JP2001035098A - ハードディスクドライブ装置用アクティエータの加工方法および加工用治具 - Google Patents
ハードディスクドライブ装置用アクティエータの加工方法および加工用治具Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハードディスクドライブ用アクティエータに
可動コイルを取り付ける場合に、従来の治具では、中々
コイルを台に水平に取付けることが困難であった。ま
た、時としてコムや可動コイルに外力による変形がお
き、製品に影響を与えていた。 【解決手段】 台板にキャリツジを固定する場合に、キ
ャリッジの軸穴を利用してピボットピンを設けるととも
に、可動コイルの固定軸にもピボットピンを設け、引張
バネで該ピンを固定するようにするとともに、該ピンに
はそれぞれ保護板を装着するようにした加工方法、及び
加工用治具。
可動コイルを取り付ける場合に、従来の治具では、中々
コイルを台に水平に取付けることが困難であった。ま
た、時としてコムや可動コイルに外力による変形がお
き、製品に影響を与えていた。 【解決手段】 台板にキャリツジを固定する場合に、キ
ャリッジの軸穴を利用してピボットピンを設けるととも
に、可動コイルの固定軸にもピボットピンを設け、引張
バネで該ピンを固定するようにするとともに、該ピンに
はそれぞれ保護板を装着するようにした加工方法、及び
加工用治具。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ装置
におけるハードディスク装置(HDD)に用いられるア
クティエータ(キャリッジと称す)の加工方法及び加工
用治具に関するものである。
におけるハードディスク装置(HDD)に用いられるア
クティエータ(キャリッジと称す)の加工方法及び加工
用治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子計算機システムの外部記憶装置とし
て広く使用されている磁気ディスク装置においては、処
理すべき情報の多様化、情報量の増大に伴って高速化、
高密度大容量化が進められ、磁気ディスクに対するヘッ
ドアクセス用のアクティエータとしてより高速で、かつ
正確な位置決めが要求されている。このため、アクティ
エータとしてはより駆動力が大きく、しかも精密な位置
決めを阻害するメカニカルな振動の少ない特性を有する
構造が必要とされている。
て広く使用されている磁気ディスク装置においては、処
理すべき情報の多様化、情報量の増大に伴って高速化、
高密度大容量化が進められ、磁気ディスクに対するヘッ
ドアクセス用のアクティエータとしてより高速で、かつ
正確な位置決めが要求されている。このため、アクティ
エータとしてはより駆動力が大きく、しかも精密な位置
決めを阻害するメカニカルな振動の少ない特性を有する
構造が必要とされている。
【0003】このため磁気ヘッド駆動用のアクティエー
タとしては種々の構造のものが提案されているが、ヨー
クの磁気的な飽和がなく。磁束密度を上げることができ
るアクティエータとして図9に示されるように、先端の
側部に支持バネ23を介してそれぞれ磁気ヘッドスライ
ダ24を保持した複数のヘッドアーム(コム)22を一
体に支持した回転キャリッジ21が固定軸27を中心と
して矢印Bの方向に回動するように配置され、その端部
にフラット形状の可動コイル25が角状のコイル保持部
28に接合され、図示のように固定され、該可動コイル
25が固定磁気回路26における縦型のコの字状のヨー
ク26aにより対向配置した一対の永久磁石26b,2
6c間の空隙磁界中に配設して駆動コイルモータを構成
したタイプのものが実用化されている。なお、固定軸2
7の軸穴は27aとする。
タとしては種々の構造のものが提案されているが、ヨー
クの磁気的な飽和がなく。磁束密度を上げることができ
るアクティエータとして図9に示されるように、先端の
側部に支持バネ23を介してそれぞれ磁気ヘッドスライ
ダ24を保持した複数のヘッドアーム(コム)22を一
体に支持した回転キャリッジ21が固定軸27を中心と
して矢印Bの方向に回動するように配置され、その端部
にフラット形状の可動コイル25が角状のコイル保持部
28に接合され、図示のように固定され、該可動コイル
25が固定磁気回路26における縦型のコの字状のヨー
ク26aにより対向配置した一対の永久磁石26b,2
6c間の空隙磁界中に配設して駆動コイルモータを構成
したタイプのものが実用化されている。なお、固定軸2
7の軸穴は27aとする。
【0004】このようなハードディスクドライブ装置用
アクティエーターを製造する場合、図5(イ)に示すよ
うに櫛の歯状のコム22呼ばれる金属または樹脂製の部
品を備え、かつ該コム22とは反対側に角状の可動コイ
ル保持部28を有するキャリッジ21と、(ロ)に示す
ような可動コイル25を用意し、(ハ)に示すように、
コム22と反対側に突き出ている角状のコイル保持部2
8の間に、可動コイル25を挟んで熱硬化製樹脂接着剤
29を塗布して後オーブンで加熱して接着剤を加熱硬化
して一体にしている。
アクティエーターを製造する場合、図5(イ)に示すよ
うに櫛の歯状のコム22呼ばれる金属または樹脂製の部
品を備え、かつ該コム22とは反対側に角状の可動コイ
ル保持部28を有するキャリッジ21と、(ロ)に示す
ような可動コイル25を用意し、(ハ)に示すように、
コム22と反対側に突き出ている角状のコイル保持部2
8の間に、可動コイル25を挟んで熱硬化製樹脂接着剤
29を塗布して後オーブンで加熱して接着剤を加熱硬化
して一体にしている。
【0005】その製造方法の具体例としては、図6
(イ)に示すように、台板41に二本の位置決めピン4
3(端部側)、44(中央側 軸穴は27aが挿入され
る)とプランジャー42を備え、(ロ)に示すように、
キャリッジ21を装着して、プランジャー42で押した
ときに位置決めピンで回動しないように固定するように
した治具45を用い、かつ角状のコイル保持部28に、
別に用意した可動コイル25を台板の上に装着して両者
の間に熱硬化性接着剤(図示せず)を塗布して前記図5
に示す工程で加熱接合し、その後加工したキャリッジ2
1を治具から取り出して製品としていた。
(イ)に示すように、台板41に二本の位置決めピン4
3(端部側)、44(中央側 軸穴は27aが挿入され
る)とプランジャー42を備え、(ロ)に示すように、
キャリッジ21を装着して、プランジャー42で押した
ときに位置決めピンで回動しないように固定するように
した治具45を用い、かつ角状のコイル保持部28に、
別に用意した可動コイル25を台板の上に装着して両者
の間に熱硬化性接着剤(図示せず)を塗布して前記図5
に示す工程で加熱接合し、その後加工したキャリッジ2
1を治具から取り出して製品としていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる加工方法による
場合、図7(イ)に示すように、逆T字型の治具45を
用いると、キャリッジ21、従ってコム22の基準面2
2aは治具45の基準面45aに対して、キャリッジ2
1がプランジャー42で押されたときに、ピン44に対
してコムが傾くことが避けられなかった。すなわち、一
般には、可動コイルとコムの相対的位置に厳しい公差が
設けられているため、平面方向は2本のピン43,44
とプランジャー42にて位置が常に一定になるようにな
っているが、しかし図6(イ)に示すようにプランジャ
ー42によりコム22が押されると、図7(ロ)に示す
ように傾斜して可動コイル25の上下の端が傾斜により
可動コイルの取付け高さの規格値HをオーバーしてNG
で示すように不良部分を生じ、高さ方向にコムとコイル
の相対的位置が傾かないようなものが得られなかったと
いう問題がある。
場合、図7(イ)に示すように、逆T字型の治具45を
用いると、キャリッジ21、従ってコム22の基準面2
2aは治具45の基準面45aに対して、キャリッジ2
1がプランジャー42で押されたときに、ピン44に対
してコムが傾くことが避けられなかった。すなわち、一
般には、可動コイルとコムの相対的位置に厳しい公差が
設けられているため、平面方向は2本のピン43,44
とプランジャー42にて位置が常に一定になるようにな
っているが、しかし図6(イ)に示すようにプランジャ
ー42によりコム22が押されると、図7(ロ)に示す
ように傾斜して可動コイル25の上下の端が傾斜により
可動コイルの取付け高さの規格値HをオーバーしてNG
で示すように不良部分を生じ、高さ方向にコムとコイル
の相対的位置が傾かないようなものが得られなかったと
いう問題がある。
【0007】また、コムの上に錘を載せる方法を考案し
たが、重量不足と安定性の悪さでコムと可動コイルの相
対的位置精度が向上せず、接着剤の硬化のためにオーブ
ンへの出し入れする際に邪魔になり不都合であった。ま
た更に可動コイルもワイヤの取り出し端をワイヤーチュ
ーブを被せて引留ピンに固定する際、端部を位置決めの
ため引っ張ることにより台板の基準面から浮いたり傾い
たりすることがあった。
たが、重量不足と安定性の悪さでコムと可動コイルの相
対的位置精度が向上せず、接着剤の硬化のためにオーブ
ンへの出し入れする際に邪魔になり不都合であった。ま
た更に可動コイルもワイヤの取り出し端をワイヤーチュ
ーブを被せて引留ピンに固定する際、端部を位置決めの
ため引っ張ることにより台板の基準面から浮いたり傾い
たりすることがあった。
【0008】又、更に、可動コイルに接着剤を塗布する
際や、他の作業中に誤ってコムのアームの端等に誤って
触ったり、何かにぶつけたりして図8(イ)に示すよう
にコムの上にプランジャーによる力が矢印方向に加わる
と、同図(ロ)に示すように曲がりが生じる可能性があ
った。特に、コムは通常複数本からなるので上部の変形
が下部に及び、変形が波及してしまい不良品となった
り、同一ベース上にコムやコイルを3ケ〜6ケ設置する
ようにしていたため、隣のアームに触れアームを変形さ
せることが避けられなかった。
際や、他の作業中に誤ってコムのアームの端等に誤って
触ったり、何かにぶつけたりして図8(イ)に示すよう
にコムの上にプランジャーによる力が矢印方向に加わる
と、同図(ロ)に示すように曲がりが生じる可能性があ
った。特に、コムは通常複数本からなるので上部の変形
が下部に及び、変形が波及してしまい不良品となった
り、同一ベース上にコムやコイルを3ケ〜6ケ設置する
ようにしていたため、隣のアームに触れアームを変形さ
せることが避けられなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような問
題点を解決するためになされたもので、その内容は以下
のとおりである。請求項1の発明は、コンピュータ記憶
装置におけるハードディスクドライブ装置のキャリッジ
を、可動コイル設置側では台板上の可動コイル用台板上
に可動コイルを内部から支持するようにコイルにあてが
い、下部の台板まで貫通してピボットピンで固定し、か
つ中央部では台板に植設された筒状ピン軸にキャリッジ
の回転軸穴が装着され、該筒状ピン軸内より台板まで貫
通してピボットピンで固定し、かつ前記両ピボットピン
にはそれぞれ保護押さえ板を上部に嵌挿して固定し、該
両ピボットピンと共に、キャリッジを側面から押し圧す
るプランジャーとコムの側面に当たる位置決めピンとで
キャリッジを回動しないように構成し、可動コイルとキ
ャリッジのコイル挟持部の空隙に熱硬化性樹脂を塗布し
た後、加熱オーブンで該樹脂を熱硬化せしめ、次いで前
記ピボットピンの引留を解除することにより製品を取り
はずすことを特徴とするハードディスクドライブ装置用
アクティエータの加工方法である。
題点を解決するためになされたもので、その内容は以下
のとおりである。請求項1の発明は、コンピュータ記憶
装置におけるハードディスクドライブ装置のキャリッジ
を、可動コイル設置側では台板上の可動コイル用台板上
に可動コイルを内部から支持するようにコイルにあてが
い、下部の台板まで貫通してピボットピンで固定し、か
つ中央部では台板に植設された筒状ピン軸にキャリッジ
の回転軸穴が装着され、該筒状ピン軸内より台板まで貫
通してピボットピンで固定し、かつ前記両ピボットピン
にはそれぞれ保護押さえ板を上部に嵌挿して固定し、該
両ピボットピンと共に、キャリッジを側面から押し圧す
るプランジャーとコムの側面に当たる位置決めピンとで
キャリッジを回動しないように構成し、可動コイルとキ
ャリッジのコイル挟持部の空隙に熱硬化性樹脂を塗布し
た後、加熱オーブンで該樹脂を熱硬化せしめ、次いで前
記ピボットピンの引留を解除することにより製品を取り
はずすことを特徴とするハードディスクドライブ装置用
アクティエータの加工方法である。
【0010】請求項2の発明は、コンピュータ記憶装置
のハードディスクドライブ装置のキャリッジに可動コイ
ルを取り付けるための治具であって、台板141の略中
心に中空軸穴146を有する筒状ピン軸145を設け、
その外側をキャリッジの軸穴147を装着できるように
すると共に、これにピボットピン121を挿入し、その
底部では引張バネ122で固定し、裏面中央の押ピン1
23を裏面から押したときに引張バネによる引張を解除
して該ピボットピン121を開放できるようにし、かつ
前記台板141の中央から外れた位置に可動コイル用台
板141aを固定し、この上に可動コイル127を内側
から支持するコイル支持板128により支持するように
し、可動コイルと角状のコイル支持部129との間に僅
かな空隙を形成できるようにし、該空隙に熱硬化性接着
剤130を塗布できるようにした構造に、更に前記コイ
ル支持板128、コイル用台板141a及び台板141
を貫通してピボットピン124を引張バネ125で固定
し、中央の押ピン126を裏面から押したときに引張を
解除して該ピボットピン124を開放できるようにし、
かつ各ピボットピン121、124の固定時にコム12
0及び可動コイル127の上部にカバーするように嵌挿
できる保護押さえ板131、132を設け、コム用の保
護押さえ板131の先端をささえピン134で支持する
ようにしたことを特徴とするアクティエータの加工用治
具である。
のハードディスクドライブ装置のキャリッジに可動コイ
ルを取り付けるための治具であって、台板141の略中
心に中空軸穴146を有する筒状ピン軸145を設け、
その外側をキャリッジの軸穴147を装着できるように
すると共に、これにピボットピン121を挿入し、その
底部では引張バネ122で固定し、裏面中央の押ピン1
23を裏面から押したときに引張バネによる引張を解除
して該ピボットピン121を開放できるようにし、かつ
前記台板141の中央から外れた位置に可動コイル用台
板141aを固定し、この上に可動コイル127を内側
から支持するコイル支持板128により支持するように
し、可動コイルと角状のコイル支持部129との間に僅
かな空隙を形成できるようにし、該空隙に熱硬化性接着
剤130を塗布できるようにした構造に、更に前記コイ
ル支持板128、コイル用台板141a及び台板141
を貫通してピボットピン124を引張バネ125で固定
し、中央の押ピン126を裏面から押したときに引張を
解除して該ピボットピン124を開放できるようにし、
かつ各ピボットピン121、124の固定時にコム12
0及び可動コイル127の上部にカバーするように嵌挿
できる保護押さえ板131、132を設け、コム用の保
護押さえ板131の先端をささえピン134で支持する
ようにしたことを特徴とするアクティエータの加工用治
具である。
【0011】請求項3の発明は、可動コイル127を内
側から支持する可動コイル支持部128の形状を略梯形
でその4隅に2つのコーナーRでコイルと接するように
してなることを特徴とする請求項2記載のアクティエー
タの加工用治具である。
側から支持する可動コイル支持部128の形状を略梯形
でその4隅に2つのコーナーRでコイルと接するように
してなることを特徴とする請求項2記載のアクティエー
タの加工用治具である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の治具は、図1によりこれ
を説明すれば、台板141の略中心に中空ピン146軸
穴を有する筒状ピン軸145を設け、その外側にキャリ
ッジを装着できるようにすると共に、これにピボットピ
ン121を底部では引張コイル122で固定し、裏面中
央の押ピン123を裏面から押したときに引張を解除し
て該ピボットピン121を解除できるようにし、かつ前
記台板141の一部に可動コイル用台板141aを固定
し、この上に可動コイル127をコイル支持板128で
内側から支持するようにし、かくした可動コイル127
と角状のコイル保持部129の間に僅かな空隙を形成で
きるようにし、該空隙に熱硬化性接着剤130を塗布で
きるようにした構造に、更に前記可動コイル支持板12
8、可動コイル用台板141a及び台板141を貫通し
てピボットピン124を引張コイル126で固定し、裏
面中央の押ピン125を裏面から押したときに引張を解
除して該ピボットピン126を解除できるようにし、か
つ各ピボットピンにはその固定時に上部に嵌挿し、下部
を保護することができる保護押さえ板131、132を
設けてなる構造である。
を説明すれば、台板141の略中心に中空ピン146軸
穴を有する筒状ピン軸145を設け、その外側にキャリ
ッジを装着できるようにすると共に、これにピボットピ
ン121を底部では引張コイル122で固定し、裏面中
央の押ピン123を裏面から押したときに引張を解除し
て該ピボットピン121を解除できるようにし、かつ前
記台板141の一部に可動コイル用台板141aを固定
し、この上に可動コイル127をコイル支持板128で
内側から支持するようにし、かくした可動コイル127
と角状のコイル保持部129の間に僅かな空隙を形成で
きるようにし、該空隙に熱硬化性接着剤130を塗布で
きるようにした構造に、更に前記可動コイル支持板12
8、可動コイル用台板141a及び台板141を貫通し
てピボットピン124を引張コイル126で固定し、裏
面中央の押ピン125を裏面から押したときに引張を解
除して該ピボットピン126を解除できるようにし、か
つ各ピボットピンにはその固定時に上部に嵌挿し、下部
を保護することができる保護押さえ板131、132を
設けてなる構造である。
【0013】
【発明の効果】上記により具体的に説明したように、本
発明によれば、キャリッジの治具への装着加工は容易
で、ピボットピンの機能によりその下部の引張コイルで
常時は引っ張られて固定され、取外しに際しては、裏面
より各ピンの押ピンを鉛筆の先等で押すことにより、極
めて容易に引張コイルの引張力を解除して取り外すこと
ができ、更に、それぞれのピボットピンの上端には、保
護押さえ板を嵌挿することにより、コム及び可動コイル
部分の加工時の変形等を防止し、構造が安定したものを
能率良く製造することができる。
発明によれば、キャリッジの治具への装着加工は容易
で、ピボットピンの機能によりその下部の引張コイルで
常時は引っ張られて固定され、取外しに際しては、裏面
より各ピンの押ピンを鉛筆の先等で押すことにより、極
めて容易に引張コイルの引張力を解除して取り外すこと
ができ、更に、それぞれのピボットピンの上端には、保
護押さえ板を嵌挿することにより、コム及び可動コイル
部分の加工時の変形等を防止し、構造が安定したものを
能率良く製造することができる。
【図1】本発明によるハードディスクドライブ装置用ア
クティエータの加工用治具とこれを用いた加工状態を説
明する上面図。
クティエータの加工用治具とこれを用いた加工状態を説
明する上面図。
【図2】上記図1のXX線断面図。
【図3】本発明で用いられる保護押さえ板の正面図で、
(イ)はコム用、(ロ)は可動コイル用である。
(イ)はコム用、(ロ)は可動コイル用である。
【図4】本発明におけるコイルの取付け部の構造を示す
上面図である。
上面図である。
【図5】キャリッジにコイルを接合する状態の一般的説
明図で、(イ)はキャリッジの一例の斜視図。(ロ)は
コイルの斜視図。(ハ)はキャリッジにコイルを装着し
た状態の上面図。
明図で、(イ)はキャリッジの一例の斜視図。(ロ)は
コイルの斜視図。(ハ)はキャリッジにコイルを装着し
た状態の上面図。
【図6】従来の加工用治具による加工工程の説明図で
(イ)は加工用治具の概略を示めす平面図、(ロ)はキ
ャリジにコイルを取付け加工している状態の上面図。
(イ)は加工用治具の概略を示めす平面図、(ロ)はキ
ャリジにコイルを取付け加工している状態の上面図。
【図7】従来法による場合の(イ)治具板とコムの傾斜
の状態を説明する側面図。(ロ)可動コイルとコムとの
偏りとコイルの高さ規格値の関係を示す側面図。
の状態を説明する側面図。(ロ)可動コイルとコムとの
偏りとコイルの高さ規格値の関係を示す側面図。
【図8】コムの外力による変形を説明する側面図で、
(イ)は変形前、(ロ)は変形後の状態を示す。
(イ)は変形前、(ロ)は変形後の状態を示す。
【図9】磁気ヘッド駆動用アクテエータの一例の斜視
図。
図。
21 キャリッジ 22 ヘッドアーム(コム) 23 支持バネ 24 磁気ヘッドスライダ 25 可動コイル 26 固定磁気回路 26a ヨーク 26b,26c 永久磁石 27 固定軸 27a 軸穴 28 角状の可動コイル保持部 29 熱硬化性樹脂接着剤 41 台板 42 プランジャー 43 位置決めピン 44 位置決めピン 45 筒状ピン軸 46 軸穴 120 コム 121 ピボットピン 122 引張バネ 123 押しピン 124 ピボットピン 125 引張バネ 126 押しピン 127 可動コイル 127a 可動コイル引出し部 128 コイル支持板 129 角状の可動コイル保持部 130 熱硬化性接着剤 131 保護押さえ板 132 保護押さえ板 133 可動コイル端引留ピン 134 ささえピン 141 台板 141a 可動コイル用台板 142 プランジャー 143 位置決めピン 144 コイル 145 筒状ピン軸 146 ピン軸穴 147 キャリッジの回転軸穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 秀男 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 (72)発明者 座古 秀樹 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 5D068 AA01 BB01 CC12 EE05 GG03 GG07
Claims (3)
- 【請求項1】 コンピュータ記憶装置におけるハードデ
ィスクドライブ装置のキャリッジを、可動コイル設置側
では台板上の可動コイル用台板上に可動コイルを内部か
ら支持するようにコイルにあてがい、下部の台板まで貫
通してピボットピンで固定し、かつ中央部では台板に植
設された筒状ピン軸にキャリッジの回転軸穴が装着さ
れ、該筒状ピン軸内より台板まで貫通してピボットピン
で固定し、かつ前記両ピボットピンにはそれぞれ保護押
さえ板を上部に嵌挿して固定し、該両ピボットピンと共
に、キャリッジを側面から押し圧するプランジャーとコ
ムの側面に当たる位置決めピンとでキャリッジを回動し
ないように構成し、可動コイルとキャリッジのコイル挟
持部の空隙に熱硬化性樹脂を塗布した後、加熱オーブン
で該樹脂を熱硬化せしめ、次いで前記ピボットピンの引
留を解除することにより製品を取りはずすことを特徴と
するハードディスクドライブ装置用アクティエータの加
工方法。 - 【請求項2】 コンピュータ記憶装置のハードディスク
ドライブ装置のキャリッジに可動コイルを取り付けるた
めの治具であって、台板141の略中心に中空軸穴14
6を有する筒状ピン軸145を設け、その外側をキャリ
ッジの軸穴147を装着できるようにすると共に、これ
にピボットピン121を挿入し、その底部では引張バネ
122で固定し、裏面中央の押ピン123を裏面から押
したときに引張バネによる引張を解除して該ピボットピ
ン121を開放できるようにし、かつ前記台板141の
中央から外れた位置に可動コイル用台板141aを固定
し、この上に可動コイル127を内側から支持するコイ
ル支持板128により支持するようにし、可動コイルと
角状のコイル支持部129との間に僅かな空隙を形成で
きるようにし、該空隙に熱硬化性接着剤130を塗布で
きるようにした構造に、更に前記コイル支持板128、
コイル用台板141a及び台板141を貫通してピボッ
トピン124を引張バネ125で固定し、中央の押ピン
126を裏面から押したときに引張を解除して該ピボッ
トピン124を開放できるようにし、かつ各ピボットピ
ン121、124の固定時にコム120及び可動コイル
127の上部にカバーするように嵌挿できる保護押さえ
板131、132を設け、コム用の保護押さえ板131
の先端をささえピン134で支持するようにしたことを
特徴とするアクティエータの加工用治具。 - 【請求項3】 可動コイル127を内側から支持する可
動コイル支持板128の形状を略梯形でその4隅に2つ
のコーナーRで可動コイルの内面とと接するようにして
なることを特徴とする請求項2記載のアクティエータの
加工用治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11204078A JP2001035098A (ja) | 1999-07-19 | 1999-07-19 | ハードディスクドライブ装置用アクティエータの加工方法および加工用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11204078A JP2001035098A (ja) | 1999-07-19 | 1999-07-19 | ハードディスクドライブ装置用アクティエータの加工方法および加工用治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001035098A true JP2001035098A (ja) | 2001-02-09 |
Family
ID=16484424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11204078A Pending JP2001035098A (ja) | 1999-07-19 | 1999-07-19 | ハードディスクドライブ装置用アクティエータの加工方法および加工用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001035098A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100594302B1 (ko) | 2004-11-17 | 2006-06-30 | 삼성전자주식회사 | 베이스 플레이트, 커버 플레이트, 및 하드디스크 드라이브 |
US7150094B2 (en) | 2004-06-24 | 2006-12-19 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands, B.V. | Method of stiffening an actuator comb and coil assembly |
CN1305069C (zh) * | 2002-06-28 | 2007-03-14 | Tdk株式会社 | 一种信息头支臂组件和使用该信息头支臂组件的盘驱动装置 |
US7558025B2 (en) | 2006-08-15 | 2009-07-07 | Fujitsu Limited | Apparatus for protecting head suspension assembly |
-
1999
- 1999-07-19 JP JP11204078A patent/JP2001035098A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1305069C (zh) * | 2002-06-28 | 2007-03-14 | Tdk株式会社 | 一种信息头支臂组件和使用该信息头支臂组件的盘驱动装置 |
US7150094B2 (en) | 2004-06-24 | 2006-12-19 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands, B.V. | Method of stiffening an actuator comb and coil assembly |
KR100594302B1 (ko) | 2004-11-17 | 2006-06-30 | 삼성전자주식회사 | 베이스 플레이트, 커버 플레이트, 및 하드디스크 드라이브 |
US7558025B2 (en) | 2006-08-15 | 2009-07-07 | Fujitsu Limited | Apparatus for protecting head suspension assembly |
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