JP4280399B2 - 情報処理装置、情報処理方法、記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理装置、情報処理方法、記憶媒体に関し、例えば、ネットワーク上で検索されるデバイスとその位置情報を分かりやすく表示するために用いて好適な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネットワーク上に接続された各種の資源(プリンタ、サーバ装置、スキャナなど)を効率的に発見し、利用するための方法として、ディレクトリサービスと呼ばれるものが提供されている。
【0003】
上記ディレクトリサービスとは、言わばネットワークに関する電話帳であり、様々な情報を格納するためのものである。上記ディレクトリサービスを用いたディレクトリシステムの具体例としては、例えばLDAP(Light weight Directory Access Protocol)がある。上記LDAPの規定は、IETF(Internet Engineering Task Force)が発行している標準仕様であるRFC(Request For Comments)1777に記載されている。上記ディレクトリサービスを用いて、例えばネットワークに接続されているデバイスを検索することにより、ネットワーク上で利用可能なデバイス端末の一覧リストを得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記一覧リストでは、使用するデバイスの分かりやすい位置情報を得ることはできなかった。デバイスとしてネットワークプリンタを例に取れば、「自分のフロアにおいて、自分の場所に一番近いプリンタはどこにあるのか」とか、「カラー画像を出力できるプリンタは、その建物の中のどの場所にあるのか」などといったデバイスの階層的なロケーション情報を、ユーザに分かりやすく通知するための好適なデバイス検索システムが望まれている。
【0005】
本発明は上述の問題点にかんがみ、ネットワークに接続された各デバイスの位置情報を階層的に管理することによって検索要求があったデバイスの位置を階層的構造上で特定し、上記特定したデバイスの位置をユーザに分かりやすく表示できるようにすることを目的とする。
また、本発明の別の目的は、階層的に管理された位置情報の任意の階層に関する位置情報をデバイス検索結果として取得することができるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、ネットワーク上のデバイスを検索する情報処理装置であって、複数の階層のそれぞれに対応したデバイスの位置を示し前記デバイスを検索するための検索条件としてユーザが指定可能な複数の位置情報を有する階層型位置情報を当該デバイスから受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記階層型位置情報を含む前記ネットワーク上のデバイスに対応する属性情報が登録されているデータベースを管理する管理手段と、前記ネットワークを介して、他の情報処理装置から、所定の階層における位置情報を含む検索条件を受信する検索条件受信手段と、前記検索条件受信手段によって受信された検索条件に合致し、且つ前記所定の階層より上位の階層は前記情報処理装置の位置情報を有するデバイスを前記データベースから検索する検索手段と、前記検索手段によって検索されたデバイスを通知するための検索結果を、前記検索されたデバイスの前記階層型位置情報を含めて生成する生成手段と、前記ネットワークを介して前記他の情報処理装置に前記検索結果を送信する送信手段とを具備することを特徴とする。
【0009】
本発明の情報処理方法は、情報処理装置がネットワーク上のデバイスを検索する情報処理方法であって、複数の階層のそれぞれに対応したデバイスの位置を示し前記デバイスを検索するための検索条件としてユーザが指定可能な複数の位置情報を有する階層型位置情報を当該デバイスから受信する受信ステップと、前記受信ステップにおいて受信された前記階層型位置情報を含む前記ネットワーク上のデバイスに対応する属性情報が登録されているデータベースを管理する管理ステップと、前記ネットワークを介して、他の情報処理装置から、所定の階層における位置情報を含む検索条件を受信する検索条件受信ステップと、前記検索条件受信ステップによって受信された検索条件に合致し、且つ前記所定の階層より上位の階層は前記情報処理装置の位置情報を有するデバイスを前記データベースから検索する検索ステップと、前記検索ステップによって検索されたデバイスを通知するための検索結果を、前記検索されたデバイスの前記階層型位置情報を含めて生成する生成ステップと、前記ネットワークを介して前記他の情報処理装置に前記検索結果を送信する送信ステップとを具備することを特徴とする。
【0012】
本発明の記憶媒体は、ネットワーク上のデバイスを検索する情報処理装置のコンピュータにより実行されるコンピュータプログラムを記憶した記憶媒体であって、前記プログラムは、複数の階層のそれぞれに対応したデバイスの位置を示し前記デバイスを検索するための検索条件としてユーザが指定可能な複数の位置情報を有する階層型位置情報を当該デバイスから受信する受信ステップと、前記受信ステップにおいて受信された前記階層型位置情報を含む前記ネットワーク上のデバイスに対応する属性情報が登録されているデータベースを管理する管理ステップと、前記ネットワークを介して、他の情報処理装置から、所定の階層における位置情報を含む検索条件を受信する検索条件受信ステップと、前記検索条件受信ステップによって受信された検索条件に合致し、且つ前記所定の階層より上位の階層は前記情報処理装置の位置情報を有するデバイスを前記データベースから検索する検索ステップと、前記検索ステップによって検索されたデバイスを通知するための検索結果を、前記検索されたデバイスの前記階層型位置情報を含めて生成する生成ステップと、前記ネットワークを介して前記他の情報処理装置に前記検索結果を送信する送信ステップとを有することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の情報処理装置、デバイス、情報処理方法、デバイス制御方法、記憶媒体の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0014】
図1は、本発明の情報処理装置、デバイス、ネットワークシステム、情報処理方法、デバイス制御方法、デバイス検索方法、記憶媒体の一実施の形態を示すデバイス検索システムの構成を示す図である。
図1に示したように、クライアント装置20、デバイス30、サーバ装置10がネットワーク40上に配置される。
【0015】
クライアント装置20は、例えば汎用のコンピュータ等で構成され、サーバ装置に所望のデバイス検索条件を送信してその結果を受信する検索要求モジュール21と、受信した検索結果を可視表示する表示モジュール等を有する。
【0016】
サーバ装置10は、ネットワーク40上のデバイスの属性情報を管理するデータベース11を有するディレクトリサーバとしての機能を有する。データベース11には、ネットワーク上のデバイスの識別情報及びそのデバイスが有する各種層性の情報が登録されている。
【0017】
検索モジュール12は、クライアント装置20から受信したデバイス検索条件に基づいてデータベース11から条件に合致するデバイスを検索し、その検索結果をクライアント装置に送信する。デバイス属性登録モジュール31は、デバイス30等からデバイス属性を受信してデータベース11に登録する。
【0018】
デバイス30は、クライアント装置20等に各種サービスを提供するため機能を有し、例えばスキャナ、プリンタ著しくはファクシミリ等である。デバイス属性送信モジュール31は、自身の属性情報をサーバ装置10に送信して登録要求を行う。尚、図1の例はデバイス検索システムの最小単位の構成を示したものであり、クライアント装置、及び、デバイスはネットワーク上に複数配置される。また、サーバ装置を複数配置したデバイス検索システムであってもよい。
【0019】
図2は、本実施の形態のデバイス検索システムが動作可能なネットワークの具体的な構成を示す図である。
図2において、101はカラープリンタ、102はMFP(Multi Function Peripheral、これはコピー機であるが、ネットワークカラープリンタ、スキャナ、ファックスとしても使用可能なものである)、103及び104はモノクロプリンタ、105はネットワーク接続されたスキャナである。
【0020】
111及び113は、それぞれデスクトップPCとノートPCである。これらは、ネットワーククライアントのプログラムが実行可能なPCである。これらのデスクトップPC111及びノートPC113は上述したクライアント端末装置としてネットワークに接続されているものであり、後述するようにネットワーク上に接続されたサーバ装置に対して所望の条件を満たすデバイスに関する問い合わせ情報を発行する機能ともに、検索結果を表示する表示機能を有している。
【0021】
112は、本実施の形態のネットワークサーバのプログラムが実行可能なワークステーションWSである。このワークステーションWS112は、上述したサーバ端末装置としてネットワークに接続されているものであり、後述するように、ネットワークデバイス101、105に関する種々の情報が格納されており、ネットワークに接続されたクライアント装置111あるいは113からのデバイス検索の問い合わせを受け付け、その結果を返す機能を有している。
【0022】
これらのデバイスのうち、カラープリンタ101、多機能コピー機102、モノクロプリンタ103、クライアント装置111、サーバ装置112及びファイアウォール120は2階に設置されており、モノクロプリンタ104及びスキャナ105は一階に設置されている。113はノートPCなので、現在は一階からしAN100に接続されているが、取り外されることもある。
【0023】
更に、これらのデバイスを相互に接続するネットワーク100は、ファイアウォール120を介してインターネット130に接続されており、インターネット130を介して他のネットワーク140とも接続されている。
【0024】
図3は、一般的なパーソナルコンピュータの内部構成を示した概略構成図であり。図2におけるデスクトップPC111、ノートPC113及びサーバ端末装置112などの基本的な内部構成はこのようになっている。
【0025】
図3において、200は、クライアント装置ソフトウェアあるいはネットワークサーバ装置ソフトウェア(以下、これらをまとめてネットワークデバイス端末装置検索ソフトウェアと呼ぶ)が稼動するPCであり、図2における111,112あるいは113と同等である。
【0026】
PC200は、ROM203もしくはハードディスク(HD)211に記憶された、あるいはフロッピーディスクドライブ(FD)212より供給されるネットワークデバイス検索ソフトウェアを実行するCPU202を備え、システムバス201に接続される各デバイスを総括的に制御する。
【0027】
204はRAMで、CPU202の主メモリ、ワークエリア等として機能する。205はキーボードコントローラ(KBC)で、キーボード(KB)209からの指示入力を制御する。206はCRTコントローラ(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)210の表示を制御する。
【0028】
207はディスクコントローラ(DKC)で、ブートプログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、ユーザファイルそしてネットワーク管理プログラム等を記憶するハードディスク(HD)211及びフロッピーディスクコントローラ(FD)212とのアクセスを制御する。
【0029】
208はネットワークインタフェースカード(NIC)で、LAN220を介して、ネットワークプリンタ、他のネットワーク機器あるいは他のPCと双方向にデータをやりとりするためのものである。
【0030】
213はマウスコントローラ(MC)であり、マウス(MS)214を制御する。尚、本実施の形態においては、LAN220は図2におけるLAN100に対応するものである。
【0031】
次に、ネットワーク上のデバイスの位置を表現するための階層型位置情報について説明する。
図4に示したように、階層型位置情報のデータ構造は階層構造になっており、上位層から下位層へとより詳細な位置情報を特定するように構成されている。したがって、ユーザは用途目的に応じて所望の階層を指定すればよい。図4の場合は、符号309で示したLBP1110について、その階層型位置情報は(G=JP(301)、O=ABC商事(302)、BR=東京支店(303)、OP=extend(304)、BU=AAビル(305)、FL=2F(306)、BL=2−1(307)、DV=printer(308))として指定される。この場合、マップ(map)は「10X+10Y」として示されている。
【0032】
それぞれのエントリについて説明すると、「C」は国情報を示し(JPは日本、USはアメリカなど)、「O」組織情報を示し(ABC商事、XYZ物産など)、「BR」は支店または支部等を示す(東京支店、大阪支店など、以下支店情報と称する)。
【0033】
「BU」は建物であるビルディング情報を示し(AAビル、BBビルなど)、「FL」はフロアの階数であるフロア情報を示し(1F,2Fなど)、「BL」はフロアのブロックであるブロック情報を示し(1−1,2−1など)、「DV」はデバイスを示し(printer,MFPなど)、「NM」はデバイス名を示す(LBP1110,LBP3310など)。
【0034】
また、ブロック階層「BL」に対応して、配置レイアウトを視覚的に表示したイメージデータであるレイアウトビットマップが用意されており、図4におけるMAPはそのマップ上の座標情報を示す。更に、図4における「OP」は、オプション情報、すなわち、「BU」階層、「FL」階層、及び「BL」階層の情報を有することを示す(extend―拡張)。尚、オプション情報の他の階層に設定してもよいし、オプション情報の階層を設定しないデータ構造であってもよい。
【0035】
上述したように、本発明の主たる目的は、ネットワークに接続された各デバイス端末装置の位置情報をこのような階層的構造で管理することによって、検索要求のあったデバイス端末装置の位置を特定し、上記特定したデバイス端末装置の位置をユーザに分かりやすく表示できるようにすることにある。
【0036】
図5〜8は、階層型位置情報の各ブロック階層に対応したレイアウトビットマップの一例であり、クライアント装置111側でこのレイアウトビットマップを表示させることによりデバイスの位置を分かりやすく表示させる。
【0037】
図5は、2Fの2−1ブロックに対応したレイアウトビットマップの例であり、本案施の形態では、クライアント20が保持している。フロア内の実際の机の並びやパーティションの様子等のレイアウトを予めビットマップとして保持し、そのレイアウト上に、カラープリンタ101やMFP102が配置されているとともに、ファイアウォール120、サーバ装置112が図5に図示したようなレイアウトで設置してある。
【0038】
図6は、2Fの2−2ブロックに対応したレイアウトビットマップを示す図である。図6に示すように、2Fの2−2ブロックには、PC111とプリンタ103が図示したようなレイアウトで設置されている。
【0039】
図7は、1Fの1−1ブロックに対応したレイアウトビットマップである。PC113とモノクロプリンタ104が図示したようなレイアウトで設置されている。
【0040】
図8は、1Fの1−2ブロックに対応したレイアウトビットマップである。ここには、スキャナ105が図示したようなレイアウトで設置されているのが分かり、これが後述するようにユーザのクライアント装置の表示画面上に表示される。以下、この階層型位置情報に基づいてデバイスを検索するシステムについて、第1〜3の実施形態について説明する。
【0041】
<第1の実施形態>
第1の実施形態では、階層型位置情報に基づいてデバイスを検索するシステムであって、デバイスの位置を視覚的に表示するためのレイアウトビットマップをクライアント装置が保持するシステムについて説明する。
【0042】
先ず、サーバ装置112がネットワーク上の各デバイスの属性情報を管理するための構成を説明する図9は、サーバ装置112がネットワーク上のデバイスの属性情報を管理するためのデータベースのデータ構造の一例である。
【0043】
同図において、各列が登録されている各デバイスに関する1件のデータ、すなわち、タプル(tuple)に相当し、各行がタプルごとの属性(attribute)に相当する。同図のデータベース800において、802〜810には階層型位置情報が、811〜814にはその他の属性情報が各デバイスごとに対応付けられて記憶されている。
【0044】
その他の属性情報の例として、カラー入出力磯能の有無を示す属性811、ステープル機能の有無を示す属性812、両面印刷機能の有無を示す層性813,IPアドレス812とを管理している。このデータベースは一般に利用されているデータベース管理システム(Database Management System)を利用すればよい。また、X.500のようなディレクトリ情報ベースであってもよい。
【0045】
図10は、デバイスがサーバ装置112の管理するデータベース800に自身を登録する際のデバイス登録データのデータ構造の一例を示した図である。デバイス登録データ900は、デバイスの階層型位置情報がセットされたロケーション情報TAG901(902〜911)とデバイスの属性情報がセットされたデバイス属性情報TAG912(913〜916)とを有する。
【0046】
各デバイス端末装置は電源投入後、自身のデバイス登録データ900をサーバ装置112に送信する。尚、デバイスが自身のデバイス登録データ900を送信する動作は、デバイス登録データ900内の項目に変更が生じたことに応じて実行されてもよいし、デバイスがネットワークにプラグインされたことに応じて実行されてもよいし、定期的に送信動作を実行するものであってもよい。
【0047】
また、サーバ装置からの問い合わせに応じて、デバイスがデバイス登録データ900を送信するものであってもよい。サーバ装置は、デバイスからのデバイス登録データ900の受信に応じて、受信したデバイスに関する情報をデータベース800に登録する。
【0048】
図11は、クライアント装置PC111から検索1を行う場合の検索条件入力画面である。図11において、1001a,1001b,1001cに検索のエントリが入力される。この入力画面ではプルダウンメニューとしてその中から選ぶことが可能である。1002a,1002b,1002cは各エントリに対応ずる属性情報が入力される。
【0049】
例えば、エントリがデバイスとして選択された場合には、属性情報はプリンタ(printer)、MFP(MFP)、スキャナ(scanner)のいずれかがプルダウンメニューとして表示され、ユーザはその中から検索したい属性情報を選択することになる。
【0050】
入力ボタン1003、1004で検索条件を入力する。1003は、条件のANDで1004は条件のORで検索する。ユーザは検索条件を入力した後1005の検索開始ボタンにより検索を実行する。
【0051】
図12は、検索入力の一例を示す図である。この例では、属性情報としてデバイス端末装置がプリンタで、かつ、カラー出力が可能であるデバイスの検索を行う。また、階層型位置情報として、例えば「設置フロアが2階であるプリンタ」を検索する場合には、1001cに「フロア」と入力し、1002cに「2F」と入力する。
【0052】
また、2Fフロアのより詳細な場所を指定して検索したい場合には、例えば1001cに「ブロック」及び1002cに「2−1」と入力して検索を実行すれば、「設置ブロックが2−1であるプリンタ」の検索を行うことができる。
【0053】
図13は、上記検索例の検索条件を表した式を示す図である。同図の例では、フロア(FL)が2階(2F)でデバイス(DV)がプリンタ(printer)で、カラー出力(color)が可能(TRUE)である条件を示している。
【0054】
ここで、図13に示した検索条件式を受信したサーバ装置が、「FL=2F」という式をどのように評価するかについて説明する必要がある。なぜならば、2Fフロアという位置条件は、ユーザが所望している検索対象である「東京支店のAAビル」の2Fに設置されているデバイスが満足するのみならず、「大阪支店のAAビル」の2Fに設置されているデバイスもその条件を満足する。そのため、ユーザにとっては興味が無い「大阪支店のAAビル」のデバイスまでも検索ヒットすることになってしまい、ユーザにとって極めてわかり難い検索結果が出力されてしまう。
【0055】
この状況を回避するためには、フロア階層(FL)より上位階層が自動的に特定される仕組みをサーバ装置112備えている必要がある。その仕組みの一例として、サーバ装置に自身の階層型位置情報を保持させてフロア階層(FL)から上の階層の検索条件については、サーバ装置の階層型位置情報を適用する方法がある。
【0056】
この方法によれば、「東京支店のAAビル」に設置されているサーバ装置に「FL=2F」の条件で検索依頼を発行すると、AAビルの2Fフロアのデバイスのみを検索対象とすることが可能となる。
【0057】
また、「大阪支店のYYビル」の2Fに設置されているデバイスを検索対象としたければ、「大阪支店のYYビル」に設置されているサーバ装置に対して「FL=2F」の条件で検索依頼を発行すればよい。尚、図12に示した例では1の階層のみを指定すれば指定階層からのみだが、最上位層(C)から所定階層までを指定する、所謂フルパス指定にしてもよい。
【0058】
その場合の図13に示した検索条件式は最上位階層からのフルパス指定(例えば、C=JP、O=ABC、BR=東京支店…)となる。このフルパス指定を用いれば、「東京支店のAAビル」に設置されているサーバ装置により、「大阪支店のYYビル」の2Fに設置されているデバイスを検索させることも可能となる。
【0059】
図14は、図13に図示した検索条件に合致するデバイスをサーバ装置112がクライアント装置PC111に返送した検索結果の一例である。サーバ装置112は、クライアント装置111から受信した図13の検索条件に基づいてデータベース800(図9)内を検索して、合致したデバイス端末装置情報を検索結果1300としてクライアント装置111に返す。
【0060】
検索結果1300には、階層型位置情報1301〜1310とデバイス属性情報1311〜1314とがセットされる。検索条件に合致するデバイスが複数存在する場合には、検索結果1300には複数のデバイスの階層型位置情報1301〜1310とデバイス属性情報1311〜1314とがセットされる。
【0061】
図13に図示した検索条件に合致するデバイスはLBP1110のみであることから、図14に図示した情報のみがクライアント装置111に返ることになる。
【0062】
図15は、クライアント装置111が持つ階層型位置情報のブロック階層とレイアウトビットマップとの対応リストである。この対応リストを用いることにより、クライアント装置111側で、階層型位置情報からレイアウトビットマップを特定することが可能となる。
【0063】
本実施の形態では、ブロック1−1,1−2,2−1,2−2のそれぞれに対応して、図16、図17、図18、図19に示したレイアウトビットマップを保持している。また、その他のブロックについては、図20のレイアウトビットマップを表示することになる。
【0064】
図16から図19までは、各ブロック階層に対応するレイアウトビットマップ図である。本実施の形態ではこのレイアウトビットマップ上に検索したデバイスを示す情報を重ねて表示することによって、検索要求があったデバイスがどのフロアのどのブロックのどの位置にあるかを視覚的に示すことができるようにしている。
【0065】
図20は、デバイスが階層型位置情報を保持していない場合や、クライアント装置がもつレイアウトビットマップが合致しない場合に表示するレイアウトビットマップ(以下、unknownMAPと称する)である。図20において、1901のエリアにはレイアウトビットマップがないことを示し、1902のエリアには階層型位置情報を持たない、または階層型位置情報が合致しないデバイスを表示させる。
【0066】
図21は、クライアント装置111が保持している各デバイスを表示するためのデバイスアイコンである。このデバイスアイコンは、各デバイス名(NM)と一対で対応づけられており、デバイス名が不明なものに対してはunknownを示すデバイスアイコンが表示されることになる。
【0067】
図22は、クライアント装置111が、レイアウトビットマップ上にデバイスアイコンを表示する仕組みを示した図である。クライアント装置は、サーバ装置112から収得した検索結果から階層型位置情報とデバイス属性情報を抽出し、それぞれに対応したレイアウトビットマップとデバイスアイコンとを選択する。
【0068】
取得した階層型位置情報から選択したレイアウトビットマップの座標情報を得ることができるので、選択したレイアウトビットマップの座標「10X+10Y」にカラープリンタ101(LBP1110)を表すデバイスアイコン2002を重ねて表示する。このようにレイアウトビットマップの対応する座標にデバイスアイコンを重ねて表示することにより、検索要求があったデバイスの位置をユーザに分かりやすく表示することが可能となる。
【0069】
図23は、検索の結果、クライアント装置111に表示されるビットマップの一例を示している。この表示により、カラー出力可能なプリンタ101は、2Fの2−1ブロックの入り口に近いテーブル付近にあることが分かる。
図24は、本案施の形態におけるカラーLBP101の内部構成を示すブロック図である。図24に示したように、このプリンタ101はシステムバス2301にプログラムを処理するCPU2302、プログラムが格納されているROM2303、プログラムのワーク領域やバッファ領域となるRAM2304が接続されている。
【0070】
2305は、LBPエンジンコントローラであり、このコントローラ2305を介してエンジン2309が接続されている。2306はパネルコントローラであり、パネルヘの入出力をコントロールし、パネル2310を管理している。
【0071】
この実施の形態におけるカラーLBP101は、ハードディスク(HD)2211を保持し、印刷データを一時的にこのディスク内にスプールすることが可能である。2307はディスクコントローラで、HD2211を管理している。2308は、ネットワークインターフェースコントローラでこのコントローラを介して、ネットワークに接続している。
【0072】
2312は、不揮発性RAM(NVRAM)であり、プリンタ101の電源が遮断されてもデータが保持されている。本実施の形態ではこのNVRAMに階層型位置情報や属性情報等を保持するようにしている。また、それらの情報はNVRAM23にではなく、HD2211に保持しておくことも可能である。
【0073】
図25から図29までが処理手順を説明するフローチャートである。以下、これらのフローチャートを用いて、本実施の形態の詳細を説明する。
【0074】
先ず、図29のフローチャートを用いて、デバイスの階層型位置情報の登録処理について説明する。ここでは、例としてカラープリンタ101(LBP101)を説明する。
【0075】
LBP101は、階層型位置情報及び属性情報をデバイス内の自己位置保持手段である不揮発性RAM(2312)に保持している。LBP101のCPU2302は電源が投入されると、サーバ装置112に接続を行う(ステップS2801)。接続後、LBP101は不揮発性RAM(2312)から階層型位置情報及び属性情報を読み出してサーバ端末装置112に送出し、サーバ装置112は図10に図示したような形式で管理手段に登録を行う(ステップSS2802)。
【0076】
登録後、LBP101のCPU2302は、サーバ装置112との接続を解放する(ステップS2803)。このような手順を踏み、それぞれのデバイスはそれぞれの階層型位置情報、及び属性情報をサーバ装置112に電源投入後に登録する。尚、デバイスが自身の階層型位置情報をネットワークを介して他の装置に送信する形態は、図29に示したディレクトリサーバヘの登録動作以外にも、様々な適用が考えられる。
【0077】
例えば、ディレクトリサーバを持たないようなネットワークシステムにおいて、前記ネットワーク上のコンピュータからSLP等のデバイス検索プロトコルによるブロードキャスト(Broadcast)あるいはマルチキャスト(Multicast)に対してデバイスが応答する際に、その応答パケットに階層型位置情報をセットするよ
うにしてもよい。
【0078】
次に、サーバ装置の処理について図25のフローチャートを用いて説明する。サーバ装置112は、イベント駆動型のプログラムで構成され、イベントが発生するとそのイベントを解析して、対応する処理を行う。
【0079】
サーバ装置112は、電源が投入されると、最初に受信ポートをオープンする(ステップS2401)。次に、イベントを取得し(ステップS2402)、その取得したイベントが終了コマンドであるか否かを判断して(ステップS2403)する。この判断の結果、上記取得したイベントが終了コマンドであった場合には受信ポートをクローズして(ステップS2404)、処理を終了する。
【0080】
一方、ステップS2403の判断の結果、終了コマンドでない場合には、それがクライアント装置111等からの検索要求か否かを判断する(ステップS2405)。ここで、検索要求であった場合にはステップS2406でデータベースの検索処理を行う。
【0081】
一方、ステップS2405の判断の結果、検索要求ではなかった場合にはステップS2407でデバイスからのデータベースヘの登録要求であるか否かを判断する。この判断の結果、登録要求であった場合には受信したデータを図9に示したテーブル800上に登録する(ステップS2408)。この登録されたデータは、HD211に保持される。また、ステップS2407の判断の結果、他の要求であった場合には、その他の処理を行う(ステップS2409)。
【0082】
次に、図26を用いて、サーバ装置112で行われるデータ検索処理(ステップS2406の処理)についてより詳細に述べる。検索処理において、ステップS2501ですべての検索条件を処理したか否かを判断する。この判断の結果、検索条件が全て終了するまで、処理を繰り返すことになる。
【0083】
ステップS2501で受信パケット内のすべての検索条件を検索し終わった場合には、その結果をクライアント装置に送信する(ステップS2502)。
【0084】
すべての検索条件を検索していない場合には、ステップS2503に進んで受信パケットから検索条件を取り出す。そして、その検索条件について図9で図示したテーブルのすべての登録デバイス情報を検索したかを判断する(ステップS2504)。
【0085】
この判断の結果、すべての登録デバイス情報を検索した場合には、次の検索条件を取り出すためS2501に戻る。また、ステップS2504の判断の結果、すべての登録デバイス情報を検索していない場合にはステップS2505に進んでn個目のデバイス情報をHD211から取り出す。そして、上記取り出したデバイス情報が条件に一致したかどうかを判断する(ステップS2506)。
【0086】
この判断の結果、一致した場合には、そのデバイス情報を取得し(ステップS2507)、結果に追記する(ステップS2508)。
【0087】
一方、ステップS2506の判断の結果、一致しなかった場合には、次のデバイス端末装置について処理を行うためステップS2504に戻る。こうして、それぞれの検索条件について、図9で図示したテーブル800内のデバイスを全て検索し、その結果をクライアント装置に送信する。
【0088】
次に、クライアント装置111での全体動作について説明する。
クライアント装置111は、イベント駆動型のプログラムで構成され、イベントが発生するとそのイベントを解析して、対応する処理を行う。
【0089】
図27のフローチャートに示したように、クライアント装置111は、最初のステップS2601でイベントの取得を行う。ここで、終了コマンドのイベントを受信した場合にはそのまま終了する(ステップS2602)。
【0090】
クライアント装置111では、図11に図示したような検索条件入力画面より、ユーザから検索条件を入力することになる。ユーザが検索開始ボタン1005をクリックすることによって、そのイベントが発生することになる。
【0091】
ステップS2603で検索コマンドの発行要求であった場合には、クライアント端末装置111は、検索要求をサーバ装置112に送信する(ステップS2604)。
【0092】
このとき、図12、及び図13に図示した検索条件式をもって、サーバ端末装置に問い合わせることになる。また、この検索条件式をHD211に保存しておくことによって、次回検索時にはこの条件式用いることによって、ユーザからの検索条件再入力を省くことが可能となる。
【0093】
クライアント装置111は、サーバ装置からの検索結果待ちとなり、そのイベントを受信した場合にはステップS2605で判断する。ステップS2605の判断で、図14に示したような検索結果を受信した場合、検索結果表示処理を行う(ステップS2606)。また、その他のイベントでは他の処理を行うことになる(ステップS2607)。
【0094】
次に、図28のフローチャートを参照しながら検索結果表示処理についてより詳細に説明する。
最初のステップS2701で、すべての検索結果を処理し終わったかどうかを判断する。この判断の結果、全ての処理が終わったと判断した場合にはその処理は終了となる。
【0095】
一方、ステップS2701の判断の結果、全ての処理が終わっていない場合には、ステップS2702に進み、受信した検索結果から階層型位置情報を取得する。そして、上記取得した階層型位置情報を元に、クライアント装置がマップの表示が可能か否かを判断する(ステップS2703)。
【0096】
このステップS2703におけるマップの表示が可能か否かの判断とは、検索結果として受信したデバイスの情報に図4に基づいた階層型位置情報が含まれているか否かということであり、もし含まれていないなら、サーバ装置112にそのデバイスの階層型位置情報が登録されていないことになる。
【0097】
本実施の形態で、デバイスを表示可能な階層型位置情報は、図15において符号1401で示した情報を含む階層型位置情報である。これを含まない階層型位置情報であった場合には、unknown MAPが表示済みであるかどうかを確認し(ステップS2709)、図20に図示したunknownテバイスを表示する(ステップS2710)。
【0098】
更に、階層型位置情報からNM情報を取得し(ステップS2711)、図20に示した符号1902のエリアにNMに対応するデバイスアイコンを表示する。この場合には、デバイス端末が正常に表示されなかったデバイス、すなわち、階層型位置情報がまだ登録されていないデバイスがここに表示されることになる。
【0099】
一方、ステップS2703でデバイス端末表示可能と判断された場合には、階層型位置情報内のBL情報を取得する(ステップS2704)。クライアント装置111は、BL情報を図15に図示したBL情報テーブルと照らし合わせて、必要なレイアウトビットマップを表示しようとするのである。
【0100】
ここで、対応したレイアウトビットマップがすでに表示済みであるかどうかを判断する(ステップS2705)。この判断の結果、まだ未表示の場合には、対応するビットマップを表示する(ステップS2706)。そして、階層型位置情報からNM情報とレイアウトビットマップを取得する(ステップS2707)。
【0101】
また、ステップS2705の判断の結果、表示済みであった場合にはステップS2707に進む。NM情報から対応するデバイスアイコンを図21のテーブルから読み込む。また、レイアウトビットマップからそのデバイスアイコンをどこに表示するかを決定する。
【0102】
以上の処理により、図5〜8に示すようなレイアウトビットマップがクライアント装置111のディスプレイ上に表示され、ユーザは前記検索されたデバイスの詳細な位置情報を得ることができる。
【0103】
また、このステップS2705〜S2707の処理により、検索結果として複数のデバイスが見つかった場合には、複数のデバイスが同一のレイアウトビットマップ上に表示されたり、それぞれ異なるレイアウトビットマップに表示されたりすることが実現される。また、位置情報以外のデバイス属性情報については、例えばレイアウトビットマップ上の各デバイスアイコンに対して所定の操作を行うことにより図7の701に示すようなツールチップにより表示するようにすればよい。
【0104】
本実施の形態ではサーバ装置112より、検索結果として図14の結果が返るてきているので、NMはLBP1110であり、そのデバイスアイコンをデバイス端末は「10X+10Y」であることから、図22に図示した位置にデバイス端末装置ビットマップを表示する(ステップS2708)。このデバイスビットマップを、先のレイアウトマップに重ねて表示することによって、図23に図示したような検索結果を表示することが可能となる。尚、上述した実施の形態においては、レイアウトビットマップをクライアント装置が全て保持している例を示したが、サーバ装置とクライアント装置とで分担して保持するようにしてもよい。
【0105】
次に、階層型の位置情報に基づく検索に関する実施の形態を説明する。
上記実施の形態では、図15に示したように、レイアウトビットマップとして、各ブロックのビットマップ(1−1,1−2,2−1,2−2)とunknownビットマップの計5枚のレイアウトビットマップをもつ場合について説明した。本実施の形態では、更に各階層ごとにレイアウトビットマップをもつ場合のクライアントの表示方法について説明する。尚、本実施の形態の表示方法に、先に説明したクライアントの表示方法が含まれるものである。
【0106】
<第2の実施形態>
第2の実施形態として、デバイスの位置を視覚的に表示するためのレイアウトビットマップをサーバ装置が保持する場合について上記第1の実施形態と異なる個所を中心に説明する。
【0107】
尚、第1の実施形態では、レイアウトビットマップをクライアント装置に保持させるようにしたので、検索結果をクライアント装置で表示するときに、サーバ装置からクライアント装置にレイアウトビットマップを転送しなくても済み、表示を行う際の処理及び時間を軽減することができるとともに、ネットワークシステムのトラフィックを軽減することができるという効果がある。
【0108】
一方、第2の実施形態では、レイアウトビットマップをサーバ装置が保持させるようにしたので、サーバ装置においてマップ情報を一元で管理することができ、クライアント装置ごとにマップ情報を保持する必要を無くして、更新等のメンテナンスを容易にできるとともに、クライアントのメモリリソースの負荷を減らすことができるという効果がある。したがって、ネットワークの負荷やクライアントの能力を考慮することで、適宜、第1の実施形態もしくは第2の実施形態を採用すればよい。
【0109】
第2の実施形態では、図16〜20で示したレイアウトビットマップ、及び、図15で示した階層型位置情報とレイアウトビットマップとの対応テーブル、及び、図21で示したデバイスアイコンの情報は、サーバ装置112のハードディスクに格納されている。
【0110】
以下、上記第1の実施形態と異なる部分の処理を図43〜図45に示すフローチャートで説明する。次に、サーバ装置の処理について図43のフローチャートを用いて説明する。
【0111】
サーバ装置112は、イベント駆動型のプログラムで構成され、イベントが発生するとそのイベントを解析して、対応する処理を行う。サーバ装置112は、電源が投入されると、最初に受信ポートをオープンする(ステップS4301)。次に、イベントを取得し(ステップS4302)、その取得したイベントが終了コマンドであるか否かを判断して(ステップS4303)する。この判断の結果、上記取得したイベントが終了コマンドであった場合には受信ポートをクローズし(ステップS4304)、処理を終了する。
【0112】
一方、ステップS4303の判断の結果、終了コマンドでない場合には、それが検索要求がどうかを判断する(ステップS4305)。ここで、検索要求であった場合にはステップS4306でデータベースの検索処理を行う。この検索処理については、第1の実施形態の図26で説明したフローチャートに基づいて実行される。
【0113】
一方、ステップS4305の判断の結果、検索要求ではなかった場合にはステップS4307でデータベースヘの登録要求であるか否かを判断する。この判断の結果、登録要求であった場合には受信したデータを図9に示したテーブル上に登録する(ステップS4308)。
【0114】
この登録されたデータは、HD211に保持される。また、ステップS2407の判断の結果、他の要求であった場合には、レイアウトビットマップの検索処理を行う(ステップS4309)。尚、その詳細は図45を用いて後で説明する。
【0115】
クライアント装置の全体の動作については、第1の実施形態の図27で示したフローチャートに基づいて実行されるので、ここでは図27のステップS2606の検索結果表示処理について図44のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
【0116】
最初のステップS4401で、すべての検索結果を処理し終わったかどうかを判断する。この判断の結果、全ての処理が終わった場合にはその検索処理は終了となる。
【0117】
一方、ステップS4401の判断の結果、全ての処理が終わっていない場合には、ステップS4402で受信した検索結果から階庵型位置情報を取得する。その後、サーバ端末装置112に接続し(ステップS4403)、取得した階層型位置情報に対応するレイアウトビットマップを図15に示した対応テーブルに基づいて取得する(ステップS4404)。
【0118】
ここで、対応したレイアウトビットマップがすでに表示済みであるかどうかを判断する(ステップS4405)。この判断の結果、まだ未表示の場合には、対応するレイアウトビットマップをサーバから取得して表示する(ステップS4406)。レイアウトビットマップの取得は、クライアント装置111からのブロック階層(BL)の指定に基づいて実行される。
【0119】
そして、階層型位置情報からNM情報とレイアウトビットマップを取得する(ステップS4407)。尚、ステップS4405の判断の結果、表示済みであった場合にはステップS4407に直接進む。
【0120】
次に、NM情報から対応するデバイスアイコンをサーバから取得する(ステップS4408)。次に、対応するデバイスアイコンをレイアウトマップ上のどこに表示するかを決定し、所定位置に表示する(ステップS4409)。そして、表示後にサーバ装置112との通信を切断する(ステップS4410)。
【0121】
尚、検索要求が図15において符号1401で示した情報を含まない階層型位置情報であった場合には、unknown MAPが表示済みであるかどうかを確認し、図20に図示したunknownデバイスを表示する。
【0122】
本実施の形態では、図14で示したような検索結果がサーバ装置112より返ってきているので、NMはLBP1110である。そして、そのデバイスのマップ位置は「10X+10Y」であることから、図22に図示した位置にデバイス末装置のビットマップを表示する(ステップS2708)。このデバイスビットマップを、先のレイアウトマップに重ねて表示することによって、図23に図示したような検索結果を表示することが可能となる。
【0123】
次に、図45のフローチャートを参照しながらサーバ端末112のマップ情報検索処理(図43のステップS4309)の詳細を説明する。
先ず、最初のステップS4501において、レイアウトマップ情報の検索要求か否かを判断する。この判断の結果、そうならばステップS4502に進み、ロケーションはマップ表示可能か否かを判断する。
【0124】
この判断の結果、表示可能ならばステップS4503に進み、図15に示した対応テーブルより該当するマップ情報を取得する。レイアウトビットマップの取得は、クライアント装置111からのブロック階層(BL)の指定に基づいて実行される。
【0125】
次に、ステップS4504に進み、上記取得したレイアウトビットマップをクライアント装置111に返送する。尚、ステップS4502の判断の結果、マップ表示が不可能ならば、ステップS4505に進んでunknown MAPを取得する。
【0126】
一方、ステップS4501の判断の結果、レイアウトマップ情報の検索要求でなかった場合にはステップS4506に進み、デバイスアイコン検索要求か否かを判断する。そして、デバイスアイコン検索要求ならばステップS4507において、図21に図示したデバイスアイコンテーブルより該当するデバイスビットマップを取得する。
【0127】
次に、上記取得したデバイスアイコンをクライアント装置111に返送する(S4504)。また、ステップS4506の判断の結果、デバイスアイコン検索要求でなかった場合にはその他の処理を実行する(ステップS4508)。尚、上記の例では、サーバ装置112がデバイス検索結果に基づいたレイアウトビットマップとデバイスアイコンとをクライアント装置111に送信し、クライアント装置111側で受信したレイアウトビットマップとデバイスアイコンとを座標情報に基づいて合成表示(図28のステップS2708)するものとして説明したが、これを次のように実施してもよい。
【0128】
すなわち、サーバ装置112が、デバイス検索結果に基づいて取得したレイアウトビットマップとデバイスアイコンとを座標情報に基づいて合成し、合成されたレイアウトビットマップを検索結果とともにクライアント装置111に返送するようにしてもよい。
【0129】
これにより、クライアント装置111側では、マップの合成表示処理(図28のステップS2708)が不要となり、サーバ装置112から受信したレイアウトビットマップをそのまま表示すればよいことになるので処理負荷が軽減される。
【0130】
<第3の実施形態>
上記第1及び第2の実施形態ではブロック(BL)階層に対応したレイアウトビットマップのみを保持する場合について説明したが、本第3の実施形態では階層型位置情報の各階層に対応するレイアウトビットマップを保持してそれをクライアント装置111の検索結果表示に反映する場合について説明する。
【0131】
この第3の実施形態によれば、建物レベルのラフな位置情報から、フロアの1区画のような詳細な位置情報まで、ユーザの好みに応じた階層のレイアウトビットマップに前記検索されたデバイスを表示させることが可能となる。
【0132】
尚、第3の実施形態では、第1の実施形態のようにレイアウトビットマップをクライアント装置111が保持する場合について説明するが、第2の実施形態のようにレイアウトビットマップをサーバ装置112が保持するようにしてもよい。
【0133】
図31は、検索する各階層に対応するレイアウトビットマップのリストであり、階層型位置情報の各階層とレイアウトビットマップとの対応が記憶されている。図31で示した例では、「組織情報=ABC商事」の階層に図33に示すレイアウトビットマップが対応し(3101)、組織情報=ABC商事、支店情報=東京支店」の階層に図35に示すレイアウトビットマップが対応する(3102)等が記憶された対応テーブルが示されている。
【0134】
上記の各階層に対応したレイアウトビットマップを利用することにより、「ユーザが現在との位置に居るのか」あるいは「ユーザがどの程度位置情報を認識しているのか」に応じてデバイス検索結果を表示させることが可能となる。
【0135】
例えば、AAビル内のデバイスを検索する場合には、建物情報「BU=AAビル」のすぐ下の階層のフロア上(FL)に対応したレイアウトビットマップを検索結果表示の際に使用する。これにより、AAビルを認識しているがその内部についての情報を持っていないユーザに対して、有効な位置情報を提供することが可能となる。
【0136】
このときユーザは、図11の入力画面上の1001cに建物名(BU)をプルダウンメニューから選択し、その属性値1002cにAAビルを入力して、1005検索開始ボタンを押下する。
【0137】
次に、第3の実施形態におけるクライアント装置111の検索結果表示処理の動作を図32のフローチャートを用いて説明する。
先ず、ステップS6001では検索結果全ての表示が終了したか否かを判断する処理が実行される。このステップにより検索結果表示処理の終了が判断される。
【0138】
ステップS6001の判断の結果、検索を全て終了していない場合には、ステップS6002で検索結果から、属性NMを取得する。これは、ステップS6008やステップS6010、ステップS6013でデバイスアイコンを表示するために行う処理である。
【0139】
次に、ステップS6003で検索した条件の層性に対応したレイアウトビットマップが表示済みかどうかを判断する。この例では、属性O=属性値ABC商事で検索実行したことから、MAP対応リスト(図31に図示)から図33のレイアウトビットマップ上に、検索結果のデバイスを表示することになる。上記図33のレイアウトビットマップが表示済みかどうかを判断する。この判断の結果、まだ表示していない場合には、ステップS6004において表示を行い、ステップS6005の処理に移行する。
【0140】
ステップS6003の判断の結果、図33のレイアウトビットマップをすでに表示済みであった場合にはステップS6005の処理で、検索した属性の下層属性と属性値を検索結果から取得する。この取得した慣性値が表示可能かどうかをステップS6006で判断する。属性値の範囲外だったものや、属性値が入力されていないデバイスは表示不可能ということでステップS6011に進む。
【0141】
ステップS6011では、Unknown MAPが表示済みかどうかを判断し、未表示であった場合には、ステップS6012でUnknown MAPを表示し、ステップS6002で獲得したNM値に対応するデバイスアイコンをUnknown MAPのデバイス欄に表示することになる(ステップS6013)
【0142】
一方、ステップS6006の判断の結果、表示可能であった場合には、下層属性がMAP属性がどうかを判断する(ステップS6007)。この判断の結果、MAP属性でなかった場合には、ステップS6008に進み、表示しているレイアウトビットマップ上の属性位置にステップS6002で取得したNM値に対応するデバイスアイコンを重ねて表示する。
【0143】
この場合、階層型ロケーション情報で(O)の階層下の階層BRの属性値が、東京支店であることから(図4に図示)、各デバイスは東京支店5001の位置上に表示されることになる。その結果、図34のような表示を得ることになる。
【0144】
また、よリ詳細にデバイスの位置を検索する場合、図11の入力画面上で、1001aにブロック名(BL)をプルダウンメニューから選択し、その属性値1002aに2−1を選択し、1005検索開始をユーザが実行する。
【0145】
クライアントは、上記実施の形態で説明した手順で、検索結果をサーバから得る。サーバから獲得した検索結果に基づき、クライアントは、デバイスビットマップをレイアウトビットマップ上に表示する。この時も、同様に、図32の処理フローを実行する。この場合、ステップS6007で下層属性情報が、MAP情報であることからステップS6009に進む。
【0146】
ステップS6009では、その座標範囲がレイアウトビットマップの範囲内かどうかを判断する。そして、範囲内であった場合には、ステップS6010で、表示しているレイアウトビットマップの座標位置にステップS6002で獲得したNM値に対応するデバイスアイコンを重ねて表示する。
【0147】
この場合、ブロック属性(BL)として属性値2−1で検索実行したことから、図31に示したMAP対応リストから図18のレイアウトビットマップを検索結果を表示するためのレイアウトビットマップとして選択する。その結果、図15に示すように、図18のレイアウトビットマップに前記検索されたデバイスに対応したデバイスアイコンが重ねて表示される。
【0148】
その他、各階層ごとに用意されたレイアウトビットマップについて説明する。先に説明したように図33は、属性O=属性値ABC商事で検索する場合のレイアウトビットマップである。属性Oの下層属性BRが東京支店であるデバイスは5001に大阪支店であるデバイスは5002に表示される。
【0149】
図34は、属性O=属性値ABC商事ですべてのデバイスを検索したときの結果表示である。
【0150】
図35は、属性BR=属性値東京支店で検索する場合のレイアウトビットマップである。属性値BRの下層属性はOPであるが、これはOPTIONがあることを示し、さらにもう一層下に詳細情報があることを示している。その属性BUがAAビルであるデバイスは5201に表示される。
【0151】
図36は、属性BR=属性値東京支店ですべてのデバイスを検索したときの検索結果表示であり、ビル5302が表示される。
【0152】
図37は、属性BU=属性値AAビルで検索する場合のレイアウトビットマップである。属性BUの下層属性FLが2Fであるデバイスはビットマップ5402に表示され、1Fであるデバイスはビットマップ5401に表示される。
【0153】
図38は、属性BU=属性値Mビルですべてのデバイスを検索したときの結果表示であり、2Fのビットマップ5502内に存在するデバイス、及び1Fのビットマップ5501内に存在するデバイスが全て表示される。
【0154】
図39は、属性FL=属性値2Fで検索する場合のレイアウトビットマップである。属性FLの下層属性BLが2−1であるデバイスはビットマップ5601に表示され、2−2であるデバイスはビットマップ5602に表示される。
【0155】
図40は、属性FL=属性値2Fですべてのデバイスを検索したときの結果表示であり、2F−1のビットマップ5701及び2F−2のビットマップ5702に存在するデバイスが全て表示される。
【0156】
図41は、属性FL=属性値1Fで検索する場合のレイアウトビットマップである。また、図42は、属性FL=属性値1Fで全てのデバイスを検索したときの結果表示である。属性FLの下層属性BLが1−2であるデバイスはビットマップ5901に表示され、1−1であるデバイスはビットマップ5902に表示される。
【0157】
このように階層型位置情報の各階層ごとにレイアウトビットマップを保持しておくことにより、クライアント装置111における検索結果の表示方式の更なる応用形態が可能となる。ここでは、図38に示すレイアウトビットマップが検索結果としてクライアント装置111のディスプレイに表示されているケースを想定して、第1及び第2の応用形態を説明する。
【0158】
(第1の応用形態)
ユーザは、図38のレイアウトビットマップ上の2Fフロアに配置されている「LBP1110」に対応するアイコン5503のデバイスをマウス操作により選択する。すると、その選択操作に応答して、図5に示すブロック階層のレイアウトビットマップが表示され、ユーザは選択した「LBP1110」の詳細な位置情報を取得することができる。
【0159】
ここで、上記選択操作により図5に示すブロック階層のレイアウトビットマップが表示される仕組みを説明する。クライアント装置111は、サーバ装置112から検索結果として図14に示すようなLBP1110ついての属性情報を受け取っている。
【0160】
そして、図14に示す検索結果の属性情報1302〜1310に示されている階層型位置情報と図31の対応リストから図18のレイアウトビットマップとそのマップ上の座標情報とが特定できるので、図18のレイアウトビットマップの対応する座標にLBP1110のアイコンを重ねて表示すれば、図5のレイアウトビットマップ表示を得ることができる。
【0161】
尚、サーバ装置112側でレイアウトビットマップを保持している場合には、サーバ装置112はクライアント装置111に対して、最初に検索結果を表示するための図38のレイアウトビットマップと、検索された各デバイスの階層的位置情報に対応するブロック階層のレイアウトビットマップとを送信するようにすればよい。
【0162】
(第2の応用形態)
上記第1の応用形態は、表示されているレイアウトビットマップ(図38)上のデバイスアイコンの選択操作により、階層型位置情報の最下層であるブロック階層のレイアウトビットマップ表示(図5)に切り替わるもので、これによりラフなデバイス位置情報から詳細なデバイス位置情報を得ることができるものであった。
【0163】
この第2の応用形態では、デバイスアイコンの選択操作により現在表示されている階層の直下の階層に対応するレイアウトビットマップ表示へと切り替わるものである。
【0164】
先ず、ユーザがクライアント装置111のディスプレイに表示されているビル階層のレイアウトビットマップ(図38)のアイコン5503を選択操作すると、その選択操作に応答してフロア階層のレイアウトビットマップ(図40)の表示に切り替わる。
【0165】
次に、ユーザが、表示されたフロア階層のレイアウトビットマップ(図40)上のアイコン5703を選択操作すると、その選択操作に応答してブロック階層のレイアウトビットマップ(図5)の表示に切り替わる。
【0166】
このように、ユーザによるデバイスアイコンの選択操作に応じて、階層型位置情報に基づく直下の階層のレイアウトビットマップヘと順次表示を切り替える動作を実現するためには、図14に示す検索結果の属性情報1302〜1310に示されている階層型位置情報と図31の対応リストとに基づいて、現在表示中のレイアウトビットマップの直下の階層のレイアウトビットマップを選択するようにすればよい。
【0167】
この第2の応用形態により、ユーザは段階的に詳細化されるレイアウトを得ることができるので、所望のデバイスの設置場所までの順路を知ることも可能となる。
【0168】
尚、切り替え表示される階層型位置情報の各階層ごとのレイアウトビットマップは、クライアント装置111側で予め保持しておいてもよいし、サーバ装置112側で保持されているものを検索結果とともに受信するようにしてもよい。
【0169】
このように、第3の実施形態によれば、建物レベルのラフな位置情報から、フロアの1区画のような詳細な位置情報まで、ユーザの好みに応じた階層のレイアウトビットマップに前記検索されたデバイスを表示させることが可能となる。
【0170】
以上、本発明の実施形態として第1〜3の実施形態を説明したが、上記の実施形態においてサーバ装置112がハードディスクに保持するものとして説明したデータベース800や各種レイアウトビットマップがネットワークを介した他の装置に格納されているシステムについても本発明を適用できる。
【0171】
この場合、サーバ装置112はクライアント装置111からのデバイス検索要求に応じて、上記他の装置に格納されているデータベース情報やレイアウトビットマップにアクセスして検索処理を実行し、その検索結果をクライアント装置111に返却する。
【0172】
また、上記のデバイス検索システムは、例えばWWW技術で利用されているような技術を用いて実現できる。この場合、サーバ112はWWWサーバ、データベース機能(DBMS)、及び、WWWサーバとDBMSとを仲介するゲートウェイ機能とを備える。WWWサーバば、HTMLまたはXMLで構成される検索画面をクライアントに提供する。
【0173】
クライアントはブラウサソフトによりWWWサーバから提供された検索画面を表示し、ユーザは表示された検索画面を用いてデバイスの検索を実行する。更に、サーバ、クライアント、デバイスの間でやりとりされる各種データ(MAP、アイコン等)はHTMLやXML等で構成され、データをやりとりするためのプロトコルにはHTTPが用いられる。
【0174】
尚、クライアント側で、汎用のブラウサソフトが持っていない機能を実現するには、例えば、JAVA技術の1つであるアプレット(Applet)を利用する形態などがある。
【0175】
また、上記実施形態では、クライアント装置111、サーバ装置112の例として、コンピュータ装置を例に説明したが、スキャナ、ファクシミリ、プリンタ等のデバイスにクライアント装置の機能、または、サーバの機能を持たせても良い。
【0176】
例えば、スキャナにクライアント装置111の機能を持たせることにより、そのスキャナで読み取った原稿データを印刷するのに適したプリンタや、そのスキャナで読み取った原稿データを送信するのに適したファクシミリ装置を探すことが可能となる。
【0177】
更に、クライアント装置がプリンタ機能を有する場合には、前記検索されたデバイスが表示されたレイアウトビットマップをプリントして可視出力するようにしてもよい。
【0178】
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記憶蝶休としては、例えばフロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD劫ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0179】
例えば、図30は、記憶媒体の一例であるCD−ROMのメモリマップを示す図である。
図30において、9999はディレクトリ情報を記憶してある領域で、以降のインストールプログラムを記憶してある領域9998及びネットワークデバイス端末装置制御プログラムを記憶してある領域9997の位置を示している。領域9998ば、インストールプログラムを記憶してある領域である。領域9997は、ネットワークデバイス制御プログラムを記憶してある領域である。
【0180】
本発明のネットワーク制御プログラムがPC200にインストールされる際には、先ずインストールプログラムを記憶してある領域9998に記憶されているインストールプログラムがシステムにロードされ、CPU202によって実行される。
【0181】
次に、CPU202によって実行されるインストールプログラムが、ネットワークデバイス制御プログラムを記憶してある領域9997からネットワークデバイス制御プログラムを読み出して、ハードディスク211に格納する。
【0182】
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
【0183】
更に、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
【0184】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、ネットワークに接続されたデバイスの位置情報を階層的に管理し、前記階層型位置情報が有する複数の位置情報のそれぞれを、デバイスを検索するための検索条件としてユーザが指定可能にしたので、デバイスの位置を階層的に特定し、上記特定したデバイスの位置をユーザに分かりやすく表示することができる。
また、本発明の他の特徴によれば、階層的に管理された位置情報の任意の階層に関する位置情報をデバイス検索結果として取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデバイス検索システムの構成を示す図である。
【図2】本実施の形態のデバイス検索システムが動作可能なネットワークの構成を示す図である。
【図3】一般的なパーソナルコンピュータの内部構成を示した図である。
【図4】階層型位置情報の一例を示す図である。
【図5】2F2−1ブロックの各デバイスの位置を表す図である。
【図6】2F2−2ブロックの各デバイスの位置を表す図である。
【図7】lF1−1ブロックの各デバイスの位置を表す図である。
【図8】1F1−2ブロックの各デバイスの位置を表す図である。
【図9】サーバ装置が管理する階層型位置情報と属性情報を表す図である。
【図10】デバイスが登録する階層型位置情報、属性情報を表す図である。
【図11】デバイス検索入力画面を示す図である。
【図12】デバイス検索入力画面の実例を示す図である。
【図13】デバイス検索条件の例を示す図である。
【図14】デバイス検索結果の例を示す図である。
【図15】クライアント装置が管理するビットマップ、及び階層型位置情報を示す図である。
【図16】クライアント装置が管理するレイアウトビットマップを示す図である。
【図17】クライアント装置が管理するレイアウトビットマップを示す図である。
【図18】クライアント装置が管理するレイアウトビットマップを示す図である。
【図19】クライアント装置が管理するレイアウトビットマップを示す図である。
【図20】クライアント装置が管理するレイアウトビットマップを示す図である。
【図21】クライアント装置が管理するデバイスアイコンを示す図である。
【図22】デバイスアイコンの位置を表す図である。
【図23】デバイス検索結果を示す図である。
【図24】デバイスの内部構成を表した図である。
【図25】サーバ装置の全体動作を示すフローチャートである。
【図26】データベースの検索処理を示すフローチャートである。
【図27】クライアント装置の全体動作を示すフローチャートである。
【図28】検索結果表示処理を示すフローチャートである。
【図29】登録処理を示すフローチャートである。
【図30】CDROMのメモリマップを説明する図である。
【図31】検索する各階層に対応するMAPリストの一例を示す図である。
【図32】サーバから獲得した検索結果に基づいてクライアントがデバイスビットマップをレイアウトビットマップ上に表示する手順を示すフローチャートである。
【図33】検索した条件の属性に対応したレイアウトビットマップを示す図である。
【図34】各デバイスを東京支店の位置上に表示した例を示す図である。
【図35】属性BR:属性値東京支店で検索する場合のレイアウトビットマップを示す図である。
【図36】属性BR=属性値東京支店ですべてのデバイスを検索したときの検索結果表示例を示す図である。
【図37】属性BU=属性値AAビルで検索する場合のレイアウトビットマップを示す図である。
【図38】属性BU=属性値AAビルですべてのデバイスを検索したときの結果を示す図である。
【図39】属性FL=属性値2Fで検索したレイアウトビットマップを示す図である。
【図40】属性FL=属性値2Fですべてのデバイスを検索したときのレイアウトビットマップを示す図である。
【図41】属性FL=属性値1Fで検索する場合のレイアウトビットマップを示す図である。
【図42】属性FL=属性値1Fですべてのデバイスを検索したときのレイアウトビットマップを示す図である。
【図43】第2の実施形態のサーバ装置の動作を示すフローチャートである。
【図44】第2の実施形態のクライアント装置の動作を示すフローチャートである。
【図45】第2の実施形態のサーバ装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 サーバ装置
11 データベース
12 検索モジュール
20 クライアント装置
21 検索要求モジュール
30 デバイス
31 デバイス属性登録モジュール
40 ネットワーク

Claims (13)

  1. ネットワーク上のデバイスを検索する情報処理装置であって、
    複数の階層のそれぞれに対応したデバイスの位置を示し前記デバイスを検索するための検索条件としてユーザが指定可能な複数の位置情報を有する階層型位置情報を当該デバイスから受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記階層型位置情報を含む前記ネットワーク上のデバイスに対応する属性情報が登録されているデータベースを管理する管理手段と、
    前記ネットワークを介して、他の情報処理装置から、所定の階層における位置情報を含む検索条件を受信する検索条件受信手段と、
    前記検索条件受信手段によって受信された検索条件に合致し、且つ前記所定の階層より上位の階層は前記情報処理装置の位置情報を有するデバイスを前記データベースから検索する検索手段と、
    前記検索手段によって検索されたデバイスを通知するための検索結果を、前記検索されたデバイスの前記階層型位置情報を含めて生成する生成手段と、
    前記ネットワークを介して前記他の情報処理装置に前記検索結果を送信する送信手段とを具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記管理手段は、位置関係を視覚的に表示するためのマップデータを前記階層型位置情報に対応付けて複数管理し、前記送信手段は、前記検索手段によって検索されたデバイスの前記階層型位置情報に対応したマップデータを送信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記複数のマップデータの1つは、前記検索手段によって検索されたデバイスに対応する前記階層型位置情報が前記データベースに登録されていないことを示すためのマップデータであることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記管理手段は、複数のデバイスのそれぞれについて、前記マップデータが示す領域内の位置を示すための座標情報を前記データベースに登録し、前記送信手段は、前記検索されたデバイスに対応した前記座標情報を送信することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記受信手段は、前記座標情報を含む前記階層型位置情報をデバイスから受信することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. デバイスを示すアイコンデータを複数個記憶する記憶手段を具備し、前記送信手段は、前記検索されたデバイスに対応するアイコンデータを送信することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 情報処理装置がネットワーク上のデバイスを検索する情報処理方法であって、
    複数の階層のそれぞれに対応したデバイスの位置を示し前記デバイスを検索するための検索条件としてユーザが指定可能な複数の位置情報を有する階層型位置情報を当該デバイスから受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信された前記階層型位置情報を含む前記ネットワーク上のデバイスに対応する属性情報が登録されているデータベースを管理する管理ステップと、
    前記ネットワークを介して、他の情報処理装置から、所定の階層における位置情報を含む検索条件を受信する検索条件受信ステップと、
    前記検索条件受信ステップによって受信された検索条件に合致し、且つ前記所定の階層より上位の階層は前記情報処理装置の位置情報を有するデバイスを前記データベースから検索する検索ステップと、
    前記検索ステップによって検索されたデバイスを通知するための検索結果を、前記検索されたデバイスの前記階層型位置情報を含めて生成する生成ステップと、
    前記ネットワークを介して前記他の情報処理装置に前記検索結果を送信する送信ステップとを具備することを特徴とする情報処理方法。
  8. 前記管理ステップは、位置関係を視覚的に表示するためのマップデータを前記階層型位置情報に対応付けて複数管理し、前記送信ステップは、前記検索ステップによって検索されたデバイスの前記階層型位置情報に対応したマップデータを送信することを特徴とする請求項7に記載の情報処理方法。
  9. 前記複数のマップデータの1つは、前記検索ステップによって検索されたデバイスに対応する前記階層型位置情報が前記データベースに登録されていないことを示すためのマップデータであることを特徴とする請求項8に記載の情報処理方法。
  10. 前記管理ステップは、複数のデバイスのそれぞれについて、前記マップデータが示す領域内の位置を示すための座標情報を前記データベースに登録し、前記送信ステップは、前記検索されたデバイスに対応した前記座標情報を送信することを特徴とする請求項8に記載の情報処理方法。
  11. 前記受信ステップは、前記座標情報を含む前記階層型位置情報をデバイスから受信することを特徴とする請求項10に記載の情報処理方法。
  12. デバイスを示すアイコンデータを複数個記憶手段に記憶する記憶ステップを有し、前記送信ステップは、前記検索されたデバイスに対応するアイコンデータを送信することを特徴とする請求項10に記載の情報処理方法。
  13. ネットワーク上のデバイスを検索する情報処理装置のコンピュータにより実行されるコンピュータプログラムを記憶した記憶媒体であって、
    前記プログラムは、複数の階層のそれぞれに対応したデバイスの位置を示し前記デバイスを検索するための検索条件としてユーザが指定可能な複数の位置情報を有する階層型位置情報を当該デバイスから受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信された前記階層型位置情報を含む前記ネットワーク上のデバイスに対応する属性情報が登録されているデータベースを管理する管理ステップと、
    前記ネットワークを介して、他の情報処理装置から、所定の階層における位置情報を含む検索条件を受信する検索条件受信ステップと、
    前記検索条件受信ステップによって受信された検索条件に合致し、且つ前記所定の階層より上位の階層は前記情報処理装置の位置情報を有するデバイスを前記データベースから検索する検索ステップと、
    前記検索ステップによって検索されたデバイスを通知するための検索結果を、前記検索されたデバイスの前記階層型位置情報を含めて生成する生成ステップと、
    前記ネットワークを介して前記他の情報処理装置に前記検索結果を送信する送信ステップとを有することを特徴とする記憶媒体。
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