JP2001035293A - ドアスイッチ装置 - Google Patents
ドアスイッチ装置Info
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- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H13/00—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
- H01H13/02—Details
- H01H13/04—Cases; Covers
- H01H13/06—Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof or flameproof casings
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- H01H13/00—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
- H01H13/02—Details
- H01H13/12—Movable parts; Contacts mounted thereon
- H01H13/14—Operating parts, e.g. push-button
- H01H13/18—Operating parts, e.g. push-button adapted for actuation at a limit or other predetermined position in the path of a body, the relative movement of switch and body being primarily for a purpose other than the actuation of the switch, e.g. door switch, limit switch, floor-levelling switch of a lift
- H01H13/183—Operating parts, e.g. push-button adapted for actuation at a limit or other predetermined position in the path of a body, the relative movement of switch and body being primarily for a purpose other than the actuation of the switch, e.g. door switch, limit switch, floor-levelling switch of a lift for actuation by moving a closing member, e.g. door, cover
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- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H9/00—Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
- H01H9/02—Bases, casings, or covers
- H01H9/04—Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof casings
- H01H2009/048—Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof casings using a sealing boot, e.g. the casing having separate elastic body surrounding the operating member and hermetically closing the opening for it
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- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
- Push-Button Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゴムキャップが移動子の出没方向とは異なる
方向にずれ変形することに起因する不具合を防止する。 【解決手段】 本体ケース12に、接点機構を動作させ
る移動子20を出没方向に移動可能に設ける。本体ケー
ス12の前面部に、ゴム製の防水キャップ23を移動子
20ぐるみ覆うように設ける。ドア31の閉塞時には、
そのドア31によりゴムキャップ23ごと移動子20が
押圧され、接点をオフし、ドア31の開放時には、その
押圧力が解除されて接点がオンする。移動子20を、柔
軟性ある材料である熱可塑性ポリエステルエラストマー
から構成する。これにて、移動子20の先端部が、ゴム
キャップ23の、移動子20の上下方向のずれに追従し
て弾性変形するようになる。
方向にずれ変形することに起因する不具合を防止する。 【解決手段】 本体ケース12に、接点機構を動作させ
る移動子20を出没方向に移動可能に設ける。本体ケー
ス12の前面部に、ゴム製の防水キャップ23を移動子
20ぐるみ覆うように設ける。ドア31の閉塞時には、
そのドア31によりゴムキャップ23ごと移動子20が
押圧され、接点をオフし、ドア31の開放時には、その
押圧力が解除されて接点がオンする。移動子20を、柔
軟性ある材料である熱可塑性ポリエステルエラストマー
から構成する。これにて、移動子20の先端部が、ゴム
キャップ23の、移動子20の上下方向のずれに追従し
て弾性変形するようになる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動子の先端部に
被せられる防水用のゴムキャップを備えるドアスイッチ
装置に関する。
被せられる防水用のゴムキャップを備えるドアスイッチ
装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば自動車のドアの
開閉に応じてルームランプを点灯,消灯させるためのド
アスイッチ装置(カーテシランプスイッチ)は、図4な
いし図6に一部を示すように、ほぼ円筒状をなし前面部
にフランジ部1aを有する本体ケース1に、その開口部
1bを貫通するようにして、例えばガラス入ナイロン等
の硬質プラスチック製の移動子2が出没方向(図で左右
方向)に移動可能に設けられている。そして、前記フラ
ンジ部1aの前面部には、前記移動子2の先端部に被せ
られるようにして、円筒キャップ状をなす防水用のゴム
キャップ3が取付けられるようになっている。
開閉に応じてルームランプを点灯,消灯させるためのド
アスイッチ装置(カーテシランプスイッチ)は、図4な
いし図6に一部を示すように、ほぼ円筒状をなし前面部
にフランジ部1aを有する本体ケース1に、その開口部
1bを貫通するようにして、例えばガラス入ナイロン等
の硬質プラスチック製の移動子2が出没方向(図で左右
方向)に移動可能に設けられている。そして、前記フラ
ンジ部1aの前面部には、前記移動子2の先端部に被せ
られるようにして、円筒キャップ状をなす防水用のゴム
キャップ3が取付けられるようになっている。
【0003】この場合、前記移動子2は、本体ケース1
内のばねにより突出方向に付勢されており、ドア4の開
放時には、図4に示す突出位置に位置され、ドア4が閉
塞されると、図5に示すように、該ドア4によって前記
ゴムキャップ3ごと押圧されて没入位置に変位する。こ
れにより、ドア4の開閉に応じた移動子2の突出位置と
没入位置との変位によって、本体ケース1内の接点機構
が動作されるようになっているのである。尚、前記ゴム
キャップ3は、軸方向に山,谷を有したいわば蛇腹形状
をなし、中間の山部(径大部)が折目とされてその折目
部の屈伸により移動子2の出没方向に容易に弾性変形す
るようになっている。
内のばねにより突出方向に付勢されており、ドア4の開
放時には、図4に示す突出位置に位置され、ドア4が閉
塞されると、図5に示すように、該ドア4によって前記
ゴムキャップ3ごと押圧されて没入位置に変位する。こ
れにより、ドア4の開閉に応じた移動子2の突出位置と
没入位置との変位によって、本体ケース1内の接点機構
が動作されるようになっているのである。尚、前記ゴム
キャップ3は、軸方向に山,谷を有したいわば蛇腹形状
をなし、中間の山部(径大部)が折目とされてその折目
部の屈伸により移動子2の出没方向に容易に弾性変形す
るようになっている。
【0004】ところで、ドア4は、自動車のボディに対
して僅かではあるが上下にがたがあり、ドア4の閉塞状
態で自動車の走行時に上下に振動したり、ドア4の開閉
時に僅かに上下にずれる事情がある。従来のドアスイッ
チ装置では、ドア4の上下のがたや振動によって、図6
に示すように、先端面がドア4に密着されているゴムキ
ャップ3が追従して上下方向にずれ動き、折目の屈曲状
態で上下方向へ歪んだ如き変形を起こすことがある。
して僅かではあるが上下にがたがあり、ドア4の閉塞状
態で自動車の走行時に上下に振動したり、ドア4の開閉
時に僅かに上下にずれる事情がある。従来のドアスイッ
チ装置では、ドア4の上下のがたや振動によって、図6
に示すように、先端面がドア4に密着されているゴムキ
ャップ3が追従して上下方向にずれ動き、折目の屈曲状
態で上下方向へ歪んだ如き変形を起こすことがある。
【0005】しかしながら、このようにゴムキャップ3
が上下にずれ変形を起こすと、ゴムが密着して、ドア4
が開放されたにもかかわらず元の形状に戻らず、ひいて
は移動子2のスムーズな動作を阻害したり、また、ゴム
キャップ3のみが変位されるので、移動子2との間の摩
擦によりゴムキャップ3に破れが発生したりする不具合
があった。
が上下にずれ変形を起こすと、ゴムが密着して、ドア4
が開放されたにもかかわらず元の形状に戻らず、ひいて
は移動子2のスムーズな動作を阻害したり、また、ゴム
キャップ3のみが変位されるので、移動子2との間の摩
擦によりゴムキャップ3に破れが発生したりする不具合
があった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、移動子の先端部に防水用のゴムキャッ
プが被せられるものにあって、ゴムキャップが移動子の
出没方向とは異なる方向にずれ変形することに起因する
不具合を効果的に防止することができるドアスイッチ装
置を提供するにある。
で、その目的は、移動子の先端部に防水用のゴムキャッ
プが被せられるものにあって、ゴムキャップが移動子の
出没方向とは異なる方向にずれ変形することに起因する
不具合を効果的に防止することができるドアスイッチ装
置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のドアスイッチ装
置は、本体ケースの前面部に、ドアの開閉により出没移
動し接点機構を動作させる移動子を備えると共に、その
移動子の先端部に被せられる防水用のゴムキャップを備
えるものにあって、前記移動子を柔軟性ある材料から構
成し、その出没方向とは異なる方向のゴムキャップのず
れに追従できるように構成したところに特徴を有する
(請求項1の発明)。
置は、本体ケースの前面部に、ドアの開閉により出没移
動し接点機構を動作させる移動子を備えると共に、その
移動子の先端部に被せられる防水用のゴムキャップを備
えるものにあって、前記移動子を柔軟性ある材料から構
成し、その出没方向とは異なる方向のゴムキャップのず
れに追従できるように構成したところに特徴を有する
(請求項1の発明)。
【0008】これによれば、ドアの閉塞時の振動やずれ
に伴い、ゴムキャップが例えば上下方向にずれ変形した
場合、移動子はそのゴムキャップの変形に追従して上下
方向に弾性変形し、ドアの開放時には、移動子の戻り変
形により、ゴムキャップが追従して容易に元の状態に戻
されるようになる。従って、ゴムキャップが元の形状に
戻らなくなる等の不具合を防止することができる。
に伴い、ゴムキャップが例えば上下方向にずれ変形した
場合、移動子はそのゴムキャップの変形に追従して上下
方向に弾性変形し、ドアの開放時には、移動子の戻り変
形により、ゴムキャップが追従して容易に元の状態に戻
されるようになる。従って、ゴムキャップが元の形状に
戻らなくなる等の不具合を防止することができる。
【0009】この場合、前記移動子の材質としては、ゴ
ムの如き柔軟性や弾性と、硬質プラスチックの如き物理
的強度や成形性とを兼ね備えた材料から構成することが
望ましく、熱可塑性ポリエステルエラストマーが好適す
る(請求項2の発明)。より具体的には、熱可塑性ポリ
エステルエラストマーとして、東レ・デュポン(株)製
の「ハイトレル(商標)」を採用することができる。
ムの如き柔軟性や弾性と、硬質プラスチックの如き物理
的強度や成形性とを兼ね備えた材料から構成することが
望ましく、熱可塑性ポリエステルエラストマーが好適す
る(請求項2の発明)。より具体的には、熱可塑性ポリ
エステルエラストマーとして、東レ・デュポン(株)製
の「ハイトレル(商標)」を採用することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につい
て、図1ないし図3を参照しながら説明する。図2及び
図3は、本実施例に係るドアスイッチ装置11の全体構
成を示し、ここで、プラスチック製の本体ケース12
は、ほぼ円筒状をなすと共に、その先端面部(図では左
端面部)に、後述する移動子が貫通する開口12aを有
している。また、本体ケース12の先端部には、外周方
向にほぼ菱形に広がり、2個の取付用の孔13aを有す
るフランジ部13が一体に形成されている。
て、図1ないし図3を参照しながら説明する。図2及び
図3は、本実施例に係るドアスイッチ装置11の全体構
成を示し、ここで、プラスチック製の本体ケース12
は、ほぼ円筒状をなすと共に、その先端面部(図では左
端面部)に、後述する移動子が貫通する開口12aを有
している。また、本体ケース12の先端部には、外周方
向にほぼ菱形に広がり、2個の取付用の孔13aを有す
るフランジ部13が一体に形成されている。
【0011】図2に示すように、この本体ケース12内
には、内面に一対の固定コンタクトプレート14,15
を有するインシュレータ16が固着されている。前記各
固定コンタクトプレート14,15は、インシュレータ
16の図で右端面を貫通して延び、ケーブルタイ17を
介してリード線18,19に接続されている。
には、内面に一対の固定コンタクトプレート14,15
を有するインシュレータ16が固着されている。前記各
固定コンタクトプレート14,15は、インシュレータ
16の図で右端面を貫通して延び、ケーブルタイ17を
介してリード線18,19に接続されている。
【0012】そして、この本体ケース12内(インシュ
レータ16内)には、移動子20が設けられる。この移
動子20は、図2で左右方向に延び、先端側(左端側)
が径小とされると共に、その右側が右端で開口する円筒
キャップ状とされており、前記開口12aを貫通して出
没方向(左右方向)に移動可能に設けられている。この
移動子20内には、板ばね製の可動コンタクト21が設
けられている。この可動コンタクト21は、移動子20
の周壁部に形成された開口20aから図2で上方に突出
して前記固定コンタクトプレート14に接離する接点部
21aと、移動子20の周壁部に形成された開口20b
から図で下方に突出して前記固定コンタクトプレート1
5に常時接触する接点部21bを有している。これに
て、接点機構が構成されている。
レータ16内)には、移動子20が設けられる。この移
動子20は、図2で左右方向に延び、先端側(左端側)
が径小とされると共に、その右側が右端で開口する円筒
キャップ状とされており、前記開口12aを貫通して出
没方向(左右方向)に移動可能に設けられている。この
移動子20内には、板ばね製の可動コンタクト21が設
けられている。この可動コンタクト21は、移動子20
の周壁部に形成された開口20aから図2で上方に突出
して前記固定コンタクトプレート14に接離する接点部
21aと、移動子20の周壁部に形成された開口20b
から図で下方に突出して前記固定コンタクトプレート1
5に常時接触する接点部21bを有している。これに
て、接点機構が構成されている。
【0013】この移動子20は、その中空部内に形成さ
れた突起部20cと、前記インシュレータ16に設けら
れた突起部16aとの間に両端部が嵌挿されて設けられ
たコイルばね22により、突出方向(図で左方)に常時
付勢されている。これにて、図2に示すように、外部よ
り操作力を受けていない状態では、移動子20はその先
端が本体ケース12から大きく突出し、可動コンタクト
21の接点部21aが固定コンタクトプレート14に接
して両固定コンタクトプレート14,15間を導通状態
としている。
れた突起部20cと、前記インシュレータ16に設けら
れた突起部16aとの間に両端部が嵌挿されて設けられ
たコイルばね22により、突出方向(図で左方)に常時
付勢されている。これにて、図2に示すように、外部よ
り操作力を受けていない状態では、移動子20はその先
端が本体ケース12から大きく突出し、可動コンタクト
21の接点部21aが固定コンタクトプレート14に接
して両固定コンタクトプレート14,15間を導通状態
としている。
【0014】これに対し、移動子20が図で左方からの
押圧力を受けると、ばね力に抗して没入方向に移動す
る。すると、接点部21aが固定コンタクトプレート1
4から離間して固定コンタクトプレート14,15間の
電気的接続が切れるようになっている。押圧力が解除さ
れると、コイルばね22のばね力により、移動子20は
突出方向に移動し、再び固定コンタクトプレート14,
15間が導通状態とされるようになっている。
押圧力を受けると、ばね力に抗して没入方向に移動す
る。すると、接点部21aが固定コンタクトプレート1
4から離間して固定コンタクトプレート14,15間の
電気的接続が切れるようになっている。押圧力が解除さ
れると、コイルばね22のばね力により、移動子20は
突出方向に移動し、再び固定コンタクトプレート14,
15間が導通状態とされるようになっている。
【0015】そして、前記本体ケース12の前面部に
は、防水用のゴムキャップ23が設けられている。この
ゴムキャップ23は、円筒キャップ状をなすと共に、そ
の開口部(図で右端部)周囲にフランジ状部23aを有
した形状をなし、本体ケース12の前面の前記移動子2
0の先端部に被せられる(移動子20の先端面がゴムキ
ャップ23の内面に接する)ようにして、取付板24に
より本体ケース12のフランジ部13に取付けられてい
る。このゴムキャップ23は、軸方向中間の径大部が折
目とされた如きいわば蛇腹形状をなし、その径大部の屈
伸により移動子20の出没方向に容易に伸縮変形するよ
うになっている。
は、防水用のゴムキャップ23が設けられている。この
ゴムキャップ23は、円筒キャップ状をなすと共に、そ
の開口部(図で右端部)周囲にフランジ状部23aを有
した形状をなし、本体ケース12の前面の前記移動子2
0の先端部に被せられる(移動子20の先端面がゴムキ
ャップ23の内面に接する)ようにして、取付板24に
より本体ケース12のフランジ部13に取付けられてい
る。このゴムキャップ23は、軸方向中間の径大部が折
目とされた如きいわば蛇腹形状をなし、その径大部の屈
伸により移動子20の出没方向に容易に伸縮変形するよ
うになっている。
【0016】一方、前記本体ケース3の図で右側部位に
は、弾性を有する材料例えばゴム製の防水カバー25が
設けられている。この防水カバー25は、図2で左方に
開放したほぼ円筒状をなし、その左半部を前記本体ケー
ス12に気密状態に被せるように嵌め込んで取付けられ
ている。図3に示すように、前記リード線18,19
は、この防水カバー25の下部に突出する導出部26を
気密状態に通って外部に導出されている。
は、弾性を有する材料例えばゴム製の防水カバー25が
設けられている。この防水カバー25は、図2で左方に
開放したほぼ円筒状をなし、その左半部を前記本体ケー
ス12に気密状態に被せるように嵌め込んで取付けられ
ている。図3に示すように、前記リード線18,19
は、この防水カバー25の下部に突出する導出部26を
気密状態に通って外部に導出されている。
【0017】また、防水カバー25の図で右端面部に
は、貫通穴25aが形成され、この貫通穴25a内に気
密状態に嵌込まれるようにして、プラスチック製のブッ
シュ27が設けられている。このブッシュ27は、防水
カバー25(本体ケース12)の内外を連通させる通気
孔27aを有し、この通気孔27aを塞ぐようにして、
例えばゴアテックスフィルム等の通気性及び非通水性を
有するフィルム28が設けられている。これにて、防水
カバー25を含む本体ケース1内への水分の侵入が防止
されつつ、フィルム28を通して空気の一定の流通が図
られるようになっている。
は、貫通穴25aが形成され、この貫通穴25a内に気
密状態に嵌込まれるようにして、プラスチック製のブッ
シュ27が設けられている。このブッシュ27は、防水
カバー25(本体ケース12)の内外を連通させる通気
孔27aを有し、この通気孔27aを塞ぐようにして、
例えばゴアテックスフィルム等の通気性及び非通水性を
有するフィルム28が設けられている。これにて、防水
カバー25を含む本体ケース1内への水分の侵入が防止
されつつ、フィルム28を通して空気の一定の流通が図
られるようになっている。
【0018】さらに、前記防水カバー25には、前記移
動子20の移動に伴う前記本体ケース内12の圧力変化
に応じて膨張,収縮方向に弾性変形する圧力変化吸収部
29が設けられている。この圧力変化吸収部29は、防
水カバー25の図2で右半部部分の両側面部を、他の部
分よりも薄肉に形成することにより形成される。
動子20の移動に伴う前記本体ケース内12の圧力変化
に応じて膨張,収縮方向に弾性変形する圧力変化吸収部
29が設けられている。この圧力変化吸収部29は、防
水カバー25の図2で右半部部分の両側面部を、他の部
分よりも薄肉に形成することにより形成される。
【0019】これにより、防水カバー25全体としての
一定の剛性を確保しながらも、本体ケース12内が負圧
になったときには、圧力変化吸収部29が、図2に二点
鎖線で示すように収縮する方向に弾性変形することによ
り、内部の圧力変化が吸収され、負圧状態が解消するに
つれて、圧力変化吸収部29が膨張方向に戻り変形する
ようになっている。また、このとき、本体ケース12と
防水カバー25との間には、前記圧力変化吸収部29の
圧縮変形を許容する空間部30が設けられており、圧力
変化吸収部29の圧縮方向の弾性変形が容易且つ速やか
に行なわれるようになっている。
一定の剛性を確保しながらも、本体ケース12内が負圧
になったときには、圧力変化吸収部29が、図2に二点
鎖線で示すように収縮する方向に弾性変形することによ
り、内部の圧力変化が吸収され、負圧状態が解消するに
つれて、圧力変化吸収部29が膨張方向に戻り変形する
ようになっている。また、このとき、本体ケース12と
防水カバー25との間には、前記圧力変化吸収部29の
圧縮変形を許容する空間部30が設けられており、圧力
変化吸収部29の圧縮方向の弾性変形が容易且つ速やか
に行なわれるようになっている。
【0020】さて、前記移動子20は、柔軟性ある材料
である熱可塑性ポリエステルエラストマーから構成され
ている。この場合、この材料として、東レ・デュポン
(株)製の「ハイトレル(商標)」が採用されている。
これにより、後の作用説明にて述べるように、移動子2
0の先端部が、前記ゴムキャップ23の、該移動子20
の出没方向(図で左右方向)とは異なる方向である上下
方向のずれに追従して弾性変形するようになっているの
である。
である熱可塑性ポリエステルエラストマーから構成され
ている。この場合、この材料として、東レ・デュポン
(株)製の「ハイトレル(商標)」が採用されている。
これにより、後の作用説明にて述べるように、移動子2
0の先端部が、前記ゴムキャップ23の、該移動子20
の出没方向(図で左右方向)とは異なる方向である上下
方向のずれに追従して弾性変形するようになっているの
である。
【0021】次に、上記構成の作用について述べる。上
記のように構成されたドアスイッチ装置11は、例えば
自動車のドア31の開閉を検出するためのスイッチとし
て自動車のボディに組込まれる。この場合、図示はしな
いが、このドアスイッチ装置11は、例えばルームラン
プ(ドアランプ)の通電路中に直列に挿設され、図1に
示すように、ドア31の閉塞時には、そのドア31によ
り移動子20が押圧されることにより接点をオフしてル
ームランプを消灯し、図2に示すように、ドア31の開
放時には、移動子20への押圧力が解除されて接点がオ
ンし、ルームランプを点灯させるようになっている。
記のように構成されたドアスイッチ装置11は、例えば
自動車のドア31の開閉を検出するためのスイッチとし
て自動車のボディに組込まれる。この場合、図示はしな
いが、このドアスイッチ装置11は、例えばルームラン
プ(ドアランプ)の通電路中に直列に挿設され、図1に
示すように、ドア31の閉塞時には、そのドア31によ
り移動子20が押圧されることにより接点をオフしてル
ームランプを消灯し、図2に示すように、ドア31の開
放時には、移動子20への押圧力が解除されて接点がオ
ンし、ルームランプを点灯させるようになっている。
【0022】このとき、図1に示すように、ドア31に
よる移動子20の押圧は、ゴムキャップ23ごと(ゴム
キャップ23越しに)行なわれ、ドア31の閉塞時に
は、ゴムキャップ23はその径大部(折目部分)が屈曲
した状態、つまり移動子20の軸方向につぶされた如き
状態とされる。また、ドア31の開放時には、図2に示
すように、ゴムキャップ23はその折目部分がそれより
も伸びた(鈍角となった)状態に戻されるようになる。
尚、このゴムキャップ23により、例えば水や塵埃など
が、本体ケース12の開口12aから内部に侵入して接
点機構などに悪影響を及ぼすことを防止することができ
ることは勿論である。
よる移動子20の押圧は、ゴムキャップ23ごと(ゴム
キャップ23越しに)行なわれ、ドア31の閉塞時に
は、ゴムキャップ23はその径大部(折目部分)が屈曲
した状態、つまり移動子20の軸方向につぶされた如き
状態とされる。また、ドア31の開放時には、図2に示
すように、ゴムキャップ23はその折目部分がそれより
も伸びた(鈍角となった)状態に戻されるようになる。
尚、このゴムキャップ23により、例えば水や塵埃など
が、本体ケース12の開口12aから内部に侵入して接
点機構などに悪影響を及ぼすことを防止することができ
ることは勿論である。
【0023】しかして、前記ドア31は、自動車のボデ
ィに対して僅かではあるが上下にがたがあり、ドア31
の閉塞状態で自動車の走行時に上下に振動したり、ドア
31の開閉時に僅かに上下にずれる事情がある。このた
め、図1に二点鎖線でやや誇張して示すように、先端面
がドア31に密着されているゴムキャップ23が、ドア
31の上下のずれに追従して、移動子20の出没方向と
は異なる方向である上下方向(図では下方)にずれ動
き、折目の屈曲状態で上下方向へ歪んだ如き変形を起こ
すことがある。
ィに対して僅かではあるが上下にがたがあり、ドア31
の閉塞状態で自動車の走行時に上下に振動したり、ドア
31の開閉時に僅かに上下にずれる事情がある。このた
め、図1に二点鎖線でやや誇張して示すように、先端面
がドア31に密着されているゴムキャップ23が、ドア
31の上下のずれに追従して、移動子20の出没方向と
は異なる方向である上下方向(図では下方)にずれ動
き、折目の屈曲状態で上下方向へ歪んだ如き変形を起こ
すことがある。
【0024】ところが、本実施例では、前記移動子20
は柔軟性を有しているので、移動子20の先端部分が上
記ゴムキャップ23の上下の変形に追従して、二点鎖線
でやや誇張して示すように、上下方向に弾性変形するよ
うになる。そして、ドア31の開放時には、移動子20
が実線の状態に戻り変形するようになり、ゴムキャップ
23がそれに追従して容易に元の状態に戻されるように
なる。
は柔軟性を有しているので、移動子20の先端部分が上
記ゴムキャップ23の上下の変形に追従して、二点鎖線
でやや誇張して示すように、上下方向に弾性変形するよ
うになる。そして、ドア31の開放時には、移動子20
が実線の状態に戻り変形するようになり、ゴムキャップ
23がそれに追従して容易に元の状態に戻されるように
なる。
【0025】従って、本実施例によれば、ドア31の上
下のがたや振動によって、ゴムキャップ23が上下方向
にずれ変形することがあっても、ドア31が開放された
ときには、ゴムキャップ23が確実に元の形状に戻るよ
うになるので、ゴム同士が密着してドア4が開放されて
も元の形状に戻らずに移動子3のスムーズな動作を阻害
したり、移動子2との間の摩擦によりゴムキャップ3に
破れが発生したりする虞のあった従来のものと異なり、
ゴムキャップ23が移動子20の出没方向とは異なる方
向にずれ変形することに起因する不具合を効果的に防止
することができるという優れた効果を得ることができる
ものである。
下のがたや振動によって、ゴムキャップ23が上下方向
にずれ変形することがあっても、ドア31が開放された
ときには、ゴムキャップ23が確実に元の形状に戻るよ
うになるので、ゴム同士が密着してドア4が開放されて
も元の形状に戻らずに移動子3のスムーズな動作を阻害
したり、移動子2との間の摩擦によりゴムキャップ3に
破れが発生したりする虞のあった従来のものと異なり、
ゴムキャップ23が移動子20の出没方向とは異なる方
向にずれ変形することに起因する不具合を効果的に防止
することができるという優れた効果を得ることができる
ものである。
【0026】尚、本発明は上記した一実施例に限定され
るものではなく、例えば移動子の材質としては、熱可塑
性ポリエステルエラストマーに限定されず、同様の機能
を果たせるものであれば様々な材料を適用することがで
き、また、接点機構や防水カバー等の構成についても種
々の変形が可能であるなど、要旨を逸脱しない範囲内で
適宜変更して実施し得るものである。
るものではなく、例えば移動子の材質としては、熱可塑
性ポリエステルエラストマーに限定されず、同様の機能
を果たせるものであれば様々な材料を適用することがで
き、また、接点機構や防水カバー等の構成についても種
々の変形が可能であるなど、要旨を逸脱しない範囲内で
適宜変更して実施し得るものである。
【0027】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
のドアスイッチ装置によれば、移動子の先端部に防水用
のゴムキャップが被せられるものにあって、移動子を柔
軟性ある材料から構成し、その出没方向とは異なる方向
のゴムキャップのずれに追従できるように構成したの
で、ゴムキャップが移動子の出没方向とは異なる方向に
ずれ変形することに起因する不具合を効果的に防止する
ことができるという優れた効果を奏する。
のドアスイッチ装置によれば、移動子の先端部に防水用
のゴムキャップが被せられるものにあって、移動子を柔
軟性ある材料から構成し、その出没方向とは異なる方向
のゴムキャップのずれに追従できるように構成したの
で、ゴムキャップが移動子の出没方向とは異なる方向に
ずれ変形することに起因する不具合を効果的に防止する
ことができるという優れた効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例を示すもので、ドアの閉塞状
態におけるドアスイッチ装置の先端部分の縦断側面図
態におけるドアスイッチ装置の先端部分の縦断側面図
【図2】ドアスイッチ装置の全体の横断平面図
【図3】ドアスイッチ装置の外観を示す側面図
【図4】従来例を示すもので、ドアの開放状態における
ドアスイッチ装置の先端部分の縦断側面図
ドアスイッチ装置の先端部分の縦断側面図
【図5】ドアの閉塞状態におけるドアスイッチ装置の先
端部分の縦断側面図
端部分の縦断側面図
【図6】ゴムキャップが上下方向に変形した様子を示す
図5相当図
図5相当図
図面中、11はドアスイッチ装置、12は本体ケース、
20は移動子、23はゴムキャップ、31はドアを示
す。
20は移動子、23はゴムキャップ、31はドアを示
す。
Claims (2)
- 【請求項1】 本体ケースの前面部に、ドアの開閉によ
り出没移動し接点機構を動作させる移動子を備えると共
に、前記移動子の先端部に被せられる防水用のゴムキャ
ップを備えるドアスイッチ装置において、 前記移動子を柔軟性ある材料から構成し、その出没方向
とは異なる方向の前記ゴムキャップのずれに追従できる
ように構成したことを特徴とするドアスイッチ装置。 - 【請求項2】 前記移動子は、熱可塑性ポリエステルエ
ラストマーからなることを特徴とする請求項1記載のド
アスイッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11201562A JP2001035293A (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | ドアスイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11201562A JP2001035293A (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | ドアスイッチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001035293A true JP2001035293A (ja) | 2001-02-09 |
Family
ID=16443120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11201562A Pending JP2001035293A (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | ドアスイッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001035293A (ja) |
-
1999
- 1999-07-15 JP JP11201562A patent/JP2001035293A/ja active Pending
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