JP2001036310A - 180度移相器 - Google Patents

180度移相器

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JP2001036310A
JP2001036310A JP11208795A JP20879599A JP2001036310A JP 2001036310 A JP2001036310 A JP 2001036310A JP 11208795 A JP11208795 A JP 11208795A JP 20879599 A JP20879599 A JP 20879599A JP 2001036310 A JP2001036310 A JP 2001036310A
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Isao Takenaka
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P5/00Coupling devices of the waveguide type
    • H01P5/08Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices
    • H01P5/10Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices for coupling balanced lines or devices with unbalanced lines or devices

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  • Microwave Amplifiers (AREA)
  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 180度移相器特性が良好で、アイソレーシ
ョン特性が改善された180度移相器を提供する。 【解決手段】 180度移相器は、マーチャントバラン
4、インピーダンス線路5、6、半波長分布定数線路
7、及び、2つの吸収抵抗Rで構成される。不平衡信号
端子から不平衡信号を入力し一対の平衡信号端子から平
衡信号を出力する際、半波長分布定数線路7、及び、吸
収抵抗Rは、平衡信号に対しては影響を与えず、漏洩信
号に対しては相殺作用を有するので、180度移相器特
性が良好で、アイソレーション特性が改善された180
度移相器を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、180度移相器に
係り、より詳細には、180度移相器の平衡信号端子間
のアイソレーション特性の改善対策に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】180度移相器は、不平衡信号端子とグ
ランドとの間に入力した不平衡信号を、互いに振幅が等
しく180度の位相差がある一対の平衡信号に電力分配
し、一対の平衡信号端子を介して出力する平衡−不平衡
(Balance−Unbalance)変換器であ
り、バラン(Balun)とも呼ばれる。マイクロ波回
路では、180度移相器が、電力増幅器の電力分配・合
成回路、平衡型変復調回路、ミキサ回路、及び、移相器
回路等に広く利用されており、このため、180度移相
器の性能を向上させる技術が種々提案されている。
【0003】特開平7−131277号公報には、振幅
差特性、及び、位相差特性の劣化を補償する180度移
相器が記載されている。図12は、該公報に記載の18
0度移相器を増幅器に応用した例である。この応用例で
は、180度移相器は、平衡入力と平衡出力とを有する
増幅器43に入出力回路として用いられている。入力側
の180度移相器51及び出力側の180度移相器51
は、増幅器43とインピーダンス整合された上で、双方
の180度移相器51の平衡信号端子2又は3が増幅器
の入出力端子に接続される。増幅器43は、平衡入力を
介して一方の180度移相器に平衡信号を入力し、平衡
出力を介して他方の180度移相器に平衡信号を出力す
る。この構成により、出力側の180度移相器51の不
平衡信号端子から出力される信号では、帯域幅が増加し
歪みは低減されるため、増幅器全体としての特性が改善
する。
【0004】180度移相器51は、入出力ポートP1
〜P3を有するバラン41、及び、振幅差及び位相差を
補償する振幅位相補償回路42で構成される。バラン4
1は、不平衡信号端子1を介してポートP1から入力す
る不平衡信号を変換し、平衡信号としてポートP2及び
P3を経由して出力する。振幅位相補償回路42は、ポ
ートP2と平衡信号端子2との間に直列に接続され、所
定の特性インピーダンス及び電気的長さを持つ分布定数
線路として構成され、180度移相器の振幅差特性と位
相差特性を補償する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】180度移相器では、
一方の平衡信号端子にインピーダンス不整合が発生し反
射波が生じると、180度移相器を経由して他方の平衡
信号端子に漏洩信号として伝播するので、180度移相
器のアイソレーション特性が良好でないと回路全体の動
作特性に悪影響を与えてしまう。しかし、上記公報に記
載の技術では、インピーダンス整合していることを前提
としているので、このアイソレーション特性については
特別な考慮が払われていない。
【0006】本発明は、上記したような従来の技術が有
する問題点を解決するためになされたものであり、18
0度移相器としての特性が良好で、且つアイソレーショ
ン特性が改善された180度移相器を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の180度移相器は、第1の視点において、
平衡信号が入出力する第1のポート及び第2のポートと
不平衡信号が入出力する第3のポートとを有するバラン
部と、前記第1のポートと第1の端子との間に接続され
る第1のインピーダンス線路と、前記第2のポートと第
2の端子との間に接続される第2のインピーダンス線路
と、両端に吸収抵抗が接続され、該吸収抵抗を介して前
記第1の端子と前記第2の端子との間に接続される半波
長分布定数線路とを備えることを特徴とする。
【0008】また、本発明の180度移相器は、第2の
視点において、平衡信号が入出力する第1のポート及び
第2のポートと不平衡信号が入出力する第3のポートと
を有するバラン部と、前記第1のポートと第1の端子と
の間に接続される第1のインピーダンス線路と、前記第
2のポートと第2の端子との間に接続される第2のイン
ピーダンス線路と、前記第1の端子と前記第2の端子と
の間に接続される半波長分布定数線路とを備え、前記半
波長分布定数線路の中心部が吸収抵抗を介してグランド
と接続されることを特徴とする。
【0009】本発明の180度移相器は、半波長分布定
数線路、及び、吸収抵抗は、平衡信号に対しては影響を
与えず、漏洩信号に対しては相殺作用を有するので、1
80度移相器の振幅特性、位相差特性、及び、通過損失
特性(以下、180度移相器特性と呼ぶ)が良好で、ア
イソレーション特性を改善することができる。
【0010】本発明の180度移相器では、前記吸収抵
抗の値を所定の値に設定することが好ましい。この場
合、更にアイソレーション特性を改善することができ
る。
【0011】本発明の180度移相器は、不平衡信号を
入力して平衡信号を出力する態様、又は、平衡信号を入
力して不平衡信号を出力する態様のいずれにも採用可能
である。
【0012】
【発明の実施の形態】まず、180度移相器の説明に先
立って、本発明の実施形態例でも利用するマーチャント
バランについて説明する。“ANewImpedanc
e−MatchedWide−BandBalunan
dMagicTee”byG.J.Laughli
n.;IEEETransMicrowaveTheo
ryTech.,vol.MTT−24No.3,Ma
rch1976.p135.−p141.には、マーチ
ャントバランに関する技術が記載されている。マーチャ
ントバランは、小型で広帯域の周波数特性を持つバラン
として知られ、マイクロ波領域で使用されている。
【0013】図8は、該文献に記載されているマーチャ
ントバランの回路図である。マーチャントバラン4は、
第1線路部分101、第2線路部分102、及び、第3
線路部分103で構成され、それら全ては使用周波数の
1/4波長の電気的長さを有する1/4波長結合線路の
一対から構成される。
【0014】第1結合線路101は、一端(図面上で上
端)を開放した先端開放結合線路11、及び、一端(図
面上で下端)をアンバランスポートとする不平衡信号結
合線路12として構成される。先端開放結合線路11の
他端(下端)と不平衡信号結合線路12の他端(上端)
は接続される。不平衡信号結合線路12は、アンバラン
スポートを不平衡信号端子3に接続する。第2結合線路
102は、一端(上端)を短絡した一端短絡他端開放結
合線路13、及び、一端(下端)を短絡した一端短絡他
端開放結合線路14で構成される。一端短絡他端開放結
合線路13の他端(下端)と一端短絡他端開放結合線路
14の他端(上端)は開放される。第3結合線路103
は、一端(上端)を第1バランスポートとする平衡信号
結合線路15、及び、一端(下端)を第2バランスポー
トとする平衡信号結合線路16で構成される。平衡信号
結合線路15は、第1バランスポートを平衡信号端子1
に接続する。平衡信号結合線路16は、第2バランスポ
ートを平衡信号端子2に接続する。平衡信号結合線路1
5の他端(下端)と平衡信号結合線路16の他端(上
端)は、接続される。
【0015】第1結合線路101、第2結合線路10
2、及び、第3結合線路103は、夫々隣接して配置さ
れているので、一方の線路部分の1/4波長結合線路を
伝播中の信号は、結合によって隣接する他方の線路部分
の1/4波長結合線路に伝播する。
【0016】不平衡信号端子3から入力した不平衡信号
は、第1結合線路101、第2結合線路102、第3結
合線路103とこの順番に伝播していき、平衡信号端子
1と平衡信号端子2とから平衡信号として出力される。
出力される双方の平衡信号は、入力した不平衡信号の1
/2の振幅を有する信号となり、互いに同振幅で且つ1
80度の位相差がある。
【0017】或いは、双方の平衡信号端子1及び2から
同時に入力した平衡信号は、第3結合線路103、第2
結合線路102、第1結合線路101とこの順番に伝播
していき、不平衡信号端子1から不平衡信号として出力
される。入力した夫々の平衡信号は、双方が互いに重な
り合い、双方の振幅の2倍の振幅を有する不平衡信号と
して出力される。
【0018】そして、一方の平衡信号端子1から入力し
た不平衡信号は、第3結合線路103、第2結合線路1
02、第1結合線路101とこの順番に伝播していき、
不平衡信号端子1から不平衡信号として出力される。こ
の出力される不平衡信号は、1/2振幅の信号成分とな
る。また、入力した不平衡信号の一部は、平衡信号端子
2から一部の不平衡信号として出力される。この一部の
不平衡信号は、入力した不平衡信号の1/4の振幅を有
する信号となる。
【0019】図9は、図8の180度移相器の試作例を
示す構造図である。この180度移相器は、使用周波数
2.2GHzにおいて、不平衡信号端子の整合インピイ
ーダンスZL1が50Ωに、平衡信号端子の整合インピ
イーダンスZL2が25Ωになるように設計されてい
る。
【0020】同図(a)の側面図が示すように180度
移相器は、厚さ0.8mmで誘電率2.2の誘電体基板
21、及び、深さ1.2mmのキャビティー23を有す
る筐体22で構成されている。同図(b)の正面図が示
すように、誘電体基板21には、図8の回路がパターン
化されており、平衡信号端子1及び2と、不平衡信号端
子3とを有する。
【0021】同図(c)の表面図(表面形状図)が示す
ように、誘電体基板21の表面には、長さ25.5mm
で幅3.5mmの先端開放結合線路11、長さ27mm
で幅2.5mmの不平衡信号結合線路12、長さ27m
mで幅5.5mmの平衡信号結合線路15、及び、16
が配置されている。同図(d)の裏面図が示すように、
誘電体基板21の裏面には、一端短絡他端開放結合線路
13及び14が配置されている。結合線路を囲んだ基板
外周部分25は、筐体22と誘電体基板21とが接触す
る部分である。
【0022】図10は、図9の試作例の測定結果を示す
特性図である。図10(a)、(b)、(c)は、不平
衡信号端子から不平衡信号を入力し、双方の平衡信号端
子から平衡信号を出力する条件下での特性を示してお
り、同図(a)は双方の平衡信号についての振幅差特性
を示し、同図(b)は双方の平衡信号についての位相差
特性を示し、同図(c)は入力不平衡信号の振幅に対す
る一方の出力平衡信号の振幅である通過損失特性を示
す。同図(d)は、逆に、一方の平衡信号端子から不平
衡信号を入力し、他方の平衡信号端子から不平衡信号を
出力する条件下での特性を示しており、入力不平衡信号
の振幅に対する出力不平衡信号の振幅の比であるアイソ
レーション特性を示すものである。
【0023】使用周波数帯域幅(2.0GHz〜2.4
GHz)において、振幅差特性は0.2dB以下で、位
相差特性は180±5度で、通過損失特性は−3.0d
B(振幅比で1/2)からの偏差が0.5dBであり、
良好な180度移相器特性が示されている。また、アイ
ソレーション特性は−6dB(振幅比で1/4)を示し
ている。
【0024】以下、本発明の実施形態例の180度移相
器について図面を参照して説明する。図1は、本発明の
第1実施形態例の180度移相器の回路図である。本実
施形態例の180度移相器は、マーチャントバラン4、
インピーダンス線路5、6、半波長分布定数線路7、及
び、2つの吸収抵抗Rで構成される。マーチャントバラ
ン4は、アンバランスポートを不平衡信号端子3に接続
し、第1バランスポートからインピーダンス線路5を介
して平衡信号端子1に接続し、第2バランスポートから
インピーダンス線路6を介して平衡信号端子2に接続す
る。インピーダンス線路5から平衡信号端子1に至る線
路上のインピーダンス線路5から所定の電気的長さの位
置にあるノードN1と、インピーダンス線路6から平衡
信号端子2に至る線路上のインピーダンス線路6から所
定の電気的長さの位置にあるノードN2との間に、相互
に直列に接続された吸収抵抗R、半波長分布定数線路
7、及び、吸収抵抗Rが接続される。
【0025】半波長分布定数線路7は、所定の特性イン
ピーダンスを有し、電気的長さが使用周波数の1/2波
長である分布定数線路である。インピーダンス線路5及
び6は、平衡信号端子の整合インピーダンスZL2と同
じ整合インピーダンスを双方とも有し、互いに電気的長
さが等しい。
【0026】まず、マーチャントバラン4が有する18
0度移相器特性が、インピーダンス線路5、6、半波長
分布定数線路7、及び、2つの吸収抵抗Rによって影響
を受けない理由について説明する。図2は、図1の等価
回路図である。180度移相器は、平衡信号端子1及び
2にインピーダンス整合された後段の回路が接続され、
不平衡信号端子3から不平衡信号を入力する。マーチャ
ントバラン4には、第1バランスポート及び第2バラン
スポートから平衡信号を出力する際に、双方のバランス
ポートからの電気的長さが同じ1/4波長となる平衡信
号結合線路15と16との接続部に、平衡信号の信号成
分が相殺されて零になることから、仮想接地が存在す
る。
【0027】インピーダンス線路5及び6は、マーチャ
ントバラン4の第1バランスポート及び第2バランスポ
ートと夫々インピーダンス整合し、互いに電気的長さが
等しいので、ノードN1及びN2を伝播する夫々の平衡
信号は、互いに同振幅で180度の位相差がある状態を
維持する。
【0028】更に、半波長分布定数線路7にも、両端か
らの電気的長さが夫々1/4波長となる中心部に、上記
と同じ仮想接地が存在する。半波長分布定数線路7は、
ノードN1及びN2から見ると、電気的長さが1/4波
長となる分布定数線路の受電端が仮想接地に接続された
1/4波長の受電端短絡線路として作用し、ノードN1
とN2との間は高インピーダンスとなるので、ノードN
1及びN2を伝播する平衡信号は、影響を受けない。従
って、180度移相器は、180度移相器特性を良好に
維持できる。
【0029】次に、本実施形態例の180度移相器のア
イソレーション特性が良好な理由について説明する。1
80度移相器は、平衡信号端子1に接続された後段の回
路でインピーダンスの不整合が起こり反射波が発生し
て、この反射波が平衡信号端子1から入力し逆方向に伝
播していく。反射波は、ノードN1で漏洩信号S1と漏
洩信号S2とに分かれる。
【0030】漏洩信号S1は、ノードN1、インピーダ
ンス線路5、マーチャントバラン4、インピーダンス線
路6、及び、ノードN2にこの順番で伝播する。漏洩信
号S1は、ノードN1の時点に対するノードN2の時点
で、振幅比は1/4(−6dB)に、遅れ位相θ1は2
n×πラジアンになる。ただし、nは自然数とする。伝
播経路上の漏洩信号S1は、マーチャントバラン4を伝
播する際の振幅比が1/4となるが、インピーダンス線
路5及び6を伝播する際には影響を受けない。マーチャ
ントバラン4を伝播する漏洩信号S1は、遅れ位相θ1
がπラジアン(1/2波長)になる。インピーダンス線
路5及び6を伝播する漏洩信号S1は、双方とも所定の
電気的長さを同様に調整して、遅れ位相θ1を(2n−
1)×πラジアンに設定する。全経路上を伝播した漏洩
信号S1は、遅れ位相θ1の合計が2n×πラジアンに
なる。
【0031】漏洩信号S2は、ノードN1、吸収抵抗
R、半波長分布定数線路7、吸収抵抗R、及び、ノード
N2にこの順番で伝播する。漏洩信号S2は、ノードN
1の時点に対するノードN2の時点で、振幅比は1/4
に、遅れ位相θ2はπラジアンになる。半波長分布定数
線路7を伝播する漏洩信号S2は、遅れ位相θ2がπラ
ジアン(1/2波長)になるが、双方の吸収抵抗Rを伝
播する漏洩信号S2の遅れ位相θ2は影響を受けない。
吸収抵抗Rの値は、平衡信号端子の整合インピーダンス
をZL2として、R=3/2×ZL2に設定されてい
る。双方の吸収抵抗Rを伝播する漏洩信号S2は、振幅
比が1/4となるが、半波長分布定数線路7を伝播する
漏洩信号S2の振幅比は影響を受けない。
【0032】漏洩信号S1は、漏洩信号S2に対して、
同振幅で位相差は(2n−1)×πラジアンになり逆相
となる。従って、ノードN2において、漏洩信号S1と
漏洩信号S2は、相殺されて零になる。
【0033】図3は、図1の180度移相器の試作例を
示す構造図である。この180度移相器は、使用周波数
2.2GHzにおいて、不平衡信号端子の整合インピイ
ーダンスZL1が50Ωに、平衡信号端子の整合インピ
イーダンスZL2が25Ωになるように設計されてい
る。
【0034】同図(a)は、180度移相器の全体構造
を示すための側面図である。180度移相器は、厚さ
0.8mmで誘電率2.2の誘電体基板21、及び、深
さ1.2mmのキャビティー23を有する筐体22で構
成されている。キャビティー23は、誘電体基板21の
裏面が直接接触しないようにするための溝である。
【0035】同図(b)は、180度移相器の全体構造
を示すための正面図である。誘電体基板21には、図1
の回路がパターン化されて、平衡信号端子1及び2と不
平衡信号端子3とを有する。誘電体基板21は、テフロ
ン基板が使用され、パターン化される線路は、Cuが8
μmとAuが5μmとからなる金属で形成される。
【0036】同図(c)は、誘電体基板21のパターン
化された線路を示すための表面図である。図中の斜線部
分は、パターン化された線路線路を示している。誘電体
基板21の表面には、長さ25.5mmで幅3.5mm
の先端開放結合線路11、長さ27mmで幅2.5mm
の不平衡信号結合線路12、長さ27mmで幅5.5m
mの平衡信号結合線路15、16、長さ15mmで幅
5.5mmのインピイーダンス線路5、6、長さ52m
mで幅1mmの半波長分布定数線路7、及び、抵抗値3
7.5Ωの吸収抵抗Rが配置されている。
【0037】同図(d)は、誘電体基板21のパターン
化された線路を示すための裏面図である。基板外周部分
25は、筐体22と接触する部分であり、筐体22を介
してグランドと接続される。誘電体基板21の裏面にあ
る一端短絡他端開放結合線路13及び14は、一端が筐
体22と接触することで短絡されている。
【0038】図4は、図3の試作例の測定結果を示す特
性図である。180度移相器特性は、振幅差特性、位相
差特性、及び、通過損失特性があり、不平衡信号端子か
ら不平衡信号を入力し、双方の平衡信号端子から出力す
る平衡信号について測定する。同図(a)は双方の平衡
信号についての振幅差特性を示すものであり、同図
(b)は双方の平衡信号についての位相差特性を示すも
のであり、同図(c)は不平衡信号の振幅に対する一方
の平衡信号の振幅である通過損失特性を示すものであ
る。
【0039】同図(d)は、入力した不平衡信号に対す
る出力する不平衡信号の振幅比であるアイソレーション
特性を示すものである。アイソレーション特性は、一方
の平衡信号端子から不平衡信号を入力し、他方の平衡信
号端子から出力する不平衡信号について測定する。
【0040】使用周波数帯域幅(2.0GHz〜2.4
GHz)において、振幅差特性は0.2dB以下で、位
相差特性は180±5度で、通過損失特性は−3.0d
Bからの偏差が0.5dBであり、良好な180度移相
器特性が示されている。また、アイソレーション特性の
最低値は、使用周波数帯域幅において−25dBを示
し、全測定周波数帯域幅(0.0GHz〜5.0GH
z)においても−15dBを示している。
【0041】上記実施形態例によれば、半波長分布定数
線路7、及び、吸収抵抗Rは、平衡信号に対しては影響
を与えず、漏洩信号に対しては相殺作用を有するので、
180度移相器特性が良好で、アイソレーション特性が
改善された180度移相器を提供できる。
【0042】図5は、本発明の第2実施形態例の180
度移相器の回路図である。本実施形態例の180度移相
器は、半波長分布定数線路が両端ではなく中央部に吸収
抵抗を配置した点において、先の実施形態例とは異な
る。
【0043】本実施形態例の180度移相器は、マーチ
ャントバラン4、インピーダンス線路5、6、半波長分
布定数線路8、及び、吸収抵抗Rで構成されている。半
波長分布定数線路8は、両端がノードN1とノードN2
との間に直接接続される。吸収抵抗Rは、半波長分布定
数線路8の両端から同じ電気的長さが1/4波長である
線路上の中心部とグランドとの間に接続される。
【0044】図6は、図5の等価回路図である。吸収抵
抗Rの値は、平衡信号端子の整合インピーダンスをZL
2として、R=ZL2/3に設定されているので、漏洩
信号S1と漏洩信号S2は、ノードN2で相殺して零に
なる。
【0045】図7は、図5の180度移相器の試作例を
示す構造図である。同図(c)が示すように、誘電体基
板21の表面には、長さ52mmで幅1mmの半波長分
布定数線路8、基板中を貫通し裏面と導通するスルーホ
ール電極9、及び、抵抗値8.3Ωの吸収抵抗Rを有す
る。同図(d)が示すように、誘電体基板21の裏面に
あるスルーホール電極9は、筐体22と接触すること
で、吸収抵抗Rを短絡している。
【0046】使用周波数帯域幅(2.0GHz〜2.4
GHz)において、180度移相器特性、及び、アイソ
レーション特性は、先の実施形態例と同様の測定結果が
得られている。
【0047】上記実施形態例によれば、吸収抵抗Rが1
つとなり部品点数が減るので、製造が容易になる。
【0048】図11は、本発明の180度移相器の応用
例を示すブロック図である。この応用例の電力増幅装置
は、不平衡信号を入力し平衡信号を出力する電力分配回
路31、インピーダンス整合する入力整合回路32、3
3、電力を増幅する電力増幅器34、35、インピーダ
ンス整合する出力整合回路36、37、平衡信号を入力
し不平衡信号を出力する電力合成回路38で構成され
る。電力分配回路31には、入力を不平衡信号端子に、
一対の出力を平衡信号端子にして、180度移相器を利
用する。電力合成回路38には、一対の入力を平衡信号
端子に、出力を不平衡信号端子にして、180度移相器
を利用する。
【0049】電力増幅装置は、増幅特性を良好にするた
めに、電力増幅器34及び35の入出力がインピーダン
ス整合されている。入力整合回路32でインピーダンス
が不整合になった場合、入力整合回路32で発生する反
射波は、アイソレーション特性の良好な電力分配回路3
1を経由して入力整合回路33に伝播できないので、電
力増幅装置の増幅特性の劣化は、最小限に抑えられる。
【0050】上記応用例によれば、180度移相器を入
力側及び出力側の平衡信号と不平衡信号との変換に用い
ることで、利用できる装置の適用範囲が広がる。
【0051】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明の180度移相器は、上記実
施形態例の構成にのみ限定されるものでなく、上記実施
形態例の構成から種々の修正及び変更を施した180度
移相器も、本発明の範囲に含まれる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の180度
移相器では、180度移相器特性が良好でアイソレーシ
ョン特性を改善した機能をインピーダンスの不整合が起
こり易い装置に利用することで、装置全体の特性劣化に
対する改善対策の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例の180度移相器の回
路図である。
【図2】図1の180度移相器の等価回路図である。
【図3】図1の180度移相器の試作例を示す構造図で
ある。
【図4】図3の試作例の測定結果を示す特性図である。
【図5】本発明の第2実施形態例の180度移相器の回
路図である。
【図6】図5の180度移相器の等価回路図である。
【図7】図5の180度移相器の試作例を示す構造図で
ある。
【図8】文献に記載されているマーチャントバランの回
路図である。
【図9】図8の180度移相器の試作例を示す構造図で
ある。
【図10】図9の試作例の測定結果を示す特性図であ
る。
【図11】本発明の180度移相器の応用例を示すブロ
ック図である。
【図12】特開平7−131277号公報に記載の18
0度移相器を増幅器に応用した例である。
【符号の説明】
1,2 平衡信号端子 3 不平衡信号端子 4 マーチャントバラン 5,6 インピーダンス線路 7,8 半波長分布定数線路 9 スルーホール電極 11 先端開放結合線路 12 不平衡信号結合線路 13,14 一端短絡他端開放結合線路 15,16 平衡信号結合線路 21 誘電体基板 22 筐体 23 キャビティー 25 基板外周部分 101〜103 結合線路 N1,N2 ノード R 吸収抵抗 S1,S2 漏洩信号 θ1,θ2 遅れ位相 31 電力分配回路 32,33 入力整合回路 34,35 電力増幅器 36,37 出力整合回路 38 電力合成回路 41 バラン 42 振幅位相補償回路 43 増幅器 51 180度移相器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平衡信号が入出力する第1のポート及び
    第2のポートと不平衡信号が入出力する第3のポートと
    を有するバラン部と、前記第1のポートと第1の端子と
    の間に接続される第1のインピーダンス線路と、前記第
    2のポートと第2の端子との間に接続される第2のイン
    ピーダンス線路と、両端に吸収抵抗が接続され、該吸収
    抵抗を介して前記第1の端子と前記第2の端子との間に
    接続される半波長分布定数線路とを備えることを特徴と
    する180度移相器。
  2. 【請求項2】 前記第1の端子及び前記第2の端子とグ
    ランドとの間に夫々接続される整合インピーダンスをZ
    Lとしたときに、前記吸収抵抗の値をZL×3/2と設
    定する、請求項1に記載の180度移相器。
  3. 【請求項3】 平衡信号が入出力する第1のポート及び
    第2のポートと不平衡信号が入出力する第3のポートと
    を有するバラン部と、前記第1のポートと第1の端子と
    の間に接続される第1のインピーダンス線路と、前記第
    2のポートと第2の端子との間に接続される第2のイン
    ピーダンス線路と、前記第1の端子と前記第2の端子と
    の間に接続される半波長分布定数線路とを備え、前記半
    波長分布定数線路の中心部が吸収抵抗を介してグランド
    と接続されることを特徴とする180度移相器。
  4. 【請求項4】 前記第1の端子及び前記第2の端子とグ
    ランドとの間に夫々接続される整合インピーダンスをZ
    Lとしたときに、前記吸収抵抗の値をZL/3と設定す
    る、請求項3に記載の180度移相器。
  5. 【請求項5】 前記第1の端子と前記第2の端子とから
    前記平衡信号を入力し前記第3の端子から前記不平衡信
    号を出力する請求項1〜4に記載の180度移相器。
  6. 【請求項6】 前記第3の端子から前記不平衡信号を入
    力し前記第1の端子と前記第2の端子とから前記平衡信
    号を出力する請求項1〜4に記載の180度移相器。
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