JP2006285658A - ロッカーネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】
コインロッカーが、複数の管理者により運営されている場合であっても、管理者間でシームレスな連携を行い、統合的な管理及びサービスを提供する。
【解決手段】
施錠部22に施錠させるロッカー鍵34と、施錠したロッカーを識別するロッカーID及びロッカーコーナーIDと、当該ロッカー鍵を識別する鍵IDとを関連づけて保持するとともに、これらのIDを非接触通信により送受信する無線タグ35と、複数のロッカーコーナーにより形成されるグループ毎に設けられ、無線タグ35部に保持されたIDを、当該グループを識別するグループIDと関連づけて管理するグループサーバーGSと、各グループ毎に設けられ、各グループにおけるロッカーコーナーの稼働状況に関するロッカー情報をグループサーバーGSから収集するリソース管理サーバーRSと、各グループにおけるロッカー情報を収集し、統合されたロッカー情報を管理し、配信するセンターサーバーCSとを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、施錠部により施錠される開閉扉を有する収納であるロッカーを多数備えたロッカーコーナーを、ネットワークを通じて管理するロッカーネットワークシステムに関する。
近年、駅や施設構内にあるコインロッカーの利便性は向上し、その設置数も増大している。ところで、大形駅など大規模な施設では、多数のコインロッカーコーナーが広範囲にわたって配置されていることから、ユーザーが、空きロッカーを探すことが困難な場合も少なくない。
これについて特許文献1に開示された技術が提案されている。すなわち、この特許文献1に開示された技術では、個別に設定されたIDコードを鍵のリストバンド等に記憶させ、リーダーライターによりIDコードの書き込み及び読み出しを行い、ロッカー使用管理コンピュータによってIDコード及びロッカーの使用状態の管理を行う。
特開2004-137720号公報
ところで、同一施設内で、同一所有者、同一管理者によってロッカー運営が行われていれば、ロッカー鍵のRFIDを用いてロッカーコーナーの所在サービスの管理面は容易である。
しかしながら、駅などの大型施設は地下街や他の交通機関などと接続されて、隣り合った場所で複数の所有者によるロッカー管理がなされているケースが多い。従って、上述したような特許文献1に開示された技術のように、管理コンピュータによってロッカーの使用状態を管理する場合であっても、複数の異なる所有者毎にロッカーコーナーの所在サービスを行うようなケースでは、他のロッカーコーナーとの連携がなされていないと、利用者の混乱を招来するおそれがある。利用者にあっては、ロッカーの所有者が誰であるか(単一であるか複数であるか)に拘らず、全ロッカーコーナーがグローバルな管理サービスが享受されることが好ましい。
また、上述した特許文献1に開示された技術のようなコンピュータを利用した管理システムにおいて、ロッカーを増設する場合、システムの増設や設定が簡単で短時間に終わることが望まれる。また、運用の中ではロッカーの故障、システム自身の障害などの早期検知技術も必要となり、障害に伴う部分取り替え作業、ロッカーコーナーの入替・移設などにおいて、システム連携が簡単で短時間で対応できることが望まれる。
そこで、本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、コインロッカーが、複数の管理者により運営されている場合であっても、管理者間でシームレスな連携を行い、統合的な管理及びサービスを提供できるロッカーネットワークシステムを提供することをその課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、施錠部により施錠される開閉扉を有する収納であるロッカーを多数備えたロッカーコーナーを、ネットワークを通じて管理するロッカーネットワークシステムであって、施錠部に施錠させるロッカー鍵と、ロッカー鍵に備えられ、施錠したロッカー及びロッカーコーナーを識別するロッカーID及びロッカーコーナーIDと、当該ロッカー鍵を識別する鍵IDとを関連づけて保持するとともに、これらのIDを非接触通信により送受信する無線タグ部と、複数のロッカーコーナーにより形成されるグループ毎に設けられ、ロッカー鍵の無線タグ部に保持されたロッカーID及び鍵IDを取得するとともに、これらIDを、当該グループを識別するグループIDと関連づけて管理するグループサーバーと、各グループ毎に設けられ、ロッカーID、ロッカーコーナーID、鍵ID及びグループIDに基づいて、各グループにおけるロッカーコーナーの稼働状況に関するロッカー情報をグループサーバーから収集するリソース管理サーバーと、リソース管理サーバーを通じて、各グループにおけるロッカー情報を収集し、統合されたロッカー情報を管理し、配信するセンターサーバーとを有する。
このような本発明によれば、複数の異なる管理者によって管理されるロッカーコーナーが、広範囲にわたって点在するような場合であっても、所定のロッカーコーナーによりグループを形成し、リソース管理サーバーによってグループ毎にロッカーコーナーの稼働状況(空き状況、施錠状態、動作確認等)を管理することができるとともに、これらの情報をセンターサーバーにより統合的に管理するため、異なる管理者間でシームレスに情報を一元管理することができる。
上記発明において、ロッカーコーナーは、ロッカー鍵に保持されたロッカーID、ロッカーコーナーID及び鍵IDを読み出し及び書き込みを行うリーダーライター部を有するキャビネット端末が設けられ、グループサーバーは、リソース管理サーバーによってグループに属するキャビネット端末の中から選択されることが好ましい。
この場合には、ロッカーコーナー毎に設けられたキャビネット端末と、ロッカー鍵との間における非接触通信によってロッカーと当該ロッカーの利用者とを紐付けした情報を取得することができ、この情報をグループ内の代表となるキャビネット端末に集約することにより、上記一元管理をより確実なものとすることができる。
上記発明において、グループサーバーは、リソース管理サーバーから取得したロッカー情報収集プログラムを実行し、当該グループサーバーが配置されたロッカーコーナーのロッカー情報を収集するとともに、収集したロッカー情報を、ロッカー情報収集プログラムの取得元へ返信するプログラム実行部を備え、プログラム実行部は、ロッカー情報収集プログラムを実行することにより、グループに属するキャビネット端末群を2分割し、分割された各群を代表するキャビネット端末をサブサーバーとして選択し、選択されたサブサーバーとして、当該ロッカー情報収集プログラムを転送し、転送先において収集されたロッカー情報を受信する機能を有し、リソース管理サーバーは、サブサーバーの選択、及びロッカー情報収集プログラムの転送、ロッカー情報の収集、及び収集されたロッカー情報の返信を繰り返させることによって、グループに属するロッカーコーナーすべてのロッカーコーナー情報を収集するとともに、ロッカー情報の返信の有無により、ロッカーに属するロッカーコーナーの生存確認を行うことが好ましい。
この場合には、二分木構造によりロッカー情報収集プログラムをグループ内のすべてのキャビネット端末に順次転送することによって、代表キャビネット端末への情報集約の高速化を図るとともに、各ロッカーコーナーからの応答状況に基づいて、各ロッカーコーナーの生存確認を確実に実行することができる。
上記発明において、リソース管理サーバーは、各ロッカーのロッカー情報と、各ロッカーコーナーの位置情報とを関連づけて蓄積する統合データベースと、統合データベースに蓄積された情報を地図上に表示した地図データを作成する地図データ作成部と、地図データをキャビネット端末の表示部に表示させるデータ配信部とを備えることが好ましい。
この場合には、広範囲に分散配置され、且つ異なる管理者により管理された多数のロッカーコーナーに関する情報を、データベース化することによって一元管理することが可能となり、また、一元化された情報を各キャビネット端末の表示部により確認することができる。
上記発明において、前記センターサーバーは、各リソース管理サーバーの情報並びにリソース管理サーバーが管理する各ロッカーコーナー情報を蓄積する総合データベースと、総合データベースに蓄積された情報を検索するデータ検索部と、前記データ配信部を通じてリソース管理サーバーとセンターサーバーとの間で前記地図データを送信する機能とを有することが好ましい。
この場合には、ロッカーから離れた場所であっても、上記一元化された情報を取得することが可能となり、より利用者の利便性を高めることができる。
上記発明において、キャビネット端末からリソース管理サーバーへの接続情報、及びロッカーコーナーの管理者IDを、非接触通信手段により送受信可能に記憶保持する設定用通信タグを備え、リソース管理サーバーは、設定用通信タグからキャビネット端末を通じて取得された情報に基づいて、当該キャビネット端末からのアクセスを許可するとともに、当該キャビネット端末に関する制御プログラムを当該キャビネット端末に送信し、キャビネット端末上で制御プログラムを実行させることにより、リソース管理サーバーに当該キャビネット端末に関する情報を登録することが好ましい。
この場合には、ロッカーコーナーを増設したり、又は障害が発生したロッカーコーナーを移設したりする場合に、設定用通信タグをキャビネット端末に読み込ませるだけで、自動的にリソース管理サーバーへの接続、及び登録処理が完了し、迅速な増設又は移設作業を実現することができる。
以上説明したように本発明によれば、施錠部により施錠される開閉扉を有する収納であるロッカーを多数備えたロッカーコーナーを、ネットワークを通じて管理する際、コインロッカーが複数の管理者により運営されている場合であっても、管理者間でシームレスな連携を行い、統合的な管理及びサービスを提供することができる。
(システム構成)
本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係るロッカーネットワークシステムの概略構成を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態に係るロッカーネットワークシステムは、ロッカーコーナーシステムa0〜al,b0〜bm及びc0〜cnと、各ロッカーコーナーシステムを管理するグループサーバーGS1〜GS3と、インターネット1上においてロッカー情報を管理するリソース管理サーバーRSと、リソース管理サーバーRSを取りまとめるセンターサーバーCSと、インターネット1を通じてセンターサーバーCSにアクセス可能な携帯端末4とを備えている。
前記ロッカーコーナーシステムal〜an,b0〜bm及びc0〜cnは、多数のロッカー21からなるキャビネット本体2と、各キャビネット本体2のそれぞれに設けられたキャビネット端末KTとから構成される。
ロッカー21は、開閉扉を有する収納であり、各開閉扉には電子制御の施錠部22が設けられており、この施錠部22によって開閉扉の開閉が規制される。この施錠部22の施錠及び解錠は、ロッカー鍵により行われる。
キャビネット端末KTは、図2に示すように、タッチパネル付きのディスプレイ31と、ロッカー鍵34に設けられた無線タグ35に保持された情報を非接触により読み取るリーダー部32、赤外線通信などによりモバイル端末と通信を行う近距離通信部33と、CPU等の演算処理装置(図示せず)と、ネットワークに接続するための通信部(図示せず)を有する端末装置であり、このキャビネット端末KTにより、当該コーナーのロッカー21を管理し、鍵の開閉、利用期間などのロッカー情報を収集する。
上記ディスプレイ31やリーダー部32等は、ロッカーコーナー毎に1つのロッカースペース若しくは1つのロッカーの扉に設けられる。また、演算処理装置では、後述するロッカーデータ収集プログラムを実行することによって、扉の開閉や施錠などロッカーの状態を検知・監視するモジュールとしての機能も果たしている。
また、上記ディスプレイ31は、タッチパネルを有しており、これにより情報表示を伴う情報選択や情報入力が可能となっている。また、ディスプレイ31では、リーダー部32にかざして読み込まれるロッカー鍵識別情報を処理して得られる荷物保管のロッカーの位置情報と現在地のキャビネット端末KTが保有する位置情報に従い図2に示すように共通の地図上にそれぞれの位置がプロットされる。
また、ディスプレイ31のタッチパネル等の情報入力手段を利用して、利用者の携帯電話などのモバイル端末のメールアドレスが入力可能であり、このアドレスに対してセンターサーバーCSで管理されているロッカーコーナーの所在地図情報をメール配信したり、赤外線通信などの近距離通信装置によるデータ交換ができるモバイル端末4に対してキャビネット端末KTからロッカーコーナーの所在地図情報を伝送することができる。
無線タグ35は、ロッカー所有者識別ID、大規模所有者用複数拠点管理のためのグループ識別ID、ロッカーコーナー識別ID、ロッカー番号を識別する識別IDに加え、RFIDが有しているユニークIDを合わせたIDをロッカー鍵識別IDとし、この識別IDを記憶するとともに、これらのIDを非接触通信により送受信する手段を有する。
近距離通信部33は、ロッカー鍵34に鍵識別情報が付加できない状況において、赤外線通信などの近距離通信によって、携帯電話などのモバイル端末にロッカーコーナー情報、ロッカー所有者情報などを転送したり、モバイル端末からロッカーコーナー情報、ロッカー所有者情報などを受信するモジュールである。
さらに、キャビネット端末KTには、各ロッカー所有者固有の設定用RFID(Radio Frequency IDentification)タグが付与されており、このRFIDタグには、リソース管理サーバーRSへの接続情報が記録されており、この接続情報に従いキャビネット端末KTは、リソース管理サーバーRSに接続し、リソース管理サーバーRSから端末IDをはじめとする基本設定情報を受信し、導入設定が自動的に行われる。リソース管理サーバーRSはキャビネット端末管理表KMを用いてキャビネット端末KT情報を管理し、キャビネット端末KTの導入都度、キャビネット端末管理表KMが追加更新される。
具体的に、この設定用RFIDタグによって、キャビネット端末KTのロッカーネットワークシステム参加が実現され、設定用RFIDに記憶されているリソース管理サーバーRSへの接続情報及びリソース管理サーバーRSとの暗号通信情報によってリソース管理サーバーRSに接続し、この手段によりリソース管理サーバーRSからロッカーコーナーシステム制御プログラムを受信し動的にメモリ上に配置・作動させる手段とキャビネット端末KTに必要な管理用端末ID、地図情報などの基本設定情報を受信することによってロッカーコーナーシステムの構築が実現される。
そして、このロッカーコーナーシステム構築に伴いキャビネット端末KTからの要求に同期してロッカーコーナーシステム制御プログラムを送信し、キャビネット端末KTに発番した端末IDをキャビネット端末管理表KMに加え管理することによってリソース管理サーバーRSのキャビネット端末管理表KMを更新する。
また、このシステムの構築に際し、キャビネット端末KTが3台以上になると、リソース管理サーバーRSは任意のキャビネット端末KTにキャビネット端末群KTsの管理を委任し、この委任処理に基づき末端のキャビネット端末KTから取得したロッカー情報をリソース管理サーバーRSに送信する。
グループサーバーGS1〜GS3は、キャビネット端末KTの生存確認、ロッカー情報の収集、対応するリソース管理サーバーRS1〜RS3への収集情報の提供、最新のプログラムの配信等を行うサーバー装置である。
本実施形態においてグループサーバーGSは、各ロッカーコーナーシステムに属するキャビネット端末KTのうち代表となるキャビネット端末がその機能を果たす。すなわち、ロッカーコーナーシステム中にキャビネット端末KTが一台しかない場合には、当該キャビネット端末KTがグループサーバーGSの役割を果たす。また、一つのロッカーコーナーシステム中に複数のキャビネット端末KTが属しているときには、そのうちの1台がグループサーバーGSとなり、2台目が予備グループサーバーGSyとなり、これらはホットスタンバイによって冗長構成を形成する。
この冗長構成について詳述すると、グループサーバーGSに障害を生じた場合、予備グループサーバーGSyがグループサーバーGSとなって、グループサーバーGSの機能を果たすと共に、新たな予備グループサーバーGSyを自動的に選ぶことができる自律分散型のネットワーク構成で運用される。リソース管理サーバーRSは定期的にグループサーバーGSの生存確認し、グループサーバーGSの2台とも障害を生じた場合、キャビネット端末管理表KMから生存している別のキャビネット端末KTがグループサーバーGSとして選ばれ、キャビネット端末KTの管理を行う。
具体的に、グループサーバーGSは、リソース管理サーバーRSから受信したロッカーデータ収集プログラムを動的にメモリ上に配置し作動させる手段と、前述の手段によってキャビネット端末群KTsを2分割し、それぞれの群の中で情報の中継を行うサブサーバーSSを選び、このサブサーバーSSに前述の手段に従いロッカー収集プログラムを配置・作動させると言う手段を繰り返しながら末端のキャビネット端末KTからロッカー情報を取得するする手段と、前述の手段で取得したデータを逆戻りしながら管理している全ロッカーコーナーシステムのロッカー情報を高速に収集する手段と、これら情報を収集する中でキャビネット端末KTが生存していない場合直ちにリソース管理サーバーRSに通知する手段と、収集した情報をリソース管理サーバーRSに送信する手段を有する。
リソース管理サーバーRSは、所有者が管理するロッカーネットワークシステムの管理を行うサーバー装置であり、具体的には、ロッカーの所有者情報、ロッカーコーナー情報、地図情報と位置情報、ロッカーコーナーシステム制御プログラム情報を管理する手段と、管理しているキャビネット端末KTの中からグループサーバーGSを選ぶ手段と、個々のキャビネット端末KTの生存確認、ロッカー情報などの情報収集を委任するプログラムをグループサーバーGSに配信する手段と、グループサーバーGSが収集した情報を受信する手段と、センターサーバーCSの要求に従いロッカー情報や地図情報を送信する手段とを有する。
また、リソース管理サーバーRSは、インターネット1を介してロッカーコーナーシステムに接続された所有者企業の中に設置され冗長構成で運用される。このサーバーは管理するグループサーバーGSが収集したロッカーの情報を集計し、報告資料を作成し管理者に通知する。収集したロッカー情報の中には、ロッカー、キャビネット端末KTやグループサーバーGSの障害情報も含まれ、これら障害情報は直ちに管理者に通知する。
また、リソース管理サーバーRSはセンターサーバーCSからWebサービスによる要求に対してロッカーコーナー情報などを返信、若しくはリソース管理サーバーRSから定期的にロッカーコーナー情報などを送信する。
センターサーバーCSは、インターネット1に接続されたサーバー装置であり、リソース管理サーバーRSの統合管理を行う。
具体的に、センターサーバーCSは、リソース管理サーバーRSが提供するロッカー所有者情報並びに所有者が管理するロッカーコーナーの位置情報などによって作られたデータベースを基に、各リソース管理サーバーRSが管理するロッカーコーナー情報の検索、空きロッカー情報の検索、携帯電話などモバイル端末の位置情報を基にした最寄りのロッカーコーナーの検索について利用者認証並びにアクセス権限の範囲で利用者に提供する手段を有する。
なお、上述したリソース管理サーバーRS、グループサーバーGS、キャビネット端末KTとの間の通信はすべて暗号化した通信で行い、情報漏洩を防止する。センターサーバーCSとリソース管理サーバーRSとの間は、HTTPなどの標準のネットワーク通信プロトコルを用いてデータが送信される。
なお、上記地図上へのプロット機能において、ロッカー鍵から求められたロッカー所有者と現在地のキャビネット端末KTの所有者が異なる場合、当該キャビネット端末KTを管理するリソース管理サーバーRSは、ロッカー鍵の所有者情報、ロッカーコーナー情報を基にセンターサーバーCSから取得した荷物を保管しているロッカーコーナーの地図と現在地の地図を並列して表示したり、現在地から荷物保管ロッカーまでの所要時間を表示することが可能となっている。
さらに、このセンターサーバーCSでは、図1に示すようにアクセスが許可されている利用者の携帯電話などのモバイル端末からそのモバイル端末の現在地情報、並びに利用者によって選択される現在地からロッカーコーナーへのアクセス時間によるセンターサーバーCSへの空きロッカー情報問い合わせ等を受け付ける機能を備えている。
そして、センターサーバーCSは、このような問い合わせに応じて、利用者の現在地情報とアクセス許容時間を検索キーとしてロッカーコーナー位置情報データベースの検索によってロッカーコーナー候補リストを作成し、このロッカーコーナー候補リストに対して、これらの候補の各リソース管理サーバーRSに問い合わせたロッカー空き情報を加え、利用者のモバイル端末に返信し、利用者による候補リスト選択によってセンターサーバーCSはリソース管理サーバーRSから取得した地図情報を利用者に返信する。
(システムの拡張例)
上述した構成のロッカーネットワークシステムに、以下のような機能を追加して拡張することによって、利用者に多くの利便性をもたらすことができる。
例えば、本実施形態では、ロッカー鍵34に取付けられた無線タグによってIDを記憶保持し、キャビネット端末KTに対して送受信するようにしたが、例えば、クレジットカードなどのICカードや携帯電話番号などのモバイル端末のユニークIDを利用してロッカー鍵情報を読み込むようにしてもよい。
この場合にキャビネット端末KTは、取得したロッカー鍵情報(クレジットカード番号では20桁、携帯電話番号では11桁など)をMD5などのハッシュ値にハッシュ値の衝突回避のためIDから求められるチェックサムなどの値を加えたものを利用者識別IDとし、利用者識別IDの属性としてロッカー所有者情報並びに所有者が管理するロッカーコーナー情報などの情報を付加するようにしてもよい。
また、キャビネット端末KTに、当該ロッカー鍵によるロッカーの開閉に伴い上記の利用者識別IDを捕捉する手段と、荷物預け時に利用者識別ID並びにその属性を発行し記憶する手段、荷物引き出し時に利用者識別IDを記憶する手段を設け、記憶したロッカーの状態並びに利用者識別情報(IDと属性)をリソース管理サーバーRSに、リソース管理サーバーRSはセンターサーバーCSに通知するようにしてもよい。この場合、それぞれのサーバーは通知内容に従い情報の保存、情報の廃棄を行う手段を設けることが好ましい。
さらに、利用者は任意のキャビネット端末KTから荷物を預けたロッカーコーナーの所在案内サービスを受けるとき、利用者識別IDを読み込んだキャビネット端末KTにおいて、読み込まれた利用者識別IDを用いてリソース管理サーバーRSに問い合わせに行くようにしてもよい。リソース管理サーバーRSに当該IDが存在する場合、当該キャビネット端末KTに現在地情報と預けたロッカーコーナー情報が表示される。一方、リソース管理サーバーRSに当該IDが見当たらない場合、リソース管理サーバーRSからセンターサーバーCSに問い合わせを行い、その結果を預け先のリソース管理サーバーRSから地図情報を取得し、センターサーバーCSを経由して当該キャビネット端末KTに現在地情報と共に地図情報が表示する。
(ロッカーネットワークシステムの形成)
以上の構成を有するロッカーネットワークシステムでは、図3に示すように、プログラムやデータを管理するリソース管理サーバーRSを中核とし、キャビネット端末KTのプロセスを動的に配置するとともに、各キャビネット端末KTの役割を動的に変化させて、当該ロッカーネットワークシステムの形成及び運用を行う。この生成過程において、リソース管理サーバーRSのキャビネット端末管理表KMに、追加されたキャビネット端末KTの情報が順次追加され、管理・運用される。
キャビネット端末KTの導入台数が増えるに従い、1台目のキャビネット端末KT(2台目は予備グループサーバーGSy)は、キャビネット端末群KTsをまとめるグループサーバーGSと役割が変化する。
すなわち、3台以上のキャビネット端末KTが導入された場合、1台目がプライマリーのグループサーバーGSとなり、2台目がセカンダリーの予備グループサーバーGSyとして両者がホットスタンバイ状態による冗長化構成を形成する。
ロッカーネットワークシステムの形成手順は次の通りである。図4は、ロッカーネットワークシステムの形成手順を示すシーケンス図である。
(1)初期情報設定
先ず、ステップS101で、リソース管理サーバーRSにおいて、ロッカーネットワークシステムの基本情報が管理者により入力され作成される。この基本情報としては、センターサーバーCSのドメイン名やIPアドレスなどのセンターサーバー情報、所有者名称、センターサーバーCSが発行する所有者IDなどの所有者情報、キャビネット端末KT用制御プログラム、RFIDや赤外線通信など最新のユーティリティプログラムなどのプログラム情報、地図画像や地図IDなどの地図情報、規模が大きいときに利用されるグループ名称、グループIDなどのグループ情報(小規模な場合は省略)、ロッカーコーナーの設置情報に基づくロッカーコーナーID、設置位置情報、扉数などのロッカーコーナー情報などを初期情報設定値として含まれる。
(2)リソース管理サーバーRS接続情報取得(1台目のロッカーコーナー設置)
次いで、ステップS102で、ロッカーコーナーのキャビネット端末KTにおいて、設定用RFIDをかざすと、リソース管理サーバーRSのIPアドレス並びに暗号通信のための暗号キーなどの接続情報が読み込まれる。
(3)端末ID並びに関連情報取得
そして、ステップS103において、この読み込まれた接続情報に基づいて、グループサーバーGS(一台目の当該キャビネット端末)からリソース管理サーバーRSに対して要求がなされ、暗号通信を通してリソース管理サーバーRSから、端末ID、キャビネット端末KT用制御プログラム、RFIDや赤外線通信など最新のユーティリティプログラム、ロッカーコーナー情報などの初期設定情報が取得される。
(4)キャビネット端末KTでのシステム設定
ステップS104において、リソース管理サーバーから取得した端末ID並びに関連情報を不揮発メモリに格納した後、キャビネット端末KT制御プログラムを動的にメモリに配置し実行する。プログラム起動後、ロッカーコーナー一覧が表示され、タッチパネルで該当コーナーを選択する。
(5)マッチングデータ送信
ステップS105において、前項の操作によって得られた端末IDとロッカーコーナーIDのマッチングデータをリソース管理サーバーRSへ送信する。
(6)キャビネット端末管理表KMの作成と情報の登録
ステップS106において、リソース管理サーバーRSはキャビネット端末管理表KMを作成し、受信した端末IDとロッカーコーナーIDとの対応をキャビネット端末管理表KMに登録する。このときキャビネット端末KT0をグループサーバーGSとして登録する。ロッカーコーナー毎に地図がある場合、その地図をキャビネット端末KTに返信する。一枚の地図を共有している場合、ロッカーコーナー情報から地図にロッカーコーナー所在場所をマークした地図を作成し、この地図をキャビネット端末KTに返信する。
(7)地図情報の登録
ステップS107において、リソース管理サーバーRSから返信された地図情報をキャビネット端末KTに保存する。これらの処理を通して、1台目のキャビネット端末KTの導入設定が完了する。
(8)リソース管理サーバーRS接続情報取得(2台目のロッカーコーナー設置)
ステップS111では、ロッカーコーナーの2台目のキャビネット端末KTにおいて、設定用RFIDをかざすと、リソース管理サーバーRSのIPアドレス並びに暗号通信のための暗号キーなどの接続情報が読み込まれる。
(9)端末ID並びに関連情報取得
ステップS112では、ステップS103と同様の手順に従い、キャビネット端末KT1からリソース管理サーバーRSに接続すると、リソース管理サーバーRSはキャビネット端末管理表KMに従い、キャビネット端末KT0のIPアドレスをキャビネット端末KT1に返信する。
(10)グループサーバーGS(キャビネット端末KT0)への接続
ステップS113では、ステップS112の接続処理によって返信されたグループサーバーGSの役割を担う1台目のキャビネット端末KT0のIPアドレスを受信処理する。
(11)端末ID並びに関連情報取得
ステップS114では、暗号通信を通してグループサーバーGS(キャビネット端末KT0)から、端末ID、キャビネット端末KT用制御プログラム、RFIDや赤外線通信など最新のユーティリティプログラム、ロッカーコーナー情報などの初期設定情報を取得する。
(12)キャビネット端末KTでのシステム設定
ステップS115で、グループサーバーGS(キャビネット端末KT0)から取得した端末ID並びに関連情報を不揮発メモリに格納した後、キャビネット端末KT制御プログラムを動的にメモリに配置し実行する。プログラム起動後、ロッカーコーナー一覧が表示され、タッチパネルで該当コーナーを選択する。
(13)マッチングデータ送信
ステップS116では、前項の操作によって得られた端末IDとロッカーコーナーIDのマッチングデータをグループサーバーGS(キャビネット端末KT0)へ送信。
(14)キャビネット端末管理表KMへの情報登録
ステップS117では、グループサーバーGS(キャビネット端末KT0)はキャビネット端末管理表KMに受信した端末IDとロッカーコーナーIDとの対応を登録する。このときキャビネット端末KT1を予備グループサーバーGSyとして登録する。
(15)リソース管理サーバーRSへの送信
ステップS118では、グループサーバーGS(キャビネット端末KT0)は登録したキャビネット端末管理表KMをリソース管理サーバーRSに送信する。
(16)リソース管理サーバーRSでの登録処理
ステップS119では、リソース管理サーバーRSはキャビネット端末管理表KMを受信し登録する。ロッカーコーナー毎に地図がある場合、その地図をキャビネット端末KT1に返信する。一枚の地図を共有している場合、ロッカーコーナー情報から地図にロッカーコーナー所在場所をマークした地図を作成し、この地図をキャビネット端末KT1に返信する。
(17)地図情報の登録
ステップS120では、リソース管理サーバーRSから返信された地図情報をキャビネット端末KT1に保存する。これらの処理を通して、2台目のキャビネット端末KT1の導入設定が完了する。
(18)リソース管理サーバーRS接続情報取得(3台目のロッカーコーナー設置)
ステップS121では、上記ステップS111と同様に、ロッカーコーナーの3台目のキャビネット端末KTにおいて、設定用RFIDをかざし、リソース管理サーバーRSのIPアドレス並びに暗号通信のための暗号キーなどの接続情報が読み込まれる。
(19)端末ID並びに関連情報取得
ステップS122では、上記ステップS112と同様の手順に従い、キャビネット端末KT2からリソース管理サーバーRSに接続すると、リソース管理サーバーRSはキャビネット端末管理表KMに従い、キャビネット端末KT0のIPアドレスをキャビネット端末KT2に返信する。
(20)グループサーバーGSへの接続等
そして、ステップS123〜S127では、上記ステップS113〜S117と同様の処理を実施し、グループサーバーGS(キャビネット端末KT0)へ接続し、情報の登録を実行する。
(21)予備グループサーバーGSyへの送信
ステップS128では、グループサーバーGS(キャビネット端末KT0)は登録したキャビネット端末管理表KMを予備グループサーバーGSy(キャビネット端末KT1)に送信する。
(22)予備グループサーバーGSyへの情報登録
ステップS129では、予備グループサーバーGSy(キャビネット端末KT1)は受信したキャビネット端末管理表KMを登録する。
(23)リソース管理サーバーRSへの送信
ステップS130では、グループサーバーGS(キャビネット端末KT0)は登録したキャビネット端末管理表KMをリソース管理サーバーRSに送信する。
(24)リソース管理サーバーでの登録処理
ステップS131では、リソース管理サーバーRSはキャビネット端末管理表KMを受信し登録する。ロッカーコーナー毎に地図がある場合、その地図を返信地図とする。一枚の地図を共有している場合、ロッカーコーナー情報から地図にロッカーコーナー所在場所をマークした地図を作成し送信地図とする。この送信地図はグループサーバーGS(キャビネット端末KT0)を経由してキャビネット端末KT2に返信する。
(25)地図情報の登録
ステップS132では、リソース管理サーバーRSから返信された地図情報をキャビネット端末KT2に保存する。
これらの処理を通して、3台目のキャビネット端末KT2の導入設定が完了する。4台目以降は、3台目と同様の手順で導入操作を行い、ロッカーネットワークシステムを形成する。
(キャビネット端末KTの生存確認)
無人で且つ広範囲に分散している環境の中で運用されるロッカーコーナーシステムは、キャビネット端末KTの障害を自動的に検出する機能、検出した障害機の情報を通知する機能、障害機を迂回して処理を続行させる機能など自動運行を支援する機能が必須となる。障害の検出・迂回措置をロッカーネットワークシステムではキャビネット端末KTの生存確認処理とし、次の手順で実施する。
図5は、本実施形態に係るキャビネット端末KTの生存確認処理を示すシーケンス図である。ここでは、リソース管理サーバーRSとグループサーバーGSとの間の生存確認を示し、グループサーバーGSとキャビネット端末KTとの間の生存確認も同様の手順で実施する。
(1)グループサーバーGS(キャビネット端末KT0)の生存確認
ステップS201において、リソース管理サーバーRSはグループサーバーGS(キャビネット端末KT0)の生存を確認するため、リソース管理サーバーが定めた時間間隔で定期的にグループサーバーGS(キャビネット端末KT0)へネットワーク通信を実施する。
(2)障害検出
ステップS201において通信でタイムアウトを検出した場合(S202)、リソース管理サーバーRSは管理者にメールなどの手段により検出内容を通知する。次にリソース管理サーバーRSは障害迂回のため、キャビネット端末管理表KMから次の候補、ここでは予備グループサーバーGSy(キャビネット端末KT1)を新しいグループサーバーGSとして選択する。
(3)グループサーバーGS(キャビネット端末KT1)の生存確認
次いで、ステップS203において、キャビネット端末KT0の障害検知後、直ちにリソース管理サーバーRSはグループサーバーGS(キャビネット端末KT1)の生存確認のためネットワーク通信を実施する。
(4)新しいキャビネット端末KTの選択
ステップS203でグループサーバーGS(キャビネット端末KT1)の生存が確認できた場合、直ちにリソース管理サーバーRSはキャビネット端末管理表KMから任意のキャビネット端末KTiを選択する(S205)。
(5)新しい予備グループサーバーGSy(キャビネット端末KTi)
次いで、ステップS205で、リソース管理サーバーRSはキャビネット端末KTiの生存が確認できた場合、リソース管理サーバーRSはキャビネット端末KTiを予備のグループサーバーGSとしてキャビネット端末管理表KMに登録する。
連続して障害を検出した場合、上記の手順に従い次の候補を探し、障害迂回を実施する(ステップS212〜S216)。
(ロッカー情報の収集)
前記グループサーバーGSは、リソース管理サーバーRSから取得したロッカー情報収集プログラムを実行し、当該グループサーバーGSが配置されたロッカーコーナーのロッカー情報を収集するとともに、収集したロッカー情報を、前記ロッカー情報収集プログラムの取得元へ返信する。
ロッカー情報収集プログラムを実行することにより、グループに属するキャビネット端末群KTsを2分割し、分割された各群を代表するキャビネット端末KTをサブサーバーSSとして選択し、選択されたサブサーバーSSとして、当該ロッカー情報収集プログラムを転送し、転送先において収集された前記ロッカー情報を受信する。一方、リソース管理サーバーRSは、サブサーバーSSの選択、及びロッカー情報収集プログラムの転送、ロッカー情報の収集、及び収集されたロッカー情報の返信を繰り返させることによって、グループに属するすべてのロッカーコーナーのすべてのロッカー情報を収集する。
具体的に、グループサーバーGSはリソース管理サーバーRSが定めた時間間隔で定期的に、配下にあるキャビネット端末KTからロッカー情報を2分割探査に従い効率よく高速に収集する。以下に、2分割探査について、2分割探査のロジック、リソース管理サーバーRSの送受信、グループサーバーGSの送受信、グループサーバーGSからキャビネット端末KTへのデータ収集指示について、以下に通り説明する。図6は、本実施形態に係るロッカー情報収集処理のシーケンス図であり、図7は、ロッカー情報収集処理における二分木図である。
この2分割探査は、ロッカー情報の収集のみならず、生存確認にも用いられる。またリソース管理サーバーRSからプログラムやデータなどの情報を配信するためにも利用することができる。
2分割探査によるデータ収集を具体的に示すと、図6に示すように2分割探査が実施され、その探査の様子は図7に示す二分木図の通りである。
すなわち、二分木のノードに当たるところにデータの送受信を中継するサブサーバーSSに加え予備サブサーバーSSyを設けている。予備サブサーバーSSyは何らかの原因でサブサーバーSSに障害を生じたとき、予備サブサーバーSSyがサブサーバーSSに変わり収集したデータ送受信の中継を継続することができる。
具体的には、図6及び図7に示すように、リソース管理サーバーRSの下位ノードにおいて、サブサーバーSS及び予備サブサーバーSSyとしてキャビネット端末KT0及びKT1を選択し(ステップS801及びS802)、各キャビネット端末KTにおけるロッカー情報を返信させるとともに、さらに下位のキャビネット端末KT2及びKT3と、KT7及びKT8とを選択し、各キャビネット端末KTにおけるロッカー情報を収集させる(ステップS803及びS805、ステップS804及びS809)。さらにこれらの下位のキャビネット端末KTにおいてロッカー情報を収集させ、順次上位のキャビネット端末KTに対して、収集されたロッカー情報を統合しつつ返信させる(ステップS806〜S808及びステップS810〜S813)。
○2分割探査のロジック
上述した2分割探査のロジックは次の通りである。
(1)キャビネット端末管理表KMからグループサーバーGS並びに予備グループサーバーGSyを除いたキャビネット端末KTの管理表DTを作成し、管理表DTが管理する台数をtとする。並びに親情報を格納する親管理表PT(ここでは、グループサーバーGS、予備グループサーバーGSyが格納される)を作成する。
(2)管理表DTを図6及び図7に示すように分割した結果、n1=t/2台のキャビネット端末を有するキャビネット端末群KTs1と、もう一つはn2=t-n1台を有するキャビネット端末群KTs2となる。それぞれの群に対して、その群に含まれるキャビネット端末KTを管理する管理表DTを作成し、次の処理を行う。
(3)管理表DTが管理する台数をtとする。t=1又はt=2のとき、それらのキャビネット端末KTからロッカー情報の配信を求め、(5)に進む。また、ここでt>2のとき、(4)に進む。
(4)管理表DTの中から情報を中継するサブサーバーSSと予備サブサーバーSSyを任意に選び、これらのサーバーを親管理表PTに追加すると共にこれらのサーバーを除いた管理表DTを作成する。サブサーバーSSに管理表DT並びに親管理表PTを配信し、(2)の処理へ進む。
(5)管理表DTが管理するキャビネット端末KTからロッカー情報を収集し、次へ進む。
(6)収集したロッカー情報に自分自身のロッカー情報を追加し、親管理表PTから一つ前のキャビネット端末KTにロッカー情報を配信する。
(7)前項の処理で、配信先が他のキャビネット端末の場合(8)に進む。配信先がグループサーバーGSである場合ロッカー情報収集を終了し、次へ進む。
(8)グループサーバーGSに集まったロッカー情報をリソース管理サーバーRSへ配信する。
(9)リソース管理サーバーRSはロッカー情報を集計し、利用状況並びにデータ収集の中で発見された障害機情報を管理者に、またロッカーコーナーの空きロッカー数など最新のロッカーコーナー情報をセンターサーバーCSに通知する。
○リソース管理サーバーRSの送受信
リソース管理サーバーRSはロッカーデータ集配信プログラムをグループサーバーGS(キャビネット端末KT0)に送信し、配下のキャビネット端末KTへの情報の集配信を指示する。
グループサーバーGSは受信したプログラムを動的にメモリ上に配置し作動させる。プログラム配信は、初回時並びにバージョンアップ時に実施されるもので、常に配信されるものではない。
送信後リソース管理サーバーRSはグループサーバーGSからの返信が届くまで待機状態となる。
グループサーバーからの返信を受け取ると、リソース管理サーバーRSはロッカー情報並びに障害機情報を集計する。集計したロッカー情報(ロッカーの利用状況)はセンターサーバーCSに配信し、障害機情報は管理者に通知する。
○グループサーバーGS(キャビネット端末KT0)の送受信
グループサーバーGSはキャビネット端末管理表KM中に含まれる管理台数を調べる。台数が3台以上のとき、キャビネット端末管理表KMから任意のキャビネット端末KTを選び、これを予備グループサーバーGSy(キャビネット端末KT1)とし、その生存確認を行う。予備グループサーバーGSyにロッカー情報の配信を指示する。
台数が2台以下の場合、グループサーバーGSは配下のキャビネット端末KTにロッカー情報の配信を指示し、ロッカー情報収集後、自分のロッカー情報を加え、リソース管理サーバーRSへの収集データ送信により、データ収集指令が完了する。
グループサーバーGSはグループサーバーGS並びに予備グループサーバーGSyを除いたキャビネット端末KTの管理表DT(KT2からKT12)、並びに親管理表PT(グループサーバーGS並びに予備グループサーバーGSyが格納される)を作成する。
管理表DTを2分割してできる2つの管理表DT1(キャビネット端末KT2からKT6)、DT2(キャビネット端末KT7からKT12)の中から情報の集配信を中継するサブサーバーSS(この例ではサブサーバーSS1:キャビネット端末KT2とサブサーバーSS2:キャビネット端末KT7)を任意に選び、それらの生存確認の後、サブサーバーSS1、SS2に親管理表PT並びに対応する管理表DTを送信し、ロッカー情報の配信を指示する。サブサーバーSSではグループサーバーGSの送受信と同様の処理を実施する。
送信後グループサーバーGSは、サブサーバーSS1、SS2からの返信が届くまで待機状態となる。
予備グループサーバーGSy並びにサブサーバーSS1、SS2からの返信を受け取ると、グループサーバーGSは自分のロッカー情報を加え、リソース管理サーバーRSに収集データを送信する。この送信によりリソース管理サーバーRSによるデータ収集指令が完了する。
○グループサーバーGSからキャビネット端末KTへのデータ収集指示
グループサーバーGSからキャビネット端末KTへのデータ収集指示について、グループサーバーGS並びにキャビネット端末KTの構成、プログラムの動的配置、キャビネット端末KTに対するデータ収集指示により説明を行う。
(グループサーバーGS並びにキャビネット端末KTの構成)
本実施形態において、図8に示すように、グループサーバーGSとキャビネット端末KTの構成は全く同じで、初期の状態では、データ受信を行うデータレシーバーDR、データ送信を行うデータセンダーDS、RFIDを読み取るイベントモニターEMとこれらをコントロールする制御プロセスCPからなる。データ送受信はXMLによるデータの交換を行い、送受信するデータのデータ構造に柔軟性を持たせている。リソース管理サーバーRSも同じデータ送受信プロセスを有しているが、グループサーバーGSやキャビネット端末KTが必要とするプログラム(イベントプロセスEPモジュール群)を保有しているところが大きく異なる。
(プログラムの動的配置)
図9に示すように、初期設定時にいくつかの処理系(イベントプロセスEP)がリソース管理サーバーRSからキャビネット端末KTに送り込まれ導入される。サーバーからの配信によるイベントプロセスEPの導入以外に、ロッカーネットワークシステムでは、クライアントであるキャビネット端末KTに何らかの理由により所定のプロセスがない場合、キャビネット端末KTはグループサーバーGSに対して当該プロセスの配信要求を出し、当該プロセスを受信し、当該プロセスを実行することができる。
すなわち、グループサーバーGSからデータ収集指示(前記ロッカー情報の収集)が各キャビネット端末KTに送出され(S701)、キャビネット端末KTにおいてプロセス名の呼び出しが実行され(S708)、呼び出しが完了すれば(S709)データ収集プロセスが実行され(S710)、上位のキャビネット端末KT(グループサーバーGS)に収集されたデータが配信される(S711及びS703)。
ステップS709においてプロセスの呼び出しが完了しない場合には、グループサーバーGSに対してプロセスの取得要求がなされ(S712及びS702)、これに応じてプロセスの配信、受信及び登録がなされ(S705〜S707)、キャビネット端末KT側で上記ステップS708以降の処理がなされる。
以上のプログラムを実行するため、図10(a)に示すように、Java(登録商標)によるコーディングサンプルで、プログラムの動的配置を、上述した図9に対応させて、次のように示す。
(1)プロセス名によるプロセス呼び出しを行う(ステップS708)。
(2)キャビネット端末KTに当該プロセスが存在すればプロセス呼び出しが成功し(S709)、下記(7:ステップS710)に進む。当該プロセスがない場合、クラスのインスタンス生成時にClassNotFoundExceptionによるエラーを生じる。このエラーを生じた場合、下記の(3)〜(5)の処理を実施する。
(3)キャビネット端末KTに対するホスト(グループサーバーGS)に接続する(S712及びS702)。
(4)プロセスをサーバーから取得する(S705〜S707)。
(5)で再度クラスのインスタンス生成を行い、プロセス呼び出しが成功し、
(7)受信したデータをプロセスにセットし、
(8)当該プロセスを実行する(S710)。
(キャビネット端末KTに対するデータ収集指示)
キャビネット端末KTに対するデータ収集指示は、図10(b)に示すような、XMLデータで、グループサーバーGSからキャビネット端末KT(id=no3)に配信される。このXMLデータには、リソース管理サーバーRS、グループサーバーGS、予備グループサーバーGSyの情報と、データ収集を行う指示と対象となるキャビネット端末KTの情報が格納されている。このXMLデータに従いグループサーバーGSから指示を受けたキャビネット端末KT(id=no3)は、自分自身並びにキャビネット端末KT(no4〜no6)からデータ収集を行い、その結果をグループサーバーGSに返信する処理を実施する。
(ロッカーコーナー所在検索)
ロッカーネットワークシステムで管理されるロッカー鍵には、ロッカー所有者識別ID、大規模所有者用複数拠点管理のためのグループ識別ID、ロッカーコーナー識別ID、ロッカー番号を識別する識別IDに加え、RFIDが有しているユニークな固有のIDを合わせたロッカー鍵識別IDとし、この識別IDを記憶するRFIDなどの非接触通信式無線タグが付いている。このロッカー鍵識別IDと分散ネットワークシステムとの連携によって、複数のロッカー所有者のロッカーコーナーに対してロッカーコーナー所在検索が実現できる。図11は、ロッカーコーナーの所在検索の概念図、図12(a)〜(c)は、そのシーケンス図である。
ロッカーコーナー所在検索の手順は、先ず、ロッカー鍵を現在地のキャビネット端末KTにかざすことで、ロッカー鍵に付いているRFIDからロッカー鍵識別IDが読み込まれる。当該キャビネット端末KTは当該ロッカー鍵識別IDから、ロッカー所有者ID、ロッカーコーナーIDを抽出し、荷物を預けたロッカーコーナー(預ロッカーコーナーとする)の情報としてこれらのIDを管理する。また当該キャビネット端末KTのロッカー所有者ID並びにロッカーコーナーIDを現在地のロッカーコーナー(現ロッカーコーナーとする)の情報として管理する。これらの管理する情報に従いロッカーコーナー所在検索を実施する。当該キャビネット端末KTが実施するロッカーコーナー所在検索において、預ロッカーコーナーと現ロッカーコーナーのロッカー所有者が同じ場合と異なる場合でロッカーコーナー情報の探査範囲が大きく異なる。
(1)預ロッカーコーナーと現ロッカーコーナーのロッカー所有者が同じ場合
同一所有者である場合、図12(a)に示すように、先ず、所有者ID:osakaの現ロッカーコーナーのロッカーコーナーID:a0のキャビネット端末KTにロッカー鍵Aをかざすことによってロッカー鍵識別ID:osaka.a3.n17が読み取られる(S401)。当該キャビネット端末KTはロッカー所有者が同じであることが判明し、ロッカー鍵識別IDから抽出した預ロッカーコーナーのロッカーコーナーID:a3をリソース管理サーバーRSに送信し(S402)、リソース管理サーバーRSを通して現ロッカーコーナーID:a3の所在情報、地図情報をリソース管理サーバーRSから取得する(S403)。そして、ステップS404において、地図IDが一致する場合、現ロッカーコーナーのキャビネット端末KTの地図に預ロッカーコーナーの地図情報に従い所在位置をプロットして、同地図を画面に現在地と荷物を預けたロッカーコーナーの所在地を表示し、地図IDが一致しない場合、両ロッカーコーナーの所在地図を並列して表示する(S404)。(2)預ロッカーコーナーと現ロッカーコーナーのロッカー所有者が異なる場合
ロッカー所有者が異なる場合、図12(b)に示すように、先ず、所有者ID:osakaのロッカーコーナーID:a0のキャビネット端末KTにロッカー鍵Bをかざすことによってロッカー鍵識別ID:tokyo.b0.n24が読み取られる(S501)。当該キャビネット端末KTはロッカー所有者が異なることが判明し、ロッカー鍵識別IDから抽出した預ロッカーコーナーのロッカー所有者ID:tokyo、ロッカーコーナーID:b0をリソース管理サーバーRSに送信し(S502)、現ロッカーコーナーを管理するリソース管理サーバーRSは所有者IDが一致しないため、ロッカー所有者ID並びにロッカーコーナーIDをセンターサーバーCSに送信し(S503)、センターサーバーCSは、これら2つのIDに基づき該当するリソース管理サーバーRSから対応する所在情報並びに地図情報を取得する(S504及びS505)。 その後、現ロッカーコーナーのキャビネット端末KTは自身が管理する地図と預ロッカーコーナーを所有するリソース管理サーバーRSから取得した地図を並列して表示する(S506)。
(モバイル端末からの空きロッカー情報検索)
前記ロッカーネットワークシステムにおいて、センターサーバーCSはロッカー所有者が提供したロッカーコーナーの所在名称、所在地情報等をデータベースに格納している。またロッカー所有者はロッカーコーナーの追加、移設、撤去などロッカーコーナーに関する情報を都度センターサーバーCSに報告している。
これにより、アクセスが許可されている利用者の携帯電話などのモバイル端末がセンターサーバーCSの空きロッカー情報検索サービスに接続すると(S601及びS602)、モバイル端末が有している現在地情報と利用者が入力したアクセス許容時間を検索キーとしてロッカーコーナー位置情報データベースを検索し、候補リストを作成する(S603)。
候補リストから該当するロッカー所有者のリソース管理サーバーRSに対して該当するロッカーコーナーの空き情報を要求する(S604)。駅や地下街などでは複数のロッカー所有者が存在し、ロッカーコーナー空き情報を複数のリソース管理サーバーRSに要求することもある(S605)。センターサーバーCSは候補リストにリソース管理サーバーRSの空きロッカー情報を加え、モバイル端末に返信する(S606)。
利用者のモバイル端末に空きロッカーの所在情報や空きロッカー数などの候補リストが表示され、リスト中から1つ選択すると、その要求がセンターサーバーCSに送信され、センターサーバーCSは該当するリソース管理サーバーRSから取得した地図情報を利用者に返信し、モバイル端末に地図情報が表示される(S607)。
実施形態に係るロッカーネットワークシステムの概略構成を示す説明図である。 実施形態に係るキャビネット端末の構成を示す説明図である。 実施形態に係るロッカーネットワークシステムの形成を示す説明図である。 実施形態に係るロッカーネットワークシステムの形成手順を示すシーケンス図である。 実施形態に係るキャビネット端末KTの生存確認処理を示すシーケンス図である。 実施形態に係るロッカー情報収集処理のシーケンス図である。 実施形態に係るロッカー情報収集処理における二分木図である。 実施形態に係るグループサーバーGS並びにキャビネット端末の構成を示すブロック図である。 実施形態に係るデータ収集処理の動作を示すフロー図である。 (a)は、実施形態に係るプロセスの登録のコーディングサンプルであり、(b)は、データ収集指示データを示す説明図である。 実施形態に係るロッカーの所在検索の概念図である。 実施形態に係るロッカーの所在検索のシーケンス図である。
符号の説明
CS…センターサーバー
DR…データレシーバー
DS…データセンター
DT…管理表
EM…イベントモニター
EP…イベントプロセス
GSy…予備グループサーバー
GS…グループサーバー
KM…キャビネット端末管理表
KTi…キャビネット端末
KTs…キャビネット端末群
KT…キャビネット端末
PT…親管理表
RS…リソース管理サーバー
SSy…予備サブサーバー
SS…サブサーバー
a0〜al,b0〜bm, c0〜cn…ロッカーコーナーシステム
1…インターネット
2…キャビネット本体
4…モバイル端末
21…ロッカー
22…施錠部
31…ディスプレイ
32…リーダー部
33…近距離通信部
34…ロッカー鍵
35…無線タグ

Claims (6)

  1. 施錠部により施錠される開閉扉を有する収納であるロッカーを多数備えたロッカーコーナーを、ネットワークを通じて管理するロッカーネットワークシステムであって、
    前記施錠部に施錠させるロッカー鍵と、
    前記ロッカー鍵に備えられ、前記施錠したロッカー及びロッカーコーナーを識別するロッカーID及びロッカーコーナーIDと、当該ロッカー鍵を識別する鍵IDとを関連づけて保持するとともに、これらのIDを非接触通信により送受信する無線タグ部と、
    複数のロッカーコーナーにより形成されるグループ毎に設けられ、前記ロッカー鍵の無線タグ部に保持されたロッカーID及び鍵IDを取得するとともに、これらIDを、当該グループを識別するグループIDと関連づけて管理するグループサーバーと、
    前記各グループ毎に設けられ、前記ロッカーID、ロッカーコーナーID、鍵ID及びグループIDに基づいて、各グループにおけるロッカーコーナーの稼働状況に関するロッカー情報を前記グループサーバーから収集するリソース管理サーバーと、
    前記リソース管理サーバーを通じて、各グループにおけるロッカー情報を収集し、統合されたロッカー情報を管理し、配信するセンターサーバーと
    を有することを特徴とするロッカーネットワークシステム。
  2. 前記ロッカーコーナーは、前記ロッカー鍵に保持されたロッカーID、ロッカーコーナーID及び鍵IDを読み出し及び書き込みを行うリーダーライター部を有するキャビネット端末が設けられ、
    前記グループサーバーは、前記リソース管理サーバーによって前記グループに属するキャビネット端末の中から選択される
    ことを特徴とする請求項1に記載のロッカーネットワークシステム。
  3. 前記グループサーバーは、前記リソース管理サーバーから取得したロッカー情報収集プログラムを実行し、当該グループサーバーが配置されたロッカーコーナーの前記ロッカー情報を収集するとともに、収集したロッカー情報を、前記ロッカー情報収集プログラムの取得元へ返信するプログラム実行部を備え、
    前記プログラム実行部は、前記ロッカー情報収集プログラムを実行することにより、前記グループに属するキャビネット端末群を2分割し、分割された各群を代表するキャビネット端末をサブサーバーとして選択し、選択されたサブサーバーとして、当該ロッカー情報収集プログラムを転送し、転送先において収集された前記ロッカー情報を受信する機能を有し、
    前記リソース管理サーバーは、前記サブサーバーの選択、及びロッカー情報収集プログラムの転送、ロッカー情報の収集、及び収集されたロッカー情報の返信を繰り返させることによって、グループに属するロッカーコーナーすべてのロッカーコーナー情報を収集するとともに、
    前記ロッカー情報の返信の有無により、該ロッカーに属するロッカーコーナーの生存確認を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のロッカーネットワークシステム。
  4. 前記リソース管理サーバーは、
    各ロッカーの前記ロッカー情報と、各ロッカーコーナーの位置情報とを関連づけて蓄積する統合データベースと、
    前記統合データベースに蓄積された情報を地図上に表示した地図データを作成する地図データ作成部と、
    前記地図データを前記キャビネット端末の表示部に表示させるデータ配信部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のロッカーネットワークシステム。
  5. 前記センターサーバーは、
    各リソース管理サーバーの情報並びにリソース管理サーバーが管理する各ロッカーコーナー情報を蓄積する総合データベースと、
    前記総合データベースに蓄積された情報を検索するデータ検索部と、
    前記データ配信部を通じてリソース管理サーバーとセンターサーバーとの間で前記地図データを送信する機能と
    を有することを特徴とする請求項4に記載のロッカーネットワークシステム。
  6. 前記キャビネット端末から前記リソース管理サーバーへの接続情報、及びロッカーコーナーの管理者IDを、非接触通信手段により送受信可能に記憶保持する設定用通信タグを備え、
    前記リソース管理サーバーは、前記設定用通信タグから前記キャビネット端末を通じて取得された情報に基づいて、当該キャビネット端末からのアクセスを許可するとともに、当該キャビネット端末に関する制御プログラムを当該キャビネット端末に送信し、
    該キャビネット端末上で前記制御プログラムを実行させることにより、前記リソース管理サーバーに当該キャビネット端末に関する情報を登録する
    ことを特徴とする請求項1に記載のロッカーネットワークシステム。
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