JP2001037130A - スロットレス固定子巻線およびその製造方法 - Google Patents

スロットレス固定子巻線およびその製造方法

Info

Publication number
JP2001037130A
JP2001037130A JP11211395A JP21139599A JP2001037130A JP 2001037130 A JP2001037130 A JP 2001037130A JP 11211395 A JP11211395 A JP 11211395A JP 21139599 A JP21139599 A JP 21139599A JP 2001037130 A JP2001037130 A JP 2001037130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peripheral side
turn
winding
stator winding
bundle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11211395A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4421018B2 (ja
Inventor
Masaru Ozawa
勝 小澤
Takeo Fukuda
武雄 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP21139599A priority Critical patent/JP4421018B2/ja
Priority to EP00115151A priority patent/EP1073179B1/en
Priority to DE60044324T priority patent/DE60044324D1/de
Priority to US09/619,547 priority patent/US6791224B1/en
Publication of JP2001037130A publication Critical patent/JP2001037130A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4421018B2 publication Critical patent/JP4421018B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/04Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of windings, prior to mounting into machines
    • H02K15/0435Wound windings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/04Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/46Fastening of windings on the stator or rotor structure
    • H02K3/47Air-gap windings, i.e. iron-free windings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49009Dynamoelectric machine

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高出力でかつ小型化にも対応したスロットレ
ス固定子巻線を提供する。 【解決手段】 複数の細線が束ねられた束線27を略菱
形状に巻回して形成されたターン29を菱形状の一の対
角線A1方向に順次ずらせて複数配置することにより、
一連の束線27からなる略菱形状のコイルセグメント2
3を形成し、複数のコイルセグメント23を一の対角線
方向A1に重ねつつ順次ずらせて帯状体を形成するとと
もに、該帯状体を円筒状に巻いて形成された中空円筒体
とされるスロットレス固定子巻線において、各ターン2
9は、一の対角線A1方向に直交する他の対角線方向に
位置する両端部において、略U字状の折返し部37を有
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機または発電
機とされる回転電機に用いて好適な、より詳細には、高
速回転する回転電機のスロットレス固定子に用いて好適
なスロットレス固定子巻線およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、回転電機において、回転子側から
みた主磁束磁路の磁気抵抗が均一となるという観点か
ら、スロット(溝部)が形成されていないスロットレス
固定子が提案されており、回転子に対向させて、スロッ
トレス固定子の内周側に円筒状の巻線が固定された、ラ
ジアルギャップ形スロットレス構成が多用されている。
【0003】このようなラジアルギャップ形スロットレ
ス構成は、米国特許第5,313,131号明細書によ
り開示されている。図13は、スロットレス固定子の端
部を示した斜視図であり、固定子鉄心101の内周面に
は、複数のコイルセグメント103が固定されている。
このコイルセグメント103は、図14に示されている
ように、角部が丸みを帯びた略四角形状とされている。
このコイルセグメント103を用いると、図13からわ
かるように、固定子鉄心101の端部から四角形の一辺
105が露出してしまう構成となる。コイルセグメント
の一辺が露出すると、その分だけ巻線の量が無駄に使わ
れることになる。これは、巻線の抵抗値を増大させるこ
とになり、発熱が生じることになる。例えば数万rpm
にも及ぶ高速回転電動機に用いた場合には、このような
発熱は無視できないものとなる。さらに、コイルのター
ン数を増加させると、それだけ固定子から露出する量が
増える。また、極数が少ないほど、固定子端部から露出
する渡り長さは長くなる。しかも、高出力に対応させる
ために、高電流化に見合う導体を配する必要も生じる。
このような場合には、軸線方向あるいは径方向にコイル
の大きさが増大され、回転電機自体が大型化されてしま
う。すなわち、高出力を実現するために導体量を増加さ
せると、回転電機が大型化してしまうという問題があ
る。特に、軸線方向に固定子コイルが大型化された場合
には、それに応じて回転子も軸線方向に大型化されるこ
とになり、これは回転子の遠心強度および軸振動に大き
な影響を及ぼすことになる。したがって、特に軸線方向
に固定子コイルを小型化することは強く要望されている
ところである。
【0004】上述のような略四角形状とされたコイルセ
グメント以外の形状として、特公昭第53−44362
号公報にあるように、菱形状のターンを有するコイルが
提案されている。図15には、菱形状のターンを順次並
べて形成されたバンド状コイル111が示されている。
図16には、図15のバンド状コイル111を巻回して
形成した円筒形コイル113が示されている。このよう
な円筒形コイル113であれば、円筒体の両端部に菱形
状の頂点が位置することになるので、固定子から露出す
る巻線量を極力抑えることができる。しかし、図15の
方式では、単線による菱形状のターンから成るバンド状
コイルを形成しており、高出力を得るためには必然的に
多層円筒状のコイルにならざるを得ない。この場合に並
列接続したとしても、位相合わせが困難であり、多重に
積層するとコイルの厚みが大きくなるという問題もあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記問題点に鑑みてなされたものであり、高出力を実現す
るとともに小型化にも対応したスロットレス固定子巻線
を提供し、さらに、簡便でかつ成形性に優れたスロット
レス固定子巻線の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の手段
により達成される。本発明のスロットレス固定子巻線に
よれば、導体からなる複数の細線が束ねられた束線を略
菱形状に一周回巻回して一ターンを形成し、前記ターン
を前記菱形状の一の対角線方向に順次ずらせて連続して
複数ターン巻回し配置することにより、一連の前記束線
からなる略菱形状のコイルセグメントを形成し、前記コ
イルセグメントを複数用いて、これらコイルセグメント
を前記一の対角線方向に隣り合わせて順次ずらせかつ重
ね合わせて帯状体を形成するとともに、該帯状体を円筒
状に巻いて形成された中空円筒体とされることを特徴と
する。複数の細線から成る束線によりコイルが形成され
ることになるので、単線により形成されたコイルに比べ
て、より高速回転に対応させることができる。また、束
線とし、加圧プレスを行うことでコイルの厚みの増大を
回避することができ、ひねり撚りを行うことで循環電流
損失が低減されることになる。
【0007】前記束線は、前記一の対角線方向に直交す
る他の対角線方向に位置する前記各ターンの両端部のう
ちの一の端部において前記中空円筒体の内周側から外周
側に、かつ前記各ターンの前記両端部のうちの他の端部
において外周側から内周側に巻回されていることを特徴
とする。
【0008】前記各ターンは、前記一の対角線方向に直
交する他の対角線方向に位置する両端部において、該タ
ーンの外側に突出するように進行し、かつ略U字状に反
転して内側に復帰するように進行する折返し部を有する
ことを特徴とする。
【0009】中空円筒体の端部に折返し部が位置するこ
とになり、この折返し部は、菱形状の他の対角線方向、
即ち中空円筒体の長手(軸線)方向を向くことになる。
これにより、折返し部を中空円筒体の円周方向に詰めて
配置することができ、密に複数のターンを巻回すること
ができる。したがって、ターン数を増加させても、折返
し部が積層されて、これら折返し部が径方向あるいは軸
線方向に延在して露出されることはない。本発明による
巻線がスロットレス固定子の鉄心に固定されると、各タ
ーンの折返し部のみが固定子の端部から露出することに
なる。つまり、鉄心から露出する部分が折返し部のみと
少ないため、巻線量が大幅に減少されることになる。
【0010】好ましくは、各ターンは、隣り合うターン
と接触した状態で配置されている。これにより、高密度
で巻かれた巻線が形成されることになる。
【0011】さらに好ましくは、略菱形状とされたコイ
ルセグメントの四辺のうち、前記他の対角線に対して片
側に位置する二辺が前記中空円筒体の内周側に配置さ
れ、かつ前記片側に位置する二辺に対向する他の二辺が
前記中空円筒体の外周側に配置されている。
【0012】コイルセグメントのうちの二辺が中空円筒
体の内周側に配置され、他の二辺が外周側に配置される
ので、内周側および外周側共に、密に束線が巻回される
ことになる。
【0013】さらに好ましくは、中空円筒体の内周側に
配置されたコイルセグメントの二辺が、隣り合うコイル
セグメントの内周側に配置された二辺に対して周方向に
おいて隣接し、かつ、該隣り合うコイルセグメントの外
周側に配置された二辺に対して径方向に重ねられるよう
に、各コイルセグメントが重なりつつ順次ずらされて配
置されている。
【0014】各コイルセグメントの内周側に配置された
二辺が、円周方向において均一に配置されることにな
る。また、各コイルセグメントの外周側に配置された二
辺が、隣のコイルセグメントの内周側に配置された二辺
に対して、中空円筒体の径方向に重ね合わされることに
より、各コイルセグメントが交互に重ねられて配置され
ることになる。これにより、複数のコイルセグメントが
周方向および径方向に密に重ね合わされることになる。
【0015】さらに好ましくは、各ターンの両端に位置
する折返し部は、その片端側が中空円筒体の内周側から
外周側に向けて、また或る他端側は外周側から内周側に
向けて折り返されている。
【0016】折返し部が内周側(外周側)から外周側
(内周側)に折り返されているので、折返し部を周方向
に密接させて配置することができ、これにより、各ター
ン同士を周方向に順次密着させて配置させることができ
る。つまり、ターン数を増加させても、巻線が軸線方向
または径方向に大型化することはない。
【0017】さらに好ましくは、束線は、略菱形状とさ
れた各ターンの一辺の範囲内で少なくなくとも一回は螺
旋状にひねられている。螺旋状にひねることにより、高
周波トランス等に用いられるリッツ線と同様の構成とな
り、ターンを形成する束線間の各素線に生じる起電圧差
を減少させ、循環電流等の不要な損失の発生を抑えるこ
とが可能となる。
【0018】さらに好ましくは、束線は略矩形状の断面
を有する。矩形状断面を有する束線を隣接して並べる
と、これら束線は密接状態で配置されることになり、コ
イルセグメントの導体占積率が増大させられることにな
る。
【0019】さらに好ましくは、各細線は、線状部を有
する歪んだ円形状の断面を有し、線状部において隣り合
う細線と接触している。これにより、さらに導体占積率
が増大させられることになる。
【0020】本発明のスロットレス固定子巻線の製造方
法によれば、導体からなる複数の細線が束ねられた束線
を略菱形状に一周回巻回して一ターンを形成するターン
形成工程と、前記ターンを前記菱形状の一の対角線方向
に順次ずらせて連続して複数ターン巻回し配置すること
により、一連の前記束線からなるコイルセグメントを形
成するコイルセグメント形成工程と、前記コイルセグメ
ントを複数用いて、これらコイルセグメントを前記一の
対角線方向に隣り合うように順次ずらせかつ重ね合わせ
て帯状体を形成するとともに、該帯状体を中空円筒状に
巻く中空円筒体形成工程と、を備えたスロットレス固定
子を有する回転電機に用いるスロットレス固定子巻線の
製造方法であって、前記ターン形成工程は、前記束線
が、前記一の対角線方向に直交する他の対角線方向に位
置する前記各ターンの両端部のうちの一の端部において
前記中空円筒体の内周側から外周側に、かつ前記各ター
ンの前記両端部のうちの他の端部において外周側から内
周側に巻回される工程を含むことを特徴とする。
【0021】前記ターン形成工程は、前記一の対角線方
向に直交する他の対角線方向に位置する前記各ターンの
両端部において、該ターンの外側に突出するように進行
し、かつ略U字状に反転して内側に復帰するように進行
して折返し部を形成する折返し部形成工程を備えている
ことを特徴とする。
【0022】好ましくは、ターン形成工程は、隣り合う
細線と密着するように前記束線が加圧プレスされる加圧
プレス工程を備えている。加圧プレスを施すことによ
り、束線を構成する各細線が密着状態に変形される。ま
た、このように各細線が密着状態で保持されることによ
り、束線の断面形状が安定的に維持されることになる。
【0023】さらに好ましくは、前記加圧プレス工程に
先だって、略菱形状とされた前記各ターンの一辺の範囲
内で前記束線が少なくなくとも一回は螺旋状にひねられ
る工程を備えている。ひねりを加えた後に加圧プレスを
施すことにより、ねじれた状態で各細線が変形されるの
で、より強固な密着状態が得られることになる。
【0024】さらに好ましくは、加圧プレス工程は、束
線が略矩形状の断面を有するように該束線を成形する工
程を備えている。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照して、本
発明の一実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施
形態であるスロットレス固定子巻線が設けられた回転電
機を示した断面図である。図2は、図1の切断線II−II
における断面図である。
【0026】スロットレス固定子1を備えた回転電機3
が図1に示されており、例えば数kW〜数十kWとさ
れ、数万回転以上の回転数で使用される高速回転電気機
械に用いて好適なものである。回転電機3は、ケーシン
グ5により外形が形成されており、該ケーシング5の中
心軸線上に沿って回転子7が軸受け9を介して回転自在
に配置されている。
【0027】回転子7は、図2に示されているように、
界磁発生手段としての永久磁石11が組み込まれてい
る。この永久磁石11は、回転子7の表面において径方
向に磁束を発生するp極(pは2以上の偶数)の磁極を
形成するように構成されている。永久磁石としては、Sm
-Co,Nd-Fe-B焼結磁石等の希土類磁石が好適である。
【0028】回転子7の周りには、図1に示されている
ように、空隙13を介して、スロットレス固定子1が配
置されている。このスロットレス固定子1は、巻線を固
定するための溝部(スロット)が形成されていないもの
である。スロットレス固定子1は、回転子7側に位置す
る巻線(スロットレス固定子巻線)15と、ケーシング
5側に位置する固定子鉄心17とから構成されている。
【0029】固定子鉄心17は、中空円筒形状とされて
おり、ケーシング5の内周面に該鉄心17の外周面が接
触するように固定されている。この固定子鉄心17は、
リング状の電磁鋼板を板厚方向に多数枚積層することに
より構成されている。固定子鉄心17は、溝部(スロッ
ト)が形成されていない円筒面とされた内周面を有して
いる。なお、固定子鉄心17は分割構成でも可能であ
る。例えば、図11に示されているように二分割型とす
ることもできる。もちろん、三分割以上でも構わない。
【0030】巻線15は、固定子鉄心17と同様に中空
円筒形状とされており、該固定子鉄心17の内周面に該
巻線15の外周面が対向するように絶縁層19を介して
固定されている。巻線15は、端部においてバスバー2
1により結線接続されている。
【0031】以下に、巻線15について詳細に説明す
る。図3は、中空円筒形状とされた固定子巻線1を平面
状に展開した状態を示したものである。このように平面
状に展開され、帯状とされた巻線15は、複数のコイル
セグメント23,・・により構成されている。コイルセ
グメント23は、本実施形態において、3相2極に対応
していることから、3×2=6個とされている。つま
り、回転電機がm相p極とされている場合は、m×p個
のコイルセグメントが用いられる。
【0032】コイルセグメント23は、導体からなる複
数のマグネットワイヤ(細線)25,・・が束ねられた
束線27により形成されている(図6参照)。マグネッ
トワイヤ25は表面に絶縁被覆層が形成されており、素
線外径は1mm以下が望ましい。図4に示されているよ
うに、コイルセグメント23は、束線27を略菱形状に
一周回巻回して形成された一ターン29を複数配置する
ことにより構成されている。つまり、各ターン29,・
・は、図において左右方向に延在する菱形状の対角線
(一の対角線)A1方向に連続して順次ずらせて巻回し
て配置されている。各ターン29は、隣り合うターン2
9と接触しかつ密接した状態で配置されている。なお、
マグネットワイヤ25に代えて、高周波における表皮効
果を減少させるためにリッツ線を用いてもよい。
【0033】ターン29は、形状において次のような特
徴を有している。図4からわかるように、ターン29
は、一の対角線A1方向に直交する図において上下方向
に延在する対角線(他の対角線)A2方向に位置する両
端部35,35において、折返し部37を有している。
この折返し部37は、ターン29の外側に向けて他の対
角線A2上を突出するように進行し、かつ略U字状に反
転して該ターン29の内側に向けて他の対角線A2上を
復帰するように進行して形成されている。つまり、本実
施形態において折返し部37は、略180°に折り曲げ
られたヘアピン状とされている。
【0034】さらにこの折返し部37は、コイルセグメ
ント23の斜視図である図5からわかるように、図にお
いて下(上)側から上(下)側に折り返されている。つ
まり、後述のようにコイルセグメント23を中空円筒体
となるように巻いたときに、該中空円筒体の内(外)周
側から外(内)周側に向けて折り返されている。さら
に、束線27は、一の対角線A1方向に直交する他の対
角線A2方向に位置する各ターン29の両端部のうちの
一の端部において中空円筒体の内周側から外周側に、か
つ各ターン29の両端部のうちの他の端部において外周
側から内周側に巻回されている。このように折返し部3
7を構成することにより、一の組の二辺39,39が他
の組の二辺41,41に対して下側となるように配置さ
れることになる。つまり、コイルセグメント23を中空
円筒体となるように巻いたときに、略菱形状とされたコ
イルセグメント23の四辺のうち、他の対角線A2に対
して片側に位置する二辺39,39が中空円筒体の外周
側に配置され、かつ、この片側に位置する二辺39,3
9に対向する他の二辺41,41が中空円筒体の内周側
に配置されることになる。
【0035】コイルセグメント23は、複数のターン2
9が連続的に巻回されることにより、一連の束線27で
形成されている(図4及び図6参照)。したがって、各
コイルセグメント23ごとに一対の電気接続用の端子3
1,31が設けられることになる。なお、図4では、タ
ーン29が12.5ターン巻回されたコイルセグメント
が示されているが、巻回する回数はこれに限られず、用
途に応じて適宜変化させられる。
【0036】上述したように、束線27は複数のマグネ
ットワイヤ25,・・が束ねられた構成とされている
が、図6からわかるように、この束線27は矩形状の断
面を有している。さらに、束線27は螺旋状にひねられ
ている。このひねりは、菱形状とされたターン29の一
辺の範囲内で少なくとも一回は、即ち360°以上に加
えられていることが好ましい。
【0037】束線27を構成する各マグネットワイヤ2
5は、図7に示されているように、歪んだ円形の断面形
状とされている。より詳しくは、線状部33を有しかつ
角部が丸みを帯びた略四角形状とされている。各マグネ
ットワイヤ25はこのような断面形状とされているの
で、それぞれの線状部33において、隣り合うマグネッ
トワイヤ25と密着状態で接触されている。
【0038】以上のように構成されたコイルセグメント
23を複数用いることにより、図3に示したように、帯
状体が形成されることになる。そしてこの帯状体は、図
9に示されているように、円筒状に巻かれて中空円筒体
43とされる。
【0039】各コイルセグメント23は次のように重ね
合わされる。つまり、各コイルセグメント23は、図8
に示されているように、一の対角線A1方向に重ねつつ
順次ずられて配置されている。より詳細には、図におい
て下側(左側)に配置されたコイルセグメント23aの
二辺39a,39aが、隣り合うコイルセグメント23
bの図において下側(左側)に配置された二辺39b,
39bに対して、一の対角線A1方向において隣接し、
かつ、隣り合うコイルセグメント23cの図において上
側に配置された二辺41c,41cに対して上下方向に
重ねられるように配置されている。このように配置する
ことにより、コイルセグメント23を中空円筒状に形成
したとき、外周側に配置されたコイルセグメント23の
二辺39,39が、隣り合うコイルセグメント23の外
周側に配置された二辺39,39に対して、円周方向に
おいて隣接し、かつ、隣り合うコイルセグメント23の
内周側に配置された二辺41,41に対して径方向に重
ねられるように配置されることになる。
【0040】以上のように構成された複数のコイルセグ
メント23からなる円筒中空体43(図9参照)とされ
る巻線15は、図10に示されているように、固定子鉄
心17内に挿入されて固定される。
【0041】以下に、巻線15の製造方法について説明
する。先ず、複数のマグネットワイヤ25を束ねて束線
27を形成し(図6参照)、該束線27を略菱形状に巻
回してターンを複数形成する(図4参照)。
【0042】この際に、既述した折返し部37が形成さ
れるように束線27は巻回される。
【0043】好ましくは、ターン29を形成する際に、
隣り合うマグネットワイヤ25同士が密着するように束
線27が加圧プレスされることが望ましい。さらには、
図7に示すように、加圧プレスにより、束線27が矩形
状の断面を有するように成形されることが望ましい。
【0044】さらに好ましくは、加圧プレスを施す前
に、略菱形状とされたターン29の一辺の範囲内で束線
27が少なくとも一回は巻回されることが望ましい。
【0045】次に、各ターン29を一の対角線A1方向
に順次ずらせて複数配置することにより、一連の束線2
7からなるコイルセグメント23を形成する(図4参
照)。
【0046】そして、複数のコイルセグメント23を複
数用いて、これらコイルセグメント23を一の対角線A
1方向に順次ずらせかつ重ね合わせて帯状体を形成する
とともに(図8参照)、該帯状体を中空円筒状に巻いて
中空円筒体43を形成する(図9参照)。以上のよう
に、巻線15が形成されることになる。
【0047】本実施形態による巻線15によれば、以下
のような特有の効果を奏することができる。巻線15に
折返し部37を設け、該折返し部37は、中空円筒体4
3の長手方向に向けてU字状に折り曲げられるヘアピン
状とされるとともに中空円筒体43の端部とされるの
で、固定子鉄心から露出する巻線が円周方向に延在する
従来の巻線に比べて、使用するマグネットワイヤ25の
量を大幅に削減することができる。このようにマグネッ
トワイヤ25の全長が短くなるので、巻線15の直流抵
抗が減少させられ、ジュール熱による巻線15の発熱を
抑えることができる。
【0048】折返し部37を、中空円筒体43の内
(外)周側から外(内)周側に折り曲げるようにしたの
で、より密接に各ターン29を配置できる。すなわち、
折返し部37は中空円筒体43の径方向に折り曲げられ
るので、これら折返し部37を周方向に密接させて配置
することができる。これにより、各ターン29も周方向
に密接配置でき、ターン数が増えても径方向あるいは軸
線方向に束線27が重ね合わされることがない。中空円
筒体43の軸線方向に束線27が重ね合わされることが
ないので、たとえターン数が増加したとしても、巻線1
5の全長ひいては回転電機の全長が増大されることはな
い。したがって、導体量を増加させることによる高出力
化と同時に、回転電機の小型化を実現することができ
る。さらに、内周側から外周側への折り曲げにより、一
の組の二辺39,39を外周側に、他の組の二辺41,
41を内周側に配置することができる。したがって、中
空円筒体の内周側および外周側ともに均一かつ密に束線
27を配置することができる。
【0049】一のコイルセグメント23の外周側の二辺
39,39は、他のコイルセグメント23の外周側の二
辺39,39に対して円周方向に隣接して配置され、か
つ、他のコイルセグメント23の内周側の二辺41,4
1に対して径方向に隣接して配置される構成としたの
で、周方向および径方向に均一かつ密接に束線を配置す
ることができる。したがって、十分に高い電流密度を確
保することができ、高出力化を達成することができる。
【0050】束線27の断面形状を加圧プレスにより略
矩形状としたので、複数の束線27を並べて配置したと
きに、単に円形断面の素線を束ねた束線を用いる場合よ
りも空隙部を有さないように配置することができる。つ
まり、コイルセグメント23の一辺当たりの導体占積率
を増加させることができる。
【0051】マグネットワイヤ25の断面形状を線状部
33において隣のマグネットワイヤ25と密接するよう
な歪んだ円形状としたので、円形断面を有するマグネッ
トワイヤを単に束ねた構成よりも、より高密度に導体を
束線27内に配置することができ、より高い電流密度を
得ることができる。
【0052】束線27を螺旋状にひねった構成としたの
で、リッツ線における導体の転位と同様の効果が得ら
れ、特に回転電機3の回転子7が高速回転するときに生
じる、巻線15の渦電流損や循環電流損を大幅に低減す
ることができる。
【0053】さらに、螺旋状にひねった構成を採用する
ことにより、束線27がほつれたりバラバラになったり
することを回避することができる。
【0054】特に、束線27をひねった後にワイヤに熱
を加えながら加圧プレスを施す製造方法とした場合に
は、マグネットワイヤ25をひねった状態で変形させる
ことになり、単に加圧プレスするよりも各マグネットワ
イヤ25の密着性が高まるので、確実に束線27を成形
することができる。したがって、後にターン29を形成
する際にほつれたりすることがなく、矩形とされた束線
27の断面形状を安定的に維持することができる。さら
に、従来のように巻線の巻回・成形時においてマグネッ
トワイヤ25にワニス等の樹脂を含浸させたり、自己融
着線を用いて硬化させる必要がなくなるので、樹脂によ
り放熱性が阻害されることがなく、マグネットワイヤ2
5間に樹脂が入り込むことによって生じる導体の占積率
の低下を来すこともない。
【0055】なお、上述した実施形態において、折返し
部37は、ターン29の外側に向けて他の対角線A2上
を進行し、かつ略U字状に反転して該ターン29の内側
に向けて他の対角線A2上を進行する延在部50を有す
る構成として説明したが(図4参照)、この延在部50
は、図12に示されているように、略菱形状を形成する
ターン29の四辺のうち、折返し部37を含む二辺のい
ずれかの辺の延在方向の延長上に位置する構成として
も、上述の効果を妨げることはない。さらに、この延在
部50を省略して、単に折り返した端部を有する構成と
してもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各ターンの両端部に折返し部を設けたので、各ターンを
密に巻回することができ、これにより高電流値化が実現
され、回転電機の高出力化を達成することができる。さ
らに、折返し部を周方向に順次並べて配置することがで
きるので、導体量の増加による軸線方向および径方向の
大型化を回避することにより、回転電機の小型化を実現
することができる。
【0057】束線を螺旋状にひねった構成としたので、
回転電機の高速回転時に生じうる渦電流損や循環電流損
を大幅に減少させることができ、高速化にも対応するこ
とができる。
【0058】束線を加圧プレスする製造方法を採用する
ことにより、束線の断面形状が安定的に維持されること
となるので、巻線製造の際の自由度を大幅に増加させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態であるスロットレス固定
子巻線が設けられた回転電機を示した断面図である。
【図2】 図1の切断線II−IIにおける断面図である。
【図3】 複数のコイルセグメントにより形成された中
空円筒体を平面状に展開した状態を示す平面図である。
【図4】 コイルセグメントを示した平面図である。
【図5】 コイルセグメントを示した斜視図である。
【図6】 コイルセグメントを構成する束線を示した拡
大斜視図である。
【図7】 束線を構成する細線の断面形状を示した断面
図である。
【図8】 コイルセグメントの配置状態を示した斜視図
である。
【図9】 中空円筒体とされた本発明によるスロットレ
ス固定子巻線を示した斜視図である。
【図10】 固定子鉄心に対してスロットレス固定子巻
線が挿入される状態を示した斜視図である。
【図11】 分割構成とされた固定子鉄心を示した斜視
図である。
【図12】 ターンの延在部の変形例を示した平面図で
ある。
【図13】 従来技術によるスロットレス固定子を示し
た斜視図である。
【図14】 図13のスロットレス固定子に用いられる
コイルセグメントを示した斜視図である。
【図15】 従来技術による菱形状のターンを有するバ
ンド状コイルを示した平面図である。
【図16】 図15のバンド状コイルを巻回して形成さ
れた円筒形コイルを示した斜視図である。
【符号の説明】
1 スロットレス固定子 3 回転電機 15 巻線 23 コイルセグメント 25 マグネットワイヤ(細線) 27 束線 29 ターン 37 折返し部 A1 一の対角線 A2 他の対角線
フロントページの続き Fターム(参考) 5H603 AA09 BB01 BB02 BB12 CA01 CA05 CB16 CC17 CD05 CE01 5H615 AA01 BB14 PP01 PP07 PP17 QQ02 SS05 SS18 SS19

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体からなる複数の細線が束ねられた束
    線を略菱形状に一周回巻回して一ターンを形成し、 前記ターンを前記菱形状の一の対角線方向に順次ずらせ
    て連続して複数ターン巻回し配置することにより、一連
    の前記束線からなる略菱形状のコイルセグメントを形成
    し、 前記コイルセグメントを複数用いて、これらコイルセグ
    メントを前記一の対角線方向に隣り合うように順次ずら
    せて帯状体を形成するとともに、該帯状体を円筒状に巻
    いて形成された中空円筒体とされることを特徴とする、
    スロットレス固定子を有する回転電機に用いるスロット
    レス固定子巻線。
  2. 【請求項2】 前記束線は、前記一の対角線方向に直交
    する他の対角線方向に位置する前記各ターンの両端部の
    うちの一の端部において前記中空円筒体の内周側から外
    周側に、かつ前記各ターンの前記両端部のうちの他の端
    部において外周側から内周側に巻回されていることを特
    徴とする請求項1記載のスロットレス固定子巻線。
  3. 【請求項3】 前記各ターンは、前記一の対角線方向に
    直交する他の対角線方向に位置する両端部において、該
    ターンの外側に向けて突出するように進行し、かつ略U
    字状に反転して内側に向けて復帰するように進行する折
    返し部を有することを特徴とする請求項1または請求項
    2記載のスロットレス固定子巻線。
  4. 【請求項4】 前記各ターンは、隣り合うターンと接触
    した状態で配置されていることを特徴とする請求項1か
    ら請求項3のいずれかに記載のスロットレス固定子巻
    線。
  5. 【請求項5】 略菱形状とされた前記コイルセグメント
    の四辺のうち、前記他の対角線に対して片側に位置する
    二辺が前記中空円筒体の内周側に配置され、 かつ前記片側に位置する二辺に対向する他の二辺が前記
    中空円筒体の外周側に配置されていることを特徴とする
    請求項1から請求項4のいずれかに記載のスロットレス
    固定子巻線。
  6. 【請求項6】 前記内周側に配置されたコイルセグメン
    トの二辺が、隣り合うコイルセグメントの前記内周側に
    配置された二辺に対して周方向において隣接し、かつ、
    該隣り合うコイルセグメントの前記外周側に配置された
    二辺に対して径方向に重ねられるように、前記各コイル
    セグメントが重なりつつ順次ずらされて配置されている
    ことを特徴とする請求項5記載のスロットレス固定子巻
    線。
  7. 【請求項7】 前記折返し部は、前記中空円筒体の内周
    側から外周側に向けて、或いは外周側から内周側に向け
    て折り返されていることを特徴とする請求項2から請求
    項6のいずれかに記載のスロットレス固定子巻線。
  8. 【請求項8】 前記束線は、略菱形状とされた前記各タ
    ーンの一辺の範囲内で少なくなくとも一回は螺旋状にひ
    ねられていることを特徴とする請求項1から請求項7の
    いずれかに記載のスロットレス固定子巻線。
  9. 【請求項9】 前記束線は、略矩形状の断面を有するこ
    とを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載
    のスロットレス固定子巻線。
  10. 【請求項10】 前記各細線は、線状部を有する歪んだ
    円形状の断面を有し、前記線状部において隣り合う細線
    と接触していることを特徴とする請求項1から請求項9
    のいずれかに記載のスロットレス固定子巻線。
  11. 【請求項11】 導体からなる複数の細線が束ねられた
    束線を略菱形状に一周回巻回して一ターンを形成するタ
    ーン形成工程と、 前記ターンを前記菱形状の一の対角線方向に順次ずらせ
    て連続して複数ターン巻回し配置することにより、一連
    の前記束線からなるコイルセグメントを形成するコイル
    セグメント形成工程と、 前記コイルセグメントを複数用いて、これらコイルセグ
    メントを前記一の対角線方向に順次ずらせかつ隣り合う
    ように重ね合わせて帯状体を形成するとともに、該帯状
    体を中空円筒状に巻く中空円筒体形成工程と、 を備えたスロットレス固定子を有する回転電機に用いる
    スロットレス固定子巻線の製造方法であって、 前記ターン形成工程は、前記束線が、前記一の対角線方
    向に直交する他の対角線方向に位置する前記各ターンの
    両端部のうちの一の端部において前記中空円筒体の内周
    側から外周側に、かつ前記各ターンの前記両端部のうち
    の他の端部において外周側から内周側に巻回される工程
    を含むことを特徴とするスロットレス固定子巻線の製造
    方法。
  12. 【請求項12】 前記ターン形成工程は、前記一の対角
    線方向に直交する他の対角線方向に位置する前記各ター
    ンの両端部において、該ターンの外側に向けて突出する
    ように進行し、かつ略U字状に反転して内側に向けて復
    帰するように進行して折返し部を形成する折返し部形成
    工程を備えていることを特徴とする請求項11記載のス
    ロットレス固定子巻線の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記ターン形成工程は、隣り合う細線
    と密着するように前記束線が加圧プレスされる加圧プレ
    ス工程を備えていることを特徴とする請求項11または
    請求項12記載のスロットレス固定子巻線の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記加圧プレス工程に先だって、略菱
    形状とされる前記各ターンの一辺の範囲内で前記束線が
    少なくなくとも一回は螺旋状にひねられる工程を備えて
    いることを特徴とする請求項13に記載のスロットレス
    固定子巻線の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記加圧プレス工程は、前記束線が矩
    形状の断面を有するように該束線を成形する工程を備え
    ていることを特徴とする請求項13または請求項14記
    載のスロットレス固定子巻線の製造方法。
JP21139599A 1999-07-26 1999-07-26 スロットレス固定子巻線およびその製造方法 Expired - Fee Related JP4421018B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21139599A JP4421018B2 (ja) 1999-07-26 1999-07-26 スロットレス固定子巻線およびその製造方法
EP00115151A EP1073179B1 (en) 1999-07-26 2000-07-12 Slotless stator winding and method for manufacturing such winding
DE60044324T DE60044324D1 (de) 1999-07-26 2000-07-12 Wicklung für einen nutenlosen Stator und Verfahren zu seiner Herstellung
US09/619,547 US6791224B1 (en) 1999-07-26 2000-07-19 Stator winding and manufacturing method therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21139599A JP4421018B2 (ja) 1999-07-26 1999-07-26 スロットレス固定子巻線およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001037130A true JP2001037130A (ja) 2001-02-09
JP4421018B2 JP4421018B2 (ja) 2010-02-24

Family

ID=16605270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21139599A Expired - Fee Related JP4421018B2 (ja) 1999-07-26 1999-07-26 スロットレス固定子巻線およびその製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6791224B1 (ja)
EP (1) EP1073179B1 (ja)
JP (1) JP4421018B2 (ja)
DE (1) DE60044324D1 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006340583A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Masaaki Iwatani コイルおよびコイル部品
JP2007124892A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Maxon Motor Ag ワイヤから作られた多層菱形シングルコイルを有する電動機
US7269890B2 (en) 2002-11-13 2007-09-18 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Slotless rotary electric machine and manufacturing method of coils for such a machine
JP2008010743A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Hokkaido コイル部品およびその製造方法
JP2008300582A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Masaaki Iwatani コイルの製造方法
JP2009171839A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Johnson Electric Sa スロットレスモータのための固定子巻線
JP2012130244A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Infranor Holding Sa 永久磁石を備える同期電動機
JP2014090613A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Toyota Motor Corp セグメントコイルの製造方法
JP2020096405A (ja) * 2018-12-10 2020-06-18 株式会社Soken 回転電機、電力変換装置及び回転電機の製造方法
WO2023163136A1 (ja) * 2022-02-24 2023-08-31 株式会社デンソー コイル体、電機子及び回転電機

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004516649A (ja) * 2000-12-11 2004-06-03 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ バンドコイル
WO2004098025A1 (en) * 2003-04-28 2004-11-11 Danfoss A/S Slotless stator with an expanding member to fix the winding
US7506280B2 (en) * 2004-11-12 2009-03-17 Tabtronics, Inc. Magnetic winding and method of making same
DE102005054863A1 (de) * 2005-11-21 2007-05-24 Robert Bosch Gmbh Gefaltete Schleifenwicklung für einen Ständer
AU2007342411B2 (en) * 2006-12-28 2012-04-26 Resmed Motor Technologies Inc. Coil winding methods and structures for a slotless stator in a motor
CN101022229B (zh) * 2007-03-27 2013-01-02 南京汽轮电机(集团)有限责任公司 定子绕组端部分组连接方法
JP4502041B2 (ja) * 2008-04-24 2010-07-14 株式会社デンソー 回転電機の固定子およびその製造方法
KR100973686B1 (ko) * 2008-06-23 2010-08-03 전자부품연구원 코어리스 모터의 고정자
US7893587B2 (en) 2008-10-23 2011-02-22 Electromag Sa Brushless DC electric motor
JP5623171B2 (ja) * 2009-10-06 2014-11-12 セイコーインスツル株式会社 回転電機、及び歯科用又は医療用のハンドピース
JP5615613B2 (ja) * 2009-10-06 2014-10-29 セイコーインスツル株式会社 回転電機、及び歯科用又は医療用のハンドピース
ES2773903T3 (es) * 2012-03-21 2020-07-15 Maxon Int Ag Bobinado cilíndrico hueco no ferroso
US20160013693A1 (en) * 2014-07-08 2016-01-14 Hamilton Sundstrand Corporation Strand layout for reduced ac winding loss
US20160013692A1 (en) * 2014-07-08 2016-01-14 Hamilton Sundstrand Corporation Stator winding assembly
HUE052344T2 (hu) * 2015-01-07 2021-04-28 Univ Catholique Louvain Tekercselés villamos géphez
CN105186748B (zh) * 2015-07-31 2023-09-19 浙江鼎安机械制造有限公司 径向无铁芯永磁电机的定子绕组结构及电机
EP3171497A1 (de) 2015-11-19 2017-05-24 Lakeview Innovation Ltd. Zweipoliger bürstenkommutierter dc-elektromotor
KR101972869B1 (ko) 2017-04-25 2019-04-26 엘씨 텍(주) 슬롯리스 bldc 모터의 고정자조립체 제조방법 및 이를 제조하기 위한 치구
CN109327093B (zh) * 2017-08-01 2024-03-22 上海鸣志电器股份有限公司 一种用于无齿槽电机的嵌套绕组
CN110661387B (zh) * 2018-06-29 2022-04-05 上海鸣志电器股份有限公司 一种用于气隙绕组的绞线方法
JP7251340B2 (ja) * 2018-07-25 2023-04-04 株式会社デンソー 電機子巻線の製造方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1242421A (en) * 1967-09-18 1971-08-11 Interelectric Ag Electrical machine cylindrical coil winding
BE793731A (fr) * 1972-01-05 1973-05-02 English Electric Co Ltd Electrogenerateurs
US3995364A (en) * 1973-09-14 1976-12-07 Interelectric Aktiengesellschaft Method for manufacturing a tubular-shaped multilayer coil for electrical machines
DE2511567A1 (de) * 1975-03-17 1976-09-30 Teldix Gmbh Elektrische maschine
JPS5125758A (en) * 1974-08-27 1976-03-02 Tamagawa Seiki Co Ltd Denkyosunikukoiruno makisenseizohoho
JPS5744753Y2 (ja) * 1975-03-15 1982-10-02
US4260924A (en) * 1978-09-27 1981-04-07 Westinghouse Electric Corp. Conductor bar for dynamoelectric machines
US4481438A (en) * 1982-09-13 1984-11-06 Electric Power Research Institute, Inc. High voltage electrical generator and windings for use therein
EP0150070A3 (de) * 1984-01-19 1986-06-04 Papst-Motoren GmbH & Co. KG Kollektorloser Gleichstommotor mit eisenloser Statorwicklung
DE3621095A1 (de) * 1986-06-24 1988-01-07 Thomson Brandt Gmbh Verfahren zum herstellen eines flachen spulenbandes
IT1228922B (it) * 1989-03-01 1991-07-09 Sirten Conduttore elettrico in corda con anima in piattina.
US5200661A (en) * 1989-12-15 1993-04-06 Shramo Daniel J Slotless, brushless, large air gap electric motor
US5197180A (en) * 1991-09-13 1993-03-30 Faraday Energy Foundation Method for making an electric motor winding
JP3598581B2 (ja) * 1995-05-19 2004-12-08 株式会社デンソー 発電機の回転子コイルおよびその製造方法
US5955810A (en) * 1997-05-26 1999-09-21 Denso Corporation Alternator for vehicle

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7269890B2 (en) 2002-11-13 2007-09-18 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Slotless rotary electric machine and manufacturing method of coils for such a machine
JP2006340583A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Masaaki Iwatani コイルおよびコイル部品
US7671504B2 (en) 2005-10-25 2010-03-02 Maxon Motor Ag Electric motor with multilayered rhombic single coils made of wire
JP2007124892A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Maxon Motor Ag ワイヤから作られた多層菱形シングルコイルを有する電動機
JP4673817B2 (ja) * 2005-10-25 2011-04-20 マクソン モーター アーゲー ワイヤから作られた多層菱形シングルコイルを有する電動機
JP2008010743A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Hokkaido コイル部品およびその製造方法
JP2008300582A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Masaaki Iwatani コイルの製造方法
JP2009171839A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Johnson Electric Sa スロットレスモータのための固定子巻線
JP2012130244A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Infranor Holding Sa 永久磁石を備える同期電動機
US10312776B2 (en) 2010-12-15 2019-06-04 Infranor Holding Sa Synchronous motor with permanent magnets
JP2014090613A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Toyota Motor Corp セグメントコイルの製造方法
JP2020096405A (ja) * 2018-12-10 2020-06-18 株式会社Soken 回転電機、電力変換装置及び回転電機の製造方法
JP7181781B2 (ja) 2018-12-10 2022-12-01 株式会社Soken 回転電機、電力変換装置及び回転電機の製造方法
WO2023163136A1 (ja) * 2022-02-24 2023-08-31 株式会社デンソー コイル体、電機子及び回転電機

Also Published As

Publication number Publication date
EP1073179A3 (en) 2003-09-10
US6791224B1 (en) 2004-09-14
DE60044324D1 (de) 2010-06-17
EP1073179B1 (en) 2010-05-05
JP4421018B2 (ja) 2010-02-24
EP1073179A2 (en) 2001-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001037130A (ja) スロットレス固定子巻線およびその製造方法
US6894418B2 (en) Nested stator coils for permanent magnet machines
US9425664B2 (en) Composite stator for electromechanical power conversion
JP5704394B2 (ja) 回転電機の固定子
US7800273B2 (en) AC electric rotating machine with multiphase stator coils
US7269890B2 (en) Slotless rotary electric machine and manufacturing method of coils for such a machine
JP2010011715A (ja) 回転電機のコイル組立体用のコイル線材
JPWO2021112040A5 (ja)
WO2022071029A1 (ja) ステータおよびモータ
JP2000139051A (ja) 回転電機の波巻きコイルおよびその製造方法
US8272119B2 (en) Method of forming coil assembly for stator
JP5072502B2 (ja) 回転電動機
JP2010142019A (ja) 回転電機の多相波巻き巻線およびその製造方法
JP2000069701A (ja) 回転電機の波巻きコイルおよびその製造方法
US3719844A (en) Dynamo-electric machines
WO2022194390A1 (en) Rotating electromechanical apparatus and method of manufacture of stator winding
JPH0884448A (ja) 三相モータのステータコイルおよびステータの製造方法
JP2023000667A (ja) モータ
JP2629304B2 (ja) ブラシレスモータの巻線方法
JPH03150052A (ja) 円板状電機子巻線の作成法
WO2001059911A1 (en) A stator for an alternating current machine

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071227

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080325

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080526

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080529

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080725

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091202

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131211

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees