JP2001031869A - シリコーンゴムの製造方法 - Google Patents

シリコーンゴムの製造方法

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JP2001031869A
JP2001031869A JP11208417A JP20841799A JP2001031869A JP 2001031869 A JP2001031869 A JP 2001031869A JP 11208417 A JP11208417 A JP 11208417A JP 20841799 A JP20841799 A JP 20841799A JP 2001031869 A JP2001031869 A JP 2001031869A
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Masakazu Irie
正和 入江
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DuPont Toray Specialty Materials KK
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Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリコーンゴムの硬さを随意に微調整するこ
とができるシリコーンゴムの製造方法を提供する。 【解決手段】 (A)平均単位式:R1 aSiO(4-a)/2(式
中、R1は非置換もしくは置換の一価炭化水素基であ
り、aは1.95〜2.05の数である。)で表されるジ
オルガノポリシロキサン100重量部、および(B)無機
質充填剤5〜500重量部からなるシリコーンゴムベー
ス組成物に、(C)有機過酸化物(本組成物を硬化させる
量)、および(D)一分子中に5〜40重量%のアルケニ
ル基もしくはアルキニル基を有し、ケイ素原子結合の水
酸基またはアルコキシ基を有さない、分子量10,00
0以下の有機ケイ素化合物{上記のシリコーンゴムベー
ス組成物中の(A)成分100重量部に対して0.01〜
10重量部の範囲内の任意量}を混合した後、加熱硬化
させることを特徴とするシリコーンゴムの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコーンゴムの
製造方法に関し、詳しくは、有機過酸化物で硬化するシ
リコーンゴムの硬さを随意に微調整することができるシ
リコーンゴムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコーンゴムの硬さを随意に調整する
方法としては、2液型液状シリコーンゴム原料と硬度調
整用液状シリコーンゴム原料とを混合し、加熱、加圧成
形してシリコーンゴムを製造する方法(特開平6−10
7806号公報参照)が提案されている。
【0003】しかしながら、特開平6−107806号
公報で提案されている方法は、シリコーンゴム組成物が
2液型液状シリコーンゴム原料、すなわち、白金系触媒
で付加反応により硬化するシリコーンゴム組成物に限定
されており、有機過酸化物で硬化するシリコーンゴム組
成物についても適用できるものではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は上記の課題
について鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわ
ち、本発明の目的は、有機過酸化物で硬化するシリコー
ンゴムの硬さを随意に微調整することができるシリコー
ンゴムの製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のシリコーンゴム
の製造方法は、 (A)平均単位式:R1 aSiO(4-a)/2(式中、R1は非置換もしくは置換の一価炭 化水素基であり、aは1.95〜2.05の数である。)で表されるジオルガノポ リシロキサン 100重量部、 および (B)無機質充填剤 5〜500重量部 からなるシリコーンゴムベース組成物に、 (C)有機過酸化物(本組成物を硬化させる量)、 および (D)一分子中に5〜40重量%のアルケニル基もしくはアルキニル基を有し、ケ イ素原子結合の水酸基またはアルコキシ基を有さない、分子量10,000以下 の有機ケイ素化合物{上記のシリコーンゴムベース組成物中の(A)成分100重 量部に対して0.01〜10重量部の範囲内の任意量}を混合した後、加熱硬化 させることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のシリコーンゴムの製造方
法について詳細に説明する。(A)成分のジオルガノポリ
シロキサンは、本方法により得られるシリコーンゴムを
形成するための組成物の主剤であり、平均単位:R1 a
iO(4-a)/2で表される。上式中、R1は非置換もしくは
置換の一価炭化水素基であり、例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基等のアルキル基;ビニル基、アリル
基、ブテニル基、ヘキセニル基等のアルケニル基;フェ
ニル基、トリル基等のアリール基;3,3,3−トリフ
ルオロプロピル基、フェネチル基、2−シアノエチル基
等の置換アルキル基が挙げられる。特に、アスカーC硬
度が5〜60である、比較的低硬度のシリコーンゴムを
形成するためには、R1中のアルケニル基の含有量が0
〜0.08モル%の範囲内であり、好ましくは、0〜0.
07モル%の範囲内であり、さらに好ましくは、0〜
0.06モル%の範囲内であり、特に好ましくは、0〜
0.05モル%の範囲内である。特に、R1中のアルケニ
ル基の含有量は0モル%であること、すなわち、R1
にアルケニル基を含有しないことが好ましい。また、R
1中の50モル%以上はメチル基であることが好まし
い。また、上式中のaは1.95〜2.05の範囲内の数
であり、(A)成分の分子構造は実質的に直鎖状である
が、分子鎖の一部が分岐していてもよい。このような
(A)成分の重合度は限定されないが、3,000〜20,
000の範囲内であることが好ましい。
【0007】このような(A)成分としては、ジメチルシ
ロキサン単位、メチルビニルシロキサン単位、メチル
(3,3,3−トリフルオロプロピル)シロキサン単位等
のジオルガノシロキサン単位を繰り返し単位として、ト
リメチルシロキシ基、シラノール基、ジメチルビニルシ
ロキシ基、メチルビニルヒドロキシシロキシ基等を分子
鎖末端基とする、例えば、分子鎖両末端シラノール基封
鎖ジメチルポリシロキサン生ゴム、分子鎖両末端ジメチ
ルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビ
ニルシロキサン共重合体生ゴム、分子鎖両末端ジメチル
ビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン生ゴム、
分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサン・メ
チルビニルシロキサン共重合体生ゴム、分子鎖両末端メ
チルビニルヒドロキシシロキシ基封鎖ジメチルシロキサ
ン・メチルビニルシロキサン共重合体生ゴムが挙げられ
る。
【0008】(B)成分の無機質充填剤は、本方法により
得られるシリコーンゴムに良好なゴム物性を付与するた
めの成分である。このような(B)成分としては、ヒュー
ムドシリカ、沈降性シリカ、シリカアエロゲル、炭酸カ
ルシウム、マイカ、酸化マグネシウム、酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウムが例示され、さらには、これら
の無機質充填剤の表面をオルガノシラン、オルガノシロ
キサン、オルガノシラザン等で処理した無機質充填剤が
例示される。
【0009】本方法において、(B)成分の配合量は、
(A)成分100重量部に対して5〜500重量部の範囲
内の量であり、好ましくは、5〜200重量部の範囲内
の量であり、特に好ましくは、5〜100重量部の範囲
内の量である。これは、(B)成分の配合量が上記範囲の
下限未満の量であると、得られるシリコーンゴムのゴム
物性が低下する傾向があるからであり、一方、上記範囲
の上限を超える量であると、得られるシリコーンゴム組
成物の取扱作業性が低下したり、また、(B)成分を(A)
成分中に均一に分散できなくなる恐れがあるからであ
る。
【0010】上記の(A)成分、および(B)成分からなる
シリコーンゴムベース組成物に、本発明の目的を損なわ
ない限り、その他任意の成分として、例えば、ベンガ
ラ、二酸化チタン、各種有機顔料等の顔料;稀土類酸化
物、稀土類水酸化物、セリウムシラノレート、セリウム
脂肪酸塩等の耐熱剤;ベンゾトリアゾール、ヒュームド
二酸化チタン、炭酸マンガン、炭酸亜鉛等の白金化合物
以外の難燃剤;ステアリン酸カルシウム等の脂肪酸塩か
らなる内部離型剤;分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメ
チルシロキサンオリゴマー等の可塑剤を配合していても
よい。
【0011】上記の(A)成分、(B)成分、およびその他
任意の成分を均一に混合することによってシリコーンゴ
ムベース組成物を調製することができる。この際、ニー
ダー、加圧ニーダー、二本ロール、三本ロール等の混練
装置を用いることができる。
【0012】次に、本方法では、上記のようにして調製
されたシリコーンゴムベース組成物に、(C)有機過酸化
物、および(D)一分子中に5〜40重量%のアルケニル
基もしくはアルキニル基を有する、分子量10,000
以下の有機化合物を配合することを特徴とする。本方法
において、(C)成分と(D)成分の配合順序は限定され
ず、例えば、上記のシリコーンゴムベース組成物に(D)
成分を配合した後、(C)成分を配合する方法、その逆の
方法、あるいは同時に配合する方法が挙げられる。特
に、上記のシリコーンゴムベース組成物に直接(C)成分
あるいは(D)成分を配合し難い場合には、これらの成分
を予め少量のシリコーンオイルに分散したものを代わり
に配合してもよい。
【0013】(C)成分の有機過酸化物は、本方法により
得られるシリコーンゴムを形成するための硬化剤であ
る。このような(C)成分としては、ジクミルパーオキサ
イド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジ−t−アミル
パーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)
ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチル
パーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン
等のアルキル系有機過酸化物;ラウロイルパーオキサイ
ド、ステアロイルパーオキサイド、、ベンゾイルパーオ
キサイド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイ
ド、パラクロロベンゾイルパーオキサイド、t−ブチル
パーオキシイソプロピルモノカーボネート等のアシル系
有機過酸化物;t−ブチルパーオキシアセテート、t−
ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブ
チルパーオキシラウレート、2,5−ジメチル−2,5
−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン等のエステル系有
機過酸化物が例示され、好ましくは、アルキル系有機過
酸化物またはエステル系有機過酸化物である。
【0014】本方法において、(C)成分の配合量は、得
られるシリコーンゴム組成物を硬化させるに十分な量で
あり、好ましくは、上記シリコーンゴムベース中の(A)
成分100重量部に対して0.1〜15重量部の範囲内
の量であり、より好ましくは、0.1〜10重量部の範
囲内の量であり、特に好ましくは、0.1〜5重量部の
範囲内の量である。これは、(C)成分の配合量が上記範
囲の下限未満の量であると、得られるシリコーンゴム組
成物が十分に硬化しなくなる傾向があるからであり、一
方、上記範囲の上限を超える量であると、得られるシリ
コーンゴムのゴム物性が低下する恐れがあるからであ
る。上記のシリコーンゴムベース組成物に(C)成分を配
合する際にも、前記のような混練装置を用いることがで
きる。
【0015】(D)成分の有機ケイ素化合物は、本方法に
より得られるシリコーンゴムのゴム物性を著しく低下さ
せることなく、そのシリコーンゴムの硬さを随意に微調
整するための成分であり、一分子中に5〜40重量%の
アルケニル基もしくはアルキニル基を有し、ケイ素原子
結合の水酸基またはアルコキシ基を有さない、分子量が
10,000以下であり、好ましくは、分子量が1,00
0以下の有機ケイ素化合物である。(D)成分の有機ケイ
素化合物はケイ素原子結合の水酸基またはアルコキシ基
を有さないが、これは、得られるシリコーンゴムのゴム
物性に対する影響を抑えるためである。このような(D)
成分としては、1,3−ジビニルテトラメチルジシロキ
サン、式: [SiCH3(CH=CH2)O]4 で例示される環状メチルビニルシロキサン、式: [Si(CH3)2O]3[SiCH3(CH=CH2)O] で例示される環状ジメチルシロキサン・メチルビニルシ
ロキサン共重合体、式: CH3Si[OSi(CH3)2(CH=CH2)]3 で表される分岐鎖状シロキサン等のシロキサン;式: (CH3)3SiOC(CH3)2(C≡CH) で表されるシラン、式: CH3Si[OC(CH3)2(C≡CH)]3 で表されるシラン、式: CH3(CH=CH2)Si[OC(CH3)2(C≡CH)]2 で表されるシラン等のシランが例示され、好ましくは、
シロキサンである。
【0016】本方法において、(D)成分の配合量は、上
記のシリコーンゴムベース組成物中の(A)成分100重
量部に対して0.01〜10重量部の範囲内の任意量で
あり、好ましくは、0.01〜5重量部の範囲内の任意
量であり、より好ましくは、0.01〜1重量部の範囲
内の任意量である。(D)成分の配合量は、予め、上記の
範囲内の2点において、上記のシリコーンゴムベース組
成物に配合したものを硬化させ、所望の硬さを得るため
の配合量を外挿して求めることができる。上記のシリコ
ーンゴムベース組成物に(D)成分を配合する際にも、前
記のような混練装置を用いることができる。
【0017】本方法では、このようにして調製されたシ
リコーンゴム組成物を加熱硬化させることにより、所望
の硬さのシリコーンゴムを製造することができる。この
加熱温度は限定されず、例えば、100〜200℃の範
囲内であることが好ましい。本方法において、このよう
なシリコーンゴム組成物を加熱硬化させる方法として
は、例えば、コンプレッション成型法、トランスファー
成型法、インジェクション成型法が挙げられる。特に、
本方法は、アスカーC硬度が5〜60である比較的低硬
度のシリコーンゴムの硬さを微調整する方法として好適
である。このアスカーC硬度は、例えば、JIS S
6050-1994「プラスチック字消し」に記載されてい
る硬さ試験機による測定により求めることができ、ま
た、JISK 6253-1997「加硫ゴム及び熱可塑性
ゴムの硬さ試験方法」に規定のタイプEデュロメータに
よる測定により近い値を求めることもできる。
【0018】
【実施例】本発明のシリコーンゴムの製造方法を実施例
により詳細に説明する。
【0019】[比較例1]平均重合度約7,000の分
子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルポリシロキサン生
ゴム65重量部、平均重合度約7,000の分子鎖両末
端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサ
ン生ゴム35重量部、BET比表面積が50m2/gで
あるヒュームドシリカ(日本アエロジル社製のアエロジ
ル50)15重量部、分子鎖両末端シラノール基封鎖ジ
メチルシロキサンオリゴマー1重量部をニーダーミキサ
ーに投入して、加熱下で混練してシリコーンゴムベース
組成物を調製した。
【0020】次に、このシリコーンゴムベース組成物
に、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオ
キシ)ヘキサン(上記シリコーンゴムベース組成物中の
ジメチルポリシロキサン生ゴムの合計100重量部に対
して0.7重量部)を添加して、二本ロール上で均一混
合してシリコーンゴム組成物を調製した。
【0021】次に、このシリコーンゴム組成物を170
℃で10分間プレス加硫した後、200℃で4時間オー
ブン加硫することにより厚さ2mmのシート状シリコーン
ゴムを作成した。このシリコーンゴムの硬さをアスカー
C硬度計(例えば、JISS 6050-1994に規定のス
プリング硬さ試験機)により測定し、また、このシリコ
ーンゴムの引張強さ、および切断時伸びをJIS K
6251-1993に規定の方法に従って測定し、さらに、
このシリコーンゴムの永久伸びをJIS K6301-1
975に規定の方法に従って測定した。これらの結果を表
1に示した。
【0022】[実施例1、2]平均重合度約7,000
の分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルポリシロキサ
ン生ゴム100重量部、BET比表面積が50m2/g
であるヒュームドシリカ(日本アエロジル社製のアエロ
ジル50)15重量部、分子鎖両末端シラノール基封鎖
ジメチルシロキサンオリゴマー1重量部をニーダーミキ
サーに投入して、加熱下で混練してシリコーンゴムベー
ス組成物を調製した。
【0023】次に、このシリコーンゴムベース組成物
に、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオ
キシ)ヘキサン(上記シリコーンゴムベース組成物中の
ジメチルポリシロキサン生ゴム100重量部に対して
0.7重量部)、および式: [SiCH3(CH=CH2)O]4 で表される有機ケイ素化合物(ビニル基の含有量=31.
4重量%)(上記シリコーンゴムベース組成物中のジオ
ルガノポリシロキサン生ゴム100重量部に対して0.
11重量部、および1.2重量部)を添加して2種のシ
リコーンゴム組成物を調製した。このようにして調製し
たシリコーンゴム組成物を比較例1と同様にして硬化さ
せ、得られたシリコーンゴムの硬さ、引張強さ、切断時
伸び、および永久伸びを測定した。これらの結果を表1
に示した。
【0024】
【表1】
【0025】[比較例2]平均重合度約7,000の分
子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリ
シロキサン生ゴム100重量部、BET比表面積が20
0m2/gであるヒュームドシリカ(日本アエロジル社製
のアエロジル200)50重量部、分子鎖両末端シラノ
ール基封鎖ジメチルシロキサンオリゴマー12重量部を
ニーダーミキサーに投入して、加熱下で混練してシリコ
ーンゴムベース組成物を調製した。
【0026】次に、このシリコーンゴムベース組成物
に、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオ
キシ)ヘキサン(上記のシリコーンゴムベース組成物中
のジメチルポリシロキサン生ゴム100重量部に対して
0.7重量部)を添加して、二本ロール上で均一混合し
てシリコーンゴム組成物を調製した。
【0027】このシリコーンゴム組成物を170℃で1
0分間プレス加硫した後、200℃で4時間オーブン加
硫してシリコーンゴムを形成した。このシリコーンゴム
の硬さ(タイプAデュロメータ硬さ:HA)をJIS K
6250に規定のタイプAデュロメータ硬さ試験機に
より測定し、また、このシリコーンゴムの引張強さ、お
よび切断時伸びをJIS K 6251に規定の方法に
従って測定した。これらの結果を表2に示した。
【0028】[実施例3、4]比較例2で調製したシリ
コーンゴムベース組成物に、2,5−ジメチル−2,5
−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン(上記のシリコー
ンゴムベース組成物中のジメチルポリシロキサン生ゴム
100重量部に対して0.7重量部)、および式: [SiCH3(CH=CH2)O]4 で示される有機ケイ素化合物(ビニル基の含有量=31.
4重量%)(上記シリコーンゴムベース組成物中のジメ
チルポリシロキサン生ゴム100重量部に対して0.2
8重量部、および1.1重量部)を二本ロール上で均一
混合して2種のシリコーンゴム組成物を調製した。これ
らのシリコーンゴム組成物を比較例2と同様にして硬化
させ、得られたシリコーンゴムの硬さ、引張強さ、およ
び切断時伸びを測定し、これらの結果を表2に示した。
【0029】
【表2】
【0030】
【発明の効果】本発明のシリコーンゴムの製造方法は、
シリコーンゴムの硬さを随意に微調整することができる
という特徴を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08J 3/24 CFH C08J 3/24 CFH C08K 3/00 C08K 3/00 5/14 5/14 5/5425 5/5425 Fターム(参考) 4F070 AA60 AC13 AC15 AC23 AC52 AC56 AE08 BA02 FB06 FC02 GA01 GA05 GA06 4J002 CP051 CP122 CP132 DE076 DE146 DE236 DJ016 DJ056 EK037 EK047 EK087 EX018 FB146 FD016 FD147 4J035 BA01 CA062 CA131 CA141

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)平均単位式:R1 aSiO(4-a)/2(式中、R1は非置換も しくは置換の一価炭化水素基であり、aは1.95〜2.05の数である。)で表 されるジオルガノポリシロキサン 100重量部、 および (B)無機質充填剤 5〜500重量部 からなるシリコーンゴムベース組成物に、 (C)有機過酸化物(本組成物を硬化させる量)、 および (D)一分子中に5〜40重量%のアルケニル基もしくはアルキニル基を有し、ケ イ素原子結合の水酸基またはアルコキシ基を有さない、分子量10,000以下 の有機ケイ素化合物{上記シリコーンゴムベース組成物中の(A)成分100重量 部に対して0.01〜10重量部の範囲内の任意量}を混合した後、加熱硬化さ せることを特徴とするシリコーンゴムの製造方法。
  2. 【請求項2】 (A)成分において、R1中のアルケニル
    基の含有量が0〜0.08モル%であることを特徴とす
    る、請求項1記載のシリコーンゴムの製造方法。
  3. 【請求項3】 (A)成分において、R1中のアルケニル
    基の含有量が0〜0.05モル%であることを特徴とす
    る、請求項1記載のシリコーンゴムの製造方法。
  4. 【請求項4】 (C)成分がアルキル系有機過酸化物また
    はエステル系有機過酸化物であることを特徴とする、請
    求項1記載のシリコーンゴムの製造方法。
  5. 【請求項5】 (D)成分がシロキサンであることを特徴
    とする、請求項1記載のシリコーンゴムの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011506743A (ja) * 2007-12-20 2011-03-03 ブルースター・シリコーン・フランス・エスアエス 室温でエラストマーに加硫可能なオルガノポリシロキサン組成物及びオルガノポリシロキサン重縮合のための新規触媒
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JP2011506743A (ja) * 2007-12-20 2011-03-03 ブルースター・シリコーン・フランス・エスアエス 室温でエラストマーに加硫可能なオルガノポリシロキサン組成物及びオルガノポリシロキサン重縮合のための新規触媒
JP2011506741A (ja) * 2007-12-20 2011-03-03 ブルースター・シリコーン・フランス・エスアエス 室温において加硫してエラストマーになることができるオルガノポリシロキサン組成物及び新規のオルガノポリシロキサン重縮合触媒
JP2011506742A (ja) * 2007-12-20 2011-03-03 ブルースター・シリコーン・フランス・エスアエス エラストマーに室温加硫できるオルガノポリシロキサン組成物及び新規オルガノポリシロキサン重縮合触媒

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