JP2001034026A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2001034026A
JP2001034026A JP11205170A JP20517099A JP2001034026A JP 2001034026 A JP2001034026 A JP 2001034026A JP 11205170 A JP11205170 A JP 11205170A JP 20517099 A JP20517099 A JP 20517099A JP 2001034026 A JP2001034026 A JP 2001034026A
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image forming
color
forming apparatus
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JP11205170A
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Juntaro Oku
淳太郎 奥
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置ずれ検出用パターンが形成される搬送ベ
ルトの移動誤差による位置ずれ検出誤差を低減する。 【解決手段】 搬送ベルト3上にその移動方向40に沿
って、例えば、Bkの基準色パターン13a、Yの検出
色パターン13b、Bkの基準色パターン13cを、検
出色パターン13bの検出タイミングts11が基準色
パターン13a、13cの中間の検出タイミング(Ts
12−ts10)/2となるように形成する。搬送ベル
ト3の移動速度をvmm/secとすると、搬送方向に
関して、Yの位置ずれ量δesYは、δesY=v×
{ts11−(ts12−ts10)/2}となる。こ
のように、基準色パターン13a、13c間の実測時間
差から得た(ts12−ts10)/2を基準値として
いるので、搬送ベルト3の移動速度vは常に一定でない
としても、移動速度vの誤差の影響を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカラープリ
ンタ、あるいはカラー複写機などとされる電子写真方式
のカラー画像形成装置に関し、特に、複数の画像形成部
を有するカラー画像形成装置に関するものである。
【従来の技術】電子写真方式のカラー画像形成装置にお
いては、高速化のために複数の画像形成部を有し、搬送
ベルト上に保持された記録材上に順次異なる色の画像を
転写する方式が各種提案されている。上記のような複数
の画像形成部を有するカラー画像形成装置の問題点とし
ては、機械精度などの原因により、複数の感光ドラムや
搬送ベルトの移動むらや、各画像形成部の転写位置での
感光ドラム外周面と搬送ベルトの移動量の関係などが各
色ごとにバラバラに発生し、画像を重ねたときに一致せ
ず、いわゆる色ずれ(「位置ずれ」ともいう)を生じる
ことが挙げられる。特に、各画像形成部がレーザスキャ
ナーと感光ドラムを有するカラー画像形成装置では、各
画像形成部でレーザスキャナーと感光ドラム間の距離に
誤差があり、この誤差が各画像形成部間で異なると、感
光ドラム上でのレーザの走査幅に違いが発生し、色ずれ
が発生する。この色ずれの例を図9に示す。図中、7は
本来の画像位置を示し、8a、8b、8c、8dはそれ
ぞれ色ずれが発生している場合の画像位置を示してい
る。なお、図9の(a)、(b)、(c)は主走査方向
に色ずれがある場合であるが、説明のため、2本の線を
搬送方向に離して描いている。(a)は主走査方向の傾
きずれを示し、レーザスキャナーなどの光学部と感光ド
ラム間に傾きがある場合などに発生する。この場合に
は、例えば、光学部、あるいは感光ドラムの位置や、レ
ンズの位置を調整することによって矢印方向に修正す
る。(b)は主走査線幅のバラツキによる色ずれを示
し、光学部と感光ドラム間の距離の違いなどによって発
生する。光学部がレーザースキャナーの場合に発生しや
すい。この場合には、例えば、画像周波数を微調整(走
査幅が長い場合は周波数を速くする)して、走査線の長
さを変えることによって矢印方向に修正する。(c)は
主走査方向の書き出し位置誤差を示す。この場合には、
例えば、光学部がレーザスキャナーであれば、ビーム検
出位置からの書き出しタイミングを調整することによっ
て矢印方向に修正する。(d)は用紙搬送方向の書き出
し位置誤差を示す。この場合には、例えば、用紙先端検
出からの各色の書き出しタイミングを調整することによ
って矢印方向に修正する。これら色ずれを修正するため
に、図10に示すように、搬送ベルト3上に、各色ごと
に位置ずれ検出用のパターンを形成し、搬送ベルト下流
部の両サイドに設けられた1対の検出手段としての光セ
ンサ6a、6bで検出し、検出したずれ量に応じて、上
記のような各種調整を実施している。位置ずれ検出パタ
ーンは、図10に示すように、9a、9b、9c、9
d、および、10a、10b、10c、10dが用紙搬
送方向の位置ずれ量を検出するためのパターン、11
a、11b、11c、11d、および、12a、12
b、12c、12dが主走査方向の位置ずれ量を検出す
るためのパターンであり、本例では45度の傾きをなし
ている。なお、上記符号の添え字a、b、c、dはそれ
ぞれブラック(以下、「Bk」と示す)、イエロー(以
下、「Y」と示す)、マゼンタ(以下、「M」と示
す)、シアン(以下、「C」と示す)を示す。また、t
sf1〜4、tmf1〜4、tsr1〜4、tmr1〜
4は、各パターン9a〜9d、10a〜10d、11a
〜11d、12a〜12dの検出タイミングを示し、矢
印30は搬送ベルト3の移動方向を示している。搬送ベ
ルト3の移動速度をvmm/s、Bkを基準色とし、用
紙搬送方向用パターンの各色とBkパターン間の理論距
離をdsYmm、dsMmm、dsCmm、各色の用紙
搬送方向用パターンと主走査方向用パターン間の実測距
離を、左右おのおのdmfBkmm、dmfYmm、d
mfMmm、dmfCmm、dmrBkmm、dmrY
mm、dmrMmm、dmrCmmとする。Bkを基準
色とし、搬送方向に関して、各色の位置ずれ量δes
は、 δesY=v×{(tsf2−tsf1)+(tsr2−tsr1)}/2−d sY … 式1 δesM=v×{(tsf3−tsf1)+(tsr3−tsr1)}/2−d sM … 式2 δesC=v×{(tsf4−tsf1)+(tsr4−tsr1)}/2−d sC … 式3 となる。主走査方向に関して、左右各々の各色の位置ず
れ量δemf、δemrは、 dmfBk=v×(tmf1−tsf1) … 式4 dmfY=v×(tmf2−tsf2) … 式5 dmfM=v×(tmf3−tsf3) … 式6 dmfC=v×(tmf4−tsf4) … 式7 と、 dmrBk=v×(tmr1−tsr1) … 式8 dmrY=v×(tmr2−tsr2) … 式9 dmrM=v×(tmr3−tsr3) … 式10 dmrC=v×(tmr4−tsr4) … 式11 から、 δemfY=dmfY−dmfBk … 式12 δemfM=dmfM−dmfBk … 式13 δemfC=dmfC−dmfBk … 式14 と、 δemrY=dmrY−dmrBk … 式15 δemrM=dmrM−dmrBk … 式16 δemrC=dmrC−dmrBk … 式17 となり、計算結果の正負からずれ方向が判断でき、δe
mfから書き出し位置を、δemr−δemfから主走
査幅を補正する。なお、主走査幅に誤差がある場合は、
書き出し位置はδemfのみでなく、主走査幅補正に伴
い変化した画像周波数の変化量を加味して算出する。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、以下のような欠点があった。各色パターン
は、位置ずれ時も重ならないように、例えばds=2m
m程度に設定する。搬送ベルトの駆動ローラの偏心や、
駆動部の回転ムラ、搬送ベルトのあばれなどにより、搬
送ベルトの移動速度vは常に一定とは限らず、パターン
間の時間差に比例した検出誤差となる。例えば、移動速
度vに0.5%の誤差があると、上記式では、ほぼ、2
mm×0.5%=10μmの検出誤差となる。この検出
誤差は、1ドットが42.3μmの600dpiの画像
形成装置では、1/4〜1/8ドット精度であり、位置
ずれ量を検出するには無視できない誤差となる。図10
では、基準色、および用紙搬送方向の位置ずれ量を検出
するためのパターンが1つのため、色によっては、上記
ds=2mmよりさらに長くなり、また、主走査方向の
位置ずれ量を検出するためのパターンまででは、上記d
s=2mmよりさらに長くなり、さらに検出誤差が悪化
する。この対策としては、各色間に基準色を配置する、
主走査方向の位置ずれ量を検出するための斜めパターン
と直線は一体にするなどがあるが、上記ds=2mmを
大幅に短くすることは困難であり、上記従来例では検出
誤差を低減できない。従って、本発明の目的は、位置ず
れ検出用パターンが形成される無端状ベルトの移動誤差
による位置ずれ検出誤差を低減できるカラー画像形成装
置を提供することである。
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
色の異なる画像を形成する複数の画像形成手段と、前記
複数の画像形成手段を順次通過する無端状ベルトと、前
記無端状ベルト上に位置ずれ検出用パターンを形成する
手段と、前記無端状ベルト上に形成された位置ずれ検出
用パターンを検出する手段と、前記位置ずれ検出用パタ
ーンの検出結果から、基準色に対する検出色の位置ずれ
量を算出する演算手段と、を有するカラー画像形成装置
において、 前記位置ずれ検出用パターンは、前記無端
状ベルトの移動方向に形成された基準パターンと検出パ
ターンとを含み、かつ、少なくとも、一方が1つ、他方
が2つの要素からなり、前記少なくとも、2つの要素を
含むパターン間隔に対応した値を基準にして、位置ずれ
量を算出することを特徴とするカラー画像形成装置であ
る。前記位置ずれ量の算出には、前記パターン間隔に対
応した時間と前記無端状ベルトの移動速度を用いること
が好ましい。別の態様によれば、前記位置ずれ量の算出
には、前記パターン間隔に対応した時間と前記パターン
間隔に対応した距離を用いることが好ましい。前記基準
パターンは前記検出パターンを挟むことが好ましい。別
の態様によれば、前記検出パターンは前記基準パターン
を挟むことが好ましい。前記基準パターンは基準色であ
り、前記検出パターンは検出色であることが好ましい。
前記基準パターンは前記移動方向に対して略直交する方
向に延びるパターンであり、前記検出パターンは前記移
動方向に対して斜め方向に延びるパターンであることが
好ましい。
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るカラー画像形
成装置を図面に則して更に詳しく説明する。 実施例1 本発明の第1実施例について図1〜図5により説明す
る。本実施例のカラー画像形成装置は、レーザプリンタ
であって、図2に示すように、ブラックBk、シアン
C、マゼンタM、イエローYの画像形成部I、II、II
I、IVを、転写ベルトを兼ねた無端状の搬送ベルト3に
沿って並置した構成を備えている。搬送ベルト3は図示
しないモータとギアなどでなる駆動手段と接続された駆
動ローラ4と、搬送ベルト3に一定の張力を付与する従
動ローラ5とに張設されている。各画像形成部I、II、
III、IVは同一の構成を備えており、それぞれ、静電潜
像を形成する像担持体である感光ドラム1a、1b、1
c、1d、感光ドラム1a、1b、1c、1dを一様に
帯電するための帯電装置24a、24b、24c、24
d、画像情報に応じて露光を行ない感光ドラム1a、1
b、1c、1d上に静電潜像を形成するレーザスキャナ
ー2a、2b、2c、2d、静電潜像をトナーにより現
像する現像装置25a、25b、25c、25d、およ
び感光ドラム1a、1b、1c、1d上を清掃するクリ
ーニング装置26a、26b、26c、26dを備えて
いる。また、図1に示すように、搬送ベルト3の下流部
には、搬送ベルト3上の両サイドに形成された位置ずれ
検出用パターンを読み取るための1対の検出手段として
のセンサ6a、6bが設けられている。上記構成におい
て、コンピュータからプリントすべきデータがプリンタ
に送られ、プリンタエンジンの方式に応じた画像形成が
終了しプリント可能状態となると、図に示さない用紙カ
セットから記録材Pが供給され、搬送ベルト3に到達
し、搬送ベルト3により記録材Pが各色の画像形成部
I、II、III、IVに順次搬送される。搬送ベルト3によ
る記録材Pの搬送とタイミングを合わせて、各色の画像
信号が各レーザスキャナー2a、2b、2c、2dに送
られ、帯電装置24a、24b、24c、24dによっ
て一様に帯電された感光ドラム1a、1b、1c、1d
上に静電潜像が形成される。静電潜像は現像装置25
a、25b、25c、25dによりトナー像として現像
され、さらにトナー像は転写装置27a、27b、27
c、27dにより記録材Pに順次重ねて転写される。図
2では、Y、M、C、Bkの順に順次画像形成される。
その後、記録材Pは搬送ベルト3から分離され、定着装
置28に搬送されて、そこで、未定着のトナー像が記録
材Pに定着される。なお、転写後に各感光ドラム1a、
1b、1c、1dに残留したトナーはクリーニング装置
26a、26b、26c、26dにより除去される。つ
ぎに、本発明の特徴部分について説明する。本実施例で
は、色ずれ(位置ずれ)を低減させるため、搬送ベルト
3上に図5に示すような位置ずれ検出用パターン13
a、13b、13cを形成し、搬送ベルト3の両サイド
に設けられた1対のセンサ6a、6bで読み取り、各色
の位置ずれ量を検出する。図3には各色の位置ずれ検出
用パターンを読み取り、各色の位置ずれ量を検出するた
めのパターン読み取り処理部が示される。パターン読み
取り処理部は、LED発光部とフォトセンサ受光部など
からなるパターン検出部、すなわちセンサ6(6a、6
b)、センサ6からのアナログ信号をデジタル化するA
/D部21、デジタルデータを演算処理し、位置ずれ量
および補正値を算出する演算部22、演算結果に従って
画像形成を行なう画像出力部23、各部のタイミング調
整や各種設定を行なうタイマ19、およびCPU18を
備えている。本実施例では、従来例を説明するために図
10に示したものと同様に、用紙搬送方向の位置ずれ量
を検出するためのパターンと、主走査方向の位置ずれ量
を検出するためのパターンを各色ごとに、左右各々に形
成するが、図5では説明を簡略化するために、そのうち
の1つのパターンを示す。図5にて、13a、13cは
基準色パターンで、例えばBkである。13bは検出色
パターンで、例えばYである。ts10、ts11、t
s12は各パターン13a、13b、13cの検出タイ
ミングを、矢印40は搬送ベルト3の移動方向を、一点
鎖線L1はセンサ位置を示す。各パターン13a〜13
cは、位置ずれ時も重ならないように、例えば2mm間
隔程度に設定する。搬送方向に位置ずれがない場合、1
3bの検出タイミングts11が13aと13cの中間
の検出タイミング(Ts12−ts10)/2となるよ
うにパターンを形成する。搬送ベルト3の移動速度をv
mm/secとすると、搬送方向に関して、Yの位置ず
れ量δesYは、 δesY=v×{ts11−(ts12−ts10)/2} … 式18 となる。式18では、基準色パターン間の実測時間差か
ら得た(ts12−ts10)/2を基準値としてい
る。搬送ベルト3の駆動ローラ4の偏心や、駆動部の回
転ムラ、搬送ベルト3のあばれなどにより、移動速度v
は常に一定とは限らないが、移動速度vの誤差の影響を
含んだ(ts12−ts10)/2を基準値とすること
により、移動速度vの誤差の影響を低減できる。例え
ば、移動速度vに0.5%の誤差があっても、基準値が
(4mm×0.5%)/2=10μm分補正される。こ
れにより、1ドットが42.3μmの600dpiの画
像形成装置で、1/4〜1/8ドット精度で、位置ずれ
量を検出する場合でも、検出誤差は無視できるレベルと
なる。なお、実際上は、搬送ベルト3の移動方向に関し
て、左右(δesfY、δesrY)に形成するととも
に、Bkで挟まれたM(δesfM、δesrM)とC
(δesfC、δesrC)に関しても同様のパターン
を形成する。上記の位置ずれ検出用パターンを読み取る
方法としては、図4に示すように、(a)、(b)、
(c)などがある。(a)では、パターン17のピーク
Vpを検出タイミングtaとしている。また、(b)で
は、検出値が一定レベルVbを超えるパターン17の中
心tb2{=(tb3−tb1)/2}を検出タイミン
グとしている。さらに、(c)では、パターン17の検
出レベルが閾値Vtを超える時間tcを検出タイミング
としている。どの方法がよいかは、現像特性や回路規模
など、要求される仕様に従って決定する。上記のよう
に、本実施例によれば、搬送ベルトの移動速度に誤差の
影響を含んだ、基準色パターン間の実測時間差から得た
値を基準値としているので、搬送ベルトの駆動ローラの
偏心や、駆動部の回転ムラ、搬送ベルトのあばれなどに
よる搬送ベルトの移動速度誤差による検出誤差を低減す
ることができる。 実施例2 つぎに、本発明の第2実施例について図6により説明す
る。図6は、図5と同様に、本実施例の位置ずれ検出用
パターンを説明するための図である。図6に示すよう
に、本実施例の基準色パターン14bと検出色パターン
14a、14cの配置が第1実施例と逆になっている。
この配置によって、位置ずれ検出用パターン形成におい
て、第1実施例の図5では、基準色パターン13a、1
3cは検出色パターン13bの6倍のトナー消費量とな
るが、本実施例の図6では、基準色パターン14bは検
出色パターン14a、14cの1.5倍のトナー消費量
で済み、基準色と検出色のトナー消費量の差が少ない。
なお、検出色パターン14a、14cは、例えば、Yで
あり、基準色パターン14bは、例えばBkである。t
s20、ts21、ts22は各パターン14a〜14
cの検出タイミングを、矢印42は搬送ベルト3の移動
方向を、一点鎖線L2はセンサ位置を示す。各パターン
14a〜14cは、位置ずれ時も重ならないように、例
えば2mm間隔程度に設定する。搬送方向に位置ずれが
ない場合に、14bの検出タイミングts21が、14
aと14cの中間の検出タイミング(ts22−ts2
0)/2となるように、パターンを形成する。搬送ベル
ト3の移動速度sをvmm/sとすると、搬送方向に関
して、位置ずれ量δesYは、 δesY=v×{(ts22−ts20)/2−ts21} … 式19 となる。式19では、同一色パターン間の実測時間差か
ら得た(ts22−ts20)/2を基準値としている
ので、検出誤差は無視できるレベルとなる。実際には、
左右(δesfY、δesrY)に形成するとともに、
Bkを挟むM(δesfM、δesrM)とC(δes
fC、δesrC)に関しても同様のパターンを形成す
る。本実施例においても、第1実施例とほぼ同様に、搬
送ベルトの移動速度に誤差の影響を含んだ、同一色パタ
ーン間の実測時間差から得た値を基準値としているの
で、搬送ベルトの駆動ローラの偏心や、駆動部の回転ム
ラ、搬送ベルトのあばれなどによる搬送ベルトの移動速
度誤差による検出誤差を低減することができる。 実施例3 つぎに、本発明の第3実施例について図7により説明す
る。図7には、本実施例の位置ずれ検出用パターンが示
される。本実施例では、従来例を示した図10と同様、
用紙搬送方向の位置ずれ量を検出するためのパターン
と、主走査方向の位置ずれ量を検出するためのパターン
を各色ごとに、左右おのおのに形成するが、図7では説
明を簡略化するために、そのうちの1つのパターンを示
す。図7において、15a、15cは各色の搬送方向の
基準位置を示すパターンで、15bは主走査方向の位置
を示す、傾き45度のパターンである。全て同一色で、
例えばYで形成される。tm10、tm11、tm12
は各パターンの検出タイミングを、矢印44は搬送ベル
ト3の移動方向を、一点鎖線L3はセンサ位置を示す。
主走査方向への位置ずれ時も検出できるように、パター
ン15a〜15cはある程度の長さが必要で、例えば、
パターン15a、15c間が4mm程度の大きさに設定
する。主走査方向に位置ずれがない場合、検出パターン
15bの検出タイミングtm11は、基準パターン15
aと15cの中間の検出タイミング(tm12−tm1
0)/2となる。主走査方向の位置ずれがあると、ずれ
量に応じて、検出タイミングが変動する。検出パターン
15bは45度で、tan45度=1なので、搬送方向
の検出タイミングの変動量が主走査方向の位置ずれ量を
示す。搬送ベルト3の移動速度をvmm/secとする
と、主走査方向に関して、検出位置dmYは、 dmY=v×{(tm12−tm10)/2−tm11} … 式20 となる。式20は、基準パターン15a、15c間の実
測時間差から得た(tm12−tm10)/2を基準値
としている。駆動ローラ4の偏心や、駆動部の回転ム
ラ、搬送ベルト3のあばれなどにより、移動速度vは常
に一定とは限らないが、移動速度vの誤差の影響を含ん
だ(tm12−tm10)/2を基準値することによ
り、移動速度vの誤差を低減できる。例えば、vに0.
5%の誤差があっても、基準値が(4mm×0.5%)
/2=10μm分補正される。これにより、1ドットが
42.3μmの600dpiの画像形成装置で、1/4
〜1/8ドット精度で、位置ずれ量を検出する場合で
も、検出誤差は無視できるレベルとなる。なお、実際に
は、搬送ベルト3の移動方向に関して、左右(dmf
Y、dmrY)に形成するとともに、Bk(dmfB
k、dmrBk)とM(dmfM、dmrM)とC(d
mfC、dmrC)に関しても同様のパターンを形成す
る。そして、例えば、Bkの検出位置を基準に、各色の
位置ずれ量、 δemfY=dmfY−dmfBk … 式21 δemfM=dmfM−dmfBk … 式22 δemfC=dmfC−dmfBk … 式23 と、 δemrY=dmrY−dmrBk … 式24 δemrM=dmrM−dmrBk … 式25 δemrC=dmrC−dmrBk … 式26 を求める。計算結果の正負からずれ方向が判断でき、δ
emfから書き出し位置を、δemr−δemfから主
走査幅を補正する。なお、主走査幅に誤差がある場合
は、書き出し位置はδemfのみでなく、主走査幅補正
に伴い変化した画像周波数の変化量で加味して算出す
る。図7のパターンは、図8に示すように、直線と斜線
を逆にしてもよい。図8において、16bが各色の搬送
方向の基準位置を示すパターンで、16a、16cが主
走査方向の位置を示す、傾き45度のパターンである。
全て同一色で、例えばYで形成される。tm20、tm
21、tm22は各パターンの検出タイミングを、矢印
L4は搬送ベルト3の移動方向を、一点鎖線L4はセン
サ位置を示す。主走査方向への位置ずれ時も検出できる
ように、16a〜16cはある程度の長さが必要で、例
えば、パターン16a、16c間が4mm程度の大きさ
に設定する。主走査方向に位置ずれがない場合、16b
の検出タイミングtm21は、16aと16cの中間の
検出タイミング(tm22−tm20)/2となる。検
出位置dmYは、 dmY=v×{(tm22−tm20)/2−tm21} … 式27 となる。本実施例においても、上記実施例とほぼ同様
に、搬送ベルトの移動速度に誤差の影響を含んだ、2つ
のパターン間の実測時間差から得た値を基準値としてい
るので、搬送ベルトの駆動ローラの偏心や、駆動部の回
転ムラ、搬送ベルトのあばれなどによる搬送ベルトの移
動速度誤差による検出誤差を低減することができる。 実施例4 つぎに、本発明の第4実施例について説明する。本実施
例では、第1、第2、第3実施例におけるそれぞれの図
5〜図8で、上記の各パターンを搬送ベルト3の移動方
向下流側から順に第1、第2、第3パターンa、b、c
として、また、第1パターンaと第3パターンc間の理
論距離をd0mmとし、さらに、式18、式19、式2
0、式27を、 δesY=d0×{ts11−(ts12−ts10)/2}/(ts12−t s10) … 式28 δesY=d0×{(ts22−ts20)/2−ts21}/(ts22−t s20) … 式29 dmY=d0×{(tm12−tm10)/2−tm11}/(tm12−tm 10) … 式30 dmY=d0×{(tm22−tm20)/2−tm21} /(tm22−t m20)… 式31 とする。式18、式19、式20、式27ではvmm/
sを理論値で一定としている。位置ずれがない場合は、
時間差が0であり、vmm/sを理論値一定とした式で
も、検出誤差はほぼ0となるが、位置ずれがある場合
は、vの誤差の影響を考慮することによりさらに検出精
度が向上する。そこで、vmm/sの代わりに、移動速
度d0をvの誤差の影響を含んだ(ts12−ts1
0)、(ts22−ts20)、(tm12−tm1
0)、(Tm22−tm20)を割った値を用いること
により、さらに検出精度が向上する。なお、上記実施例
では、位置ずれがない場合、間に挟まれたパターンが両
側の中心にくるようにパターン形成しているが、必ずし
も中心である必要はない。また、図7、図8に示した斜
線は直線と一体となっているが、離れていてもよい。さ
らに、パターン検出部にフォトセンサを用いているが、
CCDなどのラインセンサでもよい。また、フォトセン
サを両サイドに設けているが、光学部がLEDヘッド
で、主走査幅を補正する必要がなければ、任意の位置に
1個でもよい。また、上記実施例では、本発明を、各画
像形成部にて感光ドラム上に形成された画像を搬送ベル
ト上に担持された記録材上に重ねて転写する形式の画像
形成装置の場合について説明したが、各画像形成部にて
感光ドラム上に形成された画像をいったん無端状ベルト
としての中間転写ベルト上に重ねて転写し、さらに記録
材に一括転写する形式の画像形成装置に具現化すること
もできる。
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のカラー画像形成装置によれば、位置ずれ検出用パター
ンが、前記無端状ベルトの移動方向に形成された基準パ
ターンと検出パターンとを含み、かつ、少なくとも、一
方が1つ、他方が2つの要素からなり、前記少なくと
も、2つの要素を含むパターン間隔に対応した値を基準
にして、位置ずれ量を算出することにより、位置ずれ検
出用パターンが形成される無端状ベルトの移動誤差によ
る位置ずれ検出誤差を低減でき、画像の色ずれを防止で
き、高品質画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第4実施例に係るカラー画像形
成装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明の第1〜第4実施例に係るカラー画像形
成装置を示す全体構成図である。
【図3】本発明の第1〜第4実施例に係る位置ずれ検出
用パターンの処理部を示すブロック図である。
【図4】第1〜第4実施例に係る位置ずれ検出用パター
ンの読み取り方法を説明するための図である。
【図5】第1実施例の位置ずれ検出用パターンを示す説
明図である。
【図6】第2実施例の位置ずれ検出用パターンを示す説
明図である。
【図7】第3実施例の位置ずれ検出用パターンを示す説
明図である。
【図8】第3実施例における位置ずれ検出用パターンの
変形例を示す説明図である。
【図9】位置ずれの例を示す説明図である。
【図10】従来の位置ずれ検出用パターンの例を示す平
面図である。
【符号の説明】
3 搬送ベルト(無端状ベルト) 6a、6b センサー(検出手段) 13a、13b 基準色パターン(位置ずれ検出用
パターン) 13b 検出色パターン(位置ずれ検出用パ
ターン) 14a、14c 検出色パターン(位置ずれ検出用パ
ターン) 14b 基準色パターン(位置ずれ検出用パ
ターン) 15a、15c 基準パターン(位置ずれ検出用パタ
ーン) 15b 基準パターン(位置ずれ検出用パタ
ーン) 16a、16b、16c 位置ずれ検出用パターン 22 演算部(演算手段) I、II、III、IV 画像形成手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色の異なる画像を形成する複数の画像形
    成手段と、前記複数の画像形成手段を順次通過する無端
    状ベルトと、前記無端状ベルト上に位置ずれ検出用パタ
    ーンを形成する手段と、前記無端状ベルト上に形成され
    た位置ずれ検出用パターンを検出する手段と、前記位置
    ずれ検出用パターンの検出結果から、基準色に対する検
    出色の位置ずれ量を算出する演算手段と、を有するカラ
    ー画像形成装置において、 前記位置ずれ検出用パターンは、前記無端状ベルトの移
    動方向に形成された基準パターンと検出パターンとを含
    み、かつ、少なくとも、一方が1つ、他方が2つの要素
    からなり、前記少なくとも、2つの要素を含むパターン
    間隔に対応した値を基準にして、位置ずれ量を算出する
    ことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記位置ずれ量の算出には、前記パター
    ン間隔に対応した時間と前記無端状ベルトの移動速度を
    用いることを特徴とする請求項1のカラー画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記位置ずれ量の算出には、前記パター
    ン間隔に対応した時間と前記パターン間隔に対応した距
    離を用いることを特徴とする請求項1のカラー画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記基準パターンは前記検出パターンを
    挟むことを特徴とする請求項1のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記検出パターンは前記基準パターンを
    挟むことを特徴とする請求項1のカラー画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記基準パターンは基準色であり、前記
    検出パターンは検出色であることを特徴とする請求項1
    のカラー画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記基準パターンは前記移動方向に対し
    て略直交する方向に延びるパターンであり、前記検出パ
    ターンは前記移動方向に対して斜め方向に延びるパター
    ンであることを特徴とする請求項1のカラー画像形成装
    置。
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