JP2001034561A - 情報処理装置、ネットワークシステム、デバイス検索方法、及び記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、ネットワークシステム、デバイス検索方法、及び記憶媒体

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JP2001034561A
JP2001034561A JP20271199A JP20271199A JP2001034561A JP 2001034561 A JP2001034561 A JP 2001034561A JP 20271199 A JP20271199 A JP 20271199A JP 20271199 A JP20271199 A JP 20271199A JP 2001034561 A JP2001034561 A JP 2001034561A
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Nobuhiko Maki
伸彦 牧
Masahito Ochiai
将人 落合
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上の所望するデバイスの位置、
属性、及び状態を視覚的に分かりやすく把握できるネッ
トワークシステムを提供する。 【解決手段】 サーバ112は、デバイスの位置に関す
る情報を階層的に表したロケーション情報、属性情報、
及びデバイスの各種状態に対応する複数の状態情報(ア
イコン情報)を保持する。クライアント111は、上記
ロケーション情報の各階層に対応するマップ情報を保持
し、サーバ112で検出されたデバイスの状態情報を、
当該デバイスに対応するマップ情報上に重ねて出力(表
示出力等)する。このとき、クライアント111は、上
記デバイスから通知(イベント通知)される当該デバイ
スの状態変化に応じて変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ネットワ
ーク上のサーバ、クライアント、プリンタやコピー機等
のデバイスに適用される情報処理装置、ネットワークシ
ステム、デバイス検索方法、及びそれを実施するための
処理ステップをコンピュータが読出可能に格納した記憶
媒体に関し、特に、クライアントが任意のデバイスを利
用する際に、そのデバイスをネットワーク上から検索す
るための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より例えば、ネットワーク上の各種
の資源(プリンタ、サーバ、スキャナ等、以下、「デバ
イス」とも言う)を効率的に発見し、それを利用するた
めに、LDAP(Lightweight Directory AccessProtoc
ol)等のディレクトリサービスと呼ばれるものが提供さ
れている。このディレクトリサービスとは、いわゆるネ
ットワークに関する電話帳の機能を果たすものであり、
そのための様々な情報を管理して提供するサービスであ
る。
【0003】したがって、上述のようなディレクトリサ
ービスを利用して、ネットワークに接続されているデバ
イスを検索することで、ネットワーク上で利用可能なデ
バイスのネットワークアドレスの一覧を得ることができ
る。
【0004】尚、上記LDAPでの規定については、I
ETFから発行されているRFC1777に記載されて
おり、また、解説書としては、例えば、株式会社プレン
ティスホールより、「LDAPインターネットディレク
トリアプリケーションプログラミング」が1997年1
1月1日に発行されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなディレクトリサービス等による従来のデバイス
検索方法では、ネットワーク上で利用可能なデバイスが
実際に存在する位置情報や、そのデバイスの現在状態を
取得することができなかった。
【0006】具体的には例えば、あるクライアント側の
ユーザがプリント出力のために、ディレクトリサービス
によってネットワーク上のプリンタを検索した場合、ク
ライアント側の装置(パーソナルコンピュータ等の情報
処理装置)には、ネットワーク上の利用可能なプリンタ
のネットワークアドレスが単に文字列で表示されるだけ
であった。このため、ユーザは、プリント出力する前に
プリント出力したいプリンタの位置を確認したり、プリ
ント出力後にそのプリント出力を行ったプリンタが自分
のフロア或いは他の階のフロア等、実際にどの場所にあ
るかを探し出す必要があった。また、カラープリント出
力したい場合、実際にプリント出力した後でしか、その
プリント出力を行ったプリンタがカラープリンタである
かどうかを知ることができなかった。さらに、プリント
出力に用いるプリンタが現在どのような状態(稼働状
態、エラー発生状態等)であるかは、実際にプリント出
力を行うときまで知ることができなかった。
【0007】上述のように、従来のデバイス検索方法で
は、「自分のフロアにおいて、自分の場所に一番近いプ
リンタはどこにあるのか」、「カラー画像を出力できる
プリンタは、その建物の中のどの場所にあるのか」等と
いった、デバイスの位置情報やデバイスの属性を取得す
ることができなかった。また、デバイスの現在状態が稼
働状態であるか、エラー発生状態であるかといったデバ
イス状態は、実際にデバイスを使用するときまでわから
なかった。これは、ユーザにとって非常に不便であり、
プリント出力等の作業効率が悪くなる、といった問題に
つながる。
【0008】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、ネットワーク上の所望するデバ
イスの位置、属性、及び状態を視覚的に分かりやすく把
握できるようにすることで、ネットワーク上の各種のデ
バイスを用いた作業効率を向上させることができる、情
報処理装置、ネットワークシステム、デバイス検索方
法、及びそれを実施するための処理ステップをコンピュ
ータが読出可能に格納した記憶媒体を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、ネットワーク上に接続されるデバイスの
位置に関する情報を階層的に表したロケーション情報の
各階層に対応するマップを表すマップ情報を保持する第
1の保持手段と、任意のデバイスの検索条件を指定する
ための検索条件指定手段と、上記ネットワーク上に接続
されたサーバに対して、上記検索条件指定手段によって
指定された検索条件に対応するデバイスの検索を要求す
る検索要求手段と、上記検索要求手段での検索要求によ
り上記サーバから送られてくる上記検索の結果により示
される上記ネットワーク上に接続されたデバイスに対し
て、当該デバイスでの状態変化発生時に当該状態変化の
通知を要求する状態変化通知要求手段と、上記検索要求
手段での検索要求により上記サーバから送られてくる上
記検索の結果に応じて対応するマップ情報を上記第1の
保持手段の中から選択すると共に、上記検索の結果に含
まれる上記デバイスの複数の状態に対応した複数の状態
情報の中の何れかを選択して、両者を重ねて出力する出
力手段とを備え、上記出力手段は、上記状態変化通知要
求手段での状態変化通知により上記デバイスから通知さ
れてくる当該デバイスの状態変化に応じて対応する状態
情報を上記複数の状態情報の中から選択することを特徴
とする。
【0010】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記出力手段は、情報の表示出力機能を有することを特
徴とする。
【0011】第3の発明は、ネットワーク上に接続され
るデバイスの位置に関する情報を階層的に表したロケー
ション情報、デバイスの属性情報、及びデバイスの複数
の状態に対応する複数の状態情報を管理する管理手段
と、外部から送られてくるデバイスの検索要求に基づい
て、当該検索要求に対応するデバイスを上記管理手段の
中の情報により検索する検索手段と、上記検索要求の発
行元に対して、上記検索手段での検索により検出された
デバイスに対応する情報を上記管理手段の中から取得し
て送信する検索結果送信手段とを備えることを特徴とす
る。
【0012】第4の発明は、上記第3の発明において、
上記管理手段は、上記デバイスから送られてくる上記ロ
ケーション情報、上記属性情報、及び上記複数の状態情
報を管理することを特徴とする。
【0013】第5の発明は、上記第1又は3の発明にお
いて、上記状態情報は、アイコンを含むことを特徴とす
る。
【0014】第6の発明は、ネットワーク上に接続され
たクライアント、サーバ、及びデバイスを含むネットワ
ークシステムであって、上記クライアント及びサーバの
少なくとも何れかは、請求項1〜5の何れかに記載の情
報処理装置の機能を有することを特徴とする。
【0015】第7の発明は、ネットワーク上にクライア
ント、サーバ、及びデバイスを接続して構成されるネッ
トワークシステムであって、上記クライアントは、上記
ネットワーク上に接続されるデバイスの位置に関する情
報を階層的に表したロケーション情報の各階層に対応す
るマップを表すマップ情報を保持する第1の保持手段
と、任意のデバイスの検索条件を指定するための検索条
件指定手段と、上記サーバに対して、上記検索条件指定
手段によって指定された検索条件に対応するデバイスの
検索を要求する検索要求手段と、上記検索要求手段での
検索要求により上記サーバから送られてくる上記検索の
結果により示される上記ネットワーク上に接続されたデ
バイスに対して、当該デバイスの状態変化発生時に当該
状態変化の通知を要求する状態変化通知要求手段と、上
記検索要求手段での検索要求により上記サーバから送ら
れてくる上記検索の結果に応じて対応するマップ情報を
上記第1の保持手段の中から選択すると共に、上記検索
の結果に含まれる上記デバイスの複数の状態に対応した
複数の状態情報の中の何れかを選択して、両者を重ねて
出力する出力手段とを備え、上記サーバは、上記ネット
ワーク上に接続されるデバイスの位置に関する情報を階
層的に表したロケーション情報、デバイスの属性情報、
及びデバイスの複数の状態に対応する複数の状態情報を
管理する管理手段と、上記クライアントから送られてく
るデバイスの検索要求に基づいて、当該検索要求に対応
するデバイスを上記管理手段の中の情報により検索する
検索手段と、上記検索要求の発行元のクライアントに対
して、上記検索手段での検索により検出されたデバイス
に対応する情報を上記管理手段の中から取得して送信す
る検索結果送信手段とを備え、上記デバイスは、上記ネ
ットワーク上の自己の位置を表す階層的なロケーション
情報、自己の属性情報、及び自己の複数の状態に対応す
る複数の状態情報を含む情報を保持する第2の保持手段
と、上記第2の保持手段にて保持された情報を上記サー
バの上記管理手段へ登録する情報登録手段と、上記クラ
イアントから送られてくる状態変化通知要求を保持する
第3の保持手段と、上記第3の保持手段の中の情報に基
づいて、自己の状態変化発生時に当該状態変化を上記状
態変化通知要求の発行元のクライアントに対して通知す
る状態変化通知手段とを備え、上記クライアントの出力
手段は、上記状態変化通知要求手段での状態変化通知に
より上記デバイスから通知されてくる当該デバイスの状
態変化に応じて対応する状態情報を上記複数の状態情報
の中から選択することを特徴とする。
【0016】第8の発明は、上記第7の発明において、
上記出力手段は、情報の表示出力機能を有することを特
徴とする。
【0017】第9の発明は、上記第7の発明において、
上記状態情報は、アイコンを含むことを特徴とする。
【0018】第10の発明は、クライアント、サーバ、
及びデバイスが接続されたネットワーク上において、サ
ーバがクライアントからのデバイス検索要求に基づいて
デバイスの検索を行い、その検索結果をクライアントが
取得して出力するためのデバイス検索方法であって、上
記デバイスが、上記ネットワーク上の自己の位置を表す
階層的なロケーション情報、自己の属性情報、及び自己
の複数の状態に対応する複数の状態情報を含む情報を上
記サーバへ登録する登録ステップと、上記サーバが、上
記登録ステップによる上記デバイスからの情報を管理す
る管理ステップと、上記クライアントが、上記ロケーシ
ョン情報の各階層に対応するマップを表すマップ情報を
保持するマップ保持ステップと、上記クライアントが、
ユーザから指定入力されたデバイスの検索条件に対応す
るデバイスの検索を上記サーバに対して要求する検索要
求ステップと、上記サーバが、上記クライアントからの
デバイスの検索要求に基づいて当該検索要求に対応する
デバイスを上記管理ステップによる管理情報から検索
し、その検索により検出したデバイスに対応する情報を
上記管理ステップによる管理情報の中から取得して上記
検索要求の発行元のクライアントに対して返送する検索
ステップと、上記クライアントが、上記サーバから返送
されてきた管理情報により示される上記ネットワーク上
に接続されたデバイスに対して当該デバイスの状態変化
発生時の当該状態変化の通知を要求する状態変化通知要
求ステップと、上記デバイスが、上記クライアントから
の状態変化通知要求を保持し、当該保持情報に基づいて
自己の状態変化発生時に当該状態変化を上記状態変化通
知要求の発行元のクライアントに対して通知する状態変
化通知ステップと、上記クライアントが、上記サーバか
ら返送されてきた管理情報に応じて対応するマップ情報
を上記マップ保持ステップによる保持情報の中から選択
すると共に、上記管理情報に含まれる上記複数の状態情
報の中の何れかを選択して、両者を重ねて出力する出力
ステップと、上記クライアントが、上記デバイスから通
知されてくる状態変化に応じて対応する状態情報を上記
複数の状態情報の中から選択することで、上記出力ステ
ップでの出力状態情報を変更する状態情報変更ステップ
とを含むことを特徴とする。
【0019】第11の発明は、上記第10の発明におい
て、上記出力ステップは、情報を画面表示出力するステ
ップを含むことを特徴とする。
【0020】第12の発明は、上記第10の発明におい
て、上記状態情報は、アイコンを含むことを特徴とす
る。
【0021】第13の発明は、請求項1〜9の何れか1
項に記載の各手段として、コンピュータを機能させるた
めのプログラムを記録した記憶媒体であることを特徴と
する。
【0022】第14の発明は、請求項10〜12の何れ
かに記載のデバイス検索方法の処理ステップを、コンピ
ュータが読出可能に格納した記憶媒体であることを特徴
とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0024】(第1の実施の形態)本発明は、例えば、
図1に示すようなネットワークシステム100に適用さ
れる。このネットワークシステム100は、1階フロア
と2階フロアを含むオフィスフロア等で用いられるもの
であり、上記図1に示すように、クライアント側の情報
処理装置としてのパーソナルコンピュータ(PC)11
1,113と、サーバ側の情報処理装置としてのパーソ
ナルコンピュータ(PC)112と、各種デバイス10
1〜105とが、LAN150によって互いに通信可能
に接続された構成としている。
【0025】クライアント側の情報処理装置としてのP
C(クライアント端末装置、以下、単に「クライアン
ト」と言う)111,113はそれぞれ、本実施の形態
におけるネットワークデバイス検索クライアントのプロ
グラムが実行可能なPCであり、サーバ側の情報処理装
置としてのPC(以下、サーバ端末装置、単に「サー
バ」と言う)112に対して、所望の条件を満たすデバ
イスに関する問い合わせ情報を発行すると共に、それに
より得られた検索結果を表示するようになされている。
また、ここでは一例として、クライアント111をデス
クトップ型のPCで構成し、クライアント113をノー
ト型のPCで構成している。
【0026】サーバ112は、本実施の形態におけるネ
ットワークデバイス検索サーバのプログラムが実行可能
なPCであり、本システム100のデバイス101〜1
05や、他のネットワークシステム140の各種デバイ
ス(ネットワークデバイス)に関する情報が格納されて
おり、クライアント111,113からのデバイス検索
の問い合わせを受け付け、その検索結果を返送するよう
になされている。
【0027】上述のようなクライアント111,113
及びサーバ112として用いるPCはそれぞれ同様の構
成としており、例えば、図2に示すような構成により、
ネットワークデバイス検索クライアントソフトウェア、
或いはネットワークデバイス検索サーバソフトウェア
(以下、これらをまとめて「ネットワークデバイス検索
ソフトウェア」とも言う)を稼動するようになされてい
る。
【0028】すなわち、ここでのPC200は、上記図
2に示すように、PC全体の動作制御を司るCPU20
2と、CPU202での動作制御のための各種プログラ
ムやデータ等が格納されるROM203と、CPU20
2の主メモリや作業用エリア等を含むRAM204と、
マウス(MS)214と、マウス(MS)214からの
指示入力を制御するマウスコントローラ(MC)213
と、キーボード(KB)209と、キーボード(KB)
209やポインティングデバイス(図示せず)からの指
示入力を制御するキーボードコントローラ(KBC)2
05と、CRTディスプレイ210と、CRTディスプ
レイ210の表示を制御するCRTコントローラ(CR
TC)206と、各種プログラムやデータ(ブートプロ
グラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、ユー
ザファイル、ネットワーク管理プログラム等)を記憶す
るためのハードディスクドライブ(HDD)211及び
フロッピーディスクドライブ(FDD)212と、ハー
ドディスクドライブ(HDD)211及びフロッピーデ
ィスクドライブ(FDD)212とのアクセスを制御す
るディスクコントローラ(DKC)207と、LAN1
50を介してデバイス101〜105や他のPC或いは
他のネットワークシステム140(上記図1参照)と双
方向にデータをやりとりするためのネットワークインタ
ーフェースカード(NIC)208とを備えており、こ
れらの各構成部は、システムバス201を介して互いに
通信可能なように接続されている。
【0029】したがって、上述のネットワークデバイス
検索ソフトウェアは、ROM203又はハードディスク
ドライブ(HDD)211、或いはフロッピーディスク
ドライブ212のFDに予め格納されており、CPU2
02によって読み出され実行されることで、後述するよ
うな本システム100における動作が実現される。
【0030】一方、デバイス101〜105はそれぞ
れ、カラープリンタやコピー機等から構成される。ここ
では、例えば、デバイス101は、カラープリンタ(カ
ラーLBP)であり、デバイス102は、コピー機能と
プリンタ機能を共に兼ね備えたMFP(Multi Function
Peripheral )である。また、デバイス103及び10
4はそれぞれ、モノクロプリンタであり、デバイス10
5は、スキャナである。
【0031】これらのデバイス101〜105の主なる
構成はそれぞれ同様であり、例えば、図3に示すよう
に、デバイス全体の動作制御を司るCPU2302と、
CPU2302での動作制御のための各種プログラムや
データ等が格納されるROM2303と、CPU230
2の主メモリや作業用エリア等を含むRAM2304
と、デバイス機能(プリンタ機能やコピー機能等)のエ
ンジン2309と、エンジン2309の駆動を制御する
エンジンコントローラ(EC)2305と、ユーザから
各種操作指示を受け付けたり種々の情報を表示するパネ
ル(PANEL)2310と、パネル(PANEL)2
310での入出力をコントロールしたりパネル(PAN
EL)2310を管理するパネルコントローラ(PC)
2306と、ハードディスクドライブ(HDD)221
1と、ハードディスクドライブ(HDD)2211との
アクセスを制御するディスクコントローラ(DKC)2
307と、不揮発性RAM(NVRAM)2312と、
LAN150を介してサーバ112やクライアント11
1,113(上記図1参照)と双方向にデータをやりと
りするためのネットワークインターフェースカード(N
IC)2308とを備えており、これらの各構成部は、
システムバス2301を介して互いに通信可能なように
接続されている。
【0032】尚、上記図3に示したデバイスが、例え
ば、カラーLBP101である場合、エンジン2309
は、プリンタ出力動作等のためのLBPエンジン(LB
PEngine)となり、ハードディスク(HDD)2
211には、必要に応じて、印刷データ等が一時的にス
プールされたりすることになる。
【0033】上述のようなネットワークシステム100
において、クライアント111、ザーバ112、カラー
プリンタ101、MFP102、及びモノクロプリンタ
103はそれぞれ、2階フロアに設置されており、モノ
クロプリンタ104、スキャナ105、及びクライアン
ト113はそれぞれ、1階フロアに設置されている。
【0034】また、ネットワークシステム100は、フ
ァイアウォール120を介してインターネット130に
接続可能であり、そのインターネット130を介して他
のネットワークシステム140とも接続可能に構成され
ている。
【0035】尚、クライアント113は、ノート型のP
Cとしているため、上記図1では、1階フロアからLA
N130に接続している状態を示しているが、LAN1
50から取り外されることもあり、また、2階フロアか
らLAN150に接続される場合もある。
【0036】ここで、本実施の形態では、クライアント
111,113が、サーバ112から返送されてくるデ
バイス検索の結果に基づいて、対象デバイスがどの場所
に、どういった属性を持って、現在どのような状態で存
在するかを、ユーザが視覚的に把握できるように、1階
フロアや2階フロア等の対象デバイスの存在位置に対応
したレイアウトビットマップ上に、対象デバイスのビッ
トマップアイコン(以下、単に「アイコン」とも言う)
を表示する。特に、レイアウトビットマップ上に表示し
た対象デバイスのアイコンを、対象デバイスの状態に応
じて変更する。この構成が本実施の形態での最も特徴と
する構成としている。
【0037】このため、ネットワークシステム100
は、例えば、図4に示すような機能的な構成を有してい
る。この図4に示す機能的な構成は、上記図2及び図3
にそれぞれ示したCPU202,2302において、ネ
ットワークデバイス検索ソフトウェア等の所定の処理プ
ログラムが実行されることで実現される。
【0038】サーバ112は、クライアント111,1
13からのデバイス検索の問い合わせ要求(デバイス検
索要求)を受信する検索要求受信部411と、それぞれ
のデバイスからのデバイス情報(ロケーション情報、属
性情報、及びアイコン情報)を管理するデバイス情報管
理部412と、検索要求受信部411にて受信されたデ
バイス検索要求に基づいてデバイス情報管理部413の
管理情報から該当するデバイスを検索するデバイス検索
部413と、デバイス検索部413での検索により検出
されたデバイスに対応するデバイス情報をデバイス情報
管理部413から取得して検索結果として上記デバイス
検索要求元のクライアントへ返送する検索結果返送部4
14とを備えている。
【0039】クライアント111及びクライアント11
3はそれぞれ同様の機能を有しており、例えば、クライ
アント111は、キーボード209やマウス214(上
記図2参照)等の操作によるユーザからの検索条件を受
け付ける検索条件指定部421と、検索条件指定部42
1にて受け付けられた検索条件に基づいてサーバ112
に対してデバイス検索要求を発行する問合部422と、
問合部422によるデバイス検索要求に対するサーバ1
12からの検索結果を受信する検索結果受信部423
と、検索結果受信部423にて受信された検索結果に対
応するデバイスに対してイベント通知先登録要求を発行
するイベント通知先登録要求部424と、イベント通知
先登録要求部424によるイベント通知先登録要求の発
行先のデバイスからのイベント通知を受信するイベント
情報受信部425と、レイアウトビットマップ情報(以
下、「MAP情報」と言う)を保持するMAP保持部4
26と、検索結果受信部423にて受信された情報、M
AP保持部426の情報、及びイベント情報受信部42
5にて受信された情報に基づいてCRT210(上記図
2参照)による画面表示を行なう表示部427とを備え
ている。
【0040】それぞれのデバイス(本システムのデバイ
ス101〜105や他のネットワークシステム140の
デバイス等)はそれぞれ同様の機能を有しており、例え
ば、デバイス101は、自デバイスのロケーション情
報、属性情報、及び様々なデバイス状態に対応した複数
のアイコン情報を含むデバイス情報を不揮発性RAM
(NVRAM)2312(上記図3参照)へ保持するデ
バイス情報保持部431と、デバイス情報保持部431
により保持されたデバイス情報をサーバ112に登録す
るためのデバイス情報登録部432と、クライアント1
11,113からのイベント通知先登録要求を受信する
イベント通知先登録受信部433と、イベント通知先登
録受信部433にて受信されたイベント通知先登録要求
の情報を保持するイベント通知先保持部434と、自デ
バイスでイベントが発生した場合にそのイベントをイベ
ント通知先保持部434の情報により示されるクライア
ントへ通知するイベント通知部435とを備えている。
【0041】そこで、まず、上述のような構成によるネ
ットワークシステム100の一連の動作の概要を説明す
る。
【0042】先ず、それぞれのデバイスにおいて、デバ
イス情報保持部431は、自デバイスのロケーション情
報(2階フロア等の現在自デバイスが存在している位置
を後述する階層的構造に従って示した情報)、属性情報
(カラー入出力が可能であるか否か等)、及び現在状態
(稼働中状態や紙詰まり発生状態等)を視覚的に示すた
めの様々なデバイス状態に対応した複数のアイコン情報
を含むデバイス情報を、不揮発性RAM(NVRAM)
2312(上記図3)によって保持している。これによ
り、自デバイスのデバイス情報を、自デバイスの電源が
遮断されてもそのまま保持することができる。
【0043】デバイス情報登録部432は、自デバイス
が電源ONされると、デバイス情報保持部431により
保持されているデバイス情報を、サーバ112に対して
送信する。
【0044】サーバ112のデバイス情報管理部412
は、それぞれのデバイスからのデバイス情報を管理す
る。
【0045】このとき、例えば、クライアント111に
おいて、問合部422は、検索条件指定部421により
ユーザから入力された検索条件の情報に基づいて、デバ
イス検索要求をサーバ112に対して発行する。
【0046】サーバ112において、検索要求受信部4
11は、クライアント111からのデバイス検索要求を
受信する。デバイス検索部413は、後述する階層的構
造のロケーション情報を用いて、検索要求受信部411
にて受信されたデバイス検索要求により示される検索条
件に合致したデバイスを検索する。検索結果返送部41
4は、デバイス検索部413での検索により検出された
デバイスに対応したデバイス情報を検索結果として、デ
バイス情報管理部412にて管理されている各デバイス
のデバイス情報から取得し、それを検索要求受信部41
1にて受信されたデバイス検索要求の発行元のクライア
ント(ここでは、クライアント111)に対して送信す
る。
【0047】クライアント111において、検索結果受
信部423は、サーバ112からの検索結果を受信す
る。これと同時に、イベント通知先登録要求部424
は、検索結果受信部423にて受信された検索結果に含
まれるロケーション情報によって示されるデバイスに対
して、該デバイス側でイベントが発生した場合の通知先
(自クライアント111のアドレス等)を登録する要求
(イベント通知先登録要求)を発行する。
【0048】クライアント111からのイベント通知先
登録要求を受けたデバイスにおいて、イベント通知先保
持部434は、イベント通知先登録要求受信部433に
より受信された上記イベント通知先登録要求により示さ
れるクライアントの情報(イベント通知先であるクライ
アント111のアドレス等)を保持する。そして、イベ
ント通知部435は、自デバイスでイベントが発生した
場合に、そのイベントを、イベント通知先保持部434
にて保持されているクライアントの情報に基づいて、該
当するクライアント(ここでは、クライアント111)
へと通知する。これにより、ここでのデバイスが、例え
ば、カラーLBP101である場合、カラーLBP10
1にて紙詰まり(ジャム)が発生すると、カラーLBP
101からクライアント111へは、ジャム発生を示す
イベント通知がなされることになる。
【0049】クライアント111において、表示部42
7は、検索結果受信部423にて受信された検索結果に
含まれるロケーション情報に対応するMAP情報をMA
P情報保持部426から取得し、そのMAP情報(レイ
アウトビットマップ)上に、検索結果受信部423にて
受信された検索結果に含まれるアイコン情報、すなわち
様々なデバイス状態に対応した複数のアイコン情報のう
ちの稼働中状態を示すアイコンを合成して、CRT21
0に表示する。
【0050】このとき、イベント情報受信部425が、
イベント通知先登録要求部424によるイベント通知先
登録要求の発行先のデバイスからのイベント通知を受信
していない場合、すなわち上記デバイスでイベントが発
生していない場合、表示部427は、稼働中状態を示す
アイコンをそのまま表示する。
【0051】一方、イベント情報受信部425が、イベ
ント通知先登録要求部424によるイベント通知先登録
要求の発行先のデバイスからのイベント通知を受信した
場合、すなわち上記デバイスでイベントが発生した場
合、表示部427は、そのイベントに応じて、現在CR
T210に表示しているレイアウトビットマップ上のア
イコンを変更する。例えば、ジャム発生を示すイベント
通知がなされた場合、そのジャム発生に対応したアイコ
ンを、検索結果受信部423にて受信された検索結果に
含まれるアイコン情報(様々なデバイス状態に対応した
複数のアイコン情報)から取得し、そのアイコンで、現
在レイアウトビットマップ上に合成して表示しているア
イコン(稼働中状態を示すアイコン)を変更する。
【0052】上述のように、クライアント111のCR
T210では、ユーザから入力された検索条件を満たす
デバイスが存在する場所のレイアウトビットマップ上に
該デバイスがアイコン表示され、さらに、そのアイコン
表示が該デバイスの状態に応じて変化することになる。
【0053】以上が、ネットワークシステム100の一
連の動作の概要である。以下、ネットワークシステム1
00の構成及び全体動作について、具体的に説明する。
【0054】[サーバ112で管理する各デバイスのロ
ケーション情報]それぞれのデバイスのロケーション
(Location)情報は、図5に示すような階層的構造によ
って、サーバ112にて管理される。
【0055】上記図5では、例えば、デバイス名(n
m)「LBP1110」で示されるカラーLBP101
のロケーション情報は、”301”〜”308”に示す
ように、 (C =JP(501)、o=ABC商事(502)、
BR=東京支店(503)、op=extend(50
4)、BU=AAビル(505)、fl=2F(50
6)、BL=2−1(507)、dv=printer
(508)) として指定される。
【0056】それぞれのエントリC,O,BR,OP,
BU,FL,BL,DV,UM,MAPは、 C :国名を示す(”JP”は日本、”US”はアメ
リカ等) O :組織名を示す(”ABC商事”、”XYZ物
産”等) BR :支店や支部等を示す(”東京支店”、”大阪支
店”等) OP :オプション情報があることを示す(”exte
nd”拡張) BU :建物の名前を示す(”AAビル”、”BBビ
ル”等) FL :フロアの階数を示す(”1F”、”2F”等) BL :フロアのブロックを示す(”1−1”、”2−
1”等) DV :デバイスを示す(”printer”、”MF
P”等) UM :デバイス名を示す(”LBP1110”、”L
BP3310”等) MAP:デバイスの後述するMAP上での座標を示
す(”10X+10Y”等) であり、それぞれのエントリの属性は、それぞれ決まっ
た範囲(値)の属性値を有するようになされている。
【0057】本実施の形態では、上述のようなロケーシ
ョン情報の階層的構造によって、ネットワーク上のデバ
イス(検索対象となる本システム100のデバイス10
1〜105や他のネットワークシステム140のデバイ
ス)のロケーション情報を管理することで、デバイスの
位置を特定し、ユーザが所望するデバイスを該ユーザに
分かりやすくアイコン表示し、さらに、そのアイコン表
示をデバイスの状態に応じて変化させる。
【0058】サーバ112が上記図5に示したロケーシ
ョン情報の階層的構造(以下、「階層型ロケーション情
報」とも言う)に従って各デバイスのロケーション情報
を管理するために、上述したように、それぞれのデバイ
スが電源ONされると、サーバ112に対して各デバイ
スのデバイス情報が与えられる。このデバイス情報は、
例えば、図6に示すようなデータフォーマットとしてい
る。すなわち、それぞれのデバイスは、上記図6に示す
データフォーマットに従った自デバイスのデバイス情報
をデバイス情報保持部431により保持しており、この
デバイス情報をデバイス情報登録部432によりサーバ
112に登録する(上記図4参照)。
【0059】上記図6に示すように、ここでのデバイス
情報は、上記図5に示した階層型ロケーション情報に従
った自デバイスの位置を示すためのロケーション情報9
02〜911と、自デバイスの属性を示すための属性情
報913,914と、自デバイスの様々な状態に対応し
たアイコン情報916〜918とを含んでいる。また、
ロケーション情報902〜911の先頭にはロケーショ
ン情報TAG901が、属性情報913,914の先頭
にはデバイス属性情報TAG912が、アイコン情報9
16〜918の先頭にはデバイスビットマップアイコン
情報TAG915がそれぞれ付加されており、これによ
り、このデバイス情報の受信側(サーバ112)で、該
デバイス情報に含まれる各種情報を識別できるようにな
されている。
【0060】上記図6では、本システム100のカラー
LBP101が保持しているデバイス情報を一例として
示しており、ここでのデバイス情報には、カラーLBP
101は、 デバイス名NM=LBP1110 レイアウトビットマップ上での座標MAP=10X+1
0Y デバイスDV=printer(プリンタ) であり、上記図5に示した階層型ロケーション情報に従
って、 設置されているフロアのブロックBL=2−1 上記フロアの階数FL=2F 上記フロアの建物の名前BU=AAビル オプション情報の有無OP=extend有り 支店名BR=東京支店 組織名O=ABC商事 国名C=JP(日本) で示される場所に存在することを示すロケーション情報
902〜911が設定されている。また、属性情報91
3,914としては、カラー入出力が可能であるか否か
を示すためのcolor属性913と、ネットワークア
ドレスを示すIPアドレス914とが設定されており、
ここではcolor属性913が”OK”、すなわち”
デバイス(カラーLBP)101はカラー入出力が可
能”が設定されている。さらに、アイコン情報916〜
918としては、カラーLBP101が稼働中状態(r
edy)であることを示すためのアイコン916と、紙
切れ状態(nopaper)であることを示すためのア
イコン917と、ジャム発生状態(paper jam
med)であることを示すためのアイコン918とが設
定されている。
【0061】したがって、上述のようなデバイス情報
が、それぞれのデバイスからサーバ112へと与えられ
ると、サーバ112において(上記図4参照)、デバイ
ス情報管理部412は、図7に示すようなテーブルによ
って、各デバイスのデバイス情報を管理する。尚、上記
図7では、一例として、本システム100のデバイス1
01〜105の5つのデバイスのデバイス情報を管理し
た状態を示している。
【0062】そして、デバイス検索部413は、デバイ
ス情報管理部412により管理されている上記図7のテ
ーブルから、クライアント111,113からのデバイ
ス検索要求に基づいたデバイス(ユーザから入力された
検索条件に合致したデバイス)を検索する。この検索に
より得られたデバイス情報(検索結果)は、検索結果返
送部414により、上記デバイス検索要求元のクライア
ントへ返送される。
【0063】尚、本実施の形態にて扱う属性情報及びア
イコン情報としては、上記図6及び図7に示した属性情
報913,914、及びアイコン情報916〜918に
限られることはない。例えば、アイコン情報としては、
デバイスが使用中であることを示すアイコンや、デバイ
スに設けられたハードディスク等における読み込み/書
き込みエラー発生を示すアイコン、また、デバイスがF
AXである場合には、送信中/受信中であることを示す
アイコンを設けたりするようにしてもよい。さらに、認
証エラー発生を示すアイコンを設けるようにすれば、不
正侵入等を遠隔地から監視すること等が可能となる。
【0064】[クライアント111,113での検索条
件入力操作]図8は、クライアント111,113にて
ユーザが所望するデバイスを検索するための条件を入力
するための画面(検索条件入力画面)を示したものであ
る。この画面は、例えば、CRT210に表示され、マ
ウス214やキーボード209によって(上記図2参
照)、様々な検索条件が入力できるようになされてい
る。
【0065】上記図8において、”1001a”,”1
001b”,”1001c”にて示す入力部分は、検索
対象デバイスのエントリを入力する部分である。ここで
は、直接エントリを入力も可能であるが、入力部分の右
端部(黒三角印部分)を操作することで、プルダウンメ
ニューが表示され、そのメニューの中から所望するエン
トリを選択することも可能である。
【0066】”1002a”,”1002b”,”10
02c”にて示す入力部分は、それぞれの入力部分10
01a,1001b,1001cに入力したエントリに
対応する属性情報を入力する部分である。これらの入力
部分1002a,1002b,1002cについても、
入力部分1001a,1001b,1001cと同様
に、直接入力、及びプルダウンメニューからの入力の何
れも可能である。例えば、入力部分1001aにて入力
したエントリが”デバイス”である場合、入力部分10
02aの右端部を操作すれば、デバイス属性情報として
のプリンタ(printer)、MFP(MFP)、及
びスキャナ(scanner)のプルダウンメニューが
表示される。したがって、このプルダウンメニューの中
から所望する属性情報を選択すれば、その選択属性情報
が入力部分1002aに設定されることになる。
【0067】”1003a”及び”1003b”にて示
す部分は、入力部分1001a〜100c,1002a
〜1002cに入力した各情報を、”AND(かつ)”
で関係させることを指定する部分であり、”1004
a”及び”1004b”で示す部分は、それぞれの入力
部分1001a〜100c,1002a〜1002cに
入力した各情報を、”OR(または)”で関係させるこ
とを指定する部分である。
【0068】”1005”で示す部分は、検索開始ボタ
ンである。この検索開始ボタン1005を操作すること
で、入力部分1001a〜100c,1002a〜10
02cへの入力、及び指定部分1003a,1003
b,1004a,1004bによる指定に基づいた、サ
ーバ112でのデバイス検索が開始されることになる。
【0069】図9は、上記図8に示した検索条件入力画
面での入力例を示したものである。この図9では、”検
索対象デバイスがプリンタ”、かつ、”カラー出力が可
能なプリンタ”が、検索条件として入力されている。
【0070】尚、検索条件としては、例えば、”設置フ
ロアが2階であるプリンタ”(上記図9の入力部分10
01c及び1002c参照)等というような、設置場所
の条件や、その他の様々な条件をさらに加えることも可
能である。ここでは、説明の簡単のため、”検索対象デ
バイスがプリンタ”かつ”カラー出力が可能なプリン
タ”を入力された検索条件として説明する。
【0071】そこで、例えば、クライアント111にお
いて、上記図9に示したように、”検索対象デバイスが
プリンタ”かつ”カラー出力が可能なプリンタ”の検索
条件が入力され、この入力状態で検索開始ボタン100
5が押下された場合、検索条件指定部421(上記図4
参照)は、上記検索条件を、図10に示すような検索条
件式として取得する。この図10に示すように、ここで
の検索条件式としては、上記図9に示した検索条件に対
応して、検索対象デバイス(DV)がプリンタ(pri
nter)でカラー出力(color)が可能(OK)
である条件を示している。問合部422は、検索条件指
定部421により得られた上記図10の検索条件式を含
むデバイス検索要求をサーバ112へと発行する。
【0072】サーバ112において、デバイス検索部4
13は、上記図10の検索条件式に合致するデバイス
を、上記図7に示したテーブルの中から検索する。例え
ば、このテーブルにて示されるデバイス101〜105
の中から、カラー出力可能なプリンタであるデバイスを
検索する。ここでは、デバイス101(カラーLBP)
のみがこれに該当することになる。 したがって、検索
結果返送部414は、デバイス検索部413の検索結果
としての図11に示すようなカラーLBP101のデバ
イス情報(ロケーション情報、属性情報、及びアイコン
情報)を、クライアント111へと返送する。
【0073】[クライアント111,113での検索結
果表示]
【0074】まず、クライアント111,113はそれ
ぞれ、MAP情報保持部426(上記図4参照)によ
り、上記図5に示したロケーション情報の階層的構造に
より示されるデバイスが設置されるであろう様々な場所
のMAP情報(レイアウトビットマップ情報)を保持し
ている。
【0075】図12〜図16は、MAP情報保持部42
6で保持しているMAP情報の一例として、C=JP
(日本)、O=ABC商事、BR=東京支店、BU=A
Aビル内の1階フロア及び2階フロアのMAP情報を示
したものである。ここでのMAP情報は、各フロア内の
実際の机の並びやパーティションの様子が予めビットマ
ップとして設定されている。
【0076】図12は、1階フロアの1ブロックのMA
P情報MP1−1であり、図13は、1階フロアの2ブ
ロックのMAP情報MP1−2であり、図14は、2階
フロアの1ブロックのMAP情報MP2−1であり、図
15は、2階フロアの2ブロックのMAP情報MP2−
2である。
【0077】図16については、例えば、サーバ112
からの検索結果に含まれるロケーション情報に対応する
MAP情報をMAP情報保持部426が保持していない
場合(属性値を持たない場合)や、サーバ112で検索
されたデバイスのデバイス情報中にロケーション情報が
無い場合(デバイスがロケーション情報を保持していな
い場合)、等に用いるMAP(unknownMAP)
情報UMPである。この図16に示すMAP情報UMP
では、”1901”の部分には、MAP情報がないこと
を示すメッセージが表示され、”1902”の部分に
は、サーバ112にて検索できたがロケーション情報を
持たないデバイスのアイコンが表示される。
【0078】上記図12〜図16に示したようなMAP
情報MP1−1〜2−2及びUMPは、MAP情報保持
部426において、例えば、図17の”1402”及
び”1403”に示すように、1階フロア及び2階フロ
アの各ブロック1−1〜2−2、及びその他に対応して
管理されている。
【0079】したがって、表示部427は、MAP情報
保持部426から該当するMAP情報を、サーバ112
からの検索結果(上記図11参照)に含まれる上記図1
7の”1401”に示すようなロケーション情報に基づ
いて取得し、それをCRT210にて表示する。
【0080】また、表示部427は、CRT210に表
示するMAP上において、サーバ112からの検索結果
のロケーション情報(MAP上の座標情報(”10X+
10Y”))により示される位置に、上記検索結果のア
イコン情報(”稼働中状態”を示すアイコン等)を表示
する。これにより、所望するデバイスが、どのフロアの
どのブロックのどの位置にあるかを明示的に示すことが
できる。
【0081】図18〜図21は、上述したような表示部
427によるCRT210での画面表示の一例を示した
ものである。これらの図18〜図21に示すように、所
望するデバイス、或いはサーバや他のクライアントが、
どのフロアのどのブロックのどの位置に設置されている
かが、一目で確実に把握することができる。
【0082】ここで、上述のように、クライアント11
1,113において、サーバ112にて検索されたデバ
イスをMAP上にアイコンとして表示するが、ここでは
さらに、このアイコンをデバイスの現在状態に応じて変
更する。
【0083】具体的には例えば、クライアント111に
おいて(上記図4参照)、イベント通知先登録要求部4
24は、サーバ112から検索結果が送られてくると、
その検索結果により示されるデバイスに対してイベント
通知先登録要求を発行する。
【0084】イベント通知先登録要求部424により発
行されるイベント通知先登録要求は、例えば、図22に
示すようなフォーマットに従った情報からなり、どのよ
うなイベントが発生した場合にイベント通知を行うかを
示すための通知条件情報と、その通知先を示すためのイ
ベント通知先情報とを含んでいる。ここでは、説明の簡
単のために、上記イベント通知先登録要求の発行先(サ
ーバ112からの検索結果により示されるデバイス)を
カラーLBP101としている。このため、その一例と
して、通知条件情報には”紙切れ”及び”紙詰まり”を
設定し、イベント通知先情報には自クライアント(クラ
イアント111)を示すIPアドレス及びポート番号等
を設定している。
【0085】上述のようなイベント通知先登録要求は、
カラーLBP101でイベント通知先登録要求受信部4
33で受信される。
【0086】カラーLBP101において、イベント通
知先保持部434は、クライアント111からのイベン
ト通知先登録要求、或いは他のクライアントから同様に
して発行されてきたイベント通知先登録要求を、例え
ば、図23に示すようなイベント通知先情報として保持
(登録)する。
【0087】その後、イベント通知部435は、イベン
ト通知先保持部434でのイベント通知先の登録が終了
した対応するクライアントに対して、図24に示すよう
なイベント通知先登録の応答を返送する。
【0088】そこで、カラーLBP101において、例
えば、紙切れが発生すると、イベント通知部435は、
イベント通知先保持部434で保持しているイベント通
知先の中からイベント通知を行うべきクライアントの情
報(イベント通知先情報等)を取得し、そのクライアン
ト(ここでは、クライアント111)に対して、例え
ば、図25に示すようなイベント通知を発行する。ここ
でのイベント通知には、上記図25に示すように、自デ
バイスで発生したイベントの内容と、自デバイスのロケ
ーション情報とを含んでいる。
【0089】クライアント111において、イベント情
報受信部425が上記デバイスからイベント通知を受信
すると、表示部427は、そのイベント通知に対応した
アイコンで、MAP上のアイコンを変更する。すなわ
ち、サーバ111からの検索結果(上記図11参照)に
含まれるデバイス(カラーLBP101)の稼働中状
態、紙切れ状態、及びジャム発生状態等を示す各種アイ
コンの中から、上記イベント通知(ここでは紙切れ発生
通知)に対応するアイコンを取得し、このアイコンでM
AP上の現在のアイコンを変更する。これにより、デバ
イスが、どのフロアのどのブロックのどの位置にあるか
だけでなく、現在状態をも常に明示的に示すことができ
る。
【0090】尚、デバイスからイベント通知を受け取る
までの間は、ここでは該デバイスではイベントが発生し
ていないと見なし、稼働中状態を示すアイコンを表示す
るようにする。
【0091】図26は、上述のようにしてMAP上にデ
バイスの状態に応じたアイコンを重ねて表示する際、そ
のアイコンのMAP上での配置を示したものである。こ
こでは、サーバ112での検索の結果、2階フロアのブ
ロック2−1に設置されているカラーLBP101が検
索され、そのロケーション情報に含まれるMAP上での
座標MAPが、”10X+10Y”であり、さらに、カ
ラーLBP101で紙切れが発生した場合を示してい
る。したがって、図27に示すように、紙切れ状態を示
すアイコンが、上記図14に示したようなMAP情報M
P2−1(2階フロアのブロック2−1のMAP情報)
上に、その座標10X+10Yに配置されて重ねて表示
される。
【0092】上述のことにより、例えば、上記図20の
画面が表示された場合には、カラーLBP101が2F
フロアのブロック2−1の入り口に近いテーブル付近に
設置されていることが分かり、上記図27の画面が表示
された場合には、カラーLBP101が2Fフロアのブ
ロック2−1の入り口に近いテーブル付近に設置されて
いるが、このカラーLBP101は紙切れのため使用不
可であることが分かる。また、上記図20の画面上のカ
ラーLBP101のアイコンが、上記図27の画面上の
アイコンに変化した場合には、カラーLBP101で紙
切れが発生したことを即に知ることができる。
【0093】[サーバ112、クライアント111,1
13、及びそれぞれのデバイスでの処理の流れ]図28
〜図36は、サーバ112、クライアント111,11
3、及びそれぞれのデバイスでの上述したような各動作
をフローチャートによって示したものである。
【0094】尚、図28〜図36のフローチャートは、
サーバ112、クライアント111,113、及びそれ
ぞれのデバイスにおいて実行される処理プログラムに対
応している。すなわち、図28〜図36のフローチャー
トに従った処理プログラムが、サーバ112、クライア
ント111,113、及びそれぞれのデバイスのCPU
(201,2302)によって実行されることで、上記
図4に示した機能による以下に説明するような動作が実
現される。
【0095】(1)デバイスのロケーション情報の登録
動作:図34参照 ここでは説明の簡単のために、各種デバイスのうちのカ
ラーLBP101に着目して、そのロケーション情報の
登録動作について説明する。
【0096】カラーLBP101におて、デバイス情報
保持部431は、ロケーション情報、属性情報、及び複
数のアイコン情報(”稼働中状態”、”紙切れ発生状
態”、”紙詰まり発生状態”等を示すアイコン)を含む
デバイス情報を、不揮発性RAM2312に保持してい
る。CPU2302は、電源が投入されると、サーバ1
12との接続を行う(ステップS3001)。
【0097】サーバ112との接続が確立すると、デバ
イス情報登録部432は、デバイス情報保持部431に
より不揮発性RAM2312に保持されているデバイス
情報を取得し、それを、上記図6に示したようなフォー
マットに従って、サーバ112に登録する(ステップS
3002)。
【0098】サーバ112への上記登録終了後、CPU
2302は、サーバ112との接続を解放する(ステッ
プS3003)。
【0099】上述のようにして、カラーLBP101を
含むそれぞれのデバイスは、電源投入後、自デバイスの
デバイス情報の登録をサーバ112に対して行う。
【0100】(2)サーバ112の全体動作:図28参
照 サーバ112において実行される処理プログラムは、イ
ベント駆動型のプログラムで構成されており、あるイベ
ントが発生すると、そのイベントを解析して、対応する
処理を実行するようになされている。尚、ここでは説明
の簡単のため、サーバ112で実行される種々の処理の
うち、主に、デバイス検索処理及びデバイス情報登録処
理に着目して説明する。
【0101】サーバ112において、CPU202は、
電源が投入されると、受信ポートをオープンし(ステッ
プS2401)、イベントを取得する(ステップS24
02)。そして、CPU202は、ステップS2402
にて取得したイベントが終了コマンドであるか否かを判
別する(ステップS2403)。
【0102】ステップS2403での判別の結果、取得
イベントが終了コマンドの場合、CPU202は、ステ
ップS2401でオープンした受信ポートをクローズし
て(S2404)、本処理を終了する。
【0103】ステップS2403での判別の結果、取得
イベントが終了コマンドでない場合、CPU202は、
取得イベントが、クライアントからのデバイス検索要求
(問合要求)であるか否かを判別する(ステップS24
05)。
【0104】ステップS2403の判別の結果、取得イ
ベントがデバイス検索要求である場合、CPU202
は、デバイス検索処理を実行する(ステップS240
6)。その後、ステップS2402へと戻り、以降の処
理ステップを繰り返し実行する。尚、ステップS240
6の処理についての詳細は後述する。
【0105】ステップS2403の判別の結果、取得イ
ベントがデバイス検索要求でない場合、CPU202
は、デバイスからのデバイス情報の登録要求であると見
なし、そのためのデバイス情報登録処理を実行する(ス
テップS2407)。すなわち、デバイス情報管理部4
12は、それぞれのデバイスからのデバイス情報を、上
記図7に示したようなテーブルによって保持する(デー
タベースへの登録)。このテーブル情報は、ハードディ
スク(HDD)211に格納される。
【0106】(2−1)デバイス検索処理(ステップS
2406):図29参照 本処理は、上記図7に登録されているデバイス情報に対
して、クライアント(ここでは、クライアント111と
する)からのデバイス検索要求に含まれる全ての検索条
件に対する処理が終了するまで繰り返し実行される。
【0107】サーバ112において、先ず、CPU20
2は、クライアント111からのデバイス検索要求(受
信パケット)内の全ての検索条件に対して、デバイス検
索部413によるステップS2503からの処理を実行
し終えたか否かを判別する(ステップS2501)。
【0108】ステップS2501の判別の結果、全ての
検索条件に対する処理を終了した場合、検索結果返送部
414は、デバイス検索部413で得られた検索により
検出されたデバイスに対応するデバイス情報(ロケーシ
ョン情報、属性情報、アイコン情報)を検索結果とし
て、デバイス検索要求の発行元であるクライアント11
1へ返送する(ステップS2502)。本ステップS2
502の処理終了後、本処理終了となる。
【0109】一方、ステップS2501の判別の結果、
全ての検索条件に対する処理を未だ終了していない場
合、デバイス検索部413は、デバイス検索要求に含ま
れる検索条件を順に取り出す(ステップS2503)。
【0110】そして、デバイス検索部413は、ステッ
プS2503で取り出した検索条件に合致するデバイス
情報を取得するために、上記図7に登録されている全て
のデバイス情報に対して検索を行ったか否かを判別する
(ステップS2504)。
【0111】ステップS2504の判別の結果、全ての
デバイス情報に対する検索が終えた場合、これを認識し
たCPU202は、次の検索条件に対する処理を実行す
るために、ステップS2501へと戻り、以降の処理ス
テップを繰り返し実行する。
【0112】ステップS2504の判別の結果、全ての
デバイス情報に対する検索が未だ終えていない場合、デ
バイス検索部413は、全てのデバイス情報を順に検索
するためのカウンタnにより示されるデバイス情報を、
上記図7に登録されているデバイス情報から取得する
(ステップS2505)。
【0113】デバイス検索部413は、ステップS25
05にて取得したデバイス情報が、対象検索条件と合致
するか否かを判別する(ステップS2506)。
【0114】ステップS2506の判別の結果、対象デ
バイス情報と対象検索条件が合致しない場合、デバイス
検索部413は、上記カウンタnをカウントアップした
後、次のデバイス情報に対する処理を実行するために、
ステップS2504へと戻り、以降の処理ステップを繰
り返し実行する。
【0115】ステップS2506の判別の結果、対象デ
バイス情報と対象検索条件が合致した場合、検索結果返
送部414は、その対象デバイス情報をデバイス情報管
理部412から取得して(ステップS2507)、ステ
ップS2502にてクライアント111へ送信する検索
結果に追加する(ステップS2508)。その後、デバ
イス検索部413は、上記カウンタnをカウントアップ
した後、次のデバイス情報に対する処理を実行するため
に、ステップS2504へと戻り、以降の処理ステップ
を繰り返し実行する。
【0116】尚、ステップS2508では、個々の検索
条件を満たすデバイス情報が検索結果として得られるこ
とになるが、例えば、個々の検索条件が”AND”で結
ばれていた場合、ステップS2502において、ステッ
プS2508にて得られたデバイス情報のうち、全ての
検索条件を満足するデバイス情報のみを、最終的にクラ
イアント111へ送信するようにする。
【0117】(3)クライアント111,113の全体
動作:図30参照 クライアント111,113において実行される処理プ
ログラムは、イベント駆動型のプログラムで構成されて
おり、あるイベントが発生すると、そのイベントを解析
して、対応する処理を実行するようになされている。
尚、説明の簡単のため、ここではクライアント111に
着目して、その動作について説明する。
【0118】クライアント111において、CPU20
2は、イベントの取得を行う(ステップS2601)。
そして、CPU202は、ステップS2601で取得し
たイベントが終了コマンドであるか否かを判別する(ス
テップS2602)。
【0119】ステップS2602の判別の結果、取得イ
ベントが終了コマンドである場合、CPU202は、本
処理を終了する。
【0120】ステップS2602の判別の結果、取得イ
ベントが終了コマンドでない場合、CPU202は、取
得コマンドがユーザからのデバイス検索コマンドである
か否かを判別する(ステップS2603)。このときの
デバイス検索コマンドは、上記図8に図示したような検
索条件入力画面より、ユーザから検索条件が入力され、
検索開始ボタン1005が操作(クリック)されること
によって発生する。
【0121】ステップS2603の判別の結果、取得イ
ベントがデバイス検索コマンドである場合、CPU20
2は、検索条件指定部421や問合部421により、サ
ーバ112に対してデバイス検索要求を発行するための
処理等を含むデバイス検索要求発行処理を実行する(ス
テップS2604)。その後、CPU202は、ステッ
プS2061へと戻り、以降の処理ステップを繰り返し
実行する。尚、ステップS2604の処理についての詳
細は後述する。
【0122】ステップS2603の判別の結果、取得イ
ベントがデバイス検索コマンドでない場合、CPU20
2は、取得イベントがサーバ112からの検索結果(ス
テップS2604での上記デバイス検索要求に対する結
果:上記図11参照)であるか否かを判別する(ステッ
プS2605)。
【0123】ステップS2605の判別の結果、取得イ
ベントが検索結果である場合、CPU202は、検索結
果受信部423や、表示部427、イベント通知先登録
要求部424により、検索結果をCRT210へ表示す
るための処理や、デバイスへのイベント通知先登録要求
を発行するための処理等を含む検索結果処理を実行する
(ステップS2606)。その後、CPU202は、ス
テップS2061へと戻り、以降の処理ステップを繰り
返し実行する。尚、ステップS2606の処理について
の詳細は後述する。
【0124】ステップS2605の判別の結果、取得イ
ベントが検結果でない場合、CPU202は、取得イベ
ントがデバイスからのイベント通知(ステップS260
6での上記イベント通知先登録要求に対する通知)であ
るか否かを判別する(ステップS2607)。
【0125】ステップS2607の判別の結果、取得イ
ベントがイベント通知である場合、CPU202は、イ
ベント情報受信部425や表示部427により、CRT
210に表示されているMAP上のアイコンを変更する
ための処理等を含むイベント通知受信処理を実行する
(ステップS2608)。その後、CPU202は、ス
テップS2061へと戻り、以降の処理ステップを繰り
返し実行する。尚、ステップS2608の処理について
の詳細は後述する。
【0126】ステップS2607の判別の結果、取得イ
ベントがイベント通知でない場合、すなわち取得イベン
トが終了コマンド、デバイス検索コマンド、デバイス検
索結果、及びイベント通知の何れでもない場合、CPU
202は、このときの取得イベントに対応した処理を実
行する(ステップS2609)。その後、CPU202
は、ステップS2061へと戻り、以降の処理ステップ
を繰り返し実行する。
【0127】(3−1)デバイス検索要求発行処理(ス
テップS2604):図31参照
【0128】先ず、検索条件指定部421は、上記図8
に図示したような検索条件入力画面よりユーザから入力
された検索条件を取得する(ステップS2701)。
【0129】そして、問合部422は、検索条件指定部
421で取得された検索条件を、上記図10に示したよ
うな検索条件式の形式に変換し、さらに、該検索条件式
を含む検索要求パケットを生成し、それをデバイス検索
要求としてサーバ112に対して発行する(ステップS
2702)。
【0130】尚、ステップS2702において取得され
た検索条件式をハードディスク211に保存し、この検
索条件式を次回の検索時に用いるようにすれば、ユーザ
からの検索条件の再入力を省くことが可能となる。
【0131】(3−2)検索結果処理(ステップS26
06):図32参照
【0132】先ず、検索結果受信部423は、サーバ1
12からの検索結果により、1つ以上のデバイスが発見
されたか否かを判別する(ステップS2801)。
【0133】ステップS2801の判別の結果、デバイ
スが発見されなかった場合、表示部427は、そのこと
を示すためのメッセージ等をCRT210上に表示する
(ステップS2815)。その後、本処理終了となる。
【0134】ステップS2801の判別の結果、デバイ
スが発見された場合、検索結果受信部423は、上記検
索結果をハードディスク(HDD)211へ保持する
(ステップS2802)。これにより、例えば、上記図
11に示したような検索結果がハードディスク(HD
D)211へ保存されることなる。その後、ハードディ
スク(HDD)211へ保存された検索結果のそれぞれ
に対して、以降の処理ステップS2803からの処理が
実行されることになる。この処理は、検索の結果、発見
された全てのデバイスに対してイベント通知先登録要求
を発行し、通知先を登録後、MAP(レイアウトビット
マップ)上に初期状態である稼働中の状態を表すアイコ
ン(ビットマップアイコン)を表示するためのステップ
である。
【0135】上記の処理が実行されると、先ず、CPU
202は、ステップS2802においてハードディスク
(HDD)211に保持された全ての検索結果に対し
て、ステップS2804からの処理が実行されたか否か
を判別する(ステップS2803)。この判別の結果、
全ての検索結果に対する処理が実行し終えている場合に
は本処理終了となり、そうでない場合には次のステップ
S2804からの処理が引き続き実行される。
【0136】イベント通知先登録要求部424は、ハー
ドディスク(HDD)211内の未処理の検索結果から
1つのデバイスに対応するデバイス情報を取得する(ス
テップS2804)。
【0137】イベント通知先登録要求部424は、ステ
ップS2804にて取得したデバイス情報のIPアドレ
スを宛先として、上記図22に示したようなイベント通
知先登録要求(イベント通知先登録パケット)を送信す
る(ステップS2805)。例えば、上記図11に示し
たようなデバイス情報に対する処理である場合、そのI
Pアドレスは「192.1.2.1」であるため、この
アドレス宛に上記イベント通知先登録パケットが送信さ
れることになる。その後、上記イベント通知先登録パケ
ットの送信先に対応したデバイスからの、上記図24に
示したようなイベント通知先登録の応答(イベント登録
パケット)待ち状態となる。
【0138】イベント情報受信部425は、上記イベン
ト通知先登録の応答(イベント登録応答パケット)を受
信する(ステップS2806)。
【0139】表示部247は、上記デバイス情報の”B
L”によって示される情報(上記図11参照)に対応し
たMAP情報が、MAP情報保持部426によって保持
されているか否かを判別する(ステップS2808)。
具体的には例えば、MAP情報保持部426によって管
理されている、上記図17の”1402”及び”140
3”に示したような情報テーブルを参照し、同図の”1
401”に示したようなC,O,BR,OP,BU,B
L情報に対応したMAP情報が存在するか否かを判別す
ることで、MAP表示可能であるか否かを判別する。
尚、ここでは、上記デバイス情報中のロケーション情報
が、上記図17の”1401”に示した各情報を含む場
合に、MAP表示可能と判別される。
【0140】ステップS2808の判別の結果、MAP
表示可能である場合、表示部427は、そのMAPを現
在CRT210に表示している状態であるか否かを判別
する(ステップS2809)。
【0141】ステップS2809の判別の結果、CRT
210にMAPを表示中である場合、表示部427は、
そのMAP上にデバイス情報のアイコン情報の中の稼働
中状態を示すアイコン(上記図11参照)を、上記デバ
イス情報の座標情報MAPにより示される位置に重ねて
表示する(ステップS2811)。これにより、例え
ば、上記図11に示したようなデバイス情報に対する処
理である場合、BL情報は「2−1」であるため、MA
Pとしては上記図14に示したようなMAP情報MP2
−1が表示され、そのMAP上に、座標情報MAP(=
10X+10Y)により示される位置に稼働中状態を表
すアイコンが表示されることになる。その後、次の検索
結果に対する処理を実行するために、ステップS280
3へと戻り、以降の処理ステップを繰り返し実行する。
【0142】ステップS2809の判別の結果、CRT
210にMAPを表示中でない場合、表示部427は、
そのMAPをCRT210に表示する(ステップS28
10)。その後、上述のステップS2811へと進み、
アイコンを上記MAP上へ重ねて表示するための処理を
実行する。
【0143】ステップS2808の判別の結果、MAP
表示可能でない場合、表示部427は、上記図16に示
したようなunknownMAP情報を、現在CRT2
10に表示している状態であるか否かを判別する(ステ
ップS2812)。
【0144】ステップS2812の判別の結果、CRT
210にunknownMAPを表示中である場合、表
示部427は、そのunknownMAP上のデバイス
欄(上記図16の”2902”部分)に、稼働中状態を
示すアイコンを表示する(ステップS2814)。この
結果、unknownMAP上のデバイス欄には、ロケ
ーション情報が未だ登録されていないデバイスのアイコ
ン等が表示されることになる。その後、次の検索結果に
対する処理を実行するために、ステップS2803へと
戻り、以降の処理ステップを繰り返し実行する。
【0145】ステップS2812の判別の結果、CRT
210にunknownMAPを表示中でない場合、表
示部427は、そのunknownMAPをCRT21
0に表示する(ステップS2813)。その後、上述の
ステップS2814へと進み、アイコンを上記MAPの
アイコン欄へ表示するための処理を実行する。
【0146】(3−3)イベント通知受信処理(ステッ
プS2608):図33参照
【0147】先ず、イベント情報受信部425は、上記
図32のステップS2805及びS2806の処理によ
ってイベント通知先登録が行われたデバイスからのイベ
ント通知(上記図25参照)を受信すると、その通知に
より示される該デバイスで発生したイベントの内容(イ
ベント情報)を取得する(ステップS2901)。
【0148】また、イベント情報受信部425は、上記
イベント通知に含まれる上記デバイスのロケーション情
報を取得する(ステップS2902)。
【0149】そして、イベント情報受信部425は、上
記図32のステップS2802の処理によってハードデ
ィスク(HDD)211へ保持された検索結果(サーバ
112からの検索結果)の中に、ステップS2902に
て取得したロケーション情報と一致する情報を有するデ
バイス情報が存在するか否かを判別する(ステップS2
903)。この判別の結果、一致するデバイス情報が存
在しない場合には、そのまま本処理終了となり、一致す
るデバイス情報が存在した場合に、次のステップS29
03からの処理が実行される。
【0150】ステップS2903の判別の結果、一致す
るデバイス情報が存在した場合、表示部427は、ステ
ップS2902にて取得されたイベント情報に対応する
アイコン情報を、ステップS2903でのデバイス情報
に含まれる複数のアイコン情報の中から選択する(ステ
ップS2904)。例えば、上記図11に示したような
デバイス情報が対象となっており、上記デバイスで発生
したイベントが”紙切れ”であった場合、「No pa
per」で示されるアイコン情報が選択されることにな
る。
【0151】そして、表示部427は、ステップS29
02にて取得されたロケーション情報に基づいて、対応
するMAP上のアイコンを、ステップS2904で選択
したアイコンに変更する(ステップS2905)。これ
により、例えば、上記図20に示したような画面が表示
されている状態中に、カラーLBP101にて紙切れが
発生した場合、上記図20中のカラーLBP101のア
イコンは、上記図27に示したようなアイコンに変更さ
れて表示されることになる。その後、本処理終了とな
る。
【0152】 (4)デバイスのイベント通知先登録動作:図35参照 ここでは説明の簡単のために、各種デバイスのうちのカ
ラーLBP101に着目して、そのイベント通知先登録
動作について説明する。
【0153】カラーLBP101において、先ず、CP
U2302は、自デバイスに電源が投入されると、クラ
イアント111,113からのイベント通知先登録要求
(状態取得要求、上記図22参照)を受信するために、
受信ポートをオープンし、受信可能状態とする(ステッ
プS3101)。
【0154】ステップS3101での処理により、イベ
ント通知先登録要求受信部433が、あるクライアント
からのイベント通知先登録要求を受信すると(ステップ
S3102)、イベント通知先保持部434は、そのイ
ベント通知先登録要求に含まれる通知条件や通知先の情
報を、上記図23に示したようなテーブル(イベント通
知先テーブル)で管理する(ステップS3103)。
【0155】そこで、CPU2302は、自デバイスの
状態を調査する(ステップS3104)。この結果、紙
切れや紙詰まり等のイベントが既に発生していることが
検知されると、イベント通知部435は、ステップS3
104で検知した自デバイスの状態(発生しているイベ
ント)をクライアントへ通知するためのイベント通知処
理を実行する(ステップS3105)。その後、ステッ
プS3102へと戻り、他のクライアントからの登録待
ち状態となり、受信する度に、以降の処理ステップを繰
り返し実行する。
【0156】(4−1)イベント通知処理:図36参照
【0157】先ず、イベント通知部435は、自デバイ
スの状態変化のイベント発生を検知する(ステップS3
201)。尚、状態変化のイベント発生が検知されるま
で、本ステップに処理がとどまる。
【0158】次に、イベント通知部435は、上記図3
5のステップS3103により保持されている通知条件
やイベント通知先を参照し、イベント通知を送信すべき
クライアント、すなわち現在発生しているイベントを通
知すべきクライアントを把握する(ステップS320
2)。
【0159】そして、イベント通知部435は、ステッ
プS3202の処理の結果、通知すべきクライアントが
存在するか否かを判別する(ステップS3203)。こ
の判別の結果、通知すべきクライアントが存在しない場
合には、本処理終了となり、通知すべきクライアントが
存在する場合に、次のステップS3204を実行する。
【0160】ステップS3203の判別の結果、通知す
べきクライアントが存在する場合、イベント通知部43
5は、イベント情報を含めたイベント通知パケット(上
記図25参照)を作成する(ステップS3204)。そ
して、その通知すべきクライアントの全てに対して、ス
テップS3204にて作成したイベント通知を送信する
(ステップS3105)。その後、本処理終了となる。
【0161】上述のように、本実施の形態では、クライ
アント111,113において、ユーザから指定された
検索条件に一致したデバイスの位置情報を取得し、その
デバイスのアイコンをMAP上に表示することによっ
て、どのデバイスが、どの位置にあるかをユーザに容易
に理解させることができる。特に、本実施の形態では、
MAP上のアイコンを、それに対応するデバイスの状態
(稼働中、紙切れ、紙詰まり、トナーなし、ドアオープ
ン等の状態)に応じて変更するようにしたので、ユーザ
ーは視覚的に容易にデバイスの状態を知ることができる
ようになる。これにより、ユーザーは、使用可能なデバ
イスを効率的に選択し使用することができる。
【0162】また、本実施の形態では、デバイスの状態
を表すアイコン情報(デバイスビットマップアイコン情
報)をサーバ112に管理させて、クライアント11
1,113が表示の際に、このアイコン情報をデバイス
検索サーバから取得する構成としているため、クライア
ント111,113に、アイコン情報を予め保持してお
く必要がない。これは数多くのクライアントが存在する
場合に、それぞれのクライアントにアイコン情報をイン
ストールする必要がないため、クライアント側のユーザ
の負担を軽減することができると共に、不明の状態のデ
バイスを表示することもなくなるという効果がある。
【0163】また、本実施の形態では、デバイスの状態
取得のためにポーリングを行わず、イベント通知方式を
採用しているので、ユーザはリアルタイムにデバイスの
状態を知ることができると共に、クライアント111,
113のCPUの負荷を軽減することができる。さらに
は、ネットワークのトラフィックを軽減することもでき
る。
【0164】(第2の実施の形態)ここでは、上記図5
に示したような階層的構造のロケーション情報(位置情
報)に基づく検索に関する実施の形態を説明する。
【0165】まず、上述した第1の実施の形態では、上
記図17に示したように、レイアウトビットマップとし
て、各ブロックのビットマップ(MP1−1,MP1−
2,MP2−1,MP2−2)、及び Unknownビットマ
ップUMPの計5枚のレイアウトビットマップを有する
場合とした。これに対して、本実施の形態では、さらに
各階層毎にレイアウトビットマップを有する場合とし、
以下、この場合のクライアント側での表示方法について
説明する。尚、本実施の形態の表示方法には、先に説明
したクライアントの表示方法が含まれるものである。
【0166】図37は、検索する各階層に対応するビッ
トマップリスト(以下、「ビットマップ対応リスト」と
言う)を示す図である。このビットマップ対応リストの
下部に示すリストは、上記図17に示したMAP情報の
管理情報に相当するリストである。
【0167】本実施の形態では、アイコン情報(デバイ
スビットマップアイコン)を表示する場合、検索する階
層の属性のすぐ下の属性情報に基づくようにする。階層
の上下関係は、上記図5に示した通りである。例えば、
「BU=AAビル」の検索条件で全てのデバイスを検索
する場合には、そのすぐ下の属性FL(上記図5参照)
を、そのデバイスのアイコンを表示するための位置情報
として、レイアウトビットマップ上に表示する。
【0168】そこで、まず、クライアント側での検索結
果の表示処理について説明する。
【0169】例えば、ABC商事にある全てのデバイス
の検索を行う場合、あるクライアント側(クライアント
111とする)のユーザは、上記図8に示したようなの
検索条件入力画面上で、検索項目の入力欄1001aに
「会社名(O)」をプルダウンメニューから選択して入
力し、その属性値の入力欄1002aに「ABC商事」
を入力して、検索開始ボタン1005を押してデバイス
検索を実行する。
【0170】これにより上記のデバイス検索を実行した
クライアント111は、上述した第1の実施の形態で説
明した手順で、サーバ112から検索結果を得る。そし
て、クライアント111は、サーバ112から獲得した
検索結果に基づいて、デバイスビットマップアイコンを
レイアウトビットマップ上に重ねて表示する。このと
き、クライアント111の表示処理は、図38のフロー
チャートに示したものとなる。
【0171】すなわち、検索結果表示処理が開始される
と、得られた検索結果の全ての表示が終了したか否かを
判断し(ステップS6001)、全ての処理が終わるま
で、表示処理を全て繰り返すことになる。ステップS6
001での判断の結果、検索結果の処理を全て終了して
いない場合には、検索結果のロケーション情報中からデ
バイス名(NM)情報を取得する。これは、後述するス
テップS6008やステップS6010、ステップS6
013でデバイスビットマップアイコンを表示するため
に行う処理である。
【0172】次に、検索した条件の属性に対応したレイ
アウトビットマップが既に表示済みかどうかを判断する
(ステップS6003)。ここでは、「属性=O、属性
値=ABC商事」の条件で検索を実行したことから、上
記図33に示したビットマップ対応リストを参照して、
図39に示すようなレイアウトビットマップMP101
上に検索結果のデバイスビットマップアイコンを表示す
ることになる。したがって、ステップS6003では、
上記図39のレイアウトビットマップMP101が表示
済みかどうかを判断する。
【0173】ステップS6003の判断の結果、まだレ
イアウトビットマップを表示していない場合には、対応
するレイアウトビットマップを画面上に表示し(ステッ
プS6004)、次のステップS6005の処理に移行
する。
【0174】一方、ステップS6003での判断の結
果、レイアウトビットマップを既に表示済みであった場
合には、上述のステップS6004の処理はスキップし
て、検索した属性の下層属性とその属性値とを検索結果
から取得する(ステップS6005)。
【0175】そして、この取得した下層の属性値を表示
可能かどうかを判断する(ステップS6006)。この
判断の結果、属性値の範囲外だったものや、属性値が入
力されていないデバイスは表示不可能ということで、ス
テップS6011に進む。
【0176】ステップS6011では、Unknown マップ
UMPが既に表示済みかどうかを判断し、未表示であっ
た場合にはUnknown マップUMPを表示する(ステップ
S6012)。そして、ステップS6002で獲得した
デバイス名(NM値)に対応するデバイスビットマップ
アイコンを、Unknown マップUMPのデバイス欄190
2に表示する(ステップS6013)。
【0177】一方、ステップS6006での判断の結
果、上記取得した下層の属性値を表示可能であった場合
には、その下層属性がMAP属性(アイコンの表示座標
情報)であるかどうかを判断する(ステップS600
7)。この判断の結果、MAP属性でなかった場合に
は、表示しているレイアウトビットマップ上の属性位置
に、ステップS6002で取得したデバイス名(NM
値)に対応するデバイスビットマップアイコンを重ねて
表示する(ステップS6008)。ここでは、階層型ロ
ケーション情報で階層Oの下の階層BRの属性値が「東
京支店」であることから(上記図5参照)、取得された
各デバイス名に対応するアイコンは、東京支店5001
の位置上に表示されることになる。その結果、図40の
ような表示を得ることになる。
【0178】また、より詳細にデバイスの位置を検索す
る場合、ユーザは、上記図8の検索条件入力画面上で、
検索項目の入力欄1001aに「ブロック名(BL)」
をプルダウンメニューから選択して入力し、その属性値
の入力欄1002aに「2−1」を入力して、検索開始
ボタン1005を押してデバイス検索を実行する。
【0179】これにより、クライアント111は、上述
した第1の実施の形態で説明した手順で、サーバ112
から検索結果を得る。そして、クライアント111は、
検索サーバPCから獲得した検索結果に基づいて、デバ
イスビットマップアイコンをレイアウトビットマップ上
に重ねて表示する。このときも、上記図38の処理フロ
ーを実行する。
【0180】この場合は、ステップS6007での判断
の結果、ステップS6005で取得した下層の属性がM
AP属性であることから、ステップS6009に進む。
ステップS6009では、そのMAP情報で示される座
標範囲がレイアウトビットマップの範囲内かどうかを判
断する。そして、範囲内であった場合には、そのとき表
示しているレイアウトビットマップの座標位置に、ステ
ップS6002で獲得したデバイス名(NM値)に対応
するデバイスビットマップアイコンを重ねて表示する
(ステップS6010)。
【0181】ここでは、「属性=BL、属性値=2−
1」の条件で検索を実行したことから、上記図37に示
したビットマップ対応リストを参照して、上記図14に
示すようなレイアウトビットマップMP2−1上に検索
結果のデバイスアイコンを表示することになる。また、
階層ロケーション情報の属性BLの階層下の属性がMA
P属性であることから(上記図5参照)、検索結果の各
デバイスを表すアイコンは、そのレイアウト上の座標上
に表示されることになる。この結果、上記図20のよう
な表示を得ることになる。
【0182】尚、ステップS6009での判断の結果、
MAP情報で示される座標範囲がレイアウトビットマッ
プの範囲内かなかった場合は、ステップS6013に進
み、ステップS6002で獲得したデバイス名(NM
値)に対応するデバイスビットマップアイコンを、Unkn
own マップUMPのデバイス欄1902に表示すること
になる。
【0183】つぎに、上述した検索結果の表示の他の表
示例を幾つか挙げて説明する。
【0184】先に説明したように、上記図39は、「属
性=O、属性値=ABC商事」で検索した場合に使用さ
れるレイアウトビットマップMP101を示したもので
ある。この場合、属性Oの下層属性BRの属性値が「東
京支店」であるデバイスのデバイスビットマップアイコ
ンは5001に表示され、属性値が「大阪支店」である
デバイスのデバイスビットマップアイコンはレイアウト
ビットマップ5002にアイコンが表示される。したが
って、「属性=O、属性値=ABC商事」の条件ですべ
てのデバイスを検索したときの結果表示は上記図40に
示すようになる。
【0185】図41は、「属性=BR、属性値=東京支
店」の条件で検索した場合に使用されるレイアウトビッ
トマップMP102である。この場合、属性BRの下層
属性はOPであるが、これはオプション(OPTION)があ
ることを示し、さらにもう一層下に詳細情報があること
を示している。その属性BUの属性値がAAビルである
デバイスのデバイスビットマップアイコンはレイアウト
ビットマップ5201に表示される。したがって、「属
性=BR、属性値=東京支店」の条件ですべてのデバイ
スを検索したときの結果表示は図42に示すようにな
り、この図42に示すように、AAビル内に存在するデ
バイスのデバイスビットマップアイコンが、レイアウト
ビットマップ5201に表示される。
【0186】図43は、「属性=BU、属性値=AAビ
ル」の条件で検索した場合に使用されるレイアウトビッ
トマップMP103である。この場合、属性BUの下層
属性FLの属性値が2Fであるデバイスのデバイスビッ
トマップアイコンはレイアウトビットマップ5402上
に表示され、属性値が1Fであるデバイスのデバイスビ
ットマップアイコンはレイアウトビットマップ5401
上に表示されることになる。したがって、「属性=B
U、属性値=AAビル」の条件ですべてのデバイスを検
索したときの結果表示は図44に示すようになり、この
図44に示すように、2Fのフロア内に存在する全ての
デバイスのデバイスビットマップアイコンはレイアウト
ビットマップ5402に表示され、1Fのフロア内に存
在する全てのデバイスのデバイスビットマップアイコン
はレイアウトビットマップ5401に表示される。
【0187】図45は、「属性=FL、属性値=2F」
の条件で検索した場合に使用されるレイアウトビットマ
ップMP104である。この場合、属性FLの下層属性
BLの属性値が”2−1”であるデバイスのデバイスビ
ットマップアイコンはレイアウトビットマップ5601
上に表示され、属性値が”2−2”であるデバイスのデ
バイスビットマップアイコンはレイアウトビットマップ
5602上に表示される。したがって、「属性=FL、
属性値=2F」の条件ですべてのデバイスを検索したと
きの結果表示は図46に示すようになり、この図46に
示すように、2F−1に存在する全てのデバイスのデバ
イスビットマップアイコンがレイアウトビットマップ5
601上に表示され、2F−2に存在する全てのデバイ
スのデバイスビットマップアイコンが2F−2のレイア
ウトビットマップ5602上に表示される。
【0188】図47は、「属性=FL、属性値=1F」
の条件で検索した場合に使用されるレイアウトビットマ
ップMP105である。この場合の検索の結果表示は、
図48に示すように、属性FLの下層属性BLの属性値
が”1−2”であるデバイスのデバイスのデバイスビッ
トマップアイコンはレイアウトビットマップ5801上
に表示され、属性値が”1−1”であるデバイスのデバ
イスビットマップアイコンはレイアウトビットマップ5
802上に表示される。
【0189】上述したように、本実施の形態によれば、
ユーザの検索要求レベルに応じて、詳細な表示からおお
ざっぱな表示まで、ロケーション情報の各階層に応じた
検索とその表示を行うことが可能になる。
【0190】尚、上述した各実施の形態では、MAP上
にデバイスを示すアイコンを表示するように構成した
が、これに限られることはなく、例えば、デバイスを示
す情報として文字情報を用い、これをMAP上に表示す
るようにしてもよい。
【0191】また、上記各実施の形態では、MAP上に
デバイスを示すアイコンを画面上に表示出力するように
したが、これに限られることはなく、例えば、プリント
出力等、ユーザが視覚的にデバイスの位置や状態等を把
握できるような出力であればよい。
【0192】また、上記各実施の形態での上述した動作
を実施するためのネットワークデバイス制御プログラム
が、外部からインストールされるプログラムによってP
C200(上記図2参照)にて遂行されるようにしてよ
い。この場合、上記プログラムを含む情報群を、CD−
ROMやフラッシュメモリ、フロッピーディスク等の外
部の記憶媒体、或いは電子メールやパソコン通信等のネ
ットワークを介してPC200に供給し、PC200内
にてその情報群をロードする場合でも、本発明は適用さ
れるものである。
【0193】図49は、上記記憶媒体の一例としてのC
D−ROMのメモリマップを示したものである。この図
49において、”9999”に示す領域には、それ以降
のインストールプログラムを記憶してある領域999
8、及びネットワークデバイス端末装置制御プログラム
を記憶してある領域9997のアドレス情報が、ディレ
クトリ情報として格納される。したがって、上記ネット
ワーク制御プログラムがPC200にインストールされ
る際には、先ず、領域9998のインストールプログラ
ムがPC200内にロードされてCPU202によって
実行される。このインストールプログラムの実行によ
り、領域9997からネットワークデバイス端末装置制
御プログラムが読み出され、ハードディスク(HDD)
211に格納されることになる。その後、CPU202
がハードディスク(HDD)211内のプログラムを読
み出して実行することで、上記各実施の形態での機能が
実現されることになる。
【0194】また、本発明は、複数の機器(例えば、ホ
ストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ等)か
ら構成されるシステム、或いは統合装置に適用しても、
1つの機器からなる装置に適用しても、上述した効果を
得ることができる。
【0195】また、本発明は、上記各実施の形態の機能
を実現するソフトウェアのプログラムコード(上記図4
に示した機能を実現するプログラムコード等)を記録し
た記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシス
テム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU
等)が、記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み
出して実行することによっても、本発明の目的が達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能
を実現することになり、そのプログラムコードを記憶し
た記憶媒体は、本発明を構成することになる。プログラ
ムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、
フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光
磁気ディスク、CD−ROM,CD−R、磁気テープ、
不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることがで
きる。
【0196】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することによって、上記各実施の形態の
機能が実現される他、そのプログラムコードの指示に基
づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処
理の一部又は全てを実行することによっても、上記各実
施の形態の機能が実現され得る。
【0197】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドや、コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備
わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの
指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニット
に備わるCPU等が実際の処理の一部又は全てを実行す
ることによっても、上記各実施の形態の機能が実現され
得る。
【0198】また、本発明は、上記各実施の形態の機能
を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した
記憶媒体から読み出し、そのプログラムを、パソコン通
信等の通信ラインを介して要求者にそのプログラムを配
信する場合にも適用できることは言うまでもない。
【0199】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、クライ
アントにおいて、ロケーション情報の各階層に対応する
マップを保持し、サーバで検出されたデバイスの状態を
表す状態情報(アイコン等)を、当該デバイスが設置さ
れている位置(ロケーション情報により示される位置)
に対応するマップ上に重ねて出力(表示出力等)し、さ
らにその状態情報の出力を当該デバイスから通知される
当該デバイスの状態に応じて変更するように構成したの
で、クライアント側のユーザは、どのデバイスが、どの
位置にあるかを容易に理解することができると共に、デ
バイスの現在状態をも知ることができる。これにより、
ユーザーは、使用可能なデバイスを効率的に選択し使用
することができる。
【0200】また、デバイスの状態情報をサーバで管理
するように構成したので、例えば、数多くのクライアン
トが存在する場合、それぞれのクライアントにデバイス
の状態情報をインストールする必要がない。これによ
り、クライアント側のユーザの負担を軽減することがで
きる。
【0201】また、クライアントがデバイスの状態変化
(イベント)を取得する際に、デバイスが自己の状態変
化が発生した時にそれをクライアントへ通知するように
構成したので(イベント通知方式の採用)、クライアン
トは、デバイスの状態をリアルタイムに認識し、マップ
上に重ねて出力しているデバイスの状態情報を当該デバ
イスの状態に応じて変更することができる。これによ
り、クライアント側のユーザは、リアルタイムにデバイ
スの状態を知ることができると共に、クライアントの負
荷を軽減することができる。さらには、ネットワークの
トラフィックを軽減することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したネットワークシステムの構成
を示すブロック図である。
【図2】上記ネットワークシステムのクライアント及び
サーバとして用いるパーソナルコンピュータの内部構成
を示すブロック図である。
【図3】上記ネットワークシステムのデバイスの内部構
成を示すブロック図である。
【図4】上記ネットワークシステムの最も特徴とする構
成を機能的に示すブロック図である。
【図5】上記サーバが管理するデバイスのロケーション
情報の階層的構造を説明するための図である。
【図6】上記デバイスが上記サーバに対して登録するデ
バイス情報を説明するための図である。
【図7】上記サーバが管理する上記デバイス情報を説明
するための図である。
【図8】上記クライアントでの検索条件入力画面を説明
するための図である。
【図9】上記検索条件入力画面での入力状態の一例を説
明するための図である。
【図10】上記検索条件入力画面にて入力された検索情
報に対応した検索条件式を説明するための図である。
【図11】上記サーバから上記クライアントに対して送
信される検索結果の一例を説明するための図である。
【図12】上記クライアントが保持しているレイアウト
ビットマップ情報の例1を説明するための図である。
【図13】上記クライアントが保持しているレイアウト
ビットマップ情報の例2を説明するための図である。
【図14】上記クライアントが保持しているレイアウト
ビットマップ情報の例3を説明するための図である。
【図15】上記クライアントが保持しているレイアウト
ビットマップ情報の例4を説明するための図である。
【図16】上記クライアントが保持しているレイアウト
ビットマップ情報(UMP)の一例を説明するための図
である。
【図17】上記レイアウトビットマップ情報と上記ロケ
ーション情報を対応付けて管理するためのテーブル情報
を説明するための図である。
【図18】上記クライアントにおいて、上記レイアウト
ビットマップ上に上記デバイスを示すアイコンが表示さ
れた状態の例1を説明するための図である。
【図19】上記クライアントにおいて、上記レイアウト
ビットマップ上に上記デバイスを示すアイコンが表示さ
れた状態の例2を説明するための図である。
【図20】上記クライアントにおいて、上記レイアウト
ビットマップ上に上記デバイスを示すアイコンが表示さ
れた状態の例3を説明するための図である。
【図21】上記クライアントにおいて、上記レイアウト
ビットマップ上に上記デバイスを示すアイコンが表示さ
れた状態の例4を説明するための図である。
【図22】上記クライアントから上記デバイスに対して
発行されるイベント通知先登録要求を説明するための図
である。
【図23】上記デバイスが上記イベント通知先登録要求
を管理するためのテーブル情報を説明するための図であ
る。
【図24】上記デバイスから上記クライアントに対して
送信されるイベント通知先登録の応答を説明するための
図である。
【図25】上記デバイスから上記クライアントに対して
返送されるイベント通知を説明するための図である。
【図26】上記レイアウトビットマップ上に上記デバイ
スを示すアイコンを所定位置に重ねて表示するための処
理を説明するための図である。
【図27】上記レイアウトビットマップ上のアイコン
が、上記デバイス状態に応じて変更された状態を説明す
るための図である。
【図28】上記サーバの全体動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図29】上記サーバの全体動作のデバイス検索処理を
説明するためのフローチャートである。
【図30】上記クライアントの全体動作を説明するため
のフローチャートである。
【図31】上記クライアントの全体動作のデバイス検索
要求発行処理を説明するためのフローチャートである。
【図32】上記クライアントの全体動作のデバイス検索
結果処理を説明するためのフローチャートである。
【図33】上記クライアントの全体動作のイベント通知
受信処理を説明するためのフローチャートである。
【図34】上記デバイスの上記サーバに対するデバイス
情報の登録処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図35】上記デバイスのイベント通知先登録動作を説
明するためのフローチャートである。
【図36】上記デバイスのイベント通知処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図37】第2の実施の形態において、 検索する各階
層に対応するビットマップリストを示す図である。
【図38】検索クライアントが行う検索結果表示処理を
示すフローチャートである。
【図39】「属性=O、属性値=ABC商事」で検索し
た場合に表示されるレイアウトビットマップを示す図で
ある。
【図40】「属性=O、属性値=ABC商事」の条件です
べてのデバイスを検索したときの結果表示を示す図であ
る。
【図41】「属性=BR、属性値=東京支店」で検索し
た場合に表示されるレイアウトビットマップを示す図で
ある。
【図42】「属性=BR、属性値=東京支店」の条件で
すべてのデバイスを検索したときの結果表示を示す図で
ある。
【図43】「属性=BU、属性値=AAビル」で検索した
場合に表示されるレイアウトビットマップを示す図であ
る。
【図44】「属性=BU、属性値=AAビル」の条件です
べてのデバイスを検索したときの結果表示を示す図であ
る。
【図45】「属性=FL、属性値=2F」で検索した場合
に表示されるレイアウトビットマップを示す図である。
【図46】「属性=FL、属性値=2F」の条件ですべて
のデバイスを検索したときの結果表示を示す図である。
【図47】「属性=FL、属性値=1F」で検索した場合
に表示されるレイアウトビットマップを示す図である。
【図48】「属性=FL、属性値=1F」の条件ですべて
のデバイスを検索したときの結果表示を示す図である。
【図49】本発明の機能を実施するためのネットワーク
デバイス制御プログラムが格納される記憶媒体の一例を
説明するための図である。
【符号の説明】
100 ネットワークシステム 111,113 クライアント 112 サーバ 101〜105 デバイス 120 ファイアウォール 130 ネットワーク 140 他のネットワークシステム 150 LAN 411 検索要求受信部 412 デバイス情報管理部 413 デバイス検索部 414 検索結果返送部 421 検索条件指定部 422 問合部 423 検索結果受信部 424 イベント通知先登録要求部 425 イベント情報受信部 426 MAP情報保持部 427 表示部 431 デバイス情報保持部 432 デバイス情報登録部 433 イベント通知先登録要求受信部 434 イベント通知先保持部 435 イベント通知部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B014 HC02 HC03 HC11 5B089 GA11 GA21 HA10 JA35 JB14 KA01 KB04 LB14 LB19 5E501 AA01 BA03 BA14 CA02 DA02

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上に接続されるデバイスの
    位置に関する情報を階層的に表したロケーション情報の
    各階層に対応するマップを表すマップ情報を保持する第
    1の保持手段と、 任意のデバイスの検索条件を指定するための検索条件指
    定手段と、 上記ネットワーク上に接続されたサーバに対して、上記
    検索条件指定手段によって指定された検索条件に対応す
    るデバイスの検索を要求する検索要求手段と、 上記検索要求手段での検索要求により上記サーバから送
    られてくる上記検索の結果により示される上記ネットワ
    ーク上に接続されたデバイスに対して、当該デバイスで
    の状態変化発生時に当該状態変化の通知を要求する状態
    変化通知要求手段と、 上記検索要求手段での検索要求により上記サーバから送
    られてくる上記検索の結果に応じて対応するマップ情報
    を上記第1の保持手段の中から選択すると共に、上記検
    索の結果に含まれる上記デバイスの複数の状態に対応し
    た複数の状態情報の中の何れかを選択して、両者を重ね
    て出力する出力手段とを備え、 上記出力手段は、上記状態変化通知要求手段での状態変
    化通知により上記デバイスから通知されてくる当該デバ
    イスの状態変化に応じて対応する状態情報を上記複数の
    状態情報の中から選択することを特徴とする情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】 上記出力手段は、情報の表示出力機能を
    有することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 ネットワーク上に接続されるデバイスの
    位置に関する情報を階層的に表したロケーション情報、
    デバイスの属性情報、及びデバイスの複数の状態に対応
    する複数の状態情報を管理する管理手段と、 外部から送られてくるデバイスの検索要求に基づいて、
    当該検索要求に対応するデバイスを上記管理手段の中の
    情報により検索する検索手段と、 上記検索要求の発行元に対して、上記検索手段での検索
    により検出されたデバイスに対応する情報を上記管理手
    段の中から取得して送信する検索結果送信手段とを備え
    ることを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 上記管理手段は、上記デバイスから送ら
    れてくる上記ロケーション情報、上記属性情報、及び上
    記複数の状態情報を管理することを特徴とする請求項3
    記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 上記状態情報は、アイコンを含むことを
    特徴とする請求項1又は3記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 ネットワーク上に接続されたクライアン
    ト、サーバ、及びデバイスを含むネットワークシステム
    であって、 上記クライアント及びサーバの少なくとも何れかは、請
    求項1〜5の何れかに記載の情報処理装置の機能を有す
    ることを特徴とするネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 ネットワーク上にクライアント、サー
    バ、及びデバイスを接続して構成されるネットワークシ
    ステムであって、 上記クライアントは、 上記ネットワーク上に接続されるデバイスの位置に関す
    る情報を階層的に表したロケーション情報の各階層に対
    応するマップを表すマップ情報を保持する第1の保持手
    段と、 任意のデバイスの検索条件を指定するための検索条件指
    定手段と、 上記サーバに対して、上記検索条件指定手段によって指
    定された検索条件に対応するデバイスの検索を要求する
    検索要求手段と、 上記検索要求手段での検索要求により上記サーバから送
    られてくる上記検索の結果により示される上記ネットワ
    ーク上に接続されたデバイスに対して、当該デバイスの
    状態変化発生時に当該状態変化の通知を要求する状態変
    化通知要求手段と、 上記検索要求手段での検索要求により上記サーバから送
    られてくる上記検索の結果に応じて対応するマップ情報
    を上記第1の保持手段の中から選択すると共に、上記検
    索の結果に含まれる上記デバイスの複数の状態に対応し
    た複数の状態情報の中の何れかを選択して、両者を重ね
    て出力する出力手段とを備え、 上記サーバは、 上記ネットワーク上に接続されるデバイスの位置に関す
    る情報を階層的に表したロケーション情報、デバイスの
    属性情報、及びデバイスの複数の状態に対応する複数の
    状態情報を管理する管理手段と、 上記クライアントから送られてくるデバイスの検索要求
    に基づいて、当該検索要求に対応するデバイスを上記管
    理手段の中の情報により検索する検索手段と、 上記検索要求の発行元のクライアントに対して、上記検
    索手段での検索により検出されたデバイスに対応する情
    報を上記管理手段の中から取得して送信する検索結果送
    信手段とを備え、 上記デバイスは、 上記ネットワーク上の自己の位置を表す階層的なロケー
    ション情報、自己の属性情報、及び自己の複数の状態に
    対応する複数の状態情報を含む情報を保持する第2の保
    持手段と、 上記第2の保持手段にて保持された情報を上記サーバの
    上記管理手段へ登録する情報登録手段と、 上記クライアントから送られてくる状態変化通知要求を
    保持する第3の保持手段と、 上記第3の保持手段の中の情報に基づいて、自己の状態
    変化発生時に当該状態変化を上記状態変化通知要求の発
    行元のクライアントに対して通知する状態変化通知手段
    とを備え、 上記クライアントの出力手段は、上記状態変化通知要求
    手段での状態変化通知により上記デバイスから通知され
    てくる当該デバイスの状態変化に応じて対応する状態情
    報を上記複数の状態情報の中から選択することを特徴と
    するネットワークシステム。
  8. 【請求項8】 上記出力手段は、情報の表示出力機能を
    有することを特徴とする請求項7記載のネットワークシ
    ステム。
  9. 【請求項9】 上記状態情報は、アイコンを含むことを
    特徴とする請求項7記載のネットワークシステム。
  10. 【請求項10】 クライアント、サーバ、及びデバイス
    が接続されたネットワーク上において、サーバがクライ
    アントからのデバイス検索要求に基づいてデバイスの検
    索を行い、その検索結果をクライアントが取得して出力
    するためのデバイス検索方法であって、 上記デバイスが、上記ネットワーク上の自己の位置を表
    す階層的なロケーション情報、自己の属性情報、及び自
    己の複数の状態に対応する複数の状態情報を含む情報を
    上記サーバへ登録する登録ステップと、 上記サーバが、上記登録ステップによる上記デバイスか
    らの情報を管理する管理ステップと、 上記クライアントが、上記ロケーション情報の各階層に
    対応するマップを表すマップ情報を保持するマップ保持
    ステップと、 上記クライアントが、ユーザから指定入力されたデバイ
    スの検索条件に対応するデバイスの検索を上記サーバに
    対して要求する検索要求ステップと、 上記サーバが、上記クライアントからのデバイスの検索
    要求に基づいて当該検索要求に対応するデバイスを上記
    管理ステップによる管理情報から検索し、その検索によ
    り検出したデバイスに対応する情報を上記管理ステップ
    による管理情報の中から取得して上記検索要求の発行元
    のクライアントに対して返送する検索ステップと、 上記クライアントが、上記サーバから返送されてきた管
    理情報により示される上記ネットワーク上に接続された
    デバイスに対して当該デバイスの状態変化発生時の当該
    状態変化の通知を要求する状態変化通知要求ステップ
    と、 上記デバイスが、上記クライアントからの状態変化通知
    要求を保持し、当該保持情報に基づいて自己の状態変化
    発生時に当該状態変化を上記状態変化通知要求の発行元
    のクライアントに対して通知する状態変化通知ステップ
    と、 上記クライアントが、上記サーバから返送されてきた管
    理情報に応じて対応するマップ情報を上記マップ保持ス
    テップによる保持情報の中から選択すると共に、上記管
    理情報に含まれる上記複数の状態情報の中の何れかを選
    択して、両者を重ねて出力する出力ステップと、 上記クライアントが、上記デバイスから通知されてくる
    状態変化に応じて対応する状態情報を上記複数の状態情
    報の中から選択することで、上記出力ステップでの出力
    状態情報を変更する状態情報変更ステップとを含むこと
    を特徴とするデバイス検索方法。
  11. 【請求項11】 上記出力ステップは、情報を画面表示
    出力するステップを含むことを特徴とする請求項10記
    載のデバイス検索方法。
  12. 【請求項12】 上記状態情報は、アイコンを含むこと
    を特徴とする請求項10記載のデバイス検索方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜9の何れか1項に記載の各
    手段として、コンピュータを機能させるためのプログラ
    ムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可
    能な記憶媒体。
  14. 【請求項14】 請求項10〜12の何れかに記載のデ
    バイス検索方法の処理ステップを、コンピュータが読出
    可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003131784A (ja) * 2001-10-26 2003-05-09 Minolta Co Ltd ネットワーク機器、ネットワーク機器の制御方法ならびにネットワーク機器の制御プログラムおよびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
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JP2008097582A (ja) * 2006-09-12 2008-04-24 Ricoh Co Ltd イベント通知装置、イベント通知方法及びイベント通知プログラム
JP2013114388A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Azbil Corp 機器状態表示装置および機器状態表示方法

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