JP2001034128A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001034128A
JP2001034128A JP11210526A JP21052699A JP2001034128A JP 2001034128 A JP2001034128 A JP 2001034128A JP 11210526 A JP11210526 A JP 11210526A JP 21052699 A JP21052699 A JP 21052699A JP 2001034128 A JP2001034128 A JP 2001034128A
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JP11210526A
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English (en)
Inventor
Yuji Kobayashi
雄治 小林
Morio Kinoshita
守生 木下
Yasuhiro Toyoda
育弘 豊田
Makoto Shimazoe
誠 島添
Mikiyuki Aoki
幹之 青木
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication of JP2001034128A publication Critical patent/JP2001034128A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顔を知らない人でも、現在の使用者や出力物
を取り忘れている過去の使用者を容易に認識、特定する
ことができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 使用者の顔画像を表示する表示手段13
を備えている。従って、現在の使用者の顔や出力物を取
り忘れている過去の使用者の顔を表示部に表示すること
で、これら使用者の顔を知らない人でも、表示画像を見
ればこれら使用者を容易に認識、特定することができ
る。また、使用者の顔を顔読み取る読み取り手段2を有
し、表示手段13は、前記顔読み取り手段で読み取られ
た現在の使用者の顔画像を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機等の画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば原稿を大量にコピーするような場
合、複写機の使用者はコピー終了まで待つことなく複写
機から離れて待機することがある。このような場合、複
写機の使用のためにやってきた次の使用者等にとって、
現在複写機を誰が使用しているかを知ることができれ
ば、途中でエラーが発生している場合等にその使用者に
知らせることができて便利である。
【0003】一方また、プリントアウトされた用紙が取
り忘れられて、そのまま複写機に放置されていたような
場合においても、次の使用者等にとって、複写機を誰が
使用していたかを知ることができれば、その使用者に知
らせることができるため、やはり便利である。
【0004】そこで、従来、特開平6−59010号公
報に開示されているように、装置に接近する人が現在の
使用者か否かを判断する個人認識を行い、接近者が現在
の使用者でない場合には、使用中である旨を使用者名や
所属部署などの個人情報と一緒に表示部にメッセージで
表示させるようにした画像形成装置が提案されている。
【0005】また、特許第2801855号公報に開示
されているように、メールビン内の印刷用紙の取り忘れ
が印刷後一定時間経過しても解消されない場合に、ワー
クステーションのシステム管理者に通知するメールボッ
クスシステムも提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の画像形
成装置では、現在使用している人物の氏名や所属部署な
どを特定できるものの、現在の使用者の顔を知らない人
にとっては、エラーが発生している場合等にその使用者
を探すのは非常に難しいという欠点があった。
【0007】また、後者のメールボックスシステムは、
現場に出向いて装置を使用する次の使用者に対して、用
紙等の出力物を取り忘れた過去の使用者を知らせるシス
テムを提供するものではなかった。
【0008】この発明は、このような技術的背景に鑑み
てなされたもので、顔を知らない人でも、現在の使用者
や出力物を取り忘れている過去の使用者を容易に認識、
特定することができる画像形成装置を提供することを課
題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は、使用者の顔
画像を表示する表示手段を備えていることを特徴とする
画像形成装置によって解決される。
【0010】この画像形成装置によれば、使用者の顔画
像を表示する表示手段を備えているので、この表示手段
に、現在の使用者の顔画像や出力物を取り忘れている過
去の使用者の顔画像を表示することで、これら使用者の
顔を知らない人でも、表示画像を見ればこれら使用者を
容易に認識、特定することができる。
【0011】具体的には、使用者の顔を読み取る読み取
り手段を有し、表示手段は、前記顔読み取り手段で読み
取られた現在の使用者の顔画像を表示する構成となすの
が良い。
【0012】この画像形成装置では、装置を使用してい
る現在の使用者の顔画像が表示されるから、その使用者
を容易に特定することができる。
【0013】また、使用者の顔を読み取る顔読み取り手
段と、装置本体に設けられもしくはネットワークに接続
され、使用者の顔データ及び個人データが予め格納され
ている記憶手段と、前記顔読み取り手段で得られた顔デ
ータと前記記憶手段に格納されている顔データを照合す
る顔データ照合手段と、該顔データ照合手段による照合
が一致した場合に、顔データに対応する使用者の個人デ
ータを顔画像とともに前記表示手段に表示させる表示制
御手段と、を備えている構成を採用しても良い。
【0014】この画像形成装置によれば、使用者の個人
データが顔画像とともに表示されるから、使用者をさら
に特定しやすくなる。
【0015】また、使用者の顔画像を前記表示部に表示
させるための使用者確認用の操作手段を備えた構成とし
ても良い。この画像形成装置では、操作手段を操作した
ときにのみ使用者の顔画像が表示される。
【0016】また前記課題は、使用者の顔を読み取る顔
読み取り手段と、該顔読み取り手段によって読み取られ
た使用者の顔画像を、所定のタイミングで出力物に出力
する出力手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装
置によっても解決される。
【0017】この画像形成装置では、顔読み取り手段で
読み取られた使用者の顔画像は、例えばジョブの終了
時、あるいはジョブ終了時から所定時間経過後、あるい
は次のジョブ時等に用紙等に出力される。このため、過
去の使用者が出力物を取り忘れていたとしても、出力さ
れている顔画像によって、第三者は誰が出力物を取り忘
れたのかを直ぐに認識することができる。
【0018】上記の読み取られた顔画像を用紙等に出力
させる構成においては、さらに、装置本体に設けられも
しくはネットワークに接続され、使用者の顔データ及び
個人データが予め格納されている記憶手段と、前記顔読
み取り手段で得られた顔データと前記記憶手段に格納さ
れている顔データを照合する顔データ照合手段と、該顔
データ照合手段による照合が一致した場合に、顔データ
に対応する使用者の個人データを顔画像とともに出力手
段に出力させる出力制御手段と、を備えている構成を採
用しても良い。
【0019】この画像形成装置によれば、使用者の個人
データが顔画像とともに用紙等に出力されるから、出力
物を取り忘れた使用者をさらに特定しやすくなる。
【0020】顔画像あるいはさらに個人データを出力物
に出力する場合、前記出力制御手段は、前記出力物の印
字領域外の空白領域に顔画像や個人データが出力される
ように出力手段を制御するのが、印字領域内に正規の画
像でない顔画像や個人データが重なって印刷されるのを
防止できる点から望ましい。
【0021】また、前記課題は、原稿読み取り手段と、
使用者の顔を読み取る顔読み取り手段と、前記原稿読み
取り手段で読み取られた原稿画像を記憶すると共に、前
記顔読み取り手段で得られた顔データを前記原稿画像と
関連づけて記憶する記憶手段と、排出された出力物の画
像を前記原稿読み取り手段で読み取らせた際に、その読
み取り画像と記憶手段に記憶された原稿画像とを照合す
る原稿照合手段と、該原稿照合手段による照合結果が一
致した場合に、前記原稿画像に対応する使用者の顔画像
を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする画像
形成装置によっても解決される。
【0022】この画像形成装置では、排出された出力物
の画像が前記原稿読み取り手段で読み取られるととも
に、原稿照合手段による照合結果が一致した場合には、
使用者の顔画像が表示手段に自動的に表示されるから、
前回の使用者が出力物を取り忘れていたとしても、第三
者は上記出力物の画像の読み取りを行うだけで、その出
力物が誰のものであるかを容易に知ることができる。
【0023】上記の、排出された出力物の画像を読み取
らせて使用者の顔画像を表示させる画像形成装置におい
ては、さらに、装置本体に設けられもしくはネットワー
クに接続され、使用者の顔データ及び個人データが予め
格納されている記憶手段と、前記読み取り手段で得られ
た顔データと前記記憶手段に格納されている顔データを
照合する顔データ照合手段と、該顔データ照合手段によ
る照合が一致した場合に、顔データに対応する使用者の
個人データを顔画像とともに前記表示手段に表示させる
表示制御手段と、を備えている構成としても良い。
【0024】この画像形成装置では、原稿照合手段によ
る照合結果が一致した場合には、使用者の顔画像ととも
に個人データが表示手段に自動的に表示されるから、出
力物を取り忘れた使用者の特定がさらに容易となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0026】図1は、この発明の一実施形態に係る画像
形成装置としての複写機を示す概略構成図、図2は、同
じく複写機の要部の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【0027】図1および図2において、複写機1は、原
稿読み取り部2、操作パネル3、出力手段としてのプリ
ンタ部9、コピー用紙の排出部4、使用者の顔を読み取
る読み取り手段としての撮影装置5および制御部6など
を備えるとともに、記憶手段としての外部メモリ8を有
するサーバ7にネットワークを介して接続されている。
【0028】前記原稿読み取り部2は、複写機本体1A
の上部の原稿台にセットされた原稿画像を読み取るもの
であり、読み取られた原稿画像が周知の複写工程を経て
プリンタ部9によって出力物である用紙に印刷され、排
出部4から排出されるようになっている。また、排出部
4には、排出されたコピー済み用紙の存在を検知する排
紙センサー41が配設されている。
【0029】前記操作パネル3は、複写機本体1Aの上
面に配設され、図3に示すように、プリントボタン(コ
ピーボタンともいう)11、テンキー12および液晶表
示部13などの他に、ここでは、複写機を誰が使用中で
あるかを知りたい場合に操作される使用者確認キー14
等が設けられている。
【0030】前記撮影装置5は、顔認識センサとして例
えば電荷結合素子(CCD)を備えている。この撮影装
置5は、前記操作パネル3の下方に位置して斜め上向き
に取り付けられており、コピー作業を行う使用者の顔
(上半身であればよい)を撮影し、その光学像を光電変
換する。撮影装置5は、撮影時の使用者までの距離のば
らつきを考慮して撮影角度は比較的広角に設定されてい
る。
【0031】上記制御部6は、図2に示すように、原稿
読み取り部2で読み取った原稿画像データに対して画像
処理を施す画像処理部61、記憶手段としての内蔵メモ
リ62、画像編集部63、顔データ・原稿照合部64、
表示制御部65、プリンタ制御部66、タイマー回路6
7等を備えている。
【0032】上記内蔵メモリ62は、画像処理部61で
所定の画像処理を実施された原稿画像データを格納する
と共に、上記撮影装置5による撮影画像を一旦、静止画
像として格納するものである。また、この内蔵メモリ6
2または前記サーバ7における外部メモリ8の少なくと
も一方には、複写機1の取り扱いが許可されている使用
者の顔データ及び個人データ、例えば使用者の氏名や所
属部署を示すデータが予め格納・登録されている。
【0033】上記画像編集部63は、前記内蔵メモリ6
2に格納された顔画像を読み出すものであり、顔データ
・原稿照合部64により図4に示す基準顔シルエットP
と比較し、略一致する部分を顔画像として認識した後
に、確定した顔データとして前記メモリ62に格納す
る。なお、この顔データを前記メモリ62に格納した時
点で当初の全体画像は消去される。また、顔データ・原
稿照合部64は、上述のほか、内蔵メモリ62に格納さ
れた現在の使用者の顔データと、前記内蔵メモリ62あ
るいは外部メモリ8に予め格納されている使用者の顔デ
ータを検索照合し、一致するものが存在すれば、顔デー
タに対応する個人データを上記顔データと共に、確定デ
ータとして内蔵メモリ62に記憶させる。
【0034】上記表示制御部65は、前記使用者確認キ
ー14の操作に応じてあるいは応じることなく、前記メ
モリ62に格納された顔データに対応する顔画像を、個
人データとともにあるいは個人データの表示なく、液晶
表示部13に表示させるものである。
【0035】上記プリンタ制御部66は、原稿画像のコ
ピーのためにプリンタ部9を制御する機能の他、一定時
間経過の場合には、使用者の顔画像が用紙に印刷される
ように、プリンタ部9を制御する。
【0036】また、タイマー回路67は、コピー済み用
紙がプリントアウト後一定時間を経過しても排出部4に
そのまま放置されているときに、使用者の顔画像が用紙
に印刷される構成を採用した際に、前記一定時間を測定
するためのものである。
【0037】図5は、撮影装置5のCCDによる顔画像
の取り込み動作のタイミングを示す信号波形図である。
【0038】図5からわかるように、コピー開始のため
に使用者がプリントボタン11を押下したタイミング
で、CCDによる顔画像データが取り込まれ、メモリ2
1に格納される。そして、前記画像編集部63により顔
画像のピックアップ処理が行われる。
【0039】つぎに、図1〜図3に示した複写機の動作
を図6のフローチャートを参照して説明する。
【0040】図6のフローチャートは、第1の実施形態
に係る動作を示すものであり、複写機を使用中の使用者
が現場を離れている場合に、その使用者の顔データを液
晶表示部13に表示する動作を示すものである。
【0041】まず、S101で、撮影装置5によって撮
影された使用者の顔データを内蔵メモリ62に格納す
る。次いで、S102で使用者が所望のコピーモードを
設定し、S103でプリントボタン11をON操作する
と、S104で、コピー動作が開始される。
【0042】次にS105で、使用者確認キー14が操
作されたか否かを判断する。使用者確認キー14が操作
された場合には(S105にてYES)、S106で、
内蔵メモリ62または外部メモリ8に登録されている顔
データと、撮影装置5により撮影された顔データとを照
合する。使用者確認キー14が操作されない場合は(S
105にてNO)、S107で、そのままコピー動作を
続行して終了する。
【0043】S106の照合後、S108で、顔データ
照合部64によって、撮影した顔データが予め登録され
ている顔データと一致しているか否かを判断する。顔デ
ータが一致していると(S108にてYES)、S10
9で表示制御部65は、内蔵メモリ21または外部メモ
リ8に予め格納登録されていた、前記顔データに対応す
る使用者の氏名および所属部署等の個人データを、顔画
像とともに操作パネル3の表示部13に表示させる。顔
データが一致しない場合は(S108にてNO)、S1
10で、撮影した顔画像のみを表示部13に表示させ
る。
【0044】このように、複写機1の使用中に、使用者
が複写機1から離れて待機している場合、使用者確認キ
ー14を操作することで、少なくとも顔画像が表示部1
3に表示されるから、使用者の顔を知らない人でも、表
示された画像を見ることによって、現在の使用者を容易
に認識、特定することができる。また、顔画像に加えて
個人データも表示される場合には、その使用者の認識、
特定が更に容易になる。
【0045】なお、図6に示した動作において、個人デ
ータを表示するための顔データの照合を行うことなく、
操作パネル内の使用者確認キー14が操作されたときは
一律に顔画像のみを表示する構成としても良い。
【0046】また、使用者確認キー14が操作されたと
きにのみ、撮影された使用者の顔画像が表示されるもの
としたが、使用者確認キー14を設けることなく、複写
機1の使用中の任意のタイミングで、顔画像あるいはさ
らに個人データが表示される構成としても良い。ただ
し、使用者確認キー14が設けられている場合には、必
要時のみ使用者を知ることができるから便利である。
【0047】また、上記実施形態では、顔読み取り手段
がCCDを備えた撮影装置5からなる場合を説明した
が、顔読み取り手段を、例えば使用者の顔写真が表示さ
れたIDカード等を読み取る装置で構成し、複写機1の
使用時に、このIDカードの顔画像を読み取らせてそれ
を表示するようにしてもよい。
【0048】図7は、図1〜3に示した複写機1の第2
の実施形態に係る動作を示すフローチャートであり、コ
ピー済み用紙の取り忘れがあった場合に、撮影によって
得られた顔画像を用紙に印刷して排出する動作を示す。
【0049】まず、S201で、撮影装置5により撮影
された使用者の顔データを内蔵メモリ62に格納する。
次いで、S202で使用者が所望のコピーモードを設定
し、S203でプリントボタン11をON操作すると、
S204で、コピー動作が実行され、プリンタ部9はコ
ピー済み用紙を排出部4に排出する。
【0050】次に、S205で、コピーが終了した時点
から一定時間が経過したか否かが、タイマー回路67に
基づいて判断される。一定時間が経過した場合には(S
205にてYES)、S206で排出部4にコピー済み
用紙が有るかどうかを排紙センサ41に基づいて判断す
る。一定時間が経過していなければ(S205にてN
O)、一定時間が経過するまで待つ。
【0051】排出部4にコピー済み用紙が存在している
場合には(S206にてYES)、取り忘れの可能性が
高いと考えられる。そこで、S207で、内蔵メモリ6
2または外部メモリ8に登録されている顔データと撮影
装置5により撮影した顔データとを、顔データ照合部6
4によって照合する。排出部4にコピー済み用紙が残っ
ていなければ(S206にてNO)、用紙の取り忘れは
生じていないので、何もせず終了する。
【0052】S208では、撮影した顔データが登録さ
れている顔データと一致しているか否かを判断する。一
致している場合には(S208にてYES)、S209
で、内蔵メモリ21または外部メモリ8に予め格納登録
されていた、前記顔データに対応する使用者の氏名およ
び所属部署等の個人データを、顔データとともにプリン
タ部9で用紙に印刷して排出する。顔データが一致して
いない場合は(S208にてNO)、S210で、顔デ
ータのみを印刷して排出する。
【0053】このように、コピー終了後にコピー済み用
紙の取り忘れが生じていた場合に、使用者の顔画像ある
いはさらに個人データが印刷されて、先に排出された用
紙の上に排出されるので、使用者が複写機1から離れて
いたとしても、第三者が上記顔画像の印刷された用紙を
見ることにより、取り忘れた使用者を容易に認識、特定
することができる。
【0054】なお、図7に示した動作において、個人デ
ータを表示するための顔データの照合を行うことなく、
コピー終了後に使用者の顔画像のみを印刷して排出する
ようにしてもよい。また、上記の例では、顔画像の印刷
を、原稿のコピー終了後の一定時間経過した時点で行う
ようにしたが、次のコピージョブが開始された時点で行
うようにしてもよい。
【0055】さらにまた、上記の例において、S204
のコピーされた用紙の排出の前に、S207の顔データ
の照合処理及びS208の判断を行い、あるいは照合処
理を行うことなく、そのジョブの最後の頁その他任意の
頁に、そのジョブを実行させた使用者の顔画像やさらに
は個人データを印刷するようにしても良い。この場合
は、図8に示すように、印字領域P以外の空白領域Qに
顔画像等を印刷するのが、正規の画像との重なりによる
画像の乱れを防止しうる。
【0056】図9は図1〜3に示した複写機の第3の実
施形態に係る動作を示すフローチャートであり、コピー
済み用紙の取り忘れがあった場合に、撮影によって得ら
れた顔画像を表示部13に表示させる動作を示す。
【0057】まず、S301では、撮影装置5による顔
画像がデータとしてメモリ62に格納される。次いで、
S302で、使用者が所望のコピーモードを設定し、S
303でプリントボタン11をON操作すると、S30
4で、原稿読み取り部2によって原稿が読み取られる。
読み取られた原稿データは、S305で、前記撮影され
た使用者の顔データと関連づけられてメモリ62に記憶
される。
【0058】その後、S306で、プリンタ部9による
印刷、排出部4へのコピー済み用紙の排出が行われる。
【0059】もしコピー済み用紙の取り忘れがあった場
合、S307で、第三者は、排出されているコピー済み
用紙の少なくとも一枚または全部を読み取り部2へセッ
トし、S308で使用者確認キー14を操作する。する
と、その原稿が読み取られた後、S309で内蔵メモり
62に記憶されている原稿画像データと、読み取られた
コピー済み用紙の画像データとが、顔データ・原稿照合
部64で比較照合され、S310で画像データが一致し
ているかどうか判断される。
【0060】一致していれば(S310にてYES)、
S311で、その原稿画像データと関連づけて記憶され
ている顔データと、内蔵メモリ62または外部メモリ8
に登録されている顔データを照合する。原稿画像データ
が一致していなければ(S310にてNO)、顔画像を
表示することなく終了する。
【0061】次に、S312で、顔データ同士が一致し
ているかどうか判断される。一致していれば、(S31
2にてYES)、S313で、内蔵メモリ21または外
部メモリ8に予め格納登録されていた、前記顔データに
対応する使用者の氏名および所属部署等の個人データ
が、顔画像とともに操作パネル2の表示部13に表示さ
れる。一致していない場合は(S312にてNO)、S
314で、顔画像のみが表示部13に表示される。
【0062】この動作においても、コピー済み用紙の取
り忘れがある場合に、第三者が、取り忘れの用紙を原稿
読み取り部2で読み取らせることにより、取り忘れた使
用者の顔画像あるいはさらに個人データが表示されるの
で、そのコピー済み用紙が誰のものであるかを容易に認
識、特定することができる。
【0063】なお、図9の動作において、顔データの照
合処理を行うことなく、原稿画像データが一致したら、
顔画像のみを表示部13に表示させる構成としても良
い。また、表示部13に表示させる代わりに、あるいは
表示させると共に、用紙に顔画像やあるいはさらに個人
データを印刷する構成としても良い。
【0064】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、表示手段
に、現在の使用者の顔や出力物を取り忘れている過去の
使用者の顔を表示することができ、これら使用者の顔を
知らない人でも、表示画像を見ればこれら使用者を容易
に認識、特定することができる。
【0065】請求項2に係る発明によれば、装置を使用
している現在の使用者の顔画像が表示されるから、その
使用者を容易に認識、特定することができる。
【0066】請求項3に係る発明によれば、使用者の個
人データが顔画像とともに表示されるから、使用者をさ
らに特定しやすくなる。
【0067】請求項4に係る発明によれば、操作手段を
操作したときにのみ使用者の顔画像を表示させることが
できるから、必要時にのみ顔画像を表示させることがで
き、便利である。
【0068】請求項5に係る発明によれば、顔読み取り
手段で読み取られた使用者の顔画像が、所定のタイミン
グで用紙等に出力されるから、過去の使用者が出力物を
取り忘れていたとしても、出力されている顔画像によっ
て、第三者は誰が出力物を取り忘れたのかを直ぐに認識
することができる。
【0069】請求項6に係る発明によれば、使用者の個
人データが顔画像とともに用紙等に出力されるから、出
力物を取り忘れた使用者をさらに特定しやすくなる。
【0070】請求項7に係る発明によれば、印字領域内
に正規の画像でない顔画像や個人データが印刷されて、
正規の画像の視認が妨げられるのを防止できる。
【0071】請求項8に係る発明によれば、前回の使用
者が出力物を取り忘れていたとしても、第三者は上記出
力物の画像の読み取りを行うだけで、その出力物が誰の
ものであるかを容易に知ることができる。
【0072】請求項9に係る発明によれば、原稿照合手
段による照合結果が一致した場合には、使用者の顔画像
とともに個人データが表示手段に自動的に表示されるか
ら、出力物を取り忘れた使用者の特定がさらに容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる画像形成装置と
しての複写機を示す概略構成図である。
【図2】同じく複写機の要部の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】同じく複写機の操作パネルを示す平面図であ
る。
【図4】同じく複写機における顔画像の認識の説明図で
ある。
【図5】同じく複写機における顔読み取り動作時の各部
の信号波形図である。
【図6】同じく複写機の第1の実施形態に係る動作を示
すフローチャートである。
【図7】同じく複写機の第2の実施形態に係る動作を示
すフローチャートである。
【図8】空白領域に顔画像等が印刷された用紙を示す平
面図である。
【図9】同じく複写機の第3の実施形態に係る動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・複写機(画像形成装置) 1A・・・・・・・・・・装置本体 2・・・・・・・・・・・原稿読み取り部 4・・・・・・・・・・・排出部 5・・・・・・・・・・・撮影装置(顔読み取り手段) 8・・・・・・・・・・・外部メモリ(記憶手段) 9・・・・・・・・・・・プリンタ部(出力手段) 13・・・・・・・・・・表示部 14・・・・・・・・・・使用者確認キー 62・・・・・・・・・・内蔵メモリ(記憶手段) 64・・・・・・・・・・顔データ・原稿照合部 65・・・・・・・・・・表示制御部 66・・・・・・・・・・出力制御部 Q・・・・・・・・・・・空白領域
フロントページの続き (72)発明者 豊田 育弘 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 島添 誠 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 青木 幹之 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP01 AP04 BB10 BB11 CQ24 CQ25 CQ34 2H027 DA29 DE02 DE07 EJ08 EJ09 EJ15 FD01 FD10 GA43 GB01 5C062 AA05 AB02 AB23 AB42 AC22

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者の顔画像を表示する表示手段を備
    えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 使用者の顔を読み取る顔読み取り手段を
    有し、 前記表示手段は、前記顔読み取り手段で読み取られた現
    在の使用者の顔画像を表示する請求項1に記載の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 使用者の顔を読み取る顔読み取り手段
    と、 装置本体に設けられもしくはネットワークに接続され、
    使用者の顔データ及び個人データが予め格納されている
    記憶手段と、 前記顔読み取り手段で得られた顔データと前記記憶手段
    に格納されている顔データを照合する顔データ照合手段
    と、 該顔データ照合手段による照合が一致した場合に、顔デ
    ータに対応する使用者の個人データを顔画像とともに前
    記表示手段に表示させる表示制御手段と、 を備えている請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 使用者の顔画像を前記表示部に表示させ
    るための使用者確認用の操作手段を備えている請求項1
    に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 使用者の顔を読み取る顔読み取り手段
    と、 該顔読み取り手段によって読み取られた使用者の顔画像
    を、所定のタイミングで出力物に出力する出力手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 装置本体に設けられもしくはネットワー
    クに接続され、使用者の顔データ及び個人データが予め
    格納されている記憶手段と、 前記顔読み取り手段で得られた顔データと前記記憶手段
    に格納されている顔データを照合する顔データ照合手段
    と、 該顔データ照合手段による照合が一致した場合に、顔デ
    ータに対応する使用者の個人データを顔画像とともに出
    力手段に出力させる出力制御手段と、 を備えている請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記出力制御手段は、前記出力物の印字
    領域以外の空白領域に顔画像及び個人データが出力され
    るように出力手段を制御する請求項6に記載の画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】 原稿読み取り手段と、 使用者の顔を読み取る顔読み取り手段と、 前記原稿読み取り手段で読み取られた原稿画像を記憶す
    ると共に、前記顔読み取り手段で得られた顔データを前
    記原稿画像と関連づけて記憶する記憶手段と、 排出された出力物の画像を前記原稿読み取り手段で読み
    取らせた際に、その読み取り画像と記憶手段に記憶され
    た原稿画像とを照合する原稿照合手段と、 該原稿照合手段による照合結果が一致した場合に、前記
    原稿画像に対応する使用者の顔画像を表示する表示手段
    と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 装置本体に設けられもしくはネットワー
    クに接続され、使用者の顔データ及び個人データが予め
    格納されている記憶手段と、 前記顔読み取り手段で得られた顔データと前記記憶手段
    に格納されている顔データを照合する顔データ照合手段
    と、 該顔データ照合手段による照合が一致した場合に、顔デ
    ータに対応する使用者の個人データを顔画像とともに前
    記表示手段に表示させる表示制御手段と、 を備えている請求項8に記載の画像形成装置。
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