JP2001034848A - 商品販売データ処理装置 - Google Patents

商品販売データ処理装置

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JP2001034848A
JP2001034848A JP20918899A JP20918899A JP2001034848A JP 2001034848 A JP2001034848 A JP 2001034848A JP 20918899 A JP20918899 A JP 20918899A JP 20918899 A JP20918899 A JP 20918899A JP 2001034848 A JP2001034848 A JP 2001034848A
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JP20918899A
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Takahiro Goto
孝裕 後藤
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用現場での実際運用開始までの期間を大幅
に短縮できようにする。 【解決手段】 自機識別データを自機内メモリに記憶可
能かつ個別識別データ、個別設定データおよび商品販売
データ処理プログラムが格納された書換え可能な不揮発
性メモリを装着可能に形成され、かつ装着された不揮発
性メモリの個別識別データと自機内メモリの自機識別デ
ータを比較して両者が同一であると判別した場合に商品
販売データ処理プログラムを立上げ可能であるととも
に、両者が同一でないと判別した場合には初期設定処理
プログラムを立上げ可能かつ当該不揮発性メモリに格納
されている個別識別データを自機内メモリに記憶されて
いる自機識別データと同じデータに書換え可能に形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個別識別データ、
個別設定データおよび商品販売データ処理プログラムが
格納された書換え可能な不揮発性メモリを装着可能で、
装着された不揮発性メモリ内の個別識別データと自機内
メモリの自機識別データを比較して両者が同一である場
合に商品販売データ処理プログラムを立上げ可能に形成
されている商品販売データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば電子キャッシュレジスタ型の商品
販売データ処理装置では、自機内の不揮発性メモリ(例
えば、HDD)に格納された商品販売データ処理プログ
ラムを立上げて商品登録や会計処理等を実行する。この
不揮発性メモリには、例えばレシートに印刷するための
個別設定データ(例えば、当該店舗名,電話番号,レジ
番号,担当者番号等)も予め設定記憶されている。
【0003】また、例えば図3に示す複数の端末(例え
ば、電子キャッシュレジスタ10)と上位機たるストア
コントローラ50とを内部データ通信回線網(例えば、
LAN1)に接続したPOSシステム型の商品販売デー
タ処理装置の場合には、各端末(10)内の不揮発性メ
モリには、さらに個別識別データ(例えば、IPアドレ
ス,MACアドレス)が格納されている。
【0004】かくして、起動プログラムを立上げてから
係員が担当者番号を入力すると、制御部によって個別設
定データ中の対象担当者であると確認された場合に、商
品販売データ処理プログラムが立上がる。
【0005】担当者が、スキャナを用いて商品コードを
入力すると、制御部は、自機(10)内または上位機
(50)内の商品ファイルを参照して入力商品コードに
対応する商品データ(商品名,単価等)を得、売上デー
タとして売上ファイルに記憶(商品登録)する。
【0006】顧客買上商品(販売商品)の全てについて
商品登録された後に、1取引終了宣言としての締め操作
が成されると、制御部は、合計金額,釣銭の算出等を含
む会計処理を実行する。ドロワが開放されるので、金銭
授受が容易である。
【0007】この期間中に、売上データや会計処理デー
タは、表示器(ディスプレイ)に表示される。また、会
計処理には、レシートの印刷発行が含まれる。すなわ
ち、売上データ,会計処理データを含む取引データが印
刷されたレシートが発行される。領収書を発行する場合
もある。
【0008】かかるレシートや領収書には、その責任所
在を明確とし、さらには店舗PR等のために、個別設定
データ中の例えば店舗名,住所,電話番号,レジ番号,
担当者番号等が印刷される。
【0009】閉店時には、精算レポートを発行しかつ売
上ファイルをクリアする精算業務を行う。精算レポート
には、取引データはもとより、担当者ごとの売上額が分
かるような内容も印刷される。
【0010】また、内部データ通信回線網を介した端末
(10)の場合は、自機内不揮発性メモリに格納されて
いる個別識別データ中のIPアドレス,MACアドレス
や個別設定データ中のレジ番号等を付した問合せを行い
かつ当該上位機(50)から該当する商品データを得
る。また、取引データの送信の場合にも、レジ番号(機
番)やIPアドレス(理論通信アドレス),MACアド
レス(物理通信アドレス)を通知して行う。
【0011】一方、上位機(50)から各端末(10)
に例えば商品データを応答する場合や取引データを収集
する場合には、自機内の不揮発性メモリに格納された個
別設定データ中の各端末(10)に対応するMACアド
レス,IPアドレス等を手がかりとして行う。
【0012】さらに、この上位機(50)が外部データ
通信回線網を介した例えば本部内,クレジット会社内あ
るいは外部金融機関内のホストコンピュータとデータ通
信をする場合にも自機内不揮発性メモリに格納された個
別識別データ中のMACアドレス,IPアドレスや個別
設定データ中のサーバー番号等を用いて行う。
【0013】かくして、各端末(10)やストアコント
ローラ50を営業使用可能とするためには、当該各機内
の不揮発性メモリに完全な商品販売データ処理プログラ
ムが格納され、さらに正確な個別識別データおよび個別
設定データを設定記憶させておかなければならない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、商品販売デ
ータ処理プログラムは製造現場側において作成・デバッ
グ等が行なわれるが、個別識別データおよび個別設定デ
ータは使用現場側の固有的内容である。つまり、個別識
別データおよび個別設定データは、製造現場側において
予め使用現場側から通知されたデータを設定記憶するこ
とも可能であるが、全国的各地に配備されかつその台数
の多さからして、製造現場側において各装置ごとに正確
なデータを設定記憶することは至難である。しかも、例
え製造現場側で設定記憶できたとしても、使用現場側で
のシステム構築が改変されたり、配備店舗の変更がある
場合には、意味が無くなる。
【0015】一方、製造現場側での商品販売データ処理
プログラムのテストでも、当然に当該機内の不揮発性メ
モリに個別識別データおよび個別設定データを仮想して
でも設定記憶しなければ、具体的テストおよび評価がで
きない。したがって、テスト終了までに長い時間を必要
とし、コスト高になるばかりか、使用現場での実際運用
開始までの期間が長くなる。
【0016】しかも、設置台数が多くなると、その全て
を製造現場でテストすることが難しくなる。コスト高も
招く。使用現場での設置を急がなければならない場合も
多いからである。だからといって、商品販売データ処理
プログラムは完璧でなければならない。
【0017】さらに、商品販売データ処理プログラムの
一部改修や追加の機会が多くなる傾向にある昨今では、
再運用までの期間短縮が強く求められる。
【0018】本発明の目的は、使用現場での実際運用開
始までの期間を大幅に短縮できかつコスト低減ができる
商品販売データ処理装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、自機
識別データを自機内メモリに記憶可能かつ少なくとも個
別識別データ、個別設定データおよび商品販売データ処
理プログラムが格納された書換え可能な不揮発性メモリ
を装着可能に形成され、かつ装着された不揮発性メモリ
に格納されている個別識別データと自機内メモリに記憶
されている自機識別データを比較して両者が同一である
か否かを判別可能に形成され、両者が同一であると判別
した場合に商品販売データ処理プログラムを立上げ可能
であるとともに、両者が同一でないと判別した場合に商
品販売データ処理プログラムの立上げを停止して初期設
定処理プログラムを立上げ可能かつ当該不揮発性メモリ
に格納されている個別識別データを自機内メモリに記憶
されている自機識別データと同じデータに書換え可能に
形成されている商品販売データ処理装置である。
【0020】かかる発明では、使用現場に設置された装
置の自機内メモリには、自機固有の自機識別データが記
憶されている。この段階では、商品販売データ処理プロ
グラムが格納された書換え可能な不揮発性メモリは装着
されていない。換言すれば、装置そのものは、実際運用
可能状態でなくても、先立って使用現場に設置し、配線
等も完了しておける。
【0021】製造現場では、テスト機内に装着された書
換え可能な不揮発性メモリに仮想した若しくは使用現場
から通知された個別識別データおよび個別設定データを
設定記憶させ、また、商品販売データ処理プログラムを
格納する。この状態で、実際運用上の使用と同じ状態で
テストする。レシート発行等も実際に行う。したがっ
て、商品販売データ処理プログラムの動作チェック等を
含む完全なテストを迅速に行える。
【0022】テスト終了後に、当該不揮発性メモリに格
納されている個別識別データ、個別設定データおよび商
品販売データ処理プログラムを他の不揮発性メモリにコ
ピーする。テスト時のデータ処理結果等をそのままコピ
ーしてもよい。つまり、テスト済み不揮発性メモリをそ
のまま複製すればよい。
【0023】使用現場において、各装置に複製された不
揮発性メモリをそれぞれに装着する。そして、起動する
と、装着された不揮発性メモリに格納されている個別識
別データと自機内メモリに記憶されている自機識別デー
タとが比較され、両者が同一であるか否かが判別され
る。
【0024】両者が同一であると判別された場合には、
商品販売データ処理プログラムが立上がる。したがっ
て、装着された不揮発性メモリに格納されている個別設
定データを、運用上の実際の個別設定データに設定変更
するだけで、確実な商品販売データ処理を直ちに行え
る。
【0025】しかし、最初は両者が同一でないと判別さ
れる。この場合は、商品販売データ処理プログラムの立
上げが停止され、初期設定処理プログラムが立上がる。
つまり、装着された不揮発性メモリに格納されている個
別識別データを、自機内メモリに記憶されている自機識
別データと同じデータに書換える。また、装着された不
揮発性メモリに格納されている個別設定データを、運用
上の実際の個別設定データに設定変更する。
【0026】したがって、使用現場での商品販売データ
処理プログラムチェックが不要になるから、使用現場で
の実際運用開始までの期間を大幅に短縮できかつコスト
低減ができる。また、装着された不揮発性メモリに格納
されていた個別識別データおよび個別設定データと同じ
内容(種類)のデータだけを設定変更するだけでよい。
つまり、設定すべき内容を調べなくてもよいから、取扱
いが簡単である。
【0027】また、請求項2の発明は、前記自機内メモ
リがLANボードに搭載されかつ前記自機識別データが
MACアドレスとされている商品販売データ処理装置で
ある。
【0028】かかる発明では、自機内メモリが自機内に
装着されたLANボードとされかつ自機識別データがM
ACアドレスとされている。つまり、はじめから装着さ
れている機器(LANボード)の識別情報(MACアド
レス)を自機識別データとする。
【0029】したがって、請求項1の発明の場合と同様
な作用効果を奏することができることに加え、さらに自
機識別データの設定も必要としないから、この点からも
取扱いが簡単でかつ早急な運用開始ができる。
【0030】また、請求項3の発明は、前記不揮発性メ
モリに格納されている個別設定データを表示可能かつ表
示された個別設定データを自機に固有な自機設定データ
に設定変更可能であるとともに、当該不揮発性メモリに
格納されている個別設定データを設定変更された自機設
定データに書換え可能に形成された商品販売データ処理
装置である。
【0031】かかる発明では、装着された不揮発性メモ
リに格納されている個別識別データと自機内メモリに記
憶されている自機識別データとが比較され、両者が異な
ると判別された場合に自動的にまたは指令により、不揮
発性メモリに格納されている個別設定データが表示され
る。例えば、各個別設定データ名と当該各値を一覧的に
表示する。
【0032】このように表示された個別設定データを自
機に固有な自機設定データに設定変更する。各個別設定
データの当該各値を設定変更すればよい。すると、不揮
発性メモリに格納されていた個別設定データが、表示を
参照して設定変更された自機設定データに自動的に書換
えられる。
【0033】したがって、請求項1および請求項2の各
発明の場合と同様な作用効果を奏することができること
に加え、さらに個別設定データの設定を正確かつ迅速に
行える。
【0034】さらに、請求項4の発明は、前記自機設定
データが自機内メモリに記憶保持可能でかつ書換え要求
が発せられた場合に前記不揮発性メモリに格納されてい
る前記個別設定データを自機内メモリに記憶保持されて
いる前記自機設定データに自動的に書換え可能に形成さ
れた商品販売データ処理装置である。
【0035】かかる発明では、使用現場に設置された自
機内には、既に運用上の実際の自機設定データが記憶保
持されている。ここで、書換え要求を発すると、装着さ
れた不揮発性メモリに格納されている個別設定データ
は、自機内に記憶保持されている自機設定データに自動
的に書換えられる。
【0036】したがって、請求項1から請求項3までの
各発明の場合と同様な作用効果を奏することができるこ
とに加え、さらに各機ごとの個別設定データの設定を一
段と簡単かつ迅速にできる。
【0037】さらにまた、請求項5の発明は、前記不揮
発性メモリに格納されている前記個別設定データには、
少なくとも機番および店名を含むものとされている商品
販売データ処理装置である。
【0038】かかる発明では、装着された不揮発性メモ
リに格納されている個別設定データには、少なくとも機
番および店名が含まれている。つまり、使用現場で忘れ
やすい機番(レジ番号)やデータ量が多いことから設定
変更に時間が掛かる店名が、予め設定されている。
【0039】したがって、請求項4の発明の場合と同様
な作用効果を奏することができることに加え、さらに運
用開始までの期間を一段と短縮できる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。本商品販売データ処理装置
は、図1,図2に示す如く、基本的構成が電子キャッシ
ュレジスタ10から形成されるとともに、自機識別デー
タを自機(10)内メモリ(104A)に記憶可能かつ
個別識別データ、個別設定データおよび商品販売データ
処理プログラムが格納された書換え可能な不揮発性メモ
リ(111…111P)を装着可能に形成され、かつ装
着された不揮発性メモリ(111P)に格納されている
個別識別データ(MACアドレス)と自機内メモリ(1
04A)に記憶保持されている自機識別データ(MAC
アドレス)とを比較して両者が同一であると判別した場
合に商品販売データ処理プログラムを立上げ可能である
とともに、両者が同一でないと判別した場合には商品販
売データ処理プログラムの立上げを停止して初期設定処
理プログラムを立上げ可能かつ当該不揮発性メモリ(1
11P)に格納されている個別識別データを自機内メモ
リ(104A)に記憶されている自機識別データと同じ
データに書換え可能に形成されている。
【0041】図1において、電子キャッシュレジスタ1
0は、パソコン110に標準入出力装置としてのキーボ
ード(KB)20およびディスプレイ(IND)21
と,外部出力装置としてのプリンタ(PRNT)25と
を接続した構成とされている。
【0042】パソコン110は、マザーボード100に
搭載されたCPU101,ROM102,RAM10
3,EEPROM104,FD用インターフェイス(I
/F)105,KB用インターフェイス(I/F)10
6と,FDD112およびHDD111を本体内に格納
し、キーボード20はKB用I/F106を介しかつデ
ィスプレイ21は当該インターフェイス(I/F)17
を介して入出力可能に接続されている。プリンタ25も
当該インターフェース(I/F)を介して接続されてい
る。このインターフェイスには、他の外部入出力装置3
0が接続されている。また、1は、LANボード5(メ
モリ5M)を介して他機(10,50)とデータ通信可
能に接続するネットワーク(LAN)である。
【0043】HDD(ハードディスク装置)111は、
本体(パソコン110)内に着脱可能でかつデータ書換
え可能な不揮発性メモリを形成する。詳しくは、テスト
機(図示省略)で実機テストを行った際の個別識別デー
タ、個別設定データおよび商品販売データ処理プログラ
ムがプログラム管理ファイル111Pに格納されたまま
の状態で、使用現場に設置された電子キャッシュレジス
タ10つまり本体(パソコン110)内に装着される。
このHDD(ハードディスク装置)111には、OS
(オペレーティングシステム)もが格納され、RAM1
03に展開して実行可能である。
【0044】個別識別データは、使用現場における他機
(10)と自機(10)とを識別するために必要な、例
えばIPアドレス(論理通信アドレス),MACアドレ
ス(物理送信アドレス)等である。この実施形態では、
HDD111(111P)に格納されている個別識別デ
ータは、MACアドレスである。
【0045】また、個別設定データは、電子キャッシュ
レジスタ10に固有的な、例えば当該店舗名(店名),
電話番号,レジ番号(機番),対象担当者番号等であ
る。レシート印字等に使用される。
【0046】ここにおいて、HDD111を装着後の電
源投入による起動(図2のST10)の際に、自機識別
データ取得手段(CPU101,ROM102)が、自
機内メモリ(104A←5M)に記憶されている自機識
別データ(自機MACアドレス)を取得する(ST1
1)。
【0047】この実施形態では、LANボード5のメモ
リ5MにセットされているMACアドレス(物理通信ア
ドレス)であって、検索便宜のためにEEPROM10
4内の自機識別データ用自機内メモリ104Aに一旦書
込みかつこれを検索して取得するものと形成されてい
る。なお、IPアドレス(論理通信アドレス)は、管理
者がユニークに決定したものを、使用現場において設定
するものとされている。
【0048】また、個別識別データ読取手段(CPU1
01,ROM102)が、不揮発性メモリ(111)の
プログラム管理ファイル111Pに格納されている個別
識別データ(個別MACアドレス)を読込む(ST1
2)。
【0049】すると、比較判別手段(CPU101,R
OM102)が、取得した自機識別データ(自機MAC
アドレス)と,読込んだ個別識別データ(個別MACア
ドレス)とを比較して、両者が同一であるか否かを判別
(ST13)する。
【0050】最初の電源投入時には、両者は異なると判
別(ST13のNO)されるので、立上げ制御手段(C
PU101,ROM102)が不揮発性メモリ(11
1)のプログラム管理ファイル111Pに格納されてい
る商品販売データ処理プログラムの立上げを停止(拒
否)しかつ不揮発性メモリ(111)のプログラム管理
ファイル111Pに格納されている初期設定処理プログ
ラムを立上げる(ST14)。初期設定処理プログラム
は、ROM102等に格納させておいてもよい。
【0051】すると、個別識別データ書換え制御手段
(CPU101,ROM102)が、当該不揮発性メモ
リ(111)のプログラム管理ファイル111Pに格納
されている個別識別データ(テスト機での個別MACア
ドレス)を、自機内メモリ(104A←5M)に記憶さ
れている自機識別データ(自機MACアドレス)と同じ
データに書換える(ST15)。したがって、この段階
で、当該電子キャッシュレジスタ10をLAN1上で他
機(10)と識別させることができかつストアコントロ
ーラ50(図3参照)とデータ通信を正確に行えるよう
になる。
【0052】次には、当該電子キャッシュレジスタ10
の当該店舗における位置付けをする。つまり、個別設定
データを設定する必要がある。
【0053】この実施形態では、個別設定データ表示制
御手段(CPU101,ROM102)が、予め自機設
定データ用自機内メモリ104Bに設定記憶されている
個別設定データ(店名,機番等)を読込んで(ST1
6)で、ディスプレイ21に表示出力する(ST1
7)。
【0054】したがって、表示された各データを選択し
たり、適宜に書換え変更しつつ、個別設定データ(店
名,機番等)の設定変更を入力(ST18のYES)す
ると、個別設定データ書換え制御手段(CPU101,
ROM102)が、不揮発性メモリ111(111P)
に格納されていたテスト機での個別設定データ(店名,
機番等)を当該店舗および電子キャッシュレジスタ10
に固有な個別設定データ(店名,機番等)に書換える
(ST19,ST20でYES)。
【0055】さらに、この実施形態では、データ別かつ
個別的に書換える(ST18のYES,ST19,ST
20)だけでなく、自動選択(ST21のYES)によ
り不揮発性メモリ111(111P)に格納されていた
テスト機での個別設定データ(店名,機番等)を当該店
舗および電子キャッシュレジスタ10に固有な自機設定
データ用自機内メモリ104Bに設定記憶されている個
別設定データ(店名,機番等)に一括書換え可能に形成
してある(ST22)。
【0056】かくして、2回目の起動時には、両者が同
一である(ST13のYES)から、不揮発性メモリ
(111…111P)に格納されている商品販売データ
処理プログラムを立ち上げて、商品販売業務を行える。
【0057】なお、自機識別データ取得手段,個別識別
データ読取手段,比較判別手段,立上げ制御手段,個別
識別データ書換え制御手段および個別設定データ表示制
御手段の当該各プログラムはROM102でなく、装着
される不揮発性メモリ(HDD111)に格納しておい
てもよい。
【0058】しかして、かかる実施形態では、使用現場
(例えば、店舗A)に設置された装置(10)の自機内
メモリ(104A)には、自機(10)に固有の自機識
別データ(自機MACアドレス)が記憶されている。こ
の段階では、商品販売データ処理プログラムが格納され
た書換え可能な不揮発性メモリ(HDD111)は装着
されていない。換言すれば、装置(10)そのものは、
実際運用可能状態でなくても、先立って使用現場(店舗
A)に設置し、配線等も完了しておける。
【0059】製造現場(工場X)では、テスト機(1
0)内に装着された書換え可能な不揮発性メモリ(HD
D111)に仮想した若しくは使用現場(店舗A)から
通知された個別識別データおよび個別設定データを設定
記憶させ、また、商品販売データ処理プログラムを格納
する。この状態で、実際運用上の使用と同じ状態でテス
トする。レシート発行等も実際に行う。したがって、商
品販売データ処理プログラムの動作チェック等を含む完
全なテストを迅速に行える。
【0060】テスト終了後に、当該不揮発性メモリ(1
11…111P)に格納されている個別識別データ、個
別設定データおよび商品販売データ処理プログラムを他
の不揮発性メモリ(111A,111B,…)にコピー
する。テスト時のデータ処理結果等をそのままコピーし
てもよい。つまり、テスト済み不揮発性メモリをそのま
ま複製すればよい。
【0061】使用現場(店舗A)において、各装置(1
0A,10B,…)に複製された不揮発性メモリ(11
1A,111B,…)を装着する。そして、起動する
と、装着された不揮発性メモリ(111)に格納されて
いる個別識別データと自機内メモリ(104A)に記憶
されている自機識別データ(自機MACアドレス)とが
比較され、両者が同一であるか否かが判別される(図2
のST13)。
【0062】両者が同一であると判別された場合には、
商品販売データ処理プログラムが立上がる。したがっ
て、装着された不揮発性メモリ(111)に格納されて
いる個別設定データを、運用上の実際の個別設定データ
に設定変更するだけで、確実な商品販売データ処理を直
ちに行える。
【0063】しかし、最初の起動時は両者が同一でない
と判別される。この場合は、商品販売データ処理プログ
ラムの立上げが停止され、初期設定処理プログラムが立
上がる。つまり、装着された不揮発性メモリ(111)
に格納されている個別識別データを、自機内メモリ(1
04A←5M)に記憶されている自機識別データと同じ
データに書換える。また、装着された不揮発性メモリに
格納されている個別設定データを、運用上の実際の個別
設定データに設定変更する。
【0064】したがって、使用現場(店舗A)での商品
販売データ処理プログラムチェックが不要になるから、
使用現場での実際運用開始までの期間を大幅に短縮でき
かつコスト低減ができる。また、装着された不揮発性メ
モリ(111…111P)に格納されていた個別識別デ
ータおよび個別設定データと同じ内容(種類)のデータ
だけを設定変更するだけでよい。つまり、設定すべき内
容を調べなくてもよいから、取扱いが簡単である。
【0065】また、自機内メモリ(5M)がLANボー
ド5に搭載されかつ自機識別データがMACアドレスと
されている。つまり、はじめから装着されている機器
(LANボード5)の識別情報を自機識別データとする
ので、自機識別データの設定も必要としないから、この
点からも取扱いが簡単でかつ早急な運用開始ができる。
【0066】また、不揮発性メモリ(111…111
P)に格納されている個別設定データを表示可能かつ表
示された個別設定データを自機(10)に固有な自機設
定データに設定変更可能であるとともに、当該不揮発性
メモリに格納されている個別設定データを設定変更され
た自機設定データに書換え可能に形成されているので、
各機(10)ごとの個別設定データの設定を正確かつ迅
速に行える。
【0067】さらに、書換え要求が発せられた場合に不
揮発性メモリ(111…111P)に格納されている個
別設定データを自機設定データが自機(10)内に記憶
保持されている自機設定データに自動的に書換え可能に
形成されているので、各機(10)ごとの個別設定デー
タの設定を一段と簡単かつ迅速にできる。
【0068】さらにまた、不揮発性メモリ(111)に
格納されている個別設定データには、少なくとも機番お
よび店名を含む、つまり使用現場で忘れやすい機番(レ
ジ番号)やデータ量が多いことから設定変更に時間が掛
かる店名が、予め設定されているので、運用開始までの
期間を一段と短縮できる。
【0069】なお、個別識別データ、個別設定データお
よび商品販売データ処理プログラムが格納された書換え
可能な不揮発性メモリは、HDD(111…111P)
に限定されない。例えば、ROM,EPPROM等であ
ってもよい。
【0070】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、装着された不
揮発性メモリに格納されている個別識別データと自機内
メモリに記憶されている自機識別データを比較して両者
が同一であると判別した場合に商品販売データ処理プロ
グラムを立上げ可能であるとともに、両者が同一でない
と判別した場合に商品販売データ処理プログラムの立上
げを停止して初期設定処理プログラムを立上げ可能かつ
当該不揮発性メモリに格納されている個別識別データを
自機内メモリに記憶されている自機識別データと同じデ
ータに書換え可能に形成された商品販売データ処理装置
であるから、使用現場での商品販売データ処理プログラ
ムチェックが不要になるから、使用現場での実際運用開
始までの期間を大幅に短縮できかつコスト低減ができ
る。また、装着された不揮発性メモリに格納されていた
個別識別データおよび個別設定データと同じ内容(種
類)のデータだけを設定変更するだけでよい。つまり、
設定すべき内容を調べなくてもよいから、取扱いが簡単
である。
【0071】また、請求項2の発明によれば、自機内メ
モリがLANボードに搭載されかつ自機識別データがM
ACアドレスとされているので、請求項1の発明の場合
と同様な効果を奏することができることに加え、さらに
自機識別データの設定も必要としないから、この点から
も取扱いが簡単でかつ早急な運用開始ができる。
【0072】また、請求項3の発明によれば、不揮発性
メモリに格納されている個別設定データを表示可能かつ
表示された個別設定データを自機に固有な自機設定デー
タに設定変更可能であるとともに、当該不揮発性メモリ
に格納されている個別設定データを設定変更された自機
設定データに書換え可能に形成されているので、請求項
1および請求項2の各発明の場合と同様な効果を奏する
ことができることに加え、さらに個別設定データの設定
を正確かつ迅速に行える。
【0073】さらに、請求項4の発明によれば、不揮発
性メモリに格納されている個別設定データを自機内に記
憶保持されている自機設定データに自動的に書換え可能
に形成されているので、請求項1から請求項3までの各
発明の場合と同様な効果を奏することができることに加
え、さらに各機ごとの個別設定データの設定を一段と簡
単かつ迅速にできる。
【0074】さらにまた、請求項5の発明によれば、不
揮発性メモリに格納されている個別設定データに少なく
とも機番および店名を含むから、請求項4の発明の場合
と同様な効果を奏することができることに加え、さらに
運用開始までの期間を一段と短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】同じく、動作等を説明するためのフローチャー
トである。
【図3】従来例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク 5 LANボード 5M メモリ(自機識別データ用自機内メモリ) 10 電子キャッシュレジスタ(商品販売データ処理装
置) 20 キーボード 21 ディスプレイ 25 プリンタ 50 ストアコントローラ(商品販売データ処理装置) 100 マザーボード 101 CPU 102 ROM 103 RAM 104 EEPROM 104A 自機識別データ用自機内メモリ 104B 自機設定データ用自機内メモリ 111 HDD(不揮発性メモリ) 111P プログラム管理ファイル(不揮発性メモリ) 112 FDD

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自機識別データを自機内メモリに記憶可
    能かつ少なくとも個別識別データ、個別設定データおよ
    び商品販売データ処理プログラムが格納された書換え可
    能な不揮発性メモリを装着可能に形成され、かつ装着さ
    れた不揮発性メモリに格納されている個別識別データと
    自機内メモリに記憶されている自機識別データを比較し
    て両者が同一であるか否かを判別可能に形成され、 両者が同一であると判別した場合に商品販売データ処理
    プログラムを立上げ可能であるとともに、両者が同一で
    ないと判別した場合に商品販売データ処理プログラムの
    立上げを停止して初期設定処理プログラムを立上げ可能
    かつ当該不揮発性メモリに格納されている個別識別デー
    タを自機内メモリに記憶されている自機識別データと同
    じデータに書換え可能に形成されている商品販売データ
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記自機内メモリがLANボードに搭載
    されかつ前記自機識別データがMACアドレスとされて
    いる請求項1記載の商品販売データ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記不揮発性メモリに格納されている個
    別設定データを表示可能かつ表示された個別設定データ
    を自機に固有な自機設定データに設定変更可能であると
    ともに、当該不揮発性メモリに格納されている個別設定
    データを設定変更された自機設定データに書換え可能に
    形成されている請求項1または請求項2記載の商品販売
    データ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記自機設定データが自機内メモリに記
    憶保持可能でかつ書換え要求が発せられた場合に前記不
    揮発性メモリに格納されている前記個別設定データを自
    機内メモリに記憶保持されている前記自機設定データに
    自動的に書換え可能に形成されている請求項1から請求
    項3までのいずれか1項に記載された商品販売データ処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記不揮発性メモリに格納されている前
    記個別設定データには、少なくとも機番および店名が含
    まれている請求項4記載の商品販売データ処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7583330B2 (en) 2002-05-24 2009-09-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Liquid crystal display apparatus

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