JP2001035219A - 太陽光採光システム - Google Patents

太陽光採光システム

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JP2001035219A
JP2001035219A JP11206274A JP20627499A JP2001035219A JP 2001035219 A JP2001035219 A JP 2001035219A JP 11206274 A JP11206274 A JP 11206274A JP 20627499 A JP20627499 A JP 20627499A JP 2001035219 A JP2001035219 A JP 2001035219A
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JP
Japan
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sunlight
light
transmission duct
transmission
lighting system
Prior art date
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Application number
JP11206274A
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English (en)
Inventor
保夫 ▲高▼瀬
Yasuo Takase
Kazuo Takahashi
一夫 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 採光部にて取り込まれた太陽光を遠方まで伝
送できるようにすること。 【解決手段】 採光部11にて取り込まれた太陽光を伝
送ダクト12内へ導き、この伝送ダクトに設けられた出
射部13から太陽光を出射させる太陽光採光システム1
0において、上記採光部には、太陽光を分光し、かつこ
の分光された太陽光の伝送方向を伝送ダクトの軸方向と
ほぼ一致させるプリズム14A及び14Bが設けられ、
出射部には、分光された太陽光を散乱して自然光とする
拡散板16が具備されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽光を取り込ん
で照明の光源とする太陽光採光システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、太陽の位置データに基づき2枚の
プリズムを移動させて太陽を追尾し、太陽光を取り込ん
で常に真下に出射する太陽光採光システムが提案されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の太陽
光採光システムでは、プリズムから、分光された太陽光
(虹色の光)が出射されるため、プリズムの下方に拡散
板(配光板)を配置して、プリズムにより分光された太
陽光を散乱させて自然光としている。
【0004】このため、太陽光採光システムから出射さ
れる太陽光の伝送距離が短くなり、太陽光を遠方まで伝
送することができない。
【0005】本発明の目的は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、採光部にて取り込まれた太陽光を遠
方まで伝送できる太陽光採光システムを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、採光部にて取り込まれた太陽光を伝送ダクト内へ導
き、この伝送ダクトに設けられた出射部から太陽光を出
射させる太陽光採光システムにおいて、上記採光部に
は、太陽光を分光し、且つこの分光された太陽光の伝送
方向を上記伝送ダクトの軸方向と略一致させるプリズム
が設けられ、上記出射部には、分光された太陽光を散乱
して自然光とする拡散部材が具備されたことを特徴とす
るものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記伝送ダクトの内周面には、分光さ
れた太陽光を全反射可能なプリズムシートが貼着された
ことを特徴とするものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、上記出射部は伝送ダクトの軸
方向に沿って複数設置され、採光部から離れた位置にあ
るものほど面積が大きくなるよう構成されたことを特徴
とするものである。
【0009】請求項1に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0010】太陽光が、採光部のプリズムにより分光さ
れるとともに、伝送ダクトの軸方向と略一致して伝送ダ
クト内で伝送されることから、分光された太陽光を遠方
まで伝送することができる。
【0011】しかも、この遠方まで伝送された分光され
た太陽光を、出射部にて散乱して自然光として出射させ
ることができる。
【0012】請求項2に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0013】伝送ダクトの内周面にプリズムシートが貼
着され、このプリズムシートが伝送ダクト内に導入され
た分光された太陽光を全反射することから、この全反射
によっても、分光された太陽光を伝送ダクト内で遠方ま
で伝送することができる。
【0014】請求項3に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0015】伝送ダクト内を伝送する光の伝送光量は、
伝送ダクト内での光の反射回数が多いほど減少する。出
射部の面積が、採光部に近い位置にある出射部ほど小さ
く、採光部から離れた位置にある出射部ほど大きく設け
られたことから、各出射部から出射される太陽光(自然
光)の出射光束がほぼ均一となって、各出射部における
照度をほぼ均一化できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。
【0017】図1は、本発明に係る太陽光採光システム
の一実施の形態を示す構成図である。
【0018】この図1に示すように、太陽光採光システ
ム10は、太陽光を取り込む採光部11と、この採光部
11にて取り込まれた太陽光を内部へ導いて伝送する伝
送ダクト12と、この伝送ダクト12に設置されて太陽
光を室内等へ出射する出射部13とを有して構成され
る。
【0019】上記採光部11は、2枚のプリズム14A
及び14Bが上下に配置され、これらのプリズム14A
及び14Bを、透明材質からなるドーム15が覆うこと
によって構成される。この採光部11は、例えば建築物
の屋根などに設置される。プリズム14A及び14B
は、太陽光の位置データに基づき太陽光に追尾して駆動
され、太陽光を分光するとともに、この分光された太陽
光(虹色の光)を真下、つまり伝送ダクト12の軸方向
とほぼ一致した方向に伝送させる。
【0020】上記伝送ダクト12は、図2及び図3に示
すように、軸を直線とする円筒形状の拡散板16から構
成され、内周面にプリズムシート17が貼着されてい
る。このプリズムシート17が貼着されていない部分が
前記出射部13であり、この出射部13は、伝送ダクト
12の軸方向に沿って複数設置される。
【0021】プリズムシート17は、拡散板16よりも
屈折率の大きな透明のアクリルまたはポリカーボネート
などにより構成される。このプリズムシート17は、伝
送ダクト12内に導入された分光された太陽光のうち、
伝送ダクト12の軸に対し傾斜した光を図2に示すよう
に全反射させて、全体として伝送ダクト12にそって伝
送させるものである。
【0022】拡散部材としての拡散板16から構成され
る出射部13は、伝送ダクト12内に伝送される分光さ
れた太陽光(虹色の光)を散乱して自然光とし、室内な
どへ出射するものである。
【0023】この出射部13は、図3に示すように、採
光部11に近い位置にあるものほどその面積が小さく、
採光部11から離れた位置にあるものほどその面積が大
きくなるよう構成されている。伝送ダクト12内を伝送
する光の伝送光量は、伝送ダクト12内でプリズムシー
ト17により全反射される光の反射回数が多くなるほど
減少する。このため、採光部11から離れた位置にある
出射部13ほどその面積を大きくすることによって、各
出射部13から出射される光の出射光束がほぼ同一程度
となり各出射部13における照度をほぼ均一化できる。
【0024】このように、各出射部13の照度をほぼ均
一化できることにより、太陽光が直接あたらない北側の
部屋、地下室、倉庫または階段などに昼光を導入して照
度を確保でき、省エネルギーを実現できる。
【0025】上記実施の形態の太陽光採光システム10
によれば、次の効果〜を奏する。
【0026】太陽光が、採光部11のプリズム14A
及び14Bにより分光されるとともに、伝送ダクト12
の軸方向とほぼ一致して伝送ダクト12内で伝送される
ことから、分光された太陽光を遠方まで伝送することが
できる。
【0027】伝送ダクト12内で遠方まで伝送された
分光された太陽光を、出射部13にて散乱して自然光と
して出射させることができる。
【0028】伝送ダクト12の内周面にプリズムシー
ト17が貼着され、このプリズムシート17が伝送ダク
ト12内に導入された分光された太陽光を全反射するこ
とから、この全反射によっても、分光された太陽光を伝
送ダクト12内で遠方まで伝送することができる。
【0029】伝送ダクト12内を伝送する光の伝送光
量は、伝送ダクト12内のプリズムシート17による光
の反射回数が多いほど減少する。出射部13の面積が、
採光部11に近い位置にある出射部13ほど小さく、採
光部11から離れた位置にある出射部13ほど大きく設
けられたことから、各出射部13から出射される太陽光
(自然光)の出射光束がほぼ均一となって、各出射部1
3における照度をほぼ均一化できる。
【0030】以上、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、伝送ダクト12の内周面にプリズムシート17
を貼着しないものであっても良い。また、アクリルなど
の透明材料からなる円筒体の適宜位置に散乱板を嵌装し
て出射部とし、上記円筒体の内周面に、出射部を除い
て、プリズムシートを必要に応じて貼着してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る太陽光採光
システムによれば、太陽光を伝送ダクト内へ導く採光部
には、太陽光を分光し、且つこの分光された太陽光の伝
送方向を伝送ダクトの軸方向とほぼ一致させるプリズム
が設けられ、伝送ダクトから太陽光を出射する出射部に
は、分光された太陽光を散乱して自然光とする拡散部材
が具備されたことから、採光部にて取り込まれた太陽光
を遠方まで伝送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る太陽光採光システムの一実施の形
態を示す構成図である。
【図2】図1のII部拡大断面図である。
【図3】(A)、(B)、(C)は、図1のA−A線、
B−B線、C−C線にそれぞれ沿う断面図である。
【符号の説明】
10 太陽光採光システム 11 採光部 12 伝送ダクト 13 出射部 14A、14B プリズム 16 拡散板(拡散部材) 17 プリズムシート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 採光部にて取り込まれた太陽光を伝送ダ
    クト内へ導き、この伝送ダクトに設けられた出射部から
    太陽光を出射させる太陽光採光システムにおいて、 上記採光部には、太陽光を分光し、且つこの分光された
    太陽光の伝送方向を上記伝送ダクトの軸方向と略一致さ
    せるプリズムが設けられ、 上記出射部には、分光された太陽光を散乱して自然光と
    する拡散部材が具備されたことを特徴とする太陽光採光
    システム。
  2. 【請求項2】 上記伝送ダクトの内周面には、分光され
    た太陽光を全反射可能なプリズムシートが貼着されたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の太陽光採光システム。
  3. 【請求項3】 上記出射部は伝送ダクトの軸方向に沿っ
    て複数設置され、採光部から離れた位置にあるものほど
    面積が大きくなるよう構成されたことを特徴とする請求
    項1または2に記載の太陽光採光システム。
JP11206274A 1999-07-21 1999-07-21 太陽光採光システム Pending JP2001035219A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT413144B (de) * 2003-06-10 2005-11-15 Bartenbach Christian Lichtleitanordnung
KR101093453B1 (ko) * 2008-12-22 2011-12-14 코오롱건설주식회사 자연채광장치
KR20180002183U (ko) * 2017-01-06 2018-07-16 김도훈 주유소 부지내의 지하 시설물

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT413144B (de) * 2003-06-10 2005-11-15 Bartenbach Christian Lichtleitanordnung
KR101093453B1 (ko) * 2008-12-22 2011-12-14 코오롱건설주식회사 자연채광장치
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