JP2001033143A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2001033143A
JP2001033143A JP20309299A JP20309299A JP2001033143A JP 2001033143 A JP2001033143 A JP 2001033143A JP 20309299 A JP20309299 A JP 20309299A JP 20309299 A JP20309299 A JP 20309299A JP 2001033143 A JP2001033143 A JP 2001033143A
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air
cool air
chamber
room
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JP20309299A
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English (en)
Inventor
Kenichi Okabe
健一 岡部
Koji Yamamoto
宏治 山本
Isamu Sato
勇 佐藤
Ryozo Tamura
良三 田村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵室、野菜室の有効内容積を拡大し、均一
かつ効率よく冷却することができる冷蔵庫を提供する。 【解決手段】 上から冷蔵室41、野菜室43、冷凍室
44の順に配置された冷蔵庫40において、冷蔵室41
下部に内蔵された低温室42の後方に送風機57を配置
し、凹部66に風量制御盤58を嵌挿固定して突出部6
7に温度調節部68が配置されるようにダンパー装置6
2を備えることで、野菜室43、冷蔵室の奥行き寸法を
拡大できる。また冷蔵室41の背面に設けた冷気送風路
59と略L字状の送風路71とを連通配置することで、
上部と背面からの冷気流によって万遍なく冷却されて温
度むらが少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫における照
明装置と冷気風路の配置構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫においては大容量化のニー
ズが高まっている。
【0003】一方、住宅事情の関係で冷蔵庫の大型化に
対する設置スペースの制約があり、大容量化を実現する
ためには冷蔵庫本体内の無効空間や実用性の低い空間を
見直しこれらを減らすことによって容積効率を高め、設
置スペースを大きくせずに有効な内容積を増やすことが
求められている。
【0004】また、室内を少エネルギーで隅々まで均等
に照明することが求められている。
【0005】容積効率を高める手段には種々の取り組み
があるが、冷蔵庫本体の断熱材の断熱性能を強化し直接
的に庫内容積を拡大する方法と、庫内を冷却するための
冷凍サイクル、送風機、ダンパー装置、冷却風路などの
冷却機能部品や電子制御基板など必要不可欠であるが庫
内の貯蔵空間に対しては無効容積となる構成体の占有容
積を低減する方法が代表的な取り組みとされている。
【0006】このうち、前者については断熱材そのもの
の技術開発によるところが大きいため、冷蔵庫への適用
面での創意工夫は、主として後者の冷却機能、制御部品
の実装効率を高める取り組みがなされてきた。
【0007】従来のこの種の冷蔵庫としては、特開平3
−122479号公報(従来例1という)特開平9−1
13108号公報(従来例2という)に示されているも
のがある。
【0008】以下、図面を参照しながら上記従来の冷蔵
庫を説明する。
【0009】図5は従来例1で、従来の冷蔵庫の要部正
面図である。図5において、1は主冷蔵室で、その上部
には冷凍室、下部にはボトル室、野菜室に分割されてい
る。2は低温室で、食品を+1〜−3℃の低温で保存す
るためのものである。冷凍室の背面部に設けられた冷却
器室からの冷気は、その一部が冷凍室2に導かれ、残り
が冷気供給路を介して主冷蔵室1に導かれる。3は主冷
蔵室1内の温度を検知するための温度検知器、4は温度
検知器3からの制御信号を受けて主冷蔵室1への冷気の
供給量を調節するためのダンパーサーモのような流量調
節器である。5及び6は流量調節器4の下流側の冷気供
給路に設けた冷気吐出口で流量調節器4を通過した冷気
を主冷蔵室1内に吐出する。7は冷気分配通路形成用の
ダクトである。
【0010】2つの冷気分配通路8及び9の上端は、流
量調節器4の下流側の冷気吐出口5及び6の部分におい
て冷気供給路に連結され、一方の冷気分配通路8の下端
はボトル室内に、他方の冷気分配通路9の下端は野菜室
内にそれぞれ開口して両室内に冷気を分配する。10は
2つの冷気分配通路8及び9の間の縦方向空間内に設置
された庫内灯で、主冷蔵室扉の一方または双方が開かれ
た場合に点灯し、周囲が暗い場合の食品取出し作業を容
易にする。11は庫内灯を覆うランプカバーであり、ダ
クトカバー12の中央部に設けられた縦方向の開口部に
対して着脱自在に取付けられる。
【0011】13、14及び15は庫内棚で、庫内灯1
0の明かりが隅々まで行き届くように透明なプラスチッ
ク製のものが望ましい。16,17,18はダクトカバ
ー12の所定位置にそれぞれ設けた冷気吐出口で、庫内
棚を所定温度(例えば3〜5℃)に冷却できるよう流量
調節器4からの冷気を冷気分配通路8及び9を介して主
冷蔵室1内に導くものである。これによって冷蔵室内を
均一に冷却でき、また隅々まで照明することができる。
【0012】また、図6は従来例2を表わしている。図
6において、筐体19は上部に冷蔵室20、前記冷蔵室
の最下部にチルド室21、その下部に冷気通風路を備え
た断熱材のない仕切壁22を設け、野菜室23を配置す
る。前記野菜室23の下部に庫内温度が著しく異なる冷
凍室24を配置したので、断熱材を備えた仕切壁25が
野菜室23と冷凍室24との間に設けられている。ま
た、野菜室23の後方下部にファンモータ26、野菜室
23の収納ケース27とチルド室21の後方に跨って冷
気分配器28が配置される。
【0013】この配置構成によれば、冷却源である熱交
換器29を庫内温度が高い野菜室23と段違いして、庫
内温度が最も低い冷凍室24の後方に配置したので、野
菜室23の庫内温度低下を軽減して、冷凍室24を効率
よく冷やすことができる。更には、熱交換器29とその
上部に配置されるファンモータ26、冷気分配器28を
下方に下げることができるから、冷蔵庫の重心を下方に
下げて設置性を向上することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例2の構成は、ファンモータ26が野菜室23の後方
にある為、熱交換機29で冷却された冷気が野菜室23
奥面の熱交換器室と区画する断熱壁に直接あたり野菜室
23が冷え過ぎるため、断熱壁を厚くし野菜室23の奥
行き寸法が小さくなるという欠点があった。
【0015】また、ファンモータ26を野菜室23の後
方に配置したため、冷蔵室20へ冷気を導くのに距離が
あり、風路抵抗が大きくなるため冷却効率が悪いという
欠点もあった。
【0016】また、冷気分配器28をビス等を用いて冷
却器室の上部に取付け配置するのに、最低限、冷気分配
器28の上下2個所以上固定する必要があるため、工程
数と部品点数が増えコストUPになる欠点もあった。
【0017】また、従来例1において、庫内棚13,1
4,15に食品が詰め込まれたり、奥に物を置かれると
庫内灯10の光が遮られ主冷蔵室1内が暗くなるという
欠点があった。
【0018】本発明は従来の課題を解決するもので、そ
の第1の目的は冷却機能部品の実装効率を高め、内容積
効率を高めた冷蔵庫を提供することである。
【0019】また、第2の目的は冷気風路を効率的に配
置し、省エネで効率的に冷やす冷蔵庫を提供することで
ある。
【0020】また、第3の目的は冷蔵室内を食品の位置
に関係なく庫内を均等に照明する冷蔵庫を提供すること
である。
【0021】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫本体上部の冷蔵室内の下部
に設けた低温室の後方下部に送風機を配置し、冷蔵室背
面に配置した冷気送風路と、冷蔵室と低温室への冷気供
給量を制御するダンパー装置と、前記ダンパー装置と一
体に形成した風量制御盤を設けて、前記送風機からの冷
気が前記ダンパー装置を介して前記冷気送風路へ送られ
るものである。
【0022】これにより、野菜室の奥面の仕切板に直接
冷気が当たらないので、野菜室の冷え過ぎを防止でき
る。
【0023】また、冷気送風路は背面から天面に至る略
L字状とし、冷蔵室の背面と天面前方に冷気吐出口を備
えたものである。
【0024】これにより、冷蔵室に冷気を効率良く循環
させることができ、温度分布を改善することができる。
【0025】また、風量制御盤を低温室の後方上部に形
成した凹部に嵌挿固定したものである。
【0026】これにより、風量制御盤の下部はビス等で
固定する必要はなく、工数を削減でき、作業性を簡素化
することができる。
【0027】また、風量制御盤の上部を凹部より吐出さ
せ、突起部にダンパー装置の温度調節部を設けたもので
ある。
【0028】これにより、温度調節部の操作がしやすく
なり操作性が向上する。
【0029】また、略L字状の冷気送風路の折曲部近傍
に照明装置を設けたものである。
【0030】これにより冷却機能部品の実装効率を高
め、内容積効率を高めることができる。
【0031】また、冷気風路を効率的に配置し、効率的
に冷却することができる。
【0032】また、冷蔵室内を食品の位置に関係なく庫
内を均等に照明することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、本体上部の冷蔵室内の下部に設けた低温室の後方下
部に送風機を配置し、冷蔵室背面に配置した冷気送風路
と、冷蔵室と低温室への冷気供給量を制御するダンパー
装置と、前記ダンパー装置への入口風路と出口風路を一
体に収めた風量制御盤を設けて、前記送風機と前記冷気
送風路の間に入口風路と出口風路とで連結させて風量制
御盤を中断配置したことを特徴とするものであり、野菜
室後方奥面には送風機がないので、奥面を直接冷やされ
ることはなく、よって野菜室奥面の壁厚を従来より薄く
設計できる。
【0034】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、冷気送風路は背面から天面に至
る略L字状とし、冷蔵室の背面と天面前方に冷気吐出口
を備えたことを特徴とするものであり、冷蔵室内を均一
に冷却することができ、また食品が棚に詰め込まれた場
合もその分天面前方から冷気が吐出される均一に冷却す
ることができる。
【0035】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明において、風量制御盤を低温室の
後方上部に形成した凹部に嵌挿固定したものであり、風
量制御盤の位置決め固定が確実にできるので、嵌挿部か
らの冷気漏れを防ぐことができ、また風量制御盤の下部
をビス等で固定する必要がない。
【0036】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の発明において、風量制御盤の上部を凹部より突
出させ、突出部にダンパー装置の温度調節部を設けたこ
とを特徴とするものであり、操作がしやすくなる。
【0037】また、請求項5に記載の発明は、請求項2
に記載の発明において、略L字状の冷気送風路の折曲部
近傍に照明装置を設けたことを特徴とするものであり、
食品の置かれる位置に関係なく上面からも背面からも照
射することができる。
【0038】
【実施例】以下本発明による冷蔵庫の実施例について、
図面を参照しながら説明する。なお従来と同一構成につ
いては、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0039】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
よる冷蔵庫の正面図である。図2は、同実施例の冷蔵庫
のA−A線断面図である。図3は、同実施例のB−B線
断面図である。図4は同実施例の冷蔵室要部断面図であ
る。
【0040】図1から図4において、40は冷蔵庫本体
である。41は前記冷蔵庫本体40の上部に配置された
冷蔵室である。42は前記冷蔵室41の下部に配置され
た低温室である。43は前記冷蔵室41の下部に設けた
野菜室である。44は冷蔵庫本体40の下部に設けた冷
凍室である。45は低温室42の収納容器で、主として
肉、魚介類などの生鮮食品を冷蔵室以下の温度(例えば
0℃のチルドや約―3℃のパーシャルフリージングな
ど)で貯蔵する。
【0041】46は前記冷蔵室41の開口面に開閉自在
に取付けられた回転式扉である。47は前記野菜室43
の開口面に開閉自在に取付けられた引出し式扉であり、
野菜収納容器48を一体に引出せるように構成されてい
る。49は前記冷凍室44の開口面に開閉自在に取付け
られた引出し式扉であり、冷凍室収納容器50を一体に
引出せるように構成されている。51は冷蔵室41と野
菜室43を上下に区画する樹脂材料の仕切板で、実施例
ではGPポリスチレン樹脂を使用し透明な仕切板として
いる。
【0042】これによって冷蔵室扉46を開けたときに
前記仕切板51を通して野菜室43内を覗き込めること
ができるので、鮮度を確認することができる。52は野
菜室43と冷凍室44を上下に区画する断熱壁である。
53は野菜室43の奥面に冷蔵庫本体40の上下方向に
配置された断熱壁である。54は野菜室43の奥面後方
に配置された冷却器で、55は冷却器54をカバーする
冷却器カバーで、前記断熱壁53と前記冷却器カバー5
5とで冷凍室44へ冷気を導く冷気吐出風路56が形成
されている。57は冷却器54の上方に位置し前記低温
室42の後方に配置された強制通風用の送風機である。
58は風量制御盤で、冷蔵室41に内蔵された低温室4
2の上部後方に配置され、送風機57と冷蔵室41奥面
中央部に冷蔵庫本体40の高さ方向に形成された冷気送
風路59との間に連通し入口風路60と出口風路61で
連結させて風量制御盤58を中継配置している。
【0043】また前記風量制御盤58は冷蔵室41と低
温室42への冷気供給量を制御するダンパー装置62
と、前記ダンパー装置62への前記入口風路60と前記
出口風路61とを一体に収めて形成されている。前記ダ
ンパー装置62の機械部63をフラップ64より上にな
るように風量制御盤58に取付けることで機械部63が
断熱壁53の上部と、前記断熱壁よりも一段落ち込んで
位置し送風機57を覆う断熱壁65と、冷蔵庫本体の側
壁と、背壁とで、形成される凹部66より上部の突出部
67に配置される。
【0044】すなわち低温室42よりも上部の前記突出
部67に機械部63が配置されるので温度調節部68も
同様に前記突出部67に設置されるので操作性が良い。
前記温度調節部68は冷蔵室41と低温室42の温度調
節を行い、ダンパー装置62の開閉動作を制御する。ま
た、上記のようにダンパー装置62を配置するので、風
量制御盤58を冷蔵庫本体40の高さ方向に大きく配置
固定する必要はないので、冷蔵室内の有効内容積をアッ
プすることができる。
【0045】また、風量制御盤58の下部は凹部66に
挿入されるのでビス等で固定する必要はなく、風量制御
盤58が凹部66から突出した突出部67のみを冷気が
漏れないように冷蔵庫本体40の背壁とを固定すればよ
い。この場合風量制御盤58の上端部をビスで2箇所固
定している(図示しない)。
【0046】また69は冷蔵室41の背面に形成された
冷気送風路59の所定の位置(冷蔵室41内に適当な間
隔で複数設けられた棚70に対応して開口する)に設け
た冷気吐出口である。71は冷気送風路59と連通する
ように前記冷気送風路59上部に配置された背面から天
面に至る略L字状の冷気送風路である。72は前記略L
字状の冷気送風路71の天面前方に開口され冷蔵室41
に冷気を吐出する冷気吐出口である。
【0047】73は前記略L字状の冷気送風路71の折
曲部74近傍に設けた照明装置である。
【0048】75は仕切板51の前方で冷蔵庫本体40
の左右幅方向に開口され野菜室43に冷蔵室41を循環
した空気を導く連通口である。76は野菜室43の後方
下部に設けた冷却器54に冷気を帰還させる冷気吸入口
である。
【0049】77は冷凍室44を循環した冷気を冷却器
54の下部に冷気を帰還させるための冷気吸入口であ
る。
【0050】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。
【0051】圧縮機78が運転され、冷却器54で冷却
された冷気の一部が送風機57によって、強制通風され
冷凍室44については冷気吐出風路56から冷凍室44
に吐出された後、冷気吸込口77から冷却器54に戻さ
れる。
【0052】次に冷却器54で冷却された残りの冷気は
送風機57によって強制通風され風量制御盤58の入口
風路60を通り、ダンパー装置62が開状態の場合、冷
気は出口風路61を通り冷気送風路59に導かれ冷気吐
出口69より各棚70へ吐出される。
【0053】また冷気吐出口69を通過した冷気は略L
字状の冷気送風路71内の照明装置73を通過し天面前
方に開口された冷気吐出口72から冷蔵室41に吐出さ
れる。このため、冷蔵室41内を上面と背面から吐出さ
れる冷気によって室内をむらなく冷却することができ
る。
【0054】また、照明装置73は略L字状の冷気送風
路71の折曲部74近傍に配置されているので、冷蔵室
扉46が開けられた時、冷蔵室41内を天面からも背面
からも照射できるので奥面に食品を詰め込まれても、光
を遮断されることはない。
【0055】また照明装置73は風路内にあり、冷気に
直接触れるので照明装置73の熱による冷蔵室内の温度
上昇や熱による周囲の樹脂材料の劣化を防止することが
できる。
【0056】また、低温室42に導かれた冷気は、前記
低温室42の奥面に設けられた冷気吸入口(図示しな
い)に吸込まれ冷却器54に帰還する。そして冷蔵室4
1を循環した冷気や低温室42に吐出された一部の冷気
は、連通口75を通って野菜室43に導かれ野菜収納容
器48内を間接的に冷却した後、冷気は冷気吸入口76
に導かれ冷却器54に帰還する。
【0057】そして、この冷気循環を繰り返して冷蔵室
41内にある温度検知器(図示しない)が設定値より低
くなるとダンパー装置62が閉となり冷蔵室41には冷
気が吐出されず所定の冷蔵室温度に維持される。冷凍室
44は冷凍室44内の温度検知器(図示しない)が設定
値より低くなると圧縮機78が停止して、所定の冷凍室
温度に維持される。以降この動作が繰り返される。
【0058】このように、送風機57が低温室42の後
方に配置されるので、野菜室43内が断熱壁53を通じ
て間接的に冷やされることはなく、前記断熱壁53の壁
厚をより薄くすることができるので、野菜収納容器48
を奥行き方向に大きく広げることができ、有効内容積を
アップさせることができる。
【0059】また、送風機57が低温室42の後方に配
置されることで冷蔵室41により近づいた位置に配置さ
れるので、冷気送風路59へ冷気を送り込みやすく、冷
蔵室41へ冷気を効率よく循環させることができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、本体上部
の冷蔵室内の下部に設けた低温室の後方下部に送風機を
配置し、冷蔵室背面に配置した冷気送風路と、冷蔵室と
低温室への冷気供給量を制御するダンパー装置への入口
風路と出口風路を一体に収めた風量制御盤を設けて、送
風機と冷気送風路の間に入口風路と出口風路で連結させ
て風量制御盤を中断配置することで野菜室を広く確保す
ることができる。
【0061】請求項1に記載の発明は、低温室の後方下
部に送風機を配置し、冷蔵室背面に冷気送風路を配置し
て送風機と冷気送風路の間に風量制御盤を中継配置した
ので、野菜室の奥行き寸法を広げることができるので有
効内容積を大きく確保することができる。
【0062】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明にさらに、背面から天面に亘って略L字状の冷気
送風路を形成し、冷蔵室の背面と天面前方とに冷気吐出
口を備えたので、冷蔵室内の温度ムラを低減し温度分布
を均一化することができる。
【0063】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明にさらに、風量制御盤を低温室の後方上
部に形成した凹部に嵌挿固定したので、風量制御盤の取
付けが簡素化されるのでコストダウンを図ることがで
き、相手方とのシール性も向上するので正確な冷気送風
量を確保することができる。
【0064】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明にさらに、風量制御盤の上部を凹部より突出さ
せ、突出部にダンパー装置の温度調節部を設けたので、
風量制御盤の実装効率を高め、冷蔵室の有効内容積を大
きく確保することができる。
【0065】請求項5に記載の発明は、請求項2に記載
の発明にさらに、略L字状の冷気送風路の折曲部近傍に
照明装置を設けたので、冷蔵室内を上方と上部後方から
照射できるので、庫内を均等に照明することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による冷蔵庫の正面図
【図2】同実施例の冷蔵庫のA−A断面図
【図3】同実施例の冷蔵庫のB−B断面図
【図4】同実施例の冷蔵室要部断面図
【図5】従来の冷蔵庫の要部正面図
【図6】従来の冷蔵庫の縦断面図
【符号の説明】
40 冷蔵庫本体 41 冷蔵室 42 低温室 57 送風機 58 風量制御盤 59 冷気送風路 60 入口風路 61 出口風路 62 ダンパー装置 66 凹部 67 突出部 68 温度調節部 71 略L字状の冷気送風路 72 冷気吐出口 73 照明装置 74 折曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 勇 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 田村 良三 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA04 AA05 BA01 BA03 CA02 CA03 DA02 EA01 GA07 HA01 PA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫本体上部の冷蔵室内の下部に設け
    た低温室の後方下部に送風機を配置し、冷蔵室背面に配
    置した冷気送風路と、冷蔵室と低温室への冷気供給量を
    制御するダンパー装置と、前記ダンパー装置と一体に形
    成した風量制御盤を設けて、前記送風機からの冷気が前
    記ダンパー装置を介して前記冷気送風路へ送られること
    を特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 冷気送風路は背面から天面に至る略L字
    状とし、冷蔵室の背面と天面前方とに冷気吐出口を備え
    たことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 風量制御盤を低温室の後方上部に形成し
    た凹部に嵌挿固定した請求項1または2に記載の冷蔵
    庫。
  4. 【請求項4】 風量制御盤の上部を凹部より突出させ、
    突出部にダンパー装置の温度調節部を設けたことを特徴
    とする請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 略L字状の冷気送風路の折曲部近傍に照
    明装置を設けたことを特徴とする請求項2に記載の冷蔵
    庫。
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