JP2001037937A - 卓球遊戯装置 - Google Patents

卓球遊戯装置

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JP2001037937A
JP2001037937A JP11219822A JP21982299A JP2001037937A JP 2001037937 A JP2001037937 A JP 2001037937A JP 11219822 A JP11219822 A JP 11219822A JP 21982299 A JP21982299 A JP 21982299A JP 2001037937 A JP2001037937 A JP 2001037937A
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ball
court
table tennis
player
score
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JP11219822A
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Yukio Tsuchida
幸雄 土田
Takanobu Kido
貴信 城戸
Hiroyuki Ichikawa
弘幸 市川
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Namco Ltd
Original Assignee
Namco Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボールを打ち返すことにより得点を得ること
ができるようにした場合においても、重複した得点の加
算を確実に防止できる卓球遊戯装置を提供する。 【解決手段】 球発射装置6からプレーヤコートPCに
向かって発射されたボールBを打ち返す卓球遊戯装置
で、プレーヤコートPCより球発射装置6側に、打ち返
されたボールBを検知して得点を加算する得点手段51
・・を、ボール検知面が垂直乃至下向きの何れかの状態
になるように設けた。得点手段51・・のボール検知面
は、垂直な状態から下向きの状態の何れかの状態にある
ため、同一のボールBが何度もバウンドして、この得点
手段51・・のボール検知面で複数回検知されてしまう
ことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は、球発射装置側からプレーヤコ
ートに向かって発射されたボールを、打ち返して楽しむ
卓球遊戯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の卓球遊戯装置では、卓球台の相
手コート側後方に球発射装置を設けて、この球発射装置
から次々と発射される樹脂製の中空ボールを、卓球台の
プレーヤコートのコート面でバウンドさせた後、このバ
ウンドボールをプレーヤがラケットにより相手コート側
に打ち返すことを繰り返して、プレーヤに卓球を楽しま
せるようにしている。この場合、例えば、相手コートの
コート面側に検知手段を設け、この検知手段によりボー
ルが相手コートのコート面に当たるのを検知して、得点
表示部に得点を加算するように表示し、ゲームを楽しむ
ようにしたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の卓球遊戯装置では、同一ボールが相手コートのコー
ト面上で複数回バウンドすれば、検知手段がこのバウン
ドを検知してしまい、得点が重複して加算されることに
なって、ゲームに面白みが無くなってしまうという問題
があった。
【0004】この発明は、以上の点に鑑み、ボールを打
ち返すことにより得点を得ることができるようにした場
合においても、重複した得点の加算を確実に防止できる
卓球遊戯装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、球発射装置からプレーヤコートに向かって発
射されたボールを打ち返す卓球遊技装置において、プレ
ーヤコートより球発射装置側に、打ち返されたボールを
検知して得点を加算する得点手段を、ボール検知面が垂
直乃至下向きの何れかの状態になるように設けているこ
とである。
【0006】この発明では、球発射装置側に打ち返した
ボールが、得点手段のボール検知面で検知されれば得点
を加算することができる。この場合、得点手段は、ボー
ル検知面が垂直から下向きまでの何れかの状態になるよ
うに設けられているため、同一のボールがこのボール検
知面によって複数回検知されてしまうことはなく、重複
して得点が加算されることはない。
【0007】この発明の請求項2記載の発明は、相手コ
ートと、相手コートに打ち返されたボールが入ったこと
を検知する検知手段とを有する請求項1記載の卓球遊技
装置において、得点手段は、得点を加算するときに、検
知手段がボールを検知している場合は、加算する得点を
増加させることである。
【0008】この発明では、相手コート側に打ち返した
ボールが、検知手段で検知された後、すなわち、ボール
が相手コートのコート面に当たった後、得点手段のボー
ル検知面で検知されれば、この得点手段によって得られ
る得点を増加させるようにしている。このため、プレー
ヤは、相手コート側に打ち返したボールを、直接得点手
段側に向けるより、相手コートのコート面に当てた後、
得点手段側に向けるようになり、ゲームに卓球らしさが
加わって、ゲームが一層面白くなる。
【0009】この発明の請求項3記載の発明は、請求項
1又は2記載の発明の場合において、得点手段は、ボー
ルを検知した位置に応じて、加算する得点を異ならせて
いることである。
【0010】この発明では、得点手段のボール検知位置
によって種々の得点が得られるようになり、その分、ゲ
ームを面白くすることができる。
【0011】この発明の請求項4記載の発明は、請求項
1乃至3の何れかに記載の発明の場合において、得点手
段のボール検知面側は衝撃吸収性を有していることであ
る。
【0012】この発明では、得点手段に当たったボール
が跳ねにくくなるため、このボールがプレーヤ側に飛ん
だり、相手コートのコート面上に飛んだりしにくくな
り、ゲームがやりやすくなる。また、ボールが飛散しに
くくなる分、ボールの回収も容易となる。
【0013】この発明の請求項5記載の発明は、請求項
2乃至4の何れかに記載の発明の場合において、相手コ
ートのコート面を、プレーヤコート側に向かって漸次下
るように傾斜させていることである。
【0014】この発明では、相手コート側に打ち返した
ボールが、相手コートのコート面に当たってバウンドす
る際に、ボールがこのコート面の傾斜角の略2倍の角度
分だけ上向きにバウンドするため、このボールを相手コ
ートのコート面より充分高い位置まで上げることができ
る。このため、ボールを得点手段に当てやすくすること
ができる。また、この発明では、得点手段等に当たって
相手コートのコート面上に跳ね返ったボールがバウンド
する際に、このコート面の傾斜角の略2倍の角度分だけ
下向きにバウンドして順次バウンド高さが小さくなるた
め、得点手段等に当たって跳ね返ったボールが、バウン
ドしてプレーヤコート側に移動してくるのを防止でき
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照しつつ説明する。図1はこの発明の一実施の形
態に係る卓球遊戯装置の外観を示している。
【0016】卓球遊戯装置1は、図1で示されるよう
に、ボールBの飛散防止用の囲い部2と、この囲い部2
内に設置される、前部卓球台3、後部卓球台4、標的体
5、左右一対の球発射装置6、球送り装置7、制御部
8、ネット具9、プレーヤ床台10、球集め台11、左
右一対の側床台12、球発射ランプ13A,13B、ス
ピーカ14A,14B、得点表示盤15、残時間表示盤
16、記録表示盤17、コイン投入機18とから構成さ
れている。
【0017】なお、図1で示されるように、後部卓球台
4とこの後方に接するように設置される標的体5とは左
右の幅が同一であるが、後部卓球台4前方の前部卓球台
3は、この後部卓球台4より左右幅が小さく形成され、
この後部卓球台4の左右方向中間部にこれに接するよう
に設置されている。また、前部卓球台3の左右両側に
は、プレーヤP側の左右幅を充分に広げるように側床台
12が設置され、この側床台12と前部卓球台3の前方
に、球集め台11を介して、プレーヤ床台10が接する
ように設置されている。
【0018】囲い部2は、図1で示されるように、囲い
ネット2bをパイプ支柱2aで支持したものであり、図
3で示されるように、前部及び後部卓球台3,4とプレ
ーヤ床台10と球集め台11と側床台12と標的体5の
前部との設置エリアの外辺を囲むように設置され、高さ
は、標的体5よりやや高い位置まで設けられている。こ
の囲い部2には、プレーヤ床台10側にプレーヤPの出
入り部(図示せず)が設けられている。
【0019】前部卓球台3は、卓球台のプレーヤP側の
コート(以下プレーヤコートPCという)を形成するも
のであり、図2で示されるように、前板30aの下部が
後方に凹むように形成されている本体部30上に、上面
がプレーヤコートPCのコート面PC1を形成する天板
31が取り付けられている。この天板31の上面(コー
ト面PC1)は、相手コートAC(後述)側に向かって
下るように、一定の角度α(例えば10〜15度)で傾
斜している。
【0020】本体部30の前板30aには、上部に上級
コースと初級コース選択用の初級ボタン32aと上級ボ
タン32bとが設けられたスタート盤32が取り付けら
れているとともに、下部側右部にコイン投入機18が取
り付けられている。また、本体部30の前板30aの下
端には、ボールB集め用の球取込口M1が形成され、こ
の球取込口M1の奥の床板30b上に、図4で示される
ように、球送り装置7が設置される。本体部30の床板
30bの上方には、球送り装置7から排出されたボール
Bを後部卓球台4側に送る下り勾配の案内板30cが設
けられ、この案内板30c後端の後板30dには後部卓
球台4側への球排出口M2が形成されている。
【0021】なお、球送り装置7は、図5で示されるよ
うに、スクリューフィーダ70の出口部に、球送りホー
ス71が取り付けられたものであり、前部卓球台3の球
取込口M1からスクリューフィーダ70側に転がったボ
ールBを、このスクリューフィーダ70のスクリュー7
0aの回転によって、球送りホース71内に送り込み、
このボールBを前部卓球台3の案内板30cまで搬送す
る機能を有している。
【0022】後部卓球台4は、卓球台のプレーヤコート
PCに隣接して設けられる相手コートACを形成するも
のであり、図2で示されるように、本体部40上には、
前部卓球台3の天板31と同幅で、上面が相手コートA
Cのコート面AC1を形成する天板41が、前部卓球台
3の天板31に続くように取り付けられている。この天
板41の上面(コート面AC1)は、前部側はプレーヤ
コートPCのコート面PC1と略同じ上下位置にある
が、後部側が標的体5側に向かって高くなるように、一
定の角度β(例えば10〜15度)で傾斜している。
【0023】天板41は、左右が左天板41aと右天板
41bの別部材で形成されていて、この左天板41aと
右天板41bとの下面側に、ボールBの衝突を検知する
コートセンサ42,43が取り付けられている。コート
センサ42,43は、左及び右天板41a,41bの振
動によってボールBのコート面AC1への当たり(衝
突)を検知するものであり、例えば振動センサによって
形成されている。なお、左及び右天板41a,41bは
相互に干渉しないよう、本体部40に別々に支持されて
いる。
【0024】ここで、コートセンサ42,43は、プレ
ーヤPが打ち返したボールBが相手コートACのコート
面AC1に当たった後、得点手段である標的(後述)に
当たると、得点を2倍にする得点増加用検知手段として
の作用を有しているとともに、プレーヤPが打ち返した
ボールBが、このボールBの発射から一定時間内に相手
コートACのコート面AC1に当たると、すなわち、プ
レーヤPの返球があれば、直ちに、球発射装置6からボ
ールBを発射させる即射用検知手段としての作用を有し
ている。また、左右のコートセンサ42,43は、相手
コートACの左部側のコート面AC1にボールBが当た
ると、左側の球発射装置6からボールBを発射させ、右
部側のコート面AC1にボールBが当たると、右側の球
発射装置6からボールBを発射させる球発射装置選択用
の検知手段としての作用を有している。
【0025】本体部40には、図4で示されるように、
前部卓球台3と接する前板40a側上部に、天板41を
設けないことにより、ボールBの回収部となる開口N1
が形成されているとともに、前板40aのこの開口N1
に臨む上端に、前部卓球台3内のボールBを後部卓球台
4内に落とし込む切欠N2が形成されている。また、本
体部40内には、天板41下方に、標的体5側に下るよ
うに傾斜する案内板40bが設けられ、開口N1から、
又は切欠N2を通って入ったボールBを標的体5側に送
れるようになっている。この案内板40bは、図7で示
されるように、天板41の外方にも延び、この天板41
の左右外方に、左右の両側板40cと天板41の左右の
支持板40dとの間で、囲い部2に当たって落ちたボー
ルBを、標的体5側に送る、ボールBの回収部としての
ボール搬送路Qを形成している。
【0026】なお、本体部40の後面側上部には、図4
で示されるように、案内板40b上のボールBを通過さ
せるように、後板40eは設けられていない。また、天
板41の左右の支持板40dにネット具9の両支柱9a
が取り付けられ、この支柱9a間の開口N1の上方に、
卓球ネット9bが張られる。
【0027】標的体5は、図2で示されるように、前部
及び後部卓球台3,4より充分高く形成されており、下
部の前方に突出しているL型箱状の本体部50と、この
本体部50の前部側に、後部卓球台4より上方に取り付
けられる第1、第2、第3及び第4標的51,52,5
3,54とから構成されている。本体部50は、中板5
0aによって上部側が前後に仕切られており、この中板
50aと左右側板50bの突出部とこの突出部に取り付
けられた前板50cと底板50dとによって、後部卓球
台4から送られたボールBを受け取る、ボールBの回収
部としての受け部Sが形成されている。この受け部S
は、上部が開放され、下部にボールBの排出部S1が設
けられたホッパー状のものであり、本体部50の左右幅
一杯に亘って形成されている。
【0028】第1、第2、第3及び第4標的51,5
2,53,54は、ボールBを当てて得点を加算する得
点手段となるものであり、本体部50の中板50aに沿
って略垂直な状態で取り付けられ、前面がボール検知面
となったポリプロピレン製の各標的板51a,52a,
53a,54aの裏面側に、これら標的板51a・・の
振動を検知して、これらの標的板51a・・にボールB
が当たったか否かを検知する振動検知用の得点センサ5
1b,52b,53b,54bが取り付けられたもので
ある。各標的板51a・・は互いに干渉しないように
(誤検知しないように)各々別々に中板50aに取り付
けられているが、ラケットの形を示す第1標的板51a
と、人の形を示す第2標的板52aとは、これらの左右
両側に配置される矩形状の第3標的板53a,54aよ
り前方側に位置決めされている。なお、ボールBの衝突
によって、第1標的51では5点、第2標的52では3
点、第3及び第4標的53,54では各1点の得点が与
えられる。
【0029】標的体5の本体部50の中板50aには、
図2で示されるように、第3標的53と第4標的54の
上端側に、左右の球発射装置6,6からボールBを発射
するための左及び右発射口L1,L2が形成されている
とともに、この左及び右発射口L1,L2のすぐ上に、
これらの左及び右発射口L1,L2からボールBが発射
されるのを事前に表示する球発射ランプ13A,13B
が取り付けられている。また、中板50aの上部側の開
口周りには、得点表示盤15、残時間表示盤16、記録
表示盤17がプレーヤPからよく見えるように取り付け
られている。
【0030】球発射装置6は、図4で示されるように、
標的体5の中板50a後方の本体部50内に設置されて
いて、スクリュー60aの回転によってボールBを送り
出すスクリューフィーダ60と、発射口L1,L2を介
してボールBを発射する球発射部61と、スクリューフ
ィーダ60から球発射部61までボールBを運ぶフレキ
シブルチューブ62と、球発射部61から発射されたボ
ールBを検知する球発射センサ63とから構成されてい
る。スクリューフィーダ60は、標的体5の受け部Sの
開口S1直下に設置され、この開口S1から落下したボ
ールBを内部に取り込めるようになっている。この場
合、2台の球発射装置6用のスクリューフィーダ60が
開口S1下に並ぶように配置され、両者に等しくボール
Bが供給されるようになっている。
【0031】球発射部61は、一対の球発射ローラ61
a,61aと、この球発射ローラ61a,61aを回転
駆動する駆動源等とから構成されており、互いに異方向
に回転する一対の球発射ローラ61a,61aで樹脂製
の中空ボールBを挟み付けた後、ボールBの弾性でこの
ボールBを前部卓球台3のプレーヤコートPC側に投げ
るように供給するものである。なお、ボールBの発射コ
ントロールは、スクリューフィーダ60のON−OFF
制御によってなされる。
【0032】制御部8は、卓球遊戯装置1の制御手段で
あり、図6で示されるように、制御機能や演算機能を有
する中央処理ユニットとしてのCPU80と、ゲームの
進行プログラムを記憶したROM81と、CPU80の
作業用メモリとして利用されるRAM82と、得点を加
算していく得点カウンタ83と、コートセンサ42,4
3の検知後得点センサ51b・・による検知までの時間
により、得点を変えるセンサタイマ84と、ゲーム時間
を計測するゲームタイマ85と、一定の得点を得た後に
開始されるエクステンドゲームのゲーム時間を計測する
エクステンドゲームタイマ86とを有している。
【0033】この制御部8は、コートセンサ42,4
3、得点センサ51b,52b,53b,54b、球発
射センサ63、初級ボタン32a及び上級ボタン32
b、コイン投入機18からの信号を受けることができる
ように、これらの機器と電気的に接続されているととも
に、各球発射装置6のスクリューフィーダ60及び球発
射部61、球送り装置7、球発射ランプ13A,13
B、得点表示盤15、残時間表示盤16、記録表示盤1
7、スピーカ14A,14Bに作動信号や音声データ等
を送れるように、これらの機器とも電気的に接続されて
いる。
【0034】CPU80は、プログラムに従って、初級
コースと上級コースの何れかでゲームを進行させるもの
であるが、ゲーム中には、得点カウンタ83に得点を加
算したり、得点が一定の得点になると、おまけのエクス
テンドゲームを進行させたり、相手コートACに当たっ
たボールBが一定時間(センサタイマ84のカウント
中)内に標的板51a・・に当たれば、例えば得点を2
倍にしたりする等の機能を有している。
【0035】ここで、初級コースは、標的体5の左及び
右発射口L1,L2から例えば2秒間隔で交互にボール
Bを発射するものであり、上級コースは、左及び右発射
口L1,L2から例えば、1.5秒間隔でランダムにボ
ールBを発射するものである。特に上級コースでは、コ
ートセンサ42,43の所で説明したように、ボールB
が発射から相手コートACのコート面AC1に当たるま
での時間(打ち返し時間)が1.5秒以内の場合には、
ボールBが返された相手コートACの左部又は右部と同
じ側の発射口L1,L2から直ちにボールBを発射し
て、ゲームの状態を実際の卓球の試合(ラリー)に合わ
せるようにしている。もちろん、この打ち返し時間に
は、相手コートACのコート面AC1でバウンドしたボ
ールBを対戦相手が打つまでの時間をも加えて、ゲーム
の状態がより実際の卓球の試合に近づくようにしてもよ
い。
【0036】なお、エクステンドゲームは、正規のゲー
ムに比べてゲームの制限時間が短くなっているととも
に、ボールBの発射間隔が短くなっている点を除けば、
正規ゲームと同一である。例えば、エクステンドゲーム
でのボールBの発射間隔は、初級コースで1.5秒、上
級コースで1.25秒となっている。
【0037】プレーヤ床台10と側床台12とは、図2
で示されるように、上面が球集め台11に向かって下る
ように傾斜している。細幅の球集め台11は、上面11
aが中央の球排出部11bに向かって下るように傾斜
し、この球排出部11bが前部卓球台3の球排出口M2
に面するように位置決めされる。
【0038】つぎに、この卓球遊戯装置1による遊び方
と、制御部8を介した、この卓球遊戯装置の主な動作に
ついて、図7を参照しつつ説明する。
【0039】まず、コイン投入機18への所定金額のコ
インの投入があるか否かが判断され(ステップS1
0)、コインの投入があれば、得点カウンタ83、ゲー
ムタイマ85及びエクステンドゲームタイマ86が0に
リセットされ、ゲームタイマ85とエクステンドゲーム
タイマ86とはスタートを待つ状態となる(ステップS
11)。このことにより、得点表示盤15には0が表示
されるとともに、残時間表示盤16には、所定のゲーム
時間が表示される。なお、記録表示盤17は、得点記録
の上位3位までを表示しており、この記録を破る新たな
記録がでない限り、表示の変更はない。
【0040】つづいて、初級、上級コースの何れかが選
択されたか否かが判断され(ステップS12)、プレー
ヤPが、例えば、前部卓球台3の初級ボタン32aを押
すと、ゲームタイマ85がスタートされ(ステップS1
3)、ゲームが開始される。この場合、球送り装置7が
作動するとともに、左右2台の球発射装置6の球発射ロ
ーラ61a,61aが回転駆動される。そして、例え
ば、標的体5の右発射口L2からボールBを発射する場
合には、右発射口L2直上の球発射ランプ13Bが事前
に点燈するとともに、右側の球発射装置6のスクリュー
フィーダ60が作動して、ボールBが球発射ローラ61
a,61a側に押し出されて、標的体5の右発射口L2
からボールBが発射される。そして、球発射センサ63
が発射ボールBを検知して、スクリューフィーダ60を
停止させる。
【0041】右発射口L2から発射されたボールBは、
プレーヤコートPCの右部側のコート面PC1に当たっ
てバウンドするため、プレーヤPはこのバウンドボール
Bをラケットにより相手コートAC側に打ち返す。この
場合、プレーヤコートPCのコート面PC1は、相手コ
ートAC側に向かって漸次下るように傾斜しているた
め、コート面PC1に当たってバウンドしたボールBは
高くて打ちやすい位置まで跳ね上げられ、プレーヤPは
ラケットRを使用して容易にボールBを相手コートAC
側に打ち返すことができる。
【0042】そして、相手コートAC側に打ち返された
ボールBが、相手コートAC側でバウンドせず、直接標
的板51a・・に当たれば、当たった標的板51a・・
の得点センサ51b・・がこれを検知して、当たった標
的板51a・・毎に5点、3点、1点の何れかの得点が
得点カウンタ83に加算され、得点表示盤15に得点の
合計が表示されていく。また、相手コートAC側に打ち
返されたボールBが、相手コートACのコート面AC1
でバウンドした後、一定時間(後述)内に、何れかの標
的板51a・・に当たれば、この標的板51aに当てて
得られる得点の2倍の得点が得点カウンタ83に加算さ
れ、得点表示盤15に得点の合計が表示される。なお、
ボールBが標的板51a・・に当たらなければ、たと
え、ボールBを相手コートACのコート面AC1に返し
ても得点を得ることはできない。
【0043】つぎに、左側の球発射ランプ13Bの点燈
がなされるとともに、前のボールBの発射から一定時間
(2秒)が経過すると、左側の球発射装置6のスクリュ
ーフィーダ60が作動して、標的体5の左発射口L1か
らボールBがプレーヤコートPCの左部側のコート面P
C1に向かって発射されるので、プレーヤPは、このコ
ート面PC1に当たってバウンドしたボールBを相手コ
ートAC側に打ち返す。そして、標的体5の右発射口L
2と左発射口L1とから交互に発射されるボールBを打
ち返していく間にも、得点カウンタ83への得点の加算
(得点表示盤15への総得点の表示)と、残時間表示盤
16への残時間の表示とがなされる。この間、ゲームタ
イマ85のカウント時間が所定の制限時間に達していな
いかが判断され(ステップS14)、ゲーム時間が制限
時間に達しておれば、得点カウンタ83に加算された得
点が所定の得点に達しているか否かが判断され(ステッ
プS15)、達していなければゲームオーバーとなる。
【0044】また、得点カウンタ83に加算された得点
が所定の得点に達しておれば、おまけのエクステンドゲ
ームが開始される。この場合には、スピーカ14A,1
4Bによりその旨が伝えられた後、一定時間が経過する
と、エクステンドゲームタイマ86がスタートして(ス
テップS16)、ゲーム開始となる。この場合、残時間
表示盤16にはエクステンドゲームにおける残時間が表
示される。この間、エクステンドゲームタイマ86のカ
ウント値が所定の制限時間に達したか否かが判断され
(ステップS17)、制限時間が経過するとゲームオー
バーとなる。
【0045】ここで、プレーヤPが打ち返したボールB
は、標的板51a・・や囲い部2のネットに当たって、
後部卓球台4のボール搬送路Qから標的体5の受け部S
に集められるか、又は、直接、この受け部Sに入った
後、球発射装置6に供給される。また、プレーヤコート
PCや相手コートACのコート面PC1,AC1上に留
まろうとしたボールBは、コート面PC1,AC1上を
転がって、開口N1から後部卓球台4中を通って、標的
体5の受け部Sの集められる。さらに、プレーヤPが打
ち損じたボールBは、プレーヤ床台10や側床台12か
ら球集め台11に集められた後、前部卓球台3の球取込
口M1から球送り装置7に供給され、この球送り装置7
から、前部及び後部卓球台3,4を経由して、標的体5
の受け部Sに集められる。
【0046】一方、プレーヤPが上級コースを選択する
と、ボールBは、初級コースの場合より短い間隔(1.
5秒)で標的体5の左及び右発射口L1,L2からラン
ダムに発射されるが、プレーヤPが短時間の内にボール
Bを相手コートACのコート面AC1に打ち返すと、打
ち返した側の発射口L1,L2からボールBが直ちに発
射される。具体的には、発射から1.5秒以内にボール
Bをコートセンサ42が検知したときは左発射口L1か
ら、又ボールBをコートセンサ43が検知したときは、
右発射口L2からボールBが直ちに発射される。このた
め、上級コースでは、現実の卓球の試合に近い形でゲー
ムを楽しむことができる。この場合、その後のボールB
の発射は、返球がなければ、上記発射から1.5秒後に
なされる。
【0047】なお、ゲーム得点の算出方法を図8のフロ
ーチャートに従って説明すると、ボールBが相手コート
ACのコート面AC1に当たったか否か、すなわちコー
トセンサ42,43への入力があったか否かの判断が1
mS毎になされ(ステップS20)、入力があれば、カ
ウントダウンタイムが0となっているセンサタイマ84
に500ms(0.5秒)のカウントダウンタイムがセ
ットされる(ステップS21)。つづいて、センサタイ
マ84のカウントダウンタイムが0か否かが判断され
(ステップS22)、0でない場合には、センサタイマ
84のカウントダウンを開始させる(ステップS2
3)。
【0048】そして、センサタイマ84が0.5秒のタ
イムをカウントダウンしている間に、第1得点センサ5
1bに入力があれば、10点が得られ(ステップS2
4)、第2得点センサ52bに入力があれば、6点が得
られ(ステップS26)、第3又は第4得点センサ53
b,54bに入力があれば、各2点が得られ(ステップ
S28,ステップS30)、センサタイマ84がリセッ
トされる。また、コートセンサ42,43が入力を検知
せず、又は0.5秒のカウントダウンが終了して、セン
サタイマ84が0の場合は、第1得点センサ51bに入
力があれば、5点が与えられ(ステップS25)、第2
得点センサ52bに入力があれば、3点が与えられ(ス
テップS27)、第3又は第4得点センサ53b,54
bに入力があれば、各1点が与えられる(ステップS2
9,ステップS31)。
【0049】なお、0.5秒のタイムをカウントダウン
している間に、得点センサ51b・・に入力があって
も、センサタイマ84をリセットせず、その間であれば
何度得点センサ51b・・への入力があっても、高い方
の得点(10点、6点、2点)が得られるようにしても
よい。
【0050】さて、プレーヤコートPCのコート面PC
1は、相手コートAC側に向かって傾斜角αで下るよう
に傾斜しているため、ボールBを球発射装置6から比較
的上向きに発射しなくても、プレーヤP側には高めの打
ち易いボールBを簡単に供給できるが、以下この点につ
いて図9及び図10を参照しつつ説明する。なお、説明
を簡単にするため、ボールBは完全弾性体と仮定する。
【0051】例えば、図9で示されるように、プレーヤ
コートPCのコート面PC1が水平な場合に、このコー
ト面PC1上の一点Tを通る法線Y0に対してγの入射
角(飛来角)で飛来したボールB1は、この法線Y0に
対して反射角(跳ね返り角)γで跳ね返るが、コート面
PC1が傾斜角αだけ相手コートAC側に下るように傾
斜しているため、バウンド後のボールB2が法線YOに
対して角度γで跳ね返るためには、新たなボールB3の
飛来角は、この傾斜したコート面PC1の法線Y1に対
しては、γ+αとなり、法線Y0に対してはγ+2αと
なる。すなわち、コート面PC1が角度αだけ相手コー
トAC側に下るように傾斜していると、ボールBを法線
Y0に対して跳ね返り角γでバウンドさせるためのボー
ルBの法線Y0に対する飛来角は、γ+2αでよく、ボ
ールBを水平に近づけるような角度で発射できる。
【0052】一方、図10で示されるように、バウンド
後のボールBを高く上げるためには、法線Y0に対する
ボールBの飛来角γが小さくなるように、ボールBを山
なりに飛ばす必要があるが、プレーヤコートPCのコー
ト面PC1が相手コートAC側に角度αだけ下るように
傾斜しておけば、法線Y0に対するボールBの飛来角を
角度2α分だけ水平に近づけることができ、その分、ボ
ールBの飛行距離(飛行時間)を短くできる。このた
め、バウンドする直前のボールBの速度を一定とすれ
ば、プレーヤコートPCのコート面PC1が水平な場合
に比べて、傾斜角αだけ傾斜している場合には、ボール
Bに対する空気抵抗が小さくなり、球発射装置6から、
小さな速度で、かつ、水平に近い角度でボールBを発射
できるようになる。
【0053】以上のように、この卓球遊戯装置1では、
プレーヤコートPCのコート面PC1を相手コートAC
側に向かって傾斜角αで下るように傾斜させているた
め、ボールBを球発射装置6から比較的上向きに発射し
なくても、プレーヤP側には、初心者でも打ち易い高め
のボールBを簡単に供給することができる。この場合、
発射からプレーヤコートPCのコート面PC1でバウン
ドするまでのボールBの飛行時間も小さくできるため、
ボールBを一定の時間間隔で発射させる場合に、プレー
ヤPがボールBを打ち返してから次のボールBが発射さ
れるまでの時間が長くなり、その分、プレーヤPに気分
的余裕を与えることができる。もちろん、ボールBを高
い位置から発射する必要もない。
【0054】また、この卓球遊戯装置1では、相手コー
トACのコート面AC1をプレーヤコート側に向かって
傾斜角βで下るように傾斜させているため、ボールBが
相手コートACのコート面AC1上に留まろうとして
も、このボールBは、コート面AC1の傾斜にしたがっ
て、プレーヤコートPCとの境界部に設けられた開口N
1まで転がって、標的体5の受け部S側に集められる。
この場合、プレーヤコートPCのコート面PC1も、相
手コートAC側に下るように傾斜しているため、このコ
ート面PC1上のボールBも開口N1まで転がって、同
様に受け部S側に集められる。従って、この卓球遊戯装
置1では、プレーヤコートPCや相手コートACのコー
ト面PC1,AC1上にボールBが留まることがなく、
プレーヤPは快適な状態で卓球ゲームを楽しむことがで
きる。
【0055】さらに、この卓球遊戯装置1では、標的体
5の左側に、プレーヤコートPCの左部側にボールBを
発射する球発射装置6を設けるとともに、標的体5の右
側に、プレーヤコートPCの右部側にボールBを発射す
る2台目の球発射装置6を設けているため、プレーヤコ
ートPCの左部側と右部側とにボールBを供給する場合
でも、プレーヤコートPCの傾斜方向と略平行にボール
Bを発射することができ、プレーヤPに打ち易いボール
Bを供給できるとともに、プレーヤコートPC側でバウ
ンドしたボールBの高さも略一定の高い位置に保持でき
る。また、左右の球発射装置6から例えば交互に短時間
の内にボールBを発射でき、その分ゲームを面白くでき
る。
【0056】また、この卓球遊戯装置1では、相手コー
トACのコート面AC1の左部側と右部側とに設けたコ
ートセンサ42,43に、このコート面AC1の右部側
にボールBが当たれば、左部側の球発射装置6からボー
ルBを発射させ、コート面AC1の右部側にボールBが
当たれば、右側の球発射装置6からボールBを発射させ
る球発射装置6の選択用検知手段としての機能を持たせ
ているため、プレーヤPがボールBを打ち返した側から
ボールBが発射され、プレーヤPはボールBが打ち返さ
れたような感じを受けるため、ラリーがなされている状
態となり、その分ゲームを面白くすることができる。
【0057】さらに、この卓球遊戯装置1では、標的体
5の左及び右発射口L1,L2の上に球発射ランプ13
A,13Bを設けて、事前にボールBが発射される側の
発射口L1,L2を示すようにしているため、プレーヤ
コートPCの何れの側にボールBが発射されるかがわか
り、初心者であっても卓球ゲームを充分に楽しむことが
できる。
【0058】また、この卓球遊戯装置1では、相手コー
トACのコート面AC1の左部側と右部側とに設けたコ
ートセンサ42,43に、プレーヤPがボールBを相手
コートAC側に打ち返せば、直ちに、打ち返した側の球
発射装置6からボールBを発射させる即射用検知手段と
しての機能を持たせているため、ボールBが打ち返され
て実際にラリーがなされている状態となり、その分ゲー
ムを面白くすることができる。
【0059】さらに、この卓球遊戯装置1では、相手コ
ートACの周囲にボールBの回収部を設けているので、
相手コート側に打ち返されたボールBの回収を迅速に行
うことができる。特に、相手コートACの左右側やプレ
ーヤコートPC側に設けたボールBの回収部(ボール搬
送路Q、開口N1)は、相手コートACを形成する後部
卓球台4と一体で形成されているため、設置や移動の容
易化を図ることができる。もちろん、相手コートACの
後方側に設けられたボールBの回収部(受け部S)を後
部卓球台4と一体で形成してもよい。
【0060】また、この卓球遊戯装置1では、相手コー
トACの外側方に、ボール検知面が略垂直となるよう
に、立てた状態で標的51・・を設け、プレーヤPが打
ち返したボールBがこの標的51・・に当たれば得点が
加算されるようにしているので、同一ボールBが複数回
標的51・・に当たって、得点が重複加算されてしまう
ことがなく、その分、ゲームを面白くすることができ
る。この場合、打ち返したボールBを相手コートACに
当てずに、直接標的51・・に当てても得点を得ること
ができるので、従来のものに比べてゲームに斬新さが加
わり、ゲームが面白いものとなるとともに、ボールBを
直接標的51・・に向けて打てる分、プレーヤPにスカ
ットした感じを抱かせ、プレーヤPのストレスを発散さ
せることもできる。
【0061】なお、標的51・・のボール検知面(標的
板51a・・の前面)は垂直から下向きの何れかの状態
にあれば、同じボールBが重ねて当たることはなく、得
点が重複して加算されるのを防止できる。
【0062】さらに、この卓球装置遊戯装置1では、標
的51・・毎に加算される得点を変えているので、プレ
ーヤPは高得点の標的51・・を狙ってゲームを行うよ
うになり、その分、ゲームを面白くすることができる。
【0063】また、この卓球遊戯装置1では、相手コー
トACのコート面AC1側に設けたコートセンサ42,
43に、プレーヤPから打ち返されたボールBがコート
面AC1に当たれば、標的51・・に当たって得られる
得点を2倍にする得点増加用検知手段としての機能を持
たせているので、プレーヤPは相手コートAC側に打ち
返したボールBを直接標的51・・に当てるより、相手
コートACのコート面AC1に当てた後、標的51・・
に当てるようにし、その分、ゲームに卓球らしさが加わ
って、ゲームを一層面白いものとすることができる。
【0064】なお、標的51・・にボールBが当たって
得点を加算するとき、コートセンサ42,43がボール
Bを検知していない場合は加算する得点を0点とし、ボ
ールBを検知している場合は、予め標的51・・毎に定
められた得点を加算するようにしてもよい。また、この
実施形態では、コートセンサ42,43がボールBを検
知している場合は、加算する得点を2倍にしているが、
これに限定されず、予め標的51・・毎にコートセンサ
42,43がボールBを検知している場合の加算点数を
定めておいてもよい。
【0065】さらに、この卓球遊戯装置1では、標的板
51a・・を衝撃を吸収してボールBが跳ね返りにくい
材料(ポリプロピレン)により形成しているため、標的
51・・に当たったボールBは標的体5の受け部S側に
直ちに回収され、このボールBがプレーヤP側に跳ね返
ったり、相手コートAC上に落ちたりして、ゲームを妨
害してしまうことはない。
【0066】また、この卓球遊戯装置1では、相手コー
トACのコート面がプレーヤコートPC側に向かって下
るように傾斜しているので、プレーヤPの打ち返したボ
ールBが相手コートACのコート面AC1に当たってバ
ウンドする際に、ボールBがコート面AC1の傾斜角β
の約2倍の角度分だけ上向きにバウンドし、その分、バ
ウンドしたボールBが高い位置まで上がり易くなる。こ
のため、標的51・・を相手コートACのコート面AC
1より充分高い位置にも設けることができるようにな
り、ボールBを標的51・・に当てやすくすることがで
きる。
【0067】さらに、この卓球装置遊戯装置1では、相
手コートACのコート面AC1がプレーヤコートPC側
に向かって下るように傾斜しているため、標的51・・
に当たって相手コートACのコート面AC1上に跳ね返
ったボールBがあっても、このボールBがコート面AC
1上をバウンドする際に、このコート面AC1の傾斜角
βの約2倍の角度分だけ下向きにバウンドして、バウン
ド高さが順次小さくなるため、このボールBがバウンド
してプレーヤコートPC側に達するのを防止できる。
【0068】また、この卓球遊戯装置1では、装置を、
前部卓球台3、後部卓球台4、標的体5、プレーヤ床台
10等に分割しているため、輸送や建物内への搬入の容
易化を図ることができる。
【0069】なお、得点手段となる標的を、この実施の
形態のように、後部卓球台4の後方側のみに設けず、左
右側の外方にも設け、ボールBがどの方向に飛んでも、
ボールBを標的に当てることができるようにしてもよ
い。
【0070】また、標的の形状は、動物、漫画のキャラ
クター、コミカルなもの等どのようなものであってもよ
い。もちろん、標的の数や標的によって与えられる得点
も種々に変えることができる。
【0071】さらに、ボールBが当たる標的の前面(ボ
ール検知面)側は、ボールBのバウンドをできるだけ抑
えるため、例えば、薄板に衝撃吸収用のバネ材を取り付
けた衝撃吸収体から形成してもよい。
【0072】また、この卓球装置遊戯装置1において、
相手コートACを設けず、前部卓球台3と標的体5とを
直接接続し、打ち返したボールBを直接標的51・・に
当てるようにしてもよい。この場合、打ち返されたボー
ルBは、標的体5の受け部Sにより直ちに回収される。
【0073】さらに、コートセンサ42,43がボール
Bの衝突を検知するコート面は、相手コートACのコー
ト面AC1全体に設けず、例えば、コート面AC1の後
部側のみ等、このコート面AC1の一部に設けるように
してもよい。
【0074】また、相手コートACのコート面AC1
を、例えば、前後左右に4分割して、このコート面AC
1の各部に当たったボールBを4つのコートセンサの何
れかで検知できるようにするとともに、このコート面A
C1の各部に対応させて4つ(必ずしもコートセンサの
数と合わせなくてもよい)の球発射装置6を設け、ボー
ルBがコート面AC1のある部分に当たれば、その部分
のコートセンサを介して、4つの球発射装置6の所定の
ものからボールBを発射させるようにしてもよい。この
場合、各球発射装置6は、標的体5の種々の位置に設け
てよいし、例えば、発射されるボールBのスピード等も
各球発射装置6によって変えるようにしてもよい。
【0075】さらに、コートセンサ42,43や得点セ
ンサ51b・・は、振動検知式のもの以外に圧電式のも
のやマイクロホンであってもよい。
【0076】また、制御部8において、得点センサ51
b・・、センサタイマ84、ゲームタイマ85、エクス
テンドゲームタイマ86を特別に設けず、CPU80を
介して、ソフト的に処理するようにしてもよい。もちろ
ん、ゲームタイマ85にエクステンドゲームタイマ86
の機能を持たせてもよい。
【0077】さらに、プレーヤコートPCや相手コート
ACのコート面PC1,AC1を、ボールBが当たると
一定時間、面発光させるようにしてもよい。
【0078】
【発明の効果】この発明は、以下に記載されるような効
果を奏する。
【0079】この発明の請求項1記載の発明によれば、
ボールを打ち返すことにより得点を得ることができるよ
うにした場合においても、重複した得点の加算を確実に
防止できる。
【0080】この発明の請求項2記載の発明によれば、
ゲームに卓球らしさが加わって、ゲームが一層面白くな
る。
【0081】この発明の請求項3記載の発明によれば、
得点手段に対して種々の得点が得られるようになり、そ
の分、ゲームを面白くすることができる。
【0082】この発明の請求項4記載の発明によれば、
得点手段に当たったボールが飛散するのを防止でき、そ
の分、ゲームをやりやすくすることができる。また、ボ
ールの回収の容易化をも図ることができる。
【0083】この発明の請求項5記載の発明によれば、
ボールを得点手段に当てやすくすることができるととも
に、得点手段等に当たって跳ね返ったボールが、バウン
ドしてプレーヤコート側に移動してくるのを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る卓球遊戯装置を
使用して、プレーヤがゲームを行っている状態を示す図
である。
【図2】図1で示される卓球遊戯装置の主要部分の分解
斜視図である。
【図3】図1で示される卓球遊戯装置の平面図である。
【図4】図1で示される卓球遊戯装置の断面図である。
【図5】前部卓球台周りの正面図である。
【図6】全体の回路構成を示すブロック図である。
【図7】制御の手順を示すフローチャートである。
【図8】得点の加算状況を示すフローチャートである。
【図9】プレーヤコートのコート面の作用説明図であ
る。
【図10】球発射装置から発射されたボールの動きの説
明図である。
【符号の説明】
1 卓球遊戯装置 6 球発射装置 42,43 コートセンサ(検知手段) 51,52,53,54 標的(得点手段) AC 相手コート AC1 コート面 PC プレーヤコート PC1 コート面 B ボール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球発射装置からプレーヤコートに向かっ
    て発射されたボールを打ち返す卓球遊技装置において、
    前記プレーヤコートより前記球発射装置側に、打ち返さ
    れたボールを検知して得点を加算する得点手段を、ボー
    ル検知面が垂直乃至下向きの何れかの状態になるように
    設けていることを特徴とする卓球遊戯装置。
  2. 【請求項2】 相手コートと、前記相手コートに打ち返
    されたボールが入ったことを検知する検知手段とを有す
    る請求項1記載の卓球遊技装置において、前記得点手段
    は、得点を加算するときに、前記検知手段がボールを検
    知している場合は、加算する得点を増加させることを特
    徴とする卓球遊戯装置。
  3. 【請求項3】 前記得点手段は、ボールを検知した位置
    に応じて、加算する得点を異ならせていることを特徴と
    する請求項1又は2記載の卓球遊戯装置。
  4. 【請求項4】 前記得点手段の前記ボール検知面側は衝
    撃吸収性を有していることを特徴とする請求項1乃至3
    の何れかに記載の卓球遊戯装置。
  5. 【請求項5】 前記相手コートのコート面を、前記プレ
    ーヤコート側に向かって漸次下るように傾斜させている
    ことを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の卓球
    遊戯装置。
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