JP2001034323A - 工作機械及びそれを含むネットワークシステム - Google Patents

工作機械及びそれを含むネットワークシステム

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JP2001034323A
JP2001034323A JP11206463A JP20646399A JP2001034323A JP 2001034323 A JP2001034323 A JP 2001034323A JP 11206463 A JP11206463 A JP 11206463A JP 20646399 A JP20646399 A JP 20646399A JP 2001034323 A JP2001034323 A JP 2001034323A
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power consumption
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Yoshiyuki Saito
芳之 齋藤
Nobuhiko Ando
伸彦 安東
Yasuo Shimizu
康雄 清水
Takaaki Hatakeuchi
孝明 畠内
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 工作機械の電力管理を容易にし、管理者の作
業負担の軽減を可能にする工作機械及びそれを含むネッ
トワークシステムを提供。 【解決手段】 工作機械40が備える電力演算部44
は、電力線41〜43の消費電力を演算し、電力量計算
部47は、時計部45と電力データの時系列化部46に
より時系列化された電力データに基づき、所定時刻間の
電力量を計算する。工作機械制御部49は、モータの稼
働状態情報やモータの故障情報等をデータ通信制御部4
8へ出力する。データ通信制御部は、これら、電力デー
タと電力量データとモータの動作状態情報及び故障情報
等の状態情報を含む工作機械の情報を、フレキシブル無
線部80、RFモジュレータ81、及びアンテナ82を
介して、無線通信にて生産管理用ホストコンピュータ2
8に出力する。生産管理用ホストコンピュータ28は、
これらの情報を記録し監視する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自己の消費電力を
測定しこれを外部へ通知する工作機械及びそれを含むネ
ットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】組立工場等の生産ラインには、複数の、
また複数種類の工作機械が設置されている。このような
生産ラインは、被加工品が上流工程から下流工程を予め
決められた加工順序及び生産量にしたがって順次流れる
ことにより製品が完成する仕組みである。
【0003】図14は生産ラインの一例を示す概略図で
ある。同図に示されるように、生産ライン1には工作機
械3〜6が設置され、各工作機械3〜6は電力線12及
び信号線11に接続されている。また、生産ライン2に
は工作機械7〜10が設置され、各工作機械7〜10は
電力線14及び信号線13に接続されている。電力線1
4は各工作機械に電力を供給するためにあり、信号線1
3は、生産情報、上下関係の工作機械の信号、生産ライ
ン情報、生産管理情報(生産ラインの状態、トラブル情
報)等、生産ラインの管理に必要な各種情報を授受する
ためにある。
【0004】また、各生産ライン1、2上には不図示で
あるが、被加工品が矢印の方向に流れ、各工作機械が、
この被加工品に対し順次加工を施すことにより、製品が
完成される。
【0005】通常、このような生産ラインでは生産効率
を上げるために、短時間で多くの製品を生産できるよう
に加工順序を考慮し、各生産ラインに設置される各工作
機械のレイアウトを決定し、工程設計を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、短時間
で大量生産を行う点のみを考慮して工程設計を行うと、
電力管理という点で問題が生じる。通常、各生産ライン
は、工場の配電の関係上、最大許容電力が決められてい
る。例えば、図14において、工作機械5と工作機械6
の消費電力が大きい場合は、生産ライン1側のトータル
の消費電力も大きくなり、もし生産ライン1の電力線1
2の許容消費電力をオーバーするようなことになれば、
生産ライン1は稼働できなくなる。また、複数の工作機
械が同一の時間帯に動作することにより、その時間帯だ
け消費電力が大きくなる場合もあり、同様の問題を生じ
る。
【0007】このように、生産ライン上に消費電力の大
きい工作機械が集中してレイアウトされたり、又、複数
の工作機械がある時間帯だけ同時に動作することにより
消費電力が大きくなるような場合は、生産ラインの消費
電力に場所的、時間的にむらが生じてしまい、最悪、消
費電力がその生産ラインの電力線の最大許容電力量を越
えて生産ラインが稼働しなくなることも考えられる。
【0008】よって、生産ライン管理者は、このような
問題を生じさせないように、ライン稼働中の各工作機械
の消費電力を自ら測定して周り、生産ラインの各工作機
械の稼働状況と交えて電力管理を行わなければならず、
生産ライン管理者の作業負担は大きかった。
【0009】また、生産ライン管理者は、このような各
工作機械の消費電力の測定結果から、必要に応じて、消
費電力にむらが生じないように工作機械のレイアウトを
変更したり、同一の時間帯に複数の工作機械が稼働しな
いように、工作機械の制御プログラムの変更等をしなけ
ればならなかった。
【0010】前述したように、図14に示す生産ライン
1の工作機械5、6の消費電力が大きく、レイアウト変
更が必要な場合には、生産ライン管理者は、例えば、工
作機械6を生産ライン2の最上流(工作機械7の前)に
レイアウト変更する等して対応する必要があった。この
ようなレイアウト変更を行う場合には、移動させる工作
機械6に接続されていた信号線11及び電力線12を一
旦外し、生産ライン2の信号線13及び電力線14に接
続し直さなければならず、工作機械のレイアウト変更も
生産ライン管理者にとって大きな負担であった。
【0011】また、近年の社会情勢では環境問題が注目
され、省エネルギー対策が推奨されている。このような
省エネルギー対策の一環として、生産ラインの消費電力
を抑制しようとする要望も高く、このような点からも生
産ラインの電力管理は必須であり、尚、生産ライン管理
者の負担は大きなものであった。
【0012】本発明は、上記問題の解決をはかり、その
課題は、工作機械の電力管理を容易にすることにより、
管理者の作業負担の軽減を可能にする工作機械及びそれ
を含むネットワークシステムを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、データ通信を行う通信手段
と、自己の消費電力を測定する測定手段を有し、該通信
手段は、該測定手段により測定された消費電力を外部へ
送信する工作機械である。
【0014】この構成により、工作機械は、自己の消費
電力を外部へ送信することができる。請求項2に記載の
発明は、請求項1記載の発明において、更に、前記測定
手段により測定された消費電力に基づき消費電力量を演
算する電力量演算手段を有し、前記通信手段は、前記測
定手段により測定された消費電力及び該電力量演算手段
により演算された消費電力量を外部へ送信する構成であ
る。
【0015】この構成により、工作機械は、自己の消費
電力と消費電力量を外部へ送信することができる。請求
項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、
更に、自己の稼働状況情報及び故障情報を含む状態情報
を検出する検出手段を有し、前記通信手段は、前記測定
手段により測定された消費電力、前記電力量演算手段に
より演算された消費電力量、及び該検出手段により検出
された状態情報を外部へ送信する構成である。
【0016】この構成により、工作機械は、自己の消費
電力、消費電力量、及び稼働情報及び故障情報を含む状
態情報を外部へ送信することができる。請求項4に記載
の発明は、請求項1〜3のいづれか1つに記載の発明に
おいて、前記通信手段は、無線データ通信を行う構成で
ある。
【0017】この構成により、例えば、工作機械のレイ
アウト変更を行うような場合に、信号線の配線を考慮す
る必要はない。請求項5に記載の発明は、請求項4に記
載の発明において、前記通信手段は、他の工作機械から
送信された情報を中継する中継手段を有する構成であ
る。
【0018】この構成により、例えば、工作機械と送信
先との間に電波を遮断する遮蔽物が存在するような場合
にも、電波の届く他の工作機械を中継して目的とする送
信先へ状態情報を送信することができる。
【0019】請求項6に記載の発明は、ホストコンピュ
ータと該ホストコンピュータとデータ通信を行う複数の
工作機械とを有するネットワークシステムであって、前
記工作機械は、自己の消費電力を測定する測定手段と、
該測定手段により測定された消費電力を前記ホストコン
ピュータへ通知する通知手段を有し、前記ホストコンピ
ュータは、前記工作機械から通知された消費電力を記録
し監視するネットワークシステムである。
【0020】この構成により、工作機械が自己の消費電
力をホストコンピュータへ送信することで、ホストコン
ピュータは送信された工作機械の消費電力を記録し監視
することができる。
【0021】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の発明において、前記工作機械は、更に、前記測定手段
により測定された消費電力に基づき消費電力量を演算す
る電力量演算手段を有し、前記通知手段は、前記測定手
段により測定された消費電力と該電力量演算手段により
演算された消費電力量を前記ホストコンピュータへ通知
し、前記ホストコンピュータは、前記工作機械から通知
された消費電力及び消費電力量を記録し監視する構成で
ある。
【0022】この構成により、工作機械が自己の消費電
力と消費電力量をホストコンピュータへ送信すること
で、ホストコンピュータは送信された工作機械の消費電
力と消費電力量を記録し監視することができる。
【0023】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において、前記工作機械は、更に、自己の稼働状
況情報と故障情報を含む状態情報を検出する検出手段を
有し、前記通知手段は、前記測定手段により測定された
消費電力と前記電力量演算手段により演算された消費電
力量と該検出手段により検出された状態情報を前記ホス
トコンピュータへ通知し、前記ホストコンピュータは、
前記工作機械から通知された消費電力、消費電力量、及
び状態情報に基づき前記工作機械の工程設計を行う構成
である。
【0024】この構成により、工作機械が自己の消費電
力、消費電力量、及び稼働状況情報と故障情報を含む状
態情報をホストコンピュータへ送信することで、ホスト
コンピュータは送信された工作機械の消費電力、消費電
力量、及び稼働状況情報と故障情報を含む状態情報を記
録し監視することができる。
【0025】請求項9に記載の発明は、請求項6〜8の
いづれか1つに記載の発明において、前記ホストコンピ
ュータと前記工作機械は無線によりデータ通信を行い、
前記工作機械はいづれも、直接又は他の1以上の工作機
械を介することで、前記ホストコンピュータと通信可能
である構成である。
【0026】この構成により、例えば、工作機械のレイ
アウト変更を行うような場合に、信号線の配線を考慮す
る必要はない。また、工作機械と送信先との間に電波を
遮断する遮蔽物が存在するような場合においても、電波
の届く他の工作機械を中継して目的とする送信先へ情報
を送信することができる。
【0027】請求項10に記載の発明は、請求項6〜9
のいづれか1つに記載の発明において、前記ホストコン
ピュータは、前記工作機械から通知された情報に基づ
き、消費電力の時間的変動を平準化させるように工程設
計を行う構成である。
【0028】この構成により、例えば、消費電力の時間
的変動を平準化させた、工作機械のスケジューリングや
レイアウトをオペレータに明示させることができる。請
求項11に記載の発明は、生産ライン上に複数配置され
るコンピュータ管理の工作機械において、前記工作機械
の管理に必要な各種情報を無線で送受信する無線通信手
段を備えた工作機械である。
【0029】この構成により、工作機械の管理に必要な
各種情報の送受信を無線通信により実現することができ
る。請求項12に記載の発明は、生産ライン上に複数配
置される工作機械と、該複数の工作機械を管理及び制御
するコンピュータとを有するネットワークシステムにお
いて、前記複数の工作機械及び前記コンピュータのそれ
ぞれに無線通信手段を設け、前記工作機械の管理に必要
な各種情報を無線で送受信可能にしたネットワークシス
テムである。
【0030】この構成により、複数の工作機械とこれら
を管理するコンピュータ間において、工作機械の管理に
必要な各種情報の送受信を無線通信により実現すること
ができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。 <第1の実施の形態>図1は、工作機械と管理用ホスト
コンピュータを含むネットワークシステムの概略図であ
る。同図において、工作機械20〜27は、信号線2
9、30、31を介して、生産管理用ホストコンピュー
タ28とLAN(Local Area Network)にて接続され、
互いにデータの送受信を行う。また、各工作機械20〜
23は電力線32から電力の供給を受け、各工作機械2
4〜27は電力線33から電力の供給を受ける。本第1
の実施の形態では、各工作機械は自己の消費電力や状態
情報等をLANを介して生産管理用ホストコンピュータ
へ通知する。尚、同図では生産ラインは省略して示して
いる。また、ここで示される工作機械の種類としては、
旋盤やフライス盤等が考えられるが、特にこれらに限定
されない。
【0032】図2は、図1に示した工作機械の一例を示
す概略構成図である。同図において、工作機械40は、
3相3線式の電力線41〜43から電力が供給され、モ
ータa50〜モータc52の電力源となる。尚、ここで
は、電力線を3相3線式で示しているが、これに限ら
ず、例えば、単相2線式や3相4線式等であっても良
い。又、工作機械のモータを3つにて示しているが、各
工作機械の特徴によりモータの数は異なるので、3つに
限られることはない。
【0033】同図の電力線41〜43上には、CT及び
PTが設置されている。CTは電力線の電流量を検出す
る変流計であり、PTは電力線の電圧量を検出する変圧
計である。これらCT及びPTで検出された電流データ
及び電圧データは電力演算部44に入力される。
【0034】電力演算部44は、入力された電流データ
及び電圧データから電力を算出し、これを電力データの
時系列化部46及びデータ通信制御部48に出力する。
電力データの時系列化部46は、時計部45による所定
の時刻間の所定の時刻毎に、入力された電力データを記
憶してこれを時系列化し、この時系列化された電力デー
タを電力量計算部47へ出力する。電力量計算部47
は、この時系列化された電力データに基づき、所定時刻
間の電力量を計算し、これをデータ通信制御部48へ出
力する。
【0035】一方、工作機械制御部49は、工作機械全
体の制御を行い、主にモータa50〜モータc52の制
御等を行う。また、工作機械制御部49は、各モータa
50〜モータc52の動作をモニターし、現在、どのモ
ータが稼働中であるか、また停止中であるか等のモータ
の稼働状態情報やモータが故障中であるか否かを示す故
障情報等をデータ通信制御部48へ出力する。
【0036】データ通信制御部48は、上述した、電力
演算部44から出力される電力データと電力量計算部4
7から出力される電力量データと工作機械制御部49か
ら出力されるモータの動作状態情報及び故障情報等の状
態情報を含む工作機械の情報を生産管理用ホストコンピ
ュータ28に出力する。
【0037】同様に、図1で示した各工作機械20〜2
7も、上述した工作機械の情報を生産管理用ホストコン
ピュータに出力する。図3は、生産管理用ホストコンピ
ュータの概略構成図である。同図に示されるように、生
産管理用ホストコンピュータ28は、CPU60、RO
M61、RAM62、表示部63、入力装置64、ハー
ドディスク65、外部記憶装置66、データ通信制御部
67及びプリンタ68を有する。
【0038】CPU60は、生産管理用ホストコンピュ
ータ28の全体的な制御を行う。本形態では、データ通
信制御部67が各工作機械20〜27から出力された各
工作機械の情報を受信し、この情報に基づき、CPU6
0は、各工作機械の稼働状況や故障状況及び電力消費量
等を表示部63に表示させ、必要に応じて、電力消費量
を平準化した工作機械のスケジューリングやレイアウト
等を求め、これを表示部63に表示する。また、この表
示画面は、プリンタ68に出力することもできる。
【0039】このような処理を行う生産管理用プログラ
ムは、ROM61やハードディスク65や外部記憶装置
66等に記憶され、CPU60がプログラムを実行する
時に、順次読み出される。又は、LAN経由で外部から
読み出されるようにしてもよい。RAM62は、プログ
ラム実行時の各種変数等が記憶される。入力装置64
は、例えば、マウスやキーボード等が考えられ、オペレ
ータは入力装置64を介して生産管理用ホストコンピュ
ータ28にデータ入力を行う。
【0040】図4は、上述した生産管理用プログラムの
表示画面の一例である。同図(a)は、工作機械20〜
27の稼働状況を示すタイムチャートである。同図
(a)に示されるように、0〜23で示した数字70は
1日の時間を示している。例えば、工作機械20は、
1:00〜5:30、8:30〜19:30までが稼働
時間であり、それ以外では稼働していないことがわか
る。また、工作機械から出力された情報の内、故障情報
が含まれる場合は、故障状態である工作機械の欄にその
旨が表示される。
【0041】尚、同図(a)では、各工作機械毎に稼働
状況を示しているが、例えば、各工作機械が備えるモー
タ毎に稼働状況を示すようにしてもよい。同図(b)
は、工作機械20〜23の総電力量を示すグラフであ
る。同図(b)に示されるように3:00〜5:30、
9:30〜17:30の間の使用電力量が多いのがわか
る。
【0042】尚、同図(b)では、工作機械20〜23
の総電力量を示しているが、これに限らず、例えば、工
作機械が備えるモータの総電力量を示すようにしても良
い。生産管理用プログラムでは、この他に、例えば、オ
ペレータの指示等により必要に応じて、各工作機械から
送信された情報と各工作機械の条件等に基づき、図4
(b)で示した総電力量のグラフを平準化させるよう
に、図4(a)で示したタイムチャートを作成し直す機
能を有する。この機能により、例えば、消費電力の多い
工作機械を夜間に稼働させ、消費電力の低い工作機械を
昼間に稼働させた、総電力量を平準化させたタイムチャ
ートが作成されるものである。また、同様に、総電力量
のグラフを平準化するような各工作機械のレイアウトを
求める機能も有する。尚、このような機能を、オペレー
タ自らが、図4(a)(b)を参照し、タイムチャート
の変更や各工作機械のレイアウトの変更をマニュアルで
行うようにしても良い。
【0043】以上の構成により、各工作機械が、自ら電
力、電力量、モータの稼働状態情報、及び故障情報等の
情報を検出し、これらを生産管理用ホストコンピュータ
へ送信し、生産管理用ホストコンピュータがこれら情報
を記録し監視することで、各工作機械の電力管理や工程
設計が可能になり、以前のように、生産ライン担当者が
自ら各工作機械まで足を運び電力を測定する必要はなく
なり、生産ライン担当者の負担を軽減した。また、生産
管理用ホストコンピュータが、時系列的な総電力量を平
準化するために、各工作機械のスケジューリングやレイ
アウトを自動的に求めることができるので、更に、生産
ライン担当者の負担を軽減した。<第2の実施の形態>
本形態では、各工作機械と生産管理用ホストコンピュー
タは無線にてデータの送受信を行う。
【0044】図5は、工作機械と生産管理用ホストコン
ピュータを含む無線ネットワークシステムの概略図であ
る。同図に示されるように、各工作機械20〜27はそ
れぞれ無線機75a〜75hを、また、生産管理用ホス
トコンピュータ28は無線機76を備える。各工作機械
20〜27と生産管理用ホストコンピュータ28は、無
線を利用して、データの送受信が行われ、各工作機械2
0〜27の情報も無線にて生産管理用ホストコンピュー
タへ送信される。よって、図1で示した信号線29、3
0、31はなく、電力線32、33のみが配設される。
【0045】図6は、無線機を含む工作機械の一例を示
す概略構成図である。同図に示される工作機械40は無
線機75を有する。無線機75は、データ通信制御部4
8、フレキシブル無線部80、RFモジュレータ81及
びアンテナ82を備える。
【0046】データ通信制御部48は、電力演算部44
から出力される電力データと、電力量計算部47から出
力される電力量データと、工作機械制御部49から出力
されるモータの稼働状況情報及び故障情報等の状態情報
を含む工作機械40の情報をフレキシブル無線部80に
出力する。フレキシブル無線部80は、この状態情報を
無線出力できるように無線用のデータに変換し、RFモ
ジュレータ81に出力する。RFモジュレータ81は、
この無線データを、所定の周波数帯域に設定して、アン
テナ82よりこの無線データが出力される。
【0047】尚、本構成の工作機械は、無線機75を内
蔵して示しているが、無線機を別体にして無線機を外付
けにしても良い。その他の構成については、図2に示し
た構成と同様であるのでその説明を省略する。
【0048】図7は、無線機を含む生産管理用ホストコ
ンピュータの概略構成図である。同図に示される生産管
理用ホストコンピュータ28は無線機76を有する。無
線機76は、アンテナ87、RFモジュレータ86、フ
レキシブル無線部85及びデータ通信制御部67を備え
る。各工作機械から出力された状態情報は、アンテナ8
7にて受信され、RFモジュレータ85を介して、フレ
キシブル無線部85に入力される。そして、フレキシブ
ル無線部85にて、無線用のデータからCPU60が処
理できる通常のデータに変換される。その他の構成につ
いては図3に示した構成と同様であるのでその説明を省
略する。
【0049】尚、本構成の生産管理用ホストコンピュー
タも無線機を内蔵して示したが、無線機を別体にして外
付けにしても良い。生産管理用ホストコンピュータ28
は、各工作機械から送信された情報を受信した後は、本
第1の実施の形態と同様に、生産管理用プログラムによ
り、現在の各工作機械の稼働状況や総電力量を表示部6
3に表示し、また、必要に応じて、総電力量が平準化さ
せた、スケジューリングや各工作機械のレイアウトを求
め、これを表示部63に表示する。
【0050】次に、上述した各工作機械と生産管理用ホ
ストコンピュータとの無線通信方法について説明する。
各工作機械が有する無線機及び生産管理用ホストコンピ
ュータが有する無線機は、自らが直接通話可能な距離は
有限である。また、各工作機械と生産管理用ホストコン
ピュータとの間に、遮蔽物等が存在する場合には電波の
伝搬状態が悪くなり、最悪無線通信できなくなる。
【0051】よって、全ての工作機械が、直接生産管理
用ホストコンピュータと無線通信を行うことはできな
い。そこで、本形態では、各工作機械は、いづれも直接
又は他の1以上の工作機械を中継することで生産管理用
ホストコンピュータと無線通信可能とした。
【0052】本形態では、このような無線通信方法の一
例として、同一出願人による先の出願である特願平10
−185866「無線通信ネットワークシステム」に示
される無線通信方法を適用し、概略的に説明する。
【0053】尚、本形態に示した無線通信方法はこれに
限られず、各工作機械と生産管理用ホストコンピュータ
が無線通信可能な方法であるならば何でも良い。図8は
無線ネットワークシステムを説明するための概略図であ
る。同図において、A〜Jは分散設置された無線端末を
示している。但し、ここで、無線端末A〜Iは各工作機
械を示し、無線端末Jは生産管理用ホストコンピュータ
を示すが、以下説明を解りやすくするために、無線端末
A〜Jとして説明する。
【0054】また、同図の実線は無線端末A〜Jの直接
通信可能な通信路を示し、互いにデータパケットにより
無線通信を行う。各無線端末A〜Jは、それぞれ一定の
周期で各送信元の無線端末を識別する識別子を含む存在
通知パケットを送信する。これを受信した無線端末は、
この無線端末と直接通信できる可能性が有ることを認識
する。このように、各無線端末A〜Jがそれぞれ一定の
周期で存在通知パケットを送信し、これを隣接する無線
端子が受信することにより、その時点での電波伝播状態
に応じた直接通信の可能性を互いに認識する。
【0055】次に各無線端末は、通信路診断パケットを
送信して、存在通知パケットによって認識された直接通
信の可能性を有する各無線端末間の通信路の信頼性を診
断し、水準以上の信頼性を有するものを有効な通信路と
して設定する。
【0056】その後、各無線端末は、システムを構成す
る他の全ての無線端末が、自らと直接通信路を有するど
の無線端末を経由して接続されているのかを認識するた
め、システム構成情報を格納する存在通知パケットを送
信する。
【0057】システム構成情報は端末からの通信回数と
着信端末との関係情報であり、各無線端末は、自己に対
するシステム構成情報と共に、直接通信が可能である隣
接した無線端末のシステム構成情報を保持、管理する。
【0058】図9は、各無線端末A、B、E、Gがそれ
ぞれ管理するシステム構成情報を示す図である。同図
a、b、c、dはそれぞれ各無線端末A、B、E、Gの
構成情報を示している。ここでは、代表して同図aにつ
いて説明する。
【0059】同図aの上段には、各着信先の無線端末と
その無線端末に到達するまでの最小の通信回数との関係
が示されている。ここでの通信回数とは、送信元である
無線端末Aが送信するパケットが着信先の無線端末に到
達するまでに各無線端末間で通信される回数を示してお
り、同図a上段が示すシステム構成情報からは、無線端
末Aが1回の通信でパケットを転送可能な無線端末には
B、C、Dがあることがわかり、また、中継無線端末に
よる通信も含めてパケットを転送するためには少なくと
も2回の通信を要する無線端末にはE、Fがあることが
わかる。同様に、少なくとも3回の通信を要する無線端
末にはG、H、Iが、少なくとも4回の通信を要する無
線端末にはJがあることがわかる。
【0060】無線端末Aは、このようなシステム構成情
報をパケットに格納して一定周期毎に隣接する無線端末
に送信する。そして、隣接する無線端末から受信したシ
ステム構成情報を基に自己のシステム構成情報を更新し
て行く。
【0061】また無線端末Aは、自己のシステム構成情
報の他に、隣接する無線端末のシステム構成情報も保持
し、管理する。同図aの下段は、無線端末Aが管理す
る、無線端末Aが直接通信路を有する無線端末B、C、
Dの構成情報を示す。無線端末Aは、同図a上段に示す
自らのシステム構成情報の他に、同図b下段に示す無線
端末B、C、Dのシステム構成情報をも管理する。
【0062】このシステム構成情報を用いた通信例とし
て、無線端末Aが無線端末Eへパケットを送出する場合
を考える。同図aの下段のシステム構成情報を参照する
と、無線端末Eへパケットを転送するためには、無線端
末Bからは1回の通信で転送可能であることがわかる。
同様に、無線端末Cからは1回、無線端末Dからは2回
の通信で転送可能であることがわかる。このことによ
り、無線端末Aは、着信先が無線端末Eであるパケット
を無線端末BまたはCのいずれかに送出するようにす
る。無線端末Aからパケットを受信した無線端末B又は
Cは、自己が保持、管理しているシステム構成情報か
ら、パケットの送信先に対して最も通信回数の少ない無
線端末へ送り、以降同様の処理によりパケットはネット
ワーク内を中継されてゆき、着信先の無線端末へ届く。
同様にして、その他の各無線端末もこのようなシステム
構成情報を保持し、管理する。
【0063】次に、この図9を用いて、通信パケットを
無線端末A(工作機械)から無線端末J(生産管理用ホ
ストコンピュータ)へ転送する手順を説明する。無線端
末Aは自らの管理する無線端末B、C、Dの構成情報
(同図a下段)から着信先の無線端末Jを探し出す。無
線端末Jは無線端末B、C、Dからいずれも通信回数3
の場所に位置していることがわかる。無線瑞未B、C、
Dのいずれへ転送しても通信回数は同一であるので、無
線端末Aはパケットの転送先を任意で選択する。ここで
はBを選択したものとする。
【0064】無線端末Bは自らの管理する無線端末A、
C、Eの構成情報(同図b下段)より着信先の無線端末
Jを探し出す。無線端末Jは、無線端末Aからは通信回
数4の場所、無線端末Cからは通信回数3の場所、そし
て、無線端末Eからは通信回数2の場所に位置している
ことがわかる。従って、無線端末Jを着信先とするパケ
ットは無線端末Eに転送するのが最もネットワークの利
用効率が良いとの判断により、無線端末Bはこのパケッ
トを無線端末Eに転送する。
【0065】同様に、無線端末Eは自らの管理する無線
端末B、C、F、Gの構成情報(同図c下段)より着信
先の無線端末Jを探し出す。無線端末Jは、無線端末B
からは通信回数3の場所、無線端末Cからは通信回数3
の場所、無線端末Fからは通信回数2の場所、そして、
無線端末Gからは通信回数1の場所に位置しているの
で、無線端末Eは無線端末Jを着信先とするパケットを
無線端末Gに転送する。
【0066】無線端末Gは無線端末Jを着信先とするパ
ケットを受信すると、自らの管理する構成情報(同図
d)から、無線端末Jは直接通信可能な無線端末である
ことを認識し、このパケットを直接無線端末Jへ送信す
る。
【0067】以上述べた手順により、無線端末Aから発
信した通信パケットは無線端末Jへ着信する。図10は
この通信パケットを転送した通信経路を示す。ところ
で、このようにパケットを何段も中継する場合、その途
中で障害物等の原因で引き起こされる通信障害により一
時的に通信路が途絶し、パケットが着信先まで転送され
ない場合がある。このような場合に対処するために、各
直接通信路の間でパケットの転送が正常に行なわれたと
きに、パケットを受信した方の無線端末は、パケットを
送信した無線端末に対してパケットを受信した旨の返答
を返信するようにする。以下、この場合の具体例を説明
する。
【0068】図9を使用して説明した無線端末Aから無
線端末Jへの通信パケットの転送の途中、無線端末E、
G間で通信障害が発生した場合を考える。図11は各無
線端末E、F、Iがそれぞれ管理するシステムの構成情
報を示している。
【0069】図9aより、無線端末Eは無線端末Jを着
信先とするパケットを無線端末Gへ転送する。ところ
が、ここで通信障害が発生し、無線端末Eは無線端末G
からのパケット受信の返答が確認できなかったとする。
無線端末Eは無線端末Gへの直接通信路に通信障害が発
生したと判断し、他の通信経路を探し始める。同図a下
段より、無線端末Eは、無線端末Jを着信先とするパケ
ットを転送するのに無線端末Gの次に効率の良い無線端
末Fに対して通信パケットを転送する。以下、無線端末
Fが自らの管理する同図b下段の構成情報から無線端末
Iを選択してこの通信パケットを転送し、無線端末Iが
この通信パケットを無線端末Jへ直接転送する手順は前
述したものと同様である。図12はここで述べたパケッ
ト転送の経路を示し、×印を付した通信路で通信障害が
発生したことを示している。
【0070】以上により、本第2の実施の形態によれ
ば、無線通信により各工作機械から生産管理用ホストコ
ンピュータへ状態情報が送信されるので、第1の実施の
形態の効果に加え、更に、例えば、電力量の平準化を行
うために、工作機械のレイアウト変更を行う必要が生じ
た場合に、従来のように信号線を配線し直す必要がな
い。図13は、レイアウト変更後の一例を示す無線ネッ
トワークシステムを示す図である。同図に示されるよう
に、工作機械21、23、24、25、26、27のレ
イアウト変更に伴い、信号線を配線し直す必要はない。
【0071】また、各工作機械と生産管理用ホストコン
ピュータとの間の空間に無線を遮断するような遮蔽物が
存在したとしても、隣接する工作機械が中継して情報を
送信するので、通信が遮断されることはない。
【0072】よって、工作機械のレイアウト変更が容易
になると共に、工程設計の自由度が増し、生産ライン管
理者の負担を軽減することが可能になる。尚、第1の実
施の形態における信号線及び第2の実施の形態における
無線通信では、その他に、生産情報、上下関係の工作機
械の信号、生産ライン情報、生産管理情報(生産ライン
の状態、トラブル情報)等、工作機械の管理に必要な各
種情報等の授受も行われ、必要に応じて、各工作機械の
制御プログラム等もホストコンピュータよりダウンロー
ドされる。
【0073】また、本第1及び第2の実施の形態では、
生産管理用ホストコンピュータと各工作機械とは有線通
信又は無線通信にて示したが、これに限らず、有線及び
無線の混在による通信形態でも良い。
【0074】さらに、各工作機械と生産管理用ホストコ
ンピュータとの通信は、どのような方法により行われて
もよく、例えば、各工作機械が自発的に所定の時間毎
に、生産管理用ホストコンピュータに情報を送信するよ
うにするか、又は、生産管理用ホストコンピュータが各
工作機械に対してポーリングを行い情報を取得するよう
にしてもよい。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
工作機械は、自己の消費電力、消費電力量、稼働状況情
報及び故障情報を含む状態情報等を生産管理用ホストコ
ンピュータへ送信することが可能になり、生産管理用ホ
ストコンピュータは、これらの情報を記録し監視するこ
とで、各工作機械の電力管理や工程設計を容易に行うこ
とが可能になり、生産ライン管理者の負担を軽減するこ
とができる。
【0076】また、各工作機械と生産管理用ホストコン
ピュータとの間で無線通信を行うことにより、各工作機
械のレイアウト変更等を行う場合には、信号線を配線し
直す必要はなくなり、生産ライン管理者の負担を更に軽
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】工作機械と管理用ホストコンピュータを含むネ
ットワークシステムの概略図である。
【図2】工作機械の一例を示す概略構成図である。
【図3】生産管理用ホストコンピュータの概略構成図で
ある。
【図4】生産管理用プログラムの表示画面の一例であ
り、(a)は、工作機械20〜27の稼働状況を示すタ
イムチャートであり、(b)は、工作機械20〜23の
総電力量を示すグラフである。
【図5】工作機械と生産管理用ホストコンピュータを含
む無線ネットワークシステムの概略図である。
【図6】無線機を含む工作機械の一例を示す概略構成図
である。
【図7】無線機を含む生産管理用ホストコンピュータの
概略構成図である。
【図8】無線ネットワークシステムを説明するための概
略図である。
【図9】各無線端末A、B、E、Gがそれぞれ管理する
システム構成情報を示す図であり、aはAの構成情報で
あり、bはBの構成情報であり、cはEの構成情報であ
り、dはGの構成情報である。
【図10】無線端末Aから無線端末Jへ通信パケットを
転送した通信経路を示す図である。
【図11】各無線端末E、F、Iがそれぞれ管理するシ
ステムの構成情報を示す図であり、aはEの構成情報で
あり、bはFの構成情報であり、cはIの構成情報であ
る。
【図12】×印を付した通信路で通信障害が発生した時
のパケット転送経路を示す図である。
【図13】各工作機械のレイアウト変更後の一例を示す
無線ネットワークシステムを示す図である。
【図14】生産ラインの一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1、2 生産ライン 3〜10 工作機械 11 信号線 12 電力線 13 信号線 14 電力線 20〜27 工作機械 28 生産管理用ホストコンピュータ 29〜31 信号線 32、33 電力線 40 工作機械 41〜43 電力線 44 電力演算部 45 時計部 46 電力データの時系列化部 47 電力量計算部 48 データ通信制御部 49 工作機械制御部 50 モータa 51 モータb 52 モータc 60 CPU 61 ROM 62 RAM 63 表示部 64 入力装置 65 ハードディスク 66 外部記憶装置 67 データ通信制御部 68 プリンタ 70 1日の時間 75 工作機械の無線機 76 生産管理用ホストコンピュータの無線機 80 工作機械のフレキシブル無線部 81 工作機械のRFモジュレータ 82 工作機械のアンテナ 85 生産管理用ホストコンピュータのフレキシブル
無線部 86 生産管理用ホストコンピュータのRFモジュレ
ータ 87 生産管理用ホストコンピュータのアンテナ A〜J 無線端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 康雄 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 畠内 孝明 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 3C042 RH01 RH05 RJ07 RJ15 5H269 AB01 BB07 BB12 CC13 KK03 NN07 QD06 QE34

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ通信を行う通信手段と、 自己の消費電力を測定する測定手段を有し、 該通信手段は、該測定手段により測定された消費電力を
    外部へ送信することを特徴とする工作機械。
  2. 【請求項2】 更に、前記測定手段により測定された消
    費電力に基づき消費電力量を演算する電力量演算手段を
    有し、 前記通信手段は、前記測定手段により測定された消費電
    力及び該電力量演算手段により演算された消費電力量を
    外部へ送信することを特徴とする請求項1記載の工作機
    械。
  3. 【請求項3】 更に、自己の稼働状況情報及び故障情報
    を含む状態情報を検出する検出手段を有し、 前記通信手段は、前記測定手段により測定された消費電
    力、前記電力量演算手段により演算された消費電力量、
    及び該検出手段により検出された状態情報を外部へ送信
    することを特徴とする請求項2記載の工作機械。
  4. 【請求項4】 前記通信手段は、無線データ通信を行う
    ことを特徴とする請求項1〜3のいづれか1つに記載の
    工作機械。
  5. 【請求項5】 前記通信手段は、他の工作機械から送信
    された情報を中継する中継手段を有することを特徴とす
    る請求項4記載の工作機械。
  6. 【請求項6】 ホストコンピュータと該ホストコンピュ
    ータとデータ通信を行う複数の工作機械とを有するネッ
    トワークシステムであって、 前記工作機械は、 自己の消費電力を測定する測定手段と、 該測定手段により測定された消費電力を前記ホストコン
    ピュータへ通知する通知手段を有し、 前記ホストコンピュータは、 前記工作機械から通知された消費電力を記録し監視する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 前記工作機械は、更に、前記測定手段に
    より測定された消費電力に基づき消費電力量を演算する
    電力量演算手段を有し、 前記通知手段は、前記測定手段により測定された消費電
    力と該電力量演算手段により演算された消費電力量を前
    記ホストコンピュータへ通知し、 前記ホストコンピュータは、前記工作機械から通知され
    た消費電力及び消費電力量を記録し監視することを特徴
    とする請求項6記載のネットワークシステム。
  8. 【請求項8】 前記工作機械は、更に、自己の稼働状況
    情報と故障情報を含む状態情報を検出する検出手段を有
    し、 前記通知手段は、前記測定手段により測定された消費電
    力と前記電力量演算手段により演算された消費電力量と
    該検出手段により検出された状態情報を前記ホストコン
    ピュータへ通知し、 前記ホストコンピュータは、前記工作機械から通知され
    た消費電力、消費電力量、及び状態情報を記録し監視す
    ることを特徴とする請求項7記載のネットワークシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記ホストコンピュータと前記工作機械
    は無線によりデータ通信を行い、前記工作機械はいづれ
    も、直接又は他の1以上の工作機械を介することで、前
    記ホストコンピュータと通信可能であることを特徴とす
    る請求項6〜8のいづれか1つに記載のネットワークシ
    ステム。
  10. 【請求項10】 前記ホストコンピュータは、前記工作
    機械から通知された情報に基づき、消費電力の時間的変
    動を平準化させるように工程設計を行うことを特徴とす
    る請求項6〜9のいづれか1つに記載のネットワークシ
    ステム。
  11. 【請求項11】 生産ライン上に複数配置されるコンピ
    ュータ管理の工作機械において、 前記工作機械の管理に必要な各種情報を無線で送受信す
    る無線通信手段を備えたことを特徴とする工作機械。
  12. 【請求項12】 生産ライン上に複数配置される工作機
    械と、該複数の工作機械を管理するコンピュータとを有
    するネットワークシステムにおいて、 前記複数の工作機械及び前記コンピュータのそれぞれに
    無線通信手段を設け、前記工作機械の管理に必要な各種
    情報を無線で送受信可能にしたことを特徴とするネット
    ワークシステム。
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