JP2001037753A - X線診断装置 - Google Patents

X線診断装置

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JP2001037753A
JP2001037753A JP11215346A JP21534699A JP2001037753A JP 2001037753 A JP2001037753 A JP 2001037753A JP 11215346 A JP11215346 A JP 11215346A JP 21534699 A JP21534699 A JP 21534699A JP 2001037753 A JP2001037753 A JP 2001037753A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影を妨げず被検者へ過度の圧迫力を加えず
操作性も向上させる。 【解決手段】 圧迫判別部42は、モータ13を駆動す
る指令速度Vcと可動枠の実際の移動速度Vrなどに基
づき、圧迫筒が天板に支持された被検者を圧迫している
ことを圧力センサを用いずに認識する。圧迫筒が被検者
を圧迫していると判定している間、操作者から加えられ
る操作力とパワーアシスト機構の支援力とを合わせた被
検者を圧迫する圧迫力が予め決められた最大圧迫力を越
える場合は、制限指令速度決定部41で被検者を圧迫す
る圧迫力が最大圧迫力を越えないような指令速度Vc’
を決定し、速度制御回路15に与えてパワーアシスト機
構のモータ13を駆動し、それ以外は、通常指令速度決
定部40で操作力に応じた指令速度Vcを決定し、速度
制御回路15に与えてモータ13を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、診断用のX線画
像を得るためのX線診断装置に係り、特には、操作者が
装置(被検者)の近くで装置を操作する近接操作式のX
線診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のX線診断装置として、X線透視
像をテレビカメラで撮影したり、X線透過像をフィルム
に焼き付けたりできるX線透視撮影台がある。このX線
透視撮影台は、天板に支持された被検者を挟んでX線管
と映像系(イメージインテンシファイアやテレビカメ
ラ、フィルムキャリッジなど)とを対向配置させて構成
されている。また、消化器系の撮影を行う場合などに被
検者を圧迫する圧迫筒も設けられている。
【0003】このようなX線透視撮影台には、操作方法
により近接操作方式のものと遠隔操作式のものとがあ
る。近接操作式のX線透視撮影台は、透視撮影台に設け
られた操作パネルなどから操作者が透視撮影台の構成機
器の操作を行う。また、移動可能な可動枠に映像系が取
り付けらているとともに、その可動枠には、被検者と映
像系との間の位置に圧迫筒が取り付けられ、その圧迫筒
で被検者を圧迫する場合は、操作者が、その可動枠を手
動操作で被検者側に移動させ、映像系とともに圧迫筒を
被検者に接近させて、圧迫筒を被検者に押し込むように
して圧迫する。
【0004】ここで、上記近接操作式のX線透視撮影台
では、可動枠(映像系や圧迫筒)の移動を操作者が手動
操作で行うが、映像系の重量は重いので、操作者の手動
操作だけでは可動枠の移動が困難である。そこで、この
種の近接操作式のX線透視撮影台は、手動操作の際に操
作者が可動枠に加えた操作力を圧力センサで検知し、可
動枠に加えられた操作力に応じて、モータ駆動により操
作力が加えられた方向への可動枠の移動を支援するパワ
ーアシスト機構を設けている。
【0005】ところで、例えば、JISの医用通則で規
定されているように、圧迫筒で被検者を圧迫する際の圧
迫力には、上限(許容可能な最大圧迫力)が決められて
いる。
【0006】近接操作式のX線透視撮影台は、圧迫筒で
被検者を圧迫している状態において、被検者に実際に加
えられている圧迫力は、操作力とパワーアシスト機構に
よる支援力(モータの出力トルク)とを合わせた力とな
るが、操作者による操作力を装置側で制限することはで
きない。そのため、従来の近接操作式のX線透視撮影台
では、最大出力トルクが小さいモータをパワーアシスト
機構に用いたり、パワーアシスト機構のモータの出力ト
ルクを常に比較的小さな最大出力トルク以下に制限して
モータを駆動したりして、パワーアシスト機構による支
援力を制限するように構成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来の近接操作式のX線透視撮影台に
は、次のような問題がある。
【0008】すなわち、従来の近接操作式のX線透視撮
影台の構成では、パワーアシスト機構のモータは、常
時、小さなトルクしか出力できないので、可動枠の移動
が機敏に行えないという問題がある。特に、圧迫筒が被
検者を圧迫していない状態でも、パワーアシスト機構に
よる支援力が小さいままであり、不必要に操作性を悪化
させている。
【0009】例えば、圧迫筒に圧力センサを直接設け
て、この圧力センサで圧迫筒が被検者を圧迫しているこ
とを検知し、その間だけ、パワーアシスト機構による支
援力を制限すれば、上記不都合を解消することも可能で
ある。しかしながら、従来装置の構成では、そのような
圧力センサは、必然的に映像系と被検者との間の位置に
設けなければならず、撮影の妨げになるので、圧力セン
サを設けることが不可能であった。
【0010】また、従来装置では、パワーアシスト機構
による支援力を制限しているが、圧迫筒が被検者を圧迫
している状態で、操作者の不注意などで不用意に大きな
操作力が加えられると、パワーアシスト機構による支援
力を制限していても最大圧迫力を越える過度の圧迫力が
被検者に加えられる危険もある。
【0011】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、撮影の妨げにならず、被検者へ過度
の圧迫力が加えられることなく、映像系や圧迫手段の移
動操作の操作性も向上させることができるX線診断装置
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、この発明は、(1) 被検者を支持する支持手段と、
(2) 前記支持手段に支持された被検者にX線を照射する
X線照射手段と、(3) 前記支持手段に支持された被検者
を挟んで前記X線照射手段と対向配置され、操作者の手
動操作により前記支持手段に支持された被検者に対して
接離する方向に移動可能な映像系と、(4) 前記映像系と
ともに移動され、前記支持手段に支持された被検者を圧
迫する圧迫手段と、(5) 操作者が手動操作で前記映像系
及び前記圧迫手段を前記支持手段に支持された被検者に
対して接離する方向に移動させるために加えている操作
力を検知する操作力検知手段と、(6) 前記操作力検知手
段で検知された操作力に基づき、モータ駆動により前記
映像系及び前記圧迫手段を移動させる操作支援手段とを
備えた近接操作式のX線診断装置において、(a) 装置の
動作状況に基づき、前記圧迫手段が前記支持手段に支持
された被検者を圧迫しているか否かを判別する圧迫判別
手段と、(b) 前記圧迫判別手段により、前記圧迫手段が
前記支持手段に支持された被検者を圧迫していると判定
している間、前記支持手段に支持された被検者を圧迫し
ている圧迫力が予め決められた最大圧迫力以下に制限さ
れるように前記操作支援手段を制御する制御手段とを備
えたものである。
【0013】〔作用〕この発明の作用は次のとおりであ
る。消化器系の撮影などにおいて、圧迫手段で被検者を
圧迫するときには、操作者は手動操作で映像系及び圧迫
手段を支持手段に支持された被検者に対して接近する方
向に移動させる。このときに加えられた操作者からの操
作力は操作力検知手段で検知され、操作支援手段は、操
作力検知手段で検知された操作力に応じて、モータ駆動
により操作力が加えられた方向への映像系及び圧迫手段
の移動を支援する。
【0014】このとき、圧迫手段が操作者を圧迫し始め
ると、映像系及び圧迫手段は被検者に接近する方向への
移動が被検者により阻まれる。その結果、例えば、操作
力の加圧状態に対する操作支援手段のモータの駆動状況
と実際の映像系及び圧迫手段の移動状況とが一致しなく
なったり、移動が抑制されているものを移動させようと
したことに伴って操作支援手段のモータに過電流が流れ
たりする。
【0015】この発明の圧迫判別手段は、圧迫手段が操
作者を圧迫していることに伴い生じる上記のような装置
の動作状況に基づき、圧迫手段が支持手段に支持された
被検者を圧迫していることを、圧力センサを用いること
なく認識するものである。
【0016】そして、制御手段は、上記圧迫検知手段に
より、圧迫手段が支持手段に支持された被検者を圧迫し
ていると判定している間、操作者から加えられる操作力
(操作力検知手段で検知される)と操作支援手段の支援
力(モータの駆動指令などから算出できる)とを合わせ
た被検者を圧迫する圧迫力が予め決められた最大圧迫力
(例えば、JISで規定されている許容可能な最大圧迫
力)以下に制限されるように操作支援手段を制御する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。図1はこの発明の一実施例に係
るX線診断装置の1つである近接操作式のX線透視撮影
台の全体構成を示す正面図である。
【0018】この近接操作式のX線透視撮影台は、支持
手段に相当する天板1に支持された被検者Mを挟んでX
線照射手段に相当するX線管2と映像系3とを対向配置
させて構成されている。映像系3には、X線透視像を撮
影するイメージインテンシファイア3aやテレビカメラ
3bなどと、X線透過像をフィルムに焼き付けるフィル
ムキャリッジ3cなどを備えている。
【0019】この映像系3は、天板1に対して、図1の
紙面に垂直な方向と図1の左右方向及び図1の上下方向
(天板1に支持された被検者Mに接離する方向)の直交
3軸方向に移動可能な可動枠4に取り付けられている。
また、この可動枠4の底面(被検者Mと映像系3との間
の面)には、消化器系の撮影を行う場合などに被検者M
を圧迫する圧迫手段に相当する圧迫筒5が取り付けら
れ、映像系3とともに圧迫筒5が移動されるようになっ
ている。
【0020】可動枠4にはグリップ6が設けられ、操作
者がこのグリップ6を握って手動操作で、可動枠4(映
像系3や圧迫筒5)を上述した直交3軸方向に移動でき
るようになっている。後で詳述するが、クリップ6に
は、操作者が加えた操作力を検知する圧力センサが設け
られ、X線透視撮影台には、この操作者の手動操作によ
る可動枠4の移動を支援するパワーアシスト機構も設け
られている。
【0021】X線管2は可動枠4に連結されていて可動
枠4の移動に追従して移動され、常にX線管2と映像系
3とが対向された状態を維持するようになっている。
【0022】また、このX線透視撮影台は、傾動機構7
によって全体的に傾動(図1の矢印R方向の移動が)可
能に構成されている。
【0023】さらに、このX線透視撮影台には操作パネ
ル8や9が設けられ、操作者は、これら操作パネル8、
9を操作して、被検者Mの近くでX線透視撮影台を傾動
させたり、撮影を行ったりする作業を行う。
【0024】被検者Mに接離する方向への可動枠の移動
を支援する操作支援手段に相当するパワーアシスト機構
の一例を図2に示す。
【0025】このパワーアシスト機構10は、被検者M
に接離する方向に沿って台フレームBに固定されたラッ
ク11や、ラック11に歯合されたピニオン12、ピニ
オン12を回転駆動するモータ13、モータ13の駆動
制御などを行う制御部14、速度制御回路15などを備
えている。ピニオン12及びモータ13は可動枠4に取
り付けられ、モータ13でピニオン12を回転させるこ
とで、ラック11に沿ってモータ13、ピニオン12及
び可動枠4が被検者Mに接離する方向に移動される。
【0026】また、この実施例では、被検者Mに接離す
る方向への可動枠4の実際の移動速度Vrを検出する速
度検出機構20を備えている。この速度検出機構20
は、例えば、ポテンショメータ(可動枠4の移動変位を
検出)21とその出力を微分する微分回路22との組み
合わせや、パルスエンコーダとパルスカウンタの組み合
わせなどの周知の機構で構成されている。この速度検出
機構20の検出速度Vrは制御部14と速度制御回路1
5に与えられる。
【0027】さらに、可動枠4がラック11の移動上限
位置(これ以上被検者Mから離れる方向に移動できない
で可動枠4が停止する位置)に到達したことを検知する
上限センサ16や、可動枠4がラック11の移動下限位
置(これ以上被検者Mに接近方向に移動できないで可動
枠4が停止する位置)に到達したことを検知する下限セ
ンサ17も備えられている。これら上下限センサ16、
17は、例えば、リミットスイッチなどで構成される。
検知信号S16、S17は制御部14に与えられる。
【0028】また、グリップ6には、操作者が可動枠4
を被検者Mに接近する方向に加えた操作力FDと、操作
者が可動枠4を被検者Mから離間する方向に加えた操作
力FUとを個別に検知する操作力検知手段に相当する圧
力センサ30D、30Uが設けられている。この圧力セ
ンサ30D、30Uは、例えば、歪みゲージや感圧ゴム
などの周知のセンサで構成されている。この圧力センサ
30D、30Uの検知圧力SFD、SFUは制御部14
に与えられる。
【0029】制御部14は、CPUやメモリなどを備え
たマイクロコンピュータで構成されている。なお、制御
部14に対する入出力信号は、必要に応じてA/D(ア
ナログtoデジタル)変換器やD/A(デジタルtoアナロ
グ)変換器(図示省略)で信号変換される。
【0030】図3の機能ブロック図に示すように、この
実施例の制御部14は、通常指令速度決定部40や、制
御手段を構成する制限指令速度決定部41、圧迫判別手
段を構成する圧迫判別部42、制限要否判定部43、メ
モリ44、出力切替え部45などを備えている。
【0031】通常指令速度決定部40は、従来のパワー
アシスト機構と同様に、圧力センサ30D(30U)か
らの検知圧力SFD(SFU)に応じた(検知圧力SF
D(SFU)の大きさに比例した)指令速度Vcを決定
して出力切替え部45を経て速度制御回路15に与え
る。速度制御回路15では、与えられた指令速度Vcに
対応した速度指令電圧をPWM制御方式でモータ13に
出力する。これにより、モータ13は、圧力センサ30
D(30U)で検知された検知圧力SFD(SFU)
(操作者から加えられた操作力FD(FU))に応じた
出力トルクで回転駆動され、指令速度Vcに応じた速度
で可動枠4が移動される。
【0032】なお、この実施例では、速度検出機構20
からの検出速度Vrを速度制御回路15に与えて、指令
速度Vcと実際の移動速度Vrとの偏差を無くすように
フィードバック制御で速度指令電圧を決定するようにし
ている。また、圧力センサ30Dから検知圧力SFDが
与えらたときと、圧力センサ30Uから検知圧力SFU
が与えらたときとで、モータ13の回転方向を逆転(モ
ータ13に流す電流の向きを逆転)させて、圧力センサ
30Dから検知圧力SFDが与えらたときは可動枠4を
被検者Mに接近する方向に移動させ、圧力センサ30U
から検知圧力SFUが与えらたときは可動枠4を被検者
Mから離間する方向に移動させるようにしている。
【0033】この通常指令速度決定部30で指令速度V
cを決定し、決定した指令速度Vcを速度制御回路15
に与えてモータ13を駆動する際の構成は、従来装置の
ものと同様である。
【0034】この実施例では、圧迫筒5が被検者Mを圧
迫していることを判別する圧迫判別部42や、圧迫筒5
が被検者Mを圧迫している状態で、予め決められた最大
圧迫力を越えた圧迫力が被検者Mに加えられないように
モータ13を制御する必要があるか否かを判定する制限
要否判定部43、最大圧迫力を越えた圧迫力が被検者M
に加えられないような指令速度Vc’を決定する制限指
令速度決定部41、速度制御回路15に出力する指令速
度をVcとVc’とで切替える出力切替え部45などを
新たに備えている。また、メモリ44には、モータ13
の停動トルクで発生する力Ftmax(モータ13によって
決まっている)や、最大圧迫力Fmax (例えば、JIS
で規定されている値)、速度制御回路15によって決定
される既知のゲインAgなどが予め記憶されている。
【0035】圧迫判別部42は、通常指令速度判別部4
0で決定される指令速度Vcと、速度検出機構20で検
出される可動枠4の実際の移動速度Vrと、上下限セン
サ16、17からの検知信号S16、17などにより、
圧迫筒5が被検者Mを圧迫しているか否かを判定する。
【0036】すなわち、圧迫筒5が被検者Mを圧迫して
いない状態で、操作者が可動枠4を被検者Mに接近する
方向に移動させているとき、パワーアシスト機構10の
モータ13は、操作者の操作力FDに応じた指令速度V
c(に対応した指令速度電圧)で、可動枠4を被検者M
に接近する方向に移動させるように駆動されている。そ
して、圧迫筒5が被検者Mを圧迫し始めると、可動枠4
は被検者Mに移動が阻まれて可動枠4の実際の移動速度
Vrは低下していき、最終的には停止される。従って、
可動枠4がラック11の移動上下限位置に到達していな
い範囲内であれば、以下の式(1)が成立するとき、圧
迫筒5が被検者Mを圧迫していると判別できる。
【0037】Vc>Vr … (1)
【0038】なお、可動枠4が停止する条件としては、
圧迫筒5が被検者Mを圧迫している状態以外にも、可動
枠4がラック11の移動上下限位置に到達した場合も考
えられる。従って、厳密には、圧迫判定部42では、上
下限センサ16、17で可動枠4がラック11の移動上
下限位置に到達したことを検知しておらず、かつ、上記
式(1)を満たすとき、圧迫筒5が被検者Mを圧迫し
ていると判定する。なお、可動枠4がラック11の移動
上下限位置に到達していない範囲内に位置していること
を前提とすれば、式(1)だけで圧迫筒5が被検者Mを
圧迫しているか否かを判別してもよい。
【0039】圧迫判別部42は、圧迫筒5が被検者Mを
圧迫していると判定すると、その旨を制限要否判定部4
3に通知する。この通知を受けると制限要否判定部43
では、通常指令速度決定部40で決定された指令速度V
cで可動枠4を移動させたとき、最大圧迫力Fmax を越
える過度な圧迫力が被検者Mに加えられるか否かを判定
する。
【0040】まず、モータ13の出力トルクが可動枠4
を移動させる力(パワーアシスト機構10の支援力)F
tを:次の式(2)で求める。
【0041】
【0042】なお、Vc(操作力FD:FUに応じた指
令速度)は通常指令速度決定部40から、Vr(可動枠
4の実際の移動速度)は速度検出機構20からそれぞれ
取り込み、Ag(速度制御回路15によって決定される
ゲイン)とFtmax (モータ13の停動トルクで発生す
る力)はメモリ44から読み込む。
【0043】また、この実施例では速度制御制御回路1
5でフィードバック制御の際にVcとVrとの差分をと
っているので、それに応じて式(2)ではFt=Ag
(Vc−Vr)としてFtを算出しているが、フィード
バック制御系でなければ、Ft=Ag・VcでFtを算
出すればよい。
【0044】次に、操作者から加えられている操作力
(圧力センサ30D、30Uで検知される)FDまたは
FUをFsとすると、圧迫筒5で被検者Mを圧迫してい
る状態で、これから被検者Mに加えられ圧迫力Fall
は、次の式(3)で求められる。
【0045】Fall =Ft+Fs … (3)
【0046】そして、次の式(4)を満たしているか否
かを判定する。 Fall ≦Fmax … (4) なお、Fmax (最大圧迫力)はメモリ44から読み込
む。
【0047】上記式(4)を満たしている場合は、通常
指令速度決定部40で決定された指令速度Vcで可動枠
4を移動させても、最大圧迫力Fmax を越える過度な圧
迫力が被検者Mに加えられることがないので、出力切替
え部45を切替えて、通常指令速度決定部40で決定さ
れた指令速度Vcを速度制御回路15に与える。
【0048】一方、上記式(4)を満たしていない(F
all >Fmax )場合は、通常指令速度決定部40で決定
された指令速度Vcで可動枠4を移動させると、最大圧
迫力Fmax を越える過度な圧迫力が被検者Mに加えられ
ることになるので、被検者Mへの圧迫力を制限するため
の指令速度Vc’を制限指令速度決定部41に決定さ
せ、出力切替え部45を切替えて、制限指令速度決定部
41で決定された指令速度Vc’を速度制御回路15に
与える。
【0049】制限指令速度決定部41は、次の式(5)
で被検者Mへの圧迫力を制限するための指令速度Vc’
を決定する。
【0050】 Vc’=Vr+(Fmax −Fs)/Ag … (5)
【0051】この指令速度Vc’を速度制御回路15に
与えてモータ13を駆動することで、例えば、図4
(a)に示すように、操作力Fs(FD)が最大圧迫力
Fmax 以下の場合は、その操作力Fsが加えられている
方向(圧迫筒5で被検者Mを圧迫力を加える方向)へ、
その操作力Fsとの合計Fall が最大圧迫力Fmax 以下
になる支援力Ftでパワーアシスト機構10が可動枠4
を移動させる。また、操作力Fs(FD)が最大圧迫力
Fmax を越えている場合は、操作力Fsが加えられてい
る方向と逆の方向(圧迫筒5を被検者Mから離間させる
方向)へ、その操作力Fsとの合計Fall が最大圧迫力
Fmax 以下になる支援力Ftでパワーアシスト機構10
が可動枠4を移動させる。なお、図4(c)は、比較の
ために、従来装置の制御方式(通常指令速度決定部40
で決定された指令速度Vcを速度制御回路15に与えて
モータ13を駆動した場合と同様)において、操作者の
不注意などで大きさ操作力Fs(FD)が加えられた場
合に被検者Mに加えられる圧迫力Fall を示しており、
最大圧迫力Fmax を越えた過度な圧迫力が被検者Mに加
えられることになる。
【0052】なお、この実施例では速度制御制御回路1
5でフィードバック制御の際にVcとVrとの差分をと
っているので、それに応じて式(5)では右辺でVrの
加算を行っているが、フィードバック制御系でなけれ
ば、Vc’=(Fmax −Fs)/AgでVc’を算出す
ればよい。
【0053】制御部14の動作を示すフローチャートを
図5に示す。図5において、ステップS1は圧迫判別部
42の判定、ステップS2は制限要否判定部43の判定
により判断し、ステップS3では通常指令速度決定部4
0で決定した指令速度Vcを速度制御回路15に与え、
ステップS4では制限指令速度決定部41で決定した指
令速度Vc’を速度制御回路15に与える。
【0054】これらステップS1、S2、S3(または
S4)の処理は、所定時間(例えば、20msec)ごとに
実行される。
【0055】すなわち、上記所定時間ごとに装置の動作
状況を監視しながら、圧迫筒5が被検者Mを圧迫してい
なかったり、圧迫筒5が被検者Mを圧迫していなるが、
これから被検者Mに加える圧迫力Fall が最大圧迫力F
max を越えていないときは、操作力Fsに応じた(通常
指令速度決定部40で決定された指令速度に対応する)
支援力Ftでパワーアシスト機構10が可動枠4を移動
させ、一方、圧迫筒5が被検者Mを圧迫しており、しか
も、これから被検者Mに加える圧迫力Fall が最大圧迫
力Fmax を越えるとき、図4に(a)、(b)に示すよ
うに、被検者Mへの圧迫力Fall が最大圧迫力Fmax を
越えないようにパワーアシスト機構10を制御する。
【0056】従って、圧迫筒5が被検者Mを圧迫してい
なかったり、圧迫筒5が被検者Mを圧迫していなるが、
被検者Mへの圧迫力Fall が最大圧迫力Fmax を越えな
いようなときは操作性が低下されることがなく、一方、
圧迫筒5が被検者Mを圧迫している状態で、最大圧迫力
Fmax を越える過度の圧迫力Fall が被検者Mに加えら
れられるときには、最大圧迫力Fmax 以下に制限した圧
迫力Fall が被検者Mに加えられるようにパワーアシス
ト機構10を制御しているので、仮に、圧迫筒5で被検
者Mを圧迫しているときに、操作者の不注意などで大き
さ操作力を与えるようなことがあっても、パワーアシス
ト機構10が可動枠4を被検者Mから離れる方向に移動
させ(図4(b))、被検者Mに過度の圧迫力が加えら
れることを防止できる。
【0057】なお、上記実施例では、説明を簡単にする
ために指令と動作の時間的なズレに言及しなかったが、
指令速度を速度制御回路15に与えてからその指令速度
に応じた速度で可動枠4が移動するまでに時間のズレが
ある場合には、指令速度Vcと実際の速度Vrとを比較
したり、それらを用いて計算する際には、ある指令速度
Vcと、その指令速度Vcを決定してから上記時間のズ
レ分が経過したときに検出された移動速度Vrとを比較
や計算に用いればよい。
【0058】また、上記実施例では、圧迫筒5が被検者
Mを圧迫していることを、パワーアシスト機構10のモ
ータ13の駆動状況(指令速度)と可動枠4(映像系3
や圧迫筒5)の移動状況(実際の移動速度)、上下限セ
ンサ16、17による可動枠4の位置情報などの装置の
動作状況に基づき判別し、圧力センサを用いないので、
撮影の妨げになることもない。
【0059】さらに、上記実施例では、従来から備えら
れている機構以外に特別な機構を備えずに、マイクロコ
ンピュータで実行するプログラムの追加変更などで対応
することができるので、低コストで安全性の向上が図れ
るとともに、従来装置の簡単な改良でこの実施例を実現
することもできる。また、最大圧迫力Fmax は、各国ご
とに値が相違するが、メモリ44に記憶する最大圧迫力
Fmax を変更すれば容易に対応することもできる。
【0060】なお、圧力センサを用いることなく、圧迫
筒5が被検者Mを圧迫していることを判別するための構
成は、上記実施例のものに限定されない。例えば、圧迫
筒5が操作者Mを圧迫していると、可動枠4(映像系3
や圧迫筒5)は被検者Mに接近する方向への移動が阻ま
れて、移動が抑制されているものを移動させようとした
ことに伴ってパワーアシスト機構10のモータ13に過
電流が流れるという現象が起こる。そこで、モータ13
に流れる電流値を検知する電流計を設けてモータ13に
流れる電流値を監視し、モータ13に所定のしきい値以
上の電流が流れると圧迫筒5が被検者Mを圧迫している
と判定することもできる。なお、上記電流計としては、
モータ13と直列にシャント抵抗を挿入し、そのシャン
ト抵抗の間の電圧を取り出して増幅し、モータ13に流
れている電流を電圧値で取り出すように構成することが
できる。
【0061】その他、圧力センサ30D、30Uの検知
圧力SFD、SFUや指令速度Vcと、ポテンショメー
タ21からの出力や速度検出機構20の検出速度Vrを
監視し、加えられている操作力に対して可動枠4の変位
量が小さい、加えられている操作力に対して可動枠4の
移動速度Vrが小さい、モータ13を駆動している(指
令速度Vcを与えている)にもかかわらず、可動枠4の
変位量が小さいなどを判別することでも圧迫筒5が被検
者Mを圧迫していることを判別できる。
【0062】また、上記実施例では、圧迫筒5で被検者
Mを圧迫しており、しかも、これから被検者Mを圧迫す
る圧迫力Fall が最大圧迫力Fmax を越えるとき、制限
指令速度決定部41で指令速度Vc’を決定して速度指
令回路15に与えるようにしたが、図3の制限要否判定
部43、図5のステップS2を省略して、圧迫筒5で被
検者Mを圧迫している間は、無条件に、制限指令速度決
定部41で指令速度Vc’を決定して速度指令回路15
に与えるようにしてもよい。
【0063】なお、上記実施例では、映像系3に、X線
透視像を撮影する機構(イメージインテンシファイア3
aやテレビカメラ3bなど)と、X線透過像をフィルム
に焼き付ける機構(フィルムキャリッジ3cなど)を備
えているが、X線透視像を撮影する機構と、X線透過像
をフィルムに焼き付ける機構とのいずれか一方だけを映
像系3に備えた装置にもこの発明は同様に適用すること
ができる。
【0064】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、圧迫手段が支持手段に支持された被検者を
圧迫していることを判別する圧迫判別手段を設け、圧迫
手段が支持手段に支持された被検者を圧迫していると判
定されている間、被検者を圧迫している圧迫力が予め決
められた最大圧迫力以下に制限するように操作支援手段
を制御するので、圧迫手段が支持手段に支持された被検
者を圧迫していない状態などでは、操作支援手段の支援
力に制限が与えられずに、映像系及び圧迫手段の移動が
機敏に行えなるなど、操作性を向上させることができ
る。そして、圧迫手段が支持手段に支持された被検者を
圧迫していると判定されている状態では、操作力の大き
さにかかわらず、常に、操作者に加えられる圧迫力が最
大圧迫力以下に制限されるので、操作者の不注意などで
不用意に大きな操作力が加えらえても、被検者に過度の
圧迫力が加えられる危険を回避できる。
【0065】また、この発明の圧迫判別手段は、装置の
動作状況に基づき、圧迫手段が支持手段に支持された被
検者を圧迫していることを判定するもので、圧力センサ
を用いないので、撮影の妨げになることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るX線診断装置の1つ
である近接操作式のX線透視撮影台の全体構成を示す正
面図である。
【図2】被検者Mに接離する方向への可動枠の移動を支
援するパワーアシスト機構の一例を示す図である。
【図3】制御部の構成を示す機能ブロック図である。
【図4】被検者への圧迫力と最大圧迫力との関係を示す
図である。
【図5】制御部の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:天板 2:X線管 3:映像系 4:可動枠 5:圧迫筒 6:グリップ 10:パワーアシスト機構 13:モータ 14:制御部 15:速度制御回路 20:速度検出機構 30D、30U:操作力検知用の圧力センサ 40:通常指令速度決定部 41:制限指令速度
決定部 42:圧迫判別部 43:制限要否判定
部 44:メモリ 45:出力切替え部 M:被検者 Fs(FD、FU):操作力 Ft:支援力 Fall :被検者への圧迫力 Fmax :最大圧迫力

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1) 被検者を支持する支持手段と、(2)
    前記支持手段に支持された被検者にX線を照射するX線
    照射手段と、(3) 前記支持手段に支持された被検者を挟
    んで前記X線照射手段と対向配置され、操作者の手動操
    作により前記支持手段に支持された被検者に対して接離
    する方向に移動可能な映像系と、(4)前記映像系ととも
    に移動され、前記支持手段に支持された被検者を圧迫す
    る圧迫手段と、(5) 操作者が手動操作で前記映像系及び
    前記圧迫手段を前記支持手段に支持された被検者に対し
    て接離する方向に移動させるために加えている操作力を
    検知する操作力検知手段と、(6) 前記操作力検知手段で
    検知された操作力に基づき、モータ駆動により前記映像
    系及び前記圧迫手段を移動させる操作支援手段とを備え
    た近接操作式のX線診断装置において、(a) 装置の動作
    状況に基づき、前記圧迫手段が前記支持手段に支持され
    た被検者を圧迫しているか否かを判別する圧迫判別手段
    と、(b) 前記圧迫判別手段により、前記圧迫手段が前記
    支持手段に支持された被検者を圧迫していると判定して
    いる間、前記支持手段に支持された被検者を圧迫してい
    る圧迫力が予め決められた最大圧迫力以下に制限される
    ように前記操作支援手段を制御する制御手段とを備えた
    ことを特徴とするX線診断装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014239818A (ja) * 2013-06-12 2014-12-25 株式会社日立メディコ X線透視撮影装置
CN109893158A (zh) * 2019-03-14 2019-06-18 深圳柏斯生物科技有限公司 乳腺压迫装置和方法
US10835191B2 (en) 2019-01-24 2020-11-17 Shimadzu Corporation X-ray imaging apparatus

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