JP2001306284A - サーバ装置およびクライアント装置およびデバイス検索方法および記憶媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 選択されたデバイス装置を使用する際に、機
能制限が発生し得る機能と、その制限の度合いを数値的
に評価できる検索結果をユーザに明示することである。 【解決手段】 検索部２４がクライアント装置１０から
受信するデバイス装置３０の検索条件と各デバイス装置
から取得して管理される固有の機能に基づく属性と各機
能の制限属性とを含む属性情報を参照して、該検索条件
を満たし、かつ、各機能の制限から計算部２４ａにより
算定される自信度を評価して検索条件に適合する自信度
の高いデバイス装置３０を返信する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、所定の通信媒体を
介して所定の機能処理を実行する複数のデバイス装置，
クライアント装置，サーバ装置とがそれぞれ通信可能な
ネットワークシステムに係り、クライアント装置からの
要求に応じてサーバ装置がデバイス装置を検索処理する
サーバ装置およびクライアント装置およびデバイス検索
方法および記憶媒体に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、ネットワーク上に接続された各種
の資源（サーバ、あるいはプリンタ、スキャナなどのデ
バイス）を効率的に発見し、利用するための方法とし
て、ディレクトリサービスと呼ばれるものが提供されて
いる。ディレクトリサービスとは、言わばネットワーク
に関する電話帳であり、各種資源に関する様々な情報を
格納するためのものである。

【０００３】このディレクトリサービスを利用したシス
テムの具体例としては、例えばＬＤＡＰ（Ｌｉｇｈｔｗ
ｅｉｇｈｔ Ｄｉｒｅｃｔｏｒｙ Ａｃｃｅｓｓ Ｐｒ
ｏｔｏｃｏｌ）がある。ＬＤＡＰの規定は、ＩＥＴＦ
（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｅｎｇｉｎｅｅｒｉｎｇ Ｔａｓ
ｋ Ｆｏｒｃｅ）が発行している標準仕様であるＲＦＣ
（Ｒｅｑｕｅｓｔ ｆｏｒ Ｃｏｍｍｅｎｔｓ）１７７
７に記載されている。また、ＬＤＡＰの解説書として
は、例えば株式会社プレンティスホールより「ＬＤＡＰ
インターネットディレクトリアプリケーションプログラ
ミング」が１９９７年１１月１日に発行されている。

【０００４】このディレクトリサービスを用いて、例え
ばネットワークに接続されているデバイスを検索するこ
とにより、ネットワーク上で利用可能なデバイスの位置
を表すネットワークアドレスの一覧を得ることができ
る。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、検索条件として各種の属性を指定してデ
バイスの検索を行った場合、例えばネットワークプリン
タを例にとれば、ステープル機能の有無、両面印刷機能
の有無などの各種属性を指定して検索した場合には、こ
れらの各種属性を含む検索条件に完全に一致するデバイ
スが検索され、ユーザに提示されるようになっていた。

【０００６】しかしながら、機器の備えた複数の機能の
うちいくつかは使用することは可能だが条件が課される
場合がある。

【０００７】例えばプリンタの機能である「ソート機
能」や「ステープル機能」には使用の際に物理的な制限
により使用可能部数の上限が課される。このプリンタが
検索サーバ上に登録されている状態で、検索クライアン
トが「プリンタクラスの機器で、ソート機能を提供でき
るもの」という検索条件を指定してきた場合を考える。
従来の検索処理では前記プリンタは検索条件に完全に一
致するものとして選択されてしまう。

【０００８】しかし、実際に使用する場合には検索クラ
イアントが指定した機能には部数の制限があるため、そ
の制限を越える部数を指定した使用は不可能である。す
なわち、機器の機能の単純な有無だけの検索だけでは不
十分であるという問題点があった。

【０００９】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、クライアント装置から受信するデバイ
ス装置の検索条件と各デバイス装置から取得して管理さ
れる固有の機能に基づく属性と各機能の制限属性とを含
む属性情報を参照して、該検索条件を満たし、かつ、各
機能の制限から算定される自信度を評価して検索条件に
適合する自信度の高いデバイス装置を、あるいは、優先
順位付けされた機能毎に適合する自信度の高いデバイス
装置候補一覧を検索結果としてクライアント装置に返信
することにより、検索元のクライアント装置のユーザが
要求する機能処理を有効に実現できるデバイス装置を精
度よく絞り込んで提示するとともに、選択されたデバイ
ス装置を使用する際に、機能制限が発生し得る機能と、
その制限の度合いを数値的に評価できる検索結果をユー
ザに明示できるネットワーク環境を自在に構築すること
ができるサーバ装置およびクライアント装置およびデバ
イス検索方法および記憶媒体を提供することである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明に係る第１の発明
は、所定の通信媒体を介して所定の機能処理を実行する
複数のデバイス装置とクライアント装置とが通信可能な
サーバ装置であって、前記各デバイス装置の識別情報お
よび各デバイス装置が持つ各種属性を表す属性情報およ
び機能が制限される制限属性をデータベースとして記憶
管理する情報管理手段（図１に示すデバイス情報管理部
２１に相当）と、前記クライアント装置から受信する複
数の機能を含むデバイス検索条件を記憶する記憶手段
（図１に示す検索条件記憶部２３に相当）と、前記デー
タベース上の属性情報と前記記憶手段に記憶されたデバ
イス検索条件とを比較判定して選択すべき有効なデバイ
ス装置を検索する検索手段（図１に示す検索部２４に相
当）と、前記検索手段により検索されたデバイス装置の
各機能と前記デバイス検索条件と各機能に対応する制限
属性とから適合度合いを示す自信度を個々に算出する第
１の算出手段（図１に示す検索部２４の計算部２４ａに
相当）と、前記第１の算出手段により算出された機能毎
の自信度に基づき、前記検索条件との適合度合いを示す
総合自信度を算出する第２の算出手段（図１に示す検索
部２４の計算部２４ａに相当）と、前記第２の算出手段
により算定された総合自信度の最も高いデバイス装置を
検索結果として要求元のクライアント装置に対して返信
する返信手段（図１に示す検索結果送信部２５に相当）
とを有するものである。

【００１１】本発明に係る第２の発明は、所定の通信媒
体を介して所定の機能処理を実行する複数のデバイス装
置とクライアント装置とが通信可能なサーバ装置であっ
て、前記各デバイス装置の識別情報および各デバイス装
置が持つ各種属性を表す属性情報および機能が制限され
る制限属性をデータベースとして記憶管理する情報管理
手段（図１に示すデバイス情報管理部２１に相当）と、
前記クライアント装置から受信する複数の機能を含むデ
バイス検索条件を記憶する記憶手段（図１に示す検索条
件記憶部２３に相当）と、前記データベース上の属性情
報と前記記憶手段に記憶されたデバイス検索条件とを比
較判定して選択すべき有効なデバイス装置を検索する検
索手段（図１に示す検索部２４に相当）と、前記検索手
段により検索されたデバイス装置の各機能と前記デバイ
ス検索条件と各機能に対応する制限属性とから適合度合
いを示す自信度を個々に算出する算出手段（図１に示す
検索部２４の計算部２４ａに相当）と、デバイス装置を
選択するための機能優先順位を保持する保持手段（図１
に示す検索条件記憶部２３に相当）と、前記保持手段に
保持されている機能優先順位に基づき、前記算出手段に
より算出された自信度を評価して検索されたデバイス装
置の選択順位を決定する決定手段（図１に示す検索部２
４に相当）と、前記決定手段により決定された優先順位
に配列されたデバイス装置候補一覧を検索結果として要
求元のクライアント装置に対して返信する返信手段（図
１に示す検索結果送信部２５に相当）とを有するもので
ある。

【００１２】本発明に係る第３の発明は、前記制限属性
は、デバイス装置にあらかじめ設定されている仕様の処
理能力値に準拠するものである。

【００１３】本発明に係る第４の発明は、前記デバイス
装置は、機能処理能力がそれぞれ異なるプリンタ装置，
プリント機能を備える複合画像処理装置を含むものであ
る。

【００１４】本発明に係る第５の発明は、前記デバイス
装置は、オプション機能処理能力がそれぞれ異なるプリ
ンタ装置，プリント機能を備える複合画像処理装置を含
むものである。

【００１５】本発明に係る第６の発明は、所定の通信媒
体を介して所定の機能処理を実行するデバイス装置を管
理するサーバ装置と通信可能なクライアント装置であっ
て、複数の機能を含む所望の機能処理を実行させる前記
デバイス装置を選択するための検索条件をサーバ装置に
発行する発行手段（図１に示す検索条件指定部１１，検
索要求送信部１２に相当）と、前記発行手段により発行
された検索条件に基づき、前記サーバ装置により返信さ
れるデバイス検索結果情報を取得して表示装置に表示す
るデバイス情報出力手段（図１に示す検索結果受信部１
３，検索結果記憶部１４に相当）とを有するものであ
る。

【００１６】本発明に係る第７の発明は、前記デバイス
情報出力手段は、前記サーバ装置により算定された総合
自信度の最も高いデバイス装置を検索結果として出力す
るものである。

【００１７】本発明に係る第８の発明は、前記デバイス
情報出力手段は、前記サーバ装置により決定された優先
順位に配列されたデバイス装置候補一覧を出力するもの
である。

【００１８】本発明に係る第９の発明は、前記デバイス
装置は、機能処理能力がそれぞれ異なるプリンタ装置，
プリント機能を備える複合画像処理装置を含むものであ
る。

【００１９】本発明に係る第１０の発明は、前記デバイ
ス装置は、オプション機能処理能力がそれぞれ異なるプ
リンタ装置，プリント機能を備える複合画像処理装置を
含むものである。

【００２０】本発明に係る第１１の発明は、所定の通信
媒体を介して所定の機能処理を実行する複数のデバイス
装置とクライアント装置とが通信可能なサーバ装置にお
けるデバイス検索方法であって、前記各デバイス装置の
識別情報および各デバイス装置が持つ各種属性を表す属
性情報および機能が制限される制限属性をデータベース
として記憶管理する情報管理工程（図５に示すステップ
Ｓ４０５）と、前記クライアント装置から受信する複数
の機能を含むデバイス検索条件と前記データベース上の
属性情報とを比較判定して選択すべき有効なデバイス装
置を検索する検索工程（図５に示すステップＳ４０６）
と、前記検索工程により検索されたデバイス装置の各機
能と前記デバイス検索条件と各機能に対応する制限属性
とから適合度合いを示す自信度を個々に算出する第１の
算出工程（図６に示すステップＳ５０５）と、前記第１
の算出工程により算出された機能毎の自信度に基づき、
前記検索条件との適合度合いを示す総合自信度を算出す
る第２の算出工程（図６に示すステップＳ５０５）と、
前記第２の算出工程により算定された総合自信度の最も
高いデバイス装置を検索結果として要求元のクライアン
ト装置に対して返信する返信工程（図６に示すステップ
Ｓ５０２）とを有するものである。

【００２１】本発明に係る第１２の発明は、所定の通信
媒体を介して所定の機能処理を実行する複数のデバイス
装置とクライアント装置とが通信可能なサーバ装置にお
けるデバイス検索方法であって、前記各デバイス装置の
識別情報および各デバイス装置が持つ各種属性を表す属
性情報および機能が制限される制限属性をデータベース
として記憶管理する情報管理工程（図５に示すステップ
Ｓ４０５）と、前記クライアント装置から受信する複数
の機能を含むデバイス検索条件と前記データベース上の
属性情報とを比較判定して選択すべき有効なデバイス装
置を検索する検索工程（図５に示すステップＳ４０６）
と、前記検索工程により検索されたデバイス装置の各機
能と前記デバイス検索条件と各機能に対応する制限属性
とから適合度合いを示す自信度を個々に算出する算出工
程（図１２に示すステップＳ５５０５）と、保持される
デバイス装置を選択するための機能優先順位に基づき、
前記算出工程により算出された自信度を評価して検索さ
れたデバイス装置の選択順位を決定する決定工程（図１
２に示すステップＳ５５０６，Ｓ５５０７）と、前記決
定工程により決定された優先順位に配列されたデバイス
装置候補一覧を検索結果として要求元のクライアント装
置に対して返信する返信工程（図１２に示すステップＳ
５５０２）とを有するものである。

【００２２】本発明に係る第１３の発明は、前記制限属
性は、デバイス装置にあらかじめ設定されている仕様の
処理能力値に準拠するものである。

【００２３】本発明に係る第１４の発明は、前記デバイ
ス装置は、機能処理能力がそれぞれ異なるプリンタ装
置，プリント機能を備える複合画像処理装置を含むもの
である。

【００２４】本発明に係る第１５の発明は、前記デバイ
ス装置は、オプション機能処理能力がそれぞれ異なるプ
リンタ装置，プリント機能を備える複合画像処理装置を
含むものである。

【００２５】本発明に係る第１６の発明は、所定の通信
媒体を介して所定の機能処理を実行するデバイス装置を
管理するサーバ装置と通信可能なクライアント装置にお
けるデバイス検索方法であって、複数の機能を含む所望
の機能処理を実行させる前記デバイス装置を選択するた
めの検索条件をサーバ装置に発行する発行工程（図示し
ない）と、前記発行工程により発行された検索条件に基
づき、前記サーバ装置により返信されるデバイス検索結
果情報を取得して表示装置に表示するデバイス情報出力
工程（図示しない）とを有するものである。

【００２６】本発明に係る第１７の発明は、前記デバイ
ス情報出力工程は、前記サーバ装置により算定された総
合自信度の最も高いデバイス装置を検索結果として出力
するものである。

【００２７】本発明に係る第１８の発明は、前記デバイ
ス情報出力工程は、前記サーバ装置により決定された優
先順位に配列されたデバイス装置候補一覧を出力するも
のである。

【００２８】本発明に係る第１９の発明は、前記デバイ
ス装置は、機能処理能力がそれぞれ異なるプリンタ装
置，プリント機能を備える複合画像処理装置を含むもの
である。

【００２９】本発明に係る第２０の発明は、前記デバイ
ス装置は、前記デバイス装置は、オプション機能処理能
力がそれぞれ異なるプリンタ装置，プリント機能を備え
る複合画像処理装置を含むものである。

【００３０】本発明に係る第２１の発明は、所定の通信
媒体を介して所定の機能処理を実行する複数のデバイス
装置とクライアント装置とが通信可能なサーバ装置に、
前記各デバイス装置の識別情報および各デバイス装置が
持つ各種属性を表す属性情報および機能が制限される制
限属性をデータベースとして記憶管理する情報管理工程
（図５に示すステップＳ４０５）と、前記クライアント
装置から受信する複数の機能を含むデバイス検索条件と
前記データベース上の属性情報とを比較判定して選択す
べき有効なデバイス装置を検索する検索工程（図５に示
すステップＳ４０６）と、前記検索工程により検索され
たデバイス装置の各機能と前記デバイス検索条件と各機
能に対応する制限属性とから適合度合いを示す自信度を
個々に算出する第１の算出工程（図６に示すステップＳ
５０５）と、前記第１の算出工程により算出された機能
毎の自信度に基づき、前記検索条件との適合度合いを示
す総合自信度を算出する第２の算出工程（図６に示すス
テップＳ５０５）と、前記第２の算出工程により算定さ
れた総合自信度の最も高いデバイス装置を検索結果とし
て要求元のクライアント装置に対して返信する返信工程
（図６に示すステップＳ５０２）とを実行させるための
プログラムをコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に
記録したものである。

【００３１】本発明に係る第２２の発明は、所定の通信
媒体を介して所定の機能処理を実行する複数のデバイス
装置とクライアント装置とが通信可能なサーバ装置に、
前記各デバイス装置の識別情報および各デバイス装置が
持つ各種属性を表す属性情報および機能が制限される制
限属性をデータベースとして記憶管理する情報管理工程
（図５に示すステップＳ４０５）と、前記クライアント
装置から受信する複数の機能を含むデバイス検索条件と
前記データベース上の属性情報とを比較判定して選択す
べき有効なデバイス装置を検索する検索工程（図５に示
すステップＳ４０６）と、前記検索工程により検索され
たデバイス装置の各機能と前記デバイス検索条件と各機
能に対応する制限属性とから適合度合いを示す自信度を
個々に算出する算出工程（図１２に示すステップＳ５５
０５）と、保持されるデバイス装置を選択するための機
能優先順位に基づき、前記算出工程により算出された自
信度を評価して検索されたデバイス装置の選択順位を決
定する決定工程（図１２に示すステップＳ５５０６，Ｓ
５５０７）と、前記決定工程により決定された優先順位
に配列されたデバイス装置候補一覧を検索結果として要
求元のクライアント装置に対して返信する返信工程（図
１２に示すステップＳ５５０２）とを実行させるための
プログラムをコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に
記録したものである。

【００３２】本発明に係る第２３の発明は、前記制限属
性は、デバイス装置にあらかじめ設定されている仕様の
処理能力値に準拠するものである。

【００３３】本発明に係る第２４の発明は、前記デバイ
ス装置は、機能処理能力がそれぞれ異なるプリンタ装
置，プリント機能を備える複合画像処理装置を含むもの
である。

【００３４】本発明に係る第２５の発明は、前記デバイ
ス装置は、オプション機能処理能力がそれぞれ異なるプ
リンタ装置，プリント機能を備える複合画像処理装置を
含むものである。

【００３５】本発明に係る第２６の発明は、所定の通信
媒体を介して所定の機能処理を実行するデバイス装置を
管理するサーバ装置と通信可能なクライアント装置に、
複数の機能を含む所望の機能処理を実行させる前記デバ
イス装置を選択するための検索条件をサーバ装置に発行
する発行工程（図示しない）と、前記発行工程により発
行された検索条件に基づき、前記サーバ装置により返信
されるデバイス検索結果情報を取得して表示装置に表示
するデバイス情報出力工程（図示しない）とを実行させ
るためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記
憶媒体に記録したものである。

【００３６】本発明に係る第２７の発明は、前記デバイ
ス情報出力工程は、前記サーバ装置により算定された総
合自信度の最も高いデバイス装置を検索結果として出力
するものである。

【００３７】本発明に係る第２８の発明は、前記デバイ
ス情報出力工程は、前記サーバ装置により決定された優
先順位に配列されたデバイス装置候補一覧を出力するも
のである。

【００３８】

【発明の実施の形態】〔第１実施形態〕図１は、本発明
に係る情報処理装置を適用可能なネットワークシステム
（デバイス検索システム）の要素的特徴を示す機能構成
ブロック図である。

【００３９】図１に示すように、本実施形態のネットワ
ークシステムは、クライアント端末装置（以下、クライ
アント）１０、サーバ端末装置（以下、サーバ）２０、
プリンタ、ファクシミリ、スキャナ等の各種デバイス端
末装置（以下、デバイス）３０をネットワーク４０に接
続して構成される。なお、図中では、それぞれのクライ
アント１０，サーバ２０，デバイス３０を１つずつ示し
ているが、少なくともデバイス３０については複数存在
しているものとする。

【００４０】図１において、クライアント１０は、検索
条件指定部１１と、検索要求送信部１２と、検索結果受
信部１３と、検索結果記憶部１４と、表示部１５とを備
える。上記検索条件指定部１１、検索要求送信部１２お
よび表示部１５によって本発明の検索条件発行手段が構
成される。また、上記検索結果受信部１３、検索結果記
憶部１４および表示部１５によって本発明の検索結果出
力手段が構成される。以下に、これら個々の構成につい
て説明する。

【００４１】検索条件指定部１１は、各種デバイス３０
の検索を行う際の検索条件をユーザが指定するためのも
のである。ここでの検索条件は、例えばネットワークプ
リンタを例にとれば、カラー印刷機能の有無、ステープ
ル機能の有無、両面印刷機能の有無などの属性を少なく
とも１つ以上指定して作成するものとする。

【００４２】検索要求送信部１２は、検索条件指定部１
１により指定された検索条件でデバイス３０の検索を行
うように検索要求をサーバ２０に送信する。

【００４３】検索結果受信部１３は、検索要求に対する
応答としてサーバ２０から送られてくる検索結果（後述
するように、検索されたデバイスおよびそのデバイスに
ついて各属性の有無を表した情報）を受信する。検索結
果記憶部１４は、サーバ２０から送られてきた検索結果
を記憶しておくものである。

【００４４】表示部１５は、上記検索条件指定部１１に
より検索条件を指定する際の操作画面を表示する。ま
た、この表示部１５は、検索結果記憶部１４に記憶され
た検索結果の情報に基づいて、検索された１つ以上のデ
バイスおよびそのデバイスについて各属性の有無を表し
た情報を一覧として表示する。

【００４５】また、サーバ２０は、デバイス情報管理部
２１と、検索要求受信部２２と、検索条件記憶部２３
と、検索部２４と、検索結果送信部２５とを備える。上
記検索部２４は、計算部２４ａを含む。上記デバイス情
報管理部２１によって本発明の情報管理手段が構成さ
れ、検索条件記憶部２３によって本発明の記憶手段が構
成される。また、検索部２４および検索結果送信部２５
によって本発明の検索手段が構成される。

【００４６】デバイス情報管理部２１は、ネットワーク
４０上に接続されるデバイス３０の識別情報（例えば、
デバイス名やネットワークアドレス等）およびそのデバ
イス３０が持つ各種属性を表す属性情報をデータベース
として記憶管理する。ここで管理されている情報は、例
えば、ネットワーク４０を介して各種デバイス３０から
登録されたものである。

【００４７】検索要求受信部２２は、クライアント１０
の検索要求送信部１２から送られた検索要求を受信する
ものである。検索条件記憶部２３は、検索要求中に含ま
れる検索条件を記憶するものである。

【００４８】また、検索部２４は、検索条件記憶部２３
に記憶された検索条件に基づいて、デバイス情報管理部
２１により管理されているデバイス情報を用いてデバイ
ス３０の検索を実行する。

【００４９】このとき、検索部２４は、検索条件記憶部
２３に記憶された検索条件そのものに従って検索処理を
行う。すなわち、与えられた検索条件中に含まれる全て
の属性に関する条件を満たすデバイスを検索し、該当す
るデバイスが見つかった場合には、さらにその検索され
た１つ以上のデバイスについて組合わせ禁止属性として
登録されている複数の属性の組が検索条件中に含まれて
いるか否かを判定し、含まれていないと判定されたデバ
イスを検索結果として返す。

【００５０】検索結果送信部２５は、検索部２４による
検索結果として、与えられた検索条件に完全に一致する
デバイス、もしくは検索条件中から抽出したオブジェク
トクラスの属性を少なくとも満たすデバイスと、そのデ
バイスの属性の有無に関する情報をネットワーク４０を
介してクライアント１０に返送する。

【００５１】図２は、本実施形態に係るデバイス検索シ
ステムを動作可能なネットワークの構成例を示す図であ
る。

【００５２】図２において、１０１はカラープリンタ、
１０２はＭＦＰ（Ｍｕｌｔｉ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ Ｐｅ
ｒｉｐｈｅｒａｌ）である。ＭＦＰ１０２はコピー機で
あるが、ネットワークプリンタとしても使用可能であ
る。１０３および１０４はモノクロプリンタ、１０５は
ネットワーク接続されたスキャナである。

【００５３】上記符号１０１〜１０５（以下、これらの
総称としてネットワーク装置（ネットワークデバイス）
と呼ぶ場合がある）で示す各ネットワークデバイスは、
それぞれ図１のデバイス３０に対応するものとする。

【００５４】１１１はデスクトップ型のＰＣ（パーソナ
ルコンピュータ）、１１３はノート型のＰＣである。こ
れらのＰＣ１１１，１１３は、ネットワークデバイス検
索クライアントのプログラムを実行可能なＰＣであり、
図１に示したクライアント１０に対応する。

【００５５】これらのデスクトップ型のＰＣ１１１およ
びノート型のＰＣ１１３（以下、まとめて検索クライア
ントＰＣと称する場合がある。）は、後述するように、
ネットワーク上に接続された検索サーバ１１２に対し
て、所望の条件を満たすデバイスに関する問い合わせを
発行するとともに、検索結果を受信して表示する機能を
有する。

【００５６】検索サーバ１１２はネットワークデバイス
検索サーバのプログラムを実行可能なＰＣであり、図１
に示したサーバ２０に対応する。この検索サーバ１１２
は、後述するように、ネットワーク装置１０１〜１０５
に関する種々の情報を格納して管理しており、検索クラ
イアントとしてのＰＣ１１１，１１３からのデバイス検
索の問い合わせを受け付け、検索を実行してその結果を
返す機能を有する。

【００５７】また、１２０はＬＡＮ（Ｌｏｃａｌ Ａｒ
ｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）１００を不正侵入から守るファ
イアウォール機能を持つプロキシサーバである。

【００５８】なお、本実施形態では、上記ネットワーク
装置１０１〜１０５，ＰＣ１１１，１１３，検索サーバ
１１２，プロキシサーバ１２０のうち、カラープリンタ
１０１、ＭＦＰ１０２、モノクロプリンタ１０３、デス
クトップ型のＰＣ１１１、検索サーバ１１２およびプロ
キシサーバ１２０は、ある建物内の２階に設置されてお
り、モノクロのプリンタ１０４およびスキャナ１０５は
１階に設置されている。

【００５９】さらに、ノート型のＰＣ１１３は、現在は
１階からＬＡＮ１００に接続されているが、この接続か
ら取り外されることもある。

【００６０】さらに、これらのネットワーク装置１０１
〜１０５，ＰＣ１１１，１１３，検索サーバ１１２，プ
ロキシサーバ１２０を相互に接続するＬＡＮ１００は、
プロキシサーバ１２０を介してインターネット１３０に
接続されており、インタエネット１３０を介して他のネ
ットワーク１４０とも接続されている。

【００６１】図３は、一般的なバーソナルコンピュータ
の内部構成を示す概略構成図であり、図２におけるデス
クトップ型のＰＣ１１１、検索サーバ１１２およびノー
ト型のＰＣ１１３の内部構成に対応するものである。

【００６２】図３において、２００はネットワークデバ
イスの検索を行うクライアントソフトウェアあるいはサ
ーバソフトウェア（以下、これらをまとめてネットワー
クデバイス検索ソフトウェアと呼ぶ）が稼動するＰＣで
あり、図２におけるデスクトップ型のＰＣ１１１、検索
サーバ１１２およびノート型のＰＣ１１３と同等のもの
である。

【００６３】ＰＣ２００は、ＲＯＭ２０２もしくはハー
ドディスク（ＨＤ）２１１に記憶された、あるいはフロ
ッピー（登録商標）ディスク（ＦＤ）２１２より供給さ
れるネットワークデバイス検索ソフトウェアを実行する
ＣＰＵ２０１を備え、システムバス２０４に接続される
ＰＣ２００内の各処理デバイスを総括的に制御する。上
記ハードディスク２１１は、図１に示したデバイス情報
管理部２１を含んでいる。

【００６４】２０３はＲＡＭであり、ＣＰＵ２０１の主
メモリ、ワークエリア等として機能する。このＲＡＭ２
０３は、図１に示した検索結果記憶部１４や検索条件記
憶部２３を含むんでいる。

【００６５】２０５はキーボードコントローラ（ＫＢ
Ｃ）であり、キーボード（ＫＢ）２０９や不図示のポイ
ンティングデバイス等からの指示入力を制御する。２０
６はＣＲＴコントローラ（ＣＲＴＣ）であり、ＣＲＴデ
ィスプレイ（ＣＲＴ）２１０の表示を制御する。

【００６６】２０７はディスクコントローラ（ＤＫＣ）
であり、ブートプログラム、種々のアプリケーション、
編集ファイル、ユーザファイル、ネットワーク管理プロ
グラムなどを記憶するハードディスク（ＨＤ）２１１お
よびフロッピーディスク（ＦＤ）２１２とのアクセスを
制御する。

【００６７】２０８はネットワークインタフェースコン
トローラ（ＮＩＣ）であり、ＬＡＮ２２０を介して、ネ
ットワークプリンタ、他のネットワークデバイスあるい
は他のＰＣなどと双方向にデータをやりとりするための
ものである。なお、本実施形態においては、ＬＡＮ２２
０は、図２におけるＬＡＮ１００と同じものである。

【００６８】次に、検索サーバ１１２の構成と動作につ
いて説明する。

【００６９】図４は、図２に示した検索サーバ１１２に
格納されている各ネットワークデバイスに関するデータ
（図１のデバイス情報管理部２１に格納されているデー
タ）を表形式で表した図である。なお、図４に示すデー
タベースのデバイス情報は、例えば、各ネットワークデ
バイスからネットワークを介して登録されるものであ
り、物理的には図３に示したハードディスク２１１に格
納されている。

【００７０】（デバイス情報データベース）図４に示す
ネットワークデバイスに関するデータベース３００にお
いて、各行のデータがそれぞれデバイス１合に関するデ
ータを示している。また、各列のデータはそれぞれ、デ
バイスの名称３０１、デバイスのネットワークアドレス
３０２、オブジェクトクラス３０３、デバイスタイプ３
０４、デバイスがカラー印刷機能をサポートしているか
どうかを示す属性３０５、ソータ機能に関する制限付き
属性３０６、ステープル機能に関する制限付き属性３０
７を示している。

【００７１】なお、上記ソータ機能に関する制限付き属
性３０６はソータ機能をサポートしているかどうかを示
す属性３０６ａと、ソータにソートできる最大セット部
数を示す制限属性３０６ｂを含む。また、ステープル機
能に関する制限付き属性３０７はステープル機能をサポ
ートしているかどうかを示す属性３０７ａと、ステープ
ルが可能である最大セット部数を示す制限属性３０７ｂ
を含む。

【００７２】上記３０５、３０６ａ、３０７ａに示す各
属性のデータにおいて、“１”はその属性の機能をサポ
ートしていることを示し、“０”はその属性の機能をサ
ポートしていないことを示す。また、ＮＡはその属性に
関する情報が格納されていないことを示す。デバイスの
検索条件とのキーとなり得るのは属性３０５から属性３
０７で示される属性である。

【００７３】（オブジェクトクラス）上記オブジエクト
クラス３０３は、デバイスの機能種別を示すものであ
る。例えば、あるデバイスが印刷機能を持っていれば、
例えそのデバイスがＭＦＰであったとしても、プリンタ
クラスのデバイスとして登録しても良い。

【００７４】（デバイスタイプ）また、デバイスタイプ
３０４は、デバイスの全体的な機能を示すものであり、
単体のプリンタとＭＦＰとは区別される。

【００７５】（制限付き属性）図４において、属性３０
６、３０７は各デバイスが備えている機能の有無だけで
はなく、機能をサポートしている場合は、そのサポート
能力を使用する際に影響をうける機能、設定などとそれ
らの値をも示している。一般的に、制限を示す値の単位
は機能によって異なる。

【００７６】本実施形態ではステープル機能を使用する
場合には、「部数」設定が制限を受けるプリンタの例が
示されているが、その他には両面印刷機能を使用する場
合にはデバイスの印字速度属性が影響を受ける例なども
挙げられる。

【００７７】図４に示した登録デバイス情報のデータベ
ース３００について、例えばテーブルの１行目に登録さ
れているデバイスを例にとって具体的に説明すると、
「カラー君」という名称のデバイスがネットワークアド
レス「１９２．１６８．１６．１３１」に存在し、その
デバイスはプリント機能を持っている。

【００７８】そして、形態としては単体のプリンタであ
り、属性３０５としてカラー印刷機能、属性３０６とし
てソータ機能、属性３０７としてステープル機能をサポ
ートしていることがわかる。

【００７９】また、ソータ機能の使用時には、制限属性
３０６ｂとして、最大セット部数は「１０部」に制限さ
れて、ステープル機能の使用時には、制限属性３０７ｂ
として最大セット部数は「５部」に制限されることがわ
かる。

【００８０】本実施形態においては、図４に示した１行
目から６行目までのデバイスは、それぞれ図２に示した
カラープリンタ１０１、ＭＦＰ１０２、モノクロプリン
タ１０３、モノクロプリンタ１０４、スキャナ１０５、
カラープリンタ１０６およびカラープリンタ１０７に相
当するものとする。

【００８１】なお、図４に示したデータはあくまでも例
であって、検索サーバｌ１２に格納するデータとして
は、さらに他の付加情報（例えば設置場所などの情報）
があっても良い。

【００８２】図５は、本発明に係るサーバ装置における
第１のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、図２に示した検索サーバ１１２が行うデバイス検索
の全体動作手順に対応する。なお、Ｓ４０１〜Ｓ４０９
は各ステップを示す。また、これら一連の処理における
判断と実行は、ハードウェア的には検索サーバ１１２内
部のＣＰＵ２０１によって行われる。この検索サーバ１
１２は、イベント駆動型のプログラムに従って動作する
と、すなわち、何らかのイベントが発生すると、そのイ
ベントを解析して、対応する処理を実行する。

【００８３】以下の例では、検索要求元の検索クライア
ントＰＣ１１１から送られてきたデバイス検索要求に応
じて動作する場合について説明する。

【００８４】検索サーバ１１２が起動されると、まず、
ステップＳ４０１で、検索クライアントＰＣ１１１，１
１３からデバイス検索要求を受け付けるために受信ポー
トをオープンする。この操作により、例えば検索クライ
アントＰＣ１１１からのデバイス検索要求を受信したと
きには、検索サーバ１１２のオペレーティングシステム
（ＯＳ）が受信イベントを発行し、デバイス検索要求を
受信したことがデバイス検索プログラムに通知される。

【００８５】次に、ステップＳ４０２に進み、オペレー
ティングシステムから何らかのイベントが通知されるの
を待つ。何らかのイベントが通知されたら、そのイベン
トを取得して、次のステップＳ４０３に進む。

【００８６】ステップＳ４０３では、上記取得したイベ
ントが終了コマンドであるか否か、すなわち、ユーザに
よるシステムシャットダウンイベントであるかどうかを
判断する。この判断の結果、上記取得したイベントがシ
ャットダウンイベントであったと判断した場合には、ス
テップＳ４０９で受信ポートをクローズした後、デバイ
ス検索プログラムの処理を終了する。

【００８７】一方、ステップＳ４０３において、取得し
たイベントがシャットダウンイベントではないと判断し
た場合には、ステップＳ４０４に進み、それが検索クラ
イアントＰＣ１１１等からの問い合わせ受信イベントで
あるかどうかを判断する。ここで、取得したイベントが
問い合わせ受信イベントであったと判断した場合には、
ステップＳ４０５に進み、受信パケットから検索条件を
取り出し、それを図３に示したＲＡＭ２０３等の記憶装
置に記憶する。

【００８８】さらに、ステップＳ４０６に進み、図４に
示したデータベース３００と、検索クライアントＰＣ１
１１から問い合わせのあった検索条件とを照らし合わせ
て、適切なデバイスを選び出す。

【００８９】なお、このデータベース３００を用いたデ
バイス検索処理の詳細については、図６を用いて後述す
る。

【００９０】続くステップＳ４０７で、ステップＳ４０
６のデータベース検索処理で得た検索結果を検索要求元
の検索クライアントＰＣ１１１に対して返信する。

【００９１】一方、ステップＳ４０４において、取得し
たイベントが問い合わせ受信イベントではないと判断し
た場合には、ステップＳ４０８に進み、シャットダウン
イベントおよび問い含わせ受信イベント以外のその他の
処理、例えば、画面の更新処理や、ネットワークデバイ
ス１０１〜１０５から受信したデバイスのネットワーク
アドレス情報、属性情報等を図４に示したデータベース
３００上に登録する処理等を行い、ステップＳ４０２に
戻る。

【００９２】（第１の検索サーバのデータベース検索処
理）次に、図６のフローチャートを用いて、検索サーバ
１１２にて図５のステップＳ４０６で行われるデバイス
検索処理について、より詳細に説明する。

【００９３】図６は、本発明に係るサーバ装置における
第２のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、図５のステップＳ４０６で行われる第１のデバイス
検索処理の詳細手順に対応する。なお、Ｓ５０１〜Ｓ５
０８は各ステップを示す。

【００９４】まず、全体の動作について概略を説明する
と、本実施形態のデバイス検索処理では、例えば検索ク
ライアントＰＣ１１１，１１３が複数の検索条件を指定
してきた場合、データベース内の機器を一つずつ指定さ
れた複数の検索条件に合致しているかどうかの判定処理
を行っている。それがステップＳ５０１で判断される外
側のループである。また、ステップＳ５０４ではある１
つの機器について、指定された複数の検索条件を調べ
る。

【００９５】本実施形態のデバイス検索処理において
は、まず、最初にステップＳ５０１で、ＲＡＭ２０３等
の記憶装置に記憶された全ての登録デバイス情報を処理
し終わったかどうかを判断する。この判断の結果、ＲＡ
Ｍ２０３等の記憶装置内のすべての機器を処理し終わっ
たと判断した場合には、ステップＳ５０２に進み、その
とき得られている検索結果を上位プログラムに返して、
処理を終了する。

【００９６】一方、上記ステップＳ５０１において、記
憶装置内の全ての機器をまだ処理し終わっていないと判
断した場合には、図４に示したデータベース３００内の
ある特定のデバイスを一つ選択し、ステップＳ５０３に
進み、記憶装置に格納された検索条件を取り出す。そし
て、ステップＳ５０４に進み、上記取り出した検索条件
について、現在選択しているデバイスの登録デバイス情
報が検索条件に合致しているかどうかを判断する。この
判断の結果、合致していないと判断された場合はステッ
プＳ５０１に戻り、次のデバイスを選択する。

【００９７】一方、上記ステップＳ５０４において、合
致していると判断された場合にはステップＳ５０５に進
み、上記ステップＳ５０３で取り出した検索条件に制限
付き属性が含まれている場合、ＣＰＵ２０１により自信
度が算出される。

【００９８】具体的には、制限付き属性が含まれていな
い場合は、機能属性が「１」であれば自信度は「１００
％」、機能属性が「０」であれば自信度は「０％」とな
る。制限付き属性の自信度については他で説明する。

【００９９】また、ステップＳ５０５で算出された指定
された属性に対する自信度はトータルでデバイス自身の
自信度となり、指定された検索条件となる属性をすべて
満足するデバイスが複数個となった場合の比較データと
して、次のステップＳ５０６で使用する。

【０１００】すなわち、ステップＳ５０６では、ステッ
プＳ５０５の結果出た総合自信度が既に計算したデバイ
スの総合自信度より高いかどうかを比較判定し、ＮＯな
らば、ステップＳ５０１へ戻り、ＹＥＳならばステップ
Ｓ５０７へ進む。この結果、デバイスが検索条件として
指定された属性をすべて満足し、かつ各指定属性に対す
る自信度が算出され、総合自信度が他のデバイスより高
かったデバイスが最終的に検索されたデバイスとして結
果に残ることになる。

【０１０１】そして、ステップＳ５０７ではデバイス名
称３０１、ネットワークアドレス３０２、デバイスタイ
プ３０４、指定された検索条件属性の自信度、デバイス
自身の総合自信度を取得する。そして、続くステップＳ
５０８で、それらの取得した情報を検索結果の情報に置
換する。このステップＳ５０８の処理を終了したら、ス
テップＳ５０１に戻り、データベース３００に登録され
ている次のデバイス情報について検索処理を続ける。

【０１０２】このようにして、ＲＡＭ２０３等の記憶装
置内に記憶された検索条件について、図４に示したデー
タベース３００内の登録デバイス情報をすべて検索し、
検索結果がステップＳ５０２において上位プログラムに
返され、図５に示したステップＳ４０７で、デバイス検
索要求を投げてきた検索クライアントＰＣｌｌｌに返信
される。

【０１０３】次に、検索サーバの検索処理を図４に示し
たデバイス情報および図７に示す検索条件例等を参照し
ながら説明する。

【０１０４】図７は、図２に示した検索クライアントか
ら指定される第１の検索条件の一例を示す図であり、例
えばＩＥＴＦ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｅｎｇｉｎｅｅｒｉ
ｎｇＴａｓｋ Ｆｏｒｃｅ）が発行するＲＦＣ（Ｒｅｑ
ｕｅｓｔ ｆｏｒ Ｃｏｍｍｅｎｔｓ）１９６０の記法
に従って検索条件を記述した例である。

【０１０５】今、検索条件として図７の検索条件７０１
を検索クライアントから指定されたものと仮定する。す
なわち、オブジェクトクラスが「プリンタ」であって、
カラー印刷機能、ステープル機能、ソータ機能が使用で
き、６０部印刷できるデバイスを検索することである。

【０１０６】図６のステップＳ５０１でまず、「カラー
君」が検査対象として選択され、ステップＳ５０４でカ
ラー印刷機能、ステープル機能，ソータ機能の属性が共
に「１」であるからＹｅｓのほうに進む。「カラー君」
の図４の属性３０６のソータ機能、属性３０７のステー
プル機能には制限付き属性があるので、ステップＳ５０
５で両機能の自信度を算出する。算出方法は後に記述す
る。

【０１０７】一方、「カラー機能」については、属性が
「１」で制限付き属性がない為に、カラー機能の自信度
は「１００％」となる。さらに、カラー印刷機能、ステ
ープル機能、ソータ機能の各自信度の総合自信度を算出
する。それがデバイス「カラー君」の自信度となる。

【０１０８】次に、ステップＳ５０６で「カラー君」の
総合自信度とステップＳ５０８の結果にある他のデバイ
スの総合自信度を比較する。この場合、初期値＝０とな
っているので、「カラー君」の結果がステップＳ５０８
の結果に置換される。そして、ステップＳ５０１に戻っ
て次のデバイス「２階高速機」が選択されて同様の検査
が行われる。

【０１０９】以下同様に「２階高速機」、「開発室プリ
ンタ」、「１階プリンタ」は「カラー印刷」機能をもた
ないため、「スキャン」はオブジェクトクラスが「プリ
ンタ」でないという理由からぞれぞれ対象デバイスでな
いと判定される。

【０１１０】また、「色とりどり君」はステップＳ５０
４における判定においてはオブジェクトクラスが「プリ
ンタ」であり、「カラー印刷」、「ステープル」、「ソ
ータ」機能を提供しているためＹｅｓと判定される。

【０１１１】続く、ステップＳ５０５において各機能の
自信度を算出し、デバイス「色とりどり君」の自信度と
して総合自信度も算出する。次に、ステップＳ５０６に
おいて、ステップＳ５０８にある他のデバイスの総合自
信度と「色とりどり君」の総合自信度を比較すると、本
例の場合、図８より「カラー君」の「１２４％」より
「色とりどり君」の「１８３％」のほうが総合自信度と
して高い値のためＹｅｓの判定を受ける。よって、ステ
ップＳ５０８のカラー君の結果が「色とりどり君」の結
果に置換される。

【０１１２】結果として、図４のデバイスのうち図７の
検索条件を完全に満たし、自信度が最も高いデバイス
は、デバイス名称３０１が「色とりどり君」のデバイス
となり、図９に示すような「色とりどり君」のデバイス
名称３０１、ネットワークアドレス、指定された検索属
性に関する自信度等が検索クライアントに検索結果とし
て返される。

【０１１３】図８は、本発明に係るサーバ装置における
自信度計算方法と自信度結果例を示す図であり、図７に
示した検索条件７０１に基づいて計算された例に対応す
る。

【０１１４】図８において、８０１はデバイス名称、８
０２はネットワークアドレス，８０３は各条件の自信度
で、属性８０３ａ〜８０３ｃ毎に算定される。８０４は
総合自信度で、「カラー君」が「１２４」で、「色とり
どり君」が「１８３」となった場合に対応する。

【０１１５】図８の示す自信度の計算方法例では、例え
ば、「カラー君」の「ソータ機能」に関する自信度につ
いては、ソータ機能の制限情報である最大セット部数３
０６ｂより「１０部」となっている。それに対して、ユ
ーザは希望部数９０７より「６０部」を希望している。
よって、ここでは自信度８０３ｃが記載式に従い計算が
行われて「１６」となる。

【０１１６】そして、デバイスの総合自信度８０４とし
ては、指定された各検索条件の自信度の和をとって、
「１２４」となる。

【０１１７】以上の自信度の算出方法は本実施形態にお
ける一例であり、他の算出方法を用いたとしても何ら問
題もないことは言うまでもない。

【０１１８】図９は、図３に示したＲＡＭ２０３内に設
定される第１の最終検索結果データの一例を示す図であ
り、図５に示したステップＳ５０８実行後の状態であ
り、図８に示したように、「カラー君」と「色とりどり
君」との比較により、最終検索結果は、「色とりどり
君」と設定された場合に対応する。

【０１１９】図１０は、図２に示した検索クライアント
ＰＣ１１１，１１３の画面表示例を示す図であり、デバ
イス検索を行う前の表示画面例に対応する。

【０１２０】図１０において、９００はウィンドウで、
ウインドウ９００の中には各種の情報が表示されてい
る。９０１は検索しようとするデバイスのオブジェクト
クラスを指定するコンボボックスである。検索サーバに
オブジェクトクラスは必要ないが、検索クライアントＰ
Ｃはユーザに検索条件を示すアイコンを表示しなければ
ならない関係上、まずオブジェクトクラスを選択させて
いる。

【０１２１】このコンボボックス９０１を操作すること
により、検索するデバイスのオブジェクトクラスを「プ
リンタ」，「スキャナ」等に設定することができる。こ
のとき、このオブジェクトクラスの設定を変更すると、
検索属性を指定するための領域９０３内の各検索属性条
件が、設定されたオブジェクトクラスに応じた属性に変
化するものとする。

【０１２２】さらに、コンボボックス９０１の選択肢の
内に「すべてのクラス」を設けることも可能である。そ
の場合には、領域９０３に表示するアイコンは検索属性
を表すアイコン群をすべて表示して、ユーザに検索条件
を選択させるようにしなければならない。

【０１２３】この検索属性を指定するための領域９０３
には、図１０の例ではコンボボックス９０１にてオブジ
ェクトクラスとしてプリンタが選択されているので、プ
リンタに関する属性が６つのアイコンで示されている。

【０１２４】すなわち、カラー印刷機能の有無を表すア
イコン９０３ａ、ステープル機能の有無を表すアイコン
９０３ｂ、両面印刷機能の有無を表すアイコン９０３
ｃ、ソータ機能の有無を表すアイコン９０３ｄ、メール
ボックス出力機能を表すアイコン９０３ｅ、Ｚ折り出力
機能を表すアイコン９０３ｆによってそれぞれ検索属性
を指定できるようになっている。

【０１２５】９０３ａ〜９０３ｆのアイコンを画面上で
選択すると、選択されたアイコンは影付きになり、選択
されたことを示す。

【０１２６】図１０に示した例では、カラー印刷機能の
有無を表すアイコン９０３ａ、ステープル機能の有無を
表すアイコン９０３ｂ，ソータ機能の有無を表すアイコ
ン９０３ｄがそれぞれ指定されているので（影付きで図
示）、カラー印刷とステープル処理とソータ機能とが同
時に可能となるデバイスの検索を要求することになる。

【０１２７】９０２は検索スタートボタンであり、ユー
ザがこの検索スタートボタン９０２を図３に示したキー
ボード２０９あるいは不図示のポインティングデバイス
を用いて押下することにより、検索サーバ１１２に対し
て、検索属性指定領域９０３にて指定された検索条件に
完全に合致するデバイスがあるかどうかの問い合わせが
行われる。

【０１２８】また、９０４は検索結果を表示する領域で
あり、ここにはデバイス名称表示領域９０５、ＩＰアド
レス表示領域９０６が含まれる。９０７は部数表示領域
である。

【０１２９】図１１は、図２に示した検索サーバ１１２
でデバイス検索処理が終了した後に検索クライアントＰ
Ｃ１１１，１１３に表示される検索結果の画面表示の具
体例を示す図である。

【０１３０】上述したように、本実施形態では、オブジ
ェクトクラスがプリンタで、カラー印刷機能、ステープ
ル機能、ソータ機能があり、且つ各指定属性に対する自
信度を得る為のデバイス検索を行つた。その結果、図６
に示したデバイス検索処理で完全に一致するデバイスが
見つかり、また各指定検索条件に対するデバイスの自信
度も分かり、図９に示したような最終デバイス検索結果
が得られる。

【０１３１】したがって、この場合、図１１に示した領
域９０４に示すように、カラー印刷機能、ステープル機
能、ソータ機能が可能であるデバイスは、デバイス名称
「色とりどり君」であることが分かり、さらに、カラー
印刷機能の自信度「１００％」、ステープル機能の自信
度「３３％」、ソータ機能の自信度「５０％」であるこ
とも分かった。

【０１３２】このように、本実施形態では、指定した検
索条件を機能として持つデバイスが表示されるだけでな
く、そのデバイスの指定された検索条件に対する自信度
も全て表示される。このとき、検索条件のいずれかが一
つでもないもの、検索条件の機能は持つが総合自信度で
劣るものは表示されない。

【０１３３】よってユーザは、検索条件の機能をすべて
持ち、且つ機能に対する自信度からどの機能に制限があ
るかを画面表示から認識できる。

【０１３４】〔第２実施形態〕 （第２の検索サーバのデータベース検索処理）次に、図
１２のフローチャートを用いて、検索サーバ１１２にて
図５のステップＳ４０６で行われる第２のデバイス検索
処理について、より詳細に説明する。まず、全体の動作
について概略を説明すると、本実施形態のデバイス検索
処理では、例えば検索クライアントＰＣ１１１，１１３
が複数の検索条件を指定してきた場合、データベース内
の機器を一つずつ指定された複数の検索条件に合致して
いるかどうかの判定処理をおこなっている。それがステ
ップＳ５５０１で判断される外側のループである。また
ステップＳ５５０４では、ある１つの機器について、指
定された複数の検索条件を調べる。

【０１３５】図１２は、本発明に係るサーバ装置におけ
る第３のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、図５のステップＳ４０６で行われる第２のデバイ
ス検索処理の詳細手順に対応する。なお、Ｓ５５０１〜
Ｓ５５０７は各ステップを示す。

【０１３６】本実施形態のデバイス検索処理において
は、まず、最初にステップＳ５５０１で、ＲＡＭ２０３
等の記憶装置に記憶された全ての登録デバイス情報を処
理し終わったかどうかを判断する。この判断の結果、記
憶装置内のすべての機器を処理し終わったと判断した場
合には、ステップＳ５５０２に進み、そのとき得られて
いる検索結果を上位プログラムに返す。

【０１３７】一方、上記ステップＳ５５０１において、
記憶装置内の全ての機器をまだ処理し終わっていないと
判断した場合には、図４に示したデータベース３００内
のある特定のデバイスを一つ選択し、ステップＳ５５０
３に進み、記憶装置に格納された検索条件を取り出す。

【０１３８】そして、ステップＳ５５０４に進み、上記
取り出した検索条件について、現在選択しているデバイ
スの登録デバイス情報が検索条件に合致しているかどう
かを判断する。この判断の結果、合致していないと判断
された場合は、ステップＳ５５０１に戻り、次のデバイ
スを選択する。

【０１３９】一方、ステップＳ５５０４において、合致
していると判断された場合にはステップＳ５５０５に進
み、上記ステップＳ５５０３で取り出した検索条件に制
限付き属性が含まれている場合、自信度が算出される。

【０１４０】具体的には、制限付き属性が含まれていな
い場合は、機能属性が「１」であれば自信度は「１００
％」、機能属性が「０」であれば自信度は「０％」とな
る。制限付き属性の自信度については他で説明する。

【０１４１】次に、ステップＳ５５０６ではデバイス名
称３０１、ネットワークアドレス３０２、デバイスタイ
プ３０４、指定された検索条件属性の自信度を取得す
る。そして、続くステップＳ５５０７で、それらの取得
した情報を検索結果の情報に追加、すなわちデバイスが
検索条件として指定された属性をすべて満足し、かつ各
指定属性に対する自信度が算出されたデバイスが検索さ
れたデバイスとして結果に追加したら、ステップＳ５５
０１に戻り、データベース３００に登録されている次の
デバイス情報について検索処理を続ける。

【０１４２】このようにして、記憶装置内に記憶された
検索条件について、図４に示したデータベース３００内
の登録デバイス情報をすべて検索し、検索結果がステッ
プＳ５５０２において上位プログラムに返され、図５の
ステップＳ４０７で、デバイス検索要求をしてきた検索
クライアントＰＣｌｌｌに返信される。

【０１４３】次に、検索サーバの検索処理を図４に示し
たデバイス情報および図７に示す検索条件例等を参照し
ながら説明する。

【０１４４】図１３は、図２に示した検索クライアント
から指定される第２の検索条件の一例を示す図であり、
例えばＩＥＴＦ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｅｎｇｉｎｅｅｒ
ｉｎｇ Ｔａｓｋ Ｆｏｒｃｅ）が発行するＲＦＣ（Ｒ
ｅｑｕｅｓｔ ｆｏｒ Ｃｏｍｍｅｎｔｓ）１９６０の
記法に従って検索条件を記述した例である。

【０１４５】今、検索条件として、図１３の検索条件７
０１を検索クライアントから指定されたものと仮定す
る。すなわち、オブジェクトクラスが「プリンタ」であ
って、６０部印刷でき、優先順位が上位から順にステー
プル機能、ソータ機能が使用できるデバイスを検索する
ことである。

【０１４６】図１２のステップＳ５５０１でまず、「カ
ラー君」が検査対象として選択され、ステップＳ５５０
４でステープル機能，ソータ機能の属性が共に「１」で
あるからＹｅｓのほうに進む。「カラー君」の図４のソ
ータ機能３０６、ステープル機能３０７には制限付き属
性があるので、ステップＳ５５０５で両機能の自信度を
算出する。算出方法は後に記述する。よって「カラー
君」の結果がステップＳ５５０７の結果に追加される。
ステップＳ５５０１に戻って次のデバイス「２階高速
機」が選択されて同様の検査が行われる。

【０１４７】同様に、「２階高速機」についても「カラ
ー君」と同様にオブジエクトタイプが「プリンタ」で、
ステープル機能，ソータ機能の属性が共に「１」であ
り、両機能に制限付き属性があるので、ステップＳ５５
０５において自信度を算出し、結果がステップＳ５５０
７に追加される。「開発プリンタ」についてはソータ機
能を持たないために、対象デバイスと判定されない。以
下同様に、「１階プリンタ」はステープル機能を持たな
いため、「スキャン」はオブジェクトクラスが「プリン
タ」でないという理由からぞれぞれ対象デバイスでない
と判定される。

【０１４８】一方、「色とりどり君」はステップＳ５５
０４における判定においてはオブジェクトクラスが「プ
リンタ」であり、「ステープル」、「ソータ」機能を提
供しているためＹｅｓと判定される。続く、ステップＳ
５５０５において各機能の自信度を算出し、ステップＳ
５５０７の「カラー君」、「２階高速機」の結果に続き
「色とりどり君」の結果も追加される。

【０１４９】図１４は、図３に示したＲＡＭ２０３内に
設定される第２の最終検索結果データの一例を示す図で
あり、図８と同一のものには同一の符号を付してある。

【０１５０】上記図１３に示す処理により結果として、
図４のデバイスのうち図１３に示した検索条件を完全に
満たすデバイスは、「カラー君」、「２階高速機」、
「色とりどり君」となり、図１４に示すような「カラー
君」、「２階高速機」、「色とりどり君」の３つのデバ
イス名称８０１、ネットワークアドレス８０２、指定さ
れた検索条件に見合う属性８０３に関する自信度８０３
ｂ，８０３ｃ等が検索クライアントに検索結果として返
される。

【０１５１】図１５は、本発明に係るサーバ装置におけ
る第２の自信度計算方法を示す図であり、図１３に示し
た検索条件７０１に基づいて計算された例に対応する。
なお、図８と同一のものには同一の符号を付してある。

【０１５２】図１５に示す自信度の計算方法例では、例
えば、「カラー君」の「ソータ機能」に関する自信度に
ついては、ソータ機能の制限情報３０６ｂに対する「最
大セット部数」は「３０部」となっている。それに対し
て、ユーザは希望部数９０７より「６０部」を希望して
いる。よって、ここでは自信度８０３ｃに示すような計
算が行われている。

【０１５３】以上の自信度の算出方法は本実施形態にお
ける一例であり、他の算出方法を用いたとしても何ら問
題もないことは言うまでもない。

【０１５４】次に、検索クライアントＰＣｌｌｌ，１１
３の画面表示例について説明する。

【０１５５】図１６は、図２に示した検索クライアント
ＰＣ１１１，１１３の他の画面表示例を示す図であり、
デバイス検索を行う前の表示画面例に対応する。

【０１５６】図１６において、９９００はウィンドウ
で、ウインドウ９９００の中には各種の情報が表示され
ている。９９０１は検索しようとするデバイスのオブジ
ェクトクラスを指定するコンボボックスである。検索サ
ーバにオブジェクトクラスは必要ないが、検索クライア
ントはユーザに検索条件をコンボボックスで表示しなけ
ればならない関係上、まずオブジェクトクラスを選択さ
せている。

【０１５７】このコンボボックス９９０１を操作するこ
とにより、検索するデバイスのオブジェクトクラスを
「プリンタ」、「スキャナ」等に設定することができ
る。このとき、このオブジェクトクラスの設定を変更す
ると、検索属性を指定するための領域９９０３のコンボ
ボックス内の各検索属性条件が、設定されたオブジェク
トクラスに応じた属性に変化する。

【０１５８】さらに、コンボボックス９９０１の選択肢
の内に「すべてのクラス」を設けることも可能である。
その場合には、領域９９０３ではすべての検索属性を表
示可能とし、ユーザに検索条件を選択させるようにしな
ければならない。

【０１５９】また、コンボボックス９９０３内に表示さ
れる検索属性は、検索優先順位１位で指定されたコンボ
ボックス９９０３ａの検索属性は、コンボボックス９９
０３ｂ以降では表示されず指定できない。つまり同じ検
索属性を複数回指定することはできない。

【０１６０】よって、領域９９０３内に表示される優先
順位１位から始まるコンボボックスの数は、最大で指定
されたオブジェクトクラスに応じた属性の数と同数とな
る。

【０１６１】領域９９０３内にはブランクも含まれてお
り、ユーザが特に検索条件として機能を指定しない場合
はブランクの状態にしておくことが可能となる。

【０１６２】この検索属性を指定するための領域９９０
３の各コンボボックス内には、図１６の例ではコンボボ
ックス９９０１にてオブジェクトクラスとしてプリンタ
が選択されているので、プリンタに関する属性が示され
ている。すなわち、カラー印刷機能、ステープル機能、
両面印刷機能、ソータ機能などそれぞれ検索属性を検索
優先順位１位を表すコンボボックス９９０３ａ、検索優
先順位２位を表すコンボボックス９９０３ｂ、検索優先
順位３位を表すコンボボックス９９０３ｃというよう
に、上位検索優先順に指定できるようになっている。

【０１６３】領域９９０３のコンボボックスから画面上
で検索属性を選択すると、選択された属性が表示され
る。図１６の例でユーザはコンボボックス９９０３ａ，
９９０３ｂにより２条件を選択している。

【０１６４】図１６に示した例では、検索優先順位１位
を示すコンボボックス９９０３ａでステープル機能の有
無を表す属性、検索優先順位２位を示すコンボボックス
９９０３ｂでソータ機能の有無を表す属性がそれぞれ選
択されている。

【０１６５】よって、ステープル機能とソータ機能の両
機能を持つだけでなく、両機能に優先順位を付加したデ
バイス検索を要求することになる。

【０１６６】９９０４は部数表示領域で、ユーザが要求
するプリント部数を指定でき、例えば６０部を指定して
いる状態に対応する。９９０２は検索スタートボタンで
あり、ユーザがこのボタンを図３のキーボード２０９あ
るいは不図示のポインティングデバイスを用いて押下す
ることにより、検索サーバｌ１２に対して、検索属性指
定領域９９０３にて指定された検索条件に完全に合致す
るデバイスがあるかどうか、さらに各検索条件に対する
デバイスの自信度に関しても問い合わせが行われる。

【０１６７】９９０５は検索結果を表示する領域であ
り、ここには順位領域９９０５ａ、デバイス名称表示領
域９９０５ｂ、ＩＰアドレス表示領域９９０５ｃ、領域
９９０３で指定された検索属性に対するデバイスの各自
信度表示領域９９０５ｄ〜９９０５ｆが含まれる。

【０１６８】図１７は、図２に示した検索サーバ１１２
でデバイス検索処理が終了した後に検索クライアントＰ
Ｃ１１１，１１３に表示される他の検索結果の画面表示
の具体例を示す図である。なお、図１６と同一のものに
は同一の符号を付してある。

【０１６９】上述したように、本実施形態では、オブジ
ェクトクラスがプリンタで６０部の印刷を希望し、検索
優先順位１位としてステープル機能、検索優先順位２位
としてソータ機能があり、且つ各指定属性に対する自信
度を得る為のデバイス検索を行った。その結果、図１４
に示したようなデバイス検索結果が得られ、図１２に示
したデバイス検索処理で完全に一致するデバイスが見つ
かり、また各指定検索条件に対するデバイスの自信度も
分かった。

【０１７０】したがって、この場合、図１７に示す領域
９９０５に示すように、ステープル機能、ソータ機能が
可能であるデバイスは、デバイス名称「カラー君」、
「２階高速機」、「色とりどり君」であることが分か
り、且つ、「カラー君」におけるステープル機能の自信
度「８％」、ソータ機能の自信度「５０％」であり、
「２階高速機」におけるステープル機能の自信度「１６
％」、ソータ機能の自信度「３３％」、色とりどり君に
おけるステープル機能の自信度「３３％」、ソータ機能
の自信度「１６％」であることも分かった。

【０１７１】さらに、クライアント側は、ユーザが検索
優先順位１位として「ステープル機能」を指定している
為、検索された３つのデバイスを「ステープル機能」の
自信度を第１に優先させてソートし表示する。この時同
じ自信度のデバイスがあった場合は、検索優先順位２位
の検索条件の自信度の結果を利用してソートする。よっ
て、図１７に示す例では検索優先順位１位であるステー
プル機能の自信度が高い「色とりどり君」、「２階高速
機」、「カラー君」の順にデバイスが表示されている。

【０１７２】このように、本実施形態では、まず、ユー
ザは検索条件の指定において、希望する検索条件をただ
指定するだけでなく、優先順位を付加して指定すること
ができる。その検索結果として、検索条件を機能として
持つデバイスが表示されるだけでなく、そのデバイスの
指定された検索条件に対する自信度も算出される。

【０１７３】さらに各検索条件に対する自信度とユーザ
の希望する検索優先順位から最優先したい機能の自信度
が最も高いデバイス順に全て表示される。

【０１７４】このとき、検索条件のいずれかが一つでも
ないものは表示されない。また、検索優先順位１位の検
索条件に対するデバイスの自信度が同じ場合、検索優先
順位２位の検索条件に対するデバイスの自信度を比較し
て順位を決定する。

【０１７５】よって、ユーザは、検索条件に優先順位付
けができ、その結果検索条件の機能をすべて持ち、且つ
機能に対する自信度からどの機能に制限があるかを認識
でる。さらに検索条件への順位付けが各機能の自信度に
反映された順序にソートされたデバイスが画面表示から
認識できる。

【０１７６】上記に説明した本実施形態に係るネットワ
ークデバイス検索制御は、外部からインストールされる
プログラムに従って、図３のＰＣ２００にようて遂行さ
れても良い。その場合、そのプログラムがＣＤ−ＲＯ
Ｍ、フラッシュメモリ、フロッピーディスクなどの記憶
媒体によりＰＣ２００に供給されたり、あるいは電子メ
ールやパソコン通信などのネットワークを介して、外部
の記憶媒体からプログラムを含む情報群をＰＣ２００上
にロードすることによって供給される場合でも本発明は
適用されるものである。

【０１７７】本実施形態のネットワーク制御プログラム
がＰＣ２００にインストールされる際には、まず、記憶
媒体の第１の領域に記憶されているインストールプログ
ラムがＰＣ２００にロードされ、ＣＰＵ２０１によって
実行される。次に、ＣＰＵ２０１によって実行されるイ
ンストールプログラムが、第２の領域からネットワーク
デバイス制御プログラムを読み出して、ハードデイスク
２１１に格納する。

【０１７８】また、本発明は複数の機器（例えば、ホス
トコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリン
タ等）から構成されるシステムあるいは統合装置に適用
しても１つの機器からなる装置に適用しても良い。

【０１７９】なお、本発明は、上述した実施形態の機能
を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した
記憶媒体から、そのプログラムをバソコン通信など通信
ラインを介して要求者に配信する場合にも適用できる。

【０１８０】上記実施形態によれば、検索条件を満たす
デバイスを検索する際に、指定した検索条件を機能とし
て持つデバイスが表示されるだけでなく、そのデバイス
の指定された検索条件に対する自信度も全て表示され
る。よってユーザは、検索条件の機能をすべて持ち、且
つ機能に対する自信度からどの機能に制限があるかを画
面表示から認識できる。すなわち、本発明は上述したよ
うに、ユーザにとって機能の有無に加え、その提供でき
る能力を自信度という数値化された情報として得ること
ができ、検索された機器を実際に選択して使用するか否
かの判断として用いたり、実際の使用時にどのような機
能上の制限が発生するかを事前に知ることができる。

【０１８１】さらに、検索条件を満たすデバイスを検索
する際に、指定した検索条件を機能として持つデバイス
が表示されるだけでなく、そのデバイスの指定された各
検索条件に対する自信度も全て表示される。よってユー
ザは、検索条件の機能をすべて持ち、且つ機能に対する
自信度からどの機能に制限があるかを画面表示から認識
できる。

【０１８２】さらに、表示されるデバイスは検索条件の
指定の際にユーザが指定した各検索条件の優先度順に表
示されるため、真に自分が希望する順に機器のリストが
表示され、以って検索された多数の機器から実際に使用
する一つを選択する為の大きな助けとなる。

【０１８３】以下、図１８に示すメモリマップを参照し
て本発明に係るサーバ装置を適用可能なネットワークシ
ステムで読み出し可能なデータ処理プログラムの構成に
ついて説明する。

【０１８４】図１８は、本発明に係るサーバ装置を適用
可能なネットワークシステムで読み出し可能な各種デー
タ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを
説明する図である。

【０１８５】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報，作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のＯＳ等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。

【０１８６】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。

【０１８７】本実施形態における図５，図６，図１２に
示す機能が外部からインストールされるプログラムによ
って、ホストコンピュータにより遂行されていてもよ
い。そして、その場合、ＣＤ−ＲＯＭやフラッシュメモ
リやＦＤ等の記憶媒体により、あるいはネットワークを
介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を
出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるもの
である。

【０１８８】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ（またはＣＰＵやＭＰ
Ｕ）が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。

【０１８９】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。

【０１９０】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク，ハードディ
スク，光ディスク，光磁気ディスク，ＣＤ−ＲＯＭ，Ｃ
Ｄ−Ｒ，磁気テープ，不揮発性のメモリカード，ＲＯ
Ｍ，ＥＥＰＲＯＭ等を用いることができる。

【０１９１】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているＯＳ（オペ
レーティングシステム）等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。

【０１９２】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるＣＰＵ等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。

【０１９３】なお、本発明は、上述した実施形態の機能
を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した
記憶媒体から、そのプログラムをパソコン通信など通信
ラインを介して要求者に配信する場合にも適用できる。

【０１９４】上記各実施形態に示したネットワークシス
テムあるいはデバイス検索システムは、ユーザが望む属
性を持つネットワークデバイスを容易に検索するととも
に、その検索結果をユーザに分かりやすい形式で表示す
るようにしたものである。特に、携帯用コンピュータを
訪問先のネットワークに接続して印刷を行う場合に有効
である。

【０１９５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第１
〜第３０の発明によれば、クライアント装置から受信す
るデバイス装置の検索条件と各デバイス装置から取得し
て管理される固有の機能に基づく属性と各機能の制限属
性とを含む属性情報を参照して、該検索条件を満たし、
かつ、各機能の制限から算定される自信度を評価して検
索条件に適合する自信度の高いデバイス装置を、あるい
は、優先順位付けされた機能毎に適合する自信度の高い
デバイス装置候補一覧を検索結果としてクライアント装
置に返信することにより、検索元のクライアント装置の
ユーザが要求する機能処理を有効に実現できるデバイス
装置を精度よく絞り込んで提示するとともに、選択され
たデバイス装置を使用する際に、機能制限が発生し得る
機能と、その制限の度合いを数値的に評価できる検索結
果をユーザに明示できるネットワーク環境を自在に構築
することができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る情報処理装置を適用可能なネット
ワークシステムの要素的特徴を示す機能構成ブロック図
である。

【図２】本実施形態に係るデバイス検索システムを動作
可能なネットワークの構成例を示す図である。

【図３】一般的なバーソナルコンピュータの内部構成を
示す概略構成図である。

【図４】図２に示した検索サーバに格納されている各ネ
ットワークデバイスに関するデータを表形式で表した図
である。

【図５】本発明に係るサーバ装置における第１のデータ
処理手順の一例を示すフローチャートである。

【図６】本発明に係るサーバ装置における第２のデータ
処理手順の一例を示すフローチャートである。

【図７】図２に示した検索クライアントから指定される
第１の検索条件の一例を示す図である。

【図８】本発明に係るサーバ装置における自信度計算方
法と自信度結果例を示す図である。

【図９】図３に示したＲＡＭ内に設定される第１の最終
検索結果データの一例を示す図である。

【図１０】図２に示した検索クライアントＰＣの画面表
示例を示す図である。

【図１１】図２に示した検索サーバでデバイス検索処理
が終了した後に検索クライアントＰＣに表示される検索
結果の画面表示の具体例を示す図である。

【図１２】本発明に係るサーバ装置における第３のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。

【図１３】図２に示した検索クライアントから指定され
る第２の検索条件の一例を示す図である。

【図１４】図３に示したＲＡＭ内に設定される第２の最
終検索結果データの一例を示す図である。

【図１５】本発明に係るサーバ装置における第２の自信
度計算方法を示す図である。

【図１６】図２に示した検索クライアントＰＣの他の画
面表示例を示す図である。

【図１７】図２に示した検索サーバでデバイス検索処理
が終了した後に検索クライアントＰＣに表示される他の
検索結果の画面表示の具体例を示す図である。

【図１８】本発明に係るサーバ装置を適用可能なネット
ワークシステムで読み出し可能な各種データ処理プログ
ラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図で
ある。

【符号の説明】

１０ クライアント １１ 検索条件指定部 １２ 検索要求送信部 １３ 検索結果受信部 １４ 検索結果記憶部 １５ 表示部 ２０ サーバ ２１ デバイス情報管理部 ２２ 検索要求受信部 ２３ 検索条件記憶部 ２４ 検索部 ２４ａ 計算部 ２５ 検索結果送信部 ３０ デバイス ４０ ネットワーク １０１〜１０５ ネットワークデバイス １１１，１１３ 検索クライアントＰＣ １１２ 検索サーバＰＣ ２０１ ＣＰＵ ２０２ ＲＯＭ ２０３ ＲＡＭ ２１１ ハードディスク

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/30 ３８０ Ｇ０６Ｆ 17/30 ３８０Ｅ (72)発明者 佐々木 安彦 東京都大田区下丸子３丁目30番２号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 井上 敬史 東京都大田区下丸子３丁目30番２号 キヤ ノン株式会社内 Ｆターム(参考） 5B021 AA01 AA02 BB00 EE05 5B075 ND20 NK46 PP02 PQ02 PQ36 PQ46 PQ74 QM05 5B089 GA13 JA35 KC21 KC39 KC44

Claims (28)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の通信媒体を介して所定の機能処理
   を実行する複数のデバイス装置とクライアント装置とが
   通信可能なサーバ装置であって、 前記各デバイス装置の識別情報および各デバイス装置が
   持つ各種属性を表す属性情報および機能が制限される制
   限属性をデータベースとして記憶管理する情報管理手段
   と、 前記クライアント装置から受信する複数の機能を含むデ
   バイス検索条件を記憶する記憶手段と、 前記データベース上の属性情報と前記記憶手段に記憶さ
   れたデバイス検索条件とを比較判定して選択すべき有効
   なデバイス装置を検索する検索手段と、 前記検索手段により検索されたデバイス装置の各機能と
   前記デバイス検索条件と各機能に対応する制限属性とか
   ら適合度合いを示す自信度を個々に算出する第１の算出
   手段と、 前記第１の算出手段により算出された機能毎の自信度に
   基づき、前記検索条件との適合度合いを示す総合自信度
   を算出する第２の算出手段と、 前記第２の算出手段により算定された総合自信度の最も
   高いデバイス装置を検索結果として要求元のクライアン
   ト装置に対して返信する返信手段と、を有することを特
   徴とするサーバ装置。
2. 【請求項２】 所定の通信媒体を介して所定の機能処理
   を実行する複数のデバイス装置とクライアント装置とが
   通信可能なサーバ装置であって、 前記各デバイス装置の識別情報および各デバイス装置が
   持つ各種属性を表す属性情報および機能が制限される制
   限属性をデータベースとして記憶管理する情報管理手段
   と、 前記クライアント装置から受信する複数の機能を含むデ
   バイス検索条件を記憶する記憶手段と、 前記データベース上の属性情報と前記記憶手段に記憶さ
   れたデバイス検索条件とを比較判定して選択すべき有効
   なデバイス装置を検索する検索手段と、 前記検索手段により検索されたデバイス装置の各機能と
   前記デバイス検索条件と各機能に対応する制限属性とか
   ら適合度合いを示す自信度を個々に算出する算出手段
   と、 デバイス装置を選択するための機能優先順位を保持する
   保持手段と、 前記保持手段に保持されている機能優先順位に基づき、
   前記算出手段により算出された自信度を評価して検索さ
   れたデバイス装置の選択順位を決定する決定手段と、 前記決定手段により決定された優先順位に配列されたデ
   バイス装置候補一覧を検索結果として要求元のクライア
   ント装置に対して返信する返信手段と、を有することを
   特徴とするサーバ装置。
3. 【請求項３】 前記制限属性は、デバイス装置にあらか
   じめ設定されている仕様の処理能力値に準拠することを
   特徴とする請求項１または２記載のサーバ装置。
4. 【請求項４】 前記デバイス装置は、機能処理能力がそ
   れぞれ異なるプリンタ装置，プリント機能を備える複合
   画像処理装置を含むことを特徴とする請求項１または２
   記載のサーバ装置。
5. 【請求項５】 前記デバイス装置は、オプション機能処
   理能力がそれぞれ異なるプリンタ装置，プリント機能を
   備える複合画像処理装置を含むことを特徴とする請求項
   １または２記載のサーバ装置。
6. 【請求項６】 所定の通信媒体を介して所定の機能処理
   を実行するデバイス装置を管理するサーバ装置と通信可
   能なクライアント装置であって、 複数の機能を含む所望の機能処理を実行させる前記デバ
   イス装置を選択するための検索条件をサーバ装置に発行
   する発行手段と、 前記発行手段により発行された検索条件に基づき、前記
   サーバ装置により返信されるデバイス検索結果情報を取
   得して表示装置に表示するデバイス情報出力手段と、を
   有することを特徴とするクライアント装置。
7. 【請求項７】 前記デバイス情報出力手段は、前記サー
   バ装置により算定された総合自信度の最も高いデバイス
   装置を検索結果として出力することを特徴とする請求項
   ６記載のクライアント装置。
8. 【請求項８】 前記デバイス情報出力手段は、前記サー
   バ装置により決定された優先順位に配列されたデバイス
   装置候補一覧を出力することを特徴とする請求項６記載
   のクライアント装置。
9. 【請求項９】 前記デバイス装置は、機能処理能力がそ
   れぞれ異なるプリンタ装置，プリント機能を備える複合
   画像処理装置を含むことを特徴とする請求項６記載のク
   ライアント装置。
10. 【請求項１０】 前記デバイス装置は、オプション機能
    処理能力がそれぞれ異なるプリンタ装置，プリント機能
    を備える複合画像処理装置を含むことを特徴とする請求
    項５記載のクライアント装置。
11. 【請求項１１】 所定の通信媒体を介して所定の機能処
    理を実行する複数のデバイス装置とクライアント装置と
    が通信可能なサーバ装置におけるデバイス検索方法であ
    って、 前記各デバイス装置の識別情報および各デバイス装置が
    持つ各種属性を表す属性情報および機能が制限される制
    限属性をデータベースとして記憶管理する情報管理工程
    と、 前記クライアント装置から受信する複数の機能を含むデ
    バイス検索条件と前記データベース上の属性情報とを比
    較判定して選択すべき有効なデバイス装置を検索する検
    索工程と、 前記検索工程により検索されたデバイス装置の各機能と
    前記デバイス検索条件と各機能に対応する制限属性とか
    ら適合度合いを示す自信度を個々に算出する第１の算出
    工程と、 前記第１の算出工程により算出された機能毎の自信度に
    基づき、前記検索条件との適合度合いを示す総合自信度
    を算出する第２の算出工程と、 前記第２の算出工程により算定された総合自信度の最も
    高いデバイス装置を検索結果として要求元のクライアン
    ト装置に対して返信する返信工程と、を有することを特
    徴とするデバイス検索方法。
12. 【請求項１２】 所定の通信媒体を介して所定の機能処
    理を実行する複数のデバイス装置とクライアント装置と
    が通信可能なサーバ装置におけるデバイス検索方法であ
    って、 前記各デバイス装置の識別情報および各デバイス装置が
    持つ各種属性を表す属性情報および機能が制限される制
    限属性をデータベースとして記憶管理する情報管理工程
    と、 前記クライアント装置から受信する複数の機能を含むデ
    バイス検索条件と前記データベース上の属性情報とを比
    較判定して選択すべき有効なデバイス装置を検索する検
    索工程と、 前記検索工程により検索されたデバイス装置の各機能と
    前記デバイス検索条件と各機能に対応する制限属性とか
    ら適合度合いを示す自信度を個々に算出する算出工程
    と、 保持されるデバイス装置を選択するための機能優先順位
    に基づき、前記算出工程により算出された自信度を評価
    して検索されたデバイス装置の選択順位を決定する決定
    工程と、 前記決定工程により決定された優先順位に配列されたデ
    バイス装置候補一覧を検索結果として要求元のクライア
    ント装置に対して返信する返信工程と、を有することを
    特徴とするデバイス検索方法。
13. 【請求項１３】 前記制限属性は、デバイス装置にあら
    かじめ設定されている仕様の処理能力値に準拠すること
    を特徴とする請求項１１または１２記載のデバイス検索
    方法。
14. 【請求項１４】 前記デバイス装置は、機能処理能力が
    それぞれ異なるプリンタ装置，プリント機能を備える複
    合画像処理装置を含むことを特徴とする請求項１１また
    は１２記載のデバイス検索方法。
15. 【請求項１５】 前記デバイス装置は、オプション機能
    処理能力がそれぞれ異なるプリンタ装置，プリント機能
    を備える複合画像処理装置を含むことを特徴とする請求
    項１１または１２記載のデバイス検索方法。
16. 【請求項１６】 所定の通信媒体を介して所定の機能処
    理を実行するデバイス装置を管理するサーバ装置と通信
    可能なクライアント装置におけるデバイス検索方法であ
    って、 複数の機能を含む所望の機能処理を実行させる前記デバ
    イス装置を選択するための検索条件をサーバ装置に発行
    する発行工程と、 前記発行工程により発行された検索条件に基づき、前記
    サーバ装置により返信されるデバイス検索結果情報を取
    得して表示装置に表示するデバイス情報出力工程と、を
    有することを特徴とするデバイス検索方法。
17. 【請求項１７】 前記デバイス情報出力工程は、前記サ
    ーバ装置により算定された総合自信度の最も高いデバイ
    ス装置を検索結果として出力することを特徴とする請求
    項１６記載のデバイス検索方法。
18. 【請求項１８】 前記デバイス情報出力工程は、前記サ
    ーバ装置により決定された優先順位に配列されたデバイ
    ス装置候補一覧を出力することを特徴とする請求項１６
    記載のデバイス検索方法。
19. 【請求項１９】 前記デバイス装置は、機能処理能力が
    それぞれ異なるプリンタ装置，プリント機能を備える複
    合画像処理装置を含むことを特徴とする請求項１６記載
    のデバイス検索方法。
20. 【請求項２０】 前記デバイス装置は、オプション機能
    処理能力がそれぞれ異なるプリンタ装置，プリント機能
    を備える複合画像処理装置を含むことを特徴とする請求
    項１６記載のデバイス検索方法。
21. 【請求項２１】 所定の通信媒体を介して所定の機能処
    理を実行する複数のデバイス装置とクライアント装置と
    が通信可能なサーバ装置に、 前記各デバイス装置の識別情報および各デバイス装置が
    持つ各種属性を表す属性情報および機能が制限される制
    限属性をデータベースとして記憶管理する情報管理工程
    と、 前記クライアント装置から受信する複数の機能を含むデ
    バイス検索条件と前記データベース上の属性情報とを比
    較判定して選択すべき有効なデバイス装置を検索する検
    索工程と、 前記検索工程により検索されたデバイス装置の各機能と
    前記デバイス検索条件と各機能に対応する制限属性とか
    ら適合度合いを示す自信度を個々に算出する第１の算出
    工程と、 前記第１の算出工程により算出された機能毎の自信度に
    基づき、前記検索条件との適合度合いを示す総合自信度
    を算出する第２の算出工程と、 前記第２の算出工程により算定された総合自信度の最も
    高いデバイス装置を検索結果として要求元のクライアン
    ト装置に対して返信する返信工程とを実行させるための
    プログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記
    憶媒体。
22. 【請求項２２】 所定の通信媒体を介して所定の機能処
    理を実行する複数のデバイス装置とクライアント装置と
    が通信可能なサーバ装置に、 前記各デバイス装置の識別情報および各デバイス装置が
    持つ各種属性を表す属性情報および機能が制限される制
    限属性をデータベースとして記憶管理する情報管理工程
    と、 前記クライアント装置から受信する複数の機能を含むデ
    バイス検索条件と前記データベース上の属性情報とを比
    較判定して選択すべき有効なデバイス装置を検索する検
    索工程と、 前記検索工程により検索されたデバイス装置の各機能と
    前記デバイス検索条件と各機能に対応する制限属性とか
    ら適合度合いを示す自信度を個々に算出する算出工程
    と、 保持されるデバイス装置を選択するための機能優先順位
    に基づき、前記算出工程により算出された自信度を評価
    して検索されたデバイス装置の選択順位を決定する決定
    工程と、 前記決定工程により決定された優先順位に配列されたデ
    バイス装置候補一覧を検索結果として要求元のクライア
    ント装置に対して返信する返信工程とを実行させるため
    のプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な
    記憶媒体。
23. 【請求項２３】 前記制限属性は、デバイス装置にあら
    かじめ設定されている仕様の処理能力値に準拠すること
    を特徴とする請求項２１または２２記載の記憶媒体。
24. 【請求項２４】 前記デバイス装置は、機能処理能力が
    それぞれ異なるプリンタ装置，プリント機能を備える複
    合画像処理装置を含むことを特徴とする請求項２１また
    は２２記載の記憶媒体。
25. 【請求項２５】 前記デバイス装置は、オプション機能
    処理能力がそれぞれ異なるプリンタ装置，プリント機能
    を備える複合画像処理装置を含むことを特徴とする請求
    項２１または２２記載の記憶媒体。
26. 【請求項２６】 所定の通信媒体を介して所定の機能処
    理を実行するデバイス装置を管理するサーバ装置と通信
    可能なクライアント装置に、 複数の機能を含む所望の機能処理を実行させる前記デバ
    イス装置を選択するための検索条件をサーバ装置に発行
    する発行工程と、 前記発行工程により発行された検索条件に基づき、前記
    サーバ装置により返信されるデバイス検索結果情報を取
    得して表示装置に表示するデバイス情報出力工程とを実
    行させるためのプログラムを記録したコンピュータが読
    み取り可能な記憶媒体。
27. 【請求項２７】 前記デバイス情報出力工程は、前記サ
    ーバ装置により算定された総合自信度の最も高いデバイ
    ス装置を検索結果として出力することを特徴とする請求
    項２６記載の記憶媒体。
28. 【請求項２８】 前記デバイス情報出力工程は、前記サ
    ーバ装置により決定された優先順位に配列されたデバイ
    ス装置候補一覧を出力することを特徴とする請求項２６
    記載の記憶媒体。