JP2001033394A - 非接触式表面検査方法および非接触式表面検査装置 - Google Patents

非接触式表面検査方法および非接触式表面検査装置

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JP2001033394A
JP2001033394A JP11202260A JP20226099A JP2001033394A JP 2001033394 A JP2001033394 A JP 2001033394A JP 11202260 A JP11202260 A JP 11202260A JP 20226099 A JP20226099 A JP 20226099A JP 2001033394 A JP2001033394 A JP 2001033394A
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Masashi Yagi
正史 八木
Sunao Yokomizo
直 横溝
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超高圧電力ケーブルの接続部などの円形また
は楕円形などで長尺物である検査対象の表面に微小な
傷、微小な付着物の有無を正確に検出することを可能と
する非接触式表面検査装置を提供する。 【解決手段】 検査対象の超高圧電力ケーブルの接続部
3と所定距離隔ててCCD撮像装置20の撮像部21を
位置させる。撮像部21が中央に位置するようなリング
状発光部11で超高圧電力ケーブルの接続部3を照射す
る。画像信号処理装置22は撮像部21の撮像データを
取り込み、信号処理して超高圧電力ケーブルの接続部3
の傷などを検出する。制御装置40は照明装置10およ
びCCD撮像装置20が搭載された移動装置30を超高
圧電力ケーブルの接続部3の周方向および長手方向に移
動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非接触式表面検査装
置に関する。より特定的には本発明は、超高圧電力ケー
ブル相互の接続部、感光ドラムなどの円筒形状の表面に
ついて傷、付着物などを非接触式で自動的に検査する非
接触式ケーブル自動表面検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】表面検査の検査対象として超高圧電力ケ
ーブルの絶縁体相互の接続部を例示して、非接触式表面
検査装置について例示する。最近、275KV,500
KVなどの超高圧電力送電用ケーブル(超高圧電力ケー
ブル)を相互に接続することがしばしば行われている。
そのような超高圧電力ケーブルの接続部は、十分な絶縁
特性を維持している必要があり、ケーブル接続後、接続
部に傷(疵)がないこと、付着物がないことを確認する
必要がある。そのような傷または付着物は、数100μ
m以下、好ましくは、100μm以下のものまで検出す
ることが望まれている。
【0003】そのような超高圧電力ケーブル相互の接続
部の検査方法としては、これまで人間の肉眼(目視)に
よる検査が行われてきた。しかしながら、人間の肉眼に
よる検査には種々の問題が指摘されている。そのような
問題の主要なものを例示すると下記になる。超高圧電力
ケーブルの接続は現場で行うから作業環境がよくないと
いう状況において、作業者の自由な行動が制限されてお
り、超高圧電力ケーブルの直径は大きく接続部分も長い
ので人間の作業量が大きく負担になる。超高圧電力ケー
ブルの接続部は絶縁体で被覆するが、絶縁体は半透明な
ので傷、付着物の検出が困難であり、検出もれが出る可
能性がある。また、検査に個人差があり均一な検査結果
が得られない。
【0004】上述した人間の肉眼検査による問題を克服
するため、ケーブル表面の検査の自動化が種々試みられ
ている。そのような自動化方法について例示する。
【0005】特開平6−258228号公報は、ケーブ
ルの表面の軸方向と直交する向きについた傷(疵)を検
出するため、傷がついている向きと直交する向きから光
ファイバを用いて平行光を当てて傷部分を影にして、そ
の影をケーブルの上部からチャージカップルド・デバイ
ス(CCD)で撮像してモニタに表示するとともに、傷
検出部で撮像結果を画像処理して傷を検出する方法を開
示する。
【0006】特開平8−223727号公報は、ケーブ
ルの表面についた傷、ケーブルの表面の付着物を検査す
るため、ハロゲンランプなどの光源から照射した光を反
射鏡で指向性を変え(偏向させ)、その偏向光をレンズ
で収束させ、散乱フィルタで散乱光としてケーブルの表
面に照射し、散乱光の反対側にプリズムを位置させ、プ
リズムの反射光をCCDカメラで撮像する方法を開示す
る。撮像結果はモニタで目視するか、信号処理して疵ま
たは付着物の有無を自動的に判断する。特開平8−22
3727号公報はまた、ライトガイドおよびCCDカメ
ラがケーブルの周方向および長手方向に相対的に移動可
能と記載している。
【0007】特開平8−193821号公報は、ケーブ
ル、感光ドラムなどの断面が円形状であり、ケーブルの
接続部の絶縁体のように半透明で疵(傷)の検出が困難
な検査対象における疵の検出方法として、図7(A)に
図解したように、2つのカメラユニット103の反対側
で超高圧電力ケーブルの絶縁体101の表面に対して照
明装置102から45度の照射角度で光を絶縁体101
に照射し、その結果を2つのカメラユニット103で撮
像し、その撮像結果を制御装置で信号処理した疵を検出
する方法を開示する。また特開平8−193821号公
報は、ケーブルの周方向に回転可能であり、かつ、軸方
向に移動可能な機構をも開示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したケーブルの表
面検査装置は全て非接触式表面検査装置であるがそれぞ
れ下記に述べる問題点が存在する。
【0009】特開平6−258228号公報に開示され
ている検出方法は、ケーブルの軸方向と直交する向きの
傷の検出のみに限定され、その他の傷、たとえば、ケー
ブルの軸方向と同じ向きの傷の検出はできない。さらに
特開平6−258228号公報の検出方法は、光の照射
によって影となる傷の検出のみを対象としているから、
その他の傷、付着物の検出には適さない。
【0010】特開平8−223727号公報は、多数の
光学機器を用いているので特開平8−193821号公
報に開示された装置以上に装置構成が複雑である。その
結果、ケーブルの周方向および長手方向に相対的に移動
可能とする移動機構は、後述する特開平8−19382
1号公報の機構以上に複雑になる。したがって、特開平
8−223727号公報に開示されている表面検査装置
を超高圧電力ケーブルの接続が行われる作業現場に適用
することには制限がある。
【0011】特開平8−193821号公報は、図8
(A)に図解したように、カメラユニットと照明装置と
が離れすぎていて検査装置の構造が複雑になる。特に、
特開平8−193821号公報は、ケーブルの表面の傷
および付着物を自動的に検出することを意図して、ケー
ブルの周方向および軸方向に移動可能な機構を示してい
るが、特開平8−193821号公報の方法ではその機
構も複雑になる。その結果、特開平8−193821号
公報の装置を超高圧電力ケーブルの接続が行われる作業
現場に適用する場合にはさらに改善すべき点がある。
【0012】図8(A)に図解した照明および撮像方法
の検出結果の例を、図8(B)に図解する。図8(B)
において、横軸は照明中心からの距離、縦軸は検出感度
を示す。超高圧電力ケーブルの絶縁体101は半透明の
ため、カメラユニット103は自動焦点(AF)機能を
使用しにくい。そのため、カメラユニット103は固定
焦点で撮像している。照明装置102から照射された光
が超高圧電力ケーブルの絶縁体101で反射してカメラ
ユニット103で撮像するとき、発射光が直接カメラユ
ニット103に入射すると、その部分が非常に強調され
るので、画像処理範囲が狭くなり、カメラユニット10
3の撮像結果を画像処理する範囲も狭くなることが見い
だされた。またカメラユニット103の撮像結果につい
てマスクをかけて信号処理する必要が生じた。さらに、
図8(A)に破線で図解したように、照明装置102と
超高圧電力ケーブルの絶縁体101との距離、および、
超高圧電力ケーブルの絶縁体101とカメラユニット1
03との距離がわずかにでもずれると、強調される範囲
が大きく変化するので、カメラユニット103で撮像結
果が大きく変化し、安定した検査ができない。しばし
ば、図7(B)の破線で示したような検出感度となり、
検査不可能になる場合がある。このような不具合を改善
するには、超高圧電力ケーブルの絶縁体101と照明装
置102およびカメラユニット103との距離を一定に
維持させる制御が必要になり、装置構成が一層複雑にな
る。あるいは照明装置102の照度制御を行う必要が生
ずる。その場合、照明装置102が複雑になる。
【0013】種々の照明方法と撮像方法が試みられてい
るが、超高圧電力ケーブルの接続部の絶縁体は上述した
ように半透明であり、その表面に数百マイクロメータ
(μm)以下、好ましくは、100μm以下の傷、付着
物の有無を検出するに際して、照明装置と撮像装置と
を、たとえば、図8(A)に図解したように、対向させ
ることは好ましくない。
【0014】超高圧電力ケーブルの接続現場などの検査
環境に恵まれていない場所で、自動的かつ連続的に検査
するには、検査対象と相対的に、軸方向かつ周方向に連
続的に移動可能な小型、軽量の機構、および、そのよう
な機構を可能ならしめに照明装置と撮像装置との配置も
重要であるが、これまでまだそのような適切な配置が提
示されていない。
【0015】以上、検査対象として超高圧電力ケーブル
などのケーブルの表面検査を例示したが、ケーブル以外
の断面が円形または楕円形などで、長尺物の表面検査、
たとえば、感光ドラムなどの検査についても上記同様の
問題に遭遇している。
【0016】本発明の目的は、断面が円形または楕円形
などで長尺物である検査対象の表面に微小な傷、微小な
付着物の有無を正確に検出するを可能とする照明方法と
撮像方法とを提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、上記照明方法と上記
撮像方法とを実現した照明装置と撮像装置とを小型・軽
量化することにある。
【0018】本発明のさらに他の目的は、上記照明装置
と上記撮像装置を検査対象に対して相対的に、軸方向か
つ周方向に連続的に移動可能な小型、軽量の機構を有す
る非接触式表面検査装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点によ
れば、リング状の形状の照明手段からの光を検査対象か
ら所定の距離を隔てて前記検査対象の表面に照射し、前
記リング状の形状の照明手段のリングの中央に撮像手段
を位置させて、前記照明手段と前記検査対象の表面との
距離と同じかほぼ同じ距離を隔てて前記照明手段で照射
した部分を撮像し、その撮像結果を信号処理して前記検
査対象物についた傷または付着物を検査する、非接触式
表面検査方法が提供される。
【0020】リング状の照明手段により、検査対象の検
査部位に均一な光を照射する。リング状照明手段の中央
に位置する撮像手段で均一光の反射光を撮像する。そし
て、撮像信号を信号処理して傷、付着物を検出する。
【0021】本発明の第2の観点によれば、上記非接触
式表面検査方法を実施した装置、すなわち、非接触式表
面検査装置が提供される。当該非接触式表面検査装置
は、検査対象を所定距離隔てて撮像する撮像手段と、前
記検査対象と前記撮像手段との距離と同じかほぼ同じ距
離から前記検査対象に光を照射する照明手段であって発
光部分が前記撮像手段を囲んむようにリング状に構成さ
れているものと、前記照明手段で照明した前記検査対象
の照明部分を前記撮像手段で撮像した撮像信号を入力
し、画像処理して前記検査対象について傷または付着物
を検出する画像信号処理手段とを有する。
【0022】好ましくは、前記撮像手段を前記照明手段
のリング状発光部の中央に位置させ、前記撮像手段と前
記照明手段とを一体構成する。撮像手段と照明手段の一
体化により、装置の小型化が促進する。
【0023】また好ましくは、前記非接触式表面検査装
置は、前記照明手段・撮像手段一体化装置を前記被検査
対象の検査部に対して相対的に移動させる移動手段をさ
らに有する。さらに特定的には、前記移動手段は、前記
照明手段・撮像手段一体化装置と前記検査対象とを相対
的に前記検査対象の周囲を回転させる回転駆動手段と、
前記照明手段・撮像手段一体化装置と前記検査対象とが
相対的に前記検査対象の長手方向に移動させる長手方向
移動手段とを有する。この移動手段を用いることによ
り、検査対象を検査部位の全てを自動的に検査すること
が可能となる。
【0024】特定的には、前記検査対象は超高圧電力ケ
ーブルの半透明の絶縁体であり、前記照明手段のリング
状発光部が蛍光光を発光する。既存の蛍光灯を使用で
き、低価格で実施できる。
【0025】前記画像信号処理手段は、前記撮像手段か
ら入力した画像信号を二値化して傷または付着物を識別
する。または、前記画像信号処理手段は、前記撮像手段
から入力した二次元状の画像信号を二次元的に微分し、
その微分値が所定のレベルを越えている部分を検出し、
該所定レベルを越えている部分を傷または付着物として
検出する。微分信号処理をすることにより、以上部分の
識別が顕著になる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の非接触式表面検査装置の
実施の形態を添付図面を参照して述べる。図1は本発明
の非接触式表面検査装置の実施の形態としての非接触式
ケーブル自動表面検査装置の構成図である。図1におい
て、非接触式ケーブル自動表面検査装置1は、検査対象
としての超高圧電力ケーブルの接続部3の表面に光を照
射する照明装置10と、照明装置10に給電する電源装
置12と、撮像装置としてのチャージカップルド・デバ
イス(CCD)撮像装置20と、画像信号処理装置22
と、表示装置24と、移動装置30と、制御装置40と
を有する。
【0027】非接触式ケーブル自動表面検査装置1の概
要をまず述べる。電源装置12は照明装置10に電圧を
供給する。その結果、照明装置10は超高圧電力ケーブ
ルの接続部3の表面に光を照射する。
【0028】CCD撮像装置20は照明装置10が超高
圧電力ケーブルの接続部3の表面に照射した光の反射光
を受光する。画像信号処理装置22はCCD撮像装置2
0で撮像した画像信号を受信して、詳細を後述する信号
処理を行う。画像信号処理装置22はまた表示装置24
にCCD撮像装置20で撮像した結果および信号処理の
結果を表示する。
【0029】移動装置30は制御装置40からの指令に
応じて、照明装置10およびCCD撮像装置20を超高
圧電力ケーブルの接続部3の周囲を軸方向および周方向
に移動させる。その結果、上述した超高圧電力ケーブル
の接続部3へ全面への照明およびその撮像を行うことが
できる。制御装置40は、移動装置30の超高圧電力ケ
ーブルの接続部3の周方向の位置および軸方向の位置を
後述する位置センサの読みとして入力して、移動装置3
0の位置制御を行う。制御装置40で入力した移動装置
30の超高圧電力ケーブルの接続部3の周方向の位置お
よび軸方向の位置は後述する位置センサの読みとして画
像信号処理装置22に出力され、画像信号処理装置22
において、超高圧電力ケーブルの接続部3のどの位置の
検査が行われているかが判断できる。
【0030】図2および図3は図1に図解した実施の形
態としての非接触式ケーブル自動表面検査装置1の1例
示としての超高圧電力ケーブル終端の接続部3、CCD
撮像装置20および移動装置30の拡大断面、および、
移動装置30の概略構成を示す図である。
【0031】図3に図解したように、超高圧電力ケーブ
ルの接続部3の両側は、ケーブル把持部50、52に把
持されている。図2に図解したように、下部のピボット
(枢軸)3Cを中心に右把持部3Aと左把持部3Bとが
開放して検査対象のケーブル接続部3の両外側の超高圧
ケーブルを挟み込み、その後、右把持部3Aと左把持部
3Bの上部を閉じることにより、ケーブル接続部3に対
するCCD撮像装置20の位置が固定される。したがっ
て、CCD撮像装置20がケーブル接続部3の周囲を回
動したとき、ケーブル接続部3の表面に対するCCD撮
像装置20の位置は固定される。この固定状態におい
て、以下に述べる表面検査が行われる。
【0032】照明装置10と、レンズ25が先端に取り
付けられたCCD撮像装置20とは移動装置30に搭載
されている。以下、照明装置10とCCD撮像装置20
について述べる。図4は照明装置10とCCD撮像装置
20との位置関係を示す図であり、図4(A)は図2の
線H−Hから見た照明装置10とCCD撮像装置20と
の平面図であり、図4(B)は照明装置10とCCD撮
像装置20の断面図である。照明装置10は外径r1、
中心径r2、内径r3の環状(リング状)の発光部11
を有する。照明装置10のソケット12に固定された端
子ピン13には図2に図解した電源ケーブル14を介し
て図1に図解した電源装置12に接続され、電源装置1
2からの給電により発光部11が発光する。照明装置1
0はたとえば、蛍光灯である。
【0033】CCD撮像装置20の撮像部21およびレ
ンズ25は、照明装置10の中心に位置している。CC
D撮像装置20の撮像部21は、たとえば、500×5
00ドットである。CCD撮像装置20の撮像部21の
面と照明装置10のリング状発光部11の中心面とはほ
ぼ同じ平面、または、リング状発光部11の中心部の面
の上下にいくぶんずれていてもよいが、レンズ25の中
心軸と撮像部21の中心とをリング状発光部11の中心
Cに位置させておく。なお、撮像部21が周囲のリング
状発光部11からの直接光を受光することを防止し、後
述する超高圧電力ケーブルの接続部3からの反射光のみ
を有効に受光可能なように、撮像部21の周囲に遮光用
フード23を設けることができる。遮光用フード23は
撮像部21の周囲を取り囲み、撮像部21の部分から先
端に向かって広がる形状をしている。遮光用フード23
の内面は反射を防止させるため黒色にすることが望まし
い。同様に、遮光用フード23の外面を黒色にすること
ができる。CCD撮像装置20の撮像部21で撮像した
撮像信号は電気信号に変換されて、図2に図解したケー
ブル25を介して図1に図解した画像信号処理装置22
に伝送される。
【0034】照明装置10と、先端にレンズ25が取り
付けられたCCD撮像装置20とは図2および図3に図
解したように、一体構成されて移動装置30に搭載され
ている。特に、本実施の形態におけるように、照明装置
10とCCD撮像装置20とが接近した位置に配置され
ているので一体構造にすることが容易であり、一体構成
した寸法を小型にできる。その結果、本装置を軽量化で
きる。
【0035】図2および図3に図解したように、移動装
置30は、回転リング31と、回転駆動体32と、軸方
向駆動体33と、軸方向駆動機構34と、たとえば、ロ
ーターエンコーダで構成された回転センサ61、軸方向
位置センサ63とを有する。さらに移動装置30は、支
持部35と、開閉部36と、ケーブル37とを有する。
【0036】開閉部36は支持部35に対して下部の支
点を中心に上部が開閉可能であり、支持部35と開閉部
36とが閉じた状態において、超高圧電力ケーブルの接
続部3の周囲を照明装置10およびCCD撮像装置20
の一体構造部が回転可能な空間38を規定する。超高圧
電力ケーブルの接続部3の表面検査時、超高圧電力ケー
ブルの接続部3を空間38に収容するため、開閉部36
の上部が開き、超高圧電力ケーブルの接続部3を空間3
8に収容し、その後、開閉部36を閉じる。図2は超高
圧電力ケーブルの接続部3が空間38に収容された状態
を示す。
【0037】照明装置10とCCD撮像装置20とが一
体構成された照明・撮像装置が回転リング31に固定さ
れている。回転リング31は回転駆動体32の回転R1
に伴って超高圧電力ケーブルの接続部3の周囲を回転方
向R2で回転するように支持部35に回転可能に支持さ
れている。回転駆動体32は、モータ63と、モータの
回転軸に回転リング31と接触し回転リング31との摩
擦力で回転する回転体とで構成されている。制御装置4
0は図示しない回転センサ、たとえば、回転駆動体32
のモータ73の回転軸に固定されモータの回転数を検出
するロータリエンコーダ61からモータの回転位置を読
み取り、回転駆動体32のモータ63への回転制御を行
う。
【0038】支持部35は、軸方向駆動体33、たとえ
ば、モータステッピング71の駆動力をY方向の移動力
に変換する軸方向駆動機構34、たとえば、ピニオンと
ラックによって、超高圧電力ケーブルの接続部3の軸方
向、すなわち、図示Y方向に移動される。制御装置40
は、図示しない位置センサ、たとえば、Y方向の位置を
検出するステッピングモータの回転数またはリニアセン
サの検出信号を入力し、軸方向駆動体33を駆動してY
方向の位置決め制御を行う。
【0039】図5は制御装置40における上記制御動作
を示すフローチャートである。図6は画像信号処理装置
22における処理を示すフローチャートである。以下、
図4のフローチャートを参照して制御装置40の動作、
および、図6を参照して画像信号処理装置22の動作の
一部を述べる。
【0040】ステップ1:動作開始スイッチ(図示せ
ず)がオンになると、電源装置12がオンになり、照明
装置10を発光させるとともに、制御装置40が起動す
る。制御装置40は予め設定された超高圧電力ケーブル
の接続部3のY方向の検査開始位置に移動装置30を位
置決めする。この位置決め制御は、制御装置40から軸
方向駆動体33に位置決め指令を出力して軸方向駆動体
33を駆動し、その結果を図示しない位置検出センサの
読みを負帰還して目標位置に到達するまで行う。
【0041】ステップ2:制御装置40は、回転駆動体
32に初期回転位置に相当する回転指令を出力して駆動
し、回転リング31を回転させ、照明装置10と、先端
にレンズ25が取り付けられたCCD撮像装置20との
一体構成体を回転させ、図示しない回転位置検出センサ
の読みを負帰還して目標回転位置に到達するまで行う。
初期回転位置に位置決めされたら、制御装置40は画像
信号処理装置22に、検査開始位置データを送出し、初
期動作を指令する。画像信号処理装置22はその指令に
応じて、撮像データの取り込みなどのための初期動作を
行う(図6、ステップ11)。
【0042】ステップ3:制御装置40は、回転駆動体
32を駆動して回転リング31に搭載された照明装置1
0とCCD撮像装置20との一体構成体の回転を開始さ
せる。同時に、制御装置40は画像信号処理装置22に
撮像データの取り込み開始を指示する。このとき、制御
装置40は回転位置センサの読みも画像信号処理装置2
2に出力する。それにより、画像信号処理装置22は照
明装置10で照明されている超高圧電力ケーブルの接続
部3の反射光を撮像したCCD撮像装置20の撮像デー
タの取り込みを開始する(図6、ステップ12)。
【0043】ステップ4、5:制御装置40は回転終了
位置に到達した否かをチェックしながら最終回転位置に
到達するまで、上記回転リング31の回転を継続させ
る。制御装置40は回転位置センサの読みを画像信号処
理装置22に出力する。
【0044】画像信号処理装置22は、CCD撮像装置
20から取り込んだ撮像データを、超高圧電力ケーブル
の接続部3の回転方向の位置との対応をつけて記憶する
(図6、ステップ12)。
【0045】画像信号処理装置22はさらに、回転位置
と撮像データとを表示装置24に表示する(図6、ステ
ップ13)。表示装置24の表示データは、画像信号処
理装置22において信号処理されて、たとえば、横軸を
超高圧電力ケーブルの接続部3のY方向、縦軸を超高圧
電力ケーブルの接続部3の回転方向とした二次元空間に
表示される。表示装置24に表示されたデータがほぼ一
定であれば、超高圧電力ケーブルの接続部3には傷など
がないことを示しており、表示されたデータが低い、ま
たは、高い場合は傷、付着物が付着している可能性が視
認できる。なお画像信号処理装置22は、CCD撮像装
置20から取り込んだ撮像データを二値化し、所定レベ
ル以上の撮像データを表示装置24に赤で表示させ、所
定レベル以下を白で表示させて識別を容易にすることが
できる。あるいは画像信号処理装置22は、CCD撮像
装置20から取り込んだ撮像データを三値化し、低レベ
ル以下の撮像データを注意データとして表示装置24に
黄色で表示させ、高レベル以上の撮像データを傷などが
ある異常データとして表示装置24に赤色で表示させ、
中間レベルの撮像データを問題のない状態として白色で
表示させて識別を容易にすることができる。
【0046】ステップ6:制御装置40は回転リング3
1の回転が1回転分終了したとき、移動装置30を、予
め設定されたY方向の最終検査位置に向けて、1ピッチ
移動させる。移動装置30のY方向への位置決め制御
は、ステップ1において述べたと同様の制御である。1
ピッチ移動画終了したとき、制御装置40はそのY方向
の位置データを画像信号処理装置22に送出する。
【0047】このようにして、移動装置30および制御
装置40により、回転リング31に固定された照明装置
10とCCD撮像装置20との一体構成体は、超高圧電
力ケーブルの接続部3の周方向に回転され、超高圧電力
ケーブルの接続部3の軸方向(Y方向)に移動されてい
く。すなわち、本実施の形態においては、まず、超高圧
電力ケーブルの接続部3の検査対象端部に支持部35を
位置決めし、その位置で回転駆動体32を駆動して照明
装置10およびCCD撮像装置20を超高圧電力ケーブ
ルの接続部3の周囲を1回転させ、次に所定距離だけ超
高圧電力ケーブルの接続部3の軸方向に支持部35を移
動させ、その位置で回転駆動体32を駆動して照明装置
10およびCCD撮像装置20を超高圧電力ケーブルの
接続部3の周囲を1回転させることを繰り返していく。
この回転位置決め制御時に、超高圧電力ケーブルの接続
部3の表面の状態がCCD撮像装置20により撮像さ
れ、画像信号処理装置22に取り込まれ、表示装置24
に表示される。
【0048】ステップ7:制御装置40は予め設定され
たY方向の最終検査位置に到達するまで、上述したステ
ップ2〜6の動作を反復する(図6、ステップ14)。
なお、ステップ2における初期回転位置としては、常に
固定の初期回転位置とせず、回転リング31を正転、逆
転させることとして、回転最終位置を次回の回転初期位
置として、上述した回転動作を逆転させることができ
る。そうすれば、固定の初期回転位置まで復帰させる時
間が短縮できる。
【0049】Y方向の検査開始位置から検査終了位置ま
で上述した走査が行われたとき、画像信号処理装置22
には、Y方向と回転方向との二次元空間にマッピングさ
れた撮像データが蓄積されている。画像信号処理装置2
2はその蓄積データを用いて、傷、付着物の有無を検出
するための処理を行う。図6は画像信号処理装置22に
おける上述した撮像データの取り込みと、表示装置24
への表示に加えて、上記走査終了後の画像信号処理装置
22の信号処理を示すフローチャートである。
【0050】ステップ15,16:画像信号処理装置2
2は、取り込んだ撮像データを回転方向およびY方向の
二次元空間についてフィルタリング処理して、雑音成分
を除去する。その後、画像信号処理装置22は、所定の
しいき値を基準として、フィルタリングしたデータを比
較し、しきい値を越えているデータについて、そのデー
タの値と回転方向の位置およびY方向の位置を、表示装
置24およびプリンタ(図示せず)に出力する。しいき
値を越えたデータが傷、付着物などを示している。
【0051】ステップ15における画像信号処理装置2
2の信号処理として、上述した方法に限らず、その他種
々の方法を行うことができる。たとえば、上述した1つ
のしいき値に変えて、低レベルのしきい値と高レベルの
しきい値を設定しておき、画像信号処理装置22は、フ
ィルタリングした撮像データが低レベルのしきい値と高
レベルのしきい値との間にあるときは正常と判断して出
力せず、高レベル以上の撮像データ、および、低レベル
以下の撮像データについて、そのデータの値と回転方向
の位置およびY方向の位置を、表示装置24およびプリ
ンタ(図示せず)に出力する。
【0052】ステップ15における画像信号処理装置2
2の他の信号処理としては、フィルタリングした撮像デ
ータを二次元的に微分して、微分したデータが所定のし
きい値を越えているか否かを判別し、所定のしきい値を
越えているデータの値と回転方向の位置およびY方向の
位置を、表示装置24およびプリンタ(図示せず)に出
力する。微分結果が所定のしきい値を越えているとき
は、超高圧電力ケーブルの接続部3の表面に変化がある
ことを示しており、傷、付着物などの存在を示してい
る。
【0053】画像信号処理装置22における信号処理と
しては、上述したものに限らず、その他の方法も適用で
きる。また、上述した信号処理を全て行うこともでき
る。なお、画像信号処理装置22の信号処理においてフ
ィルタリング処理は必須ではない。
【0054】以上に述べた制御装置40および画像信号
処理装置22の処理により、超高圧電力ケーブルの接続
部3の表面検査が自動化できた。このような自動化処理
により、検査漏れはなくなり、記録性も高まり、作業者
の負担が軽減する。また上述した小型・軽量の非接触式
表面検査装置を用いることにより、走査時間が短縮で
き、検査時間が短縮できた。
【0055】図2、図3、および、図4(A)、(B)
に図解したように、照明装置10とCCD撮像装置20
とを一体化することにより、回転リング31に搭載して
固定する部分が小型軽量化された。その結果、回転リン
グ31への搭載が容易になり、超高圧電力ケーブルの接
続部3の周囲の回転動作および超高圧電力ケーブルの接
続部3の軸方向の移動が容易になった。このように、移
動装置30、照明装置10およびCCD撮像装置20の
小型・軽量化は、超高圧電力ケーブルのように現場で作
業を行う場合に適用する非接触式ケーブル自動表面検査
装置1として好ましい。
【0056】超高圧電力ケーブルの接続部3は、通常、
半透明の絶縁体であり、肉眼では微小な傷、付着物が検
出しにくい。しかしながら、本実施の形態によれば、そ
のような半透明の絶縁体についても微小な傷、付着物も
検出できた。
【0057】図7(A)、(B)は、上述した図8
(A)、(B)に対応した、図2、図3および図4
(A)、(B)に図解したリング状発光部11を有する
照明装置10の超高圧電力ケーブルの接続部3表面への
照明およびその反射特性を示す図である。図7に図解し
た本実施の形態の方法は、撮像部21の周囲のリング状
発光部11から均一な光が超高圧電力ケーブルの接続部
3の表面に照射され、超高圧電力ケーブルの接続部3の
広い領域から反射光が撮像部21で検出される。また、
本実施の形態の方法は、超高圧電力ケーブルの接続部3
の広い領域からの反射光を検出できる。
【0058】このように、光源をリング状発光部11に
することにより撮像部21の視野が広がり、さらにズー
ム機能を持つレンズ25を設けることにより撮像部21
の焦点深度の許容範囲が飛躍的に拡大する。したがっ
て、撮像部21を有するCCD撮像装置20を焦点深度
の大きなものを使用できる。CCD撮像装置20の先端
に取り付けたレンズ25に焦点深度が大きなものを使用
すると、撮像部21と超高圧電力ケーブルの接続部3と
の距離の変化に余り影響されずに所望の撮像データが得
られるので、超高圧電力ケーブルの接続部3と撮像部2
1との距離制御を必要とせず、安定した撮像データが得
られる。その結果、傷、付着物の検出精度が高くなる。
すなわち、本実施の形態においては、CCD撮像装置2
0の先端に設けたレンズ25の焦点深度の大きなものを
用い、超高圧電力ケーブルの接続部3の表面と撮像部2
1との距離は厳密に保持しない。そのような焦点深度と
しては、たとえば、±3mmである。
【0059】比較例として、図8(A)、(B)に図解
した方法と対比する。照明条件が同一ではないので単純
な比較はできないが、本実施の形態のリング状発光部1
1を用いた照明方法によると、図7に図解した本実施の
形態は、超高圧電力ケーブルの接続部3への照明が均一
になり、視野範囲が半径方向に4倍、面積が16倍程度
広くなった。その視野としては、たとえば、15mm×
15mmである。
【0060】実施例 下記の条件で実施した例を示す。
【0061】
【表1】 照明装置10 リング状発光部11の種類 蛍光灯(5W) リング状発光部11の寸法 外径 60mm 内径 40mm レンズ25の焦点深度 ±3mm 撮像部21と接続部3との距離 69.5mm 撮像部21の画像取り込み範囲 17.5×22mm 画像処理範囲 17.5mm×17.5mm 撮像部21のドット数 500×500(画像処理時) 1ドット当たりの分解能 35μm
【0062】輝度差が十分にあると考えることができる
のは、2×2ドット、すなわち、70μ×70μm、ま
たは、3×3ドット、すなわち、105μm×105μ
m程度である。このように、本実施例によれば、100
μm程度以下の傷、付着物を検出できた。
【0063】図1〜図3に図解した例示は、超高圧電力
ケーブル終端の接続部3を水平方向に配置した場合につ
いて述べたが、本発明の非接触式表面検査装置は小型・
軽量なため、垂直方向に配置された超高圧電力ケーブル
に、垂直方向に固定することができる。すなわち、上述
したY方向が垂直方向になるだけであり、移動装置30
および制御装置40を何ら変更する必要はない。さらに
本発明の非接触式表面検査装置は、超高圧電力ケーブル
の終端接続部の他に中間接続部(直線接続部)に表面検
査にも適用できる。このように本実施の形態の移動装置
30は超高圧電力ケーブルの接続部3の配置に依存せ
ず、任意の状態で適用できる。
【0064】以上、本発明の検査対象として超高圧電力
ケーブルの接続部3を例示したが、本発明は超高圧電力
ケーブルの接続部3に限定されず、複写機の感光ドラム
の傷、付着物の検出などにも適用できる。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、安定かつ正確に検査対
象物の状態を撮像でき、断面が円形または楕円形などで
長尺物である検査対象の表面に微小な傷、微小な付着物
の有無を正確に検出できた。
【0066】本発明によれば、照明手段と撮像手段を検
査対象に対して相対的に軸方向かつ周方向に連続的に移
動可能な小型、軽量の機構を有する非接触式表面検査装
置が実現できた。また本発明によれば、撮像手段と検査
対象との距離を厳密に維持する必要がなく、操作が容易
であり、構造も簡単になる。本発明の非接触式表面検査
装置によれば、検査時間が短縮できた。
【0067】本発明によれば、照明手段として蛍光灯な
どの実用的なものを使用できるので、実現が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の非接触式表面検査装置の実施の
形態としての非接触式ケーブル自動表面検査装置の構成
図である。
【図2】図2は図1に図解した実施の形態としての非接
触式ケーブル自動表面検査装置の1例示としての超高圧
電力ケーブルの接続部、CCD撮像装置および移動装置
の拡大断面、および、移動装置の概略の断面構成図であ
る。
【図3】図3は図2に図解した超高圧電力ケーブルの接
続部、CCD撮像装置および移動装置の拡大断面、およ
び、移動装置の正面図である。
【図4】図4は図2および図3に図解した照明装置とC
CD撮像装置との位置関係を示す図であり、図4(A)
は図2の線H−Hから見た照明装置とCCD撮像装置と
の平面図であり、図4(B)は照明装置とCCD撮像装
置の断面図である。
【図5】図5は制御装置における回転位置制御に軸方向
位置制御の処理を示すフローチャートである。
【図6】図6は画像信号処理装置における信号処理を示
すフローチャートである。
【図7】図7(A)、(B)は本実施の形態による視野
とその検出感度を示す図である。
【図8】図8(A)、(B)は従来技術における視野と
その検出感度を示す図である。
【符号の説明】
1・・非接触式ケーブル自動表面検査装置 10・・照明装置 11・・リング状発光部 12・・電源装置 20・・CCD撮像装置 21・・撮像部 23・・遮光用フード 22・・画像信号処理装置 24・・表示装置 30・・移動装置 31・・回転リング 32・・回転駆動体 33・・軸方向駆動体 34・・軸方向駆動機構 35・・支持部 36・・開閉部 37・・ケーブル 40・・制御装置 3・・超高圧電力ケーブルの接続部 3A,3B・・把持部 3C・・ピボット
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA61 BB12 BB23 CC00 DD02 FF04 FF66 FF67 GG17 JJ03 JJ16 JJ26 QQ08 QQ13 QQ25 QQ32 2G051 AA90 AB01 AB07 AC15 BA20 CA04 CB01 CD06 EA08 EA11 EA12 EA14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リング状の形状の照明手段からの光を検査
    対象から所定の距離を隔てて前記検査対象の表面に照射
    し、 前記リング状の形状の照明手段のリングの中央に撮像手
    段を位置させて、前記照明手段と前記検査対象の表面と
    の距離と同じかほぼ同じ距離を隔てて前記照明手段で照
    射した部分を撮像し、 その撮像結果を信号処理して前記検査対象物についた傷
    または付着物を検査する非接触式表面検査方法。
  2. 【請求項2】検査対象を所定距離隔てて撮像する撮像手
    段と、 前記検査対象と前記撮像手段との距離と同じかほぼ同じ
    距離から前記検査対象に光を照射する照明手段であっ
    て、発光部分が前記撮像手段を囲んむようにリング状に
    構成されているものと、 前記照明手段で照明した前記検査対象の照明部分を前記
    撮像手段で撮像した撮像信号を入力し、画像処理して前
    記検査対象について傷または付着物を検出する画像信号
    処理手段とを有する非接触式表面検査装置。
  3. 【請求項3】前記撮像手段を前記照明手段のリング状発
    光部の中央に位置させて、前記撮像手段と前記照明手段
    とを一体構成し、 該一体化された照明手段・撮像手段一体化装置の面を所
    定の距離を隔てて前記検査対象と対向させた、 請求項2記載の非接触式表面検査装置。
  4. 【請求項4】前記非接触式表面検査装置は、前記照明手
    段・撮像手段一体化装置を前記被検査対象の検査部に対
    して相対的に移動させる移動手段をさらに有する、 請求項3記載の非接触式表面検査装置。
  5. 【請求項5】前記移動手段は、 前記照明手段・撮像手段一体化装置と前記検査対象とを
    相対的に、前記検査対象の周囲を回転させる回転駆動手
    段と、 前記照明手段・撮像手段一体化装置と前記検査対象とが
    相対的に、前記検査対象の長手方向に移動させる長手方
    向移動手段とを有する、 請求項1記載の非接触式表面検査装置。
  6. 【請求項6】前記検査対象は超高圧電力ケーブルの半透
    明の絶縁体であり、 前記照明手段のリング状発光部が蛍光光を発光する、 請求項5記載の非接触式表面検査装置。
  7. 【請求項7】前記画像信号処理手段は、前記撮像手段か
    ら入力した画像信号を二値化して傷または付着物を識別
    する請求項2〜6いずれか記載の非接触式表面検査装
    置。
  8. 【請求項8】前記画像信号処理手段は、前記撮像手段か
    ら入力した二次元状の画像信号を二次元的に微分し、そ
    の微分値が所定のレベルを越えている部分を検出し、該
    所定レベルを越えている部分を傷または付着物として検
    出する請求項2〜6いずれか記載の非接触式表面検査装
    置。
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