JP2001035564A - 配線器具 - Google Patents

配線器具

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JP2001035564A
JP2001035564A JP11211456A JP21145699A JP2001035564A JP 2001035564 A JP2001035564 A JP 2001035564A JP 11211456 A JP11211456 A JP 11211456A JP 21145699 A JP21145699 A JP 21145699A JP 2001035564 A JP2001035564 A JP 2001035564A
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JP11211456A
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Masaji Sakabe
正司 坂部
Hiroyuki Tateishi
博之 立石
Yasushi Nishioka
恭志 西岡
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電気的並びに機械的性能の向上とコストダウン
とが図れる配線器具を提供する。 【解決手段】略箱形に形成されたボディ1aとカバー1
bとが金属製の組立枠4,4により結合されて器体1が
組み立てられる。組立枠4,4は、略矩形枠状に形成さ
れており、組立用突部8a,8bに対してその周囲を取
り囲むように係合する。故に、カバー1bの形成材料に
弾性を有する合成樹脂を用いる必要がなく、高価な特殊
PBT樹脂の代わりに安価で耐トラッキング性にも優れ
たユリア樹脂を用いることができる。その結果、特殊P
BT樹脂製の従来例に比較して、表面硬度の強化により
傷が付き難くできるとともにボディ1aとカバー1bの
結合強度が向上でき、それと同時にコストダウンが図れ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線器具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の配線器具、特に接触子の形状が互
いに異なる複数種類のプラグが接続可能なコンセントに
おいては、図25に示すように器体50を構成するカバ
ー50bが高トラッキング性を有する特殊PBT(ポリ
ブチレンテレフタレート)樹脂で形成され、カバー50
bの両側面より後方へ垂設された組立脚51の組立孔5
1aに、ボディ50aの両側面に突設された突部52が
挿入係止されることでボディ50aとカバー50bが工
具等を使わずに容易に結合できるようになっていた。こ
こで、カバー50bの組立脚51,51はボディ50a
との結合時に撓ませる必要があることから、通常はユリ
ア樹脂等の熱硬化性樹脂ではなくPBTのような熱可塑
性樹脂によりカバー50bが形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カバー
50bの形成材料である特殊PBT樹脂が比較的高価で
あるためにコストが高くなるという問題、ユリア樹脂に
比較して特殊PBT樹脂の表面硬度が弱いために傷が付
きやすいという問題、ユリア樹脂に比較して特殊PBT
樹脂の耐トラッキング性が劣るという問題、特殊PBT
樹脂の機械的強度が低いためにボディ50aとカバー5
0bの結合強度に余裕がないという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、電気的並びに機械的性能の向上とコストダウ
ンとが図れる配線器具を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、合成樹脂製のボディとカバーを
組み立てて形成される器体と、器体の内部に納装されて
外部の電線が接続される端子部と、ボディ及びカバーに
それぞれ突設された組立用突部と、ボディ側及びカバー
側の組立用突部に係合してボディとカバーを結合する組
立枠とを備えたことを特徴とし、ボディとカバーが別部
品の組立枠で結合されるため、少なくともカバーをユリ
ア樹脂のような熱硬化性樹脂により形成することができ
る。その結果、表面硬度の強化により傷が付き難くでき
るとともにボディとカバーの結合強度が向上でき、特に
配線器具がコンセントの場合であれば耐トラッキング性
が向上でき、それと同時にコストダウンが図れる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、組立枠が、ボディ側及びカバー側の組立用突部を取
り囲む矩形枠状に形成されるとともに組立用突部に設け
られた凹所に対向する部位が凹所側にかしめられて成る
ことを特徴とし、請求項1の発明の作用に加えて、組立
枠によるボディとカバーの結合強度をさらに向上させる
ことができる。
【0007】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、組立枠が、一対の脚片並びに両脚片を連結する連結
片を有してボディ側及びカバー側の組立用突部を取り囲
む形状に形成されるとともに、各脚片の先端部が組立用
突部に係合して成り、組立枠の連結片を保持する保持部
が器体に設けられたことを特徴とし、請求項1の発明の
作用に加えて、器体の保持部に組立枠の連結片が保持さ
れることにより、各脚片の先端部をかしめて組立用突部
に係合させるまでに組立枠が脱落することなく、器体の
組立作業が容易になる。
【0008】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、器体の側面に突出して取付枠の取付部に係止する係
止爪が組立枠に設けられたことを特徴とし、請求項1の
発明の作用に加えて、係止爪が器体に設けられている従
来例に比較して、施工時や使用時に加わる外力に対して
係止爪の強度が向上できるとともに、器体を製造するた
めの金型構造の簡易化と生産性の向上が図れる。
【0009】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、取付枠の取付部に設けられた係止部が係止する被係
止溝が組立枠に設けられたことを特徴とし、請求項1の
発明の作用に加えて、係止部を有する金属製の取付枠に
も簡単に取り付けることができる。
【0010】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、組立枠が、取付枠の取付部に3個並べて取り付ける
ことができる器体に対応した寸法に形成されたことを特
徴とし、請求項1の発明の作用に加えて、取付枠の取付
部に3個並べて取り付けることができる寸法(以下、
「1個モジュール寸法」という)の器体を備える場合
と、1個モジュール寸法の2倍又は3倍、すなわち2個
モジュール寸法又は3個モジュール寸法の器体を備える
場合とで組立枠を共通に使用することができ、各モジュ
ール寸法毎に組立枠を用意するよりもコストダウンが図
れる。
【0011】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、カバーの前面に設けられ形状の異なる複数種の接触
子が挿入される1乃至複数の接触子挿入口と、接触子挿
入口から挿入される複数種の接触子と接触導通するとと
もに端子部と電気的に接続され且つ器体の内部に納装さ
れる接触子受け部とを備えたことを特徴とし、請求項1
の発明の作用に加えて、平板状の栓刃と導電ピン等のよ
うに互いに形状の異なる複数種の接触子が接続可能であ
るとともに耐トラッキング性に優れたコンセントが提供
できる。
【0012】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、端子部が、電線と接続される端子片と、この端子片
に電線を圧接接続する鎖錠ばねと、端子片と電線との接
続を外すために鎖錠ばねを圧接解除方向に撓ませる解除
釦とを具備したことを特徴とし、請求項1の発明の作用
に加えて、ねじ式の構造に比較して充電部が露出しない
ために施工上の安全性が確保でき、また電線が容易且つ
確実に接続できることから均一な結線と省施工化が図れ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明をコンセントに適用
した実施形態により詳細に説明する。但し、本発明に係
る配線器具はコンセントに限定されるものではなく、ス
イッチ等の他の種類の配線器具にも本発明の技術思想が
適用可能である。
【0014】(実施形態1)図1〜図10を参照して本
発明の実施形態1を詳細に説明する。本実施形態におけ
る配線器具はコンセントであって、図1に示すようにユ
リア樹脂により略箱形に形成されたボディ1aとカバー
1bとが金属製の組立枠4,4により結合されて器体1
が組み立てられる。図2に示すようにカバー1bの前面
に栓刃や導電ピンなどの接触子が挿入される一対の接触
子挿入口3,3が設けてある。これらの接触子挿入口3
は平板状の栓刃や略円柱状の導電ピンなどの種々の接触
子に対応可能な形状、すなわち、栓刃が挿入される矩形
孔3aと、導電ピンが挿入される円形孔3bとが一体に
連通した形状に形成してある。そして、これらの接触子
挿入口3,3に挿入された接触子(栓刃や導電ピンな
ど)と接触導通する接触子受け部11が器体1の内部に
納装されている。ここで、器体1は後述するプレート枠
60の開口窓61に対して、短幅方向を開口窓61の長
手方向に一致させるようにして3個並べて取り付けるこ
とができる寸法(以下、「1個モジュール寸法」とい
う)に形成されている。また、カバー1bの長手方向に
おける両側面には突台2,2がそれぞれ突設されるとと
もに、これら突台2,2にはプレート枠60の係止溝6
9,70(後述する)に係止する一対の係止爪5,5が
それぞれ一体に突設されている。さらに、ボディ1a並
びにカバー1bの長手方向における両側面には各々組立
用突部8a,8bが突設されており、ボディ1aとカバ
ー1bが付き合わされた状態では同じ側面同士の組立用
突部8a,8bが隣接している。
【0015】一方、組立枠4,4は、図1に示すように
略矩形枠状に形成されており、上記隣接状態の組立用突
部8a,8bに対してその周囲を取り囲むように係合す
る。ここで、ボディ1a側の組立用突部8aにおけるボ
ディ1a底面側の部位には凹所8cが形成されており、
組立枠4の凹所8cに対向する部位が凹所8c側にかし
められることで組立枠4,4によるボディ1aとカバー
1bの結合強度を向上させてある。また、カバー1b側
に位置する組立枠4,4の前方部分には、後述する金属
製の取付枠100に設けられた係止部106a,106
bが係止する被係止溝4aが設けてある。
【0016】一方、図2及び図4に示すようにボディ1
aには長手方向に一対の凹部6,6が設けられており、
各凹部6,6にはそれぞれ接触子受け部11が収納され
る。また凹部6,6はボディ1aの底面より突設された
板状のボディ側隔絶片7によって隔絶されている。ボデ
ィ1aの底部には支持リブ27が設けられるとともに、
各凹部6,6と連通する電線挿入口25と、ドライバの
ような治具を挿入して後述する解除釦15を操作するた
めの解除釦操作孔26とが開口されている(図3参
照)。さらにボディ1aの凹部6,6内の支持リブ27
よりも外側に解除釦収納凹部28が設けてあって、解除
釦15がボディ1aの底面に沿って摺動自在に収納され
る。
【0017】端子部12は、電線と接続される端子片1
3と、この端子片13に電線を圧接接続する鎖錠ばね1
4,14と、端子片13と電線との接続を外すために鎖
錠ばね14,14を圧接解除方向に撓ませる解除釦15
とを具備した速結端子構造を有している。ここで、本実
施形態においては、弾性を有する導電性金属板により端
子部12の端子片13並びに接触子受け部11を一体に
形成して、図2及び図4に示すような刃受ばねブロック
10を構成している。
【0018】接触子受け部11は、互いに対向配置され
る一対の導電ピン用刃受ばね11a,11aと、導電ピ
ン用刃受ばね11a,11aの側端間を結ぶ線よりも導
電ピン用刃受ばね11a,11aと離れた位置において
導電ピン用刃受ばね11a,11aと直角に突設された
栓刃用刃受ばね11bとを有している。したがって、対
向する一対の導電ピン用刃受ばね11a,11aの間に
円柱状の導電ピンが挿入されて刃受ばねブロック10と
導電ピンとが接続されるとともに、これら一対の導電ピ
ン用刃受ばね11a,11aの端部と栓刃用刃受ばね1
1bとの間に平板状の栓刃が挿入されて刃受ばねブロッ
ク10と栓刃とが接続されるのである。なお、栓刃用刃
受ばね11bには栓刃の抜けを防止するための突起11
cが設けてある。
【0019】ここで、導電ピン用刃受ばね11a,11
aは両者の間隔が先端に向かって幅狭となるように傾斜
し且つ先端間は導電ピンが挿入し易いように先端に近づ
くほど間隔が拡がるように傾斜させてある。また、栓刃
用刃受ばね11bも先端に向かって導電ピン用刃受ばね
11a,11aに近づくように傾斜させ、先端部は逆に
先端に近づくほど導電ピン用刃受ばね11a,11aか
ら遠ざかるように傾斜させてある。これにより、栓刃が
挿入し易いようになっている。
【0020】刃受けばねブロック10がボディ1aの凹
部6に収納された状態では、ボディ側隔絶片7の両端部
近傍におけるボディ1a底部から立設された当接リブ1
6と端子部12の端子片13とが対向している。そし
て、端子片13と当接リブ16との間にそれぞれ鎖錠ば
ね14,14が嵌め込まれ、端子片13には鎖錠ばね1
4に設けた鎖錠片14a及び接触片14bが対向する。
鎖錠片14a及び接触片14bは、弾性を有する導電材
料の帯板の両端部を曲成して中央片14cの両端部に形
成されている。鎖錠片14aは中央片14cとの連結部
位から先端縁に向かって端子片13に近づく向きに傾斜
し、接触片14bは略S字形に曲成されている。また、
中央片14cは略平板状に形成されていて当接リブ16
に当接する。而して、鎖錠ばね14の鎖錠片14a及び
接触片14bと刃受ばねブロック10の端子片13との
間に電線(図示せず)の芯線が挿入されると、鎖錠片1
4aの先端が芯線に食い込んで抜け止めがなされるとと
もに、鎖錠片14a及び接触片14bによって芯線が端
子片13に圧接されることにより、電線の芯線と端子片
13との導通(接続)が図られる。なお、解除釦15
は、解除釦操作孔26を通してドライバ等の治具により
操作されて摺動することによって、鎖錠ばね14の鎖錠
片14aを圧接解除方向に撓ませ、鎖錠片14aの先端
を電線の芯線から引き離して端子片13と芯線との接続
を解除するものである。
【0021】上述のように刃受ばねブロック10,10
を凹部6,6に収納するようにしてボディ1aに組み込
んだ後、既に説明したようにボディ1aの開口側からカ
バー1bが付き合わされて組立枠4,4により結合され
て器体1が組み立てられ、各接触子受け部11,11と
カバー1bの前面に設けられた接触子挿入口3,3とが
対向させられる。而して、栓刃や導電ピン等のように異
種の接触子を接触子挿入口3,3に挿入しても、接触子
は器体1の内部に収納されている接触子受け部11と接
続され、1つのコンセントにて複数種の接触子に対応す
ることが可能となる。
【0022】ところで、カバー1bの内側面には幅方向
に沿ってカバー側隔絶片9が突設されている。したがっ
て、ボディ1aとカバー1bを組み立てて器体1を構成
すれば、図4に示すようにボディ側隔絶片7の先端部が
カバー隔絶片9の先端部と当接し、これら一体となった
ボディ側隔絶片7とカバー側隔絶片9とで長手方向に隣
合う充電部(端子部12並びに接触子受け部11)が完
全に隔絶されて充電部間の絶縁が確保できる。
【0023】上述のように本実施形態では、金属製の組
立枠4,4を用いてボディ1aとカバー1bを結合し器
体1を組み立てるようにしているから、カバー1bの形
成材料に弾性を有する合成樹脂を用いる必要がなく、高
価な特殊PBT樹脂の代わりに安価で耐トラッキング性
にも優れたユリア樹脂を用いることができる。その結
果、特殊PBT樹脂製の従来例に比較して、表面硬度の
強化により傷が付き難くできるとともにボディ1aとカ
バー1bの結合強度が向上でき、それと同時にコストダ
ウンが図れる。
【0024】また、本実施形態においては、平板状の栓
刃と円柱状の導電ピンのように互いに形状の異なる複数
種の接触子を、同じ接触子挿入口3に挿入して接続する
ことができる。さらに、外部の電線が接続される端子部
12を速結端子構造としたことにより、ねじ式の端子構
造に比較して充電部が露出しないために施工上の安全性
が確保でき、且つ電線が容易且つ確実に接続できること
から均一な結線と省施工化が図れる。
【0025】ところで、本実施形態のコンセントは、壁
面などの施工面に固定されるプレート枠60に着脱自在
に取り付けられる。図5〜図7に示すように、プレート
枠60は絶縁性を有する合成樹脂により矩形枠状に形成
され、中央部には器体1の前面(カバー1bの前面)を
前方に露出させるために矩形状の開口窓61が設けられ
ている。この開口窓61の周縁背面側には、開口窓61
の長手方向に沿って互いに対向するように帯状の固定梁
部62および可動梁部63が設けてある。可動梁部63
はプレート枠60の長手方向に沿った一対の側枠片64
a,64bの一方の側枠片64bから離間し、且つ連結
部65によりその両端において側枠片64bに一体に連
結している。ここで、可動梁部63および連結部65を
含めてプレート枠60を形成している合成樹脂は可撓性
材料であり、プレート枠60に対して可動梁部63およ
び連結部65はそれぞれ撓み自在となっている。
【0026】また、側枠片64bから一体に延設された
幅狭の一対のリブ66によって可動梁部63が支持され
ており、可動梁部63と側枠片64bとの間にできる隙
間が上記リブ66によって3つの部分(以下、各部分を
スリット67a〜67cと呼ぶ)に分割されることにな
る。このうち、両側のスリット67a,67cは外側端
部が連結部65の方へ屈曲させてある。さらに側枠片6
4bの各リブ66近傍の部位には、可動梁部63を撓み
易くさせるための長孔状の溝68が一対設けてある。
【0027】一方、固定梁部62および可動梁部63の
開口窓61側の面には、器体1の両側面から一対づつ突
設された係止爪5が係止する係止溝69,70が各々3
対づつ設けてある。従って、器体1に設けた係止爪5を
各係止溝69,70に係止することにより、器体1の前
面(カバー1bの前面)を開口窓61から露出させた状
態で、プレート枠60に器体1を取着することができ
る。ここで、固定梁部62および可動梁部63の先端部
分には、器体1の係止爪5を各係止溝69,70にガイ
ドするため、各々外側に向けて傾斜したテーパ面を有す
るガイド部71,72が設けてある。すなわち、図8及
び図9に示すようにプレート枠60にコンセントの器体
1を取り付ける際は、器体1の係止爪5をガイド部7
1,72のテーパ面に当接させた状態で、器体1をプレ
ート枠60の背面側から前面側に押し込めば、係止爪5
がガイド部71,72のテーパ面に沿って移動すること
により、ガイド部71,72にガイドされてスムーズに
係止溝69,70に係止することができるのである。
【0028】ここで、プレート枠60の開口窓61に対
して開口窓61の長手方向に沿って器体1を短幅方向に
3個並べて取り付けることができるように器体1の取付
位置を限定するために、固定梁部62および可動梁部6
3の係止溝69,70の近傍に仕切りリブ79を突設し
ている。これらの仕切りリブ79は、固定梁部62およ
び可動梁部63の内側面に各一対づつ計3組が設けられ
た係止溝69,70の各組の外側の位置にそれぞれ一対
づつがプレート枠60と一体に突設されている。仕切り
リブ79はプレート枠60に器体1を取り付けた際に器
体1側面の少なくとも一部に当接するような位置に突設
されているので、器体1をプレート枠60に取り付けた
状態で器体1のがたつきを抑えることができる。
【0029】また固定梁部62には各係止溝69の間に
プレート枠60の前面側から貫通する器具外し孔73が
穿設してあって、ドライバや取り外し専用の治具などの
先端部分をこの器具外し孔73に挿入し、治具の先端部
分で器体1を可動梁部63側へ押してやれば梃子の原理
によって僅かな力で可動梁部63を撓ますことができ、
固定梁部62側の係止溝69と器体1の係止爪5との係
止状態を解除してプレート枠60から器体1を容易に取
り外すことができる。なお、カバー1bの両側面に突出
する組立用突部8bには、器具外し孔73から挿入され
た治具の先端が当接する傾斜部8fが形成されており、
治具の先端が傾斜部8fと当接することにより、可動梁
部63を撓ませる力を容易に発生することができ、器体
1の取り外し作業を容易に行うことができる。
【0030】ところで、プレート枠60の固定梁部62
および可動梁部63に設けた各係止溝69,70のピッ
チは、上述した1個モジュール寸法の器体1の側面に突
設されている係止爪5のピッチと等しくなっている。な
お、上記1個モジュール寸法は適当な値に設定すれば良
く、このようなモジュール寸法に適合した配線器具であ
れば、共通にプレート枠60に取り付けることができ
る。
【0031】またプレート枠60の長手方向に対向する
両側片74には各々凹所75が形成してあり、凹所75
には、プレート枠60を埋込ボックス(図示せず)に取
り付けるためのボックスねじを挿通する長孔76と、プ
レート枠60を壁面等の造営面に取り付けるためのねじ
が挿通されるねじ挿通孔77と、造営面を形成する壁パ
ネルなどに取り付ける際に使用するはさみ金具(図示せ
ず)を係止するはさみ金具係止孔78とが設けてある。
【0032】プレート枠60の前面側には合成樹脂製の
化粧プレート90を着脱自在に取り付けることができる
ようになっており、化粧プレート90はプレート枠60
の前面を覆う矩形状の主部91と主部91の周縁から全
周にわたって後方に突出する側壁92とを連続一体とし
た略箱型に形成されており、背方に向けて突出する係止
突起93をプレート枠60の係止孔80に挿入係止する
ことでプレート枠60の前面に取り付けられる(図7参
照)。主部91の略中央にはプレート枠60の開口窓6
1と対向する細長の窓孔94が穿設されており、この窓
孔94から器体1の前面が露出する。
【0033】ところで、本実施形態のコンセントは、図
10に示すような金属製の取付枠100にも取り付ける
ことができるようになっている。この取付枠100は、
長手方向に対向する一対の固定片101,101と、両
固定片101,101を繋ぐ一対の側片102a,10
2bとで略矩形枠状に形成されており、両固定片10
1,101には取付枠100を埋込ボックスに取り付け
るためのボックスねじを挿通する長孔103と、取付枠
100を壁面等の造営面に直に取り付けるためのねじが
挿通されるねじ挿通孔104と、造営面を形成する壁パ
ネルなどに取り付ける際に使用するはさみ金具を係止す
るはさみ金具係止孔105とが設けてある。また、両側
片102a,102bにはコンセントの組立枠4,4に
設けられた被係止溝4aに係止する係止部106a,1
06bが設けられ、且つ一方の側片102bに溝孔10
7が設けられて器具取付用開口100aとの間で薄肉部
108が形成されている。ここで、取付枠100への器
体1の取り付けは、カバー1bを取付枠100の器具取
付用開口100aから露出させるようにして一方の側片
102aの係止部106aを片側の組立枠4の被係止溝
4aに係止し、溝孔107にドライバ等の工具を挿入し
てこじることにより薄肉部108を突出変形させて他方
の側片102bの係止部106bを反対側の組立枠4の
被係止溝4aに係止することで行われる。
【0034】(実施形態2)図11〜図14を参照して
本発明の実施形態2を説明する。但し、本実施形態の基
本的な構成は実施形態1と共通するので、共通する構成
については同一の符号を付して説明を省略し、本実施形
態の特徴となる構成についてのみ説明する。
【0035】而して、本実施形態はプレート枠60の係
止溝69,70に係止する一対の係止爪が組立枠4,4
に設けてある点に特徴がある。すなわち、組立枠4にお
ける被係止溝4aの両側に突設された突片に曲げ加工を
することで器体1の側方へ突出する係止爪4b,4bが
形成されている。ここで、一対の係止爪4b,4bのピ
ッチはプレート枠60の係止溝69,70のピッチに一
致させてある。なお、組立枠4,4に係止爪4b,4b
が設けられたことにより、カバー1bの係止爪5,5は
無くしてある。
【0036】上述のように本実施形態によれば、プレー
ト枠60の係止溝69,70に係止する係止爪4b,4
bが組立枠4,4に設けてあるので、係止爪5,5が器
体1に設けられている従来例や実施形態1に比較して、
施工時や使用時に加わる外力に対して係止爪4b,4b
の強度が向上できるとともに、係止爪5,5を無くすこ
とでカバー1bを製造するための金型構造の簡易化と生
産性の向上が図れるという利点がある。
【0037】(実施形態3)図15〜図18を参照して
本発明の実施形態3を説明する。但し、本実施形態は組
立枠20,20の構成に特徴があり、それ以外の基本的
な構成は実施形態1又は実施形態2と共通するので、共
通する構成については同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0038】本実施形態における組立枠20は、図15
に示すように金属材料により一対の脚片20a,20a
並びに両脚片20a,20aを連結する連結片20bを
有してボディ1a側及びカバー1b側の組立用突部8
a,8bを取り囲む形状に形成される。ここで、連結片
20bは両脚片20a,20aの一端縁より反対側に立
ち上げられて形成されている。また、両脚片20a,2
0aの連結片20b近傍の一端縁からは、プレート枠6
0の係止溝69,70に係止する一対の係止爪20c,
20cが器体1の側方へ突出するように形成されてい
る。
【0039】一方、ボディ1a側の組立用突部8aにお
けるボディ1a底面側の両端部には、図15に示すよう
に組立枠20の両脚片20a,20aの先端部が係合す
る突部8d,8dが設けてある。また、カバー1b側の
組立用突部8bにおけるカバー1b前面側の略中央部に
は、図16及び図18に示すようにカバー1bの側面と
間隔を空けて突起状の保持部8eが設けてある。
【0040】而して、ボディ1aとカバー1bを結合す
る際には、組立枠20の連結片20bの略中央部を保持
部8eとカバー1b側面との隙間に嵌入して保持させ、
専用の治具を使って両脚片20a,20aの先端部をか
しめることで組立用突部8bの突部8d、8dに係合さ
せればボディ1aとカバー1bを結合して器体1を組み
立てることができる。
【0041】上述のように本実施形態によれば、器体1
の保持部8eに組立枠20の連結片20bが保持される
ことにより、各脚片20a,20aの先端部をかしめて
組立用突部8a,8bに係合させるまでに組立枠20が
脱落することがなく、器体1の組立作業が容易になると
いう利点がある。
【0042】(実施形態4)図19を参照して本発明の
実施形態4を説明する。本実施形態におけるコンセント
は、実施形態1〜3におけるコンセントが1個モジュー
ル寸法の器体1に一対の接触子挿入口3,3が1組だけ
設けられているのに対し、1個モジュール寸法の器体1
を短幅方向に3個並べた寸法(以下、「3個モジュール
寸法」という)の器体30に一対の接触子挿入口3,3
が2組み設けられ、器体30を構成するボディ30aと
カバー30bとが合計4つの組立枠4によって結合され
ている点に特徴がある。
【0043】器体30は、ユリア樹脂により略箱形に形
成されたボディ30aとカバー30bとが実施形態1で
説明した金属製の組立枠4により結合されて組み立てら
れる。カバー30b前面の長手方向両端部には一対の接
触子挿入口3,3がそれぞれ設けてあり、各接触子挿入
口3…に挿入された接触子と接触導通する接触子受け部
(図示せず)が器体30の内部に納装されている。な
お、接触子受け部を含めた器体30の内部構造について
は、実施形態1の構成に周知技術を適用することで容易
に実現可能であるから図示並びに説明は省略する。
【0044】また、カバー30bの長手方向に沿った両
側面の両端部における開口端近傍には鍔部31,31が
それぞれ突設されており、さらに鍔部31,31の両端
近傍に突台32,32が形成されるとともに、この突台
32,32には一対の係止爪32a,32aと組立用突
部33bとが突設されている。また、ボディ30aの長
手方向に沿った両側面の両端部における開口端近傍に
は、ボディ30aとカバー30bが付き合わされた状態
で突台32,32と隣接する突台34,34並びに組立
用突部33bと隣接する組立用突部33aが突設されて
いる。
【0045】而して、本実施形態においても実施形態1
と同様に、ボディ30aの開口側からカバー30bが付
き合わされて組立枠4…により結合されて器体30が組
み立てられる。
【0046】上述のように本実施形態によれば、1個モ
ジュール寸法の器体1の組立に使用される組立枠4を用
いて3個モジュール寸法の器体30に一対の接触子挿入
口3,3が2組み設けられたコンセントの器体30を組
み立てることができ、組立枠4を共通に使用することが
できるために各モジュール寸法毎に組立枠を用意するよ
りもコストダウンが図れるという利点がある。なお、図
20に示すように実施形態2で説明した組立枠4…を用
いてボディ30aとカバー30bを結合してもよく、こ
の場合にはカバー30bの係止爪32a,32aが不要
となり、実施形態2と同様の作用効果を奏することがで
きる。
【0047】(実施形態5)図21を参照して本発明の
実施形態5を説明する。本実施形態におけるコンセント
は、実施形態1〜3におけるコンセントが1個モジュー
ル寸法の器体1に一対の接触子挿入口3,3が1組だけ
設けられているのに対し、1個モジュール寸法の器体1
を短幅方向に2個並べた寸法(以下、「2個モジュール
寸法」という)の器体40に、一対の接触子挿入口3,
3が1組と、接地極(接地用の接触子)が挿入される接
地用接触子挿入口41とが設けられ、器体40を構成す
るボディ40aとカバー40bとが合計4つの組立枠4
によって結合されている点に特徴がある。
【0048】器体40は、ユリア樹脂により略箱形に形
成されたボディ40aとカバー40bとが実施形態1で
説明した金属製の組立枠4により結合されて組み立てら
れる。カバー40b前面の長手方向一端側には一対の接
触子挿入口3,3と接地用接触子挿入口41とが並べて
設けられ、各接触子挿入口3,3に挿入された接触子と
接触導通する接触子受け部(図示せず)並びに接地用接
触子挿入口41に挿入された接地用の接触子と接触導通
する接地用接触子受け部(図示せず)が器体40の内部
に納装されている。なお、接触子受け部並びに接地用接
触子受け部を含めた器体40の内部構造については、実
施形態1の構成に周知技術を適用することで容易に実現
可能であるから図示並びに説明は省略する。
【0049】また、カバー40bの長手方向に沿った両
側面の両端部における開口端近傍には鍔部42,42が
それぞれ突設されており、さらに鍔部42,42の両端
近傍に突台43,43が形成されるとともに、この突台
43,43には一対の係止爪43a,43aと組立用突
部44bとが突設されている。また、ボディ40aの長
手方向に沿った両側面の両端部における開口端近傍に
は、ボディ40aとカバー40bが付き合わされた状態
で突台43,43と隣接する突台45,45並びに組立
用突部44bと隣接する組立用突部44aが突設されて
いる。
【0050】而して、本実施形態においても実施形態4
と同様に、ボディ40aの開口側からカバー40bが付
き合わされて組立枠4…により結合されて器体40が組
み立てられる。
【0051】上述のように本実施形態によれば、1個モ
ジュール寸法の器体1の組立に使用される組立枠4を用
いて2個モジュール寸法の器体40に一対の接触子挿入
口3,3と接地用接触子挿入口41が設けられたコンセ
ントの器体40を組み立てることができ、組立枠4を共
通に使用することができるために各モジュール寸法毎に
組立枠を用意するよりもコストダウンが図れるという利
点がある。なお、図22に示すように実施形態2で説明
した組立枠4…を用いてボディ40aとカバー40bを
結合してもよく、この場合にはカバー40bの係止爪4
3a,43aが不要となり、実施形態2と同様の作用効
果を奏することができる。
【0052】(実施形態6)図23を参照して本発明の
実施形態6を説明する。本実施形態におけるコンセント
は、実施形態4で説明した3個モジュール寸法の器体3
0に一対の接触子挿入口3,3が2組設けられるととも
に、実施形態5で説明した接地用接触子挿入口41が2
つ設けられ、器体30を構成するボディ30aとカバー
30bとが合計4つの組立枠4によって結合されている
点に特徴がある。
【0053】器体30を構成するボディ30a並びにカ
バー30bの構造は実施形態4と共通であるが、カバー
30b前面の長手方向両端部にはそれぞれ一対の接触子
挿入口3,3と接地用接触子挿入口41とが並べて設け
られ、各組の接触子挿入口3,3に挿入された接触子と
接触導通する接触子受け部(図示せず)並びに接地用接
触子挿入口41に挿入された接地用の接触子と接触導通
する接地用接触子受け部(図示せず)が器体30の内部
に納装されている。なお、接触子受け部並びに接地用接
触子受け部を含めた器体30の内部構造については、実
施形態1の構成に周知技術を適用することで容易に実現
可能であるから図示並びに説明は省略する。
【0054】而して、本実施形態においても実施形態4
と同様に、ボディ30aの開口側からカバー30bが付
き合わされて組立枠4…により結合されて器体30が組
み立てられる。
【0055】上述のように本実施形態によれば、1個モ
ジュール寸法の器体1の組立に使用される組立枠4を用
いて、3個モジュール寸法の器体30に一対の接触子挿
入口3,3が2組と接地用接触子挿入口41が2つ設け
られたコンセントの器体30を組み立てることができ、
組立枠4を共通に使用することができるために各モジュ
ール寸法毎に組立枠を用意するよりもコストダウンが図
れるという利点がある。なお、図24に示すように実施
形態2で説明した組立枠4…を用いてボディ30aとカ
バー30bを結合してもよく、この場合にはカバー30
bの係止爪32a,32aが不要となり、実施形態2と
同様の作用効果を奏することができる。
【0056】
【発明の効果】請求項1の発明は、合成樹脂製のボディ
とカバーを組み立てて形成される器体と、器体の内部に
納装されて外部の電線が接続される端子部と、ボディ及
びカバーにそれぞれ突設された組立用突部と、ボディ側
及びカバー側の組立用突部に係合してボディとカバーを
結合する組立枠とを備えたので、ボディとカバーが別部
品の組立枠で結合されるため、少なくともカバーをユリ
ア樹脂のような熱硬化性樹脂により形成することがで
き、その結果、表面硬度の強化により傷が付き難くでき
るとともにボディとカバーの結合強度が向上でき、特に
配線器具がコンセントの場合であれば耐トラッキング性
が向上でき、それと同時にコストダウンが図れるという
効果がある。
【0057】請求項2の発明は、組立枠が、ボディ側及
びカバー側の組立用突部を取り囲む矩形枠状に形成され
るとともに組立用突部に設けられた凹所に対向する部位
が凹所側にかしめられて成るので、請求項1の発明の効
果に加えて、組立枠によるボディとカバーの結合強度を
さらに向上させることができるという効果がある。
【0058】請求項3の発明は、組立枠が、一対の脚片
並びに両脚片を連結する連結片を有してボディ側及びカ
バー側の組立用突部を取り囲む形状に形成されるととも
に、各脚片の先端部が組立用突部に係合して成り、組立
枠の連結片を保持する保持部が器体に設けられたので、
請求項1の発明の効果に加えて、器体の保持部に組立枠
の連結片が保持されることにより、各脚片の先端部をか
しめて組立用突部に係合させるまでに組立枠が脱落する
ことがなく、器体の組立作業が容易になるという効果が
ある。
【0059】請求項4の発明は、器体の側面に突出して
取付枠の取付部に係止する係止爪が組立枠に設けられた
ので、請求項1の発明の効果に加えて、係止爪が器体に
設けられている従来例に比較して、施工時や使用時に加
わる外力に対して係止爪の強度が向上できるとともに、
器体を製造するための金型構造の簡易化と生産性の向上
が図れるという効果がある。
【0060】請求項5の発明は、取付枠の取付部に設け
られた係止部が係止する被係止溝が組立枠に設けられた
ので、請求項1の発明の効果に加えて、係止部を有する
金属製の取付枠にも簡単に取り付けることができるとい
う効果がある。
【0061】請求項6の発明は、組立枠が、取付枠の取
付部に3個並べて取り付けることができる器体に対応し
た寸法に形成されたので、請求項1の発明の効果に加え
て、取付枠の取付部に3個並べて取り付けることができ
る寸法(以下、「1個モジュール寸法」という)の器体
を備える場合と、1個モジュール寸法の2倍又は3倍、
すなわち2個モジュール寸法又は3個モジュール寸法の
器体を備える場合とで組立枠を共通に使用することがで
き、各モジュール寸法毎に組立枠を用意するよりもコス
トダウンが図れるという効果がある。
【0062】請求項7の発明は、カバーの前面に設けら
れ形状の異なる複数種の接触子が挿入される1乃至複数
の接触子挿入口と、接触子挿入口から挿入される複数種
の接触子と接触導通するとともに端子部と電気的に接続
され且つ器体の内部に納装される接触子受け部とを備え
たので、請求項1の発明の効果に加えて、平板状の栓刃
と導電ピン等のように互いに形状の異なる複数種の接触
子が接続可能であるとともに耐トラッキング性に優れた
コンセントが提供できるという効果がある。
【0063】請求項8の発明は、端子部が、電線と接続
される端子片と、この端子片に電線を圧接接続する鎖錠
ばねと、端子片と電線との接続を外すために鎖錠ばねを
圧接解除方向に撓ませる解除釦とを具備したので、請求
項1の発明の効果に加えて、ねじ式の構造に比較して充
電部が露出しないために施工上の安全性が確保でき、ま
た電線が容易且つ確実に接続できることから均一な結線
と省施工化が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す側面図である。
【図2】同上の一部破断した正面図である。
【図3】同上の背面図である。
【図4】同上の一部破断した側面図である。
【図5】同上におけるプレート枠並びに化粧プレートの
正面から見た斜視図である。
【図6】同上におけるプレート枠並びに化粧プレートの
背面から見た斜視図である。
【図7】同上におけるプレート枠に化粧プレートを取り
付けた状態を示し、(a)は正面図、(b)は一部破断
した側面図、(c)は側面断面図である。
【図8】同上のプレート枠への取付手順を説明するため
の説明図である。
【図9】同上のプレート枠への取付手順を説明するため
の説明図である。
【図10】同上における金属製の取付枠の斜視図であ
る。
【図11】実施形態2を示す側面図である。
【図12】同上の一部破断した正面図である。
【図13】同上の背面図である。
【図14】同上の一部破断した側面図である。
【図15】実施形態3を示す側面図である。
【図16】同上の一部破断した正面図である。
【図17】同上の背面図である。
【図18】同上の一部破断した側面図である。
【図19】実施形態4を示し、(a)は正面図、(b)
は側面図である。
【図20】同上の他の例を示し、(a)は正面図、
(b)は側面図である。
【図21】実施形態5を示し、(a)は正面図、(b)
は側面図である。
【図22】同上の他の例を示し、(a)は正面図、
(b)は側面図である。
【図23】実施形態6を示し、(a)は正面図、(b)
は側面図である。
【図24】同上の他の例を示し、(a)は正面図、
(b)は側面図である。
【図25】従来例を示し、(a)は正面図、(b)は側
面図である。
【符号の説明】
1 器体 1a ボディ 1b カバー 4 組立枠 8a,8b 組立用突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西岡 恭志 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5E086 CC45 DD03 DD16 DD19 DD35 HH02 HH23 JJ04 JJ11 LL04 LL13 LL14 LL16 LL20 5G357 CA10 CB04 CC01 CD01 CF05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製のボディとカバーを組み立て
    て形成される器体と、器体の内部に納装されて外部の電
    線が接続される端子部と、ボディ及びカバーにそれぞれ
    突設された組立用突部と、ボディ側及びカバー側の組立
    用突部に係合してボディとカバーを結合する組立枠とを
    備えたことを特徴とする配線器具
  2. 【請求項2】 組立枠は、ボディ側及びカバー側の組立
    用突部を取り囲む矩形枠状に形成されるとともに組立用
    突部に設けられた凹所に対向する部位が凹所側にかしめ
    られて成ることを特徴とする請求項1記載の配線器具。
  3. 【請求項3】 組立枠は、一対の脚片並びに両脚片を連
    結する連結片を有してボディ側及びカバー側の組立用突
    部を取り囲む形状に形成されるとともに、各脚片の先端
    部が組立用突部に係合して成り、組立枠の連結片を保持
    する保持部が器体に設けられたことを特徴とする請求項
    1記載の配線器具。
  4. 【請求項4】 器体の側面に突出して取付枠の取付部に
    係止する係止爪が組立枠に設けられたことを特徴とする
    請求項1記載の配線器具。
  5. 【請求項5】 取付枠の取付部に設けられた係止部が係
    止する被係止溝が組立枠に設けられたことを特徴とする
    請求項1記載の配線器具。
  6. 【請求項6】 組立枠は、取付枠の取付部に3個並べて
    取り付けることができる器体に対応した寸法に形成され
    たことを特徴とする請求項1記載の配線器具。
  7. 【請求項7】 カバーの前面に設けられ形状の異なる複
    数種の接触子が挿入される1乃至複数の接触子挿入口
    と、接触子挿入口から挿入される複数種の接触子と接触
    導通するとともに端子部と電気的に接続され且つ器体の
    内部に納装される接触子受け部とを備えたことを特徴と
    する請求項1記載の配線器具。
  8. 【請求項8】 端子部は、電線と接続される端子片と、
    この端子片に電線を圧接接続する鎖錠ばねと、端子片と
    電線との接続を外すために鎖錠ばねを圧接解除方向に撓
    ませる解除釦とを具備したことを特徴とする請求項1記
    載の配線器具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004032888A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Matsushita Electric Works Ltd 配線器具用プレート
US11333531B2 (en) 2015-07-22 2022-05-17 Cmr Surgical Limited Rotary encoder

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