JP2001337875A

JP2001337875A - 端末装置、ネットワークシステム、デバイス検索方法、及び記憶媒体

Info

Publication number: JP2001337875A
Application number: JP2000158923A
Authority: JP
Inventors: Yuji Takahashi; 裕治高橋
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 2000-05-29
Filing date: 2000-05-29
Publication date: 2001-12-07

Abstract

(57)【要約】【課題】ユーザが容易に所望するデバイスを選択して
使用することが可能なネットワークシステムを提供す
る。【解決手段】クライアント１１１，１１３は、ユーザ
から入力されたデバイスの検索条件に含まれるオブジェ
クトクラス（デバイスの機能種別）に関する条件を検索
条件とするデバイス検索要求を検索サーバ１１２へ発行
し、当該デバイス検索要求に対して検索サーバ１１２か
ら返送されてきた検索結果により示されるデバイスの中
で、ユーザから入力されたデバイスの検索条件と完全に
は一致しないデバイス（当該検索条件に近い条件を有す
るデバイス）が複数あった場合には、上記検索結果に含
まれる当該デバイスの情報及び課金情報をユーザへ通知
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ネットワ
ーク上のデバイスを検索するための端末装置、ネットワ
ークシステム、デバイス検索方法、及びそれを実施する
ための処理ステップをコンピュータが読出可能に格納し
た記憶媒体に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より例えば、ネットワーク上の各種
の資源（プリンタ、サーバ、スキャナ等のデバイス、以
下、「デバイス」と言う）を効率的に発見して利用する
ための方法として、ディレクトリサービスと呼ばれるも
のが提供されている。このディレクトリサービスとは、
言わばネットワークに関する電話帳の機能を有するもの
であり、ネットワーク上に存在する様々なデバイスのア
ドレス（ネットワークアドレス）等の情報を保持するた
めのものである。

【０００３】上記ディレクトリサービスのプロトコルと
しては、例えば、ＬＤＡＰ（Ｌｉｇｈｔｗｅｉｇｈｔ
ＤｉｒｅｃｔｏｒｙＡｃｃｅｓｓＰｒｏｔｏｃｏ
ｌ）がある。ＬＤＡＰの規定については、ＩＥＴＦ（Ｉ
ｎｔｅｒｎｅｔＥｎｇｉｎｅｅｒｉｎｇＴａｓｋ
Ｆｏｒｃｅ）が発行している「ＲＦＣ１７７７」に記載
されている。また、ＬＤＡＰの解説書としては、例え
ば、株式会社プレンティスホールより「ＬＤＡＰイン
ターネットディレクトリアプリケーションプログラ
ミング」が１９９７年１１月１日に発行されている。

【０００４】上述のようなディレクトリサービスを用い
て、例えば、ネットワークに接続されているデバイスを
検索することにより、ネットワーク上で利用可能なデバ
イスのネットワークアドレスの一覧を得ることができ
る。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなディレクトリサービスを用いた従来のシステム
では、例えば、ネットワークに接続されているプリンタ
を検索するにあたって、ステープル機能の有無や、両面
印刷サポートの有無等の各種属性（検索条件）を指定し
た場合、当該検索条件に完全に一致するプリンタのみ検
索されるように構成されていた。このため、もし当該検
索条件に完全に一致するプリンタが存在せず検索されな
かった場合には、ユーザは、再度検索条件の入力を行っ
て検索を行う必要があった。

【０００６】すなわち、ユーザとしては、自分が指定し
た検索条件に完全に一致しなくとも、それに近いデバイ
スを使用してもよい場合がある。しかしながら、従来の
システムの上記構成により、ユーザから指定された検索
条件に完全に一致したデバイスのみを検索結果として当
該ユーザへ提供するように構成されていたので、ユーザ
は、自分が指定した検索条件に完全に一致したデバイス
が検索された場合のみしか、当該デバイスを使用した作
業（プリント作業等）を行うことができなかった。

【０００７】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、ユーザが指定した検索条件に対
して完全一致するデバイスを検索することができるのは
もちろんのこと、当該検索条件に完全一致するデバイス
が存在しない場合にも、当該検索条件に近い検索条件に
一致するデバイスを検索することができ、当該デバイス
が複数存在した場合には、これらのデバイスの課金情報
等をユーザへ提供できる構成とすることで、ユーザが検
索条件を緩和して容易に所望するデバイスを選択して使
用することが可能な、端末装置、ネットワークシステ
ム、デバイス検索方法、及びそれを実施するための処理
ステップをコンピュータが読出可能に格納した記憶媒体
に関するものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第１の発明は、ネットワーク上に存在する複数のデバイ
スから任意のデバイスを検索する検索サーバと通信可能
な端末装置であって、デバイスの検索条件を入力するた
めの検索条件入力手段と、上記検索条件入力手段によ
り入力された検索条件に含まれる、当該デバイスの機能
種別を示すオブジェクトクラスに関する条件を抽出する
オブジェクトクラス条件抽出手段と、上記オブジェクト
クラス条件抽出手段により得られたオブジェクトクラス
条件を検索条件として、上記検索サーバに対してデバイ
ス検索要求を発行するデバイス検索要求発行手段と、上
記デバイス検索要求発行手段でのデバイス検索要求の発
行に対して上記検索サーバから返送されてきた検索結果
により示されるデバイスが、上記検索条件入力手段によ
り入力された検索条件と完全に一致するものであるか否
かを判定する検索条件完全一致判定手段と、上記検索
条件完全一致判定手段にて上記検索条件と完全に一致し
ないと判定されたデバイスが複数あるか否かを判定する
不完全一致複数判定手段と、上記不完全一致複数判定
手段での判定結果に基づいて、上記検索結果により示さ
れるデバイスの情報及び課金情報をユーザへ通知する検
索結果通知手段とを備えることを特徴とする。

【０００９】第２の発明は、上記第１の発明において、
上記検索結果通知手段は、上記不完全一致複数判定手段
での判定結果により、上記検索条件と完全に一致しない
と判定されたデバイスが複数ある場合に、上記課金情報
の通知を行うことを特徴とする。

【００１０】第３の発明は、上記第１の発明において、
上記検索条件完全一致判定手段にて上記検索条件と完全
に一致しないと判定されたデバイスが、上記検索条件入
力手段により入力された検索条件のうちのどの条件が一
致していないかを調査する非合致条件調査手段を備え、
上記検索結果通知手段は、上記非合致条件調査手段での
調査結果をユーザへ通知することを特徴とする。

【００１１】第４の発明は、上記第３の発明において、
上記検索条件完全一致判定手段にて上記検索条件と完全
に一致しないと判定されたデバイスが、上記検索条件入
力手段により入力された検索条件に含まれるＮ個の条件
のうち所定数以上の条件に一致するものであるか否かを
判定する検索条件合致レベル判定手段を備え、上記非合
致条件調査手段は、上記検索条件合致レベル判定手段で
の判定結果に基づいて、上記調査を行うことを特徴とす
る。

【００１２】第５の発明は、上記第４の発明において、
上記所定数の条件は、（Ｎ−１）個の条件を含むことを
特徴とする。

【００１３】第６の発明は、少なくとも、ネットワーク
上に存在する複数のデバイスから任意のデバイスを検索
する検索サーバと、当該検索サーバに対してデバイス検
索要求を発行するクライアントと通信可能に接続されて
なるネットワークシステムであって、上記クライアン
トは、請求項１〜５の何れかに記載の端末装置の機能を
有することを特徴とする。

【００１４】第７の発明は、ネットワーク上に存在する
複数のデバイスから任意のデバイスを検索するため処理
ステップを含むデバイス検索方法であって、上記処理ス
テップは、ユーザから入力されたデバイスの検索条件
を取得する検索条件取得ステップと、上記検索条件取得
ステップにより得られた検索条件の中から、上記デバイ
スの機能種別を示すオブジェクトクラスに関する条件の
みを抽出するオブジェクトクラス条件抽出ステップと、
上記オブジェクトクラス条件抽出ステップにより得られ
たオブジェクトクラス条件を検索条件として、上記ネッ
トワーク上に存在する複数のデバイスから検索されたデ
バイスが、上記検索条件取得ステップにより得られた検
索条件と完全に一致するか否かを判定する検索条件完全
一致判定ステップと、上記検索条件完全一致判定ステッ
プにおいて上記検索条件と完全に一致しないと判定され
たデバイスが複数あるか否かを判定する不完全一致複数
判定ステップと、上記不完全一致複数判定ステップでの
判定結果に基づいて、上記ネットワーク上に存在する複
数のデバイスから検索されたデバイスの情報と共に当該
デバイスの課金情報を、上記ユーザへ通知する検索結果
通知ステップとを含むことを特徴とする。

【００１５】第８の発明は、上記第７の発明において、
上記検索結果通知ステップは、上記検索条件に基づいた
上記課金情報を通知するステップを含むことを特徴とす
る。

【００１６】第９の発明は、上記第７の発明において、
上記検索結果通知ステップは、上記不完全一致複数判定
ステップでの判定結果により、上記検索条件と完全に一
致しないと判定されたデバイスが複数ある場合に、上記
課金情報の通知を行うステップを含むことを特徴とす
る。

【００１７】第１０の発明は、上記第７の発明におい
て、上記処理ステップは、上記検索条件完全一致判定ス
テップにて上記検索条件と完全に一致しないと判定され
たデバイスが、上記検索条件取得ステップにより得られ
た検索条件のうちのどの条件が一致していないかを調査
する非合致条件調査ステップを含み、上記検索結果通知
ステップは、上記非合致条件調査ステップにより調査さ
れた一致しない原因とされた条件の情報をユーザへ通知
するステップを含むことを特徴とする。

【００１８】第１１の発明は、上記第１０の発明におい
て、上記処理ステップは、上記検索条件完全一致判定ス
テップにて上記検索条件と完全に一致しないと判定され
たデバイスが、上記検索条件取得ステップにより得られ
た検索条件に含まれるＮ個の条件のうち所定数以上の条
件に一致するものであるか否かを判定する検索条件合致
レベル判定ステップを含み、上記非合致条件調査ステッ
プは、上記検索条件合致レベル判定ステップでの判定結
果に基づき上記調査を行うステップを含むことを特徴と
する。

【００１９】第１２の発明は、上記第１１の発明におい
て、上記所定数の条件は、（Ｎ−１）個の条件を含むこ
とを特徴とする。

【００２０】第１３の発明は、請求項１〜５の何れかに
記載の端末装置の機能、又は請求項６記載のネットワー
クシステムの機能を実施するための処理プログラムを、
コンピュータが読出可能に格納した記憶媒体であること
を特徴とする。

【００２１】第１４の発明は、請求項７〜１２の何れか
に記載のデバイス検索方法の処理ステップを、コンピュ
ータが読出可能に格納した記憶媒体であることを特徴と
する。

【００２２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。

【００２３】本発明は、例えば、図１に示すようなネッ
トワークシステム１００Ａに適用される。このネットワ
ークシステム１００Ａは、ネットワーク１１０上に存在
する各種デバイス１０１〜１０４の中からユーザが所望
する属性（検索条件）を有するデバイスを容易に検索す
ると共に、その検索結果をユーザにわかりやすい形式で
提供するようになされている。特に、ユーザから指定さ
れた検索条件と完全に一致するデバイスが存在しない場
合には、それに近い条件を有するデバイスを検索し、そ
の検索結果をユーザにわかりやすい形式で提供するよう
になされている。本実施の形態では、“わかりやすい形
式で提供”のための構成を、検索されたデバイスの課金
情報を表示する構成としている。これにより、例えば、
ユーザが、携帯用のコンピュータ（ノート型パーソナル
コンピュータ等）を訪問先のネットワークに接続して、
当該ネットワーク上に存在するプリンタを使用してプリ
ントを行う場合に有効である。以下、本実施の形態での
ネットワークシステム１００Ａについて具体的に説明す
る。

【００２４】＜ネットワークシステム１００Ａの全体構
成＞ネットワークシステム１００Ａは、上記図１に示す
ように、カラープリンタ１０１、コピー機能及びプリン
タ機能等を備えたＭＦＰ（ＭｕｌｔｉＦｕｎｃｔｉｏ
ｎＰｅｒｉｐｈｅｒａｌ）１０２、モノクロプリンタ
１０３，１０４、スキャナ１０５、デスクトップ型のパ
ーソナルコンピュータ（以下、「デスクトップＰＣ」と
言う）１１１、ノート型のパーソナルコンピュータ（以
下、「デスクトップＰＣ」と言う）１１３、及びパーソ
ナルコンピュータ（以下、「ＰＣ」と言う）１１２が、
ＬＡＮ等のネットワーク１１０を介して互いに通信可能
なように接続された構成としている。また、ネットワー
ク１１０は、ファイアウォール１２０を介してインター
ネット１３０と接続可能であり、さらにインターネット
１３０を介して他のネットワークシステム１００Ｂとも
接続可能なようになされている。

【００２５】デスクトップＰＣ１１１及びノートＰＣ１
１３はそれぞれ、本実施の形態におけるネットワーク上
のデバイスを検索するためのクライアント（デバイス検
索クライアント）側の処理プログラム（デバイス検索ク
ライアントソフトウェア）が実行可能なＰＣであり、詳
細は後述するが、当該デバイスの検索を行うサーバ（デ
バイス検索サーバ）としてのＰＣ１１２に対して、ユー
ザが所望する条件を満たすデバイスに関する情報の問い
合わせ発行するすると共に、その検索結果を表示部へ表
示する。

【００２６】ＰＣ１１２は、デスクトップＰＣ１１１或
いはノートＰＣ１１３からの問い合わせに応じて、目的
とするデバイスを検索し当該検索結果を返送する処理プ
ログラム（デバイス検索サーバソフトウェア）が実行可
能なＰＣであり、詳細は後述するが、ネットワーク１１
０上に存在するカラープリンタ１０１、ＭＦＰ１０２、
モノクロプリンタ１０３，１０４、及びスキャナ１０５
に関する情報を保持している。

【００２７】上述のようなネットワーク１１０は、例え
ば、会社内に設けられており、カラープリンタ１０１、
ＭＦＰ１０２、モノクロプリンタ１０３、デスクトップ
ＰＣ１１１、ＰＣ１１２、及びファイアウォール１２０
は、２階のフロアに設置されており、モノクロプリンタ
１０４、スキャナ１０５、及びノートＰＣ１１３は、１
階のフロアに設置されている。但し、ノートＰＣ１１３
については、上記図１では１階のフロアに設置されてい
るが、取り外されて２階のフロア等へ設置される場合も
ある。

【００２８】尚、以下の説明では、デスクトップＰＣ１
１１及びノートＰＣ１１３をそれぞれ「デバイス検索ク
ライアント」、ＰＣ１１２を「デバイス検索サーバ」、
カラープリンタ１０１、ＭＦＰ１０２、モノクロプリン
タ１０３，１０４、及びスキャナ１０５をそれぞれ「ネ
ットワークデバイス」とも言う。

【００２９】＜デバイス検索クライアント１１１，１１
３、及びデバイス検索サーバ１１２の内部構成＞デバイ
ス検索クライアント１１１，１１３、及びデバイス検索
サーバ１１２はそれぞれ同様の構成としており、デバイ
ス検索クライアントソフトウェア、或いはデバイス検索
サーバソフトウェア（以下、これらをまとめて「デバイ
ス検索ソフトウェア」と言う）が稼動するＰＣからな
る。

【００３０】具体的には、図２に示すように、上記ＰＣ
２００は、ＣＰＵ２０１と、ＲＯＭ２０２と、ＲＡＭ２
０３と、キーボード（ＫＢ）２０９のキーボードコント
ローラ（ＫＢＣ）２０５、表示部としてのＣＲＴディス
プレイ（ＣＲＴ）２１０のＣＲＴコントローラ（ＣＲＴ
Ｃ）２０６と、ハードディスク（ＨＤ）２１１及びフロ
ッピー（登録商標）ディスク（ＦＤ）２１２のディスク
コントローラ（ＤＫＣ）２０７と、ネットワークインタ
ーフェースカード（ＮＩＣ）２０８とが、システムバス
２０４を介して互いに通信可能に接続された構成として
いる。そして、システムバス２０４が、上記図１に示し
たネットワーク１１０と接続されている。

【００３１】ＣＰＵ２０１は、ＲＯＭ２０２或いはＨＤ
２１１に記憶されたデバイス検索ソフトウェア、或いは
ＦＤ２１２より供給されるデバイス検索ソフトウェアを
実行することで、システムバス２０４に接続された各構
成部を総括的に制御する。ＲＡＭ２０３は、ＣＰＵ２０
１の主メモリ或いはワークエリア等として機能する。

【００３２】ＫＢＣ２０５は、ＫＢ２０９や図示してい
ないポインティングデバイス等からの指示入力を制御す
る。ＣＲＴＣ２０６は、ＣＲＴ２１０の表示を制御す
る。ＤＫＣ２０７は、ブートプログラム、種々のアプリ
ケーション、編集ファイル、ユーザファイル、ネットワ
ーク管理プログラム、及びデバイス検索ソフトウェア等
を記憶するＨＤ２１１及びＦＤ２１２とのアクセスを制
御する。

【００３３】ＮＩＣ２０８は、ネットワーク１１０を介
して、上記図１に示したネットワークデバイス１０１〜
１０５、他のネットワークデバイス、他のＰＣ等と、双
方向にデータをやりとりする。

【００３４】＜デバイス検索サーバ１１２の特徴とする
構成及び動作＞デバイス検索サーバ１１２は、上述した
ように、ネットワーク１１０上に存在するネットワーク
デバイス１０１〜１０５に関する情報（以下、「ディレ
クトリ登録情報」と言う）を保持している。

【００３５】図３は、上記ディレクトリ登録情報３００
を行列の表形式で示したものであり、このディレクトリ
登録情報３００は、デバイス検索サーバ１１２のデータ
ベース１１２ａ（上記図１参照）へ格納されている。
尚、ここではデータベース１１２ａとして、上記図２に
示したＨＤ２１１を使用する。

【００３６】ディレクトリ登録情報３００において、各
行の情報が、ネットワークデバイス１０１〜１０５に関
する情報にそれぞれ対応している。そして、各行の情報
は、デバイスの名称３０１、ネットワークアドレス３０
２、デバイスの機能種別を示すオブジェクトクラス（Ｏ
ｂｊｅｃｔＣｌａｓｓ）３０３、デバイスタイプ３０
４、カラー印刷をサポートしているか否かを示すカラー
サポート情報３０５、両面印刷をサポートしているか否
かを示す両面サポート情報３０６、及びステープルをサ
ポートしているか否かを示すステープルサポート情報３
０７を含んでいる。

【００３７】ここで、オブジェクトクラス３０３とは、
デバイスの機能種別を示すものである。このオブジェク
トクラス３０３には、例えば、あるデバイスが印刷機能
（プリンタ機能）を持っていれば、例えそのデバイスが
ＭＦＰであったとしても、プリンタのデバイスとして登
録することも可能である。

【００３８】一方、デバイスタイプ３０４とは、デバイ
スの全体的な機能を示すものである。このデバイスタイ
プ３０４には、例えば、単体のプリンタと、ＭＦＰとは
区別されるて登録される。

【００３９】カラーサポート情報３０５、両面サポート
情報３０６、及びステープルサポート情報３０７には、
サポートしている場合には“１”が設定され、サポート
していない場合には“０”が設定される。また、サポー
トしているか否かの属性に関する情報がない場合には、
“ＮＡ”が設定される。

【００４０】したがって、上記図３のディレクトリ登録
情報３００において、例えば、１行目に登録されている
デバイスは、“カラー君”という名称のデバイスであ
り、ネットワークアドレス“１９２，１６８．１６，１
３１”に存在し、プリント機能を持っており、形態とし
ては単体のプリンタであり、属性としてカラー印刷及び
ステープルをサポートしているが、両面印刷の機能はサ
ポートしていないことになる。

【００４１】また、デバイス検索サーバ１１２は、上記
図３のディレクトリ登録情報３００と共に、ネットワー
ク１１０上に存在するネットワークデバイス１０１〜１
０５に関する課金情報（以下、「ディレクトリ課金登録
情報」と言う）を保持している。

【００４２】図４は、上記ディレクトリ課金登録情報３
１０を行列の表形式で示したものであり、このディレク
トリ課金登録情報３１０は、デバイス検索サーバ１１２
のデータベース１１２ａ（上記図１参照）へ格納されて
いる。尚、ここではデータベース１１２ａとして、上記
図２に示したＨＤ２１１を使用する。

【００４３】ディレクトリ課金登録情報３１０におい
て、各行の情報が、ネットワークデバイス１０１〜１０
５に関する課金情報にそれぞれ対応している。そして、
各行の情報は、デバイスの名称３１１（上記図３のデバ
イスの名称３０１に対応）、モノクロ片面時の課金デー
タ３１２、モノクロ両面時の課金データ３１３、カラー
片面時の課金データ３１４）、カラー両面時の課金デー
タ３１５、ステープル使用時の課金データ３１６、課金
データの単位３１７、及び用紙サイズ３１８を含んでい
る。

【００４４】課金データ３１２〜３１６において、
“０”が設定されている場合には課金の対象にならない
ことを示し（サポートなし）、“０”以外の情報が課金
情報を示す。また、課金に関する情報がない場合には、
“ＮＡ”が設定される。

【００４５】したがって、上記図４のディレクトリ課金
登録情報３１０において、例えば、１行目に登録されて
いるデバイスは、“カラー君”という名称のデバイスで
あり、当該デバイスを、Ａ４サイズの用紙にモノクロ片
面で使用した場合には￥３０が課金され、Ａ４サイズの
用紙にカラー片面で使用した場合には￥５０が課金さ
れ、ステープルを使用すると￥１０が課金されることに
なる。また、当該デバイス（“カラー君”）は、上記図
３のディレクトリ登録情報３００に示されるように、両
面機能をサポートしていないため（両面サポート情報３
０６参照）、上記図４のディレクトリ課金登録情報３１
０ではモノクロ両面使用時及びカラー両面使用時の課金
データが登録されているが（課金データ３１３及び３１
５参照）、これらの課金データが有効でないことにな
る。したがって、これらの課金データ３１３及び３１５
は、当該デバイスが両面機能をサポートしたときに有効
となる。

【００４６】尚、本実施の形態では、上記図３のディレ
クトリ登録情報３００及び上記図４のディレクトリ課金
登録情報３１０において、１行目〜５行目の各行の情報
により示されるデバイスを、それぞれネットワークデバ
イス１０１〜１０５に相当するものとする。また、上記
図３のディレクトリ登録情報３００に示した情報は、あ
くまでも一例であって、ネットワーク検索サーバ１１２
で保持する情報としては、例えば、設置場所等の附加情
報をも含めてもよいことは言うまでもない。また、上記
図４のディレクトリ課金登録情報３１０についても同様
に、当該情報３１０は、あくまでも一例であって、ネッ
トワーク検索サーバ１１２で保持する情報としては、例
えば、Ａ４サイズ以外の他の様々な用紙サイズの課金デ
ータをも含めてもよいことは言うまでもない。

【００４７】図５は、デバイス検索サーバ１１２の動作
を示したフローチャートである。上記図５のフローチャ
ートに従った一連の処理の判断及び実行は、ハードウェ
ア的には、デバイス検索サーバ１１２内部のＣＰＵ２０
１が、上記図５のフローチャートに従った処理プログラ
ムを実行することで実現される。

【００４８】ステップＳ４０１：デバイス検索サーバ１
１２が起動状態となると、ＣＰＵ２０１は、デバイス検
索クライアント１１１，１１３からのデバイス検索要求
を受け付けるためのＮＩＣ２０８における受信ポートを
オープンする。このような処理により、デバイス検索サ
ーバ１１２が、デバイス検索クライアント１１１，１１
３からのデバイス検索要求等を受信した場合には、デバ
イス検索サーバ１１２のオペレーティングシステム（Ｏ
Ｓ）が受信イベントを発行し、デバイス検索要求の受信
がＣＰＵ２０１へ通知される。

【００４９】ステップＳ４０２：ＣＰＵ２０１は、オペ
レーティングシステムから何らかのイベントが通知され
るまで待機状態となる。そして、ＣＰＵ２０１は、何ら
かのイベントが通知されたら、そのイベントを取得し
て、次のステップＳ４０３へと進む。

【００５０】ステップＳ４０３：ＣＰＵ２０１は、ステ
ップＳ４０２にて取得したイベントが、システムシャッ
トダウンイベント（終了コマンド）であるか否かを判別
する。

【００５１】ステップＳ４０８：ステップＳ４０３の判
別の結果、シャットダウンイベントであった場合、ＣＰ
Ｕ２０１は、ＮＩＣ２０８における受信ポートをクロー
ズした後、本処理を終了する。

【００５２】ステップＳ４０４：ステップＳ４０３の判
別の結果、シャットダウンイベントでない場合、ＣＰＵ
２０１は、ステップＳ４０２にて取得したイベントが、
デバイス検索クライアント１１１或いは１１３からの問
合イベント（デバイス検索要求）であるか否かを判別す
る。

【００５３】ステップＳ４０５：ステップＳ４０４の判
別の結果、問合イベントである場合、ＣＰＵ２０１は、
詳細は後述するが、データベース１１２ａへ格納されて
いる上記図３に示したディレクトリ登録情報３００を参
照することで、当該問合イベントにより示される条件に
一致するデバイスを検索する（データベース検索処
理）。

【００５４】ステップＳ４０６：ステップＳ４０５の処
理後、ＣＰＵ２０１は、ステップＳ４０５での検索結果
を、問合イベントの送信先のデバイス検索クライアント
１１１或いは１１３に対して返信する。その後、ＣＰＵ
２０１は、再度ステップＳ４０２からの処理を繰り返し
実行する。

【００５５】ステップＳ４０７：ステップＳ４０４の判
別の結果、問合イベントでない場合、ＣＰＵ２０１は、
シャットダウンイベント及び問合イベントでない、ステ
ップＳ４０２にて取得したイベントに対応する処理を実
行する。例えば、ＣＰＵ２０１は、ＣＲＴＣ２０６を介
して、ＣＲＴ２１０での画面の更新等のための処理を実
行する。その後、ＣＰＵ２０１は、再度ステップＳ４０
２からの処理を繰り返し実行する。

【００５６】図６は、上述したステップＳ４０５にて実
行されるデータベース検索処理を具体的に示したフロー
チャートである。ここでのデータベース検索処理の全体
について簡単に概略を説明すると、本実施の形態では、
デバイス検索クライアント１１１或いは１１３が、複数
の検索条件を指定してきた場合、それらの検索条件を一
つずつ処理していく構成を採用している。これが、ステ
ップＳ５０１での判別処理による外側のループである。
また、ステップＳ５０４の判別処理による内側のループ
は、複数の検索条件のうちの対象検索条件について、デ
ータベース１１１ａに格納されているディレクトリ登録
情報３００（上記図３参照）の全ての登録情報を走査す
るための処理構成である。以下、上記図６に示される本
実施の形態でのデータベース検索処理について、各ステ
ップ処理毎に詳細に説明する。

【００５７】ステップＳ５０１：ＣＰＵ２０１は、デバ
イス検索クライアント１１１或いは１１３からの問合受
信イベントにより示される全ての検索条件に対して本処
理をし終えたか否かを判別する。

【００５８】ステップＳ５０２：ステップＳ５０１の判
別の結果、全ての検索条件に対して処理終了した場合、
ＣＰＵ２０１は、本処理での検索結果を持って、上記図
５に示した処理（メイン処理）へリターンする。

【００５９】ステップＳ５０３：ステップＳ５０１の判
別の結果、全ての検索条件に対して未だ処理終了しいな
い場合、ＣＰＵ２０１は、デバイス検索クライアント１
１１或いは１１３から受信した問合イベントに含まれる
検索条件のうち一つの検索条件（対象検索条件）を取得
する。

【００６０】ステップＳ５０４：ＣＰＵ２０１は、ステ
ップＳ５０３にて取得した対象検索条件で、上記図３の
ディレクトリ登録情報３００に登録されている各デバイ
スの情報の全てを走査し終えたか否かを判別する。この
判別の結果、走査し終えた場合、ＣＰＵ２０１は、次の
検索条件に対する処理を実行するために、ステップＳ５
０１へ戻り、それ以降の処理ステップを繰り返し実行す
る。

【００６１】ステップＳ５０５：ステップＳ５０４の判
別の結果、未だ走査し終えていない場合、ＣＰＵ２０１
は、上記図３のディレクトリ登録情報３００に登録され
ている各デバイスの情報から、１つのデバイスの情報
（対象デバイス情報）を取得する。

【００６２】ステップＳ５０６：ＣＰＵ２０１は、ステ
ップＳ５０５にて取得した対象デバイス情報が、対象検
索条件に合致しているか否かを判別する。この判別の結
果、合致していなかった場合、ＣＰＵ２０１は、次の検
索条件に対する処理を実行するために、ステップＳ５０
１へ戻り、それ以降の処理ステップを繰り返し実行す
る。

【００６３】ステップＳ５０７：ステップＳ５０６の判
別の結果、対象デバイス情報が対象検索条件に合致して
いた場合、ＣＰＵ２０１は、対象デバイス情報（上記図
３参照）から、デバイス名称３０１、ネットワークアド
レス３０２、デバイスタイプ３０４、カラーサポート情
報３０５、両面サポート情報３０６、及びステープルサ
ポート情報３０７（以下、これらの情報をまとめて「検
索デバイス情報」とも言う）を取得する。

【００６４】ステップＳ５０８：ＣＰＵ２０１は、上記
図４のディレクトリ課金登録情報３０１から、対象デバ
イスに対応する課金データを取得する。

【００６５】ステップＳ５０９：ＣＰＵ２０１は、ステ
ップＳ５０７にて取得した検索デバイス情報と、ステッ
プＳ５０８にて取得した課金データとを、検索結果情報
へ追加する。その後、ＣＰＵ２０１は、次のデバイス情
報に対する処理を実行するために、ステップＳ５０４へ
戻り、それ以降の処理ステップを繰り返し実行する。

【００６６】図７は、上述のようなデータベース検索処
理の結果（検索結果情報）の一例を示したものである。
上記図７に示すように、検索結果情報は、デバイス検索
クライアント１１１或いは１１３からの問合イベント
（デバイス検索要求）により示される検索条件に合致し
た全てのデバイスのそれぞれについての（ここでは、４
台のデバイス）、デバイス名称６０１、ネットワークア
ドレス６０２、デバイスタイプ６０３、カラーサポート
情報６０４、両面サポート情報６０５、ステープルサポ
ート情報６０６、及び課金データ６０７を含んでいる。

【００６７】上記図７では、例えば、デバイス検索クラ
イアント１１１或いは１１３からの問合受信イベントに
より示される検索条件が、“オブジェクトクラス（Ｏｂ
ｊｅｃｔＣｌａｓｓ）がプリンタ（ｐｒｉｎｔｅｒ）
であるデバイス”という条件であり、その検索条件に基
づいて、上記図６に示したデータベース検索処理の実行
により、上記図３のディレクトリ登録情報３００から該
当するデバイスを検索し、さらに上記図４のディレクト
リ課金登録情報３１０から該当する課金データを取得し
た場合の検索結果情報を示している。

【００６８】＜デバイス検索クライアント１１１，１１
３の特徴とする構成及び動作＞ここでは、デバイス検索
クライアント１１１及び１１３の特徴とする構成及び動
作について説明するが、デバイス検索クライアント１１
１とデバイス検索クライアント１１３はそれぞれ同様の
構成及び動作としているため、デバイス検索クライアン
ト１１１に着目して、以下の説明を行う。

【００６９】図８は、デバイス検索クライアント１１１
において、ネットワーク１１０上のデバイスを検索する
ために用いる画面（検索ウィンドウ画面）７００の一例
を示したものである。この検索ウィンドウ画面７００
は、ＣＰＵ２０１から制御されるＣＲＴＣ２０６によっ
てＣＲＴ２１０へ表示出力される。

【００７０】上記図８の検索ウィンドウ画面７００にお
いて、“７０１”は、検索するデバイスのオブジェクト
クラスを指定するためのコンボボックスである。ユーザ
は、コンボボックス７０１内の“▲”部分をＫＢ２０９
やポインティングデバイス（図示せず）等により操作す
ることで、検索するデバイスのオブジェクトクラスを、
「プリンタ」や「スキャナ」等に選択変更することがで
きる。

【００７１】“７０３”は、コンボボックス７０１で指
定されたオブジェクトクラスの属性条件を指定するため
の領域（属性条件指定領域）である。属性条件指定領域
７０３に示される各種属性条件は、コンボボックス７０
１でのオブジェクトクラスの変更に応じて変化する。上
記図８では、コンボボックス７０１にて、オブジェクト
クラスとして「プリンタ」が選択されているので、「プ
リンタ」に関する属性が３つのチェックボックス７０３
ａ〜７０３ｃで示されている。すなわち、カラー印刷が
可能であるプリンタを指定するためのチェックボックス
７０３ａ、両面印刷が可能であるプリンタを指定するた
めのチェックボックス７０３ｂ、及びステープルが可能
であるプリンタを指定するためのチェックボックス７０
３ｃが示されている。

【００７２】ユーザは、チェックボックス７０３ａ〜７
０３ｃを、ＫＢ２０９やポインティングデバイス（図示
せず）等によりチェック（“レ点”）することで、所望
する属性条件を指定できる。上記図８では、全てのチェ
ックボックス７０３ａ〜７０３ｃがチェックされている
ので、カラー印刷可能、且つ両面印刷可能、且つステー
プル可能なプリンタを検索することになる。

【００７３】“７０２”は、検索スタートボタンであ
る。ユーザは、検索スタートボタン７０２をＫＢ２０９
やポインティングデバイス（図示せず）等により押下す
ることで、コンボボックス７０１及びチェックボックス
７０３ａ〜７０３ｃで指定した検索条件に合致するデバ
イスの検索を実行開始することができる。すなわち、ユ
ーザからの検索スタートボタン７０２の押下により、コ
ンボボックス７０１及びチェックボックス７０３ａ〜７
０３ｃで示される検索条件に合致するデバイスがあるか
否かの問い合わせが行われる。

【００７４】“７０４”は、検索スタートボタン７０２
の押下により実行されたデバイス検索の結果が表示され
る領域（検索結果表示領域）である。検索結果表示領域
７０４には、デバイスの名称７０４ａ、ネットワークア
ドレス７０４ｂ、及び検索条件に関係する事項７０４ｃ
が表示される。尚、詳細は後述するが、コンボボックス
７０１及びチェックボックス７０３ａ〜７０３ｃで示さ
れる検索条件に合致（完全一致）するデバイスが複数あ
る場合、検索条件に関係する事項７０４ｃには、それら
のデバイスの課金データをも表示される。

【００７５】“７０５”は、検索結果表示領域７０４に
表示されたデバイスが、コンボボックス７０１及びチェ
ックボックス７０３ａ〜７０３ｃで指定された検索条件
に、完全に一致したか否かの結果を表示する領域（一致
結果表示領域）であり、「完全一致」或いは「不完全一
致」の何れかが表示される。

【００７６】図９は、上記図８の検索ウィンドウ画面７
００にて指定された検索条件８０１、及びデバイス検索
サーバ１１２にて受信されるデバイス検索要求（問合条
件）８０２を、ＩＥＴＦが発行するＲＦＣ１９６０の記
法に従って記述したものを示したものである。

【００７７】上記図９の検索条件８０１では、オブジェ
クトクラスが「プリンタ」（ｏｂｊｅｃｔｃｌａｓｓ＝
ｐｒｉｎｔｅｒ）であり、その属性が、カラー印刷可能
（ｃｏｌｏｒ＝１）、両面印刷可能（ｄｏｕｂｌｅＳｉ
ｄｅｄ＝１）、及びステープル可能（ｓｔａｐｌｅ＝
１）であるデバイスが指定されている。

【００７８】デバイス検索要求（問合条件）８０２は、
デバイス検索サーバ１１２ヘの問合条件を示している。
すなわち、本実施の形態では、詳細は後述するが、デバ
イス検索クライアント１１１がデバイス検索サーバ１１
２へ問い合わせる条件として、検索条件の中からオブジ
ェクトクラスに関するものだけを抜き出して問い合わせ
るため、デバイス検索要求（問合条件）８０２では、オ
ブジェクトクラスがプリンタである（ｏｂｊｅｃｔｃｌ
ａｓｓ＝ｐｒｉｎｔｅｒ）という条件だけが示されてい
る。

【００７９】尚、上記図９に示した検索条件８０１は、
上記図７に示した検索ウィンドウ画面７００をユーザが
操作して検索条件を変更する度に、ＣＰＵ２０１によっ
て更新され、ＲＡＭ２０３上に一時的に記憶される。

【００８０】図１０は、デバイス検索クライアント１１
１の動作を示したフローチャートである。上記図１０の
フローチャートに従った一連の処理の判断及び実行は、
ハードウェア的には、デバイス検索クライアント１１１
内部のＣＰＵ２０１が、上記図１０のフローチャートに
従った処理プログラムを実行することで実現される。
尚、当該処理プログラムは、デバイス検索サーバ１１２
上で実行させることも可能である。

【００８１】まず、デバイス検索クライアント１１１の
動作の概要について説明する。デバイス検索クライアン
ト１１１で実行される当該処理プログラムは、イベント
駆動型のプログラムであり、イベントが生じたらそのイ
ベントについての処理を実行するようになされている。
そして、終了イベントが発生するまで、順次発生するイ
ベントを取得し、それに該当する処理を実行する、とい
うループ処理から構成される。ここでの処理すべき主な
イベントとしては、システム終了イベント、デバイス検
索要求イベント、デバイス検索結果受信イベントとして
いる。以下、デバイス検索クライアント１１１で実行さ
れる当該処理プログラムの各ステップ処理について具体
的に説明する。

【００８２】ステップＳ９０１：デバイス検索クライア
ント１１１が起動状態となると、ＣＰＵ２０１は、ユー
ザからの操作等によるイベントの発生を待つ。そして、
ＣＰＵ２０１は、何らかのイベントが発生したら、その
イベントを取得して、次のステップＳ９０２へと進む。

【００８３】ステップＳ９０２：ＣＰＵ２０１は、ステ
ップＳ９０１にて取得したイベントが、ユーザがＫＢ２
０９或いはポインティングデバイス（図示せず）等を用
いて発行した終了コマンドのイベント（システム終了イ
ベント）であるか否かを判別する。この判別の結果、シ
ステム終了イベントである場合、ＣＰＵ２０１は、本処
理を終了する。

【００８４】ステップＳ９０３：ステップＳ９０２の判
別の結果、システム終了イベントでない場合、ＣＰＵ２
０１は、ステップＳ９０１にて取得したイベントが、ユ
ーザが上記図８の検索ウィンドウ画面７００を操作する
ことで発行したデバイス検索コマンドのイベント（デバ
イス検索要求イベント）であるか否かを判別する。

【００８５】ステップＳ９０４：ステップＳ９０３の判
別の結果、デバイス検索要求イベントである場合、ＣＰ
Ｕ２０１は、詳細は後述するが、当該デバイス検索要求
イベントに基づいて、デバイス検索サーバ１１２へデバ
イス検索要求を発行する（検索要求送信処理）。このデ
バイス検索要求が、デバイス検索サーバ１１２にて受信
されることになる。その後、ＣＰＵ２０１は、再度ステ
ップＳ９０１からの処理を繰り返し実行する。

【００８６】ステップＳ９０５：ステップＳ９０３の判
別の結果、デバイス検索要求イベントでない場合、ＣＰ
Ｕ２０１は、ステップＳ９０１にて取得したイベント
が、ステップＳ９０４にてデバイス検索サーバ１１２へ
発行したデバイス検索要求に対する検索結果の返信の受
信によるイベント（デバイス検索結果受信イベント）で
あるか否かを判別する。

【００８７】ステップＳ９０６：ステップＳ９０５の判
別の結果、デバイス検索結果受信イベントである場合、
ＣＰＵ２０１は、詳細は後述するが、当該デバイス検索
結果受信イベントにより示される検索結果を、ＣＲＴＣ
２０６を介して、ＣＲＴ２１０上の検索ウィンドウ画面
７００（上記図８参照）へ表示する。その後、ＣＰＵ２
０１は、再度ステップＳ９０１からの処理を繰り返し実
行する。

【００８８】ステップＳ９０７：ステップＳ９０５の判
別の結果、デバイス検索結果受信イベントでない場合、
ＣＰＵ２０１は、デバイス検索要求イベント及びデバイ
ス検索結果受信イベントでない、ステップＳ９０１にて
取得したイベントに対応する処理を実行する。例えば、
ＣＰＵ２０１は、当該処理プログラムの起動時や、ユー
ザが表示画面上にてウィンドウを移動させた場合等に、
表示画面を再描画するための処理等を実行する。その
後、ＣＰＵ２０１は、再度ステップＳ９０１からの処理
を繰り返し実行する。

【００８９】図１１は、上述したステップＳ９０４にて
実行される検索要求送信処理（問い合わせ処理）を具体
的に示したフローチャートである。

【００９０】ステップＳ１００１：まず、上述したよう
に、ユーザが、上記図７に示した検索ウィンドウ画面７
００を操作することで指定された検索条件は、上記図９
に示した検索条件８０１としてＲＡＭ２０３上に一時的
に記憶されている。そこで、ＣＰＵ２０１は、ＲＡＭ２
０３にアクセスして検索条件８０１を取得する。

【００９１】ステップＳ１００２：ＣＰＵ２０１は、ス
テップＳ１００１にて取得した検索条件８０１の中か
ら、オブジェクトクトクラスに関する条件のみを取得し
て、上記図９に示したようなデバイス検索要求８０２の
パケットを生成し、当該パケットをデバイス検索サーバ
１１２へ送信する。

【００９２】尚、ステップＳ１００２の処理において、
デバイス検索要求８０２をデバイス検索サーバ１１２へ
送信する際には、デバイス検索サーバ１１２のアドレス
（ネットワークアドレス）が必要となるが、当該アドレ
スの取得方法としては任意の方法が適用可能である。そ
の一例を以下に挙げる。

【００９３】例１：ユーザは、予めデバイス検索サーバ
１１２のアドレス値を、ＫＢ２０９を用いて入力する。
ＣＰＵ２０１は、当該アドレス値をＨＤ２１１に記憶し
ておき、ステップＳ１００２の処理では、ＨＤ２１１か
ら当該アドレス値を読み出し、デバイス検索要求８０２
のデバイス検索サーバ１１２への送信に用いる。

【００９４】例２：ＣＰＵ２０１は、ステップＳ１００
２の処理において、プログラミング言語「Ｌｉｎｄａ」
におけるダブルスペース等の手法により、ネットワーク
１１０からデバイス検索サーバ１１２のアドレスを取得
する。「Ｌｉｎｄａ」については、各種の論文や解説書
に記載されているが、例えば、「Ｄ．Ｇｅｌｅｍｔｅｒ
著：”ＧｅｎｅｒａｔｉｖｅＣｏｍｍｕｎｉｃａｔｉ
ｏｎｉｎＬｉｎｄａ”、ＡＣＭＴｒａｎｓａｃｔｉｏ
ｎｓｏｎＰｒｏｇｒａｍｍｉｎｇＬａｎｇｕａｇｅ
ｓａｎｄＳｙｓｔｅｍｓ，ｖｏｌｕｍｅ７，ｎｕｍｂ
ｅｒ１，ｐｐ８０−１１２，１９８５年」の論文に記載
されている。

【００９５】図１２は、上述したステップＳ９０６にて
実行される検索結果表示処理を具体的に示したフローチ
ャートである。

【００９６】ステップＳ１１０１：ＣＰＵ２０１は、デ
バイス検索サーバ１１２から受信したデバイス検索結果
（上記図７参照）と、ＲＡＭ２０３へ一時的に記憶して
おいた検索条件（上記図９の検索条件８０１参照）とを
比較することで、検索条件８０１に完全に一致したデバ
イスが検索されたか否かを判別する。

【００９７】ステップＳ１１０２：ステップＳ１１０１
の判別の結果、検索条件８０１に完全に一致したデバイ
スが１つでも検索された場合、ＣＰＵ２０１は、ＣＲＴ
Ｃ２０６を介して、ＣＲＴ２１０上の検索ウィンドウ画
面７００（上記図８参照）の一致結果表示領域７０５へ
「完全一致」を表示する。

【００９８】ステップＳ１１０３：ＣＰＵ２０１は、検
索条件８０１に完全に一致したデバイスが検索されたこ
とを記憶しておくために、これを示す一時変数（内部フ
ラグ）“ｆＥｘｉｓｔ”へ“ＴＲＵＥ”を設定する。そ
の後、ＣＰＵ２０１は、後述するステップＳ１１０６へ
進む。

【００９９】ステップＳ１１０４：ステップＳ１１０１
の判別の結果、検索条件８０１に完全に一致したデバイ
スが１つも検索されなかった場合、ＣＰＵ２０１は、Ｃ
ＲＴＣ２０６を介して、ＣＲＴ２１０上の検索ウィンド
ウ画面７００（上記図８参照）の一致結果表示領域７０
５へ「不完全一致」を表示する。

【０１００】ステップＳ１１０５：ＣＰＵ２０１は、検
索条件８０１に完全に一致したデバイス（不完全一致の
デバイス）が１つも検索されなかったことを記憶してお
くために、これを示す一時変数（内部フラグ）“ｆＥｘ
ｉｓｔ”へ“ＦＡＬＳＥ”を設定する。

【０１０１】ステップＳ１１１４：ＣＰＵ２０１は、検
索条件８０１に対して不完全一致のデバイスが複数ある
か否かを判別する。この判別の結果、不完全一致のデバ
イスが複数ない場合、ＣＰＵ２０１は、次のステップＳ
１１１５の処理は実行せずに、そのまま後述するステッ
プＳ１１０６へ進む。

【０１０２】ステップＳ１１１５：ステップＳ１１１４
の判別の結果、検索条件８０１に対して不完全一致のデ
バイスが複数ある場合、ＣＰＵ２０１は、検索条件８０
１に対して不完全一致のデバイスが複数あることを記憶
しておくために、これを示す一時変数（内部フラグ）
“ｐｌｕｒａｌ”へ“ＴＲＵＥ”を設定する。その後、
ＣＰＵ２０１は、次のステップＳ１１０６へ進む。

【０１０３】ステップＳ１１０６：本ステップＳ１１０
６からのループ処理は、デバイス検索サーバ１１２から
受信したデバイス検索結果（上記図７参照）により示さ
れる全てのデバイス情報を１つずつ順に処理するための
処理である。そこで、ＣＰＵ２０１は、デバイス検索サ
ーバ１１２から受信したデバイス検索結果（上記図７参
照）により示される全てのデバイス情報に対して処理し
終えたか否かを判別する。この判別の結果、全てのデバ
イス情報に対して処理し終えた場合、ＣＰＵ２０１は、
本処理を終了する。

【０１０４】ステップＳ１１０７：ステップＳ１１０６
の判別の結果、デバイス検索サーバ１１２から受信した
デバイス検索結果（上記図７参照）により示される全て
のデバイス情報に対して未だ処理し終えていない場合、
ＣＰＵ２０１は、当該デバイス情報から１つのデバイス
情報（対象デバイス情報）を取得する。

【０１０５】ステップＳ１１０８：ＣＰＵ２０１は、先
のステップＳ１１０３又はステップＳ１１０５にて一時
変数（内部フラグ）“ｆＥｘｉｓｔ”へ設定した値が、
“ＴＲＵＥ”であるか“ＦＡＬＳＥ”かによって、ステ
ップＳ１１０７にて取得した対象デバイス情報に対する
処理を分ける。すなわち、ＣＰＵ２０１は、一時変数
（内部フラグ）“ｆＥｘｉｓｔ”へ設定した値が、“Ｔ
ＲＵＥ”であるか否かを判別する。

【０１０６】ステップＳ１１０９：ステップＳ１１０８
の判別の結果、一時変数（内部フラグ）“ｆＥｘｉｓ
ｔ”が“ＴＲＵＥ”である場合、すなわち検索条件８０
１に完全一致するデバイスが検索された場合、ＣＰＵ２
０１は、対象デバイス情報が検索条件８０１と完全に一
致しているか否かを判別する。本ステップＳ１１０９の
処理は、デバイス検索サーバ１１２から受信したデバイ
ス検索結果（上記図７参照）により示されるデバイスの
中には、検索条件８０１と完全に一致しないもの（一部
のみが一致しているもの）がある場合も考えられるた
め、検索条件８０１と完全に一致しているデバイス情報
のみを選り分けるための処理である。本ステップＳ１１
０９での判別の結果、対象デバイス情報が検索条件８０
１と完全に一致していない場合、ＣＰＵ２０１は、次の
デバイス情報に対する処理を実行するために、ステップ
Ｓ１１０６へと戻り、それ以降の処理ステップを繰り返
し実行する。

【０１０７】ステップＳ１１１０：ステップＳ１１０９
の判別の結果、対象デバイス情報が検索条件８０１と完
全に一致している場合、ＣＰＵ２０１は、ＣＲＴＣ２０
６を介して、ＣＲＴ２１０上の検索ウィンドウ画面７０
０（上記図８参照）の検索結果表示領域７０４へ、対象
デバイス情報により示されるデバイス名称、ネットワー
クアドレス、及び完全一致である旨を表示する。その
後、ＣＰＵ２０１は、次のデバイス情報に対する処理を
実行するために、ステップＳ１１０６へと戻り、それ以
降の処理ステップを繰り返し実行する。

【０１０８】ステップＳ１１１１：ステップＳ１１０８
での判別の結果、一時変数（内部フラグ）“ｆＥｘｉｓ
ｔ”が“ＴＲＵＥ”でない場合、すなわち検索条件８０
１に完全に一致したデバイスが１つも検索されなかった
場合、次のような処理が実行される。

【０１０９】まず、デバイス検索サーバ１１２から受信
したデバイス検索結果の中には、オブジェクトクラスが
合致しているということを除いて、検索条件８０１に全
く合致しないデバイスから、完全に一致しているデバイ
スまで（当該デバイスに対してはステップＳ１１０９か
らの処理が実行される）、様々なデバイスの情報が含ま
れている。したがって、ユーザに対しては、それらのデ
バイス情報の中から、できるだけ重要なデバイス情報の
みを選別して表示する方が望ましい。このための判別を
行うのが、本スナッブＳ１１１１である。本実施の形態
では、例えば、ユーザが指定した３つ以上の検索条件
（カラーあり、両面あり、及びステープルあり等の条
件）のうち、２つ以上の条件に合致したものを「ある基
準以上合致」と判別する。

【０１１０】そこで、ＣＰＵ２０１は、本ステップＳ１
１１１において、対象デバイス情報が、検索条件８０１
により示される３つの条件（カラーあり、両面あり、及
びステープルあり）のうち、２つ以上の条件を満たして
いるか否かを判別する。この判別の結果、２つ以上の条
件を満たしていない場合、ＣＰＵ２０１は、次のデバイ
ス情報に対する処理を実行するために、ステップＳ１１
０６へと戻り、それ以降の処理ステップを繰り返し実行
する。

【０１１１】ステップＳ１１１２：ステップＳ１１１１
の判別の結果、対象デバイス情報が検索条件８０１によ
り示される３つの条件のうち２つ以上の条件を満たして
いる場合、ＣＰＵ２０１は、満たしていない条件を取得
する。

【０１１２】ステップＳ１１１３：ＣＰＵ２０１は、Ｃ
ＲＴＣ２０６を介して、ＣＲＴ２１０上の検索ウィンド
ウ画面７００（上記図８参照）の検索結果表示領域７０
４へ、対象デバイス情報により示されるデバイス名称、
ネットワークアドレス、及び不完全一致である旨と、ス
テップＳ１１１２にて取得した満たしていない条件（属
性）を表示する。

【０１１３】ステップＳ１１１６：ＣＰＵ２０１は、一
時変数（内部フラグ）“ｐｌｕｒａｌ”が“ＴＲＵＥ”
であるか否か、すなわち検索条件８０１に対して不完全
一致のデバイスが複数検索されたか否かを判別する。こ
の判別の結果、不完全一致のデバイスが複数検索されて
いない場合、ＣＰＵ２０１は、次のステップＳ１１１７
の処理は実行せずに、そのまま次のデバイス情報に対す
る処理を実行するために、ステップＳ１１０６へと戻
り、それ以降の処理ステップを繰り返し実行する。

【０１１４】ステップＳ１１１７：ステップＳ１１１６
の判別の結果、検索条件８０１に対して不完全一致のデ
バイスが複数検索された場合、ＣＰＵ２０１は、ＣＲＴ
Ｃ２０６を介して、ＣＲＴ２１０上の検索ウィンドウ画
面７００（上記図８参照）の検索結果表示領域７０４
へ、対象デバイス情報により示される課金データを表示
する。その後、ＣＰＵ２０１は、次のデバイス情報に対
する処理を実行するために、ステップＳ１１０６へと戻
り、それ以降の処理ステップを繰り返し実行する。

【０１１５】図１３は、上述した検索結果表示処理後の
ＣＲＴ２１０において、検索ウィンドウ画面７００の表
示状態の一例を示したものである。上記図１３では、オ
ブジェクトクラスが「プリンタ」であり、カラー印刷可
能、且つ両面印刷可能、且つステープル可能なプリン
タ、という検索条件がユーザから指定され、そのデバイ
スの検索の結果、当該検索条件に完全に一致するデバイ
スが検索されず、不完全一致のデバイスが複数検索され
た場合を示している。したがって、この場合の検索ウィ
ンドウ画面７００では、「不完全一致」が一致結果表示
領域７０５へ示されている。また、当該検索条件には完
全には一致していないが「ある基準以上合致」のデバイ
ス（近い条件のデバイス）として、デバイス名称「カラ
ー君」及び「２階高速機」が存在することが、デバイス
の名称７０４ａへ示され、それぞれのデバイスについて
合致しなかった条件が、検索条件に関係する事項７０４
ｃへ示されている。さらに、ここでは当該検索条件に不
完全一致のデバイスが複数あるため、それぞれのデバイ
スの課金データが、検索条件に関係する事項７０４ｃへ
示されている。

【０１１６】図１４は、上記図１３に示した検索ウィン
ドウ画面７００の表示状態に対する、他の例を示したも
のである。上記図１４では、オブジェクトクラスが「プ
リンタ」であり、両面印刷可能なプリンタ、という検索
条件がユーザから指定され、そのデバイスの検索の結
果、当該検索条件に完全に一致するデバイスが検索され
た場合を示している。したがって、この場合の検索ウィ
ンドウ画面７００では、「完全一致」が一致結果表示領
域７０５へ示されている。また、当該検索条件に完全に
一致しているデバイスとして、デバイス名称「２階高速
機」及び「１階プリンタ」が存在することが、デバイス
の名称７０４ａへ示されている。

【０１１７】上述のように、本実施の形態では、ユーザ
から指定された検索条件に含まれるオブジェクトクラス
に関する条件のみを抽出し、当該条件に一致するデバイ
スを検索し、当該検索結果により示されるデバイスにお
いて、ユーザから指定された検索条件の一部が一致する
デバイス（当該検索条件に近い条件を有するデバイス）
が複数検索された場合、それらのデバイスの課金情報を
表示するように構成したので、ユーザは、本来所望する
検索条件を有するデバイスを選択して使用することがで
きるのはもちろんのこと、当該検索条件を有するデバイ
スが存在しない場合には、それに近いデバイスの課金情
報を参照して、最適なデバイスを代替デバイスとして容
易に選択して使用することができる。したがって、この
場合ユーザは、従来のような再検索を行う手間を省くこ
とができる。

【０１１８】尚、本実施の形態でのネットワークシステ
ム１００Ａの動作を実施するためのデバイス検索ソフト
ウェア（上記図５、図６、図１０、図１１、及び図１２
に示したようなフローチャートに従ったネットワークデ
バイス制御プログラム）は、外部からインストールさ
れ、ＰＣ２００によって実行されてもよい。この場合、
当該ネットワークデバイス制御プログラムが、ＣＤ−Ｒ
ＯＭやフラッシュメモリ、或いはフロッピーディスク等
の記憶媒体により、或いは電子メールやパソコン通信等
のためのネットワークを介して、外部の記憶媒体から当
該プログラムを含む情報群をＰＣ２００上にロードされ
ることで、ＰＣ２００へ供給される場合であっても、本
発明は適用される。

【０１１９】図１５は、当該ネットワークデバイス制御
プログラムが格納された記憶媒体の一例としてのＣＤ−
ＲＯＭのメモリマップを示したものである。上記図１５
において、領域９９９９には、ディレクトリ情報が格納
されており、当該ディレクトリ情報は、次のインストー
ルプログラムが格納された領域９９９８、及び当該ネッ
トワークデバイス制御プログラムが格納された領域９９
９７の位置（アドレス）情報を含んでいる。

【０１２０】当該ネットワーク制御プログラムがＰＣ２
００にインストールされる際には、先ず、領域９９９８
のインストールプログラムがＰＣ２００内へロードさ
れ、ＣＰＵ２０１によって実行される。次に、ＣＰＵ２
０１によってインストールプログラムが実行されること
で、領域９９９７から当該ネットワークデバイス制御プ
ログラが読み出され、ＨＤ２１１へ格納される。

【０１２１】また、本発明は、複数の機器（例えば、ホ
ストコンピュータ、インタフェース機、リーダ等）から
構成されるシステム、或いは統合装置に対しても適用可
能であり、１つの機器からなる装置に対しても適用可能
である。

【０１２２】また、本発明の目的は、本実施の形態のホ
スト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプログラ
ムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に
供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ（又は
ＣＰＵやＭＰＵ）が記憶媒体に格納されたプログラムコ
ードを読みだして実行することによっても、達成される
ことは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出
されたプログラムコード自体が本実施の形態の機能を実
現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記
憶媒体は本発明を構成することとなる。プログラムコー
ドを供給するための記憶媒体としては、ＲＯＭ、フロッ
ピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気デ
ィスク、ＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、磁気テープ、不揮発
性のメモリカード等を用いることができる。また、コン
ピュータが読みだしたプログラムコードを実行すること
により、本実施の形態の機能が実現されるだけでなく、
そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上
で稼動しているＯＳ等が実際の処理の一部又は全部を行
い、その処理によって本実施の形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。さらに、記憶媒
体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータ
に挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、
そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボ
ードや機能拡張ユニットに備わるＣＰＵなどが実際の処
理の一部又は全部を行い、その処理によって本実施の形
態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでも
ない。

【０１２３】また、本発明は、本実施の形態の機能を実
現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶
媒体から、当該プログラムをパソコン通信等のための通
信ラインを介して要求者に配信する場合にも含まれるこ
とは言うまでもない。

【０１２４】

【発明の効果】以上説明したように本発明では、検索サ
ーバに対してデバイス検索要求を発行するクライアント
が、ユーザから入力された検索条件（“プリンタ”、
“カラー可能”、“両面印刷可能”、“ステープル可
能”等の条件）の中から、オブジェクトクラスに関する
条件（“プリンタ”等の条件）のみを抽出し、当該オブ
ジェクトクラス条件を検索条件とするデバイス検索要求
を、検索サーバに対して発行する。これにより、検索サ
ーバは、オブジェクトクラス条件に一致するデバイスの
検索を行い、その検索結果をクライアントへ返送する。
そして、クライアントにおいて、当該検索結果により、
ユーザから指定された検索条件と完全に一致しないデバ
イス（当該検索条件の一部が一致した当該検索条件に近
い条件を有するデバイス）が複数検索された場合、それ
らのデバイスの課金情報をユーザへ通知（表示等による
通知）する。このようにな構成により、ユーザは、本来
所望する検索条件を有するデバイスを選択して使用する
ことができるのはもちろんのこと、当該検索条件を有す
るデバイスが存在しない場合には、それに近いデバイス
の課金情報を参照して、最適なデバイスを代替デバイス
として容易に選択して使用することができる。したがっ
て、この場合ユーザは、従来のような再検索を行う手間
を省くことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を適用したネットワークシステムの構成
を示すブロック図である。

【図２】上記ネットワークシステムのデバイス検索サー
バ及びデバイス検索クライアントの内部構成を示すブロ
ック図である。

【図３】上記デバイス検索サーバが保持しているデバイ
ス情報（ディレクトリ登録情報）の一例を説明するため
の図である。

【図４】上記デバイス検索サーバが保持している課金情
報（ディレクトリ課金登録情報）の一例を説明するため
の図である。

【図５】上記デバイス検索サーバの動作（メイン処理）
を説明するためのフローチャートである。

【図６】上記メイン処理のデータベース検索処理を説明
するためのフローチャートである。

【図７】上記データベース検索処理により得られた検索
結果の一例を説明するための図である。

【図８】上記デバイス検索クライアントでの検索画面
（デバイス検索前の時点における画面）の一例を説明す
るための図である。

【図９】上記デバイス検索クライアントにて一時的に保
持されている検索条件及び問合条件（デバイス検索要
求）の一例を説明するための図である。

【図１０】上記デバイス検索クライアントの動作（メイ
ン処理）を説明するためのフローチャートである。

【図１１】上記メイン処理の検索要求送信処理を説明す
るためのフローチャートである。

【図１２】上記メイン処理の検索結果表示処理を説明す
るためのフローチャートである。

【図１３】上記検索結果表示処理後の上記デバイス検索
クライアントでの検索画面（検索条件が不完全不一致の
場合の画面）の一例を説明するための図である。

【図１４】上記検索結果表示処理後の上記デバイス検索
クライアントでの検索画面（検索条件が完全不一致の場
合の画面）の一例を説明するための図である。

【図１５】上記ネットワークシステムの動作を実施する
ための処理プログラムが格納される記憶媒体のメモリマ
ップを説明するための図である。

【符号の説明】

１００Ａ，１００Ｂネットワークシステム１０１〜１０５デバイス１１０ネットワーク１１１，１１３デバイス検索クライアント１１２デバイス検索サーバ１２０ファイアウォール１３０インターネット７００検索条件入力手段、検索結果通知手段Ｓ１００２オブジェクトクラス条件抽出手段、デバイ
ス検索要求発行手段Ｓ１１０１検索条件完全一致判定手段Ｓ１１１０、Ｓ１１１３検索結果通知手段Ｓ１１１１検索条件合致レベル判定手段Ｓ１１１２非合致条件調査手段Ｓ１１１４不完全一致複数判定手段

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ネットワーク上に存在する複数のデバイ
スから任意のデバイスを検索する検索サーバと通信可能
な端末装置であって、デバイスの検索条件を入力するための検索条件入力手段
と、上記検索条件入力手段により入力された検索条件に含ま
れる、当該デバイスの機能種別を示すオブジェクトクラ
スに関する条件を抽出するオブジェクトクラス条件抽出
手段と、上記オブジェクトクラス条件抽出手段により得られたオ
ブジェクトクラス条件を検索条件として、上記検索サー
バに対してデバイス検索要求を発行するデバイス検索要
求発行手段と、上記デバイス検索要求発行手段でのデバイス検索要求の
発行に対して上記検索サーバから返送されてきた検索結
果により示されるデバイスが、上記検索条件入力手段に
より入力された検索条件と完全に一致するものであるか
否かを判定する検索条件完全一致判定手段と、上記検索条件完全一致判定手段にて上記検索条件と完全
に一致しないと判定されたデバイスが複数あるか否かを
判定する不完全一致複数判定手段と、上記不完全一致複数判定手段での判定結果に基づいて、
上記検索結果により示されるデバイスの情報及び課金情
報をユーザへ通知する検索結果通知手段とを備えること
を特徴とする端末装置。
【請求項２】上記検索結果通知手段は、上記不完全一
致複数判定手段での判定結果により、上記検索条件と完
全に一致しないと判定されたデバイスが複数ある場合
に、上記課金情報の通知を行うことを特徴とする請求項
１記載の端末装置。
【請求項３】上記検索条件完全一致判定手段にて上記
検索条件と完全に一致しないと判定されたデバイスが、
上記検索条件入力手段により入力された検索条件のうち
のどの条件が一致していないかを調査する非合致条件調
査手段を備え、上記検索結果通知手段は、上記非合致条件調査手段での
調査結果をユーザへ通知することを特徴とする請求項１
記載の端末装置。
【請求項４】上記検索条件完全一致判定手段にて上記
検索条件と完全に一致しないと判定されたデバイスが、
上記検索条件入力手段により入力された検索条件に含ま
れるＮ個の条件のうち所定数以上の条件に一致するもの
であるか否かを判定する検索条件合致レベル判定手段を
備え、上記非合致条件調査手段は、上記検索条件合致レベル判
定手段での判定結果に基づいて、上記調査を行うことを
特徴とする請求項３記載の端末装置。
【請求項５】上記所定数の条件は、（Ｎ−１）個の条
件を含むことを特徴とする請求項４記載の端末装置。
【請求項６】少なくとも、ネットワーク上に存在する
複数のデバイスから任意のデバイスを検索する検索サー
バと、当該検索サーバに対してデバイス検索要求を発行
するクライアントと通信可能に接続されてなるネットワ
ークシステムであって、上記クライアントは、請求項１〜５の何れかに記載の端
末装置の機能を有することを特徴とするネットワークシ
ステム。
【請求項７】ネットワーク上に存在する複数のデバイ
スから任意のデバイスを検索するため処理ステップを含
むデバイス検索方法であって、上記処理ステップは、ユーザから入力されたデバイスの検索条件を取得する検
索条件取得ステップと、上記検索条件取得ステップにより得られた検索条件の中
から、上記デバイスの機能種別を示すオブジェクトクラ
スに関する条件のみを抽出するオブジェクトクラス条件
抽出ステップと、上記オブジェクトクラス条件抽出ステップにより得られ
たオブジェクトクラス条件を検索条件として、上記ネッ
トワーク上に存在する複数のデバイスから検索されたデ
バイスが、上記検索条件取得ステップにより得られた検
索条件と完全に一致するか否かを判定する検索条件完全
一致判定ステップと、上記検索条件完全一致判定ステップにおいて上記検索条
件と完全に一致しないと判定されたデバイスが複数ある
か否かを判定する不完全一致複数判定ステップと、上記不完全一致複数判定ステップでの判定結果に基づい
て、上記ネットワーク上に存在する複数のデバイスから
検索されたデバイスの情報と共に当該デバイスの課金情
報を、上記ユーザへ通知する検索結果通知ステップとを
含むことを特徴とするデバイス検索方法。
【請求項８】上記検索結果通知ステップは、上記検索
条件に基づいた上記課金情報を通知するステップを含む
ことを特徴とする請求項７記載のデバイス検索方法。
【請求項９】上記検索結果通知ステップは、上記不完
全一致複数判定ステップでの判定結果により、上記検索
条件と完全に一致しないと判定されたデバイスが複数あ
る場合に、上記課金情報の通知を行うステップを含むこ
とを特徴とする請求項７記載のデバイス検索方法。
【請求項１０】上記処理ステップは、上記検索条件完
全一致判定ステップにて上記検索条件と完全に一致しな
いと判定されたデバイスが、上記検索条件取得ステップ
により得られた検索条件のうちのどの条件が一致してい
ないかを調査する非合致条件調査ステップを含み、上記検索結果通知ステップは、上記非合致条件調査ステ
ップにより調査された一致しない原因とされた条件の情
報をユーザへ通知するステップを含むことを特徴とする
請求項７記載のデバイス検索方法。
【請求項１１】上記処理ステップは、上記検索条件完
全一致判定ステップにて上記検索条件と完全に一致しな
いと判定されたデバイスが、上記検索条件取得ステップ
により得られた検索条件に含まれるＮ個の条件のうち所
定数以上の条件に一致するものであるか否かを判定する
検索条件合致レベル判定ステップを含み、上記非合致条件調査ステップは、上記検索条件合致レベ
ル判定ステップでの判定結果に基づき上記調査を行うス
テップを含むことを特徴とする請求項１０記載のデバイ
ス検索方法。
【請求項１２】上記所定数の条件は、（Ｎ−１）個の
条件を含むことを特徴とする請求項１１記載のデバイス
検索方法。
【請求項１３】請求項１〜５の何れかに記載の端末装
置の機能、又は請求項６記載のネットワークシステムの
機能を実施するための処理プログラムを、コンピュータ
が読出可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
【請求項１４】請求項７〜１２の何れかに記載のデバ
イス検索方法の処理ステップを、コンピュータが読出可
能に格納したことを特徴とする記憶媒体。