との間隔が狭い、傾斜状態とされてい
る。誘導路16から遊技領域18に向かって移動する遊
技球は、弾性薄片25を押しのけるように弾性変形さ
せ、弾性薄片25の反発力で遊技盤10に押しつけられ
るので、遊技球は常に遊技盤10の表面に接触した状態
で遊技領域18に飛び込む。遊技領域18に飛び込むと
きの遊技球と遊技盤10との距離は常に0となり、また
遊技領域18で障害釘などに接触するまでは遊技盤10
との接触が維持されるから、球筋がきわめて安定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機の技術
分野に属し、詳しくは遊技領域から誘導路への遊技球の
戻りを防止するための戻り防止具に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機などの弾球遊技機では、例え
ば外側誘導レールと内側誘導レールとによって誘導路を
形成し、発射装置から発射された遊技球をその誘導路に
よって遊技盤上の遊技領域に誘導する。しかし、一旦遊
技領域に達した遊技球が障害釘などとの衝突によって跳
ね返って誘導路に戻ることがあったので、これを防止す
るための戻り防止具が誘導路の出口付近に装着されてい
た。
【0003】従来の戻り防止具は、例えば特開平5−1
77033号公報に記載されているように、内側誘導レ
ールの先端から外側誘導レールに向かって斜めに延出さ
れた弾性薄片を逆止弁として機能させる構造であった。
【0004】遊技領域に向かって移動する遊技球は弾性
薄片を外側誘導レール側から押しのけるように弾性変形
させて通過できるが、遊技領域から誘導路に戻ろうとす
る遊技球が弾性薄片に衝突すると、弾性薄片は外側誘導
レール側に弾性変形して誘導路を閉鎖し、誘導路への逆
戻りを防止した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の戻り
防止具の場合、遊技領域に向かって移動する遊技球は弾
性薄片を外側誘導レール側から押しのけるように弾性変
形させて通過するので、遊技球は弾性薄片の反発力によ
って外側誘導レールに押しつけられることになる。これ
により遊技球を外側誘導レールに沿わせることになり、
その限りでは遊技球の軌道を整える効果もあった。
【0006】ところが、遊技盤とその前面を覆うガラス
板との距離はおよそ19mmとされており、遊技球の直
径が約11mmであるために、遊技球が遊技盤から離れ
た状態で遊技領域に飛び込むことが多く、その際の遊技
球と遊技盤との距離も一定しない(0〜約8mmの範囲
で変化する)ので、球筋が不安定となっていた。つま
り、遊技者にしてみれば、発射装置の発射力を同じ状態
に保っていても、遊技球が狙った場所に行くこともあれ
ばそれることもあるわけで、狙いどおりに飛ばないとい
う不満があった。
【0007】本発明は、誘導路から遊技領域に飛び込む
際の遊技球の軌道を安定させることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記課
題を解決するための請求項1記載の戻り防止具は、発射
された遊技球を遊技盤上の遊技領域に誘導する誘導路の
出口付近に装着されて、前記遊技領域から前記誘導路へ
の遊技球の戻りを防止する戻り防止具において、前記誘
導路側では前記遊技盤の表面との間隔が遊技球の直径を
超え、先端と前記遊技盤の表面との間隔が遊技球の直径
未満となる傾斜状態で配される弾性薄片と、前記遊技盤
または前記誘導路を形成する部材に取り付けられて前記
弾性薄片を支持する支持部材とを備えることを特徴とす
る。
【0009】この戻り防止具の弾性薄片は、誘導路側で
は遊技盤の表面との間隔が遊技球の直径を超え、先端と
遊技盤の表面との間隔が遊技球の直径未満となる傾斜状
態で配されているので、誘導路から遊技領域に向かって
移動する遊技球は、弾性薄片を押しのけるように弾性変
形させ、これによる弾性薄片の反発力で遊技盤に押しつ
けられる。このため、遊技球は常に遊技盤の表面に接触
した状態で遊技領域に飛び込む。すなわち、遊技領域に
飛び込むときの遊技球と遊技盤との距離は常に0とな
り、また遊技領域に入ってからも少なくとも最初に障害
釘などに接触するまでは遊技盤との接触が維持されるか
ら、球筋がきわめて安定する。この結果、狙いどおりに
飛ばないという遊技者の不満も解消される。
【0010】弾性薄片は、上記のような傾斜状態で配さ
れていれば、その形状は例えば平面状であってもよい
し、曲面状であってもよく、あるいは一部を曲面状とし
て他の一部を平面状にする等も可能であり、形状に制限
はない。
【0011】支持部材は遊技盤に取り付けてもよいし誘
導路を形成する部材(例えば誘導レール)に取り付けて
もよい。あるいは、遊技盤と誘導レールの両方に取り付
けることもできる。誘導路を形成する部材は、普通は遊
技盤に固定されているから、支持部材は直接または間接
的に遊技盤に固定されるわけである。
【0012】また弾性薄片の素材は、例えば金属板やプ
ラスチック板を用いることができるが、これら以外の素
材を使用してもかまわない。さらに、弾性薄片と支持部
材とを別体にしてもよい。しかし、請求項2記載のよう
に、弾性薄片と支持部材とを一体品とすれば、例えば板
金のプレス加工やプラスチックの射出成形等で量産する
のに適しており、製造コストの低減も可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明のい
くつかの実施例を説明することにより発明の実施の形態
を説明する。なお、遊技盤の構造、誘導路を形成する部
材(例えば外側誘導レール及び内側誘導レール)の配置
や取り付け構造などは周知であるので、それらの図示と
説明は省略する。
【0014】
【実施例1】図1及び図2は、遊技盤10の一部を切り
取きした状態で示した図である。これら図1及び図2に
示すように、遊技盤10に取り付けられている外側誘導
レール12と内側誘導レール14との間には誘導路16
が形成され、またこれらレールよりも内側部分が遊技領
域18とされている。なお、外側誘導レール12と内側
誘導レール14は、共に板金製である。
【0015】内側誘導レール14の先端は遊技領域18
側に筒状に曲げられてスリーブ20とされ、スリーブ2
0を貫通する釘20aが遊技盤10に打ち込まれてい
る。これにより内側誘導レール14の先端の位置が固定
されている。また、内側誘導レール14の下端縁(遊技
盤10側の端縁)は、割釘22によって遊技盤10に固
定されている。そして、スリーブ20と割釘22の間に
は戻り防止具23が取り付けられている。
【0016】戻り防止具23は、図3及び図4に示すよ
うに、弾性薄片25とアングル状の支持部材27とを一
体に連結した構造である。詳しくは、弾性薄片25は先
端側の平面部29と支持部材27側の曲面部31とから
なり、曲面部31の端において支持部材27の張出部3
3に連設されている。
【0017】支持部材27は、張出部33、この張出部
33に対してほぼ直角に折り曲げられている接面部3
5、接面部35の一端側をUターン状に折り曲げて形成
された折返部37からなっている。なお、張出部33及
び接面部35は平面状であり、接面部35の両側の折り
目間の距離(つまり接面部35の高さ)は内側誘導レー
ル14の幅をわずかに上回り、接面部35と折返部37
の間隔は内側誘導レール14の板厚とほぼ等しい。
【0018】この戻り防止具23は薄鋼板(本例では厚
さが約0.2mm)を曲げ加工して製造されており、上
述のような形状であるので、弾性薄片25は張出部33
との接続線を軸として板ばね状に弾性変形可能である。
【0019】図1、図2及び図5に示すように、支持部
材27(戻り防止具23)は、接面部35と折返部37
とで内側誘導レール14を挟むようにして、接面部35
及び折返部37を内側誘導レール14の表面に接触さ
せ、また張出部33を内側誘導レール14の上側で外側
誘導レール12に向かって延出させて張出部33と折返
部37とで内側誘導レール14を挟む姿勢で、しかも内
側誘導レール14と遊技盤10によって折返部37の折
り目部分を挟まれる状態で、スリーブ20と割釘22の
間に配されている。
【0020】つまり、接面部35と折返部37とで内側
誘導レール14を挟むことで内側誘導レール14の板厚
方向への移動を規制され、折返部37と張出部33とで
内側誘導レール14を挟みかつ内側誘導レール14と遊
技盤10によって折り目部分を挟まれることで内側誘導
レール14の幅方向への移動が規制され、スリーブ20
と割釘22とによって内側誘導レール14の長手方向へ
の移動が規制されている。したがって、支持部材27と
内側誘導レール14及び遊技盤10との相対位置の変動
は規制されている。
【0021】また、図5に示すように、折返部37の高
さH(遊技盤10の表面から折返部37の先端37aま
での距離)は遊技球の半径の約60%以下とされてお
り、誘導路16を通過する遊技球が内側誘導レール14
に接触した場合でも、折返部37には接触しない寸法設
定である。したがって、折返部37が遊技球に接触して
その進路を乱すことはない。
【0022】一方、図1、図2及び図5に示すように、
弾性薄片25は、張出部33によって片持ちされた状態
で誘導路16の進行方向に沿って延出されており、張出
部33側(誘導路16側)では遊技盤10の表面との間
隔が大きく(ほぼ内側誘導レール14の高さ)、平面部
29の先端29aと遊技盤10の表面との間隔が狭い、
傾斜状態とされている。弾性薄片25と遊技盤10の表
面との間隔は、誘導路16を通過してくる遊技球との関
係でいえば、張出部33側(誘導路16側)では遊技球
の直径より大きく(本例では約18mm)、先端29a
では遊技球の直径よりも小さい(本例では約2mm)。
【0023】この戻り防止具23を装着した遊技盤10
においては、誘導路16から遊技領域18に向かって移
動する遊技球は、弾性薄片25を押しのけるように弾性
変形させ、これによる弾性薄片25の反発力で遊技盤1
0に押しつけられる。このため、遊技球は常に遊技盤1
0の表面に接触した状態で遊技領域18に飛び込む。す
なわち、遊技領域18に飛び込むときの遊技球と遊技盤
10との距離は常に0となり、また遊技領域18に入っ
てからも少なくとも最初に障害釘などに接触するまでは
遊技盤10との接触が維持されるから、球筋がきわめて
安定する。この結果、狙いどおりに飛ばないという遊技
者の不満も解消される。
【0024】遊技領域18から誘導路16に戻ろうとす
る遊技球があると、そのような遊技球は平面部29の先
端29aに当たる。弾性薄片25が傾斜状態とされてい
るので、その先端29aに当たった遊技球は先端29a
側を遊技盤10に押し付ける方向に弾性薄片25を弾性
変形させる。この弾性薄片25の変形によって誘導路1
6の出口が閉じられるので、遊技球は誘導路16に流入
できない。このように、弾性薄片25が逆止弁として働
くから、遊技球が遊技領域18から誘導路16に戻るの
は防止される。
【0025】また、戻り防止具23は弾性薄片25と支
持部材27とを一体にした板金製品なので、プレス加工
等で量産するのに適しており、製造コストの低減も可能
になる。
【0026】
【実施例2】この例は戻り防止具を遊技盤に固定する例
である。なお、実施例1と共通の部分が多いので、それ
らについては実施例1と同じ符号を用いて説明を省略す
る。
【0027】この例においては、遊技盤10及び外側誘
導レール12は実施例1と同じであり、内側誘導レール
14はスリーブ20を有さない点で実施例1のものとは
異なるが、それ以外は同じである。
【0028】戻り防止具41は実施例1の戻り防止具2
3と同様の薄鋼板を曲げ加工して製造されており、弾性
薄片25、張出部33及び接面部35は実施例1と同じ
であるが、図8及び図9に示すように、一対の折返部4
3a、43bを備える点と固定用の舌片45を有する点
で実施例1とは異なる。ただし、折返部43a、43b
の高さ(遊技盤10の表面から折返部43a、43bの
先端までの距離)は、実施例1の折返部37と同様に高
さ遊技球の半径の約60%以下とされている。
【0029】図8及び図9に示すように、舌片45は張
出部33とは逆の方向に沿って接面部35からほぼ直角
に延出されており、図9に示すように、舌片45にはビ
ス用の貫通穴45aが設けられている。
【0030】図6及び図7に示すように、支持部材27
(戻り防止具41)は、接面部35と一対の折返部43
a、43bとで内側誘導レール14を挟むようにして、
接面部35及び折返部43a、43bを内側誘導レール
14の表面に接触させ、また張出部33を内側誘導レー
ル14の上側で外側誘導レール12に向かって延出させ
て張出部33と折返部43a、43bとで内側誘導レー
ル14を挟む姿勢で、しかも内側誘導レール14と遊技
盤10によって折返部43a、43bの折り目部分を挟
まれる状態で配されている。そして、舌片45は遊技盤
10の表面に沿って遊技領域18側に延出され、貫通穴
45aを貫通するビス47によって遊技盤10に固定さ
れている。
【0031】戻り防止具41は、接面部35と折返部4
3a、43bとで内側誘導レール14を挟むことで内側
誘導レール14の板厚方向への移動を規制され、折返部
43a、43bと張出部33とで内側誘導レール14を
挟みかつ内側誘導レール14と遊技盤10によって折り
目部分を挟まれることで内側誘導レール14の幅方向へ
の移動が規制され、ビス47により遊技盤10からの離
脱を阻まれ内側誘導レール14の長手方向への移動を規
制されている。したがって、支持部材27と内側誘導レ
ール14及び遊技盤10との相対位置の変動は規制され
ている。
【0032】一方、弾性薄片25は、実施例1と同様に
張出部33によって片持ちされた状態で誘導路16の進
行方向に沿って延出され、張出部33側(誘導路16
側)では遊技盤10の表面との間隔が大きく(ほぼ内側
誘導レール14の高さ)、平面部29の先端29aと遊
技盤10の表面との間隔が狭い、傾斜状態とされてい
る。弾性薄片25と遊技盤10の表面との間隔は、誘導
路16を通過してくる遊技球との関係でいえば、張出部
33側(誘導路16側)では遊技球の直径より大きく
(本例では約18mm)、先端29aでは遊技球の直径
よりも小さい(本例では約2mm)。
【0033】この戻り防止具41を装着した遊技盤10
においては、誘導路16から遊技領域18に向かって移
動する遊技球は、弾性薄片25を押しのけるように弾性
変形させ、これによる弾性薄片25の反発力で遊技盤1
0に押しつけられる。このため、遊技球は常に遊技盤1
0の表面に接触した状態で遊技領域18に飛び込む。す
なわち、遊技領域18に飛び込むときの遊技球と遊技盤
10との距離は常に0となり、また遊技領域18に入っ
てからも少なくとも最初に障害釘などに接触するまでは
遊技盤10との接触が維持されるから、球筋がきわめて
安定する。この結果、狙いどおりに飛ばないという遊技
者の不満も解消される。
【0034】遊技領域18から誘導路16に戻ろうとす
る遊技球があると、そのような遊技球は平面部29の先
端29aに当たる。弾性薄片25が傾斜状態とされてい
るので、その先端29aに当たった遊技球は先端29a
側を遊技盤10に押し付ける方向に弾性薄片25を弾性
変形させる。この弾性薄片25の変形によって誘導路1
6の出口が閉じられるので、遊技球は誘導路16に流入
できない。このように、弾性薄片25が逆止弁として働
くから、遊技球が遊技領域18から誘導路16に戻るの
は防止される。
【0035】また、折返部43a、43bの高さ(遊技
盤10の表面から折返部43a、43bの先端までの距
離)が遊技球の半径の約60%以下とされているので、
誘導路16を通過する遊技球が内側誘導レール14に接
触した場合でも、折返部43a、43bに接触すること
はなく、折返部43a、43bが遊技球に接触してその
進路を乱すことはない。
【0036】しかも、戻り防止具41は弾性薄片25と
支持部材27とを一体にした板金製品なので、プレス加
工等で量産するのに適しており、製造コストの低減も可
能になる。
【0037】
【実施例3】この例は内側誘導レールとしてプラスチッ
ク製の板体を用いる例である。なお、実施例1、2と共
通の部分が多い(戻り防止具においては実施例2とは接
面部と折返部の距離が異なるだけである)ので、それら
については実施例1、2と同じ符号を用いて説明を省略
する。
【0038】本例の内側誘導レール15はプラスチック
製であるので、図10及び図11に示すように、板金製
の外側誘導レール12よりも板厚が大きい。また先端部
15aが円柱の側面状の曲面とされている点で実施例
1、2とは異なる。
【0039】戻り防止具51は実施例1、2の戻り防止
具23、41と同様の薄鋼板を曲げ加工して製造されて
おり、図11及び図12に示すように、戻り防止具51
は、実施例1、2と同様の弾性薄片25、張出部33、
接面部35と実施例2と同様の折返部43a、43b及
び舌片45を備えている。ただし、接面部35と折返部
43a、43bの間隔が内側誘導レール15の板厚に対
応して実施例2よりも大きくなっている点で違いがある
が、折返部43a、43bの高さ(遊技盤10の表面か
ら折返部43a、43bの先端までの距離)は、実施例
1、2と同じである。
【0040】図10及び図11に示すように、支持部材
27(戻り防止具51)は、接面部35と折返部43
a、43bとで内側誘導レール15を挟むようにして、
接面部35及び折返部43a、43bを内側誘導レール
15の表面に接触させ、また張出部33を内側誘導レー
ル15の上側で外側誘導レール12に向かって延出させ
て張出部33と折返部43a、43bとで内側誘導レー
ル15を挟む姿勢で、しかも内側誘導レール15と遊技
盤10によって折返部43a、43bの折り目部分を挟
まれる状態で配されている。そして、舌片45は遊技盤
10の表面に沿って遊技領域18側に延出され、貫通穴
45aを貫通するビス47によって遊技盤10に固定さ
れている。
【0041】戻り防止具51は、接面部35と折返部4
3a、43bとで内側誘導レール15を挟むことで内側
誘導レール15の板厚方向への移動を規制され、折返部
43a、43bと張出部33とで内側誘導レール15を
挟みかつ内側誘導レール15と遊技盤10によって折り
目部分を挟まれることで内側誘導レール15の幅方向へ
の移動が規制され、ビス47により遊技盤10からの離
脱を阻まれ内側誘導レール15の長手方向への移動を規
制されている。したがって、支持部材27と内側誘導レ
ール15及び遊技盤10との相対位置の変動は規制され
ている。
【0042】一方、弾性薄片25は、実施例1、2と同
様に張出部33によって片持ちされた状態で誘導路16
の進行方向に沿って延出され、張出部33側(誘導路1
6側)では遊技盤10の表面との間隔が大きく(ほぼ内
側誘導レール15の高さ)、平面部29の先端29aと
遊技盤10の表面との間隔が狭い、傾斜状態とされてい
る。弾性薄片25と遊技盤10の表面との間隔は、誘導
路16を通過してくる遊技球との関係でいえば、張出部
33側(誘導路16側)では遊技球の直径より大きく
(本例では約18mm)、先端29aでは遊技球の直径
よりも小さい(本例では約2mm)。
【0043】この戻り防止具51を装着した遊技盤10
においては、誘導路16から遊技領域18に向かって移
動する遊技球は、弾性薄片25を押しのけるように弾性
変形させ、これによる弾性薄片25の反発力で遊技盤1
0に押しつけられる。このため、遊技球は常に遊技盤1
0の表面に接触した状態で遊技領域18に飛び込む。す
なわち、遊技領域18に飛び込むときの遊技球と遊技盤
10との距離は常に0となり、また遊技領域18に入っ
てからも少なくとも最初に障害釘などに接触するまでは
遊技盤10との接触が維持されるから、球筋がきわめて
安定する。この結果、狙いどおりに飛ばないという遊技
者の不満も解消される。
【0044】また、折返部43a、43bの高さ(遊技
盤10の表面から折返部43a、43bの先端までの距
離)が遊技球の半径の約60%以下とされているので、
誘導路16を通過する遊技球が内側誘導レール14に接
触した場合でも、折返部43a、43bに接触すること
はなく、折返部43a、43bが遊技球に接触してその
進路を乱すことはない。
【0045】遊技領域18から誘導路16に戻ろうとす
る遊技球があると、そのような遊技球は平面部29の先
端29aに当たる。弾性薄片25が傾斜状態とされてい
るので、その先端29aに当たった遊技球は先端29a
側を遊技盤10に押し付ける方向に弾性薄片25を弾性
変形させる。この弾性薄片25の変形によって誘導路1
6の出口が閉じられるので、遊技球は誘導路16に流入
できない。このように、弾性薄片25が逆止弁として働
くから、遊技球が遊技領域18から誘導路16に戻るの
は防止される。
【0046】しかも、戻り防止具51は弾性薄片25と
支持部材27とを一体にした板金製品なので、プレス加
工等で量産するのに適しており、製造コストの低減も可
能になる。
【0047】
【実施例4】この例は、折返部の形状を半筒状にした例
であるが、これ以外は実施例1と同じであるので、それ
ら共通部分については実施例1と同じ符号を用いて説明
を省略する。
【0048】図16及び図17に示すように、この戻り
防止具61の折返部63は、接面部35から折り返さ
れ、さらに接面部35側に巻き込まれており、その断面
形状は半円状になっている。そして、接面部35と折返
部63の先端との距離は、内側誘導レール14の板厚を
わずかに下回っている。
【0049】この戻り防止具61は、図8に示すとお
り、実施例1のものと同様に内側誘導レール14の先端
部に装着される。その際には折返部63と接面部35の
間に内側誘導レール14が押し込まれるので、折返部6
3が弾性変形させられ、その反発力によって折返部63
の先端と接面部35とで内側誘導レール14を挟持す
る。この挟持により、内側誘導レール14と戻り防止具
61(支持部材27)との連結がより強固になる。
【0050】しかも、折返部63の先端側を巻き込んだ
ことにより、遊技盤10の表面から折返部63の先端部
までの距離(遊技盤10上での高さ)を小さくできるの
で、誘導路16を通過する遊技球が折返部63と接触す
ることもない。
【0051】また、この戻り防止具61は、実施例1の
戻り防止具23と同じ効果をも発揮する。
【0052】以上、4つの実施例に従って、本発明の実
施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施例
に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の戻り防止具の使用状態の説明図で
あり、図1(a)は正面図、図1(b)は図1(a)の
A−A断面図、図1(c)は下面図である。
【図2】 実施例1の戻り防止具の使用状態の説明図で
あり、図2(a)は右側面図、図2(b)は右上方から
の斜視図、図2(c)は左上方からの斜視図である。
【図3】 実施例1の戻り防止具の構造の説明図であ
り、図3(a)は正面図、図3(b)は図3(a)のA
−A断面図、図3(c)は下面図、図3(d)は右側面
図である。
【図4】 実施例1の戻り防止具の構造の説明図であ
り、図4(a)は右上方からの斜視図、図4(b)は右
下方からの斜視図、図4(c)は左上方からの斜視図で
ある。
【図5】 実施例1の戻り防止具の使用状態の説明図で
あり、図5(a)は拡大正面図、図5(b)は図5
(a)のA−A断面図である。
【図6】 実施例2の戻り防止具の使用状態の説明図で
あり、図6(a)は正面図、図6(b)は図6(a)の
A−A断面図、図6(c)は下面図である。
【図7】 実施例2の戻り防止具の使用状態の説明図で
あり、図7(a)は右側面図、図7(b)は右上方から
の斜視図、図7(c)は左上方からの斜視図である。
【図8】 実施例2の戻り防止具の構造の説明図であ
り、図8(a)は正面図、図8(b)は図8(a)のA
−A断面図、図8(c)は下面図、図8(d)は右側面
図、図8(e)は上面図である。
【図9】 実施例2の戻り防止具の構造の説明図であ
り、図9(a)は右上方からの斜視図、図9(b)は右
下方からの斜視図、図9(c)は左上方からの斜視図、
図9(d)は裏面側の下方からの斜視図である。
【図10】 実施例3の戻り防止具の使用状態の説明図
であり、図10(a)は正面図、図10(b)は図10
(a)のA−A断面図、図10(c)は下面図である。
【図11】 実施例3の戻り防止具の使用状態の説明図
であり、図11(a)は右側面図、図11(b)は右上
方からの斜視図、図11(c)は左上方からの斜視図で
ある。
【図12】 実施例3の戻り防止具の構造の説明図であ
り、図12(a)は正面図、図12(b)は図12
(a)のA−A断面図、図12(c)は下面図、図12
(d)は右側面図、図12(e)は上面図である。
【図13】 実施例3の戻り防止具の構造の説明図であ
り、図13(a)は右上方からの斜視図、図13(b)
は右下方からの斜視図、図13(c)は左上方からの斜
視図、図13(d)は裏面側の下方からの斜視図であ
る。
【図14】 実施例4の戻り防止具の使用状態の説明図
であり、図14(a)は正面図、図14(b)は図14
(a)のA−A断面図、図14(c)は下面図である。
【図15】 実施例4の戻り防止具の使用状態の説明図
であり、図15(a)は右側面図、図15(b)は右上
方からの斜視図、図15(c)は左上方からの斜視図で
ある。
【図16】 実施例4の戻り防止具の構造の説明図であ
り、図16(a)は正面図、図16(b)は図16
(a)のA−A断面図、図16(c)は下面図、図16
(d)は右側面図、図16(e)は上面図である。
【図17】 実施例4の戻り防止具の構造の説明図であ
り、図17(a)は右上方からの斜視図、図17(b)
は右下方からの斜視図、図17(c)は左上方からの斜
視図、図17(d)は裏面側の下方からの斜視図であ
る。
【符号の説明】
10…遊技盤、12…外側誘導レール(誘導路を形成す
る部材)、14、15…内側誘導レール(誘導路を形成
する部材)、16…誘導路、18…遊技領域、23、4
1、51、61…戻り防止具、25…弾性薄片、27…
支持部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発射された遊技球を遊技盤上の遊技領域
    に誘導する誘導路の出口付近に装着されて、前記遊技領
    域から前記誘導路への遊技球の戻りを防止する戻り防止
    具において、 前記誘導路側では前記遊技盤の表面との間隔が遊技球の
    直径を超え、先端と前記遊技盤の表面との間隔が遊技球
    の直径未満となる傾斜状態で配される弾性薄片と、 前記遊技盤または前記誘導路を形成する部材に取り付け
    られて前記弾性薄片を支持する支持部材とを備えること
    を特徴とする戻り防止具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の戻り防止具において、 前記弾性薄片と支持部材とを一体品としたことを特徴と
    する戻り防止具。
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