JP2000146403A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2000146403A
JP2000146403A JP10315760A JP31576098A JP2000146403A JP 2000146403 A JP2000146403 A JP 2000146403A JP 10315760 A JP10315760 A JP 10315760A JP 31576098 A JP31576098 A JP 31576098A JP 2000146403 A JP2000146403 A JP 2000146403A
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覚 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 循環送風機による冷蔵室内への吐き出し口近
くにのみ多くの冷気が吐き出され、冷蔵室内に均一な冷
気循環ができず、冷蔵室の冷却効率の低下した冷蔵庫と
なるという課題がある。 【解決手段】 冷蔵室の冷蔵室冷気戻り口10近くまた
は前記冷蔵室冷気戻り口10に通じる冷気通路またはそ
の出口近くに、冷気分配室15の冷気量を制御する切り
換え手段と同期して作動する戻り冷気吸い込みのための
循環送風機11を設けてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵室に送風機を
持つ冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の冷蔵庫は、実開昭57−
148691号公報に開示されているように、冷蔵室の
背壁に冷気供給路へ接続され上方に延びる連結路を設
け、その上端に循環送風機を設け上記冷蔵室に冷気を吐
き出す冷蔵庫がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の冷
蔵庫では、循環送風機による冷蔵室内への吐き出し口近
くにのみ多くの冷気が吐き出され、冷蔵室内に均一な冷
気循環ができず、冷蔵室の冷却効率の低下した冷蔵庫と
なるという課題がある。また、循環送風機による吐き出
し口近くに貯蔵物を収納すると、冷気吐き出しが妨げら
れ、冷蔵室の前方への冷気循環が阻害され、前方の貯蔵
物の冷却不良が生じるという課題もある。さらに、循環
送風機のみの冷気吐き出し方式では、冷気の左右への広
がりが少なく冷蔵室内の冷気の撹拌効果の低い冷蔵庫と
なるという課題もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の冷蔵庫は上記の
ような課題を解決したもので、請求項1記載の発明は、
冷却器で冷却された冷気を送風機にて圧力室へ送り、前
記圧力室から冷気分配室を通り冷蔵室冷気分配通路を経
て冷蔵室に冷気を送る冷蔵庫であって、上記冷蔵室の冷
蔵室冷気戻り口近くまたは上記冷蔵室冷気戻り口に通じ
る冷気通路またはその出口近くに、上記冷気分配室の冷
気量を制御する切り換え手段と同期して作動する戻り冷
気吸い込みのための循環送風機を設けたことを特徴とす
るものであり、この構成により、冷蔵室内全体に循環送
風機による負圧が均一にかかり、冷蔵室内の各所に設け
られた冷気吐き出し口から開口面積に応じた量の冷気が
より均一に冷蔵室内に吐き出され、冷蔵室の冷却効果の
向上した冷蔵庫が得られるとともに、冷蔵庫の上方に冷
蔵室がある場合、循環送風機が位置する冷気戻り口近く
は冷蔵室の下方になり、その付近には前後方向に距離を
必要とする冷気分配室があり、前後方向に充分距離を取
れ、送風効率の低下の少なく冷蔵室に余分の場所を取ら
ない貯蔵物に対して収納効率の向上した冷蔵庫が得られ
る。
【0005】また、請求項2記載の発明は、上記冷蔵室
冷気分配通路から上記冷蔵室の前方に通じる前方用冷気
通路を設け、前記前方用冷気通路には冷蔵室に冷気を吐
き出す冷気吐き出し口を設けたことを特徴とするもので
あり、この構成により、冷蔵室に多くの貯蔵物を収納し
たときも貯蔵物に遮られることなく冷気を充分前方に送
られ、冷蔵室内を効率よく均一に冷却できる冷蔵庫が得
られる。
【0006】そして、請求項3に記載された発明は、上
記前方用冷気通路を天井側に設け天井側冷気通路とし、
前記天井側冷気通路は前方に向かって左右方向に広がる
ことを特徴とするものであり、この構成により、冷蔵室
の天井近くから冷気が前後方向の各所に冷気が吐き出さ
れ、また、前方に送る冷気を充分左右に拡散でき、前後
左右の広い領域に冷気を充分送られ、冷蔵室の貯蔵物を
上方から広い領域でより均一に冷却できる冷蔵庫が得ら
れる。
【0007】そしてまた、請求項4に記載された発明
は、上記天井側冷気通路には左右方向に冷気を吐き出す
左右冷気吐き出し口を設けたことを特徴とするものであ
り、この構成により、天井側冷気通路を前方に冷気が流
れながら各所の冷気吐き出し口から左右へ冷気が冷蔵室
内に流れ出し、貯蔵物を上方から広い領域でより均一に
冷却できる冷蔵庫が得られる。
【0008】さらに、請求項5に記載された発明は、上
記循環送風機の冷気吐き出し方向を通風側に傾けたこと
を特徴とするものであり、この構成により、循環送風機
の冷気吐き出し側の奥行きを少なくとっても通風側に効
率よく冷気を送ることができ、場所を取らない循環送風
機構が得られ容積効率の向上した冷蔵庫が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の冷蔵庫の実施の形
態を図面とともに説明する。
【0010】図1は本発明による冷蔵庫の本体の側面か
ら見た要部断面図、図2は冷蔵室内を正面からみた要部
断面図、図3は天井側冷気通路を上方から見た図であ
る。
【0011】図1において、1は冷蔵庫本体、2は冷蔵
室、3は野菜室、4は前記冷蔵室2の下部に設けられた
隔離室、5は上記冷蔵室2と野菜室3との間に設けた仕
切部である。6は前面仕切部、7は隔離室4に納まるケ
ースである。7aは前記ケース7の側面外側に設けられ
たケースガイドであり点線で描いている。8は隔離室4
の天井の働きをするケース棚であり、8a・8b・8c
はそれぞれ冷蔵室2に設けられた棚である。
【0012】9aおよび9bは、隔離室側壁9に各々設
けられた側壁ガイドで、ケースガイド7aを上下より挟
み込んでおり、9aは側壁ガイドウエ、9bは側壁ガイ
ドシタで、各々を2点鎖線で描いている。なお、ケース
ガイド7a,側壁ガイドウエ9a,側壁ガイドシタ9b
はケース7を前後方向に移動可能にし、その動きを導い
ている。
【0013】また、10は略小判状の穴をもつ冷蔵室冷
気戻り口である。11は前記冷蔵室冷気戻り口10の後
方に設けられた循環ファン11aを一体にもつ循環送風
機である。12は野菜室3に冷気を吐き出すための野菜
室冷気吐き出し口、13はケース7内に冷気を吐き出す
ためのケース冷気吐き出し口、14は冷蔵室内に冷気を
吐き出すための冷蔵室冷気吐き出し口である。15は冷
気量を制御する切り換え手段であるダンパーを備えた冷
気分配室で、循環送風機11の下方斜め左側に断熱材を
挟んで設けられており点線で描いている。
【0014】16は冷気分配室15から吐き出された冷
気を冷蔵室2および隔離室4に送るための冷蔵室冷気分
配通路16aと断熱のための通路断熱16bと保護カバ
ーの通路カバー16cをもつ冷蔵室通路組品で、ケース
冷気吐き出し口13、および冷蔵室冷気吐き出し口14
をもっている。なお、野菜室冷気吐き出し口12は冷気
分配室15に通じており、冷気分配室15から吐き出さ
れた冷気の一部が野菜室3に送られようになっている。
【0015】17は冷蔵室通路組品16の上部中央につ
ながる前方用冷気通路の一つである天井側冷気通路で、
天井側冷気通路17の各所に天井側冷気吐き出し口17
aおよび左右冷気吐き出し口17bをもっている。な
お、天井側冷気通路17は冷蔵室冷気分配通路16aを
通る冷気の一部を冷蔵室冷気分配通路16aの上部中央
から冷蔵室天井側の前方へ送るためのものである。
【0016】18は冷蔵室扉であり、冷蔵室扉18の扉
背面部19にドアポケット20・20a・20b・20
cをもっている。21は野菜室扉、22は野菜ケースで
ドアアングル(図示せず)にて野菜室扉21に取り付け
られている。23は小物ケースで、野菜ケース22の上
部に取り付けられている。24は野菜室カバーで、野菜
ケース22および小物ケース23の上方に位置し、野菜
ケース22および小物ケース23を所定の湿度に保つよ
うに配慮されている。
【0017】なお、25は冷却器、26はファン27を
もつ送風機組品で、28は冷気分配室15に通じる圧力
室である。また、29は冷蔵庫を作動さすための電気回
路組品29aを収納し外部に蓋をもつ電装ボックス組品
である。
【0018】そして、冷却器25で冷却された冷気は、
送風機26のファン27で圧力室28に送られる。その
後、圧力室28から冷凍室(図示せず)に冷気が送り込
まれる。また、冷蔵室2に設けられた温度感知部(図示
せず)にて冷蔵室2の室温を感知し、室温が所定の温度
より高くなったとき冷気分配室15のダンパー(図示せ
ず)が開き、圧力室28から冷気分配室15へ入った冷
気は冷蔵室冷気分配通路16aへ送られる。このとき、
ダンパーの開閉動作に同期している循環送風機11も同
時に運転される。
【0019】その後、冷気は冷蔵室冷気分配通路16a
を通りながら複数個の冷蔵室冷気吐き出し口14から冷
蔵室2に吐き出されるとともに、一部の冷気は冷蔵室冷
気分配通路16aの上部中央から天井側冷気通路17へ
流れ込む。天井側冷気通路17へ流れ込んだ冷気は、天
井側冷気通路17内を通り左右方向に広がりながら前方
へ送られる。天井側冷気通路17の前方の底面は冷気を
流れやすくするため、前方へ行くほど徐々に低くなるよ
う傾斜させている。
【0020】上記のような働きの傾斜は天井側冷気通路
17の前後方向や左右方向の全域にあってもよい。その
後天井側冷気通路17内の冷気は各所の天井側冷気吐き
出し口17aや左右冷気吐き出し口17bから天井側で
ある冷蔵室2の上方全体に均一に吐き出され冷蔵室2の
冷却効率をいっそう上げることになる。なお、冷蔵室冷
気分配通路16aを通る残りの冷気は、ケース冷気吐き
出し口13からケース7に送り込まれる。
【0021】そして、ケース7に送り込まれた冷気はケ
ース7内の貯蔵物を冷却し、その前方上端とケース棚8
との間の隙間から冷蔵室2へ流れ出す。その後、隙間か
ら流れ出た冷気は冷蔵室2の上方から降りて来る比較的
暖かい冷気と混ざり合い、ケース7の底面外側と仕切部
5の間の空間を通り、冷蔵室冷気戻り口10へ導かれ
る。ケース冷気吐き出し口13からケース7に送り込ま
れる冷気の量は、ケース7内の温度が冷蔵室2より低い
温度に保たれるように、各々の吐き出し口の開口面積等
で調整されている。
【0022】そして、循環送風機11が運転されたと
き、冷蔵室2の冷気が冷蔵室冷気戻り口10から排出さ
れるのが助長され、冷蔵室2内全体に循環送風機11に
よる負圧が均一にかかり、冷蔵室内の各所に設けられた
ケース冷気吐き出し口13や冷蔵室冷気吐き出し口14
や天井側冷気吐き出し口17aや左右冷気吐き出し口1
7bから各々の開口面積に応じた量の冷気がより均一に
冷蔵室2内に吐き出され、冷蔵室の冷却効率が向上す
る。冷蔵室冷気戻り口10から排出された冷蔵室2の冷
気はダクト(図示せず)を下り冷却器25の下方へ戻
る。
【0023】本図においては、循環送風機11は冷蔵室
冷気戻り口10の後方に設けられているが、冷蔵室冷気
戻り口10を含むその周辺や冷蔵室冷気戻り口10に通
じる冷気通路(例えばダクト)またはその冷気通路の出
口を含むその周辺のいずれかに循環送風機11を設けて
も上記同様の効果が得られる。
【0024】また、冷気分配室15から野菜室冷気吐き
出し口12を通り野菜室3に流れ込んだ冷気は、仕切部
5と野菜室カバー24で形成された冷気通路を通り、野
菜ケース22と野菜室扉21の扉背面との間を通った
後、野菜ケース22の底面外側へ達する。その後、冷気
は野菜ケース22の底面外側を通り野菜室3からダクト
(図示せず)にて冷却器25の下方へ戻る。なお、図
中、矢印は冷気の流れをあらわす。
【0025】そして、室内温度にあまり差のない冷蔵室
2と野菜室3が上下に隣り合って設けられているため、
仕切部5の断熱層の厚さは薄くてもよく、室内容積の有
効利用のため仕切部5は上に凹の形状にしてある。
【0026】さらに、冷気分配室15の通路はダンパー
の大きさの関係から、左右方向の巾はあまり大きくとれ
ず、通風面積を確保するため前後方向で大きく巾を取っ
ている。そのため、冷気分配室15からでた直後の冷蔵
室冷気分配通路16aも通風効率を下げないために、前
後方向で同様の巾を取る必要があり、冷蔵室冷気分配通
路16aの前面は前方へ出た所に位置することになる。
【0027】また、ケース冷気吐き出し口13は冷気分
配室15から離れた所の冷蔵室冷気分配通路16aにあ
り、その付近の冷蔵室冷気分配通路16aは左右方向の
通路巾が大きくとれ、前後方向には巾が少なくてもよ
く、ケース冷気吐き出し口13は後方に位置でき、冷蔵
室冷気分配通路16aはこの冷気分配室15付近からケ
ース冷気吐き出し口13付近までは上方にいくほど後方
へ退くように傾斜している。
【0028】冷蔵室冷気戻り口10は冷蔵室2の下方に
位置し、循環送風機11はその冷蔵室冷気戻り口10の
近くの後方に設けられており、その構造上から冷気分配
室15からでた直後の冷蔵室冷気分配通路16aの傾斜
面近くに並んで位置することになる。そのため、循環送
風機11の冷気吐き出し方向は通風側である下方へ傾く
ため、循環送風機11の冷気吐き出し方向の距離をあま
り大きく取らなくても、効率よく通風方向が下方へ変化
し、場所を取らない効率のよい循環送風機構が得られ
る。
【0029】なお、上記循環送風機11はプロペラファ
ンである循環ファン11aを一体にもつ循環送風機であ
り、この送風機の吸い込み側はケース7の底面外側と仕
切部5の間の空間を通り冷蔵室冷気戻り口10へ導かれ
る戻り冷気の流れ状態からみて、そのオリフィスの吸い
込み側の全周周辺から循環ファン11aの回転中心方向
に向かって冷気を吸い込むこととなり、循環ファン11
aの遠心方向を充分あけることが重要であり、循環送風
機11の冷気吐き出し方向が通風側の下方に傾くこと
は、循環送風機11の吸い込み側の効率にはあまり影響
しない。なお、上記循環ファン11を遠心ファンまたは
斜流ファンを用いた送風機とし、吐き出し方向を下方に
向けたものを用いてもよい。
【0030】本図では冷蔵室通路組品16の冷蔵室冷気
分配通路16aの上部中央につながる天井側冷気通路1
7のみを設けてあるが、冷蔵室冷気分配通路16aから
左右へ広がり冷蔵室2の前方に伸びる前方用冷気通路を
適当な位置(例えば冷蔵室2の各の棚8a・8b・8c
の間の中央)に設け、その前方用冷気通路に冷気吐き出
し口を設けると、いっそう冷蔵室2内の貯蔵物に均一に
冷気が送られ冷却効率が向上することは明らかである。
【0031】なお、本図は、送風機26に設けられたフ
ァン27の回転中心を切断し、その後、循環送風機11
に一体に設けられた循環ファン11aの回転中心近くを
切断した後、循環送風機11の上方のケース冷気吐き出
し口13および冷蔵室冷気吐き出し口14を切断し、そ
の後、天井側冷気通路17の中央付近を切断したもので
ある。
【0032】また、上記左右方向とは、冷蔵庫を正面か
ら見て左右の方向を意味し、前後方向とは、冷蔵庫を正
面から見て前後の方向を意味する。
【0033】図2において、冷気分配室15から冷蔵室
冷気分配通路16a(点線にて表示)の下方に送られた
冷気は送風機26のファン27によって生じた圧力によ
り左右の2つの通路に分かれ冷蔵室冷気分配通路16a
内を上方に押し上げられる。その後、左右の2つの通路
を冷蔵室2の上端近くまで押し上げられた冷気の一部
は、冷蔵室冷気分配通路16a上部中央から天井側冷気
通路17へ流れ込み、天井側冷気通路17内を通り左右
方向に広がりながら前方へ送られ、各所の天井側冷気吐
き出し口17aや左右冷気吐き出し口17bから天井側
である冷蔵室2の上方全体に均一に吐き出され、冷蔵室
2の冷却効率をいっそう上げることになる。
【0034】また、残りの冷気は左右に反転する通路に
導かれ冷蔵室冷気分配通路16a内を通り冷蔵室2の下
方に下がり冷蔵室冷気分配通路16aの最後にあるケー
ス冷気吐き出し口13まで降りてくる。この間、冷気は
各々の冷蔵室冷気吐き出し口14から冷蔵室2へ送り出
された後、残りの冷気はケース冷気吐き出し口13から
ケース7へ送り出される。その後冷気は冷蔵室2内およ
びケース7内の貯蔵物を冷却しケース7の底面外側と仕
切部5の間の空間を通り、冷蔵室冷気戻り口10へ導か
れる。
【0035】なお、図中矢印は冷蔵室冷気分配通路16
a内の冷気流をあらわしている。また、冷気の流れを解
り易くするため隔離室4内のケース7や仕切部5やケー
ス棚8や棚8a・8b・8cは取り除いた状態にしてい
る。
【0036】通路カバー16cの冷蔵室冷気吐き出し口
14に相当する開口部は内部に貯蔵物等が入り込まない
ようにスリット状にしてある。また、通路カバー16c
には冷蔵室2内の室温を感知する温度感知部30が設け
られており、その上方の冷蔵室冷気吐き出し口14から
の冷気が温度感知部30に直接当たらないようにリブ状
のひさし31が設けられている。また、32はランプカ
バーで、その裏側には冷蔵室2内を照らすランプ(図示
せず)が設けられている。
【0037】図3において、冷蔵室冷気分配通路16a
の一部の冷気はその上部中央から天井側冷気通路17へ
流れ込む。天井側冷気通路17へ流れ込んだ冷気は、天
井側冷気通路17内を左右方向に広がりながら前方へ送
られ、各所の天井側冷気吐き出し口17aや左右冷気吐
き出し口17bから天井側である冷蔵室2の上方全体に
均一に吐き出され冷蔵室2の冷却効率をいっそう上げる
ことになる。
【0038】なお、天井側冷気通路17内には、効率よ
く冷気を左右方向に広げながら前方へ送るため、風向板
17cが設けられている。また、天井側冷気通路17内
の冷気により天井側冷気通路17の表面が冷却され、そ
の冷蔵室2側に結露が生じないように、天井側冷気通路
17内に断熱材を張り付けてもよい。
【0039】さらに、各々の天井側冷気吐き出し口17
aは天井側冷気通路17の冷蔵室2側の表面より一段へ
こんだ溝でつながっており、天井側冷気吐き出し口17
aの一部を貯蔵物でふさがれても、横方向に冷気が流れ
出て、天井側冷気吐き出し口17aからの冷気の吐き出
しが完全に止められることはない。なお、図中矢印は冷
気の流れをあらわしている。
【0040】
【発明の効果】本発明の冷蔵庫は上記のような構成であ
るから請求項1に記載された発明によれば、冷蔵室内の
各所に設けられた冷気吐き出し口から開口面積に応じた
量の冷気がより均一に冷蔵室内に吐き出され、冷蔵室の
冷却効果の向上した冷蔵庫が得られるとともに、冷蔵庫
の上方に冷蔵室がある場合、送風効率の低下の少なく冷
蔵室に余分の場所を取らない貯蔵物に対して収納効率の
向上した冷蔵庫が得られる。
【0041】また、請求項2に記載された発明によれ
ば、冷蔵室に多くの貯蔵物を収納したときも貯蔵物に遮
られることなく冷気を充分前方に送られ、冷蔵室内を効
率よく均一に冷却できる冷蔵庫が得られる。
【0042】そして、請求項3に記載された発明によれ
ば、冷蔵室の天井近くから冷気が前後方向の各所に冷気
が吐き出され、また、前方に送る冷気を充分左右に拡散
でき、前後左右の広い領域に冷気を充分送られ、冷蔵室
の貯蔵物を上方から広い領域でより均一に冷却できる冷
蔵庫が得られる。
【0043】そしてまた、請求項4に記載された発明に
よれば、天井側冷気通路を前方に冷気が流れながら各所
の冷気吐き出し口から左右へ冷気が冷蔵室内に流れ出
し、貯蔵物を上方から広い領域でより均一に冷却できる
冷蔵庫が得られる。
【0044】さらに、請求項5に記載された発明によれ
ば、循環送風機の冷気吐き出し側の奥行きを少なくとっ
ても通風側に効率よく冷気を送ることができ、場所を取
らない循環送風機構が得られ容積効率の向上した冷蔵庫
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫の本体の側面から見た要部
断面説明図である。
【図2】本発明による冷蔵庫の冷蔵室内を正面からみた
要部断面説明図である。
【図3】本発明による冷蔵庫の天井側冷気通路を上方か
ら説明図である。
【符号の説明】
10 冷蔵室冷気戻り口 11 循環送風機 15 冷気分配室 16a 冷蔵室冷気分配通路 17 天井側冷気通路(前方用冷気通路) 17b 左右冷気吐き出し口 25 冷却器 26 送風機 28 圧力室
フロントページの続き (72)発明者 長谷川 覚 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 井上 善一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却器で冷却された冷気を送風機にて圧
    力室へ送り、前記圧力室から冷気分配室を通り冷蔵室冷
    気分配通路を経て冷蔵室に冷気を送る冷蔵庫であって、 上記冷蔵室の冷蔵室冷気戻り口近くまたは前記冷蔵室冷
    気戻り口に通じる冷気通路またはその出口近くに、上記
    冷気分配室の冷気量を制御する切り換え手段と同期して
    作動する戻り冷気吸い込みのための循環送風機を設けた
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 上記冷蔵室冷気分配通路から上記冷蔵室
    の前方に通じる前方用冷気通路を設け、前記前方用冷気
    通路には冷蔵室に冷気を吐き出す冷気吐き出し口を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 上記前方用冷気通路を天井側に設け天井
    側冷気通路とし、前記天井側冷気通路は前方に向かって
    左右方向に広がることを特徴とする請求項2記載の冷蔵
    庫。
  4. 【請求項4】 上記天井側冷気通路には左右方向に冷気
    を吐き出す左右冷気吐き出し口を設けたことを特徴とす
    る請求項3記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 上記循環送風機の冷気吐き出し方向を通
    風側に傾けたことを特徴とする請求項2乃至請求項4記
    載の何れか一つの冷蔵庫。
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