JP2001036970A - 無線ネットワーク - Google Patents

無線ネットワーク

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JP2001036970A
JP2001036970A JP11209416A JP20941699A JP2001036970A JP 2001036970 A JP2001036970 A JP 2001036970A JP 11209416 A JP11209416 A JP 11209416A JP 20941699 A JP20941699 A JP 20941699A JP 2001036970 A JP2001036970 A JP 2001036970A
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wireless network
wireless
wireless device
pio
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JP11209416A
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Toshihiro Maruyama
智弘 丸山
Nobuhiko Ando
伸彦 安東
Yoshiyuki Saito
芳之 齋藤
Yasuo Shimizu
康雄 清水
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々のアプリケーションを対象として、各ア
プリケーションごとに専用回線を設けることなく、デー
タ収集、監視及び制御を行う。 【解決手段】 自動販売機1a〜1c、電力計測センサ
2a〜2f、複写機3a、3b、中継器4a〜4e、自
動販売機POS用ホストコンピュータ5a、電力計測セ
ンサデータ収集用ホストコンピュータ5b、及び複写機
管理用ホストコンピュータ5cは、1つの無線ネットワ
ークを共有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線ネットワークに
関し、特に、様々のアプリケーションを対象として、各
アプリケーションごとに専用回線を設けることなく、デ
ータ収集、監視及び制御を行う場合に適用して好適なも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のデータ通信では、様々のアプリケ
ーションを対象として、データ収集、監視及び制御を行
うため、各アプリケーションごとに専用回線が設けられ
ていた。例えば、電力の計測値を収集する場合、電力計
測センサを対象にした専用回線が設置され、自動販売機
の売り上げデータを収集する場合、自動販売機を対象に
した専用回線が設置され、複写機の計測値を収集する場
合、複写機を対象にした専用回線が設置されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、様々の
アプリケーションのデータを収集するために、各アプリ
ケーションごとに専用回線を設ける方法では、設備投資
の負担が増大するという問題があった。
【0004】また、あるアプリケーションの専用回線が
不通になった場合には、そのアプリケーションについて
のデータの収集ができなくなるという問題があった。そ
こで、本発明の目的は、様々のアプリケーションを対象
として、各アプリケーションごとに専用回線を設けるこ
となく、データ収集、監視及び制御を行うことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明によれば、異なるアプリケーションのデ
ータを無線ネットワーク内で共有するようにしている。
【0006】このことにより、第1のアプリケーション
に対して構築された無線ネットワークを利用して、第2
のアプリケーションのデータの送信することが可能とな
り、第2のアプリケーションの無線通信を行う場合にお
いても、第2のアプリケーションに対する無線ネットワ
ークを構築する必要がなくなることから、様々のアプリ
ケーションを対象として、データ収集、監視及び制御な
どを効率よく行うことが可能となる。
【0007】また、第1のアプリケーションに対して構
築された無線ネットワークが不通になった場合において
も、第2のアプリケーションに対して構築された無線ネ
ットワークを利用して、第1のアプリケーションのデー
タを送信することが可能となり、通信の信頼度を向上さ
せることが可能となる。
【0008】また、本発明の一態様によれば、無線機
は、他の無線機から送信されたデータを中継するように
している。このことにより、様々のアプリケーションが
同一の無線機を共有しながら、アプリケーションのデー
タを送信することが可能となり、各アプリケーションご
とに専用の無線機を設ける必要がなくなることから、様
々のアプリケーションを対象として、データ通信を効率
的に行うことが可能となる。
【0009】また、本発明の一態様によれば、無線機
は、アプリケーションから出力されたデータを他の無線
機に送信するようにしている。このことにより、アプリ
ケーションごとに検出されたデータを遠隔地に伝えるこ
とが可能となり、様々の場所から収集されたアプリケー
ションのデータを効率よく分析したり、監視したりする
ことが可能となる。
【0010】また、本発明の一態様によれば、各アプリ
ケーションごとにホストコンピュータを設け、無線機
は、受信したアプリケーションのデータをそのアプリケ
ーション専用のホストコンピュータに出力するようにし
ている。
【0011】このことにより、様々のアプリケーション
のデータが1つの無線ネットワーク内に混在する場合に
おいても、各アプリケーションのデータをそれぞれに最
適な場所で個別に処理することが可能となり、データの
収集や処理を効率よく行うことが可能となる。
【0012】また、本発明の一態様によれば、無線機
は、他の無線機に中継させながら目的地にデータを送信
するための最適なルートを登録するようにしている。こ
のことにより、無線機がメッシュ状に配置されている無
線ネットワーク内に場合において、最短のルートでデー
タを目的地に送信することが可能となるとともに、ある
ルートが不通になった場合においても、他のルートに迂
回してデータを目的地に送信することが可能となる。
【0013】また、本発明の一態様によれば、無線ネッ
トワークは移動端末を登録し、移動端末は、登録された
無線ネットワークと通信を行うことにより、アプリケー
ションのデータを受信するようにしている。
【0014】このことにより、無線機が設置されていな
い場所でも、様々のアプリケーションのデータを受信す
ることが可能となるとともに、様々のアプリケーション
の動作状況を移動しながら監視することが可能となる。
【0015】また、本発明の一態様によれば、移動端末
は、電力計測手段を備え、前記電力計測手段により計測
された計測結果と無線ネットワークから受信した電力デ
ータとを対比させるようにしている。
【0016】このことにより、現在の電力の計測値と正
常時の計測値とをリアルタイムで比較することが可能と
なり、電力の使用時の異常を効率よく見つけ出すことが
可能となる。
【0017】また、本発明の一態様によれば、指定され
た事象の発生に対応した動作を無線機に登録し、前記事
象が検出された場合、登録された動作の指示を他の無線
機に伝えるようにしている。
【0018】このことにより、ホストコンピュータを介
することなく、様々のアプリケーションの動作を無線機
から直接遠隔制御することが可能となり、ホストコンピ
ュータの負荷を軽減することが可能となるとともに、無
線ネットワークの通信量の負荷を軽減することが可能と
なる。
【0019】また、本発明の一態様によれば、無線機
は、その無線機に設定される機能の内容を無線ネットワ
ークを介してダウンロードするようにしている。このこ
とにより、無線機に様々の機能を持たせることが可能と
なるともに、無線機に設定された機能を容易に更新する
ことが可能となる。
【0020】また、本発明の一態様によれば、無線ネッ
トワーク同士を回線で接続するようにしている。このこ
とにより、無線ネットワークが方々に点在している場合
においても、無線ネットワーク同士で交信することが可
能となる。
【0021】また、本発明の一態様によれば、回線は、
無線ネットワーク内の複数の無線機と直接交信できるよ
うに接続される。このことにより、無線ネットワーク内
の1つの無線機と交信不可能になった場合においても、
他の無線機を介して無線ネットワーク間の交信を行うこ
とが可能となり、無線ネットワーク間でデータ通信を行
う場合の信頼性を向上させることが可能となる。
【0022】また、本発明の一態様によれば、無線ネッ
トワーク同士を接続する回線は、電力線である。このこ
とにより、無線ネットワークの間に電波の障害物が存在
する場合においても、新たな通信回線の構築を行うこと
なく、無線ネットワーク間でデータ通信を行うことが可
能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に係わる
無線ネットワークについて図面を参照しながら説明す
る。図1は、本発明の一実施例に係わる無線ネットワー
クの概略構成を示す図である。図1において、自動販売
機1a〜1c、電力計測センサ2a〜2f、複写機3
a、3b、中継器4a〜4e、自動販売機POS用ホス
トコンピュータ5a、電力計測センサデータ収集用ホス
トコンピュータ5b、及び複写機管理用ホストコンピュ
ータ5cがメッシュ状に配置され、これらの様々のアプ
リケーションのデータの送受信を行うための無線ネット
ワークが形成されている。なお、アプリケーションのデ
ータとは、自動販売機1a〜1cの売り上げ情報、電力
の計測値データ、複写機3a、3bの計測値データなど
である。自動販売機1a〜1c、電力計測センサ2a〜
2f、複写機3a、3b、中継器4a〜4e、自動販売
機POS用ホストコンピュータ5a、電力計測センサデ
ータ収集用ホストコンピュータ5b、及び複写機管理用
ホストコンピュータ5cにはそれぞれPIOステーショ
ンが設けられている。PIOステーションには、自己の
アプリケーション及び他のアプリケーションのデータを
中継する中継機能が設けられ、このPIOステーション
の中継機能により、自己のPIOステーションが取得し
たデータを他のPIOステーションに送信できるように
なっている。ここで、各アプリケーションは、1つの無
線ネットワークを共有しているため、自動販売機1a〜
1cのデータを、電力計測センサ2a〜2fのデータを
送信するために設けられた無線ネットワークを用いて送
信することが可能となるし、逆に、電力計測センサ2a
〜2fのデータを、自動販売機1a〜1cのデータを送
信するために設けられた無線ネットワークを用いて送信
することが可能となる。また、各PIOステーションに
は、自己のPIOステーションと交信可能範囲に存在す
る他のPIOステーションのどれを選択すると、最短ル
ートでデータを目的地に送信することができるかを示す
情報が登録されたルートテーブルが設けられている。こ
のため、他のPIOステーションの中継機能を利用して
データを目的地に送信する場合、このルートテーブルを
参照することにより、最適なPIOステーションを選択
することができる。
【0024】自動販売機1a〜1cのPIOステーショ
ンは、自動販売機1a〜1cの売り上げ状況などを監視
する。そして、自動販売機POS用ホストコンピュータ
5aからデータ送信要求があると、PIOステーション
が収集した自動販売機1a〜1cの売り上げデータを自
動販売機POS用ホストコンピュータ5aに送信する。
ここで、自動販売機POS用ホストコンピュータ5a
が、自動販売機1a〜1cのPIOステーションの交信
範囲を越える位置にある場合、他のPIOステーション
の中継機能を利用して、自動販売機1a〜1cの売り上
げデータを自動販売機POS用ホストコンピュータ5a
に送信する。ここで、PIOステーションの中継機能
は、自動販売機1a〜1cのデータ、電力計測センサ2
a〜2fのデータ及び複写機3a、3bのデータのいず
れのデータも中継できるようになっている。このため、
PIOステーションが収集した自動販売機1a〜1cの
売り上げデータを自動販売機POS用ホストコンピュー
タ5aに送信する場合、無線ネットワーク内のどの中継
器4a〜4eも利用することができる。また、自動販売
機1a〜1cのデータを中継するため、電力計測センサ
2a〜2fに接続されているPIOステーションも利用
することもできるし、複写機3a、3bに接続されてい
るPIOステーションも利用することができる。
【0025】また、自動販売機1a〜1cのPIOステ
ーションは、自動販売機1a〜1cの商品がなくなった
ことを検出すると、商品のなくなった自動販売機1a〜
1cの位置やその商品名などを自動販売機POS用ホス
トコンピュータ5aに通知することもできる。そして、
この情報に基づいて、自動販売機1a〜1cの商品の補
充を行うことができる。
【0026】例えば、自動販売機1bから自動販売機1
bの売り上げデータを自動販売機POS用ホストコンピ
ュータ5aに送信する場合、自動販売機1b→電力計測
センサ2b→自動販売機POS用ホストコンピュータ5
aというルートで送信することができる。また、自動販
売機1bと電力計測センサ2bとの間に電波障害物があ
る場合、自動販売機1b→電力計測センサ2a→自動販
売機1a→中継器4a→自動販売機POS用ホストコン
ピュータ5aというルートで自動販売機1bの売り上げ
データを送信することができる。
【0027】電力計測センサ2a〜2fのPIOステー
ションは、電力の計測値などを監視し、記録を取る。そ
して、電力計測センサデータ収集用ホストコンピュータ
5bからデータ送信要求があると、PIOステーション
が収集した電力の計測値を電力計測センサデータ収集用
ホストコンピュータ5bに送信する。ここで、電力計測
センサデータ収集用ホストコンピュータ5bが、電力計
測センサ2a〜2fのPIOステーションの交信範囲を
越える位置にある場合、他のPIOステーションの中継
機能を利用して、電力計測センサ2a〜2fから獲得し
た電力の計測値を電力計測センサデータ収集用ホストコ
ンピュータ5bに送信する。ここで、PIOステーショ
ンが収集した電力の計測値を電力計測センサデータ収集
用ホストコンピュータ5bに送信する場合、無線ネット
ワーク内のどの中継器4a〜4eも利用することができ
る。また、電力の計測値データを中継するため、自動販
売機1a〜1cに接続されているPIOステーションも
利用することもできるし、複写機3a、3bに接続され
ているPIOステーションも利用することができる。
【0028】例えば、電力計測センサ2bから電力計測
センサ2bの電力量データを電力計測センサデータ収集
用ホストコンピュータ5bに送信する場合、電力計測セ
ンサ2b→自動販売機1b→中継器4b→電力計測セン
サデータ収集用ホストコンピュータ5bというルートで
送信することができる。また、自動販売機1bと電力計
測センサ2bとの間に電波障害物がある場合、電力計測
センサ2b→中継器4a→自動販売機1a→電力計測セ
ンサ2a→中継器4b→電力計測センサデータ収集用ホ
ストコンピュータ5bというルートで電力計測センサ2
bの電力量データを送信することができる。
【0029】複写機3a、3bのPIOステーションは
複写機3a、3bの計測値などを記録する。そして、複
写機管理用ホストコンピュータ5cからデータ送信要求
があると、PIOステーションが収集した複写機3a、
3bの計測値データを複写機管理用ホストコンピュータ
5cに送信する。ここで、複写機管理用ホストコンピュ
ータ5cが、複写機3a、3bのPIOステーションの
交信範囲を越える位置にある場合、他のPIOステーシ
ョンの中継機能を利用して、複写機3a、3bの計測値
データを複写機管理用ホストコンピュータ5cに送信す
る。ここで、PIOステーションが収集した複写機3
a、3bの計測値データを複写機管理用ホストコンピュ
ータ5cに送信する場合、無線ネットワーク内のどの中
継器4a〜4eも利用することができる。また、複写機
3a、3bの計測値データを中継するため、自動販売機
1a〜1cに接続されているPIOステーションも利用
することもできるし、電力計測センサ2a〜2fに接続
されているPIOステーションも利用することもでき
る。
【0030】また、複写機3a、3bのPIOステーシ
ョンは、複写機3a、3bの紙やトナーがなくなったこ
とや、紙詰まりなどのトラブルの発生を検出すると、ト
ラブルの発生した複写機3a、3bの位置やトラブルの
種類などを複写機管理用ホストコンピュータ5cに通知
することもできる。そして、これらの情報に基づいて、
紙やトナーの補充などを行うことができる。
【0031】例えば、複写機3bから複写機3bの計測
値データを複写機管理用ホストコンピュータ5cに送信
する場合、複写機3b→中継器4e→複写機管理用ホス
トコンピュータ5cというルートで送信することができ
る。また、複写機3bと中継器4eとの間に電波障害物
がある場合、複写機3b→電力計測センサ2e→中継器
4c→中継器4d→中継器4e→複写機管理用ホストコ
ンピュータ5cというルートで複写機3bの計測値デー
タを送信することができる。
【0032】このように、様々のアプリケーションが1
つの無線ネットワークを共有することにより、各アプリ
ケーションのデータをホストコンピュータに送信するた
めに、各アプリケーションごとに専用ネットワークを用
意する必要がなくなり、無線ネットワークを効率的に使
用することが可能となる。また、各アプリケーションは
無線ネットワークを共有しているため、あるアプリケー
ションの無線ネットワークを利用しただけでは、建物の
構造などにより、どうしても電波が届かない場合でも、
他のアプリケーションの無線ネットワークを利用して電
波を届けることが可能となる。このため、ホストコンピ
ュータは、必要なPIOステーションを指定して必要な
アプリケーションのデータを要求するだけで、必要なア
プリケーションのデータを確実に取得することが可能と
なる。また、電波障害を回避するための新たな中継器を
設置した場合においても、複数のホストコンピュータに
よりその中継器を共有することが可能となり、中継器を
各アプリケーションごとに専用に用意した場合に比べて
経済的である。また、電力管理などを工場の作業管理部
門で行い、自動販売機の商品管理を商品補充を請け負っ
ている専門部門で行い、複写機の管理などを総務部門の
手元で行っている場合がある。この場合、各アプリケー
ションを管理するホストコンピュータはそれぞれの部門
ごとに分散して配置した方が効率的である。このため、
アプリケーションを管理する新たなホストコンピュータ
を増設する場合がある。このような場合でも、既存の無
線ネットワークを何ら変更することなく、そのホストコ
ンピュータをPIOステーションに接続するだけで、ア
プリケーションのデータをその無線ネットワークを利用
して取得することが可能となり、無線ネットワークの効
率的な運用が可能となる。なお、アプリケーションは、
ファクシミリやプリンタなどのOA機器のデータでもよ
い。
【0033】図2は、本発明の一実施例に係わるPIO
ステーション11の構成を示すブロック図である。図2
において、PIOステーション11は、自己のアプリケ
ーションのデータ及び他のアプリケーションのデータを
中継する中継手段12、アプリケーションのデータを入
力するデータ入力手段13、データ出力手段14、無線
で通信を行うための通信手段15及びアンテナ16を備
えている。中継手段12は、他のPIOステーションか
ら送られてきたデータをアンテナ16を介して受信する
(A1)。そして、目的地に最も近いPIOステーショ
ンを検索し、受信したデータを検索したPIOステーシ
ョンに送信する(A2)。データ入力手段13は、アプ
リケーションのデータの入力を行い、アンテナ16を介
して他のPIOステーションに送信する。データ出力手
段14は、受信したデータをホストコンピュータなどに
出力する。
【0034】このように、PIOステーション11に中
継機能を持たせることにより、自分のアプリケーション
以外のデータを中継することが可能となり、様々のアプ
リケーションを1つの無線ネットワークで共有すること
が可能となる。
【0035】次に、本発明の一実施例に係わる無線ネッ
トワークに移動端末を組み込む方法について説明する。
移動端末は、パソコンやPDAに無線機が付加され、移
動しながら無線ネットワークと通信ができる。また、移
動端末は、無線ネットワークのカバーエリア内にいれば
ホストコンピュータ、PIOステーションの資格を問わ
ずいずれとも通信が可能なため、マルチアプリケーショ
ンで稼動している状態でも、任意のアクセスの動作状況
の確認ができる。このため、例えば、省エネなどを実施
しようとする場合、推進責任者は工場、事務所などを定
期的に巡回しながら、電力量の計測値データなどを移動
端末に表示させることができる。推進責任者は、移動端
末の表示データを見ながら、電力量の計測値を監視し、
電力の計測値の大きい部署の指導や助言などを行うこと
ができる。また、巡回者は、移動端末から電力管理用ホ
ストコンピュータ5cに指令を出し、電力計測値のトレ
ンドデータを手に入れる。そして、省エネ上問題のある
電力計測センサ2a〜2fの現在の電力計測値を連続的
に要求し、その結果を移動端末の表示部に表示させる。
この結果、平常時に比べ、現在の電力計測値の大きい職
場を探し出すことが可能となり、その原因を巡回者が目
で見て簡単に発見できる。例えば、昼休み中の天井燈の
消灯忘れなどを容易に発見することが可能となり、その
時の電力計測値で指摘することができる。また、巡回者
は、天井燈の消灯忘れなどを発見した場合、その電源を
切断し、その時の結果を瞬時に確認することが可能とな
る。
【0036】また、移動端末にクランプ型などの電力測
定機能を付加することもできる。一系統に複数の機器が
接続され、それらの機器が稼動中の場合、その系統全体
の電力計測値だけを調べただけでは、特定の機器のみの
電力計測値を調べることができない場合がある。この場
合、一台毎電源を切断して、特定の機器の電力計測値を
調べていては効率が悪い。このような場合、個々の機器
にクランプ型の電力測定器をあて、移動端末で各機器の
消費電力を計測する。そして、各機器の電力計測値を各
系統毎の電力計測値とリアルタイムに対比することで、
各機器の影響度を把握ができる。
【0037】なお、PIOステーションを交通量監視セ
ンサと接続してもよく、無線ネットワークを介して交通
量データとその位置情報を移動端末に伝えることによ
り、交通渋滞の発生状況をリアルタイムで知らせること
ができ、交通渋滞の解消に役立てることが可能となる。
【0038】図3は、本発明の第1実施例に係わる無線
ネットワークへの携帯端末の組み込み方法を示す図であ
る。図3において、無線ネットワーク内には、固定局2
2〜27が設置され、固定局27はサーバ28に接続さ
れているものとする。移動端末21が電源投入時に固定
局22との通信の確認を行うと(B1)、固定局22
は、自分と通信できる位置に移動端末21が存在するこ
とを、固定局27を経由してサーバ28に登録する(B
2)。なお、サーバ28に登録された情報は、移動端末
21が固定局22と通信できる範囲にいる限り有効であ
る。移動端末21は、固定局23との通信を行う場合、
固定局22を経由して固定局27に電文を送信する(B
3)。固定局27が電文を受信すると、サーバ28は、
サーバ28に登録されている固定局23の情報に従っ
て、電文を固定局23に送信する(B4)。この時、移
動端末21が固定局22に接続されているという情報
が、固定局23に送信される電文に付加される。固定局
23は、サーバ28から送信された電文により、移動端
末21が固定局22に接続されていることを知り、固定
局22を介して移動端末21と通信を行う(B5)。こ
のように、移動端末21が接続されている固定局22を
サーバ28に登録することにより、移動端末同士の通信
が可能となる。
【0039】図4は、本発明の第2実施例に係わる無線
ネットワークへの携帯端末の組み込み方法を示す図であ
る。図4において、無線ネットワーク内には、固定局3
2〜37が設置されているものとする。移動端末31
は、電源投入時に固定局32との通信の確認を行うと、
移動端末31は、自分が固定局32に接続されているこ
とを登録する(C1)。次に、移動端末31は、固定局
32を通して固定局33に回線の確立を行う(C2)。
次に、固定局33は、移動端末31が固定局32に接続
されていることを登録する。その後、移動端末31と固
定局33は、固定局32を介して通信を行う。通信が終
了すると、移動端末31と固定局33との登録を抹消す
る。このように、移動端末31が固定局33を相手に回
線を確立することにより、サーバが不要となるととも
に、登録する手順を単純化することが可能となり、通信
が終了すると、登録を抹消することが可能となる。
【0040】次に、本発明の一実施例に係わるPIOス
テーションによる遠隔制御方法について説明する。PI
Oステーションは、自分自身のPIOステーションをア
クセスし、電力計測センサ測などを行い、その計測結果
を無線機を使って送出する機能を有する。これらのPI
Oステーションの機能は、通常、ホストコンピュータか
らの指令に基づいて動作する。ここで、PIOステーシ
ョンを制御するプロセッサ自体に、PIOステーション
の機能を自ら実行させる機能を付加する。このことによ
り、PIOステーションは、ホストコンピュータを経由
せずにシーケンス制御を行うことが可能になる。
【0041】図5は、本発明の一実施例に係わるPIO
ステーションによる遠隔制御方法を示す図であり、図5
(a)は、ホストコンピュータを経由して、PIOステ
ーションの機能を実行する方法、図5(b)は、ホスト
コンピュータを経由することなく、PIOステーション
の機能を実行する方法を示す。
【0042】図5(a)において、ホストコンピュータ
45を経由して、PIOステーションの機能を実行する
場合、無線ネットワークを実現するPIOステーション
41〜44に加え、ホストコンピュータ45が必要とな
る。各PIOステーション41〜44には、アプリケー
ションからのデータの入出力を行うデータ入出力部41
a〜44aが設けられるとともに、無線でデータのやり
取りを行うアンテナ41b〜44bが設けられている。
ここで、例えば、PIOステーション41のディジタル
入力がONした時、PIOステーション43のディジタ
ル出力をONする機能を実現することを考える。この場
合、PIOステーション41は、PIOステーション4
1のディジタル入力がONしたことを検出すると、その
ことをPIOステーション42〜44を順々に経由して
ホストコンピュータ45に伝える(D1)。ホストコン
ピュータ45は、PIOステーション41のディジタル
入力がONしたという情報を受け取ると、ディジタル出
力をONするという指令をPIOステーション44を介
してPIOステーション43に伝える。PIOステーシ
ョン43は、ディジタル出力をONするという指令をホ
ストコンピュータ45から受け取ると、PIOステーシ
ョン43は、ディジタル出力をONにする(D2)。
【0043】図5(b)において、ホストコンピュータ
を経由することなく、PIOステーションの機能を実行
する場合、無線ネットワークを実現するPIOステーシ
ョン51〜53を設ける。この際、ホストコンピュータ
は必ずしも必要でない。各PIOステーション51〜5
3には、アプリケーションからのデータの入出力を行う
データ入出力部51a〜53aが設けられるとともに、
無線でデータのやり取りを行うアンテナ51b〜53b
が設けられている。さらに、各PIOステーション51
〜53には、事象の発生に対応する動作が登録された機
能指定テーブルが設けられる。PIOステーション51
〜53の各制御CPUは、自らのPIOステーション5
1〜53を一定間隔でスキャンし、機能指定テーブルの
イベントの検出項目に指定された事象の発生をチェック
する。そして、機能指定テーブルで指定された事象が発
生した場合、機能指定テーブルのイベントによる動作指
定の項目を参照し、指定されたPIOステーション51
〜53に対し指令電文を送出する。
【0044】例えば、PIOステーション51のディジ
タル入力がONした時、PIOステーション53のディ
ジタル出力をONする機能を実現することを考える。こ
の場合、PIOステーション51は、PIOステーショ
ン41のディジタル入力がONしたことを検出すると、
機能指定テーブルを参照する。そして、PIOステーシ
ョン53のディジタル出力をONするという指令を機能
指定テーブルから読み取ると、ディジタル出力をONす
るという指令をPIOステーション52を介してPIO
ステーション53に伝える。PIOステーション53
は、ディジタル出力をONするという指令をPIOステ
ーション51から受け取ると、PIOステーション53
は、ディジタル出力をONにする(D3)。
【0045】このように、PIOステーション51〜5
3の機能を実行させる機能をPIOステーション51〜
53自体に付加することにより、制御用の配線を行うこ
となく、特定のPIOステーション51〜53から遠隔
地の配電盤内のブレーカを遮断する機能を実現すること
が可能となる。
【0046】図6は、本発明の一実施例に係わるPIO
ステーションのシステム構成を示すブロック図である。
図6において、PIOステーションは、制御CPU6
1、機能指定テーブル62、ルートテーブル63、無線
機64、アンテナ65、デジタル入力66、デジタル出
力67、アナログ入力68及びアナログ出力69を備え
ている。ここで、機能指定テーブル62には、例えば、
ある特定のディジタル入力がONした時、別のPIOス
テーションのディジタル出力をONするという情報や、
PIOステーションに接続されたアナログ入力がある閾
値を超えた時、別のPIOステーションのディジタル出
力をONするという情報が格納されている。なお、機能
指定テーブル62の内容は、無線機64の上位に接続さ
れた制御CPU61の動作前に、機能指定テーブル62
の内容をネットワーク経由でダウンロードすることがで
きる。ルートテーブル63には、アプリケーションのデ
ータを最適なルートで目的地に送信するためには、中継
先の無線機として、どの無線機を選択したらよいかを示
す情報が登録されている。制御CPU61が、機能指定
テーブル62に登録されているイベントを検出すると、
機能指定テーブル62で指定された指令を無線機64に
送出させる。送出先のPIOステーションは、送出元の
PIOステーションから送られた指令を受信すると、こ
の指令に基づいて動作を行うことができる。この結果、
PIOステーションの様々の動作をホストコンピュータ
を経由せずに実行させることができる。
【0047】図7は、本発明の一実施例に係わる機能指
定テーブル62の構成を示す図である。図7において、
機能指定テーブル62の内容として、イベントの検出項
目、イベントによる動作指定、相手のPIOステーショ
ンアドレスなどが登録される。例えば、自己のPIOス
テーションのデジタル入力DI1がOFFからONにな
った場合、STNo.5のPIOステーションのデジタ
ル出力2をONにするという情報や、自己のPIOステ
ーションのアナログ入力AI2の電圧Vが128Vを越
えた場合、STNo.6のPIOステーションのデジタ
ル出力5をOFFにするという情報などを登録すること
ができる。このため、制御CPU61は、機能指定テー
ブル62を参照することにより、他のPIOステーショ
ンを独自に制御することが可能となる。
【0048】次に、本発明の一実施例に係わるマルチホ
ップ無線ネットワーク同士の接続方法について説明す
る。複数の無線ネットワークが点在し、ある無線ネット
ワークが他の無線ネットワークと離れている場合、それ
らの無線ネットワーク同士の通信ができなくなる。そこ
で、これらの無線ネットワークを公衆回線あるいはLA
N(ローカルエリアネットワーク)などに接続すること
により、無線ネットワーク同士を接続する。ここで、無
線ネットワークを公衆回線で接続する具体例として、ス
キー場のリフトの自動改札の情報を送る場合を例にと
る。
【0049】近年、スキー場のリフトは利用客の利便性
向上を狙って、非接触のカードによる自動改札の導入が
進んでいる。1つのスキー場には数多くのリフトがあ
り、その運営会社は複数であるのが一般的である。しか
し、それらの運営会社ごとに別のカードを使用しなけれ
ばならないとすると不便なので、利用券(カード)を共
通化し、利用者数に応じて売上配分を行うことが行われ
ている。さらに、ある地域に存在する複数のスキー場で
共通券を使用可能とする場合もある。また、リフト券を
宿泊施設でも使用したいという要求もある。このような
場合、カバー範囲が広域に渡るため、複数のマルチホッ
プ無線ネットワークが使用される。ここで、売上配分を
正確に行うには、全てのマルチホップ無線ネットワーク
を接続し、あるマルチホップ無線ネットワークで収集さ
れた売上情報を全てのマルチホップ無線ネットワークで
共有する必要がある。そこで、マルチホップ無線ネット
ワーク同士を公衆回線またはLANで接続し、あるマル
チホップ無線ネットワークで収集された情報を他のマル
チホップ無線ネットワークに送れるようにする。
【0050】ここで、マルチホップ無線ネットワークは
無線回線がメッシュ状になっていることを特徴としてい
る。このため、一つの無線機は複数の無線機と通信が可
能である。そこで、公衆回線あるいはLANに接続され
た無線機を用意する。そして、この無線機を複数の無線
機と通信可能な場所に設置する。このことにより、一つ
の回線が何らかの理由により使用不可能になった場合で
も、装置の二重化をすることなく、自動的に別回線を利
用して継続して通信が可能となる。
【0051】また、マルチホップ無線ネットワーク内の
無線機を公衆回線あるいはLANに直接接続することに
より、既存のマルチホップ無線ネットワークの構成を変
更することなく、新たなマルチホップ無線ネットワーク
を既存のマルチホップ無線ネットワークと独立して構築
することが可能となる。このため、事業として複数の事
業者が順次参加する場合に好適である。例えば、先に個
別のスキー場が独立にマルチホップ無線ネットワークを
構築し、後でスキー場間を接続する場合にも、既存のマ
ルチホップ無線ネットワークに全く影響を与えることな
く、マルチホップ無線ネットワーク同士の接続が可能と
なる。
【0052】また、マルチホップ無線ネットワークが各
工場ごとや各店舗ごとに構築されている場合、これらの
マルチホップ無線ネットワークを回線で接続することに
より、複数の工場間でデータを共有したり、複数の店舗
間でデータを共有したりすることが可能となる。例え
ば、各店舗に設置されているレジの売り上げデータを収
集する無線ネットワークを構築し、自己の系列の各店舗
の無線ネットワークを回線で接続することにより、自己
の系列の全ての店舗の売り上げ状況をリアルタイムで把
握することが可能となる。
【0053】図8は、本発明の一実施例に係わるマルチ
ホップ無線ネットワーク同士の接続方法を示す図であ
る。図8において、複数のマルチホップ無線ネットワー
ク71〜73が点在して存在し、各マルチホップ無線ネ
ットワーク71〜73は、各々のアプリケーションを実
現している。マルチホップ無線ネットワーク71〜73
同士は、回線74〜76で接続され、マルチホップ無線
ネットワーク72は、回線77を介してホストコンピュ
ータ78に接続されている。ここで、例えば、マルチホ
ップ無線ネットワーク73内には、無線機73a〜73
hがメッシュ状に配置され、各無線機73a〜73h同
士は、様々のルートで他の無線機73a〜73hと通信
することができる。マルチホップ無線ネットワーク73
に接続される回線75は、マルチホップ無線ネットワー
ク73内の無線機73bに直接接続される。回線75を
介して送られたデータを無線機73bが受信すると、無
線機73bは複数の無線機73a、73c、73dに送
信することができる。このため、例えば、回線75を介
して送られたデータを無線機73cに送る場合、無線機
73bと無線機73cとが交信不能となった場合におい
ても、無線機73bは、他の無線機73aを介して無線
機73cにデータを送ることが可能となり、通信の信頼
性を向上させることが可能となる。
【0054】次に、本発明の一実施例に係わる電力線を
用いてデータ通信を行う方法について説明する。無線ネ
ットワーク内に電波障害物があり、無線による通信が困
難なエリアがあるものとする。この場合、無線で送られ
たデータを電力線にのせて伝送することにより、電波障
害物を越えて、通信が行えるようにする。ここで、電力
線を用いてデータを行う場合、電力線の負荷の変動の小
さいものを用いることが望ましい。このため、データ伝
送を行う電力線として、電灯線などの抵抗負荷のものを
用いることが望ましい。
【0055】図9は、本発明の一実施例に係わる電灯線
を用いてデータ通信を行う方法を示す図である。図9に
おいて、分電盤81の電流は、カレントトランス82で
検出されて計測器83で計測され、RS232C変換器
84に送られた後、搬送モデム85に送られる。搬送モ
デム85はコネクタ87を介して電灯線86に接続さ
れ、搬送モデム85に送られた信号は、電灯線86に送
出される。搬送モデム85からの信号が電灯線86に送
出されると、変電所88から送られる電力と重なって伝
送される。電灯線86により送られた信号は、搬送モデ
ム89で検出され、RS232C変換器90を介して、
SS無線機91から送出される。このように、電灯線8
6を利用してデータを送信することにより、分電盤81
が電波障害物92で囲まれている場合においても、分電
盤81から検出された信号を無線で外部に送信すること
が可能となる。
【0056】なお、データ通信を行う方法として、電力
線を利用する方法の他、金属製の水道管やガス管などを
利用するようにしてもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
異なるアプリケーションのデータを無線ネットワーク内
で共有することにより、既存のアプリケーションに対し
て構築された無線ネットワークを利用して、新たなアプ
リケーションのデータの送信することが可能となり、様
々のアプリケーションを対象として、データ収集、監視
及び制御などを行う場合においても、無線ネットワーク
の構築にかかる負担を軽減することが可能となる。ま
た、既存のアプリケーションに対して構築された無線ネ
ットワークが不通になった場合においても、新たなアプ
リケーションに対して構築された無線ネットワークを利
用して、既存のアプリケーションのデータを送信するこ
とが可能となり、通信の信頼度を向上させることが可能
となる。
【0058】また、本発明の一態様によれば、無線機に
中継機能を持たせることにより、各アプリケーションご
とに専用の無線機を設けることなく、様々のアプリケー
ションを同一の無線ネットワーク内で共有することが可
能となり、データ通信を効率的に行うことが可能とな
る。
【0059】また、本発明の一態様によれば、アプリケ
ーションから検出されたデータを無線で遠隔地に伝える
ことにより、アプリケーションのデータを効率よく収集
することが可能となり、アプリケーションの動作状況の
監視や制御などを効率よく行うことが可能となる。
【0060】また、本発明の一態様によれば、無線ネッ
トワーク内にホストコンピュータを各アプリケーション
ごとに設けることにより、様々のアプリケーションのデ
ータが同一の無線ネットワーク内に混在する場合におい
ても、各アプリケーションのデータを最適な場所で個別
に処理することが可能となり、データの収集や処理を効
率よく行うことが可能となる。
【0061】また、本発明の一態様によれば、目的地に
最短ルートでデータを送信するために、交信可能エリア
内のどの無線機にデータを送信すればよいかを各無線機
に登録することにより、最短のルートでデータを目的地
に送信することが可能となる。また、無線機を無線ネッ
トワーク内でメッシュ状に配置することにより、あるル
ートが不通になった場合においても、他のルートに迂回
してデータを目的地に送信することが可能となる。
【0062】また、本発明の一態様によれば、無線ネッ
トワーク内に移動端末を登録することにより、無線機が
設置されていない場所でも、様々のアプリケーションの
データを受信することが可能となる。
【0063】また、本発明の一態様によれば、移動端末
に電力計測手段を設けることにより、現在の電力の計測
値と正常時の計測値とをリアルタイムで比較することが
可能となり、電力の使用状況の監視を効率よく行うこと
が可能となる。
【0064】また、本発明の一態様によれば、動作指令
機能を無線機に備えることにより、指定された事象が発
生した場合に、ホストコンピュータを介することなく、
様々のアプリケーションの動作を無線機から直接遠隔制
御することが可能となり、ホストコンピュータの負荷を
軽減することが可能となるとともに、無線ネットワーク
の通信量の負荷を軽減することが可能となる。
【0065】また、本発明の一態様によれば、無線機の
動作指令機能を無線ネットワークを介してダウンロード
することにより、無線機に様々の機能を持たせることが
可能となるともに、無線機に設定された機能を容易に更
新することが可能となる。
【0066】また、本発明の一態様によれば、無線ネッ
トワーク同士を回線で接続することにより、無線ネット
ワークが方々に点在している場合においても、無線ネッ
トワーク同士で交信することが可能となる。
【0067】また、本発明の一態様によれば、通信回線
を無線ネットワーク内の無線機と直接接続することによ
り、無線ネットワーク内の1つの無線機と交信不可能に
なった場合においても、他の無線機を介して無線ネット
ワーク間の交信を行うことが可能となる。
【0068】また、本発明の一態様によれば、無線ネッ
トワーク同士を電力線で接続することにより、無線ネッ
トワークの間に電波の障害物が存在する場合において
も、新たな通信回線の構築を行うことなく、無線ネット
ワーク間でデータ通信を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる無線ネットワークの
概略構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例に係わるPIOステーション
の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例に係わる無線ネットワーク
への携帯端末の組み込み方法を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例に係わる無線ネットワーク
への携帯端末の組み込み方法を示す図である。
【図5】本発明の一実施例に係わるPIOステーション
による遠隔制御方法を示す図である。
【図6】本発明の一実施例に係わるPIOステーション
のシステム構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の一実施例に係わる機能指定テーブルの
構成を示す図である。
【図8】本発明の一実施例に係わるマルチホップ無線ネ
ットワーク同士の接続方法を示す図である。
【図9】本発明の一実施例に係わる電力線を用いてデー
タ通信を行う方法を示す図である。
【符号の説明】
1a〜1c 自動販売機 2a〜2f 電力計測センサ 3a、3b 複写機 4a〜4e 中継器 5a〜5c、28、45、78 ホストコンピュータ 11、22〜27、32〜37、41〜44、51〜5
3、73a〜73hPIOステーション 12 中継手段 13 データ入力手段 14 データ出力手段 15 通信手段 16、41b〜44b、51b〜53b、65 アンテ
ナ 21、31 移動端末 41a〜44a、51a〜53a データ入出力 61 制御CPU 62 機能指定テーブル 63 ルートテーブル 64 無線機 66 デジタル入力 67 デジタル出力 68 アナログ入力 69 アナログ出力 71〜73 マルチホップ無線ネットワーク 74〜77 回線 81 分電盤 82 カレントトランス 83 計測器 84、90 RS232C変換器 85、89 搬送モデム 86 電灯ケーブル 87 コネクタ 88 変電所 91 SS無線機 //
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齋藤 芳之 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 清水 康雄 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 5K033 AA04 BA02 BA11 CB01 CB06 DA19 DB12 DB14 DB18 DB23 EA02 EA06 5K048 BA34 DB01 DC01 5K067 AA41 BB21 BB27 EE02 EE16 HH11

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交信可能範囲に複数の無線機が設置され
    た無線ネットワークにおいて、 異なるアプリケーションのデータを前記無線ネットワー
    ク内で共有することを特徴とする無線ネットワーク。
  2. 【請求項2】 前記無線ネットワークは、全てのアプリ
    ケーションのデータを他の無線機に中継する中継器を備
    えることを特徴とする請求項1記載の無線ネットワー
    ク。
  3. 【請求項3】 前記無線ネットワークは、第1のアプリ
    ケーションのデータを第2のアプリケーションに対して
    設けられた無線機に中継させることにより、前記第1の
    アプリケーションのデータを目的地に送信することを特
    徴とする請求項1または2記載の無線ネットワーク。
  4. 【請求項4】 前記無線機は、アプリケーションから出
    力されたデータの入力を行うデータ入力手段と、 前記入力されたデータを他の無線機に送信する送信手段
    とを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    項に記載の無線ネットワーク。
  5. 【請求項5】 前記無線機は、他の無線機から送信され
    たデータを受信する受信手段と、 前記受信したデータをホストコンピュータに出力するデ
    ータ出力手段とを備えることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の無線ネットワーク。
  6. 【請求項6】 前記ホストコンピュータは、各アプリケ
    ーションごとに設けられていることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれか1項に記載の無線ネットワーク。
  7. 【請求項7】 前記無線機は、アプリケーションのデー
    タを最適なルートで目的地に送信するための中継先の無
    線機を登録することを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    か1項に記載の無線ネットワーク。
  8. 【請求項8】 前記無線ネットワークは移動端末を登録
    する登録手段を備え、 前記移動端末は、前記登録された無線ネットワークと通
    信を行うことにより、前記アプリケーションのデータを
    受信することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項
    に記載の無線ネットワーク。
  9. 【請求項9】 前記移動端末は、 電力計測手段と、 前記電力計測手段により計測された計測結果と前記無線
    ネットワークから受信した電力データとを対比させる対
    比手段とを備えることを特徴とする請求項8に記載の無
    線ネットワーク。
  10. 【請求項10】 交信可能範囲に複数の無線機が設置さ
    れた無線ネットワークにおいて、 前記無線機は、指定された事象の発生に対応した動作を
    登録する機能指定テーブルを備え、 前記事象が検出された場合、前記機能指定テーブルに登
    録された動作の指示を指定された無線機に伝えることを
    特徴とする無線ネットワーク。
  11. 【請求項11】 前記無線機は、機能指定テーブルの内
    容を前記無線ネットワークを介してダウンロードするこ
    とを特徴とする請求項10記載の無線ネットワーク。
  12. 【請求項12】 交信可能範囲に複数の無線機が設置さ
    れた無線ネットワークと、 前記無線ネットワーク同士を接続する回線を備えること
    を特徴とする通信ネットワーク。
  13. 【請求項13】 前記回線は、前記無線ネットワーク内
    の複数の無線機と直接交信できるように接続されること
    を特徴とする請求項12に記載の通信ネットワーク。
  14. 【請求項14】 前記回線は、電力線であることを特徴
    とする請求項12または13に記載の通信ネットワー
    ク。
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