JP2001036904A - 信号処理装置 - Google Patents

信号処理装置

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JP2001036904A
JP2001036904A JP20329399A JP20329399A JP2001036904A JP 2001036904 A JP2001036904 A JP 2001036904A JP 20329399 A JP20329399 A JP 20329399A JP 20329399 A JP20329399 A JP 20329399A JP 2001036904 A JP2001036904 A JP 2001036904A
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理 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優先する記録条件を指示するだけで、データの
転送速度を有効に使用した撮影データの転送や記録を行
うことが可能な信号処理装置を提供する。 【解決手段】画像データや音声データを記録媒体42又
は外部機器に転送する際に、制御手段22は記録媒体4
2又は外部機器とのデータの転送速度又は、記録容量に
応じて前記画像データや前記音声データのデータ量を制
御するようにしたので、優先する撮影条件を指示するだ
けでデータの転送速度を有効に使用した撮影データの転
送や記録を行うことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像又は音声の信号
処理装置に係り、特にデータの転送速度に応じて画像や
音声のデータ量を変更する信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】静止画や動画をメディアに記録するデジ
タルカメラにおいて、より多くの画像データや音声デー
タをメディアに記録するために前記データを圧縮して記
録する方法が知られている。このデータを圧縮する際の
圧縮率を、静止画と動画とで切り換えてメディアに記録
する動画記録デジタルカメラが特開平6−315107
号の公報に示されている。また、特開平7−26453
0号の公報には、連写、疑似動画、静止画、音声付撮影
の各モードを持ったデジタルカメラが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来は、
画像データの記録媒体に対する転送速度と、転送する画
像データの量との関係が不明瞭であったので、前記転送
速度を有効に生かした記録を行うことができなかった。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、優先する記録条件を指示するだけでデータの転
送速度を有効に使用した撮影データの転送や記録を行う
ことが可能な信号処理装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決する為の手段】前記目的を達成するために
請求項1に記載の発明によれば、撮像部によって被写体
を連続撮影して得られる画像データを記録媒体又は外部
機器に順次転送する信号処理装置において、前記記録媒
体又は前記外部機器への転送速度を検出する検出手段
と、前記検出手段によって検出された転送速度に基づい
て前記画像データを転送可能なデータ量となるように制
御する制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0006】また、前記目的を達成するために請求項3
に記載の発明によれば、撮像部によって被写体を連続撮
影して得られる画像データを所定時間又は所定枚数分だ
け記録媒体に順次転送する信号処理装置において、前記
記録媒体に記録可能な記録容量を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された記録容量に基づいて前
記所定時間又は所定枚数分の画像データを前記記録媒体
に記録可能なデータ量となるように制御する制御手段と
を備えたことを特徴としている。
【0007】また、前記目的を達成するために請求項5
に記載の発明によれば、集音部によって音声を連続集音
して得られる音声データを記録媒体又は外部機器に順次
転送する信号処理装置において、前記記録媒体又は前記
外部機器への転送速度を検出する検出手段と、前記検出
手段によって検出された転送速度に基づいて前記音声デ
ータを転送可能なデータ量となるように制御する制御手
段とを備えたことを特徴としている。
【0008】また、前記目的を達成するために請求項7
に記載の発明によれば、集音部によって音声を連続集音
して得られる音声データを所定時間記録媒体に順次転送
する信号処理装置において、前記記録媒体に記録可能な
記録容量を検出する検出手段と、前記検出手段によって
検出された記録容量に基づいて前記所定時間の音声デー
タを前記記録媒体に記録可能なデータ量となるように制
御する制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0009】本発明によれば、画像データや音声データ
を記録媒体又は外部機器に転送する際に、制御手段は前
記記録媒体又は外部機器とのデータの転送速度又は記録
容量に応じて前記画像データや音声データのデータ量を
制御するようにしたので、優先する記録条件を指示する
だけでデータの転送速度を有効に使用した撮影データの
転送や記録を行うことが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る信号処理装置の好ましい実施の形態について詳説す
る。
【0011】図1は本発明に係る画像記録方法が適用さ
れた電子カメラの実施の形態を示すブロック図である。
【0012】電子カメラ8の光学系は、フォーカスの調
節が可能な撮影レンズ10と、光量を調節する絞り12
と、映像を電気信号に変換する固体撮像素子(CCD)
14とを備えている。CCD14によって得られた撮像
信号は、撮像信号処理部16内に設けられているアナロ
グ処理回路とA/D変換器を経由してデジタルのR、
G、B信号が得られる。
【0013】CCD14と撮像信号処理部16は撮像タ
イミング制御手段18から出力されるタイミング信号に
よって同期して駆動される。なお、撮像タイミング制御
手段18から出力されるタイミング信号は、制御手段2
2からの指令によって変更することができるように構成
されているので、画素データの間引き率、フレームレー
トや画素数を自在に制御することが可能である。撮像信
号処理部16ではその他にも、画像サイズの変更、シャ
ープネス補正、ガンマ補正、コントラスト補正、ホワイ
トバランス補正等の処理を行うことができる。
【0014】前記撮像信号処理部16から出力された
R、G、B信号は、バスライン24を介して逐次バッフ
ァメモリ20に一時的に格納される。
【0015】なお、制御手段22は得られた画像のデジ
タル信号値から画像中の輝度成分を抽出して、これを所
定のエリアについて積分するなどして被写体の輝度レベ
ルを取得し、ここで得た被写体の輝度レベルから撮影に
必要な露出力(撮影絞りとシャッター速度)を求めるT
TLAE機能を搭載し得る。
【0016】また、制御手段22内部には、図示しない
読み書き可能な記憶手段であるRAMと、制御手段22
の動作を司るプログラムや定数を記憶しておくROMが
設けられている。
【0017】電子カメラ8の入力手段26には図示しな
い記録ボタンや、ファンクションスイッチ、カーソルキ
ー、確定スイッチ等が設けられており、各操作情報は制
御手段22に送られる。
【0018】音声記録系である集音部には、音声信号を
電気信号に変換するマイクロフォン28、28と、マイ
クロフォン28、28から出力された微弱な音声信号を
増幅するマイクロフォンアンプ30、30と、制御手段
22からの指令によって指定されたサンプリングレート
を生成して発生するサンプリングレート発生器32と、
前記サンプリングレートに応じて音声信号をサンプリン
グしてデジタルデータに変換するA/D変換器34、3
4と、該デジタルデータの量を減少させるデータ圧縮部
36、36と、音声データの右チャンネルと左チャンネ
ルとを合成してバスライン24に伝送するマルチプレク
ス38とが備えられている。
【0019】バスライン24には、画像データと音声デ
ータとをMJPEGやMPEGに代表される手法で圧縮
制御したり、圧縮したデータを伸張展開制御する処理を
行う圧縮・伸張処理部40と、画像データや音声データ
を記録媒体42に記録したり読み出したりするためにデ
ータを変換する記録・再生処理部44とが設けられてい
る。記録媒体42は、メモリーカードやMOに代表され
る着脱可能な記録媒体であってもよい。また、画像デー
タや音声データを通信によって外部の機器に送信する場
合に用いる通信信号処理部46と、通信速度を制御する
通信タイミング制御手段48とが設けられている。
【0020】記録媒体42に記録されている画像データ
を再生するには、記録・再生処理部44で読み出された
データを必要に応じて圧縮・伸張処理部40で伸張し、
再生信号処理部52で再生タイミング制御手段54から
出力されるタイミング信号に基づいて、表示可能な信号
及び外部に出力可能な信号形態に変換される。変換され
た信号は表示手段56に伝達されて撮影した画像が表示
される。
【0021】また、記録媒体42に記録されている音声
データを再生するには、記録・再生処理部44で読み出
されたデータを必要に応じて圧縮・伸張処理部40で伸
張制御し、デマルチプレクス58で各々のチャンネルに
音声信号を分離してデータ伸張部60、60に伝達す
る。データ伸張部60、60で伸張された各音声データ
は、D/A変換器62、62に伝達され、サンプリング
レート発生器64から発せられるサンプリングレート情
報に応じてアナログの音声信号に変換される。そしてロ
ーパスフィルタ66、66で量子化歪みを減衰した後に
出力端子68、68から電子カメラ8の外部に出力され
る。
【0022】上記のとおり構成された電子カメラ8の撮
影処理について説明する。
【0023】撮影する像は、撮影レンズ10及び絞り1
2を介して固体撮像素子(CCD)14の受光面に結像
される。そしてこの被写体像はCCD内の各センサで光
の入射光量に応じた量の電荷信号に光電変換される。撮
像タイミング制御手段18からタイミング信号が出力さ
れ、これによってCCD14に蓄積された電荷信号は順
次出力されて、撮像信号処理部16にて画像データの
R、G、B信号の増幅やノイズの低減処理とデジタルデ
ータに変換する処理が行われる。
【0024】制御手段22は、前記デジタルデータに変
換された画像データをバッファメモリ20に一時的に格
納する。バッファメモリ20に格納された画像データは
必要に応じて抽出され、逐次再生信号処理部52に伝達
されて表示手段56に表示されている。
【0025】音声記録系では、マイクロフォン28、2
8から出力された微弱な音声信号がマイクロフォンアン
プ30、30で増幅され、所定のサンプリングレートで
音声信号をサンプリングしてA/D変換器34、34に
てデジタルデータに変換される。該デジタルデータの容
量は、データ圧縮部36、36で圧縮された後マルチプ
レクス38にて音声データの右チャンネルと左チャンネ
ルとが合成されてバスライン24に伝送される。
【0026】入力手段26に設けられている記録ボタン
を押すと、被写体を撮影するモードに入る。すると制御
手段22は一時バッファメモリ20の中に格納されてい
る画像データとマルチプレクス38から得られる音声デ
ータとを順次記録媒体に記録する処理を行う。
【0027】このときに撮像画面の画素数をPx=12
80×1024(画素)、Y−Cデータを4:2:2の
方式で削減して画像データを輝度情報を8(bit)、
色差データを8(bit)のYc=2×8(bit)と
し、フレームレートをFx=30(frame/秒)、
画像データの圧縮率をCv=1とすると、画像データの
転送速度Vfは以下に示す式(1)となる。
【0028】
【数1】 Vf=Px×Yc×Fx×Cv/8 (B/秒) …(1) =1280×1024×2×8×30×1/8 =78.6432 (MB/秒) 但し、単位の(B)は(BYTE=8bit)のことで
ある。
【0029】 撮像画面の画素数 Px=1280×1024 (画素) 輝度・色差データ Yc=2×8 (bit) フレームレート Fx=30 (frame/秒) 画像データの圧縮率 Cv=1 画像データの転送速度 Vf (B/秒) また、音声データの転送速度Wfは、サンプリングビッ
ト数をAx=16(bit)、サンプリングレートをS
x=48(kHz)、音声チャンネル数をTx=2(c
h)、音声の圧縮率をCw=1とすると、以下の式
(2)に示す値となる。
【0030】
【数2】 Wf=Ax×Sx×Tx×Cw/8 (B/秒) …(2) =16×48000×2×1/8 =0.192 (MB/秒) 但し、サンプリングビット数 Ax=16 (bit) サンプリングレート Sx=48 (kHz) 音声チャンネル数 Tx=2 (ch) 音声の圧縮率 Cw=1 音声データの転送速度 Wf 一般にパーソナルコンピュータ等で用いられているUS
BやSCSIに代表されるデータの転送手段を用いて
も、転送速度は1.5〜10(MB/秒)程度であるの
で上記の連続した画像データを転送することはできな
い。従って、動画像を転送速度が遅い通信手段を用いて
転送する場合には、圧縮・伸張処理部40においてMP
EG等のデータ圧縮手法を用いてデータを圧縮制御して
転送する手法が一般に採用されている。撮像信号処理部
16から読み出される画像データを例えば1/8に圧縮
し、マルチプレクス38から読み出される画像データを
例えば1/2に圧縮したとすると、画像データと音声デ
ータとを合わせた合成データの転送速度VWfは以下に
示す式(3)で表される。
【0031】
【数3】 VWf=Vf/8+Wf/2 (B/秒) …(3) =78.6432/8+0.192/2 =9.9264 (MB/秒) 但し、画像データの転送速度 Vf (B/秒) 音声データの転送速度 Wf (B/秒) 合成データの転送速度 VWf (B/秒) 上記のようにデータを圧縮することにより、10(MB
/秒)の転送速度を持つ通信手段で画像データと音声デ
ータの転送を行うことが可能となる。また、記録媒体4
2に画像データと音声データを記録する場合には、記録
媒体の転送速度に応じた転送速度となるようにデータの
圧縮率を入力手段26から入力して設定してもよい。こ
のように圧縮された画像データのヘッダー部には、再生
時に伸張するときのパラメータとなる圧縮率情報やYC
またはRGB等のデータの情報が記録されているので、
伸張時には画像データと音声データが正しく展開され
る。
【0032】上記の説明のとおり、通信の転送速度や記
録媒体42に対するデータの転送速度が撮影時に生成さ
れるデータの量よりも少ない場合には、何らかの手法を
用いてデータの量を減少する必要がある。従来は予め定
められた記録媒体の転送速度に対応したデータの生成量
となる撮影しか許可されていなかったが、本発明によれ
ば、データの転送速度に応じてデータの量を自動で変更
することが可能であるので、限られたデータの転送速度
の中で最大の画像データを記録または転送することが可
能となる。
【0033】図2は、本発明に係る動画記録のモードに
おける画像データ量を減少させる記録の形態を決定する
フローチャートである。撮影データ量を変化させて記録
の形態を変更する際には、撮影を開始する前に同図に示
すプログラムルーチンに分岐してくる。
【0034】同図のステップS100「開始」(以下S
100のように省略して説明する)に分岐してくると、
次のS102「記録時間指定モード?」に進む。
【0035】S102では、画像データを転送する転送
先の記録媒体の容量が撮影予定時間に対して少ない場合
に於いて、記録時間をあらかじめ優先して設定するか否
かの判断を行っている。記録時間を優先して設定する場
合には、S104「記録時間指定」に分岐する。S10
4では制御手段22の指令によって表示手段56上に記
録時間の設定モードであることを表示し、記録時間の設
定を促す表示を行う。電子カメラ8の使用者は、入力手
段26に対して記録時間の入力を行う。入力された記録
時間のデータは制御手段22が読み取るとともに、使用
者に確認してもらうために表示手段56に入力した内容
を表示する。
【0036】次のS106「デバイス通信速度判定」で
は、外部機器との通信の転送速度又は記録媒体42に対
する転送速度を判定する処理を行う。
【0037】通信速度を判定する場合には、通信可能状
態に接続されているホスト機器(電子カメラ8)と、撮
影した画像データや記録した音声データを転送する転送
先である外部機器とを通信が可能な状態に設定してお
き、転送速度を取り決めるとよい。転送速度の取り決め
方法を図3に示す。
【0038】同図によれば、通信開始時の通信状態は、
予め取り決めてある初期状態のプロトコルに従って行わ
れる。初期状態の転送速度は何れの外部機器とも通信可
能な一般的な9600(bps)程度の転送速度にして
おく。まず最初にホスト機器から「ENQ」(要求信
号)送信する。外部機器が「ENQ」を受信したら通信
が開始されたことを認識するとともに「ACK」(応答
信号)をホスト機器に返す。ホスト機器は「ACK」を
受信することによって外部機器が接続されており、且つ
通信が正常に行われていることを知ることができる。
【0039】その後種々の取り決めを行う中で転送速度
の取り決めを行う。例えばホスト機器から230400
(bps)の転送速度をサポートするか否かのコマンド
「SET−CMD」を送信する。外部機器は「SET−
CMD」を受信したことを示す「ACK」をホスト機器
に送信するとともに、転送速度230400(bps)
をサポートすることを示す回答信号「ANS−CMD」
を送信する。
【0040】ホスト機器は「ANS−CMD」を受信し
たことを示す応答「ACK」を外部機器に送信する。そ
して転送速度を変更することを示すコマンド「EOT」
を送信して、以降転送速度を切り換えて通信する。
【0041】転送速度を切り換えた後に、通信状態が正
常であるか否かを確認するためにホスト機器は外部機器
に対して「ENQ」を送信する。外部機器は「ENQ」
を受信するとデータリンクが確立されたことを認識する
とともにホスト機器に対して「ACK」を送信する。ホ
スト機器もまた「ACK」を受信することによってデー
タリンクが確立されたことを認識する。そして、以降は
設定した新しいプロトコルでデータの送受信を行う。
【0042】図3に示すS106で記録媒体42との転
送速度を決定する方法は、記録媒体42の固有の転送速
度を設定する方法と、実際にデータを記録してみて実測
する方法とがある。記録媒体42がメモリーカードであ
る場合にはメモリーカードの内部に記憶されているCI
S(Card Information Struct
ure)等のID情報を読み取り、記録可能な記録速度
を判定する。また、EEPROM等のような記録速度に
ばらつきがあるものについては、実際にデータを記録し
てみて実測するとよい。
【0043】このようにしてデバイス通信速度が判定さ
れると次のS108「記録可能領域捜索」に進む。S1
08では記憶媒体42等の記憶可能領域を検索して、S
110「記録残容量判定」にて記録可能な容量を判定す
る。この記録残容量は後のステップでデータの圧縮率を
決定する一つのパラメータとなる。
【0044】なお、S102の判断で記録時間指定モー
ドでないと判断した場合にはS112「デバイス通信速
度判定」に進む。ここでは前記S106でデバイスの通
信速度を判定した方法と同様にして通信速度を判定す
る。
【0045】次のS114「スポーツモード?」では、
画像のフレームレートを大きく設定するか否かの判断を
行っている。被写体が高速で移動するスポーツのシーン
等を撮影する場合には、フレームレートを高く設定する
と自然な動きが再現される。また、被写体が高速で移動
しない場合には、画像データの容量を減らすためにフレ
ームレートを低く設定しておくとよい。
【0046】S114でスポーツモードを設定しなかっ
た場合にはS116「フレームレート15Hz」に分岐
する。S116では、フレームレートを通常の半分の毎
秒15フレームにして画像データの量を減少させる。
【0047】次のS118「解像度重視?」では、記録
する画像データの画素数を、解像度を重視する設定にす
るか否かの判断を行っている。ここで、解像度を重視す
る設定にした場合にはS120「記録画素数1280×
960×2画素」に進み高解像度の設定にする。もし、
S118で解像度を重視する設定にしない場合にはS1
22「記録画素数640×480×2画素」に分岐し
て、転送する画像データの容量を減少させる設定にす
る。
【0048】また、S114にてスポーツモードを選択
した場合には次のS124「フレームレート30Hz」
に進み、S126「記録画素数640×480×2画
素」にて記録画素数を少ない値に設定してS128「圧
縮率計算」へ進む。
【0049】S128では、下記の式(4)に基づいて
圧縮率の計算を行う。圧縮率の計算には、制限されてい
るデバイス通信速度から算出する方法と、制限されてい
る記録容量から算出する方法がある。
【0050】このときまでに撮像画面の画素数Px=1
280×1024(画素)と、Y−Cデータを4:2:
2の方式で削減して画像データを輝度情報を8bitに
したものと、色差データを8bitのYc=2×8bi
tと、フレームレートFx=15(Hz)とはすでに決
定しているので、音声のサンプリングビット数Ax=1
6(bit)、サンプリングレートSx=48(kH
z)、音声チャンネル数Tx=2(ch)、音声圧縮率
をCw=1/2と設定すると、映像データの圧縮率Cv
は以下の式(4)で表される。ここで、VWfを一般的
なEEPROMの転送速度の1(MB/秒)とすると、
画像データの圧縮率Cvは以下の結果となる。
【0051】
【数4】 VWf=Vf+Wf (B/秒) =Px×Yc×Fx×Cv/8+Ax×Sx×Tx×Cw/8 Cv=(8×VWf−Ax×Sx×Tx×Cw)/(Px×Yc×Fx) …(4) =(8×1000000−16×48000×2×1/2)/(1280 ×1024×2×8×15) ≒0.0251261 ≒1/39.8 但し、撮像画面の画素数 Px=1280×1024 (画素) 輝度・色差データ Yc=2×8 (bit) フレームレート Fx=15 (Hz) 音声サンプリングビット数 Ax=16 (bit) サンプリングレート Sx=48 (kHz) 音声チャンネル数 Tx=2 (ch) 音声圧縮率 Cw=1/2 合成データの転送速度 VWf=1 (MB/秒) 映像データの圧縮率 Cv また、撮影時間をLx=20秒とし、記録媒体42の記
録残容量をQx=16(MB)とすると、画像データの
圧縮率Cvは以下の式(5)にて示される。
【0052】
【数5】 Qx≧VWf×Lx (B) ≧(Vf+Wf)×Lx ≧(Px×Yc×Fx×Cv/8+Ax×Sx×Tx×Cw/8)×Lx Cv≦(Qx×8/Lx−Ax×Sx×Tx×Cw)/(Px×Yc×Fx) …(5) ≦(16000000×8/20−16×48000×2×1/2) /(1280×1024×2×8×15) ≒0.0179 ≒1/55.9 但し、撮影時間 Lx=20 (秒) 記録残容量 Qx=16 (MB) 画像データの圧縮率 Cv 上記の式(4)と、上記の式(5)で求めたそれぞれの
圧縮率Cvの小さい方の値を採用して画像データを圧縮
する。このようにして、制御手段22は、入力手段26
から指定される記録画素数、画質、フレームレートの中
の優先順位を基に、これらのパラメータを決定する。電
子カメラ8の使用者が動画の動きの画質を優先させる場
合には、スポーツモードの指定を行いフレームレートは
落とさずに、記録画素数やY−C変換する際の色差信号
量を減少させるか、または圧縮率を小さくすることで調
節する。また、使用者が静止画の画質を優先させる場合
には、記録画素数、あるいは圧縮率を維持したままフレ
ームレートを落とすことで調節する。記録画素数、ある
いは圧縮率のいずれを重視するかは、画像解像度低下
と、圧縮歪み増加のトレードオフで決定する。
【0053】なお、上記の計算方法では音声データの圧
縮率を固定として計算したが、画像データの圧縮率とと
もに変化させてもよい。このようにして、記録媒体のデ
ータ転送速度や記憶媒体の残容量に応じて、画像データ
と音声データの容量の縮小量が決定したら、次のS13
0「記録ボタンON?」に進む。
【0054】S130では、記録ボタンが押されるまで
待つ処理を行っている。ここで、記録ボタンが押された
場合には、次のS132「圧縮・記録」に進む。
【0055】S132では、制御手段22がS128で
算出した圧縮率に基づいてデータを圧縮する指令と、画
像データと音声データとを圧縮・伸張処理部40に伝送
して圧縮処理を行い、圧縮されたデータは圧縮・伸張処
理部40から読み出して記録・再生処理部44又は、通
信信号処理部46に出力される。
【0056】圧縮されたデータを記録・再生処理部44
に伝送すると、記録・再生処理部44は記録媒体42に
対してデータを記録するための通信や、メモリのコント
ロールを開始する。また、圧縮されたデータを通信信号
処理部46に伝送した場合には、通信信号処理部46は
外部機器に対してデータを伝送するための通信処理を開
始する。
【0057】データの伝送が開始されるとS134「記
録ボタンOFF?」に進み、記録ボタンが押されている
か否かの判断を行う。ここで、記録ボタンが押されてい
る場合にはS132に分岐して撮影データの圧縮・記録
を継続する。記録ボタンが押されていない場合には次の
S136「終わり」に進み、本サブルーチンを終了して
元のルーチンに戻る。
【0058】図4は、本発明に係る連写記録のモードに
おける画像データ量を減少させる記録の形態を決定する
フローチャートである。静止画像を連続して記録する連
写記録の場合には、制御手段22は撮像信号処理部16
における間引き回路の間引き率、または、圧縮・伸張処
理部の圧縮率を転送速度に合致したデータ量となるよう
に調節し、所望の画質、撮影間隔が得られるように制御
する。
【0059】連写撮影するデータの記録の形態を変更す
る際には、撮影を開始する前に同図に示すプログラムル
ーチンに分岐してくる。
【0060】同図のステップS150「開始」に分岐し
てくると、次のS152「連写速度設定」に進む。
【0061】S152では、撮影画像の連写速度Ex
(frame/秒)を設定する。この連写速度は、動画
撮影時のフレームレートFx(frame/秒)に相当
する。S152では制御手段22の指令によって表示手
段56上に連写速度の設定モードであることを示し、連
写速度の設定を促す表示を行う。電子カメラ8の使用者
は、入力手段26に対して連写速度の入力を行う。入力
された連写速度のデータは制御手段22が読み取るとと
もに、表示手段56に入力した内容を表示する。
【0062】次のS154「デバイス通信速度判定」で
は、外部機器との通信の転送速度又は記録媒体42に対
する転送速度を判定する処理を、S106の処理と同様
に行う。
【0063】次のS156「記録画素数設定」では、記
録する画像データの画素数を設定する。ここで、解像度
を重視する設定にする場合には、より大きな値の転送速
度が必要となる。
【0064】S158「圧縮率計算」では、前記の式
(4)及び(5)に基づいて圧縮率の計算を行う。な
お、フレームレートFxを連写速度Exに置き換えて計
算する。また、一般に静止画の撮影では音声は記録しな
いのでWf=0(B/秒)と置いてもよい。なお、以下
の条件にて式(4)から下式(6)を求めてみる。
【0065】
【数6】 VWf=Vf (B/秒) =Px×Yc×Fx×Cv/8 Cv=8×Vf/(Px×Yc×Fx) …(6) =8×1000000/(1280×1024×2×8×5) ≒0.0763 ≒1/13.1 但し、音声データ転送速度 Wf=0 (B/秒) 画像データ転送速度 Vf=1 (MB/秒) 合成データ転送速度 VWf=Vf (B/秒) 連写速度 Ex=5 (frame/秒) 記録画素数 Px=1280×1024 (画素) 色差データ Yc=2×8 (bit) 従って、約1/13.1にデータを圧縮すれば記録可能
となる。
【0066】また、連写速度Ex=10(frame/
秒)として記録画素数Px=640×480(画素)と
する場合には、前記式(6)から下式(7)に示す圧縮
率を求めることができる。
【0067】
【数7】 VWf=Vf (B/秒) =Px×Yc×Ex×Cv/8 Cv=8×Vf/(Px×Yc×Ex) =8×1000000/(640×480×2×8×10) …(7) ≒0.1628 ≒1/6.14 但し、音声データ転送速度 Wf=0 (B/秒) 画像データ転送速度 Vf=1 (MB/秒) 合成データ転送速度 VWf=Vf (B/秒) 連写速度 Ex=10 (frame/秒) 記録画素数 Px=640×480 (画素) 色差データ Yc=2×8 (bit) 従って上記の設定の場合は、約1/6.14にデータを
圧縮すれば記録可能となる。
【0068】更に、連写速度Ex=5(frame/
秒)で、圧縮率Cv=1/8=0.125が必須である
場合には、上記式(5)から以下の式(8)に示す計算
を行って、画像データの一時記憶用バッファメモリの領
域を確保することによって記録可能とすることができ
る。
【0069】
【数8】 Qx≧VWf×Lx (B) ≧(Vf)×Lx ≧(Px×Yc×Ex×Cv/8)×Lx …(8) ≧(640×480×2×8×5×0.125/8)×2 ≧768000 (B) 但し、音声データ転送速度 Wf=0 (B/秒) 画像データ転送速度 Vf=1 (MB/秒) 合成データ転送速度 VWf=Vf (B/秒) 記録画素数 Px=640×480 (画素) 色差データ Yc=2×8 (bit) 記録残容量 Qx (B) 連写速度 Ex=5 (frame/秒) 撮影時間 Lx=2 (秒) 連続連写枚数 Ex×Lx (frame) データ圧縮率 Cv=0.125 従って上記の設定の場合には、0.768(MB)の一
時記憶用バッファメモリを準備すれば記録可能となる。
【0070】次のS160「圧縮率≧1/16?」では
圧縮率が1/16以上であるか否かの判断を行ってい
る。もしS158で圧縮率の計算を行った結果、圧縮率
が1/16以上でない場合には圧縮しすぎであるのでS
162「記録画素数640×480×2画素」に分岐し
て画素数を落とす設定を行ったのちにS158に再び戻
る。もしS158で圧縮率の計算を行った結果、圧縮率
が1/16以上である場合には次のステップS164
「記録ボタンON?」に進む。
【0071】S164では、記録ボタンが押されるまで
待つ処理を行っている。ここで、記録ボタンが押された
場合には、次のS166「連写圧縮・記録」に進む。
【0072】S166では、制御手段22がS158で
算出した圧縮率に基づいてデータを圧縮する指令を出力
するとともに、画像データと音声データとを圧縮・伸張
処理部40に伝送して圧縮処理を行い、圧縮されたデー
タは圧縮・伸張処理部40から読み出して記録・再生処
理部44又は、通信信号処理部46に出力する。
【0073】圧縮されたデータを記録・再生処理部44
に伝送すると、記録・再生処理部44は記録媒体42に
対してデータを記録するための通信や、メモリのコント
ロールを開始する。また、圧縮されたデータを通信信号
処理部46に伝送した場合には、通信信号処理部46は
外部機器に対してデータを伝送するための通信処理を開
始する。
【0074】データの伝送が開始されるとS168「記
録ボタンOFF?」に進み、記録ボタンが押されている
か否かの判断を行う。ここで、記録ボタンが押されてい
る場合にはS166に分岐して撮影データの連写圧縮・
記録を継続する。記録ボタンが押されていない場合には
次のS170「戻り」に進み、本サブルーチンを終了し
て元のルーチンに戻る。
【0075】図5は、本発明に係る連写記録のモードに
おけるバッファメモリ20使用時の記録の形態を決定す
るフローチャートである。バッファメモリ20使用時に
は、連写速度と、記録画素数と、圧縮率と、連写枚数と
の設定を以下に示すように行う。バッファメモリ20に
対するデータの転送速度はたいへん高いので、撮影又は
記録したデータは一時的にバッファメモリ20に取り込
んでおいて後に記録媒体又は外部機器に転送する。
【0076】連写撮影で且つバッファメモリ20を使用
する場合には、撮影を開始する前に同図に示すプログラ
ムルーチンに分岐してくる。
【0077】同図のステップS180「開始」に分岐し
てくると、次のS182「連写速度設定」に進む。
【0078】S182では、撮影画像の連写速度Ex
(frame/秒)を設定する。S182では制御手段
22の指令によって表示手段56上に連写速度の設定モ
ードであることを示し、電子カメラ8の使用者は、入力
手段26に対して連写速度の入力を行う。入力された連
写速度のデータは制御手段22が読み取るとともに、表
示手段56に入力した内容を表示する。
【0079】次のS184「記録画素数設定」では、記
録する画像データの画素数を設定し次のS186「圧縮
率設定」では、記録するときの圧縮率の設定を行う。
【0080】S188「連写枚数設定」では、連写速度
Ex(frame/秒)と、撮影時間Lx(秒)との積
である連続連写枚数Ex×Lx(frame)の設定を
行う。
【0081】ここで、連写速度Ex=5(frame/
秒)で、圧縮率Cv=1/8=0.125が必須である
場合には、上記式(5)から以下の式(9)に示す計算
を行って、画像データの一時記憶用バッファメモリ20
の領域を確保する。
【0082】
【数9】 Qx≧VWf×Lx (B) ≧(Vf)×Lx ≧(Px×Yc×Ex×Cv/8)×Lx …(9) ≧(640×480×2×8×5×0.125/8)×2 ≧768000 (B) 但し、音声データ転送速度 Wf=0 (B/秒) 画像データ転送速度 Vf=1 (MB/秒) 合成データ転送速度 VWf=Vf (B/秒) 記録画素数 Px=640×480 (画素) 色差データ Yc=2×8 (bit) 記録残容量 Qx (B) 連写速度 Ex=5 (frame/秒) 撮影時間 Lx=2 (秒) 連続連写枚数 Ex×Lx (frame) データ圧縮率 Cv=0.125 従って、0.768(MB)の一時記憶用バッファメモ
リを準備すれば記録可能となる。
【0083】次のステップS190「記録ボタンON
?」では、記録ボタンが押されるまで待つ処理を行って
いる。ここで、記録ボタンが押された場合には、次のS
192「連写圧縮・記録」に進む。
【0084】S192では、制御手段22がS128で
算出した圧縮率に基づいてデータを圧縮する指令を出力
する。更に画像データと音声データとを圧縮・伸張処理
部40に伝送して圧縮処理を行い、圧縮されたデータは
圧縮・伸張処理部40から読み出して記録・再生処理部
44又は、通信信号処理部46に出力する。
【0085】圧縮されたデータを記録・再生処理部44
に伝送すると、記録・再生処理部44は記録媒体42に
対してデータを記録するための通信や、メモリのコント
ロールを開始する。また、圧縮されたデータを通信信号
処理部46に伝送した場合には、通信信号処理部46は
外部機器に対してデータを伝送するための通信処理を開
始する。
【0086】データの伝送が開始されるとS194「記
録ボタンOFF?」に進み、記録ボタンが押されている
か否かの判断を行う。ここで、記録ボタンが押されてい
る場合にはS196「記録枚数≧設定枚数」に分岐して
記録枚数が設定枚数以上であるか否かの判断を行う。記
録枚数が設定枚数以上である場合にはS198「戻り」
へ進み、記録枚数が設定枚数以上でない場合にはS19
2に戻り、撮影データの連写圧縮・記録を継続する。
【0087】また、S194で記録ボタンが押されてい
ない場合には、次のS170「戻り」に進み、本サブル
ーチンを終了して元のルーチンに戻る。
【0088】図6は、本発明に係る音声記録のモードに
おける画像データ量を減少させる記録の形態を決定する
フローチャートである。音声記録の場合には制御手段2
2は撮像信号処理部16における間引き回路の間引き
率、または、圧縮・伸張処理部の圧縮率を記録媒体転送
速度や通信の転送速度に合致した記録速度に調節し、所
望の画質、撮影間隔が得られるように制御する。
【0089】音声記録するデータの記録の形態を変更す
る際には、撮影を開始する前に同図に示すプログラムル
ーチンに分岐してくる。
【0090】同図のステップS200「開始」に分岐し
てくると、次のS202「音声サンプリングレート、音
声サンプリングビット数、音声チャンネル数、音声圧縮
率、設定」に進み、各定数の設定を行う。
【0091】次のS204「デバイス通信速度判定」で
は、外部機器との通信の転送速度又は記録媒体42に対
する転送速度を判定する処理をS106の処理と同様に
行う。
【0092】S206「圧縮率計算」では、前記の式
(4)及び(5)に基づいて圧縮率の計算を行う。な
お、画像の記録を行わない場合には、Vf=0(B/
秒)と置いて計算する。以下の式(10)に、Vf=0
(B/秒)に於ける圧縮率Cwの計算例を示す。
【0093】
【数10】 音声データ転送速度 Wf=1 (MB/秒) 画像データ転送速度 Vf=0 (MB/秒) 音声のサンプリングビット数 Ax=16(bit) サンプリングレート Sx=48(kHz) 音声チャンネル数 Tx=2(ch) VWf=Vf+Wf (B/秒) =0+Ax×Sx×Tx×Cw/8 Cw=8×Wf/(Ax×Sx×Tx) …(10) =8×1000000/(16×48000×2) ≒5.2083 ≒1/0.192 上記の式(10)に示すとおり、1(MB/秒)の転送
速度があれば、音声データのみの場合は圧縮しなくても
十分転送可能となる。また、音声チャンネルを4(c
h)とした場合であってもCw≒2.642となり、圧
縮しなくても転送可能である。
【0094】次のS208「音声圧縮率≧音声基準?」
では圧縮率が音声基準以上であるか否かの判断を行って
いる。もしS206で圧縮率の計算を行った結果、圧縮
率が音声基準以上でない場合には圧縮しすぎであるので
S210「音声サンプリングレート1/2」に分岐して
音声のサンプリングレートを現在の1/2に減じる演算
を行った後にS206に再び戻る。もしS208で圧縮
率の計算を行った結果、圧縮率が音声基準以上である場
合には次のステップS212「記録ボタンON?」に進
む。
【0095】S212では、記録ボタンが押されるまで
待つ処理を行っている。ここで、記録ボタンが押された
場合には、次のS214「音声圧縮・記録」に進む。
【0096】S214では、制御手段22がS128で
算出した圧縮率に基づいてデータを圧縮する指令と画像
データと音声データとを圧縮・伸張処理部40に伝送し
て圧縮処理を行い、圧縮されたデータは圧縮・伸張処理
部40から読み出して記録・再生処理部44又は、通信
信号処理部46に出力する。
【0097】圧縮されたデータを記録・再生処理部44
に伝送した場合には、記録・再生処理部44は記録媒体
42に対してデータを記録するための通信やメモリのコ
ントロールを開始する。また、圧縮されたデータを通信
信号処理部46に伝送した場合には、通信信号処理部4
6は外部機器に対してデータを伝送するための通信処理
を開始する。
【0098】データの伝送が開始されるとS216「記
録ボタンOFF?」に進み、記録ボタンが押されている
か否かの判断を行う。ここで、記録ボタンが押されてい
る場合にはS214に分岐して音声データの圧縮・記録
を継続する。記録ボタンが押されていない場合には次の
S218「戻り」に進み、本サブルーチンを終了して元
のルーチンに戻る。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る信号処
理装置によれば、画像データや音声データを記録媒体又
は外部機器に転送する際に、制御手段は記録媒体又は外
部機器とのデータの転送速度又は、記録容量に応じて前
記画像データや前記音声データのデータ量を制御するよ
うにしたので、優先する記録条件を指示するだけでデー
タの転送速度を有効に使用した撮影データの転送や記録
を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録方法が適用された電子カ
メラの実施の形態を示すブロック図
【図2】本発明に係る動画記録のモードにおける画像デ
ータ量を減少させる記録の形態を決定するフローチャー
【図3】転送速度の取り決め方法を示す図
【図4】本発明に係る連写記録のモードにおける画像デ
ータ量を減少させる記録の形態を決定するフローチャー
【図5】本発明に係る連写記録のモードにおけるバッフ
ァメモリ使用時の記録の形態を決定するフローチャート
【図6】本発明に係る音声記録のモードにおける画像デ
ータ量を減少させる記録の形態を決定するフローチャー
【符号の説明】
8…電子カメラ、10…撮影レンズ、14…CCD(固
体撮像素子)、16…撮像信号処理部、18…撮像タイ
ミング制御手段、20…バッファメモリ、22…制御手
段、28…マイクロフォン、32…サンプリングレート
発生器、34…A/D変換器、42…記録媒体、44…
記録・再生処理部、46…通信信号処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK11 LA01 MA00 PP01 PP04 RA01 RA04 RB02 SS14 SS15 TA60 TB00 TC15 TC21 TC37 TD00 TD01 TD14 UA02 UA12 UA29 UA31 5K034 CC03 CC05 HH01 HH63 MM08 MM14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像部によって被写体を連続撮影して得
    られる画像データを記録媒体又は外部機器に順次転送す
    る信号処理装置において、 前記記録媒体又は前記外部機器への転送速度を検出する
    検出手段と、 前記検出手段によって検出された転送速度に基づいて前
    記画像データを転送可能なデータ量となるように制御す
    る制御手段と、 を備えたことを特徴とする信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、予め実際にデータを転
    送することにより転送速度を検出することを特徴とする
    請求項1の信号処理装置。
  3. 【請求項3】 撮像部によって被写体を連続撮影して得
    られる画像データを所定時間又は所定枚数分だけ記録媒
    体に順次転送する信号処理装置において、 前記記録媒体に記録可能な記録容量を検出する検出手段
    と、 前記検出手段によって検出された記録容量に基づいて前
    記所定時間又は所定枚数分の画像データを前記記録媒体
    に記録可能なデータ量となるように制御する制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、画像データの間引き
    率、圧縮率、フレームレート及び画素数のうちの少なく
    とも一つを変更して前記画像データのデータ量を制御す
    ることを特徴とする請求項1、2又は3の信号処理装
    置。
  5. 【請求項5】 集音部によって音声を連続集音して得ら
    れる音声データを記録媒体又は外部機器に順次転送する
    信号処理装置において、 前記記録媒体又は前記外部機器への転送速度を検出する
    検出手段と、 前記検出手段によって検出された転送速度に基づいて前
    記音声データを転送可能なデータ量となるように制御す
    る制御手段と、 を備えたことを特徴とする信号処理装置。
  6. 【請求項6】 前記検出手段は、予め実際にデータを転
    送することにより転送速度を検出することを特徴とする
    請求項5の信号処理装置。
  7. 【請求項7】 集音部によって音声を連続集音して得ら
    れる音声データを所定時間記録媒体に順次転送する信号
    処理装置において、 前記記録媒体に記録可能な記録容量を検出する検出手段
    と、 前記検出手段によって検出された記録容量に基づいて前
    記所定時間の音声データを前記記録媒体に記録可能なデ
    ータ量となるように制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする信号処理装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、圧縮率、サンプリング
    ビット数、サンプリングレート及びチャンネル数のうち
    の少なくとも一つを変更して前記音声データのデータ量
    を制御することを特徴とする請求項5、6又は7の信号
    処理装置。
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